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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2014年10月25日土曜日

【はむ!のばんえい競馬重賞予想2014】第35回北見記念(10/26)

はむ!のばんえい多々雑感
  この時期はの競馬界は、JRAでは秋のGIシリーズが、地方でも11月の地方競馬の祭典JBCに向けた戦線が始まり、季節も良くなって最も盛り上がる季節です。そういう話題でもいろいろ話せそうですが、今回は別の話での思い出話と愚痴を少し。
  はむ!は、以前にも述べたと思いますが、競馬はばんえいを初めとして地方競馬を中心に見ているため、競馬中継もほとんどはスカパーで見ています。ネット中継でも放送されていますが、パソコンで見ても何となく盛り上がらないので、なるべくならリビング(というほどの場所はありませんが)のテレビで競馬を見ています。
  JRAのレースも、スカパーを見る流れで専門のグリーンチャンネルで見ることが多いのですが(グリチャは地方競馬の話題もあるし、馬関係のドキュメンタリーなどの番組も多いので)、ただJRAのG1レースなどは地上波で見ることにしています。なぜなら、地上波の方が競馬をあまりやらない一般の人も多く見るため、世間での盛り上がりのバロメーターを測りやすいと思うからです。
  競馬中継といえば、その長い歴史のもと、いろいろ名場面名実況はありますが、今でも一番思い出されるのはやはり、伝説の1990年有馬記念でのオグリキャップのラストランの時。その異様な盛り上がりがブラウン管を通じてもたらされました。絶叫に近いアナウンス。その時の解説者(競馬の神様と言われた今は亡き大川慶次郎)が横で「ライアン、ライアン」と声を上げて、話題のオグリの走りそっちのけでメジロライアンを応援する場面もありました。オグリキャップが勝つと「オグリ一着、オグリ一着、スーパーホースです。」という実況。そして競馬場からの大歓声とオグリコール。アナウンサーと解説者あるいはスタジオの掛け合いなどを通じて我々視聴者にも熱気と感動が十分伝わりました。このように競馬(に限らず、スポーツ全般)の印象は実況アナウンスによって左右されるといっても過言ではありません。
  そして、そんな感覚のもと、盛り上がりを期待しながら今年の凱旋門賞も某民放の地上波の方で見たわけですが、これが申し訳ないけど相当残念な実況でした。スタートから日本馬以外の馬の位置関係には触れられず、道中の展開も解説の岡部元騎手に助けられっぱなし。最後の直線も日本馬3頭が大敗する結果を想定していなかったのか、「三頭の思いが・・、あーあー」とか言うだけで、もうどの馬が前にいるのかもわからず、そして何が勝ったのかもわからない。10秒ぐらいしてから「勝ったのはトレヴ。」と言った時は、なんか付け足しのようでした。そして2着も3着もわからないままスタジオにカメラが切り替わってしまいました。日本馬以外の成績は知らなくていいのか?本当にこれで実況なの?という感じでした。厳しく言えば何しにフランスまで行ってるのかという感情すらわいてきてしまいました。
  この民放チャンネルのキー局は今年の春のオークスの実況の際もハープスターばっかり注目していて、勝ったヌーヴォデコルトにはゴール過ぎるまで触れられないというアナウンス。素人にも親しみやすいようにレース結果より雰囲気を伝えているのだと言われればそれまでなんだけど、ドキュメンタリー番組とかじゃないんだから、やはり実況というものは公平な観点から状況を正確に伝えるべきもの。したがって全馬を紹介する姿勢が原則だと思います。そうした上で感情を込めるのはいっこうにかまわない。原点に返ってもう少し考えてほしいものです。
  後でグリーンチャンネルの方をビデオで見ると、実況は日本馬に注目しつつ他の馬の位置関係もしっかりつかんでいた。そうすることによって凱旋門賞そのものの盛り上がりが伝わるし、日本馬勢の後ろ過ぎた位置取りも見て取れて、敗因もわかりやすかった。そのあたりはさすがだなと思いました。
  以上、いち視聴者としての意見でした。ただこれは競馬ファンとしての意見なので、競馬に親しみのない人の意見も聞きたいものです。
  (この話、この後アナウンサーについての話題として、地方競馬を経由してばんえいの話に持って行くつもりだったけどこの時点で文章が非常に長くなってしまったので、次の機会に回します。w)

はむ!のばんえい予想前回の結果
  さて、前回のばんえい重賞・ナナカマド賞(10/12)の結果を振り返ります。
  とにかく無敗のセンゴクエースがどんな走りをするのか、久々だけど状態はどうなんだ?といろいろ気を揉みましたが、ふたを開けてみれば他馬を引き離して着差以上の圧勝でした。
  各馬スタートからスピードに乗ってほぼ横一線のまま第二障害まで達する展開。その中でもセンゴクエースが常に先頭を奪い、先に障害にチャレンジ。一瞬膝を折り、その横を牝馬のワタシハサクランボが先に抜けたのでひやっとしましたが、降りてからはしっかり。他馬がラストに向けスピードが緩む中、センゴクエースはスピードが落ちずに差を開いていって、終わってみれば勝ち時計は1分29秒台と近年のこのレースでも最も速いタイムでした。2着は近走調子を落としていたテンカトウイツが先行力を生かして粘り込み、3着は前に行った牝馬のワタシハサクランボが最後は詰まりながらも粘りきりました。有力視されていたコウシュハシンザン、コウシュハスパークらは重量慣れしていなかったせいか障害の手前から遅れをとってしまい、障害にも手間取ったため、力を発揮できませんでした。
  今後2歳戦線は、暮れのヤングチャンピオンシップに向け、産まれた地区ごとの産駒特別に挑んでいくというスケジュールとなりますが、センゴクエースが今後重量追加のハンデが課せられた上で、どこまで勝ち続けるのかが注目されます。
  はむ!の馬券の方ですが、2着に突っ込んだテンカトウイツを外したため、やっぱり外れ。今回はヒモ穴の典型的な例で、絶対的に強い馬がいる場合は、相手は思いきって人気薄を狙っていくのも必要ですね。(言うだけなら簡単)

   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2014データ・馬券成績表)

  さて、ばんえいの重賞は今週から3週連続。本欄もどこまでやれるかわからないけど頑張ります。まず26日は古馬オープンの重量戦、北見記念です。それでは早速予想いきます。

はむ!のばんえい重賞予想
2014年10月26日-10R 第35回 北見記念(BG2)(20:10発走)
【出馬表及びはむ!の予想印】
第35回 北見記念(BG2)
(2014年10月26日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 3歳以上オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
(展開目安)
  ホリセンショウ 牡9 850 藤本匠 岩本利 栗毛 逃
ニシキエーカン 牡5 850 工藤篤 村上慎 栗毛 差
  フジダイビクトリー 牡6 880 西謙一 皆川公 鹿毛 先
フクドリ せん8 850 安部憲 皆川公 鹿毛 先
  ホッカイヒカル 牡10 850 阿部武 坂本東 鹿毛 差
ホクショウユウキ 牡5 860 松田道 岡田定 鹿毛 先
インフィニティー 牡8 850 浅田達 金田勇 鹿毛 逃
  オイドン 牡6 860 鈴木恵 鈴木邦 栗毛 追
ニュータカラコマ 牡6 870 藤野俊 村上慎 鹿毛 追
  10 キタノタイショウ 牡8 870 大河和 服部義 栗毛 差
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
 三連単(2頭軸マルチ) 2=7=9,4,6 合計18通り
 三連単(フォーメーション) 2=7→9,4,6,8,10,1 合計12通り
 三連単(フォーメーション) 2,7→9,4,6→9,4,6 合計12通り
 馬複 2=7 1点
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
  四大大会第3弾の北見記念。過去3年はギンガリュウセイが3連覇するなど、帯広単独開催になってからも「北見巧者」は存在する。重めの荷物とハンデ差、秋が深まり微妙な馬場状態、こういった要素が巧者を生むのであろう。今回は残念ながらギンガリュウセイは休養中のため出場せず、メンバーも前回岩見沢記念と同じという中で、新たな巧者が出るのか注目される。
  その中で、当欄で注目しているニシキエーカンに今度こそのチャンスが巡ってきたと見る。切れ味があり障害もそれほど苦手ではないものの、後半の詰めがやや甘くなかなか勝ちきれないレースが多かった。しかし成績そのものは安定しており敗れても10秒以上離されたレースはほとんどない。850kgが未知の重量であることは不安材料ではあるが、前走の岩見沢記念は3着ながら高重量でも十分走れるところを見せているし、他の馬よりかはハンデに恵まれており、自分のペースで走れそう。今回は1開催休養して万全の体制でここに臨んできたともいえる。両隣に先行馬が揃ったので、これらを見ながら上手く前について行ければ。同世代のホクショウユウキにも負けられないところ。
  インフィニティーも徐々に調子を上げてきて、怖い存在だ。この馬の先行力と粘りは実証済みで、今回は外枠に追い込み馬が集まっていることもありスンナリ前の方に行けそうだ。重量が増えるのは歓迎だし、それでいてハンデにも恵まれている。上位争いできそうだ。
  上の2頭がやや抜けていると見るが、そこは実力馬たちもだまってはいない。ニュータカラコマは、どうしても障害の苦手さがあるので、全面信頼は難しいが、逆にこういう馬は一発の魅力がある。近走の成績だけでは推し量れない。今回は両隣に同タイプが揃ったので、そこからのよーいドンということになると、この馬の鋭い切れ味が生きる場面があるだろう。単穴で。
  穴として、フクドリの展開のうまさに注目してみたい。長く調子を落としていたが、ここに来て復調しつつあり、岩見沢記念で粘りの走りをみせるなど、重量戦に強いところを見せている。北見記念は2年前に3着に入っており、レース条件はこの馬向きだ。障害のうまさはメンバー随一であり、先行馬に遅れを取らずに第二障害に来れば一発あるかもしれない。
  岩見沢記念を快勝したホクショウユウキは勝った分の重量加増があり、ハンデは厳しくはなるが、それでも10kg程度だし、昨年のように勢いに乗って重賞連覇ということも考えられる。ただ今回は他馬のマークはきつく楽には行けないのではないか。注意まで。
  その他では、今回最内に入ったホリセンショウがこの馬には適度な重量で、先行力で逃げ粘りを目指す。もちろん見限る馬ではないが、今年度は未勝利で逃げ切りまでは厳しそう。
  今回実力馬勢からはオイドンキタノタイショウを思い切って無印にした。オイドンはやはりスピードタイプのイメージ、前走の軽量戦の反動もあるだろうし、この馬の860kgはやはり狙いづらい。キタノタイショウは重賞連続2着と安定しているが、今回は大外枠がどうか。ただこの馬は外せば来ることがあるので注意は必要。
  グランプリ馬フジダイビクトリーは880kgとハンデが相当厳しく余程の軽馬場にでもならない限り今回は見送りが妥当。ホッカイヒカルはさすがに近走の大敗ぶりからも狙えない。
  古馬重賞は、11月にドリームエイジカップがあるものの、基本的には正月の帯広記念までは一段落。それだけに各馬どのように北見記念に臨んでくるのかに注目だ。
  ちなみにはむ!の馬券買い目は上表のとおり。エーカンとインフィニティーは上位争いの可能性が濃いとして、2頭軸マルチで。マルチなら相手も絞りたいところだが、相手をもう少し広げる代わりに、1着固定という方法も考えてたい。
  それからどちらかが落ちることを考えたフォーメーションでカバー、といったところか。

  今回の結果は終了後2,3日以内に2014成績表に書くとともに、次回記事で寸評します。

  次回ばんえい重賞は次週11/2ばんえい菊花賞(BG2)で、前日までには更新したいと思っています。しかしいろいろ忙しいので、きちんと書けるかどうかわかりません。
  その間も突然記事を書くことがあるかもしれませんが、その節にはよろしくお願いします。

2014年10月11日土曜日

【はむ!のばんえい競馬重賞予想2014】第37回ナナカマド賞(10/12)

はむ!のばんえい多々雑感
  先日の5日に世界最高峰のレース、凱旋門賞がフランス・ロンシャン競馬場で行われ、日本馬3頭(ゴールドシップ、ジャスタウェイ、ハープスター)が出走しました。過去にはディープインパクトやオルフェーブルら挑戦しつつもあと少しで戴冠を逃したレース。今年こそはとの期待もありましたが、結果は御存知のとおり最先着のハープスターでも6着と大敗でした。敗因は後ろ過ぎる位置取りとか、特殊なロンシャンのコースへの慣れとかいろいろささやかれていますが、それ以上に期待が大きすぎて人馬にかかるプレッシャーが大きかったのが最大の敗因ではと感じました。(関係者は否定するでしょうけど。)
  現在の日本サラブレッド競馬界は、大手の社台グループを筆頭に、先端的なシステムのもと高コストをかけて、世界で活躍できる馬を生産・育成するということに重きが置かれており、その命題の一つに凱旋門賞を勝つことというのがあります。(野球で言えばメジャーでワールドシリーズを優勝するという感じでしょうか。)ただそれが、ディープインパクトが行ったころからか、変に注目されだしてからは、固定的な価値観として一人歩きしてしまっているような感じがします。
  今回のレース結果は残念ではあるけれど、それで日本の競馬の価値が下がったわけではありません。また挑戦すればいいのだと思います。ただ、日本で強かったから次は凱旋門賞へ挑戦といった考え方は少し違うのでは?と思います。日本の高速馬場とヨーロッパのタフな芝では適性が違いすぎます。凱旋門賞で勝つならそれ向きの馬を別に育成した方が早いかもしれません。(個人的には昔のホクトベガとかアグネスデジタルのようにオールマイティな馬が合ってるのかなと思います。)

  さて、凱旋門賞を見ていると、勝利馬の関係者を馬車に乗せて表彰台に運ぶというシーンがありますが、その馬車を引く白馬たちが、体格が良くてばんえいの馬そっくり。はっきりしたことはわかりませんが、おそらくばん馬の祖であるペルシュロン種じゃないのかなと思います。(元々はばんえいの馬はイレネーをはじめフランスから輸入されたものが元になっています。)だとすれば、ばんえいにスカウト(あるいはばんえいの馬を凱旋門賞に派遣)したいですね。。。と強引にばんえいの話に持っていっちゃいました。

はむ!のばんえい予想前回の結果
  さて、前回のばんえい重賞・岩見沢記念(9/28)の結果を振り返りますと・・・
  大方の予想は古馬の実績馬対勢いのある6歳馬と見られていましたが、勝ったのはなんと9番人気の5歳馬ホクショウユウキでした。乾いてきて時計のかかりはじめた馬場状況の中、各馬が他馬を意識しつつも、前の方のポジションを取って行こうとする展開。第2障害まではほぼ横一線でした。先に仕掛けたのはやはり先行馬のフジダイビクトリー、インフィニティーら。しかしやはり重量が応えて坂の途中でストップ、苦しむ各馬を横目に、最内からホクショウユウキがひと腰でクリア。2番手にはその隣の同じ5歳馬ニシキエーカンがふた腰程度でまとめ、切れ味を見せユウキに迫り、一度は前に出たところで、ついにやったかと思われました。しかしデットヒートの中残り10mでエーカンが息が上がりストップ、なんとか粘り込んだホクショウユウキが逃げ切り勝利を収めました。2着には、障害に手間取りながら5番手くらいから追いかけた1番人気キタノタイショウが最後ニシキエーカンをかわして入り、3着はニシキエーカンが残りました。結果、単勝9千円台、そして三連単は30万円台の波乱となりました。
  その他の有力どころでは、障害で何度かの膝折を立て直しつつ3番手で追いかけたオイドンは、切れ味がなく、他馬にかわされ着外。もう一頭期待されたニュータカラコマは障害に大きくもたついてこれも着外。フジダイビクトリーを含め6歳馬勢はやはりハンデが厳しかったのも敗因でした。得意なはずの障害で力が入らずオイドンを後ろからかわす形になったインフィニティーが4着。特筆すべきは今年は完全に調子を落としていながら5着に入ったフクドリ。ばんえい記念で2着に入ったように、時計のかかる力勝負になれば先行力が生きる感じ。今後侮れません。
  馬券の方は、ニシキエーカンの応援馬券の複勝だけがわずかながら当たりましたが雀の涙。あとは大外れでした。もう少し考えればホクショウユウキも狙えたはずなのにとか後になって思ったりするけど、ま、それで買えるくらいなら、こんな生活はとっくにしていませんよね(笑)

   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2014データ・馬券成績表)

  さて、ばんえいの今週の重賞は、今年最初の2歳馬重賞、ナナカマド賞。将来楽しみな若駒たちの一戦です。それでは早速予想いきます。

はむ!のばんえい重賞予想
2014年10月12日-10R 第37回 ナナカマド賞(BG3)(20:10発走)
【出馬表及びはむ!の予想印】
第37回 ナナカマド賞(BG3)
(2014年10月12日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 2歳オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
(展開目安)
ウィナーエミ 牝2 550 藤野俊 村上慎 栗毛 追 父エビスオウジャ
  テンカトウイツ 牡2 570 長澤幸 服部義 芦毛 逃 父バンゼン
  コウリキ 牡2 570 澁谷益 長部幸 鹿毛 先 父コウリュウオーザ
コウシュハシンザン 牡2 570 西謙一 皆川公 鹿毛 先 父シンザンウィーク
センゴクエース 牡2 570 鈴木恵 槻舘重 鹿毛 先 父ウンカイ
  ワタシハサクランボ 牝2 550 大口泰 皆川公 青毛 差 父ウンカイ
ホクショウモモ 牝2 550 島津新 松井浩 鹿毛 追 父ナオイチ
  タキニシサンデー 牝2 560 西将太 西康幸 芦毛 差 父グレートサンデー
コウシュハスパーク 牡2 570 藤本匠 皆川公 栗毛 差 父タカラボーイ
  10 ホクショウキズナ 牡2 580 松田道 槻舘重 鹿毛 先 父ハイパービート
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
 三連単(フォーメーション) 5=9,4→9,4,1,7 合計12通り
 三連単(フォーメーション) 5→9,4,1→9,4,1,7,6,3,8,10 合計21通り
 馬単(BOX)9,4,1 合計6通り
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
  ばんえいの2歳馬はその7割程度が4月の能力検定を経てほぼ一斉にデビューを果たす。それから上位の馬は特別戦などを経て、2歳戦最初の重賞ナナカマド賞へと歩を進めるわけであるが、ここまでの道のりは平場競馬と比べても長く、ここまで十戦以上も戦う。馬体の成長度合いや体調の変動によって勝ち負けを繰り返しながらしのぎを削っていくわけだ。
  ナナカマド賞の過去の傾向を見れば、のちの実力馬よりもその時点での好調馬のほうが上位に入る傾向にあるようだ。一方で、過去20年で牝馬の優勝は1頭しかいないもの特徴だ。
  ただ今年は若干様子が違う。今回最も注目されるのは、デビュー以来出場するレースを絞りつつここまで4戦4勝で圧倒的強さを見せているセンゴクエースだ。父はばんえいのリーディングサイアーのウンカイ、母は重賞を何度も勝って名牝と言われたサダエリコと華麗なる血統、しかも近走は4開催分(およそ2か月)出場を見送り、満を持してこのレースに挑んできた。
  予想にあたってはまずこのセンゴクエースをどう見るかが最大のポイントだが、前哨戦に出ておらず、平場のように追い切り情報があるわけでもないので、我々のように道外の者にとってあまりにも情報が少ない。同厩舎のホクショウキズナと重なるとはいえ4開催も避けているのは、良く取れば将来を見据えてじっくり鍛えているとも取れるし、悪く取れば脚元かどこかに不安点があって出場できなかったとも取れる。素人にはそれがわからないのだ。デビュー以来3戦は圧勝で、タイムも1分10秒台と段違いの力を見せていたが、最も近走の2か月前のレースでは乾いた馬場で1分30秒かかり後ろの馬に迫られている。このあたりもどうとらえるか、馬の状態を見ないとわからないし、もう少し中間の情報が欲しいところ。元々馬格のある馬なので成長度合いもどうなのか。とりあえず臨戦過程の不安を割り引いても余りある実力ということで、相手関係からしても本命は揺るぎないと思うが、当日の気配や馬体重、馬場状態に注目だ。
  一方、ここまでの2歳戦を引っ張ってきたのはホクショウキズナ。デビュー以来11連対と安定した力を見せていたが、ここ2戦は今一つ力が出ず着外に。気分良く行けている間はいいが、絡まれると弱い部分がありスタミナ切れの心配もある。それでも巻き返しは十分あると思われたが、今回は10kgのハンデと大外枠、かなり不利な条件が揃った。それまでの強さを考えると切ってしまうのは勇気がいるが、ここは思い切って外してみたい。
  そうすると皆川厩舎のコウシュハ2頭が安定性がある。人気が出そうなのは、前哨戦の青雲賞で勝ったコウシュハシンザン。力は十分だが3,4走前では一つ下のクラスで切れ味のある馬に足元をすくわれることがあった。その最後の切れ味という点でコウシュハスパークの方に魅力を感じる。昨年のホクショウメジャーのようなイメージだ。障害に少し不安があるが570kgくらいなら問題ないだろう。従ってスパークの方を対抗扱いとし、コウシュハシンザンを単穴とした。
  今年は牝馬勢の元気が良く、出走馬10頭中の4頭が牝馬だ。しかもいずれも切れ味抜群。前開催のA-1クラスではワタシハサクランボが並みいる牡馬勢を最後で逆転した。牝馬の特別戦では タキニシサンデーがいずれも接戦を制するなど力のあるところを見せているし、ウィナーエミも常に差の無いレースを続けている。またホクショウモモは4走前にトップ牡馬勢を差しきったように障害さえクリアすれば最後の脚は最も早い。
  先にも述べたように牝馬がなかなか勝てないレース。そのジンクスを破るかどうかが注目。当欄では4頭の牝馬の中では、展開に左右されない安定性でウィナーエミと、一発があり馬券的に妙味がありそうなホクショウモモに印を打ってみた。
  一方、唯一A-2組から勝ち上がってきたコウリキも先行力もあって決して侮れない一頭だし、デビュー戦に圧勝し前半戦を賑わしたテンカトウイツの立て直しもあり得ると思われるが、ここまでは手を回しきれない感じだ。いずれにしても最初の2歳戦にふさわしく不確定な要素も多いため予想は非常に困難だが、将来に向け各馬がどんなレースを見せるのか興味はつきない。
  ちなみにはむ!の馬券買い目は上表のとおり。まずはセンゴクエースを全面信頼するのかどうか。信頼する場合は2着以下を手広く、しないなら両コウシュハの馬あたりから押さえ込んで買いたい。やはりもっと情報があれば無駄な馬券を買わずに済むのだが。

  今回の結果は終了後2,3日以内に2014成績表に書くとともに、次回記事で寸評します。

  次回ばんえい重賞は2週間後の10/26北見記念(BG2)ですが、次回はかなり忙しい時期でもあるので、予想まともに書けるかどうか。でもそれなりにはがんばります。重賞の前日までには更新する予定です。
その間も突然記事を書くことがあるかもしれませんが、その節にはよろしくお願いします。