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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2017年12月31日日曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2017】遅れお詫びとお知らせ(12/29YC)

  筆者都合により、暮れのヤングチャンピオンシップの回顧が遅れております。
  そして年明けすぐに帯広記念、天馬賞が続いておりますので、先にこれらの重賞予想をアップ(いずれも前日予定)し、これらのレースの回顧も併せて数日後に行うこととします。
  要するに年末年始のバタバタです。御容赦を。

  なお、YCでは珍しく収支プラスになっております。
  今回収支 +6,530 (配当)11,430 (投入)4,900
  今年度累計 -59,770 (今年度残高40,230)・・12/29終了時

2017年12月28日木曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2017】重賞予想・第19回ヤングチャンピオンシップ(12/29)

  ばんえいの今年を締めくくる重賞は2歳重賞・ヤングチャンピオンシップ。5つの産地別予選をそれぞれ勝ち抜いてき馬たちの2歳チャンピオン決定戦です。どの馬が勝つかという興味もありますが、どの地区の馬が勝つかというのも興味深いところです。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第19回ヤングチャンピオンシップ(BG2)
(2017年12月29日(日)19:05発走 帯広10R ダ200m 2歳産駒特別選抜別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
  アアモンドグンシン セン2 580 阿部武 小林長 栗毛 差
南北海道1着
コウシュハレガシー 牡2 590 松田道 平田義 栗毛 追
十勝2着
  フレイムゴールド 牡2 590 西謙一 金田勇 栗毛 差
釧路2着
  センショウブルー 牝2 570 藤本匠 岩本利 黒鹿毛 差
南北海道3着
バンリュウブラック 牡2 590 赤塚健 久田守 青毛 逃
北央2着
  インターセプト 牡2 590 松本秀 久田守 鹿毛 先
北見3着
ジェイコマンダー 牡2 600 西将太 槻舘重 青毛 先
十勝1着
オレワチャンピオン 牡2 600 鈴木恵 中島敏 栗毛 逃
北央1着
キンツルモリウチ 牡2 600 村上章 西康幸 芦毛 先
釧路1着
  10 コウシュハギョイ 牡2 590 工藤篤 松井浩 鹿毛 差
北見1着
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
  ばんえいの名物重賞、ヤングチャンピオンシップ(YC)。馬産地を5つのブロックに分け、それぞれの産地別の予選(産駒特別)の上位2頭が出走権を得るというユニークだが厳しい条件。いくら賞金上位でも予選に勝ってこないと出走できない。強い馬が集まったブロックではそれだけこのレースに出られない馬が出てくるわけだ。現在はやはり帯広のある十勝地区が最もレベルが高く、過去10年で6勝、全体でも10勝しており、優勝の半数以上は十勝産駒だ。一方では他の地区も生産頭数の割には健闘している。南北海道産駒の優勝はまだない。人気面では過去10年1番人気は(3,3,2,2)、着外の2回はいずれも4着とまずまず。ただ全て3番人気以内の馬が優勝しており堅く収まることが多い。タイムは1分10秒~20秒台が多くスピードレースの様相。馬体重は1000kg以上の馬が過去10年で7勝しており、成長力もある程度ポイントのようだ。また「ホクショウ」の冠の馬が5勝、騎手では鈴木恵介騎手が3連覇中など特色のあるデータがいくつか出てくる。
  今年は2歳重賞第1弾のナナカマド賞で勝ったミスタカシマが予選で敗れて出走できないなど、全地区で2番人気の馬が敗れるという波乱の中、それぞれ勝ち上がってきた各2頭がしのぎを削る。十勝1位のジェイコマンダー、北央1位のオレワチャンピオンらが賞金上位だが、新顔の馬たちもここで素質開花ということも考えられる。

各馬寸評:
 1 アアモンドグンシン:新種牡馬アアモンドヤワラ産駒。南北海道産駒特別で1番人気のプランセスにしぶとく勝ってきたレースは親譲りの一面を見せた。その後も前走A-1組のレースで好走しわずか2秒弱の差の3着と遜色ない。阿部Jを擁してさらに化けるか。但し障害には課題が残る。斤量有利。
 2 コウシュハレガシー:ダービー馬メジロゴーリキの全弟。ナナカマド賞は6着だったが当時のこの馬としては善戦、そして強豪が並ぶ十勝産駒特別では大外から強烈な追い込みで2着に食い込み出走権を取ってきた。遅生まれでやや小柄な馬だが日に日に力を付けている。時計がかかる馬場が望みか。
 3 フレイムゴールド:釧路産駒特別では9番人気ながら勝ち馬にしっかり付いて行って最後の直線はバテる各馬をかわして2着に食い込んだ。能検時は全体6位の好成績を挙げており、元々素質馬として注目されていた。障害には課題が残るが、自分のペースで動ければ爆発力あり見せ場あるかも。
 4 センショウブルー:南北海道産駒特別2着のプランセスの回避に伴い、3着のこの馬に出走権が回ってきた。あきらめずに前について行ったのが功を奏した形だ。デビュー時は全く非力だったが、徐々に力をつけてきた。牝馬ならではの切れ味がある。ただ前走出血のため除外となった影響は若干心配。
 5 バンリュウブラック:ナナカマド賞では追走一杯で8着だったが、北央産駒特別ではオレワチャンピオンにピッタリ迫り差のない2着に食い込んだ。久田厩舎の僚馬プランセスが出走権を持ちながら回避、この馬一本に絞ってきたことで力の入れようも違う。粘りがあり接戦には滅法強い。先行が必須。
 6 インターセプト:予選の北見産駒特別では逃げを打ったが、最後の直線で緩んで、後ろから来る馬にも差されて3着。しかしそのレースで2着に入った牝馬のウィナーグラスが回避したため、出走権が回ってきた。強運を生かしたいところだが、まだ1勝馬でレベル差は否めない。障害は上手い。
 7 ジェイコマンダー:ナナカマド賞は接戦の末3着。そして最もレベルが高いとされる十勝産駒特別を快勝。この時点でYCはこの馬で決まりと思わせたが、その後の3戦がいずれも障害が上がらず大敗。特に前走は序盤から出足が悪く、ハンデがあったとはいえ心配な状況。本番での立て直しなるか。
 8 オレワチャンピオン:ナナカマド賞ではミスタカシマの強襲にあって勝利は逃したが2着に粘り、その後の北央産駒特別では終始先手を取り快勝しここに駒を進めた。1000kgを大きく越えメンバー中最も立派な馬体を誇り力強さもある。ただ2着が6回が示すように最後の詰めの甘さは課題。
 9 キンツルモリウチ:釧路産駒特別では終始先手を取り快勝。先行してこそ持ち味を発揮できるタイプで前に行きたい。障害も上手で崩れが少ないのである程度信頼はできる。しかし切れる脚はないのでペースはあまり速くならない方が良い。一線級との直接対決が少なくまだ勝負付けは済んでいないか。
 10 コウシュハギョイ:カネタマル産駒。北見産駒特別では一瞬の切れ味で前に出て最後まで粘ってゴール。ただ勝ち時計は1分53秒と他の組よりかなり時間を要しており、レベル比較するとやはり見劣りすることは否めない。この馬自身もムラ駆けタイプで大敗も多い。軽馬場なら力を発揮できる。

まとめ:
  2歳馬のこのころというのは各馬成長途上でタケノコの背比べのように上位馬が入れ替わる。そしてこのYCは各産駒特別から2頭ずつ勝ち上がってきた馬の争いというのが微妙な力関係を演出。落選した有力馬たちもここを見守る。非常に興味深いレースだ。ただ出走権を持っていた有力馬の中ではプランセスの回避は残念。理由は不明だが、その後のことを見据えてということなのだろう。そうすると今回のメンバー中ではやはりオレワチャンピオンの力が1枚抜けている。デビュー以来15戦中12連対、3着と4着が1回ずつのみで圧倒的に強い上に成績が安定している。障害でもほとんどミスがない。接戦になって最後の詰めの甘さが出れば切れ味鋭い馬に差される心配はあるものの、それでも馬券圏外になることは考えづらい。現在このレース3連覇中の鈴木恵介騎手が必勝を期し、この馬の本命は外せないだろう。このオレワチャンピオンを今回のメンバーで負かす可能性があるのは、Aクラス上位で走っているジェイコマンダー、切れ味鋭いコウシュハレガシーくらいしかいないが、いずれも展開に左右される馬で慎重に検討を要する。そこで2番手候補の○印として当欄ではキンツルモリウチの先行力を買ってみたい。まだ力は未知数だが崩れが少なく粘り強い走りが期待もてそう。そして単穴にジェイコマンダー。力はオレワチャンピオンと全く引けを取らないが、なにしろここ3戦の走りがいただけない。障害も苦労しており、もしかして調子落ちあるいは自信を失っているのではという心配がある。勝つか負けるか一か八か。次に、上記寸評でも述べたように厩舎がここに賭けてきたバンリュウブラックに秘策がありそう。予選ではオレワチャンピオンに終始食らいついて2着に粘った実績もある。あとは十勝産駒特別で並みいる強豪をかわしてきたコウシュハレガシーの切れ味も不気味な存在。注意マークを。ただいずれは強くなれるだろうが、今はまだ成長途上の感があり、今回ついていけるか。他では障害さえ克服すれば粘りがありそうなアアモンドグンシンあたりが気になるが端枠は割引か。フレイムゴールドも嵌まれば相当走りそうだが、リスクも大きく狙いづらい。

はむ!の馬券狙いどころ:
  もう本当に今後どうしようかというぐらい負けが込んできている。何回も言うようだが、予想はまずまずだが馬券がダメ。今回は軸はオレワチャンピオンに絞れそうなだけに相手をどう選んでいくか、2連系か3連系かどう組み合わせるか、そのあたりをしっかりチョイスしていかねば。今となってはプラス収支より、いかに負けを少なくして資金的に生き延びていくことが必要。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単
   フォーメーション 8→9,7,2,5→9,7,2,5 合計12通り 各100円
      〃     8→9,7,2→9,7,2,5,1,3 合計15通り 各100円
      〃     9,7,2→8→9,7,2,5 合計9通り 各100円
      〃     9,7,2→9,7,2→8 合計6通り 各100円

  (はむ!のワイドで勝負!) ワイド 9=8,7,2,5 2=8,7,5 合計7点 100円
  合計4,900円で勝負! (残高33,700円-4,900円=28,800円)

  今回の結果と回顧は、立て込んでいますので、年明けの重賞、帯広記念(1月2日)、天馬賞(1月3日)レース終了後数日後までに報告したいと思います。

2017年12月27日水曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2017】回顧・第46回ばんえいダービー(12/24)

ばんえい重賞レース回顧
第46回ばんえいダービー(BG1)-2017年12月24日-10R 200m直 曇 1.3%
  1着△(8)メジロゴーリキ(長澤幸)2分7秒7
  2着 (3)マツカゼウンカイ
  3着 (2)ジェイワン
単勝 8 370円 馬単8-3 11,030円 三連単 8-3-2 64,480円
 ※その他の配当、結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい3歳クラシックの最終章、第46回ばんえいダービーは、2番人気のメジロゴーリキが逃げ切り勝ち。この馬は重賞初制覇。長澤幸太騎手は2012年にテンマデトドケで勝ったドリームエイジカップ以来約5年ぶりで3度目重賞制覇となった。
  この日の帯広は雪の予報が出るなど天気が微妙だったが、発走時刻までには降らず、乾燥したままで力が必要な馬場となった。
  レースは序盤から牽制しあいながらの展開、その中で先行すると予想されたメジロゴーリキやナカゼンガキタらが押し出されるように前へ。後はジェイワンやホクショウムゲンらが意識的に前について行くが、各馬刻みながらゆったりした流れとなった。第2障害に先着したのはメジロゴーリキ、そして先行各馬もこれに続く。ここまで57秒の遅いペース。障害では各馬が揃うところまで十分溜めてからメジロゴーリキとナカゼンガキタがほぼ同時に仕掛けた。そしてメジロゴーリキが障害をしっかり越えて先頭へ、ナカゼンガキタは一旦止まって膝を折りかけたがそれでもすぐに立て直し2番手で追う。その後はシンエイボブ、コウシュハサマーといった牝馬勢、それにカネサスペシャル、マツカゼウンカイといったところが続いて障害を越えた。先頭を行くメジロゴーリキはスピードはないもののしっかり前を見て進む。後続の馬たちは必死に追うが各馬苦しくなりなかなか追いつかない。特に牝馬勢は脚色が一杯になった。そうしているうちにさらに後方からホクショウムゲンが一気に前に追いつこうとする。ミノルシャープ、ジェイワンといったところも続き2番手以降は大混戦。そんな中メジロゴーリキは最後まで止まることなくゴールを駆け抜け、46代目のダービー馬となった。2着争いは混戦から一旦前に出たカネサスペシャルをホクショウムゲンがかわしたがこちらも脚が上がってゴール3~4m手前でストップ。そこを早めに降りていたマツカゼウンカイと追い込んできたジェイワンが襲いかかりほとんど同時にゴール。わずかの差でマツカゼウンカイが2着、ジェイワンが3着、ホクショウムゲンは4着だった。牝馬勢はいずれも最後厳しくなり1番人気となっていたナカゼンガキタが7着に入ったのが最高だった。

  メジロゴーリキ(1着):終わってみれば終始先手を取り他馬を寄せ付けないというレース運びで横綱相撲だった。体調も良さそうで大きい体を十分に生かした力強い走りを見せた。特に障害の捌きは完璧。これはかなり力を付けたと言っていいだろう。父はニシキダイジンだがそれ以上のスケールを感じる。ただ時計は2分以上かかっているので、今回のような乾燥した重い馬場なら力を発揮できるが、速いペースになったときはどのように対応できるかが課題だろう。この後は明け4歳戦線に向けて一息入れるか。それともチャンピオンカップなど古馬戦に挑戦するか。いずれにしても今後に注目。
  マツカゼウンカイ(2着):前のレースで大きく崩れていたので人気を落としていたが、大混戦を抜け出して2着に滑り込んだ。この馬としては早めに動いて自分のペースに持ち込めたのが好走の原因だろう。障害力も生かした。今後は自己条件を使いつつ明け4歳戦線に参戦か。
  ジェイワン(3着):久々にこの馬の好走を見た。惜しまれるのは障害での手間取り。直線の伸び脚がしっかりしていただけに、やや力を持て余した感じ。ただ一時期のスランプは完全に抜け出した様子だ。今後もチャンスは訪れるだろう。障害を修正できれば十分勝負になりそうだ。
  ホクショウムゲン(4着):障害を降りてからの鋭い切れ味で、一瞬は先頭まで追いつくかと思わせるぐらいの勢いであった。あまりに急な追い込みで最後は一杯になったが、厳しかった今年度の成績からすると復活の兆しが見えた一瞬だった。立て直せば当然怖い存在になる。
  カネサスペシャル(5着):大河原騎手が引退し島津騎手に変わってどのような走りになるか注目されたが、この馬の持ち味を生かそうとする姿勢がうかがえた。遅いペースでこの馬が走れるパターンに持ち込み一瞬の見せ場は作ったが、最後は上位馬に上手く走られた。
  他では、3番人気になっていたミノルシャープ(6着)はやはり大外枠がこたえたか。障害も手間取りこの馬らしい走りができず、見せ場もほとんどなかった。ただ大崩れしたわけではないので巻き返しは可能か。1番人気ナカゼンガキタ(7着)や当欄で本命にしたコウシュハサマー(8着)ら牝馬勢はやはり力のいる重い馬場となったのがこたえたか。障害は早めに抜け出せただけにまた展開次第では逆の結果もありえる。

はむ!の予想結果
  またもや厳しい結果。天気の読み違えもあったけど、根本的に勝てないような買い方をしていたと思われる。特に今回は惨敗だった。何も言うことがない。これ本当に残高なくなってきたよ。
  今回収支 -5,500 (配当)0 (投入)5,500
  今年度累計 -66,300 (今年度残高33,700)・・12/24終了時

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2017データ・馬券成績表)

  年末の重賞シリーズの季節がやってきました。次回の重賞は12月29日(金)2歳重賞第2弾のヤングチャンピオンシップ(BG2)です。28日中に予想を書きます。また、正月は1月2日帯広記念、3日天馬賞です。こちらの方も前日にそれぞれ予想をアップしたいと思いますのでよろしくお願いします。

2017年12月23日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2017】重賞予想・第46回ばんえいダービー(12/24)

  年末も近づき、競馬界は1年の総決算の時期。JRAでは注目の有馬記念。地方競馬では暮れに東京大賞典。そしてばんえいの方も重賞目白押しで最も盛り上がる時です。まずは24日いきなりの大勝負。3歳クラシック3冠最終戦。BG1のばんえいダービーです。いわゆる「日本一遅いダービー」です。3歳チャンピオンはどの馬となるか。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第46回ばんえいダービー(BG1)
(2017年12月24日(日)19:05発走 帯広10R ダ200m 3歳オープン定量)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
  ウンカイタイショウ 牡3 730 赤塚健 久田守 青毛 逃
父 ウンカイ
  ジェイワン 牡3 730 藤野俊 槻舘重 鹿毛 差
父 カネサブラック
  マツカゼウンカイ 牡3 730 藤本匠 松井浩 鹿毛 先
父 マツカゼキング
  カネサスペシャル 牡3 730 島津新 村上慎 青毛 追
父 アサヒセンショウ
ナカゼンガキタ 牝3 710 西将太 西康幸 鹿毛 先
父 タケタカラニシキ
ホクショウムゲン 牡3 730 鈴木恵 服部義 鹿毛 差
父 マックスセンプー
コウシュハサマー 牝3 710 西謙一 岡田定 栗毛 差
父 ウンカイ
メジロゴーリキ 牡3 730 長澤幸 岡田定 鹿毛 逃
父 ニシキダイジン
  シンエイボブ 牝3 710 菊池一 久田守 鹿毛 差
父 ナリタボブサップ
10 ミノルシャープ 牡3 730 阿部武 大友人 鹿毛 差
父 キングシャープ
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
  競馬ならJRAでも地方競馬でも、むろん海外の多くでも「ダービー」が最高峰と位置づけられ、これを勝つことが最も栄誉なこととされる(一部では競馬以外でも。)。ばんえいの場合は、イレネー記念や天馬賞などがあるので「最高峰」が若干分散されているものの、それでも格的には最も格調高いレースであることは間違いない。ばんえいの場合は「ダービー」が3歳三冠の最終戦に位置づけられているため、名実ともに3歳チャンピオン決定戦となっている。
  さて、このレースの傾向だが、さすがに定量戦で掛け値なしの戦いだけあって、1番人気は(5,3,1,1)と連対率8割、あとは2番人気が4勝しており、残り1勝が3番人気と、実力馬が実力どおりに走るレースと言って良い。6番人気以下では(0,0,1,43)と下位人気はまず出る幕がないと言って良い。牝馬の優勝は12年前のエンジュダイヤ以降遠ざかっている状況だが、それ以前は牝馬が4連覇した時期もあり、力のある馬が出れば可能性はある。オークス・ダービーを連覇した馬も過去に4頭(エンジュオウカン、サダエリコ、アンローズ、ハイトップレディ)いる。また、優勝タイムも6年続けて1分40秒台と安定している。
  以上のようなデータからも荒れる要素は少ないのだが、今年の場合は有力馬が多数おりどれが1番人気になるのかも予想が難しい状況でどうなるか。ばんえい菊花賞に勝ったコウシュハサマー、ばんえいオークスを勝ったナカゼンガキタら牝馬勢が12年ぶりのダービー馬を目指す一方、ばんえい大賞典馬のカネサスペシャルやはまなす賞で年上の馬にも勝ったミノルシャープら牡馬勢も黙ってはいないだろう。2歳時に活躍した馬の復活も考えられる。

各馬寸評:
 1 ウンカイタイショウ:重賞は過去3回出走。着順はいま一つだが、それなりに自分の走りはできている。本来先行力が持ち味だが、馬体は大きくなく、荷物が重くなり動きが固くなっているように見える。障害は以前は大崩れしたこともあったが近走はしっかり越えられている。軽馬場のスピードレースになると動きは一変しそう。
 2 ジェイワン:2歳時は安定した力を発揮し、障害力と先行力で常に上位争い。重賞もイレネー記念など2着が2回。しかし切れ味に欠け、勝ちきれない部分も多かった。3歳時は上位にも入れなくなりスランプに入ったように見えた。ただ相手は強かったこともあり決して大崩れしたわけではない。調子も上昇中で巻き返し可能。
 3 マツカゼウンカイ:激しい出走権争いで最後の切符を取った。重賞ではまだ成績は上がっていないが、ばんえい菊花賞では9着とは言え勝ち馬に9秒差とさほど差はなく、それ以降も日に日に力を付けてきている。自在な立ち回りのできる馬だが、近走は積極的なレース運びが功を奏している。最後もう一踏ん張りほしい。
 4 カネサスペシャル:何といってもばんえい大賞典の人気薄での差し切り勝ちが強烈な印象。前半控えて他馬が障害で苦しむところを差し切るというレース運びがこの馬の型。10月の同世代戦の秋桜賞でも本領を発揮しハナ差を制した。ただ主戦だった大河原騎手が引退しどのようなレースを見せるか。前走取消の影響も心配。
 5 ナカゼンガキタ:ばんえいオークス馬。ダービーとの連覇なるか。2歳時は重賞には出走したものの目立った活躍もなく今年度も夏はかなり体重を減らし苦戦していたが、今年秋になって急上昇。菊花賞で最下位人気で抜け出し2着、そしてオークスでは鮮やかに逃げ切り勝ち。先行力はただ者ではなく二の脚も使える。
 6 ホクショウムゲン:2歳時はイレネー記念など重賞2勝と非常に強かったこの馬も、今年度は大スランプで未だ1勝もできていない。かつて見せていたスピードと勢いも全く影を潜め、近走は出足も悪く障害も厳しい。元々荒削りだったが成長力にも欠けている印象。決してここで終わる馬ではないはず。何かきっかけをつかみたい。
 7 コウシュハサマー:牝馬ながら立派な体つきで力強い。大接戦のばんえい菊花賞では最内枠から他馬をマークしながらうまく抜け出して快勝、そして1番人気に推されたばんえいオークスでは一歩出遅れて4着。実績でも牡馬勢に全く引けを取らない。ややエンジンのかかりが遅い面があるのでしっかりついて行きたいところ。
 8 メジロゴーリキ:重賞は大賞典2着が最高。立派な馬格で力強い走りがこの馬の唯一無二の持ち味。先行力があるが、スピードで押すよりも力で持って行くタイプ。障害力は抜群。ばんえい菊花賞では1番人気に推されたものの切れ味のある牝馬勢などに敗れ6着。しかし差はなかった。ペースが落ち着けばこの馬の出番。
 9 シンエイボブ:ばんえいオークス2着馬。以前は小柄で非力なイメージの牝馬だったがここにきて馬体が急成長。力強さを感じるようになってきた。もともと立ち回りの器用なタイプで、3歳になってB3クラスあたりで勝ち癖をつけてきたこともあり、さらなるレースセンスに磨きがかかっている。苦手だった障害も最近は克服している。
 10 ミノルシャープ:重賞ははまなす賞を快勝しているが、同世代戦ではまだ勝ち切れていない。脚質は典型的な差しタイプで中団から障害を越えて前をとらえるレースが多い。菊花賞は負けて強しだったが、前走の平場戦はA1クラスの強い古馬勢が相手だったとはいえ終始後手を踏む苦しいレースとなりその影響が若干心配。

まとめ:
  定量戦で実力勝負となればある程度絞れそう、と当初は思ったが、1番人気候補として近走好成績を続けていたゴールドインパクトが出走権を持ちながら菊花賞に続きこのレースを回避、おそらく騎手の重複などが理由で厩舎サイドの思惑もあってのことと思われるが、実際のところを知りたい。その他の馬は実力伯仲。好調馬、実績馬が入り乱れもはやどれが勝ってもおかしくない状況で、いよいよ牝馬のダービー制覇も現実味を帯びてきた。
  そんな中、当欄では迷いに迷ったが、コウシュハサマーのばんえい菊花賞に続く2冠に賭けることにした。勝負強さは秀逸。出足が遅れがちなのが若干気になるが、700kg越えの荷物も経験しているし、走りきる力も十分にっている。左隣に先行馬がいるのでそれを見ながら楽に追走すれば粘り込みも。対抗にはミノルシャープ。今回、得意と言いがたい大外枠、前走は良いところなく大敗と割引き材料はいろいろ出てくるが、やはり力は一枚上だろう。定量戦なら力を発揮できそうか。オークスとの2冠を狙うナカゼンガキタの充実ぶりにも注目しておきたい。先行しながらもしぶとさがあり、上手く前に行ければそのまま逃げ切りも。安定感ではメジロゴーリキもやはり押さえておきたい1頭だ。しっかり逃げていきたいところだが一旦捕まってしまうとジリ脚になる懸念も。あとの馬はどこまで手を広げて押さえるかだが、超大穴としてホクショウムゲンの復活劇がないかということに注目したい。、近走は障害など非常に苦しんでいるが、ペースが落ち着いて障害をクリアできればなんとかならないか。トップJの鈴木恵介騎手が数ある馬の中からこの馬を取ったというのも何か秘策があるような気がする。その他では、嵌まった時のシンエイボブ、復活の兆しが見えるジェイワンあたりが気になるがどこまで絞れるか。いずれにしてもやはり最高峰のレース・ダービー。各馬勝利に向かってどのように駆け抜けていくのか見ものだ。
はむ!の馬券狙いどころ:
  「狙いどころ」という題名ながら、当たらないグチになっている。もう一度自己弁解すると予想はまずまず馬券は当たらずということだ。この年末年始の重賞シリーズでどこまで踏ん張れるか。それにしても今年のダービー、いつもの年ならある程度軸馬がはっきりしているはずだが、今回は本当に難しい。もうこれだけ当たってないのだがら、変に取りに行かず、4頭の決め打ちでいきたい。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  馬複 BOX 7,10,5,8 合計6通り 各400円
  三連複 BOX 7,10,5,8 合計4通り 各300円
  三連単 フォーメーション 7,10→7,10,8→7,10,8,5,6 合計12通り 各100円
  (はむ!のワイドで勝負!) ワイド 6=10,5,8,2 2=10,5,8 合計7点 100円
  合計5,500円で勝負! (残高39,200円-5,500円=33,700円)

  今回の結果と回顧は、レース終了後なんとか2,3日後までに報告したいと思いますが、その後すぐに次の重賞ヤングチャンピオンシップ(29日)がありますので、その予想の方を先にアップし、結果報告は後になるかも知れません。その際は御容赦ください。

2017年12月7日木曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2017】回顧・第8回ドリームエイジカップ(11/26)、第42回ばんえいオークス(12/3)

 今回はばんえいオークスとドリームエイジカップを併せて回顧します。

ばんえい重賞レース回顧(1)
第42回ばんえいオークス(BG1)-2017年12月3日-10R 200m直 晴1.4%
  1着○(5)ナカゼンガキタ(西将太)1分41秒3
  2着△(6)シンエイボブ
  3着▲(7)キタノサカエヒメ
単勝 5 260円 馬単5-6 720円 三連単 5-6-7 4,160円
 ※その他の配当、結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい3歳牝馬の頂点、第42回ばんえいオークスは、2番人気のナカゼンガキタが最後の直線のマッチレースを制しで優勝。重賞は初制覇。タケタカラニシキ産駒としても初めての重賞制覇。西将太騎手は今年重賞初勝利で通算4勝目。西康幸調教師は初の重賞制覇となった。
  帯広は冬の天気が続き、ロードヒーティングも効いて乾燥した馬場では、気温が低いものの乾燥した状況。ただ脚抜きが良く他のレースでも時計はそこそこ出ていた。
  レース序盤から先行争いの勢いで速めに進みでややばらけた展開。1,2障害中間あたりで各馬刻みを入れ始めたころから、先行すると見られたナカゼンガキタがすっと前に出て2馬身ほどリード、これを見ながらシンエイボブ、メヂカラあたりが付いていき、コウシュハサマーも徐々に近づこうとする。しかしナカゼンガキタ第2障害に先に到着、そしてシンエイボブあたりが2番手。ここまで53秒程度。障害を先に仕掛けたのはナカゼンガキタ。やや引っかかりながらも障害をひと腰でクリア。そして程なくシンエイボブが続きこちらはスムーズに障害を越えこの2頭が先行。その後コウシュハサマーが障害をなんとかひと腰で越えるが勢いが見られない。むしろ後方でじっくり溜めていたキタノサカエヒメが障害を越えてからの勢いが良い。先頭争いはナカゼンガキタとシンエイボブに絞られ、一騎打ちの様相。デッドヒートが続き、残り20mあたりでは一旦シンエイボブがわずかに前に出るが、残り10mあたりで西将太騎手がさらに気合いを入れてナカゼンガキタが差し返す。そしてそのままわずかなリードを保ってゴールした。3番人気シンエイボブは惜しくも2着。3着争いは5番人気のキタノサカエヒメがコウシュハサマーをかわして3着に入った。1番人気コウシュハサマーは4着だった。
  ナカゼンガキタ(1着):前半の途中から無理なく前に出て主導権を握った。先行馬なので最後どこまで粘れるかというところであったが、一旦遅れるも最後で差し返すという根性を見せた。やはり菊花賞での経験が大きかったようだ。馬体も1000kgを回復し充実していた。終わってみれば強い勝ち方であった。この次はもちろん13年ぶりのダービー、オークス両制覇を狙ってほしいところ。またそれだけの力は持っている馬だ。
  シンエイボブ(2着):第2障害を降りて前に出た時は、この馬の脚質からして勝てたと思わせた。前半詰めた分だけ最後緩んでしまったか。しかしこの馬のパフォーマンスは十分に見せて、立派な2着だ。元々課題だった障害も上手にこなした。賞金も加算できたのでダービーの出走権もほぼ手中に収めている。当然狙っていくか。
  キタノサカエヒメ(3着):前半は控えたのかついて行けなかったのか。先行策も考えられただけにやや遅れをとった形。しかし慌てず、障害を降りてからはこの馬にこの切れ味があったのかと思わせる軽快な走りだった。今後はダービーは出走権的に無理だが、自己条件(B2クラス)のまま走れるので、勝ち星を重ねていくチャンス。
  コウシュハサマー(4着):この馬の負けは案外であった。別に走りが悪かったわけではなく、上位に入った馬の方が立ち回りが上手く一歩出遅れたのが響いたというところか。障害はひと腰で越えたものの少し慎重になりすぎた感はある。馬体重がやや減っていたのをどう見るか。体調が落ちてなければ当然ダービーで再チャレンジか。
  メヂカラ(5着):どちらかというと切れ味で勝負する馬だが、今回は序盤から積極的に出ていった。結果として障害で止まってしまったがそれが悪かったわけではなく、端枠での不利という要素の方が大きかったか。自己条件で巻き返しを図る。
  他では、10番人気のライデンメルテイ(6着)は善戦。上位馬とは力の差は見えたものの自分の走りで一つ一つ順位を上げて行った。4番人気にまでなっていたフェアリースズ(8着)は前に行くそぶりはあったがやや動きが重かったか。マツノビューティ(9着)は先行して見せ場はあったがやはりスタミナ面で力の差があった。

はむ!の予想結果
  とにかくひどく負け続けていたので、取りガミでも少しだけでも引っかかって、ほっとしたところ。ワイドも少しだけ取れたし。本当はこんなんじゃダメだけど気持ち立て直さなきゃなんないので。もう今年度の負けが6万円とひどいことになった。ただ正月のレースはなんとか参加できそうだ。年度末まではまだだけど・・
  今回収支 -3,120 (配当)2,580 (投入)5,700
  今年度累計 -60,800 (今年度残高39,200)・・12/3終了時

ばんえい重賞レース回顧(2)
第8回ドリームエイジカップ(BG3)-2017年11月26日-10R 200m直 小雪 2.2%
  1着◎(8)センゴクエース(鈴木恵)1分37秒3
  2着 (5)フジダイビクトリー
  3着 (9)ニュータカラコマ
単勝 8 260円 馬単8-5 780円 三連単 8-5-9 3,130円
 ※その他の配当、結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい世代別対抗重賞第8回ドリームエイジカップは5歳馬センゴクエースが障害6番手から一気に他馬をかわし差し切り勝ち。1番人気に応えた。重賞は昨年度末のポプラ賞以来11勝目だが古馬重賞は初の獲得。鈴木恵介騎手は通算63度目の重賞制覇となった。
  この日は気温が低く時折にわか雪が降って軽い馬場。ただヒーティングの影響か超高速というところまではいかなかった。レースは当然のことながら各馬が早いペースになることを意識したような展開、ほぼ横一戦で進み、第1障害を越えたあたりからハクタイホウ、キサラキク、サクラリュウあたりが心持ち前を伺い、1,2障害の中間あたりからフジダイビクトリーが前に出て行った。ほぼ同じような態勢で第2障害手前へ、ここまで46秒の早いペース。第2障害の仕掛けはフジダイと大外のサクラリュウが早く、差が無くハクタイホウが続き、この3頭がいずれもひと腰で越えて障害を降りる。そのあとすぐに続いたキサラキク、ニュータカラコマ、コウシュハウンカイのうち、キサラキクが障害を越えきれずストップ、他の2頭は難なく越えて前を追う。センゴクエースはそれらを見ながら障害にチャレンジする形となりやや引っかかって一歩出遅れたものの越えてから激しく前を追う。障害を降りてからはフジダイビクトリーが切れ味良く前に出て、サクラリュウ、ニュータカラコマあたりがついて行く展開だったが、後ろから来たセンゴクエースの脚色が良く、残り30mを切ったあたりで並びかけ、残り20mのところでかわして先頭に出た。フジダイとニュータカラコマも遅れまいとついて行くが、センゴクの脚色が最後まで衰えることなく、ゴールを駆け抜けて優勝した。2着争いも激しかったが1番人気フジダイビクトリーがニュータカラコマを振り切り2着、2番人気のニュータカラコマが3着。コウシュハウンカイが4着に入り、連覇を狙ったキサラキクは9着に終わった。

  センゴクエース(1着):序盤は各馬の様子を見ながら進み、障害で十分溜めて最後の直線で切れ味良く差し切り、この馬が勝つならこれしかないといいう勝ち方であった。軽馬場も味方したが、前半しっかりついて行けたことと、最後の勝負強さを発揮したことも優勝の要因であろう。馬体も充実し出走馬で最重量。力も十分付けてきた。今後さらにレースを重ねればさらに強くなりそうな気配だ。鈴木恵介騎手との相性も良い。次の目標はやはり帯広記念か。その場合高重量に対応できるかがポイント課題になりそう。または一息入れて準重賞の金杯あたりを狙うことも考えられる。
  フジダイビクトリー(2着):好調を持続しており、終始レースの主導権を握った。センゴクには勢いでかわされたものの他の馬の追随は許さなかった。意外にも軽馬場でも十分走れるのがこの馬の特徴。このまま好調をキープしていけばこの後の帯広記念でもかなり走れるだろう。
  ニュータカラコマ(3着):障害の上手さがここでも生きた形。この馬らしい走りができた。得意の軽馬場でもあり最後の直線の失速も最小限だった。今回はハンデが重く勝ちきれなかったが、十分力のあるところは見せている。帯広記念でBG1連覇をめざす。
  コウシュハウンカイ(4着):障害は実に上手く、自分の走りは完璧にできている。ただ今回は軽馬場で全体的にペースが速くなり相対的に切れ味に欠ける走りになってしまった。他の馬が持ち味を発揮しただけに、やや敗北感が漂う。帯広記念でリベンジを期す。
  サクラリュウ(5着):積極的なレース運びで、他馬にも全く引けは取っていなかったが、最後の勢いがなかった。端枠も影響したか。やはりこの馬は時計のかかる馬場の方が良さそうだ。次の目標はもちろん帯広記念。見せ場を作った前回以上の走りを期待。
  他では、ハクタイホウ(6着)は久々の重賞としてはまずまず走れたのではないか。重賞慣れしてくれば更に上位も。4歳馬ではフウジンライデン(7着)が目立たないものの力強い走りができていた。当欄で対抗に狙ったキサラキク(9着)は積極的に前に行ったが障害でも踏ん張りがきかなかった。降りれば見せ場はあったのだが。

はむ!の予想結果
  もう情けないといっちゃありゃしない。センゴクの勝ちは予想バッチリだったが、2着3着を読み違え。やはりトップ馬たちは強い。このへんをきちんと押さえられない限り馬券は勝てない。
  今回収支 -5,100 (配当)0 (投入)5,100
  今年度累計 -57,680 (今年度残高42,320)・・11/26終了時


今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2017データ・馬券成績表)

  そろそろ年末も近づき、ばんえいも重賞シリーズの時がやってきました。次回の重賞は3週開いて12月24日(日)3歳クラシック総決算、ばんえいダービー(BG1)です。いつもどおり前日までには予想を書きたいと思います。

2017年12月2日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2017】重賞予想・第42回ばんえいオークス(12/3)

  2週続けてのばんえい重賞はいよいよ3歳牝馬の頂点、ばんえいオークスです。それでは筆者の予想です。(あくまで素人予想ですのでご留意ください。)

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第42回ばんえいオークス(BG1)
(2017年12月3日(日)19:05発走 帯広10R ダ200m 3歳牝馬オープン定量)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
  メヂカラ 牝3 670 工藤篤 西邑春 鹿毛 追
父 トウリュウ
マツノビューティ 牝3 670 松田道 長部幸 鹿毛 先
父 ヤマノキャプテン
コウシュハサマー 牝3 670 西謙一 岡田定 栗毛 差
父 ウンカイ
  サクラニシキヒメ 牝3 670 阿部武 金山明 鹿毛 差
父 ニシキダイジン
ナカゼンガキタ 牝3 670 西将太 西康幸 鹿毛 逃
父 タケタカラニシキ
シンエイボブ 牝3 670 菊池一 久田守 鹿毛 差
父 ナリタボブサップ
▲  キタノサカエヒメ 牝3 670 鈴木恵 中島敏 芦毛 先
父 キタノイチオク
  ライデンメルテイ 牝3 670 島津新 岡田定 黒鹿毛 差
父 春錦
  フェアリースズ 牝3 670 長澤幸 岩本利 栗毛 先
父 ウンカイ
  10 サカノイサムヒメ 牝3 670 藤本匠 松井浩 鹿毛 差
父 カネサブラック
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
  ばんえいオークスはばんえい唯一の牝馬G1。いわゆる3歳クラシックで全ての牝馬はここが最大の目標と言って良い。帯広単独開催となってからは毎年初冬のこの時期に行われ、「日本一遅いオークス」となっている。傾向だが、過去10年で1番人気は(3,2,0,5)と2分の1の確率で連対か大敗かとなっている。一方2番人気は(4,2,2,2)と比較的安定。但し3番人気は(0,1,0,9)と全く振るわない。下位人気では昨年ホクトノホシが9番人気で勝ったがそれより前は10年前のキキリンドウ(10番人気)まで遡る。2歳時の重賞黒ユリ賞との関係は勝利か大敗かと極端となっており、ナナノチカラのように相当強い馬で無い限り連動性は見られない。定量戦であり、やはり実績上位の馬が有利であることには違いないが、牝馬戦ということもあり、時にペースが乱れたり、障害のミスなどがあったりして思わぬ展開になり波乱を呼ぶこともある。
  今年は黒ユリ賞馬キタノキセキが既に登録抹消しており、現在は新興勢力が台頭している。その中でもばんえい菊花賞で牡馬を押さえて1,2着を占めたコウシュハサマー、ナカゼンガキタあたりが注目されるところ。しかし実績はないものの潜在的能力を秘めていそうな上がり馬も多く将来性も含めて注目したい。

各馬寸評:
 1 メヂカラ:3歳牝馬6位、黒ユリ賞で3着と善戦して以降久しぶりの重賞出走。この馬の成績は障害次第で、障害を越えられれば鋭い切れ味を見せるが、立ち止まってしまうと二の脚が出ないこともしばしば、ただ大崩れは少ないので、ペースがゆったりすれば展開でチャンスも出てくる。攻めて行きたいところ。
 2 マツノビューティ:3歳牝馬10位、前走までC1クラスだったがそこを勝ち上がって出走権を得てきた。重賞は初出走だが2歳時に北央産駒特別の出走経験がありそこそこ好走。基本的には先行馬で障害も得意そうだが、いきなりのBG1で相手は数段強化、どこまでついていけるか。馬格があって力はありそう。
 3 コウシュハサマー:3歳牝馬ランク1位。メンバーでは唯一重賞を勝っている。ばんえい菊花賞では最内から直線で捲り勝ち。牡馬勢を蹴散らすようなレース運び。今シーズンは他の重賞でも好走しており経験も十分。今回も最右翼になることは間違いないだろう。中団からの抜け出しを狙う。障害もまずまず。
 4 サクラニシキヒメ:3歳牝馬9位、重賞も特別戦もこれまで走っておらず初出走。2歳時はほとんどCクラスだったが、3歳になって勝ち星を重ねここに駒を進めてきた。やや控えて他馬を見ながらの競馬か。重量の経験がなく力は全くの未知数だがニシキダイジン産駒で今後年齢を重ねて力をつけていきそう。
 5 ナカゼンガキタ:3歳牝馬ランク2位。今シーズンは好調はキープしていたものの重賞出走はなかったため、力の度合いが不明だったが、菊花賞で終始先行力を生かした積極的なレースで2着に粘り込み。その後の自己条件でもライバルたちに圧勝、成長したところを見せた。先行逃げ切りを狙う。障害得意。
 6 シンエイボブ:3歳牝馬ランク3位、今シーズン好調で馬体も急成長。今年度だけで10勝を挙げている。菊花賞では出足でやや後れて5着だったが勝ち馬とは2秒台の差、むしろよく追い込んだと言って良いだろう。他馬を見ながらの競馬ながら切れ味は鋭い。障害は時折ミスがあるものの最近は減ってきた。
 7 キタノサカエヒメ:3歳牝馬ランク4位、重賞は3度目だが今年2月の黒ユリ賞2着という成績が光る。この時は各馬が障害で苦しむ中でひと腰で越え勝利目前までいった。障害はかつて苦手だったが最近はある程度対応できている。控えても競馬できるができれば前に行きたい。時計はかかった方がよさそう。
 8 ライデンメルテイ:3歳牝馬11位、休養馬がいたため最後の切符はこの馬がつかんだ。過去特別戦に2回出走しているが成績は上がっていない。4戦前にB4に上がってきたばかりでまたクラス慣れもしておらず、このメンバーに入ると力不足感は否めない。ただ出足は早いので軽馬場ならある程度走れそう。
 9 フェアリースズ:3歳牝馬ランク5位、重賞も特別戦も走ったことがなく、いきなりりの大舞台でどこまでやれるか。2歳時はBクラス止まりだったが3歳になって勝ちこんできた。前2走は大敗だが端枠。前に行ける馬で軽馬場なら速いタイムでで走れるが重量戦でどうか。ウンカイ産駒で潜在能力はありそう。
 10 サカノイサムヒメ:3歳牝馬7位、重賞出走は2歳時のヤングCS(6着)の実績。2歳時はこのほか特別戦で2着3回となかなかの成績を上げている。もともと先行力はあるが相手に合わせて自在な走りが可能。障害もまずまず。ただ今シーズンに入っても馬体重があまり増えてないことがスタミナ面で心配。

まとめ:
  BG1で定量戦。クラス上位と下位の馬ではやはり力も経験も大きな差があり、極端な下克上は見込めまい。ただ昨年のホクトノホシのように展開次第で眠っていた能力が開花することもあり得るので注意深く見守りたい。
  とはいうものの、コウシュハサマーの力はやはり一枚上とみる。決して有利な条件ではない中、鮮やかに抜け出して牡馬勢を押さえ勝ったばんえい菊花賞は着差以上の強さを見せた。1100kgを越える馬体は風格すらありオークス馬の戴冠が似合いそう。障害は得意ではなさそうだがそれでも大崩れは考えづらい。軸は堅いだろう。本命に。
  相手はこれも堅いところだが、菊花賞2着以降、さらに調子が上がってきたナカゼンガキタ。スピード感は抜群。近走はほとんど着を外していない。ただ勝負に出るなら逃げてコウシュハサマーの前で競馬していくしかないだろう。この2頭がやはり抜けていると見た。一方、3番手以下は過去データからも入れ替わりが起きており、ヒモ穴も含めて幅広に受けたいところ。実際は重賞好走経験があり切れ味も鋭いシンエイボブがレーティング的には上だろうが、これだと堅すぎて面白みに欠けるので、今回は3番手評価としてキタノサカエヒメを単穴マークで狙ってみたい。黒ユリ賞2着の実績で力は見劣りしない。先行力があってほとんど崩れることがない。粘り合いになれば力を発揮か。そしてシンエイボブはその次の評価としたい。穴狙いではウンカイ産駒で未知の魅力がありそうなフェアリースズ、さらに大穴狙いとして上がってきたばかりのマツノビューティが重い荷物で一変しないか。いずれにしても上位馬とは差があり3連系のヒモ穴として考えたい。その他ではメヂカラサカノイサムヒメらが実績があるが今シーズンは苦戦しており成長力も今一つに感じるので今回は良くて押さえまでか。

はむ!の馬券狙いどころ:
  守りに入っていると思われても仕方ない。安くてもいい。そろそろ勝たないとやばいのだ。今回は割と本命がしっかりしているのでそこを軸にしていきたい。コウシュハサマーからナカゼンガキタの菊花賞1,2着を中心に。もちろん競馬なので考えるとおりにはいかないのだが。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単
   フォーメーション 3→5,7,6→5,7,6,2,9 合計12通り 各100円
      〃     3=5→7,6,2,9,1 合計10通り 各100円
      〃     3→7,6→5,7,6,2 合計6通り 各100円
  馬複 3=5,7,6 各500円  5=7,6 各300円
  (はむ!のワイドで勝負!) ワイド 7=3,5,6,9 9=3,5,6 合計7点 100円
  合計5,700円で勝負! (残高42,320円-5,700円=36,620円)

  今回の結果と回顧は、前回のドリームエイジカップ回顧と併せて、2,3日後までに報告したいと思います。

2017年11月25日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2017】重賞予想・第8回ドリームエイジカップ(11/26)

  今週の重賞は、4歳から8歳以上までの世代別対抗戦、ドリームエイジカップです。早速予想いきます。なお、さらに翌週にも重賞がありますのでこの記事の最後で告知を行います。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第8回ドリームエイジカップ(BG3)
(2017年11月26日(日)19:05発走 帯広10R ダ200m 4歳以上馬齢選抜別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
  ホクショウディープ 牡4 750 工藤篤 松井浩 青毛 差
キサラキク 牝6 740 阿部武 金田勇 芦毛 追
コウシュハウンカイ 牡7 790 藤本匠 松井浩 栗毛 先
  フウジンライデン 牡4 740 島津新 岩本利 栗毛 先
  フジダイビクトリー 牡9 770 西将太 中島敏 栗毛 逃
  キンメダル 牡5 760 長澤幸 小北栄 鹿毛 差
ハクタイホウ 牡6 770 赤塚健 久田守 栗毛 逃
センゴクエース 牡5 770 鈴木恵 槻舘重 鹿毛 差
  ニュータカラコマ 牡9 790 藤野俊 尾瀬富 鹿毛 差
10 サクラリュウ 牡7 770 菊池一 金山明 鹿毛 逃
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
  ドリームエイジカップは世代別対抗戦重賞で4歳から8歳以上まで年齢別に賞金上位2頭から選抜される。今年で第8回と歴史が浅いが、いつもの古馬重賞とは違うユニークな出走条件で、組み合わせやハンデ差の妙味で例年波乱含みのレースが展開され興味深い。開始当初は3歳馬が出たり条件が定まらなかったが、ここ4年は現在のスタイルとなっている。過去7年で1番人気は(1,2,1,3)で1勝と苦戦、特筆すべきは6番人気以下が過去4勝もしており2着以下にも人気薄が入ることが多く、大万馬券を演出することもしばしば。昨年も6番人気、8番人気、4番人気の順で入っており人気どおり決まることは少ない。この時期にしては荷物が軽めでハンデ差もあること、正月の帯広記念を目指す馬にとっては一息入れる時期でもあることなどが原因であろう。年齢別でははっきりした傾向は出ていないものの5歳馬が3勝するなど若い馬がスピードに乗って大駆けというパターンが見られる。但し、4歳馬はさすがに苦戦している。
  今回は4歳と7歳で世代トップが回避したものの、各世代のトップクラスが揃った。ハンデ差が最大50kgある上、軽馬場でペースも速くなりそうで波乱の要素たっぷり。ディフェンディングチャンピオンはキサラキクだが。

各馬寸評:
 1 ホクショウディープ:4歳馬。同世代戦ならそこそこの成績は上げているが古馬相手だとかなり苦戦している。元々はスピード感あふれる走りが信条、なんとかついて行って苦手の障害をクリアすれば見せ場も。
 2 キサラキク:6歳牝馬。昨年に続く連覇と1年ぶりの重賞制覇を目指す。馬力もスピードも持っているがややムラがあり、障害もあまり得意ではない。ただ崩れは少なく、得意な斤量条件で自分の走りができれば。
 3 コウシュハウンカイ:7歳馬。極めて安定した走りで掲示板を外すことがほとんどない。障害も鬼。実力は申し分ないが、今回は優勝した北見記念以来一息入れての出走でどこまで本調子かは不明。軽すぎる馬場も課題。
 4 フウジンライデン:4歳馬。同年代のマルミゴウカイの回避により出走権を得た。イレネー記念などの勝ち馬で、その後のスランプから抜け出し、現在は好調キープだが、今回はメンバー的にどうか。先行して粘りたい。
 5 フジダイビクトリー:9歳馬。円熟味を増してどんな馬場でも斤量でも自分の走りを崩さない。今年度は重賞勝ちがないがその分有利なハンデ差で走れる。先行力で勝負の馬だが今回は同型が多いので戸惑いもあるかも。
 6 キンメダル:5歳馬。不思議にも重賞未勝利で古馬重賞も初挑戦となる。センゴクの影に隠れて目立たない存在だが安定した走りが信条で崩れは少ない。丁度良い斤量で自分の走りはできそう。前に詰めたいところ。
 7 ハクタイホウ:6歳馬。昨年7月以来久々の重賞。復帰後の今シーズンは本来の力を取り戻しかなりの好成績を挙げている。先行力と障害力は申し分ない。最後のスタミナが課題なので前半自分のペースに持ち込みたい。
 8 センゴクエース:5歳馬。今年は古馬戦線に参入し、壁に当たっているように見えるが、決して力負けしているわけではない。障害がポイントでどこまで落ち着いて処理できるか。そこさえクリアすれば走りごろの条件。
 9 ニュータカラコマ:9歳馬でこのレースは2年ぶりの出走。今年は夏のグランプリを制覇するなど絶好調。その後一息入れたが叩き3走目でどこまで本来の力を出せるか。障害は得意だがゆったりした流れがほしい。
 10 サクラリュウ:7歳馬。オレノココロの回避により出走権が回ってきた。ただ強い7歳馬の一角。重賞にも積極的に出て力をつけており、岩見沢記念2着など全く見劣りはしない。持ち前の先行力で押していきたい。

まとめ:
  とにかく例年荒れるこのレース。この時期にしては軽い荷物でしかもハンデ差が大きいこと、トップ馬たちにとって目標がその先にあることなどが原因だと思われる。例年の高配当を見せられるとやはり穴っぽいところを狙いたいというのが心情。ただ人気も割れそうなので、何か軸を決めないと予想は難しい。
  当欄も今回も悩ましいところではあったが、とにかく軸決めということで、最も適鞍の条件になったと思われるセンゴクエースを本命にしたい。同世代レースでは敵無しながら古馬相手には苦戦しているように見えるが、障害のミスによるところが大きい。自分のペースで前につけうまく障害の苦手を克服出来れば互角以上の勝負ができる。前走の特別戦オータムカップでの追い込みでその片鱗を見せた。そのため今回はそこそこ穴人気しそうだが、斤量も馬場もこの馬に最も向いていそうで、障害のリスクを考えつつもやはり中心視したい。相手には連覇を狙うキサラキクを推す。昨年は6番人気での優勝であっと言わせたが、今年もローテーション的に狙ってきているところだろう。ただ今年は好調馬も多く障害でもたつくと思わぬ苦戦も。繰り上がってきたサクラリュウも虎視眈々と初重賞制覇を狙いにきている一頭だろう。好調をキープしておりどこまで先行して粘り込めるか。同型が揃うが重賞経験も積んでおり今回の斤量なら逃げ切りも可能か。そして実力馬コウシュハウンカイはやはり外せないところだろう。ただハンデが重く、全体に早くなったときどうか。他ではハクタイホウも上手く先に抜けられればそのまま駆け抜けることも考えられるが、一方では直線で緩んだところを他馬に差される可能性もある。フジダイビクトリーももちろん強い馬だが今回は同型馬に揉まれそうか。ニュータカラコマも斤量の条件が厳しく相対的に外さざるを得ない。あと3着付け候補としてキンメダルも走れる条件は揃っている。天気予報が微妙で雪の降り具合によって展開は変わってきそう。

はむ!の馬券狙いどころ:
  負けかマイナスかで資金は減る一方。ここらで起死回生の一発がほしいところ。その割には難しいレースだが、センゴクエースは障害ミスなどのリスクはあるもののここは信用して絞り込んでいきたい。三連単の流しを中心に。ワイドはやはり高配当狙い。一方、キサラキクにも勝てるチャンスで応援馬券にも力が入る。ワイドも高配当狙い。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 フォーメーション
   8→2,10→2,10,3,7,5,6,9 合計12通り 各100円
   8→2,10,3→2,10,3,7,5 合計12通り 各100円
   2,10→8→2,10,3,7,5 合計8通り 各100円
   2,10→2,10→8,3,7 合計6通り 各100円
  応援馬券(単+複)2 各300円
  (はむ!のワイドで勝負!) ワイド 6=8,2,10,7 7=8,2,10 合計7点 各100円
  合計5,100円で勝負! (残高47,420円-5,100円=42,320円)

  なお、次週にも重賞(ばんえいオークス)がありますので、今回の結果と回顧は1週間後に2つの重賞をまとめて簡単に報告したいと思います。したがって、次回記事は12月3日(日)のばんえいオークス(BG1)の予想となりそうです。前日までには予想を書きたいと思います。

2017年11月13日月曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2017】回顧・第42回クインカップ(11/12)、第42回ばんえい菊花賞(11/5)

  今回は11月12日に行われましたクインカップと、遅れておりました1週前の5日に行われましたばんえい菊花賞を併せて回顧します。

ばんえい重賞レース回顧(1)
第42回クインカップ(BG3)-2017年11月12日-10R 200m直 晴 2.0%
  1着◎(5)ブルーオーシャン(藤野俊)2分08秒3
  2着△(4)ヒカルナナヒメ
  3着 (7)ビュウティハート
単勝 5 240円 馬単5-4 1,530円 三連単 5-4-7 8,060円
 ※その他の配当、結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい4歳牝馬の重賞・第42回クインカップは1番人気のブルーオーシャンが逃げ切り勝ち、2歳時の黒ユリ賞以来久々の重賞制覇で復活を遂げた。藤野俊一騎手はこのレースで重賞は通算50勝となった。
  今開催からロードヒーティングが稼働、ゴール前の砂障害が撤去され冬仕様の馬場。水分は含んでいるもののロータリーハローがけを行った影響もあり、各レースかなり時計のかかる重馬場であった。レースはビュウティハート、タナボタチャンなどがやや遅れを取ったものの、各馬スタートダッシュを 決めた、しかし第1障害を越えてからは各馬早めの刻みを入れ、ペースがかなりゆっくりになった。中盤からはさらにペースが落ち、最内のフジノウンカイが押し出されるようにリードを広げ、有力馬のブルーオーシャン、コウシュハローヤルが続く展開。第2障害の手前までこの3頭が先行する形になった。第2障害では各馬がほぼ一線に揃ったところで、フジノウンカイとブルーオーシャンが同時に仕掛けた。フジノウンカイは中腹で止まったがブルーオーシャンは力強く障害を越えて先頭へ、その後に障害を仕掛けたのはタイキンとコウシュハローヤル。このうちタイキンは勢いよく越えて前を追う。コウシュハローヤルは坂の中腹でストップしその後反応せず苦しんだ。更に後続はヒカルナナヒメを始め続々と障害を降りてきた。先頭を行くブルーオーシャンにタイキンが迫るが、ブルーオーシャンはしっかりした脚取りで逃げる。タイキンの方が徐々に苦しくなってきた。そこにヒカルナナヒメがやってきてタイキンをかわし、さらに前を伺う勢い。しかしブルーオーシャンが最後はスピードは緩んだもののしっかり走りきり、ヒカルナナヒメの猛追をかわし先頭でゴール。1番人気に応えた。ヒカルナナヒメは善戦したが2着。3着争いはタイキンが苦しく詰まるところを後ろから来たホクトノホシ、コウシュハアレッポそしてビュウティハートの追い込み馬勢が競り合いながらかわしていき、最後は3頭の中でビュウティハートがわずかの差でゴールし3着、コウシュハアレッポが4着だった。2番人気のコウシュハローヤルは障害で大きく遅れて10着だった。

  ブルーオーシャン(1着):重い馬場になってどうかと思われたが、終始力強い走りを見せた。以前課題だった障害もひと腰で越えて最後までしっかり走った。黒ユリ賞馬が一時期の絶不調から完全によみがえった形だ。このあとの選択が難しいところだが、まだまだ力を付ける余地はありそう。ひとまず正月の天馬賞で強いこの世代の牡馬勢に挑んでいきたい。
  ヒカルナナヒメ(2着):オークス以来またしても差の無い2着だった。マイナス18kgの馬体重が心配されたが絞ってきたのだろう。この馬にしては切れ味もあった。もう一歩早く仕掛けていればということも考えられるがこの馬の走りは十分できたのでは。
  ビュウティハート(3着):序盤出遅れたように見えたが、出足が遅いのはこの馬にとってはいつものこと。今回はペースが遅かったので無理なく前に付けることができたのが善戦の要因だろう。今後自己条件に戻れば十分勝負になりそう。
  コウシュハアレッポ(4着):前哨戦の成績から10番人気に甘んじていたが、ペースが遅くなったので追い込みのこの馬にとって好勝負に持ち込むことができた。善戦。ただ重い馬場で鋭い切れ味を出し切るところまでは至らなかった。
  ホクトノホシ(5着):強い相手のレースが多く長く苦しんでいたが、今回はこの馬らしく力強く前を追う走りができ、オークス馬として決して恥ずかしくないレースができたのではないか。力はある馬なのでもう少しやれそうだ。
  他では、タイキン(6着)は、最後一杯にはなったが一瞬見せ場を作った。40kgの馬体増は成長とみてよいだろう。ラッセルクイン(7着)はやはり軽馬場の方が良いタイプだったのだろう。大外も厳しかった。コウシュハローヤル(10着)は障害で完全に立ち止まってしまった。この馬は先行馬ながら時折このようなことがある。重馬場とハンデ差がこたえたか。

はむ!の予想結果
  本命のブルーオーシャンが勝ち、2着も△のナナヒメが入ったが、3着のビュウティハートまで回らず、三連単は入らず、相変わらずのダメさ加減。今回は馬複でちょっぴり取り返したがこれも枠複の方が配当が高かったことを考えるともう少し工夫ができなかったかと・・ま、ボウズが続いていたのでこれをきっかけに浮上したい。
  今回収支 -3,520 (配当)1,780 (投入)5,300
  今年度累計 -52,580 (今年度残高47,420)・・11/12終了時

ばんえい重賞レース回顧(2)
第42回ばんえい菊花賞(BG2)-2017年11月5日-10R 200m直 晴 1.6%
  1着△(1)コウシュハサマー(西謙一)1分36秒8
  2着 (2)ナカゼンガキタ
  3着◎(9)ミノルシャープ
単勝 1 1,370円 馬単1-2 25,530円 三連単 1-2-9 224,260円
 ※その他の配当、結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい3歳クラシック第2弾のばんえい菊花賞は7番人気の牝馬コウシュハサマーが最後7,8頭が一団となる大接戦を制して優勝、牝馬の優勝は2012年のニシキウンカイ以来5年ぶり、ウンカイ産駒のこのレースの優勝は5度目。西謙一騎手は一昨年のはまなす賞以来5度目の重賞制覇となった。
  この日は晴れてはいたものの気温は朝方氷点下と低く、前日の雨の水分が残っていてかなり速い時計の出る軽馬場。レースは序盤から速いペースで運び、1,2障害中間では逃げ馬のメジロゴーリキ、ウンカイタイショウが前に出て、ナカゼンガキタ、コウシュハサマーらはこれらに離れずについて行く展開。同じような態勢のままややばらけて第2障害の手前へ、ここまで45秒弱。第2障害では先行したメジロゴーリキ、ウンカイタイショウ、ナカゼンガキタが同時に仕掛けて3頭とも同じように障害をクリア、程なく最内のコウシュハサマーそして外からミノルシャープを始め数頭が続きほとんど差が無く前を追う。先頭は一旦メジロゴーリキが出るが、最内のコウシュハサマー、ナカゼンガキタの脚色が良く、残り30m程度で2頭が前に出てマッチレースへ、そこへ外からトップハンデのミノルシャープが迫る。後ろの馬たちも激しく追う。しかし前の2頭が最後少しスピードが緩んだものの競り合いながら並んでゴール。わずかの差でコウシュハサマーが先着、10番人気のナカゼンガキタが惜しくも2着だったが大善戦だった。2番人気ミノルシャープは激しく追ったが届かず3着、その後は後ろから追ってきたカネサスペシャルが接戦の末4着に入った。結局1番人気になっていたメジロゴーリキは6着に沈んだが差はわずかだった。

  コウシュハサマー(1着):デキの良さと軽めの馬場を味方に付け激戦を制した。隣のナカゼンガキタを真横に目標ができて最後まで競り合えたことも好走の要因ではないか。いわゆる「くっつき馬券」である。しかし恵まれた面はあったとはいえ、総合力で勝ったことには違いない。ウンカイ産駒の勝負強さも見せた。次の狙いは当然ばんえいオークスだろう。ダービーとの両にらみも可能。今のデキならチャンス十分。
  ナカゼンガキタ(2着):この馬の持ち味である先行力を存分に生かしたレースであわよくばというところまでいった。馬体も丁度良い具合に仕上がっており調子も良かったのだろう。終わってみれば好走の要因はいろいろ考えられた。今後も侮れない存在。オークスでも最有力の一頭となりそう。
  ミノルシャープ(3着):この馬の持ち味は十分出せたのではないか。障害を越えた勢いではそのまま差し切るのではと思われたが、さすがに最後はハンデが効いたか前の牝馬勢に追いつき切れなかった。それでも厳しい条件の中、強いレースを見せた。定量戦のダービーでは最有力間違いない。
  カネサスペシャル(4着):今回はやはりペースが速すぎて、後方から行くこの馬には厳しい展開だった。それでも最後は差の無い4着まで食い込んでくるあたり力のあるところを見せたのではないか。これから荷物が重くなって展開が落ち着けばさらに差し脚が生きそうだ。
  シンエイボブ(5着):この馬なりの走りができ掲示板に入ったが、牝馬が1着2着に入ったことを考えると少し不満が残るか。切れ味で勝負する馬だけに速いペースだとやむを得ない部分もある。展開が落ち着けばこの馬の差し脚が生きるだろう。オークスでリベンジへ。
  他では、メジロゴーリキ(6着)は1番人気まで推され先行逃げ切りを図ったが、全体的に速くなったため他馬に早めに追いつかれ最後はいっぱいになってしまった。しかしこの順位でも勝ち馬に3秒も離れておらず巻き返しは十分可能。当欄で対抗に狙ったセンショウニシキ(7着)は前の争いに加わって行ったが大外がこたえたか追走一杯。条件が変われば好走も。あとは、障害の上がらなかったホクショウムゲン(10着)はやや心配だ。

はむ!の予想結果
  3連単20万馬券なので当たらなくてしょうがないのだが、ワイドも含め箸にも棒にもかからずかなりがっくりきた結果だった。本当にどんどん資金はなくなってくるし自己嫌悪になりそうだ。
  今回収支 -5,600 (配当)0 (投入)5,600
  今年度累計 -49,060 (今年度残高50,940)・・11/5終了時

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2017データ・馬券成績表)

  次の重賞は1週おきまして11月26日(日)世代別対抗の重賞ドリームエイジカップ(BG3)です。いつもどおり前日までには予想を書きたいと思います。

2017年11月12日日曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2017】重賞予想・第42回クインカップ(11/12)

  ばんえいは3週連続の重賞、今週はクインカップ、円熟味を増した4歳牝馬の戦い、見応えのあるレースが期待されます。それでは筆者の予想です。(あくまで素人予想ですのでご留意ください。)

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第42回クインカップ(BG3)
(2017年11月12日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 4歳牝馬オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
フジノウンカイ 牝4 690 島津新 大友人 青毛 先
  ホクトノホシ 牝4 690 松田道 村上慎 鹿毛 追
  コウシュハアレッポ 牝4 690 船山蔵 大友人 栗毛 追
ヒカルナナヒメ 牝4 690 工藤篤 谷あゆ 鹿毛 先
ブルーオーシャン 牝4 690 藤野俊 松井浩 青毛 差
  タイキン 牝4 690 菊池一 大橋和 鹿毛 差
  ビュウティハート 牝4 690 阿部武 坂本東 鹿毛 差
コウシュハローヤル 牝4 700 藤本匠 松井浩 鹿毛 逃
  タナボタチャン 牝4 690 渡来心 坂本東 栗毛 追
10 ラッセルクイン 牝4 690 鈴木恵 岡田定 鹿毛 先
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
  ばんえいならではの4歳牝馬重賞クインカップ。この世代としては最後の世代別牝馬重賞となる。(特別戦なら5歳にも行われる。)現在ばんえい在籍の4歳牝馬は27頭。どうしても力の弱い、あるいは繁殖入りが近い牝馬にとって最後の重賞出走チャンスとなる馬も多い。特殊条件の割には歴史は古く過去の勝ち馬には懐かしい名前が並ぶ。ハイトップレディ、アンローズ、ナナノチカラはオークス馬としてこのレースも優勝している。傾向としては過去10年で1番人気は(5,1,1,3)と比較的安定、下位人気の優勝は10年前にヒメカワキタが10番人気で勝った例はあるものの(この時は4.3%の軽馬場)かなり難しい。また、ユーファンタジー、マリンチャンスといった強烈な追い込み馬の勝利が印象に残る。ハイペースで第2障害からの鋭い切れ味で差しが決まるというイメージだ。速い時計での決着が多い。
  今年は飛び抜けた成績の馬がおらず混戦模様だ。黒ユリ賞馬ブルーオーシャン、オークス馬ホクトノホシといったところが実績がある馬だが、中堅どころでも活躍中の馬が多く、また個性的で人気のある馬も多いので好勝負が期待でき盛り上がりそうな気配だ。
各馬寸評:
 1 フジノウンカイ:重賞は黒ユリ賞、ばんえいオークスといずれも人気薄ながら掲示板内、堅実な走りが特徴だが切れ味と粘りもある。障害も崩れることは少ない。今シーズン前半は今一つだったが、ここにきて調子を上げてきた。軽視は禁物。
 2 ホクトノホシ:なんといってもオークス馬。超人気薄ながら他馬が障害などで苦しむところを抜け出したレースが印象的。今シーズンは長期休養とクラスの壁で戦績は上がっていないが、馬体重も増え調子は回復。嵌まれば一発ありそう
 3 コウシュハアレッポ:重賞は昨年オークスに出走したが、障害で崩れ競走中止。それ以外は前哨戦の紅バラ賞(8着)に出るまで全て平場戦で休むことなく走ってきた。小柄で力強さはないが、最後方からも届くような鋭い切れ味を持つ。
 4 ヒカルナナヒメ:オークス2着馬。先行力と障害力があり非常に安定した力を発揮でき崩れが少ない。デビュー以来ほぼ休みなく出走しており、牡馬中心に同世代戦にも紅一点で果敢に挑戦していた。どちらかというと重い荷物の方が得意か。
 5 ブルーオーシャン:明け3歳時に黒ユリ賞を勝って以来、大きく調子を崩し休養もあって1年半は棒に振ったが、ここにきて完全に復調。前哨戦の紅バラ賞では好位置につけ2着。抜群のスピードを持つが障害はかなり苦手な方。軽馬場は鬼。
 6 タイキン:一昨年2歳時のヤングCS(10着)以来の重賞出走。珍しいヤマノミント産駒で鋭い切れ味がモットー。今年に入ってずっと掲示板を外さず安定した成績を上げていたが、紅バラ賞では障害で遅れを取った。重い荷物は苦手か。
 7 ビュウティハート:重賞はオークス(5着)以来。スロースターターで前半遅れを取ることが多いが、障害は上手で最後まで緩むことなく走り切れる。前の馬を一頭ずつ拾っていつの間にか上位に進出というイメージ。時計はかかった方が良い。
 8 コウシュハローヤル:オークス3着馬、銀河賞にも挑戦して実戦を積んできた。抜群の先行力があり、軽量戦の天の川賞、そして前哨戦の紅バラ賞と終始他馬を押さえて快勝。逃げ馬というより他馬を引きつけて前に出るタイプで決め手もある。
 9 タナボタチャン:淡い栗毛の馬体で人気のある馬。アグリモエとの激しい出走権争いを制して久々に重賞戦線に登場してきた。黒ユリ賞2着の成績が光る。体重は1100kgを越える大型馬で走り自体は地味。渡来騎手に積極的な騎乗を期待。
 10 ラッセルクイン:オークスでは1番人気に推されたこともある馬(6着)。その前まで10連勝していた。その後大崩れしたがここにきて調子を取り戻しつつある。軽馬場なら小気味よい走りで素早く抜け出せるが、重い荷物は苦手か。

まとめ:
  どの馬にも勝てるチャンスがあるほど混戦だが、ゴール前の砂障害が撤去されていることや気温が低くなりそうで軽めの馬場の中、ペースが速くなることが考えられ、好位に付けて最後は切れ味勝負といった展開が考えられる。
  その中でも黒ユリ賞馬のブルーオーシャンが最も予想される展開にはまりそうな走りを見せるのではないかと見て当欄では本命に置いた。一時期の絶不調がウソのように勢いがついてきて前走も素早く抜け出して勝利。勝負強さもありそうだ。障害で慌てなければ。そこは重賞を知り尽くした藤野騎手がなんとかするだろう。相手はコウシュハローヤル。今最も勢いがある、銀河賞で牡馬のペースも経験した。先行逃げ切り態勢を図ってくるだろう。藤本騎手がこちらに乗ってきたというのもポイント。そのもう一頭のヒカルナナヒメも安定度抜群の馬、先行力や障害力もあり上述の馬たちに全く引けは取らないが決め手の差で3番手評価にした。しかしそれ以上にて狙ってみたいのがラッセルクイン。大外は若干気になるが10連勝した時の勢いが戻って来ている。鈴木恵介騎手の積極的なレースで有力馬勢を出し抜くシーンも考えられる。こちらを単穴として、ナナヒメを入着狙いで。あとは、今度は最内に入ったフジノウンカイも元々力のある馬でしっかり走って粘りを見せれば馬券圏内も可能。オークス馬ホクトノホシも復調してきており、あの優勝時のサプライズな走りが再び見られるか。人気のタナボタチャンもよくここまで来たという感じだがさすがに今回は追走が精一杯か。

はむ!の馬券狙いどころ:
  本当にそろそろ取りたいのだがこれまた難しいレース。ここはなんとか少しでも当てたいので手広くいってみたい。三連単はブルーオーシャンとコウシュハローヤルを軸に。馬複、そして昨年オークスの時にでうまくいったことのあるワイドでも狙ってみたい。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単
   フォーメーション 5,8→5,8,10,4→5,8,10,4,1,2 合計24通り 各100円
      〃     5,8,10,4→5,8→5,8,10,4 合計12通り 各100円
  馬複 5=8,10,4,1 8=10 各200円
  (はむ!のワイドで勝負!) ワイド 10=5,8,4,1 1=5,8,4 合計7点 100円
  合計5,300円で勝負! (残高50,940円-5,300円=44,630円)

  今回の結果と回顧は、レース終了後2,3日後までに(未報告のばんえい菊花賞と併せて)簡単に報告したいと思います。

2017年11月11日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2017】遅れお詫び(クインカップ予想は予定どおり)

  筆者都合により、ばんえい菊花賞の回顧が遅れております。
  今晩に予定どおり今週重賞のクインカップ(BG3)の予想をアップしたあと、数日後にばんえい菊花賞とクインカップの回顧を併せて行うこととします。
  決してやめたわけではありませんのでご安心?ください。ただ最近全然当たらないこと、筆者もいろいろと立て込んできているので、もう少し楽に楽しめる方法を考えたいと思っています。

2017年11月4日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2017】重賞予想・第42回ばんえい菊花賞(11/5)

  ばんえい今週の重賞はいわゆる3歳クラシック3冠の第2弾、ばんえい菊花賞です。群雄割拠の3歳世代、どの馬がリーダーシップを取っていくか。早速予想いきます。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第42回ばんえい菊花賞(BG2)
(2017年11月5日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 3歳オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
コウシュハサマー 牝3 680 西謙一 岡田定 栗毛 差
  ナカゼンガキタ 牝3 680 西将太 西康幸 鹿毛 先
ホクショウムゲン 牡3 720 鈴木恵 服部義 鹿毛 先
メジロゴーリキ 牡3 700 長澤幸 岡田定 鹿毛 逃
  シンエイボブ 牝3 680 菊池一 久田守 鹿毛 差
  マツカゼウンカイ 牡3 700 藤野俊 松井浩 鹿毛 差
  ウンカイタイショウ 牡3 700 赤塚健 久田守 青毛 逃
  カネサスペシャル 牡3 710 大河和 村上慎 青毛 追
ミノルシャープ 牡3 720 阿部武 大友人 鹿毛 差
10 センショウニシキ 牡3 700 藤本匠 岩本利 鹿毛 先
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
ばんえい菊花賞・傾向と対策?:
  中央、地方とも3歳重賞三冠いわゆるクラシックと呼ばれるレースは存在するが、ばんえいにもクラシック三冠路線が確立されている。そしてばんえいの場合は大賞典、菊花賞、ダービーの順に行われ後に行くほど賞金の高い格上のレースとなっている。今回はその第2弾の重賞ばんえい菊花賞。クラシック路線といえば、強いスターがいて二冠、三冠を狙っていくというのが定番だが、ばんえいの場合も強い馬はいるものの勝ち馬の入れ替わりは激しい。夏に行われるばんえい大賞典と菊花賞を連覇した馬は帯広単独開催以降は一度もなく、それ以前となると16年前のヨコハマボーイまで遡る。一方では過去10年1番人気は(6,0,1,3)と比較的安定しており、3歳の秋になって成長して力を付けてきた馬が勢いに乗って好走するという傾向が読める。2010年以降別定戦となってハンデが付けられているが、トップハンデの馬は7戦5勝と悪くない。牝馬も活躍しており過去10年で2勝だが出走した馬はそれなりに好走している。
  今年は混戦模様。大賞典を最下位人気で優勝したカネサスペシャルがさらに素質開花か、その後のはまなす賞で優勝したミノルシャープも充実しているし、2歳時2冠のホクショウムゲンの巻き返しにも期待される。他もそれぞれ個性ある馬が多く波乱要素は十分ありそうだ。

各馬寸評:
 1 コウシュハサマー:今シーズン好調で重賞も大賞典3着、はまなす賞2着と健闘。好位につけ切れ味良く抜け出して最後まで粘るというのがこの馬のパターン。障害は焦ると引っかかるところがある。除外のトラブルがあったがどこまで立て直せるか。
 2 ナカゼンガキタ:イレネー記念以来久々の重賞出走。今シーズンは自己条件で勝ち負けを繰り返してきた。一旦減っていた体重も秋になって戻してきて十分走れる状況にある。先行力があって最後までしぶとい走りができ、牝馬といえども侮れない。
 3 ホクショウムゲン:2歳時は圧巻の強さだったが、今シーズンは大スランプが続いている。特に障害が厳しくなっている。馬体も大きく減らした時期があり体調を崩していたのではないか。ただ前走あたりは少しずつ復活の兆しが見えつつある。
 4 メジロゴーリキ:重賞はナナカマド賞3着、大賞典2着の実績。1200kgに近づこうかという馬体重でダイナミックな走りが持ち味。脚質は逃げ一辺倒でとにかくどこまで先行できるかがカギ。切れる脚はないので最後はどこまで粘り込めるか。
 5 シンエイボブ:2月の黒ユリ賞で痛恨の障害ミスで競走中止となって以来久々の重賞出走。今シーズンは平場戦でコンスタントに勝ち星を重ねてきた。出走牝馬の中でも特に切れ味がある。時折障害で大崩れすることがあるが、嵌まれば大駆けも。
 6 マツカゼウンカイ:重賞初挑戦の大賞典では力不足で障害も上がらず歯が立たなかったが、秋には馬体重も増え自己条件で力をつけてここに再チャレンジ。中団で好位に取り付ければ切れ味が生かせる。相手関係と高重量で厳しいが前回とは違う。
 7 ウンカイタイショウ:先行力と障害力が売りの馬。大賞典では慌てたのか障害で大崩れしたこともあるが、基本的には安定した走りができる馬。上位に確実に入ってくる。最後スタミナ切れすることもあったが最近は馬体も成長して力を付けてきた。
 8 カネサスペシャル:大賞典では最下位人気ながら優勝、前哨戦の秋桜賞でも人気薄で勝利と一発の魅力を秘めている。中間まで後方待機し他馬がもたつく間に前に迫り最後差し切るという型を持っている。逆に置いて行かれることもあり展開次第。
 9 ミノルシャープ:今シーズン9勝と絶好調。大賞典では大外枠で自分の走りができなくても4着、はまなす賞では好位抜け出して年上馬相手に快勝。一旦息を入れたが前哨戦をひと叩きして臨戦態勢は十分。比較的小柄な馬体にハンデ差の克服がカギ。
 10 センショウニシキ:かなり地味なタイプながら堅実な走りがモットー。今シーズン掲示板を外したのは1回のみ、重賞でも掲示板を外していない。他馬が崩れれば抜け出すチャンスあり。じっくり走るタイプで重量増は歓迎か。馬体重も増えつつある。

まとめ:
  この世代は2歳時に強かった馬たちが成績が上がらない中、ここにきて力を付けてきた馬たちが台頭してきている。それがミノルシャープであったりカネサスペシャルであったりする。しかし完全に抜けた存在の馬が出ておらず、どの馬が勝ってもおかしくない状況、馬場水分によっても大きく展開が変わってきそうだ。当欄では今回もどれを本命にするか非常に迷ったが、やはりレースセンスも良くて接戦にもつれ込んだ時最も粘り強そうなミノルシャープを◎とした。前走の秋桜賞の5着は休養明けで今回立て直し可能。ハンデ差もあるがこの程度なら問題ないだろう。相手には目立たないがじっくり確実な走りを見せそうなセンショウニシキを持ってきた。大外に入ったのは決してプラスではないが苦にすることはない。単穴にはメジロゴーリキ。先行力とダイナミックな走りでどこまで粘り込めるか。他馬が苦しくなった時はこの馬の出番、過去には大穴を演じたこともしばしば、侮れない。そして牝馬ながら重賞でも好走し勢いのあるコウシュハサマーは押さえておきたいところ。入着まで。また、不調が続くホクショウムゲン、最近は障害に苦手意識を持ってしまっている。しかし重賞2勝の力。体調が回復すればよみがえってくるはず。ウンカイタイショウも気になるが成績からみて相対的に他馬に一歩譲る。切れ味が決まれば。また、大賞典馬で秋桜賞でも勝っているカネサスペシャルが注目されるところだが、後方から行く馬で展開次第で大きく変わってくる馬なので人気が高ければ馬券の中心としては狙いづらいところ。それにしても未だ定まっていない3歳馬の勢力図がどのように塗られていくのか興味深い。
はむ!の馬券狙いどころ:
  負け続けているが、自分で言うのもなんだけど予想的にはツボは外していないと思っている。ただ馬券の買い方が本当に下手。今回も難しいレースだが、ここらあたりでスマッシュヒットを出したいところ。買い方は大賞典の時と同様に4頭のBOXを中心に行ってみたい。(前回は1着に無印が入ってやられたが・・)

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連複 BOX 9,10,4,1 合計4通り 各400円
  馬複 BOX 9,10,4,1 合計6通り 各300円
  三連単 フォーメーション 9→10,4,1→10,4,1,3,7,8 合計15通り 各100円
  (はむ!のワイドで勝負!) ワイド 3=9,4,1,10 10=9,4,1 合計7点 100円
  合計5,600円で勝負! (残高56,540円-5,600円=50,940円)

  今回の結果と回顧は、レース終了後2,3日後までに簡単に報告したいと思います。

2017年11月3日金曜日

【はむ!と一緒に競馬予想2017】JBC2017(大井・11/3)

はむ!のJBC2017-JpnIの予想
  今年も地方競馬の祭典JBCがやってきました。毎年この欄では予想をやっていましたが、今年は筆者は時間がないので印だけにします。

2017年11月3日-大井7R 第7回JBCレディスクラシックJpnI(15:45発走・ダ1800m・牝馬)
【はむ!の予想印】
◎ (5)ホワイトフーガ(J)
○ (1)ワンミリオンス(J)
▲ (7)アンジュデジール(J)
△ (13)キンショウユキヒメ(J)
注 (14)タガノヴェローナ(J)
注 (8)ララベル(大井)
地方応援:(12)ディアマルコ(高知)、(10)スパンコール(岩手)

2017年11月3日-大井8R 第17回 JBCスプリントJpnI(16:25発走・ダ1200m)
【はむ!の予想印】
◎ (1)ニシケンモノノフ(J)
○ (3)キタサンミカヅキ(船橋)
▲ (10)コパノリッキー(J)
△ (11)ブルドッグボス(浦和)
注 (5)ノボバカラ(J)
注 (6)ドリームバレンチノ(J)
地方応援:(2)セトノプロミス(高知)、(4)スアデラ(船場)、(11)プリサイスキング(大井)ら

2017年11月3日-大井9R 第17回 JBCクラシックJpnI(17:10発走・ダ2000m)
【はむ!の予想印】
◎ (1)アウォーディー(J)
○ (10)アポロケンタッキー(J)
▲ (12)ケイティブレイブ(J)
△ (8)サウンドトゥルー(J)
注 (4)ミツバ(J)
注 (3)オールブラッシュ(J)
地方応援:(6)サブノクロヒョウ(大井)、(5)タマモネイヴィー(浦和)、ら

  以上JBC3レースの予想でした。


  馬券は、JRAを含む各種ネット投票で、中継はネット(keiba.go.jp)又はグリーンチャンネル、スカパーの南関東チャンネルで。筆者はグリーンチャンネルで応援します。
  さて、当欄はばんえい中心のブログなので、レース回顧は基本的に行わない予定です。ただ、この5日(日)にはばんえい菊花賞(BG2)がありますので、そちらの方の予想を前日までにしますのでそこで簡単に馬券結果などに触れたいと思います。

2017年11月1日水曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2017】回顧・第38回北見記念(10/29)

ばんえい重賞レース回顧
第38回北見記念(BG2)-2017年10月29日-10R 200m直 雨 2.2%
  1着○(2)コウシュハウンカイ(藤本匠)1分56秒3
  2着△(1)フジダイビクトリー
  3着注(4)キサラキク
単勝 2 370円 馬単2-1 1,290円 三連単 2-1-4 26,160円
 ※その他の配当、結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい古馬重賞の北見記念は3番人気のコウシュハウンカイが障害2番手から残り20mで前をかわして勝利。同馬の重賞は今期2勝通算6勝目となった。藤本匠騎手は北見記念6度目の優勝。
  この日は台風の影響で午後から本降りの雨で、かなり速い時計の出る軽馬場。6頭の少頭数ではあったが高重量戦でかつ有力馬同士ということもあって、レース序盤から互いに出方を意識しながらのゆったりした展開。中間ではキサラキクがやや前に出て有力各馬がこれを見る形。第2障害までには全く横一線に並びここまで57秒。先に障害を仕掛けたのはキサラキクだが天板に脚がかかったところでストップ、次にニュータカラコマが続いてこちらはスムーズに障害をクリアして先頭へ、コウシュハウンカイが続きこちらもひと腰でクリアして追う。あとの馬は障害で手間取り、特に1番人気のオレノココロは一旦膝を折るなど時間がかかった。その間3番手にはキサラキクとフジダイビクトリーが続いた。先頭はニュータカラコマが逃げの態勢に入っていたが残り20mあたりで急に失速。後ろでしっかり追っていたコウシュハウンカイがこれをかわし、その後はそのまま緩むことなく先頭でゴールに駆け込んだ。2着争いはニュータカラコマにさらに後ろから追ってきたキサラキクとフジダイビクトリーが絡み3頭でゴール前接戦となり、最後フジダイビクトリーが一歩前に出て2着、牝馬キサラキクが健闘の3着。2番人気ニュータカラコマは遅れて追ってきたオレノココロにもかわされ5着となった。

  コウシュハウンカイ(1着):前走あたりの成績から調子が落ちている懸念があったが、全く心配なかった。軽馬場に助けられたとは言え、この馬の持ち味が十分発揮される勝利。障害越えは安心して見ていられるし、障害を降りてからニュータカラコマに前に行かれても慌てることなくしっかり前を追い最後まで走りきった。今後は正月明けの帯広記念を目標に調整ということになるが、使い詰めなで少し一息つくことも考えられる。
  フジダイビクトリー(2着):最内枠で決してこの馬の流れではなかったが、最後ですっと伸びて2着まで食い込んだ。この馬は軽馬場は向かないと思われているが、むしろ得意とするところ。今後もこういう馬場ではチェックしておくべきだろう。今後のBG1路線に向けても楽しみだ。
  キサラキク(3着):今回は久々の鞍上となったベテラン大河原騎手の読みもあってか軽馬場を生かし序盤から意欲的な展開。それが馬券圏内に粘り込んだ最大の要因であろう。展開によってこのメンバーでも十分勝負できるところを見せた。次の狙いは連覇のかかるドリームエイジカップか。
  オレノココロ(4着):やはりこの馬は速い展開は苦手なようだ。序盤から離されないように追っていったが、押っつけた分だけスタミナを浪費し障害のミスにもつながったか。それでも最後は末脚のしっかりしたところは見せた。今後荷物が重くなればペースも落ち着くだろう。
  ニュータカラコマ(5着):本当に障害が上手でメンバー1。今回も先に抜け出し見せ場は十分だった。ただ休養明け久々ということで馬体重もプラス40kgと重め残り。最後スタミナ切れで失速した。今後叩いてレース勘を取り戻せば好勝負となるだろう。
  あと、シンザンボーイ(6着)は、昇級緒戦でさすがにトップクラスの大型馬たちの後ろからついていくのがやっとであったが、それでも大きくは離されなかった。実戦を積んだことは収穫であろう。今後力を付けていけばさらに勝負になりそうだ。

はむ!の予想結果
  今回はオレノココロ一本にしたので全部印を打った馬の組み合わせでありながら大外れ。本当に買わなければ来る、買えば来ない。コウシュハもいつもなら買ってるのに1着の今回はあまり買ってない。そして頼みのキサラキクの複勝だけでもなんとか来たと思ったら6頭立ては複勝2着までということで3着では当たらない。全く下手の骨頂みたいなものだ。本当に資金持つのか本気で心配になってきた。
  今回収支 -5,200 (配当)0 (投入)5,200
  今年度累計 -43,460 (今年度残高56,540)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2017データ・馬券成績表)

  重賞は3週連続、次回の重賞は11月5日(日)3歳クラシック第2弾のばんえい菊花賞(BG2)です。いつもどおり前日までには予想を書きたいと思います。

2017年10月28日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2017】重賞予想・第38回北見記念(10/29)

  今週の重賞は、古馬4大記念レースの第3弾、北見記念です。早速予想いきます。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第38回北見記念(BG2)
(2017年10月29日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 3歳以上オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
フジダイビクトリー 牡9 850 松田道 中島敏 栗毛 逃
コウシュハウンカイ 牡7 870 藤本匠 松井浩 栗毛 先
オレノココロ 牡7 870 鈴木恵 槻舘重 青毛 差
キサラキク 牝6 830 大河和 金田勇 芦毛 追
  ニュータカラコマ 牡9 880 藤野俊 尾瀬富 鹿毛 差
シンザンボーイ 牡6 860 阿部武 坂本東 栗毛 先
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
  北見記念はいわゆる4大記念大会の第3弾、かつて存在していた北見競馬場で開催されていたが、同競馬場の廃止に伴い2007年からこれを記念して帯広で行われているもの。古馬重賞戦線もこのあたりから荷物の基礎重量が850kgとかなり重くなり、勝ち時計も2分30秒前後と力勝負のレースとなってくる。ローテーション的には各馬が次に目標とするBG1帯広記念までまだ2か月以上あるものの、この間に同様の条件で開かれる重賞がないこともあり、各馬がこのレースに対しどのように臨んでくるのかがポイント。
  過去10年で1番人気は(1,2,3,4)と1勝しかしておらず、6番人気、7番人気が2勝ずつするなど、オープン最上位格の馬が集まるわりにはかなり荒れ気味、1か月前の岩見沢記念の勝ち馬は(2,1,1,6)とあまりリンクしていない。トップハンデの馬も5連敗中。牝馬は北見開催時は時折勝利していたが帯広開催となってからは未勝利。最近では2011~13年にギンガリュウセイが3連覇している。騎手ではベテラン勢はまんべんなく勝っているが、若手が苦戦している。
  今回は回避馬が続出し6頭立てとややさみしい頭数となったが、オレノココロら常連メンバーにグランプリ勝ちのニュータカラコマが短い休養から復帰して参戦。トップクラスが揃って混戦模様で見応えありそう。

各馬寸評:
 1 フジダイビクトリー:昨年は岩見沢記念とこのレースを連覇するなど重量戦で力を発揮。その後一息ついた感じだが、上位争いから崩れることはなくコンスタントに走れている。重軽どちらでも力を出せるのが強み。
 2 コウシュハウンカイ:この馬を紹介する時の定番が抜群の安定性。特に障害はほとんどミスがない。しかし接戦になった時の詰めの甘さが課題。近走も特別戦で久々に馬券圏内を外れた。高重量は得意ではないかも。
 3 オレノココロ:岩見沢記念では五分程度の仕上げのように見えたが、きっちり差し切るあたりこの馬も持っている潜在能力の高さが感じられる。今回ももう一丁狙ってくるか。極端に速いレースにならなければ。
 4 キサラキク:重賞もすっかり常連だが、最上位の牡馬たちにはどうしても力の差で遅れを取ってしまう。気まぐれな面があるのか障害でも反応が鈍いときがある。障害を越えてくれば切れ味はメンバー随一だが。
 5 ニュータカラコマ:今年は絶好調。夏のグランプリを快勝して以降、短期の休養で一息入れた形になったがリフレッシュできたかどうか。前半から積極的に行って障害の取り付きが早く、一瞬の切れ味で前に出る。
 6 シンザンボーイ:目下特別戦3連勝中。下積み期間が長かったがしっかり力を蓄えており、オープン入りしても即対応できている。高重量戦はあまり得意ではなさそうだがまだ伸びしろはありそう。一発長打の期待。

まとめ:
  最近古馬重賞は回避馬が続出。理由は、時期的にG1レースの狭間であること、上位馬とそれ以外に差がありすぎること、賞金加算によるハンデ面、厩舎と騎手のやりくり、などいろいろと考えられる。それにしても重賞が6頭というのはやはりさみしい。馬券的にも配当が安くなるのも興味がそがれる。北見記念はしばしば(今はやりの)下克上も見られるレース。ファンとしては繰り上げでも良いので果敢に挑戦してくる馬が欲しかった。
  しかしながらトップクラスは顔をそろえており、それなりに激しいレースになりそうだ。そんな中、当欄ではやはりオレノココロが一歩抜けているとみて本命とした。高重量は得意とするところ。少頭数ということもあり多少ペースが乱れても紛れることもなくしっかり前を追えそうだ。対抗にはこれも安定性抜群のコウシュハウンカイ。近走は詰めの甘さが出て連を外す場面もあるものの、大きく離されているわけではない。自分のペースが崩れることはないだろう。大敗した昨年のリベンジを図る。少頭数は荒れるというジンクスを信じるなら昇級して絶好調のシンザンボーイを狙ってみるのも面白い。重賞での結果は出ていないが、主戦で目下リーディングの阿部騎手を配し勝負に来た。障害が上手で好位で抜け出せれば大駆けはあり得る。単穴に。あとは実力馬フジダイビクトリーも当然勝ち負けに絡んでくるだろう。サクラリュウなど同型もいないためスムーズに先行できそう。しかし内詰めの最内枠に入ったこと、切れ味で他馬に一歩譲ることが割引材料か。牝馬のキサラキクは力では各馬に及ばないが、自分の走りに集中して障害をスムーズに越えられば見せ場はあるかも。復帰したニュータカラコマももちろん侮れないが、今回高重量でかつトップハンデ、鉄砲駆けと若干割り引いて考えたい。相対的に無印となった。

はむ!の馬券狙いどころ:
  6頭という少頭数でどこまで絞れるかがポイントだが、実力馬揃いで結構難しい。あまり手を広げると取りガミになるし、かといって絞り過ぎると当たらない。資金もまだシーズン最後まで遊べるほど確保できていないので、ここらでしっかり取りたいところだが。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 フォーメーション
    3→2,6→2,6,1,4,5 合計8通り 各200円
    3→2,6→2,6,1,4 合計6通り 各200円
   3=2,6→2,6,1 合計8通り 各200円
  応援馬券(単+複)4 各200円
  (はむ!のワイドで勝負!) ワイド 6=3,2,6,1 合計4点 各100円
  合計5,200円で勝負! (残高61,740円-5,200円=56,540円)

  今回の結果と回顧は、レース終了後2,3日後までに簡単に報告したいと思います。

2017年10月19日木曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2017】回顧・第40回ナナカマド賞(10/15)

ばんえい重賞レース回顧
第40回ナナカマド賞(BG3)-2017年10月15日-10R 200m直 晴 1.5%
  1着注(5)ミスタカシマ(工藤篤)1分31秒4
  2着▲(9)オレワチャンピオン
  3着◎(1)ジェイコマンダー
単勝 5 320円 馬単5-9 1,900円 三連単 5-9-1 6,200円
 ※その他の配当、結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい2歳重賞第1弾の40回ナナカマド賞は、混戦模様ながら1番人気に押し出されていたミスタカシマが第2障害を先頭で抜け出して逃げ切り、20年ぶりの牝馬のナナカマド賞優勝となった。工藤篤騎手は2015年のポプラ賞以来2年ぶりの重賞勝ちで通算4回目。
  帯広は前々日に雨が降ってその後晴れたものの気温が下がり、水分を含み時計の出る軽めの馬場状態であった。レースは序盤から各馬ほぼ横一線でスピードに乗って第1障害をスンナリ越えていく。1,2障害の中間あたりからミスタカシマがすっと前に出てそれらをオレワチャンピオン、ハマノダイマオーあたりが追う。後続も差はほとんどない。第2障害まで42秒。障害はオレワチャンピオンが先に仕掛けやや引っかかりながらも力強く越えた、しかしすぐに後ろに続いたミスタカシマが障害をスムーズにクリアし一瞬の切れ味で前へ出る。ハマノダイマオーも続くが天板で止まりかけて半歩出遅れた。あとの馬は障害で失速し前とは差ができた。先頭を行くミスタカシマはしっかり前を向いて走って行く。オレワチャンピオンに続いてハマノダイマオーが差を詰めにかかるが追いつけそうで追いつけない。最後は後続の各馬の方が苦しくなって、ミスタカシマがそのまま逃げ切ってゴール。2番人気のオレワチャンピオンが最後まで粘るも2着。3着争いはハマノダイマオーを後続のジェイコマンダー、カネサダイマオーが追いかけ、最後はジェイコマンダーがハマノダイマオーをかわし3着に入った。

  ミスタカシマ(1着):序盤から積極的に先行して障害も難なくクリア、最後の粘りも力強かった。それほど馬格があるわけでなく決して男勝りというイメージはないが、レースセンスの良さで勝ったイメージだ。次の狙いはとりあえずは十勝産駒特別か、牝馬なので選択肢が広がる。賞金加算によるハンデ差をどう克服していくか。ウンカイ産駒で障害も悪くないので荷物が重くなることはそれほど苦にしないと思われる。
  オレワチャンピオン(2着):勝ちに行った結果、ミスタカシマの牝馬の切れ味にやられたが、この馬としては十分に力は発揮できたのではないか。既に1000kgを越える大柄の馬体で今回も21kg増。力強さは感じた。ただ詰めの甘さがこの馬の課題となりそう。この後は北央産駒特別で確実に勝って重賞戦線で勝負したいところ。
  ジェイコマンダー(3着):課題とされた障害はスムーズだったが、最内枠が微妙に影響したか、全体としては自分のペースに持ち込めなかったイメージ。それでも最後は詰めて力のあるところは見せた。展開次第では逆転可能。次は強い相手が揃う十勝産駒特別でまずは確実にヤングチャンピオンシップの出走権を確保したいところ。
  ハマノダイマオー(4着):有力馬の一頭としてしっかりしたレース運びであったが、障害で半歩遅れたことと、切れ味の差で上位馬の後塵を拝した。勝ち味の遅さが課題だが、崩れることは少ないので今後ペースが落ち着く高重量戦で見直し可能か。次の狙いはやはりライバルの多い十勝産駒特別か。
  カネサダイマオー(5着):前哨戦の快勝から3番人気まで押し上げられていたが、障害で天板まで行っていながら次の一歩が出なかった。後半の切れ味はさすがと思わせただけに惜しい展開であった。ペースが速かったこともあったか。次の狙いは北央産駒からヤングチャンピオンシップといったところか。
  その他の馬は上位5頭とは大きく差が付いた。その中でコウシュハレガシー(6着)、やはり小柄で力不足は否めずついて行くのがやっとであったが、障害を越えた後などスピードのあるところを見せており、今後成長にしたがって力を付けてきそう。敗れた各馬もこの重賞経験は今後力になりそうだ。

はむ!の予想結果
  まず、ミスタカシマの20年ぶりの牝馬優勝は牡馬と牝馬の力の差があると言われるばんえいでは素晴らしいことだ。素直に祝福したい。しかしながら馬券の方はどうしてこう当たらないのか。今回はミスタカシマを軽視していたのでしょうがないのだが、やっぱりこれくらいの配当はなんとか当てたいところ。ワイドが少し引っかかってくれたので少し保険が下りた感じだが、それでも焼け石に水。重賞はこれからが本番なのに本当に資金が持つか心配になってきた。
  今回収支 -3,930 (配当)970 (投入)4,900
  今年度累計 -38,260 (今年度残高61,740)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2017データ・馬券成績表)

  次回の重賞は2週間後、10月29日(日)古馬重賞の北見記念(BG2)です。その後3週重賞が続きますので、頑張って応援しましょう。いつもどおり前日までには予想を書きたいと思います。

2017年10月14日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2017】重賞予想・第40回ナナカマド賞(10/15)

  3週間ぶりのばんえい重賞は今シーズン初の2歳重賞・ナナカマド賞です。2歳馬にとって初めての舞台。明日のスターは現れるのでしょうか。早速予想してみます。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第40回ナナカマド賞(BG3)
(2017年10月15日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 2歳オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
ジェイコマンダー 牡2 580 西将太 槻舘重 青毛 差
父カネサブラック
  バンリュウブラック 牡2 570 赤塚健 久田守 青毛 逃
父ニシキダイジン
  ジェイフラワー 牝2 550 西謙一 平田義 栗毛 差
父ミスタートカチ
  カネサダイマオー 牡2 570 藤野俊 松井浩 青毛 追
父カネサブラック
ミスタカシマ 牝2 560 工藤篤 槻舘重 栗毛 先
父ウンカイ
ハマノダイマオー 牡2 570 藤本匠 松井浩 鹿毛 先
父ハマナカキング
コウシュハレガシー 牡2 570 松田道 平田義 栗毛 差
父ニシキダイジン
  ブラックエース 牡2 570 菊池一 岩本利 青毛 先
父フナノコーネル
オレワチャンピオン 牡2 580 鈴木恵 中島敏 栗毛 逃
父ソウヤセンプー
  10 ウィナーサラ 牝2 550 阿部武 西康幸 鹿毛 先
父トカチタカラ
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
  2歳馬にとって初の重賞舞台。まだこの時期は各馬成長途上で走りも心許ない。しかし重賞に出てくるとなると各馬3~4勝以上はしており力は上位の馬たちが揃う。過去10年では1番人気は(4,2,2,2)とまずまずの好成績。しかしここ2年は大敗しているのが気になるところ。下位人気でも勝利する例もしばしば。ここで素質開花するという馬も多い。しかし過去の勝ち馬を並べてみると、2014年のセンゴクエースなどの名はあるものの、その後オープンクラスで活躍している馬は少ない。やはりその時点での調子と成長力が物を言う。牝馬の優勝は旭川開催時代の1997年(キリツレディ)までさかのぼる。以降かなり苦戦を強いられている。
  今年の2歳馬はA-1クラスでもレースごとに勝ち馬が変わる混戦模様。現時点ので2歳馬の賞金ランクトップは牝馬のミスタカシマ。20年ぶりの牝馬優勝なるか。4勝以上しているジェイコマンダー、オレワチャンピオンといったところが牡馬の意地を見せたいところ。まだ突出した馬が出て折らず、どの馬が栄冠をつかむか。

各馬寸評:
 1 ジェイコマンダー:2走前の特別戦では大外枠に入り障害で大きなミスがあったが、前走ではしっかり修正して快勝。勝ちっぷりが良く切れ味抜群。重賞馬を続々輩出する槻館厩舎の腕の見せ所。カネサブラック産駒、能検は7位。
 2 バンリュウブラック:同厩舎のプランセスが回避したことにより、前走A-3クラスで大接戦の末に勝利したこの馬に出走権が回ってきた。これまでは序盤逃げて最後の粘りで勝負というレースをしてきたが、相手強化で先行できるか。
 3 ジェイフラワー:ミスタートカチの初年度産駒で勝ち頭。かなりの軽馬場巧者で現時点で最も速い1分13秒の時計を持つ。力勝負になるとやや分が悪いが一発の魅力は十分持っている。成長力も見えている。能検タイム47位。
 4 カネサダイマオー:能検タイムは第1回3位とスピードを持っていながらA-1クラスでは速いペースで障害に苦しんでいた。しかし前走の特別戦青雲賞ではじっくり障害をクリアし、最後は接戦をものにして快勝。嵌まれば怖い存在。
 5 ミスタカシマ:久々に強い牝馬が出てきた印象。2走前は牡馬相手に粘り勝ち、牝馬特別では最後各馬を突き放して勝つ強さ。実績のあるウンカイ産駒の力に牝馬らしい切れ味が加わる。接戦に持ち込めば。能検タイム11位。
 6 ハマノダイマオー:デビュー戦で大差勝ち以降、全て最上位のA-1クラスに出走。掲示板は外しておらず安定した力を発揮している。障害も上手。しかし最後の接戦で涙をのむ場面が多く勝負強さが課題。能検タイム8位。
 7 コウシュハレガシー:5月末と遅生まれのため、デビュー時は800kgそこそことの小柄で能検も第2回で合格だったが、ここにきて急成長。前走では昇級したA-1クラスでトップ馬と互角のレースを見せた。鋭い切れと素軽さが持ち味。
 8 ブラックエース:障害が全く上がらず大負けすることもあれば、Aクラスの上位馬相手でも持ち前の切れ味で互角以上の走りを見せることもある。フナノコーネル産駒で父親の素軽さと立ち回りの上手さが特色。能検タイムは14位。
 9 オレワチャンピオン:馬格がありパワータイプ。障害をグイグイ力強く押して登っていくあたりは力強さを感じる。連対を続けていたが、前走は動きが重く後半失速した。荷物が重くなれば力を発揮か。能検タイム第1回2位。
 10 ウィナーサラ:前走A-2クラスを勝利し、出走権を得てきた。デビュー時から900kgを大きく越える馬格で完成度が高く、牝馬ながら力強い走りを見せる。その分やや出足が遅いところがあるか。大外は割引か。能検タイム4位。


まとめ:
  今年は上位馬の力が拮抗しており何が勝ってもおかしくない。また牝馬勢も粒ぞろいでさらに大混戦模様だ。展開ひとつで成績が変わってきそうだ。当欄も悩みに悩んだあげく、本命にジェイコマンダーを置いた。メンバー中最も力強さを感じる。2歳ならではの不安定な面はあるが、大レースに強い槻館厩舎がきっちり仕上げてくるのでは。最内枠は2勝しており問題ないだろう。
  相手も難しいが、やはり牡馬が意地を見せるか。その中では安定した力を発揮しているハマノダイマオーが相手なりに走れるタイプでこちらを対抗にした。ハンデ面でも有利か。オレワチャンピオンも力はある。序盤はこの馬がハナを奪うか。ただ近走は終盤スピードが緩む傾向にあるのがどうか。ミスタカシマも牝馬ながら力強さがあり牡馬勢に見劣りはしない。ただ重賞となると展開も変わってくるのでどうか。賞金による荷物重量加算も微妙。そこで当欄では穴っぽいところで成長力があり鋭い切れ味を持つコウシュハレガシーを狙ってみたい。
その他では前哨戦の青雲賞で鮮やかな勝ち方をしたカネサダイマオーが注目されるが、変に人気すると障害が若干不安がある。あとは高重量でも走れそうなウィナーサラあたりも一発の魅力を感じる。

はむ!の馬券狙いどころ:
  2歳戦は難しいけど、初めて重賞を走る馬の戦いを予想するのは興味深い。馬券を離れて注目したい。しかしやはり馬券も当てていきたい。(というか資金がショートしないようなんとか少しでも取り返したい。)上位拮抗で難しいが上位はなるべく絞って、当欄本命のジェイコマンダーから手広く流してみたい。昨年このレースではワイドでいただいているので、今回も狙っていきたいところ。少し変則的に本命からヒモ穴流しで。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単
   フォーメーション 1,6,9→1,6,9,7→1,6,9,7,5 合計27通り 各100円
      〃     1→6,9,7→6,9,7,5,4,10 合計15通り 各100円
  (はむ!のワイドで勝負!) ワイド 7=1,6,9,5 1=5,4,10 合計7点 100円
  合計4,900円で勝負! (残高65,670円-4,900円=60.770円)

  今回の結果と回顧は、レース終了後2,3日後までに簡単に報告したいと思います。

2017年10月3日火曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2017】回顧・第25回銀河賞(9/24)

ばんえい重賞レース回顧
第25回銀河賞(BG2)-2017年9月24日-10R 200m直 晴 1.8%
  1着◎(2)マルミゴウカイ(藤本匠)1分50秒4
  2着○(9)ホクショウディープ
  3着 (5)ツルイテンリュウ
単勝 2 140円 馬単2-9 540円 三連単 2-9-5 4,820円
 ※その他の配当、結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい4歳重賞第2戦のBG2の第25回銀河賞は、1番人気のマルミゴウカイが第2障害2番手からトップハンデをもろともせずその名のとおり豪快に差し切り勝ち。重賞は4勝目となった。
  帯広は前日に雨が降り、当日は乾きつつあったものの時計の出る軽めの馬場。レースは序盤はほぼ横一線の態勢。しかし1、2障害中間のあたりから最内枠のフナノクンが止まらずに思い切って前に出ていわゆる大逃げを打う形になった。第2障害手前まで他馬を引き離して先頭へ、ここまで50秒弱のハイペース。後続はツルイテンリュウ、コウシュハローヤルあたりがやや前に出て、1番人気マルミゴウカイも続く。フナノクンは各馬が第2障害に着いたころに早くも障害越えにチャレンジ、時間をかけてなんとかふた腰で障害をクリア。次にツルイテンリュウ、フウジンライデンが障害に挑むがやや手間取る。これを見るようにマルミゴウカイが続くがこれも天板あたりでストップ。しかしすぐ立て直しクリア。一旦降りれば力は上。前半で力を使っていっぱいになったフナノクンをあっという間にかわし先頭へ。その後もしっかりした走りでゴールを目指す。フウジンライデン、ツルイテンリュウそしてコウシュハローヤルと次々障害を越え前を追うが差は縮まらず、マルミゴウカイがそのままゴールを駆け抜けた。2着争いはツルイテンリュウが前を追いながら粘るところを、大外で障害6~7番手あたりから一気に詰めてきたホクショウディープがゴール前でぎりぎりかわし2着、ツルイテンリュウが3着に残った。2番人気になっていたフウジンライデンは4着だった。

  マルミゴウカイ(1着):まさに横綱相撲。フナノクンの大逃げでペースが速くなり、障害で立ち止まる場面もあったものの、崩れることもなく、障害を降りてからは次元の違う走りであった。これでハンデ差があることを考慮すると力の差は歴然。次の目標は当然正月の天馬賞、順調に行けば堅いところ。間にどういうレースを絡めてくるか。
  ホクショウディープ(2着):近走の成績からやや人気を落としていたが、やはり実力は上の馬。今回も大外枠に入りながら、障害は溜めにためてひと腰でクリア。後の伸び脚はさすがであった。障害の苦手を克服すれば勝ち負けに持ち込めそう。
  ツルイテンリュウ(3着):調子を崩していた時期があり、一旦回復したものの今回も馬体重が減ってどうかと思われたが、今回は序盤から終盤までを通してしっかり走りきれた。接戦に持ち込めればこの馬の切れ味と勝負強さが生きる。
  フウジンライデン(4着):重賞実績もあって2番人気にまで推されていた。調子は悪くなかったが速い展開で障害も一歩余分に力を使ったか。それでもこの馬の走りはしていた。本来の力や粘りを見せるにはもう少しだけ馬体重が欲しいところ。
  プレザントウェー(5着):本来はもっと前で競馬したいところだが、速いペースに追走一杯の様子であった。それでも障害力で掲示板内まで粘り込んでくるあたり力は持っているので、レースを重ねていきたい。
  その他では逃げたフナノクン(6着)はさすがに最後は一杯になったものの、思い切って逃げて見せ場を作った。他馬のペースを乱し効果はあったのでは。牝馬コウシュハローヤル(7着)は障害は上手にクリアしたが全体的にはやはり力不足だったか。

はむ!の予想結果
  1着2着が◎○でありながら、3着がノーマーク。またまたツルイテンリュウにやられた。三連単中心にする以上仕方ないとは言え、勝つつもりがないのではと言うぐらい馬券の買い方が下手。馬複取れても焼け石に水にもならない。全部終わるまでに資金が底をつくことが現実になりそうだ。なんとかしなければ。
  今回収支 -4,860 (配当)940 (投入)5,700
  今年度累計 -34,330 (今年度残高65,670)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。(新しい年度に更新しています。)
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2017データ・馬券成績表)

  次回の重賞は3週間後になります。10月15日(日)、今シーズン初の2歳重賞・ナナカマド賞(BG3)です。発走時刻はいつものナイターに戻って20:10の予定。いつもどおり前日までには予想を書きたいと思います。

2017年9月23日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2017】重賞予想・第25回銀河賞(9/24)

  ばんえい今週の重賞は4歳3冠路線の第2弾・銀河賞。早速予想してみます。なお、昼間開催につき発走時刻ががいつもよりかなり早いので注意です。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第25回銀河賞(BG2)
(2017年9月24日(日)17:35発走 帯広10R ダ200m 4歳オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
フナノクン 牡4 710 船山蔵 松井浩 栗毛 差
マルミゴウカイ 牡4 750 藤本匠 槻舘重 鹿毛 差
  アラワシキング 牡4 710 村上章 西邑春 鹿毛 差
コウシュハローヤル 牝4 690 松田道 松井浩 鹿毛 先
  ツルイテンリュウ 牡4 720 大河和 山田勇 鹿毛 追
  プレザントウェー 牡4 710 赤塚健 久田守 鹿毛 追
フウジンライデン 牡4 720 島津新 岩本利 栗毛 先
  ホクトノホシ 牝4 690 工藤篤 村上慎 鹿毛 先
ホクショウディープ 牡4 730 鈴木恵 松井浩 青毛 逃
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
  銀河賞はかつては北見競馬場で秋から冬にかけて行われていたが、帯広単独開催以前の1999年から初秋に行われ、4歳重賞路線の第2弾として定着している。過去のデータを見ると、1番人気は過去10年で(2,3,2,3)。ここ2年は連勝中だがその前の年まで10連敗していた。2番、3番人気もあまり成績が良くなく、一方8番人気の馬が2勝するなどかなり荒れ気味のレースである。ハンデ差はその原因の一つではあるがそれでも3勝している。また、4歳緒戦の柏林賞の勝ち馬の成績は(2,1,0,6)と厳しい。(最も柏林賞自身が荒れるレースであるが)牝馬は賞金ランク的に頭数自体は毎年数頭出走しているが成績はあまり振るわず、優勝は13年前の2004年のサダエリコまで遡る。成績が安定しないことはすなわち4歳世代がまだ成長途上であるという証なのかもしれない。
  今回は昨年あたりから一気に力を付けて柏林賞では圧勝劇をみせたマルミゴウカイがやはりこの世代の第一人者として注目されるところ。そして、かつてライバルと言われたホクショウディープや2歳時に活躍したフウジンライデンあたりが巻き返しを図る。
各馬寸評:
 1 フナノクン:タカラシップやタフガイらとの激しい出走権争いを制して重賞初出走。700kg台は特別戦で経験しており、決して見劣りはしない。ただ馬体重を含めもう少し力強さは欲しいところ。差し馬タイプだがしっかり前につけたい。
 2 マルミゴウカイ:世代トップの座をひた走る。馬体もさらに成長しレースごとに強みを増してきた。はまなす賞では3着に甘んじたもののハンデ差が厳しい中でも自分の走りをした。差し馬だけに超ハイペースにでもなれば違ってくるが。
 3 アラワシキング:デビュー以来ほぼ休むことなく出走。イレネー記念2着など力はある馬だがややムラのあるタイプ。以前は後方から差していくレースであったが、近走は先行して粘り込むレースも見せておりその時は好走している。
 4 コウシュハローヤル:重賞は昨年のばんえいオークス以来。先行力と粘りの走りで勝ち星を重ね出走権を得てきた。父親のニシキダイジンを彷彿とさせ大レースには滅法強そうだ。ここ2戦の負けは展開もあった。巻き返しは可能。
 5 ツルイテンリュウ:昨年のばんえい菊花賞勝利以降、今シーズンに入り全くの絶不調でほとんど競馬ができていない。元々は自在の立ち回りで粘り強い走りが身上の馬。夏に大きく減っていた馬体重が戻りつつあり、一変に期待。
 6 プレザントウェー:柏林賞3着だったが前とはかなり離されていた。その後は軽量戦を使ったりしたが今一つ。本来は自分でペースを作って他馬を振り切っていくタイプ。障害は悪くないだけに積極的な走りをすれば道は開けるだろう。
 7 フウジンライデン:イレネー記念勝ち以降は長期休養もあり1年半ほど勝ち星から遠ざかっている。近走は馬体も回復し、持ち前の勝負強さで上位に食い込んでくるようになってきた。重賞で勝ちきるにはさらに馬力が欲しいところ。
 8 ホクトノホシ:昨年のオークス勝利以降はクラスの壁に当たり大敗続き。元々先行して粘り込むタイプだけに、強い相手に速いペースで走られるとついて行くのに精一杯。ただ徐々に馬体重も回復しつつあり調子が上がれば展開次第では。
 9 ホクショウディープ:ライバル関係にあったマルミゴウカイには近走引き離されつつある。力の差というより、障害での苦手意識が出てきているのと最後のスタミナにも課題を残す。非凡なスピードを持つだけに自分の走りを取り戻したい。

まとめ:
  トップハンデそして1番人気は厳しいというデータはあるものの、この世代はマルミゴウカイがやはり一歩二歩抜けている。レースに出るたび目に見えて強くなっている様子が見える。昨年のセンゴクエース同様堅いところ。あえて弱点を探すなら、テンがやや遅く序盤は後ろからの競馬になるので、軽馬場でハイペースになれば、はまなす賞の時のように前に行った馬に逃げ切られる可能性があること。当日の天気が気になるところ。それでも同世代のメンバーとはかなり差があり、やはり当欄ではこの馬を本命としたい。
  そしてマルミゴウカイに迫れる馬は、やはりかつてのライバルホクショウディープくらいだろう。近走は障害で苦しみ、成績が落ち気味だが、これは古馬A1のかなり強い相手との対戦によるものであり、障害さえなんとかクリアできれば勝負に持ち込めるだろう。軽馬場ならさらに差が縮まる。障害のデキ如何なので信頼の○というわけにはいかないが、思い切って行ければ。3番手評価には牝馬ながら勢いのあるコウシュハローヤルに注目したい。軽量戦の天の川賞を勝つなどスピードは豊富で、また大レースに強いニシキダイジンの産駒というのも期待させる。上位食い込み可能。本来の調子が戻ってきた実績馬フウジンライデンもそろそろ本領発揮なるか。他では初重賞挑戦ながら秘めた力と勝負強さのありそうなフナノクンがどのような走りをするか注目。他では軽ハンデになったプレザントウェーが積極的に攻めてくれば展開次第で。

はむ!の馬券狙いどころ:
  実は密かに狙っていたサクラダイチが回避したので、そうなるとハンデ差は気になるところではあるが、負け続けの身としてはやはり信頼度の高いマルミゴウカイを中心に置いて堅く攻めて行きたい。もちろん三連単はやめられないが、馬複なども混ぜてなんとか当てに行きたいところ。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単
   フォーメーション 2→9,4,7→9,4,7,1,6 合計12通り 各100円
   フォーメーション 2→9,4,7,1→9,4,7,1 合計12通り 各100円
      〃     9,4,7→2→9,4,7,1 合計9通り 各100円
      〃     9,4,7→9,4,7,1→2 合計9通り 各100円
  馬複 2=9,4,7,1 各200円
  (はむ!のワイドで勝負!) ワイド 1=2,9,4,7 7=2,9,4 合計7点 100円
  合計5,700円で勝負! (残高70.530円-5,800円=64,730円)

  今回の結果と回顧は、レース終了後2,3日後までに簡単に報告したいと思います。

2017年9月18日月曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2017】回顧・第53回岩見沢記念(9/17)

ばんえい重賞レース回顧
第53回岩見沢記念(BG2)-2017年9月17日-10R 200m直 曇 1.5%
  1着▲(3)オレノココロ(鈴木恵)2分00秒5
  2着△(5)サクラリュウ
  3着○(6)コウシュハウンカイ
単勝 3 220円 馬単3-5 1,680円 三連単 3-5-6 4,350円
 ※その他の配当、結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい古馬重賞、4大記念競走第2弾のBG2第53回岩見沢記念は、1番人気のオレノココロが最後の直線で持ち味の脚を生かし差し切り勝ち、今シーズンは旭川記念以来の重賞2勝目、通算15勝目、鈴木恵介騎手はこのレース初優勝。通算は重賞62勝。
  この日の帯広は2日前に降った雨で多少の水分が残るものの乾き加減で、やや軽めながらほぼ中間的な馬場。レースは序盤はほぼ横一戦から先行するとみられたフジダイビクトリー、サクラリュウが予想どおり前へ、続いてオレノココロがこの日は比較的早く前に付け、外からキサラキクもついていき、トップハンデのコウシュハウンカイはやや後方から追いかける展開。各馬刻みを入れながらほぼ同じようなペースで第2障害へ、ここまで64秒。
  そして、フジダイビクトリーとサクラリュウが全く同時に障害を仕掛け、程なくコウシュハウンカイも続く。フジダイが腰が入る間にサクラリュウとコウシュハウンカイがひと腰を障害をクリア。一瞬の切れ味でコウシュハが前に出るがサクラリュウも続く。そしてこれらを見ていたオレノココロがこちらも障害をスムーズに越え前を追う。フジダイはやや遅れて4番手で、上位人気4頭のマッチレースとなった。残り20mあたりまではコウシュハウンカイがリードするがオレノココロが徐々に前を詰め、そして残り10mあたりで逆転。そのままゴールインした。
  コウシュハウンカイは最後緩み、これをしっかり追っていたサクラリュウが最後かわして2着、コウシュハウンカイは3着。終わってみれば7歳馬が上位3着を占めた。フジダイビクトリーは差を詰められず4着だった。

  オレノココロ(1着):夏の間は若干調子を崩していたが、プラス19kgと馬体重が増加し力を十分出せる状況にあった。多少ペースが速くなることも見越して前半から早めに前に取り付いていき障害を余裕を持って臨めた。その障害が非常にスムーズ。この馬はあの位置で降りたら勝てるという確信がもてる。この勢いで次の重賞の北見記念にも挑んでくるか。もちろん目標はその先だが。
  サクラリュウ(2着):決して善戦ではなく、この馬が実際に力をつけてきたことを証明するレースだったのではないか。先行力があり障害が上手なので今回のように積極的なレース運びをすれば勝負になる。今後も重賞戦線で台風の目になるだろう。
  コウシュハウンカイ(3着):今回もこの馬としてはミスはなく完璧なレース運びであった。障害を降りてからの切れ味で見せ場もあった。ハンデ差が微妙に影響したというところであろう。馬体重も少々減っていて見えない疲れがあるかもしれない。
  フジダイビクトリー(4着):自分の走りはしていたが、7歳馬勢に上手く走られたというところだろう。障害の捌きで勢いの差が出てしまった。特にサクラリュウは同型なので今後ライバルになっていくだろう。崩れはなく巻き返しは十分可能。
  キサラキク(5着):上位4頭とは大きく差の離れた5着。ただ今回は前半は良い動きを見せており、障害がもう少し修正されれば上位勢に詰めていくことは可能だろう。
  カイシンゲキ(6着)セイコークイン(7着)は現状やはり力の差があったか。

はむ!の予想結果
  フジダイが遅れをとった時点でもうダメだ~と思った。オレノココロをもう少し信じても良かったか。サクラリュウのワイドが入り焼け石に水だが、このあたりも買い方が下手。最近マイナス続きで勝てる気がしない。次いってみよう。
  今回収支 -5,040 (配当)560 (投入)5,600
  今年度累計 -29,470 (今年度残高70.530)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。(新しい年度に更新しています。)
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2017データ・馬券成績表)

  次回の重賞は2週続きの9月24日(日)、4歳重賞路線第2弾の銀河賞(BG2)です。なお、この日はデイ開催で発走時刻が17:35となっていますので注意が必要です。いつもどおり前日までには予想を書きたいと思います。

2017年9月16日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2017】重賞予想・第53回岩見沢記念(9/17)

  今週の重賞は、古馬オープンの一戦、4大記念レースの第2弾岩見沢記念です。早速予想いきます。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第53回岩見沢記念(BG2)
(2017年9月17日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 3歳以上オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
  セイコークイン 牝7 800 西将太 岡田定 鹿毛 追
  カイシンゲキ 牡6 820 工藤篤 槻舘重 鹿毛 先
オレノココロ 牡7 830 鈴木恵 槻舘重 青毛 差
フジダイビクトリー 牡9 820 松田道 中島敏 栗毛 逃
サクラリュウ 牡7 820 菊池一 金山明 鹿毛 逃
コウシュハウンカイ 牡7 840 藤本匠 松井浩 栗毛 先
キサラキク 牝6 800 阿部武 金田勇 芦毛 差
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
岩見沢記念・傾向と対策?:
  4大記念大会の第2弾、古馬オープンの一戦。現存するばんえい重賞では最も歴史の古いレースで、かつては岩見沢競馬場で開催されていたが、同競馬場の廃止に伴い2007年から帯広で行われているもの。最近確立された古馬ローテーションとしては、夏にBG1のばんえいグランプリがあり、その後の大目標の正月の帯広記念に向けてはしばらく間があく。その中でこの岩見沢記念と1か月後の北見記念とBG2のレースがちりばめてある。荷物の基礎重量が800kg台と重くなり、オープン級の各馬にとっては調整段階の中で今回あたりのレースをどう位置づけていくかがポイント。過去の傾向をみると、1番人気は(3,3,3,1)とそれほど悪くないが、特筆すべきことは、本レースの優勝馬にばんえいグランプリの勝ち馬がいないこと。グランプリで激走した馬はこの時期はハンデ差などもあり一息ついていると言える。トップハンデの馬は過去10年で2勝はしているがやや厳しい状況。6番人気以下の人気薄の馬は厳しいが2014年は9番人気のホクショウユウキが勝っており全く無視はできないか。牝馬は出走自体が少ないものの、過去にはこのレースを得意としていたフクイズミが3勝、さらにその前にはアンローズが3連覇しており、強い馬がいれば勝負になる。騎手では鈴木恵介騎手がまだ優勝していないレースの一つ。
  今回グランプリ馬のニュータカラコマらが休養で不出走。少数精鋭になった。グランプリ2着の好調のコウシュハウンカイ、重賞勝利数が最も多く今年も旭川記念を勝ったオレノココロらの7歳勢に対し連覇を狙うフジダイビクトリーが絡む展開か。

各馬寸評:
 1 セイコークイン:スピードが自慢の馬だが、オープン入りしてからは牡馬勢などにかなり力の差を見せつけられている。最近は障害も厳しい様子。馬場が軽くなればガラッと変わってくるはずだが。
 2 カイシンゲキ:相手関係もあって成績は勝ち馬から10秒以上離され厳しい状況が続いているが、休むことなくレースを使い続けていることは立派。いつかは一発があるのではという期待を持たせる。
 3 オレノココロ:現役最強のこの馬も夏の間は少し一段落。しかし秋に入りそろそろエンジン始動といったところか。やはり時計のかかる重馬場で荷物も重い方がよさそう。最近は障害もさばけるようになってきた。
 4 サクラリュウ:最近はすっかり古馬重賞の常連になってきた。ただ持ち味の先行力は相手が強いと十分発揮できていない部分もある。荷物が重くなってくればこの馬のしぶとさが生きてくるだろう。
 5 コウシュハウンカイ:生涯1着29回に対し2着は40回を越える。周りに動じない安定した走りと障害力で常に上位には入るが、決め手がないのが唯一の弱点。ニュータカラコマがいない今回はチャンスか。
 6 フジダイビクトリー:昨年のこのレースの覇者。切れ味はないが障害を力強く越えてくる姿は最もばんえいらしい馬。粘り強さも身上。前走転厩後初勝利を挙げ調子も上向き。先行したいところ。
 7 キサラキク:常連の一頭。力はありながら適鞍が少ないためどうしても相手関係で厳しいレースが続いている。近走は障害手前で手間取っている場面が多い。ここを上手く越えられれば十分勝負になるのだが。

まとめ:
  ニュータカラコマが休養、その他出走権のあった馬が複数回避し7頭立てとややさみしい感じではあるが、上位の馬は顔をそろえしのぎを削る。
  その中で当欄では今回このレース連覇がかかるフジダイビクトリーを本命に置いた丁度良い斤量である上に今回はハンデももらっている。前走の特別戦で逃げ切るなど調子が上がってきており、ニュータカラコマがいないためこの馬が先頭で障害を降りてくることがイメージされる。あとはどこまで粘れるか。対抗にはやっぱりコウシュハウンカイ。今回もペースを崩されるような要素は見当たらずこの馬が普通に持っている力どおり走れば上位は間違いないだろう。トップハンデがどの程度影響するか。そしてオレノココロ、近走勝ち切れていないがそれほどデキ落ちしているわけではなく引き続き好調キープか。逆転まであり得るとみる。いずれにせよ上位3頭は拮抗している。しかしこの3頭と他馬とは大きく差がある。ただ競馬なので展開しだいで割って入ってくる馬はいるだろう。サクラリュウは重賞慣れしてきて、そろそろ持てる力を発揮したいところ。意外にしぶとく粘れそうだが相手は手強い。一発の魅力という意味では当欄で追い続けているキサラキクがそろそろなんとかならないか。障害さえ切れれば見せ場はあると思われるのだが。
  他ではカイシンゲキセイコークイン、いずれもも決して見劣りする馬ではないが、軽馬場にでもならない限り難しいか。

はむ!の馬券狙いどころ:
  少頭数となって、特に上位3頭で決まれば激安配当間違いなし。従って上位馬から狙うならより狙いを絞っていかなければ取りガミ確実。一方では少頭数は荒れるというジンクスもあり、そこは夢を追いたいところ。というわけで、今回は◎にしたフジダイ頭の馬券を厚めに行きたい。あとは3頭を絡めつつどう流していくか。資金を持たせたい気持ちもあるが、守りに入っても楽しくないのでそこは遊び心もいれていきたい。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単
   BOX 4,6,3 6通り 各500円
   4→6→3 500円 3→6→4 200円
   6→4=3 2通り 各200円
   4→6,3→5,7 4通り 各100円
  応援馬券(単+複)7 各200円
  (はむ!のワイドで勝負!) ワイド 5=4,6,3,7 7=4,6,3 合計7点 各100円
  合計5,600円で勝負! (残高75,570円-5,600円=69,970円)

  今回の結果と回顧は、レース終了後2,3日後までに簡単に報告したいと思います。

2017年9月2日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2017】回顧・第29回はまなす賞(8/27)

ばんえい重賞レース回顧
第29回はまなす賞(BG3)-2017年8月27日-10R 200m直 曇 1.2%
  1着△(1)ミノルシャープ(阿部武)1分50秒4
  2着注(7)コウシュハサマー
  3着◎(6)マルミゴウカイ
単勝 1 520円 馬単1-7 3,240円 三連単 1-7-6 6,990円
 ※その他の配当、結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印)

  ばんえいの3,4歳対抗重賞、第29回はまなす賞、2番人気の3歳馬ミノルシャープが最内枠から抜け出しそのまま追ってくる他馬を振り切って優勝。重賞は初制覇。阿部武臣騎手ははなます賞連覇で重賞通算14勝目。
  馬場状態は数日前に降った雨の水分がわずかに残っているものの基本的には乾き気味の重い馬場。レース前にフウジンライデンの落鉄があり10分程度遅れての発走だったが大勢に影響はなかった。レースは全体的にはゆったりしたペース。序盤はコウシュハサマー、ホクトノホシの牝馬2頭のスタートが良く前に出るが、その後は各馬が出たり入ったりで2,3頭を除き有力馬はほぼ横一線のまま第2障害手前へ。ここまで60秒ちょうど。障害を最も先に仕掛けたのはフウジンライデン、程なくジェイワンが続くがいずれも障害頂上近くで手間取る。その間をミノルシャープ、コウシュハサマーが障害をスムーズにクリア。降りてからもこの2頭の勢いが良い。すぐ後ろに1番人気のマルミゴウカイが続くが荷物が重い分だけ2頭からやや遅れを取った。先頭争いは障害を降りた直後からミノルシャープが一歩抜け出し、コウシュハサマーもほぼ1馬身程度の差で追うが脚色が同じになり、最後は詰めていったもののミノルシャープがリードを保ったままゴールを駆け抜けた。コウシュハサマーも最後まで緩むことなく2着に入り、マルミゴウカイも必死に追っていたが差は詰まらず3着止まりだった。全体として3歳馬が善戦したレースであった。

  ミノルシャープ(1着):ばんえい大賞典時は大外枠で力を出せなかったが、今回は最内枠に入ってもしっかり前を向いて走れた。やはりまともに走ったら滅法強く、スピードと切れ味を備えている上に障害も悪くはない。ただハンデに恵まれた面もあるので、今後クラスが上がって荷物が重くなったときにどのような走りができるか。ただまだまだ成長の余地はありそう。次の照準は当然ばんえい菊花賞。それまでにさらに力を付けていきたいところ。
  コウシュハサマー(2着):こちらも勢いとハンデ差を生かして、この馬らしいキレのある走りで好位抜け出し2着に食い込んだ。最後のスタミナが心配されたが、今回はむしろ最後に前に迫るほどの力強い走りが見られた。馬格もあるので力は出せるだろう。最大の目標は暮れのばんえいオークスだが、ばんえい菊花賞も視野に入れる。クラスが据え置きになっているので当面は古馬相手でも活躍できそう。
  マルミゴウカイ(3着):4歳馬で圧倒的1番人気の重責があったか、発走時刻が延びたこともあってか、ややレースでは動きが固かったイメージ。さすがにハンデ差がきつく先着の軽量2頭には切れ味の差で遅れを取った。しかしこの馬としては崩れることなくしっかり自分の走りは出来たのではないか。ここは気持ちを切り替えて銀河賞で4歳2冠を狙う。
  ジェイワン(4着):今年度に入り調子を崩していたが、この日は減らしていた馬体重も回復し、完調とまではいかないまでもかなり上昇傾向。障害では止まったものの本来のこの馬の力の片鱗は見せた。もともと能力の高い馬で、今後さらに調子が戻れば台風の目になりそう。
  フウジンライデン(5着):調子そのものは悪くなかった。今回は思い切った先行策で勝負に出て、障害もひと腰はかかったもののなんとかさばけた。ただ先行した分後半のお釣りがなくなったようなイメージ。馬体重も含めてもう少しパワーを付けたいところか。
  その他では、前走で大穴を開けたカネサスペシャル(6着)は今回も意欲的な走りで見せ場は作ったが上位馬の勢いが上回った形。ホクショウディープ(7着)は障害で苦手意識を持ち出したのが気になるところ。軽めのレースを使って立て直したい。

はむ!の予想結果
  一瞬取れたかと思ったが、今回大本命マルミゴウカイは2着付けまでで3着付けは買ってなかった。予想や見立ては自分的にもまずまずなのだが馬券の買い方がダメだ。ま、これでも6千円そこそこしかつかないのならしょうがないやってまたまた負け惜しみ。しかしそろそろなんとかしていかねば資金を取り崩す一方。3連単中心はやめられないしなぁ。あとは最近ワイドが当たってないのが若干気になるところ。
  今回収支 -5,300 (配当)0 (投入)5,300
  今年度累計 -24,430 (今年度残高75,570)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2017データ・馬券成績表)

  次回の重賞はは3週間後の9月17日(日)、古馬重賞の岩見沢記念(BG2)です。いつもどおり前日までには予想を書きたいと思います。

2017年8月27日日曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2017】重賞予想・第29回はまなす賞(8/27)

  ばんえい今週の重賞は3歳・4歳の対抗戦・はまなす賞。3歳馬の勢いか、4歳馬の意地か。早速予想します。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第29回はまなす賞(BG3)
(2017年8月27日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 3・4歳オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
ミノルシャープ 牡3 670 阿部武 大友人 鹿毛 差
  ホクトノホシ 牝4 660 村上章 村上慎 鹿毛 先
ホクショウディープ 牡4 700 鈴木恵 松井浩 青毛 逃
  ジェイワン 牡3 670 松田道 尾瀬富 鹿毛 差
  フウジンライデン 牡4 690 島津新 岩本利 栗毛 追
マルミゴウカイ 牡4 710 藤本匠 槻舘重 鹿毛 差
コウシュハサマー 牝3 650 西謙一 岡田定 栗毛 差
カネサスペシャル 牡3 670 大河和 村上慎 青毛 追
  ツルイテンリュウ 牡4 690 船山蔵 山田勇 鹿毛 先
  10 ホクショウムゲン 牡3 690 長澤幸 服部義 鹿毛 先
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
はまなす賞・傾向と対策?:
  当欄では毎年のようにこの時期に行われる3,4歳対抗戦のこのレースの意味を問うているが、やはりもう一つよくわからないままだ。もちろんファンから見ると、現時点での3歳馬と4歳馬の力関係を推し量れるという点で興味があり、予想を立てる楽しみもあるわけだが、競馬番組的には、3歳、4歳それぞれに三冠レースがある最中にあえてこのような対抗戦重賞があるというのは、各馬が目標を定めてローテーションを組んでいく上でどうなのか?という疑問がある。例えば、昨年、一昨年と世代トップのセンゴクエースがハンデ差や調整上このレースを回避している。とはいうものの29回も行われている重賞。それなりに意義あるレースなのだろう。
  このレースの傾向だが全体的には小波乱といったところ。過去10年の成績を見ると、1番人気は(2,3,1,4)と微妙。但し優勝馬は全て5番人気以内で、下位の馬の台頭は難しい。3歳対4歳では4歳馬が7勝3敗とやはり一日の長はあるものの、ハンデ差もあってか3歳馬も善戦はしている。3歳馬が優勝した3回がいずれもタイムが2分以上かかっており、ペースが速くなれば4歳馬が強く、時計がかかれば3歳馬が追いつけるというイメージか。牝馬も時折軽ハンデを生かして大駆けすることがある。
  今回は、柏林賞を快勝して4歳世代では一歩抜けているとみられるマルミゴウカイが昨年2着の雪辱を期すか、ばんえい大賞典を8番人気ながら怒濤の追い込みで勝った3歳馬カネサスペシャルが勢いに乗るか。それとも4歳馬ホクショウディープや3歳馬ホクショウムゲンなどそのまでの実績馬が巻き返してくるのかといったところが見物。

各馬寸評:
 1 ミノルシャープ:今季に入り既に8勝、先行して良し控えて良しの競馬で目下絶好調。しかしばんえい大賞典では障害の手間取りで4着、大外枠が影響したか。重い荷物は若干苦手かも。前走では巻き返している。
 2 ホクトノホシ:昨年のオークス優勝以来、一気にクラスが上がって苦戦が続いている。長期休養をはさみ立て直しを図るが、今のところはついて行けていない感じだ。体調が回復しペースが嵌まれば見せ場までは。
 3 ホクショウディープ:ライバル・マルミゴウカイとしのぎを削りつつもここ1年以上無冠。そろそろ勝ちたいところではないか。障害の不安よりも最後のスタミナの課題が見えてきた。軽馬場ならスピードは上位。
 4 ジェイワン:2歳時は重賞で2着2回3着1回とあと一歩だったが成績は常に上位で障害力と安定性が売りであった。今季は調子を崩し一冠目の大賞典も回避。ただ大崩れはしていない。馬体回復がポイント。
 5 フウジンライデン:2歳時のイレネー記念優勝以来、勝ち星自体から1年半も遠ざかっている。ただ少しづつ調子は取り戻しつつあり、あと一歩のところまで来ている。鋭い切れ味と勝負強さが持ち味。接戦なら。
 6 マルミゴウカイ:昨年度は3冠中2冠、今シーズンは柏林賞を勝ち、更に前哨戦の特別戦・山鳩賞もトップハンデながら快勝。4歳世代トップの座を行く馬として負けられないところ。ペースが速くならなければ。
 7 コウシュハサマー:2歳時から注目されていたが、今季に入り素質開花。牝馬らしいスピードとウンカイの仔らしい安定性が絶妙にマッチ。大賞典でも3着ながら見せ場十分だった。走り切れるスタミナがほしい。
 8 カネサスペシャル:大賞典では8番人気で勝利しファンを驚かせたが、この馬の持ち味を発揮したレースだった。後方から行く馬だが時計がかかるレースになれば追いつける。障害も上手。もう一丁十分あり得る。
 9 ツルイテンリュウ:本来は持ち前の自在の脚を操り、昨年ばんえい菊花賞を勝つなど実力馬であるが、しばらくは馬体重が極端に減るなど不調が続いており結果も出ていない。馬体重が戻って来たので一変を期待。
 10 ホクショウムゲン:イレネー記念など2冠を獲得した2歳時のスピードと強さは全く影を潜めてしまった。ここ数戦は馬体重を大きく減らし力を出せる状況ではなかった。まずは体調がどこまで回復できるか。

まとめ:
  3歳、4歳の各世代のそれぞれの傾向を見ると、3歳馬は現時点ではまだどの馬が強いのかはっきりしておらず悪く言えばどんぐりの背比べ状態、4歳馬は各馬が力は付けてきたもののその中でも昨年から頭角を現した一頭が抜け出した格好。その一頭というのがマルミゴウカイ。障害が上手でかつスタミナがある。今シーズンは世代戦に的を絞って出走しその持ち味を存分に発揮。今回のメンバー相手には大きく水をあけている。あえて不安点を探すならば、時計が速くなったときへの対応がどうかというところだが、重賞で荷物もそれなりに重ければ軽馬場になってもこの馬が困るほど極端に速くなることは考えにくい。通算4000勝を達成した藤本Jの手綱も冴えわたる。絶対的本命と言っていいだろう。
  ただもちろん競馬なので何があるかわからない。わずかに逆転の可能性があるのはやはり4歳馬ホクショウディープということになるだろう。マルミゴウカイとはライバル関係であったが最近は連敗しておりやや勝負づけがされつつある。スピード戦に持ち込み障害をうまく切れれば好勝負になりそうだが、あとは最後のひと踏ん張りが課題。ただ一線級とも好勝負してきており見限る馬ではない。あとは実績馬フウジンライデンがようやく調子を取り戻しつつあるが、やはりまだ完調までは時間がかかるか。一方、3歳馬で一発ある馬ならミノルシャープ。ばんえい大賞典では力を余しているイメージもありしっかり走れれば食い込みも、最内は若干気になるが・・。そして大穴馬券を演出したカネサスペシャルも時計がかかるようなレースになれば見せ場まではありそう。当欄ではこれを単穴に持ってきた。あとは好調の牝馬コウシュハサマーが軽量を生かして迫れるか、あるいは4歳馬ツルイテンリュウは着外続きながら一発の魅力はあり穴で一考か。
はむ!の馬券狙いどころ:
  今回のようなレースは本当に馬券をどのように上手く買うかだろう。マルミゴウカイの力が抜けていることは確か。あとはそれを信頼して流していくか、それとも何らかの要素での逆転高配当を狙うか。いつもどっちつかずだから当たらないか当たっても取りガミとかになる。今回はなんとか軸を固めていきたい。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 フォーメーション
   6→3,8,1→3,8,1,7 合計9通り 各300円
   6→3,8,1→5,9 合計6通り 各100円
   6→7→3,8,1,5 合計4通り 各100円
   3,8,1→6→3,8,1,7 合計9通り 各100円
  (はむ!のワイドで勝負!) ワイド 8=6,3,1,5 5=6,3,1 合計7点 100円
  合計5,300円で勝負! (残高80,870円-5,300円=75,570円)

  今回の結果と回顧は、レース終了後2,3日後までに簡単に報告したいと思います。

はむ!のばんえいコラム
(しばらくコラム休憩します。)
  当ブログは、ばんえい競馬を中心とした話題で、予想もやっていて、あたかも専門家気取りで記事を書いてきたわけですが、自分以上によく知っている人も多いし、筆者はどうしても本業とかがあって競馬は趣味でやっている以上、話題作りにも限界があります。特にこのコラム欄の内容を考えるのが厳しくなってきています。というわけでしばらくコラム欄の連載は休憩、気が向いた時にだけ書くこととしたいと思います。(それが次回になるかもしれませんが・・)なお、重賞予想の方はある程度自分なりに蓄積したデータなどを元に続けられる限り続けていきます。