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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2015年3月27日金曜日

【はむ!のばんえい重賞回顧】第47回ばんえい記念(2015/3/22)

  前回のばんえい重賞第47回ばんえい記念の回顧です。9歳馬キタノタイショウ(2番人気)が悲願のばんえい記念初制覇。名実ともに現役最強馬となりました。

ばんえい重賞レース回顧
第47回ばんえい記念(BG1)-2015年3月22日-10R 200m直 曇 2.4%
  1着 (8)キタノタイショウ
  2着▲(6)ニュータカラコマ
  3着◎(1)インフィニティー
単勝 8 400円 三連単 8-6-1 5,180円
 ※結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印です。)

  1トンのソリを引くばんえい最高峰のレースばんえい記念。3度目の挑戦で今年は積極策を取ったキタノタイショウが第2障害をじっくり攻め、4番手で降りてからは前を行く馬たちにじわじわ迫り、最後10mで最前方を行くフジダイビクトリーをかわし、3分49秒9でゴールイン。念願の初優勝とともに、イレネー記念とばんえい記念の両方を優勝した馬としてその歴史に名を刻むことになった。1着賞金は800万円。ベテラン大河原騎手は2001年のサカノタイソン以来14年ぶり2回目のばんえい記念優勝騎手となった。
  2着には障害を上手くクリアして粘りの走りを見せたニュータカラコマが入り、昨年の覇者インフィニティーは先行したが障害の2度の膝折などが影響して3着に、先行したフジダイビクトリーは残り7mくらいまで先頭だったが、最後力尽きて4着となった。
  馬場水分は2.4%。ただ午前から昼頃にかけ小雪が降り、ほどよく湿って、この日の他のレースでは予想より若干早いタイムが出ていた。しかしペースは前半からスローペースで、第1障害から苦戦する馬も出ていた。そんな中キタノタイショウは積極的に前に行き、ハナを奪う勢い。インフィニティー、ホリセンショウといった先行馬もなんとか前に出ようとする。そして各馬出入りする中、第2障害にはキタノタイショウが先頭に取り付き一休み、そして先行馬勢も第2障害にたどり着きほぼ横一線に。最初に障害を仕掛けたのは最内のインフィニティー。しかし2回ほど膝をつく。その間に大外からフジダイビクトリーが障害を上手く越えて先頭に出る。次に勢いを付けて障害の天板まで来ていたニュータカラコマが障害をクリアして2番手で追う。インフィニティーは3番手。そして障害をじっくり溜めたキタノタイショウは4番手でクリア。先行するフジダイビクトリーはそのまま行ってしまいそうな勢いでゴールに近づくがだんだん詰まる。その間ニュータカラコマ、インフィニティーが追うがこれもストップ。そして追ってきたキタノタイショウは詰まりながらも一歩一歩のスピードがありどんどん前を詰めて、残り10mあたりで先頭まで近づき、一回刻んでから一気にゴール。フジダイビクトリーはもう少しだったが完全にストップ。その間をニュータカラコマが2着入線。そして最後はインフィニティーにもぎりぎりかわされ4着となった。
  その後は追ってきたホリセンショウが5着。障害に時間がかかった昨年2着のフクドリが直前でその前にいたトレジャーハンター(7着)をかわし6着。第1障害から引っかかり気味だったアオノレクサスはその後マイペースで進み8着。やはり序盤から苦しんだ今回ラストランのホッカイヒカルが9着。しんがりは第2障害でほとんど動けなくなっていたファーストスターが観客の大声援に押されて立ち上がり13分27秒かけて完走し、最後は大拍手となった。

次走へのひとことメモ
  キタノタイショウ(1着):近走は期待されながら障害の失敗が続きなかなか勝てなかったが、大一番で汚名を返上した。今回は障害を相当意識していたようで、他馬が先に障害を越えて行ってもすぐに動かず、とにかくじっくり溜めていた。越えられさえすれば前に届くと見ていたのだろう。障害苦手といえどもも崩れてしまうことはないので、そのあたりも上手く攻めたのだろう。降りてからは一歩一歩のスピードが違う。このあたりが能力の高さであろう。勝ちタイムが3分台と、このレースとしてはまずまず早い時計が出たということは雪で少し馬場が締まっていたと思われ、この馬にとってはラッキーであった。次走は3連覇のかかる4月オッズパーク杯が想定されるが、荷物が軽くなりスピードのある若馬勢が登場してくることが予想されるだけに、どう挑んでいくか。
  ニュータカラコマ(2着):この馬もとにかく障害を中心にトレーニングしてきたのだろう。近走を含め障害の苦手意識は全くなくなっているように感じる。しかし一方鋭かった切れ味が若干鈍っているように見えていた。今回も障害は2番手で最小限のアクションで越えたが、降りてからの脚色は目立つものはなかった。それでも早めの動きが功を奏して最後まで粘りきり、勝ち馬には差されたものの、前を行くフジダイビクトリーを最後でかわし2着に粘り込んだ。今後も重賞戦線で常に優勝争いできる存在になるだろうが、勝利には展開の助けも必要かもしれない。
  インフィニティー(3着):連覇を期待され1番人気に押されたが、プレッシャーもあったのではないか。先行しながら障害で2度の膝折など手間がかかってしまったのが直接的な敗因だが、最後は脚を余していたような印象もあり、中盤もう一工夫できていればさらに見せ場があったかもしれない。しかし諦めずに歩ききって最後は3着まで粘り込んだところはこの馬の力のあるところであろう。今後は、来年度のこのレースでの王者奪還を期しつつ、重量戦を中心に適鞍を探していくというところか。
  フジダイビクトリー(4着):第2障害を先頭で越えてからも勢いがあり、これはやったか?と思わせた。10m手前で詰まった際でもまだリードがあったが、残り1mで力尽きた感じで2頭に相次いでかわされ非常に惜しい4着となった。しかし初挑戦でしかも大外枠など不利な条件がある中見せ場を作り大善戦だったと言える。やはり先行した方が力の出せるタイプか。シーズンが明ければ賞金加算がリセットされるので、またこの馬らしい力が発揮できるだろう。当面は夏のグランプリあたりを中間目標に重賞戦線を戦うといったところか。
  ホリセンショウ(5着):この馬のペースでは行けており、ミスもほとんどなかったように見えるが、隣のフジダイビクトリーなどに先に行かれてしまい、行き脚をそがれた感じで後手に回ってしまった。こうなるとこの馬は切れ味勝負ではないだけに追いつくのは苦しい。ただそれでも5着に入ったのは自分のレースに徹したということだろう。10歳なので今後これから上積みというのは難しいかもしれないが、オープン特別あたりでまだまだいい勝負はできそうだ。
  フクドリ(6着):昨年2着で素質開花ということもあり、今年はさらに期待されたが、やはりその前走あたりで障害に手こずっていたのが尾を引いた感じか。最後の脚が良かっただけに悔やまれる。
  トレジャーハンター(7着):持ち味の先行力で前半は前線で戦っており、この馬らしいレースは出来ていたと思われる。しかし古馬重賞で勝つためにはもう少し地力をつけたいところ。スピード力はある馬なので、伸びる余地はまだまだある。
  アオノレクサス(8着):第1障害から怪しい足取りだったので心配したが、その後は自分のペースで行けており、第2障害も苦労はしたものの崩れることはなかった。高重量でも対応するだけの力は持っているように感じられる。やはりこの馬が出るとレース自体が盛り上がるので、今後もチャレンジしてほしい。
  ホッカイヒカル(9着):後方待機型の馬とは言え、ついて行くのが精一杯でやはり厳しかったか。今回ラストランでこのような個性のある馬の引退は寂しいが、記憶に残る馬の一頭となった。
  ファーストスター(10着):昨年初出場の際も見せ場は作っており、今年度も未勝利とは言え調子は上がってきた様子だったので期待したが、やはり体力が続かなかった。障害で崩れてしまったこともかなり消耗した原因であろう。ただ10分を越えても最後まで走りきったその根性に拍手だ。十分ケアして次のレースに挑むことが期待される。

はむ!の予想結果(;´Д`)
  まずはレースそのものに感動した。毎年ばんえい記念は感動ものだが、最後のファーストスターが入線するまで皆で見守るというのは他の平地競馬ではないことだ。まさに人馬一体であった。ただし馬券は・・・キタノタイショウを外せば来るの法則はやっぱり生きていた。しょうがない。キタノタイショウには素直に拍手だ。ただそれ以上にこの日一日の馬券成績が散々だったので、それが悔しい。来年度からは本当に買い方考え直さなくては。

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2014データ・馬券成績表)

  さて、次回ですが、今年度のばんえい重賞は終了。しばし休みで、また4月から新たな年度が始まります。2歳馬の能力検定(4/12)などがあった後、開幕は4月18日から。そして重賞はまだ正式発表はありませんが、おそらく4/26オッズパーク杯が年度最初の重賞になりそうです。ばんえい重賞予想は重賞開催日の前日までに行います。
  それから、このブログもかなり煮詰まってきていますので、もちろん来年も続けますが、また少し内容は変えたいと思います。4月早々にも来年度の方針を決めてアップする予定ですのでよろしくお願いします。

2015年3月21日土曜日

【はむ!と一緒にばんえい予想2015】ばんえい記念デー3/22(日)全レース軸馬・穴馬予想

さて、22日はばんえい祭り。
ばんえい記念はもちろん、その他の全レースも楽しみたいと思います。
いつもの全レース予想は軸馬だけでなく、対抗馬と穴馬も予想してみました。

3月22日帯広ばんえい

1R(11:30)
◎(9)ムサシコマ
○(5)マーチャン
穴(8)トマランサーキング
買い目 9=5,8,7,3
☆超難解。9は端枠が心配だが力はある。8は一発ある。

2R(12:00)
◎(3)トップショウ
○(7)クノイチ
穴(5)アアモンドアイ
買い目 3=7,6,1,5
☆3強いが、前が崩れれば7の追い込み。

3R(12:35)
◎(4)コトブキライアン
○(1)シズユタカ
穴(2)サカエキング
買い目 4=1→2,9,7,(6)
☆15歳馬コトブキ応援だが、包囲網がきつい。

4R(13:10)
◎(10)カミノシズク
○(1)ゴールデンフジ
穴(7)マルタウンカイ
買い目 10=1,7,(5)→4,2
☆有力馬に弱点あり、展開次第で逆転も。

5R(13:45)
◎(8)カツラアスリート
○(3)コウコサンネンセイ
穴(2)スーパーハヤト
買い目 8=3,7,2,(6)
☆8は一歩抜けている。2は昇級戦でも勢い

6R福寿草特別(14:25)
◎(3)メムロコマチ
○(4)サカノメイホウ
穴(7)レジーナ
3=4,5,7→2,(8)
☆3,4はイレネーの経験が物言う。展開早くなれば前崩れか。

7R若草特別(15:05)
◎(6)コウシュハシンザン
○(5)ホクショウキズナ
穴(8)イレマルグランプリ
買い目 6=5,7,8→3
☆6は前走の勝ち方が良かった。イレネー組は一息ついたか。

8Rクリスタル特別(15:45)
◎(8)アアモンドセブン
○(2)カンシャノココロ
穴(1)ホクショウメジャー
応援(7)キサラキク
買い目 8=2,4,1→5,(7)
☆8,2に勢い。1も斤量有利。下克上も。7は応援馬券のみ。

9Rスターライト特別(16:25)
◎(5)サクラリュウ
○(1)コウシュハウンカイ
穴(8)コウシュハクィーン
買い目 5=1,7,8→3,9
☆5は勢いある。他にも昇り馬多いが、実力馬勢も黙っていない

10Rばんえい記念(17:10)
◎(1)インフィニティー
○(10)フジダイビクトリー
穴(4)ファーストスター
応援(3)アオノレクサス
買い目 1=10,5,4,6
☆(解説は別掲

11R(17:50)
◎(4)ユウトウセイ
○(5)オオゾラシンスケ
穴(3)ツルマキイチバン
応援(6)シンザンボーイ
買い目 4=5,6,3→2
☆4と5の一騎打ちムード、上位は絞れそう

(馬券)
ネットで以下の馬券を全レース買う予定にしています。
◎の単勝 ◎からの馬複 ◎○穴を絡めた三連単
はむ!は最近外れまくりということを踏まえてご参考にされてくださいw

はむ!は午後からスカパーとネット張り付きの予定
twitter(@hamuwin)でもしばしばつぶやきます。
暇な方?ご一緒に楽しみましょう。
ネット中継http://keiba-lv-st.jp/


当日もう一本くらい記事書くかもしれません。

【はむ!のばんえい競馬重賞予想2015】第47回ばんえい記念(3/22)

  22日はいよいよ待ちに待ったばんえい記念です。ばんえい最重量の1トンの荷物を引っ張る文字どおりの最強馬決定戦。ばん馬の関係者なら誰もがその栄光を浴びたい最高峰のレースでもあります。競馬場が最も盛り上がる日でもあり、筆者はばんえい記念の日には行ったことがありませんが、一度はこの日に訪れその雰囲気を味わいたいものです。

はむ!のばんえい重賞予想
2015年3月22日-10R 第47回ばんえい記念(BG1)(17:10発走)
【出馬表及びはむ!の予想印】
第47回農林水産大臣賞典 ばんえい記念(BG1)
(2015年3月22日(日)17:10発走 帯広10R ダ200m 4歳以上選抜定量)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
(展開目安)
インフィニティー 牡9 1000 鈴木恵 金田勇 鹿毛 逃
  ホッカイヒカル 牡11 1000 阿部武 坂本東 鹿毛 差
アオノレクサス 牡9 1000 西謙一 平田義 芦毛 先
ファーストスター 牡8 1000 西将太 長部幸 鹿毛 差
フクドリ せん10 1000 安部憲 皆川公 鹿毛 先
  ニュータカラコマ 牡7 1000 藤野俊 村上慎 鹿毛 追
  トレジャーハンター 牡8 1000 浅田達 金田勇 鹿毛 先
  キタノタイショウ 牡9 1000 大河和 服部義 栗毛 差
  ホリセンショウ 牡10 1000 藤本匠 岩本利 栗毛 逃
10 フジダイビクトリー 牡7 1000 松田道 皆川公 栗毛 先
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
 三連単(2頭軸マルチ) 1=10=5,4,6 合計18通り
 三連単(追加)1→10,5,4→10,5,4,6,8,9 合計15通り
 三連単(追加2) 10→1,5→1,5,4,6 合計6通り
 応援馬券(単勝+複勝) 3,2
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
  ついにばんえい記念の時期がやってきた。1000kgにもなるとごまかしのきかない力と力の勝負、まずはここに歩を進めてきた10頭すべてを最後のゴールまで応援したい。
  このレースの特徴として、一度勝った馬は連覇または複数回優勝する場合が極めて多い。スーパーペガサスは2003年から4連覇しているし、2007年から3連覇したトモエパワーなどは1年間に勝ったレースがばんえい記念のみという極端な例もある。それほどレース適性がものをいうレースだ。従って予想の際は、近走の成績や調子は参考程度で、重量適性があるかどうかの見極めが第一ファクターとなってくる。
  最内枠からでも(サカノタイソン、カネサブラックなど)大外枠からでも(スーパーペガサス2回)優勝馬が出ており、枠順の有利不利もほとんどない。雪などで馬場が極端に軽くなった場合にのみ傾向が変わることもあるが、今年は降水も少なく力のいる馬場となりそうでこれまでのデータは信頼できる。
  これらを踏まえると今年の出走馬では昨年の覇者インフィニティーただ1頭がデータ的に有利ということになるが、果たしてどのようになるか。今回はまず各馬全頭の分析から。
  1 インフィニティー:昨年に引き続き2回目の登場。ディフェンディングチャンピオン。過去の傾向のデータが後押しして、今回はおそらく1番人気になるだろう。この馬の身上は先行力と障害力、ラストの二の足も使える。最内とは言え隣が差し馬のホッカイヒカルということもあり、楽に前に行けそうか。成績も上り調子で連覇を意識して十分調整されてきている様子。最有力であることは間違いないが、もしこの馬よりも先に障害を切ってくるような馬がいれば切れ味勝負でもつれる要素もある。
  2 ホッカイヒカル:4回目の出場。いつも最後方からという特徴ある脚質の馬でおなじみの馬だが、ばんえい記念では他馬も遅いため第2障害手前までには前の馬に追いつけている。その結果過去4着2回と善戦している。今年度の前半は成績が大崩れしていたが、近走は立て直して連勝を含む好成績を上げている。ただ、中盤で脚を使うので高重量になると障害が厳しくなる可能性がある。現役ラストランとなるので悔いのないレースがしたいところ。
  3 アオノレクサス:9歳でばんえい記念初出場。白く輝く芦毛の馬体はばんえい記念に彩りを添える。先行馬ながらいつも最後にバテる展開が多いことから、1000kgはさすがに厳しいのではという見方が強いが、先行力が抜群で、障害を持ち前の柔軟な脚捌きで早めにクリアできれば、最後の直線はきつくなったとしても、他馬も苦しくなり脚色が同じになって、その分逃げ粘るといったような場面も考えられる。
  4 ファーストスター:2回目の出場。昨年のばんえい記念で7着以来、今シーズンはここまで未勝利と調子が上がっていない。それでも果敢にここに挑戦してきたということは、この馬の一発に期待しているからであろう。昨年のレースでも見せ場は作っているし、近走は意識して後ろから行くレース展開でベストポジションを探っているようにも感じる。ばんえい記念初挑戦の西将太ジョッキーの思い切った騎乗にも期待。
  5 フクドリ:3回目の出場、元々は軽馬場のスピードレースを得意にしていたが、昨年のこのレースで2着に入ってからは、重量適性を見せ、今年度は北見記念、帯広記念と高重量の重賞を勝利。しかしそれ以外のレースは着外が多く極端な成績となっている。じっくり構えてから抜群の障害力を生かし粘り込むという展開が型にはまってきており、近走の成績が悪くても調子を崩しているわけではない。今回は中枠でかつ両隣もガツガツ行くタイプではないので好ポジションがとれそうだ。
  6 ニュータカラコマ:2回目の出場。重賞常連のこの馬も7歳になった。昨年は2番人気に推されながら4着という結果だった。これまで切れ味一辺倒のイメージがあったが、このあたりから、障害に力を入れて取り組んだようで、苦手な障害を克服し、先行して粘り込むというレースも時折見せている。今回はどのように障害にチャレンジしていくかが見ものだが、そこで力を使いすぎるとスタミナ切れする心配もある。
  7 トレジャーハンター:初出場。この馬が初めてのばんえい記念というのも不思議な感じがする。基本はスピードタイプで、2回出場した帯広記念が10着、9着となるなど高重量戦ではあまり好成績を上げていない。過去データからすれば静観が妥当だが、先行力があり障害も上手なので、昨年のフクドリのように最重量戦で逆に大化けするような可能性もないわけではない。昨年の覇者浅田騎手が今回はこの馬で騎手としての連覇を目指す。
  8 キタノタイショウ:3回目の出場。ばんえいの大将と期待されてきた馬ももう9歳。このあたりで勝って大物ぶりを見せたいところだが、どうしても障害が苦手で伸び悩んでいる。一旦障害を越えれれば降りてからのスピードは抜群だが、そこは1000kgのばんえい記念。やはり勝つためには障害への一工夫が必須である。イレネー記念馬はばんえい記念馬になれないというジンクスに挑戦。
  9 ホリセンショウ:2回目の出場。昨年度は帯広記念優勝のあと、ばんえい記念でも3着と好走している。その後は今年度1勝のみで、大敗はしないものの勝ちきれずにいる。元々スピードが身上の馬で、先行力は他の馬にも全く引けを取らない。切れる脚がないので、競りかけられると下がっていくように見えるが、最後までしっかり走りきる力は持っている。スンナリ前に行ければ逃げ粘りもあり得るか。
  10 フジダイビクトリー:初出場。実は当欄では当初この馬を本命に考えていた。昨年度はグランプリ勝ちなどで好成績を上げた後は、ハンデ差に苦しんだが、重量戦の帯広記念ではトップハンデ920kgで3着に入るなど調子は上々で重量への対応も問題なさそうだ。今回ばんえい記念初挑戦であるがその分未知の魅力もある。大外に入ったのが唯一不安点か。先行タイプではあるが無理してガツガツ行かず、後半力を残しておくような展開でいくか。

  まとめ:一頭ずつ挙げるとどの馬にもチャンスがあるように見える。やはり重量適性とあとは展開か。先行したい馬が多く、第2障害以降のサバイバル戦になりそうだ。このように整理するとやはりインフィニティーの連覇が最も有力で、馬券的には安いが◎としたい。相手は逆の端枠に入ったフジダイビクトリーが軸か。そして昨年2着のフクドリも重量戦に自信を付けており、押さえておきたい。ただ、昨今の古馬戦線は常に大荒れということを勘案して、穴狙いとしてファーストスターの突っ込みに注目したい。ニュータカラコマキタノタイショウのイレネー記念馬2頭はそのジンクスを信じて3着付けまで。それなら芦毛のアオノレクサスとラストランのホッカイヒカルの応援馬券でも買ってゆっくり観戦したいところだろう。
  はむ!の馬券買い目は上表のとおり。一応インフィニティー、フジダイビクトリーから。但し、お祭りだし負けてもレース自体を楽しめる買い方をしたい。資金は当日の他のレースに振り分けようと考えている。

  今回の結果回顧は終了後数日以内にアップしたいと思います。また,後ほどばんえい記念当日の他のレース予想をアップします。

【はむ!と一緒にばんえい記念デー2015】予告編

予告

 さて、ばんえい競馬は今年度の総決算。22日は年に一度のお祭り、ばんえい記念です。(公式サイト
 当ブログでは、はむ!と一緒にばんえい記念デー2015と題しまして、読者の方々と一緒に楽しみたいと思います。
(今日明日の予定)
 21日(土) 午後 ・ばんえい記念予想をアップ
        夜  ・ばんえい記念デー全レース予想
 22日(日) ・はむ!と一緒にばんえい記念を楽しみましょう。
        午後2時頃4レースあたりからtwitter(@hamuwin)で随時つぶやきます。

 レースはスカパーP702chか、ネット中継 http://keiba-lv-st.jp/ で。 
       
 とりあえず現時点でのはむ!のばんえい記念予想は・・・
  ◎ (1)インフィニティー
  ○ (10)フジダイビクトリー
  ▲ (5)フクドリ
  △ (4)ファーストスター
  注 (6)ニュータカラコマ
  応援(3)アオノレクサス (2)ホッカイヒカル
 
でいきたいと思います。詳細は21日午後に。

2015年3月17日火曜日

【はむ!のばんえい重賞回顧】第36回ポプラ賞(2015/3/15)

  前回のばんえい重賞ポプラ賞の回顧です。3番人気の5歳牝馬ナナノチカラが混戦を制して勝利しました。

ばんえい重賞レース回顧
第36回ポプラ賞(BG3)-2015年3月15日-10R 200m直 晴 2.7%
  1着▲(2)ナナノチカラ
  2着 (9)セイコークイン
  3着 (6)ソウクンボーイ
単勝 2 390円 三連単 2-9-6 134,330円
 ※結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印です。)

  大混戦が予想された4・5歳世代重賞ポプラ賞は5歳牝馬ナナノチカラが障害を2番手で越えてから程なく前を行くカイシンゲキを捕らえ後続を突き放し、その後は2度ほど止まるもリードを保ったまま先頭でゴールイン。自身は4つ目の重賞、牝馬限定以外の重賞は初めての勝利だった。鞍上の工藤騎手は8年ぶりの重賞勝利。2着は外から鋭く伸びてきた同じく5歳牝馬のセイコークイン、3着はやはり後方から一気に伸びたソウクンボーイと人気薄が入り、単勝3番人気ながら、三連単は10万馬券となった。終わってみれば1~3着まではすべて5歳馬と上級生の貫禄を見せた形になった。
  この日もやはり重めで時計のかかる馬場。レースは序盤は先行馬のハクタイホウが予想どおりハナを奪いに行き、カイシンゲキあたりがついていく展開。ナナノチカラも比較的前の方に来ていた。第2障害は先にハクタイホウが仕掛けるも5分どころでストップ、その横でカイシンゲキが上手く障害を越え先頭に立った。さらに外からセイコークインが仕掛けキサラキクやホクショウメジャーといったところも何とかこれらに続こうと第2障害に挑戦するが坂の頂上でストップ。これらを見ていたナナノチカラがじっくり溜めてから障害をひと腰で越え、結局は2番手でカイシンゲキを追う展開に、こうなると切れ味で勝るナナノチカラがスピードに乗って先頭へ、そのままセーフティーリードまで突き放し、最後は止まりながらも後続の追随を許さず先頭でゴールした。後続はカイシンゲキのスピードがゆるんだところを内からハクタイホウ、コウシュハウンカイ、外からセイコークインが相次いで障害を越えこれを追って、結局外枠で脚色が良かったセイコークインがゴール10m前でかわし2着でゴールイン。3着争いはカイシンゲキとコウシュハウンカイが競うところを後ろから一気に来たソウクンボーイが突っ込み3着。カイシンゲキが4着に粘った。当欄で狙ったキサラキクは障害での膝折で大きく後れを取り8着、ホクショウメジャーも障害に手間取り9着に終わった。

次走へのひとことメモ
  ナナノチカラ(1着):この馬の持ち味が存分に活かされたレースだった。元々抜群の切れ味を持っている馬。近走の成績からは馬体の成長につれ切れ味に陰りが見られたかと思われたが、おそらくこのレースを狙ってローテーションを組んで調教を進めていたのだろう。馬体重11kg減と絞れ絶好調に持ってきていた。750kgという斤量も丁度良かった。しっかり前につけ障害もひと腰で越え鋭い切れ味で先頭へ、最後は止まったが、これも織り込み済みであろう。着差以上に強く完勝というイメージだ。さて、この次はどうするのかが注目。古馬重賞戦線に入っていくのか、それとも次の人生(馬生)を見据えていくのか。とりあえず年度明けのオッズパーク杯あたりを狙うとすれば、じっくり走りたい古馬勢を慌てさせる場面も考えられる。
  セイコークイン(2着):スピードスター賞で勝ったようにスピードタイプという意識があったので、760kgがどうかと思われたが、この斤量はヒロインズカップでも経験しており、10kg少ないだけの天馬賞でも好走と、この馬はオールマイティの力があることが証明された形になった。障害はひと腰かかったが、他に絡む馬もおらずスムーズに行けたのも好走の原因だろう。この馬もオープンまで登りつめており次はどこを目指すか。しかし重賞のタイトルがないので、来年のヒロインズカップあたりを最終目標に適鞍を探していくというところか。
  ソウクンボーイ(3着):近走の成績が全く振るわず、3着に入ったことは、結果のみを見ればやはり波乱、ということになるのだが、今回はかなり積極的なレース運びをしており、一発狙っていた感がある。障害を上手くさばければかなりの末脚を持っているところを見せた。今回をきっかけに変わってくることも考えられる。
  カイシンゲキ(4着):この馬もここに照準を合わせてきていたのだろう。最後はさすがに一杯になったが、この馬らしい先行力で見せ場を作っただけでも善戦と言えよう。年度当初の絶好調の時期があり、その後昇級して以降は壁に当たっていたが、ここにきて復活の兆しが見えてきた。自己条件に戻ればかなり活躍できるだろう。
  ダイコクパワー(5着):大外に入って条件的には不利だったが、イタイタを装着して落ち着いてまっすぐ走らせることに専念していたようだ。もっと爆発力のある馬だとは思われるが、今回はまずまずよく走ったというところだろう。
  その他では、実力馬コウシュハウンカイ(6着)は走り自体は安定しており全く問題なかったが、やはり斤量が厳しかった。ホクショウマサル(7着)は前半から控えてあまり無理している様子はなかった。今回は様子見という感じか。キサラキク(8着)、ホクショウメジャー(9着)はいずれも軽量で期待されたが、ペースが厳しかったか無理に前に追いつこうとした感じでそこが障害の引っかかりにつながってしまったか、このあたりが4歳馬の若さかもしれない。立て直しに期待。ハクタイホウ(10着)はやはりトップハンデは重荷だった。しかし果敢に攻めておりこの経験は次走以降に生きそう。

はむ!の予想結果(;´Д`)
  これはひどい。散々たる結果。◎にしたキサラキクが来なかったということより、セイコークインとかソウクンボーイとかそのへんをハナから頭に入れていなかった時点で負け。ま、三連単10万馬券だから仕方ないか。でも当たらないならもう少し薄く買うとかできれば。ばんえい記念は余裕もって全馬応援するぐらい楽しみたかったんだけど、そこが勝負レースになってしまいそう。

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2014データ・馬券成績表)

  さて、次回ばんえい重賞は、3月22日御存知のとおりばんえい記念(BG1)です。予想記事は前日21日までに掲載予定です。またばんえい記念デーとして全レース予想などスペシャル企画も考えています。(考えているだけでどこまで実行できるかはわかりませんが頑張ります)

2015年3月14日土曜日

【はむ!のばんえい競馬重賞予想2015】第36回ポプラ賞(3/15)

  先週のイレネー記念ではセンゴクエースというスターが誕生したばんえい界。そして来週はばんえい記念ということで、いよいよ今年度のクライマックスも近づいてきましたが、今週も大レースの狭間のBG3とはいえ、4・5歳の精鋭たちがしのぎを削る重賞・ポプラ賞があります。このあたりもしっかり応援して、次週につなげていきたいものです。

はむ!のばんえい重賞予想
2015年3月1日-10R 第36回ポプラ賞(BG3)(18:10発走)

【出馬表及びはむ!の予想印】
第36回ポプラ賞(BG3)
(2015年3月1日(日)18:10発走 帯広10R ダ200m 4・5歳オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
(展開目安)
  コウシュハウンカイ 牡5 790 藤本匠 大友人 栗毛 先
ナナノチカラ 牝5 750 工藤篤 小北栄 栗毛 追
ホクショウメジャー 牡4 740 松田道 槻舘重 栗毛 差
  ハクタイホウ 牡4 790 赤塚健 久田守 栗毛 逃
カイシンゲキ 牡5 740 菊池一 槻舘重 鹿毛 先
  ソウクンボーイ 牡5 770 大口泰 西邑春 鹿毛 差
キサラキク 牝4 740 鈴木恵 金田勇 芦毛 差
  ホクショウマサル 牡4 780 阿部武 坂本東 鹿毛 先
  セイコークイン 牝5 760 西将太 岡田定 鹿毛 差
10 ダイコクパワー 牡5 760 藤野俊 松井浩 鹿毛 差
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
 馬複 7=3,2,5,10,8  5通り
 三連単(1頭軸マルチ) 7=3,2,8=3,2,5,10,8 36通り
 三連複 3,2,5,8 4通り
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
  出走資格が明け4歳と5歳の世代重賞勝利馬及び賞金上位馬というばんえいならではの特殊条件。別定戦でハンデ差も激しくかなり波乱要素を含んだレースだ。実際人気薄の穴馬や軽ハンデ馬が勝利することも多い。世代別では5歳馬の方が有利だが、最近は、昨年オレノココロが勝ったように4歳馬も健闘している。(今回はオレノココロはハンデを嫌ってか回避)
  今年も上下50kgのハンデ差とかなり厳しいものとなっており、波乱の臭いがする。天気は概ね晴れの予報で、馬場はかなりタフなものとなりそうだ。当日の他のレースのタイムなどもチェックしておく必要がある。
  実績を取るかハンデを取るか微妙なところであるが、そのバランスが丁度よさそうなのが今年度のオークス馬キサラキクだ。同年齢のハクタイホウやホクショウマサルとはダービー(2着)ではこれらの馬と定量戦で互角に戦っているにも関わらず、今回40~50kgのハンデ差と、かなり有利だ。あとは5歳馬勢との比較だが、検討材料は少ないが、今回出ていないイッキフジ、カツオーカンといった4歳の強いどころには同条件で先着しており、今回の条件に当てはめても少なくとも互角には戦えるだろう。障害力も切れ味も持ち合わせており、差し脚質だが、今回は好枠である程度先行できるのではないか。当欄ではこの馬にこれまでも結構◎を打っていることが多く肩入れしている感もあるが、それほど可能性を感じる馬である。
  あとは当欄ではハンデの方を重視したい。同じ4歳でやはり740kgで走れる軽ハンデの馬が2頭いる。それがホクショウメジャーカイシンゲキだ。いずれもオレノココロ、センゴクエースと立て続けに重賞を取り目下絶好調の槻舘厩舎の4歳馬、特にホクショウメジャーは4着に入ったダービーから10kg増量だけで出られるというのは魅力だ。この馬も切れ味勝負で、ゴール前もなかなかしぶとい。いつもはB1の1組あたりの力のある古馬としのぎを削っておりその経験も生きそうだ。カイシンゲキの方も大賞典を勝ったように元々力のある馬だがこの馬は近走障害で手間取ることが多くまだ立ち直れている感はない。それでも今回のハンデは恵まれている感があり、速いペースで先行し他馬を引きつけて突き放すようなレースができれば大駆けもありそうだ。
  5歳馬からはナナノチカラの切れ味に注目だ。750kgというハンデは微妙だが、前走ヒロインズカップではこれより20kg重くても2分そこそこで走り3着。障害さえクリアすれば末脚は確かで、そうなると相手関係は問題なく一気に抜け出すことも考えられる。時計のかかる馬場ならば特に狙いたい。ただレース間隔が開いていることもあってか、凡走することも時々あり得るので、そのあたりで▲単穴扱いとしたい。
  他に押さえたい馬としては、5歳馬ダイコクパワー。スピードで押すタイプで近走調子を上げてきており、このあたりで一発ありそうだが、今回大外枠に入ったことが気むずかしい面を見せる馬だけにどう出るか。追い比べになればしぶとそうだ。
  ダービー馬ホクショウマサルは、格的には上位で、余裕のあるローテーションを組んできており780kgでも侮れない。先行力もあり大崩れもないだろう。ただ軽ハンデ馬が先に行けば最後は重量が効いてくるかもしれない。押さえまでか。
  実力馬といえばオープンクラスのコウシュハウンカイハクタイホウが当然上だが、それぞれ今回かなり厳しいハンデを背負っているのがどうか。安定度no.1のコウシュハウンカイは前走で800kgを経験しておりライバルのオレノココロがいないとなるとチャンスではあるが、やはり最大50kgのハンデ差は大きい。最内枠も厳しそうだ。ハクタイホウも同世代のホクショウマサルよりさらに重い790kgというのが逃げ粘りタイプだけにいかにも厳しい。もちろんこの条件を乗り越えてこそトップクラスの馬で、応援したいところだが、馬券としてはやはり外したくなる。
  セイコークインも実績的には見劣りせず、悲願の初重賞を狙いたいところであろうが、やはりスピードがそがれるようなレースでは持ち味は半減する。ソウクンボーイは近走不本意なレースが続いており、余程展開が向かない限り上位進出も厳しそう。

 はむ!の馬券買い目は上表のとおり。どうせ当たらないんだから、今回は、軸はキサラキク1頭に絞っていきたい。(ハンデの重たい実力馬を外し2着、3着を少し変則的に置いたのでその辺が吉と出るか凶と出るか)といいながらキサラキクを外した三連複で補完するのが気の小さいところ。ばんえい記念デーに少しでも資金残せれば。

  ポプラ賞の結果・馬券成績は、2~3日以内程度で2014成績表にアップするとともに、当欄でも回顧したいと思います。

  さて、次回ばんえい重賞は22日(日)。ついに今年度の総決算・農林水産大臣賞典第47回ばんえい記念(BG1)です。予想のブログは重賞の前日までには更新する予定です。また、この日はばんえい記念デーとして、はむ!もスカパーに張り付いていると思われます。できれば1日全レース予想したり、twitterなどにちょくちょく書き込んだりするかもしれませんのでよろしくお願いします。

2015年3月11日水曜日

【はむ!のばんえい重賞回顧】第46回イレネー記念(2015/3/8)

  前回のばんえい重賞イレネー記念の回顧です。センゴクエースが圧倒的1番人気に応え優勝。史上初の明け3歳三冠をデビュー以来無敗で制するという歴史的なレースでした。

ばんえい重賞レース回顧
第46回イレネー記念(BG1)-2015年3月8日-10R 200m直 曇 3.1%
  1着◎(2)センゴクエース
  2着 (5)キンメダル
  3着▲(6)コウシュハスパーク
単勝 2 120円 三連単 2-5-6 4,950円
 ※結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印です。)

  明け3歳最強決定戦BG1イレネー記念は、無敗三冠なるかが注目されたセンゴクエースが前評判どおりの強さを見せ、追いすがるキンメダル以下を突き放し快勝。これでデビュー以来9戦9勝、史上初の三冠馬となった。
  第二障害を越えてすぐセンゴクエースと併走したキンメダルが最後脚が上がりながらも粘り2着、3着は中団から追い込んできたコウシュハスパークだった。2番人気のホクショウキズナは先行したものの第二障害で止まってしまい6着となった。単勝はむろん1番人気の1.2倍。三連単は49.5倍だった。
  この日は各レース時計のかかる馬場。レース序盤はほぼ横一線だったが、第一障害を越えてセンゴクエースが軽々と前に出つつも刻みながらマイペースで進み、その間先行馬テンカトウイツ、タキニシサンデーといったところが前の方へ、その後中間からキンメダルが先団に取り付き第二障害へ、ホクショウキズナも遅れをとるまいとこれらに追いつく。第二障害は最初にキンメダルとホクショウキズナが同時にチャレンジしたが、ホクショウキズナは障害途中で立ち止まる。キンメダルの方はなんとか腰を入れてクリア。しかしこの様子を見ていたセンゴクエースが弾みをつけて障害を越え、キンメダルと2頭のマッチレースとなった。途中までは接戦だったが、残り20mぐらいからセンゴクエースが引き離しにかかったところ、キンメダルの方が一杯になり、そのままセンゴクエースがゴールまで駆け抜けた。キンメダルは2回止まったが、その後の馬たちを引き離していたので2着でゴール。十分溜めて障害を3番手でクリアしたコウシュハスパークがタキニシサンデー、テンカトウイツとの接戦を制し3着に入った。
次走へのひとことメモ
  センゴクエース(1着):堂々の三冠。終わってみれば圧勝だった。ゴール前の突き放すような伸びはただものではない。障害でふらついたり、道中いわゆるソラを使うように見えるのは若さなのかもしれず、成長によりさらに強くなる余地がありそうだ。父(ウンカイ)も成し遂げられなかった明け3歳三冠を達成したと同時に、母(サダエリコ)の忘れ形見を披露した形になった。来年の目標はおそらく父と同じ3歳クラシック三冠ということになるであろう。しかし来年度はいきなり古馬のA1クラスあたりにランクされそうで、条件は相当厳しくなる。今後はどこに使ってくるかが注目される。
  キンメダル(2着):前走の敗戦も踏まえてか積極的なレースで果敢に攻めていったのが結果として2着に粘り込めたということであろう。馬体も仕上がっていたようだ。勝った馬とは力の差がありさすがに最後はバテたが他の馬には離して勝っており、力のあるところは見せている。先行力・障害力とも十分持ち合わせており、センゴクエースがいないレースではやはり中心となっていくであろう。次走は年度末の特別戦か。
  コウシュハスパーク(3着):先行馬を深追いせず、あくまで自分のペースでレースをした結果3着まで来たというところではないか。障害もスムーズにクリアした上、末脚のしっかりしたところを見せており、今後適鞍に戻ればさらに活躍できそうだ。ただこの日のようにやや時計がかかるレースを望みたいところだろう。
  タキニシサンデー(4着):メンバー中最も軽量の牝馬で力不足の懸念はあったが、先行力を生かし前々で競馬をし、障害を越えてからも最後までしっかり走りきった。これぐらいの重量は問題ないところを証明し、収穫があったと言える。次走は年度末の牝馬特別戦で受けて立つ側に回る。
  テンカトウイツ(5着):この馬も先行力が身上であったが無理せず自己のペースで走りきった。障害の膝折がなければ3着まではあったか。今回プラス20kgときっちり体を作ってきた成果も見られた感じだ。馬体が成長すればさらに力が出せそうだ。
  その他では、6着に沈んだホクショウキズナは、障害がひと腰で越えられなかったことが悔やまれる。しかし前半から無理して前に行こうとしていた感もあり、やや体が重かったのかもしれない。巻き返しに期待。メムロコマチ(7着)はやはり上位馬たちのペースについて行くのがやっとという印象。それでも最後はよく追い込んでいた。ホクセイボス(8着)、サカノメイホウ(9着)、エーチャン(10着)は力負けというところか。

はむ!の予想結果(;´Д`)
  まずセンゴクエースに拍手。これから本当にばんえい界を盛り上げるスターとして期待したい。と人ごとのように言っているが、馬券の方はキンメダルを軽視したために、全く当たらず・・・。センゴクエース頭にした三連単で4,950円もついたことを考えると、コウシュハを▲にしていただけに、もう少し手を回せなったかと悔やまれる。ホクショウキズナの方を結構買ってしまっていたので負けは大きい。いっそのこと1.2倍付くならセンゴクエース単勝1万円とかそんな買い方ができればいいのだけど、そこまで勇気はなかった。折角スターの誕生で喜ぶべきところなのに、馬券が取れないとなんかその気持ちが半減するというところが、偉そうにばんえいを語っていても、やっぱりギャンブル遊びの種にしている自分なのであった。さあ、次いってみよう。

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2014データ・馬券成績表)

  さて、次回ばんえい重賞は3月15日ポプラ賞(BG3)です。予想記事は前日3月14日までに掲載予定です。また、それまでもコラムなどを書けたらと思っています(といつも言ってますが最近書けていません。)

2015年3月7日土曜日

【はむ!のばんえい競馬重賞予想2015】第46回イレネー記念(3/8)

  春が近づいてきて、中央競馬も今週は弥生賞やチューリップ賞(ブチコが話題)などクラシックの足音が聞こえてくる時期になってきましたが、ばんえいの方も徐々に盛り上がってきました。今週は大一番・イレネー記念(BG1)があります。明け3歳の最強馬決定戦として毎年注目されていますが、今年はずば抜けて強い馬が一頭おり、各方面からの注目が集まりそうです。果たしてどのような展開になるのでしょう。

はむ!のばんえい重賞予想
2015年3月8日-10R 第46回イレネー記念(BG1)(18:10発走)

【出馬表及びはむ!の予想印】
第46回イレネー記念(BG1)
(2015年3月8日(日)18:10発走 帯広10R ダ200m 3歳オープン定量)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
(展開目安)
  サカノメイホウ 牝3 670 工藤篤 村上慎 栗毛 差 
父ウンカイ
母 ソウヤミサキ
センゴクエース 牡3 690 鈴木恵 槻舘重 鹿毛 逃 
父ウンカイ
母サダエリコ
  ホクセイボス 牡3 690 阿部武 皆川公 芦毛 差 
父カツテンリュウ
母 金勝
ホクショウキズナ 牡3 690 松田道 槻舘重 鹿毛 逃 
父ハイパービート
母ラッキヒメ
  キンメダル 牡3 690 安部憲 小北栄 鹿毛 先 
父タワイサミ
母エビスメガミ
コウシュハスパーク 牡3 690 藤本匠 皆川公 栗毛 差 
父タカラボーイ
母 福姫
タキニシサンデー 牝3 670 西将太 西康幸 芦毛 先 
父グレートサンデー
母 敬姫
メムロコマチ 牝3 670 西謙一 西弘美 栗毛 追 
父ニシキロード
母ダイヤコウヒメ
  テンカトウイツ 牡3 690 長澤幸 服部義 芦毛 先 
父バンゼン
母ミラクルシュート
  10 エーチャン 牡3 690 大河和 谷あゆ 鹿毛 差 
父サカノリキマル
母 光栄
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
 馬複 BOX 2,4,6 3通り
 三連単 2→4,6→4,6,7,8,5 8通り(厚め)
 三連単(追加) 4→2→6,7,8,5 4通り
 三連複 4=6,7=6,7,8 4通り
 単勝 4
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
イレネー像(帯広競馬場)
  ばんえいで唯一過去の顕著馬の名を冠した重賞競走。ばんえいの礎ともなった大種牡馬イレネーを記念して創設されたレースだ。明け3歳の最強馬決定戦で、位置づけとしてはクラシック級。ばんえいの競走馬としてデビューした馬はまずこのレースを目指す。
  このレースにまつわるエピソードとして特筆すべきは、イレネー記念を勝った馬は古馬最大レースであるばんえい記念を勝てないというジンクスであろう。長い歴史の中で両方を制したのは1985年のニューフロンテヤただ1頭となっており、(それも馬場水分7%という超軽馬場のものであり、例外の範疇)他のどんな名馬でも両方を制した馬はいない。ばんえいの七不思議?の一つとなっている。
  これは、ばんえい記念が1トンを引っ張れるような馬の体力や能力が問われるのに対し、イレネー記念は成長度合いやスピード、障害力、勝負根性など競走馬としてのセンスが長けた馬が勝つということであろうか。実際の根拠は不明だ。
  いずれにせよ各馬初めての重量。定量戦なので堅めではあるが小波乱もあるというのがこのレースの特色であろう。(現在2番人気の馬が4連覇中、過去7年で6回が2番人気の馬という不思議な現象が起きている。)
  そんな中、これまで重賞2勝を含む8戦8勝のセンゴクエース、昨年暮れのヤングチャンピオンシップ優勝以来、完全休養で3か月ぶりの登場というJRAのサラブレッド並みのローテーションで満を持して登場してきた。。ぶっつけということにはなるが、もちろんここを照準に稽古を積んできていることであろう。仕上がり具合は当日の馬体重やパドックの様子にも注目したい。展開は逃げの脚質という訳ではないが、相対的な力が違うため押し出されるように前に行くのではないか。抜けた存在であることには間違いがないが、あえて死角を探すとすれば第2障害だろう。前々走では障害で引っかかり最後は後ろの馬に詰められたという展開もあり、ここをどう見るか。
  絶対的なセンゴクエースの力は認めざるを得ない。なんとかこれに土を付けるような馬を探したいというのが人情であるが、力で逆転するような状況は難しい。しかし競馬は絶対ではないので、先に述べた2番人気にも期待したい。
  2番人気候補のno.1はやはり1着7回2着10回のホクショウキズナということになるだろう。先行力がありスタミナも十分、前走の粘りの走りをみると調子も上がってきており、センゴクエース以外の馬相手なら最有力は間違いない。しかしセンゴクエースとの対決になったとき、これを負かしに行こうとして自滅してしまうことがある。また、軽馬場になると先行力が相殺され他馬に逃げられてしまうような展開が見られる。今回は重量もあるので、センゴクエースを深追いせずじっくり自分のペースで走れれば、勝機が転がってくることもあるかも知れない。
  ゆったりしたペースになった時狙ってみたいのがコウシュハスパークだ。重賞はナナカマド賞の5着のみ、一般戦でも大負けすることもあり当てにできない部分はあるが、切れ味はメンバー中1,2を争う。障害をうまくまとめた上で、最後もつれるような展開になると追い込みが決まるかもしれない。
  イレネー記念の牝馬優勝は15年前の1999年のアーティーガールまでさかのぼるが、昨年はキサラキクが勝利寸前までいくなど大きな力の差がない。本命の相手方にはなり得るだろう。その中でタキニシサンデーは黒ユリ賞1番人気ながら、この時は消耗戦になってしまい3着に終わったがこの時の重量経験は生きるであろう。先行力は持っているので意外に粘れるのではないか。
  もう一頭牝馬で黒ユリ賞2着のメムロコマチもおもしろい。当欄ではこの馬に印を打つことが多いように一発の期待がある。初重量もむしろこの馬の切れ味を見せるチャンスかも知れない。3着付け狙いには。
  キンメダルもこれまで既に8勝し、ホクショウキズナと互角の争いをするなど実力のある馬ではあるが、前走の競り合いで敗れたようにこの馬はもう少し軽いレースで力を出せるタイプか。
  その他ではナナカマド賞2着で先行力のあるテンカトウイツ、前走A-2の熾烈な出走権争いを勝ったエーチャン、粘りのある足取りを見せる牝馬サカノメイホウ、シリウスの回避で最後の一枚の切符が転がり込んだホクセイボスらがおり、それぞれ個性派で虎視眈々と上位を伺っているが、馬券的には手を回しづらく好みに応じて3着付けの押さえくらいまでか。
  はむ!の馬券買い目は上表のとおり。大本命センゴクエースを頭にする限り馬券点数は絞らざるを得ない。相手はやはりホクショウキズナか。ヒモ穴狙いの人々が多ければ他に手を回してオッズが上がるといいのだが。
  それぜもなんらかのアクシデントが?ということを期待してしまうのが穴党の宿命。そしてさらに痛い目にあうのも定番。しかしやっぱり少しだけは遊びたい。ということでホクショウキズナの頭をちょっとだけヨ。

  イレネー記念の結果・馬券成績は、2014成績表にアップするとともに、当欄でも回顧したいと思います。

  さて、次回ばんえい重賞は3月重賞第3弾は3月15日、ポプラ賞(BG3)です。予想のブログは重賞の前日までには更新する予定です。またその間できる限りコラムなども挟んでいきたいと思います。

2015年3月4日水曜日

【はむ!のばんえい重賞回顧】第36回チャンピオンカップ(2015/3/1)

  前回のばんえい重賞チャンピオンカップの回顧です。5歳馬オレノココロが単勝最下位人気を覆して優勝しました。

ばんえい重賞レース回顧
第36回チャンピオンカップ(BG2)-2015年3月1日-10R 200m直 雪 4.1%
  1着 (2)オレノココロ
  2着▲(6)コウシュハウンカイ
  3着注(7)ハクタイホウ
単勝 9 2,650円 三連単 2-6-7 64,130円
 ※結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印です。)

  今年度の重賞優勝馬の対決は、正月の天馬賞を勝った5歳馬オレノココロが9番人気ながら、障害を早めにクリアし、若馬同士のたたき合いを制して快勝。馬券は単勝は26.5倍、馬単万馬券、三連単6万馬券とまたまた荒れる結果となった。2着は、同じ5歳で天馬賞2着のコウシュハウンカイが入り、そして3着には4歳馬ハクタイホウが果敢に攻めて粘り込んだ。1番人気ニュータカラコマ,2番人気キタノタイショウら古馬勢はついていけずそれぞれ5着、7着に沈んだ。
  この日の馬場は当初渋めだったが、午後から小雪が降り出しそれが時間がたつにつれ本格的な降りになり馬場も軽く。それでもコースに雪が積もるような状態まではいかなかったため極端な高速にはならなかったが、スピードが出る馬場になっていた。
  レース序盤は前に行きたいハクタイホウがハナを切り、先行馬インフィニティーや、障害手前でじっくり溜めたいキタノタイショウらがほぼ予定通り前に行く展開。しかしオレノココロやコウシュハウンカイらの若馬も軽めの馬場を生かしそれほど離されずについていき、ペースはやや早め。第2障害では、ハクタイホウが先に仕掛け、インフィニティー、コウシュハウンカイと障害の上手な馬たちも続いて障害を楽に越えていく。その後すぐに来ていたオレノココロもやや課題の障害をスムーズにクリア、一歩遅れて最内からホクショウユウキ、大外からニュータカラコマが追う。
  こうなると、降りてからの脚があるオレノココロがたちまち先行の馬たちをかわし先頭へ、安定性のあるコウシュハウンカイが続き、ハクタイホウもいつもならスピードが落ちるところ、軽馬場で粘り、前の2頭にかわされたもののなんとかついて行く。インフィニティーは切れる脚がなくついて行くのみ。そしてそのままの態勢で、オレノココロが先着、コウシュハウンカイ、ハクタイホウ、インフィニティーの順で入り、1番人気ニュータカラコマは前を追ったが5着止まりとなった。本欄で狙ったホクショウユウキも悪い走りではなかったが、他の馬に先に行かれてしまい、ついて行くだけの6着だった。またキタノタイショウは障害でまたもや失敗し7着だった。
次走へのひとことメモ
  オレノココロ(1着):正に「してやられた」という感じだ。初重量820kgでトップハンデともなるとさすがに厳しいかと思われたが、天馬賞以降も調子自体は維持しており、今回軽馬場になったというのも好条件になった。しかしそれ以上に障害をスムーズにクリアできたのが大きい。かなり自信を付けてきたようだ。今回はマイナス21kgと体重を絞り込んでおり、入念な稽古を積んできたのであろう。阿部武臣ジョッキーの障害のさばきの上手さも感じた。この馬は元々馬格がある馬で、今回のようなレースを続けられるようだと、盟主の座につくのも近い。次走は当初ポプラ賞の予定だったがハンデが重くなるため回避し4月のオッズパーク杯あたりを照準にするか。
  コウシュハウンカイ(2着):この馬の持ち味である安定性は古馬相手の重賞でも発揮された。展開のうまさ、障害のさばき、最後まで崩れない走り、どれをとっても一流だ。しかしあと一歩で勝ちきれないのは、切れ味と勝負根性の差か。それでもこれらの能力は安定性とは裏腹の部分でもあり、この馬の持ち味を生かすためには、特段変わったことをするまでもないだろう。次走のポプラ賞でリベンジを果たす。
  ハクタイホウ(3着):古馬重賞初挑戦でこの成績は見事だ。世代戦では常に人気を背負いながら勝ち負けを繰り返してきており、プレッシャーとの勝負でもあったが、今回は挑戦者の立場で気楽に行けたのが良かったか。抜群の先行力と障害力で、あとは最後まで持ちこたえられるかどうかが課題であったが、軽馬場が味方したこともあり、いつも以上に粘りを見せた。軽馬場でハンデももらっていたとはいえ、今回初重量でこれぐらい走れれば将来にも展望が見えてきた。この馬も次回はポプラ賞か。
  インフィニティー(4着):切れ味鋭い若馬勢の台頭の中、この馬自身は先行力を生かしよく粘った。スピードの差で敗れはしたものの、他の古馬勢には差をつけて先着しており内容は悪くない。ばんえい記念連覇に向けまずはエンジン始動といったところだろう。
  ニュータカラコマ(5着):やはり枠順が微妙にこたえたか。前の馬は意識はしていたが、外枠から中の馬を様子見をしているうち他馬が抜け出してしまい、追いつかなかったというところだろう。障害越えはかなり修正してきているが、その分ズブさも出てきている感じもする。最後のスピードもやや不発気味だ。この馬もばんえい記念に向けた調整に入るか。
  その他では、ホクショウユウキ(6着)は、若馬勢が活躍しただけにやや不満が残る。この馬のペースでは行ったが、中間はやや遅れをとってしまった。キタノタイショウ(7着)は相変わらず障害が課題だ。ペースが速かったのも焦りにつながったか。フジダイビクトリー(8着)、フクドリ(9着)はばんえい記念に向けた調整段階だろう。今回は度外視していい。

はむ!の予想結果(;´Д`)
  正直これは無理。オレノココロは天馬賞の時の当欄の「次走メモ」でも読めば買えるだろう・・・なんてことは終わってからならいくらでも言えるが、今回5歳でトップハンデ、しかも障害の不安もあるということになると、ここから入るのは余程鋭いカンを持っていないと無理だ。それでも今回比較的若い6歳のホクショウユウキを狙ったように、若馬にチャンスありと感じたところまでは良かったんだけど、馬券には結びつかない。やはりセンスないね。それでも密かにハクタイホウの応援馬券なんてのを買ってたので、複勝の配当だけが戻った。しかし雀の涙にもならない額なので、集計表の方ではこのレースは「外れ」とします。まだ重賞戦線はこれから。気を取り直してイレネー記念以降に力を傾けよう。

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2014データ・馬券成績表)

  さて、次回ばんえい重賞は3月8日イレネー記念(BG1)です。予想記事は前日3月7日までに掲載予定です。また、それまでもコラムなどを書けたらと思っています(が期間が短いので書けないかもしれません。)