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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2017年7月30日日曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2017】重賞予想・第42回ばんえい大賞典(7/30)

  ばんえい今週の重賞は3歳3冠第1弾・ばんえい大賞典。3歳のクラシック路線の始まりです。また新たなスターが生まれるのか。早速予想します。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第42回ばんえい大賞典(BG3)
(2017年7月30日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 3歳オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
センショウニシキ 牡3 670 藤本匠 岩本利 鹿毛 先
  カネサスペシャル 牡3 670 大河和 村上慎 青毛 追
ウンカイタイショウ 牡3 680 赤塚健 久田守 青毛 逃
メジロゴーリキ 牡3 670 長澤幸 岡田定 鹿毛 逃
  マツカゼウンカイ 牡3 670 船山蔵 松井浩 鹿毛 差
コウシュハサマー 牝3 660 西謙一 岡田定 栗毛 差
  ホクショウムゲン 牡3 700 菊池一 服部義 鹿毛 先
ミノルシャープ 牡3 680 阿部武 大友人 鹿毛 差
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
ばんえい大賞典・傾向と対策?:
  ばんえい大賞典は3歳クラシック第1弾で、本来なら2歳時に活躍した実績馬が強みを見せるところだろうが、実際は過去10年2歳(明け3歳)最高峰レースのイレネー記念優勝馬で、ばんえい大賞典に勝った馬は1頭もいない。しかもここ4年連続で不出走。それ以前でも2011年のイレネー記念馬ニュータカラコマがこのレース3着に入ったのが最高。逆にこのばんえい大賞典で優勝する馬は過去3年イレネー記念不出走、それ以前も5着以下に敗れている。すなわちこのレースでニューヒーローが誕生する可能性の大きいレースとなっている。1番人気は(1,1,2,6)で現在8連敗中とかなり怪しい。一方では2番人気は4勝しており、人気薄が割り込んでくることも少ない。配当的にも中穴におさまっている。荒れる理由は、真夏の一戦ということもあり有力馬は体調管理が難しいのかもしれない。その証拠に夏に強いと言われる牝馬の優勝が多く、過去10年で4勝している。
  今回は、2歳時にヤングチャンピオンシップとイレネー記念を連覇してこの世代トップを行くホクショウムゲンが注目されるが、今シーズンに入ってからはハンデ差もあり結果が出ていない。今回もかなりの厳しい条件だがどう戦うか。あるいは新星が誕生するのか。その候補としてミノルシャープと牝馬コウシュハサマーがいずれも5連勝中でここに挑むなど好調馬が揃う。

各馬寸評:
 1 センショウニシキ:2歳時、重賞はイレネー記念とYCいずれも4着、Aクラスの常連ではあったが目立った実績はない。中位からおっつけて走るタイプで荷物は重い方が走れそう。体重が増えないのが心配。
 2 カネサスペシャル:2歳時はYCで人気薄ながら2着に入るなど一発の魅力のある馬。後半の切れ味ならこのメンバーの中でもトップクラス。その分立ち後れることがあり、どこまで前に詰められるか。
 3 ウンカイタイショウ:2歳時は唯一出場した重賞イレネー記念で7着程度だったが、今シーズンに入って馬体も成長し調子を上げてきた。素軽い立ち回りで先行力と障害力もあり、最後はどこまで粘りきれるか。
 4 メジロゴーリキ:2歳時はナナカマド賞3着が最高、その他では自己条件ならそこそこの成績を上げている。脚質的にはとにかく先行逃げ切りを図る。特払いを演出した今年3月の若草特別が印象的。再現なるか。
 5 マツカゼウンカイ:重賞初挑戦。目立った実績はないが、今シーズンに入り勢いで勝利を重ねここに駒を進めてきた。脚質的には中位抜け出しというところだが相手強化といきなりの高重量でどうか。
 6 コウシュハサマー:前哨戦のとかちダービーを含む5連勝でここに進んできた。2歳時もそこそこの成績は上げたが重賞では大敗を喫している。どの枠でも好位から抜け出すのがこの馬の型。いわゆる夏女になるか。
 7 ホクショウムゲン:2歳時はイレネー記念など重賞2冠を獲得し世代ナンバー1の座にいる。当然最有力になるはずだが、大きな賞金ハンデ差があり、また近走障害でのミスが目立つ。スピードは抜群だが。
 8 ミノルシャープ:目下絶好調。2歳時は重賞には出走しているが特に目立たなかった。今シーズンに入り1着7回2着1回、古馬の実績馬を相手に勝負強さを発揮している。自在の脚が持ち味。端枠は未知数。

まとめ:
  2歳時2冠のホクショウムゲンらこれまでの実績馬が今一つ調子が上がっていない中、好調で虎視眈々とタイトルを狙う馬も揃い、かなりの混戦模様。特に連勝中で絶好調のミノルシャープとコウシュハサマーあたりに目が行くところだが、展開によるところも大きくまだ全面的に信頼のおける状況でもない。昨年のマルミゴウカイのように上がり馬の中でも力強さを感じられるような馬はいないものか。
  当欄では迷いに迷ったが、とりあえず本命はミノルシャープとした。近走の勢いから1番人気になる可能性もあり、そうなるとマークされる懸念があるが、それだけ充実しているということだろう。柔軟で自在性のある走りができ、崩れも少ない。好調の阿部武臣騎手のお手馬でもありやはり最有力においていいだろう。ただ外詰めの大外枠に入ったこともあり、この馬一本で狙っていけるかというと不安点もある。
  対抗にはウンカイタイショウを持ってきた。今シーズンに入り成長を感じる一頭。前走ではミノルシャープと僅差の2着。障害力と粘りで上位争いに加わる力は十分にある。ただ荷物が重くなってどうか。そして、抜群の先行力で逃げを打ってきそうなメジロゴーリキの粘り込みがあるとみてこの馬を単穴に置いた。3月の若草特別では人気薄を鮮やかに逃げ切り、2着のウンカイタイショウ、3着センショウニシキと共に三連単特払いの大波乱を巻き起こした。それがフロックでないところを見せるか。あとは牝馬のコウシュハサマーの5連勝の勢いも侮れない。勝った時の勝ちぶりが良い。軽馬場ならなお良いが。あとは力強い走りでぐいぐい押してくるセンショウニシキも気になるところ。一方、2歳時上位を引っ張ったホクショウムゲンには勢いが感じられず、ここでは思い切って無印とする。ただし本来の力からしてこのまま引き下がるわけにもいかないだろう。いずれにせよ大混戦必至で大変興味深いレースになることは間違いない。
はむ!の馬券狙いどころ:
  混戦で馬券的にも非常に難しい。当てに行こうとすると際限なく手を広げてしまいそうだ。その上8頭立て。なんとか軸を決めて絞り込んでいきたいところ。かといってその軸が決められないので、印を打った(印の決め方には問題はあるが、そこは勘を信じて)上位4頭のBOX三連複、馬複を中心に狙ってみたい。穴目はワイドで。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連複 BOX 8,3,4,6 合計4通り 各600円
  三連単 フォーメーション 8→3,4→3,4,6,7 合計6通り 各100円
  馬複 8,3,4,6 合計6通り 各300円
  (はむ!のワイドで勝負!) ワイド 1=8,3,4,7 7=8,3,4 合計7点 100円
  合計5,500円で勝負! (残高89,610円-5,500円=84,110円)

  今回の結果と回顧は、レース終了後2,3日後までに簡単に報告したいと思います。

はむ!のばんえいコラム
最近のばんえいの売上増の要因(3)
  帯広単独開催後も当初はなかなか売上が伸びず、賞金の減額やレース数の削減、スタジオ解説の縮小など相当切り詰めたギリギリの運営が続いていました。それが前々回にも述べたように5年ほど前の2012年ごろから急激に回復に向かいました。その最大の要因はいろいろありますが、やはり第一はネット投票の本格普及です。ネットでの馬券投票は、それまでの昔から行われていた電話投票に代わってインターネット上での取引が普及したことに伴い発展していったものですが、地方競馬では2006年に現在のオッズパークと楽天が本格的に全国のレースの発売を始めたのが最初です。(それまでに競馬場独自の投票システムを取り入れていた例はあります。)したがって、ネット投票が始まってもすぐに売上増に貢献したわけではありません。それは地方競馬全てに言えることで、この間にも売上が伸びず荒尾、福山などいくつか廃止になった競馬場がありました。それがなぜ急に5年前から回復に向かったのか、それははっきりしたきっかけがあったわけではありませんが、挙げてみると、(アベノミクスによる?)景気の回復、JRAの競馬ブームの復活(オルフェーブルやゴールドシップなどのスターが出たこと)なども考えられますが、ネット投票システムの改善やポイント付与などサービス向上、インターネット中継の品質向上と普及などが考えられます。とにかく言えることは、この時が来るまでの関係者の地道な努力が実ったといえます。ばんえい競馬に関して言えば、それまでほとんど知られることなく馬券を買うこともなかったものが、全国の人がそれを見たり参加することが可能になったということです。<続く>

2017年7月20日木曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2017】回顧・第25回北斗賞(7/16)

ばんえい重賞レース回顧
第25回北斗賞(BG3)-2017年7月16日-10R 200m直 小雨 2.1%
  1着○(5)ニュータカラコマ(藤野俊)1分37秒9
  2着◎(3)コウシュハウンカイ
  3着 (4)フジダイビクトリー
単勝 5 380円 馬単5-7 1,340円 三連単 5-7-4 6,970円
 ※その他の配当、結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい古馬重賞の第25回北斗賞は3番人気の9歳馬ニュータカラコマが障害を先頭で抜け出しそのまま押し切って優勝。このレースは連覇で通算3度目の優勝、重賞は7勝目となった。藤野俊一騎手は昨年の黒ユリ賞以来48度目の重賞制覇。
  前日まで猛暑が続いていた帯広だが、この日は一転時折強い雨が降り時計の出る軽馬場となっていた。レースは前半から速いペース。その中でもニュータカラコマがハナを奪う勢い、サクラリュウあたりが追う。第2障害手前ではコウシュハウンカイや、やや後ろから行ったフジダイビクトリーも追いつき前半は45秒程度。第2障害を先に仕掛けたのはニュータカラコマでほぼひと腰で障害越え一歩前に行く。程なくフジダイビクトリー、コウシュハウンカイがほぼ同時に障害に挑戦。これらもひと腰で越えた。その後サクラリュウとセンゴクエースが続いた。1番人気のオレノココロはその後に続こうとするが障害中間で立ち止まった。先頭を行くニュータカラコマは軽馬場を生かしそのままの勢いを保ち、その後をコウシュハウンカイとフジダイビクトリーがじわじわ迫るが差はあまり縮まらない。そしてニュータカラコマがトップでゴールを駆け抜け優勝。その後コウシュハウンカイが2番手に上がり、またしても2着。フジダイビクトリーが最後センゴクエースの猛追にあい、ゴール線上で写真判定にもつれ込んだがかろうじて逃げ込んで3着。オレノココロは最後追い込んだが障害で出遅れがたたり5着だった。

  ニュータカラコマ(1着):時計の速い軽馬場でかつ800kg前後の荷物、この馬にとって最も走れる条件。今回もそれを生かし終始先行し、得意とするこのレースを快勝した。今回のように前半から主導権を握っていければ、持ち前の障害の上手さや一瞬の切れ味で抜け出し、終盤で多少緩んだとしても逃げ切れるだろう。次はもちろん大一番ばんえいグランプリ。過去2着と3着が一度ずつ。このまましっかり好調を維持して自分のペースで走れればチャンスは十分。
  コウシュハウンカイ(2着):この馬としては、体調も維持しており、レース運びも障害にしてもほぼ完璧。しかし、ライバルのオレノココロには先着したもののニュータカラコマに上手く先行され追いつき切れず、またしても2着。安定性と勝ちきれるなでの勝負強さは裏腹のようだ。グランプリで雪辱を果たす。
  フジダイビクトリー(3着):春頃は調子が上がらず走りが重かったが、すっかり立て直したイメージだ。軽馬場は意外にもこの馬が得意とするところ。先行力と抜群の障害力で上位に食い込める。出足の悪さと障害での勢いのなさが課題ではあるが、大レースでは今後もまだまだ外せない一頭であることには違いない。
  センゴクエース(4着):やはり軽馬場ならこのメンバーでも互角に戦えるところを見せた。今回は障害も上手く越えられた。前半慎重に行った分だけ先行の馬には出遅れた形にはなったが、本来、前に出て勝負する馬で、今後さらに力をつけていけば古馬重賞の勝利も近いだろう。どんどん挑戦してほしい。
  オレノココロ(5着):じっくり力強く走るこの馬にとって、今回のような速いペースは苦手とするところ。無理について行って障害で止まってしまった。それでも追い込む力は十分持っているのだ前の馬が止まらなかった。今回人気に応えられなかったが、調子が悪いわけではないので当然巻き返してくるだろう。
  その他では格上挑戦のサクラリュウ(6着)が今回も果敢に攻め見せ場を作ったがやはりペースが速すぎて最後は伸びなかった。牝馬勢はやはりこのレースは分が悪く、キサラキク(8着)らも障害に手間取りこの馬らしい走りは見られなかった。このあたりの馬はグランプリで巻き返しを図る。

はむ!の予想結果
  これは悔しい。コウシュハは1着か2着ということと、オレノココロが遅れてくれたまではよかった。写真判定でもしセンゴクが3着に粘ってくれていたらかなりホクホクだったと思われるがハナ差負け、それでもフジダイは3着付けで押さえていたと思ったら、入れてなかったことに気がついた。サクラリュウと間違えたようだ。もうなんか悪く言えば自分の買った馬券を無理矢理外されている感じだが、やはり自分が悪いま、昨年のオークスの時のように逆に間違えて儲かったこともあるので、そういうもんだというところだが・・・。いずれにしても、こういう馬券が取れないのは余程の馬券ベタ。馬複とかも買ってないし。本当に買い方考えなければ。
  今回収支 -5,300 (配当)0 (投入)5,300
  今年度累計 -10,390 (今年度残高89,610)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。(新しい年度に更新しています。)
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2017データ・馬券成績表)

  さて、次の重賞はさらに2週間後の7月30日(日)、3歳重賞のばんえい大賞典(BG3)です。いつもどおり前日までには予想を書きたいと思います。

2017年7月15日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2017】重賞予想・第25回北斗賞(7/16)

  今週の重賞は古馬オープンの重賞・北斗賞です。早速予想いきます。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第25回北斗賞(BG3)
(2017年7月16日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 3歳以上オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
  アスリート 牝5 770 長澤幸 服部義 鹿毛 先
キサラキク 牝6 770 阿部武 金田勇 芦毛 差
センゴクエース 牡5 790 大河和 槻舘重 鹿毛 先
  フジダイビクトリー 牡9 790 松田道 中島敏 栗毛 逃
ニュータカラコマ 牡9 790 藤野俊 尾瀬富 鹿毛 差
  サクラリュウ 牡7 790 菊池一 金山明 鹿毛 逃
コウシュハウンカイ 牡7 800 藤本匠 松井浩 栗毛 先
オレノココロ 牡7 800 鈴木恵 槻舘重 青毛 差
  セイコークイン 牝7 770 西将太 岡田定 鹿毛 追
  10 カイシンゲキ 牡6 790 村上章 槻舘重 鹿毛 先
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
北斗賞・傾向と対策?:
  このレースは、「北斗賞」としては25回目の開催となるが、それ以前には「地方競馬全国協会会長賞」という重賞競走があって、そのレースを引き継いだものとなっており、伝統ある重賞である。
  1か月前の旭川記念とは出走条件が全く同じ、基礎重量が20kg増加するだけで、ほぼ同一メンバーが登場してくるという、双子関係にあるレース。しかしながら、旭川記念と北斗賞を連覇した馬は2008年のナリタボブサップ以来8年間出ていなくて、その間、旭川記念2着の馬が4度と4着の馬が4度北斗賞を優勝という不思議な現象となっている。ただ旭川記念優勝馬は大敗しているわけではなく、結局上位馬の順位が入れ替わっているだけというデータになっている。過去10年1番人気は(6,1,1,2)であるがここ5年は1度勝ったのみ。時期的に北斗賞の方が夏のBG1のばんえいグランプリの前哨戦的意味合いが大きくなり、調整過程の微妙な違いがあるか。以上のデータから、旭川記念の2~4着馬あたりを狙ってみるのがおもしろいか。なお、牝馬の優勝は過去20年で岩見沢開催時代のサダエリコ1頭と夏でも牡馬が圧倒的有利となっているのもポイントか。
  今回も旭川記念とほぼ同様のメンバー、過去北斗賞を2回優勝しているのが旭川記念3着のニュータカラコマ。旭川記念優勝のオレノココロ、2着のコウシュハウンカイあたりとの順位争いとなるのか。

各馬寸評:
 1 アスリート:5歳牝馬でまだ力不足感は否めないが、積極的な重賞チャレンジで経験を積み上げている。前半しっかり前について自分の走りができれば善戦は可能。
 2 キサラキク:牡馬勢とも勝負になるくらい力をつけている。旭川記念でも決して力負けではない4着。北斗賞は牝馬にはデータ的に厳しいが、うまく展開が運べば見せ場ありそう。
 3 センゴクエース:オッズパーク杯、旭川記念と障害での膝折で力を発揮出来ず、古馬の壁にぶつかっている印象。今回は中枠に入って再三の挑戦。障害を越えればおもしろい。
 4 フジダイビクトリー:一昨年このレース勝ち馬、その年はグランプリでも勝っているように実力気力ともに最も充実していた。最近はスロースタート気味だが力の衰えは感じない。
 5 ニュータカラコマ:先行力があり障害も確実に越えてくるので、成績的に崩れることがまずない。ただ重賞では最後でどうしても緩みが出る。ここは得意なレースで連覇を狙う。
 6 サクラリュウ:繰り上がりで出走権を得た。今年正月の帯広記念では先頭で障害を越え一瞬あっと言わせた。それほど障害力と先行力には定評。勢いもありダークホースとなるか。
 7 コウシュハウンカイ:崩れのない安定感と裏腹に一歩足りない甘さ。表裏一体なのはこの馬の個性。旭川記念ではまたライバルに競り負け。リベンジにはさらに積極的に攻めたい。
 8 オレノココロ:今年は好調を維持。旭川記念では最後の直線で加速する走りで強みを見せた。目標はグランプリの方だが、充実度合でこのレースも勝ってしまいそうな勢いを感じる。
 9 セイコークイン:スピードと切れ味のある牝馬だが、オープンに入るとさすがに力不足感はある。軽馬場にでもなれば一発の魅力は持っている馬。障害もなかなか上手い。
 10 カイシンゲキ:昨年から古馬重賞戦線に参戦し、そこそこの成績は残しており決して力のない馬ではない。自在の脚が持ち味。しかし近走は大差の敗戦が続いているのが心配。

まとめ:
  各馬、夏の大一番1か月先のグランプリをにらみつつ、このレースに対してはどのように臨んでくるかがカギ。過去の傾向から、旭川記念の上位馬はやはり強く押さておく必要はあるが、順位的に入れ替わる可能性が大きく、どれを軸にするかが勝負どころ。
  当欄ではやはり成績の安定性を取ってコウシュハウンカイを軸に置きたい。旭川記念は2着でデータ的には勝つチャンスは十分ある。力自体はトップクラス、今回は負担重量的にも適当。最後に切れのある他馬に出し抜かれることはあるものの、この馬自身が崩れることは考えにくい。思い切ったレースを期待したい。
  対抗にはこのレース2回優勝と得意とするニュータカラコマを置く。先行力と障害力があり、地味ではあるが確実に馬券圏内に入ってくる。ただ年下の馬に勢いのある馬が多く、9歳となってどこまで戦えるか。
  そして、単穴としてセンゴクエースをもう一度狙いたい。近走は古馬の壁にぶつかっている格好だが、明らかに障害のミスによるところが大きい。それが癖になることは懸念されるが、一旦越えてくれば古馬上位にも引けをとらないはずだ。そして、重賞勝ちを重ねるオレノココロも当然外すわけにはいかない。旭川記念の差し脚は圧巻だった。当欄ではこの馬の強さを認めつつも膝の甘さがあることやハンデ的な面でいつも印を下げるのだが、その期待は裏切られる。本番を控えた調整段階には来ているが、今回も実力どおりに走るのかどうか。入着扱いにはした。あとはやはりキサラキクに牝馬の意地を見せてもらいたい。データ的には不利であるが、暑い今年の夏、牡馬勢がバテてくれば食い込みはあり得る。繰り上がり出走ながら先行力があり大一番でも自分の走りができるサクラリュウ、実力馬フジダイビクトリーあたりも調子は上がってはきているが勝ちきるまではどうか。

はむ!の馬券狙いどころ:
  例年のことだが特に去年がそうだったように、そこそこ当たってはいても手を広げ過ぎて取りガミになってしまい、それが続いてマイナスがボディーブローのように効いてきたところに、後半は今度は馬券がかすりもしなくなり、年度トータルで大負けという悪いパターンが続いている。今年のように持ち金をあらかじめ決めておくルールにすると、さらにせこい勝負になりそう。いかに勝負できるか。今回はもっと狙いを定めてズバッといきたい。今回はコウシュハが馬券圏内に来るということに絞って、三連複を厚めに狙ってみる。それでも取りガミの組み合わせはありそうだが。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連複 1頭軸マルチ 7=5,3,8 合計3通り 各600円
  三連単 フォーメーション 7=5,3,8→5,3,8,2,6 合計24通り 各100円
  応援馬券(単+複)2 各200円
  (はむ!のワイドで勝負!) ワイド 2=7,5,3,6 6=7,5,3 合計7点 各100円
  合計5,300円で勝負! (残高94,910円-5,300円=89,610円)

  今回の結果と回顧は、レース終了後2,3日後までに簡単に報告したいと思います。

はむ!のばんえいコラム
最近のばんえいの売上増の要因(2)
  前回の話の続きです。そもそも、ばんえい競馬は10年前、存続の危機に追い込まれていました。危機どころかもう廃止がほとんど決まりかけていました。その頃は長引く不況と嗜好の変化などで、地方競馬はばんえいに限らずどこも売上減で大赤字、運営する自治体のお荷物になっていました。そしてその時期の前後に多くの地方競馬場が廃止になってしまいました。ばんえいの場合は旭川、岩見沢、北見の3競馬場が廃止、そして帯広のみが関係者の努力によりなんとか継続しました。(赤字を自治体が引き受けないことを条件に、民間に運営を委託・・・このあたりの話もまたの機会に)。しかしその後も赤字は続き、いつの年でも存廃について話題にならなかった年はないほどです。実際、優勝賞金も最低限になるなどギリギリのところで運営していました。しかし5年前ごろから、それまで落ちる一方だった馬券売上が急に回復を始めたのです。(ほとんどの地方競馬で同様の現象が起きています。)この話は今後さらに続けます。

2017年7月7日金曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2017】回顧・第11回柏林賞(7/2)

ばんえい重賞レース回顧
第11回柏林賞(BG3)-2017年7月2日-10R 200m直 晴 1.3%
  1着◎(6)マルミゴウカイ(藤本匠)1分58秒1
  2着▲(2)ホクショウディープ
  3着○(7)プレザントウェー
単勝 6 150円 馬単6-2 260円 三連単 6-2-7 850円
 ※その他の配当、結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい4歳重賞三冠第一弾・柏林賞は、1番人気のマルミゴウカイがトップハンデながら力強く直線の接戦を制して勝利、重賞は3勝目、藤本匠騎手はこのレースは初制覇となった。
  現地はここ数日晴れて気温が上がり馬場水分は0.6%と乾燥。レース前の散水、昼間にはにわか雨があったものの砂ぼこりを押さえる程度で全体として力の必要な馬場であった。
  フウジンライデンが除外となり8頭の争い。レース前半から比較的ゆったりした展開、序盤は各馬牽制しあいながら進み、ホクショウディープ、タフガイ、アラワシキングあたりがやや前を伺い、プレザントウェーそしてマルミゴウカイも差なく続きほぼこの態勢で障害手前まで進む。ここまでほぼ1分程度。障害では各馬溜めたあと最も先に仕掛けたのがアラワシキング。坂の天板まで来たもののやや膝を折りかけて立ち止まる。その間に程なくホクショウディープとマルミゴウカイがほぼ同時に障害に挑戦し、双方ともひと腰でクリア。その後はこの有力2頭の完全なマッチレース。障害を降りた時は一瞬の切れ味でホクショウディープがやや前に出るが、その後は接戦。そして残り20mほどで今度はマルミゴウカイが前に出る。ホクショウディープも追いすがるが脚がいっぱいになり残り10m付近で立ち止まる。その間にマルミゴウカイが緩むことなくゴールまで先頭で駆け抜けた。ホクショウディープは更に詰まるが後続とは差が開いており2着を確保。3着争いは3番手で障害を越えたアラワシキングにタフガイが迫るが両者それぞれ苦しくなり、その間に障害に手間取っていたプレザントウェーが後方から迫り、最後は差し切って3着に入った。その後はアラワシキングがタフガイを苦しみながら振り切り4着。

次走へのひとことメモ
  マルミゴウカイ(1着):ペースが落ち着き無理なく好位置につけることができた。障害はひと腰、そして障害を越えれば緩むことなく突っ走り、力は上位であるところを見せた。あとはペースが速くなったときの対応力を見たい。次の目標は当然秋の銀河賞ということになるが、それまではハンデもにらみつつ、はまなす賞への出走を含めローテーションを検討していくことになるだろう。
  ホクショウディープ(2着):またもやライバルのマルミゴウカイに苦杯をなめさせられた形。今回は障害もうまく対応し一瞬前に出るシーンもあったが、最後の粘りで力尽きた。それでも立派な2着なのだが、やはり悔しいところ。古馬との対戦に意欲的に挑戦するなどレース勘を磨き、リベンジを目指す。
  プレザントウェー(3着):健闘の3着とはいえるが、あえて言うなら障害手前で躊躇したそぶりを見せるなど、やや中途半端な感があった。更に積極的に行っていても面白かったのではと思うが。ただ同世代戦なら重賞でも十分戦えるところは見せた。
  アラワシキング(4着):これまで後方待機で追い込んでいくタイプだったが、今回は序盤から積極的なレースを展開。見せ場は十分作った。元々力のある馬。今後台風の目になっていく可能性を秘めている。
  タフガイ(5着):重賞初挑戦の上がり馬で、さすがにまだ上位とは力の差を感じる内容だったが、この馬の持ち味は十分発揮できていた。今後さらに実践を重ねていけば力が付いていくだろう。
  その他では唯一の牝馬ホクトノホシ(6着)は久々がこたえた。ツルイテンリュウ(7着)は重賞実績から期待されたが馬体重を大きく減らして体調自体が良くなかったのかもしれない。

はむ!の予想結果
  予想はまずまずだったものの、それにしても安い。フウジンライデンが除外となり余計に配当が下がった感じ。3着にアラワシキングが粘ってくれたらワイドが引っかかってもう少し配当が上がったんだけど、こればっかりはね。このレースは荒れるかもしれないというのがあったのでやはり手を広げ過ぎた感じ。除外返還分を除いてもまたもや取りガミ。たとえ当たってもこういう状況だと本当に後半困ってくるだろう。なんとか強気に勝負したいものだ。
  今回収支 -1,530 (配当)3,070 (返還)1,200 (投入)5,800
  今年度累計 -5,090 (今年度残高 94,910)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。(新しい年度に更新しています。)
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2017データ・馬券成績表)

  さて、次の重賞は2週間後、7月16日(日)北斗賞(BG3)です。いつもどおり前日までには予想を書きたいと思います。

2017年7月2日日曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2017】第11回柏林賞お知らせ

  第11回柏林賞(7月3日第10R)は8枠9番フウジンライデンが競走除外となりました。
  なお、当欄の予想は変更が間に合わないのでそのまま生きている馬券のみで勝負することとします。(枠複は馬複に変更)

2017年7月1日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2017】重賞予想・第11回柏林賞(7/2)

  ばんえい今週の重賞は4歳3冠路線の第1弾・柏林賞。これまでも重賞で勝ってきた実績馬か、それとも新興勢力の台頭か。早速予想してみます。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第11回柏林賞(BG3)
(2017年7月2日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 4歳オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
  ツルイテンリュウ 牡4 700 大河和 山田勇 鹿毛 先
ホクショウディープ 牡4 710 鈴木恵 松井浩 青毛 先
タフガイ 牡4 690 長澤幸 服部義 鹿毛 差
  ホクトノホシ 牝4 670 村上章 村上慎 鹿毛 先
  アラワシキング 牡4 690 船山蔵 西邑春 鹿毛 追
マルミゴウカイ 牡4 720 藤本匠 槻舘重 鹿毛 差
プレザントウェー 牡4 690 渡来心 久田守 鹿毛 逃
  アアモンドヒューマ せん4 690 西将太 中島敏 鹿毛 追
フウジンライデン 牡4 700 島津新 岩本利 栗毛 差
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
  柏林賞はかなり荒れる傾向の強いレースで、一昨年から6年間1番人気が敗れ万馬券続出。昨年こそ圧倒的に強いセンゴクエースが1番人気で勝利したが、この時は3着に10番人気のイノリノチカラが入り3連単で万馬券。1番人気は過去10年で(3,1,0,6)と着外6回というのが目立つ。優勝も3度あるがセンゴクエースのように一本かぶりであったり、かなり特殊な条件下のもの。疑ってみる余地はあるだろう。トップハンデの馬も同様に苦戦している。一方、2番人気が(1,5,2,2)とまずまず。下位人気でも2008年は10番人気のホッカイヒカルが勝利するなど時々一発ある。時期的に馬場状態、負担重量いずれも微妙であるというところが荒れる原因か。騎手では藤本匠、藤野俊一の両ベテラン騎手がこのレースの優勝がないというのも不思議。
  今回は、ダービー馬で近走も好調のマルミゴウカイ、ライバルで常に上位で戦っているホクショウディープが2強の存在。2強対決となるか、これに割って入る馬はいるか、その馬はどれなのか、あるいは新興勢力の台頭があるのかが注目。
各馬寸評:
 1 ツルイテンリュウ:ばんえい菊花賞馬。自分のペースに持ち込めば粘りと強みを遺憾なく発揮して強みを見せるが、一旦歯車が狂うと全く走らない。前走時大きく馬体重を減らしており体調の変動も心配材料。
 2 ホクショウディープ:マルミゴウカイの最大のライバル。タイトルは2歳時のYCのみでここらでもう一発ほしい。スピードと力は十分。障害のカカリや最後の詰めなど、この馬自身の課題をどこまで克服するか。
 3 タフガイ:重賞初出走。2,3歳時は非力なこともあり下位クラスで低迷していたが、最近はめきめき力を付けてきた上がり馬。今シーズンも世代別の特別戦すずらん賞で最内から抜け出し勝利。自在に動けそう。
 4 ホクトノホシ:昨年のオークスの9番人気での勝利は鮮烈だった。その後クラスが上がりすぎたこともあり大敗続きのあと長期休養。久々でどこまで体が戻っているか。ぶっつけは厳しいが決して力のない馬ではない。
 5 アラワシキング:デビュー以来ほぼ休むことなく走り続けている。前半から後方待機でじわじわ前に追いついていく典型的な差し馬タイプ。障害自体は決して悪くないが、ある程度前が止まってくれる展開が必要。
 6 マルミゴウカイ:昨年のダービー馬。3歳になってから台頭し世代トップへ、さらにレースごとに力を付けている印象。レースをじっくり選びながら調整。障害力があり最後までしっかり走れるのが強み。
 7 プレザントウェー:重賞はダービー5着など。先行力・障害力共に持ち合わせており、自分のペースで行ければなかなかしぶとい。ただ大レースでは善戦止まりの印象。思い切ったレース展開が望まれる。
 8 アアモンドヒューマ:極端な後方待機から最後の末脚で勝負するのがこの馬の特色。ただ好不調の波が大きく連勝と連敗を繰り返す。今シーズンは転厩して心機一転。結果は出ていないが大化けの予感はある。
 9 フウジンライデン:イレネー記念勝ちなど2歳時は勝負強さを見せていたが、その後長期休養に入り3歳はほぼ棒に振った。徐々にではあるが回復してきて勝負可能な状況にはなってきた。接戦になれば台頭も。

まとめ:
  基本的には2強の様相だが、このレースは荒れる傾向ということを頭に入れておきたい。しかしやみくもに伏兵を狙っていくのではなく、軸を決めた上で好調馬をしっかり見極めていきたい。そういう意味で2強のうちやはり安定して力を出せるマルミゴウカイを本命としたい。トップハンデながら障害が上手く、どんな展開でも対応できそうで崩れは少ないだろう。4000勝目前の藤本騎手の手綱捌きにも注目だ。そうすると馬券的な妙味を狙う時、2強のもう一方ホクショウディープをどう見るかがポイント。スピードは抜群で古馬一線級とも対等以上に戦えており、マルミゴウカイを負かせることのできる馬ならやはりこの馬だろう。ハンデ差は10kg、まさにガチンコ勝負。しかしあえて不安要素を探したとき、障害で若干カカリの悪いところを見せることがあるホクショウディープの方がややリスクがある。そこでこの馬を単穴評価に落とし、変わって対抗に重賞出走経験が豊富で自分でペースを作れそうなプレザントウェーを持ってきた。ハナに立って障害を一抜け出来ればチャンスも。若手の渡来騎手もここらで初重賞を狙いたい。そしてホクショウディープは単穴。あとは波乱を呼ぶ可能性のある馬をピックアップ。重賞勝ち馬フウジンライデンがそろそろ調子を戻してきていないか。切れ味のある馬だけに一発も。あとは昇り馬タフガイあたりがどこまでやれるか。実績馬ツルイテンリュウも一発があり怖い存在だが、近走の成績からみると狙いづらい。
はむ!の馬券狙いどころ:
  2強の様相で本来なら堅いところだが、このレースが「荒れる傾向」であるところを意識するかどうか。やはりスケベ根性が出てしまい高配当の含みも狙いたいところ。しかし勇気はないので大きくは出られない。マルミゴウカイは過去のこのレースの傾向からすると不安もあるが、やはり信頼したい。今回は少し三連単を薄めにして、枠複と当欄では珍しい馬単を絡めていきたい。それにしても、本当に最後まで資金が続くのだろうか。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単
   フォーメーション 6→7,2→7,2,9,3,8,5,1 合計12通り 各100円
      〃     6→7,2→7,2,9,3 合計6通り 各100円
      〃     2→6=7,9,3,8 合計8通り 各100円
  枠複 6=7,2,8 各500円
  馬単 6→2,8,9,3,5 各200円
  (はむ!のワイドで勝負!) ワイド 9=7,6,2,5 5=7,6,2 合計7点 100円
  合計5,800円で勝負! (残高96,440円-5,800円=90,640円)

  今回の結果と回顧は、レース終了後2,3日後までに簡単に報告したいと思います。

はむ!のばんえいコラム
最近のばんえいの売上増の要因
  この欄であまり個人的な話題ばかりしていても何なのでたまにはばんえいそのものの話を。ばんえい競馬の売上は帯広単独開催後も減り続け、2012年ごろには1日の売上が5000万円を割る日があったりして厳しい状況が続いていました。しかし、ここ5年に売上がV字回復、年間で1割ずつ増加。昨年は1日売上が1億を超える日が半数を占めるほどになりました。そして今年度は3か月ほど過ぎたばかりですが、急激な売上増加で昨年比3割増のペース。ほとんどの日で1億円越えとなっています。この売上増の要因はもちろんばんえいの知名度アップということもありますが、最も貢献しているのがネット投票の普及です。始めのころはオッズパーク、最近では楽天競馬が特にキャンペーンに力を入れて売上を伸ばしてきました。そして今年度SPAT4という南関東競馬中心のネット投票によりほぼ毎日ばんえい馬券が買えるようになり、これが売上を押し上げているのです。
  これらの要素について次回以降もう少し掘り下げてみたいと思います。