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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2014年11月30日日曜日

【はむ!のばんえい競馬重賞予想2014】第39回ばんえいオークス(11/30)

はむ!のばんえい多々雑感
  2週続けて重賞、しかも今週はG1のばんえいオークスがあり、予想やコラムに頑張りたいところですが、本業など公私に忙しくてネタを考える時間がありません。というわけで、今週はこの欄はお休みにします。と、いうか、今後もこんなことが多くなりそうなので、次回から「予想」「結果」「コラム」に分けてそれぞろ別々の日に書いていきたいと思います。(もちろん続けてはいきます!)

はむ!のばんえい予想前回の結果
  さて、前回のばんえい重賞・ドリームエイジカップ(11/23)の振り返りです。
  まずは結果から。勝ったのは今年のばんえい記念馬ながら、今回は9番人気に甘んじていた8歳馬インフィニティーが先行力を上手く生かし逃げ切り勝ちで今期重賞初制覇で通算3勝目。尾ヶ瀬馨騎手はフクイズミで勝って以来3年ぶりの重賞勝ちとなりました。2着は大外から鋭く追い込んだ6歳馬オイドン、3着は前に差がなく取り付いた4歳馬オレノココロが入りました。単勝は2,160円、三連単242,500円と波乱の結果となりました。
  晴、馬場水分2.3%と乾き気味のせいか、全般的にやや時計のかかる馬場状態。前半は先行馬のトレジャーハンター、インフィニティー、オレノココロが積極的に前に行き、第2障害ではトレジャーが先に仕掛けるも、少し天板で引っかかったところを隣の同厩舎インフィニティーが軽く抜けて先頭に立ちました。トレジャーが差の無い2番手に付け、若干遅れてオレノココロが障害を降り、これに続いてコウシュハウンカイと若馬が行き、両端からオイドンとニュータカラコマが障害をためてひと腰で抜けこれらを追いかけ、前に追いつくような勢い。しかし前に行けば粘り腰のあるインフィニティーが、後続を引き離しそのままゴールで快勝。トレジャーハンターは接戦で息が上がってしまい失速。そこを外からきたオイドンが久々の切れ味を見せ2着、障害をクリアしてから最後までしっかり走り切ったオレノココロが、最内から追ってきたニュータカラコマを押さえ3着に粘り込みました。
  インフィニティーは、あの死闘を演じたばんえい記念以来近走は成績が振るわず、時計のかかる重量戦向けの馬と思われ、今回は若干軽視いましたが、今回は馬場が乾いたということもあってやや時計がかかり、その分積極的に前に行けたのが勝因というところでしょうか。今後、この馬に適した条件の大きなレースも控えておりさらに注目されるところです。
  はむ!の馬券の方ですが、インフィニティーは全く考えていなかったので完敗。ニュータカラコマやキタノタイショウなど実力馬を完全に外して買っていたのでドキドキしながら見ていて結局2頭は来なかったのですが、違うのが来ちゃったというところ。密かにオイドンとオレノココロの馬複なども押さえていただけに、少し惜しい感じがします。(ワイドがあったらなぁ)コウシュハもエーカンも来てないし、負けは負けなんですけどね。

   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2014データ・馬券成績表)

  さて、今週はいよいよG1ばんえいオークスです。早速予想まいりましょう。

はむ!のばんえい重賞予想
2014年11月30日-10R 第39回ばんえいオークス(BG1)(19:05発走)
【出馬表及びはむ!の予想印】
第39回ばんえいオークス(BG1)
(2014年11月30日(日)19:05発走 帯広10R ダ200m 3歳牝馬オープン定量)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
(展開目安)
  センゴクイチ 牝3 660 藤本匠 久田守 青毛 先
キサラキク 牝3 660 鈴木恵 金田勇 芦毛 差
  フェアリードール 牝3 660 安部憲 岩本利 栗毛 差
マルタウンカイ 牝3 660 藤野俊 村上慎 青毛 差
アサヒメイゲツ 牝3 660 西将太 松井浩 栗毛 追
  ツルマキイチバン 牝3 660 工藤篤 村上慎 鹿毛 先
  キクノカチドキ 牝3 660 尾瀬馨 金田勇 栗毛 差
メモリアルサマー 牝3 660 西謙一 岡田定 青毛 先
  ソラチキクヒメ 牝3 660 村上章 村上慎 栗毛 先
10 アアモンドセブン 牝3 660 舘澤直 小林長 青毛 逃
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
 複勝 8,5  馬複(BOX) 2,5,6 合計3通り
 三連単(フォーメーション) 2→5,8,10→5,8,10,4,1,3 合計15通り
 三連単(フォーメーション) 2=5→8,10,4,1,3 合計10通り
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
  牝馬最高峰、それも一生に一度しかないレース。それがオークス。ばんえいオークスも開催時期は違うもののその栄誉は同じだ。牝馬なら各馬ここを目標に満を持して挑戦してくるだろう。
  負担重量は定量戦でクラスに関わりなく660kgで固定。そうなると上位馬が断然有利だ。しかしながら過去の傾向は1番人気の勝率は高くない。(帯広固定開催の2005年以降は2008年のニシキエースと2009年ワタシハスゴイの2回のみ)かといって超人気薄が来ることも少ない(例外は2006年のキキリンドウ(10番人気))。概ね2~4番人気程度の馬が来ている。
  こういった傾向を踏まえても、今回はキサラキクの力が抜けている。黒ユリ賞は快勝。イレネー記念でも勝利寸前までいった。今シーズンに入って、格付けとハンデで厳しいレースが続いていたが近走はすっかり調子が戻り、ばんえい菊花賞でも2着に入っている。先行力がある上に、第2障害を越えてからもしっかり走り切る力を持っている。死角を探すとすれば、他にマークされる立場になるので、例えばペースをかき回された場合に追走に手間取り障害で引っかかるような可能性があることや、切れ味のある追い込み馬に差される可能性がわずかながらあることか。それでも本命は揺るぎない。
  そのキサラキクを負かす可能性がある馬とすれば、アサヒメイゲツくらいだろう。大型の馬体で力強い末脚には定評がある。重賞ではあと一歩のところで届かない感じだが、大崩れもしていない。あまり先行馬に遅れてしまうと、昨年のナナノチカラのような鬼脚という感じではないので、やはり追いつききれないこともあり得る。第2障害までにどこまで力を温存できるかもカギ。ただ枠順は真ん中の丁度いいところを取れた。
  上位馬ということでは、アアモンドセブンが3番手に入ってくる。スピードと先行力がある。今回は大外に入ったこともあり、良い位置取りをキープする意味でもハナを切って行くだろう。ただ最後まで息が続くかどうか。軽馬場なら逃げ切るチャンスもありそうだがどうか。若手の舘澤騎手の手綱で積極的なレースが期待されるところ。
  以上が上位3頭で、上位馬は多くの重賞経験つまり重量経験があり抜けているが、そこは展開次第で下位馬が食い込んでくる余地はないでもないだろう。その中では高い連対率を誇るセンゴクイチあたりがおそらく注目されるところであろう。先行力があって台風の目になりそうだが、最内枠に入り動きはどうか。隣にキサラキクがおり、これを負かせに無理に行こうとすると息が続かないかも。
  本欄では、メモリアルサマーという馬に注目した。今シーズンはC1~B4クラスで障害に苦労するなどあまりパッとしないレースを続けているが、もともとは黒ユリ賞4着など重賞で善戦してきた馬。この馬はそこそこ重量を背負って行ったほうが力を発揮できるのではないか。一発あるとすればこの馬と見て、単穴扱いとした。
  もう一頭おもしろそうなのがマルタウンカイ。実績としては黒ユリ賞6着が目立つ程度だが、まだこの馬の力が十分発揮されていない。これまでは速い展開に戸惑っている感じ。じっくり歩ける今回は大化けがあるかもしれない。注意マークで。
  あとは、勝負強さを持っているフェアリードール、好調をキープし、自己条件で勝ち込んでいるツルマキイチバンあたりが少しでも見せ場を作れるか注目。キクノカチドキソラチキクヒメも自己条件では先行力を生かしいいレースをしているが、まだCクラス。重量戦も未経験でさすがにここに入ると力の差がありそう。

  はむ!の馬券買い目は上表のとおり。キサラキクを頭にするならやはりどこまで絞れるかがポイント。人気サイドで決まれば配当的妙味はないだけに、伏兵が突っ込んでくると楽しいが、手広くならないよう馬券にうまく起こせるかが問題だ。

  今回の結果は終了後速やかに報告します。初めにも書いたように、次回から記事はコラム、結果、予想を分けることを考えているので、逐次時間があるときに更新していくつまりです。
  なお、次回ばんえい重賞は少し開いて12/21。ばんえいダービー(BG1)です。予想のブログは重賞の前日までには更新する予定です。

2014年11月22日土曜日

【はむ!のばんえい競馬重賞予想2014】第5回ドリームエイジカップ(11/23)

はむ!のばんえい多々雑感
  最近のニュースで、大量の弱った犬が河川敷に捨てられていたというのがありました。そして各地で不法遺棄された犬猫が見つかっているというニュースが相次いでいます。こういうことは、今になって始まったことではないが、最近特に増えているそう。その理由はいろいろありますが、ブリーダーを名乗る業者が、チワワやプードルなど流行で売り物になる子犬を出せなくなった繁殖犬の処分に困り捨てたというケースなどが多いようです。つまり産業廃棄物の不法投棄の問題になっています。
  一般的にこういうニュースが出ると、「ひどい」「かわいそう」だとかそういう感情が行き交います。一方では「犬をモノ扱いしてけしからん」とか「人間のエゴで・・」とかいう言葉で、飼い主まで含めて犬猫に関わる人々が責められるような風潮もあります。行き場を失ったワンニャンたちは保健所行きになってさらに悲惨な結末が・・・これがさらに非難の対象になったりします、
  しかしこれが犬ではなく馬だったら?競走馬の世界もブリーディングが基本で、血統中心主義。レースに使えず又は生産ラインにも必要のない馬は残念ながら(人間の手によって)処分されるのが当たり前です。馬の場合は保健所ではなくて解体業者などの手によって処理されます。市場にすら出ずにいっさい日の目を見ないまま星となっていく馬も相当います。ましてやまるまる太ったばん馬などは初めからレースに出ること自体考えられていない馬も多く、そういう馬は一定の時期が過ぎると、それなりの所に連れて行かれます。
  何が言いたいか?こういう馬の処理システムをそれなりに理解している者からすると、犬猫の問題がことさら社会問題のようにニュースになることには若干の違和感を感じます。(犬と馬は生きる目的が違うから一緒にするなという意見もありますが、「人間のエゴ」という観点からすれば変わりはないでしょう。)
  動物に対する感情というのは、人それぞれで、立場が変われば考え方もいろいろ。国や宗教などグローバルな問題にも絡むテーマです。ただ犬猫にしても馬にしても、人間のそばで産まれた彼らの幸せは、きっと人間とともに生き、そして人間の役に立つということだと思います。そんな中では短い一生を終えてしまう場面もある程度は受け入れないといけないのかもしれません。そういうことを想いながら、今日も競馬をやります。

はむ!のばんえい予想前回の結果
  さて、前回のばんえい重賞・クインカップ(11/9)の結果を振り返ります。
  重賞になると滅法強いナナノチカラが持ち前の末脚を爆発させ馬快勝。黒ユリ賞、オークスそして今回のクインカップとこれまでの同世代牝馬重賞を総ナメという結果になりました。馬場水分1.5%と重めで時計のかかる馬場、レースは大方の予想通り、軽量のキタノシャネルが出足よくハナを切り、やはり先行馬のフジノルビーがこれを追う展開。有力馬勢はあまり無理せず先行馬を見ながら好位置につけるという作戦。キタノシャネルが果敢に逃げて第2障害も先頭でクリア。フジノルビーの方は膝を折りストップ。これを横目に有力馬クインフェスタが早めに仕掛け、障害を軽くクリア、そうなると失速してきたキタノシャネルをかわし先頭へ、内からセイコークインらも越えてくるが、4,5番手でナナノチカラが障害をうまくクリア、こうなるとこの馬はものすごい鬼脚を持っており、キャンターで一気に前を追い、すぐに先頭を行くクインフェスタまで追いつき一騎打ちに。そしてその勢いでナナノチカラが前に出てそのままゴールしました。クインフェスタも強いレース運びでしたが切れ味勝負で惜しくも2着に。その後は、少し離れて最内からセイコークイン、外からコウシュハクィーンとこれも有力馬が端枠の不利を感じながらも、スピードの落ちてきたキタノシャネルをかわし、3着争いまで。最後はセイコークインが粘りこみ、結局1,2,3番人気の堅い決着となり、4着のコウシュハクィーンまで入れると結局上位4頭が強いレースを見せたというレースでした。逃げたキタノシャネルが5着、穴人気したフジノルビーは膝折がたたり9着でした。
  はむ!の馬券は、見事三連複特券でゲット!と喜んだのもつかの間、払戻金は三連複320円という超ガチガチ。しかも三連複は4頭BOXで買うと3点ではなく4点だったというミス。他にもクインフェスタ頭の3連単などヒモ穴狙いの馬券もちまちま買っていたため、取りガミなんて言葉を使うのもはばかるほど情けない結果になりました。次がんばろ。

   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2014データ・馬券成績表)

  さて、先週までナイター開催だったばんえい。今週から暮れまでは準ナイターということで、全体的に1時間繰り上がり開催されます。コースもロードヒーティングが入れられ冬仕様。しかし益々熱いレースが期待されます。今週は各世代代表選抜のドリームエイジカップ。いつものメンバーではありますが、荒れる要素もあり?早速予想いきたいと思います。

はむ!のばんえい重賞予想
2014年11月23日-10R 第5回ドリームエイジカップ(BG3)(19:05発走)
【出馬表及びはむ!の予想印】
第5回ドリームエイジカップ(BG3)
(2014年11月23日(日)19:05発走 帯広10R ダ200m 4歳以上馬齢選抜別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
(展開目安)
  ニュータカラコマ 牡6 780 藤野俊 村上慎 鹿毛 追
オレノココロ 牡4 770 鈴木恵 槻舘重 青毛 先
  キタノタイショウ 牡8 780 大河和 服部義 栗毛 差
  ホクショウユウキ 牡5 770 松田道 岡田定 鹿毛 先
  ホクショウバトル 牡7 750 島津新 岩本利 鹿毛 先
  インフィニティー 牡8 760 尾瀬馨 金田勇 鹿毛 先
○  トレジャーハンター 牡7 760 浅田達 金田勇 鹿毛 逃
コウシュハウンカイ 牡4 760 藤本匠 大友人 栗毛 先
ニシキエーカン 牡5 770 工藤篤 村上慎 栗毛 差
10 オイドン 牡6 770 安部憲 鈴木邦 栗毛 追
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
 単勝 8,10  応援馬券(単+複)9
 馬複 8,7=8,7,9,10,1 合計7通り
 三連単(BOX) 8,7,2,9 合計24通り
 三連単(フォーメーション) 8→7,2→9,10,1,3,4 合計10通り
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
  馬齢対抗戦と他の競馬にはない条件の重賞ドリームエイジカップ。4歳から7歳及び8歳以上からそれぞれ2頭ずつ。しかし賞金上位から選ばれるので結局はいつもの古馬重賞と似たようなメンバーになる。ただこの時期とメンバーにしてはやや荷物が軽いレース、また層が薄めの年齢から出てきた馬はハンデに恵まれ、一昨年のテンマデトドケ、昨年のトレジャーハンターと人気薄が大駆けすることもしばしばだ。
  馬場状態も、今週からゴール前の砂障害が取り除かれ、力よりスピードや位置取りがポイントとなってきそうだ。
  今回の出走馬を眺めて見ると、各世代の代表がバランス良く登場しているように感じる。そんな中最も若い4歳世代だが、これまでの成績をみても今年はかなりレベルが高いように感じる。そして本欄では4歳2頭のうち、コウシュハウンカイの方を本命にした。この馬は派手さはないが安定性は抜群だ。障害も上手く、他馬に影響されず最後までしっかり走りきれる脚を持っている。他の切れ味のある馬に差されることは多々あるが、それでも成績が大崩れすることはない。今回の相手は古馬のトップがそろい手強いがこのメンバーでも互角の戦いをしてきており、足りない馬ではない。軸として考えてよさそうだ。
  同じ4歳馬からオレノココロが出ており、こちらも有力だ。重賞実績ではコウシュハウンカイよりこちらの方が上。その分10kgハンデ加増というのがどう影響するか。あと、この馬は先行力もあるものの、障害で焦って失敗することが時々ある。スピードレースになるとその心配は増す。そのためこの馬一本に絞って狙うには無理がある。したがって単穴評価とした。
  そこで、対抗となりうる馬として、昨年の覇者で7歳のトレジャーハンターを選んだ。今回レース展開としては、どの馬も前には取り付いていきたいものの、積極的にハナを奪いに行きたいというような馬はいない。するとスピードのあるこの馬あたりがすっと前に出てレースを引っ張るような展開が考えられる。障害は上手なので、平坦となったゴール前まで一気に駆け抜けるシーンが見えてくる。
  あとの馬は、いずれの馬も強い面ともろい面があって予想するには印が足りないぐらいだ。そうであれば本欄として追い続けている5歳のニシキエーカンから印を外すわけにいかない。他の馬に押されているが、足りない馬ではない。かなりの切れ味を持っており、同じようなタイプが内と外にいるので、ただ、前走出走取消の影響などがどの程度あるのか、当日のパドック気配などにも注目したい。
  一時期最強と言われた現6歳世代、その代表格になっているオイドンだが近頃重量への対応が難しく、伸び悩みの傾向だ。しかしそこはやはり実力馬、軽くなってスピード競馬になればこの馬は力を発揮する。近2走で大敗している後というのが気になるが、それで人気を落としているようなら狙いたい。注意扱い。
  他では6歳ニュータカラコマ、8歳キタノタイショウの2頭は、前哨戦のオータムカップで久々に強さを見せ、今回も適度な重量で勝てる条件は揃ったが、やはり展開に注文が付く馬なので中心としては考えにくい。当欄の予想としては無印とするか、良くても3頭目の押さえ程度だ。ただ、両馬とも障害をうまく越えてくれば勢いがあって圧勝も考えられるので、そうなった時は素直に負けを認めるしかない。
  その他では、5歳馬ホクショウユウキ、重賞に強く軽視は禁物だが、この馬はスピードよりも力勝負が得意なタイプだろう。それは8歳馬インフィニティーにも同じことが言える。一方ホクショウバトルはスピードは抜群の馬だが、近走は全般に振るわない。このあたりは見送りの一手。
  はむ!の馬券買い目は上表のとおり。どれが来てもおかしくないので、◎コウシュハウンカイ○トレジャーハンターを中心になるべく絞り込みたい。

  今回の結果は終了後2,3日以内に2014成績表に書くとともに、次回記事で寸評します。

  次回ばんえい重賞は翌週11/30。いよいよ久々のG1、ばんえいオークス(BG1)です。ブログは重賞の前日までには更新する予定です。
その間も突然記事を書くことがあるかもしれませんが、その節にはよろしくお願いします。

2014年11月8日土曜日

【はむ!のばんえい競馬重賞予想2014】第39回クインカップ(11/9)

はむ!のばんえい多々雑感
  秋も深まるこの時期は競馬にとっても最もベストシーズンで、重賞が目白押しです。ばんえいも3週続けて重賞ということで、当欄も追いつかない感じです。そんな中、先週祝日には地方競馬の祭典JBCもあり盛り上がりました。結果は御存知のとおり、レディスがサンビスタ、スプリントがドリームバレンチノ、クラシックがコパノリッキーがそれぞれ勝ち、当欄の予想的には1勝1敗1分けというところでした。レディスは2着に食い込んだトロワボヌールを本命にしながら、サンビスタの頭を買えず、馬複のみの当たり。スプリントはドリームバレンチノはバッチリだったものの2着に地方のサトノタイガーが逃げ粘り、そちらの複勝のみの当たり。クラシックはコパノリッキーを外しており大外れ。トータルではマイナスになってしまいました。それぞれ見立ては悪くなかったのですが、それが馬券につながってないのが悔しいところ。しかし勝ち負けを離れて、JBCというお祭りに参加できたという感じです。欲を言えば、TV(グリーンチャンネル又は地方競馬ナインあるいはネット中継)でももう少し現地の盛り上がりの雰囲気がわかるような中継(それこそ現地リポーターを出すなど)があればいいのになと思いました。(そのあたりのノウハウは前回当欄で批判した某民放局が上手)いずれにせよ、地方競馬が盛り上がっていくことが最も望ましいことであり、その裾野が広がることを願っています。

はむ!のばんえい予想前回の結果
  さて、前回のばんえい重賞・ばんえい菊花賞(11/2)の結果を振り返ります。
  結果から言うと、この世代のトップを走りながら重賞に縁がなかったハクタイホウが待ちに待った悲願の重賞初制覇、赤塚騎手も初めての重賞勝ちとなりました。
  前日に雨が降り、馬場水分3.5%と軽めの馬場。前半は大方の予想どおり、内側の枠からオオゾラシンスケ、外側からアアモンドセブンといったところがレースを引っ張り、有力馬がこれを追う展開。ただ極端にペースが速くならず、比較的落ち着いたレース展開でした。第2障害は最内のシンザンボーイが先にチャレンジするも、程なくこれを追って坂を上ったハクタイホウが障害を軽くさばいて、先頭で障害を降りました。後続がもたつく間に一気に離していきました。こうなると最後まで走りきれるかが焦点。しかし軽馬場もあってスピードの緩みは最小限に収まりました。シンザンボーイらがこれを追うも失速、比較的障害を上手く越えてきたキサラキクとカイシンゲキが競り合いながら2着争い。これを見ながら、ハクタイホウは最後さすがにスピードが緩むもののセーフティリードを保ち快勝でした。しぶとさが身上のキサラキクがやはり重賞では粘りを見せて2着、3着は復調のカイシンゲキが残りました。本欄で狙ったアサヒメイゲツは、障害でもたついてしまい、最後の直線はいつもの一気の追い込みの脚を見せましたが、届かず4着どまりでした。シンザンボーイは前に行きましたが残せる脚がなくが5着、最内枠が影響したのかもしれません。
  はむ!の馬券の方は、聞かないで~という感じ。アサヒメイゲツを厚めに買っていただけに届きませんでした。追い込み馬だから外すパターンも考えていたのに実行に移せず。カイシンゲキも注意マークまで打っておきながら、3着付けが出来ず。本当に馬券の買い方が下手だなと反省の日々です。

   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2014データ・馬券成績表)

  さて、3週続いたばんえいの重賞。JBCもあったので、だいぶ記事疲れしてきましたが、最後はビシッと取りたいと思います。次の日曜9日は4歳牝馬限定戦のクインカップです。それでは早速予想いきます。

はむ!のばんえい重賞予想
2014年11月9日-10R 第39回クインカップ(BG3)(20:10発走)
【出馬表及びはむ!の予想印】
第39回 クインカップ(BG3)
(2014年11月9日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 4歳牝馬オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
(展開目安)
セイコークイン 牝4 710 松田道 岡田定 鹿毛 先
  アグリナデシコ 牝4 690 安部憲 松井浩 栗毛 差
  エーマン 牝4 690 西謙一 西弘美 栗毛 差
クインフェスタ 牝4 710 浅田達 金田勇 鹿毛 差
  キタノシャネル 牝4 680 大口泰 平田義 青毛 逃
フジノルビー 牝4 690 西将太 大橋和 青毛 逃
  センショウパワー 牝4 680 藤本匠 岩本利 青毛 先
ナナノチカラ 牝4 710 鈴木恵 小北栄 栗毛 追
  カネサエクセル 牝4 690 藤野俊 村上慎 鹿毛 差
10 コウシュハクィーン 牝4 710 大河和 皆川公 栗毛 先
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
 馬複 4=1(特券)
 三連複(BOX) 4,1,8,10 合計3通り(特券)
 三連単(フォーメーション) 4=1→6,5,7,3,9,2 合計12通り
 三連単(フォーメーション) 4→6,5,7→1 1→6,5,7→4 合計6通り
 三連単(フォーメーション) 4or1→8,10→6 4or1→6→8,10 合計8通り
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
  今年もこの季節がやってきた。ばんえいの名物レースの一つとも言える4歳牝馬の重賞・クインカップ。過去5年の勝ち馬は2009年からユーファンタジー、ホクショウマドンナ、キタノサクラヒメ、マリンチャンス、カネサマドカ。このメンバーを眺めると、シンデレラのように突如現れるヒロインのイメージだ。実際上に挙げたすべての馬がこのレースで重賞初制覇(但し、その後は加重ハンデに苦しみ重賞未勝利)となっている。こういう宝探しのようなレースは予想する方としては楽しい。(しかし当てるのは難しい。)今年のメンバーで重賞を勝っているのはコウシュハクィーンとナナノチカラの2頭のみ。今年も新たなシンデレラは誕生するか。
  ジンクスを取りたいわけではないが、今回のメンバーの上位4頭と下位6頭は力の差があると見ている。その上位の中から、重賞を勝っていない2頭(クインフェスタ、セイコークイン)を軸に考えてみた。この2頭は重賞や古馬との特別戦などでも常連であり、今まで重賞を取っていないのが不思議なぐらいだ。昨年のばんえい菊花賞で2頭とも勝利を目前にしながらゴール寸前で止まったのは記憶に新しいところ。あれ以降、最後までしっかり走りきれるよう稽古を積んできている感じで、近走は最後でバタバタということは少なくなってきた。
  そしてこの2頭のどちらを本命にするかは甲乙つけがたく難しいところであるが、枠順の有利さでクインフェスタの方を本命に挙げてみた。Aクラスに上がって古馬の実力馬との対戦が増える中でも成績は安定しており、非常に力をつけている感じだ。展開にも左右されず、前につけても後ろから行ってもそれなりに走れ、牝馬ならでは一瞬の切れ味も持っている。重量も気にしない。あとは最後ゴール前の甘さが出なければ。
  一方ライバルのセイコークインも負けてはおらず、前哨戦の紅バラ賞では接戦を制している。こちらも古馬相手で揉まれており重量もこなしている。クラスを上げてきてモチベーション的にはこちらの方が上かもしれない。ただ、今回は昇級による重量加増でトップハンデに並んだ上、1番枠となり、中枠よりもややスピードが落ちる懸念がある。その部分を割り引いても勝つ可能性も含めいい勝負はできるであろうが、あえて比較するとすると、今回は順調さでクインフェスタの方を取りたい。
  一昨年の黒ユリ賞と昨年のオークスで勝っているナナノチカラも、休み休み出ている感じだが、重賞となると力を発揮する。この馬の持ち味はやはり障害を越えてからの鬼脚だろう。ただ、近走を見ていると最後の一発に賭けるというよりも、粘りながら前を拾っていくようなレースになっている。これは、力をつけて落ち着きが出たとも取れるし、ズブさが出てきて切れ味が落ちているとも取れる。外枠についてはその方がごちゃつかずマイペースで走れるかもしれない。先行馬に遅れを取らずついて行きたいところ。
  あと一頭の4強コウシュハクィーンも先行力があって、しかも大レースに滅法強いところ見せている。前哨戦惨敗後、一旦軽量戦を使ってスピードのロスを修正してきた感じがある。大外など気になる点もあるが、軽視は禁物だ。
  上記4頭が実力、実績ともに抜けているが、当欄としてはやはり下位メンバーからここに食い込んできそうな馬を探したいところ。その一番手はに近走好調のフジノルビーが挙げられる。先行力があり、障害も上手だ。同世代の特別レースでは今年初めのばんえいプリンセス賞で上位馬相手に3着まで粘るなど、マイペースで逃げられればかなり他馬が追走に手こずるような場面もあるかもしれない。ハンデも有利だ。押さえておきたい一頭で、当欄ではこちらの方に△印を打った。
  あと3着までに押さえたい馬を挙げると、2歳時にヤングチャンピオンシップで惜しい2着に入ったアグリナデシコは、軽馬場になれば大駆けがある。センショウパワーも先行できる馬なので粘れば着を拾うことは可能か。キタノシャネルはテンのスピードが速く、おそらく途中まではハナを切るだろう。あとは障害を含めどこまで粘りきれるか。
  その他、カネサエクセルエーマンが出走しており、いずれも一発の魅力は秘めた馬ではあるが、今回の条件では厳しいか。

  ちなみにはむ!の馬券買い目は上表のとおり。今回はあまり迷わず、上位2頭の馬複1点と上位4頭の三連複3点BOXの特券(1000円)買いでズバっと決めてみたい。と思いつつ、フジノルビーあたりが気になるので余計なものをちまちま買うという踏ん切りの悪さ。こんなことだからいつまでたっても馬券下手からは抜け出せない。

  今回の結果は終了後2,3日以内に2014成績表に書くとともに、次回記事で寸評します。

  次回ばんえい重賞は2週間後の11/23ドリームエイジカップ(BG3)です。ブログは重賞の前日までには更新する予定です。
その間も突然記事を書くことがあるかもしれませんが、その節にはよろしくお願いします。

2014年11月2日日曜日

【特集】はむ!の2014JBC予想とみどころ(盛岡・11/3)

はむ!のJBC多々雑感
  今年もやってきました。地方競馬の祭典JBCの季節。ばんえい中心の本ブログではありますが、JBCに関してはやはり地方競馬のお祭りですし、これまでも毎年予想をやっておりますので、今年も例年どおりやらせていただきます。
  今年のJBCの開催地は盛岡。12年ぶりの開催です。この間、岩手競馬は一旦廃止が決まりながら何とか存続に持って行ったこと、そして大震災で一時期レースが実施できなかったことなどいろんな困難を乗り越え、そしてJBCを開催できるまでになったということで、感慨深いものがあります。ぜひかみしめて楽しんでいきましょう。
  JBCのウンチクは以前にも書いているし、他にも詳しいサイトがあるのでそちらの方を見ていただくとして、時間もないので早速JBCの3つのGIレースの予想に入らせていただきます。

はむ!の2014JBC3レース予想とみどころ

2014年11月3日-盛岡8R 第4回JBCレディスクラシックJpnI(14:15発走・ダ1800m牝)
【はむ!の予想印】
◎ (6)トロワボヌール
○ (4)ワイルドフラッパー
▲ (10)サンビスタ
△ (9)アクティビューティ
注 (3)ピッチシフター
【はむ!の見解】(個人的見解です。)
  前走の強さを見せつけられればワイルドフラッパーの強さが際立ち、今回もこの馬で堅そうだが、関東馬トロワボヌールに未知の魅力を感じる。地方未経験ではあるが盛岡なら得意の左回りで坂もあり、ある程度ワイルドフラッパーをマークできれば十分差し届くチャンスはあるとみた。枠順も手頃だ。門別でワイルドフラッパーに勝っているサンビスタがこれを追う。タフな馬場になれば。もう一頭有力のブルーチッパーは逃げたい馬だが、第1コーナーまでが短い1800mで普段使わない15番枠で、初めに脚を使いそうだ。それなら交流重賞に慣れているアクティビューティの方を押さえたい。最内に入ったコーリンベリーも軽量が魅力だが経験不足と距離が長いか。
  我らが地方代表では、もし兵庫のエーシンサルサが出ていれば見せ場くらいはあったかもしれないが出走できず。他の馬ではJRA勢とはやはり力の差がある。唯一、昨年このレースで5着に入り、夏の交流重賞サマーチャンピオンで2着に食い込んだ愛知のピッチシフターにチャンスがあるが、力のいる盛岡で今回のメンバーとなるとやはり厳しいか。一応願いを込めて注意マークまで打っておきたい。あと注目されるのは地方7連勝中の高知のポーラトウショウだが、1400mでも上がり40秒前後かかっており、やはり力の差は相当ありそう。その他善戦期待は浦和のマイネエレーナ、船橋のカイカヨソウ、地元岩手のコウギョウデジタルあたりか。それから、愛知のブレーヴスキーは女性の木之前葵騎手が初のJBCに挑戦する。こちらの方は馬券を離れて注目だ。とにかく地方馬は結果はともかく特に応援したい。
【はむ!の馬券】
  JRA勢のみだと安くなりそうなのでできる限り絞っていきたい。トロワボヌールとワイルドフラッパーの2頭中心で、ブルーチッパーが入ったらゴメンナサイという感じ。あとは、地方所属馬は3着も難しいが、応援で複勝など。一つでも入ればいいが。
  馬複(BOX) 6,4,10 3通り
  三連単(フォーメーション)6=4→10,9,3 6通り 4→10,9,3→6 3通り
 (以下地方所属馬応援)
  (単勝+複勝)3,16
  (複勝のみ)2,5,7,8,11,12,13,14
  (ワイド)3=6,4,10

2014年11月3日-盛岡9R 第14回 JBCスプリントJpnI(14:55発走・ダ1200m)
【はむ!の予想印】
◎ (12)ドリームバレンチノ
○ (1)ノーザンリバー
▲ (15)セイクリムズン
△ (6)タイセイレジェンド
注 (2)コパノリチャード
【はむ!の見解】(個人的見解です。)
  このレースのポイントはなんといってもJRA高松宮記念馬コパノリチャードの取捨だろう。スピードは申し分ないが、初ダートでどれだけ走れるのか見ものだ。内枠、武豊Jと好走条件は揃っているが、当欄ではやはり疑問符?をつけたい。いかにも芝向きの血統でダイワメジャーの産駒はかつてカレンブラックヒルが惨敗したようにダートは苦手だ。しかも前走の新潟芝でのスプリンターズSの走りも今一つだった。コパ氏は地方競馬にも理解のある馬主で応援したいが馬券としてはさすがに信頼は難しい。
  そうすると前走東京盃で強い勝ち方を見せたノーザンリバーが最有力となりそうだが、最内枠に入り、控える競馬をするタイプなので外からかぶせられると窮屈なレースになるかもしれない。盛岡は向正面も若干余裕があるが、それでも16頭もいるとごちゃつきそう。それならそろそろ交流重賞にも慣れてきたドリームバレンチノにもチャンスは出てきたと見てこの馬を本命に推したい。1年前のJBCで初めてのダートながらなかなかの走りを見せて以来、勝ちきれないまでも存在感は見せている。12番枠はかなり外だが、無理をしなければ脚を使うこともないだろう。地方を知り尽くした岩田騎手の手綱さばきも注目だ。
  百戦錬磨のセイクリムズンは勝負以上に応援したい馬でもある。前走東京盃は謎の32kg減の馬体重ながら3着に粘り込むなど、さまざまな困難を克服するタフな馬だ。今回15番枠というかなり外に入り厳しい競馬にはなりそうだが、無視すれば痛い目にあいそうだ。あとは昨年この欄の予想で◎にしたタイセイレジェンド、8歳ながらJBC初出走が不思議なティアップワイルドなどスペシャリストも虎視眈々上位進出を狙っているが、やや力不足か。個人的にはスノードラゴンがこのメンバーに入っていればさらに盛り上がるのにという感じではあるが、今回のメンバーでも十分だ。
  地方馬はやはり兵庫のタガノジンガロあたりが出てくると勝負になるかも?というのがあったが、やはり盛岡は遠かったか。あとの馬はJRA勢とはかなり差があり3着までも相当厳しい。南関東のキモンレッドサトノタイガーハードデイズナイト、地元岩手のランドオウジあたりが、地方馬最先着を争いそう。その他の注目は佐賀のエスワンプリンス、高知のサトノロマネがそれぞれの地元の期待を背負うが力の差は大きそう。
【はむ!の馬券】
  やはりこちらも絞っていきたい。ノーザンリバーが強いと思うが、ドリームバレンチノがそろそろという感じがあり、こちらから入りたい。セイクリムズンも敬意を表して、コパノリチャードがここで来るようだとやはり考え方を変えなければならない。
  馬単 12→1,15,6 3通り
  馬複(BOX) 12,1,15 3通り
  三連単(フォーメーション)12=1→15,6,2 6通り (BOX)12=15=1 3通り
 (以下地方所属馬応援)
  (複勝)13,3,10,5,11,16,7,9,4,8

2014年11月3日-盛岡10R 第14回 JBCクラシックJpnI(15:40発走・ダ2000m)
【はむ!の予想印】
◎ (3)カゼノコ
○ (4)ワンダーアキュート
▲ (6)クリソライト
△ (9)ベストウォーリア
注 (7)ホッコータルマエ
【はむ!の見解】(個人的見解です。)
  さすがJBC、地方競馬の最高峰。現時点での最強メンバーが揃った。JRA6頭は全部G1馬。どれが来てもおかしくない。
  混戦模様必至の中で、3歳馬で今年のジャパンダートダービー勝ち馬カゼノコの一発を狙ってみたい。この馬は当初補欠であったが、登録のあったクリノスターオーが回避したことにより、出走権が回ってくるという強運がある。JDDでは最強とされたハッピースプリントを後方一気で最後差しきるというレースぶりを見せている。今回の相手は強いが決して不足のある馬ではないし、成長も見込める。55kgと軽量で出られるのも魅力だ。中団より後ろにつけるとは思うが、盛岡の直線なら差し届くのも可能だ。今回は十分チャンスありと見て当欄では本命とした。
  常連のワンダーアキュートも8歳になっても健在だ。今年も帝王賞でコパノリッキーをねじ伏せている。この馬にとって2000mは適距離でもあり、武豊騎手とともに横綱相撲を見せるか。クリソライトも力をつけてきた一頭だ。前走の日本テレビ盃では2着以下を寄せ付けない圧勝。あとはルメール騎手が盛岡でどのように立ち回るか。なるべくいい位置につけたい。前走マイルチャンピオンシップ南部杯を勝ったベストウォーリアももちろん無視はできない。盛岡を経験しているのは大きいし、JRAトップジョッキーの戸崎騎手は地方も熟知している。ただ、この馬はもう少し短い距離の方が合うか。
  いろんな意味で最も注目されるのがホッコータルマエであろう。あれだけ強かったタルマエがドバイ以降完全に調子を落としてしまい、よくここに出てきたという感じが強い。好調であれば今回の相手でも引けを取らないどころか最有力になるのは間違いないところだが。どこまで馬体が回復しているのか、そして持ち前の勝負根性が戻ればというところ。見守りたい一頭だ。もう一頭、JRAのG1フェブラリーSであっと言わせたコパノリッキーも有力だが、15番枠というのがどうか。2000mの場合は第1コーナーまで少し余裕があるので位置取りでのロスは少ないと思われるが、上位馬で接戦になったときに最後の脚が残っているのかがポイントだ。
  地方馬勢はやはり大きく離されている。ハッピースプリントがここにいればという思いがあるが仕方ない。地方最先着を狙うのはJRA時代に好走した岩手のナムラタイタン、大挙してやってきた高知勢から地元重賞を連勝しているファイアーフロート、前走南部杯で見せ場まで作った岩手のコミュニティあたりだろう。少しでも上位に入ってもらいたい。また鉄の女トウホクビジンは馬券を離れても応援したい。
【はむ!の馬券】
  JRA6頭はどれも強いのでなかなか絞りきれない。お祭りなので応援を中心に。カゼノコとワンダーアキュートが同枠にはいったので、当欄としては珍しい枠連を中心に狙ってみたい。地方馬の応援複勝はまず当たることはないので観戦料と考える。
  枠複 2→3,5,4 4通り
  馬複(BOX) 3,4,6 3通り
  三連単(フォーメーション)3=4→6,9,7 6通り 3→4,6→4,6,9,7,15 8通り
  単勝 3,(応援で)7
 (以下地方所属馬応援)
  (複勝)8,13,14,5,16,11,1,10,2

  改めて、JBCの3つのJpnIはむの本命は
レディスクラシック ◎ (6)トロワボヌール ○(4)ワイルドフラッパー
スプリント◎ (12)ドリームバレンチノ ○ (1)ノーザンリバー
クラシック◎ (3)カゼノコ ○ (4)ワンダーアキュート
と、◎は穴馬、○は人気馬という感じです。

  以上です。その他この日は関連重賞もあって1日盛り上がりそうです。多くの人々に注目されることを願います。中継はネット(keiba.go.jp)又はグリーンチャンネル、スカパーの地方競馬ナインで。
  予想の結果については、特筆すべきことがない限り本ブログでは報告しないかもしれませんのであしからず。

2014年11月1日土曜日

【はむ!のばんえい競馬重賞予想2014】第39回ばんえい菊花賞(11/2)

はむ!のばんえい多々雑感
  さすがに連続重賞だし、今週はいろいろ重なりすぎて手に負えなくなってきたので、今回はいつものコラムはお休みにします。次回以降はまたやりたいと思いますのでよろしくお願いします。なお、これとは別に11/3の盛岡JBCの予想を明日にはアップする予定です。

はむ!のばんえい予想前回の結果
  さて、前回のばんえい重賞・北見記念(10/26)の結果を振り返ります。
  この日の帯広方面は特に昼間この時期としてはかなり暖かく、馬場が乾いて時計のかかる馬場になっていた中、北見記念は高重量戦ということもあり前半からスローペースに。先行したい各馬もなかなかスピードが上がらず、結局ほぼ横一線のまま第二障害へ。先行馬のホリセンショウとインフィニティーが仕掛けたものの、坂の途中でストップ。しかし他の各馬も同じようにひと腰で障害を越えられず、厳しいレース展開になりました。
  その中インフィニティーが障害力を生かしなんとかクリアしたところ、力をためていたホクショウユウキが2番手で障害を越えてから、インフィニティーをかわしにかかり、岩見沢記念に続く重賞連覇と思われましたが、ここのところ調子を上げてきていたフクドリが障害を上手くまとめて中位でクリアしたあとは一気に前の2頭に迫り、最後は逆転でゴール。フクドリは常連でありながら、重賞制覇は初となりました。時計のかかるレースになってその総合的な力が発揮されたものと思われます。2着はホクショウユウキで、やはり相当の力を持っているところを披露。3着に入ったインフィニティーも自分のレースに徹した結果でした。本欄で注目したニシキエーカンは障害で力が入らずかなりもたついてしまい5着に終わりました。降りてからの脚は速かっただけに残念です。4着のキタノタイショウはやはり枠順の不利が、その他有力6歳勢はやや高重量への対応が厳しくなっている感じでした。古馬戦線は次の大きな目標は正月の帯広記念。それまでに各馬稽古を積んでいって、またどのようなレースを見せるのか楽しみです。
  はむ!の馬券の方ですが、この日夜まで出かけていて、レース直前に当欄の当初予想どおりに慌てて買ったんですが、エーカンが届かず外れ。フクドリの頭もありえると思いマルチで買っていただけに、もう少しひねりが必要だったというところでしょうか。次頑張りましょう。

   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2014データ・馬券成績表)

  さて、次のばんえいの重賞は、いよいよばんえいのクラシック第2弾、ばんえい菊花賞です。ばんえい界の(トーホウ)ジャッカル?はどの馬になるでしょうか。それでは早速予想いきます。

はむ!のばんえい重賞予想
2014年11月2日-10R 第39回 ばんえい菊花賞(BG2)(20:10発走)
【出馬表及びはむ!の予想印】
第39回 ばんえい菊花賞(BG2)
(2014年11月2日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 3歳オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
(展開目安)
シンザンボーイ 牡3 690 大河和 坂本東 栗毛 差
ハクタイホウ 牡3 710 赤塚健 久田守 栗毛 先
  オオゾラシンスケ 牡3 690 西謙一 中島敏 黒鹿毛 逃
アサヒメイゲツ 牝3 670 西将太 松井浩 栗毛 追
キサラキク 牝3 680 鈴木恵 金田勇 芦毛 差
カイシンゲキ 牡3 700 菊池一 槻舘重 鹿毛 差
  ホクショウメジャー 牡3 700 松田道 槻舘重 栗毛 差
  ホクショウマサル 牡3 710 阿部武 坂本東 鹿毛 先
  アアモンドセブン 牝3 670 舘澤直 小林長 青毛 逃
  10 カンシャノココロ 牡3 700 藤本匠 坂本東 鹿毛 先
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
 三連単(BOX) 4,2,1,5 合計24通り
 三連単(マルチ) 4=2=1,5,6 合計18通り
 三連単(フォーメーション) 4→2=1,5,6,7,8,9 合計12通り
 馬単 4→2,1,5 合計3通り
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
  ばんえいの3歳路線は、春にもとかち皐月賞やとかちダービーなどの特別レースがあるものの、重賞は、8月のばんえい大賞典、今回のばんえい菊花賞、そして暮れのばんえいダービーとなっており、これがいわゆるクラシック三冠レースとなっている。つまり、「菊花賞」が二冠目のレースになっているのがJRAや他の平地競馬と違うところである。
  このレースの傾向だが、これが全くつかめない。最上位の馬が実力どおりに走ることもあれば、軽ハンデの牝馬が突っ込むこともよくある。やはり馬場状態とハンデが微妙に作用するのであろう。典型的な例が昨年の同レースで、軽量牝馬のクインフェスタ、セイコークインがゴール寸前でストップしている間に実力馬コウシュハウンカイらが突っ切るという大激戦の結果だった。
  今年も本当に難しい。実力ではやはりハクタイホウだが、この馬、再三再四最有力に名前が挙がりながら重賞となると勝ちきれないということで、もうおなじみになってしまっている。今回もトップハンデだし、荒れる菊花賞では怪しさがいっぱいだ。特に今回は隣にオオゾラシンスケという逃げ馬がいるので自分のペースが乱される恐れがある。最後に詰めの甘さ出ることがあるのも心配だ。ただ、それでも過去34戦で着外はわずか4回という成績は飛び抜けており、馬券圏内は確保できそうか。人気が割れれば厚めに狙いたい。
  しかし当欄での本命は、前哨戦の特別戦(秋桜賞)でハクタイホウを差しきった牝馬のアサヒメイゲツを挙げた。近走勢いがあり現在3連勝中。この馬の武器は後方からでも一気に追い込んでくるスピードと、大きな馬体から繰り出すパワーだ。障害が苦手というよりも前半に置かれるような展開になることがあるが、近走は修正してきているようだ。追い込み馬なので相手に左右され絶対的な本命というわけではないが、1着11回2着2回という極端な成績から、もつれる展開なら、まとめてこの馬が差しきるシーンが想像される。
  そのアサヒメイゲツと1着を分け合ったシンザンボーイもしぶとい馬だ。まだ特別戦の出走回数が少なく、条件慣れはしていない様子だが、障害が上手で自在に走れる。接戦になったときの勝負根性もありそうだ。単穴で。
  黒ユリ賞馬キサラキクもここにきてかなり調子が上がってきた。展開は自在であまり周りに左右されない。重量を背負うと、さらにこの馬の重賞勝ち経験が生きてくる。前回の重賞は最内枠が応えた。今回はトップジョッキーの鈴木騎手を配しかなり狙ってきている感じだ。ただ前述の2頭ほどの切れ味はないだけに接戦になるとどうか。
  第1弾のばんえい大賞典でハクタイホウと一騎打ちの大接戦を演じたカイシンゲキは本来なら当然再戦ムードとなるのだが、ここ2戦の大敗が気になる。一息ついて体重が一気に増えてやや反応が鈍くなっているか。しかしもちろん今回に照準を合わせ調整してきているだろうから、全く無視はできない。当日気配に注目。
  あとは、イレネー記念馬ホクショウマサルが前走久々を叩いてどの程度変わってきているか。照準は暮れのダービーの方と見るがどうか。
  昨年のナナカマド賞馬で差し脚鋭いホクショウメジャー、牝馬で先行力のあるアアモンドセブンは軽馬場なら見直す手か。カンシャノココロは大外が気になるが、思い切って前に行く展開が作れば。オオゾラシンスケはおそらく逃げを目指しハナを奪いに行きそうだが、相手関係でどこまで粘れるか。
  はむ!の馬券買い目は上表のとおり。今回はどの馬にもチャンスがありそうで当てに行こうとすると点数が多くなるが、とにかく軸を決めなければ。やはり本来はハクタイホウは外せないというところだろうが、それでは馬券的に妙味がないので、アサヒメイゲツの追い込みが決まるという方に賭けてみたい。後はお遊びで何通りかの組み合わせを加えるといったところか。

  今回の結果は終了後2,3日以内に2014成績表に書くとともに、次回記事で寸評します。

  次回ばんえい重賞は3週連続の11/9クインカップ(BG3)です。このレース展望は前日までには更新する予定です。
  また、先にも述べたように、これに先立ち、平場では祝日11/3に盛岡競馬場で地方競馬の祭典JBCがありますので、こちらの方の簡単な予想を明日にでもアップしたいと思いますのでお楽しみに。