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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2014年12月29日月曜日

【はむ!のばんえい重賞回顧】第16回ヤングチャンピオンシップ(2014/12/28)

  昨日は競馬界ではJRAの有馬記念でジェンティルドンナの有終の美などもちろんそちらの話で持ちきりなわけですが、ばんえいの2歳重賞の方も盛り上がりました。センゴクエースが無傷の重賞2勝目。どこまで勝ち続けるのでしょう。そしてばんえいのスターとなるか期待していきたいものです。

ばんえい重賞レース回顧
第16回ヤングチャンピオンシップ(BG2)-2014年12月28日-10R 200m直 晴 2.5%
  1着◎(4)センゴクエース
  2着○(8)ホクショウキズナ
  3着△(7)キンメダル
単勝 4 130円 三連単 4-8-7 1,580円
 ※結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印です。)

  ここまでデビュー以来無敗できた圧倒的1番人気センゴクエースがその強さを遺憾なく発揮。危なげない走りで重賞2連覇、デビュー以来の連勝を8に伸ばした。2着は2番人気でセンゴクエースと同厩のホクショウキズナ、3着には4番人気のキンメダルが入り、三連単も2番人気と堅い決着となった。
  天候は晴れ、気温は0℃をやや下回る程度、馬場水分は2.5%でまずまずの馬場状態ながら他のレースでは少々時計がかかっている状況。レースはシリウスがやや出遅れたがその他はほぼ横一線でスタートしたあと、序盤からホクショウキズナが展開を作りに早めに仕掛け、そして3番人気になった牝馬ワタシハサクランボも積極的に前を行って、センゴクエースはこれらの様子をうかがうように番手に入る。逃げると思われたテンカトウイツがこれらに続くような展開。軽く刻みながらも早めに第2障害まで到達。そして先行したホクショウキズナが先に障害を越え、ワタシハサクランボが相次いで障害をクリア。センゴクエースの方は慎重にためてから障害にチャレンジし、スムーズにクリア。降りてからのセンゴクエースのスピードは全く違い、前の2頭をあっさりかわし先頭へ。あとは少しずつスピードは緩むものの、ホクショウキズナらもきつくなりその差はじわじわと離れていく。そしてセンゴクエースが力強く2着とは7秒差と前走より着差を広げてゴールイン。ホクショウキズナがなんとか粘って2着に入った。3着争いはワタシハサクランボが失速し立ち止まるところを、遅れて障害を越えてきたテンカトウイツと同時に降りたキンメダルが並んで前を追って逆転し、最後はキンメダルが前に出て3着。テンカトウイツが差の無い4着だった。
次走へのひとことメモ
  センゴクエース(1着):強いの一言だ。今回はトップハンデということもあり、鈴木恵介騎手が序盤から慎重に追った感じであったが、唯一のポイントになるかと思われた障害も極めてスムーズにクリアでき、あとはこの馬の力で最後まで押していった。母サダエリコの最後の仔ということで注目されているが、力強さなどは父のウンカイの素質が最もよく出ているとも言える。今回のようなレースをしていれば、少なくとも同世代同士では当分敵なしだろう。この後はさらにハンデがきつくなると思われ、次の目標の3月のイレネー記念までどういうローテーションで臨んでいくかも見物だ。これで8連勝であのサカノタイソンでさえデビュー以来の連勝は7だったので、これを上回っている。サカノタイソンの連勝記録(19)にもチャレンジできるのではと期待される。
  ホクショウキズナ(2着):堂々とセンゴクエースに勝負を挑んだ結果の2着であり、この馬の持ち味は十分出せたと思われる。まだまだ馬体重も970kgと伸びしろは十分ありそうで。成長すればこれからさらに力をつけていくだろう。
  キンメダル(3着):馬体重も戻り体調も良くなっていた。スピードを持っているが重賞初出走ということもあり、今回は無理せず着を拾うレースをしていたように感じられる。切れ味のあるところを見せており、展開次第ではさらに上位も狙える。
  テンカトウイツ(4着):今回は他馬に圧倒されスムーズに前に行けなかった。しかし慌てずついていって大崩れはしなかったので、今後に向け展開の幅ができた感じがする。
  サカノメイホウ(5着):序盤は遅れをとったが最後はなかなかの切れ味を見せ、バテたワタシハサクランボをかわし 5着まで粘り込んだ。馬体重の20kg増は成長と考えられ、2月の黒ユリ賞に向け侮れない一頭という感じだ。
  その他では、先行したワタシハサクランボが最後は一杯になりゴール前で止まったため結局9着まで沈んだが、前半からかなり勝負をかけていった結果であり、牝馬ではやはり実力上位であることには変わりない。6、7着のシリウス、メムロコマチは前半から置かれてしまい勝負にはならなかったが、それなりに走りきっており今後に向け重賞経験は生きたと思われる。当欄で単穴で狙ったコウリキ(10着)はやはり最内枠と障害の課題が克服できなかった。イワキテンショウリ(8着)とともに自己条件での巻き返しを狙う。

はむ!の予想結果(-_-)
  センゴクエースが実力どおりの力を見せたし、当たりといえば当たりだけど、これだけ安ければなぁ。しかも、競馬には絶対がないということでセンゴクエースがこけた時の保険みたいな余計な馬券まで買っているので全然儲けになってない。ま、勝ち癖をつけておくことは大切なので、正月明けの重賞2連発でいい初夢を見ることにしよう。

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2014データ・馬券成績表)

  次回ばんえい重賞は年明け1月2日帯広記念(BG1)です。全国発売なので、地方競馬場や地方競馬場外の近くに住んでいる方はぜひ運試しされてはいかがでしょう。帯広記念を含む予想記事は1月1日に掲載予定です。

2014年12月27日土曜日

【はむ!のばんえい競馬重賞予想2014】第16回ヤングチャンピオンシップ(12/28)

  一般の競馬では、JRAは有馬記念、地方競馬では東京大賞典などがあっていよいよクライマックスですが、ばんえいの方は年末から年始にかけての重賞シリーズです。この期間はコラムなどをやってる暇はないけれど、予想は頑張りますので、お楽しみに。まずは12月28日に行われる2歳重賞ヤングチャンピオンシップの予想から。

はむ!のばんえい重賞予想
2014年12月28日-10R 第16回ヤングチャンピオンシップ(BG2)(17:20発走)
【出馬表及びはむ!の予想印】
第16回ヤングチャンピオンシップ(BG2)
(2014年12月28日(日)17:20発走 帯広10R ダ200m 2歳産駒特別選抜別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
(展開目安)
▲  コウリキ 牡2 600 澁谷益 長部幸 鹿毛 差 釧路1着
  シリウス 牝2 570 浅田達 長部幸 鹿毛 先 北見2着
  ワタシハサクランボ 牝2 580 大口泰 皆川公 青毛 差 十勝2着
センゴクエース 牡2 610 鈴木恵 槻舘重 鹿毛 先 北見1着
  イワキテンショウリ 牡2 590 島津新 小林勝 鹿毛 差 北央2着
  サカノメイホウ 牝2 570 工藤篤 村上慎 栗毛 差 北央1着
キンメダル 牡2 600 安部憲 小北栄 鹿毛 先 南北1着
ホクショウキズナ 牡2 600 松田道 槻舘重 鹿毛 先 南北2着
  テンカトウイツ 牡2 600 長澤幸 服部義 芦毛 逃 釧路2着
10 メムロコマチ 牝2 570 西謙一 西弘美 栗毛 追 十勝1着
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
 三連複 4=8,1,7=8,1,7,10 6点
 三連単 4→8,1→8,1,7,10,9,6,3 合計12点
 馬複(BOX) 8,1,7,10 合計6点
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
  このレースの説明は毎年繰り返しになるが(馬の生産地を5地区(十勝、北見、釧路、北央、南北海道)に分けてそれぞれの出身ごとに予選を行い、各レースの2着までに入った馬が出走できる。いわゆる「ばんえい甲子園」と言われる。)、ばんえいならではの特殊条件のレースである。各地区の代表だから結果的には上位の馬が出ることが多いが、時々予選で番狂わせがあって出走権を取る馬がいたり、トップ馬でも出走権を逃す場合がある。ただ今回は10月の2歳受賞第一弾ナナカマド賞の1~4着は出場しており、真の実力勝負になりそうだ。ただ勝ち込んでいる馬にはハンデがあり、暮れの時期の軽い馬場状態も相まって混戦になることが多い。
  過去の傾向では牡馬が10連覇中。そして特筆すべきはサウスポーの大口騎手がこのレースに強く、過去5勝しており、最近でも昨年(ブラックニセイ)、一昨年(ソウクンボーイ)と人気薄の馬で2連覇中だ。今回大口騎手は牝馬のワタシハサクランボに騎乗するので、前者と後者は矛盾するがどうか。
  今年の場合は、1頭力の抜けている馬がいる。ここまで7戦無敗のセンゴクエース(北見産駒)だ。馬体重も前走時で1050kg台と完成されており、絶対的なパワーが他馬と違う。これだけ勝ち込んでいると出走するレースを絞って調整できるのも強みだ。近走は他馬に差を詰められているように見えるが、余裕を持って走っており、他馬とは着差以上の力の差がある。4.8秒差まで詰められた前走は最内で走りにくい上にトップハンデと悪条件が重なった。それでも勝ちきるあたりこの馬の強さが見られる。重量加増はむしろ歓迎ではないか。唯一心配があるとすれば障害でややふらつく場面が見られるので、焦るような展開になれば波乱もあり得るかもしれない。重量加増については落ち着いて走れるという意味ではむしろ歓迎ではないか。いずれにせよこの馬が中心であることは不動。
  軸は堅いが、2着以降は逆に難解である。本欄では、ここにきて復調傾向にあるホクショウキズナを対抗に推したい。ナナカマド賞のころは一時期崩れかけていたが、ペース配分などが修正されたのか近走は安定した走りを見せている。やや詰めが甘いのは気になるが障害は上手なので、斤量が加増しても問題はないだろう。他馬との比較という意味でもこの馬の力は上位であることは違いない。ただセンゴクエースまではまだ少し差があるか。
  一発という意味ではコウリキもおもしろい存在だ。釧路産駒特別では接戦を制し、その後のA-1レースではセンゴクエースに迫った。脚質的には自在といってもよく、レース展開にあわせた走りができる。前走は完全に障害で引っかかってしまい大崩れしたが、立て直してこれるだろう。今回、前走と同じ最内枠に入り、この枠では過去に大敗しているというデータは気になるが、1枠で勝ったこともあり、展開の落ち着く今回はある程度戦えるだろう。
  南北海道産駒特別でホクショウキズナを差しきって勝ったキンメダルも怖い存在だ。A-1クラスで3連勝しているほか、特別戦(青雲賞)でも2着に食い込んでいる。賞金ランクの関係でナナカマド賞に出場できなかったことが、逆に未知の魅力を生んでいるとも言える。ただ、ここ2走の調子が落ちているのが割り引き材料で評価を落とした。
  データ的に不利な牝馬勢だが、なかなかの粒ぞろいである。人気はナナカマド賞3着のワタシハサクランボだろうが、当欄では十勝産駒特別でこれを直線一気で差しきったメムロコマチの一発に注目したい。大外枠は決して条件が良いとは言いがたく、障害も苦手なのでほとんどアテにはできないが、逆に嵌れば番狂わせを起こす魅力を秘めている。地元で元々は強い十勝産駒。今年は例年より成績が芳しくないが、このあたりで巻き返しの期待もある。
  印がまわらなかったが、もう一頭注目するならナナカマド賞2着のテンカトウイツだろう。気持ちよく前に行ければ、意外に終いの脚もしっかりしているので、粘り込みがあるか。崩れは少ないが、勝負にもつれ込むと足りない部分が出るかも。
  牝馬ワタシハサクランボも印が回らなかった一頭だ。前述の大口騎手が騎乗。この馬自身も上位で安定した走りができており見捨てるわけにはいかないが、少し決め手に欠ける部分がある。牝馬の中では10kg重くなり一気の重量加増も気になるところ。それなら、同じ牝馬で北央産駒特別を勝ったサカノメイホウの方が、抜け出してから意外に粘るかもしれない。4勝で着外3回という極端な成績も一発の魅力があるということだろう。また、北見産駒でセンゴクエースに続く成績を上げているシリウスも切れ味があり、これらも3着付けくらいなら十分あり得るだろう。
  あとは、イワキテンショウリが北央産駒特別2着で切符をつかんだが、クラス的にもタイム的にも若干見劣りするのは仕方のないところ。ついて行くのが精一杯だろう。

  はむ!の馬券買い目は上表のとおり。今回もセンゴクエース軸で絞っていいだろう。一本かぶりしている場合は三連単より三連複の方が効果的だ。しかし本命サイドだと馬券的にはおもしろくないのでもしもの時の馬複を混ぜてみた。そろそろ当てたいところ。(前回馬番を間違えたりしたので気をつけなければ。)

  今回の結果回顧はレース後速やかに(2,3日以内を目標)にアップしたいと思います。

  さて、次回はいよいよ年明け1月2日の帯広記念(BG1)。待ちに待った全国発売の日です。前後2~3レースも全国で買えそうなので、それらを含めて当欄で予想できたらと思っています。1月1日の早めにアップできればと思っています。

2014年12月23日火曜日

【はむ!のばんえい重賞回顧】第43回ばんえいダービー(2014/12/22)

  まずはお詫びから。ばんえいダービーの予想で、馬券買い目の記述でまたミスしていました。「馬複(BOX) 2,6,7 計3通り、三連複 2,6,7 1点」となっていましたが、本文の記述でもわかるように6のところは3の間違いでした。万一、買い目を参考にされた方がいればお詫びします。筆者本人も間違って買ってしまっていたという事実をもってお許しください(苦笑)。ではダービーの結果です。

ばんえい重賞レース回顧
第43回ばんえいダービー(BG1)-2014年12月21日-10R 200m直 晴 3.2%
  1着▲(3)ホクショウマサル
  2着◎(7)キサラキク
  3着○(2)ハクタイホウ
単勝 3 460円 三連単 3-7-2 3,370円
 ※結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲等の印は、はむ!の当初予想印です。)

  2番人気のホクショウマサルが第2障害を越えてから、残り20mのところで、先行した1番人気のハクタイホウをかわしゴール。今期初勝利がイレネー記念に続くG1制覇となった。タイムは1分44秒6、阿部騎手、坂本調教師ともダービー初制覇となった。ハクタイホウはゴール前で程なく障害を越えて差し脚を見せたオークス馬キサラキクにもかわされ、キサラキクが2着に入り、ハクタイホウは3着に終わった。
  馬場水分は3.2%。週の後半に降った大雪も残り水分は含むものの、コースはロータリーハローで整備されたこともあってほぼ標準的な馬場。そんな中序盤は平均ペースで運び、自然に有力馬が前に押し出される展開。第2障害手前まではハクタイホウ、ホクショウメジャー、シンザンボーイといったところが先に取り付き、キサラキクも遅れずに第2障害手前へ、ホクショウマサルはやや後ろから行ったが無理なく力をためていた感じ。第2障害はハクタイホウが先に仕掛けてすんなり越えるが、ホクショウマサルも遅れずにひと腰入れながらハクタイホウを追う。キサラキクもやや天板に引っかかりながらも勢いをつけて障害を越え前を追った。そして3頭の一騎打ちとなり、こうなれば、しっかり走り切れる力のあるホクショウマサルが一枚上。イレネー記念の時と同様に、力強くゴールを駆け抜けた。本欄で狙ったキサラキクもよく追いかけ、一瞬もしやと思われるシーンもあり、ハクタイホウはかわしたが前のホクショウマサルとは脚色が同じになり追いつかなかった。ハクタイホウもよく粘ったが3着まで。その後は少し離れて、先行したホクショウメジャーがアサヒメイゲツの追撃をかわし4着に粘り込んだ。
次走へのひとことメモ
  ホクショウマサル(1着):調子が完全に戻っていた。ここにピッタリ照準を合わせて稽古されてきた感じだ。レース中盤は無理せず前につけられたのも勝因だろう。障害の上手さも見せた。今後は一気にオープンに上がるが、古馬との対戦を重ねることによってさらに強くなれるのではないか。
  キサラキク(2着):本欄で◎として狙っていて応援したが、牝馬のダービー制覇までもう少しのところだった。相手が強かったというところか。しかしこの馬の持ち味は十分発揮できたのではないか。障害の攻め方、障害を降りてからのしっかりした走りなどは、やはりあのフクイズミを思い出す。重量増はむしろ歓迎で、重賞などでも活躍しそうだ。
  ハクタイホウ(3着):今回も1番人気を背負いかなり期待されたが、やはり詰めの甘さが出てしまった。ただ障害は実に上手くこなせているし、先行力は見せているので、今後は軽馬場のレースで強さを見せるのではないか。
  ホクショウメジャー(4着):穴で狙ってみた馬だったが、積極的なレースでなかなかの走りだったと思う。障害が課題だが、今後自己条件に戻れば勝ち星を重ねることが可能だろう。
  アサヒメイゲツ(5着):最後の追い込みの脚はこの馬らしさを見せたが、テンに置かれやはり前とは差があった。今後も展開に左右されそうで狙いを定めるのは難しいが、嵌れば鋭い脚を見せそうで無視はできない。
  その他の注目馬としては、6着に入ったフェアリードールはかなりの粘りを見ており、今後も時計のかかるレースで狙いたい。9着に沈んだ大賞典馬カイシンゲキは端枠は走らないところを見せた。体調もあまり良さそうではなかった。今後条件が変われば。

はむ!の予想結果(-_-)
  まず、冒頭で述べたように馬複と三連複で間違って買ってしまいしかも当たってるのに外れ。(3ホクショウマサルを買ったつもりが6アサヒメイゲツになっていた。)馬複はそこそこついただけに痛かった。三連単の方はホクショウマサルは▲だったが、キサラキクとハクタイホウの2頭軸マルチで買っていため、なんとか引っかかってくれて、1番人気が3着だったので取りガミは逃れたものの配当は安く儲けはほとんどなかった。年末年始重賞目白押しで少しでも資金を残しておきたいんだけどな。
今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2014データ・馬券成績表)

  次回ばんえい重賞は12月28日ヤングチャンピオンシップ(BG2)です。予想記事は重賞の前日までには更新する予定です。コラムとかは時間があれば。(あんまりないのです)その後も重賞が続くのでがんばらなくては。

2014年12月20日土曜日

【はむ!のばんえい競馬重賞予想2014】第43回ばんえいダービー(12/21)

はむ!のばんえい重賞予想
2014年12月21日-10R 第43回ばんえいダービー(BG1)(19:05発走)

【出馬表及びはむ!の予想印】
第43回ばんえいダービー(BG1)
(2014年12月21日(日)19:05発走 帯広10R ダ200m 3歳オープン定量)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
(展開目安)
  フェアリードール 牝3 710 安部憲 岩本利 栗毛 先
ハクタイホウ 牡3 730 赤塚健 久田守 栗毛 逃
ホクショウマサル 牡3 730 阿部武 坂本東 鹿毛 先
  カゲホウトウ 牡3 730 長澤幸 服部義 鹿毛 先
ホクショウメジャー 牡3 730 島津新 槻舘重 栗毛 差
  アサヒメイゲツ 牝3 710 西将太 松井浩 栗毛 追
キサラキク 牝3 710 鈴木恵 金田勇 芦毛 差
  ブラックニセイ 牡3 730 藤本匠 岩本利 青毛 差
シンザンボーイ 牡3 730 大河和 坂本東 栗毛 先
  10 カイシンゲキ 牡3 730 菊池一 槻舘重 鹿毛 差
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
 単勝 7、馬複(BOX) 2,6,7 計3通り、三連複 2,6,7 1点
 三連単(2頭軸マルチ) 7=2→3,5,9,6 合計24通り
 三連単(追加) 7=2→3,5,9,6,10 2→3,5,9,6,10→7 合計15通り
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
  ダービーといえば中央でも地方でも競馬関係者なら誰もが目指す最高峰のレース。勝てばダービー馬として名を残し、騎手もこれに勝てばダービージョッキーと言われ最も名誉あることである。ばんえいの場合は明け3歳にイレネー記念があるなど、他の競馬とはダービーは若干位置づけや開催時期が違うものの、やはり最も格式高い特別なレースであることに変わりはない。(なお、当欄では特に注釈のない限り、ばんえいのレースであってもダービー、オークス、菊花賞のように略することとします。)
  過去のレース傾向であるが、実績よりも勢いが重要で、昨年のオレノココロ、一昨年のアサヒリュウセイのように昇り馬が一気に勝ちきるという傾向にある。しかし定量戦ということもあり、上位人気馬が大きく崩れることは少ない。また、オークスとローテーションが合う関係で牝馬のダービー馬も多く誕生している。しかしながら帯広単独開催後エンジュダイヤ(2005年)が勝って以降の過去8年はいずれも牡馬が勝っており、アンローズ(2002年)、サダエリコ(2003年)といった名牝と言われるクラスの実力馬でなければ牝馬のダービー制覇は厳しい。
  しかし、本欄ではそこをあえて今年のオークス馬キサラキクに賭けてみたい。それぐらい力のある馬と見ている。オークスで勝った他、今年は2月の黒ユリ賞を勝ち、イレネー記念も勝利目前のところまでいった。今年度前半はさすがにハンデなどに苦しんだが、秋に入ってから立て直し、菊花賞は2着、古馬との対戦も好走している。脚質は中団待機だが障害力があり、降りてからのスピードもある。重量にも対応できそうだ。7番枠となかなかの好枠を引いたとも言え、久々のオークス・ダービーのG1連覇なるか。ただ、初めての700kg越えであり、ゴール前で詰まることは考慮に入れておく必要はありそうだ。
  本来ならやはりハクタイホウを推すべきところだろう。力がありながらなかなか重賞に届かなかったが、菊花賞で鬱憤を晴らした。この時は終始先行し他馬を引き寄せつつ、最後はねじ伏せるといった強い勝ち方であった。今回はむろん真価が問われるレースで負けられないところだろう。菊花賞後は休養して立て直しを図りここをターゲットに臨んできたものと思われる。ただ、最後にスピードが鈍って他馬に差されことがあるのがこの馬の負けパターンであり、その危険がないとはいえない。そういうこともあり今回はハナを切って逃げて行くと予想される。当日の馬体重や馬場状態もチェックしたいところ。
  上に挙げた2頭に割って入るとすれば、イレネー記念馬ホクショウマサルだろう。菊花賞のときは休養明け後でまだ回復途上だったが、近走は古馬の実力馬相手に互角勝負をしている。障害もこなせて崩れが少なく、また、接戦にもつれ込んだときの勝負根性もある。調子さえ戻っていればかなり怖い存在だ。ハクタイホウらに差が無くついて行ければ、イレネー記念の再現もあり得る。
  あと、穴候補を挙げるとすれば、重賞では穴人気して掲示板内を確保しているシンザンボーイが持ち前の先行力で粘り切りを図る。あるいは、昨年のナナカマド賞など重賞の常連ホクショウメジャーが鋭い切れ味を見せれば人気薄で狙い目か。特にホクショウメジャーは島津騎手に乗り替わりで、今年初めの帯広記念のホリセンショウの時のように強運をつかめれば上位に食い込む余地は十分ある。ここでは△まで評価を上げてみたい。
  また、今年度前半に大活躍しばんえい大賞典に勝ったカイシンゲキも実力上位の馬で注目されるところではあるが、ここ何戦かの負け方が気になるところ。大外枠もあまり歓迎できない。展開が落ち着く重賞だと巻き返しも十分あり得るが、不利なデータが集まるとやはり中心には考えにくい。押さえまでか。
  他では、好調をキープで繰り上がり出走の強運をつかんだカゲホウトウ、昨年のヤングチャンピオンシップの勝ち馬ブラックニセイもここに出てくるくらいだから全く無視はできないが、馬券的にはここまで手を伸ばすのは大変だろう。また、牝馬アサヒメイゲツは最後の鋭い追い込みにかけるが、先行馬の有力どころがかなり早仕掛けをしてくると思われ、その場合追いつけない可能性も。もう一頭牝馬でオークス2着に入ったフェアリードールは先行力があり意外に走れると思われるが、一気に重量が加増してくる今回は追走するのに精一杯か。

  はむ!の馬券買い目は上表のとおり。やはりあれこれ迷うと点数が広がるので、なんとか絞りたい。キサラキクとハクタイホウ2頭軸中心の3連単マルチでいってみようと思う。こういう時はたいてい一方が4着どまりになるのが世の常なので信頼はできない。最近馬券の調子が悪いのでそろそろ当てに行きたいのではあるが。

  今回の結果回顧はレース後速やかに(2,3日以内を目標)にアップしたいと思います。

  さて、年末年始のばんえい重賞はこの後、
   12/28 ヤングチャンピオンシップ(BG2)
   1/2 帯広記念(BG1)
   1/3 天馬賞(BG1)
  となっております。もちろん当欄での予想ブログ頑張ります。重賞の前日までには更新する予定です。またその間コラムなども挟んでいきたいと思いますのでお楽しみに

2014年12月17日水曜日

【はむ!の競馬つれづれ】競馬実況アナウンサーの話など(1)

  コラム欄を分けたことで、素人のどうでもいいようなネタがやりにくくなり、むしろハードルが高くなってしまった。
  というわけで、新タイトル「競馬つれづれ」として、ばんえいやその他競馬の話題などを幅広にやっていきます。但し、不定期です。(本体の方のネタも切れているので)

はむ!の競馬ベタ長談義
  記念すべき?リニューアル第1回の話題は、競馬の実況アナウンサーについてです。とはいっても、以前当欄で凱旋門賞の際の残念な実況の話をした際に、長くなりすぎて端折った続きで書こうとしていた内容です。
  競馬の実況アナウンサーは、レース展開をわかりやすく伝えるとともに、競馬場の雰囲気を伝えるために不可欠な存在です。過去にも名アナウンサーはたくさんおりました。しかしこれらの話題をし始めるとすごく奥深いし、実をいうと以前のことは筆者はあまり詳しくないのです。(競馬ブーム時代に多くの人が知っている杉本清アナの名調子を毎週のように聞いていた程度でした。)
  ここでは最近の地方競馬の場内実況アナウンサーについての話題に絞ります。
  地方競馬で名アナウンサーといえば、やはり一番に挙げられるのは大ベテランの兵庫の吉田勝彦アナでしょう。ハスキーな声で最後の「ゴールイン!」というエキサイティングな声もさることながら、出走馬を知らなくてもこのレースがどういう展開になっているのかわかるような実況が楽しめました。現在JRAで活躍中の岩田騎手も小牧騎手も兵庫在籍時に吉田アナの実況で勇気づけられたことでしょう。はむ!も競馬をまだ知らない何十年も前からラジオ関西のレースダイジェストなどでこの人の声を聞いたことがあったなと思っていましたが、もう50年以上もやっているとのこと(ギネス認定)。最近はさすがに登場回数も減ってきましたが、その声は健在です。
  その吉田アナの弟子といえるアナウンサーは多くいますが、元南関東を中心に実況していた及川サトルアナはその特色を受け継いだ人の一人でしょう。じわじわ盛り上げていくタイプ。また、兵庫で現在中心格となっている竹之上次男アナもタイプは違うものの、地方競馬を愛するテイストは吉田アナの影響を受けていると言えます。
  この他にも地方にはそれぞれその競馬場ならではの実況アナウンサー名調子を聞かせてくれます。佐賀の中島英峰アナは低音ボイスで渋い実況。最後の直線に入ると「栄光のゴールまで○○○メートル」(○の数字はその都度変わる)とか言いながらエキサイト度合いが増して行くのが特徴。そしてあのホッコータルマエが佐賀記念で勝った時の「圧勝~」とか、佐賀出身のJRA川田将雅騎手が帰って来たとき「やっぱり故郷はいいもんだ」とか、レース後の一言も楽しめます。
  高知の橋口浩二アナは、他のアナウンサーのようにエキサイトな実況で迫力を出すタイプではなく、優しい語り口で雰囲気を醸し出すタイプ。わかりやすい実況と、協賛レースなどではアドリブも加えて紹介するなど、親しみやすさが持てます。
  しかし中島アナにしても橋口アナにしてもほとんど一人で実況をしており大変だろうなぁと感じます。
  (話の続きがありますが、長くなったので続きは次回以降に)

はむ!のばんえい多々雑感
  さて、ばんえいの方の話ですが・・(本当はアナウンサーの話でばんえいまで持ってこようと思ったのだが、アナウンサー話が思いのほか長くなりすぎたのでたどり着きませんでした。また次回以降)
  重賞の狭間なのでばんえいの話題は少し一段落しています。この間のニュースですが、「中高年の星」と言われたゴールデンバージが12月に死亡。天馬となりました。ゴールデンバージは15歳まで現役を続け、当時ばんえいで最年長の14歳での勝利を挙げたこともさることながら、一度登録抹消されながら不死鳥のように復活したというのも話題になり、全国的に取り上げられました。冥福を祈ります。一方現役の14歳馬コトブキライアンはまだまだ元気いっぱい。史上最多の9月にはばんえい最年長勝利記録を塗り替えたほか、12月6日現在で439戦に出場、これは競馬全体での最多出走記録を更新中です。もっと注目されてもいい馬だと思います(ギネスにでも申請すればいいのにw)。応援してまいりましょう。
  今日はこれくらいで。次回は土曜日ごろに21日のばんえいダービーの予想やります。

2014年12月4日木曜日

【はむ!のばんえい重賞回顧】第39回ばんえいオークス(2014/11/30)

  前回周知どおり、今回から予想・結果・コラムを分けて書くことにします。「更新頻度は多く、記事は簡潔に」をモットーにがんばります。まずは今回は前回のばんえい重賞の結果から

ばんえい重賞レース回顧
第39回ばんえいオークス(BG1)-2014年11月30日-10R 200m直 曇 2.1%
  1着◎(2)キサラキク
  2着 (3)フェアリードール
  3着 (6)ツルマキイチバン
単勝 2 160円 三連単 2-3-6 20,120円
 ※結果は主催者のものを参照ください。

  1番人気キサラキクが序盤から終始リードし、第2障害を越えすぐ先頭に立ってからは引き離す一方で、他を寄せ付けずに圧勝。黒ユリ賞に続く重賞2勝目を挙げた。2着にはキサラキクについていって粘ったフェアリードール、3着は中団から追い込んできたツルマキイチバンが入った。2,3着が人気薄がだったため、単勝は堅かったが、三連単は万馬券となった。
  馬場水分2.1%と乾き気味ながらそこそこ時計の出る馬場。レース展開は前半から有力馬が先行争い。1番人気キサラキクがハナを切り、両脇のセンゴクイチ、フェアリードールがついて行く。大外からは先行すると見られていたアアモンドセブンも前方へ、追い込みにかける2番人気アサヒメイゲツも遅れないようについて行った。第2障害はフェアリードールから仕掛け、すぐにキサラキクがついて行く。キサラキクは一旦膝が入った感じになったが、勢いで障害をクリアして、そのあとは一人旅だった。フェアリードールがしっかりついて2番手、アサヒメイゲツも早めに障害に挑戦するが頂上付近でストップ。それを横目にツルマキイチバンが障害を越えて前を追いかけ一旦はフェアリードールまで追いつくが、ゴール直前でストップ。フェアリードールが2着に粘り込み、ツルマキイチバンはやはり障害にひと腰かかったアアモンドセブンの追い込みに遭うがなんとか3着を死守。アアモンドセブンが4着、アサヒメイゲツは追い込み届かず5着だった。本欄で狙ったメモリアルサマーは障害で手間取り6着に終わった。
次走へのひとことメモ
  キサラキク(1着):非常に強いレース。重量の経験もものを言った。馬体もかなり成長してきており本格化。暮れのばんえいダービーは牡馬相手でもかなり好勝負しそうだ。
  フェアリードール(2着):下位の馬ながら先行力を生かした積極的なレースでよく粘った。クラスは据え置き(B3)なので自己条件に戻っても好勝負できそう。
  ツルマキイチバン(3着):苦手の障害を克服しつつある。今回の結果で一クラス上がる(B3)がそこそこやれそう。
  アアモンドセブン(4着):大外が応えたが粘りも見せた。ダービー出走権(枠は10で現在11番目)を狙いに行くか。
  アサヒメイゲツ(5着):障害があと一歩だった。しかし越えてもキサラキクまで追いつけたかどうか。

はむ!の予想結果´・ω・`
  キサラキクは堅かったが、あとがダメ。フェアリードールあたりまではさすがに手が回らなかった。アサヒメイゲツが止まってしまったのも敗因。厳しいなぁ。
今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2014データ・馬券成績表)

  先にお知らせしたとおり、次回記事は何かコラムを書ければ書いた上で、次回ばんえい重賞12月21日ばんえいダービー(BG1)の予想記事を重賞の前日までには更新する予定です。試行錯誤しながらやっていきますので、今後ともよろしくお願いします。