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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2015年9月21日月曜日

【はむ!のばんえい重賞回顧】第23回銀河賞(2015/9/20)

  まずはトピックから。本ブログ筆者を含め、関西地区在住のばんえいファン(どれくらいいるかわかりませんが)に朗報!?DASH心斎橋、よかわ、和歌山など、園田競馬関係の場外で10月以降の一部の月曜日にばんえい帯広競馬の全レースの馬券が発売されるようです。関西地区では正月の帯広記念以外はほとんどばんえいは買えなかったので、これは良い知らせです。平日なので自分が行くことは困難ですが、とにかくそういう機会が与えられるだけでも大きい。もちろん今でもネットで全国で馬券は買えるけど、やっぱり現物で買えるというのは違います。今週のばんえい重賞・銀河賞を優勝した浅田達矢騎手も関西(奈良県明日香村)出身ですし、関西にもばんえいファンは多くいます。今後さらに発売が拡大されることを望みます。というわけで、銀河賞の回顧です。

ばんえい重賞レース回顧
第23回銀河賞(BG2)-2015年9月20日-10R 200m直 晴 2.4%
  1着○(9)カイシンゲキ 1分50秒7
  2着◎(10)カンシャノココロ
  3着 (6)センゴクイチ
単勝 9 250円 三連単 9-10-6 3,790円
 ※結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印です。)

  シルバーウィークのまっただ中、ばんえいの4歳重賞第2弾・銀河賞は、1番人気カイシンゲキが激しい混戦を抜け出して快勝。3歳時のばんえい大賞典以来2回目の重賞制覇となった。2着は差の無い2番人気に推されていたカンシャノココロが入り本命サイドの決着となった。3着には軽量牝馬のセンゴクイチが入った。
  馬場状態は、前日の雨で軽めというところか。序盤はややばらけて出入りの激しい展開となったが、カゲホウトウやホクショウメジャー、ゴールデンフジあたりが徐々に前を伺いながら先に第2障害へ。第2障害はカゲホウトウとホクショウメジャーがまず仕掛け、大外からカンシャノココロも続き、カゲホウトウが先に障害を越え、他もほぼひと腰でクリアし追いかけた。その後少し溜めていたカイシンゲキとセンゴクイチが障害をうまくクリアし、切れ味を見せて前の3頭を追い、内からゴールデンフジも続き、残り30mあたりでは5~6頭がほぼ横一線に並ぶ大接戦となった。その中でもカイシンゲキが降りた勢いしっかり保ち徐々に突き放し、差を広げてそのままゴール。終わってみれば3馬身以上離しての快勝だった。その後はカンシャノココロが粘り強く走りきり最後抜け出して2着、3着争いはカゲホウトウとセンゴクイチの追い比べになったが、センゴクイチが軽量を生かしてゴール前わずかに前に出て先着した。

次走へのひとことメモ
  カイシンゲキ(1着):十分な実力がありながら重賞になると今一つ足りないところがあったが、今回はこの馬の持ち味を十分見せて快勝、浅田騎手とともにこれまでの鬱憤を晴らした感じだ。両隣の先行馬が先に行くところを見ながら一歩下がった位置から勢いを付けて上手く障害を越えたのが大きかった。これでオープン入り。大きな目標は正月の天馬賞だが、その前の古馬一線級との対決も楽しみにしたい。
  カンシャノココロ(2着):最後まで崩れないこの馬らしい走りで2着を確保した。ただ大外枠が影響したか、ややスタートで出遅れたことが惜しまれる。ただ確実に障害は越えてきており、今回のようなレースをしていればいつかはチャンスが回ってきそうだ。今後はクラスが一つ上がって準オープンに入り、相手も強くなるが経験を積むには絶好の機会だ。
  センゴクイチ(3着):繰り上がり出走と軽ハンデという強運を生かし、3着に粘りこんだ。今年春には同世代の特別戦でも勝利しており、スピードも持っていることから牝馬といえども軽視するべきではなかった。接戦にもつれ込んだ時の勝負強さも見せた。この後は11月のクインカップを目標に調整していくことになろう。
  カゲホウトウ(4着):この馬としてはミスもなく力どおりに走れていた。意識して前に行き早めの仕掛け、障害も難なく越えたが最後競り負けた。やはりハンデが応えたか。当面は厳しい条件のレースが続きそうだが、次の大きな目標の天馬賞に向け、じっくり体力をつけておきたい。
  アサヒメイゲツ(5着):先行争いが激しかったので、最後この馬が来くまでは気づかない感じであった。それほど最後は抜群の切れ味を見せたということだ。障害も崩れなかったようだ。ただ、軽馬場で前までは届かなかった。クインカップで雪辱を果たすか。
  その他では、先行したホクショウメジャー(6着)が見せ場までは作ったが、最後まで息が続かなかった。もう少し体調が良ければ上位争いができたのではないか。ゴールデンフジ(7着)も障害を上手く越え好走したが力の差があったか。ダービー馬ホクショウマサル(10着)は最初から取り残され全く動けなかった。立て直しが必要か。

はむ!の予想結果(-.-)
  もう自分の馬券下手さ加減には自分に腹が立ってくるほどだ。3着に買っていなかったセンゴクイチが来てしまったから三連単外れというのはしょうがないが、それにしても幅広げすぎ、点数買いすぎ。1,2着が本命サイドなので枠複当たっても激安で焼け石に水にもならない。もう少し買い方見直さないと。

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2015データ・馬券成績表)

  さて、次のばんえい重賞は3週間ほど開いて10月12日ナナカマド賞(BG3)です。次は月曜日。10月の3連休の最終日です。前日までにはまた重賞予想を書きます。それまでにもコラムくらい書ければいいのですが・・いずれにしても引き続きよろしくお願いします。

2015年9月19日土曜日

【はむ!のばんえい競馬重賞予想2015】第23回銀河賞(9/20)

はむ!のばんえい重賞予想
  2週続けての重賞は、当欄の更新作業が増えるのでしんどいものがあるけど、こんな個人サイトでも一応覗いてくださる方もいるようなので頑張ってみます。
  皆さんはシルバーウィークはいかがお過ごしでしょうか。いや、休みなんてないよとか、ウチは商売だから連休の方が忙しいという方もいらっしゃるでしょうね。あるいはお彼岸だから墓参りに忙しいという家もあるでしょう。当方は一応カレンダーに従って仕事するサラリーマンなので、連休ぐらいしかプライベートをゆっくり過ごせる時はないのだけれど、そんな時に観光地や街中はどこへ行っても人の波。道路も鉄道もぎっしり。ましてや今年は土・日を入れて5連休ときているので混雑に拍車がかかりそうなので、特段の予定はありません。
  そういう時は移動を避けて、家でテレビとネットで競馬などを楽しみましょう。。。な~んて、そんなの耐えられないって?言っときますけど~、自分たちも出かける時は出かけますからねっ。ただ芋の子を洗うような所には行きたくないというだけなんですw。ま、価値観とかいろいろありますからね。もう少し先になればまた行動していきますよ。
  というわけで、連休まっただ中の日曜日、ばんえいは重賞・銀河賞があります。楽しんでまいりましょう。

【出馬表及びはむ!の予想印】
第23回銀河賞(BG2)
(2015年9月20日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 4歳オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
(展開目安)
  アアモンドセブン 牝4 700 島津新 小林長 青毛 逃
シンザンボーイ 牡4 710 鈴木恵 坂本東 栗毛 先
  ゴールデンフジ 牡4 710 西将太 岩本利 鹿毛 先
  アサヒメイゲツ 牝4 690 安部憲 松井浩 栗毛 追
ホクショウメジャー 牡4 710 松田道 槻舘重 栗毛 差
  センゴクイチ 牝4 690 藤本匠 平田義 青毛 差
  ホクショウマサル 牡4 740 大河和 坂本東 鹿毛 差
カゲホウトウ 牡4 730 長澤幸 服部義 鹿毛 先
カイシンゲキ 牡4 720 浅田達 槻舘重 鹿毛 差
10 カンシャノココロ 牡4 720 阿部武 坂本東 鹿毛 先
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単(フォーメーション) 10,9,8→10,9,8,5→10,9,8,5,2 合計27通り

  三連単(追加)10→9,8,5,2→9,8,5,2,4,1 合計12通り
  三連単(追加)9,8→10,9,8→10,9,8,5,2 合計12通り
  枠複 8=7,8 2点
  (はむ!のワイドで勝負!) ワイド 10=9,8,5 9,8=5 合計5点
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
みどころ:
  ばんえい4歳路線の第2弾銀河賞。ばんえいの場合、距離などの条件が変わらないので、同世代戦はとかくメンバーが固定されてマンネリになりそうに思われる。しかし実際はそうではない。例えば銀河賞でいうと、3か月前の柏林賞とは出走メンバーはほとんど変わらないものの、優勝馬はガラリと変わる。(柏林賞と銀河賞を連覇したのは2年前のホクショウユウキのみ)やはり負担重量、ハンデと馬場状態によって大きく変わってくるということだ。ただ、4歳路線が確立してからの顕著な傾向として、この世代の3大レース(柏林賞、銀河賞、天馬賞)は過去8年間牡馬が全勝(24連勝)と圧倒的に有利で、昨年のこのレースではセイコークイン、クインフェスタらいわゆる「4人娘」が上位人気を占めたがすべて5着以下に敗れた。これは特筆すべきことであろう。なお、今回出走権のあったキサラキク、ハクタイホウが回避しシンザンボーイ、センゴクイチが出走することとなった。

各馬寸評:
  1 アアモンドセブン:この夏の間はかなりびっしり稽古した成果か体重が十分絞れていた。それが重賞での好走につながっている。先行力とスピードが持ち味の馬。今回もハナを狙いに行くだろう。うまく他馬を引きつけて走れれば逃げ粘りも。
  2 シンザンボーイ:回避馬が出たため出走権を得た。3歳時は三冠レースにも出てそこそこ好走している。近走も順調で、前走ははまなす賞で勝ったコウリキより先着した。この馬も先行タイプ。障害も上手いので、ペースが合えば粘り込みも。
  3 ゴールデンフジ:長く低迷していたが、特別レースで賞金を稼ぎ出走権を得てきた。接戦をものにしてきたように勝負強さがある。ただ軽めのレースの実績しかなく、一気の重量加増と相手強化でどこまで走れるか。前につけていきたい。
  4 アサヒメイゲツ:この馬の持ち味は鋭い追い込みの脚。一旦スピードが出ると止まらず、少々遅れていても取り戻せる。そのためにも苦手の障害をうまくクリアしたいところ。最近はかなり克服しつつある。時計のかかる馬場になれば。
  5 ホクショウメジャー:この馬は揉まれて強いタイプ。ごちゃついた展開になれば粘りを見せて最後スルッと抜け出す。相手なりに走れるのも強みだ。ただ2走前にハ行による除外があり、前走を見ると体調面でやや心配がある。
  6 センゴクイチ:この馬も繰り上がり。先週勝利の余勢を駆ってもう一丁。切れ味鋭いので時々大駆けすることがある。今回のメンバー相手でも優勝したこともあり力が劣ることはない。ただ高重量はやや苦手か。最近転厩して気分一新。
  7 ホクショウマサル:G1を2勝しており、メンバー中最も格上。もちろんその分他馬とハンデ差があり、これが同世代戦など苦戦している理由の一つだ。本来は先行して押し切るタイプの馬だが、近走は出足から遅れを取っている。軽い馬場が良いか。
  8 カゲホウトウ:柏林賞勝ち以降、前回重賞のはまなす賞でも好走し、この世代では最も勢いがある馬だ。見た目は馬格がなく強さを感じないが、スピードと器用な立ち回り、粘り強さもある。前走のように積極的に前に行く作戦をとるか。
  9 カイシンゲキ:実績馬で、近走も一般戦や特別戦ではかなりの強さを見せているが、なぜか重賞になると動きが悪くなる。はまなす賞でも圧倒的1番人気ながら良いところなく敗れた。もちろん見限る状況ではないが、自分のペースで行けるかがカギ。
  10 カンシャノココロ:前回重賞の柏林賞では堂々の1番人気に推されたが、プレッシャーからかこの馬らしい走りができなかった。その後立て直して安定した力を発揮している。障害は確実に越えて来られるので、積極的に攻めて行ければ。

はむ!の予想まとめ:
  この世代は、実績馬と昇り馬がしのぎを削っている。先行力があり障害も上手な馬が多いので、激しい争いになりそうだ。当欄では柏林賞で1番人気ながら力を出せなかったカンシャノココロをもう一度狙ってみたい。柏林賞の時は慎重になりすぎ障害越えに時間がかかってしまったが、それ以降は立て直しているし、重量戦になればペースも落ち着きそうなのでこの馬の走りができるのではないか。大外も苦にしない。軸にはなりそう。
カイシンゲキは前走がいただけないが、調子そのものを崩している訳ではない。巻き返し十分可能と見て対抗にした。一方、柏林賞勝ちではまなす賞2着のカゲホウトウは、華奢でどうも狙いづらいタイプなのだが、重賞になるとよく走る。前回は外して痛い目にあったので今回は薄めに絡めておく。
  あとは、接戦になれば勝負根性のあるホクショウメジャーの粘り、運良く出走権を得たシンザンボーイが前に行ければ。データ不利な牝馬勢では、地力のあるキサラキクが回避し、さらに厳しい状況だ。先行してしぶとく粘るアアモンドセブンあたりを押さえておく程度か。

はむ!の馬券狙いどころ:詳細は上表
  柏林賞と銀河賞の成績は相関しない。ということは。前回馬券は外れているので、前回と同じような狙いをすれば当たるかも?3連単はカンシャノココロ、カイシンゲキ、カゲホウトウの3頭を頭に、3着付けに少し穴目を入れたフォーメーションでいきたい。

  今回の結果回顧はレース数日以内にアップします。

2015年9月16日水曜日

【はむ!のばんえい重賞回顧】第51回岩見沢記念(2015/9/14)

  取り急ぎ岩見沢記念の回顧です。

ばんえい重賞レース回顧
第51回岩見沢記念(BG2)-2015年9月14日-10R 200m直 小雨 2.9%
  1着▲(3)オイドン 2分06秒3
  2着○(4)オレノココロ
  3着 (8)インフィニティー
単勝 3 520円 三連単 3-4-8 6,220円
 ※結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印です。)

  珍しく月曜に行われた重賞、岩見沢記念は、4番人気だった7歳馬オイドンが、それまで苦手だった障害をひと腰で追いすがるオレノココロを振り切り、古馬重賞でようやく念願の初優勝を果たした。2着は1番人気のオレノココロ、3着はインフィニティーが粘った。
  前日までの雨に加え、当日も夕方から小雨が降り適度に軽めの馬場。ただ重量を背負っているので序盤は各馬牽制しあいながらの展開。中盤は最内からトレジャーハンターが積極的に前に行き2,3馬身先行、外からはインフィニティー、ホリセンショウの先行馬とキタノタイショウらも前の方につけて、第2障害手前では横一線に並んでから、インフィニティー、ホリセンショウが先に仕掛けるが、インフィニティーが先に抜け出す。一方内側からオレノココロが行き、障害をうまくクリア、その隣のオイドンも障害をひと腰で越え、そのあとホクショウユウキとホリセンショウが続く展開。そのうちオイドンとオレノココロの2頭が抜け出し一騎打ちへ、なかでもオイドンの走りが軽快でじわじわと離しにかかる。オレノココロも必死に追うが、オイドンの脚色は鈍らずそのままゴール。オレノココロは差の無い2着に入った。3着には先行したインフィニティーが、ホクショウユウキと追い込んで来た2番人気コウシュハウンカイをかわして粘りこんだ。

次走へのひとことメモ
  オイドン(1着):期待され続けた馬だが手術などここまでの道のりは実に長かった。今回は馬体重もマイナス18kgとこのレースを目指して目一杯仕上げてきたのだろう。なんと言っても障害をひと腰で越えられたのが大きい。追いすがるオレノココロを振り切り最後は意地を見せた。軽馬場もこの馬に味方した。次は北見記念を目指すだろうがこれ以上の高重量はさすがにどうか。その前に得意の軽量戦の疾風賞を使うプランも考えられる。
  オレノココロ(2着):前半は好位置につけ、障害も上手くクリアし、全くこの馬の勝ちパターンだった。しかしいかんせん軽馬場で、オイドンに先に行かれ必死に追いすがり、最後もしっかり走りきったが追いつかなかった。ほとんどミスはなかっただけに運が悪かったということだろう。勝ったオイドンを褒めるしかない。次は北見記念を目指すだろうが、その前に一息入れることも考えられる。
  インフィニティー(3着):またもや3着。まさにブロンズコレクターだ。先頭を行き障害もクリアして、あとはどこまで逃げ粘るかいう全く変わらないスタイルで、この馬らしい走りを見せている。もう少し馬場が渋いほうが良かった。今後はもちろん北見記念から帯広記念という王道を目指すだろう。重量戦になるのでこれからが狙いか。
  ホクショウユウキ(4着):長く低迷していたが、久々にこの馬のレースをして見せ場は作れた。今回は現在リーディングの藤野騎手を配したのも功を奏したか。やはり積極的に行った方がいいのかもしれない。次は北見記念を目指すだろうが、特別戦あたりでもそろそろ勝ち星が欲しい。
  コウシュハウンカイ(5着):決して調子が悪い感じではなかったが、中盤からやや置かれる展開になった。障害も問題なく越えたが、前に行った馬が軽馬場で止まらない中で、追走で目一杯だった。ばんえいは展開によるということを改めて認識させられた。今後も古馬重賞を中心に巻き返しを目指す。
  その他では、ホリセンショウ(6着)が自分のレースをすればまだまだ粘れるところを見せた。そしてキタノタイショウ(7着)、軽馬場でチャンスかと思われたがやはり障害で手間取ってしまった。今後重量戦になれば状況は変わるか。

はむ!の予想結果(-.-)
  当たったのは焼け石に水のワイドのみ。そろそろオイドン来るかという見立てもあっただけに、いつも買ってるようなパターン(3頭を頭にしたフォーメーション)にしていれば・・・と後悔するわけだが、本当に馬券の買い方が下手。三連単中心でやっているだけに当たらないことがあるのはしょうがないけど、一度大当たりの報告をしたいものだ。

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2015データ・馬券成績表)

  さて、ばんえい重賞は2週連続。次は9月20日銀河賞(BG2)です。今回は日曜日。前日までにはまた重賞予想を書きますので、引き続きよろしくお願いします。

2015年9月13日日曜日

【はむ!のばんえい競馬重賞予想2015】第51回岩見沢記念(9/14)

はむ!のばんえい重賞予想
  9月に入りスポーツの秋。競馬もこれからがシーズン。。。と書きかけていたところでしたが、大雨の被害を受けられた所もあり、手放しで楽しめる気分ではありません。しかし、レジャーがあって産業が成り立ち、経済が活性化してこそ普段の生活が送れるわけで、一人一人が自分のフィールドの中で活動していくことが大事だと思います。
  ところで、秋の声を聞いたとたんJRA関係でさみしいニュースが相次ぎました。それはトウショウボーイなどで一世を風靡したトウショウ牧場の閉鎖決定と名手の藤田伸二騎手の突然の引退。詳細については別の所で改めて触れたいと思いますが、筆者的にかなり思い入れの深いところだっただけにショックな感じです。
  特に藤田騎手の引退の理由を聞いて、JRAを中心とした競馬界がどこに向かっているのか?というのを感じます。藤田騎手はばんえいのJRAジョッキーDayにも毎年のように来ていたりして、特にファンを大事にする姿勢が見える人だっただけに、引退は残念ではありますが、競馬のあり方への議論に一石を投じたという意味で、その意思を支持したいと思います。お疲れ様です。
  それではばんえいの方に話を戻しまして、今後の重賞は9月14日(月)、いわゆる4大レースの一つ、岩見沢記念があります。今回もいつもの重賞とは曜日が違って月曜日となりますのでご注意を。それでは予想をどうぞ。

【出馬表及びはむ!の予想印】
第51回岩見沢記念(BG2)
(2015年9月14日(月)20:10発走 帯広10R ダ200m 3歳以上オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
(展開目安)
  トレジャーハンター 牡8 830 浅田達 金田勇 鹿毛 先
コウシュハウンカイ 牡5 840 藤本匠 大友人 栗毛 差
オイドン 牡7 820 安部憲 鈴木邦 栗毛 追
オレノココロ 牡5 830 鈴木恵 槻舘重 青毛 差
ホクショウユウキ 牡6 820 藤野俊 岡田定 鹿毛 先
  アオノレクサス 牡9 820 西謙一 平田義 芦毛 逃
キタノタイショウ 牡9 820 大河和 服部義 栗毛 差
  インフィニティー 牡9 820 尾瀬馨 金田勇 鹿毛 逃
  ホリセンショウ 牡10 820 島津新 岩本利 栗毛 逃
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単(2頭軸マルチ) 2=4→3,7,5 合計18通り
  三連単 2,4→2,4,3,7→2,4,3,7,8 合計12通り
  応援馬券(単勝+複勝)6   (はむ!のワイドで勝負!) ワイド 3=2,4,7,5 7=2,4,5 合計7点
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
みどころ:
  ばんえいの古馬重賞・四大記念競走(旭川、岩見沢、北見、帯広)の第2弾、岩見沢記念。過去の勝ち馬を見ると名馬が並ぶが、面白い傾向として、大友厩舎や松井厩舎がそれぞれ5連覇するなど若干偏りがある。古馬重賞は夏のグランプリと正月の帯広記念のG1レースの間にいくつか重賞があるが、どこに照準を合わせて調整するか各陣営によって考え方があって、そのあたりが現れているのではと思われる。また、ここ2年は5歳馬が勝利している。これはハンデなども影響しているか。
  いずれにせよ、伝統あるレースの一つであり、その勝ち馬に名を連ねることは、どの陣営にとっても目標であることは違いない。その思いの強さがこのレースの勝利者となるだろう。なお、今年は例年より2週間ほど早く施行される上、月曜日の開催ということで注意が必要だ。

各馬寸評:
  1 トレジャーハンター:回避馬が出たため繰り上がりの出場。今シーズンは前半6連勝するなど絶好調だったが、相手が強化されてからは壁に当たりつつある。これまで800kg以上の高重量では全く良いところがなく、今回も急遽出場なのでどうか。
  2 コウシュハウンカイ:グランプリ2着で古馬戦線でも全く引けを取らないどころか、まさに現役トップクラスだ。障害力があり崩れないのが強みだ。ただ今回は未経験の重量とハンデが課題。しかしこのレース得意の大友厩舎ならなんとかするだろう。
  3 オイドン:皆が待っているこの馬の復活。近走の走りからその期待は大きくなっている。課題の折り合いも良くなってきており、前哨戦のマロニエ賞ではこの馬の持ち味を見せた。ただ、この馬の課題はやはり重量。力は付いてきているが。
  4 オレノココロ:グランプリの時は、この馬のレースをしていただけにゴール前転倒は残念だった。障害を含めやや脚元の弱さがあるのがこの馬の数少ない弱点だ。しかし基本はパワーもスピードも十分。スムーズに流れれば。
  5 ホクショウユウキ:昨年のこのレースでは9番人気ながら先行力を見せ自分のペースで走りきり優勝。単勝9千円台、三連単30万円台という大穴を演出した。それ以来勝ち星から遠ざかっているが、近走は復活の兆しも見えてきた。軽馬場なら。
  6 アオノレクサス:A1クラスながら、追加で出走権を得た。先行力があり、ばんえい記念に出場するなど高重量もこなせるタイプで、好調であればこのメンバーでも十分戦えるが、今シーズンは脚元の不安があり、やはりいきなりは厳しいか。
  7 キタノタイショウ:レースは5回目の挑戦、昨年は2着だった。しかし近走は障害がネックとなり良いところが見られないのが心配。ただ力がない訳ではなく、久々の好枠。両隣の先行馬を目標にしながら、障害をなんとかクリアできれば巻き返しは可能。
  8 インフィニティー:グランプリでは先行し確実に障害を越えて3着に粘った。秋になり負担重量が重くなると、むしろじっくり戦えるのでさらにこの馬の力が発揮される。ただ他馬にとってよい標的になっているのも確か。障害を先頭で抜けたい。
  9 ホリセンショウ:近走は持ち前の先行力も影を潜め厳しいレースが続いている。まだまだやれそうだが。ただ前哨戦の特別レース・マロニエ賞では久々に軽快な走りを見せ掲示板に食い込んだ。軽馬場になれば見せ場くらいまでは。

はむ!の予想まとめ:
  古馬よりも5歳馬2頭のハンデが重いという逆転現象が生じている。しかしこの5歳馬はやはり好調で勢いがある。10kgぐらいのハンデなら問題ないと見た。2頭ではやはり信頼感でコウシュハウンカイの方を軸にしたい。前走の勝ち方も強く一歩前に出た感じだ。一方オレノココロもライバルとして負けられないところだろう。焦ると障害などで崩れる心配はあるが、今回は十分ケアしてきていると思われる。対抗に。
  単穴としてはやはりここらでオイドンに期待したい。高重量が不得手という心配はあるが、調子は上がってきており、展開を見てもなんとかぎりぎりこなせるだろう。もう一頭忘れたくないのがキタノタイショウ。今回は好枠に入った。先行馬につられる形で上手く障害をさばければ。
  あとは、ホクショウユウキもどこかでは突っ込んでくる予感はしている。展開がはまれば連覇も。あと3着付け候補としては、上手く逃げられた時のインフィニティーぐらいか。

はむ!の馬券狙いどころ:詳細は上表
  5歳馬2頭が強いと見て、久々に2頭軸マルチにしてみた。あとは2枚買いとオレノココロの膝折?のリスクを拾って。ワイドの方は、障害課題のエース古馬2頭から。あとはよく出てくれたアオノレクサスの応援馬券(単+複)。

  今回の結果と回顧はレース数日以内にアップします。

2015年9月2日水曜日

【はむ!のばんえい重賞回顧】第27回はまなす賞(2015/8/30)

  ばんえいのはまなす賞があった30日とその前日の29日、JRAでは札幌でワールドオールスタージョッキーズがありました。JRAジョッキーと海外のスタージョッキー+日本の地方競馬代表ジョッキーの対決。結果は、優勝が香港のモレイラ騎手、2位はJRAの武豊騎手でしたが、自分の興味は当然地方競馬騎手勢の方です。そんな中第1戦でいきなり金沢の藤田弘治騎手が1着に入りJRAでの初勝利となり、「やった!」という感じでした。無名の地方競馬騎手が名を上げるのは嬉しいことです。ホッカイドウ競馬代表の岩橋勇二騎手も健闘しましたが総合最下位でした。
  ばんえいの騎手は体格が違うので、こういう所に行くことはないけれど、その代わりに地方競馬騎手の活躍を応援したいところです。というわけで、はまなす賞の回顧です。

ばんえい重賞レース回顧
第27回はまなす賞(BG3)-2015年8月30日-10R 200m直 晴 1.3%
  1着△(6)コウリキ 2分16秒7
  2着▲(4)カゲホウトウ
  3着 (7)キンメダル
単勝 6 460円 三連単 6-4-7 111,240円
 ※結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印です。)

  3,4歳世代間対決重賞は3番人気の3歳馬コウリキが、第2障害を好位で越えて、前を行く馬を捕らえて抜け出し快勝。重賞初制覇となった。2着は4歳馬カゲホウトウ、3着は3歳のキンメダルが入り、3連単は10万円を超える波乱となった。
  砂煙が上がり全体的に時計がかかる馬場。序盤はホクショウマサル以外はほぼ横一線だったが、スローペースを見越して、中枠からカゲホウトウが2,3歩前に出て、これにコウリキがついて行き、他は前の馬を見ながらこれを追うような展開。当初予想された展開とはかなり違う形となった。第2障害にはカゲホウトウが早々と到着、これにコウリキ、アアモンドセブンあたりが追いついた。カゲホウトウは他馬が到着するまで十分に溜めたが、それでも一番先に仕掛け障害をうまくクリアして先頭で行く。あとはタキニシサンデー、アアモンドセブンあたりが続くが越えきれない。そんな中うまく障害をさばいたのがキンメダル。障害を降りてぐんぐん前に接近しかわすかの勢い。そのあとアアモンドセブン、コウリキ、キサラキクが障害を越えて前に少しずつ詰める。その中でコウリキの脚色が良くどんどん前の2頭に迫る。逆にキサラキクあたりは負担重量の大きさもあってか失速した。そして、残り10mあたりで追ってきたコウリキが脚色が良く、前の2頭を逆転。そのままゴールに流れ込んで1着。3歳馬ながら勢いで一気に頂点に登り詰めた。逃げたカゲホウトウも最後は粘りを見せ2着、追っていたキンメダルはさすがに最後は脚色が鈍くなったが、しっかり走りきって3着に入った。アアモンドセブン、キサラキクの4歳牝馬2頭が4,5着となった。1番人気のカイシンゲキは前半から行き脚が良くなく、障害も手間取るなど、この馬の悪い所が出てしまい7着に沈んだ。

次走へのひとことメモ
  コウリキ(1着):自分のペースに持ち込めたのが何よりの勝因だろう。前半では好位置につけ、障害では何頭か前に行かせてでも慌てず、じっくり溜めて障害を越えてからは一気に追い込み、先頭に立ってからは余力を残してゴールした。展開がうまく行けば3歳馬でも十分勝てることが証明された形だ。今後もこういうレースができるかは走ってみないとわからないが、軽量ながら立ち回りの良い馬で、秋のクラシック路線に向けての有力の一頭になったことは確かだ。
  カゲホウトウ(2着):今回は好枠を生かし思い切って逃げを打った。障害もうまく越えてしてやったりの感はあったが、最後は勝ち馬に足元をすくわれた感じだ。それでも最後のスピードが極端に落ちたわけでもないので、作戦は問題なかったと思われる。調子も良かったのだろう。次は銀河賞ということになるだろうが、そろそろマークされる立場になるのでどのような展開で行くかがカギだ。
  キンメダル(3着):近走調子を落としていたように思われたが、元々はイレネー記念2着など力のある馬。このレースに照準を合わせていたのだろう。障害も楽々越え先頭に立つ勢いで見せ場を作った。最後はさすがに緩んだが、この馬らしいレース運びだった。今後はコウリキとともにクラシック路線でセンゴクエースとの対決に挑んで行くだろう。
  アアモンドセブン(4着):やはり枠順が苦しかったか。序盤の行き脚は決して良いものでなく、中盤からは前に取り付いたものの、前の馬に先に行かれてはこの馬の持ち味は半減だ。それでも4着に粘りこむあたりは力はあるというところだろう。この後は銀河賞を使った上でクインカップが当面の目標というところか。
  キサラキク(5着):結局は2番人気まで推されていたので、今回の成績は今一つということになるのだろうが、障害も大きくもたつくことなくこの馬のペースで走りきっており、ハンデ差も考慮すればこの馬としてはそれほど悪い結果ではないと思われる。次は銀河賞ということになるだろうが、この馬はペース的に古馬との特別戦あたりの方が持ち味を出せそうな感がある。
  その他ではタキニシサンデー(6着)が、着外ながら軽ハンデを生かした動きの良い走りができていた。カイシンゲキ(7着)は全く良いところが見られなかった。重馬場や高重量は苦手なのかもしれない。3歳勢はクラシック第2弾のばんえい菊花賞まで少し間があるが、4歳勢は9月に銀河賞があるため、すぐに臨戦態勢が求められる。今回成績の上がらなかった4歳勢だが、巻き返しなるか。

はむ!の予想結果(>д<;)
  無理無理。カイシンゲキを頭にしている時点で、消極的な対応だった。取りガミでも当たれば良いという考え方をしていると、今回のように大外れだとさらにダメージは大きい。印のつけた組み合わせなら、馬複あたりできっちり取るというのが本来なんだろうけど、それもできないし。。。もっと地道にかつ大胆にやっていくしかないね。

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2015データ・馬券成績表)

  さて、次回ばんえいの重賞は、2週後の9月14日岩見沢記念(BG2)です(月曜日なので注意)。さらにはその後9月20日には銀河賞(BG2)と2週重賞が続きます。次回重賞の前日までにまた重賞予想を書きます。この間もできる限り何らかの記事が書けたらと思います。引き続きご愛顧ください。