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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2014年12月29日月曜日

【はむ!のばんえい重賞回顧】第16回ヤングチャンピオンシップ(2014/12/28)

  昨日は競馬界ではJRAの有馬記念でジェンティルドンナの有終の美などもちろんそちらの話で持ちきりなわけですが、ばんえいの2歳重賞の方も盛り上がりました。センゴクエースが無傷の重賞2勝目。どこまで勝ち続けるのでしょう。そしてばんえいのスターとなるか期待していきたいものです。

ばんえい重賞レース回顧
第16回ヤングチャンピオンシップ(BG2)-2014年12月28日-10R 200m直 晴 2.5%
  1着◎(4)センゴクエース
  2着○(8)ホクショウキズナ
  3着△(7)キンメダル
単勝 4 130円 三連単 4-8-7 1,580円
 ※結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印です。)

  ここまでデビュー以来無敗できた圧倒的1番人気センゴクエースがその強さを遺憾なく発揮。危なげない走りで重賞2連覇、デビュー以来の連勝を8に伸ばした。2着は2番人気でセンゴクエースと同厩のホクショウキズナ、3着には4番人気のキンメダルが入り、三連単も2番人気と堅い決着となった。
  天候は晴れ、気温は0℃をやや下回る程度、馬場水分は2.5%でまずまずの馬場状態ながら他のレースでは少々時計がかかっている状況。レースはシリウスがやや出遅れたがその他はほぼ横一線でスタートしたあと、序盤からホクショウキズナが展開を作りに早めに仕掛け、そして3番人気になった牝馬ワタシハサクランボも積極的に前を行って、センゴクエースはこれらの様子をうかがうように番手に入る。逃げると思われたテンカトウイツがこれらに続くような展開。軽く刻みながらも早めに第2障害まで到達。そして先行したホクショウキズナが先に障害を越え、ワタシハサクランボが相次いで障害をクリア。センゴクエースの方は慎重にためてから障害にチャレンジし、スムーズにクリア。降りてからのセンゴクエースのスピードは全く違い、前の2頭をあっさりかわし先頭へ。あとは少しずつスピードは緩むものの、ホクショウキズナらもきつくなりその差はじわじわと離れていく。そしてセンゴクエースが力強く2着とは7秒差と前走より着差を広げてゴールイン。ホクショウキズナがなんとか粘って2着に入った。3着争いはワタシハサクランボが失速し立ち止まるところを、遅れて障害を越えてきたテンカトウイツと同時に降りたキンメダルが並んで前を追って逆転し、最後はキンメダルが前に出て3着。テンカトウイツが差の無い4着だった。
次走へのひとことメモ
  センゴクエース(1着):強いの一言だ。今回はトップハンデということもあり、鈴木恵介騎手が序盤から慎重に追った感じであったが、唯一のポイントになるかと思われた障害も極めてスムーズにクリアでき、あとはこの馬の力で最後まで押していった。母サダエリコの最後の仔ということで注目されているが、力強さなどは父のウンカイの素質が最もよく出ているとも言える。今回のようなレースをしていれば、少なくとも同世代同士では当分敵なしだろう。この後はさらにハンデがきつくなると思われ、次の目標の3月のイレネー記念までどういうローテーションで臨んでいくかも見物だ。これで8連勝であのサカノタイソンでさえデビュー以来の連勝は7だったので、これを上回っている。サカノタイソンの連勝記録(19)にもチャレンジできるのではと期待される。
  ホクショウキズナ(2着):堂々とセンゴクエースに勝負を挑んだ結果の2着であり、この馬の持ち味は十分出せたと思われる。まだまだ馬体重も970kgと伸びしろは十分ありそうで。成長すればこれからさらに力をつけていくだろう。
  キンメダル(3着):馬体重も戻り体調も良くなっていた。スピードを持っているが重賞初出走ということもあり、今回は無理せず着を拾うレースをしていたように感じられる。切れ味のあるところを見せており、展開次第ではさらに上位も狙える。
  テンカトウイツ(4着):今回は他馬に圧倒されスムーズに前に行けなかった。しかし慌てずついていって大崩れはしなかったので、今後に向け展開の幅ができた感じがする。
  サカノメイホウ(5着):序盤は遅れをとったが最後はなかなかの切れ味を見せ、バテたワタシハサクランボをかわし 5着まで粘り込んだ。馬体重の20kg増は成長と考えられ、2月の黒ユリ賞に向け侮れない一頭という感じだ。
  その他では、先行したワタシハサクランボが最後は一杯になりゴール前で止まったため結局9着まで沈んだが、前半からかなり勝負をかけていった結果であり、牝馬ではやはり実力上位であることには変わりない。6、7着のシリウス、メムロコマチは前半から置かれてしまい勝負にはならなかったが、それなりに走りきっており今後に向け重賞経験は生きたと思われる。当欄で単穴で狙ったコウリキ(10着)はやはり最内枠と障害の課題が克服できなかった。イワキテンショウリ(8着)とともに自己条件での巻き返しを狙う。

はむ!の予想結果(-_-)
  センゴクエースが実力どおりの力を見せたし、当たりといえば当たりだけど、これだけ安ければなぁ。しかも、競馬には絶対がないということでセンゴクエースがこけた時の保険みたいな余計な馬券まで買っているので全然儲けになってない。ま、勝ち癖をつけておくことは大切なので、正月明けの重賞2連発でいい初夢を見ることにしよう。

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2014データ・馬券成績表)

  次回ばんえい重賞は年明け1月2日帯広記念(BG1)です。全国発売なので、地方競馬場や地方競馬場外の近くに住んでいる方はぜひ運試しされてはいかがでしょう。帯広記念を含む予想記事は1月1日に掲載予定です。

2014年12月27日土曜日

【はむ!のばんえい競馬重賞予想2014】第16回ヤングチャンピオンシップ(12/28)

  一般の競馬では、JRAは有馬記念、地方競馬では東京大賞典などがあっていよいよクライマックスですが、ばんえいの方は年末から年始にかけての重賞シリーズです。この期間はコラムなどをやってる暇はないけれど、予想は頑張りますので、お楽しみに。まずは12月28日に行われる2歳重賞ヤングチャンピオンシップの予想から。

はむ!のばんえい重賞予想
2014年12月28日-10R 第16回ヤングチャンピオンシップ(BG2)(17:20発走)
【出馬表及びはむ!の予想印】
第16回ヤングチャンピオンシップ(BG2)
(2014年12月28日(日)17:20発走 帯広10R ダ200m 2歳産駒特別選抜別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
(展開目安)
▲  コウリキ 牡2 600 澁谷益 長部幸 鹿毛 差 釧路1着
  シリウス 牝2 570 浅田達 長部幸 鹿毛 先 北見2着
  ワタシハサクランボ 牝2 580 大口泰 皆川公 青毛 差 十勝2着
センゴクエース 牡2 610 鈴木恵 槻舘重 鹿毛 先 北見1着
  イワキテンショウリ 牡2 590 島津新 小林勝 鹿毛 差 北央2着
  サカノメイホウ 牝2 570 工藤篤 村上慎 栗毛 差 北央1着
キンメダル 牡2 600 安部憲 小北栄 鹿毛 先 南北1着
ホクショウキズナ 牡2 600 松田道 槻舘重 鹿毛 先 南北2着
  テンカトウイツ 牡2 600 長澤幸 服部義 芦毛 逃 釧路2着
10 メムロコマチ 牝2 570 西謙一 西弘美 栗毛 追 十勝1着
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
 三連複 4=8,1,7=8,1,7,10 6点
 三連単 4→8,1→8,1,7,10,9,6,3 合計12点
 馬複(BOX) 8,1,7,10 合計6点
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
  このレースの説明は毎年繰り返しになるが(馬の生産地を5地区(十勝、北見、釧路、北央、南北海道)に分けてそれぞれの出身ごとに予選を行い、各レースの2着までに入った馬が出走できる。いわゆる「ばんえい甲子園」と言われる。)、ばんえいならではの特殊条件のレースである。各地区の代表だから結果的には上位の馬が出ることが多いが、時々予選で番狂わせがあって出走権を取る馬がいたり、トップ馬でも出走権を逃す場合がある。ただ今回は10月の2歳受賞第一弾ナナカマド賞の1~4着は出場しており、真の実力勝負になりそうだ。ただ勝ち込んでいる馬にはハンデがあり、暮れの時期の軽い馬場状態も相まって混戦になることが多い。
  過去の傾向では牡馬が10連覇中。そして特筆すべきはサウスポーの大口騎手がこのレースに強く、過去5勝しており、最近でも昨年(ブラックニセイ)、一昨年(ソウクンボーイ)と人気薄の馬で2連覇中だ。今回大口騎手は牝馬のワタシハサクランボに騎乗するので、前者と後者は矛盾するがどうか。
  今年の場合は、1頭力の抜けている馬がいる。ここまで7戦無敗のセンゴクエース(北見産駒)だ。馬体重も前走時で1050kg台と完成されており、絶対的なパワーが他馬と違う。これだけ勝ち込んでいると出走するレースを絞って調整できるのも強みだ。近走は他馬に差を詰められているように見えるが、余裕を持って走っており、他馬とは着差以上の力の差がある。4.8秒差まで詰められた前走は最内で走りにくい上にトップハンデと悪条件が重なった。それでも勝ちきるあたりこの馬の強さが見られる。重量加増はむしろ歓迎ではないか。唯一心配があるとすれば障害でややふらつく場面が見られるので、焦るような展開になれば波乱もあり得るかもしれない。重量加増については落ち着いて走れるという意味ではむしろ歓迎ではないか。いずれにせよこの馬が中心であることは不動。
  軸は堅いが、2着以降は逆に難解である。本欄では、ここにきて復調傾向にあるホクショウキズナを対抗に推したい。ナナカマド賞のころは一時期崩れかけていたが、ペース配分などが修正されたのか近走は安定した走りを見せている。やや詰めが甘いのは気になるが障害は上手なので、斤量が加増しても問題はないだろう。他馬との比較という意味でもこの馬の力は上位であることは違いない。ただセンゴクエースまではまだ少し差があるか。
  一発という意味ではコウリキもおもしろい存在だ。釧路産駒特別では接戦を制し、その後のA-1レースではセンゴクエースに迫った。脚質的には自在といってもよく、レース展開にあわせた走りができる。前走は完全に障害で引っかかってしまい大崩れしたが、立て直してこれるだろう。今回、前走と同じ最内枠に入り、この枠では過去に大敗しているというデータは気になるが、1枠で勝ったこともあり、展開の落ち着く今回はある程度戦えるだろう。
  南北海道産駒特別でホクショウキズナを差しきって勝ったキンメダルも怖い存在だ。A-1クラスで3連勝しているほか、特別戦(青雲賞)でも2着に食い込んでいる。賞金ランクの関係でナナカマド賞に出場できなかったことが、逆に未知の魅力を生んでいるとも言える。ただ、ここ2走の調子が落ちているのが割り引き材料で評価を落とした。
  データ的に不利な牝馬勢だが、なかなかの粒ぞろいである。人気はナナカマド賞3着のワタシハサクランボだろうが、当欄では十勝産駒特別でこれを直線一気で差しきったメムロコマチの一発に注目したい。大外枠は決して条件が良いとは言いがたく、障害も苦手なのでほとんどアテにはできないが、逆に嵌れば番狂わせを起こす魅力を秘めている。地元で元々は強い十勝産駒。今年は例年より成績が芳しくないが、このあたりで巻き返しの期待もある。
  印がまわらなかったが、もう一頭注目するならナナカマド賞2着のテンカトウイツだろう。気持ちよく前に行ければ、意外に終いの脚もしっかりしているので、粘り込みがあるか。崩れは少ないが、勝負にもつれ込むと足りない部分が出るかも。
  牝馬ワタシハサクランボも印が回らなかった一頭だ。前述の大口騎手が騎乗。この馬自身も上位で安定した走りができており見捨てるわけにはいかないが、少し決め手に欠ける部分がある。牝馬の中では10kg重くなり一気の重量加増も気になるところ。それなら、同じ牝馬で北央産駒特別を勝ったサカノメイホウの方が、抜け出してから意外に粘るかもしれない。4勝で着外3回という極端な成績も一発の魅力があるということだろう。また、北見産駒でセンゴクエースに続く成績を上げているシリウスも切れ味があり、これらも3着付けくらいなら十分あり得るだろう。
  あとは、イワキテンショウリが北央産駒特別2着で切符をつかんだが、クラス的にもタイム的にも若干見劣りするのは仕方のないところ。ついて行くのが精一杯だろう。

  はむ!の馬券買い目は上表のとおり。今回もセンゴクエース軸で絞っていいだろう。一本かぶりしている場合は三連単より三連複の方が効果的だ。しかし本命サイドだと馬券的にはおもしろくないのでもしもの時の馬複を混ぜてみた。そろそろ当てたいところ。(前回馬番を間違えたりしたので気をつけなければ。)

  今回の結果回顧はレース後速やかに(2,3日以内を目標)にアップしたいと思います。

  さて、次回はいよいよ年明け1月2日の帯広記念(BG1)。待ちに待った全国発売の日です。前後2~3レースも全国で買えそうなので、それらを含めて当欄で予想できたらと思っています。1月1日の早めにアップできればと思っています。

2014年12月23日火曜日

【はむ!のばんえい重賞回顧】第43回ばんえいダービー(2014/12/22)

  まずはお詫びから。ばんえいダービーの予想で、馬券買い目の記述でまたミスしていました。「馬複(BOX) 2,6,7 計3通り、三連複 2,6,7 1点」となっていましたが、本文の記述でもわかるように6のところは3の間違いでした。万一、買い目を参考にされた方がいればお詫びします。筆者本人も間違って買ってしまっていたという事実をもってお許しください(苦笑)。ではダービーの結果です。

ばんえい重賞レース回顧
第43回ばんえいダービー(BG1)-2014年12月21日-10R 200m直 晴 3.2%
  1着▲(3)ホクショウマサル
  2着◎(7)キサラキク
  3着○(2)ハクタイホウ
単勝 3 460円 三連単 3-7-2 3,370円
 ※結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲等の印は、はむ!の当初予想印です。)

  2番人気のホクショウマサルが第2障害を越えてから、残り20mのところで、先行した1番人気のハクタイホウをかわしゴール。今期初勝利がイレネー記念に続くG1制覇となった。タイムは1分44秒6、阿部騎手、坂本調教師ともダービー初制覇となった。ハクタイホウはゴール前で程なく障害を越えて差し脚を見せたオークス馬キサラキクにもかわされ、キサラキクが2着に入り、ハクタイホウは3着に終わった。
  馬場水分は3.2%。週の後半に降った大雪も残り水分は含むものの、コースはロータリーハローで整備されたこともあってほぼ標準的な馬場。そんな中序盤は平均ペースで運び、自然に有力馬が前に押し出される展開。第2障害手前まではハクタイホウ、ホクショウメジャー、シンザンボーイといったところが先に取り付き、キサラキクも遅れずに第2障害手前へ、ホクショウマサルはやや後ろから行ったが無理なく力をためていた感じ。第2障害はハクタイホウが先に仕掛けてすんなり越えるが、ホクショウマサルも遅れずにひと腰入れながらハクタイホウを追う。キサラキクもやや天板に引っかかりながらも勢いをつけて障害を越え前を追った。そして3頭の一騎打ちとなり、こうなれば、しっかり走り切れる力のあるホクショウマサルが一枚上。イレネー記念の時と同様に、力強くゴールを駆け抜けた。本欄で狙ったキサラキクもよく追いかけ、一瞬もしやと思われるシーンもあり、ハクタイホウはかわしたが前のホクショウマサルとは脚色が同じになり追いつかなかった。ハクタイホウもよく粘ったが3着まで。その後は少し離れて、先行したホクショウメジャーがアサヒメイゲツの追撃をかわし4着に粘り込んだ。
次走へのひとことメモ
  ホクショウマサル(1着):調子が完全に戻っていた。ここにピッタリ照準を合わせて稽古されてきた感じだ。レース中盤は無理せず前につけられたのも勝因だろう。障害の上手さも見せた。今後は一気にオープンに上がるが、古馬との対戦を重ねることによってさらに強くなれるのではないか。
  キサラキク(2着):本欄で◎として狙っていて応援したが、牝馬のダービー制覇までもう少しのところだった。相手が強かったというところか。しかしこの馬の持ち味は十分発揮できたのではないか。障害の攻め方、障害を降りてからのしっかりした走りなどは、やはりあのフクイズミを思い出す。重量増はむしろ歓迎で、重賞などでも活躍しそうだ。
  ハクタイホウ(3着):今回も1番人気を背負いかなり期待されたが、やはり詰めの甘さが出てしまった。ただ障害は実に上手くこなせているし、先行力は見せているので、今後は軽馬場のレースで強さを見せるのではないか。
  ホクショウメジャー(4着):穴で狙ってみた馬だったが、積極的なレースでなかなかの走りだったと思う。障害が課題だが、今後自己条件に戻れば勝ち星を重ねることが可能だろう。
  アサヒメイゲツ(5着):最後の追い込みの脚はこの馬らしさを見せたが、テンに置かれやはり前とは差があった。今後も展開に左右されそうで狙いを定めるのは難しいが、嵌れば鋭い脚を見せそうで無視はできない。
  その他の注目馬としては、6着に入ったフェアリードールはかなりの粘りを見ており、今後も時計のかかるレースで狙いたい。9着に沈んだ大賞典馬カイシンゲキは端枠は走らないところを見せた。体調もあまり良さそうではなかった。今後条件が変われば。

はむ!の予想結果(-_-)
  まず、冒頭で述べたように馬複と三連複で間違って買ってしまいしかも当たってるのに外れ。(3ホクショウマサルを買ったつもりが6アサヒメイゲツになっていた。)馬複はそこそこついただけに痛かった。三連単の方はホクショウマサルは▲だったが、キサラキクとハクタイホウの2頭軸マルチで買っていため、なんとか引っかかってくれて、1番人気が3着だったので取りガミは逃れたものの配当は安く儲けはほとんどなかった。年末年始重賞目白押しで少しでも資金を残しておきたいんだけどな。
今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2014データ・馬券成績表)

  次回ばんえい重賞は12月28日ヤングチャンピオンシップ(BG2)です。予想記事は重賞の前日までには更新する予定です。コラムとかは時間があれば。(あんまりないのです)その後も重賞が続くのでがんばらなくては。

2014年12月20日土曜日

【はむ!のばんえい競馬重賞予想2014】第43回ばんえいダービー(12/21)

はむ!のばんえい重賞予想
2014年12月21日-10R 第43回ばんえいダービー(BG1)(19:05発走)

【出馬表及びはむ!の予想印】
第43回ばんえいダービー(BG1)
(2014年12月21日(日)19:05発走 帯広10R ダ200m 3歳オープン定量)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
(展開目安)
  フェアリードール 牝3 710 安部憲 岩本利 栗毛 先
ハクタイホウ 牡3 730 赤塚健 久田守 栗毛 逃
ホクショウマサル 牡3 730 阿部武 坂本東 鹿毛 先
  カゲホウトウ 牡3 730 長澤幸 服部義 鹿毛 先
ホクショウメジャー 牡3 730 島津新 槻舘重 栗毛 差
  アサヒメイゲツ 牝3 710 西将太 松井浩 栗毛 追
キサラキク 牝3 710 鈴木恵 金田勇 芦毛 差
  ブラックニセイ 牡3 730 藤本匠 岩本利 青毛 差
シンザンボーイ 牡3 730 大河和 坂本東 栗毛 先
  10 カイシンゲキ 牡3 730 菊池一 槻舘重 鹿毛 差
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
 単勝 7、馬複(BOX) 2,6,7 計3通り、三連複 2,6,7 1点
 三連単(2頭軸マルチ) 7=2→3,5,9,6 合計24通り
 三連単(追加) 7=2→3,5,9,6,10 2→3,5,9,6,10→7 合計15通り
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
  ダービーといえば中央でも地方でも競馬関係者なら誰もが目指す最高峰のレース。勝てばダービー馬として名を残し、騎手もこれに勝てばダービージョッキーと言われ最も名誉あることである。ばんえいの場合は明け3歳にイレネー記念があるなど、他の競馬とはダービーは若干位置づけや開催時期が違うものの、やはり最も格式高い特別なレースであることに変わりはない。(なお、当欄では特に注釈のない限り、ばんえいのレースであってもダービー、オークス、菊花賞のように略することとします。)
  過去のレース傾向であるが、実績よりも勢いが重要で、昨年のオレノココロ、一昨年のアサヒリュウセイのように昇り馬が一気に勝ちきるという傾向にある。しかし定量戦ということもあり、上位人気馬が大きく崩れることは少ない。また、オークスとローテーションが合う関係で牝馬のダービー馬も多く誕生している。しかしながら帯広単独開催後エンジュダイヤ(2005年)が勝って以降の過去8年はいずれも牡馬が勝っており、アンローズ(2002年)、サダエリコ(2003年)といった名牝と言われるクラスの実力馬でなければ牝馬のダービー制覇は厳しい。
  しかし、本欄ではそこをあえて今年のオークス馬キサラキクに賭けてみたい。それぐらい力のある馬と見ている。オークスで勝った他、今年は2月の黒ユリ賞を勝ち、イレネー記念も勝利目前のところまでいった。今年度前半はさすがにハンデなどに苦しんだが、秋に入ってから立て直し、菊花賞は2着、古馬との対戦も好走している。脚質は中団待機だが障害力があり、降りてからのスピードもある。重量にも対応できそうだ。7番枠となかなかの好枠を引いたとも言え、久々のオークス・ダービーのG1連覇なるか。ただ、初めての700kg越えであり、ゴール前で詰まることは考慮に入れておく必要はありそうだ。
  本来ならやはりハクタイホウを推すべきところだろう。力がありながらなかなか重賞に届かなかったが、菊花賞で鬱憤を晴らした。この時は終始先行し他馬を引き寄せつつ、最後はねじ伏せるといった強い勝ち方であった。今回はむろん真価が問われるレースで負けられないところだろう。菊花賞後は休養して立て直しを図りここをターゲットに臨んできたものと思われる。ただ、最後にスピードが鈍って他馬に差されことがあるのがこの馬の負けパターンであり、その危険がないとはいえない。そういうこともあり今回はハナを切って逃げて行くと予想される。当日の馬体重や馬場状態もチェックしたいところ。
  上に挙げた2頭に割って入るとすれば、イレネー記念馬ホクショウマサルだろう。菊花賞のときは休養明け後でまだ回復途上だったが、近走は古馬の実力馬相手に互角勝負をしている。障害もこなせて崩れが少なく、また、接戦にもつれ込んだときの勝負根性もある。調子さえ戻っていればかなり怖い存在だ。ハクタイホウらに差が無くついて行ければ、イレネー記念の再現もあり得る。
  あと、穴候補を挙げるとすれば、重賞では穴人気して掲示板内を確保しているシンザンボーイが持ち前の先行力で粘り切りを図る。あるいは、昨年のナナカマド賞など重賞の常連ホクショウメジャーが鋭い切れ味を見せれば人気薄で狙い目か。特にホクショウメジャーは島津騎手に乗り替わりで、今年初めの帯広記念のホリセンショウの時のように強運をつかめれば上位に食い込む余地は十分ある。ここでは△まで評価を上げてみたい。
  また、今年度前半に大活躍しばんえい大賞典に勝ったカイシンゲキも実力上位の馬で注目されるところではあるが、ここ何戦かの負け方が気になるところ。大外枠もあまり歓迎できない。展開が落ち着く重賞だと巻き返しも十分あり得るが、不利なデータが集まるとやはり中心には考えにくい。押さえまでか。
  他では、好調をキープで繰り上がり出走の強運をつかんだカゲホウトウ、昨年のヤングチャンピオンシップの勝ち馬ブラックニセイもここに出てくるくらいだから全く無視はできないが、馬券的にはここまで手を伸ばすのは大変だろう。また、牝馬アサヒメイゲツは最後の鋭い追い込みにかけるが、先行馬の有力どころがかなり早仕掛けをしてくると思われ、その場合追いつけない可能性も。もう一頭牝馬でオークス2着に入ったフェアリードールは先行力があり意外に走れると思われるが、一気に重量が加増してくる今回は追走するのに精一杯か。

  はむ!の馬券買い目は上表のとおり。やはりあれこれ迷うと点数が広がるので、なんとか絞りたい。キサラキクとハクタイホウ2頭軸中心の3連単マルチでいってみようと思う。こういう時はたいてい一方が4着どまりになるのが世の常なので信頼はできない。最近馬券の調子が悪いのでそろそろ当てに行きたいのではあるが。

  今回の結果回顧はレース後速やかに(2,3日以内を目標)にアップしたいと思います。

  さて、年末年始のばんえい重賞はこの後、
   12/28 ヤングチャンピオンシップ(BG2)
   1/2 帯広記念(BG1)
   1/3 天馬賞(BG1)
  となっております。もちろん当欄での予想ブログ頑張ります。重賞の前日までには更新する予定です。またその間コラムなども挟んでいきたいと思いますのでお楽しみに

2014年12月17日水曜日

【はむ!の競馬つれづれ】競馬実況アナウンサーの話など(1)

  コラム欄を分けたことで、素人のどうでもいいようなネタがやりにくくなり、むしろハードルが高くなってしまった。
  というわけで、新タイトル「競馬つれづれ」として、ばんえいやその他競馬の話題などを幅広にやっていきます。但し、不定期です。(本体の方のネタも切れているので)

はむ!の競馬ベタ長談義
  記念すべき?リニューアル第1回の話題は、競馬の実況アナウンサーについてです。とはいっても、以前当欄で凱旋門賞の際の残念な実況の話をした際に、長くなりすぎて端折った続きで書こうとしていた内容です。
  競馬の実況アナウンサーは、レース展開をわかりやすく伝えるとともに、競馬場の雰囲気を伝えるために不可欠な存在です。過去にも名アナウンサーはたくさんおりました。しかしこれらの話題をし始めるとすごく奥深いし、実をいうと以前のことは筆者はあまり詳しくないのです。(競馬ブーム時代に多くの人が知っている杉本清アナの名調子を毎週のように聞いていた程度でした。)
  ここでは最近の地方競馬の場内実況アナウンサーについての話題に絞ります。
  地方競馬で名アナウンサーといえば、やはり一番に挙げられるのは大ベテランの兵庫の吉田勝彦アナでしょう。ハスキーな声で最後の「ゴールイン!」というエキサイティングな声もさることながら、出走馬を知らなくてもこのレースがどういう展開になっているのかわかるような実況が楽しめました。現在JRAで活躍中の岩田騎手も小牧騎手も兵庫在籍時に吉田アナの実況で勇気づけられたことでしょう。はむ!も競馬をまだ知らない何十年も前からラジオ関西のレースダイジェストなどでこの人の声を聞いたことがあったなと思っていましたが、もう50年以上もやっているとのこと(ギネス認定)。最近はさすがに登場回数も減ってきましたが、その声は健在です。
  その吉田アナの弟子といえるアナウンサーは多くいますが、元南関東を中心に実況していた及川サトルアナはその特色を受け継いだ人の一人でしょう。じわじわ盛り上げていくタイプ。また、兵庫で現在中心格となっている竹之上次男アナもタイプは違うものの、地方競馬を愛するテイストは吉田アナの影響を受けていると言えます。
  この他にも地方にはそれぞれその競馬場ならではの実況アナウンサー名調子を聞かせてくれます。佐賀の中島英峰アナは低音ボイスで渋い実況。最後の直線に入ると「栄光のゴールまで○○○メートル」(○の数字はその都度変わる)とか言いながらエキサイト度合いが増して行くのが特徴。そしてあのホッコータルマエが佐賀記念で勝った時の「圧勝~」とか、佐賀出身のJRA川田将雅騎手が帰って来たとき「やっぱり故郷はいいもんだ」とか、レース後の一言も楽しめます。
  高知の橋口浩二アナは、他のアナウンサーのようにエキサイトな実況で迫力を出すタイプではなく、優しい語り口で雰囲気を醸し出すタイプ。わかりやすい実況と、協賛レースなどではアドリブも加えて紹介するなど、親しみやすさが持てます。
  しかし中島アナにしても橋口アナにしてもほとんど一人で実況をしており大変だろうなぁと感じます。
  (話の続きがありますが、長くなったので続きは次回以降に)

はむ!のばんえい多々雑感
  さて、ばんえいの方の話ですが・・(本当はアナウンサーの話でばんえいまで持ってこようと思ったのだが、アナウンサー話が思いのほか長くなりすぎたのでたどり着きませんでした。また次回以降)
  重賞の狭間なのでばんえいの話題は少し一段落しています。この間のニュースですが、「中高年の星」と言われたゴールデンバージが12月に死亡。天馬となりました。ゴールデンバージは15歳まで現役を続け、当時ばんえいで最年長の14歳での勝利を挙げたこともさることながら、一度登録抹消されながら不死鳥のように復活したというのも話題になり、全国的に取り上げられました。冥福を祈ります。一方現役の14歳馬コトブキライアンはまだまだ元気いっぱい。史上最多の9月にはばんえい最年長勝利記録を塗り替えたほか、12月6日現在で439戦に出場、これは競馬全体での最多出走記録を更新中です。もっと注目されてもいい馬だと思います(ギネスにでも申請すればいいのにw)。応援してまいりましょう。
  今日はこれくらいで。次回は土曜日ごろに21日のばんえいダービーの予想やります。

2014年12月4日木曜日

【はむ!のばんえい重賞回顧】第39回ばんえいオークス(2014/11/30)

  前回周知どおり、今回から予想・結果・コラムを分けて書くことにします。「更新頻度は多く、記事は簡潔に」をモットーにがんばります。まずは今回は前回のばんえい重賞の結果から

ばんえい重賞レース回顧
第39回ばんえいオークス(BG1)-2014年11月30日-10R 200m直 曇 2.1%
  1着◎(2)キサラキク
  2着 (3)フェアリードール
  3着 (6)ツルマキイチバン
単勝 2 160円 三連単 2-3-6 20,120円
 ※結果は主催者のものを参照ください。

  1番人気キサラキクが序盤から終始リードし、第2障害を越えすぐ先頭に立ってからは引き離す一方で、他を寄せ付けずに圧勝。黒ユリ賞に続く重賞2勝目を挙げた。2着にはキサラキクについていって粘ったフェアリードール、3着は中団から追い込んできたツルマキイチバンが入った。2,3着が人気薄がだったため、単勝は堅かったが、三連単は万馬券となった。
  馬場水分2.1%と乾き気味ながらそこそこ時計の出る馬場。レース展開は前半から有力馬が先行争い。1番人気キサラキクがハナを切り、両脇のセンゴクイチ、フェアリードールがついて行く。大外からは先行すると見られていたアアモンドセブンも前方へ、追い込みにかける2番人気アサヒメイゲツも遅れないようについて行った。第2障害はフェアリードールから仕掛け、すぐにキサラキクがついて行く。キサラキクは一旦膝が入った感じになったが、勢いで障害をクリアして、そのあとは一人旅だった。フェアリードールがしっかりついて2番手、アサヒメイゲツも早めに障害に挑戦するが頂上付近でストップ。それを横目にツルマキイチバンが障害を越えて前を追いかけ一旦はフェアリードールまで追いつくが、ゴール直前でストップ。フェアリードールが2着に粘り込み、ツルマキイチバンはやはり障害にひと腰かかったアアモンドセブンの追い込みに遭うがなんとか3着を死守。アアモンドセブンが4着、アサヒメイゲツは追い込み届かず5着だった。本欄で狙ったメモリアルサマーは障害で手間取り6着に終わった。
次走へのひとことメモ
  キサラキク(1着):非常に強いレース。重量の経験もものを言った。馬体もかなり成長してきており本格化。暮れのばんえいダービーは牡馬相手でもかなり好勝負しそうだ。
  フェアリードール(2着):下位の馬ながら先行力を生かした積極的なレースでよく粘った。クラスは据え置き(B3)なので自己条件に戻っても好勝負できそう。
  ツルマキイチバン(3着):苦手の障害を克服しつつある。今回の結果で一クラス上がる(B3)がそこそこやれそう。
  アアモンドセブン(4着):大外が応えたが粘りも見せた。ダービー出走権(枠は10で現在11番目)を狙いに行くか。
  アサヒメイゲツ(5着):障害があと一歩だった。しかし越えてもキサラキクまで追いつけたかどうか。

はむ!の予想結果´・ω・`
  キサラキクは堅かったが、あとがダメ。フェアリードールあたりまではさすがに手が回らなかった。アサヒメイゲツが止まってしまったのも敗因。厳しいなぁ。
今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2014データ・馬券成績表)

  先にお知らせしたとおり、次回記事は何かコラムを書ければ書いた上で、次回ばんえい重賞12月21日ばんえいダービー(BG1)の予想記事を重賞の前日までには更新する予定です。試行錯誤しながらやっていきますので、今後ともよろしくお願いします。

2014年11月30日日曜日

【はむ!のばんえい競馬重賞予想2014】第39回ばんえいオークス(11/30)

はむ!のばんえい多々雑感
  2週続けて重賞、しかも今週はG1のばんえいオークスがあり、予想やコラムに頑張りたいところですが、本業など公私に忙しくてネタを考える時間がありません。というわけで、今週はこの欄はお休みにします。と、いうか、今後もこんなことが多くなりそうなので、次回から「予想」「結果」「コラム」に分けてそれぞろ別々の日に書いていきたいと思います。(もちろん続けてはいきます!)

はむ!のばんえい予想前回の結果
  さて、前回のばんえい重賞・ドリームエイジカップ(11/23)の振り返りです。
  まずは結果から。勝ったのは今年のばんえい記念馬ながら、今回は9番人気に甘んじていた8歳馬インフィニティーが先行力を上手く生かし逃げ切り勝ちで今期重賞初制覇で通算3勝目。尾ヶ瀬馨騎手はフクイズミで勝って以来3年ぶりの重賞勝ちとなりました。2着は大外から鋭く追い込んだ6歳馬オイドン、3着は前に差がなく取り付いた4歳馬オレノココロが入りました。単勝は2,160円、三連単242,500円と波乱の結果となりました。
  晴、馬場水分2.3%と乾き気味のせいか、全般的にやや時計のかかる馬場状態。前半は先行馬のトレジャーハンター、インフィニティー、オレノココロが積極的に前に行き、第2障害ではトレジャーが先に仕掛けるも、少し天板で引っかかったところを隣の同厩舎インフィニティーが軽く抜けて先頭に立ちました。トレジャーが差の無い2番手に付け、若干遅れてオレノココロが障害を降り、これに続いてコウシュハウンカイと若馬が行き、両端からオイドンとニュータカラコマが障害をためてひと腰で抜けこれらを追いかけ、前に追いつくような勢い。しかし前に行けば粘り腰のあるインフィニティーが、後続を引き離しそのままゴールで快勝。トレジャーハンターは接戦で息が上がってしまい失速。そこを外からきたオイドンが久々の切れ味を見せ2着、障害をクリアしてから最後までしっかり走り切ったオレノココロが、最内から追ってきたニュータカラコマを押さえ3着に粘り込みました。
  インフィニティーは、あの死闘を演じたばんえい記念以来近走は成績が振るわず、時計のかかる重量戦向けの馬と思われ、今回は若干軽視いましたが、今回は馬場が乾いたということもあってやや時計がかかり、その分積極的に前に行けたのが勝因というところでしょうか。今後、この馬に適した条件の大きなレースも控えておりさらに注目されるところです。
  はむ!の馬券の方ですが、インフィニティーは全く考えていなかったので完敗。ニュータカラコマやキタノタイショウなど実力馬を完全に外して買っていたのでドキドキしながら見ていて結局2頭は来なかったのですが、違うのが来ちゃったというところ。密かにオイドンとオレノココロの馬複なども押さえていただけに、少し惜しい感じがします。(ワイドがあったらなぁ)コウシュハもエーカンも来てないし、負けは負けなんですけどね。

   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2014データ・馬券成績表)

  さて、今週はいよいよG1ばんえいオークスです。早速予想まいりましょう。

はむ!のばんえい重賞予想
2014年11月30日-10R 第39回ばんえいオークス(BG1)(19:05発走)
【出馬表及びはむ!の予想印】
第39回ばんえいオークス(BG1)
(2014年11月30日(日)19:05発走 帯広10R ダ200m 3歳牝馬オープン定量)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
(展開目安)
  センゴクイチ 牝3 660 藤本匠 久田守 青毛 先
キサラキク 牝3 660 鈴木恵 金田勇 芦毛 差
  フェアリードール 牝3 660 安部憲 岩本利 栗毛 差
マルタウンカイ 牝3 660 藤野俊 村上慎 青毛 差
アサヒメイゲツ 牝3 660 西将太 松井浩 栗毛 追
  ツルマキイチバン 牝3 660 工藤篤 村上慎 鹿毛 先
  キクノカチドキ 牝3 660 尾瀬馨 金田勇 栗毛 差
メモリアルサマー 牝3 660 西謙一 岡田定 青毛 先
  ソラチキクヒメ 牝3 660 村上章 村上慎 栗毛 先
10 アアモンドセブン 牝3 660 舘澤直 小林長 青毛 逃
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
 複勝 8,5  馬複(BOX) 2,5,6 合計3通り
 三連単(フォーメーション) 2→5,8,10→5,8,10,4,1,3 合計15通り
 三連単(フォーメーション) 2=5→8,10,4,1,3 合計10通り
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
  牝馬最高峰、それも一生に一度しかないレース。それがオークス。ばんえいオークスも開催時期は違うもののその栄誉は同じだ。牝馬なら各馬ここを目標に満を持して挑戦してくるだろう。
  負担重量は定量戦でクラスに関わりなく660kgで固定。そうなると上位馬が断然有利だ。しかしながら過去の傾向は1番人気の勝率は高くない。(帯広固定開催の2005年以降は2008年のニシキエースと2009年ワタシハスゴイの2回のみ)かといって超人気薄が来ることも少ない(例外は2006年のキキリンドウ(10番人気))。概ね2~4番人気程度の馬が来ている。
  こういった傾向を踏まえても、今回はキサラキクの力が抜けている。黒ユリ賞は快勝。イレネー記念でも勝利寸前までいった。今シーズンに入って、格付けとハンデで厳しいレースが続いていたが近走はすっかり調子が戻り、ばんえい菊花賞でも2着に入っている。先行力がある上に、第2障害を越えてからもしっかり走り切る力を持っている。死角を探すとすれば、他にマークされる立場になるので、例えばペースをかき回された場合に追走に手間取り障害で引っかかるような可能性があることや、切れ味のある追い込み馬に差される可能性がわずかながらあることか。それでも本命は揺るぎない。
  そのキサラキクを負かす可能性がある馬とすれば、アサヒメイゲツくらいだろう。大型の馬体で力強い末脚には定評がある。重賞ではあと一歩のところで届かない感じだが、大崩れもしていない。あまり先行馬に遅れてしまうと、昨年のナナノチカラのような鬼脚という感じではないので、やはり追いつききれないこともあり得る。第2障害までにどこまで力を温存できるかもカギ。ただ枠順は真ん中の丁度いいところを取れた。
  上位馬ということでは、アアモンドセブンが3番手に入ってくる。スピードと先行力がある。今回は大外に入ったこともあり、良い位置取りをキープする意味でもハナを切って行くだろう。ただ最後まで息が続くかどうか。軽馬場なら逃げ切るチャンスもありそうだがどうか。若手の舘澤騎手の手綱で積極的なレースが期待されるところ。
  以上が上位3頭で、上位馬は多くの重賞経験つまり重量経験があり抜けているが、そこは展開次第で下位馬が食い込んでくる余地はないでもないだろう。その中では高い連対率を誇るセンゴクイチあたりがおそらく注目されるところであろう。先行力があって台風の目になりそうだが、最内枠に入り動きはどうか。隣にキサラキクがおり、これを負かせに無理に行こうとすると息が続かないかも。
  本欄では、メモリアルサマーという馬に注目した。今シーズンはC1~B4クラスで障害に苦労するなどあまりパッとしないレースを続けているが、もともとは黒ユリ賞4着など重賞で善戦してきた馬。この馬はそこそこ重量を背負って行ったほうが力を発揮できるのではないか。一発あるとすればこの馬と見て、単穴扱いとした。
  もう一頭おもしろそうなのがマルタウンカイ。実績としては黒ユリ賞6着が目立つ程度だが、まだこの馬の力が十分発揮されていない。これまでは速い展開に戸惑っている感じ。じっくり歩ける今回は大化けがあるかもしれない。注意マークで。
  あとは、勝負強さを持っているフェアリードール、好調をキープし、自己条件で勝ち込んでいるツルマキイチバンあたりが少しでも見せ場を作れるか注目。キクノカチドキソラチキクヒメも自己条件では先行力を生かしいいレースをしているが、まだCクラス。重量戦も未経験でさすがにここに入ると力の差がありそう。

  はむ!の馬券買い目は上表のとおり。キサラキクを頭にするならやはりどこまで絞れるかがポイント。人気サイドで決まれば配当的妙味はないだけに、伏兵が突っ込んでくると楽しいが、手広くならないよう馬券にうまく起こせるかが問題だ。

  今回の結果は終了後速やかに報告します。初めにも書いたように、次回から記事はコラム、結果、予想を分けることを考えているので、逐次時間があるときに更新していくつまりです。
  なお、次回ばんえい重賞は少し開いて12/21。ばんえいダービー(BG1)です。予想のブログは重賞の前日までには更新する予定です。

2014年11月22日土曜日

【はむ!のばんえい競馬重賞予想2014】第5回ドリームエイジカップ(11/23)

はむ!のばんえい多々雑感
  最近のニュースで、大量の弱った犬が河川敷に捨てられていたというのがありました。そして各地で不法遺棄された犬猫が見つかっているというニュースが相次いでいます。こういうことは、今になって始まったことではないが、最近特に増えているそう。その理由はいろいろありますが、ブリーダーを名乗る業者が、チワワやプードルなど流行で売り物になる子犬を出せなくなった繁殖犬の処分に困り捨てたというケースなどが多いようです。つまり産業廃棄物の不法投棄の問題になっています。
  一般的にこういうニュースが出ると、「ひどい」「かわいそう」だとかそういう感情が行き交います。一方では「犬をモノ扱いしてけしからん」とか「人間のエゴで・・」とかいう言葉で、飼い主まで含めて犬猫に関わる人々が責められるような風潮もあります。行き場を失ったワンニャンたちは保健所行きになってさらに悲惨な結末が・・・これがさらに非難の対象になったりします、
  しかしこれが犬ではなく馬だったら?競走馬の世界もブリーディングが基本で、血統中心主義。レースに使えず又は生産ラインにも必要のない馬は残念ながら(人間の手によって)処分されるのが当たり前です。馬の場合は保健所ではなくて解体業者などの手によって処理されます。市場にすら出ずにいっさい日の目を見ないまま星となっていく馬も相当います。ましてやまるまる太ったばん馬などは初めからレースに出ること自体考えられていない馬も多く、そういう馬は一定の時期が過ぎると、それなりの所に連れて行かれます。
  何が言いたいか?こういう馬の処理システムをそれなりに理解している者からすると、犬猫の問題がことさら社会問題のようにニュースになることには若干の違和感を感じます。(犬と馬は生きる目的が違うから一緒にするなという意見もありますが、「人間のエゴ」という観点からすれば変わりはないでしょう。)
  動物に対する感情というのは、人それぞれで、立場が変われば考え方もいろいろ。国や宗教などグローバルな問題にも絡むテーマです。ただ犬猫にしても馬にしても、人間のそばで産まれた彼らの幸せは、きっと人間とともに生き、そして人間の役に立つということだと思います。そんな中では短い一生を終えてしまう場面もある程度は受け入れないといけないのかもしれません。そういうことを想いながら、今日も競馬をやります。

はむ!のばんえい予想前回の結果
  さて、前回のばんえい重賞・クインカップ(11/9)の結果を振り返ります。
  重賞になると滅法強いナナノチカラが持ち前の末脚を爆発させ馬快勝。黒ユリ賞、オークスそして今回のクインカップとこれまでの同世代牝馬重賞を総ナメという結果になりました。馬場水分1.5%と重めで時計のかかる馬場、レースは大方の予想通り、軽量のキタノシャネルが出足よくハナを切り、やはり先行馬のフジノルビーがこれを追う展開。有力馬勢はあまり無理せず先行馬を見ながら好位置につけるという作戦。キタノシャネルが果敢に逃げて第2障害も先頭でクリア。フジノルビーの方は膝を折りストップ。これを横目に有力馬クインフェスタが早めに仕掛け、障害を軽くクリア、そうなると失速してきたキタノシャネルをかわし先頭へ、内からセイコークインらも越えてくるが、4,5番手でナナノチカラが障害をうまくクリア、こうなるとこの馬はものすごい鬼脚を持っており、キャンターで一気に前を追い、すぐに先頭を行くクインフェスタまで追いつき一騎打ちに。そしてその勢いでナナノチカラが前に出てそのままゴールしました。クインフェスタも強いレース運びでしたが切れ味勝負で惜しくも2着に。その後は、少し離れて最内からセイコークイン、外からコウシュハクィーンとこれも有力馬が端枠の不利を感じながらも、スピードの落ちてきたキタノシャネルをかわし、3着争いまで。最後はセイコークインが粘りこみ、結局1,2,3番人気の堅い決着となり、4着のコウシュハクィーンまで入れると結局上位4頭が強いレースを見せたというレースでした。逃げたキタノシャネルが5着、穴人気したフジノルビーは膝折がたたり9着でした。
  はむ!の馬券は、見事三連複特券でゲット!と喜んだのもつかの間、払戻金は三連複320円という超ガチガチ。しかも三連複は4頭BOXで買うと3点ではなく4点だったというミス。他にもクインフェスタ頭の3連単などヒモ穴狙いの馬券もちまちま買っていたため、取りガミなんて言葉を使うのもはばかるほど情けない結果になりました。次がんばろ。

   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2014データ・馬券成績表)

  さて、先週までナイター開催だったばんえい。今週から暮れまでは準ナイターということで、全体的に1時間繰り上がり開催されます。コースもロードヒーティングが入れられ冬仕様。しかし益々熱いレースが期待されます。今週は各世代代表選抜のドリームエイジカップ。いつものメンバーではありますが、荒れる要素もあり?早速予想いきたいと思います。

はむ!のばんえい重賞予想
2014年11月23日-10R 第5回ドリームエイジカップ(BG3)(19:05発走)
【出馬表及びはむ!の予想印】
第5回ドリームエイジカップ(BG3)
(2014年11月23日(日)19:05発走 帯広10R ダ200m 4歳以上馬齢選抜別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
(展開目安)
  ニュータカラコマ 牡6 780 藤野俊 村上慎 鹿毛 追
オレノココロ 牡4 770 鈴木恵 槻舘重 青毛 先
  キタノタイショウ 牡8 780 大河和 服部義 栗毛 差
  ホクショウユウキ 牡5 770 松田道 岡田定 鹿毛 先
  ホクショウバトル 牡7 750 島津新 岩本利 鹿毛 先
  インフィニティー 牡8 760 尾瀬馨 金田勇 鹿毛 先
○  トレジャーハンター 牡7 760 浅田達 金田勇 鹿毛 逃
コウシュハウンカイ 牡4 760 藤本匠 大友人 栗毛 先
ニシキエーカン 牡5 770 工藤篤 村上慎 栗毛 差
10 オイドン 牡6 770 安部憲 鈴木邦 栗毛 追
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
 単勝 8,10  応援馬券(単+複)9
 馬複 8,7=8,7,9,10,1 合計7通り
 三連単(BOX) 8,7,2,9 合計24通り
 三連単(フォーメーション) 8→7,2→9,10,1,3,4 合計10通り
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
  馬齢対抗戦と他の競馬にはない条件の重賞ドリームエイジカップ。4歳から7歳及び8歳以上からそれぞれ2頭ずつ。しかし賞金上位から選ばれるので結局はいつもの古馬重賞と似たようなメンバーになる。ただこの時期とメンバーにしてはやや荷物が軽いレース、また層が薄めの年齢から出てきた馬はハンデに恵まれ、一昨年のテンマデトドケ、昨年のトレジャーハンターと人気薄が大駆けすることもしばしばだ。
  馬場状態も、今週からゴール前の砂障害が取り除かれ、力よりスピードや位置取りがポイントとなってきそうだ。
  今回の出走馬を眺めて見ると、各世代の代表がバランス良く登場しているように感じる。そんな中最も若い4歳世代だが、これまでの成績をみても今年はかなりレベルが高いように感じる。そして本欄では4歳2頭のうち、コウシュハウンカイの方を本命にした。この馬は派手さはないが安定性は抜群だ。障害も上手く、他馬に影響されず最後までしっかり走りきれる脚を持っている。他の切れ味のある馬に差されることは多々あるが、それでも成績が大崩れすることはない。今回の相手は古馬のトップがそろい手強いがこのメンバーでも互角の戦いをしてきており、足りない馬ではない。軸として考えてよさそうだ。
  同じ4歳馬からオレノココロが出ており、こちらも有力だ。重賞実績ではコウシュハウンカイよりこちらの方が上。その分10kgハンデ加増というのがどう影響するか。あと、この馬は先行力もあるものの、障害で焦って失敗することが時々ある。スピードレースになるとその心配は増す。そのためこの馬一本に絞って狙うには無理がある。したがって単穴評価とした。
  そこで、対抗となりうる馬として、昨年の覇者で7歳のトレジャーハンターを選んだ。今回レース展開としては、どの馬も前には取り付いていきたいものの、積極的にハナを奪いに行きたいというような馬はいない。するとスピードのあるこの馬あたりがすっと前に出てレースを引っ張るような展開が考えられる。障害は上手なので、平坦となったゴール前まで一気に駆け抜けるシーンが見えてくる。
  あとの馬は、いずれの馬も強い面ともろい面があって予想するには印が足りないぐらいだ。そうであれば本欄として追い続けている5歳のニシキエーカンから印を外すわけにいかない。他の馬に押されているが、足りない馬ではない。かなりの切れ味を持っており、同じようなタイプが内と外にいるので、ただ、前走出走取消の影響などがどの程度あるのか、当日のパドック気配などにも注目したい。
  一時期最強と言われた現6歳世代、その代表格になっているオイドンだが近頃重量への対応が難しく、伸び悩みの傾向だ。しかしそこはやはり実力馬、軽くなってスピード競馬になればこの馬は力を発揮する。近2走で大敗している後というのが気になるが、それで人気を落としているようなら狙いたい。注意扱い。
  他では6歳ニュータカラコマ、8歳キタノタイショウの2頭は、前哨戦のオータムカップで久々に強さを見せ、今回も適度な重量で勝てる条件は揃ったが、やはり展開に注文が付く馬なので中心としては考えにくい。当欄の予想としては無印とするか、良くても3頭目の押さえ程度だ。ただ、両馬とも障害をうまく越えてくれば勢いがあって圧勝も考えられるので、そうなった時は素直に負けを認めるしかない。
  その他では、5歳馬ホクショウユウキ、重賞に強く軽視は禁物だが、この馬はスピードよりも力勝負が得意なタイプだろう。それは8歳馬インフィニティーにも同じことが言える。一方ホクショウバトルはスピードは抜群の馬だが、近走は全般に振るわない。このあたりは見送りの一手。
  はむ!の馬券買い目は上表のとおり。どれが来てもおかしくないので、◎コウシュハウンカイ○トレジャーハンターを中心になるべく絞り込みたい。

  今回の結果は終了後2,3日以内に2014成績表に書くとともに、次回記事で寸評します。

  次回ばんえい重賞は翌週11/30。いよいよ久々のG1、ばんえいオークス(BG1)です。ブログは重賞の前日までには更新する予定です。
その間も突然記事を書くことがあるかもしれませんが、その節にはよろしくお願いします。

2014年11月8日土曜日

【はむ!のばんえい競馬重賞予想2014】第39回クインカップ(11/9)

はむ!のばんえい多々雑感
  秋も深まるこの時期は競馬にとっても最もベストシーズンで、重賞が目白押しです。ばんえいも3週続けて重賞ということで、当欄も追いつかない感じです。そんな中、先週祝日には地方競馬の祭典JBCもあり盛り上がりました。結果は御存知のとおり、レディスがサンビスタ、スプリントがドリームバレンチノ、クラシックがコパノリッキーがそれぞれ勝ち、当欄の予想的には1勝1敗1分けというところでした。レディスは2着に食い込んだトロワボヌールを本命にしながら、サンビスタの頭を買えず、馬複のみの当たり。スプリントはドリームバレンチノはバッチリだったものの2着に地方のサトノタイガーが逃げ粘り、そちらの複勝のみの当たり。クラシックはコパノリッキーを外しており大外れ。トータルではマイナスになってしまいました。それぞれ見立ては悪くなかったのですが、それが馬券につながってないのが悔しいところ。しかし勝ち負けを離れて、JBCというお祭りに参加できたという感じです。欲を言えば、TV(グリーンチャンネル又は地方競馬ナインあるいはネット中継)でももう少し現地の盛り上がりの雰囲気がわかるような中継(それこそ現地リポーターを出すなど)があればいいのになと思いました。(そのあたりのノウハウは前回当欄で批判した某民放局が上手)いずれにせよ、地方競馬が盛り上がっていくことが最も望ましいことであり、その裾野が広がることを願っています。

はむ!のばんえい予想前回の結果
  さて、前回のばんえい重賞・ばんえい菊花賞(11/2)の結果を振り返ります。
  結果から言うと、この世代のトップを走りながら重賞に縁がなかったハクタイホウが待ちに待った悲願の重賞初制覇、赤塚騎手も初めての重賞勝ちとなりました。
  前日に雨が降り、馬場水分3.5%と軽めの馬場。前半は大方の予想どおり、内側の枠からオオゾラシンスケ、外側からアアモンドセブンといったところがレースを引っ張り、有力馬がこれを追う展開。ただ極端にペースが速くならず、比較的落ち着いたレース展開でした。第2障害は最内のシンザンボーイが先にチャレンジするも、程なくこれを追って坂を上ったハクタイホウが障害を軽くさばいて、先頭で障害を降りました。後続がもたつく間に一気に離していきました。こうなると最後まで走りきれるかが焦点。しかし軽馬場もあってスピードの緩みは最小限に収まりました。シンザンボーイらがこれを追うも失速、比較的障害を上手く越えてきたキサラキクとカイシンゲキが競り合いながら2着争い。これを見ながら、ハクタイホウは最後さすがにスピードが緩むもののセーフティリードを保ち快勝でした。しぶとさが身上のキサラキクがやはり重賞では粘りを見せて2着、3着は復調のカイシンゲキが残りました。本欄で狙ったアサヒメイゲツは、障害でもたついてしまい、最後の直線はいつもの一気の追い込みの脚を見せましたが、届かず4着どまりでした。シンザンボーイは前に行きましたが残せる脚がなくが5着、最内枠が影響したのかもしれません。
  はむ!の馬券の方は、聞かないで~という感じ。アサヒメイゲツを厚めに買っていただけに届きませんでした。追い込み馬だから外すパターンも考えていたのに実行に移せず。カイシンゲキも注意マークまで打っておきながら、3着付けが出来ず。本当に馬券の買い方が下手だなと反省の日々です。

   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2014データ・馬券成績表)

  さて、3週続いたばんえいの重賞。JBCもあったので、だいぶ記事疲れしてきましたが、最後はビシッと取りたいと思います。次の日曜9日は4歳牝馬限定戦のクインカップです。それでは早速予想いきます。

はむ!のばんえい重賞予想
2014年11月9日-10R 第39回クインカップ(BG3)(20:10発走)
【出馬表及びはむ!の予想印】
第39回 クインカップ(BG3)
(2014年11月9日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 4歳牝馬オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
(展開目安)
セイコークイン 牝4 710 松田道 岡田定 鹿毛 先
  アグリナデシコ 牝4 690 安部憲 松井浩 栗毛 差
  エーマン 牝4 690 西謙一 西弘美 栗毛 差
クインフェスタ 牝4 710 浅田達 金田勇 鹿毛 差
  キタノシャネル 牝4 680 大口泰 平田義 青毛 逃
フジノルビー 牝4 690 西将太 大橋和 青毛 逃
  センショウパワー 牝4 680 藤本匠 岩本利 青毛 先
ナナノチカラ 牝4 710 鈴木恵 小北栄 栗毛 追
  カネサエクセル 牝4 690 藤野俊 村上慎 鹿毛 差
10 コウシュハクィーン 牝4 710 大河和 皆川公 栗毛 先
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
 馬複 4=1(特券)
 三連複(BOX) 4,1,8,10 合計3通り(特券)
 三連単(フォーメーション) 4=1→6,5,7,3,9,2 合計12通り
 三連単(フォーメーション) 4→6,5,7→1 1→6,5,7→4 合計6通り
 三連単(フォーメーション) 4or1→8,10→6 4or1→6→8,10 合計8通り
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
  今年もこの季節がやってきた。ばんえいの名物レースの一つとも言える4歳牝馬の重賞・クインカップ。過去5年の勝ち馬は2009年からユーファンタジー、ホクショウマドンナ、キタノサクラヒメ、マリンチャンス、カネサマドカ。このメンバーを眺めると、シンデレラのように突如現れるヒロインのイメージだ。実際上に挙げたすべての馬がこのレースで重賞初制覇(但し、その後は加重ハンデに苦しみ重賞未勝利)となっている。こういう宝探しのようなレースは予想する方としては楽しい。(しかし当てるのは難しい。)今年のメンバーで重賞を勝っているのはコウシュハクィーンとナナノチカラの2頭のみ。今年も新たなシンデレラは誕生するか。
  ジンクスを取りたいわけではないが、今回のメンバーの上位4頭と下位6頭は力の差があると見ている。その上位の中から、重賞を勝っていない2頭(クインフェスタ、セイコークイン)を軸に考えてみた。この2頭は重賞や古馬との特別戦などでも常連であり、今まで重賞を取っていないのが不思議なぐらいだ。昨年のばんえい菊花賞で2頭とも勝利を目前にしながらゴール寸前で止まったのは記憶に新しいところ。あれ以降、最後までしっかり走りきれるよう稽古を積んできている感じで、近走は最後でバタバタということは少なくなってきた。
  そしてこの2頭のどちらを本命にするかは甲乙つけがたく難しいところであるが、枠順の有利さでクインフェスタの方を本命に挙げてみた。Aクラスに上がって古馬の実力馬との対戦が増える中でも成績は安定しており、非常に力をつけている感じだ。展開にも左右されず、前につけても後ろから行ってもそれなりに走れ、牝馬ならでは一瞬の切れ味も持っている。重量も気にしない。あとは最後ゴール前の甘さが出なければ。
  一方ライバルのセイコークインも負けてはおらず、前哨戦の紅バラ賞では接戦を制している。こちらも古馬相手で揉まれており重量もこなしている。クラスを上げてきてモチベーション的にはこちらの方が上かもしれない。ただ、今回は昇級による重量加増でトップハンデに並んだ上、1番枠となり、中枠よりもややスピードが落ちる懸念がある。その部分を割り引いても勝つ可能性も含めいい勝負はできるであろうが、あえて比較するとすると、今回は順調さでクインフェスタの方を取りたい。
  一昨年の黒ユリ賞と昨年のオークスで勝っているナナノチカラも、休み休み出ている感じだが、重賞となると力を発揮する。この馬の持ち味はやはり障害を越えてからの鬼脚だろう。ただ、近走を見ていると最後の一発に賭けるというよりも、粘りながら前を拾っていくようなレースになっている。これは、力をつけて落ち着きが出たとも取れるし、ズブさが出てきて切れ味が落ちているとも取れる。外枠についてはその方がごちゃつかずマイペースで走れるかもしれない。先行馬に遅れを取らずついて行きたいところ。
  あと一頭の4強コウシュハクィーンも先行力があって、しかも大レースに滅法強いところ見せている。前哨戦惨敗後、一旦軽量戦を使ってスピードのロスを修正してきた感じがある。大外など気になる点もあるが、軽視は禁物だ。
  上記4頭が実力、実績ともに抜けているが、当欄としてはやはり下位メンバーからここに食い込んできそうな馬を探したいところ。その一番手はに近走好調のフジノルビーが挙げられる。先行力があり、障害も上手だ。同世代の特別レースでは今年初めのばんえいプリンセス賞で上位馬相手に3着まで粘るなど、マイペースで逃げられればかなり他馬が追走に手こずるような場面もあるかもしれない。ハンデも有利だ。押さえておきたい一頭で、当欄ではこちらの方に△印を打った。
  あと3着までに押さえたい馬を挙げると、2歳時にヤングチャンピオンシップで惜しい2着に入ったアグリナデシコは、軽馬場になれば大駆けがある。センショウパワーも先行できる馬なので粘れば着を拾うことは可能か。キタノシャネルはテンのスピードが速く、おそらく途中まではハナを切るだろう。あとは障害を含めどこまで粘りきれるか。
  その他、カネサエクセルエーマンが出走しており、いずれも一発の魅力は秘めた馬ではあるが、今回の条件では厳しいか。

  ちなみにはむ!の馬券買い目は上表のとおり。今回はあまり迷わず、上位2頭の馬複1点と上位4頭の三連複3点BOXの特券(1000円)買いでズバっと決めてみたい。と思いつつ、フジノルビーあたりが気になるので余計なものをちまちま買うという踏ん切りの悪さ。こんなことだからいつまでたっても馬券下手からは抜け出せない。

  今回の結果は終了後2,3日以内に2014成績表に書くとともに、次回記事で寸評します。

  次回ばんえい重賞は2週間後の11/23ドリームエイジカップ(BG3)です。ブログは重賞の前日までには更新する予定です。
その間も突然記事を書くことがあるかもしれませんが、その節にはよろしくお願いします。

2014年11月2日日曜日

【特集】はむ!の2014JBC予想とみどころ(盛岡・11/3)

はむ!のJBC多々雑感
  今年もやってきました。地方競馬の祭典JBCの季節。ばんえい中心の本ブログではありますが、JBCに関してはやはり地方競馬のお祭りですし、これまでも毎年予想をやっておりますので、今年も例年どおりやらせていただきます。
  今年のJBCの開催地は盛岡。12年ぶりの開催です。この間、岩手競馬は一旦廃止が決まりながら何とか存続に持って行ったこと、そして大震災で一時期レースが実施できなかったことなどいろんな困難を乗り越え、そしてJBCを開催できるまでになったということで、感慨深いものがあります。ぜひかみしめて楽しんでいきましょう。
  JBCのウンチクは以前にも書いているし、他にも詳しいサイトがあるのでそちらの方を見ていただくとして、時間もないので早速JBCの3つのGIレースの予想に入らせていただきます。

はむ!の2014JBC3レース予想とみどころ

2014年11月3日-盛岡8R 第4回JBCレディスクラシックJpnI(14:15発走・ダ1800m牝)
【はむ!の予想印】
◎ (6)トロワボヌール
○ (4)ワイルドフラッパー
▲ (10)サンビスタ
△ (9)アクティビューティ
注 (3)ピッチシフター
【はむ!の見解】(個人的見解です。)
  前走の強さを見せつけられればワイルドフラッパーの強さが際立ち、今回もこの馬で堅そうだが、関東馬トロワボヌールに未知の魅力を感じる。地方未経験ではあるが盛岡なら得意の左回りで坂もあり、ある程度ワイルドフラッパーをマークできれば十分差し届くチャンスはあるとみた。枠順も手頃だ。門別でワイルドフラッパーに勝っているサンビスタがこれを追う。タフな馬場になれば。もう一頭有力のブルーチッパーは逃げたい馬だが、第1コーナーまでが短い1800mで普段使わない15番枠で、初めに脚を使いそうだ。それなら交流重賞に慣れているアクティビューティの方を押さえたい。最内に入ったコーリンベリーも軽量が魅力だが経験不足と距離が長いか。
  我らが地方代表では、もし兵庫のエーシンサルサが出ていれば見せ場くらいはあったかもしれないが出走できず。他の馬ではJRA勢とはやはり力の差がある。唯一、昨年このレースで5着に入り、夏の交流重賞サマーチャンピオンで2着に食い込んだ愛知のピッチシフターにチャンスがあるが、力のいる盛岡で今回のメンバーとなるとやはり厳しいか。一応願いを込めて注意マークまで打っておきたい。あと注目されるのは地方7連勝中の高知のポーラトウショウだが、1400mでも上がり40秒前後かかっており、やはり力の差は相当ありそう。その他善戦期待は浦和のマイネエレーナ、船橋のカイカヨソウ、地元岩手のコウギョウデジタルあたりか。それから、愛知のブレーヴスキーは女性の木之前葵騎手が初のJBCに挑戦する。こちらの方は馬券を離れて注目だ。とにかく地方馬は結果はともかく特に応援したい。
【はむ!の馬券】
  JRA勢のみだと安くなりそうなのでできる限り絞っていきたい。トロワボヌールとワイルドフラッパーの2頭中心で、ブルーチッパーが入ったらゴメンナサイという感じ。あとは、地方所属馬は3着も難しいが、応援で複勝など。一つでも入ればいいが。
  馬複(BOX) 6,4,10 3通り
  三連単(フォーメーション)6=4→10,9,3 6通り 4→10,9,3→6 3通り
 (以下地方所属馬応援)
  (単勝+複勝)3,16
  (複勝のみ)2,5,7,8,11,12,13,14
  (ワイド)3=6,4,10

2014年11月3日-盛岡9R 第14回 JBCスプリントJpnI(14:55発走・ダ1200m)
【はむ!の予想印】
◎ (12)ドリームバレンチノ
○ (1)ノーザンリバー
▲ (15)セイクリムズン
△ (6)タイセイレジェンド
注 (2)コパノリチャード
【はむ!の見解】(個人的見解です。)
  このレースのポイントはなんといってもJRA高松宮記念馬コパノリチャードの取捨だろう。スピードは申し分ないが、初ダートでどれだけ走れるのか見ものだ。内枠、武豊Jと好走条件は揃っているが、当欄ではやはり疑問符?をつけたい。いかにも芝向きの血統でダイワメジャーの産駒はかつてカレンブラックヒルが惨敗したようにダートは苦手だ。しかも前走の新潟芝でのスプリンターズSの走りも今一つだった。コパ氏は地方競馬にも理解のある馬主で応援したいが馬券としてはさすがに信頼は難しい。
  そうすると前走東京盃で強い勝ち方を見せたノーザンリバーが最有力となりそうだが、最内枠に入り、控える競馬をするタイプなので外からかぶせられると窮屈なレースになるかもしれない。盛岡は向正面も若干余裕があるが、それでも16頭もいるとごちゃつきそう。それならそろそろ交流重賞にも慣れてきたドリームバレンチノにもチャンスは出てきたと見てこの馬を本命に推したい。1年前のJBCで初めてのダートながらなかなかの走りを見せて以来、勝ちきれないまでも存在感は見せている。12番枠はかなり外だが、無理をしなければ脚を使うこともないだろう。地方を知り尽くした岩田騎手の手綱さばきも注目だ。
  百戦錬磨のセイクリムズンは勝負以上に応援したい馬でもある。前走東京盃は謎の32kg減の馬体重ながら3着に粘り込むなど、さまざまな困難を克服するタフな馬だ。今回15番枠というかなり外に入り厳しい競馬にはなりそうだが、無視すれば痛い目にあいそうだ。あとは昨年この欄の予想で◎にしたタイセイレジェンド、8歳ながらJBC初出走が不思議なティアップワイルドなどスペシャリストも虎視眈々上位進出を狙っているが、やや力不足か。個人的にはスノードラゴンがこのメンバーに入っていればさらに盛り上がるのにという感じではあるが、今回のメンバーでも十分だ。
  地方馬はやはり兵庫のタガノジンガロあたりが出てくると勝負になるかも?というのがあったが、やはり盛岡は遠かったか。あとの馬はJRA勢とはかなり差があり3着までも相当厳しい。南関東のキモンレッドサトノタイガーハードデイズナイト、地元岩手のランドオウジあたりが、地方馬最先着を争いそう。その他の注目は佐賀のエスワンプリンス、高知のサトノロマネがそれぞれの地元の期待を背負うが力の差は大きそう。
【はむ!の馬券】
  やはりこちらも絞っていきたい。ノーザンリバーが強いと思うが、ドリームバレンチノがそろそろという感じがあり、こちらから入りたい。セイクリムズンも敬意を表して、コパノリチャードがここで来るようだとやはり考え方を変えなければならない。
  馬単 12→1,15,6 3通り
  馬複(BOX) 12,1,15 3通り
  三連単(フォーメーション)12=1→15,6,2 6通り (BOX)12=15=1 3通り
 (以下地方所属馬応援)
  (複勝)13,3,10,5,11,16,7,9,4,8

2014年11月3日-盛岡10R 第14回 JBCクラシックJpnI(15:40発走・ダ2000m)
【はむ!の予想印】
◎ (3)カゼノコ
○ (4)ワンダーアキュート
▲ (6)クリソライト
△ (9)ベストウォーリア
注 (7)ホッコータルマエ
【はむ!の見解】(個人的見解です。)
  さすがJBC、地方競馬の最高峰。現時点での最強メンバーが揃った。JRA6頭は全部G1馬。どれが来てもおかしくない。
  混戦模様必至の中で、3歳馬で今年のジャパンダートダービー勝ち馬カゼノコの一発を狙ってみたい。この馬は当初補欠であったが、登録のあったクリノスターオーが回避したことにより、出走権が回ってくるという強運がある。JDDでは最強とされたハッピースプリントを後方一気で最後差しきるというレースぶりを見せている。今回の相手は強いが決して不足のある馬ではないし、成長も見込める。55kgと軽量で出られるのも魅力だ。中団より後ろにつけるとは思うが、盛岡の直線なら差し届くのも可能だ。今回は十分チャンスありと見て当欄では本命とした。
  常連のワンダーアキュートも8歳になっても健在だ。今年も帝王賞でコパノリッキーをねじ伏せている。この馬にとって2000mは適距離でもあり、武豊騎手とともに横綱相撲を見せるか。クリソライトも力をつけてきた一頭だ。前走の日本テレビ盃では2着以下を寄せ付けない圧勝。あとはルメール騎手が盛岡でどのように立ち回るか。なるべくいい位置につけたい。前走マイルチャンピオンシップ南部杯を勝ったベストウォーリアももちろん無視はできない。盛岡を経験しているのは大きいし、JRAトップジョッキーの戸崎騎手は地方も熟知している。ただ、この馬はもう少し短い距離の方が合うか。
  いろんな意味で最も注目されるのがホッコータルマエであろう。あれだけ強かったタルマエがドバイ以降完全に調子を落としてしまい、よくここに出てきたという感じが強い。好調であれば今回の相手でも引けを取らないどころか最有力になるのは間違いないところだが。どこまで馬体が回復しているのか、そして持ち前の勝負根性が戻ればというところ。見守りたい一頭だ。もう一頭、JRAのG1フェブラリーSであっと言わせたコパノリッキーも有力だが、15番枠というのがどうか。2000mの場合は第1コーナーまで少し余裕があるので位置取りでのロスは少ないと思われるが、上位馬で接戦になったときに最後の脚が残っているのかがポイントだ。
  地方馬勢はやはり大きく離されている。ハッピースプリントがここにいればという思いがあるが仕方ない。地方最先着を狙うのはJRA時代に好走した岩手のナムラタイタン、大挙してやってきた高知勢から地元重賞を連勝しているファイアーフロート、前走南部杯で見せ場まで作った岩手のコミュニティあたりだろう。少しでも上位に入ってもらいたい。また鉄の女トウホクビジンは馬券を離れても応援したい。
【はむ!の馬券】
  JRA6頭はどれも強いのでなかなか絞りきれない。お祭りなので応援を中心に。カゼノコとワンダーアキュートが同枠にはいったので、当欄としては珍しい枠連を中心に狙ってみたい。地方馬の応援複勝はまず当たることはないので観戦料と考える。
  枠複 2→3,5,4 4通り
  馬複(BOX) 3,4,6 3通り
  三連単(フォーメーション)3=4→6,9,7 6通り 3→4,6→4,6,9,7,15 8通り
  単勝 3,(応援で)7
 (以下地方所属馬応援)
  (複勝)8,13,14,5,16,11,1,10,2

  改めて、JBCの3つのJpnIはむの本命は
レディスクラシック ◎ (6)トロワボヌール ○(4)ワイルドフラッパー
スプリント◎ (12)ドリームバレンチノ ○ (1)ノーザンリバー
クラシック◎ (3)カゼノコ ○ (4)ワンダーアキュート
と、◎は穴馬、○は人気馬という感じです。

  以上です。その他この日は関連重賞もあって1日盛り上がりそうです。多くの人々に注目されることを願います。中継はネット(keiba.go.jp)又はグリーンチャンネル、スカパーの地方競馬ナインで。
  予想の結果については、特筆すべきことがない限り本ブログでは報告しないかもしれませんのであしからず。

2014年11月1日土曜日

【はむ!のばんえい競馬重賞予想2014】第39回ばんえい菊花賞(11/2)

はむ!のばんえい多々雑感
  さすがに連続重賞だし、今週はいろいろ重なりすぎて手に負えなくなってきたので、今回はいつものコラムはお休みにします。次回以降はまたやりたいと思いますのでよろしくお願いします。なお、これとは別に11/3の盛岡JBCの予想を明日にはアップする予定です。

はむ!のばんえい予想前回の結果
  さて、前回のばんえい重賞・北見記念(10/26)の結果を振り返ります。
  この日の帯広方面は特に昼間この時期としてはかなり暖かく、馬場が乾いて時計のかかる馬場になっていた中、北見記念は高重量戦ということもあり前半からスローペースに。先行したい各馬もなかなかスピードが上がらず、結局ほぼ横一線のまま第二障害へ。先行馬のホリセンショウとインフィニティーが仕掛けたものの、坂の途中でストップ。しかし他の各馬も同じようにひと腰で障害を越えられず、厳しいレース展開になりました。
  その中インフィニティーが障害力を生かしなんとかクリアしたところ、力をためていたホクショウユウキが2番手で障害を越えてから、インフィニティーをかわしにかかり、岩見沢記念に続く重賞連覇と思われましたが、ここのところ調子を上げてきていたフクドリが障害を上手くまとめて中位でクリアしたあとは一気に前の2頭に迫り、最後は逆転でゴール。フクドリは常連でありながら、重賞制覇は初となりました。時計のかかるレースになってその総合的な力が発揮されたものと思われます。2着はホクショウユウキで、やはり相当の力を持っているところを披露。3着に入ったインフィニティーも自分のレースに徹した結果でした。本欄で注目したニシキエーカンは障害で力が入らずかなりもたついてしまい5着に終わりました。降りてからの脚は速かっただけに残念です。4着のキタノタイショウはやはり枠順の不利が、その他有力6歳勢はやや高重量への対応が厳しくなっている感じでした。古馬戦線は次の大きな目標は正月の帯広記念。それまでに各馬稽古を積んでいって、またどのようなレースを見せるのか楽しみです。
  はむ!の馬券の方ですが、この日夜まで出かけていて、レース直前に当欄の当初予想どおりに慌てて買ったんですが、エーカンが届かず外れ。フクドリの頭もありえると思いマルチで買っていただけに、もう少しひねりが必要だったというところでしょうか。次頑張りましょう。

   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2014データ・馬券成績表)

  さて、次のばんえいの重賞は、いよいよばんえいのクラシック第2弾、ばんえい菊花賞です。ばんえい界の(トーホウ)ジャッカル?はどの馬になるでしょうか。それでは早速予想いきます。

はむ!のばんえい重賞予想
2014年11月2日-10R 第39回 ばんえい菊花賞(BG2)(20:10発走)
【出馬表及びはむ!の予想印】
第39回 ばんえい菊花賞(BG2)
(2014年11月2日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 3歳オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
(展開目安)
シンザンボーイ 牡3 690 大河和 坂本東 栗毛 差
ハクタイホウ 牡3 710 赤塚健 久田守 栗毛 先
  オオゾラシンスケ 牡3 690 西謙一 中島敏 黒鹿毛 逃
アサヒメイゲツ 牝3 670 西将太 松井浩 栗毛 追
キサラキク 牝3 680 鈴木恵 金田勇 芦毛 差
カイシンゲキ 牡3 700 菊池一 槻舘重 鹿毛 差
  ホクショウメジャー 牡3 700 松田道 槻舘重 栗毛 差
  ホクショウマサル 牡3 710 阿部武 坂本東 鹿毛 先
  アアモンドセブン 牝3 670 舘澤直 小林長 青毛 逃
  10 カンシャノココロ 牡3 700 藤本匠 坂本東 鹿毛 先
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
 三連単(BOX) 4,2,1,5 合計24通り
 三連単(マルチ) 4=2=1,5,6 合計18通り
 三連単(フォーメーション) 4→2=1,5,6,7,8,9 合計12通り
 馬単 4→2,1,5 合計3通り
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
  ばんえいの3歳路線は、春にもとかち皐月賞やとかちダービーなどの特別レースがあるものの、重賞は、8月のばんえい大賞典、今回のばんえい菊花賞、そして暮れのばんえいダービーとなっており、これがいわゆるクラシック三冠レースとなっている。つまり、「菊花賞」が二冠目のレースになっているのがJRAや他の平地競馬と違うところである。
  このレースの傾向だが、これが全くつかめない。最上位の馬が実力どおりに走ることもあれば、軽ハンデの牝馬が突っ込むこともよくある。やはり馬場状態とハンデが微妙に作用するのであろう。典型的な例が昨年の同レースで、軽量牝馬のクインフェスタ、セイコークインがゴール寸前でストップしている間に実力馬コウシュハウンカイらが突っ切るという大激戦の結果だった。
  今年も本当に難しい。実力ではやはりハクタイホウだが、この馬、再三再四最有力に名前が挙がりながら重賞となると勝ちきれないということで、もうおなじみになってしまっている。今回もトップハンデだし、荒れる菊花賞では怪しさがいっぱいだ。特に今回は隣にオオゾラシンスケという逃げ馬がいるので自分のペースが乱される恐れがある。最後に詰めの甘さ出ることがあるのも心配だ。ただ、それでも過去34戦で着外はわずか4回という成績は飛び抜けており、馬券圏内は確保できそうか。人気が割れれば厚めに狙いたい。
  しかし当欄での本命は、前哨戦の特別戦(秋桜賞)でハクタイホウを差しきった牝馬のアサヒメイゲツを挙げた。近走勢いがあり現在3連勝中。この馬の武器は後方からでも一気に追い込んでくるスピードと、大きな馬体から繰り出すパワーだ。障害が苦手というよりも前半に置かれるような展開になることがあるが、近走は修正してきているようだ。追い込み馬なので相手に左右され絶対的な本命というわけではないが、1着11回2着2回という極端な成績から、もつれる展開なら、まとめてこの馬が差しきるシーンが想像される。
  そのアサヒメイゲツと1着を分け合ったシンザンボーイもしぶとい馬だ。まだ特別戦の出走回数が少なく、条件慣れはしていない様子だが、障害が上手で自在に走れる。接戦になったときの勝負根性もありそうだ。単穴で。
  黒ユリ賞馬キサラキクもここにきてかなり調子が上がってきた。展開は自在であまり周りに左右されない。重量を背負うと、さらにこの馬の重賞勝ち経験が生きてくる。前回の重賞は最内枠が応えた。今回はトップジョッキーの鈴木騎手を配しかなり狙ってきている感じだ。ただ前述の2頭ほどの切れ味はないだけに接戦になるとどうか。
  第1弾のばんえい大賞典でハクタイホウと一騎打ちの大接戦を演じたカイシンゲキは本来なら当然再戦ムードとなるのだが、ここ2戦の大敗が気になる。一息ついて体重が一気に増えてやや反応が鈍くなっているか。しかしもちろん今回に照準を合わせ調整してきているだろうから、全く無視はできない。当日気配に注目。
  あとは、イレネー記念馬ホクショウマサルが前走久々を叩いてどの程度変わってきているか。照準は暮れのダービーの方と見るがどうか。
  昨年のナナカマド賞馬で差し脚鋭いホクショウメジャー、牝馬で先行力のあるアアモンドセブンは軽馬場なら見直す手か。カンシャノココロは大外が気になるが、思い切って前に行く展開が作れば。オオゾラシンスケはおそらく逃げを目指しハナを奪いに行きそうだが、相手関係でどこまで粘れるか。
  はむ!の馬券買い目は上表のとおり。今回はどの馬にもチャンスがありそうで当てに行こうとすると点数が多くなるが、とにかく軸を決めなければ。やはり本来はハクタイホウは外せないというところだろうが、それでは馬券的に妙味がないので、アサヒメイゲツの追い込みが決まるという方に賭けてみたい。後はお遊びで何通りかの組み合わせを加えるといったところか。

  今回の結果は終了後2,3日以内に2014成績表に書くとともに、次回記事で寸評します。

  次回ばんえい重賞は3週連続の11/9クインカップ(BG3)です。このレース展望は前日までには更新する予定です。
  また、先にも述べたように、これに先立ち、平場では祝日11/3に盛岡競馬場で地方競馬の祭典JBCがありますので、こちらの方の簡単な予想を明日にでもアップしたいと思いますのでお楽しみに。

2014年10月25日土曜日

【はむ!のばんえい競馬重賞予想2014】第35回北見記念(10/26)

はむ!のばんえい多々雑感
  この時期はの競馬界は、JRAでは秋のGIシリーズが、地方でも11月の地方競馬の祭典JBCに向けた戦線が始まり、季節も良くなって最も盛り上がる季節です。そういう話題でもいろいろ話せそうですが、今回は別の話での思い出話と愚痴を少し。
  はむ!は、以前にも述べたと思いますが、競馬はばんえいを初めとして地方競馬を中心に見ているため、競馬中継もほとんどはスカパーで見ています。ネット中継でも放送されていますが、パソコンで見ても何となく盛り上がらないので、なるべくならリビング(というほどの場所はありませんが)のテレビで競馬を見ています。
  JRAのレースも、スカパーを見る流れで専門のグリーンチャンネルで見ることが多いのですが(グリチャは地方競馬の話題もあるし、馬関係のドキュメンタリーなどの番組も多いので)、ただJRAのG1レースなどは地上波で見ることにしています。なぜなら、地上波の方が競馬をあまりやらない一般の人も多く見るため、世間での盛り上がりのバロメーターを測りやすいと思うからです。
  競馬中継といえば、その長い歴史のもと、いろいろ名場面名実況はありますが、今でも一番思い出されるのはやはり、伝説の1990年有馬記念でのオグリキャップのラストランの時。その異様な盛り上がりがブラウン管を通じてもたらされました。絶叫に近いアナウンス。その時の解説者(競馬の神様と言われた今は亡き大川慶次郎)が横で「ライアン、ライアン」と声を上げて、話題のオグリの走りそっちのけでメジロライアンを応援する場面もありました。オグリキャップが勝つと「オグリ一着、オグリ一着、スーパーホースです。」という実況。そして競馬場からの大歓声とオグリコール。アナウンサーと解説者あるいはスタジオの掛け合いなどを通じて我々視聴者にも熱気と感動が十分伝わりました。このように競馬(に限らず、スポーツ全般)の印象は実況アナウンスによって左右されるといっても過言ではありません。
  そして、そんな感覚のもと、盛り上がりを期待しながら今年の凱旋門賞も某民放の地上波の方で見たわけですが、これが申し訳ないけど相当残念な実況でした。スタートから日本馬以外の馬の位置関係には触れられず、道中の展開も解説の岡部元騎手に助けられっぱなし。最後の直線も日本馬3頭が大敗する結果を想定していなかったのか、「三頭の思いが・・、あーあー」とか言うだけで、もうどの馬が前にいるのかもわからず、そして何が勝ったのかもわからない。10秒ぐらいしてから「勝ったのはトレヴ。」と言った時は、なんか付け足しのようでした。そして2着も3着もわからないままスタジオにカメラが切り替わってしまいました。日本馬以外の成績は知らなくていいのか?本当にこれで実況なの?という感じでした。厳しく言えば何しにフランスまで行ってるのかという感情すらわいてきてしまいました。
  この民放チャンネルのキー局は今年の春のオークスの実況の際もハープスターばっかり注目していて、勝ったヌーヴォデコルトにはゴール過ぎるまで触れられないというアナウンス。素人にも親しみやすいようにレース結果より雰囲気を伝えているのだと言われればそれまでなんだけど、ドキュメンタリー番組とかじゃないんだから、やはり実況というものは公平な観点から状況を正確に伝えるべきもの。したがって全馬を紹介する姿勢が原則だと思います。そうした上で感情を込めるのはいっこうにかまわない。原点に返ってもう少し考えてほしいものです。
  後でグリーンチャンネルの方をビデオで見ると、実況は日本馬に注目しつつ他の馬の位置関係もしっかりつかんでいた。そうすることによって凱旋門賞そのものの盛り上がりが伝わるし、日本馬勢の後ろ過ぎた位置取りも見て取れて、敗因もわかりやすかった。そのあたりはさすがだなと思いました。
  以上、いち視聴者としての意見でした。ただこれは競馬ファンとしての意見なので、競馬に親しみのない人の意見も聞きたいものです。
  (この話、この後アナウンサーについての話題として、地方競馬を経由してばんえいの話に持って行くつもりだったけどこの時点で文章が非常に長くなってしまったので、次の機会に回します。w)

はむ!のばんえい予想前回の結果
  さて、前回のばんえい重賞・ナナカマド賞(10/12)の結果を振り返ります。
  とにかく無敗のセンゴクエースがどんな走りをするのか、久々だけど状態はどうなんだ?といろいろ気を揉みましたが、ふたを開けてみれば他馬を引き離して着差以上の圧勝でした。
  各馬スタートからスピードに乗ってほぼ横一線のまま第二障害まで達する展開。その中でもセンゴクエースが常に先頭を奪い、先に障害にチャレンジ。一瞬膝を折り、その横を牝馬のワタシハサクランボが先に抜けたのでひやっとしましたが、降りてからはしっかり。他馬がラストに向けスピードが緩む中、センゴクエースはスピードが落ちずに差を開いていって、終わってみれば勝ち時計は1分29秒台と近年のこのレースでも最も速いタイムでした。2着は近走調子を落としていたテンカトウイツが先行力を生かして粘り込み、3着は前に行った牝馬のワタシハサクランボが最後は詰まりながらも粘りきりました。有力視されていたコウシュハシンザン、コウシュハスパークらは重量慣れしていなかったせいか障害の手前から遅れをとってしまい、障害にも手間取ったため、力を発揮できませんでした。
  今後2歳戦線は、暮れのヤングチャンピオンシップに向け、産まれた地区ごとの産駒特別に挑んでいくというスケジュールとなりますが、センゴクエースが今後重量追加のハンデが課せられた上で、どこまで勝ち続けるのかが注目されます。
  はむ!の馬券の方ですが、2着に突っ込んだテンカトウイツを外したため、やっぱり外れ。今回はヒモ穴の典型的な例で、絶対的に強い馬がいる場合は、相手は思いきって人気薄を狙っていくのも必要ですね。(言うだけなら簡単)

   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2014データ・馬券成績表)

  さて、ばんえいの重賞は今週から3週連続。本欄もどこまでやれるかわからないけど頑張ります。まず26日は古馬オープンの重量戦、北見記念です。それでは早速予想いきます。

はむ!のばんえい重賞予想
2014年10月26日-10R 第35回 北見記念(BG2)(20:10発走)
【出馬表及びはむ!の予想印】
第35回 北見記念(BG2)
(2014年10月26日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 3歳以上オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
(展開目安)
  ホリセンショウ 牡9 850 藤本匠 岩本利 栗毛 逃
ニシキエーカン 牡5 850 工藤篤 村上慎 栗毛 差
  フジダイビクトリー 牡6 880 西謙一 皆川公 鹿毛 先
フクドリ せん8 850 安部憲 皆川公 鹿毛 先
  ホッカイヒカル 牡10 850 阿部武 坂本東 鹿毛 差
ホクショウユウキ 牡5 860 松田道 岡田定 鹿毛 先
インフィニティー 牡8 850 浅田達 金田勇 鹿毛 逃
  オイドン 牡6 860 鈴木恵 鈴木邦 栗毛 追
ニュータカラコマ 牡6 870 藤野俊 村上慎 鹿毛 追
  10 キタノタイショウ 牡8 870 大河和 服部義 栗毛 差
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
 三連単(2頭軸マルチ) 2=7=9,4,6 合計18通り
 三連単(フォーメーション) 2=7→9,4,6,8,10,1 合計12通り
 三連単(フォーメーション) 2,7→9,4,6→9,4,6 合計12通り
 馬複 2=7 1点
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
  四大大会第3弾の北見記念。過去3年はギンガリュウセイが3連覇するなど、帯広単独開催になってからも「北見巧者」は存在する。重めの荷物とハンデ差、秋が深まり微妙な馬場状態、こういった要素が巧者を生むのであろう。今回は残念ながらギンガリュウセイは休養中のため出場せず、メンバーも前回岩見沢記念と同じという中で、新たな巧者が出るのか注目される。
  その中で、当欄で注目しているニシキエーカンに今度こそのチャンスが巡ってきたと見る。切れ味があり障害もそれほど苦手ではないものの、後半の詰めがやや甘くなかなか勝ちきれないレースが多かった。しかし成績そのものは安定しており敗れても10秒以上離されたレースはほとんどない。850kgが未知の重量であることは不安材料ではあるが、前走の岩見沢記念は3着ながら高重量でも十分走れるところを見せているし、他の馬よりかはハンデに恵まれており、自分のペースで走れそう。今回は1開催休養して万全の体制でここに臨んできたともいえる。両隣に先行馬が揃ったので、これらを見ながら上手く前について行ければ。同世代のホクショウユウキにも負けられないところ。
  インフィニティーも徐々に調子を上げてきて、怖い存在だ。この馬の先行力と粘りは実証済みで、今回は外枠に追い込み馬が集まっていることもありスンナリ前の方に行けそうだ。重量が増えるのは歓迎だし、それでいてハンデにも恵まれている。上位争いできそうだ。
  上の2頭がやや抜けていると見るが、そこは実力馬たちもだまってはいない。ニュータカラコマは、どうしても障害の苦手さがあるので、全面信頼は難しいが、逆にこういう馬は一発の魅力がある。近走の成績だけでは推し量れない。今回は両隣に同タイプが揃ったので、そこからのよーいドンということになると、この馬の鋭い切れ味が生きる場面があるだろう。単穴で。
  穴として、フクドリの展開のうまさに注目してみたい。長く調子を落としていたが、ここに来て復調しつつあり、岩見沢記念で粘りの走りをみせるなど、重量戦に強いところを見せている。北見記念は2年前に3着に入っており、レース条件はこの馬向きだ。障害のうまさはメンバー随一であり、先行馬に遅れを取らずに第二障害に来れば一発あるかもしれない。
  岩見沢記念を快勝したホクショウユウキは勝った分の重量加増があり、ハンデは厳しくはなるが、それでも10kg程度だし、昨年のように勢いに乗って重賞連覇ということも考えられる。ただ今回は他馬のマークはきつく楽には行けないのではないか。注意まで。
  その他では、今回最内に入ったホリセンショウがこの馬には適度な重量で、先行力で逃げ粘りを目指す。もちろん見限る馬ではないが、今年度は未勝利で逃げ切りまでは厳しそう。
  今回実力馬勢からはオイドンキタノタイショウを思い切って無印にした。オイドンはやはりスピードタイプのイメージ、前走の軽量戦の反動もあるだろうし、この馬の860kgはやはり狙いづらい。キタノタイショウは重賞連続2着と安定しているが、今回は大外枠がどうか。ただこの馬は外せば来ることがあるので注意は必要。
  グランプリ馬フジダイビクトリーは880kgとハンデが相当厳しく余程の軽馬場にでもならない限り今回は見送りが妥当。ホッカイヒカルはさすがに近走の大敗ぶりからも狙えない。
  古馬重賞は、11月にドリームエイジカップがあるものの、基本的には正月の帯広記念までは一段落。それだけに各馬どのように北見記念に臨んでくるのかに注目だ。
  ちなみにはむ!の馬券買い目は上表のとおり。エーカンとインフィニティーは上位争いの可能性が濃いとして、2頭軸マルチで。マルチなら相手も絞りたいところだが、相手をもう少し広げる代わりに、1着固定という方法も考えてたい。
  それからどちらかが落ちることを考えたフォーメーションでカバー、といったところか。

  今回の結果は終了後2,3日以内に2014成績表に書くとともに、次回記事で寸評します。

  次回ばんえい重賞は次週11/2ばんえい菊花賞(BG2)で、前日までには更新したいと思っています。しかしいろいろ忙しいので、きちんと書けるかどうかわかりません。
  その間も突然記事を書くことがあるかもしれませんが、その節にはよろしくお願いします。

2014年10月11日土曜日

【はむ!のばんえい競馬重賞予想2014】第37回ナナカマド賞(10/12)

はむ!のばんえい多々雑感
  先日の5日に世界最高峰のレース、凱旋門賞がフランス・ロンシャン競馬場で行われ、日本馬3頭(ゴールドシップ、ジャスタウェイ、ハープスター)が出走しました。過去にはディープインパクトやオルフェーブルら挑戦しつつもあと少しで戴冠を逃したレース。今年こそはとの期待もありましたが、結果は御存知のとおり最先着のハープスターでも6着と大敗でした。敗因は後ろ過ぎる位置取りとか、特殊なロンシャンのコースへの慣れとかいろいろささやかれていますが、それ以上に期待が大きすぎて人馬にかかるプレッシャーが大きかったのが最大の敗因ではと感じました。(関係者は否定するでしょうけど。)
  現在の日本サラブレッド競馬界は、大手の社台グループを筆頭に、先端的なシステムのもと高コストをかけて、世界で活躍できる馬を生産・育成するということに重きが置かれており、その命題の一つに凱旋門賞を勝つことというのがあります。(野球で言えばメジャーでワールドシリーズを優勝するという感じでしょうか。)ただそれが、ディープインパクトが行ったころからか、変に注目されだしてからは、固定的な価値観として一人歩きしてしまっているような感じがします。
  今回のレース結果は残念ではあるけれど、それで日本の競馬の価値が下がったわけではありません。また挑戦すればいいのだと思います。ただ、日本で強かったから次は凱旋門賞へ挑戦といった考え方は少し違うのでは?と思います。日本の高速馬場とヨーロッパのタフな芝では適性が違いすぎます。凱旋門賞で勝つならそれ向きの馬を別に育成した方が早いかもしれません。(個人的には昔のホクトベガとかアグネスデジタルのようにオールマイティな馬が合ってるのかなと思います。)

  さて、凱旋門賞を見ていると、勝利馬の関係者を馬車に乗せて表彰台に運ぶというシーンがありますが、その馬車を引く白馬たちが、体格が良くてばんえいの馬そっくり。はっきりしたことはわかりませんが、おそらくばん馬の祖であるペルシュロン種じゃないのかなと思います。(元々はばんえいの馬はイレネーをはじめフランスから輸入されたものが元になっています。)だとすれば、ばんえいにスカウト(あるいはばんえいの馬を凱旋門賞に派遣)したいですね。。。と強引にばんえいの話に持っていっちゃいました。

はむ!のばんえい予想前回の結果
  さて、前回のばんえい重賞・岩見沢記念(9/28)の結果を振り返りますと・・・
  大方の予想は古馬の実績馬対勢いのある6歳馬と見られていましたが、勝ったのはなんと9番人気の5歳馬ホクショウユウキでした。乾いてきて時計のかかりはじめた馬場状況の中、各馬が他馬を意識しつつも、前の方のポジションを取って行こうとする展開。第2障害まではほぼ横一線でした。先に仕掛けたのはやはり先行馬のフジダイビクトリー、インフィニティーら。しかしやはり重量が応えて坂の途中でストップ、苦しむ各馬を横目に、最内からホクショウユウキがひと腰でクリア。2番手にはその隣の同じ5歳馬ニシキエーカンがふた腰程度でまとめ、切れ味を見せユウキに迫り、一度は前に出たところで、ついにやったかと思われました。しかしデットヒートの中残り10mでエーカンが息が上がりストップ、なんとか粘り込んだホクショウユウキが逃げ切り勝利を収めました。2着には、障害に手間取りながら5番手くらいから追いかけた1番人気キタノタイショウが最後ニシキエーカンをかわして入り、3着はニシキエーカンが残りました。結果、単勝9千円台、そして三連単は30万円台の波乱となりました。
  その他の有力どころでは、障害で何度かの膝折を立て直しつつ3番手で追いかけたオイドンは、切れ味がなく、他馬にかわされ着外。もう一頭期待されたニュータカラコマは障害に大きくもたついてこれも着外。フジダイビクトリーを含め6歳馬勢はやはりハンデが厳しかったのも敗因でした。得意なはずの障害で力が入らずオイドンを後ろからかわす形になったインフィニティーが4着。特筆すべきは今年は完全に調子を落としていながら5着に入ったフクドリ。ばんえい記念で2着に入ったように、時計のかかる力勝負になれば先行力が生きる感じ。今後侮れません。
  馬券の方は、ニシキエーカンの応援馬券の複勝だけがわずかながら当たりましたが雀の涙。あとは大外れでした。もう少し考えればホクショウユウキも狙えたはずなのにとか後になって思ったりするけど、ま、それで買えるくらいなら、こんな生活はとっくにしていませんよね(笑)

   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2014データ・馬券成績表)

  さて、ばんえいの今週の重賞は、今年最初の2歳馬重賞、ナナカマド賞。将来楽しみな若駒たちの一戦です。それでは早速予想いきます。

はむ!のばんえい重賞予想
2014年10月12日-10R 第37回 ナナカマド賞(BG3)(20:10発走)
【出馬表及びはむ!の予想印】
第37回 ナナカマド賞(BG3)
(2014年10月12日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 2歳オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
(展開目安)
ウィナーエミ 牝2 550 藤野俊 村上慎 栗毛 追 父エビスオウジャ
  テンカトウイツ 牡2 570 長澤幸 服部義 芦毛 逃 父バンゼン
  コウリキ 牡2 570 澁谷益 長部幸 鹿毛 先 父コウリュウオーザ
コウシュハシンザン 牡2 570 西謙一 皆川公 鹿毛 先 父シンザンウィーク
センゴクエース 牡2 570 鈴木恵 槻舘重 鹿毛 先 父ウンカイ
  ワタシハサクランボ 牝2 550 大口泰 皆川公 青毛 差 父ウンカイ
ホクショウモモ 牝2 550 島津新 松井浩 鹿毛 追 父ナオイチ
  タキニシサンデー 牝2 560 西将太 西康幸 芦毛 差 父グレートサンデー
コウシュハスパーク 牡2 570 藤本匠 皆川公 栗毛 差 父タカラボーイ
  10 ホクショウキズナ 牡2 580 松田道 槻舘重 鹿毛 先 父ハイパービート
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
 三連単(フォーメーション) 5=9,4→9,4,1,7 合計12通り
 三連単(フォーメーション) 5→9,4,1→9,4,1,7,6,3,8,10 合計21通り
 馬単(BOX)9,4,1 合計6通り
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
  ばんえいの2歳馬はその7割程度が4月の能力検定を経てほぼ一斉にデビューを果たす。それから上位の馬は特別戦などを経て、2歳戦最初の重賞ナナカマド賞へと歩を進めるわけであるが、ここまでの道のりは平場競馬と比べても長く、ここまで十戦以上も戦う。馬体の成長度合いや体調の変動によって勝ち負けを繰り返しながらしのぎを削っていくわけだ。
  ナナカマド賞の過去の傾向を見れば、のちの実力馬よりもその時点での好調馬のほうが上位に入る傾向にあるようだ。一方で、過去20年で牝馬の優勝は1頭しかいないもの特徴だ。
  ただ今年は若干様子が違う。今回最も注目されるのは、デビュー以来出場するレースを絞りつつここまで4戦4勝で圧倒的強さを見せているセンゴクエースだ。父はばんえいのリーディングサイアーのウンカイ、母は重賞を何度も勝って名牝と言われたサダエリコと華麗なる血統、しかも近走は4開催分(およそ2か月)出場を見送り、満を持してこのレースに挑んできた。
  予想にあたってはまずこのセンゴクエースをどう見るかが最大のポイントだが、前哨戦に出ておらず、平場のように追い切り情報があるわけでもないので、我々のように道外の者にとってあまりにも情報が少ない。同厩舎のホクショウキズナと重なるとはいえ4開催も避けているのは、良く取れば将来を見据えてじっくり鍛えているとも取れるし、悪く取れば脚元かどこかに不安点があって出場できなかったとも取れる。素人にはそれがわからないのだ。デビュー以来3戦は圧勝で、タイムも1分10秒台と段違いの力を見せていたが、最も近走の2か月前のレースでは乾いた馬場で1分30秒かかり後ろの馬に迫られている。このあたりもどうとらえるか、馬の状態を見ないとわからないし、もう少し中間の情報が欲しいところ。元々馬格のある馬なので成長度合いもどうなのか。とりあえず臨戦過程の不安を割り引いても余りある実力ということで、相手関係からしても本命は揺るぎないと思うが、当日の気配や馬体重、馬場状態に注目だ。
  一方、ここまでの2歳戦を引っ張ってきたのはホクショウキズナ。デビュー以来11連対と安定した力を見せていたが、ここ2戦は今一つ力が出ず着外に。気分良く行けている間はいいが、絡まれると弱い部分がありスタミナ切れの心配もある。それでも巻き返しは十分あると思われたが、今回は10kgのハンデと大外枠、かなり不利な条件が揃った。それまでの強さを考えると切ってしまうのは勇気がいるが、ここは思い切って外してみたい。
  そうすると皆川厩舎のコウシュハ2頭が安定性がある。人気が出そうなのは、前哨戦の青雲賞で勝ったコウシュハシンザン。力は十分だが3,4走前では一つ下のクラスで切れ味のある馬に足元をすくわれることがあった。その最後の切れ味という点でコウシュハスパークの方に魅力を感じる。昨年のホクショウメジャーのようなイメージだ。障害に少し不安があるが570kgくらいなら問題ないだろう。従ってスパークの方を対抗扱いとし、コウシュハシンザンを単穴とした。
  今年は牝馬勢の元気が良く、出走馬10頭中の4頭が牝馬だ。しかもいずれも切れ味抜群。前開催のA-1クラスではワタシハサクランボが並みいる牡馬勢を最後で逆転した。牝馬の特別戦では タキニシサンデーがいずれも接戦を制するなど力のあるところを見せているし、ウィナーエミも常に差の無いレースを続けている。またホクショウモモは4走前にトップ牡馬勢を差しきったように障害さえクリアすれば最後の脚は最も早い。
  先にも述べたように牝馬がなかなか勝てないレース。そのジンクスを破るかどうかが注目。当欄では4頭の牝馬の中では、展開に左右されない安定性でウィナーエミと、一発があり馬券的に妙味がありそうなホクショウモモに印を打ってみた。
  一方、唯一A-2組から勝ち上がってきたコウリキも先行力もあって決して侮れない一頭だし、デビュー戦に圧勝し前半戦を賑わしたテンカトウイツの立て直しもあり得ると思われるが、ここまでは手を回しきれない感じだ。いずれにしても最初の2歳戦にふさわしく不確定な要素も多いため予想は非常に困難だが、将来に向け各馬がどんなレースを見せるのか興味はつきない。
  ちなみにはむ!の馬券買い目は上表のとおり。まずはセンゴクエースを全面信頼するのかどうか。信頼する場合は2着以下を手広く、しないなら両コウシュハの馬あたりから押さえ込んで買いたい。やはりもっと情報があれば無駄な馬券を買わずに済むのだが。

  今回の結果は終了後2,3日以内に2014成績表に書くとともに、次回記事で寸評します。

  次回ばんえい重賞は2週間後の10/26北見記念(BG2)ですが、次回はかなり忙しい時期でもあるので、予想まともに書けるかどうか。でもそれなりにはがんばります。重賞の前日までには更新する予定です。
その間も突然記事を書くことがあるかもしれませんが、その節にはよろしくお願いします。

2014年9月27日土曜日

【はむ!のばんえい競馬重賞予想2014】第50回岩見沢記念(9/28)

はむ!のばんえい多々雑感
  いきなりですが、今日は船橋の話を。最近はふなっしいで有名な千葉県船橋市。はむ!は住んだことはありませんが、10年前、江東区に住んでいた時にかなり頻繁に行った場所です(本サイト開設の初期のころに記述あり)。その中でも特によく行ったのが南船橋。「ららぽーと」がある所ですね。十数年前はまだ大型ショッピングセンターはそれほど集約されていない時代だったので、規模が大きいららぽーとそのものが珍しかったし、あの周辺は「ザウス」なるトレンディ(死語?)な室内スキー場があったり、車に乗ったまま映画を見るというドライブインシアターなんてのもありました。自分がよく行ったのはららぽーとの北側にあったスーパー銭湯。(そもそもららぽーとは元々は船橋ヘルスセンターがあった場所。)最近は行ってないし、挙げたような施設はほとんど閉鎖になっているからどうなっているかわからないけど、当時の感覚では一日遊べる場所でした。
  そしてその一角にあったのが、船橋競馬場と船橋オートレース場。そのうちオートレース場はららぽーとの南側のザウスの隣にあって、レースのある日は時々そのエンジンの爆音が聞こえてきて、それは騒音というよりレジャーランドの雰囲気を醸し出していました。
  船橋はオートレースの発祥地でもありますが、先日その船橋オートの廃止が決まったというニュースがありました。3K(競馬、競輪、競艇)+オートの公営ギャンブルの一員が少しずつ欠けていく姿を見るのは、もう諦めに近いぐらい慣れっこになってきているけれど、やはり寂しいし何とかならぬかという気持ちです(本当はこのことに関してまだ言いたいことはありますが記事の趣旨から外れるので)。
  一方、ららぽーとの東側にある船橋競馬の方も、一時期は厳しい状況の時がもあったけど、最近は復活の兆しが見られます。これは南関東でもレベルの高い馬を輩出するなど(先日亡くなった川島調教師の功績が大きい。)努力を重ねてきたからでしょう。その船橋競馬では来年度いよいよナイター開催が始まります。以前から話はありましたが、種々の問題で先延ばしになっていたようです。それを後押ししたのが(ばんえいを含む)他場でのナイターの成功。やはり足を運ばなくてもネットで馬券が買えるようになったのが大きく、またそのことにより環境悪化も最小限にとどまっているように思います。でも、やはり一度はライブで楽しみたいもの。また機会があれば行ってみたいと思います。
  そういえば船橋といえばJRAの中山競馬場も船橋法典にありましたね。今はリニューアル中ということですが、こちらの方にもまた寄ってみたいものです。

はむ!のばんえい予想前回の結果
  さて、前回のばんえい重賞・銀河賞(9/14)の結果を振り返りますと・・・
  ハンデ差とか牝馬の勢いとかいろいろ言われていたけれど、ふたを開ければ1着から4着までが牡馬。勝ったのはオレノココロ。トップハンデをもろともせずダービー馬の意地を見せました。
  序盤は有力馬が良いポジションを狙って前に行く展開。1番人気まで推された牝馬クインフェスタも大外枠の不利を避けるためもあってか、かなり前に位置づけ。第2障害は1番枠で一発狙いに来たソウクンボーイらとともに最初に障害に挑んだがひと腰かかる。そこをオレノココロがやや苦手の障害をスムーズにクリアして障害を降りた時点で先頭。こうなると実力はやはり上。他馬の着順争いを尻目に着差以上の強さを見せた勝ち方でした。2着は後方から久々に鋭い末脚を見せたホクショウサスケが突っ込み、3着も実力馬コウシュハウンカイが残りました。三人娘が期待された牝馬勢はコウシュハクィーンの5着がやっと、また現在賞金ランク牝馬1位のナナノチカラは最下位の10着と惨敗でした。やはり重量戦になってくると牡馬がその力強さを見せたというところでしょうか。
  4歳馬はこのあとは、正月3日の天馬賞を最終目標にそれぞれのクラスでしのぎを削っていくことになります。
  馬券の方ですが、オレノココロを頭にしたのは良かったのですが、2着以降の選定がイマイチで、しかもホクショウサスケまで手が回らず、外れ。こういうのを取れたらいいのですがね。

   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2014データ・馬券成績表)

  さて、平地競馬では秋に入ってGI戦線も始まり楽しみな季節がやってきました。また海外では今年こそ日本馬期待の凱旋門賞などもあります。そういうレースも横目で見つつ、ばんえいの方もいわゆるグランドスラムの一つ岩見沢記念から秋シーズンが本格化。楽しんで馬券も頑張って参りましょう。
  それでは、今週の重賞・岩見沢記念の予想です。

はむ!のばんえい重賞予想
2014年9月28日-10R 第50回 岩見沢記念(BG2)(20:10発走)
【出馬表及びはむ!の予想印】
第50回 岩見沢記念(BG2)
(2014年9月28日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 3歳以上オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
(展開目安)
  ホクショウユウキ 牡5 820 松田道 岡田定 鹿毛 先
ニシキエーカン 牡5 820 工藤篤 村上慎 栗毛 差
  フクドリ せん8 820 安部憲 皆川公 鹿毛 先
  フジダイビクトリー 牡6 850 西謙一 皆川公 鹿毛 先
キタノタイショウ 牡8 830 大河和 服部義 栗毛 先
オイドン 牡6 830 鈴木恵 鈴木邦 栗毛 追
インフィニティー 牡8 820 浅田達 金田勇 鹿毛 逃
  ホッカイヒカル 牡10 820 阿部武 坂本東 鹿毛 差
ニュータカラコマ 牡6 840 藤野俊 村上慎 鹿毛 追
  10 ホリセンショウ 牡9 820 藤本匠 岩本利 栗毛 逃
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
 馬複(BOX) 5,2,9,7 6通り、馬単(流し)5→2,9,7,6,10,4 6通り
 三連複(BOX) 5,2,9,7 4通り、三連単(BOX) 5,2,9,7 24通り
 三連単(フォーメーション) 5→2,9,7→2,9,7,6 合計8通り
 応援馬券(単+複)2
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
  岩見沢記念の位置づけは、秋からの本格重賞シーズンに向け、古馬のトップ馬たちが始動するにあたり現時点での各馬の力を測るという趣がある。夏以降一息ついていることもあってか、勢いよりも実力が物を言い、過去もランキング上位馬が強い傾向にあるようだ。
  ただ昨年と今年のメンバーを比べるとずいぶん新旧交代した印象だ。昨年は6歳以下はニュータカラコマ1頭だったのに対し今年は5頭も揃った。まだ盟主と呼ばれるような馬もはっきりしておらず、これまでの傾向とは違った展開になるかもしれない。
  5,6歳馬にとって初めての重量を引っ張る馬も多くその適性が試される。また、今回は重量ハンデ差が上下30kgあり、しかも重量未経験の6歳馬の方に重いハンデが課せられている状況も微妙に影響しそうだ。
  馬券検討にあたっては、どこまでいろんなファクターを盛り込んで考えられるがというのも、ポイントになるだろう。腕試しだ。
  いろいろ目移りはするところではあるが、当欄では今回はキタノタイショウを予想の中心に置いてみた。何度も期待されては好走と凡走を繰り返す馬であり、今回も全面的な信頼というわけにはいかないが、経験も積んできて830kgはこの馬にとって手頃だし、ハンデも楽な方だ。やや苦手な障害にじっくり対応するためか、最近は比較的前で競馬することが多い。今回も隣のフジダイビクトリーあたりに続いて積極的に前に行くのではないか。障害を差なく越えられれば、重量経験が物を言い一気に行けるチャンスだ。
  当欄が注目し続けているニシキエーカンを、今回期待も込めて対抗まで持ってきた。5歳馬で800kg以上も初めてであり不安点もあるが、昨年ニュータカラコマが5歳で古馬相手に初めてここを勝って自信をつけていったようにエーカンもここで素質開花することは十分あり得る。今年度前半は重賞でも好走、近走も全く崩れていない。有力馬との切れ味合戦になりそうだが、有力馬から離れてじっくり勝負できる好枠を引いたのも好材料だ。
  連覇を狙うニュータカラコマも、当然外せない一頭だ。ただ今回の不安点は840kgと微妙に背負わされることと、それによる障害ミスのリスクがある馬であることだ。最近は障害もかなり克服してきており、ひと腰で抜けられることも多くなってきているので、あっさり先頭に立って後続を離して勝つような場面も考えられる。
  古馬ではインフィニティーが斤量、枠順ともに恵まれた。調子は上向き加減で、重量が重くなる今後はさらにこの馬の先行力と障害力を発揮できそうだ。あとは、このレースから狙うか、もう少し時期が進んでから狙うかであるが、今回に関しては、切れ味鋭い馬たちだけでなく、フジダイビクトリーやホリセンショウら先行力のある馬との競合も考えられ、揉まれる展開になるとどうか。相手関係で4番手評価ということにした。
  オイドンも非凡な力をもっており有力馬の一頭であることは違いないが、同型の脚質の馬が多く、一斉に障害挑戦となるとどうしても一歩遅れることがある。重量未経験なのもこの馬にとっては不安材料の方が大きい。いずれ素質開花するときが来るとは思うが、今回は押さえまでか。
  あとは、ホリセンショウの先行力が気になるところだが、今回大外10番枠に入ったのがどう出るか。逃げ切りまでは難しいと見ているが、あまりにも他馬がもたつくようだと前残りもあり得る。
  また今年のグランプリ馬フジダイビクトリーも忘れてはならないが、今回はトップハンデがいかにもきつい。それでもこの馬の先行力は他馬に驚異であり展開のカギは握りそう。
  他には昨年大活躍の5歳馬ホクショウユウキ、ばんえい記念2着のフクドリ、展開の型を持っている10歳馬ホッカイヒカルが出走するが、これらの馬は近走目立った活躍はなく、ハンデは軽いといえども今回は厳しいか。ただいずれの馬も調子は徐々に上向きの傾向を見せており、今後に向けて注意は払っておきたい。
  はむ!の馬券買い目は上表のとおりだが、目移りしすぎて何点買うんだという感じだ。もっとも重複するのもあるので取りガミはないと思っているがどうか。今回オイドンを少なめにしたのが若干自信のないところだが、勝負だからしょうがないね。

  今回の結果は終了後2,3日以内に2014成績表に書くとともに、次回記事で寸評します。

  次回ばんえい重賞は2週間後の10/12ナナカマド賞(BG3)です。次回重賞予想はその前日までに更新する予定です。
その間も突然記事を書くことがあるかもしれませんが、その節にはよろしくお願いします。

2014年9月13日土曜日

【はむ!のばんえい競馬重賞予想2014】第22回銀河賞(9/14)

はむ!のばんえい多々雑感
  先日、厚労省の研究所か何かの調査で、日本人はギャンブル依存症にかかりやすく、実際に500万人以上の人が依存症であるというような報道がありました。この調査の意図はよくわかりませんが、このことが記事になると、総じてギャンブルに対して否定的な論調になります。
  おそらく記事のターゲットはカジノ解禁の動きの方に向けられているのだとは思いますし、(依存症が多いという)調査結果には(正式にはギャンブルではない)パチンコの存在が大きいのではと思われます。ただ、このような記事はギャンブルの一員というか代表でもある競馬ファンにとってみれば、あまり愉快な話ではありません。
  TOTOが導入された時もそうだったのですが、どうしてもこういう時、ギャンブル=賭け事=悪ということから話が始まり、そして健全なギャンブルであることを自負している競馬も巻き込んでギャンブルとしてひとくくりにされ、追放キャンペーンのようになってしまいます。それは残念なことです。
  はむ!を含め競馬ファンのほとんどは競馬がギャンブルであることは否定しません。ただ、競馬に携わる様々な関係者の人々が世間に認められるための努力を続けた結果、競馬が今の社会的地位にあるということも知っています。(もちろん他のギャンブルもそれぞれの努力があってこそ存在している。)だからこそ、ほとんどの人は節操を持って競馬を楽しんでいます。(一部そうでない人もいますが、そういう困った人はどこの世界にもいるものです。ことさらギャンブルの存在のみにその理由を求めるのは根拠がありません。)
  ところで、今年10月に和歌山市内に場外馬券売り場(DASH和歌山)が開設されることになりました。和歌山には昔「紀三井寺競馬」というのがありましたが昭和末期に廃止になりました。それ以降初めての馬券売り場ということになります。設置にあたっては当然地元住民の反対もあったようですが、最終的にはシャッター街となる危険もある地域の活性化のため地元からの要望という形で開設の運びになったと聞きます。これは競馬というものを理解してもらうための日々の努力が実った成果だと思います。ただやはり環境悪化など不安に思っている住民もまだ多いと思いますので、開設後も地元に寄り添うようにしながら街とともに発展してほしいと思います。
  DASH和歌山は、兵庫県競馬(園田、姫路)の場外なので、基本は園田のレースが中心ですが、地方競馬の広域発売レースも買えることになるのが期待されます。(ばんえいのレースも帯広記念くらいは買えるかな。)旅打ちのはむ!(?)としては、機会があれば訪れたいものです。

はむ!のばんえい予想前回の結果
  さて、ばんえいの話題に戻って、前回の重賞(8/24)・ばんえい大賞典の結果から・・・
  3歳クラシック戦線第一弾は、やはりハクタイホウとカイシンゲキの一騎打ち。第2障害をほぼ同時に越え、ゴールまで手に汗握る大勝負となりましたが、勢いでカイシンゲキが最後一歩前に出て勝利。ハクタイホウも良い走りをしながらまたもや重賞タイトルから見放されました。ハクタイホウは詰めの甘さは克服した感じもありましたが、カイシンゲキの勢いに敗れた感じです。3着には障害をうまくクリアしたカンシャノココロが入りました。ばんえいはクラシック戦線はまだ第一弾が終わったところ、今後秋のばんえい菊花賞、そして暮れのばんえいダービーへと続きます。3歳世代は現在休養中のイレネー記念馬ホクショウマサルを含めまだ勝負付けが済んだとはいえないので、今後どのような展開になるか楽しみです。
  さて、はむ!の予想の方は◎→○→△で入ったので、一応当たりという感じですが、今回も安い。馬券は印を入れたものは厚めに入れましたので、一応はプラスとなりましたが、旨味はありませんでした。しかし、ま、こういう地道な当たりを確実に取って行くのも大事なことなのでしょう。今後も頑張って参りましょう。

   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2014データ・馬券成績表)

  それでは、今週の重賞・銀河賞の予想です。

はむ!のばんえい重賞予想
2014年9月14日-10R 第22回 銀河賞(BG2)(20:10発走)

出馬表形式、好評のようですので当面続けます。

【出馬表及びはむ!の予想印】
第22回 銀河賞(BG2)
(2014年9月14日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 4歳オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
(展開目安)
  ソウクンボーイ 牡4 730 安部憲 西邑春 鹿毛 追
ナナノチカラ 牝4 710 工藤篤 小北栄 栗毛 追
コウシュハウンカイ 牡4 740 藤本匠 大友人 栗毛 先
  ダイコクパワー 牡4 720 大口泰 松井浩 鹿毛 差
  コウシュハクィーン 牝4 700 大河和 皆川公 栗毛 差
  ホクショウサスケ 牡4 710 島津新 岡田定 鹿毛 追
イッキフジ 牡4 710 西謙一 西弘美 栗毛 逃
  セイコークイン 牝4 700 松田道 岡田定 鹿毛 先
オレノココロ 牡4 740 鈴木恵 槻舘重 青毛 先
10 クインフェスタ 牝4 700 浅田達 金田勇 鹿毛 差
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
 単+複 7
 馬複(BOX)9,10,2,3 6通り
 三連単(軸2頭マルチ) 9=10→2,3,7 合計18通り
 (三連単の9=10→2,3,7(1,2着固定を重めに)
 三連単 9→2,3,7=2,3,7 合計6通り
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
  ばんえいの場合は、他と違い「4歳馬」が明確にカテゴライズされていることは、当ブログでも何度か説明しているところであるが、その4歳のトップ10にランクされている馬たちは、大概、はまなす賞を加えた4つの重賞の狭間で、1か月に1度程度の同世代戦(たいていは特別戦)と、自分が属するクラスの古馬との対戦を繰り返しながら、レースをこなしている。
  そして秋が入り口のこの時期に、4歳重賞路線の第2弾、銀河賞に臨むという流れである。
  このレースはBG2に位置づけられ格の高いレースにもかかわらず、どうしても別定のハンデがあって、実力馬が実力どおりのレースを見せらないことが多い。また、9月のこの時期は天候が不安定で、馬場状態の変化も大きいし、体調も夏バテする馬がいたりと変化も大きい。そういった点からもなかなか予想の難しいレースだ。一方ではこのような難しい条件でも勝った馬は、先々大成していく馬も多く注目に値する重要なレースの一つだ。
  今年の4歳馬路線は、いわゆる「三人娘」(コウシュハクィーン、セイコークイン、クインフェスタの牝馬3頭)の活躍が目立っていて、4歳戦のみならず、古馬との対決でも常にこの三頭が登場してしのぎを削っており、8月に行われた前哨戦の山鳩賞でも1~3着を占めている。今回も人気サイドということになりそうだ。その中でも特にセイコークインとクインフェスタは互いに意識し合うライバル同士であり、互いに勝ったり負けたりを繰り返している。しかしながらこの2頭は重賞タイトルがない。重賞ともなると荷物が重くなるせいかどうしても勝てなくなる。(そのために賞金加算がないのでハンデ的に有利にはなるのだが・・)このあたりをどう絡めるかが今回の銀河賞予想のポイントになりそうだ。
  あとは天候が微妙だ。上の三人娘は、それほど晴雨はこだわるタイプではないが、それでもレース時点の馬場状態により展開がいろいろ変わってくる。今週は降水もあったため、ある程度の軽馬場が見込まれるが、当日の状況を見極めたい。
  これらを踏まえ、荒れる要素を含めていろいろ検討したが、当欄では手堅いところから実力馬の方を取った。ばんえい重賞ではスピードより重量を引っ張るパワーが求められ、ダービー馬オレノココロは、やはり実力ではこの馬が抜けているといえる。あとはハンデ差であるが、強い古馬などを相手に相応の重量を背負って戦ってきており、自分の走りができれば問題ないだろう。この馬はやや悪い癖として第2障害で膝を折ることがしばしば見られ、そこで大敗してしまうこともある。逆に言うと膝を折っても立て直すだけの柔軟性があるので、先行力はあるものの慌てずじっくり臨んでいきたいところ。
  三人娘ではクインフェスタに勢いがある。現在3連勝中だがその内容が良く、勝負強さが出てきた。差し馬ながら障害をあまり苦にしないのも強みだ。兄のインフィニティーに似た感じか。以前は非力さがあったが、ここにきて体も出来てきた。前開催の出走を見送ってこのレースに臨んでおり、かなり狙ってきているのではないか。
  三人娘より1ランク上のもう一頭の牝馬でオークス馬のナナノチカラもどうしても無視できない一頭だ。前々走の前哨戦の大敗は出遅れが影響したモノで、次の古馬相手のレースでは鋭い切れ味を見せ上位に入っている。追い込み一辺倒の馬なので展開に注文がつき全面的な信頼は危険だが、前がもたつき追い込み向きの展開になれば、一気に食い込んでくる可能性はある。単穴として狙っていきたい。
  もう一頭の実績馬コウシュハウンカイも何ら外す理由が見つからない。前走は最下位だったが古馬の最上位クラスとの対決、戦ってきた相手が格上で、この馬はそれなりに好走している。同世代戦ではやはり一枚上の力を見せている。決め手に欠ける部分があり今回はハンデもあるので、他馬に勢いあるときは取り残される心配があるが、大崩れはない馬なので押さえとしては狙っておきたい。
  他では、今回出走権を持っていたショウチシマシタが回避したため、B2クラスからイッキフジに出走権が回ってきた。この馬は重賞初出走で、未知の魅力があるだけでなく先行力で展開を作れるタイプでもあり、ハンデが軽く、リーディングを争う西謙一ジョッキーが乗るとなると、一発の期待がかかってくる。スピード戦になれば食い込むチャンスも。
  イッキフジと同じクラスのホクショウサスケも注目の一頭で、第二障害を越えてから見せる鬼脚は鋭いが、展開に注文がつく馬で、今回は相手が強化されているだけに、追走で一杯となる可能性がある。様子見か。
  三人娘の一角セイコークインコウシュハクィーンらも決して評価を下げる馬ではないが、他の馬の勢いの中で埋もれる可能性がある。予想では何かを外さないといけないので、今回は当欄では見送りたい。
  同様に実績のある牡馬ダイコクパワーソウクンボーイも展開がはまれば大駈けすることもあるが、凡走も多く狙いづらいか。
  馬券的には今回はかなり難しい。はむ!の買い目は一応上表のように、オレノココロを中心にクインフェスタとの2頭軸3連単、あとはタテ目を押さえるということろか。今回は、当てることをあまり考えず、当たった場合の実入りの方を狙いたい。

  今回の結果は終了後2,3日以内に2014成績表に書くとともに、次回記事で寸評します。

  次回ばんえい重賞は2週間後の9/28岩見沢記念(BG2)です。次回重賞予想はその前日までに更新する予定です。
その間、どこかで「レース予想」などもやりたいとは思っていますので、その節にはよろしくお願いします

2014年8月25日月曜日

【はむ!と一緒にばんえい予想2014】8/25(月)全レース軸馬予想

ばんえい大賞典はいかがだったでしょうか。はむ!は一応は当たりましたが、かろうじて取りガミを逃れたくらいでした。
この結果等は別表2014重賞予想成績表に書いていますが、詳細は次回重賞予想書き込み時(9/13ごろ)に報告します。

ところで、JRAの札幌記念、ハープスター魅せてくれましたね。ゴールドシップも頑張った。秋の凱旋門賞が楽しみだ。やっぱり中央は注目度が違いますね。
さて、25日(月)は折角のばんえいJRAジョッキーDayなので、一応予想(簡易版)やっておきます。
楽天競馬がポイント最大10%だし。
でも平日なのではむ!はラスト3Rぐらい参戦できればいいかな。

8/25(月)のばんえい帯広・軸馬予想 予想は個人的見解です。
1R
◎7ハヤツネ  7→→1→4,6,8
2R
◎7アアモンドボブ 7=8→6,4,(1,3)
3R
◎5アグリダイヤ  5→2注→9,10,1
4R
◎6エピ  6=5→2,7,(1,8)
5R
◎6ヒカルセンショウ  6=5,2,4注→(9)
6R とかち平原賞
◎5カネゾウ  5→6,9,7→(3,8)
7R
◎3カミノシズク  3=4→2,5→(6)
8R
◎6フナノメジャー  6→1→4,7,5
9R
◎6オホーツクノタカラ  6=1,2→3,(5)
10R JRAジョッキーDAY特別
◎8オイドン  8=2,7,3→1
11R
◎2ホクショウサスケ  2=3,4→6,(8)

そして、ミスターXは誰か・・・

2014年8月23日土曜日

【はむ!のばんえい競馬重賞予想2014】第39回ばんえい大賞典(8/24)

はむ!のばんえい多々雑感
  今回は初めからばんえいの話題で。次の8月25日(月)、ばんえい競馬にJRA騎手がやってきて模擬レースなどを行うJRAジョッキーDayが今年も行われます。今年で8回目になるこのイベントは平日にもかかわらずいつも盛り上ります。今年の出場騎手は、このイベントの呼びかけ人の一人でもあり過去8回すべてに出場している勝浦騎手や、GIを何勝もしているベテランの藤田騎手ら10名が登場し、それだけでも楽しみなのですが、その中で「ミスターX」と称する当日まで未発表の騎手がおり、それが誰かを当てるクイズが楽天競馬などで行われています。
  「ミスターX」は誰でしょう。これを予想するのも楽しみ。当日は「X」とのトークショーなども行われる状況からしてかなり上位の騎手かなとも思うのですが、どうでしょう。初めはもしかして今年は北海道にいる福永祐一騎手かなとも思いましたが、それぐらいのレベルのジョッキーなら客寄せ的にも先に公表しておいた方が得策だと思うし・・。一方、数年前の「X」は小林徹弥騎手でしたが、すでに今回出場することになっているし・・・。
  この日の前日、JRA札幌競馬場で札幌記念(今回は凱旋門賞を狙うゴールドシップやハープスターらが登場)があるので、その流れで横山典騎手か川田騎手あたりが来れば相当盛り上がりそうなんだけど。いろいろ期待させる「ミスターX」です。でも天下のJRAのジョッキーなら誰が来てくれても盛り上がることは間違いなし。レースの関係で平日しかできないのが残念ですが、競馬全体としての盛り上げに寄与していってほしいものです。
  今後は、個人的には地方競馬のトップジョッキーなんかも(金沢の吉原Jとか、兵庫の田中J、木村Jとか、高知の赤岡Jとか、佐賀の山口Jとか・・)参加するレースがあってもおもしろいなと思うのですが・・・

  さて、今週の重賞予想です。その前に前回の重賞・ばんえいグランプリの結果から・・元々水分を含んで走りやすい軽馬場だった上に夕方から雨が降ってさらに時計が出る状況になり、こうなると高重量といえどもスピードが要求されるレース。アオノレクサス・トレジャーハンター・インフィニティーら先行馬がハナを争い第2障害へ、その中、差が無く先団に取り付いたフジダイビクトリーは障害も楽々クリア、そのまま最後まで粘り込み優勝。当欄で推したキタノタイショウもかなり積極的に前につき、障害もどうにか克服して最後の脚で2着に食い込み。3着にはやはり課題の障害をクリアして最後の追い込みにかけたニュータカラコマでした。もう一頭の人気馬オイドンは障害で引っかかり、最後の追い込みも5着までがやっとでした。
  タイムは2分を切りこのレースとしては異例の速さ。しかし、勝ったフジダイビクトリー以外の先行馬は必ずしも残っていないことから、重賞ともなると展開もさることながら馬場適性が重要で、フジダイビクトリーは馬場水分3%以上の重賞では4-1-0-1と好成績を挙げているところからみて、こういうレースは得意としていたと言えます。
  はむ!の馬券の方ですが、キタノタイショウが2着まで突っ込んでくれたので当たることは当たったのですが、3着のニュータカラコマは外しているので、馬複のみ。重み付けしているのでマイナスは逃れましたが、プラスはごくわずかでした。
当たってもあまり嬉しさがないのはな~。次頑張りましょう

   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2014データ・馬券成績表)

  それでは、今週の重賞、ばんえい大賞典を見てまいりましょう。

はむ!のばんえい重賞予想
2014年8月10日-10R 第39回 ばんえい大賞典(BG3)(20:10発走)

今回も出馬表形式でやってみます。

【出馬表及びはむ!の予想印】
第39回 ばんえい大賞典(BG3)
(2014年8月24日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 3歳オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
(展開目安)
キサラキク 牝3 670 浅田達 金田勇 芦毛 差
カイシンゲキ 牡3 680 菊池一 槻舘重 鹿毛 差
  ゴールデンフジ 牡3 680 安部憲 岩本利 鹿毛 逃
  ブラックニセイ 牡3 690 藤野俊 皆川公 青毛 先
△2 アサヒメイゲツ 牝3 660 西将太 松井浩 栗毛 追
シンザンボーイ 牡3 680 大河和 坂本東 栗毛 差
  ホクショウメジャー 牡3 690 松田道 槻舘重 栗毛 差
△1 カンシャノココロ 牡3 680 阿部武 坂本東 鹿毛 先
ハクタイホウ 牡3 690 赤塚健 久田守 栗毛 逃
  10 アアモンドセブン 牝3 660 鈴木恵 小林長 青毛 先
【はむ!の買い目】
 応援(単勝+複勝)1,6 計4通り
 三連単 2=9→全通り、2→1,8,6,5→9 9→1,8,6,5→2  合計24通り
 (三連単の2=9→1,8,6,5を重めに) (=は裏表、→は一方のみ)
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
  ばんえい競馬のいわゆる3歳クラシック第1弾。イレネー記念など2歳時から上位で戦ってきた実力馬と、最近成長をとげてきた上がり馬がひと夏を越えて、しのぎを削る。過去を見ても同じような構図だが、傾向的には実績馬よりも夏場を上手に乗り切った好調馬、あるいはハンデの軽い下位クラスや牝馬が好走している例が多いようだ。
  ただ今年の場合は、若干様子が異なる。実績馬が今イチ調子が上がっていない。イレネー記念馬のホクショウマサルは休養中、他の重賞勝ち馬(ホクショウメジャー、ブラックニセイ、キサラキク)も今シーズンは成績が芳しくない。
  そんな中、いつも上位争いしながら不思議と重賞タイトルのないハクタイホウが注目される。今年度に入っても、古馬の実力馬と互角以上の戦いをしており、力も調子も今回のメンバーの中では飛び抜けている。ここクラシック戦線を目標に大事に使われてきており、負けられない戦いであろう。若手の赤塚騎手には思い切ったレースで人馬とも悲願の初重賞を狙ってもらいたい。
  ただ馬券予想となると、どうしても人気馬の欠点を探してしまうものであり、ハクタイホウはそういうもろい部分が見えてしまう馬でもある。先行力があり障害も上手だがどうしてもゴール前で詰めが甘くなり、そこが勝ちきれない原因となっている。ハンデが重くなるのもこの馬には不利だ。馬場状態には左右されないタイプだが、軽・重それぞれの巧者の馬に上手く走られると後塵を拝することも多い。(それでもほとんど3着以内には来ているのだが・・・)
  一方、上がり馬勢はなかなかイキのいい馬が多い。特にカイシンゲキは今シーズン大きく躍進した馬だ。前走、初重賞はまなす賞では、4歳のトップ馬相手に勝利寸前のところまでいった。障害を降りてからの走りがしっかりしている。古馬でいえばニュータカラコマのようなタイプだ。
  というわけで、当欄でははまなす賞での好走と近走の勢いから見て、カイシンゲキを本命に、対抗をハクタイホウとした。この2頭がやや抜けていると見る。
  3着付けはなかなか難しいところ。カンシャノココロは前走のように積極的なレースを見せればあっと言わせる場面がある。2歳時に好走したゴールデンフジは先行力があり展開を作れる。牝馬勢も粒ぞろいだ。黒ユリ賞馬キサラキクは前につけられればしぶとい脚があるし高重量もOKだ。最内枠がどうか。アサヒメイゲツは大型馬ながら降りてからの脚ならメンバーno.1の鋭い切れ味を持つ。アアモンドセブンは軽量戦で連勝するなどスピードを持っており軽馬場なら一考の余地がある。ただ後の2頭は斤量が課題だ。
  あとはここにきて急上昇のシンザンボーイもスピードと粘りを兼ね備える馬で、接戦に持ち込めば一発あるかもしれない。ホクショウメジャーは重馬場で他がもたついて来れば、2歳時のナナカマド賞のように差しきりもあり得る。ブラックニセイは調子が上がっていないが、2歳時の実績があり軽馬場で一変があるかも。
  すべての馬を挙げたようにいろいろ目移りするが、あえて印をつけるならば、前述の2頭の他に、重賞好走の経験のあるキサラキク、カンシャノココロを一応入れて、一発あるならということで、アサヒメイゲツの追い込み脚と、シンザンボーイの未知の魅力を取り上げてみたい。(連勝してこの馬を重賞出走権を得るまでに導いてきた竹ヶ原騎手が鞍上だったらさらに応援したんだけど)
  馬券の買い目はしたがって、上表のように、安いけどカイシンゲキとハクタイホウの2頭軸でいずれかは1着に来る準マルチの三連単を基本で。少し重みをつけて買ってみたい。あとはキサラキクとシンザンボーイの応援馬券というところか。ワイドを売ってたら2着3着の狙いなどがおもしろいのだが・・。あるいは上位2頭の馬複1点なんてのもやってみたいけどそこまでの勇気はさすがにない。

  今回の結果は終了後2,3日以内に2014成績表に書くとともに、次回記事で寸評します。

  次回ばんえい重賞は3週間後の9/14銀河賞(BG2)です。次回重賞予想はその前日までに更新する予定です。
その間、どこかで「レース予想」などもやりたいとは思っていますので、その節にはよろしくお願いします。

2014年8月15日金曜日

【はむ!と一緒にばんえい予想2014】8/16(土)一区切り

まずは前開催最終日の予想成績です。

前日(8/11)の成績
レース/(勝馬)/はむ!の◎/着順(単勝配当)
1R(8) 7 2着
2R(4) 5 6着
3R(2) 9 3着
4R(6) 5 5着
5R(7) 3 2着
6R(3) 2 4着
7R(8) 3 4着
8R(8) 8 1着(280円)
9R(6) 1 4着
10R(6) 1 3着
11R(5) 6 2着
成績 1-3-2-5(合計280円)※投入1,100円(各100円X11R)

これはひどい。素人の予想としか思えない。(素人だけど・・)
ここでやめると負け逃げになるのでいやなんだけどな・・・

さて・・・
ばんえい全レース予想、続けたいのですが、やることが多々あって暇がありませ~ん。
しかしなんだかんだ言って4週間にわたり続けてきたので、未練はあります。
一応区切りとさせていただきますが、
また、気が向いた時にでもやります。(やる日には前日までに予告します。)

16日の全国発売分の2R分だけ予想します。
8/16(土)のばんえい帯広・軸馬予想 予想は個人的見解です。
9R とかち牧場賞
◎5トモエエーカン
7(アアモンドヤマト)、5などいつも対戦しているメンバーに、切れ味鋭い実力馬9(ジャングルソング)などが加わって混戦模様。勢いは7があるが、5の巻き返しに期待。
5=7,9→2,6,(8)
10R HBC杯山鳩賞
◎3コウシュハクィーン
4歳馬戦。コウシュハウンカイがいないくらいで、あとはいつものメンバー。但し別定戦で重めの重量とハンデ差が微妙に展開を左右する。実力は1(オレノココロ)が上だがトップハンデがどうか。強い牝馬勢の中で近走調子のいい2(セイコークイン)が注目を集めそうだが、高重量なら3(コウシュハクィーン)の方に魅力。7(ナナノチカラ)の追い込みにも注意。
3→7,1=2,(6)

この後ですが、少なくとも17日はできません。18日もきっとできないと思います。
なお、重賞予想は従来どおりやりますし、コラムみたいなのは続けたいと思います。
重賞予想の書き込みは次回重賞(8月24日)の前日までに。

2014年8月11日月曜日

【はむ!と一緒にばんえい予想2014】8/11(月)全レース軸馬予想

当地は台風はなんとか通り過ぎました。各地の様子はいかがだったでしょう。
さて、月曜日の予想もしておきます。

前日(8/10)の成績
レース/(勝馬)/はむ!の◎/着順(単勝配当)
1R(5) 1 2着
2R(7) 7 1着(120円)
3R(6) 6 1着(1,420円)
4R(2) 4 2着
5R(1) 7 2着
6R(2) 3 5着
7R(8) 9 6着
8R(8) 7 除外
9R(7) 3 4着
10R(6) 7 2着
11R(8) 8 1着(180円)
成績 3-4-0-3(合計1,720円)※投入1,000円(各100円X10R)除外除

3Rのイワキテンショウリはうまくいった。久々のスマッシュヒット。前走の時計が速いのに人気薄になってたのが不思議なくらいだ。しかし、中間のレースではハズレが多かった。途中から雨で荒れたからなあ。でも欲を言えばもう1勝くらいしたかったがしかないね。

8/11(月)のばんえい帯広・軸馬予想 予想は個人的見解です。
1R
◎7オウショウトップ
いわゆる未受賞戦。デビュー戦の7は能検のタイムがそこそこ良い。このメンバーなら中心視できるか。
7→2,4→3,(6)
2R
◎5ミッチャン
上位拮抗だが、前走軽馬場とは言え、かなりのタイムを出している5を一応注目したい。
5=2,1→6,3
3R
◎9ミノルリュウセイ
障害の出来ひとつで変わってくる。2分台前半をコンスタントに出している9が一応の中心か
9=1,3→4,2
4R
◎5フレイムファイヤー
1勝馬対決だが、展開一つでいかようにも変わってきそう。上位馬相手にそこそこの成績を収めている5から
5=6,9→10,3
5R
◎3ヒカルセンショウ
3は相手のペースに惑わされず走れれば。
3=2,5→6,(8)
6R
◎2ヒカルリュウセー
2は前走は案外だったが、クラス慣れしてくれば力は発揮しそう。そのような馬は何頭かいる。
2=3→6,1,7
7R
◎3サクラノコウテイ
前走勝利して昇級が決まった2頭(3,8)の一騎打ちムード。枠順で3の方を取ったが差はない。
3=8→4,2,(5)
8R
◎8グラディエーター
近3走で2着3回の8が、前走勝利で昇級が決まった古馬2頭(6,7)に競りかける。
8=6,7→3,4,(9)
9R
◎1ウンカイショウ
好調な馬が揃っている。1は切れ味を見れられれば内から抜け出すチャンス。
1=6,4,9→2,(5)
10R アルタイル特別
◎1トモエエーカン
1と6とは今シーズン何度対戦したことか。前走今シーズン初めて3着に甘んじた1が雪辱を期する。特別戦なら。展開的には2の逃げ粘りにも留意する必要がある。
1=2,6→8
11R
◎6プレジデント
最終レースにふさわしく?波乱要素を含んでいるが、昇級慣れ期待の6が一応の中心か。
6=5,2→9,4

こういう予想って真剣にやると結構時間かかる。プロの人は改めて大変だな。
さすがに来週はできないかな。とりあえずのぞいてみてください。

2014年8月10日日曜日

【はむ!と一緒にばんえい予想2014】8/10(日)全レース軸馬予想

本日の地方競馬は高知と金沢が中止になってしまいました。
こういう時は本日G1レースもあるばんえいでも見て台風をやり過ごしましょう。
台風で外に出てないのでじっくり予想?

まずは前日の成績から。

前日(8/9)の成績
レース/(勝馬)/はむ!の◎/着順(単勝配当)
1R(3) 6 2着
2R(1) 2 3着
3R(8) 8 1着(380円)
4R(5) 7 10着
5R(6) 6 1着(180円)
6R(2) 8 2着
7R(8) 2 2着
8R(7) 7 1着(180円)
9R(6) 6 1着(250円)
10R(4) 2 3着
11R(7) 6 3着
成績 4-3-3-1(合計990円)※投入1,100円(各100円X11R)

着外を1本に押さえられたのは収穫だし、パッと見た感じでは悪くない成績なんだけど、なんか気分的にイマイチなんだよなぁ。連を含めてスマッシュヒットがないのが原因か。ドヤ顔になれるような当たりが1,2本ほしい。
今日はG1デー。頑張ろう。

8/10(日)のばんえい帯広・軸馬予想 予想は個人的見解です。
1R
◎1シクノヘドラゴン
障害をクリアすればそれなりに力の出せる馬はいる。1は前々走のタイムが良い。
1=5,7,4→3
2R
◎7ダントツ
7は唯一の未勝利馬だが、他の馬とは力の差は歴然。余程のことがない限り勝つ可能性が極めて高い。逆に相手探しは難解。
7→→4,6,3→9,(8)
3R
◎6イワキテンショウリ
6は前走は軽馬場とは言え相当速いタイムが出た。今回はクラスも上がり条件は厳しいが、勢いでもう一丁。
6=3,2,5→4,(7)
4R
◎4ホクトテンボシ
このクラスの3歳牝馬勢は今後の上位進出をかけしのぎを削っている。4は負けても差はない。
4=6,2→8,(3)
5R
◎7センゴクイチ
3連勝中の7のスピードが上。大外で障害で引っかかる可能性はわずかにあるが、問題ないだろう。
7→3,6,1
6R
◎3アサヒメイゲツ
かなりレベルの高いレース。中間でも激しい先行争いが見られるだろう。3は障害をクリアすれば切れ味は上。
3=2,7→5,1
7R
◎9センショウパワー
4歳牝馬勢が激しい戦い。接戦になれば9の方が最後まで走れそうか。
9=8,7→4,2
8R
◎7サクラリュウ
大接戦。前走の成績も展開次第で大きく変わってきそうだ。上位争いをしている若馬から入りたい。
7=5,3,6→9,4
9R 第39回白菊賞2歳牝馬
◎3ワタシハサクランボ
2歳戦最初の特別レース。上位馬は絞れてきたが、まだ全体としての勝負付けは済んでいない感じだ。少し斤量が増えれば3にもチャンスは十二分にある。
3=5,9→7,4,(6)
10R 第26回ばんえいグランプリ(BG1)
◎7キタノタイショウ
(解説は重賞予想参照)
7=6,8→4,5,(3)
11R
◎8セイコークイン
上位馬同士の対戦ならどこからでも狙えるが、やはり8が信頼性高い。連軸として。
8=6,2,5→9,(1)

各地で台風の被害が出ないことを祈っています。

【はむ!のばんえい競馬重賞予想2014】第26回ばんえいグランプリ(8/10)

はむ!のばんえい多々雑感
  前回の当欄ではJRAのターフィーについて述べたところですが、一方、同じサンリオキャラクター大賞にはコラボ部門というのがあって、サンリオと企業のキャラクターセッションの人気投票もあわせて行われました。競馬関係としては、日刊スポーツの「極ウマくん」がキティとのコラボレーションで参戦しましたが6位に入りました。この結果は(リボンちゃんやさくさくぱんだなどが有名キャラクターがいる)相手関係からして善戦といえます。優勝したら抽選で競馬場招待という公約を掲げたのもよかったのでしょう。結果は6位でしたが招待は行われるようで、はむ!もこれに応募してみたいと思いますw

  さて、キャラクターといえば、ばんえいを初めとする地方競馬にもほとんどの競馬場にマスコットキャラクターがいて、それぞれの競馬を盛り上げています。各競馬場のキャラクターは以下のとおり
  ばんえい(帯広)・・リッキー
  ホッカイドウ(門別)・・ホクトくん、ナナセちゃん
  岩手(盛岡、水沢)・・ハヤテ君
  浦和・・・特になし
  船橋・・・キャロッタ、キャロッペ(にんじん)
  大井・・・ウマタセ、ウマタセーヌ
  川崎・・・カツマルくん
  金沢・・・ハッピー君
  名古屋・・・シャチウマくん・なごやドリームゲッターズ
  笠松・・・特になし
  兵庫(園田、姫路)・・そのたん
  高知・・・ババ丸
  佐賀・・・パッカル君

写真はばんえいのマスコット・リッキー

(注)ばんえいのリッキーには新旧あり。岩手のハヤテ君は手塚治虫作、浦和のキャラクターは特にないが埼玉のキャラクターが登場することあり。船橋には「ふなっしー」が登場することあり。名古屋はドリームゲッターズ(あたるくん、かけるくん、ゆめちゃん)からシャチウマくんに移行?(筆者的には前者の方が好きだが・・) 園田には「ちっちゃいおっさん」が登場することあり(こちらの方が目立つ)。シンボルマークは横尾忠則作

  全体を見ると「ゆるい」のもいれば、そうでないのもありますが、なかなかいとおしいキャラクターが多いのではまれば好きになりそうです。先日これらのキャラクターがJRA中京競馬場に集結してセッションのイベントがあった模様。こういうキャラクターたちの頑張りも応援していきたものです。

  さて、リッキーが応援するばんえいは、いよいよ夏の総決算「ばんえいグランプリ(BG1・8月10日)」の時期がやってまいりました。こちらの予想は後ほど行うとして、
  前回の重賞・はまなす賞の結果から。この日は一日中強めの雨が降り軽馬場でスピードが出る展開。3歳の上がり馬カイシンゲキが第2障害を越え先行するところを、本欄でも本命に推したコウシュハウンカイがじっくり構えて最後は差しきり勝ち。強い勝ち方でした。3着はコウシュハクィーンがトップハンデのオレノココロを押さえて入りました。当欄で○としたキサラキクは調子は悪くなかったのですが、中間で置かれてしまい6着に終わりました。馬券の方は、ま、一応引っかかりましたが、かなり安い配当で儲けはほとんどありませんでした。

   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2014データ・馬券成績表)

  それでは、今週の重賞ばんえいグランプリを見てまいりましょう。

はむ!のばんえい重賞予想
2014年8月10日-10R 第26回 ばんえいグランプリ(BG1)(20:10発走)

今回の予想印は出馬表形式にしてみました。

【出馬表及びはむ!の予想印】
柳月杯・第26回ばんえいグランプリ(BG1)
(2014年8月10日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 3歳以上選抜別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考(脚質目安)
(ファン投票順位)
  クロフネオーザン 牡10 790 赤塚健 小林勝 差 鹿毛 (第4位)
  ホッカイヒカル 牡10 810 阿部武 坂本東 差 鹿毛 (第11位)
アオノレクサス 牡8 810 村上章 平田義 逃 芦毛 (第6位)
△1 トレジャーハンター 牡7 800 尾瀬馨 金田勇 先 鹿毛 (第5位)
△2 インフィニティー 牡8 810 浅田達 金田勇 先 鹿毛 (第1位)
フジダイビクトリー 牡6 810 西謙一 皆川公 先 栗毛 (第10位)
キタノタイショウ 牡8 810 大河和 服部義 差 栗毛 (第3位)
オイドン 牡6 810 鈴木恵 鈴木邦 差 栗毛 (第2位)
  ホクショウユウキ 牡5 810 松田道 岡田定 先 鹿毛 (第14位)
  10 ニュータカラコマ 牡6 810 藤野俊 村上慎 追 鹿毛 (第7位)
【はむ!の買い目】
 応援(単勝+複勝)4,3 馬複7,6,8,4(BOX) 計6通り
 三連単 7,6,8→7,6,8,4→7,6,8,4,5,3 36通り
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
  ばんえいグランプリはファン投票によるという年に一度の夏のお祭りレース。上半期唯一のG1でお盆の前の夏休みということで、特に盛り上がりを見せる。ファンの期待に応えるエキサイティングなレースを期待したい。
  馬的には、もともと馬は暑さが苦手な動物だが、特に丸々と太ったばん馬にとっては暑い夏は特につらいだろうことは想像できる。実際夏負けする馬も多く、厩舎での体調の維持管理も相当大変なことだろう。帯広の夏は北海道の中でも気温が上がる場所だからなおさらだ。
  過去の傾向として、G1で力勝負でありながら、意外に伏兵が活躍する場面が多い。あのカネサブラックがこのレースの優勝がないのも不思議だ。それほどこの時期の体調維持が難しいということだ。
  予想にあたってはパドックの様子や馬体重、そして当日の天気をじっくり見極めたい。

  さて今年はファン投票の上位がすべて出そろい、華やかなメンバーとなった。そして10頭中8頭は8歳以下とこれまでのレースに比べてもかなりフレッシュな顔ぶれとなっている。
  おそらく注目されるのはオイドンニュータカラコマら6歳勢だろう。実力的には当然中心と考えて問題ない。
  しかしながら、ここはやはり競馬だから、さまざまな条件を多角的に考えながら、馬券検討していきたいところ。
  当欄としては、まず上記の2頭についての死角を考えた。まずオイドンについては、これだけの実績を持っていながら800kgを越える斤量を引っ張るのは今回が初めてである。そのあたりは心配な面があるが、近い斤量の経験はあるのでさほど問題ないだろう。中団につけて障害をしっかりクリアしたい。一方、ニュータカラコマの方はそのスピードは非凡なものもあるし、ばんえい記念にも出て4着に入るなど古馬に揉まれてきた経験もあり実力は上位であるが、とにかくポイントは障害だ。今回は大外10番枠で、他の先行馬がしっかりペースを作ってきそうなので、かなり苦戦することも考えられる。思い切ってこの馬を捨てて検討してみるのも一つの賭けではないか。(逆にこの馬を全面的に信頼する方法もある。)

  そんな中、もう一頭、強いけどアテにならない馬がいる。それがキタノタイショウだ。当欄でもことごとく裏切られてきている。今回も自信を持って推すことは難しい。しかしながら、大レースに強い実績馬であることは変わりない。近走ようやく復活の兆しも見えてきた。前述の6歳2頭の方に人気が偏るようだと狙っていきたい、展開的には先行馬について行って2,3番手で障害を抜けていきたいところ。
  相手にはもう一頭の6歳馬で今シーズン好調をキープしているフジダイビクトリーに注目した。障害力には抜群のセンスを持っており、障害を降りてからも長い脚が使えるタイプだ。切れ味があるタイプではないので他の馬に差される心配はあるが、先行前残りの展開になれば少なくとも着を拾うチャンスはあるだろう。連軸として押さえたい。
  そして、オイドンは勝つか負けるかの単穴評価(3番手評価)として、ニュータカラコマの方は思い切って見送る。
  次に、当欄でも推したことのある7歳馬トレジャーハンターにもう一度注目してみたい。今シーズンはまだ勝ち星がなく若干格下感はあるが、それでも時々大駆けすることがある。障害も問題なくこなせ相手なりに自在に合わせていける脚質を持っている。他の馬より10kg軽いのも魅力だ。入着候補に。
  あとは、芦毛のアオノレクサスはグランプリに花を添える一頭であるが、それだけではない。今シーズンは好調で、抜群の先行力で有力馬をねじ伏せるようなレースもあった。今回重量はあるが、経験もあるしおそらく見せ場までは作れるだろう。あとは最後の詰めの段階までスタミナを維持できるかがポイント、初重賞を狙う村上騎手のゴール前の手綱さばきにも注目したい。
  ばんえい記念馬で今回ファン投票1位のインフィニティーも、今シーズンは一息ついていたが、そろそろエンジン始動の兆しが見られる。時計が速くなると厳しいが、重量戦になると侮れない。

  このほか登場する馬では、5歳馬ホクショウユウキは非凡な力を持っており先行力もあるが相手関係からしてさすがに厳しいか。10歳馬2頭もそれぞれ条件的には悪くないが、ホッカイヒカルの方は、近走は他馬について行くのがやっとになっているし、クロフネオーザンはハンデが魅力も余程他馬がもたつき時計のかかるレースにならないと浮上は厳しく、ここまでは手は広げづらい。

  馬券の買い目は上表のとおり。一応キタノタイショウ中心で、フジダイ、オイドンの3頭を中心に、少しメリハリをつけて買ってみたい。トレジャーとアオノレクサスも絡めたいが、広くなりすぎるので三連単3着付けと単複を中心に。

  今回の結果は終了後2,3日以内に2014成績表に書くとともに、次回記事で寸評します。

  次回ばんえい重賞は8/24でばんえい大賞典(BG3)です。次回重賞予想はその前日までに更新する予定です。
  また、本日の全レース予想「はむ!と一緒にばんえい予想2014」もやります。当日昼頃アップの予定です。こちらもお楽しみに!