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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2014年3月22日土曜日

【はむ!のばんえい重賞予想】ばんえい記念(BG1)予想など

はむ!のばんえい多々雑感
  前置きの話題は昨日書きましたので、早速ばんえい記念の予想いきます。
  残念なのは全国発売でないこと。各地方にある場外馬券場バオー(BAOO)で、冬の間ずっとばんえいの馬券を売っていた所でも、ばんえい記念の日はBAOO高崎のみ、南関東でも発売する所がなし。(関西ではハナからあきらめているけど・・)折角のお祭りなのにこれは寂しい限りです。もう少し調整して欲しいものです。しょうがないからネットでやるか。ポイント10倍だし。楽天でやるかオッズパークでやるかはお好み次第。

はむ!のばんえい予想
2014/03/23-11R 第46回 ばんえい記念(BG1)(17:15発走)
(はむ!の予想印)
◎ (8)ニュータカラコマ
○ (1)キタノタイショウ
▲ (9)ホクショウダイヤ
△ (2)ホッカイヒカル
注 (7)インフィニティー

(はむ!の見解)
  この欄を読んでくださっている方にばんえい記念とは何ぞやと説明しても釈迦に説法なので、今日は予想に徹します。
  まず、馬場状態から、帯広は金曜日は雪だったがそれほど積雪もなく、日曜日には乾いているものと思われる。メンバー的にもかなり時計はかかるものと考えられるが、勝ち時計は3分後半から4分ぐらいと見るが、当日の他のレース、たとえば第2レースのC1-1組あたりで馬場傾向が、第9レースのクリスタル特別は4歳馬が重賞並みの荷物を引っ張るのでこのあたりのタイムが参考になるだろう。
  この状況で1000kgのばんえい重量となると、やはりごまかしのきかない力勝負のレースとなるだろう。
  今日はお祭りなので全頭コメントしてみます。
  1 キタノタイショウ ばんえい記念2回目。期待度no.1の馬がしばらくスランプに入っていたが、正月の帯広記念2着から3月のチャンピオンカップ優勝と、ようやく本格化してきた。(スランプと思わせながら、実際はこのレースを最終目標に、夏は仕上げをセーブしていたという見方もできるが)昨年のこのレースはカネサブラックの3着と、重量の不安はない。やはり実力は間違いなくトップと見るべきだろう。後は展開だ。今回は力関係からしても押し出されるように前の方に行くと思われ、障害もじっくり対応できるこのレースでは問題なくこなせると考えられるが、接戦にもつれ込んだとき最後の一踏ん張りができるかどうかがカギになってきそうだ。
  2 ホッカイヒカル ばんえい記念は3回目の出場。過去2回はいずれも4着と善戦している。全体的にスピードが抑えられるこのレースは、差しタイプのこの馬にとって好条件だ。力関係からしてもチャンスは大きい。しかし中間で慌てて先団に取り付こうとすると、やはり最後にきて切れがなくなってしまうこともあり、力の配分がポイントだ。前走は軽い怪我による除外、その前のレースでも離されて負けていることもあり、体調もやや気になるところ。
  3 ファーストスター ばんえい記念初登場。5歳の時の天馬賞勝ちがあるが、その後は目立った実績もなく、今年は長く絶不調の時期が続いていため、ここに出られたことだけでも意義があるという感じで、常識的には見送りの一手だろう。しかし、最近のばんえいは力が拮抗しているため何が起きるかわからない。重量の適性も未知数だし、展開一つで上位に潜り込むこともある。近走調子が上がってきており密かに狙っているのではないか。第2障害までうまくついて行けばおもしろい。
  4 アアモンドヤワラ ばんえい記念は3回目。10歳でこのレースが引退レースとなる。まずは果敢に挑戦する姿勢に拍手したい。重賞実績はないが、ほとんど休むこともなくレースに登場、コンスタントに勝ち負けしていて、時には大穴をあけることもある。ホッカイヒカルと同じ父親で差しの脚が身上だ。今回はさすがについていくのに精一杯で、馬券に絡むのは難しいと思われるが、若手の赤塚騎手とともに無欲で悔いのないレースに臨んでもらいたいものだ。
  5 フクドリ ばんえい記念は2回目の登場。しかし、スピードタイプなので、高重量のレースは苦戦が多い。上位に入ったレースも軽馬場がほとんどだ。ただ障害を苦にするタイプではないので、自分のペースに持ち込めれば下がってきた馬たちを拾いながら上位に食い込むことは考えられる。この日のレースで地ならしされて、馬場が軽くなるようなことがあれば見せ場は作れるかもしれない。
  6 ホリセンショウ ばんえい記念は初出場。なんといっても正月の帯広記念の勝利が衝撃的だった。それまで高重量戦や重賞の実績がなかったので軽視されていたが、一泡吹かせた形になった。ばんえいの馬はよく鍛えられているし、ここに出てくるくらいの馬だから、少々の得手不得手は力で克服できる。あとは展開や気性、そしてジョッキーの手綱さばきだ。帯広記念はそれが上手くはまったのだと思われる。今回は穴人気しそうだが、今度は1トン戦。前回のようにうまくいくかはどうかは微妙だ。
  7 インフィニティー こちらもばんえい記念初出場。今年急成長を遂げた馬の一頭だ。さすがに今年度後半になるとマークされてきていることもあり厳しいレースが多くなってきているが、それでも大崩れすることもなくしっかり走っている。まだ伸びしろもある感じだ。基本は前に行く馬だが、初めての重量でどこまで自分のペースで力を上手くためながら進めるか。第2障害手前まで力を残していれば障害そのものは苦手ではないので、意外と台風の目になるかもしれない。
  8 ニュータカラコマ 6歳馬でむろんばんえい記念は初めて。ただ同年代のライバル・オイドンがまだ軽量戦中心で発展途上にいるのに対して、この馬は古馬たちとも戦っていく中でしっかり力をつけてきている。一度はまれば岩見沢記念で勝ったように高重量でも一気に走りきる力もある。障害が苦手なので、焦る流れになると失敗することが多々あり、そのあたりが信頼しきれない部分はあるが、今回はじっくり構えて障害に挑めるので、その力は十分出せる状態にはあるだろう。あとは馬自身の経験不足に対して、「重賞請負人」の藤野騎手がどういう手綱さばきを見せるか楽しみだ。
  9 ホクショウダイヤ ばんえい記念は4度目。百戦錬磨の11歳馬、通算52勝とメンバー中でも実績はナンバー1だ。これだけ重賞に出ているから高重量は苦にしないと思われるが、ばんえい記念の最高順位は一昨年の5着で勝ち馬から1分近く離されている。軽馬場での切れ味勝負になれば負けないが、時計のかかる馬場になれば前半でついて行くのがやっとという展開になるかもしれない。大崩れはしないので、馬券的には押さえておきたい馬だが、勝つとなると決め手はどうか。
  10 シベチャタイガー ばんえい記念は昨年に続き2回目。重賞に果敢に挑戦しては時々見せ場を作るので、一定のファンにはおなじみの馬だろう。ヒモ穴に考えている人は多いと思われる。重心が低くいかにも重量戦が得意な向きの馬だ。ただ最近あまり調子は上がっていないので、息が続くかが心配だ。障害も出来不出来の差があり、ここがポイントだ。一変とまでは難しいかもしれないが、他がもたつくと浮上してくることは考えられる。

  まとめ・・
  前日の各レースのタイムを見ていても時計はかなりかかりそうなので、力勝負になることは間違いない。そして、こうやって一頭ずつチェックしていくと、やはりキタノタイショウが力的には抜けている感じはする。しかし、将来性、脚質的にニュータカラコマに魅力を感じ、当欄ではこちらを本命にした。展開はキタノタイショウが前に行き、ニュータカラコマが追う形になるだろう。もし同時に障害を降りればニュータカラコマの方が走りきる力はありそう。いずれにしてもこの2頭が軸になると思われる。これに割って入るとしたら、レースを知り尽くしたホクショウダイヤ、中団で前につけられた時のホッカイヒカルくらいか。あと、穴を狙うなら、先行力のあるインフィニティーの前残りか。
  3着までなら、上記の馬のほか、今一度のホリセンショウの駆け抜けや全くの大穴狙いでファーストスターの一変を期待したいところか。
(はむ!の馬券)
  お祭りだし、本場にいれば、全馬の単勝・複勝でも買えば楽しめそうだ。ネットならオッズを見ながらメリハリをつけて買えば意外におもしろい配当になるかもしれない。
  しかし、当欄は馬券派なのでやはり三連単でスカッと当てたいところだ。
  2頭を中心にバリエーションをつけながら買っていきたい。
三連単 8=1→総流し
追加:三連単(マルチ)8=1→9,2,7
追加:三連単 8→9,2,7→9,2,7,3
馬単 8→1,9,2,7,3,6
複勝 全頭
・・・これだけ買うと何点になるかな・・重複しているのもあるので、なんとか当たれば取りガミにはならないかな。

  さて次回は前回告知したように少しリニューアルして4月中旬にアップする予定です。今後ともよろしくお願いします。

2014年3月21日金曜日

【ばんえい記念(BG1)カウントダウン2】2014年度のばんえい

はむ!のばんえい多々雑感
  いよいよばんえい記念の週がやって参りました。ばんえい記念の予想などは、この欄で明日土曜日夜にアップすることとして、 今日は関連の話題でいきたいと思います。
  日本ではたいてい1年の区切りは4月となっています。会社でも学校でも。いわゆる「年度」による区切りが主流です。なぜ1月じゃなくて4月かというのは、諸説あってここで論じる話題ではないと思いますが、自分は仕事柄ということもあってやはり4月区切りの方が断然しっくりくる感じです。やはり1年の計画を立てるのは4月。そして3月は総決算の月というわけです。
  競馬界の場合は、たいてい1月区切りとなっていますが(ですから「年度」代表馬という言い方は変なのですが・・・)、ばんえいの場合は4月区切りになります。(4場で開催され、冬休みもあった時代の名残だと思いますが、詳細は不明です。)通年開催となった今でもその流れは同じで、第1回開催は4月、そして最終週は3月となっています。そして、その年度のフィナーレを飾るのが3月のばんえい記念となるわけです。
  そして来年度(2014/平成26年度)のばんえい界ですが、まだわかってないことが多いので何とも言えませんが、注目は次の点が上げられると思います。(個人的な解説を含みます。)
  ・開催日程等について
  先日、来年度の開催日程が発表され、4月13日(日)から26開催153日間の原則土日月開催と、今年度と変わっていません。また、11月までのナイター開催と冬期の薄暮開催というのも今年度からのパターンを踏襲しています。重賞の日程はまだ発表されていませんが、今年と大きな変動はないと思われます。
  ・馬券について
  まず、競馬法が変わったことによる払戻し率の変更について、地方競馬のほとんどで、従来の一律75%から、単複80%、三連複、三連単は72.5%、重勝は70%という変更がされることになりました。ばんえいも現時点では未発表ですが、ほぼこれに追随するものと思われます。ばんえいの場合、多くても10頭立てと少頭数のため、三連単の売り上げの割合が多いので、この変更が結果的に良いのかどうかは微妙なところ。ただ帯広競馬場に訪れる人は、家族連れや観光客など普段競馬をやらない人も多いのが他の競馬場と違う点なので、わかりやすくて当てやすい単勝・複勝の売り上げが増えるのは悪くないことだと思います。
  一方、個人的にはばんえい馬券の発売の拡大(I-PATでの発売や他場によるばんえい馬券の発売)を期待しているのですが、これに関する新たな情報は全くなく、現状はまだ難しいのかなと感じます。ばんえい人気の拡大により道は開けると思いますので、さらに応援していきましょう。
  ・中継について
  4月から、ばんえいのスカパー中継は他の地方競馬(兵庫を除く)とともに、「地方競馬ナイン」(701ch、702ch)に移行されます。これは現時点で知りうる情報だけを見ると個人的にはプチ改悪です。なぜなら、これまでばんえいをやっていたチャンネル(ミュージックグラフィティTV645ch、795ch)はスカパーのプレミアムパックに入っており、以前からスカパーを契約していた人は実質負担なく視聴できていた人が多いと思います。これが別料金を払うことになるのでこれは改悪です。(645chは、競馬以外の時間には懐かしくてかつマニアックなポップス、フォークやアイドル歌謡などを流すので個人的には楽しめるチャンネルでした。)ま、ちゃんと中継をやってくれるだけでもありがたいことですけどね。
  ばんえいが全国的にも楽しめるようになったのは、ネットの普及ともう一つはスカパーの存在だと思います。少なくとも個人的にはスカパーでたまたま全レース中継をやっていたことが、ばんえい競馬を見るきっかけになったことは間違いありません。裾野を広げるためにも、こういうところはしっかり押さえてほしいものです。(費用や人員的に大変だと思いますが、パドック解説やダイジェスト番組、情報番組(昨年までやってた「クリック地方競馬」みたいなの)なども欲しいところ)
  もう一つ、ばんえいとは関係がないのですが、兵庫(園田競馬などの)がこのグループに入らず、鉄道チャンネルでやっていた中継もなくなるためスカパーでは見られなくなるということです。兵庫が有料化に反発した模様。金払ってまで見たくないとか、全国に巻かれないとかいうのがいかにも関西人らしい発想ですが、折角「そのきんナイター」などで盛り上がってきたところだっただけに残念です。
  ・その他
  年度が替わり、ばんえいも馬の入れ替えがあります。この3月で引退する馬(活躍した馬のみならず、未勝利の馬たちも・・)、そして、4月には新たな2歳馬がデビューします。(今のところこれまでより登録数が少ないようでそのあたりが心配です)勢力図も変わって、来年度から気分一新、フレッシュな気分で競馬を楽しめるというところでしょう。(個人的にはそろそろ新たなジョッキーが登場してほしいころだと思いますが、現状はどうなんでしょうか。)一方、景気のおかげか馬券の売り上げが上向き加減なので、各レースの1着賞金がわずかにアップ。これは生産者や馬主の方々にとっても朗報でしょう。

2014年度の本ページの方針
  さて、そういうわけで、個人の趣味でやっている本ページも、年度替わりで少しリニューアルしたいなと思っています。でも、本来の仕事の方がバタバタしていますので、全面改造というわけにはいきません。だから細々とやります。ただ、メインページの方も放置状態で、いろいろ不具合も出てきているので、少し方針を整えたいと思っているわけです。
  当ページはさらにばんえいを中心とした地方競馬応援に特化したページにして、その他の話題はメインで行うようにします。年度明けの次の重賞(おそらく4/27オッズパーク杯)までに整理します。

  ところで、一応先週のポプラ賞のおさらいを・・一言。負けました。
  勝ったオレノココロ、これ強くなりそうだな。

  長々と書きましたが、ばんえい記念の予想はまた明日。

2014年3月15日土曜日

【はむ!のばんえい重賞予想】ポプラ賞(BG3)予想など

はむ!のばんえい多々雑感
  今日は早速ばんえい話。先週のイレネー記念の結果を振り返ります。前半から速いペース、そして先に障害を越えたのは2番人気のホクショウマサル。この馬は追い込みタイプだけに意外な展開。1番人気のハクタイホウも程なく障害を降りて、前に迫りこの2頭のマッチレースかと思われたところに、後ろからなんと9番人気のキサラキクが猛追。残り10mで止まった前の2頭を抜いてあわやと思われたが、こちらもゴール直前数十センチでストップ、結局ホクショウマサルの方が先着で優勝、ハクタイホウが2着、3着にキサラキクという結果でした。
  ホクショウ軍団の底力を見せられた感じで、ハクタイホウはまたしても重賞を逃してしまいました。それにしてもキサラキクの善戦は特筆すべきでしょう。当欄でも一応、黒ユリ賞馬として無視は出来ないぞと注意はしていましたが、勝利寸前まで行くとは。しかし工藤騎手のゴール後のがっくりした姿をみるときっと密かに狙ってたのでしょう。牝馬ながら粘りも力もありそうで、あの名牝フクイズミを思い出させます。芦毛だし、将来フクイズミのような存在になれば楽しいなと思います。(芦毛のフクイズミは黒ユリ賞の頃は黒い毛色でした。キサラキクも今は顔だけ白いけど、齢を重ねれば体も白くなるかな?)
  とにかく、ゴール前の激しい争いはとてもエキサイティングで、筆者もTV観戦で思わず声が出ました。これぞばんえいという感じでした。映像はこちら
  当欄としては○→◎→注で入ったので嬉しい2万馬券大当たり、キサラキクの複勝もゲット・・・と言いたいところですが、本人はネットバンクに入金してなくて馬券買ってない。。。よく予想は外してるのに自分は馬券は買ってたよなんて後出しで言う人は時々いるけど、自分の場合たいていその逆。そして買い足した時に限ってはさらに大外れ。自分は絶対金持ちにはなれないタイプです。
  さて、気を取り直して今週の重賞ポプラ賞の予想いきましょう。

はむ!のばんえい予想
2014/03/16-10R 第35回 ポプラ賞(BG3)(18:05発走)
(はむ!の予想印)
◎ (5)コウシュハウンカイ
○ (9)クインフェスタ
▲ (10)ニシキエーカン
△ (7)テンカムソウ
注 (8)ワールドピサ

(はむ!の見解)
  明け4歳と5歳の混合戦。2世代混合戦は夏にはまなす賞があるがその時点での好調馬のレースで世代対抗戦の雰囲気は薄い。一方ポプラ賞の方は原則1年間の両世代の重賞優勝馬という条件があり、若馬のグランドチャンピオンを決める意味合いのレースだ。しかしながら、今回出走登録していた中で現5歳の重賞を総ナメにしたホクショウユウキが回避、現4歳のオークス馬ナナノチカラと合わせ、レースの意味からすれば残念な限りだ。前にも話したが、ハンデや体調などやむを得ないとは言え、やはり登録しておきながら回避というのは、その向こうにファンがいるのを忘れているのでは?と思わせる。JRAなどでは有力馬が回避する場合それがニュースになるし理由も知らされるから仕方ないと納得するのだが、そうでなくても情報が少ないばんえいの場合、やはり不可解な気持ちが残る。休むのは仕方ないとして、ホームページなどもあるのだから、その情報は出来る限りしっかりファンに伝えていただけるよう願いたいと思う。
  というわけで、上記2頭の回避で一気に本命不在の混戦模様となり、予想が難しくなってきた。
  本来なら今回のメンバーではニシキエーカンが格上だが、ハンデがある上に未経験の大外枠に入ったのがどう出るか
  かなり悩んで何度も印を打ち替えた上、本欄の本命に4歳馬コウシュハウンカイを推してみた。大体このレースは上の世代の方が有利なのだが、常にオープンやA1の特別など古馬も混じった高いレベルのレースで好走してきている実績からみてこの馬は全く引けを取らない。前走ウインターカップは確かに7着に沈んだもののこのレースは4歳ながらトップハンデで、なぜか1歳上のテンカムソウより25kgも重い荷物で出ている。今回は750kgで同斤量ということなら、相手関係的にこれはチャンスとみるべきだ。ばんえい菊花賞で接戦をものにしたように、粘りと勝負強さが持ち味の馬だ。ただ自在に動けるタイプでないだけに他の馬のペースに惑わされないようにしたいところ。
  対抗には、繰り上がりで出走権をつかんだクインフェスタに注目してみた。同世代重賞では常に善戦、力もつけている。今回なんと言っても50kgのハンデ差の710kgで出られるのは大きい。今回のメンバーなら展開的にも割合楽についていけそうで、差の無い2,3番手から一気に前に出るというようなレースが想像される。詰めの甘さはあるが、最後の数mでハンデ差が生きてくるかも。下の世代の牝馬なので重賞ともなると割引材料にはなるが、常にマークはしておく必要はある。
  そして実力ならやはりニシキエーカン。1月に1年半ぶりの勝利をあげて、ようやく復活の兆しが見えてきた。本欄・筆者としても2年前のイレネー記念以来応援してきた一頭であるので、今回も期待したいところ。しかし、先にも述べたように、トップハンデ、大外枠と不利に思われる材料が見え隠れする。もっとも、一歩引いた位置からじっくりためて障害を越えて、一気に差しきるというシーンも想定されるので、この馬の力をどこまで信頼して買うかだ。したがって単穴ということで。
  初め本欄の本命はテンカムソウにしていた。3連勝中で勢いがあり力もめきめきつけてきている。もともと世代重賞の常連で、勝ちきれないまでも安定した成績を上げてきている。ただやや他力本願的なところがあり、障害の引っかかりなどで一歩遅れると勝ちきれないことも時々あるのが気がかりだ。相手関係で他の馬も勢いのある馬が多いので少しのミスで取り残されることも考えておかねばならない。重賞未勝利の村上騎手にとってもなんとかこのへんで重賞を取りたいところだろう。人馬ともいかに自分のペースに持ち込めるかがカギだ。
  出走権がまわってきたワールドピサの幸運も侮れない。昨年はこのレースで1番人気になるほど地力はある馬なので、しっかり前について行ければチャンスは広がる。
  他では、スピードのあるダービー馬オレノココロ、人気薄の時に大駈けがある大賞典勝ち馬コウシュハクィーンあたりをチェックしておくべきというところか。

(はむ!の馬券)
  今回はハンデ差もあって頭を絞りきれず難しい。しかし、ここのところ狙ったところはそこそこ来ているので(たまたまだとは思うが)、あとはどう馬券に結びつけるかだ。自信もっていって外れたらしょうがない。
 三連単・馬単 各BOX 5,9,10,7
 追加・三連単(マルチ) 5→9,10,7→9,10,7,8

  そして、次の重賞は3月23日、いよいよばんえいの最高峰、ばんえい記念です。年度のクライマックスでもあります。本来の仕事の忙しさはまだ続きますが、やはりお祭りですので頑張って書きたいと思います。金曜日夜くらいには一度更新したいと思っています。

2014年3月9日日曜日

【はむ!のばんえい重賞予想】イレネー記念(BG1)予想など

はむ!のばんえい多々雑感
  競馬全体の話題ですが、3月に入ってJRAあたりもまたクラシックの足音が聞こえて参りました。今週は土曜日に阪神で桜花賞トライアルのチューリップ賞、日曜日には中山で皐月賞トライアルの弥生賞があり、いよいよ春近しというところです。
  そのチューリップ賞に地方競馬代表として高知競馬所属のクロスオーバーが登場。そして鞍上は別府真衣騎手が初めてJRAのレースに騎乗、13年ぶりの女性騎手の重賞挑戦でした。本来競馬の騎手に男女差はないのですが、女性騎手は極めて少なく、JRAには現役騎手は現在一人もいませんし、地方競馬も数名在籍するのみです。ただ別府騎手は高知競馬ではリーディングでも上位に入るぐらい活躍しており、地方競馬ファンとしては「おらんくの」(高知弁で「僕の、おらが」という意味)真衣騎手がJRAに見参という感じです。残念ながらハープスターなどJRAのそれもクラシックを狙う馬たちとは力の差は歴然で、大差のブービー着順でしたが、前半は出ムチを叩いて前方に躍り出るなど、堂々たるレースぶりでした。本人もよい経験になったと思うし、地方競馬にとっても盛り上がる出来事でした。
  ばんえいにも竹ケ原茉耶騎手という女性騎手がおり、積極的に前で仕掛けるレースが持ち味で、現在はスナイパーやドサンコプリンセスといった馬に騎乗して活躍しており、通算で100勝以上を上げています。こちらも注目していきたいところ。競艇などでは女子選手は若手から50歳のベテランまで普通に活躍している訳だし、競馬も(ばんえいも含め)騎手を目指す女性がもっと増えていってもいいのではないかと思います。
  さて、ばんえい重賞予想、まず先週のチャンピオンカップは大穴狙いでトレジャーハンターを◎にして2着に健闘。やったと思ったのですが、勝ったキタノタイショウを外してました。やっぱり買わなければ来る。本当に自分の馬券下手には困ったもんです。
  気を取り直して、今週は明け3歳馬の頂点イレネー記念。レース自体も楽しみですが、馬券もぜひなんとか当てたいものです。
はむ!のばんえい予想
2014/02/16-10R 第45回 イレネー記念(BG1)(18:05発走)
(はむ!の予想印)
◎ (3)ハクタイホウ
○ (4)ホクショウマサル
▲ (9)ホクショウメジャー
△ (2)オオゾラシンスケ
注 (6)キサラキク

(はむ!の見解)
  「イレネー」記念のウンチクは話せば長くなるから、特にここでは触れないでおこう。時間もないのでレース予想に集中します。
  これまでより急に重くなった荷物をどう克服するかがこのレースのカギとなる。気温は低いものの、馬場は乾いていることが予想されるので、これまでのナナカマド賞やヤングチャンピオンシップでのタイプやここ数年の傾向は必ずしも当てはまらないかもしれない。
  やっぱりハクタイホウの力が数枚抜けている。成績も(10-4-4-1)と圧倒的だ。障害も上手で、実力を普通に出し切れば勝つ可能性は高い。しかし、重賞など大事なレースでは、勢いのある馬に差されて敗れるシーンを何度か見ている。先行力はあるものの、時々ゴール前が甘くなることがある。今回も初めての690kgという重量、そして乾いた馬場になりそうで、時計がかれば一発に泣くことも考慮しておかなければならない。それでも抜群の安定性で着を外す可能性は極めて低いので、やはり◎とせざるを得ない。
  その一発の力を秘めているのがホクショウマサルだ。障害を降りてからの脚を持っており、こういう馬は阿部武臣騎手がお手馬にしている。本欄でもナナカマド賞で本命にしていたが、この時はやや遅れをとり軽い馬場で追いつかなかった。今回は時計もかかりそうで、チャンスは大きい。逆転まで。ただ、重量戦になって中間で遅れをとるようだど、凡走もあり得る。
  同じホクショウ軍団でナナカマド賞勝ち馬ホクショウメジャーも侮れない。この馬の持ち味は接戦に強く粘り腰があることである。一時期はハンデなどに苦しんだが、着外となっても10秒以上離されていないし、定量戦となれば、見直しの余地は十分ある。
  馬場が軽くなればオオゾラシンスケが有力馬に躍り出る。ただ重賞ではいずれも惨敗しており、普通に見ると厳しいイメージがある。ただ鈴木恵介騎手が得意の早仕掛けで障害を上手く越えれば不向きの重量・馬場であっても逃げ切ってしまうことも考えられる。
  牝馬・黒ユリ賞馬キサラキクは前走の様子から全く人気を落とすだろう。しかし無視できないと見ている。黒ユリ賞を接戦で制して以降、前走の平場戦では、中間遅れをとり他の牡馬についていけないような雰囲気だった。ただ、前走はほとんど本気で走っていない感じで、調整過程での出走だったのではないかと想像される。時計のかかるレースになれば、黒ユリ賞で重い荷物引っ張って勝った経験がものを言いそうだ。
  あとの馬も、イレネーに出てくるくらいだから実力は十分だ。したがって、相対的な評価で落としていく馬を探すしかない。落とした馬が入ったらそれはしょうがない。ヤングチャンピオンシップ勝ち馬ブラックニセイは激走後調子を崩したし大外も気になる。ゴールデンフジも常に上位で戦っている馬で巻き返しの目はあるが、淡泊なレースが多く勝ちきるまではどうか。A2を勝ち上がってきたソウテンブルー、コウシュハドンの代打登場で出走の幸運をつかんだカゲホウトウも気になるがやや力不足か。あと牝馬アアモンドセブンはキサラキクを上回る切れ味を持っており、はまれば一泡吹かせそうな気もするが、やはり荷が重い。

(はむ!の馬券)
  ハクタイホウを頭にすればそれほど点数は買えないし、だからと言って1着固定はリスクが大きい。マサルを入れて薄めのフォーメーションで狙いたい。特に2,6は当日のオッズや気配を見て買い足すか。
 三連単 3,4→3,4,9,2→3,4,9,2,6
複勝 2,6
  次の重賞は3月16日、ポプラ賞です。忙しさがピークですが(と言いながらそこそこ記事書いてたりするけど)なんとか印だけでも続けたいと思います。前日夜までには更新します。

2014年3月2日日曜日

【はむ!のばんえい重賞予想】チャンピオンカップ(BG2)予想など

はむ!のばんえい多々雑感
  ソチ五輪、結構盛り上がりましたね。メダルを取った選手たちはもちろん万々歳、そしてメダルには届かなくてもベストを尽くした選手からもその頑張りが十分伝わりました。月並みな言葉だけど「感動をありがとう」と言いたいですね。ただほとんどの競技が夜中だったので朝のニュースで結果を知ることが多かったことが残念です。あとは日本選手に限らずもう少し幅広くいろんな競技を見たかったかな。開会式・閉会式もビデオには録っているんだけど、まだちゃんと見ていない。最後の方にはあのミーシャの涙の再現シーンなどもあって感動的だったようで、またゆっくり見てみたいと思います。
  一方国内では、関東甲信を中心とした未曾有の大雪がありました。丁度前回の記事を書いている時ネットで見た甲府あたりの積雪の増え方が尋常でなかったので、これは相当やばいなと感じてはいたのだけど、結局大災害となってしまいました。雪の多い北陸でも1日で1mも降ることはまずないし、もし降れば大パニックになります。そういう意味でもやっぱり多くの人が少し雪を甘く見てたんじゃないか?というのが正直な感想です。言うだけならたやすいと言われるのは承知の上で。暖かくなってはきましたが、太平洋側の雪は春先に多いのでまだまだ油断はできません。
  ところで、2回目の大雪の時、東京競馬場あたりで約50cmほど積もったようで、2週続けて土日のレースができなくなるなどスケジュールが大幅に狂ってしまいました。特に中央のサラブレッド競馬はローテーションが確立されており、レースに合わせて調教されるので、馬の体調維持は相当難しかったと思われます。スポーツ全体に言えることですが、我々ファンは試合やレースなど表舞台の部分だけしか見ていなくて、成績が振るわなければ「もっと頑張れ」とか勝手なことを言うわけですが、実際はその何十倍もの時間、舞台裏でトレーニングなど努力を続け、そして苦労もしているわけです。その部分を含めて応援していきたいものです。
  さてさて、また他の話題から入ってしまいましたが(こういう話は表ブログでやりたいところ)・・。ばんえい競馬の方は3月に入りいよいよ年度末の大詰め、3月23日のばんえい記念まで4週連続の重賞です。
  その第1弾は今年度重賞勝ち馬が揃うチャンピオンカップ。いわゆるグランドチャンピオンはどの馬になるでしょうか。
  前回の黒ユリ賞は本欄で本命に推したキサラキクから◎→○→△で入り珍しくうまくいったと思います。安いけどね。あとはもう少し馬券の買い方を上手にできれば(つまりもう少し絞って当てられれば)いいのだけど・・・
  今度のチャンピオンカップは少頭数だからなんとか上手く買いたいものです。それでは予想いきます。

はむ!のばんえい予想
2014/02/16-10R 第35回 チャンピオンカップ(BG2)(18:05発走)
(はむ!の予想印)
◎ (3)トレジャーハンター
○ (6)ホリセンショウ
▲ (5)ニュータカラコマ
△ (2)ホクショウダイヤ
注 (4)キタノタイショウ

(はむ!の見解)
  ばんえいには年間に二十数レースの重賞がある。その重賞には、オープンのほか、牝馬限定、3歳限定、ファン選抜によるグランプリなど出走条件により様々なレース態様があるのは中央や地方の平地競馬でも同じであるが、ばんえいとその他の競馬との大きな違いの一つに出走登録というのがある。平地競馬では馬の適性(芝・ダートや距離など)や調子に合わせて出るレースを選択することができるのに対して、ばんえいの場合は、一開催(概ね2週間)の間に出走するレースを賞金ランク等によってあらかじめ決められ、各馬はその原則そのレースに出走しなければならないのだ。体調などの理由により出走できない場合は回避するしかない。(軽量戦など一部のレースは希望に応じて出走できる場合もある。)
  今回の重賞チャンピオンカップを例に挙げると、当該年度の重賞勝ち馬というのが第一条件で、これはおもしろいのだが、もう一つ、通算収得賞金順に出走馬を決定するという決めごとがある。その条件に合致してしまうと、自動的に出走登録ということになるのだ。もちろん出走したくない場合は事前に登録しなければいいのだが、ばんえいの場合、代わりに出られるレースの選択肢がないので、迷いながらとりあえず事前登録、しかし結局直前になって回避ということが多い。次のランクの馬もレースが決まってるので繰り上がり出走もできない。
  前置きが長かったが、今回重賞ながら6頭立てと寂しいレースになってしまい、もう少しなんとかならないものかという気持ちで書かせていただいた。(こうすれば?という案はあるのだが、素人の意見になるし、また別の機会に述べたいと思う。)今回出走権があったオレノココロやダイリンビューティが結局回避したが、出ていればさらにおもしろいレースになったのになという気持ちだ。
  さてレース予想だが、少頭数となり有力馬は絞れそうだ。しかし少頭数は荒れるというのが平場競馬を含めジンクスで言われている。そこで今回はそのジンクスの方に賭け穴馬から狙ってみる。
  あまり活躍馬の出ていない現7歳世代の中でも目立たない存在だったトレジャーハンターだが、11月にドリームエイジカップで初の重賞を人気薄で勝ったとき、この馬の持ち味のスピードと粘りが十分発揮された。その後もあまり成績は上がっていないものの、高重量の帯広記念以外はそれほど差の無いレースをしている。軽量戦ではオイドン、ホクショウバトルと並んでトップクラスのスピードを持っている馬。今回の800kgはこの馬にはかなり重荷ではあるが、だからといって他の馬に劣るとまではいえない。むしろ展開がカギだ。最軽量のハンデを生かし他馬に遅れを取らずについていって障害をうまくまとめていければ、大駆けのにおいはたっぷりだ。その名のとおり「お宝発見」となるか。
  正月の帯広記念で大仕事をしたホリセンショウもチャンス十分だ。持ち前の先行力があり、勝負強さも持っているので、あとはスンナリ障害を越えてくれば、帯広記念の再現も現実的だ。ただ意外に人気するかもしれないので、当欄ではあまのじゃく的に2番手ということにしたw。やはりもう少し斤量は軽い方がいいか。
  圧倒的に一番人気になりそうなのはニュータカラコマだろう。もちろん常識的には最近の実績から見てこの馬を外すわけにはいかない。苦手だった障害もすっかり自信がついてきているようだし、重量戦もしっかり安定的にこなせるようになってきた。たとえ少々出遅れたとしても十分追い込めるスピードも持っている。ただ絶対のないのが競馬、前述のドリームエイジカップの時のようにまれに大崩れしてしまうことがあるのもこの馬の特徴だ。同タイプのキタノタイショウが隣にいるのも互いを意識してしまい障害でのもたつきにつながるということも想定される。
  安定力なら、2年前のこのレースの勝ち馬ホクショウダイヤの方があるだろう。他馬に関係なくマイペースな走りができるのが強みだ。ただ逆に言うと他馬が良い走りをすれば凡走ということもあり得る。もう少し軽い馬場の方が良いか。
  常に次の世代のトップランナーを期待されているキタノタイショウだが、実力を遺憾なく発揮して強い勝ち方をすることがある一方、その力を十分に出せないことも多く、非常に予想の難しい馬だ。最近でも帯広記念2着やその後の特別戦に勝利するなど、調子が上がっているかと思えば、その後は惨敗と安定しない。トップジョッキーの鈴木騎手に乗り変わって2戦目となり、戦術も考えて来るとは思うが、本番はばんえい記念の方と思っているだろうし、ここでは中心として狙うのは難しい。
  あとは夏の北斗賞で浅田騎手に重賞初勝利をプレゼントしたインフィニティーも参戦。重馬場は得意で先行力もあり、勝つチャンスはもちろんある。ただ馬券となると何かを取って何かを切らなければならない。相対的なレートで考えるとどうしてもこの馬までは手が回らないか。

(はむ!の馬券)
  少頭数、どこまで絞れるかが勝負。資金は次週以降の連続重賞に回そう。
 馬単 3=6,5,2  三連単 3,5,6=3,5,6→3,5,6,2

  次の重賞は3月9日、いよいよイレネー記念です。今週は相当忙しいと思いますので、簡単な印だけで終わるかもしれませんが、更新はしたいと思います。今月は4週間連続重賞。それぞれができる範囲で頑張って応援してまいりましょう。