header2

 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2021年2月27日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2021】重賞予想・第42回チャンピオンカップ(2/28)

  今週の重賞は、今年度優勝馬によるいわゆるグランドチャンピオン決定戦、チャンピオンカップです。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第42回チャンピオンカップ(BG2)
(2021年2月28日(日)18:25発走 帯広10R ダ200m 4歳以上選抜別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
メムロボブサップ 牡5 850 阿部武 坂本東 鹿毛 先
天馬賞ほか
メジロゴーリキ 牡7 820 西謙一 松井浩 鹿毛 逃
北見記念
  ミノルシャープ 牡7 830 島津新 大友人 鹿毛 先
ばグランプリほか
アオノブラック 牡5 820 藤野俊 金田勇 鹿毛 差
ドリームエイジC
  フェアリースズ 牝7 800 長澤幸 岩本利 栗毛 先
ヒロインズカップ
コウシュハウンカイ 牡11 830 藤本匠 松井浩 栗毛 先
オッズパーク杯ほか
オレノココロ 牡11 850 鈴木恵 槻舘重 青毛 差
帯広記念
  ジェイカトレア 牝5 760 菊池一 平田義 青毛 追
クインカップ
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「チャンピオンカップ」の概要と傾向
  ばんえいの1年単位は4月から始まり3月で終わるいわゆる年度となっているが、その年度における重賞で勝った馬による一戦、いわゆる当該年度のグランドチャンピオンを決める一戦がこのチャンピオンカップだ。したがって成績上位の馬でも重賞に優勝していない馬は出走権がない。
  過去10年で1番人気は(4,2,0,4)でまずまずといったところ。ここ5年は連対している。一方下位人気でもそれなりに善戦している傾向がある。但し、時期的なものもあって出走が少頭数にとどまることが多く、馬券的にはちょい荒れといったところか。年齢的には、8歳、9歳が上位だが、5歳馬が善戦し現在連勝中、過去10年でも3勝している。天馬賞などの勢いがあることと、若馬はハンデが有利であることなどが挙げられる。一方では年度末のばんえい記念に向けたたたき台として臨んで勝ちきる例も多い。牝馬は厳しく、14年前の2007年フクイズミまで遡る。連対も過去10年で1回のみ。騎手別では松田道明騎手が4勝、鈴木恵介騎手が3勝などとなっている。

今回のみどころ
  年度末が近づき、最大の大一番ばんえい記念が近づいているこの時期。その本番に向け調整を続ける実力馬に対し、ここを本番と考える陣営、特に勢いのある若馬が挑み、少頭数ながら興味深い戦いが展開されそう。ばんえい記念4勝目を狙うオレノココロは、このレースも過去3勝しており、今回も決して手抜きはしないだろう。永遠のライバル、コウシュハウンカイもこの条件では負けられない。一方、3歳、4歳(明け5歳)と2年連続で三冠を獲得したメムロボブサップ、そのライバルでドリームエイジカップを勝ってきたアオノブラックなど5歳馬勢も勢いがありそうだし、その中間で最強世代と言われるメジロゴーリキ、ミノルシャープら7歳勢もここを狙ってきていると考えられ激しい争いとなりそう。面白いことに、5歳馬、7歳馬、11歳馬の3つの世代だけが揃った。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 メムロボブサップ:今年度の4歳三冠馬(柏林賞、銀河賞、天馬賞)3歳時にも三冠を獲っており、世代では抜けた存在。古馬との対戦でも特別戦で最上位のメンバーにほぼハンデ差なしで勝利。また直前の軽量戦スピードスター賞では44秒2という驚異的なタイムで優勝。自在の脚でここでも十分戦えそう。荷物は重いが。
 2 メジロゴーリキ:7歳馬。一昨年のこのレースの勝ち馬。当時は5歳だったが勢いがあり、大逃げから障害をしっかり越えて最後まで粘って勝利した。最近はこのころの勢いは見られず、障害も怪しい時もあったが、その中でも北見記念でトップクラスを相手に押さえきったのは大きい。帯広記念でも善戦。楽に先行できれば。
 3 ミノルシャープ:今年度は、北斗賞、旭川記念、ばんえいグランプリに勝ち、シーズン前半は破竹の勢いであった。その後体調を崩し、少しずつ復活の兆しは見え始めているものの、まだ十分戻っていない印象。本来なら、先行力と障害力に切れ味もあって、課題であった最後の粘りも増していた。流れをつかめれば。
 4 アオノブラック:5歳馬で今期はドリームエイジカップで古馬勢相手に直線抜け出して重賞勝利している。メムロボブサップとは永遠のライバルであるが、世代三冠戦ではいずれも勝ちを譲っている。前走軽量戦のスピードスター賞では44秒4と激走したがまたもやボブサップに一歩及ばなかった。リベンジを期する。
 5 フェアリースズ:7歳牝馬。前走BG1のヒロインズカップでは、障害2番手から直線での粘りあいを制して、7歳にして重賞初優勝、牝馬チャンピオンとなった。安定した走りと障害力がモットー。重量も対応できる。今回は初めてのオープントップクラスが相手で厳しいが、自分の走りに徹してついていければ着拾いも。
 6 コウシュハウンカイ:これまで重賞15勝と百戦錬磨の10歳馬、今シーズンはオッズパーク杯と岩見沢記念の重賞2勝。抜群の安定性と障害力で、オレノココロとともにばんえい界を引っ張る存在。もちろん目標はその先のばんえい記念だが、ここは斤量的に勝てる条件が揃っている。このレースは初優勝をめざす。
 7 オレノココロ:ばんえい界のトップ馬、当然目標は年度末の大一番ばんえい記念だが、このレースも得意で過去3勝。本番に向けた良いたたき台としての位置づけもあるが、しっかり狙ってきている。脚質は中団あたりから直線で一歩一歩迫っていく差し馬タイプ。帯広記念ではゴール前の粘り合いを制して勝利した。
 8 ジェイカトレア:5歳牝馬。今年度のクインカップ勝ちなど世代の重賞では負けなしと抜けた存在。好位から直線で抜け出し引き離す展開が理想。ただ牡馬勢や古馬相手だと勢いがそがれ後手に回ってしまうことが多い。馬格はあり力自体はありそう。軽ハンデを活かし前半から離されずついていければ、直線で粘り込みも。

展開予想
  この時期にしてはやや軽めの荷物であり、馬場も落ち着くと考えられるため各馬が持ち味を存分に出せる状況にあるといえる。やはり飛び出すのは5歳馬メムロボブサップか。ただ今回はハンデ差で荷物が重い。そうなるとライバルのアオノブラックが意識的に前に行くか。先行馬メジロゴーリキは5歳馬勢の様子を見て行く形になるか。本来ならミノルシャープあたりも行きたいところだがまだ本調子ではなさそう。あとはコウシュハウンカイあたりがついて行くか。オレノココロも勝ちに行くならこの集団にはつけたい。第2障害をメムロボブサップとアオノブラックが先に越えるようだとそのまま一騎打ちに入るか。もたつくようだと、コウシュハウンカイ、オレノココロら古馬勢らが突っ込んでくる。障害は各馬問題ないだろう。降りた時点での位置取りが重要。

【はむ!の見解まとめ】
  今回のポイントはやはり荷物の重量とハンデ差。この時期の重賞としては軽めだが、今年は賞金が大きいからか、上位馬はそこそこ荷物を背負わされる。年度末の大一番ばんえい記念を見据えた古馬勢に対し、今特に勢いのあるのはメムロボブサップ、アオノブラックら5歳勢だが、力関係に加え、斤量が微妙に影響しそう。
  いろいろ総合的に考え、当欄ではもう一度11歳馬◎(6)コウシュハウンカイを狙う。帯広記念ではゴール前での悔しい逆転負けを喫したが、斤量が比較的軽くなるここでは粘り切れる可能性は大きい。巻き返しのチャンス。このレースはこれまで相性は悪かったが、それはトップハンデを背負わされてのもの。今回は丁度良いハンデ差で最大の力を出せるとみて本命とした。
  対抗には、今シーズン北見記念に勝ち、帯広記念も2着に入った○(2)メジロゴーリキを推したい。着順だけをみるとあまり実力を出せていないように見えるが、高重量戦では好走。自分でレースを作りに行ける強みがある。障害も立て直してきた。前走軽量戦を使ったことにより、動きがさらに軽くなることにも期待。そして5歳馬▲(4)アオノブラックを単穴にした。820kgは重くはあるが、北見記念では850kgを経験しており、ライバルのメムロボブサップが重量未経験であることを考えると、ここでも力を出せる状況にある。しっかり走って経験を積み上げたい。そしてあわよくば上位進出も。△(7)オレノココロも相対的にこの位置の評価となったが、この斤量でも全く苦にしない。目標は先だがここでもたたき台としてしっかり走ってくるだろう。最後でハンデ差がこたえるかも知れないが、大崩れはなさそう。
  あとは、注目の注(1)メムロボブサップだが、さすがに850kgの荷物とハンデ差だと上位進出は厳しいか。ある程度エネルギーをセーブして、最後の粘りを見せれば上位のチャンスはあるが、入着までか。5歳牝馬(8)ジェイカトレアは負担重量760kgと最上位馬と90kgものハンデ差をもらっているが、それでもタイム的にはまだ遠い。実力馬(3)ミノルシャープは復活の兆しは見えつつあるものの現時点ではまだ厳しいか。先行できれば強いが、現状ではついていくのがやっと。(5)フェアリースズはヒロインズカップ勝ち馬ではあるがやはり800kgは重い。

はむ!の馬券狙いどころ:
  黒ユリ賞でうまく引っかかってくれて、珍しく現時点でプラス収支。しかし風前の灯、年度末まであと4レース。もう一本決められればトータルプラスも夢でない。
  今回は安定度でコウシュハウンカイから。少頭数なのでなるべく絞って。そしてここのところ単勝で取れていないので、このあたりでしっかり取りたい。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 6=2,4,7→2,4,7,1 合計18通り 各100円
      6→2,4,7→2,4,7,1(追加)合計9通り 各100円
      2,4,7→2,4,7→6,2,4,7 合計12通り 各100円
  馬複  6=2,4,7 合計3通り 各200円 合計 4,500円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 6 700円
  ワイド 2=6,4,7,1 4=6,7,1 合計7点 各100円
  合計 1,400円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。

2021年2月17日水曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2021】回顧・第46回黒ユリ賞(2/14)

ばんえい重賞レース回顧
第46回黒ユリ賞(BG2)-2021年2月14日-10R 200m直 曇 1.4%
  1着▲(10)イオン(鈴木恵) 2分00秒8
  2着◎(9)ミソギホマレ
  3着注(7)ミラクルクイーン
   単勝 10 240円(1番人気) 馬複 9-10 270円 三連単 10-9-7 12,810円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎等は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい明け3歳牝馬による重賞、第46回黒ユリ賞は、1番人気に推されたイオンが障害を先頭で降りてから最後まで粘って優勝。この世代の牝馬チャンピオンとなった。鈴木恵介騎手はこのレースは2018年ミスタカシマ以来5勝、重賞は今年の帯広記念に続き今期2勝で通算81勝目。槻舘重人調教師もミスタカシマ以来このレース3勝目で重賞通算65勝目。

レース振り返り
  帯広はこの時期らしい冬の天気が続き、馬場は乾燥気味で、そこそこ力の必要な馬場状態であった。
  レースは、ほぼ一斉のスタートから第1障害までは勢いよく進み、各馬問題なく第1障害はクリア、第1障害を越えてからは、大外からイオン、最内のサクラヒメが飛び出し、ミススマイルそしてアバシリサクラが続いた。一度刻んでからは、各馬もまた横並びの態勢となり、全体的にペースが落ち着いたまま1、2障害の中間へ。イオンとサクラヒメが心持ち前に行くが、各馬はまだ横一線。そのままの態勢で第2障害に向かう、ジェイマリア、ニュクスそしてミソギホマレあたりもやや前を伺うが、ほとんど差はない。先頭を行くイオンは第2障害のかなり手前で刻み、その間にニュクス、ミソギホマレが第2障害手前に到達。ここまで62秒とまずまずのペース。
  そこでイオンが第2障害手前では立ち止まらず障害の坂に直行。勢いをつけて坂の頂上まできて、そのまま障害を越えた。これを見るように、ニュクスとミソギホマレが障害に挑戦、しかしニュクスは膝を折ってくずれ、ミソギホマレも坂の上で立ち止まる。続いてアバシリサクラとシンデレラナイトが障害に挑戦、苦労しながらも障害をクリアし、これが2,3番手、もう一度力を入れたミソギホマレが4番手で障害を越えた。あとの馬は障害に苦戦し、遅れて、後方から仕掛けたミラクルクイーンが5番手で障害を降りた。
  そうしている間に、先頭のイオンはすでに残り30mに達し一人旅、10馬身以上大きく離れてアバシリサクラ、シンデレラナイトが続き、ミソギホマレが追う展開。イオンは逃げるが、徐々にスピードが落ち、残り20mを切ったところで一度止まった。その間に後続の集団が近づくがまだリードはあった。その中ではアバシリサクラが止まり、シンデレラナイトが2番手に出て、ミソギホマレが続いていた。再び動き出したイオンが残り10mを切ったところでもう一度ストップ。そこでシンデレラナイトが追いつき、ミソギホマレも1馬身差に迫った。シンデレラナイトは一旦先頭に立ちかけたが、ゴール直前でストップ、その間にまた立て直したイオンが、最後ギリギリになりながらも歩ききってゴールを駆け抜けて優勝した。続シンデレラナイトはまだ動けず、その後ろのミソギホマレがこれもゴール前でストップしながらも再び動き出し2着に入った。シンデレラナイトはようやく動き出したが、力が残っておらずゴール線上で再びストップ。その間に止まっていたアバシリサクラ、後方から追っていたミススマイル、ミラクルクイーンが近づき、これらも我慢比べになったが、最後まで走り切ったミラクルクイーンがわずかに抜け出し3着に入った。シンデレラナイトが4着。3番人気で当欄でも対抗にしていたニュクスは障害の失敗が響き8着に終わった。

次走へのメモ
イオン(1着):前半はなるべく力を使わず自然体に進み、障害もかなり手前から勢いをつけて登るなど、最後の失速も想定しての展開だったように見える。このような流れを作ったのはさすが鈴木騎手といったところ。最後は粘って突き放した。結果的には持ち味を十分出しての優勝。この馬のポテンシャルの高さを見せたレースであった。馬体も立派で、今後走りが安定してくればさらに強くなりそうなイメージ。今後だが、今年の牝馬のレベルからするとイレネー記念でも1番人気になりそうな気配だが、その先の来シーズンを見据えていくことも考えられる。
ミソギホマレ(2着):この馬としては、全くミスのない走りであった。強いて言えば障害のところで勝ち馬に出し抜かれ、隣で崩れた馬がいた影響もあってか、2,3腰かかってしまったのが一歩遅れを取った原因であろう。それでも最後は接戦まで持ち込んでいるので力のあるところは見せたといえる。こちらもイレネー記念に行くかどうか。
ミラクルクイーン(3着):最下位人気となっていたが、全体のペースに巻き込まれず、自分のペースで走れたことが、最後の追い込みと粘りにつながったといえる。接戦は十勝産駒特別などでも経験しており、父ホリセンショウ譲りのレースセンスもあった。更に馬体が成長すれば上位でも好勝負できそう。
シンデレラナイト(4着):動きの良さや障害の上手さはこの馬の持ち味。それを存分に発揮したといえる。ゴール手前で一旦先頭に立つ場面もあり、十分見せ場を作った。小柄なこともあり、最後はスタミナ切れとなってしまったが、将来成長してくれば相当強くなりそうな気配がある。
ミススマイル(5着):直前Bクラスで勝ち最後の切符での出走、切れ味はあるものの力的にはどうかと思われたが、父ライデンロックを彷彿とさせる追い込みを見せ、今後に期待がもてるレースを展開した。自己条件では中心的存在となるだろう。
  その他では、ジェイマリア(6着)は、やはり障害は厳しかったものの最後は追い込んできており、展開次第では無視できない存在となりそう。アバシリサクラ(7着)は、完全なスタミナ切れ、マイナス25kgの馬体重が示すように体調が良くなかったように見える。それでも走りはしっかりしており、体調が戻れば再び活躍するだろう。当欄で対抗に狙ったニュクス(8着)は障害で崩れてしまったのがすべて。前半も余裕がなかったか。しかし障害を修正すれば立て直しは可能。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 三連単10-9-7 1枚 枠複8-8 5枚 ワイド 7-10 9-10 各1枚
  ゴール直前の我慢比べで最後までハラハラする大接戦で見応えがあった。イオンはやはりスピードがあったね。最後はいっぱいになっていたけど、押し切った感じ。今後成長すればさらに強くなりそうだね。ミソギホマレもよく頑張っていたが及ばなかった。馬券的には注意で押さえていたミラクルクイーンが突っ込んできてくれたので、三連単もワイドも美味しい結果になった。これでまたなんとか今シーズンプラスに持ってこれた。この時期でプラスは久しくなかったんじゃないかな。あと4レース。なんとか押し切りたい。
  今回収支 +13,010
   (通常分) +9,860 (配当)14,260 (投入)4,400
   (単複・ワイド)+3,150 (配当)4,550 (投入)1,400
  今年度累計 +6,500(2/14・黒ユリ賞終了時点)
   (通常分) +15,080 (配当 112,280 - 投入 97,200)
   (単複・ワイド) -8,580 (配当 24,520 - 投入 33,100)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2020データ・馬券成績表)

  次の重賞は2週後、2月28日(日)、今年度の重賞優勝馬による一戦、チャンピオンカップです。予想は前日までにアップしたいと思っています。

2021年2月13日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2021】重賞予想・第46回黒ユリ賞(2/14)

  今週の重賞は、明け3歳牝馬による一戦・黒ユリ賞です。

はむ!の今週のばんえい重賞予想

【出馬表及びはむ!の予想印】
第46回黒ユリ賞(BG2)
(2021年2月14日(日)18:25発走 帯広10R ダ200m 3歳牝馬オープン定量)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
  サクラヒメ 牝3 640 中山直 今井茂 鹿毛 先
父キタノイチオク
  ミススマイル 牝3 640 赤塚健 小北栄 青毛 追
父ライデンロック
  ホクセイサクラコ 牝3 640 西謙一 今井茂 鹿毛 差
父ミタコトナイ
  ジェイマリア 牝3 640 藤本匠 今井茂 青毛 追
父ジャングルソング
アバシリサクラ 牝3 640 島津新 金田勇 青毛 差
父トカチタカラ
  シンデレラナイト 牝3 640 西将太 鈴木邦 青毛 先
父スギノハリアー
ミラクルクイーン 牝3 640 松本秀 坂本東 栗毛 差
父ホリセンショウ
ニュクス 牝3 640 藤野俊 松井浩 鹿毛 差
父レットダイヤ
ミソギホマレ 牝3 640 阿部武 坂本東 鹿毛 逃
父フジカチドキ
10 イオン 牝3 640 鈴木恵 槻舘重 青毛 先
父カネサブラック
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「黒ユリ賞」の概要と傾向
  ばんえい明け3歳の牝馬による重賞。「黒ユリ」は帯広市の市花で、1975年創設以降、4場開催時代から一貫して帯広で行われている伝統あるレースとなっている。JRAで言えば桜花賞と阪神ジュベナイルフィリーズを足して2で割ったくらいの位置づけ。過去の勝ち馬にはハイトップレディ、サダエリコ、フクイズミ、最近ではナナノチカラ、キサラキク、現役のミスタカシマなど名牝といわれる馬の名前がずらりと並ぶ。また、今年新設された翔雲賞と対をなすレースになっている。
  傾向としては、1番人気の馬は過去10年で(4,0,3,3)とやや微妙なところ。6番人気以下も3勝しており、2017年には三連単で200万円馬券が飛び出すなど、波乱含みである。定量戦ではあるが、まだ各馬は成長途上で、力の差がはっきりしていないことなどが考えられる。重賞や特別戦の経験はあまり影響していない。流れに乗れることや、接戦に強いことが求められる。騎手では鈴木恵介騎手が現役4勝でリードしている。

今回のみどころ
  非常にレベルが高い今年の明け3歳牝馬勢。前開催で牡馬の翔雲賞があったが、今回出走する牝馬勢どれをとっても十分戦える力がある。実績では重賞勝ちのあるアバシリサクラが力もスピードも抜けているが、ここにきて他馬も急追。特に破竹の勢いで上がってきたのがイオン。鋭い切れ味で追い込んでくる。さらには特別戦に勝っているニュクスやミソギホマレも上位争い、あるいは優勝まで狙ってきているだろう。もちろんランク下位でも一発の魅力を持っている馬が揃っており、まだまだ成長途上であることから一気に開花する馬も出てくるだろう。熱戦を期待したい。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 サクラヒメ:能検は第3回で合格、6月にデビューしたがまだ体ができあがっておらず、実際は夏を過ぎてから本格的に出走、ただレースセンスは良く、すぐに勝ち星を重ねていった。特別戦の釧路産駒特別では大敗したが、その後も好走し、前走A-2クラスで2着に入りここへの出走権を得てきた。積極的に前に行くタイプ、あとは最後のスタミナが課題である。
 2 ミススマイル:直前B-1クラスで直線一気の脚を見せ優勝し、このレースへの最後の切符をつかんできた。能検やデビュー時は力不足で障害にも苦労していたが徐々に力をつけ勝ち星を重ねている。特別戦は白菊賞(8着)と十勝産駒特別(5着)に出走。父ライデンロック譲りの脚で、直線では飛ぶほどの鋭い切れ味を持っている。ただ障害はまだ課題がありそう。
 3 ホクセイサクラコ:特別戦はいちい賞(6着)と十勝産駒特別に出走している。十勝産駒では強豪を相手に直線で一度は先頭に立つ場面があったが、最後にかわされ、その時点での重賞出走は逃している。比較的小柄な馬でその分動きが軽く、スピードも抜群だが力勝負にもつれ込むと分が悪い。障害力は持っているので、序盤からある程度前には詰めていきたい。
 4 ジェイマリア:特別戦は南北海道産駒特別にのみ出ているが直線不発で7着に終わっている。脚質的には中団待機から直線で伸びていくタイプだが、まだ定まっていないイメージ。調子が良い時は前に行くこともある。障害はあまり得意ではなくミスが出ることもある。父ジャングルソングの性質を受け継いでいるのか、人気薄で連勝した時もあり一発の魅力は十分持っている。
 5 アバシリサクラ:重賞ナナカマド賞勝ち馬。この時は中団後ろから障害を攻めて、直線では鋭い切れ味を見せ快勝した。それ以前のレースでも連勝中だったアルジャンノオーに土をつけるなど、高いレベルでの力を持っている。しかし近走はハンデ差や馬場状態もあってか成績は今一つ、馬体重もデビュー以降あまり増えていないのも気がかり。ここで本来の力を見せたい。
 6 シンデレラナイト:特別戦はいちい賞5着と十勝産駒特別4着の実績。いずれも先頭グループにつけてのレース運びであった。デビュー戦勝利後しばらく立て直してから徐々に力をつけてきたイメージ。父スギノハリアーの動きの良さを受け継いだか、まだ馬体は小柄だが、素軽い動きで先行力もあり障害も上手にこなす。切れ味はあまり鋭くはないが、最後まで粘れる。
 7 ミラクルクイーン:特別戦は白菊賞、いちい賞と北央産駒特別に出走している。特に北央産駒特別では直線で一旦先頭に立つ場面もあったが、最後でかわされ3着となりヤングCSへの出走権を惜しくも逃している。中団待機から鋭い切れ味で勝負するタイプ。障害は苦手ではないが得意でもなさそう。切れ味に頼りすぎると最後で息が上がるので好位にはつけたい。
 8 ニュクス:能検2番時計で華々しくデビューしたがやや気まぐれな面があり、好不調の波がはっきりしている印象。特別戦では牝馬限定の白菊賞で障害4番手から前に詰めて、最後逆転して勝っている。脚質は差しから追い込みで、中団から前に取り付いて最後の直線で勝負する。切れ味の鋭さというよりも、じわじわ伸びてきて最後までスピードを緩めず粘り込む。
 9 ミソギホマレ:能検やデビュー時は目立った存在ではなかったが、徐々に勝ち星を増やし、牝馬限定の特別戦いちい賞では接戦を制して優勝している。坂本厩舎の馬でこれまで複数の騎手が手綱を握っているが、これまで5勝はいずれも阿部武臣騎手が騎乗した時となっている。先行力と障害力がモットーの馬だが自在に動けるタイプで、好位から抜け出す展開に持ち込みたい。
 10 イオン:ここにきて一気にクラスを駆け上がってきた昇り馬。障害を降りてからの切れ味の鋭さは相当なもので後方からでも一気に追い込んでくる。障害自体も今のところはこなせている。特別戦は牝馬限定のいちい賞で直線の切れ味を生かして2着に入ったのが目立つ程度。直線ゴール前で失速することが多く課題となっている。楽に前の方に詰めていきたい。

展開予想
  馬場状態によって大きく展開は変わりそう。天気傾向からすると重くもなく軽くもなくといったところか。このメンバーはまだ展開の予想もつかないが、これまでの流れからするとどちらかというと前半自重して直線勝負に持ち込みたい馬が多い。その中で、ハナを切るのはミソギホマレか。スピードのあるイオンもどんどん前に行きたいだろうが、後半での失速が多いことを考えると、あまり無理して行かず自重する可能性も。あと前に行きたいのはサクラヒメ、シンデレラナイトあたりか。アバシリサクラはどの辺に位置どるか。調子が良ければ押し出されるように前に行く可能性も。障害はミソギホマレやイオンは軽く越えられるだろう。あとはどこまで持ちこたえるか。その時点で、アバシリサクラ、ニュクス、ホクセイサクラコあたりが好位につけていれば直線勝負で抜け出しも、前がもたつけば、ジェイマリア、ミラクルクイーン、ミススマイルが切れ味鋭く追い込んでくる可能性も。

【はむ!の見解まとめ】
  一開催前のA-1戦にここのメンバーの多くが出走。また昨年のいちい賞などで、だいたいの力関係は見えてきている。もちろん、展開や最近の調子、成長度合い、馬場状態でかなり条件が変わってきそう。本来ならナナカマド賞馬のアバシリサクラの力が抜けているはずだが、近走どうも調子があがっておらず、この馬の扱いが難しい。
  当欄では、安定度で◎(9)ミソギホマレを本命にした。先行力で常に上位をキープ。障害もしっかり対応できている。切れ味勝負の馬ではないので、一発のある馬に出し抜かれる危険性はあるが、それでも安定した走りで軸として信頼できる。
  相手には、○(8)ニュクスが不気味だ。活躍中のレットダイヤ産駒で一発がある上に、混戦模様なら勝負強さが生きそう。課題の負担重量だが、これは他の馬にも同じように条件が付されるので、それなら力がありそうなこの馬を狙ってみていいだろう。スピード抜群の▲(10)イオンは、勝てば圧勝しそうな勢いだが、どうも詰めの段階で遊んでしまう傾向にある。ゴール板を先に駆け抜けることができるか。
  重賞実績のある△(5)アバシリサクラはこの位置の評価とした。重賞勝ち以降はハンデがあったものの大きい着順が続き、前走も取消と、あまり順調に来ていない。実力はあるだけに、粘りは見せそうだが、勝ちきるにはややインパクトに欠ける。その他では注(7)ミラクルクイーンという馬の切れ味に注目したい。父ホリセンショウは自在に立ち回った馬、重量がある方が活躍できそう。(3)ホクセイサクラコも上位で戦ってきているが、小柄な馬で重賞では力的にめいっぱいか。それなら( 4)ジェイマリア(2)ミススマイルあたりの方が一発があるか。

はむ!の馬券狙いどころ:
  3週連続重賞最終戦。当欄では、最初の翔雲賞でうまくいったと思ったが、ヒロインズカップで完全にやられた。そして黒ユリ賞。しかし、明け3歳牝馬で実力伯仲、どこからでも狙える難解なレース。高配当をズパッと当てたい気持ちもあるが、とにかくしっかりつなぎたい。そこで最も安定性の高そうなミソギホマレから狙う。本当はアバシリサクラの方を買いたいが調子が心配。いずれにせよ、少しでも当てて年度末の大一番まで資金を温存したいところ。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 9,8,10→9,8,10,5→9,8,10,5,7 合計27通り 各100円
  枠複 8=7 700円 8=8 5=8 各500円 合計 4,400円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 9 700円
  ワイド 7=9,8,10,4 4=9,8,10 合計7点 各100円
  合計 1,400円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。(コラム欄はお休み中です)

2021年2月9日火曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2021】回顧・第31回ヒロインズカップ(2/7)

ばんえい重賞レース回顧
第31回ヒロインズカップ(BG1)-2021年2月7日-10R 200m直 曇 1.9%
  1着 (7)フェアリースズ(島津新) 2分12秒7
  2着▲(10)アフロディーテ
  3着◎(4)ミスタカシマ
   単勝 7 670円(3番人気) 馬複 7-10 1,010円 三連単 7-10-4 5,670円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎等は、はむ!の当初予想印)

  ばんえいの牝馬重賞の最高峰、第31回ヒロインズカップは、3番人気の7歳馬フェアリースズが障害を2番手から抜け出して優勝。重賞初制覇をBG1のこのレースで達成した。島津新騎手はヒロインズカップ初制覇、今シーズンは絶好調で今期重賞7勝、通算9勝。岩本利春調教師もヒロインズカップは初優勝、重賞勝ちは5年ぶり(2016ナナカマド賞・ゴールデンフウジン)で通算8勝目。

レース振り返り
  帯広は前日まで降水はなかったが、当日小雪が降ったりやんだりで馬場水分はやや上がっていた。やや軽めだがそれなりに力のいる馬場状態であった。
  レースは、スタートから落ち着いた流れで、追い込み脚質のサクラユウシュンやサンシルクラポピーといったところが出足が良く第1障害まで一歩前に出たが、その他は横一線。第1障害を越えてからは、各馬早めに刻みを入れゆったりした流れに落ち着き、各馬ほとんど離れずに進んだ。1,2障害の中間に向けては、フェアリースズ、アフロディーテ、ミスタカシマが徐々に抜け出し、スタートの良かったサクラユウシュン、サンシルクラポピー、そしてマオノクイーン、イズミクィーンあたりがついて行くが、前の3頭がじわじわと抜け出し、第2障害に向かう。第2障害手前には大外のアフロディーテの方が先に到着し、フェアリースズとミスタカシマとが程なく続いた。ここまで72秒と、ゆったりしているが、重量などを考えればまずまずのペース。あとは続々と各馬が続いた。
  障害を一番先に仕掛けたのはアフロディーテ、一歩ずつ踏みしめつつもほぼひと腰で坂の頂上へ、続いてフェアリースズとミスタカシマが挑戦。勢いは付けたがミスタカシマは坂の頂上で脚元がふらつきストップ、一方、フェアリースズはしっかり踏み込んで坂を越え、先に降りたアフロディーテを追う。後の馬は各馬障害で苦戦。崩れる馬も数頭いた。その間にミスタカシマが立て直し、前とは離れた3番手で前を追う。その後ろはマオノクイーンやイズミクィーンがなんとか障害を越えていた。
  先頭争いは先を行くアフロディーテにフェアリースズがじわじわ迫り、残り30m手前で並びかけた。そして徐々にフェアリースズの方が前に出て、残り20m付近へ。ここからは両頭ともややスピードが落ち、粘り合いへ。3番手のミスタカシマも追うが10mほどの大差があり、前を目指すよりも後ろから来る馬の方が気になるような状況。先頭はフェアリースズが半馬身~1馬身差を保ったままゴールまで粘り込んで優勝。アフロディーテも懸命に追ったが2着。3着争いは1番人気ミスタカシマが、追ってきたイズミクィーンを押さえて3着、ラストランのイズミクィーンは4着、もう一頭のトップハンデ、シンエイボブは中団から追ったが最後は苦しくなり5着だった。

次走へのメモ
フェアリースズ(1着):力がありながら重賞では結果を出せていなかったが、今回は前半からスムーズに行けて、特に絡んでくる馬もいなかったため、自分のペースに持ちこめたのが大きい。走りや障害は安定しており、力を十分に出した上での快勝であった。今シーズン重賞勝ちを重ねる島津新騎手の勢いもあったようだ。大きな賞金を加算しオープン入り。今後は不明だが、とりあえずチャンピオンカップの出走権を得たので、挑戦するかをにらみつつ、来シーズンのカーネーションカップが狙いか。
アフロディーテ(2着):さすがに連覇はならなかったが、勝ち馬によく食らいついていたし、ライバルのミスタカシマにはしっかり先着したので、この馬としては満足の走りだったのではないか。大外も問題なかったし、やはり先行力、障害力はこの馬の強みでもある。こちらもオープン入りだが、上位馬に胸を借りつつ、次の目標カーネーションカップに照準を合わせる。
ミスタカシマ(3着):流れは悪くなかったが、ややぎこちない動きで、障害で引っかかり、それが最後まで尾を引いた。トップハンデも厳しかったか。このレースの勝ちはまた来年へお預け。実力馬が勝てないのも条件が厳しい。やはりこの馬はじっくり走って後続を突き放すようなレースが得意。来シーズンの古馬重賞あたりが狙いか。
イズミクィーン(4着):このレースがラストランだった。障害が苦手になってしまったことで大成は遅れたが、最後は本来この馬が持つ切れ味と力の片鱗を見せたレース運びであった。もう少し上位に入りたかったところだろうが、仕方ない。精一杯戦った。繁殖牝馬としてその素質を次の世代に受け継いでほしい。
シンエイボブ(5着):やはり800kgは厳しかったか。序盤から動きが重かったし、最後の切れ味も不発だった。思いのほか軽馬場でペースが速くなってしまったのも不利に働いたか。ただ障害はしっかり越えており、展開次第で力を発揮できる場面もあるだろう。
  その他では、追加参戦のマオノクイーン(6着)は隣の動きに惑わされず自分の走りに徹していた。障害もしっかり越えていたし、今後の自信につながったのではないか。5歳馬ジェイカトレア(7着)も、この馬本来の走りはできていたようで、将来に向けたいい経験が積めた。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 なし
  フェアリースズか。上手く走ったね。もちろん実力は十分ある馬だと思ったけど、展開的にどうかと思い無印にしてしまった。雪が降ったことも、後ろの馬が届かない展開でちょっと予想が狂ったかな。ラストランのイズミクィーンだけでもと思ったがこれも届かず、完全ハズレ。仕方ない。いいレースが見られたのだから良しとしよう。
  今回収支 -6,200
   (通常分) -4,500 (配当)0 (投入)4,500
   (単複・ワイド)-1,700 (配当)0 (投入)1,700
  今年度累計 -6,510(2/7・ヒロインズカップ終了時点)
   (通常分) +5,220 (配当 98,020 - 投入 92,800)
   (単複・ワイド) -11,730 (配当 19,970 - 投入 31,700)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2020データ・馬券成績表)

  来週も重賞、2月14日(日)に行われる明け3歳牝馬によるBG2の黒ユリ賞があります。予想は前日までにアップしたいと思っています。

2021年2月7日日曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2021】重賞予想・第31回ヒロインズカップ(2/7)

  今週の重賞は、古馬牝馬の女王決定戦でBG1のヒロインズカップです。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第31回ヒロインズカップ(BG1)
(2021年2月7日(日)18:25発走 帯広10R ダ200m 4歳以上牝馬オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
シンエイボブ 牝7 800 藤本匠 久田守 鹿毛 差
  サクラユウシュン 牝5 760 西将太 金山明 栗毛 差
  ジェイカトレア 牝5 770 菊池一 平田義 青毛 先
ミスタカシマ 牝6 800 鈴木恵 槻舘重 栗毛 差
  サンシルクラポピー 牝6 780 藤野俊 鈴木邦 栗毛 追
イズミクィーン 牝7 780 村上章 小北栄 芦毛 追
  フェアリースズ 牝7 780 島津新 岩本利 栗毛 先
  ジャスミンガール 牝6 760 渡来心 大友人 鹿毛 先
マオノクイーン 牝5 750 阿部武 松井浩 鹿毛 逃
10 アフロディーテ 牝6 790 西謙一 西弘美 栗毛 逃
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「ヒロインズカップ」の概要と傾向
  ばんえいの古馬を含む牝馬の賞金上位馬による重賞。JRAでいえばエリザベス女王杯にあたるレースで。2019年からBG1に昇格しており、正にばんえいの女王決定戦となっている。
  レース傾向だが、過去10年で1番人気は(3,2,1,4)とやや微妙。BG1になっても別定重量が設定されていることもあり、最強馬といわれる馬がハンデに泣くことも多く、古くはサダエリコ、アンローズなど名牝と言われる馬が勝てていない。昨年もミスタカシマがトップハンデで1番人気の7着に敗れている。かと言って、人気下位の馬が勝てている訳ではなく、2、3番人気あたりの馬が好成績を挙げていることから、実力上位の馬か一昨年のタイキンのように好調でここに臨んでくる馬あたりが狙い目か。年齢ではかつては高齢馬が勝っていたこともあるが、最近8年はいずれも5歳~7歳で勝っており、5歳馬3勝、6歳馬3勝、7歳馬2勝となっている。また、オークス、クインカップなどに出走している馬が上位に入っており、実績も重視、今年度から春に同様のメンバーでカーネーションカップという重賞が創設されており、このあたりがどのような傾向を見せるか。騎手では藤本匠騎手が4勝と現役ではトップ。藤野騎手がこのレースに勝っておらず、鈴木騎手も9年前に1勝したのみ。

今回のみどころ
  今年の女王はどの馬か。牝馬としては過酷な重量への対応もポイント。実績面ではミスタカシマが格段上位。昨年は惜しくも優勝を逃しここは再チャレンジ。一方、昨年のこのレースに勝ったアフロディーテはミスタカシマと同じ6歳のライバル。常に陰に隠れていたが、重賞連覇で改めて存在感を示すか。1つ年上の7歳馬勢も負けられない。シンエイボブらは、重賞出走は常連だがタイトルには手が届いておらずここは悲願達成なるか。ランク下位の馬たちもそれぞれ必死に戦ってきており、それぞれが花を咲かせる時。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 シンエイボブ:7歳馬。重賞は世代戦を中心に活躍、ばんえいオークス2着、柏林賞3着などの実績がある。ヒロインズカップは2回目の出走、前回は6着。最近では今回と同様のメンバーの準重賞レディースカップで、好位から抜け出し優勝している。脚質は差しから追い込みに近いタイプで、障害を越えれば直線で切れ味と粘りを発揮する。障害自体は苦手な方だったが、最近は対応できている。重量や端枠が微妙。
 2 サクラユウシュン:5歳馬。重賞は世代の牝馬戦には一通り出ているが、黒ユリ賞の4着が最高、この時も1番人気に推されながら障害で失敗し、最後追い込んだものの遅れは取り戻せなかった。この馬も障害が苦手でこれがポイントとなっている。一方では軽量戦の疾風賞でトップクラス相手に0分50秒で駆け抜け2着に食い込むスピードを見せている。また、激しく追うとゴール前で詰まることも。流れをつかみたい。
 3 ジェイカトレア:5歳馬。黒ユリ賞、オークス、クインカップと同世代の牝馬重賞はすべて優勝したが、牡馬勢も含めると善戦どまりとなっている。古馬相手では春先に行われたカーネーションカップに出走、積極的に先行グループに取り付いたが、ついて行くのがやっとであった。現在はさらに馬格も大きくなり、力も付けてきている。どこからでもレースはできるが、なるべく前につけて直線で抜け出すレースがしたい。
 4 ミスタカシマ:6歳馬。重賞6勝はメンバー中でも飛び抜けた実績。今シーズンは古馬重賞にも挑戦し、岩見沢記念では2着に食い込んでいる。しかし全体としては相手強化とハンデ差に苦しみ、ここに来て体調も崩して馬体重を大きく減らしていた。オーブン特別を叩いて、どこまで調子を取り戻せているか。しかし本来の力はやはり上位。重量経験も積んでおり、障害力も抜群。好位置でスムーズに進められれば。
 5 サンシルクラポピー:6歳馬。重賞は世代の牝馬戦を中心に出ているが、黒ユリ賞とクインカップの3着が最高成績である。とにかくスピードが自慢の馬で、軽量戦ではトップクラスの走り、0分50秒台でコースを駆け抜けた。これが重量レースでも直線の抜群の切れ味に生きている。但し、障害は大の苦手で一旦立ち止まると2の脚が出ない。立派な馬格を誇る馬だが、自分の体重が障害の足かせになることも。
 6 イズミクィーン:7歳馬。重賞はこれまで3戦に出場しているが、いずれも7~8着と目立った成績は上がっていない。父カネサブラック、母フクイズミと名馬を両親に持ち素質は十分だが、障害が特段苦手で、気まぐれな面もあって、親に並ぶような成績は上げられていない。今シーズンで引退、繁殖上がりの予定であるが、ここあたりで今後の実績に花を添えたい。障害を越えてくれば直線の切れ味は抜群。
 7 フェアリースズ:7歳馬。ヒロインズカップは3度目の出走。昨年のこのレースでは中団から直線で伸びて3着に入っている。他の重賞は出走はしているが、成績は上がっていない。前哨戦の準重賞レディースカップでも終始後方からの競馬で伸びなかった。走りは安定しており、障害も得意でミスはほとんどないが、決め手に欠けるので、目立たないままジリジリと後方で終わることもある。流れについて行きたい。
 8 ジャスミンガール:6歳馬。回避馬や失格馬が出たことにより出走権が回ってきた。重賞は4歳時のクインカップにのみ出走、この時は先頭集団から障害をしっかり越え、強豪が並ぶ中4着に粘った。先行力と障害力には定評があるが、切れ味はあまりないので追い比べになると見劣りする。ただ安定性があり、近走は馬体重も増加しさらに力をつけてきるイメージ、じっくり攻めて流れに乗れれば粘り込みも。
 9 マオノクイーン:5歳馬。牝馬賞金ランキングでは19番目の馬だが、出走枠に空きが出たため手を挙げてきた。重賞は今年度のクインカップに出走。第2障害を先頭集団で越え、最後は切れ味のある馬たちに差されたものの5着に粘っている。その前の特別戦紅バラ賞では人気薄ながら逃げ切って勝利している。先行できる力があり障害もしっかり越える。重量は未知数だがハンデ差のアドバンテージは生かせそう。
 10 アフロディーテ:昨年に続き連覇を狙う。それまでは同世代にミスタカシマがいるため、常に同馬の影に隠れていたが、昨年勝利したときは、積極的に前半から押して障害も軽く越えて逃げ切っている。先行力を活かした走りで障害も上手。あとは直線でどこまで粘れるか。スピードでグイグイ押すタイプではなく、じっくり構えてじわじわ伸びていく。軽馬場などで前半が速くなりすぎると取り残されることも。

展開予想
  寒さの最中のこの時期なので馬場自体は水分を含んでいるが、最近はロードヒーティングやロータリーハローがけなど整備が行き届いていることもあり、レース中に雪でも降らない限り完全な軽馬場にはなりにくい。今回は牝馬にとってはかなりの高重量戦。逃げたい馬も少なく、展開はかなり落ち着きそう。
  先行するのは連覇を狙うアフロディーテだろう。追加参戦してきたマオノクイーンも軽ハンデを生かして前に行くか。ミスタカシマも調子さえ戻っていれば勝ちを意識して前に行くだろう。シンエイボブも早めに付けるか。その他フェアリースズ、ジェイカトレアにジャスミンガールあたりも上位狙いなら前の方にはついておきたい。イズミクィーン、サンシルクラポピー、サクラユウシュンといったところは後方から行きそうだが、こちらも自慢の末脚を生かすためには第2障害まで無理なく付けられているかがカギ。障害はどの馬もひと腰では難しそうなので、二の腰が使える馬が抜け出しそう。すんなり行けば先行馬勢が有利か。
【はむ!の見解まとめ】
  牝馬はどうしても好不調の波が大きいこともあり、実力どおり決まらないこともしばしば。そのあたりが予想を難しくしている。実績では飛び抜けているミスタカシマだが調子の方はどうなのか。そこがポイントとなってくる。
  当欄では悩みに悩んだあげく◎(4)ミスタカシマを本命にした。不安要素は多々あるが、やはり810kgの荷物で2着に入った岩見沢記念などトップクラスのレースを経験しているのは大きい。今回は慌てずに行けそうで、そうなればやはり力は数段上か。このメンバーなら軸に信頼。
  相手には経験豊富な○(1)シンエイボブを持ってきた。年を重ねるごとに安定感が増している。先行して障害もしっかり対応できており、悲願の重賞初制覇も見えてきている。高重量、端枠は歓迎ではないが力でねじ伏せるか。連覇を狙う▲(10)アフロディーテも強い。こちらも先行力があり、さらに力をつけている。ただ昨年より荷物が重く、他馬に絡まれると切れ味の差で遅れることも考えられるが、崩れることは少なそう。
  さらには、追い込み脚質の馬たちも魅力があるが、障害次第なところもあり狙いづらい。その中で△(6)イズミクィーンは年齢を重ねて踏み込みがしっかりしてきた。期待された素質馬、最後にひと花咲かせたい。あとは、追加参戦してきた注(9)マオノクイーンは先行力があり軽ハンデを生かした逃げ粘りも。切れ味トップクラスの(5)サンシルクラポピーも気にはなる。重量がポイントだが勢いで食い込みも。(2)サクラユウシュンも切れ味期待だが、未経験の荷物を運びきれるか。前に行きそうな(7)フェアリースズらはやや決め手に欠けるイメージだが展開次第で一変も。

はむ!の馬券狙いどころ:
  先週は予想は外れたが枠複が引っかかって、ちょいプラスといういつもと違うパターン。ここはしっかりつないで、終盤でプラスに持って行けるよう頑張りたい。
  牝馬戦はどの馬も良くて目移りするところだが、ここは女王ミスタカシマを信頼。そして相手も実績馬勢から狙いたい。個人的にはイズミクィーンに花道を飾りたいところ。久々の応援馬券で。ワイドは追加参戦のマオノクイーンと一発のサンシルクから。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 4,1,10=4,1,10→4,1,10,6,9,5 合計24通り 各100円
      4,1,10 BOX 合計6通り 各100円
  枠複  4=1,8 1=8 合計3通り 各500円 合計 4,500円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 4 600円
  応援馬券(単+複)6 各200円
  ワイド 9=4,1,10,5 5=4,1,10 合計7点 各100円
  合計 1,700円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。

2021年2月3日水曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2021】回顧・第1回翔雲賞(1/31)

ばんえい重賞レース回顧
第1回翔雲賞(BG2)-2021年1月31日-10R 200m直 曇 2.5%
  1着▲(1)タカナミ(船山蔵) 1分40秒6
  2着 (7)マサタカラ
  3着注(3)カイセキングオー
   単勝 1 770円(4番人気) 馬複 1-7 4,720円 三連単 1-7-3 62,840円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎等は、はむ!の当初予想印)

  今年から新設されたばんえい明け3歳牡馬の重賞、第1回天馬賞は、4番人気のタカナミが障害3~4番手から切れ味を見せて先頭に立ち、ゴール線上で止まったがかろうじてゴール板を通過し、このレースの初代優勝馬となった。船山蔵人騎手は2012年ヒロインズカップをエンジュオウカンで優勝して以来、9年ぶりの重賞制覇で通算2度目。金山明彦調教師は2017年チャンピオンカップのフジダイビクトリー以来久々の重賞制覇となった。

レース振り返り
  帯広は前々日にかなりの降雪があって水分はかなり含んでいるものの、当日は晴れ。直前に小雪が降ったが、馬場の表面は乾燥、それなりに時計のかかる状態であった。
  レースは、スタート直後からほぼ横一線の展開。第1障害も各馬ほとんど並んだ状態で越えた。障害を越えたあたりから最内のタカナミ、ネオキングダムが勢いをつけて心持ち前を進む。これにイワキダイヤ、カイセキングオーがついていく展開。1,2障害中間まで各馬軽く刻みを入れつつも、スムーズに進み、やや様子を見ていた外枠の馬たちも追いついて、10頭がほとんど並んだ状態で第2障害に向かう。この中ではネオキングダムがややリードをつけて第2障害手前に到着。後続も続々と追いついた。ここまで53秒とこの世代のレースとしてはまずまずのペース。
  第2障害を先に仕掛けたのはネオキングダム。勢いをつけて坂を登りスムーズに障害を越えた。あとは、ジェイスター、カイセキングオー、ホクセイジョーカーそしてアルジャンノオーあたりが一斉に障害にチャレンジ。この中ではジェイスターが一旦膝を折った。その他の馬は一歩ずつ踏みしめながら坂を上がり、アルジャンノオーとカイセキングオーがほぼ同時に障害を越える。そして程なく、やや溜めていたタカナミと大外のシュトラールが障害を降りた。
  直線ではネオキングダムが先頭で抜け出そうとするところ、3,4番手で障害を降りてきたタカナミが、キャンターで駆けて、カイセキングオーやアルジャンノオーを軽くかわしたあと、ネオキングダムをもかわして一気に先頭に出た。タカナミはそのままさらに勢いをつけ、後続を3馬身、4馬身と離して行く。2番手争いはネオキングダムにカイセキングオー、アルジャンノオーがついていくところ、後方の障害6番手あたりから、鋭い切れ味で追ってきたマサタカラが一気に並びかけ、残り20m付近で前に出て単独2番手へ。一方、先頭を行くタカナミは残り10m近くにさしかかってもセーフティリードを保ちゴールへ向かい、そしてゴール線まで達するが、ゴール線上微妙なところでストップ。その間に2,3馬身差まで詰めていたマサタカラがそのままゴールを駆け抜けた。しかしタカナミがわずかにゴール線を越えており、優勝。マサタカラは惜しくも2着だった。その後、3番手を進んでいたネオキングダムがゴール線上でストップし、その間にカイセキングオーが抜けて3着、アルジャンノオーの方は直線で緩んで大外からきたシュトラールにかわされ、シュトラールが4着、ヤングチャンピオンシップの勝ち馬アルジャンノオーは5着、1番人気となっていたネオキングダムは立て直したが6着に終わった。

次走へのメモ
タカナミ(1着):昇り調子の勢いそのままに重賞タイトルをゲット。終わってみれば体重が大きい馬が上位、荷物が重くなってさらに力を発揮したイメージだ。最後はゴール線上でヒヤリとしたがレースでは十分勝っていた。しかし、障害を降りてからこれほど鋭い切れ味を持っているとは新たな発見。今後さらに走りが安定してくればかなりの力を見せそう。次の狙いは当然年度末のイレネー記念。今回同様に自分の走りができれば最有力であることは間違いのないところだろう。
マサタカラ(2着):人気薄であったが、あわやゴール逆転のところまで迫り、パフォーマンスは十分見せた。障害を降りてからの切れ味は、勝ったタカナミをも上回る勢い。鈴木騎手の攻め方も絶妙であった。重賞どころか特別戦も出ていなかったが、ここで素質開花したイメージ。じっくり晩成型の父インフィニティーの性質も受け継いでいるか。障害も良く、今後も侮れない。
カイセキングオー(3着):無理なく先頭グループにつけ、障害もこなし、前回失速した直線も最後まで粘るというこの馬としてはほぼ完璧なレース運び。今回は勝ち馬らの決め手にやられたというところ。しかし有力勢には先着しており、今後さらに走りが安定してくれば優勝も狙えるだろう。
シュトラール(4着):動き自体は悪くなかったが、序盤から流れに乗れなかったイメージ。障害はしっかり越えたものの、直線での伸びも欠いた。大外枠が影響したか。それでも差のないところまでは詰めてきており、力はあるので、今後展開次第では逆転も可能。
アルジャンノオー(5着):この馬も序盤から流れに乗れていなかった印象。前に行けず、やはりもう少しペースが落ち着いて欲しかったところ。負担重量加増も5kgとはいえ動きに影響したか。定量戦のイレネー記念では一変も。
  その他では、1番人気ネオキングダム(6着)、逃げ作戦に出たことは悪くなく、動きも良かったが最後お釣りがなくなった。展開のアヤがあり力負けではないが、勝ち星がほしい。ホクセイジョーカー(7着)も直線勝負に賭けようとしたが、序盤から遅れをとってしまった。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 枠複 1-7 5枚
  大混戦模様だった翔雲賞だったけど、タカナミは勢いがあったね。馬格もあるし今後怖い存在になりそう。それ以上に船山騎手の久々の重賞勝ちが嬉しいね。フクイズミとの女王対決に勝ったエンジュオウカンで初優勝して以来もう9年たつのか。早いものだ。当欄でも気になっていて単穴まで推したけどもう一押しが足りなかった。マサタカラはノーマークだったけど後から思えば、障害上手で鈴木騎手なら押さえで一考できたよな。でもアルジャンノオーと同枠だったので、枠複で恩恵を受けた。なんかずるいけど、これまで逆パターン(予想で当たっても馬券はハズレ)でことごとくやられてるからたまにはこういうことがあってもいいね。なんとか食いつなげた。
  今回収支 +1,500
   (通常分) +2,900 (配当)7,400 (投入)4,500
   (単複・ワイド)-1,400 (配当)0 (投入)1,400
  今年度累計 -310(1/31・翔雲賞終了時点)
   (通常分) +9,720 (配当 98,020 - 投入 88,300)
   (単複・ワイド) -10,030 (配当 19,970 - 投入 30,000)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2020データ・馬券成績表)

  重賞は3週連続、次は2月7日(日)。牝馬のチャンピオン決定戦、BG1のヒロインズカップです。予想は前日までにアップしたいと思っています。