はむ!のばんえいコラム
2016年もあとわずかになりました。皆さんはどんな年だったでしょうか・・・といろいろコラムを書きたいところですが、とにかく年末年始はやることがたくさんあって追いつきません。またじっくり書きたいと思います。
さて、明日1月1日、NHK地上波の正月特別番組(8:30~11:54)でばんえい競馬が生中継で紹介される予定です。詳細はわかりませんが、タレントTIMがレポーターとして出演し、第1R(11:30発走)を応援するというものです。TIMと言えば競馬中継のパーソナリティなど競馬通で知られることから、予想、馬券を買って応援することなどが考えられます。
そこで当ブログでは、予告どおり、当該レースに関するみどころと予想を簡単に述べてみます。
はむ!の2017年1月1日ばんえい競馬第1レース展望
1月1日帯広第1R(11:30発走) 2017年新春!カップB4-4
↑クリックで出馬表が出ます。
【はむ!の予想印】
印馬番 馬名 性齢 負担重量 騎手
○(1)ハンニバル 牡4 650西謙一
注(2)アアモンドネムロ せ4 640阿部武
◎(3)タナボタチャン 牝4 630村上章
△(4)シンエイタカラフジ せ9 660鈴木恵
(5)ソウヤエンゼル 牝6 640赤塚健
(6)フクスケ 牡4 650長澤幸
(7)タカラファミリー 牝4 630大河和
▲(8)リュウセイイチバン 牡4 650松田道
【見どころ・はむ!の見解】(個人的見解です。)
B4はクラス的には4歳馬は中堅、5歳以上の馬は最も下位。その中で4組は、今年度20戦程度消化して2~3勝というところ。
タナボタチャンは、栗毛だが薄く白みがかった毛色が特徴的な馬。重賞の黒ユリ賞2着、ばんえいオークス7着とメンバー中では最も実績は上位。障害にはやや難があるのが不安。追い込みの脚はある。当欄では本命にした。ハンニバルは近走の成績が良い。最近特に馬体が成長している。しかし最内枠はやや不利。タナボタチャンとは父親(ニシキロード)が同じ。リュウセイイチバンもニシキロード産駒。2戦前にCクラスで勝って昇格してきた。重賞ナナカマド賞3着の実績がある。昇級緒戦の前走も勝ち馬と4.7秒差とそれほど差は無い。シンエイタカラフジは9歳馬で過去200戦以上戦っている百戦錬磨の馬。父はコーネルトップで産駒は軽馬場得意のスピードタイプ。流れに乗れれば。アアモンドネムロが障害が非常に苦手。しかし一旦越えれば切れ味は抜群。無印にしたがタカラファミリーも追い込みの切れ味が鋭い。
【はむ!の買い目】:(買い目は軸馬が左、=は両方にらみ →は左の馬を厚めに。)
単勝 3
馬複(馬連)3=1,4,8,2
三連単(フォーメーション)3→1,8,4→1,8,4,2,(7)
ばんえいが楽しそうと思われた方。ばんえいは2日には全国発売の重賞・帯広記念などが行われます。当欄ではこちらの方の予想もやる予定ですのでお楽しみに。今日の結果についてはその時に触れたいと思います。
それでは、ばんえいを楽しんでまいりましょう。
2016年12月31日土曜日
2016年12月30日金曜日
【はむ!のばんえい重賞回顧】第18回ヤングチャンピオンシップ(2016/12/29)
ばんえい重賞レース回顧
第18回ヤングチャンピオンシップ(BG2)-2016年12月29日-10R 200m直 晴 3.0%
1着◎(10)ホクショウムゲン(鈴木恵)1分16秒0
2着 (4)カネサスペシャル
3着○(7)ジェイワン
単勝 10 340円 馬単10-4 11,280円 三連単 10-4-7 24,120円
※結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印です。)
  ばんえい2歳馬の馬産地対抗重賞第18回ヤングチャンピオンシップは、2番人気となっていたホクショウムゲンが障害をつまずきながらも立て直し鋭い伸び脚で快勝。重賞初制覇となった。十勝産駒の優勝は4年ぶり。
  この日は午前中に雪が降り、走路整備は入っていたものの基本的には軽馬場。レースはスタートからダッシュ合戦。第1障害を駆け抜け第2障害まで止まらないスピードレースとなった。序盤接戦からハナを奪ったのは最内枠のミノルシャープ、さらに大外のホクショウムゲン、ゴールデンフウジンあたりがこれを追う。ジェイワンも中間気合いを入れて前方に。第2障害まで30秒のハイペースで、障害手前では各馬一歩止まるも次の態勢へ。まずはミノルシャープが仕掛け、ジェイワンがこれに続き、いずれも障害を難なくクリア。そしてホクショウムゲンが障害に挑戦し天板で一瞬膝を折りかけたが、すぐ立て直し前の2頭を追いかける。後続はやや控えていたカネサスペシャルとセンショウニシキが一歩遅れて障害を越えた。その他の馬は障害に手間取ったため、勝負は前を行った5頭に絞られた。最後の直線で先頭を行ったミノルシャープだが、3番手で障害を越えたホクショウムゲンの脚色がよく残り30mでかわし先頭へ、そしてそのまま勢いに乗って他馬を突き放して快勝。2着争いはミノルシャープをジェイワンがじわじわ追いつき2番手に出たところ、後ろから7番人気のカネサスペシャルが一気に追い込んで逆転、2着に入った。1番人気になっていたジェイワンは3着。ミノルシャープはゴール前で止まり、センショウニシキにもかわされ5着だった。
次走へのひとことメモ
  ホクショウムゲン(1着):能検時から一番時計、デビュー後7連勝の力は伊達ではなかった。特に障害を降りてからの駆け抜けるような走りは本物。軽馬場でスピードレースになったこともこの馬の能力を最大に発揮できた要因か。ただ、不安視された障害については今回は勢いで立て直すことができたものの、今後荷物が重くなるとやはり心配がある。苦手にならないように稽古を積んでいきたいところ。次の目標は当然3月のイレネー記念だが、それまでのレースにどれだけ使ってくるか。重量の賞金加増は25kg程度なので課題克服のためにもファンとしては出走してほしい。
  カネサスペシャル(2着):これはしてやったりのレース運び。ハナを争い合っているところを後ろから軽馬場で無理なくついていき、障害でも十分にためてから落ちていく馬を拾って行くレースに徹したのが2着まで割って入る結果になった。第4回の能検で合格し遅咲きのイメージだったが、ここにきて馬体も成長してきている。レースセンスが良いので今後も台風の目になるか。
  ジェイワン(3着):この馬としては精一杯の走りだったが、馬場が軽すぎたか。序盤から速いペースに遅れを取るまいと気合いを入れて前に行ったが、その分最後で厳しくなってしまった。さすがに切れ味では勝ち馬らに一歩譲るところがあるが、これは荷物が重くなればこの馬向きのレースになることもあるだろう。次の目標イレネー記念では当然巻き返して無冠を返上したいところ。
  センショウニシキ(4着):近走の成績から穴人気していたがペースが厳しかった。この馬ももう少しじっくり落ち着いて走りたいタイプだが、隣に早い馬がいてついて行かざるを得なかった。障害はおっつけて登るスタイルで安定している。力は十分にあるが、更に上を目指すにはもう少し馬体が欲しいところか。
  ミノルシャープ(5着):最内枠を生かして思い切って前に行く作戦に出て、見せ場は十分に作ることができたが、オーバーペースで最後は息が上がってしまった。しかし今後体力を付けていけば強くなる余地は十分ありそう。このあたりのクラスだとイレネー記念出走は確実ではないので自己条件で賞金を加算したい。
  その他では、サカノイサムヒメ(6着)が牝馬最先着。今回はペースが速すぎてついて行けなかったが、最後切れ味は見せており条件により好走可能。ナナカマド賞馬ゴールデンフウジン(7着)は課題の障害で止まってしまった。やはり苦手意識が出てしまったか。
はむ!の予想結果
  取りガミながらなんとか食いつないで?いたが、ここでドボン。3着以内に◎と○が入っていながら、2着に全く押さえていない無印が来てしまい、万事休す。むろん馬券の買い方が下手というのもあるけれど、◎が勝っても嬉しくないというのはやはり問題があるなあ。さあ正月でどこまで取り返せるか、それともマイナスが膨らむのか。
  今回収支 -5,500 (配当)0 (投入)5,500
  (今年度累計)-41,790
今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
・はむ!のばんえい競馬ファイル(2016データ・馬券成績表)
次回重賞は年明け一発目、1月2日(月)。全国発売の帯広記念(BG1)です。重賞予想アップは1日になります。その前に31日に特別記事を掲載する予定です。お楽しみに。
第18回ヤングチャンピオンシップ(BG2)-2016年12月29日-10R 200m直 晴 3.0%
1着◎(10)ホクショウムゲン(鈴木恵)1分16秒0
2着 (4)カネサスペシャル
3着○(7)ジェイワン
単勝 10 340円 馬単10-4 11,280円 三連単 10-4-7 24,120円
※結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印です。)
  ばんえい2歳馬の馬産地対抗重賞第18回ヤングチャンピオンシップは、2番人気となっていたホクショウムゲンが障害をつまずきながらも立て直し鋭い伸び脚で快勝。重賞初制覇となった。十勝産駒の優勝は4年ぶり。
  この日は午前中に雪が降り、走路整備は入っていたものの基本的には軽馬場。レースはスタートからダッシュ合戦。第1障害を駆け抜け第2障害まで止まらないスピードレースとなった。序盤接戦からハナを奪ったのは最内枠のミノルシャープ、さらに大外のホクショウムゲン、ゴールデンフウジンあたりがこれを追う。ジェイワンも中間気合いを入れて前方に。第2障害まで30秒のハイペースで、障害手前では各馬一歩止まるも次の態勢へ。まずはミノルシャープが仕掛け、ジェイワンがこれに続き、いずれも障害を難なくクリア。そしてホクショウムゲンが障害に挑戦し天板で一瞬膝を折りかけたが、すぐ立て直し前の2頭を追いかける。後続はやや控えていたカネサスペシャルとセンショウニシキが一歩遅れて障害を越えた。その他の馬は障害に手間取ったため、勝負は前を行った5頭に絞られた。最後の直線で先頭を行ったミノルシャープだが、3番手で障害を越えたホクショウムゲンの脚色がよく残り30mでかわし先頭へ、そしてそのまま勢いに乗って他馬を突き放して快勝。2着争いはミノルシャープをジェイワンがじわじわ追いつき2番手に出たところ、後ろから7番人気のカネサスペシャルが一気に追い込んで逆転、2着に入った。1番人気になっていたジェイワンは3着。ミノルシャープはゴール前で止まり、センショウニシキにもかわされ5着だった。
次走へのひとことメモ
  ホクショウムゲン(1着):能検時から一番時計、デビュー後7連勝の力は伊達ではなかった。特に障害を降りてからの駆け抜けるような走りは本物。軽馬場でスピードレースになったこともこの馬の能力を最大に発揮できた要因か。ただ、不安視された障害については今回は勢いで立て直すことができたものの、今後荷物が重くなるとやはり心配がある。苦手にならないように稽古を積んでいきたいところ。次の目標は当然3月のイレネー記念だが、それまでのレースにどれだけ使ってくるか。重量の賞金加増は25kg程度なので課題克服のためにもファンとしては出走してほしい。
  カネサスペシャル(2着):これはしてやったりのレース運び。ハナを争い合っているところを後ろから軽馬場で無理なくついていき、障害でも十分にためてから落ちていく馬を拾って行くレースに徹したのが2着まで割って入る結果になった。第4回の能検で合格し遅咲きのイメージだったが、ここにきて馬体も成長してきている。レースセンスが良いので今後も台風の目になるか。
  ジェイワン(3着):この馬としては精一杯の走りだったが、馬場が軽すぎたか。序盤から速いペースに遅れを取るまいと気合いを入れて前に行ったが、その分最後で厳しくなってしまった。さすがに切れ味では勝ち馬らに一歩譲るところがあるが、これは荷物が重くなればこの馬向きのレースになることもあるだろう。次の目標イレネー記念では当然巻き返して無冠を返上したいところ。
  センショウニシキ(4着):近走の成績から穴人気していたがペースが厳しかった。この馬ももう少しじっくり落ち着いて走りたいタイプだが、隣に早い馬がいてついて行かざるを得なかった。障害はおっつけて登るスタイルで安定している。力は十分にあるが、更に上を目指すにはもう少し馬体が欲しいところか。
  ミノルシャープ(5着):最内枠を生かして思い切って前に行く作戦に出て、見せ場は十分に作ることができたが、オーバーペースで最後は息が上がってしまった。しかし今後体力を付けていけば強くなる余地は十分ありそう。このあたりのクラスだとイレネー記念出走は確実ではないので自己条件で賞金を加算したい。
  その他では、サカノイサムヒメ(6着)が牝馬最先着。今回はペースが速すぎてついて行けなかったが、最後切れ味は見せており条件により好走可能。ナナカマド賞馬ゴールデンフウジン(7着)は課題の障害で止まってしまった。やはり苦手意識が出てしまったか。
はむ!の予想結果
  取りガミながらなんとか食いつないで?いたが、ここでドボン。3着以内に◎と○が入っていながら、2着に全く押さえていない無印が来てしまい、万事休す。むろん馬券の買い方が下手というのもあるけれど、◎が勝っても嬉しくないというのはやはり問題があるなあ。さあ正月でどこまで取り返せるか、それともマイナスが膨らむのか。
  今回収支 -5,500 (配当)0 (投入)5,500
  (今年度累計)-41,790
今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
・はむ!のばんえい競馬ファイル(2016データ・馬券成績表)
次回重賞は年明け一発目、1月2日(月)。全国発売の帯広記念(BG1)です。重賞予想アップは1日になります。その前に31日に特別記事を掲載する予定です。お楽しみに。
2016年12月28日水曜日
【はむ!のばんえい競馬重賞予想2016】第18回ヤングチャンピオンシップ(12/29)
はむ!のばんえいコラム
今回は簡単に
年末年始は重賞目白押しかつ筆者多忙なので一つ一つ丁寧なコラムを書いている時間がありません。簡単なコメントになることを御容赦ください。
さて、年末のばんえい開催は変則的で、24日~26日の後は28日(水)、29日(木)に開催。そして今年最終日の29日は2歳馬の重賞で生産地区代表対抗戦のヤングチャンピオンシップです。早速予想いきます。
はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。
【はむ!の見解】(個人的見解です。)
みどころ:
ばんえい2歳馬重賞第2弾は、馬産地ごとの予選(産駒特別)を2着までに勝ち抜いた馬だけが出走できるという特殊条件。優勝を狙える強い馬でも、予選で敗れた場合は出走できない。相手関係やその時の展開・馬場状態などにもよるだけに力だけでなく強運も必要だ。全身のヤングクラウンズカップを含めて過去10年を見ると、まず勝ち馬はすべて3番人気以内。1番人気は(3,3,1,3)と、ここも上位馬優勢。伏兵馬は2,3着に1頭くらい割って入ることはあるが基本的には本命サイドで決まることが多い。牝馬は、過去17回で優勝は2003年のエンジュオウカンのみ、最近では2012年アグリナデシコが2着に来ているがこの時は6.8%の軽馬場、全般に苦戦といえる。馬産地別では十勝5勝、北見、釧路2勝、北央1勝で、南北海道は0勝。十勝産駒が層が厚いが他地区も健闘している。ナナカマド賞の関連については、あまり連動しているとはいえないがそこに出走していた馬は好走例が多い。上位馬が並び、600kg程度の重量、この時期の軽馬場も相まってタイムはほとんどが1分30秒を切るスピードレースとなる。
今年は、ナナカマド賞馬ゴールデンフウジンやデビュー時から第一線で活躍してきたジェイワン、ホクショウムゲンら上位馬がきちんと駒を進めてきており、より一層チャンピオン決定戦の様相。ばんえい今年最後の重賞は明日のスターの誕生となるか。
各馬寸評:
1 ミノルシャープ:デビュー時はまだ非力で頼りない感じあったが、ナナカマド賞など経験を重ね、馬体も成長し走りもしっかりしてきた。十勝産駒では強豪を抑えここの出走権を確保、前走はA-2クラスで貫禄を見せた。
2 トモエハイセイコー:トモエパワー産駒。父を見れば力がいるレースになれば強みを発揮するタイプに思える。未知数であるが将来を期待させる1頭。南北海道産駒では先行して2着に粘っており、今回もハナに行くか。
3 ゴールデンフウジン:障害は得意でない方だがナナカマド賞ではこれを難なく乗り越え、鋭い切れ味で勝利。北央産駒特別でもハンデ差を克服。一方前走では障害で大きく崩れており、どこまで落ち着いて臨めるか。
4 カネサスペシャル:非力なイメージがあったが、なかなかの粘り腰も持っており北央産駒特別ではゴールデンフウジンを押さえて優勝しここに駒を進めてきている。もう少し馬体重が増え体力を付けたいところ。
5 サカノイサムヒメ:勝利はデビュー以来の2勝のみであるが、特別戦2着3回と牝馬の中では安定した力を発揮している。北見産駒特別ではジェイワンに続く2着と好走している。ハナが速く障害も上手い。
6 キタノミサキ:キタノサカエヒメとは姉妹でデビューも同じ。毛色が違う上脚質も対照的でこちらは控えて行って切れ味で勝負するタイプ。釧路産駒特別でも追い込んで2着。華奢だが立ち回りは良く障害の崩れは少ない。
7 ジェイワン:ナナカマド賞2着。勝ち馬には切れ味の差で敗れたが力は十分発揮している。これまでまだ着を外していない。完成度が高く大崩れの心配が少ない。障害もワンテンポ遅れる面はあるがしっかり越えてくる。
8 キタノサカエヒメ:デビュー当初は障害も越えられないほどであったが、徐々に力を付けて釧路産駒特別では勝負根性のあるところを見せて快勝した。走りそのものは安定していて人気以上に走れる。
9 センショウニシキ:南北海道産駒特別では大外から鋭い伸びで快勝しここに駒を進めてきた。重量は全くの未知数だが父はニシキダイジン、当然対応できるだろう。着順だけ見ると敗れていても内容のあるレースが多い。
10 ホクショウムゲン:デビュー以来7連勝で圧巻だったが、ナナカマド賞でまさかの大崩れ、その後も障害で崩れることが多く、十勝産駒特別で勝利したものの強さは感じられなくなっている。スピードは非凡なので障害次第。
まとめ:
有力馬は十勝産駒特別で敗れた2~3頭を除いてはほぼ出そろった。まだ抜け出た存在というのがいなくて、それぞれの走りのスタイルもはっきりしていない。そんな中予想するのは難しいが、ここでの勝負は今後も影響してくるのでしっかりと追っていきたい。さすが予選を勝ち上がってきた馬たちのレース。波乱は少ないが、馬場状態によっては大きく変わることもある。
当欄ではホクショウムゲンを本命にしたい。大外枠に入り不安定要素はあるもののやはりナナカマド賞に至るまで圧勝で7連勝したスピードを素直に評価したい。走りがまだしっかりしていない部分があって障害でも大崩れのリスクもあるが、ナナカマド賞のリベンジも果たしたいところで、立て直してきていると見た。相手は堅いがやはりジェイワンの安定度を取りたい。勝負強さが裏目に出て時々取りこぼしがあるが、崩れることはない。連軸に。上述の2頭がややリードか。
次に3番手というより単穴としたいのがナナカマド賞馬ゴールデンフウジン。障害の出来次第では頭まであり得る。しかし障害で脆く崩れることもあるため、馬券を買う際には留意したい。穴っぽいところではトモエハイセイコーあたりはどうだろう。重賞で力のいるレース展開になれば。牝馬のサカノイサムヒメの先行力にも注目。
あとは十勝産駒の強豪馬の中2着に粘り込み出走権を得てきたミノルシャープ、急成長を遂げてきたセンショウニシキあたりが注目か。
はむ!の馬券狙いどころ:詳細は上表
個人的には年末年始で相当忙しい上に、ばんえいでは重賞目白押し。それをまたきっちり(外れるような)予想をやるというのも、自分ながらもっとこのエネルギーを他に振り向けられないものかと思ったりする。それでも、ま、楽しんでやっているので・・。さて、ダービーはディープで苦杯をなめたホクショウ軍団。今度はムゲンでリベンジか。不安点もあるが馬券を買うからにはやはりどこかで勝負に出ないと。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
三連単 10=7→3,2,5 合計6通り 各200円
三連単 10=7→3,2,5,1,9 合計10通り 各100円
三連単 10→3,2,5,1,9→7 合計5通り 各100円
三連単 7→10,3,2→10,3,2,5 合計9通り 各100円
三連単 3,2→7,10→7,10,3,2,5 合計12通り 各100円
(はむ!のワイドで勝負!)
ワイド 2=7,3,5,9 9=7,3,5 合計7点 100円
合計5,500円で勝負!
今回の結果と回顧は、近日アップします。併せて前後して12月31日に記事を書く予定です。
今回は簡単に
年末年始は重賞目白押しかつ筆者多忙なので一つ一つ丁寧なコラムを書いている時間がありません。簡単なコメントになることを御容赦ください。
さて、年末のばんえい開催は変則的で、24日~26日の後は28日(水)、29日(木)に開催。そして今年最終日の29日は2歳馬の重賞で生産地区代表対抗戦のヤングチャンピオンシップです。早速予想いきます。
はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第18回ヤングチャンピオンシップ(BG2) (2016年12月29日(日)19:05発走 帯広10R ダ200m 2歳産駒特別選抜別定) | |||||||
はむ 予想 |
馬 番 |
馬 名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 備 考 (展開目安) |
1 | ミノルシャープ | 牡2 | 590 | 阿部武 | 大友人 | 鹿毛 差 十勝2着 | |
△ | 2 | トモエハイセイコー | 牡2 | 590 | 西謙一 | 西弘美 | 青毛 逃 南北海道2着 |
▲ | 3 | ゴールデンフウジン | 牡2 | 610 | 西将太 | 岩本利 | 青毛 差 北央2着 |
4 | カネサスペシャル | 牡2 | 590 | 大河和 | 村上慎 | 青毛 先 北央1着 | |
注 | 5 | サカノイサムヒメ | 牝2 | 570 | 工藤篤 | 松井浩 | 鹿毛 先 北見2着 |
6 | キタノミサキ | 牝2 | 570 | 長澤幸 | 服部義 | 青毛 追 釧路2着 | |
○ | 7 | ジェイワン | 牡2 | 600 | 松田道 | 槻舘重 | 鹿毛 差 北見1着 |
8 | キタノサカエヒメ | 牝2 | 570 | 藤野俊 | 金山明 | 芦毛 差 釧路1着 | |
9 | センショウニシキ | 牡2 | 600 | 藤本匠 | 岩本利 | 鹿毛 先 南北海道1着 | |
◎ | 10 | ホクショウムゲン | 牡2 | 600 | 鈴木恵 | 服部義 | 鹿毛 先 十勝1着 |
【はむ!の見解】(個人的見解です。)
みどころ:
ばんえい2歳馬重賞第2弾は、馬産地ごとの予選(産駒特別)を2着までに勝ち抜いた馬だけが出走できるという特殊条件。優勝を狙える強い馬でも、予選で敗れた場合は出走できない。相手関係やその時の展開・馬場状態などにもよるだけに力だけでなく強運も必要だ。全身のヤングクラウンズカップを含めて過去10年を見ると、まず勝ち馬はすべて3番人気以内。1番人気は(3,3,1,3)と、ここも上位馬優勢。伏兵馬は2,3着に1頭くらい割って入ることはあるが基本的には本命サイドで決まることが多い。牝馬は、過去17回で優勝は2003年のエンジュオウカンのみ、最近では2012年アグリナデシコが2着に来ているがこの時は6.8%の軽馬場、全般に苦戦といえる。馬産地別では十勝5勝、北見、釧路2勝、北央1勝で、南北海道は0勝。十勝産駒が層が厚いが他地区も健闘している。ナナカマド賞の関連については、あまり連動しているとはいえないがそこに出走していた馬は好走例が多い。上位馬が並び、600kg程度の重量、この時期の軽馬場も相まってタイムはほとんどが1分30秒を切るスピードレースとなる。
今年は、ナナカマド賞馬ゴールデンフウジンやデビュー時から第一線で活躍してきたジェイワン、ホクショウムゲンら上位馬がきちんと駒を進めてきており、より一層チャンピオン決定戦の様相。ばんえい今年最後の重賞は明日のスターの誕生となるか。
各馬寸評:
1 ミノルシャープ:デビュー時はまだ非力で頼りない感じあったが、ナナカマド賞など経験を重ね、馬体も成長し走りもしっかりしてきた。十勝産駒では強豪を抑えここの出走権を確保、前走はA-2クラスで貫禄を見せた。
2 トモエハイセイコー:トモエパワー産駒。父を見れば力がいるレースになれば強みを発揮するタイプに思える。未知数であるが将来を期待させる1頭。南北海道産駒では先行して2着に粘っており、今回もハナに行くか。
3 ゴールデンフウジン:障害は得意でない方だがナナカマド賞ではこれを難なく乗り越え、鋭い切れ味で勝利。北央産駒特別でもハンデ差を克服。一方前走では障害で大きく崩れており、どこまで落ち着いて臨めるか。
4 カネサスペシャル:非力なイメージがあったが、なかなかの粘り腰も持っており北央産駒特別ではゴールデンフウジンを押さえて優勝しここに駒を進めてきている。もう少し馬体重が増え体力を付けたいところ。
5 サカノイサムヒメ:勝利はデビュー以来の2勝のみであるが、特別戦2着3回と牝馬の中では安定した力を発揮している。北見産駒特別ではジェイワンに続く2着と好走している。ハナが速く障害も上手い。
6 キタノミサキ:キタノサカエヒメとは姉妹でデビューも同じ。毛色が違う上脚質も対照的でこちらは控えて行って切れ味で勝負するタイプ。釧路産駒特別でも追い込んで2着。華奢だが立ち回りは良く障害の崩れは少ない。
7 ジェイワン:ナナカマド賞2着。勝ち馬には切れ味の差で敗れたが力は十分発揮している。これまでまだ着を外していない。完成度が高く大崩れの心配が少ない。障害もワンテンポ遅れる面はあるがしっかり越えてくる。
8 キタノサカエヒメ:デビュー当初は障害も越えられないほどであったが、徐々に力を付けて釧路産駒特別では勝負根性のあるところを見せて快勝した。走りそのものは安定していて人気以上に走れる。
9 センショウニシキ:南北海道産駒特別では大外から鋭い伸びで快勝しここに駒を進めてきた。重量は全くの未知数だが父はニシキダイジン、当然対応できるだろう。着順だけ見ると敗れていても内容のあるレースが多い。
10 ホクショウムゲン:デビュー以来7連勝で圧巻だったが、ナナカマド賞でまさかの大崩れ、その後も障害で崩れることが多く、十勝産駒特別で勝利したものの強さは感じられなくなっている。スピードは非凡なので障害次第。
まとめ:
有力馬は十勝産駒特別で敗れた2~3頭を除いてはほぼ出そろった。まだ抜け出た存在というのがいなくて、それぞれの走りのスタイルもはっきりしていない。そんな中予想するのは難しいが、ここでの勝負は今後も影響してくるのでしっかりと追っていきたい。さすが予選を勝ち上がってきた馬たちのレース。波乱は少ないが、馬場状態によっては大きく変わることもある。
当欄ではホクショウムゲンを本命にしたい。大外枠に入り不安定要素はあるもののやはりナナカマド賞に至るまで圧勝で7連勝したスピードを素直に評価したい。走りがまだしっかりしていない部分があって障害でも大崩れのリスクもあるが、ナナカマド賞のリベンジも果たしたいところで、立て直してきていると見た。相手は堅いがやはりジェイワンの安定度を取りたい。勝負強さが裏目に出て時々取りこぼしがあるが、崩れることはない。連軸に。上述の2頭がややリードか。
次に3番手というより単穴としたいのがナナカマド賞馬ゴールデンフウジン。障害の出来次第では頭まであり得る。しかし障害で脆く崩れることもあるため、馬券を買う際には留意したい。穴っぽいところではトモエハイセイコーあたりはどうだろう。重賞で力のいるレース展開になれば。牝馬のサカノイサムヒメの先行力にも注目。
あとは十勝産駒の強豪馬の中2着に粘り込み出走権を得てきたミノルシャープ、急成長を遂げてきたセンショウニシキあたりが注目か。
はむ!の馬券狙いどころ:詳細は上表
個人的には年末年始で相当忙しい上に、ばんえいでは重賞目白押し。それをまたきっちり(外れるような)予想をやるというのも、自分ながらもっとこのエネルギーを他に振り向けられないものかと思ったりする。それでも、ま、楽しんでやっているので・・。さて、ダービーはディープで苦杯をなめたホクショウ軍団。今度はムゲンでリベンジか。不安点もあるが馬券を買うからにはやはりどこかで勝負に出ないと。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
三連単 10=7→3,2,5 合計6通り 各200円
三連単 10=7→3,2,5,1,9 合計10通り 各100円
三連単 10→3,2,5,1,9→7 合計5通り 各100円
三連単 7→10,3,2→10,3,2,5 合計9通り 各100円
三連単 3,2→7,10→7,10,3,2,5 合計12通り 各100円
(はむ!のワイドで勝負!)
ワイド 2=7,3,5,9 9=7,3,5 合計7点 100円
合計5,500円で勝負!
今回の結果と回顧は、近日アップします。併せて前後して12月31日に記事を書く予定です。
2016年12月27日火曜日
【はむ!のばんえい重賞回顧】第45回ばんえいダービー(2016/12/25)
ばんえい重賞レース回顧
第45回ばんえいダービー(BG1)-2016年12月25日-10R 200m直 晴 2.3%
1着○(6)マルミゴウカイ(藤本匠)1分49秒9
2着◎(9)ホクショウディープ
3着 (7)ツルイテンリュウ
単勝 6 260円 馬単6-9 530円 三連単 6-9-7 1,320円
※結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印です。)
  ばんえいの3歳クラシック最高峰、第45回ばんえいダービーは、2番人気マルミゴウカイが直線で他馬を突き放して勝利。ダービー馬の勲章を手にした。重賞はばんえい大賞典に続き2勝。
  この週半ばの大雪とその後の寒気の影響あったものの、ロードヒーティングや手入れが行き届き、馬場状態は重くも軽くもなく各馬が力を発揮できる状況であった。
  レース前半からマルミゴウカイ、ツルイテンリュウ、ホクショウディープと外枠に入った有力馬勢が前に出て行って、中間は牽制し合いながらも激しい主導権争い。第2障害手前までも有力各馬が先着。ここまで1分弱の中間ペース。第2障害はホクショウディープが最も先に仕掛けるも7分目あたりでストップ、その間にマルミゴウカイがひと腰で障害を抜け、ホクショウディープもすぐ立て直しこれを追う。さらにツルイテンリュウが差がなく障害をクリア、やや遅れてキタノリュウキが続いた。しかし降りてからの脚色はマルミゴウカイが最も良く、ホクショウディープも激しく追うが差は詰まらず、マルミゴウカイがそのまま2馬身ほどの差をつけてゴール。終わってみれば強い勝ち方であった。ホクショウディープは最後厳しくなったが2着。3着争いは前を追っていたツルイテンリュウが最後一杯になるところを、後ろからじわじわキタノリュウキが迫っていってゴール通過はほぼ同時。写真判定の結果ツルイテンリュウが3着に残り、キタノリュウキは4着だった。5着には追っていたプレザントウェーが入った。
次走へのひとことメモ
  マルミゴウカイ(1着):終わってみればこの馬の強さが際だった勝利であった。菊花賞の惜敗以降さらに力をつけてきていて、今回は藤本騎手ともども自信を持って走った印象。意欲的なレース展開で勝利を引っ張り込んだ。障害の上手さもこの馬の強みであるといえる。今後更に成長する余地も感じる。これでオープン入りして古馬一線級の壁にはぶつかりそうだが、できる限り対決して揉まれて力をつけていってもらいたい。目標は来年の4歳馬戦線ということになり一旦一息入れるだろうが、ファンとしては3月のチャンピオンカップあたりを狙ってほしいところ。
  ホクショウディープ(2着):ライバルのマルミゴウカイとの一騎打ちに持ち込み、この馬の持ち味は十分発揮できた。障害で一歩止まった分だけ遅れを取った形になったが、これは計算済みであったのだろう。立て直しは早かった。強いて言うなら突然の騎手乗り替わりと大外枠に入ったことで少しだけ歯車が狂ったか。決して力負けではない。今後クラスは据え置きで古馬との対決をこなしながら、来年度へ向けて力をつけていきたいところ。
  ツルイテンリュウ(3着):今回も菊花賞同様積極的な走りで攻めの姿勢は出ていた。たださすがに有力馬を意識しすぎたのが、少しオーバーペースになったかもしれない。そのせいか障害でややぎこちない仕草を見せ、最後の直線ではかなり厳しくなった。それでも3着まで粘ったところはこの馬と騎手の持っているセンスを感じる。今後の目標は他馬と同様だが、古馬との対戦ではまだ成績が上がっていないので、このあたりから力をつけたい。
  キタノリュウキ(4着):良くも悪くもこの馬らしいレースであった。大型馬だけにややズブい面が出てしまうのは仕方ないが、走りの安定さは抜群、障害も上手い。しぶとさがあり最後は3着直前まで迫った。今後負担重量が増えると逆にこの馬の出番となるだろう。次開催はB1クラスに昇級するが十分戦える。
  プレザントウェー(5着):穴人気していながら追走一杯ではあったが、障害などで崩れることもなく、この馬なりの力は発揮できたのではないか。さらに先行力を付けていきたい   その他では、アラワシキング(6着)は自分の調子に合わせ後方からの競馬に徹したようだ。調子がさらに戻れば鋭い追い込みの脚が期待できそう。フウジンライデン(7着)もまだ完調には遠い感じだったが、前を追う意欲はみられており、馬体が回復すればまた強さを発揮する可能性も大きい。
はむ!の予想結果
  これは安い。今年はよく当たってるのにマイナスは増えていくばかり。要するに取りガミ。当てに行くのはいいが9頭立てで三連単を何十通りも買っている時点で初めから負けているようなものだ。本当に買い方を考え直さなければ。しかし三連単はズバリ当たったときの気持ちよさがあってそれが醍醐味ということもある。ただオッズはもっとチェックすべきなのかも。
  今回収支 -2,860 (配当)2,640 (投入)5,500
  (今年度累計)-36,290
今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
・はむ!のばんえい競馬ファイル(2016データ・馬券成績表)
次回重賞はすぐ、変則開催の12月29日(木)、今年最後の重賞、2歳の重賞ヤングチャンピオンシップ(BG2)です。筆者は28日~29日は外出のため、27日中に見解を書ければと思います。
第45回ばんえいダービー(BG1)-2016年12月25日-10R 200m直 晴 2.3%
1着○(6)マルミゴウカイ(藤本匠)1分49秒9
2着◎(9)ホクショウディープ
3着 (7)ツルイテンリュウ
単勝 6 260円 馬単6-9 530円 三連単 6-9-7 1,320円
※結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印です。)
  ばんえいの3歳クラシック最高峰、第45回ばんえいダービーは、2番人気マルミゴウカイが直線で他馬を突き放して勝利。ダービー馬の勲章を手にした。重賞はばんえい大賞典に続き2勝。
  この週半ばの大雪とその後の寒気の影響あったものの、ロードヒーティングや手入れが行き届き、馬場状態は重くも軽くもなく各馬が力を発揮できる状況であった。
  レース前半からマルミゴウカイ、ツルイテンリュウ、ホクショウディープと外枠に入った有力馬勢が前に出て行って、中間は牽制し合いながらも激しい主導権争い。第2障害手前までも有力各馬が先着。ここまで1分弱の中間ペース。第2障害はホクショウディープが最も先に仕掛けるも7分目あたりでストップ、その間にマルミゴウカイがひと腰で障害を抜け、ホクショウディープもすぐ立て直しこれを追う。さらにツルイテンリュウが差がなく障害をクリア、やや遅れてキタノリュウキが続いた。しかし降りてからの脚色はマルミゴウカイが最も良く、ホクショウディープも激しく追うが差は詰まらず、マルミゴウカイがそのまま2馬身ほどの差をつけてゴール。終わってみれば強い勝ち方であった。ホクショウディープは最後厳しくなったが2着。3着争いは前を追っていたツルイテンリュウが最後一杯になるところを、後ろからじわじわキタノリュウキが迫っていってゴール通過はほぼ同時。写真判定の結果ツルイテンリュウが3着に残り、キタノリュウキは4着だった。5着には追っていたプレザントウェーが入った。
次走へのひとことメモ
  マルミゴウカイ(1着):終わってみればこの馬の強さが際だった勝利であった。菊花賞の惜敗以降さらに力をつけてきていて、今回は藤本騎手ともども自信を持って走った印象。意欲的なレース展開で勝利を引っ張り込んだ。障害の上手さもこの馬の強みであるといえる。今後更に成長する余地も感じる。これでオープン入りして古馬一線級の壁にはぶつかりそうだが、できる限り対決して揉まれて力をつけていってもらいたい。目標は来年の4歳馬戦線ということになり一旦一息入れるだろうが、ファンとしては3月のチャンピオンカップあたりを狙ってほしいところ。
  ホクショウディープ(2着):ライバルのマルミゴウカイとの一騎打ちに持ち込み、この馬の持ち味は十分発揮できた。障害で一歩止まった分だけ遅れを取った形になったが、これは計算済みであったのだろう。立て直しは早かった。強いて言うなら突然の騎手乗り替わりと大外枠に入ったことで少しだけ歯車が狂ったか。決して力負けではない。今後クラスは据え置きで古馬との対決をこなしながら、来年度へ向けて力をつけていきたいところ。
  ツルイテンリュウ(3着):今回も菊花賞同様積極的な走りで攻めの姿勢は出ていた。たださすがに有力馬を意識しすぎたのが、少しオーバーペースになったかもしれない。そのせいか障害でややぎこちない仕草を見せ、最後の直線ではかなり厳しくなった。それでも3着まで粘ったところはこの馬と騎手の持っているセンスを感じる。今後の目標は他馬と同様だが、古馬との対戦ではまだ成績が上がっていないので、このあたりから力をつけたい。
  キタノリュウキ(4着):良くも悪くもこの馬らしいレースであった。大型馬だけにややズブい面が出てしまうのは仕方ないが、走りの安定さは抜群、障害も上手い。しぶとさがあり最後は3着直前まで迫った。今後負担重量が増えると逆にこの馬の出番となるだろう。次開催はB1クラスに昇級するが十分戦える。
  プレザントウェー(5着):穴人気していながら追走一杯ではあったが、障害などで崩れることもなく、この馬なりの力は発揮できたのではないか。さらに先行力を付けていきたい   その他では、アラワシキング(6着)は自分の調子に合わせ後方からの競馬に徹したようだ。調子がさらに戻れば鋭い追い込みの脚が期待できそう。フウジンライデン(7着)もまだ完調には遠い感じだったが、前を追う意欲はみられており、馬体が回復すればまた強さを発揮する可能性も大きい。
はむ!の予想結果
  これは安い。今年はよく当たってるのにマイナスは増えていくばかり。要するに取りガミ。当てに行くのはいいが9頭立てで三連単を何十通りも買っている時点で初めから負けているようなものだ。本当に買い方を考え直さなければ。しかし三連単はズバリ当たったときの気持ちよさがあってそれが醍醐味ということもある。ただオッズはもっとチェックすべきなのかも。
  今回収支 -2,860 (配当)2,640 (投入)5,500
  (今年度累計)-36,290
今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
・はむ!のばんえい競馬ファイル(2016データ・馬券成績表)
次回重賞はすぐ、変則開催の12月29日(木)、今年最後の重賞、2歳の重賞ヤングチャンピオンシップ(BG2)です。筆者は28日~29日は外出のため、27日中に見解を書ければと思います。
2016年12月24日土曜日
【はむ!のばんえい競馬重賞予想2016】第45回ばんえいダービー(12/25)
はむ!のばんえいコラム
年末年始のばんえいと当ブログの予定
2016年も大詰めに来ています。皆さんはどんな一年だったでしょうか。個人的には引っ越しその他いろいろあって競馬自体をやっている時間も減っていましたが、当ブログはなんとか細々と続けていけました。(馬券収支は散々でしたが)。来年ももちろん頑張りますし、永く続けられるとともに読者に楽しんでもらえるよう工夫していきたいと考えています。
さて年末年始。JRAは有馬記念で一段落ですが、地方競馬は一番の盛り上がり時でもあります。ばんえいにとっても重賞、そして全国広域発売など。当ブログでも予想など頑張りたいと思います。年末年始のばんえい開催と当欄の予定を書いておきます。
★ばんえい重賞日程
12月25日 ばんえいダービー(BG1)
12月29日 ヤングチャンピオンシップ(BG2)
1月2日 帯広記念(BG1)
1月3日 天馬賞(BG1)
★当ブログの予定
ヤングチャンピオンシップは前々日の27日に、帯広記念は1月1日に、天馬賞は2日に予想をアップする予定です。
NHK地上波の正月バラエティー番組で放送される予定の1月1日の第1R(11:30発走)のレース見解を31日中にアップします。
全国広域発売が行われる1月2日の全レース解説を、前日の1月1日までに行う予定です。
1月2日は13時~17時までTwitterに張り付き応援を考えています。一緒に予想などを楽しみましょう。
さて今週の重賞は、3歳クラシックのクライマックス、ばんえいダービーです。早速予想いきます。
はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。
(予想印、脚質ははむ!の主観による目安です。)
【はむ!の見解】(個人的見解です。)
3歳クラシック最終戦。ばんえいの場合、帯広単独開催以降は「ダービー」は年末に行われることとなり、最高峰のレースでかつクライマックスを迎えることとなる。そして定量戦なので実力の差がはっきり出るレースでもある。過去10年間は1番人気の成績が(5,2,1,2)優勝馬はすべて4番人気以内、ここ5年に絞ると必ず1番人気ないしは2番人気が優勝しているなど、波乱が少ない。他のデータでは、連対馬は必ずばんえい菊花賞に出走しているというのがある(勝利していなくても可)。また、上位はイレネー記念の上位馬が占める。つまり上がり馬では難しく、ある程度実績を積んできた馬が有利ということだろう。牝馬は以前は4連覇するなど強かった時代もあったが、帯広単独開催以降は1頭も出ていない。菊花賞では牝馬の活躍も見られるだけに、やはり定量戦という条件がものを言っている。
今年は、クラシック第1弾のばんえい大賞典を勝ったマルミゴウカイ、第2弾のばんえい菊花賞を勝ったにツルイテンリュウに対し、2歳時に活躍したホクショウディープ、フウジンライデン、さらにはオークス馬ホクトノホシと重賞タイトルを持つ馬が出そろい、3歳王者決定戦にふさわしいレースが期待される。
各馬寸評:
1 アアモンドヒューマ:3歳ランキングでは11番目の馬。過去唯一出走した重賞ばんえい大賞典でも繰り上がり出走ながら5着に入る健闘を見せている。この時は初めから後方待機の作戦を取り、着を拾いに行くレースであった。今回も基本的には自分のペースを守り切る作戦でいくだろう。セン馬の10kg減はメリット。
2 プレザントウェー:重賞は時々顔を出しているが善戦止まり。しかし近走は連続で掲示板内を確保するなど調子自体は上昇している。重量適性はまだ未知数だが、スピードに乗っていきたいタイプでできれば軽馬場が望み。今回はもしかしてハナを奪いに行く可能性も。障害も悪くないのであとはどこまで粘れるか。
3 ホクトノホシ:オークスでは9番人気での勝利であっと言わせたが、振り返ってみると最初から最後までしっかり走りきり、力は持っているところを見せた。障害も上手い。今度は相手が牡馬も含む世代トップの馬が並びそう簡単にはいかないが、馬格も決して見劣りしない馬で、しっかりついて行ければ善戦以上もあり得る。
4 フウジンライデン:2歳時は差し脚と勝負強さを見せ、8番人気だったイレネー記念の勝利を含め重賞2勝。その後8か月の休養。復帰後2戦は馬体重が大きく減ってまだ十分走れる状況ではなく最下位となったが、叩き3走目で変わり身を見せるか。馬体の回復度合いがポイント。ライデンロックに続く兄弟ダービー制覇に期待。
5 アラワシキング:出られる重賞は欠かさず出ている。イレネー記念では2着に入る健闘を見せている。他馬をじっくり見て後ろから切れ味鋭くまくっていくのがこの馬の型。近走は序盤から大きく他馬に置いて行かれるような苦しいレース展開が多いが、力はある馬。ダービーとなって一気の変わり身を見せることができるか。
6 マルミゴウカイ:2歳時は馬体も気性も成長途上で力不足であったが、3歳になって急成長、一冠目のばんえい大賞典を快勝。その後は逆に追われる立場となり厳しいレースが続いたが、経験を積んでさらに充実してきた。菊花賞では端枠など不利な条件もあって最後は差されたが、障害力を含め安定度は増してきている。
7 ツルイテンリュウ:前月のばんえい菊花賞では積極的なレース運びとこの馬の持ち前の切れ味が生きて快勝。それまでが目立たない存在だったが、ここで一気に開花させた。古馬との対戦では自分のペースが作れず苦戦しているが、同世代戦の流れなら他馬も苦しむ分しっかり走れる。軽馬場ならさらに持ち味を生かせそう。
8 キタノリュウキ:既に1100kgを越える大型馬。荷物を運ぶ力は十分に持っておりながら、決め手に欠けるところがあり無冠に甘んじている。ただ荷物が重くなればなるほどこの馬の力の発揮できる場面が増えそう。スピードのある馬たちに惑わされずしっかり踏み込んで行ければ上位馬には全く引けを取らない。
9 ホクショウディープ:2歳時ヤングCSでの快勝が印象的。それ以降は一息入れたこともあって実績は少ないが、それでも古馬勢とのレースでも渡り合い、復帰後はすべて3着以内に入っている。いつも好勝負するが最後の詰めが甘く勝ちきれない部分がある。ツルイテンリュウとはデビュー戦で2着に敗れて以降常にライバル関係。
まとめ:
定量戦なので重賞タイトルを持つ上位馬が一歩リードではあるが、昨年とは全く違い群雄割拠の世代。未だ飛び抜けて強い馬はいない状況で展開次第で順位は変わりそう。週半ば大雪が降っており馬場状態にも留意。
当欄では今回もホクショウディープとマルミゴウカイの一騎打ちと見ている。当然この2頭で決まるほど簡単にはいかないが、上位評価して軸にするならこの2頭。双方全く互角で悩んだが、古馬とも互角に戦い総合力で勝るホクショウディープの方を本命にした。障害も悪くないし、降りてからのスピードに加え、イレネー記念の反省から最後まで走りきるスタミナを付けてきている。やや軽めの馬場も味方しそう。ただ外枠に入り不安定な一面もあるので、全面信頼は危険かも。
マルミゴウカイももちろん負けてはいない。近走は着外に沈んでいるものの相手は古馬Aクラスの上位馬、そこで大きく離されてはおらず、むしろ揉まれてきた分勝負根性をつけている。あとは初めての重量でのスタミナが課題か。当欄では差の無い対抗とした。
上述の2頭が抜け出していると見るが、展開により2頭の間に割って入る馬が出る可能性はある。イレネー記念3着のキタノリュウキは大きな馬体を生かして安定感を感じさせる。最後まで粘り強く走れるのも強み。重賞未勝利なので意地を見せたいところ。ズブい面があるので意欲的に行ってほしい。ばんえい菊花賞を勝ったツルイテンリュウも切れ味は抜群で侮れないが、菊花賞の時は展開がうまく嵌まりすぎた感があり、ここは馬券的な妙味も含め他の馬を物色したい。その中では上がり馬のプレザントウェーは先行力を持っており、他馬が苦しめば逃げ込みもあり得る。
他ではイレネー記念など重賞2勝のフウジンライデンは長期休養で相当調子を落としていたが、元々は力のある馬。2走を叩いて変わり身を見せる余地はある。但し馬体が戻っていることが条件。その他では実績のあるアラワシキングあたりが起死回生の一発を狙う。当欄では実績を重視しこの馬に注マークを付けたい。
はむ!の馬券狙いどころ:
さあ、年末年始の重賞4連発。資金をつなげる意味でもなんとか当てて行きたいところ。今回は上位2頭の一騎打ちと見るが、菊花賞の時のように出し抜けを食らわす馬が出ればきつい。最近は三連単の負けをワイドでなんとかカバーしているといった状況が続いている。なんとか収支プラスに持って行きたいのでワイドもさらに厳しいところ(アラワシキング、ホクトノホシ)を狙いに行く。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
三連単(2頭軸マルチ) 9=6=8,2,5,7 合計24通り 各100円
三連単(追加) 9=6→8,2,5,7,4,3 合計12通り 各100円
三連単(追加) 9→6→8,2,5,7 合計4通り 各100円
三連単(追加) 9→8,2,5,7→6 6→8,2,5,7→9 合計8通り 各100円
(はむ!のワイドで勝負!) ワイド 5=9,6,2,3 3=9,6,2 合計7点 100円
合計5,500円で勝負!
今回の結果と回顧は、近日アップします。
年末年始のばんえいと当ブログの予定
2016年も大詰めに来ています。皆さんはどんな一年だったでしょうか。個人的には引っ越しその他いろいろあって競馬自体をやっている時間も減っていましたが、当ブログはなんとか細々と続けていけました。(馬券収支は散々でしたが)。来年ももちろん頑張りますし、永く続けられるとともに読者に楽しんでもらえるよう工夫していきたいと考えています。
さて年末年始。JRAは有馬記念で一段落ですが、地方競馬は一番の盛り上がり時でもあります。ばんえいにとっても重賞、そして全国広域発売など。当ブログでも予想など頑張りたいと思います。年末年始のばんえい開催と当欄の予定を書いておきます。
★ばんえい重賞日程
12月25日 ばんえいダービー(BG1)
12月29日 ヤングチャンピオンシップ(BG2)
1月2日 帯広記念(BG1)
1月3日 天馬賞(BG1)
★当ブログの予定
ヤングチャンピオンシップは前々日の27日に、帯広記念は1月1日に、天馬賞は2日に予想をアップする予定です。
NHK地上波の正月バラエティー番組で放送される予定の1月1日の第1R(11:30発走)のレース見解を31日中にアップします。
全国広域発売が行われる1月2日の全レース解説を、前日の1月1日までに行う予定です。
1月2日は13時~17時までTwitterに張り付き応援を考えています。一緒に予想などを楽しみましょう。
さて今週の重賞は、3歳クラシックのクライマックス、ばんえいダービーです。早速予想いきます。
はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第45回ばんえいダービー(BG1) (2016年12月25日(日)19:05発走 帯広10R ダ200m 3歳オープン定量) | |||||||
はむ 予想 |
馬 番 |
馬 名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 備 考 |
1 | アアモンドヒューマ | せん3 | 720 | 藤野俊 | 金山明 | 鹿毛 追 父ヒカルイットウセイ | |
△ | 2 | プレザントウェー | 牡3 | 730 | 渡来心 | 久田守 | 鹿毛 逃 父タカダヤジェット |
3 | ホクトノホシ | 牝3 | 710 | 村上章 | 村上慎 | 鹿毛 先 父ナリタビッグマン | |
4 | フウジンライデン | 牡3 | 730 | 島津新 | 岩本利 | 栗毛 追 父カゲシュウホー | |
注 | 5 | アラワシキング | 牡3 | 730 | 船山蔵 | 西邑春 | 鹿毛 追 父トウリュウ |
○ | 6 | マルミゴウカイ | 牡3 | 730 | 藤本匠 | 槻舘重 | 鹿毛 差 父ダイエイヒーロー |
7 | ツルイテンリュウ | 牡3 | 730 | 大河和 | 山田勇 | 鹿毛 先 父トウカイカップ | |
▲ | 8 | キタノリュウキ | 牡3 | 730 | 工藤篤 | 村上慎 | 鹿毛 先 父カネサテンリュウ |
◎ | 9 | ホクショウディープ | 牡3 | 730 | 鈴木恵 | 松井浩 | 青毛 先 父サカノリキマル |
(予想印、脚質ははむ!の主観による目安です。)
【はむ!の見解】(個人的見解です。)
3歳クラシック最終戦。ばんえいの場合、帯広単独開催以降は「ダービー」は年末に行われることとなり、最高峰のレースでかつクライマックスを迎えることとなる。そして定量戦なので実力の差がはっきり出るレースでもある。過去10年間は1番人気の成績が(5,2,1,2)優勝馬はすべて4番人気以内、ここ5年に絞ると必ず1番人気ないしは2番人気が優勝しているなど、波乱が少ない。他のデータでは、連対馬は必ずばんえい菊花賞に出走しているというのがある(勝利していなくても可)。また、上位はイレネー記念の上位馬が占める。つまり上がり馬では難しく、ある程度実績を積んできた馬が有利ということだろう。牝馬は以前は4連覇するなど強かった時代もあったが、帯広単独開催以降は1頭も出ていない。菊花賞では牝馬の活躍も見られるだけに、やはり定量戦という条件がものを言っている。
今年は、クラシック第1弾のばんえい大賞典を勝ったマルミゴウカイ、第2弾のばんえい菊花賞を勝ったにツルイテンリュウに対し、2歳時に活躍したホクショウディープ、フウジンライデン、さらにはオークス馬ホクトノホシと重賞タイトルを持つ馬が出そろい、3歳王者決定戦にふさわしいレースが期待される。
各馬寸評:
1 アアモンドヒューマ:3歳ランキングでは11番目の馬。過去唯一出走した重賞ばんえい大賞典でも繰り上がり出走ながら5着に入る健闘を見せている。この時は初めから後方待機の作戦を取り、着を拾いに行くレースであった。今回も基本的には自分のペースを守り切る作戦でいくだろう。セン馬の10kg減はメリット。
2 プレザントウェー:重賞は時々顔を出しているが善戦止まり。しかし近走は連続で掲示板内を確保するなど調子自体は上昇している。重量適性はまだ未知数だが、スピードに乗っていきたいタイプでできれば軽馬場が望み。今回はもしかしてハナを奪いに行く可能性も。障害も悪くないのであとはどこまで粘れるか。
3 ホクトノホシ:オークスでは9番人気での勝利であっと言わせたが、振り返ってみると最初から最後までしっかり走りきり、力は持っているところを見せた。障害も上手い。今度は相手が牡馬も含む世代トップの馬が並びそう簡単にはいかないが、馬格も決して見劣りしない馬で、しっかりついて行ければ善戦以上もあり得る。
4 フウジンライデン:2歳時は差し脚と勝負強さを見せ、8番人気だったイレネー記念の勝利を含め重賞2勝。その後8か月の休養。復帰後2戦は馬体重が大きく減ってまだ十分走れる状況ではなく最下位となったが、叩き3走目で変わり身を見せるか。馬体の回復度合いがポイント。ライデンロックに続く兄弟ダービー制覇に期待。
5 アラワシキング:出られる重賞は欠かさず出ている。イレネー記念では2着に入る健闘を見せている。他馬をじっくり見て後ろから切れ味鋭くまくっていくのがこの馬の型。近走は序盤から大きく他馬に置いて行かれるような苦しいレース展開が多いが、力はある馬。ダービーとなって一気の変わり身を見せることができるか。
6 マルミゴウカイ:2歳時は馬体も気性も成長途上で力不足であったが、3歳になって急成長、一冠目のばんえい大賞典を快勝。その後は逆に追われる立場となり厳しいレースが続いたが、経験を積んでさらに充実してきた。菊花賞では端枠など不利な条件もあって最後は差されたが、障害力を含め安定度は増してきている。
7 ツルイテンリュウ:前月のばんえい菊花賞では積極的なレース運びとこの馬の持ち前の切れ味が生きて快勝。それまでが目立たない存在だったが、ここで一気に開花させた。古馬との対戦では自分のペースが作れず苦戦しているが、同世代戦の流れなら他馬も苦しむ分しっかり走れる。軽馬場ならさらに持ち味を生かせそう。
8 キタノリュウキ:既に1100kgを越える大型馬。荷物を運ぶ力は十分に持っておりながら、決め手に欠けるところがあり無冠に甘んじている。ただ荷物が重くなればなるほどこの馬の力の発揮できる場面が増えそう。スピードのある馬たちに惑わされずしっかり踏み込んで行ければ上位馬には全く引けを取らない。
9 ホクショウディープ:2歳時ヤングCSでの快勝が印象的。それ以降は一息入れたこともあって実績は少ないが、それでも古馬勢とのレースでも渡り合い、復帰後はすべて3着以内に入っている。いつも好勝負するが最後の詰めが甘く勝ちきれない部分がある。ツルイテンリュウとはデビュー戦で2着に敗れて以降常にライバル関係。
まとめ:
定量戦なので重賞タイトルを持つ上位馬が一歩リードではあるが、昨年とは全く違い群雄割拠の世代。未だ飛び抜けて強い馬はいない状況で展開次第で順位は変わりそう。週半ば大雪が降っており馬場状態にも留意。
当欄では今回もホクショウディープとマルミゴウカイの一騎打ちと見ている。当然この2頭で決まるほど簡単にはいかないが、上位評価して軸にするならこの2頭。双方全く互角で悩んだが、古馬とも互角に戦い総合力で勝るホクショウディープの方を本命にした。障害も悪くないし、降りてからのスピードに加え、イレネー記念の反省から最後まで走りきるスタミナを付けてきている。やや軽めの馬場も味方しそう。ただ外枠に入り不安定な一面もあるので、全面信頼は危険かも。
マルミゴウカイももちろん負けてはいない。近走は着外に沈んでいるものの相手は古馬Aクラスの上位馬、そこで大きく離されてはおらず、むしろ揉まれてきた分勝負根性をつけている。あとは初めての重量でのスタミナが課題か。当欄では差の無い対抗とした。
上述の2頭が抜け出していると見るが、展開により2頭の間に割って入る馬が出る可能性はある。イレネー記念3着のキタノリュウキは大きな馬体を生かして安定感を感じさせる。最後まで粘り強く走れるのも強み。重賞未勝利なので意地を見せたいところ。ズブい面があるので意欲的に行ってほしい。ばんえい菊花賞を勝ったツルイテンリュウも切れ味は抜群で侮れないが、菊花賞の時は展開がうまく嵌まりすぎた感があり、ここは馬券的な妙味も含め他の馬を物色したい。その中では上がり馬のプレザントウェーは先行力を持っており、他馬が苦しめば逃げ込みもあり得る。
他ではイレネー記念など重賞2勝のフウジンライデンは長期休養で相当調子を落としていたが、元々は力のある馬。2走を叩いて変わり身を見せる余地はある。但し馬体が戻っていることが条件。その他では実績のあるアラワシキングあたりが起死回生の一発を狙う。当欄では実績を重視しこの馬に注マークを付けたい。
はむ!の馬券狙いどころ:
さあ、年末年始の重賞4連発。資金をつなげる意味でもなんとか当てて行きたいところ。今回は上位2頭の一騎打ちと見るが、菊花賞の時のように出し抜けを食らわす馬が出ればきつい。最近は三連単の負けをワイドでなんとかカバーしているといった状況が続いている。なんとか収支プラスに持って行きたいのでワイドもさらに厳しいところ(アラワシキング、ホクトノホシ)を狙いに行く。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
三連単(2頭軸マルチ) 9=6=8,2,5,7 合計24通り 各100円
三連単(追加) 9=6→8,2,5,7,4,3 合計12通り 各100円
三連単(追加) 9→6→8,2,5,7 合計4通り 各100円
三連単(追加) 9→8,2,5,7→6 6→8,2,5,7→9 合計8通り 各100円
(はむ!のワイドで勝負!) ワイド 5=9,6,2,3 3=9,6,2 合計7点 100円
合計5,500円で勝負!
今回の結果と回顧は、近日アップします。
2016年12月7日水曜日
【はむ!のばんえい重賞回顧】第41回ばんえいオークス(2016/12/4)
ばんえい重賞レース回顧
第41回ばんえいオークス(BG1)-2016年12月4日-10R 200m直 曇 1.5%
1着 (8)ホクトノホシ(村上章)2分15秒8
2着◎(4)ヒカルナナヒメ
3着 (1)コウシュハローヤル
単勝 9 6,740円 馬単8-4 28,270円 三連単 8-4-1 611,230円
※結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印です。)
  ばんえいの3歳牝馬の最高峰、第41回ばんえいオークスは人気薄9番人気のホクトノホシが先行する有力馬を次々かわして差しきり勝ち。重賞初出走で初優勝。また、鞍上の村上章騎手はデビュー21年目にして嬉しい初重賞制覇となった。
  この日の帯広はこの時期にしては気温が高く、渋い馬場で時計のかかる状況であった。
  レースは前半から各馬牽制しあいながら進みかなりのスローペース。各馬刻みを何度も入れ、出入りはあるもののほぼ横一線のまま第2障害手前まで進む。各馬一斉に揃ったところから、ヒカルナナヒメが先に仕掛け、ほとんど差がなくフジノウンカイとコウシュハローヤルそしてラッセルクインも相次いでチャレンジ。各馬障害で力が入り苦心したが、ヒカルナナヒメが崩れずに最も先に障害を抜け出しフジノウンカイがこれに続く。一歩遅れてコウシュハローヤルとラッセルクインが続き、さらに遅れて、障害を溜めてひと腰で抜けてきたホクトノホシが続く。残り30m地点までは前を行く4頭が先頭争い。そしてラッセルクインが脚色が怪しくなりストップ、その間をホクトノホシがかわし前を追う。その後最内で激しく追っていたコウシュハローヤルが詰まり、フジノウンカイも脚色が鈍る。その間に先頭に出たヒカルナナヒメも残り15m程度の所で詰まる。その間を外からホクトノホシが脚色よくかわし先頭へ、そしてそのままゴールまで駆け抜けてゴールした。その後は、いっぱいになりながらヒカルナナヒメが巻き返し2着を死守。同じく何度も詰まったコウシュハローヤルがフジノウンカイを最後振り切り3着に入った。1番人気のラッセルクインは最後ビュウティハートにもかわされ6着に終わった。
次走へのひとことメモ
  ホクトノホシ(1着):してやったりの快勝。元々先行タイプの馬で今回も行けるところまで行くという姿勢だったが、ペースが遅くなって、逆に無理に追う必要がなかった。差の無い位置から他馬の様子を見つつ障害を上げることに集中。後は前を行く馬を一頭ずつ拾いながら走りきった。この馬の持ち味を生かした村上騎手の好騎乗だったと言える。馬格もある馬で勝ってみればG1馬の風格を持った馬だ。これで一気に3ランクアップしB1クラス。今後は相手も急激に強くなり厳しくなるが、今回のように自分の走りに徹すれば勝負に参加可能だ。ひとまずは暮れのダービーに出走して力試しか。
  ヒカルナナヒメ(2着):前半から十分力を溜めて障害はトップ抜け、この馬の狙いどおりの走りだった。最後の直線で詰まることまで計算に入っていたと思われるが、勝った馬の勢いに出し抜かれたというところ。力は十分に発揮できている。やはり次はダービーに挑戦だろう。同世代牡馬相手のレースでも上位に食い込んでおり、善戦に期待。
  コウシュハローヤル(3着):やはり上手く流れに乗れた。最内枠もこの馬にはかえって良かったかもしれない。最後の直線で一瞬の切れ味を見せた時はあわやと思わせた。この馬は父親の影響か大きいレースの方が力が出そう。自己条件(B3)で勝ち星を重ねていきたい。
  フジノウンカイ(4着):スローペースに乗ってこの馬としては積極的に前に行く競馬。最後の直線は追い比べとなったが、併走していた他馬ほどは余裕はなかったかもしれない。その分だけわずかの差で4着となった。ただ障害など安定感があり今後のレースで発揮できるだろう。
  ビュウティハート(5着):繰り上がり出走で無欲の走り。その分無理に追わず自分のペースで走れ、最後は詰まったラッセルクインをかわして5着まで粘り込み。この馬なりの走りができ経験を積めた。自己条件(B4)に戻ればこの経験が生きるだろう。
  その他では注目されたラッセルクイン(6着)、やはりいきなりの重賞の荷物は厳しかったか。ただ崩れたわけではないので自己条件に戻れば巻き返し可能。ダービーには出走権的に賞金が少し足りていない。人気のタナボタチャン(7着)は障害でのミスが響いた形になったがやはり本調子ではなかったか。スギヤマ(8着)は馬体重も減っていて力不足が見え、グレースゴールド(9着)は外の馬の転倒も影響したが調子も上がっていなかった。。コウシュハアレッポ(中止)は障害で崩れ競走中止。
はむ!の予想結果
  ツイッターで既報だが、ワイドはホクトノホシから有力馬に流したものを4点ほど買っていた、と思ったところ購入ミスでワイドを買ったつもりが馬複を買っていて、結果的に当たってしまった。しかしそれは後出しになってしまうので当欄ではワイドでの収支で計算します。(フジノウンカイが3着に来てくれていれば全部当たりになったところだけど・・・但しワイドをきちんと買っていればの話)三連単などはさすがに無印を頭にはできないのでハズレ、収支はさらに赤字は膨らむのみ。
  今回収支 -3,000 (配当)2,500 (投入)5,500
  (今年度累計)-33,430
今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
・はむ!のばんえい競馬ファイル(2016データ・馬券成績表)
次回重賞は3週開いて12月25日(日)、今度は3歳全馬の最高峰、ばんえいダービー(BG1)です。また、年末年始の重賞シリーズも始まります。当欄ではいつものように前日までに見解を書きたいと思います。
第41回ばんえいオークス(BG1)-2016年12月4日-10R 200m直 曇 1.5%
1着 (8)ホクトノホシ(村上章)2分15秒8
2着◎(4)ヒカルナナヒメ
3着 (1)コウシュハローヤル
単勝 9 6,740円 馬単8-4 28,270円 三連単 8-4-1 611,230円
※結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印です。)
  ばんえいの3歳牝馬の最高峰、第41回ばんえいオークスは人気薄9番人気のホクトノホシが先行する有力馬を次々かわして差しきり勝ち。重賞初出走で初優勝。また、鞍上の村上章騎手はデビュー21年目にして嬉しい初重賞制覇となった。
  この日の帯広はこの時期にしては気温が高く、渋い馬場で時計のかかる状況であった。
  レースは前半から各馬牽制しあいながら進みかなりのスローペース。各馬刻みを何度も入れ、出入りはあるもののほぼ横一線のまま第2障害手前まで進む。各馬一斉に揃ったところから、ヒカルナナヒメが先に仕掛け、ほとんど差がなくフジノウンカイとコウシュハローヤルそしてラッセルクインも相次いでチャレンジ。各馬障害で力が入り苦心したが、ヒカルナナヒメが崩れずに最も先に障害を抜け出しフジノウンカイがこれに続く。一歩遅れてコウシュハローヤルとラッセルクインが続き、さらに遅れて、障害を溜めてひと腰で抜けてきたホクトノホシが続く。残り30m地点までは前を行く4頭が先頭争い。そしてラッセルクインが脚色が怪しくなりストップ、その間をホクトノホシがかわし前を追う。その後最内で激しく追っていたコウシュハローヤルが詰まり、フジノウンカイも脚色が鈍る。その間に先頭に出たヒカルナナヒメも残り15m程度の所で詰まる。その間を外からホクトノホシが脚色よくかわし先頭へ、そしてそのままゴールまで駆け抜けてゴールした。その後は、いっぱいになりながらヒカルナナヒメが巻き返し2着を死守。同じく何度も詰まったコウシュハローヤルがフジノウンカイを最後振り切り3着に入った。1番人気のラッセルクインは最後ビュウティハートにもかわされ6着に終わった。
次走へのひとことメモ
  ホクトノホシ(1着):してやったりの快勝。元々先行タイプの馬で今回も行けるところまで行くという姿勢だったが、ペースが遅くなって、逆に無理に追う必要がなかった。差の無い位置から他馬の様子を見つつ障害を上げることに集中。後は前を行く馬を一頭ずつ拾いながら走りきった。この馬の持ち味を生かした村上騎手の好騎乗だったと言える。馬格もある馬で勝ってみればG1馬の風格を持った馬だ。これで一気に3ランクアップしB1クラス。今後は相手も急激に強くなり厳しくなるが、今回のように自分の走りに徹すれば勝負に参加可能だ。ひとまずは暮れのダービーに出走して力試しか。
  ヒカルナナヒメ(2着):前半から十分力を溜めて障害はトップ抜け、この馬の狙いどおりの走りだった。最後の直線で詰まることまで計算に入っていたと思われるが、勝った馬の勢いに出し抜かれたというところ。力は十分に発揮できている。やはり次はダービーに挑戦だろう。同世代牡馬相手のレースでも上位に食い込んでおり、善戦に期待。
  コウシュハローヤル(3着):やはり上手く流れに乗れた。最内枠もこの馬にはかえって良かったかもしれない。最後の直線で一瞬の切れ味を見せた時はあわやと思わせた。この馬は父親の影響か大きいレースの方が力が出そう。自己条件(B3)で勝ち星を重ねていきたい。
  フジノウンカイ(4着):スローペースに乗ってこの馬としては積極的に前に行く競馬。最後の直線は追い比べとなったが、併走していた他馬ほどは余裕はなかったかもしれない。その分だけわずかの差で4着となった。ただ障害など安定感があり今後のレースで発揮できるだろう。
  ビュウティハート(5着):繰り上がり出走で無欲の走り。その分無理に追わず自分のペースで走れ、最後は詰まったラッセルクインをかわして5着まで粘り込み。この馬なりの走りができ経験を積めた。自己条件(B4)に戻ればこの経験が生きるだろう。
  その他では注目されたラッセルクイン(6着)、やはりいきなりの重賞の荷物は厳しかったか。ただ崩れたわけではないので自己条件に戻れば巻き返し可能。ダービーには出走権的に賞金が少し足りていない。人気のタナボタチャン(7着)は障害でのミスが響いた形になったがやはり本調子ではなかったか。スギヤマ(8着)は馬体重も減っていて力不足が見え、グレースゴールド(9着)は外の馬の転倒も影響したが調子も上がっていなかった。。コウシュハアレッポ(中止)は障害で崩れ競走中止。
はむ!の予想結果
  ツイッターで既報だが、ワイドはホクトノホシから有力馬に流したものを4点ほど買っていた、と思ったところ購入ミスでワイドを買ったつもりが馬複を買っていて、結果的に当たってしまった。しかしそれは後出しになってしまうので当欄ではワイドでの収支で計算します。(フジノウンカイが3着に来てくれていれば全部当たりになったところだけど・・・但しワイドをきちんと買っていればの話)三連単などはさすがに無印を頭にはできないのでハズレ、収支はさらに赤字は膨らむのみ。
  今回収支 -3,000 (配当)2,500 (投入)5,500
  (今年度累計)-33,430
今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
・はむ!のばんえい競馬ファイル(2016データ・馬券成績表)
次回重賞は3週開いて12月25日(日)、今度は3歳全馬の最高峰、ばんえいダービー(BG1)です。また、年末年始の重賞シリーズも始まります。当欄ではいつものように前日までに見解を書きたいと思います。
2016年12月3日土曜日
【はむ!のばんえい競馬重賞予想2016】第41回ばんえいオークス(12/4)
はむ!のばんえいコラム
お疲れ様、尾ヶ瀬騎手
先日、ばんえいの尾ヶ瀬馨騎手が24年間の騎手生活にピリオド、惜しまれながら引退式が行われました。元騎手で父親の尾ヶ瀬富雄調教師を受け継ぐ形でデビューし(実際は同時に騎手だった時代あり)通算2066勝で、重賞勝利も多数。堅実な騎乗で、(筆者は最近しか見ていないのでこれまでの記録を含めての全体の印象ですが)この馬ならこの人というプロフェッショナルな印象が強く、特にハイトップレディ、フクイズミなの牝馬をスターに導きました。一方牡馬でもキングシャープやライデンロックなどが尾ヶ瀬騎手のお手馬でした。51歳といえども衰えもなくまだまだやれるという感じですが、勇退に近い感じで引退。筆者とは同じ年(学年)の騎手だったのでいっそう残念ですが、第二の人生を進むことに拍手を送りましょう。
さて、今週は3歳牝馬の最高峰のレース、ばんえいオークス(優駿牝馬)です。いわゆる若き乙女たちの戦い。尾ヶ瀬騎手も過去に2回優勝しており、2006年にはは最下位人気のキキリンドウという馬を優勝に導いたことがあります。今年はどんなドラマが待っているのでしょう。
はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。
(予想印、脚質ははむ!の主観による目安です。)
【はむ!の見解】(個人的見解です。)
ばんえいでは唯一の牝馬のG1レース、そして数少ない牝馬の重賞レースの一つ。牝馬ならどの馬もこのレースを目標にしているといっても過言ではない。過去の成績を振り返ると、1番人気は(3,3,0,4)と連対率6割となかなかの好成績、2番人気も(4,1,2,3)とかなりの成績を上げており、堅く収まる傾向にある。一方、3番人気の馬が(0,1,0,9)と成績が落ち、4番人気だと(2,3,5,0)とまた好成績を上げるなど不思議な現象が起きている。5番人気以下の(10年前に勝ったキキリンドウが例外中の例外で、それ以外は)勝利が全くなく、6番人気以下にいたっては2着もない。以上の傾向をもとに分析すると、牝馬は元々クラスがばらばらで上位馬と下位馬では力の差がかなりある。その中でハンデ無しの定量戦となると上位馬がやはり力を発揮するレースということだろう。3番人気の成績が悪いのは、憶測だが何らかの原因で穴人気していた馬が上位人気馬を追って崩れる馬が多かったというところか。あと、過去9年の勝ち馬はすべて2月の明け3歳重賞黒ユリ賞に出走しており、最近上がってきた馬にはイヤなデータだ。このあたりも留意しておく必要がありそう。
今年は黒ユリ賞勝ち馬で賞金ランクトップのブルーオーシャンが前走大敗で出走停止となってしまい、他の実績馬ももう一つ調子が上がらない状況、そんな中今年度初めは最下位ランクのC2クラスにいたラッセルクインが変わり身を果たし目下10連勝中。一気にシンデレラストーリーとなるか。あるいはこれを阻止する馬はいるのか。
各馬寸評:
1 コウシュハローヤル:重賞初出走。3歳牝馬の賞金ランク7位の馬。コウシュハの馬が最内と大外に別れて入ったが両馬ともニシキダイジン産駒で似たところがある。近走馬体重が増え調子は良い。障害は上手い方。
2 フジノウンカイ:重賞は黒ユリ賞5着の実績。ランクは8位。夏は4連勝するなど勢いがあった。近走はクラスが上がって厳しいレースが続くがそこそこの走りは見せている。前走9着も差はない。切れ味で勝負するタイプ。
3 ビュウティハート:タイキンの回避によりランク12位のこの馬に出走権がまわってきた。重賞もむろん初出走だが、3月の福寿草特別では上位馬相手に10番人気で3着に入っている。時計のかかるレースの方がよさそう。
4 ヒカルナナヒメ:ランク2位。重賞は黒ユリ賞(8着)など、しかし同世代の牝馬特別レースでは福寿賞特別に勝つなど強みを発揮。稲妻賞では古馬一線級相手に奮闘した。持ち味の先行力と障害力でタイトルを狙う。
5 タナボタチャン:ランク5位。重賞は黒ユリ賞2着の実績が光る。春先は大きく調子を崩した時期があったが、秋に入って馬体重も増え調子は上昇。持ち前の切れ味が出てきた。薄い毛色の特色ある馬体が目を引く。
6 スギヤマ:重賞は初出走。ランクは6位。父はばん馬の元祖ペルシュロン系。920kg前後と小柄な馬で非力な感じはするが、なかなかの粘り強さがあり、秋になって力もついてきた。重量は課題だが時計かかればチャンス。
7 ラッセルクイン:重賞初出走。ランクは3位。2歳時はなかなか勝てずC~Dクラスで甘んじていたが、ここにきて一気に力をつけて破竹の10連勝。スピードで押して行って障害も苦にしない。課題があるとすればスタミナ。
8 ホクトノホシ:3歳牝馬ランクは9位。重賞は初出走だが、特別レースでは4着2回の実績がある。先行タイプで他馬を引っ張るような展開になれば強みを発揮。大崩れも少ない。この馬に初騎乗の村上騎手がどうさばくか。
9 グレースゴールド:ランク4位。メンバー中経験は最も豊富で5つめの重賞出走。特にイレネー記念5着の実績が目立つ。後ろからついて行って直線の切れ味で勝負するタイプ。ただ障害は課題。前半の位置取りもポイント。
10 コウシュハアレッポ:ランク10位。重賞も特別戦も全く経験がなくいきなりの重賞出走。その分未知の魅力はある。父のニシキダイジンは高重量で勝ってきた馬。元々先行力がありしぶとさが発揮できる展開になれば。
まとめ:
とにかく10連勝でここに駒を進めてきたラッセルクインに注目が集まる。確かに勝ちっぷりが良く力のある馬であることは認めざるを得ない。しかしここは最も格調高いBG1、定量戦でハンデもない。ラッセルクインの連勝はC1クラスからのもの。相手に恵まれて勝ち上がってきたところがある。ジリ脚な面も見せているだけに、荷物が重くなると心配も出てくる。時計もかかりそう。ただ黒ユリ賞馬ブルーオーシャンがいないなど他のメンバーも小粒感があり、そのあたりの力関係が予想のポイントだ。
そこで当欄ではヒカルナナヒメを本命に推したい。この馬も連続連対中。前走ラッセルとの初の直接対決で敗れたものの枠順もあり差もわずか。十分逆転可能と見る。堅実な走りができ自分でペースを作れるタイプで、重賞や特別レース経験もある。黒ユリ賞は8着だったが、昨年も黒ユリ賞10着のホクショウモモが逃げ切って優勝しておりデータ的に問題はない。変にライバルを意識せず自分の走りが出来れば。
ラッセルクインは対抗にした。重賞経験なし特別レースも軽量戦の天の川賞(4着)だけで実績不足、当欄では弱点ありと見ているが、やはり他馬との比較になると、この馬の勢いはかなりのもの。あっさり勝たれることもあり得る。
上位2頭の一騎打ちの様相で、3番手以降はどれも決め手に欠け混戦。ならばやはり実績馬をとりたい。フジノウンカイは黒ユリ賞5着馬、今年の夏以降調子が良い。父ウンカイ、母父がマルゼンバージと実力馬の血統。大レースで強いところを見せるのではと単穴評価とした。そして実績ならグレースゴールド。近走成績は上がっていないが戦ってきた相手が強かった。追い込みの脚が嵌まれば勝ち負けまで。ただ障害が課題なので全面信頼は難しい。あとは、黒ユリ賞2着のタナボタチャンがいるがまだ本調子ではないように見える。時計がかかれば追い込みの脚があるが。それならば最近調子の良いスギヤマあたりを押さえたい。
はむ!の馬券狙いどころ:
やはりラッセルクインをどう見るかが馬券買いのポイント。その勢いは認めつつも、ここはG1レース。そうあっさり勝たれてはという気持ちがある。そこでヒカルナナヒメをはじめ実績馬を中心に組み立てていきたい。あまり好きではないが三連複も絡めて。あと、気になる穴馬もいるがそこはワイドで押さえる。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
三連単 4→7,2,9,6=7,2,9,6 合計12通り 各200円
三連単(追加) 4,7→4,7→4,7,2,9,6,5 合計8通り 各100円
三連複 4=7=2,9,6,5 合計4通り 各200円
馬複 4=2,9,6,5 合計4通り 各200円
(はむ!のワイドで勝負!) ワイド 5=4,7,2,8 8=4,7,2 合計7点 100円
合計5,500円で勝負!
今回の結果と回顧は、レース終了後近日アップします。
お疲れ様、尾ヶ瀬騎手
先日、ばんえいの尾ヶ瀬馨騎手が24年間の騎手生活にピリオド、惜しまれながら引退式が行われました。元騎手で父親の尾ヶ瀬富雄調教師を受け継ぐ形でデビューし(実際は同時に騎手だった時代あり)通算2066勝で、重賞勝利も多数。堅実な騎乗で、(筆者は最近しか見ていないのでこれまでの記録を含めての全体の印象ですが)この馬ならこの人というプロフェッショナルな印象が強く、特にハイトップレディ、フクイズミなの牝馬をスターに導きました。一方牡馬でもキングシャープやライデンロックなどが尾ヶ瀬騎手のお手馬でした。51歳といえども衰えもなくまだまだやれるという感じですが、勇退に近い感じで引退。筆者とは同じ年(学年)の騎手だったのでいっそう残念ですが、第二の人生を進むことに拍手を送りましょう。
さて、今週は3歳牝馬の最高峰のレース、ばんえいオークス(優駿牝馬)です。いわゆる若き乙女たちの戦い。尾ヶ瀬騎手も過去に2回優勝しており、2006年にはは最下位人気のキキリンドウという馬を優勝に導いたことがあります。今年はどんなドラマが待っているのでしょう。
はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第41回ばんえいオークス(BG1) (2016年12月4日(日)19:05発走 帯広10R ダ200m 3歳牝馬オープン定量) | |||||||
はむ 予想 |
馬 番 |
馬 名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 備 考 |
1 | コウシュハローヤル | 牝3 | 670 | 工藤篤 | 松井浩 | 鹿毛 先 | |
▲ | 2 | フジノウンカイ | 牝3 | 670 | 菊池一 | 大友人 | 青毛 差 |
3 | ビュウティハート | 牝3 | 670 | 渡来心 | 坂本東 | 鹿毛 差 | |
◎ | 4 | ヒカルナナヒメ | 牝3 | 670 | 藤本匠 | 谷あゆ | 鹿毛 逃 |
5 | タナボタチャン | 牝3 | 670 | 阿部武 | 坂本東 | 栗毛 差 | |
注 | 6 | スギヤマ | 牝3 | 670 | 松田道 | 松井浩 | 鹿毛 先 |
○ | 7 | ラッセルクイン | 牝3 | 670 | 鈴木恵 | 岡田定 | 鹿毛 先 |
8 | ホクトノホシ | 牝3 | 670 | 村上章 | 村上慎 | 鹿毛 逃 | |
△ | 9 | グレースゴールド | 牝3 | 670 | 藤野俊 | 長部幸 | 栗毛 追 |
10 | コウシュハアレッポ | 牝3 | 670 | 西謙一 | 大友人 | 栗毛 先 |
(予想印、脚質ははむ!の主観による目安です。)
【はむ!の見解】(個人的見解です。)
ばんえいでは唯一の牝馬のG1レース、そして数少ない牝馬の重賞レースの一つ。牝馬ならどの馬もこのレースを目標にしているといっても過言ではない。過去の成績を振り返ると、1番人気は(3,3,0,4)と連対率6割となかなかの好成績、2番人気も(4,1,2,3)とかなりの成績を上げており、堅く収まる傾向にある。一方、3番人気の馬が(0,1,0,9)と成績が落ち、4番人気だと(2,3,5,0)とまた好成績を上げるなど不思議な現象が起きている。5番人気以下の(10年前に勝ったキキリンドウが例外中の例外で、それ以外は)勝利が全くなく、6番人気以下にいたっては2着もない。以上の傾向をもとに分析すると、牝馬は元々クラスがばらばらで上位馬と下位馬では力の差がかなりある。その中でハンデ無しの定量戦となると上位馬がやはり力を発揮するレースということだろう。3番人気の成績が悪いのは、憶測だが何らかの原因で穴人気していた馬が上位人気馬を追って崩れる馬が多かったというところか。あと、過去9年の勝ち馬はすべて2月の明け3歳重賞黒ユリ賞に出走しており、最近上がってきた馬にはイヤなデータだ。このあたりも留意しておく必要がありそう。
今年は黒ユリ賞勝ち馬で賞金ランクトップのブルーオーシャンが前走大敗で出走停止となってしまい、他の実績馬ももう一つ調子が上がらない状況、そんな中今年度初めは最下位ランクのC2クラスにいたラッセルクインが変わり身を果たし目下10連勝中。一気にシンデレラストーリーとなるか。あるいはこれを阻止する馬はいるのか。
各馬寸評:
1 コウシュハローヤル:重賞初出走。3歳牝馬の賞金ランク7位の馬。コウシュハの馬が最内と大外に別れて入ったが両馬ともニシキダイジン産駒で似たところがある。近走馬体重が増え調子は良い。障害は上手い方。
2 フジノウンカイ:重賞は黒ユリ賞5着の実績。ランクは8位。夏は4連勝するなど勢いがあった。近走はクラスが上がって厳しいレースが続くがそこそこの走りは見せている。前走9着も差はない。切れ味で勝負するタイプ。
3 ビュウティハート:タイキンの回避によりランク12位のこの馬に出走権がまわってきた。重賞もむろん初出走だが、3月の福寿草特別では上位馬相手に10番人気で3着に入っている。時計のかかるレースの方がよさそう。
4 ヒカルナナヒメ:ランク2位。重賞は黒ユリ賞(8着)など、しかし同世代の牝馬特別レースでは福寿賞特別に勝つなど強みを発揮。稲妻賞では古馬一線級相手に奮闘した。持ち味の先行力と障害力でタイトルを狙う。
5 タナボタチャン:ランク5位。重賞は黒ユリ賞2着の実績が光る。春先は大きく調子を崩した時期があったが、秋に入って馬体重も増え調子は上昇。持ち前の切れ味が出てきた。薄い毛色の特色ある馬体が目を引く。
6 スギヤマ:重賞は初出走。ランクは6位。父はばん馬の元祖ペルシュロン系。920kg前後と小柄な馬で非力な感じはするが、なかなかの粘り強さがあり、秋になって力もついてきた。重量は課題だが時計かかればチャンス。
7 ラッセルクイン:重賞初出走。ランクは3位。2歳時はなかなか勝てずC~Dクラスで甘んじていたが、ここにきて一気に力をつけて破竹の10連勝。スピードで押して行って障害も苦にしない。課題があるとすればスタミナ。
8 ホクトノホシ:3歳牝馬ランクは9位。重賞は初出走だが、特別レースでは4着2回の実績がある。先行タイプで他馬を引っ張るような展開になれば強みを発揮。大崩れも少ない。この馬に初騎乗の村上騎手がどうさばくか。
9 グレースゴールド:ランク4位。メンバー中経験は最も豊富で5つめの重賞出走。特にイレネー記念5着の実績が目立つ。後ろからついて行って直線の切れ味で勝負するタイプ。ただ障害は課題。前半の位置取りもポイント。
10 コウシュハアレッポ:ランク10位。重賞も特別戦も全く経験がなくいきなりの重賞出走。その分未知の魅力はある。父のニシキダイジンは高重量で勝ってきた馬。元々先行力がありしぶとさが発揮できる展開になれば。
まとめ:
とにかく10連勝でここに駒を進めてきたラッセルクインに注目が集まる。確かに勝ちっぷりが良く力のある馬であることは認めざるを得ない。しかしここは最も格調高いBG1、定量戦でハンデもない。ラッセルクインの連勝はC1クラスからのもの。相手に恵まれて勝ち上がってきたところがある。ジリ脚な面も見せているだけに、荷物が重くなると心配も出てくる。時計もかかりそう。ただ黒ユリ賞馬ブルーオーシャンがいないなど他のメンバーも小粒感があり、そのあたりの力関係が予想のポイントだ。
そこで当欄ではヒカルナナヒメを本命に推したい。この馬も連続連対中。前走ラッセルとの初の直接対決で敗れたものの枠順もあり差もわずか。十分逆転可能と見る。堅実な走りができ自分でペースを作れるタイプで、重賞や特別レース経験もある。黒ユリ賞は8着だったが、昨年も黒ユリ賞10着のホクショウモモが逃げ切って優勝しておりデータ的に問題はない。変にライバルを意識せず自分の走りが出来れば。
ラッセルクインは対抗にした。重賞経験なし特別レースも軽量戦の天の川賞(4着)だけで実績不足、当欄では弱点ありと見ているが、やはり他馬との比較になると、この馬の勢いはかなりのもの。あっさり勝たれることもあり得る。
上位2頭の一騎打ちの様相で、3番手以降はどれも決め手に欠け混戦。ならばやはり実績馬をとりたい。フジノウンカイは黒ユリ賞5着馬、今年の夏以降調子が良い。父ウンカイ、母父がマルゼンバージと実力馬の血統。大レースで強いところを見せるのではと単穴評価とした。そして実績ならグレースゴールド。近走成績は上がっていないが戦ってきた相手が強かった。追い込みの脚が嵌まれば勝ち負けまで。ただ障害が課題なので全面信頼は難しい。あとは、黒ユリ賞2着のタナボタチャンがいるがまだ本調子ではないように見える。時計がかかれば追い込みの脚があるが。それならば最近調子の良いスギヤマあたりを押さえたい。
はむ!の馬券狙いどころ:
やはりラッセルクインをどう見るかが馬券買いのポイント。その勢いは認めつつも、ここはG1レース。そうあっさり勝たれてはという気持ちがある。そこでヒカルナナヒメをはじめ実績馬を中心に組み立てていきたい。あまり好きではないが三連複も絡めて。あと、気になる穴馬もいるがそこはワイドで押さえる。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
三連単 4→7,2,9,6=7,2,9,6 合計12通り 各200円
三連単(追加) 4,7→4,7→4,7,2,9,6,5 合計8通り 各100円
三連複 4=7=2,9,6,5 合計4通り 各200円
馬複 4=2,9,6,5 合計4通り 各200円
(はむ!のワイドで勝負!) ワイド 5=4,7,2,8 8=4,7,2 合計7点 100円
合計5,500円で勝負!
今回の結果と回顧は、レース終了後近日アップします。
2016年11月30日水曜日
【はむ!のばんえい重賞回顧】第7回ドリームエイジカップ(2016/11/27)
ばんえい重賞レース回顧
第7回ドリームエイジカップ(BG3)-2016年11月27日-10R 200m直 曇 2.4%
1着 (3)キサラキク(阿部武)1分42秒0
2着○(2)カイシンゲキ
3着◎(1)コウシュハウンカイ
単勝 3 1,680円 馬単3-2 19,870円 三連単 3-2-1 58,700円
※結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印です。)
  ばんえいの世代対抗重賞第7回ドリームエイジカップは、6番人気の5歳牝馬キサラキクが先行策から終始リードし他馬の追撃を振り切り優勝。重賞は今年1月の天馬賞以来通算4勝目、同世代戦以外では初重賞となった。またこのレースの牝馬の優勝は初。
  この日の帯広は午前中雪が降ったが、降水量は少なく、馬場もこの週から入れられたロードヒーティングが少しずつ効き、水分は2.4%と軽めでも極端に軽くはならない馬場状態であった。
  レースは前半からキサラキクが思い切って先行する作戦を取り、これに内からカイシンゲキ、外からはホクショウユウキが前を追う展開。全体として速いペースとなる。いつもは先行するフジダイビクトリーら実績馬は後方から。先行馬勢は50秒程度で第2障害に到達し、後続の到着を待つまでもなく、先に仕掛けたのはホクショウユウキだが七分のところでストップ、そして先行したキサラキク、コウシュハウンカイ、カイシンゲキがほぼ同時に障害を越え先頭争い。その後はホクショウユウキ、ニシキエーカンと続く。その他の馬は障害に手間取った。この間に直線ではキサラキクが一瞬の切れ味を生かし一歩前に出て、コウシュハウンカイ、カイシンゲキがそれぞれ半馬身程度の差で追うが、その差は詰まらずキサラキクがそのまま逃げ切ってゴール。コウシュハウンカイは最後5mほどで緩み、そこにカイシンゲキが迫って、最後は横一線で写真判定となったが、わずかの差でカイシンゲキがかわし2着、コウシュハウンカイが3着。その後では3番人気ニシキエーカンと2番人気センゴクエースが勢いよく前を追っていたが前には届かなかった。1番人気のフジダイビクトリーは置かれて7着に終わった。
次走へのひとことメモ
  キサラキク(1着):今回は果敢な先行策を取り、障害も上手く越えて終始先頭をキープし逃げ切り勝ち。荷物と馬場状況を読んだ阿部武臣騎手の思い切った判断が功を奏した。自分のペースに持ち込めれば相当の力を発揮できるところが、同じ牝馬で芦毛のフクイズミを思い出す。やや気まぐれな面があるのも似ている。今回トップ馬相手でも勝てるところを証明したのが大きい。今後は正月の帯広記念にも挑戦しつつ、最大の照準は1月のヒロインズカップか。
  カイシンゲキ(2着):この馬も軽馬場を生かしての先行策を考えていたのだろう。勝った馬には上手く走られたが、障害もミスなくクリアし最後は二の足を見せるなどこの馬としては持ち味を発揮できたレースだった。賞金も加算し、今後の狙いはやはり帯広記念か。重量戦でも好走しており善戦の期待はできる。
  コウシュハウンカイ(3着):大敗後の一戦で注目されたが、1,2着の馬とは切れ味の違いで敗れたものの、本来のこの馬の安定した走りは戻っていた。端枠もこのレースを見る限りは問題はなかった。今後はこの馬の実力を発揮する場面が増加しそう。
  ニシキエーカン(4着):この馬本来の力が出せるようになってきている。障害も決して悪くない。しかし今回は前半慎重に行った分、後半で追いつき切れなかったのが悔やまれる。今後は自己条件のA1クラスでしっかり勝って再び重賞に出られるよう賞金を稼ぎたい。
  センゴクエース(5着):今回は今後のこの馬を占うレースだった。課題の障害を意識してじっくり構えた分後方からレースとなり、障害でもひざまずくなど十分な走りではなかったが、スピードと力は持っているところを見せた。次の目標は天馬賞。この馬としては負けられない。
  その他では、ホクショウユウキ(6着)も先行策を取り攻めていったが、障害で止まった分だけ最後持たなかった。1番人気のフジダイビクトリー(7着)はこの馬のペースでは走ったが速いペースになると厳しかった。オレノココロ(9着)も今回はスピードに戸惑ってついていけなかった。このあたりの実力馬は高重量の重賞では巻き返せるだろう。
はむ!の予想結果
  キサラキクここで来たかという感じ。いつも応援馬券で単・複と買っているだけにそれは良かったのだが、今回に限って1枚ずつに押さえてしまっていた。2着と3着が○と◎だけになんとかできなかったかと悔やまれる(例えば著名人予想の矢野吉彦アナはカイシンゲキを頭にした3連複流しで10点に絞って万馬券を的中させている)。もう取りガミ大賞でも欲しいくらいだ。
  今回収支 -2,190 (配当)3,110 (投入)5,300
  (今年度累計)-30,430
今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
・はむ!のばんえい競馬ファイル(2016データ・馬券成績表)
次回重賞は来週12月4日(日)、いよいよ3歳牝馬の頂点ばんえいオークス(BG1)です。当欄ではいつものように前日までに見解を書きたいと思います。
第7回ドリームエイジカップ(BG3)-2016年11月27日-10R 200m直 曇 2.4%
1着 (3)キサラキク(阿部武)1分42秒0
2着○(2)カイシンゲキ
3着◎(1)コウシュハウンカイ
単勝 3 1,680円 馬単3-2 19,870円 三連単 3-2-1 58,700円
※結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印です。)
  ばんえいの世代対抗重賞第7回ドリームエイジカップは、6番人気の5歳牝馬キサラキクが先行策から終始リードし他馬の追撃を振り切り優勝。重賞は今年1月の天馬賞以来通算4勝目、同世代戦以外では初重賞となった。またこのレースの牝馬の優勝は初。
  この日の帯広は午前中雪が降ったが、降水量は少なく、馬場もこの週から入れられたロードヒーティングが少しずつ効き、水分は2.4%と軽めでも極端に軽くはならない馬場状態であった。
  レースは前半からキサラキクが思い切って先行する作戦を取り、これに内からカイシンゲキ、外からはホクショウユウキが前を追う展開。全体として速いペースとなる。いつもは先行するフジダイビクトリーら実績馬は後方から。先行馬勢は50秒程度で第2障害に到達し、後続の到着を待つまでもなく、先に仕掛けたのはホクショウユウキだが七分のところでストップ、そして先行したキサラキク、コウシュハウンカイ、カイシンゲキがほぼ同時に障害を越え先頭争い。その後はホクショウユウキ、ニシキエーカンと続く。その他の馬は障害に手間取った。この間に直線ではキサラキクが一瞬の切れ味を生かし一歩前に出て、コウシュハウンカイ、カイシンゲキがそれぞれ半馬身程度の差で追うが、その差は詰まらずキサラキクがそのまま逃げ切ってゴール。コウシュハウンカイは最後5mほどで緩み、そこにカイシンゲキが迫って、最後は横一線で写真判定となったが、わずかの差でカイシンゲキがかわし2着、コウシュハウンカイが3着。その後では3番人気ニシキエーカンと2番人気センゴクエースが勢いよく前を追っていたが前には届かなかった。1番人気のフジダイビクトリーは置かれて7着に終わった。
次走へのひとことメモ
  キサラキク(1着):今回は果敢な先行策を取り、障害も上手く越えて終始先頭をキープし逃げ切り勝ち。荷物と馬場状況を読んだ阿部武臣騎手の思い切った判断が功を奏した。自分のペースに持ち込めれば相当の力を発揮できるところが、同じ牝馬で芦毛のフクイズミを思い出す。やや気まぐれな面があるのも似ている。今回トップ馬相手でも勝てるところを証明したのが大きい。今後は正月の帯広記念にも挑戦しつつ、最大の照準は1月のヒロインズカップか。
  カイシンゲキ(2着):この馬も軽馬場を生かしての先行策を考えていたのだろう。勝った馬には上手く走られたが、障害もミスなくクリアし最後は二の足を見せるなどこの馬としては持ち味を発揮できたレースだった。賞金も加算し、今後の狙いはやはり帯広記念か。重量戦でも好走しており善戦の期待はできる。
  コウシュハウンカイ(3着):大敗後の一戦で注目されたが、1,2着の馬とは切れ味の違いで敗れたものの、本来のこの馬の安定した走りは戻っていた。端枠もこのレースを見る限りは問題はなかった。今後はこの馬の実力を発揮する場面が増加しそう。
  ニシキエーカン(4着):この馬本来の力が出せるようになってきている。障害も決して悪くない。しかし今回は前半慎重に行った分、後半で追いつき切れなかったのが悔やまれる。今後は自己条件のA1クラスでしっかり勝って再び重賞に出られるよう賞金を稼ぎたい。
  センゴクエース(5着):今回は今後のこの馬を占うレースだった。課題の障害を意識してじっくり構えた分後方からレースとなり、障害でもひざまずくなど十分な走りではなかったが、スピードと力は持っているところを見せた。次の目標は天馬賞。この馬としては負けられない。
  その他では、ホクショウユウキ(6着)も先行策を取り攻めていったが、障害で止まった分だけ最後持たなかった。1番人気のフジダイビクトリー(7着)はこの馬のペースでは走ったが速いペースになると厳しかった。オレノココロ(9着)も今回はスピードに戸惑ってついていけなかった。このあたりの実力馬は高重量の重賞では巻き返せるだろう。
はむ!の予想結果
  キサラキクここで来たかという感じ。いつも応援馬券で単・複と買っているだけにそれは良かったのだが、今回に限って1枚ずつに押さえてしまっていた。2着と3着が○と◎だけになんとかできなかったかと悔やまれる(例えば著名人予想の矢野吉彦アナはカイシンゲキを頭にした3連複流しで10点に絞って万馬券を的中させている)。もう取りガミ大賞でも欲しいくらいだ。
  今回収支 -2,190 (配当)3,110 (投入)5,300
  (今年度累計)-30,430
今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
・はむ!のばんえい競馬ファイル(2016データ・馬券成績表)
次回重賞は来週12月4日(日)、いよいよ3歳牝馬の頂点ばんえいオークス(BG1)です。当欄ではいつものように前日までに見解を書きたいと思います。
2016年11月26日土曜日
【はむ!のばんえい競馬重賞予想2016】第7回ドリームエイジカップ(11/27)
はむ!のばんえいコラム
★どこで競馬を見るか?1(今回からこの欄は標題を付けます。)
突然ですが、皆さんは競馬をどのように見ていますか?本場?場外?それとももっぱらTV?もちろんベストはやっぱり開催されている現場で見ることでしょう。ライブの素晴らしさはTVで見るのとは格段の違いがあります。このことについて語り出すとそれだけで相当なものになるので別の機会にするとして、今回は、毎週のように競馬をやるようなディープなファンはどこで競馬を見ているかという話にします。しかしながら、これも全く人それぞれでしょう。それは競馬をどの程度やっているかにもよると思います。例えばJRAオンリーの人の場合なら、毎日1Rから12Rまでびっしりやる人、時々やる人、重賞だけやる人、有馬記念とか天皇賞だけやる人によって見る度合いは違うでしょう。地方競馬もやる人、地方を中心にやる人はまた違います。この話長くなりそうなので、今後当欄でネタがない時にやっていきたいと思います。
さて、ばんえいの重賞は今週から2週連続。まずは各世代別対抗戦ドリームエイジカップです。
はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。
【はむ!の見解】(個人的見解です。)
ばんえい独自の馬齢別対抗戦、ドリームエイジカップ。今年で7回目と歴史が浅いものの各世代のスターが集結ししのぎを削る興味深いレースである。年によって出走条件が微妙に違ったりしていて、まだはっきりした傾向は出ていないものの、1番人気は過去6年で(1,2,1,2)と不安定。2012年~2014年まで7番人気以下が1着に入り、三連単10万円越えの大波乱が続くなど力どおりには決まらないレースだ。これは大レースの狭間の時期、大きいハンデ差、初冬の微妙な馬場状態などの要素があるからであろう。4,5歳の若馬が突っ込んでくることも多くその場合は馬券的にも荒れる。この時期の重賞としては重量が軽めでタイムはいずれも2分を切っており、スピードのある馬に注目か。
今回は回避馬もなく、各世代の賞金ランクトップ2頭ずつが勢揃い。槻舘厩舎から3頭出しで、このうち鈴木恵介騎手は4歳のセンゴクエースと6歳のオレノココロなどお手馬が多く、どの馬を選ぶか注目されたが、連覇を狙うオレノココロの方を選んだ。しかしトップハンデの790kg。最も軽い4歳のアスリートとは70kgもの大きなハンデ差があり、このあたりがレースのポイントとなるか。当日の天候にも留意が必要。
各馬寸評:
1 コウシュハウンカイ:安定度で売ってきた馬だが、北見記念では障害が上がらず謎の大敗。大外枠で隣も回避馬がおりコースが合わなかったか。今回は逆に最内枠でどうか。力は十二分にある。
2 カイシンゲキ:昨年に続いて2回目。今シーズンは壁にぶつかっている感があるが、実際は強い相手の中でも掲示板はほとんど外しておらず、着実に力は付けている。障害も落ち着いて臨めれば。
3 キサラキク:5歳ではこの馬が賞金ランクトップ。牝馬らしく気まぐれな面があり、成績は安定しないものの、力は持っており切れ味も抜群で大駆けはあり得る。740kgは天馬賞で勝った時の荷物。
4 オレノココロ:昨年のこのレースの覇者で強い6歳世代のトップ。但し夏のグランプリ勝ち後は一息入れており、目標は正月の帯広記念ということを考えると、現時点でどこまで仕上がっているかがカギ。
5 ニシキエーカン:7歳世代。この馬も長く勝てない時期があったがようやく上昇気配。ただ相手関係がどうか。切れ味は持っており障害も苦手ではない。レース前半で自分のペースに持ち込みたい。
6 センゴクエース:言わずと知れた4歳世代のスター。しかし大崩れした前走など、それまでも見え隠れしていた障害への不安が表面化。この馬の当面目標は年明けの天馬賞。今回の仕上がり程度は。
7 フジダイビクトリー:秋の重賞を横綱相撲で連覇。前走はさすがに一息入れたようだが、やはり最も力のある馬と言って良いだろう。意外にもこのレースは昨年初出走で3着。速い展開にならなければ。
8 キタノタイショウ:8歳以上馬代表の一頭。4走前に長いトンネルを抜け出し勝利し実力馬復活かと思わせたが、その後のレースは障害で動けず厳しい状況。手頃な荷物で巻き返しは期待されるが。
9 アスリート:4歳牝馬としては昨年のキサラキクに続き挑戦。クインカップで重賞初制覇し勢いがあるが古馬一線級相手でどうか。720kgという軽ハンデは魅力。思い切って先行しペースを作りたい。
10 ホクショウユウキ:長いスランプが続いていたが、近走は上昇気配。前走初の勝利まであと一歩のところまできている。今回の荷物ならチャンスありか。先行できれば。狭間世代の汚名返上したい。
まとめ:
この時期の古馬重賞にしては若干軽めの荷物。そして大きなハンデ差。このレース自体が10万馬券を連発するなど波乱の要素はたっぷりある。予想する方にとっては推理する楽しみが大きくなるのだが、勝ち馬を当てるのはかなり難しい。そこで困ったときはやはり安定性からコウシュハウンカイを本命に選ぶ。北見記念の大敗がどうしても気にかかるところだが、アクシデントの要素もあり、一つのレースだけでは見限れない。軸には。相手にはここのところ調子を上げ重賞でも好走しているカイシンゲキを持ってきた。まだこの5歳世代のレベルがはっきりしないところはあるが、少なくとも見劣りはしない。障害をきちんと上げたい。そしてやはりセンゴクエース。前走の大敗は気になるところではあるが、やはりスピードの絶対値ならこの馬。障害さえ上がれば。そのあたりは乗り替わったベテラン藤野騎手の手腕にも期待。あとは7歳勢の巻き返しが期待されるところだが2頭のうちホクショウユウキの方を取りたい。あとは果敢に挑戦してきた4歳牝馬アスリート、この相手ではさすがに格下感はあるが、このハンデ差は魅力。目下絶好調で先行できれば見せ場まではあるかも。その他ではやはりオレノココロ、フジダイビクトリーの実力馬が気になるところであるが、これらの馬は目標は先の帯広記念あたりにあって今回はハンデ差もありということもあり評価を落としてみた。もちろんその他の馬を含めて印が回らなかったというだけで負けると見たわけではない。今回はどこからでも入れそうなほど混戦だ。
はむ!の馬券狙いどころ:
そろそろ取り返しに行きたいところなのに、今回はまた超難解なレース。しかしそれをやるのが勝負師?というものだ。そして馬券の醍醐味はやっぱり三連単をズバッと取ることだろう。そこは資金の続く限りチャレンジしていきたい。
前回やられてはいるが、やはり今回も軸はコウシュハウンカイから。勝つのはコウシュハとカイシンゲキ、センゴクエースの3頭に絞ってあとは点数を増やさない範囲で幅広に受けたい。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
三連単 1,2,6→1,2,6→1,2,6,10,9,4,7 合計30通り 各100円
馬複 1,2,6(box) 合計3通り 各200円
枠複 1=2,6,7,8 合計4通り 各200円
応援馬券(単勝+複勝) 3 各100円
(はむ!のワイドで勝負!) ワイド 2=1,6,10,9 6=1,10,9 合計7点 100円
合計5,300円で勝負!
今回の結果と回顧は、終了後数日以内にアップします。
★どこで競馬を見るか?1(今回からこの欄は標題を付けます。)
突然ですが、皆さんは競馬をどのように見ていますか?本場?場外?それとももっぱらTV?もちろんベストはやっぱり開催されている現場で見ることでしょう。ライブの素晴らしさはTVで見るのとは格段の違いがあります。このことについて語り出すとそれだけで相当なものになるので別の機会にするとして、今回は、毎週のように競馬をやるようなディープなファンはどこで競馬を見ているかという話にします。しかしながら、これも全く人それぞれでしょう。それは競馬をどの程度やっているかにもよると思います。例えばJRAオンリーの人の場合なら、毎日1Rから12Rまでびっしりやる人、時々やる人、重賞だけやる人、有馬記念とか天皇賞だけやる人によって見る度合いは違うでしょう。地方競馬もやる人、地方を中心にやる人はまた違います。この話長くなりそうなので、今後当欄でネタがない時にやっていきたいと思います。
さて、ばんえいの重賞は今週から2週連続。まずは各世代別対抗戦ドリームエイジカップです。
はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第7回ドリームエイジカップ(BG3) (2016年11月27日(日)19:05発走 帯広10R ダ200m 4歳以上馬齢選抜別定) | |||||||
はむ 予想 |
馬 番 |
馬 名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 備 考 |
◎ | 1 | コウシュハウンカイ | 牡6 | 780 | 藤本匠 | 松井浩 | 栗毛 先 |
○ | 2 | カイシンゲキ | 牡5 | 760 | 浅田達 | 槻舘重 | 鹿毛 先 |
  | 3 | キサラキク | 牝5 | 740 | 阿部武 | 金田勇 | 芦毛 差 |
4 | オレノココロ | 牡6 | 790 | 鈴木恵 | 槻舘重 | 青毛 差 | |
  | 5 | ニシキエーカン | 牡7 | 750 | 安部憲 | 岩本利 | 鹿毛 先 |
▲ | 6 | センゴクエース | 牡4 | 770 | 藤野俊 | 槻舘重 | 鹿毛 差 |
  | 7 | フジダイビクトリー | 牡8 | 780 | 松田道 | 金山明 | 栗毛 逃 |
  | 8 | キタノタイショウ | 牡10 | 760 | 大河和 | 服部義 | 栗毛 追 |
注 | 9 | アスリート | 牝4 | 720 | 長澤幸 | 服部義 | 鹿毛 先 |
△ | 10 | ホクショウユウキ | 牡7 | 760 | 西謙一 | 平田義 | 鹿毛 先 |
【はむ!の見解】(個人的見解です。)
ばんえい独自の馬齢別対抗戦、ドリームエイジカップ。今年で7回目と歴史が浅いものの各世代のスターが集結ししのぎを削る興味深いレースである。年によって出走条件が微妙に違ったりしていて、まだはっきりした傾向は出ていないものの、1番人気は過去6年で(1,2,1,2)と不安定。2012年~2014年まで7番人気以下が1着に入り、三連単10万円越えの大波乱が続くなど力どおりには決まらないレースだ。これは大レースの狭間の時期、大きいハンデ差、初冬の微妙な馬場状態などの要素があるからであろう。4,5歳の若馬が突っ込んでくることも多くその場合は馬券的にも荒れる。この時期の重賞としては重量が軽めでタイムはいずれも2分を切っており、スピードのある馬に注目か。
今回は回避馬もなく、各世代の賞金ランクトップ2頭ずつが勢揃い。槻舘厩舎から3頭出しで、このうち鈴木恵介騎手は4歳のセンゴクエースと6歳のオレノココロなどお手馬が多く、どの馬を選ぶか注目されたが、連覇を狙うオレノココロの方を選んだ。しかしトップハンデの790kg。最も軽い4歳のアスリートとは70kgもの大きなハンデ差があり、このあたりがレースのポイントとなるか。当日の天候にも留意が必要。
各馬寸評:
1 コウシュハウンカイ:安定度で売ってきた馬だが、北見記念では障害が上がらず謎の大敗。大外枠で隣も回避馬がおりコースが合わなかったか。今回は逆に最内枠でどうか。力は十二分にある。
2 カイシンゲキ:昨年に続いて2回目。今シーズンは壁にぶつかっている感があるが、実際は強い相手の中でも掲示板はほとんど外しておらず、着実に力は付けている。障害も落ち着いて臨めれば。
3 キサラキク:5歳ではこの馬が賞金ランクトップ。牝馬らしく気まぐれな面があり、成績は安定しないものの、力は持っており切れ味も抜群で大駆けはあり得る。740kgは天馬賞で勝った時の荷物。
4 オレノココロ:昨年のこのレースの覇者で強い6歳世代のトップ。但し夏のグランプリ勝ち後は一息入れており、目標は正月の帯広記念ということを考えると、現時点でどこまで仕上がっているかがカギ。
5 ニシキエーカン:7歳世代。この馬も長く勝てない時期があったがようやく上昇気配。ただ相手関係がどうか。切れ味は持っており障害も苦手ではない。レース前半で自分のペースに持ち込みたい。
6 センゴクエース:言わずと知れた4歳世代のスター。しかし大崩れした前走など、それまでも見え隠れしていた障害への不安が表面化。この馬の当面目標は年明けの天馬賞。今回の仕上がり程度は。
7 フジダイビクトリー:秋の重賞を横綱相撲で連覇。前走はさすがに一息入れたようだが、やはり最も力のある馬と言って良いだろう。意外にもこのレースは昨年初出走で3着。速い展開にならなければ。
8 キタノタイショウ:8歳以上馬代表の一頭。4走前に長いトンネルを抜け出し勝利し実力馬復活かと思わせたが、その後のレースは障害で動けず厳しい状況。手頃な荷物で巻き返しは期待されるが。
9 アスリート:4歳牝馬としては昨年のキサラキクに続き挑戦。クインカップで重賞初制覇し勢いがあるが古馬一線級相手でどうか。720kgという軽ハンデは魅力。思い切って先行しペースを作りたい。
10 ホクショウユウキ:長いスランプが続いていたが、近走は上昇気配。前走初の勝利まであと一歩のところまできている。今回の荷物ならチャンスありか。先行できれば。狭間世代の汚名返上したい。
まとめ:
この時期の古馬重賞にしては若干軽めの荷物。そして大きなハンデ差。このレース自体が10万馬券を連発するなど波乱の要素はたっぷりある。予想する方にとっては推理する楽しみが大きくなるのだが、勝ち馬を当てるのはかなり難しい。そこで困ったときはやはり安定性からコウシュハウンカイを本命に選ぶ。北見記念の大敗がどうしても気にかかるところだが、アクシデントの要素もあり、一つのレースだけでは見限れない。軸には。相手にはここのところ調子を上げ重賞でも好走しているカイシンゲキを持ってきた。まだこの5歳世代のレベルがはっきりしないところはあるが、少なくとも見劣りはしない。障害をきちんと上げたい。そしてやはりセンゴクエース。前走の大敗は気になるところではあるが、やはりスピードの絶対値ならこの馬。障害さえ上がれば。そのあたりは乗り替わったベテラン藤野騎手の手腕にも期待。あとは7歳勢の巻き返しが期待されるところだが2頭のうちホクショウユウキの方を取りたい。あとは果敢に挑戦してきた4歳牝馬アスリート、この相手ではさすがに格下感はあるが、このハンデ差は魅力。目下絶好調で先行できれば見せ場まではあるかも。その他ではやはりオレノココロ、フジダイビクトリーの実力馬が気になるところであるが、これらの馬は目標は先の帯広記念あたりにあって今回はハンデ差もありということもあり評価を落としてみた。もちろんその他の馬を含めて印が回らなかったというだけで負けると見たわけではない。今回はどこからでも入れそうなほど混戦だ。
はむ!の馬券狙いどころ:
そろそろ取り返しに行きたいところなのに、今回はまた超難解なレース。しかしそれをやるのが勝負師?というものだ。そして馬券の醍醐味はやっぱり三連単をズバッと取ることだろう。そこは資金の続く限りチャレンジしていきたい。
前回やられてはいるが、やはり今回も軸はコウシュハウンカイから。勝つのはコウシュハとカイシンゲキ、センゴクエースの3頭に絞ってあとは点数を増やさない範囲で幅広に受けたい。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
三連単 1,2,6→1,2,6→1,2,6,10,9,4,7 合計30通り 各100円
馬複 1,2,6(box) 合計3通り 各200円
枠複 1=2,6,7,8 合計4通り 各200円
応援馬券(単勝+複勝) 3 各100円
(はむ!のワイドで勝負!) ワイド 2=1,6,10,9 6=1,10,9 合計7点 100円
合計5,300円で勝負!
今回の結果と回顧は、終了後数日以内にアップします。
2016年11月16日水曜日
【はむ!のばんえい重賞回顧】第41回クインカップ(2016/11/13)
ばんえい重賞レース回顧
第41回クインカップ(BG3)-2016年11月13日-10R 200m直 晴 2.4%
1着○(6)アスリート(大河和)1分45秒5
2着▲(5)シリウス
3着◎(7)アサヒカツヒメ
単勝 6 310円 馬単6-5 630円 三連単 6-5-7 2,070円
※結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印です。)
  ばんえい4歳牝馬の戦い第41回クインカップは、2番人気のアスリートが混戦を抜け出してシリウスらの追撃をかわして勝利。重賞は6回目の挑戦で初制覇、大河原騎手は前週のばんえい菊花賞に続く重賞勝利となった。
  馬場水分は2.4%。それまでに降った雨雪の影響もあって締まってそこそこ時計の出る状況であった。レース前半は各馬スピードに乗りつつもややばらつき加減。内からタキニシサンデーが先頭を切り、アスリート、キタノレッドルビー、ヤマノホシといったあたりが先行。後ろの馬も追いつき、第2障害手前では1,2頭を除いて横一線にそろう。障害ではヤマノホシが最も先に仕掛けるも4,5頭が一斉に登り始めた。その中でもアスリートが勢いよく障害を越え、降りてからもスピードに乗って先頭。続いてタキニシサンデー、ヤマノホシらが続き、後続も何頭か膝を折りかける馬がいたがそれぞれクリア。さらに一歩遅れて障害を越えたシリウスが勢いを付けて各馬をかわしながら前を追う。しかし先頭を行くアスリートの脚色は衰えず、最後は突き放してゴールを駆け抜けた。シリウスもよく追ったが2着。3着争いは最初前に出たウメノスピードが止まるところをアサヒカツヒメとレジーナが競り合いながらかわし、最後はアサヒカツヒメがかろうじて前に出て3着に入った。
次走へのひとことメモ
  アスリート(1着):念願の重賞初制覇。2歳時から活躍はしていたが、今年に入って馬体も充実して力を付けてきていた。特に今回は終始レースの主導権を握り、障害の捌きも完璧で着差以上の強さを見せた。このようなレース運びを続ければ今後もまだまだ活躍できそうだ。今後はやはり年明けの天馬賞が目標か。A1クラスに上がるので強い古馬勢への挑戦も期待したい。
  シリウス(2着):障害で一歩出遅れたのがこの馬としては悔やまれるが、切れ味の鋭さはさすが重賞実績のある実力馬というところ。今年前半は完全に調子を崩していた時期があったが、完全復活といっても良い。この馬も当面の目標は天馬賞であろう。
  アサヒカツヒメ(3着):各馬スタートダッシュの中出足で一歩遅れ、第2障害手前までには追いついたもののペースに無理があった。障害も膝を折りかけるなどいくつかミスが見られた。それでも3着に粘り込むあたりは勢いか。ミスを修正すればさらに強くなりそう。
  レジーナ(4着):勢いと調子の良さが見えていた。前半は自然に前について行って、後半はアサヒカツヒメとのたたき合い。惜しくも最後振り切られたものの力は出していた。自己条件はB2クラスだが昇級は遠くない。
  タキニシサンデー(5着):先行力、障害力とも安定感はあるが、爆発力がなく今回のような全体が速い展開になると厳しい。今後は自己条件の特別戦などで重量を背負いながら溜めて逃げるような展開になれればチャンスも。
  その他では、サンノハヤヒメ(6着)はこの馬なりの走りはしたが、先行馬が多い中で前に行ききれなかった。ヤマノホシ(7着)も前に行ったがやはり相手が強かった。
はむ!の予想結果
  予想はまずまずなんだけどな。アサヒカツヒメも3着までに来てくれて、アスリートとの2頭軸マルチも決まったし、もう1枚アスリート頭も買っていた。しかし、今回も○▲◎で的中しておきながら、安めに入ってしまい(というか買った時点でそうなることも見えていたが)またもや取りガミ。楽天競馬でやってる「取りガミで賞」のトロフィーもらいまくりだ。本当に馬券の買い方下手。冬の重賞シーズンに向けなんとか資金をキープしておきたいところだが。
  今回収支 -1,460 (配当)4,140 (投入)5,600
  (今年度累計)-29,700
今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
・はむ!のばんえい競馬ファイル(2016データ・馬券成績表)
次回重賞は2週間後の11月27日(日)、世代別対抗戦の重賞ドリームエイジカップ(BG3)です。当欄ではいつものように前日までに見解を書きたいと思います。
第41回クインカップ(BG3)-2016年11月13日-10R 200m直 晴 2.4%
1着○(6)アスリート(大河和)1分45秒5
2着▲(5)シリウス
3着◎(7)アサヒカツヒメ
単勝 6 310円 馬単6-5 630円 三連単 6-5-7 2,070円
※結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印です。)
  ばんえい4歳牝馬の戦い第41回クインカップは、2番人気のアスリートが混戦を抜け出してシリウスらの追撃をかわして勝利。重賞は6回目の挑戦で初制覇、大河原騎手は前週のばんえい菊花賞に続く重賞勝利となった。
  馬場水分は2.4%。それまでに降った雨雪の影響もあって締まってそこそこ時計の出る状況であった。レース前半は各馬スピードに乗りつつもややばらつき加減。内からタキニシサンデーが先頭を切り、アスリート、キタノレッドルビー、ヤマノホシといったあたりが先行。後ろの馬も追いつき、第2障害手前では1,2頭を除いて横一線にそろう。障害ではヤマノホシが最も先に仕掛けるも4,5頭が一斉に登り始めた。その中でもアスリートが勢いよく障害を越え、降りてからもスピードに乗って先頭。続いてタキニシサンデー、ヤマノホシらが続き、後続も何頭か膝を折りかける馬がいたがそれぞれクリア。さらに一歩遅れて障害を越えたシリウスが勢いを付けて各馬をかわしながら前を追う。しかし先頭を行くアスリートの脚色は衰えず、最後は突き放してゴールを駆け抜けた。シリウスもよく追ったが2着。3着争いは最初前に出たウメノスピードが止まるところをアサヒカツヒメとレジーナが競り合いながらかわし、最後はアサヒカツヒメがかろうじて前に出て3着に入った。
次走へのひとことメモ
  アスリート(1着):念願の重賞初制覇。2歳時から活躍はしていたが、今年に入って馬体も充実して力を付けてきていた。特に今回は終始レースの主導権を握り、障害の捌きも完璧で着差以上の強さを見せた。このようなレース運びを続ければ今後もまだまだ活躍できそうだ。今後はやはり年明けの天馬賞が目標か。A1クラスに上がるので強い古馬勢への挑戦も期待したい。
  シリウス(2着):障害で一歩出遅れたのがこの馬としては悔やまれるが、切れ味の鋭さはさすが重賞実績のある実力馬というところ。今年前半は完全に調子を崩していた時期があったが、完全復活といっても良い。この馬も当面の目標は天馬賞であろう。
  アサヒカツヒメ(3着):各馬スタートダッシュの中出足で一歩遅れ、第2障害手前までには追いついたもののペースに無理があった。障害も膝を折りかけるなどいくつかミスが見られた。それでも3着に粘り込むあたりは勢いか。ミスを修正すればさらに強くなりそう。
  レジーナ(4着):勢いと調子の良さが見えていた。前半は自然に前について行って、後半はアサヒカツヒメとのたたき合い。惜しくも最後振り切られたものの力は出していた。自己条件はB2クラスだが昇級は遠くない。
  タキニシサンデー(5着):先行力、障害力とも安定感はあるが、爆発力がなく今回のような全体が速い展開になると厳しい。今後は自己条件の特別戦などで重量を背負いながら溜めて逃げるような展開になれればチャンスも。
  その他では、サンノハヤヒメ(6着)はこの馬なりの走りはしたが、先行馬が多い中で前に行ききれなかった。ヤマノホシ(7着)も前に行ったがやはり相手が強かった。
はむ!の予想結果
  予想はまずまずなんだけどな。アサヒカツヒメも3着までに来てくれて、アスリートとの2頭軸マルチも決まったし、もう1枚アスリート頭も買っていた。しかし、今回も○▲◎で的中しておきながら、安めに入ってしまい(というか買った時点でそうなることも見えていたが)またもや取りガミ。楽天競馬でやってる「取りガミで賞」のトロフィーもらいまくりだ。本当に馬券の買い方下手。冬の重賞シーズンに向けなんとか資金をキープしておきたいところだが。
  今回収支 -1,460 (配当)4,140 (投入)5,600
  (今年度累計)-29,700
今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
・はむ!のばんえい競馬ファイル(2016データ・馬券成績表)
次回重賞は2週間後の11月27日(日)、世代別対抗戦の重賞ドリームエイジカップ(BG3)です。当欄ではいつものように前日までに見解を書きたいと思います。
2016年11月12日土曜日
【はむ!のばんえい競馬重賞予想2016】第41回クインカップ(11/13)
はむ!のばんえいコラム
ちょっと前の話ですが、先日また競馬で4億円ほど儲けた人が脱税の疑いで国税局から告発されたというニュースがありました。こういう話は過去に何度もあって、当欄でも取り上げたこともあります。競馬をやっている人なら、馬券で得た利益に対し税金がかかることはわかっていることなんだけど(二重課税ではないかという意見もありますがここではその議論は置いといて)、どういう場合に、どのように払うのか、正確に言える人はほとんどいないのではないかと思います。(自分もよくわかりません。ただ1年間で一時所得の控除額(50万円)以上の馬券は当たったことはないことは確かです。)そして当たった人はたくさんいるとは思いますがその中でちゃんと申告している人がどれほどいるのでしょう。
JRAにしても地方競馬にしても、あるいは競輪、競艇などでも、払戻金で得た所得に税金がかかることについて、どこかには書いてあるものの、ほとんどの人がそれを見たことがありません。最近はWIN5などの重勝式馬券なども出てきて夢の1億馬券というのもあり得る時代になってきています。競馬を長くやっていると1億までいかなくても100万円くらいなら一生に一度は取れそうな気がします。しかしあとで税金がもっていかれるだけでなく、もし申告を逃して刑事告発でもされたら勤めている会社などからも重い処分が下されるなどとんでもない不幸になってしまいます。そのためにもJRAなどの実施主体は、例えば所得申告の仕方を丁寧に説明するとか、場合によっては申告用紙を用意するなどの周知が必要なんじゃないでしょうか。そうじゃなかったら制度の改正(法律の改正を伴うので極めて無理な話だけど)を本気で行ってもらわなければならないのではと思います。
ま、いずれはそんな心配もしなきゃならないほど馬券が当たることを夢見て、ばんえい競馬その他各公営競技を楽しんで参りましょう。
それでは今週のばんえい重賞予想いきます。3週続きのばんえい重賞は11月23日(日)ばんえいの4歳牝馬の戦い、クインカップ(BG3)です。
はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。
【はむ!の見解】(個人的見解です。)
みどころ:
ばんえいには、他の平地競馬にはないばんえいならではの出走条件の重賞がいくつかある。4歳牝馬の重賞クインカップもその一つであるといえる。平地だと世代別の牝馬戦は3歳までで、4歳戦というのはない。それは牝馬の場合5歳以上になると繁殖に上がる馬が多く、4歳を限定する意味が少ないというのがあるのだろう。ばんえいの場合は年齢のピークが遅いため、4歳戦や特別レースでは5歳戦も組まれる。もっとも現時点で現役登録の4歳牝馬は26頭。ここに出てくる時点でかなり選別されている。
牝馬戦だと体調の変化もあり荒れるレースが多いと思いきや、過去の傾向を見ると1番人気は過去10年で(6,0,1,3)、そして2着も2番人気又は3番人気の馬が10頭中7頭入っており、かなり堅く収まる傾向にある。一方、3歳時のオークス馬でこのレースに優勝したのは過去10年でナナノチカラのみ。2010年のホクショウマドンナ、2011年のキタノサクラヒメなど重賞実績がほとんどなかった馬の勝ちも多く、上がり馬に注目。あとは牝馬レースらしく切れ味鋭い馬の追い込みが決まることが多い(ナナノチカラ、マリンチャンス、ユーファンタジーなど)。また、1か月前にトライアルレースとして紅バラ賞があるが、このレースの勝ち馬は4連敗中で関連性は見いだせない。
今年は、重賞2勝のシリウス、近走力を付けているアスリート、経験豊富なタキニシサンデーら実績馬に対し、下位の馬も力をつけてきており混戦の気配もある。なお、出走権を持っていたヨシノイチバンヒメが回避し代わってヤマノホシが出走する。
各馬寸評:
1 タキニシサンデー:重賞や特別戦はほぼ皆勤の常連馬。先行力ならこの馬。障害は上手な方だが時々慌てて膝を折ることがある。決め手もなく接戦になると苦しい。しかし着外が少なく安定感は抜群。
2 メムロコマチ:重賞は常連で黒ユリ賞2着、オークス3着など実績を持っている。最後の切れ味ならメンバー中最上位クラス。しかしエンジンのかかりの遅いタイプで、序盤から出遅れてしまうと厳しい。
3 キタノレッドルビー:重賞は初出走。前哨戦の紅バラ賞ではうまく先行して2着に粘るなど同世代戦ではそこそこ走れている。完成度が高く自在の脚を持つ。時計がかかる方が力を出せるタイプか。
4 ウメノスピード:2歳時は全く走れずDクラス、3歳以降も最下位ランクからのスタートであったが、ここにきて急激に力を付けてきた。軽量戦の天の川賞で勝利するなどスピードと切れ味を持っている。
5 シリウス:重賞2勝で実績ではno.1。今年前半は障害で苦戦していたが、はまなす賞あたりから立て直し、前走では軽馬場ながら古馬A2クラスの強い相手を突き放した。減っていた馬体重に留意。
6 アスリート:今季好調で銀河賞ではセンゴクエースにハンデはあるもののわずか6秒差の3着、前哨戦の紅バラ賞でも1番人気で快勝。降りてからエンジンがかかるような脚。障害も最近は問題ない。
7 アサヒカツヒメ:今シーズン最も勢いのある上がり馬。重賞も特別戦も出走経験がなく前走が初めての特別戦だったがライバルたちも出る中終始リードし快勝。障害も上手い。台風の目になるか。
8 レジーナ:重賞はオークス以来2走目。一つ一つ階段を登るように力を付けてきた。切れ味勝負の馬だが、先行力もなかなかのものがある。但し馬場が重くなると障害を含めて力が出ないこともある。
9 ヤマノホシ:今年に入って本格化し連勝で一気に駆け上がってきた馬。ライバルとの激しい出走権争いを演じ、ここでチャンスが回ってきた。先行力で最後まで粘り込むタイプ。ただ重量は全く未知数。
10 サンノハヤヒメ:重賞は4度目の出走。前に行ければなかなかしぶとい馬で、時々大駈けして穴を開けることがある。展開次第で前残りも。騎手の手綱さばきにも注目。軽馬場を生かして粘り込みたい。
上位クラスの馬は牡馬勢とも互角に戦っており力はやはり上か。一方、下位クラスの馬は勢いのある上がり馬が多く、激しい出走権争いを制してここに駒を進めており、微妙なハンデ差も加わって混戦模様。
その中で当欄では上がり馬アサヒカツヒメを狙ってみたい。相手に恵まれてはきたものの近走は出足からゴールまでしっかり走れている。重量は未経験だが、前走特別戦の勝ちを見てもまだ走れそう。しっかり前に付けば勝機まで見えてくる。相手はやはり上位馬の方からアスリートを狙う。以前は障害の崩れなど不安もあったが、ここにきて不安も解消。力を付けてきた。軸にするにはこちらか。単穴にはシリウス。重賞実績ではこちらの方が上で勝つときは強いが、崩れてしまうと全く走れない時もあるので過信できない。タキニシサンデーも実績馬として無視はできないが、他の切れ味のある馬に目標にされると厳しいか。あとはサンノハヤヒメの逃げ粘り、レジーナの勢いなども気になるところだが、穴を開ければウメノスピードの切れ味か。ここに注マークを付けたい
はむ!の馬券狙いどころ:詳細は上表
気がつけば、今年の馬券成績がひどくて、最初のオッズパーク杯以外全部マイナス収支というとんでもない状況だ。予想そのものはまずまずで、取りガミで少しずつ引っかかってるので(自分的には)大負けまではいっていないがやっぱりこのあたりでスカッと勝ちたいものだ。今回は力が未知数のアサヒカツヒメを持ってきたので、入ってくれれば少しでも取り戻せそうだが。本命サイドでのアスリートも押さえておきたい。ワイド候補はレジーナとウメノスピードか。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
三連単(2頭軸マルチ)7=6=5,1,4 合計18通り 100円
三連単(追加)6→7,5,1,4→7,5,1,4,8 合計16通り 100円
三連単(追加)7→6,5,1→6,5,1,4 合計9通り 100円
三連単(追加)5→7,6→7,6,1,4 合計6通り 100円
(はむ!のワイドで勝負!)
ワイド 4=7,6,5,8 8=7,6,5 合計7点 100円
合計5,600円で勝負!
今回の結果と回顧は、近日アップします。
ちょっと前の話ですが、先日また競馬で4億円ほど儲けた人が脱税の疑いで国税局から告発されたというニュースがありました。こういう話は過去に何度もあって、当欄でも取り上げたこともあります。競馬をやっている人なら、馬券で得た利益に対し税金がかかることはわかっていることなんだけど(二重課税ではないかという意見もありますがここではその議論は置いといて)、どういう場合に、どのように払うのか、正確に言える人はほとんどいないのではないかと思います。(自分もよくわかりません。ただ1年間で一時所得の控除額(50万円)以上の馬券は当たったことはないことは確かです。)そして当たった人はたくさんいるとは思いますがその中でちゃんと申告している人がどれほどいるのでしょう。
JRAにしても地方競馬にしても、あるいは競輪、競艇などでも、払戻金で得た所得に税金がかかることについて、どこかには書いてあるものの、ほとんどの人がそれを見たことがありません。最近はWIN5などの重勝式馬券なども出てきて夢の1億馬券というのもあり得る時代になってきています。競馬を長くやっていると1億までいかなくても100万円くらいなら一生に一度は取れそうな気がします。しかしあとで税金がもっていかれるだけでなく、もし申告を逃して刑事告発でもされたら勤めている会社などからも重い処分が下されるなどとんでもない不幸になってしまいます。そのためにもJRAなどの実施主体は、例えば所得申告の仕方を丁寧に説明するとか、場合によっては申告用紙を用意するなどの周知が必要なんじゃないでしょうか。そうじゃなかったら制度の改正(法律の改正を伴うので極めて無理な話だけど)を本気で行ってもらわなければならないのではと思います。
ま、いずれはそんな心配もしなきゃならないほど馬券が当たることを夢見て、ばんえい競馬その他各公営競技を楽しんで参りましょう。
それでは今週のばんえい重賞予想いきます。3週続きのばんえい重賞は11月23日(日)ばんえいの4歳牝馬の戦い、クインカップ(BG3)です。
はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第41回クインカップ(BG3) (2016年11月13日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 4歳牝馬オープン別定) | |||||||
はむ 予想 |
馬 番 |
馬 名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 備 考 (展開目安) |
△ | 1 | タキニシサンデー | 牝4 | 690 | 西将太 | 大橋和 | 芦毛 逃 |
2 | メムロコマチ | 牝4 | 690 | 西謙一 | 西弘美 | 栗毛 追 | |
3 | キタノレッドルビー | 牝4 | 690 | 工藤篤 | 村上慎 | 鹿毛 先 | |
注 | 4 | ウメノスピード | 牝4 | 690 | 菊池一 | 大橋和 | 鹿毛 差 |
▲ | 5 | シリウス | 牝4 | 700 | 藤野俊 | 長部幸 | 鹿毛 差 |
○ | 6 | アスリート | 牝4 | 700 | 大河和 | 服部義 | 鹿毛 先 |
◎ | 7 | アサヒカツヒメ | 牝4 | 690 | 島津新 | 林 豊 | 栗毛 逃 |
8 | レジーナ | 牝4 | 690 | 渡来心 | 久田守 | 鹿毛 差 | |
9 | ヤマノホシ | 牝4 | 690 | 鈴木恵 | 長部幸 | 鹿毛 先 | |
10 | サンノハヤヒメ | 牝4 | 690 | 舘澤直 | 金田勇 | 栗毛 先 |
【はむ!の見解】(個人的見解です。)
みどころ:
ばんえいには、他の平地競馬にはないばんえいならではの出走条件の重賞がいくつかある。4歳牝馬の重賞クインカップもその一つであるといえる。平地だと世代別の牝馬戦は3歳までで、4歳戦というのはない。それは牝馬の場合5歳以上になると繁殖に上がる馬が多く、4歳を限定する意味が少ないというのがあるのだろう。ばんえいの場合は年齢のピークが遅いため、4歳戦や特別レースでは5歳戦も組まれる。もっとも現時点で現役登録の4歳牝馬は26頭。ここに出てくる時点でかなり選別されている。
牝馬戦だと体調の変化もあり荒れるレースが多いと思いきや、過去の傾向を見ると1番人気は過去10年で(6,0,1,3)、そして2着も2番人気又は3番人気の馬が10頭中7頭入っており、かなり堅く収まる傾向にある。一方、3歳時のオークス馬でこのレースに優勝したのは過去10年でナナノチカラのみ。2010年のホクショウマドンナ、2011年のキタノサクラヒメなど重賞実績がほとんどなかった馬の勝ちも多く、上がり馬に注目。あとは牝馬レースらしく切れ味鋭い馬の追い込みが決まることが多い(ナナノチカラ、マリンチャンス、ユーファンタジーなど)。また、1か月前にトライアルレースとして紅バラ賞があるが、このレースの勝ち馬は4連敗中で関連性は見いだせない。
今年は、重賞2勝のシリウス、近走力を付けているアスリート、経験豊富なタキニシサンデーら実績馬に対し、下位の馬も力をつけてきており混戦の気配もある。なお、出走権を持っていたヨシノイチバンヒメが回避し代わってヤマノホシが出走する。
各馬寸評:
1 タキニシサンデー:重賞や特別戦はほぼ皆勤の常連馬。先行力ならこの馬。障害は上手な方だが時々慌てて膝を折ることがある。決め手もなく接戦になると苦しい。しかし着外が少なく安定感は抜群。
2 メムロコマチ:重賞は常連で黒ユリ賞2着、オークス3着など実績を持っている。最後の切れ味ならメンバー中最上位クラス。しかしエンジンのかかりの遅いタイプで、序盤から出遅れてしまうと厳しい。
3 キタノレッドルビー:重賞は初出走。前哨戦の紅バラ賞ではうまく先行して2着に粘るなど同世代戦ではそこそこ走れている。完成度が高く自在の脚を持つ。時計がかかる方が力を出せるタイプか。
4 ウメノスピード:2歳時は全く走れずDクラス、3歳以降も最下位ランクからのスタートであったが、ここにきて急激に力を付けてきた。軽量戦の天の川賞で勝利するなどスピードと切れ味を持っている。
5 シリウス:重賞2勝で実績ではno.1。今年前半は障害で苦戦していたが、はまなす賞あたりから立て直し、前走では軽馬場ながら古馬A2クラスの強い相手を突き放した。減っていた馬体重に留意。
6 アスリート:今季好調で銀河賞ではセンゴクエースにハンデはあるもののわずか6秒差の3着、前哨戦の紅バラ賞でも1番人気で快勝。降りてからエンジンがかかるような脚。障害も最近は問題ない。
7 アサヒカツヒメ:今シーズン最も勢いのある上がり馬。重賞も特別戦も出走経験がなく前走が初めての特別戦だったがライバルたちも出る中終始リードし快勝。障害も上手い。台風の目になるか。
8 レジーナ:重賞はオークス以来2走目。一つ一つ階段を登るように力を付けてきた。切れ味勝負の馬だが、先行力もなかなかのものがある。但し馬場が重くなると障害を含めて力が出ないこともある。
9 ヤマノホシ:今年に入って本格化し連勝で一気に駆け上がってきた馬。ライバルとの激しい出走権争いを演じ、ここでチャンスが回ってきた。先行力で最後まで粘り込むタイプ。ただ重量は全く未知数。
10 サンノハヤヒメ:重賞は4度目の出走。前に行ければなかなかしぶとい馬で、時々大駈けして穴を開けることがある。展開次第で前残りも。騎手の手綱さばきにも注目。軽馬場を生かして粘り込みたい。
上位クラスの馬は牡馬勢とも互角に戦っており力はやはり上か。一方、下位クラスの馬は勢いのある上がり馬が多く、激しい出走権争いを制してここに駒を進めており、微妙なハンデ差も加わって混戦模様。
その中で当欄では上がり馬アサヒカツヒメを狙ってみたい。相手に恵まれてはきたものの近走は出足からゴールまでしっかり走れている。重量は未経験だが、前走特別戦の勝ちを見てもまだ走れそう。しっかり前に付けば勝機まで見えてくる。相手はやはり上位馬の方からアスリートを狙う。以前は障害の崩れなど不安もあったが、ここにきて不安も解消。力を付けてきた。軸にするにはこちらか。単穴にはシリウス。重賞実績ではこちらの方が上で勝つときは強いが、崩れてしまうと全く走れない時もあるので過信できない。タキニシサンデーも実績馬として無視はできないが、他の切れ味のある馬に目標にされると厳しいか。あとはサンノハヤヒメの逃げ粘り、レジーナの勢いなども気になるところだが、穴を開ければウメノスピードの切れ味か。ここに注マークを付けたい
はむ!の馬券狙いどころ:詳細は上表
気がつけば、今年の馬券成績がひどくて、最初のオッズパーク杯以外全部マイナス収支というとんでもない状況だ。予想そのものはまずまずで、取りガミで少しずつ引っかかってるので(自分的には)大負けまではいっていないがやっぱりこのあたりでスカッと勝ちたいものだ。今回は力が未知数のアサヒカツヒメを持ってきたので、入ってくれれば少しでも取り戻せそうだが。本命サイドでのアスリートも押さえておきたい。ワイド候補はレジーナとウメノスピードか。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
三連単(2頭軸マルチ)7=6=5,1,4 合計18通り 100円
三連単(追加)6→7,5,1,4→7,5,1,4,8 合計16通り 100円
三連単(追加)7→6,5,1→6,5,1,4 合計9通り 100円
三連単(追加)5→7,6→7,6,1,4 合計6通り 100円
(はむ!のワイドで勝負!)
ワイド 4=7,6,5,8 8=7,6,5 合計7点 100円
合計5,600円で勝負!
今回の結果と回顧は、近日アップします。
2016年11月8日火曜日
【はむ!のばんえい重賞回顧】第41回ばんえい菊花賞(2016/11/6)
ばんえい重賞レース回顧
第41回ばんえい菊花賞(BG2)-2016年11月6日-10R 200m直 晴 2.5%
1着▲(2)ツルイテンリュウ(大河和)1分44秒8
2着○(1)マルミゴウカイ
3着◎(9)ホクショウディープ
単勝 2 1,310円 馬単2-1 2,720円 三連単 2-1-9 6,680円
※結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印です。)
  ばんえいの3歳クラシック第2弾の第41回ばんえい菊花賞は、4番人気の伏兵ツルイテンリュウが終始レースを引っ張って有力馬を押さえて勝利。重賞は5回目の挑戦で初勝利、山田調教師は9年ぶりの重賞勝利となった。
  前日の帯広は11月上旬としては珍しく積雪で中止。その翌日で軽めの馬場かと思われたがロータリーハローがかけてコースが掘り起こされたため馬場水分は2.5%ながら粘り気のある微妙な馬場状態でとなった。
  レース前半は、サクラダイチ、マルミゴウカイ、ツルイテンリュウらがやや前に出ながらも小刻みに息を入れほとんど各馬離れずに展開。第2障害の手前までツルイテンリュウが先に到着するもほぼ横一線。第2障害を先に仕掛けたのも先行したサクラダイチ、ツルイテンリュウ、これに最内からマルミゴウカイが続く。他の馬もほとんど躓くことなく各馬一斉に障害をクリア。しかしマルミゴウカイとツルイテンリュウが降りてからの切れ味ですっと前に出て、一騎打ちの状況。大外から一歩遅れて障害を越えてきた1番人気のホクショウディープが猛追するも、前が止まらない。そして残り20mあたりからマルミゴウカイが緩むところをツルイテンリュウがそのまま駆け抜けてゴール。2番人気のマルミゴウカイはホクショウディープの猛追に遭うがわずかの差で振り切って2着。ホクショウディープが3着。3番人気のキタノリュウキは最後詰めて行ったが4着だった。
次走へのひとことメモ
  ツルイテンリュウ(1着):ずっと脇役だったこの馬がついに主役に躍り出た。元々は切れ味を持つ馬だけに、うまく先行されると他の馬が追いつかない。軽馬場でこの馬の持ち味が十分生かされベテラン大河原騎手のうまさも感じた。今回の勝利で2ランク上昇となり相手は一気に強くなりそうだが、今回のような型を持っていれば他をねじ伏せる力を持っている。軽馬場なら特に要注意。次は当然暮れのばんえいダービーに照準を合わせてくるだろう。
  マルミゴウカイ(2着):本来なら中団で進んで様子を見ながらまくって行きたいところだろうが、馬場の読みが難しいこともあり、やや早めに動いたようだ。今回は端枠ということでイタイタを付けるなど陣営の苦労も感じられた。それでも対応はできていた。勝ち馬には展開の差で最後振り切られたが、今後につながるレースであった。ダービーでの巻き返しを目指す。
  ホクショウディープ(3着):この馬の走りは出来ていたし、障害も問題なかったが、前半ちょっと出遅れた分だけ最後追いつききれなかった。展開のアヤとしかいいようがない。最後まで走りきれるスタミナもつけてきており、ダービーでのリベンジは十分可能。それまでの古馬戦を力試しに使ってくるか。
  キタノリュウキ(4着):やはり速い展開はこの馬には厳しい。それでもしっかり最後には詰めてくるあたり力のあるところは見せている。大型馬なので今後重量戦になり時計がかかるレースになれば力を発揮できるチャンスだ。
  プレザントウェー(5着):先行タイプなので前半はもう少し早めに行きたかったところだろう。障害を降りてからの切れ味で差が出たか。なおダービー出走を確実にするために賞金加算が必要で自己条件戦でしっかり勝っておきたい。
  その他では、オトコギ(6着)は前回に引き続き重賞追加出走でも持ち味を発揮し大一番に強いところをみせた。サクラダイチ(7着)も見せ場までは作った。もう少しスタミナがほしい。ムサシブラザー(8着)は切れ味を生かせる展開にならなかった。
はむ!の予想結果
  どうもうまくいかない。取りガミも覚悟の上位2頭を軸とした狙いだったが、3番手に来たツルイテンリュウが頭の方に来てしまい三連単は引っかからず。当欄は三連単を手広く買う割には▲○◎を買ってないというのは情けない。保険で買った枠連がなんとか3枚来て(当初は5枚入れる予定だったがケチってしまった。)またまた的中しながらのマイナス収支。それでも少し戻ってきて良しとしなければならないだろう。 次回は難しい牝馬戦だがこのあたりでスマッシュヒットが出ると逆転可能なのだが。
  今回収支 -2,560 (配当)2,940 (投入)5,500
  (今年度累計)-28,240
今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
・はむ!のばんえい競馬ファイル(2016データ・馬券成績表)
次回重賞は来週11月13日(日)、4歳牝馬の重賞クインカップ(BG3)です。当欄ではいつものように前日までに見解を書きたいと思います。
第41回ばんえい菊花賞(BG2)-2016年11月6日-10R 200m直 晴 2.5%
1着▲(2)ツルイテンリュウ(大河和)1分44秒8
2着○(1)マルミゴウカイ
3着◎(9)ホクショウディープ
単勝 2 1,310円 馬単2-1 2,720円 三連単 2-1-9 6,680円
※結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印です。)
  ばんえいの3歳クラシック第2弾の第41回ばんえい菊花賞は、4番人気の伏兵ツルイテンリュウが終始レースを引っ張って有力馬を押さえて勝利。重賞は5回目の挑戦で初勝利、山田調教師は9年ぶりの重賞勝利となった。
  前日の帯広は11月上旬としては珍しく積雪で中止。その翌日で軽めの馬場かと思われたがロータリーハローがかけてコースが掘り起こされたため馬場水分は2.5%ながら粘り気のある微妙な馬場状態でとなった。
  レース前半は、サクラダイチ、マルミゴウカイ、ツルイテンリュウらがやや前に出ながらも小刻みに息を入れほとんど各馬離れずに展開。第2障害の手前までツルイテンリュウが先に到着するもほぼ横一線。第2障害を先に仕掛けたのも先行したサクラダイチ、ツルイテンリュウ、これに最内からマルミゴウカイが続く。他の馬もほとんど躓くことなく各馬一斉に障害をクリア。しかしマルミゴウカイとツルイテンリュウが降りてからの切れ味ですっと前に出て、一騎打ちの状況。大外から一歩遅れて障害を越えてきた1番人気のホクショウディープが猛追するも、前が止まらない。そして残り20mあたりからマルミゴウカイが緩むところをツルイテンリュウがそのまま駆け抜けてゴール。2番人気のマルミゴウカイはホクショウディープの猛追に遭うがわずかの差で振り切って2着。ホクショウディープが3着。3番人気のキタノリュウキは最後詰めて行ったが4着だった。
次走へのひとことメモ
  ツルイテンリュウ(1着):ずっと脇役だったこの馬がついに主役に躍り出た。元々は切れ味を持つ馬だけに、うまく先行されると他の馬が追いつかない。軽馬場でこの馬の持ち味が十分生かされベテラン大河原騎手のうまさも感じた。今回の勝利で2ランク上昇となり相手は一気に強くなりそうだが、今回のような型を持っていれば他をねじ伏せる力を持っている。軽馬場なら特に要注意。次は当然暮れのばんえいダービーに照準を合わせてくるだろう。
  マルミゴウカイ(2着):本来なら中団で進んで様子を見ながらまくって行きたいところだろうが、馬場の読みが難しいこともあり、やや早めに動いたようだ。今回は端枠ということでイタイタを付けるなど陣営の苦労も感じられた。それでも対応はできていた。勝ち馬には展開の差で最後振り切られたが、今後につながるレースであった。ダービーでの巻き返しを目指す。
  ホクショウディープ(3着):この馬の走りは出来ていたし、障害も問題なかったが、前半ちょっと出遅れた分だけ最後追いつききれなかった。展開のアヤとしかいいようがない。最後まで走りきれるスタミナもつけてきており、ダービーでのリベンジは十分可能。それまでの古馬戦を力試しに使ってくるか。
  キタノリュウキ(4着):やはり速い展開はこの馬には厳しい。それでもしっかり最後には詰めてくるあたり力のあるところは見せている。大型馬なので今後重量戦になり時計がかかるレースになれば力を発揮できるチャンスだ。
  プレザントウェー(5着):先行タイプなので前半はもう少し早めに行きたかったところだろう。障害を降りてからの切れ味で差が出たか。なおダービー出走を確実にするために賞金加算が必要で自己条件戦でしっかり勝っておきたい。
  その他では、オトコギ(6着)は前回に引き続き重賞追加出走でも持ち味を発揮し大一番に強いところをみせた。サクラダイチ(7着)も見せ場までは作った。もう少しスタミナがほしい。ムサシブラザー(8着)は切れ味を生かせる展開にならなかった。
はむ!の予想結果
  どうもうまくいかない。取りガミも覚悟の上位2頭を軸とした狙いだったが、3番手に来たツルイテンリュウが頭の方に来てしまい三連単は引っかからず。当欄は三連単を手広く買う割には▲○◎を買ってないというのは情けない。保険で買った枠連がなんとか3枚来て(当初は5枚入れる予定だったがケチってしまった。)またまた的中しながらのマイナス収支。それでも少し戻ってきて良しとしなければならないだろう。 次回は難しい牝馬戦だがこのあたりでスマッシュヒットが出ると逆転可能なのだが。
  今回収支 -2,560 (配当)2,940 (投入)5,500
  (今年度累計)-28,240
今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
・はむ!のばんえい競馬ファイル(2016データ・馬券成績表)
次回重賞は来週11月13日(日)、4歳牝馬の重賞クインカップ(BG3)です。当欄ではいつものように前日までに見解を書きたいと思います。
2016年11月5日土曜日
【はむ!のばんえい競馬重賞予想2016】第41回ばんえい菊花賞(11/6)
はむ!のばんえいコラム
3日に行われた地方競馬の祭典JBC。JRAのレースのない祝日ということもあって相当盛り上がり、川崎競馬場の入場者が3万人近く、この日の売上が48億にもなりました。勝ったのはJRAの馬ばかりでしたが、地方競馬ここにありというのを見せたのではないでしょうか。当欄でもJBC3レースを予想。結構見立てがうまくいき、レディスクラシックでは勝ったのはホワイトフーガで2着に本欄で本命にしたレッツゴードンキが粘り、スプリントではダノンレジェンドの逃げ切り、そしてクラシックではアウォーディーが新たなダート王者が君臨。しかし馬券の方は当たるには当たったのですが手を広げ過ぎていて、ほとんど儲けはありませんでした。やはり平地もばんえいも馬券は難しいですね。
それではばんえいの方に戻りましょう。今年は冬の来るのが早く5日は十勝地方降雪のため中止となりました。そして今週日曜日は先週に引き続き重賞があります。11月6日(日)ばんえいの3歳クラシック第2弾、ばんえい菊花賞(BG2)です。それでは予想です。
はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。
(予想印、脚質ははむ!の主観による目安です。)
【はむ!の見解】(個人的見解です。)
いわゆる3歳クラシック第2弾、ばんえい菊花賞。JRAの菊花賞の場合は長距離戦で強い馬が勝つと言われるが、ばんえいの菊花賞も荷物の基礎重量が700kgを超え、やはり勝つためには体力が必要だ。過去10年を見ると1番人気がなんと(6,0,0,4)と勝つか負けるかが極端だ。しかしここ4年は1番人気が勝っており、基本的には実力馬が実力どおりに走れば勝てるレースだ。一方2番人気は(0,2,1,7)と厳しい。あとは勝ち馬の馬体重が1000kgを超えていたのが過去10年間で10頭中9頭とやはり基礎的な体力が必要か。但し牝馬もそこそこ活躍しておりここ10年で3勝(今年度は牝馬の出走なし)。
さて今年は、第1弾のばんえい大賞典を勝って勢いのあるマルミゴウカイに対し、2歳時の重賞を勝ち休養明け3走のホクショウディープが戻ってきて実績的にはこの2頭の一騎打ち。もちろん他の馬も負けてはいない。勢いを取るか実績をとるか。このあたりが予想のポイントだろう。なお、当初登録のあったフウジンライデン、ブルーオーシャン、カツウンカイが回避し、3頭の繰り上げ出走が出ている。
各馬寸評:
1 マルミゴウカイ:大賞典での勝ち方は圧巻。他馬を前に行かせて差し切るのがこの馬の型。障害も上手だ。古馬相手では置いて行かれるようなレースが続いていたが同世代戦で立て直せるか。最内枠は問題ない。
2 ツルイテンリュウ:目立たないが重賞では好走を続けていた。前哨戦の秋桜賞では有力馬を押さえ込んで逃げ切り。障害にやや難があるが自分のペースの持ち込めれば切れ味は鋭い。先手を取りたいところ。
3 オトコギ:繰り上げ出走。ただ出走のチャンスはうかがっていたかも。ナナカマド賞の時も繰り上げながら鋭い追い込みで掲示板内に入っている。成績は上がっていないが大駈けはあり得る。馬場は重い方が良いか。
4 キタノリュウキ:馬格があり力強さではメンバー随一。大賞典では一旦抜かれても差し返すなど粘りもある。但し大型馬ならではの走りの重さがあり切れ味勝負になると厳しくなる。乾いた重馬場なら。
5 サクラダイチ:3歳ランク19番目。それでもいつでも重賞出走できる用意はしているようだ。先行力と粘り強さでナナカマド賞2着の実績。今シーズンは成績上がっていなかったが前走逃げ切っており勢いで今回も。
6 アラワシキング:重賞は常連。イレネー記念で2着に突っ込んできたように一旦嵌まれば鋭い切れ味を見せるが、追走手一杯になって惨敗しているレースも目立ち、展開の助けが必要か。
7 プレザントウェー:今年度に入ってコンスタントに掲示板内に入っている。先行力があり障害での崩れは少ない。しかし決め手に欠ける部分もあり、騎手共々勝負強さが求められる。乗り替わりで一変も。
8 ムサシブラザー:あまり馬体が大きくならない馬で、高重量戦になると荷物が厳しいか。連勝が何度かあるように、一旦勢いがつけば調子よく走れる。軽馬場で素軽さを生かせる展開になれば。
9 ホクショウディープ:2歳時のヤングCSを勝ち、イレネー記念では最後詰まって逆転負け。その後半年休んで復帰3戦消化。勝ちきれないまでも好勝負しており、調子も徐々に回復。詰めの甘さが課題。
10 テンノイノリ:3歳ランク20番目のこの馬まで出走権が回ってきた。重賞は初出走だが2歳時はAランクで上位馬とも互角の勝負をしている。障害は若干怪しいが勢いで越える。近走は掲示板に続けて入線。
まとめ:
この世代は実に混戦模様だ。2歳時活躍馬がいずれも一息入っており、その間に力を付けてきた馬が絡むという展開。もっとも5年前のフジダイビクトリーはこのレースで初めて重賞に勝ってから本領を発揮しており、今後を占う意味でも重要なレースになりそう。また、前日の雪の影響で軽馬場は必至なだけに馬場適性にも留意したい。
当欄の今回の本命はホクショウディープにした。休養明け以降は3戦しまだ勝利していないが、強い相手に互角の勝負をしてきており、そろそろ持ち前のスピードが生かされる時か。松井厩舎もこの馬に絞って勝負を賭けてきた感じだ。障害の崩れも少ない馬で、課題は最後の詰めだが、軽馬場で突き放せれば。
相手はやはりマルミゴウカイ。当欄ではばんえい大賞典で本命にしていた馬で会心の勝利であったが、ここ2走ほどの負け方はやや気になる。当然巻き返すだろうが、様子を見すぎるような展開になると追いつけないリスクも。この2頭の一騎打ちと見る。
これに続くのはツルイテンリュウか。前哨戦の小気味よい逃げが印象的。障害さえ切れればやはり怖い存在。軽馬場となればムサシブラザーの一発はないか。ここ何走かは厳しいレースが続いているものの、スピード勝負なら負けていない。先行争いに加われれば。穴狙いなら繰り上がりで幸運をつかんだサクラダイチの粘りも。
その他では、キタノリュウキの安定性も見逃せないが、勝ちきるまではもっと決め手が欲しいところ。
はむ!の馬券狙いどころ:
ちょっと負けが込んできたのでこのあたりでスパッと勝ちたいところ。今回はホクショウディープの頭を中心にマルミゴウカイとの2頭軸で絞っていきたい。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
三連単(2頭軸準マルチ) 9→1=2,8,5,4 1→9=2,8,5,4 合計16通り 各100円
三連単(追加) 9→1→2,8,5,4,6,10 合計7通り 各100円
三連単(追加) 9=1→2,8,5 合計6通り 各100円
三連単(追加) 9→2,8,5→2,8,5,4 合計9通り 各100円
枠複 2=8 400円 1=8,1=2 各300円
(はむ!のワイドで勝負!) ワイド 5=1,2,8,9 8=1,2,9 合計7点 100円
合計5,500円で勝負!
今回の結果と回顧は、近日アップします。
3日に行われた地方競馬の祭典JBC。JRAのレースのない祝日ということもあって相当盛り上がり、川崎競馬場の入場者が3万人近く、この日の売上が48億にもなりました。勝ったのはJRAの馬ばかりでしたが、地方競馬ここにありというのを見せたのではないでしょうか。当欄でもJBC3レースを予想。結構見立てがうまくいき、レディスクラシックでは勝ったのはホワイトフーガで2着に本欄で本命にしたレッツゴードンキが粘り、スプリントではダノンレジェンドの逃げ切り、そしてクラシックではアウォーディーが新たなダート王者が君臨。しかし馬券の方は当たるには当たったのですが手を広げ過ぎていて、ほとんど儲けはありませんでした。やはり平地もばんえいも馬券は難しいですね。
それではばんえいの方に戻りましょう。今年は冬の来るのが早く5日は十勝地方降雪のため中止となりました。そして今週日曜日は先週に引き続き重賞があります。11月6日(日)ばんえいの3歳クラシック第2弾、ばんえい菊花賞(BG2)です。それでは予想です。
はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第41回ばんえい菊花賞(BG3) (2016年11月6日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 3歳オープン別定) | |||||||
はむ 予想 |
馬 番 |
馬 名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 備 考 |
○ | 1 | マルミゴウカイ | 牡3 | 700 | 藤本匠 | 槻舘重 | 鹿毛 差 |
▲ | 2 | ツルイテンリュウ | 牡3 | 700 | 大河和 | 山田勇 | 鹿毛 先 |
3 | オトコギ | 牡3 | 690 | 安部憲 | 西邑春 | 鹿毛 追 | |
4 | キタノリュウキ | 牡3 | 700 | 工藤篤 | 村上慎 | 鹿毛 先 | |
注 | 5 | サクラダイチ | 牡3 | 690 | 藤野俊 | 金山明 | 青毛 逃 |
6 | アラワシキング | 牡3 | 700 | 大口泰 | 西邑春 | 鹿毛 追 | |
7 | プレザントウェー | 牡3 | 690 | 菊池一 | 久田守 | 鹿毛 先 | |
△ | 8 | ムサシブラザー | 牡3 | 690 | 赤塚健 | 久田守 | 鹿毛 逃 |
◎ | 9 | ホクショウディープ | 牡3 | 700 | 鈴木恵 | 松井浩 | 青毛 先 |
10 | テンノイノリ | 牡3 | 690 | 松田道 | 平田義 | 栗毛 先 |
(予想印、脚質ははむ!の主観による目安です。)
【はむ!の見解】(個人的見解です。)
いわゆる3歳クラシック第2弾、ばんえい菊花賞。JRAの菊花賞の場合は長距離戦で強い馬が勝つと言われるが、ばんえいの菊花賞も荷物の基礎重量が700kgを超え、やはり勝つためには体力が必要だ。過去10年を見ると1番人気がなんと(6,0,0,4)と勝つか負けるかが極端だ。しかしここ4年は1番人気が勝っており、基本的には実力馬が実力どおりに走れば勝てるレースだ。一方2番人気は(0,2,1,7)と厳しい。あとは勝ち馬の馬体重が1000kgを超えていたのが過去10年間で10頭中9頭とやはり基礎的な体力が必要か。但し牝馬もそこそこ活躍しておりここ10年で3勝(今年度は牝馬の出走なし)。
さて今年は、第1弾のばんえい大賞典を勝って勢いのあるマルミゴウカイに対し、2歳時の重賞を勝ち休養明け3走のホクショウディープが戻ってきて実績的にはこの2頭の一騎打ち。もちろん他の馬も負けてはいない。勢いを取るか実績をとるか。このあたりが予想のポイントだろう。なお、当初登録のあったフウジンライデン、ブルーオーシャン、カツウンカイが回避し、3頭の繰り上げ出走が出ている。
各馬寸評:
1 マルミゴウカイ:大賞典での勝ち方は圧巻。他馬を前に行かせて差し切るのがこの馬の型。障害も上手だ。古馬相手では置いて行かれるようなレースが続いていたが同世代戦で立て直せるか。最内枠は問題ない。
2 ツルイテンリュウ:目立たないが重賞では好走を続けていた。前哨戦の秋桜賞では有力馬を押さえ込んで逃げ切り。障害にやや難があるが自分のペースの持ち込めれば切れ味は鋭い。先手を取りたいところ。
3 オトコギ:繰り上げ出走。ただ出走のチャンスはうかがっていたかも。ナナカマド賞の時も繰り上げながら鋭い追い込みで掲示板内に入っている。成績は上がっていないが大駈けはあり得る。馬場は重い方が良いか。
4 キタノリュウキ:馬格があり力強さではメンバー随一。大賞典では一旦抜かれても差し返すなど粘りもある。但し大型馬ならではの走りの重さがあり切れ味勝負になると厳しくなる。乾いた重馬場なら。
5 サクラダイチ:3歳ランク19番目。それでもいつでも重賞出走できる用意はしているようだ。先行力と粘り強さでナナカマド賞2着の実績。今シーズンは成績上がっていなかったが前走逃げ切っており勢いで今回も。
6 アラワシキング:重賞は常連。イレネー記念で2着に突っ込んできたように一旦嵌まれば鋭い切れ味を見せるが、追走手一杯になって惨敗しているレースも目立ち、展開の助けが必要か。
7 プレザントウェー:今年度に入ってコンスタントに掲示板内に入っている。先行力があり障害での崩れは少ない。しかし決め手に欠ける部分もあり、騎手共々勝負強さが求められる。乗り替わりで一変も。
8 ムサシブラザー:あまり馬体が大きくならない馬で、高重量戦になると荷物が厳しいか。連勝が何度かあるように、一旦勢いがつけば調子よく走れる。軽馬場で素軽さを生かせる展開になれば。
9 ホクショウディープ:2歳時のヤングCSを勝ち、イレネー記念では最後詰まって逆転負け。その後半年休んで復帰3戦消化。勝ちきれないまでも好勝負しており、調子も徐々に回復。詰めの甘さが課題。
10 テンノイノリ:3歳ランク20番目のこの馬まで出走権が回ってきた。重賞は初出走だが2歳時はAランクで上位馬とも互角の勝負をしている。障害は若干怪しいが勢いで越える。近走は掲示板に続けて入線。
まとめ:
この世代は実に混戦模様だ。2歳時活躍馬がいずれも一息入っており、その間に力を付けてきた馬が絡むという展開。もっとも5年前のフジダイビクトリーはこのレースで初めて重賞に勝ってから本領を発揮しており、今後を占う意味でも重要なレースになりそう。また、前日の雪の影響で軽馬場は必至なだけに馬場適性にも留意したい。
当欄の今回の本命はホクショウディープにした。休養明け以降は3戦しまだ勝利していないが、強い相手に互角の勝負をしてきており、そろそろ持ち前のスピードが生かされる時か。松井厩舎もこの馬に絞って勝負を賭けてきた感じだ。障害の崩れも少ない馬で、課題は最後の詰めだが、軽馬場で突き放せれば。
相手はやはりマルミゴウカイ。当欄ではばんえい大賞典で本命にしていた馬で会心の勝利であったが、ここ2走ほどの負け方はやや気になる。当然巻き返すだろうが、様子を見すぎるような展開になると追いつけないリスクも。この2頭の一騎打ちと見る。
これに続くのはツルイテンリュウか。前哨戦の小気味よい逃げが印象的。障害さえ切れればやはり怖い存在。軽馬場となればムサシブラザーの一発はないか。ここ何走かは厳しいレースが続いているものの、スピード勝負なら負けていない。先行争いに加われれば。穴狙いなら繰り上がりで幸運をつかんだサクラダイチの粘りも。
その他では、キタノリュウキの安定性も見逃せないが、勝ちきるまではもっと決め手が欲しいところ。
はむ!の馬券狙いどころ:
ちょっと負けが込んできたのでこのあたりでスパッと勝ちたいところ。今回はホクショウディープの頭を中心にマルミゴウカイとの2頭軸で絞っていきたい。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
三連単(2頭軸準マルチ) 9→1=2,8,5,4 1→9=2,8,5,4 合計16通り 各100円
三連単(追加) 9→1→2,8,5,4,6,10 合計7通り 各100円
三連単(追加) 9=1→2,8,5 合計6通り 各100円
三連単(追加) 9→2,8,5→2,8,5,4 合計9通り 各100円
枠複 2=8 400円 1=8,1=2 各300円
(はむ!のワイドで勝負!) ワイド 5=1,2,8,9 8=1,2,9 合計7点 100円
合計5,500円で勝負!
今回の結果と回顧は、近日アップします。
2016年11月3日木曜日
【はむ!と一緒に競馬予想2016】JBC2016(川崎・11/3)
はむ!のJBC2016-JpnIの予想
さて、今年も地方競馬の祭典JBCの季節がやってまいりました。地方競馬ファンとして、当欄でも例年と同様、3レースの予想(馬券購入)をしていきたいと思います。今年の舞台は4年ぶりの川崎。川崎競馬場は筆者は行ったことないのですが、今年、新しいショッピングセンターが競馬場内に完成したりして大変賑わっているようです。そこに地方競馬の大レースがやってきて大きな盛り上がりが期待されます。それでは早速JBC3レースを予想してみたいと思います。
2016年11月3日-川崎9R 第6回JBCレディスクラシックJpnI(15:10発走・ダ1600m・牝馬)
【はむ!の予想印】
◎ (14)レッツゴードンキ(J)
○ (2)ホワイトフーガ(J)
▲ (8)アムールブリエ(J)
△ (7)ララベル(大井)
注 (5)トロワボヌール(J)
注 (9)ブルーチッパー(大井)
地方応援:(1)トーセンセラヴィ(浦和)、(13)セイエスパーニャ(高知)、(10)ユッコ(岩手)、(6)プリンセスバリュー(大井)ら
【はむ!の見解】(個人的見解です。)
なんといってもJRA桜花賞馬レッツゴードンキの参戦が注目される。JRAの芝のレースで走っていた馬が交流重賞に初参戦する場合、ダートでその能力が開花する馬と、ダート適性もないのに稼ぎにきて惨敗する馬の両方だ。当欄ではこのレッツゴードンキを思い切って本命にした。父は実績のあるキンカメ、母の父は芝馬ながら長距離に強かったマーベラスサンデーとこの馬はむしろダート向きだったとも考えられる。ダート初挑戦、左回り実績イマイチ、その上大外枠と不利な条件は揃い、いきなりJpnI勝てるほど甘いものではないが、ここは地方を知り尽くした岩田騎手がなんとかするだろう。変に控えずスピードを生かしてどんどん行ってほしい。
相手には昨年の覇者ホワイトフーガを推す。喉鳴りの影響が心配されるが、川崎で2戦2勝。体型、脚質もいかにも交流重賞向きだ。前走はトップハンデ、定量戦に戻れば力は上か。アムールブリエも常に強い相手と上位で争っている。距離が短い感じもあるが自分のペースを作れれば問題ないだろう。あとはトロワボヌールは叩き2走目で変わってこれるか。他のJ勢タイニーダンサー、タマノブリュネットは上位勢とは力が一歩落ちる感じで、狙っても3着付けまでか。
期待の地方勢も例年よりチャンスはある。パワフルな走りのララベル、先行力のあるブルーチッパーの大井所属の2頭はいずれも前に行ける馬で、第4コーナーまではJRA勢相手でも見せ場はあるだろう。あとはどこまで粘れるか。地方8連勝中の浦和のトーセンセラヴィは注目だが相手関係的に厳しいか。これらを含め地方所属馬はもちろん全力で応援したい。
【はむ!の馬券狙いどころ】
ドンキはやはり初ダートでリスクがありすぎるので、軽めに。あまり人気しないようだと馬券的には魅力だが。馬券的な本戦はホワイトフーガからか。地方勢はララベル絡みを厚めに、他の地方馬は応援で複勝など。かなり幅広になりそう。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
馬複 14=2,8,7,5 2=8,7 6通り
三連単 2→14,8,7,5→14,8,7,5 12通り
三連単 2→14,8,7→14,8,7,5,11,12 8通り
三連単 14,8→2=14,8,7,5 8通り
三連単 2,14,8→2,14,8→2,14,8,7,5 18通り
(以下地方所属馬応援)
(単勝+複勝)7,9,1
(複勝のみ)10
2016年11月3日-川崎10R 第16回 JBCスプリントJpnI(15:55発走・ダ1400m)
【はむ!の予想印】
◎ (1)ダノンレジェンド(J)
○ (6)ソルテ(大井)
▲ (2)ベストウォーリア(J)
△ (10)ドリームバレンチノ(J)
注 (5)レーザーバレット(J)
注 (12)コーリンベリー(J)
地方応援:(3)プラチナグロース(川崎)、(8)シークロム(岩手)、(11)オグリタイム(北海道)、(7)サトノタイガー(浦和)ら
【はむ!の見解】(個人的見解です。)
ここは地方競馬ファンなら何が何でも大井所属のソルテに期待せざるを得ない。JpnIのかしわ記念2着、JpnIIのさきたま杯優勝の成績が光る。いずれも強豪を破っての上位進出であり期待はふくらむ。フジノウェーブ以来の地方所属馬2頭目のJBC勝利なるか。注目だ。
しかし予想となると、そこはスペシャリストが並んだこのレース。簡単にはいかない。その中でダノンレジェンドが先行逃げ切りのチャンスだ。千四はこの馬には少し長い気がするが、高知の黒船賞を連覇するなど小回りの馬場で勝っており、忙しい流れにはむしろ合いそうだ。夏の盛岡のクラスターカップでの60kgを背負っての快勝は圧巻だった。軸として中心視。そして相手はやっぱりソルテ。ダノンレジェンドとは未対決。なんとか前に行きたいところだが、ダノンとはハナの奪い合いになることが予想され、行けなかった時に折り合えるかがカギ。それでも強いJRA勢相手で勝ってきており侮れない存在である。ベストウォーリアも常に上位で走っている馬。勝ち味に遅いところがあり昨年の南部杯以来勝ち星はないが、安定した力を発揮できている。あとは9歳馬ドリームバレンチノの熟練の走りも無視できないところ。レーザーバレット、コーリンベリーもそれぞれ実力馬だが、そこまで手を回せるか。
他の地方勢では、東京盃で最後3着に食い込んだ大井所属のプラチナグロースが好調。しかしさすがにこれだけメンバーが揃うとどうか。その他北海道のオグリタイムらは力の差がありそうだが応援したい。
【はむ!の馬券狙いどころ】
馬券としてはやはりダノンレジェンドから組み立て。割れているので手を広げ過ぎなければそこそこ付くだろう。ソルテはもちろん応援したいが馬券的には薄めにして勝てば拍手という形にしたい。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
馬複 1=6,2,10 2=6 4通り
三連単 1→6,2,10→6,2,10,5,12 9通り
三連単 1→6,2→6,2,10 4通り
三連単 6,2→1=6,2,10,5 12通り
三連単 6,2→6,2,10→6,2,10 4通り
(以下地方所属馬応援)
(単勝+複勝)6,3
(複勝のみ)8,11,7
2016年11月3日-川崎11R 第16回 JBCクラシックJpnI(16:40発走・ダ2100m)
【はむ!の予想印】
◎ (9)アウォーディー(J)
○ (13)ノンコノユメ(J)
▲ (7)コパノリッキー(J)
△ (11)クリソライト(J)
注 (6)サウンドトゥルー(J)
注 (8)ホッコータルマエ(J)
地方応援:(3)ユーロビート(大井)、(5)サミットストーン(船橋)、(4)メイショウパーシー(高知)、(1)イッシンドウタイ(川崎)ら
【はむ!の見解】(個人的見解です。)
ダート馬のスターが勢揃い。JRA勢は6頭中5頭までがJpnI勝ち馬。今年の中央GIフェブラリーS勝ち馬モーニンが賞金不足で落選になるくらいだから相当高いレベルだ。その中で唯一JpnI初登場のアウォーディーの勢いがすごい。ジャングルポケット産駒で芝馬として走っていたが、ダートに転向してから開花し、ここまで負けなしの5連勝。相手は一気に強くなりどこまでやれるかというところだが、前哨戦の日テレ盃ではモーニンとのたたき合いを制して勝利。展開も自在に立ち回れそうで、この馬の方を選んだ武豊のマジックが冴えるか。相手にはノンコノユメを推したい。休養中にセン馬となりその影響が吉と出るか凶と出るか。気性の改善は図られるのでは。中央GIでも2着2回と掲示板を外しておらず持っている力は上。前が止まるような展開になれば。そしてJpnI3連勝でこのレース自体も3連覇を狙うコパノリッキーも無視はできない。展開的に当欄ではどうしても軽視してしまうのだが、最後二の足を使って逃げ切ってしまう粘り強さがある。あとはクリソライトが韓国コリアカップで快勝し一皮むけて帰ってきた。鞍上も海外で活躍する藤井勘一郎騎手で注目。スムーズに前に行ければ粘り込みも。そしてレジェンド・ホッコータルマエも勝ち星から離れているが衰えたわけではなく、大舞台では強いところを見せそう。昨年の東京大賞典馬サウンドトゥルーの追い込みも見落としはできない。しかし馬券的にどこかで絞らなければならず、勢いの差で後の2頭を押さえにまわさざるを得ない。
これだけJRAの豪華メンバーが揃うと地方勢はどうしても見劣りしてしまう。交流重賞勝ちのあるユーロビート、サミットストーンあたりが注目されるが、余程前が止まるような展開にならない限り厳しい。
【はむ!の馬券狙いどころ】
アウォーディーも全面信頼とまではいかないが他を見ても目移りするだけなのでここは絞っていきたい。ノンコノユメ相手なら少々配当もつくだろう。コパノリッキーにも散々やられてるのでなんとか押さえる。タルマエは敬意を表して応援馬券で。あと地方勢はやはり厳しいので連絡みは考慮せず、応援馬券のみで。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
馬複 9=13,7,11,6 13=7,11 6通り
三連単 9→13,7,11→13,7,11,6,8 12通り
三連単 9→13,7,11→13,7,11 6通り
三連単 13,7,11→9=13,7,11,6 18通り
三連単 13,7→13,7,11→13,7,11,6 8通り
応援(単勝+複勝)8
(以下地方所属馬応援)
(単勝+複勝)3
(複勝のみ)1,5,4,12
以上JBC3レースの予想でした。
ついでに川崎最終12レースの重賞ローレル賞の予想は
◎(13)アップトゥユー(北海道)
○(1)ゴーフューチャー(船橋)
▲(9)ポジターノ(船橋)
△(4)スターインパルス(浦和)
馬複 13-1,9,4 で、あと佐賀から参戦の(10)オヒナサマに注目
馬券は、JRAを含む各種ネット投票で、中継はネット(keiba.go.jp)又はグリーンチャンネル、スカパーの南関東チャンネルで。南関東の方なら地上波のTVKテレビでもやるようです。筆者はグリーンチャンネルで応援します。
さて、当欄はばんえい中心のブログなので、レース回顧は基本的に行わない予定です。ただ、この6日(日)にはばんえい菊花賞(BG2)がありますので、そちらの方の予想を前日までにしますのでそこで簡単に馬券結果などに触れたいと思います。
さて、今年も地方競馬の祭典JBCの季節がやってまいりました。地方競馬ファンとして、当欄でも例年と同様、3レースの予想(馬券購入)をしていきたいと思います。今年の舞台は4年ぶりの川崎。川崎競馬場は筆者は行ったことないのですが、今年、新しいショッピングセンターが競馬場内に完成したりして大変賑わっているようです。そこに地方競馬の大レースがやってきて大きな盛り上がりが期待されます。それでは早速JBC3レースを予想してみたいと思います。
2016年11月3日-川崎9R 第6回JBCレディスクラシックJpnI(15:10発走・ダ1600m・牝馬)
【はむ!の予想印】
◎ (14)レッツゴードンキ(J)
○ (2)ホワイトフーガ(J)
▲ (8)アムールブリエ(J)
△ (7)ララベル(大井)
注 (5)トロワボヌール(J)
注 (9)ブルーチッパー(大井)
地方応援:(1)トーセンセラヴィ(浦和)、(13)セイエスパーニャ(高知)、(10)ユッコ(岩手)、(6)プリンセスバリュー(大井)ら
【はむ!の見解】(個人的見解です。)
なんといってもJRA桜花賞馬レッツゴードンキの参戦が注目される。JRAの芝のレースで走っていた馬が交流重賞に初参戦する場合、ダートでその能力が開花する馬と、ダート適性もないのに稼ぎにきて惨敗する馬の両方だ。当欄ではこのレッツゴードンキを思い切って本命にした。父は実績のあるキンカメ、母の父は芝馬ながら長距離に強かったマーベラスサンデーとこの馬はむしろダート向きだったとも考えられる。ダート初挑戦、左回り実績イマイチ、その上大外枠と不利な条件は揃い、いきなりJpnI勝てるほど甘いものではないが、ここは地方を知り尽くした岩田騎手がなんとかするだろう。変に控えずスピードを生かしてどんどん行ってほしい。
相手には昨年の覇者ホワイトフーガを推す。喉鳴りの影響が心配されるが、川崎で2戦2勝。体型、脚質もいかにも交流重賞向きだ。前走はトップハンデ、定量戦に戻れば力は上か。アムールブリエも常に強い相手と上位で争っている。距離が短い感じもあるが自分のペースを作れれば問題ないだろう。あとはトロワボヌールは叩き2走目で変わってこれるか。他のJ勢タイニーダンサー、タマノブリュネットは上位勢とは力が一歩落ちる感じで、狙っても3着付けまでか。
期待の地方勢も例年よりチャンスはある。パワフルな走りのララベル、先行力のあるブルーチッパーの大井所属の2頭はいずれも前に行ける馬で、第4コーナーまではJRA勢相手でも見せ場はあるだろう。あとはどこまで粘れるか。地方8連勝中の浦和のトーセンセラヴィは注目だが相手関係的に厳しいか。これらを含め地方所属馬はもちろん全力で応援したい。
【はむ!の馬券狙いどころ】
ドンキはやはり初ダートでリスクがありすぎるので、軽めに。あまり人気しないようだと馬券的には魅力だが。馬券的な本戦はホワイトフーガからか。地方勢はララベル絡みを厚めに、他の地方馬は応援で複勝など。かなり幅広になりそう。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
馬複 14=2,8,7,5 2=8,7 6通り
三連単 2→14,8,7,5→14,8,7,5 12通り
三連単 2→14,8,7→14,8,7,5,11,12 8通り
三連単 14,8→2=14,8,7,5 8通り
三連単 2,14,8→2,14,8→2,14,8,7,5 18通り
(以下地方所属馬応援)
(単勝+複勝)7,9,1
(複勝のみ)10
2016年11月3日-川崎10R 第16回 JBCスプリントJpnI(15:55発走・ダ1400m)
【はむ!の予想印】
◎ (1)ダノンレジェンド(J)
○ (6)ソルテ(大井)
▲ (2)ベストウォーリア(J)
△ (10)ドリームバレンチノ(J)
注 (5)レーザーバレット(J)
注 (12)コーリンベリー(J)
地方応援:(3)プラチナグロース(川崎)、(8)シークロム(岩手)、(11)オグリタイム(北海道)、(7)サトノタイガー(浦和)ら
【はむ!の見解】(個人的見解です。)
ここは地方競馬ファンなら何が何でも大井所属のソルテに期待せざるを得ない。JpnIのかしわ記念2着、JpnIIのさきたま杯優勝の成績が光る。いずれも強豪を破っての上位進出であり期待はふくらむ。フジノウェーブ以来の地方所属馬2頭目のJBC勝利なるか。注目だ。
しかし予想となると、そこはスペシャリストが並んだこのレース。簡単にはいかない。その中でダノンレジェンドが先行逃げ切りのチャンスだ。千四はこの馬には少し長い気がするが、高知の黒船賞を連覇するなど小回りの馬場で勝っており、忙しい流れにはむしろ合いそうだ。夏の盛岡のクラスターカップでの60kgを背負っての快勝は圧巻だった。軸として中心視。そして相手はやっぱりソルテ。ダノンレジェンドとは未対決。なんとか前に行きたいところだが、ダノンとはハナの奪い合いになることが予想され、行けなかった時に折り合えるかがカギ。それでも強いJRA勢相手で勝ってきており侮れない存在である。ベストウォーリアも常に上位で走っている馬。勝ち味に遅いところがあり昨年の南部杯以来勝ち星はないが、安定した力を発揮できている。あとは9歳馬ドリームバレンチノの熟練の走りも無視できないところ。レーザーバレット、コーリンベリーもそれぞれ実力馬だが、そこまで手を回せるか。
他の地方勢では、東京盃で最後3着に食い込んだ大井所属のプラチナグロースが好調。しかしさすがにこれだけメンバーが揃うとどうか。その他北海道のオグリタイムらは力の差がありそうだが応援したい。
【はむ!の馬券狙いどころ】
馬券としてはやはりダノンレジェンドから組み立て。割れているので手を広げ過ぎなければそこそこ付くだろう。ソルテはもちろん応援したいが馬券的には薄めにして勝てば拍手という形にしたい。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
馬複 1=6,2,10 2=6 4通り
三連単 1→6,2,10→6,2,10,5,12 9通り
三連単 1→6,2→6,2,10 4通り
三連単 6,2→1=6,2,10,5 12通り
三連単 6,2→6,2,10→6,2,10 4通り
(以下地方所属馬応援)
(単勝+複勝)6,3
(複勝のみ)8,11,7
2016年11月3日-川崎11R 第16回 JBCクラシックJpnI(16:40発走・ダ2100m)
【はむ!の予想印】
◎ (9)アウォーディー(J)
○ (13)ノンコノユメ(J)
▲ (7)コパノリッキー(J)
△ (11)クリソライト(J)
注 (6)サウンドトゥルー(J)
注 (8)ホッコータルマエ(J)
地方応援:(3)ユーロビート(大井)、(5)サミットストーン(船橋)、(4)メイショウパーシー(高知)、(1)イッシンドウタイ(川崎)ら
【はむ!の見解】(個人的見解です。)
ダート馬のスターが勢揃い。JRA勢は6頭中5頭までがJpnI勝ち馬。今年の中央GIフェブラリーS勝ち馬モーニンが賞金不足で落選になるくらいだから相当高いレベルだ。その中で唯一JpnI初登場のアウォーディーの勢いがすごい。ジャングルポケット産駒で芝馬として走っていたが、ダートに転向してから開花し、ここまで負けなしの5連勝。相手は一気に強くなりどこまでやれるかというところだが、前哨戦の日テレ盃ではモーニンとのたたき合いを制して勝利。展開も自在に立ち回れそうで、この馬の方を選んだ武豊のマジックが冴えるか。相手にはノンコノユメを推したい。休養中にセン馬となりその影響が吉と出るか凶と出るか。気性の改善は図られるのでは。中央GIでも2着2回と掲示板を外しておらず持っている力は上。前が止まるような展開になれば。そしてJpnI3連勝でこのレース自体も3連覇を狙うコパノリッキーも無視はできない。展開的に当欄ではどうしても軽視してしまうのだが、最後二の足を使って逃げ切ってしまう粘り強さがある。あとはクリソライトが韓国コリアカップで快勝し一皮むけて帰ってきた。鞍上も海外で活躍する藤井勘一郎騎手で注目。スムーズに前に行ければ粘り込みも。そしてレジェンド・ホッコータルマエも勝ち星から離れているが衰えたわけではなく、大舞台では強いところを見せそう。昨年の東京大賞典馬サウンドトゥルーの追い込みも見落としはできない。しかし馬券的にどこかで絞らなければならず、勢いの差で後の2頭を押さえにまわさざるを得ない。
これだけJRAの豪華メンバーが揃うと地方勢はどうしても見劣りしてしまう。交流重賞勝ちのあるユーロビート、サミットストーンあたりが注目されるが、余程前が止まるような展開にならない限り厳しい。
【はむ!の馬券狙いどころ】
アウォーディーも全面信頼とまではいかないが他を見ても目移りするだけなのでここは絞っていきたい。ノンコノユメ相手なら少々配当もつくだろう。コパノリッキーにも散々やられてるのでなんとか押さえる。タルマエは敬意を表して応援馬券で。あと地方勢はやはり厳しいので連絡みは考慮せず、応援馬券のみで。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
馬複 9=13,7,11,6 13=7,11 6通り
三連単 9→13,7,11→13,7,11,6,8 12通り
三連単 9→13,7,11→13,7,11 6通り
三連単 13,7,11→9=13,7,11,6 18通り
三連単 13,7→13,7,11→13,7,11,6 8通り
応援(単勝+複勝)8
(以下地方所属馬応援)
(単勝+複勝)3
(複勝のみ)1,5,4,12
以上JBC3レースの予想でした。
ついでに川崎最終12レースの重賞ローレル賞の予想は
◎(13)アップトゥユー(北海道)
○(1)ゴーフューチャー(船橋)
▲(9)ポジターノ(船橋)
△(4)スターインパルス(浦和)
馬複 13-1,9,4 で、あと佐賀から参戦の(10)オヒナサマに注目
馬券は、JRAを含む各種ネット投票で、中継はネット(keiba.go.jp)又はグリーンチャンネル、スカパーの南関東チャンネルで。南関東の方なら地上波のTVKテレビでもやるようです。筆者はグリーンチャンネルで応援します。
さて、当欄はばんえい中心のブログなので、レース回顧は基本的に行わない予定です。ただ、この6日(日)にはばんえい菊花賞(BG2)がありますので、そちらの方の予想を前日までにしますのでそこで簡単に馬券結果などに触れたいと思います。
2016年10月31日月曜日
【はむ!のばんえい重賞回顧】第37回北見記念(2016/10/30)
ばんえい重賞レース回顧
第37回 北見記念(BG2)-2016年10月30日-10R 200m直 晴 0.9%
1着△(6)フジダイビクトリー(松田道)2分24秒9
2着▲(3)ニュータカラコマ
3着 (4)オレノココロ
単勝 6 280円 馬単6-3 660円 三連単 6-3-4 2,630円
※結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印です。)
  ばんえいの古馬重賞第37回北見記念は、2番人気のフジダイビクトリーが障害を一番に抜け出し、他馬を引き離して圧勝。先月の岩見沢記念に続いて9度目の重賞制覇となった。
  馬場水分は0.9%と砂煙の上がるほど乾きかなり力のいる馬場。高重量戦らしく各馬何度も刻みながらのゆったりとしたペース。その中で前半積極的に先行したのはニュータカラコマ。その後1,2障害中間からフジダイビクトリー、内からホクショウユウキらが前を追う。第2障害手前まで70秒余りと、ゆったり進んだ割には時計は早め。各馬一斉に揃ったところで、先に障害を仕掛けたのはニュータカラコマ。しかし坂の中腹でストップ。続いてフジダイビクトリー。重い荷物で苦労しつつも腰を入れてしっかり引っ張りあげ、トップで駆け抜け。後続は各馬相当手間取り次のニュータカラコマがなんとか抜け出したころには、先頭のフジダイはすでに残り30m地点へ、そして止まることなくその差は開く一方でそのままゴールへ。終わってみれば圧勝だった。2着争いはニュータカラコマが一杯になり、そこに障害を膝を折りかけながら3番手で抜けたオレノココロとそれに続いたカイシンゲキ、ホクショウユウキが互いに詰まりながら追うが、なんとかニュータカラコマが逃げ切り2着。最後粘ったオレノココロが3着だった。1番人気になっていたコウシュハウンカイは障害何度も膝を折るなど苦しみ8着。連覇を目指したキタノタイショウも障害に手間取って7着に終わった。
次走へのひとことメモ
  フジダイビクトリー(1着):終わってみれば他馬を寄せ付けない圧勝。高重量で各馬障害苦しむ中、この馬のしっかりした踏み込みで障害を越えたあたりは力強さを感じた。馬場適性というより荷物適性ということだろう。今後は当然正月の帯広記念から大一番ばんえい記念に向けての臨戦プランということになるだろう。調整で他のレースも使ってくるかもしれないが、どんな時でも走れるのは強みだ。
  ニュータカラコマ(2着):馬体重も増え好調さが見えていた。それもあってか今回は序盤から積極的な先行策。しかし障害はひと腰目であまり上まで行けなかったのが手間取った原因だろう。それでも崩れることはなかった。この後も古馬重賞路線を行く。
  オレノココロ(3着):トップハンデや臨戦過程的に厳しいかと思われたが、持っている力を発揮しよく走れた。他馬が障害で苦しむ中、この馬自身も膝を折りかけながらもクリア。センスも身につけてきた感じだ。今後はまた怖い存在になるだろう。
  カイシンゲキ(4着):初めての高重量だったが、あまり苦にすることなくしっかり走り切れた。他馬との追い比べになったのも闘争心がわいて効果があったかもしれない。自己条件で走るより、上位と戦った方が力がつくという例だ。
  ホクショウユウキ(5着):ようやくしっかり前について走れるようになった。障害は得意な方なので、さらに積極的なレースが出来れば4,5歳時のあの強いホクショウユウキがよみがえるかもしれない。
  その他では、キサラキク(6着)は最後の直線で前を追うような見せ場まで作った。レースごとに力を付けてきているのが見える。当欄で推したキタノタイショウ(7着)はやはり障害の苦手意識が出てしまった感じで反応が鈍かった。コウシュハウンカイ(8着)は前半からこの馬らしさが見られなかった。大外枠が影響したか、ソラを使っているようにも見えた。この馬は端枠では成績が上がっておらず、数少ない弱点かもしれない。
はむ!の予想結果
  キタノタイショウを本命、コウシュハを押さえ・・とこの時点で見立てが全く違った。これでは箸にも棒にもかからない。今回はワイドも厳しかった。ホクショウユウキやキサラキクが見せ場を作ってこれは!と思わせたがそうはうまくいかないものだ。ま、今回の組み合わせで三連単2千円台しか付かないのならしょうがない。重賞は3週続くので引きずらず次に挑戦だ。
  今回収支 -5,300 (配当)0 (投入)5,300
  (今年度累計)-25,680
今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
・はむ!のばんえい競馬ファイル(2016データ・馬券成績表)
次回重賞は来週11月6日(日)、3歳三冠第2弾のばんえい菊花賞(BG2)です。当欄ではいつものように前日までに見解を書きたいと思います。
またその前に3日(木・祝)は地方競馬の祭典JBC。こちらの方の予想も例年どおりやりたいと思います。こちらは当日に見解を書きたいと思います。
第37回 北見記念(BG2)-2016年10月30日-10R 200m直 晴 0.9%
1着△(6)フジダイビクトリー(松田道)2分24秒9
2着▲(3)ニュータカラコマ
3着 (4)オレノココロ
単勝 6 280円 馬単6-3 660円 三連単 6-3-4 2,630円
※結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印です。)
  ばんえいの古馬重賞第37回北見記念は、2番人気のフジダイビクトリーが障害を一番に抜け出し、他馬を引き離して圧勝。先月の岩見沢記念に続いて9度目の重賞制覇となった。
  馬場水分は0.9%と砂煙の上がるほど乾きかなり力のいる馬場。高重量戦らしく各馬何度も刻みながらのゆったりとしたペース。その中で前半積極的に先行したのはニュータカラコマ。その後1,2障害中間からフジダイビクトリー、内からホクショウユウキらが前を追う。第2障害手前まで70秒余りと、ゆったり進んだ割には時計は早め。各馬一斉に揃ったところで、先に障害を仕掛けたのはニュータカラコマ。しかし坂の中腹でストップ。続いてフジダイビクトリー。重い荷物で苦労しつつも腰を入れてしっかり引っ張りあげ、トップで駆け抜け。後続は各馬相当手間取り次のニュータカラコマがなんとか抜け出したころには、先頭のフジダイはすでに残り30m地点へ、そして止まることなくその差は開く一方でそのままゴールへ。終わってみれば圧勝だった。2着争いはニュータカラコマが一杯になり、そこに障害を膝を折りかけながら3番手で抜けたオレノココロとそれに続いたカイシンゲキ、ホクショウユウキが互いに詰まりながら追うが、なんとかニュータカラコマが逃げ切り2着。最後粘ったオレノココロが3着だった。1番人気になっていたコウシュハウンカイは障害何度も膝を折るなど苦しみ8着。連覇を目指したキタノタイショウも障害に手間取って7着に終わった。
次走へのひとことメモ
  フジダイビクトリー(1着):終わってみれば他馬を寄せ付けない圧勝。高重量で各馬障害苦しむ中、この馬のしっかりした踏み込みで障害を越えたあたりは力強さを感じた。馬場適性というより荷物適性ということだろう。今後は当然正月の帯広記念から大一番ばんえい記念に向けての臨戦プランということになるだろう。調整で他のレースも使ってくるかもしれないが、どんな時でも走れるのは強みだ。
  ニュータカラコマ(2着):馬体重も増え好調さが見えていた。それもあってか今回は序盤から積極的な先行策。しかし障害はひと腰目であまり上まで行けなかったのが手間取った原因だろう。それでも崩れることはなかった。この後も古馬重賞路線を行く。
  オレノココロ(3着):トップハンデや臨戦過程的に厳しいかと思われたが、持っている力を発揮しよく走れた。他馬が障害で苦しむ中、この馬自身も膝を折りかけながらもクリア。センスも身につけてきた感じだ。今後はまた怖い存在になるだろう。
  カイシンゲキ(4着):初めての高重量だったが、あまり苦にすることなくしっかり走り切れた。他馬との追い比べになったのも闘争心がわいて効果があったかもしれない。自己条件で走るより、上位と戦った方が力がつくという例だ。
  ホクショウユウキ(5着):ようやくしっかり前について走れるようになった。障害は得意な方なので、さらに積極的なレースが出来れば4,5歳時のあの強いホクショウユウキがよみがえるかもしれない。
  その他では、キサラキク(6着)は最後の直線で前を追うような見せ場まで作った。レースごとに力を付けてきているのが見える。当欄で推したキタノタイショウ(7着)はやはり障害の苦手意識が出てしまった感じで反応が鈍かった。コウシュハウンカイ(8着)は前半からこの馬らしさが見られなかった。大外枠が影響したか、ソラを使っているようにも見えた。この馬は端枠では成績が上がっておらず、数少ない弱点かもしれない。
はむ!の予想結果
  キタノタイショウを本命、コウシュハを押さえ・・とこの時点で見立てが全く違った。これでは箸にも棒にもかからない。今回はワイドも厳しかった。ホクショウユウキやキサラキクが見せ場を作ってこれは!と思わせたがそうはうまくいかないものだ。ま、今回の組み合わせで三連単2千円台しか付かないのならしょうがない。重賞は3週続くので引きずらず次に挑戦だ。
  今回収支 -5,300 (配当)0 (投入)5,300
  (今年度累計)-25,680
今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
・はむ!のばんえい競馬ファイル(2016データ・馬券成績表)
次回重賞は来週11月6日(日)、3歳三冠第2弾のばんえい菊花賞(BG2)です。当欄ではいつものように前日までに見解を書きたいと思います。
またその前に3日(木・祝)は地方競馬の祭典JBC。こちらの方の予想も例年どおりやりたいと思います。こちらは当日に見解を書きたいと思います。
2016年10月29日土曜日
【はむ!のばんえい競馬重賞予想2016】第37回北見記念(10/30)
はむ!のばんえいコラム
秋になってもつい最近まで暑い暑いと言っていたのが、近頃めっきり冷え込んできて北国では冬支度も始まっています。一方、競馬ファンにとっては最も盛り上がる時期、JRAでは先日菊花賞があって、そして今週は天皇賞(秋)、その後もGIの大きなレースが続き盛り上がります。そして地方競馬では11月3日(木・祝)に中央と地方のダート王者たちが集まり1日3つのJpnIレースが行われるJBCが行われます。今年の舞台は川崎。ばんえいに軸足を置いている当欄でも例年このレースについて予想し、馬券も買っています。地方競馬のお祭りですからね。今年も当日朝までには予想を載せたいと思います。
とりあえず、今週はばんえいの方も重賞・北見記念がありますので、まずはこちらから注目していきましょう。
はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。
【はむ!の見解】(個人的見解です。)
ばんえい4大記念大会の第3弾、北見記念。冬シーズンの当初に行われ、荷物の基礎重量が850kgになる高重量の古馬オープン戦の一つ。過去10年では1番人気が(2,2,3,3)と心許なく、6番人気、7番人気がそれぞれ2勝するなど、他の古馬重賞に比べても荒れる傾向にある。ギンガリュウセイが3連覇するなどこのレースだけ強い馬というのが存在する。牝馬は北見での開催時代に優勝馬の名前が並ぶが、帯広開催となってからは勝ち星はない。2分台後半の力勝負となり、やはり荷物適性や障害力などで条件に適した馬が勝利に近い位置にあるようだ。
さて今回はどうなるか。最近のトレンドである強い6歳対8歳世代の対決となるか。それとも伏兵の登場はあるか。このレースのディフェンディングチャンピオン10歳馬キタノタイショウなど他の世代も黙ってはいない。
各馬寸評:
1 ホクショウユウキ:長いスランプが続き今年度は未勝利。しかし休養で一息入れて、また平田厩舎への転厩で心機一転。ここ2走ほどは上昇の気配が見えている。先行が必須。
2 カイシンゲキ:5歳ながら岩見沢記念で3着に入り力のあるところ見せた。負担重量も850kgを越えるとこの馬にとって経験したことがなく見極め必要。障害は落ち着いて挑みたい。
3 ニュータカラコマ:8歳世代の一員。今年の北斗賞勝ちやグランプリ2着を経て、一旦立て直し。元の主戦の藤野騎手に戻り、この馬の最大のパフォーマンスを見せられるか。
4 オレノココロ:6歳でメンバー中重賞勝ち頭。今年はグランプリも勝ち、力は最上位だが、今回は臨戦過程とハンデが気になるところ。ただ前走7着と言っても差はなかった。
5 キタノタイショウ:昨年の優勝馬。しかしそれ以前はすべて着外。障害が実に苦手で厳しいが最近のレースではやや修正してきている。高重量戦ならじっくり溜めていける分チャンスも。
6 フジダイビクトリー:岩見沢記念では他馬を引きつけて逃げ切るというレース運びで久々に重賞制覇。高重量は得意とするところ。北見記念は過去あまり成績は良くないがどうか。
7 キサラキク:4年ぶりの牝馬の出走。2走前の軽量戦で激走し、スピードという新たな一面を見せた。序盤戦離れずについていって切れ味勝負になれば善戦も。
8 オイドン取消:このレースは過去2回出走して9着、10着と大敗。高重量はやはりこの馬には向いていないようだ。展開と軽馬場の助けが必要。体調そのものは悪くなさそうだが。
9 コウシュハウンカイ:安定度は極めて高く、近走も好調を保ちながらほとんど休まずオープン特別などで勝ち星を稼いでいる。今回は過去の成績が良くない端枠に入った。
まとめ:
高重量戦となって有力馬勢にも死角がみられ、今年も荒れる要素をはらんでいる。どこからでも狙えそう。そこで、有力馬勢をおさえにまわし、思い切ってキタノタイショウの大復活劇に期待したい。障害など課題が多くここを頭にするのは勇気がいるが、障害さえ越えられれば高重量でもしっかり走れるし、10歳馬だが衰えそのものは見られない。有力馬との組み合わせで狙ってみたいところ。2番手にはやはり安定性でコウシュハウンカイ。今回大外に入ったのが気になるところだが、内詰めコースで左側が開くので問題なさそう。勝ちきれないところはあるがそれでも大崩れすることは考えづらい。軸に。ニュータカラコマも目立たないが常に上位に食い込んでいる馬だ。詰めの甘いところがあるが崩れはない。高重量はやや不安か。実力馬フジダイビクトリーも外すわけにはいかない。特に高重量になればこの馬の本領は発揮される。ただ各馬との追い比べとなったときにどうか。
あとは、穴狙いでホクショウユウキがそろそろ上がってこないか。最近はジリ脚でついて行けない感じが続いたが、元々力を持っている馬。変わり身への期待はある。グランプリ馬オレノココロも大きいレースで力を発揮する馬で侮れないが、今回はマイナス点も多く狙いは次にまわしたい。他の馬もそれぞれに気になるが、馬券的には上記の馬を中心に絞って狙いたい。
はむ!の馬券狙いどころ:
馬券を買っても外れることが多くいつも後悔することが多いのだが、同じ後悔するにしても、絞って買って手を伸ばしきれなくて後悔するか、それとも点数を買いすぎて後悔するか。(それでも、買わなくて後悔というのはない。)どうせ後悔するならあとは外れたときどこまであきらめが付くかということだろう。今回、実力馬は揃うが、これまで4年連続3連単万馬券など荒れるレースということを考えれば、ここもやはり穴狙いで行きたいというのが心情。それなら後で割り切れる買い方をしたい。今回は本命をキタノタイショウにしたが、それの頭からというより、コウシュハの2,3着付けを中心に買っていきたい。あと好調ワイドの方でキタノタイショウ、ホクショウユウキから。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
三連単
5,3,6→9→5,3,6,1,4 合計12通り 各100円
3,6→9→5,3,6,1 合計6通り 各100円
5,3,6→5,3,6→9 合計6通り 各100円
5→3,6,1→3,6,1,4 合計9通り 各100円
9→5,3,6→5,3,6,1 合計9通り 各100円
応援馬券(単勝+複勝) 7 各200円
(はむ!のワイドで勝負!) ワイド 1=5,9,3,6 5=9,3,6 合計7点 100円
合計5,300円で勝負!
今回の結果と回顧は、終了後数日以内にアップします。
秋になってもつい最近まで暑い暑いと言っていたのが、近頃めっきり冷え込んできて北国では冬支度も始まっています。一方、競馬ファンにとっては最も盛り上がる時期、JRAでは先日菊花賞があって、そして今週は天皇賞(秋)、その後もGIの大きなレースが続き盛り上がります。そして地方競馬では11月3日(木・祝)に中央と地方のダート王者たちが集まり1日3つのJpnIレースが行われるJBCが行われます。今年の舞台は川崎。ばんえいに軸足を置いている当欄でも例年このレースについて予想し、馬券も買っています。地方競馬のお祭りですからね。今年も当日朝までには予想を載せたいと思います。
とりあえず、今週はばんえいの方も重賞・北見記念がありますので、まずはこちらから注目していきましょう。
はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第37回北見記念(BG2) (2016年10月30日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 3歳以上オープン別定) | |||||||
はむ 予想 |
馬 番 |
馬 名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 備 考 |
注 | 1 | ホクショウユウキ | 牡7 | 850 | 西謙一 | 平田義 | 鹿毛 先 |
  | 2 | カイシンゲキ | 牡5 | 850 | 浅田達 | 槻舘重 | 鹿毛 先 |
▲ | 3 | ニュータカラコマ | 牡8 | 860 | 藤野俊 | 村上慎 | 鹿毛 差 |
4 | オレノココロ | 牡6 | 870 | 鈴木恵 | 槻舘重 | 青毛 先 | |
◎ | 5 | キタノタイショウ | 牡10 | 850 | 大河和 | 服部義 | 栗毛 追 |
△ | 6 | フジダイビクトリー | 牡8 | 860 | 松田道 | 金山明 | 栗毛 逃 |
  | 7 | キサラキク | 牝5 | 830 | 阿部武 | 金田勇 | 芦毛 差 |
取消 | 8 | オイドン | 牡8 | 850 | 工藤篤 | 鈴木邦 | 栗毛 追 |
○ | 9 | コウシュハウンカイ | 牡6 | 870 | 藤本匠 | 松井浩 | 栗毛 先 |
【はむ!の見解】(個人的見解です。)
ばんえい4大記念大会の第3弾、北見記念。冬シーズンの当初に行われ、荷物の基礎重量が850kgになる高重量の古馬オープン戦の一つ。過去10年では1番人気が(2,2,3,3)と心許なく、6番人気、7番人気がそれぞれ2勝するなど、他の古馬重賞に比べても荒れる傾向にある。ギンガリュウセイが3連覇するなどこのレースだけ強い馬というのが存在する。牝馬は北見での開催時代に優勝馬の名前が並ぶが、帯広開催となってからは勝ち星はない。2分台後半の力勝負となり、やはり荷物適性や障害力などで条件に適した馬が勝利に近い位置にあるようだ。
さて今回はどうなるか。最近のトレンドである強い6歳対8歳世代の対決となるか。それとも伏兵の登場はあるか。このレースのディフェンディングチャンピオン10歳馬キタノタイショウなど他の世代も黙ってはいない。
各馬寸評:
1 ホクショウユウキ:長いスランプが続き今年度は未勝利。しかし休養で一息入れて、また平田厩舎への転厩で心機一転。ここ2走ほどは上昇の気配が見えている。先行が必須。
2 カイシンゲキ:5歳ながら岩見沢記念で3着に入り力のあるところ見せた。負担重量も850kgを越えるとこの馬にとって経験したことがなく見極め必要。障害は落ち着いて挑みたい。
3 ニュータカラコマ:8歳世代の一員。今年の北斗賞勝ちやグランプリ2着を経て、一旦立て直し。元の主戦の藤野騎手に戻り、この馬の最大のパフォーマンスを見せられるか。
4 オレノココロ:6歳でメンバー中重賞勝ち頭。今年はグランプリも勝ち、力は最上位だが、今回は臨戦過程とハンデが気になるところ。ただ前走7着と言っても差はなかった。
5 キタノタイショウ:昨年の優勝馬。しかしそれ以前はすべて着外。障害が実に苦手で厳しいが最近のレースではやや修正してきている。高重量戦ならじっくり溜めていける分チャンスも。
6 フジダイビクトリー:岩見沢記念では他馬を引きつけて逃げ切るというレース運びで久々に重賞制覇。高重量は得意とするところ。北見記念は過去あまり成績は良くないがどうか。
7 キサラキク:4年ぶりの牝馬の出走。2走前の軽量戦で激走し、スピードという新たな一面を見せた。序盤戦離れずについていって切れ味勝負になれば善戦も。
8 オイドン取消:このレースは過去2回出走して9着、10着と大敗。高重量はやはりこの馬には向いていないようだ。展開と軽馬場の助けが必要。体調そのものは悪くなさそうだが。
9 コウシュハウンカイ:安定度は極めて高く、近走も好調を保ちながらほとんど休まずオープン特別などで勝ち星を稼いでいる。今回は過去の成績が良くない端枠に入った。
まとめ:
高重量戦となって有力馬勢にも死角がみられ、今年も荒れる要素をはらんでいる。どこからでも狙えそう。そこで、有力馬勢をおさえにまわし、思い切ってキタノタイショウの大復活劇に期待したい。障害など課題が多くここを頭にするのは勇気がいるが、障害さえ越えられれば高重量でもしっかり走れるし、10歳馬だが衰えそのものは見られない。有力馬との組み合わせで狙ってみたいところ。2番手にはやはり安定性でコウシュハウンカイ。今回大外に入ったのが気になるところだが、内詰めコースで左側が開くので問題なさそう。勝ちきれないところはあるがそれでも大崩れすることは考えづらい。軸に。ニュータカラコマも目立たないが常に上位に食い込んでいる馬だ。詰めの甘いところがあるが崩れはない。高重量はやや不安か。実力馬フジダイビクトリーも外すわけにはいかない。特に高重量になればこの馬の本領は発揮される。ただ各馬との追い比べとなったときにどうか。
あとは、穴狙いでホクショウユウキがそろそろ上がってこないか。最近はジリ脚でついて行けない感じが続いたが、元々力を持っている馬。変わり身への期待はある。グランプリ馬オレノココロも大きいレースで力を発揮する馬で侮れないが、今回はマイナス点も多く狙いは次にまわしたい。他の馬もそれぞれに気になるが、馬券的には上記の馬を中心に絞って狙いたい。
はむ!の馬券狙いどころ:
馬券を買っても外れることが多くいつも後悔することが多いのだが、同じ後悔するにしても、絞って買って手を伸ばしきれなくて後悔するか、それとも点数を買いすぎて後悔するか。(それでも、買わなくて後悔というのはない。)どうせ後悔するならあとは外れたときどこまであきらめが付くかということだろう。今回、実力馬は揃うが、これまで4年連続3連単万馬券など荒れるレースということを考えれば、ここもやはり穴狙いで行きたいというのが心情。それなら後で割り切れる買い方をしたい。今回は本命をキタノタイショウにしたが、それの頭からというより、コウシュハの2,3着付けを中心に買っていきたい。あと好調ワイドの方でキタノタイショウ、ホクショウユウキから。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
三連単
5,3,6→9→5,3,6,1,4 合計12通り 各100円
3,6→9→5,3,6,1 合計6通り 各100円
5,3,6→5,3,6→9 合計6通り 各100円
5→3,6,1→3,6,1,4 合計9通り 各100円
9→5,3,6→5,3,6,1 合計9通り 各100円
応援馬券(単勝+複勝) 7 各200円
(はむ!のワイドで勝負!) ワイド 1=5,9,3,6 5=9,3,6 合計7点 100円
合計5,300円で勝負!
今回の結果と回顧は、終了後数日以内にアップします。
2016年10月19日水曜日
【はむ!のばんえい重賞回顧】第39回ナナカマド賞(2016/9/19)
ばんえい重賞レース回顧
第39回 ナナカマド賞(BG3)-2016年10月16日-10R 200m直 晴 1.0%
1着 (10)ゴールデンフウジン(西将太)1分24秒0
2着○(6)ジェイワン
3着△(1)メジロゴーリキ
単勝 10 3,160円 馬単 10-6 18,790円 三連単 10-6-1 74,110円
※結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印です。)
  ばんえい2歳馬重賞第1弾のナナカマド賞は6番人気の伏兵ゴールデンフウジンが大外から障害をしっかり越えて駆け抜けて快勝。2歳馬重賞の最初の勝ち名乗りを上げた。西将太騎手は今年度重賞2勝目となった。ここまで7戦無敗で断然1番人気だったホクショウムゲンは障害で苦労し8着に終わった。
  、現地は晴れで気温も上がり馬場水分は1.0%と乾燥気味であったが、レース前に散水されたこともありこの日の各レースは時計の出る軽馬場であった。レースは序盤から各馬勢いよく飛び出しかなりのハイペース。その中でも内枠のメジロゴーリキ、ホクショウムゲンを中心に有力どころがハナを奪いに行くが各馬ほとんど差がないまま第2障害手前まで30秒台で到着。そして5,6頭がほぼ一斉に第2障害に挑戦。ホクショウムゲンは坂の中腹でストップ。最も早く越えたのが大外10番のゴールデンフウジン、そして最内1番のメジロゴーリキ、一歩遅れてジェイワン、ミノルシャープと続き後は大きく遅れた。先に抜けたゴールデンフウジンは勢いに乗ってキャンターで駆け抜け、2番手はジェイワンがメジロゴーリキをかわして前を追う。しかし前との差は詰まらず残り20mあたりからは逆に差が開いてゴールデンフウジンがゴール板を駆け抜けた。ジェイワンの方は最後息が上がりゴール前で詰まったがそれでもリードを保って2着に入線。続いてメジロゴーリキが一杯になりながら、後方から追い込んできたシンエイボブをかわし3着に粘り込んだ。結果的には1着と3着が父ニシキダイジン、2着が父カネサブラック、4着が父ナリタボブサップと種牡馬の世代交代も感じられた一戦だった。
次走へのひとことメモ
  ゴールデンフウジン(1着):元々力は持っていたもののこれまで時々障害で苦しんでおり人気を下げていた。しかし今回はしっかり立て直し、障害も出走馬中最もスムーズに越え、あとは持ち前のスピードで走りきった。大外もこの馬にはかえって良かったかもしれない。この後は北央産駒特別を使ってヤングチャンピオンシップを目指すが、今回の賞金加算によるハンデもにらみながらということになるだろう。
  ジェイワン(2着):全体の速いペースに戸惑いながらも障害もひと腰で越えしっかり自分の走りはできていた。最後詰まったが、このあたりは今後さらに鍛えられていくだろう。次回は北見産駒特別でヤングCSの出走権を確実に取りに行きたい。
  メジロゴーリキ(3着):前半から思い切って前に行けたことが隣のゴールドインパクトのミスを誘ったのかもしれない。先行力で勝負できる馬で、ペースを作れる点で今後も他馬からの脅威になるだろう。次走はライバルの多い十勝産駒特別でしのぎを削る。
  シンエイボブ(4着):前半から遅れを取っていたが最後で切れ味を見せて牝馬最先着。始めから無理に前を追わず、自分のレースに徹していた。やや苦手だった障害をクリアすることを重点に置いていたように見える。十勝産駒。
  ミノルシャープ(5着):こちらは積極的に前に行くレースを見せ、最後はいっぱいになったもののなんとか掲示板内に粘った。馬体重も増え、力を付けてきた。十勝産駒。
  その他では、ヤマトダイジン(6着)はさすがに力の差があったが自分の走りができていた。そして、1番人気のホクショウムゲン(8着)は障害で早々とストップ、前走が除外で体調面が良くなかったか。今後の経過を注視する必要。3番人気のゴールドインパクト(9着)もこれまでになく障害で崩れてしまった。こちらはやや焦りがあったか。
はむ!の予想結果
  ムゲンから入ってるので、今回はしょうがない。競馬、特にばんえいにはよくあること。ただゴールデンフウジンは前哨戦の青雲賞の時には買っていただけにもう少し狙えなかったかという反省はある。一方、ワイドの方が1,10を軸にしたので3本とも当たるという珍しいことが起きた。さすがに全体の負け分を取り戻すまでにはいかなかったが、なにより狙ったのが入ったということが良かった。
  今回収支 -1,670 (配当)3,630 (投入)5,300
  (今年度累計)-27,550
今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
・はむ!のばんえい競馬ファイル(2016データ・馬券成績表)
次回重賞は3週間あきます。10月30日(日)、古馬重賞の北見記念(BG2)です。当欄ではいつものように前日までに見解を書きたいと思います。
第39回 ナナカマド賞(BG3)-2016年10月16日-10R 200m直 晴 1.0%
1着 (10)ゴールデンフウジン(西将太)1分24秒0
2着○(6)ジェイワン
3着△(1)メジロゴーリキ
単勝 10 3,160円 馬単 10-6 18,790円 三連単 10-6-1 74,110円
※結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印です。)
  ばんえい2歳馬重賞第1弾のナナカマド賞は6番人気の伏兵ゴールデンフウジンが大外から障害をしっかり越えて駆け抜けて快勝。2歳馬重賞の最初の勝ち名乗りを上げた。西将太騎手は今年度重賞2勝目となった。ここまで7戦無敗で断然1番人気だったホクショウムゲンは障害で苦労し8着に終わった。
  、現地は晴れで気温も上がり馬場水分は1.0%と乾燥気味であったが、レース前に散水されたこともありこの日の各レースは時計の出る軽馬場であった。レースは序盤から各馬勢いよく飛び出しかなりのハイペース。その中でも内枠のメジロゴーリキ、ホクショウムゲンを中心に有力どころがハナを奪いに行くが各馬ほとんど差がないまま第2障害手前まで30秒台で到着。そして5,6頭がほぼ一斉に第2障害に挑戦。ホクショウムゲンは坂の中腹でストップ。最も早く越えたのが大外10番のゴールデンフウジン、そして最内1番のメジロゴーリキ、一歩遅れてジェイワン、ミノルシャープと続き後は大きく遅れた。先に抜けたゴールデンフウジンは勢いに乗ってキャンターで駆け抜け、2番手はジェイワンがメジロゴーリキをかわして前を追う。しかし前との差は詰まらず残り20mあたりからは逆に差が開いてゴールデンフウジンがゴール板を駆け抜けた。ジェイワンの方は最後息が上がりゴール前で詰まったがそれでもリードを保って2着に入線。続いてメジロゴーリキが一杯になりながら、後方から追い込んできたシンエイボブをかわし3着に粘り込んだ。結果的には1着と3着が父ニシキダイジン、2着が父カネサブラック、4着が父ナリタボブサップと種牡馬の世代交代も感じられた一戦だった。
次走へのひとことメモ
  ゴールデンフウジン(1着):元々力は持っていたもののこれまで時々障害で苦しんでおり人気を下げていた。しかし今回はしっかり立て直し、障害も出走馬中最もスムーズに越え、あとは持ち前のスピードで走りきった。大外もこの馬にはかえって良かったかもしれない。この後は北央産駒特別を使ってヤングチャンピオンシップを目指すが、今回の賞金加算によるハンデもにらみながらということになるだろう。
  ジェイワン(2着):全体の速いペースに戸惑いながらも障害もひと腰で越えしっかり自分の走りはできていた。最後詰まったが、このあたりは今後さらに鍛えられていくだろう。次回は北見産駒特別でヤングCSの出走権を確実に取りに行きたい。
  メジロゴーリキ(3着):前半から思い切って前に行けたことが隣のゴールドインパクトのミスを誘ったのかもしれない。先行力で勝負できる馬で、ペースを作れる点で今後も他馬からの脅威になるだろう。次走はライバルの多い十勝産駒特別でしのぎを削る。
  シンエイボブ(4着):前半から遅れを取っていたが最後で切れ味を見せて牝馬最先着。始めから無理に前を追わず、自分のレースに徹していた。やや苦手だった障害をクリアすることを重点に置いていたように見える。十勝産駒。
  ミノルシャープ(5着):こちらは積極的に前に行くレースを見せ、最後はいっぱいになったもののなんとか掲示板内に粘った。馬体重も増え、力を付けてきた。十勝産駒。
  その他では、ヤマトダイジン(6着)はさすがに力の差があったが自分の走りができていた。そして、1番人気のホクショウムゲン(8着)は障害で早々とストップ、前走が除外で体調面が良くなかったか。今後の経過を注視する必要。3番人気のゴールドインパクト(9着)もこれまでになく障害で崩れてしまった。こちらはやや焦りがあったか。
はむ!の予想結果
  ムゲンから入ってるので、今回はしょうがない。競馬、特にばんえいにはよくあること。ただゴールデンフウジンは前哨戦の青雲賞の時には買っていただけにもう少し狙えなかったかという反省はある。一方、ワイドの方が1,10を軸にしたので3本とも当たるという珍しいことが起きた。さすがに全体の負け分を取り戻すまでにはいかなかったが、なにより狙ったのが入ったということが良かった。
  今回収支 -1,670 (配当)3,630 (投入)5,300
  (今年度累計)-27,550
今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
・はむ!のばんえい競馬ファイル(2016データ・馬券成績表)
次回重賞は3週間あきます。10月30日(日)、古馬重賞の北見記念(BG2)です。当欄ではいつものように前日までに見解を書きたいと思います。
2016年10月15日土曜日
【はむ!のばんえい競馬重賞予想2016】第39回ナナカマド賞(10/16)
はむ!のばんえいコラム
前回この欄で凱旋門賞の話をしましたが、結果はともかく(日本期待のマカヒキはやや残念な成績でした)、初めて発売された海外馬券の売り上げがなんと41億円!この金額がどれくらいすごいかというと、同じ週に行われたJRAのG2オールカマーが全体で42億円で、深夜のネット投票だけでこの売上というのは相当注目度が高かったということでしょう。次は豪メルボルンカップ、米ブリーダーズカップが発売予定です。それにしてもネット投票(最近までIPATと呼んでいたが、トータルで「ネット投票」と呼ぶことにしたよう。)は今や当たり前になってきています。そしてJRAのネット投票で地方競馬の一部が買えるのも嬉しいところです。
しかしながら、この欄でも何度か触れてきましたが、JRAネット投票はばんえいのレースは扱っていません。一時期話も出ていましたが最近は動きがないようです。おそらく地方競馬は楽天競馬やオッズパークなどで買え、特に楽天はかなり熱心にばんえいの支援をしていることなどから、JRAネット投票の参入は困難になっているのだと想像します。ただ、JRAのレースがない月曜日の売上が伸びていることを見れば、パイの食い合いになることは考えづらく、むしろ裾野が広がって、楽天やオッズパークもかえって売上が伸びるのではないかと思います。JRAには海外馬券だけでなく地方競馬全体への拡大を望む限りです。
さて、3週間ぶりのばんえい重賞は今シーズン初の2歳重賞ナナカマド賞です。
はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。
【はむ!の見解】(個人的見解です。)
みどころ:
ばんえい2歳馬のシーズン最初の重賞・ナナカマド賞。ばんえいの場合、この時期の2歳馬はまだ成長途上であり、時には心許ない走りの馬もいる。2012年のダイコクパワーは当時力がありながら隣のコースに入ってしまい降着。その時に棚ぼたで勝ったショウチシマシタが後にイレネー記念で勝ち真の実力を見せたというようなこともあった。しかし過去10年をみると1番人気が(4,2,2,2)と比較的安定した成績をあげるなど堅く収まる傾向にあり、早くから活躍し完成度の高い馬が有利な状況だ。牝馬は出走 は するものの優勝からは20年近く遠ざかっており、3着内も数少なく、かなり厳しいデータとなっている。
今年は、なんといってもデビューから無敗でここまできたホクショウムゲンが2年前のセンゴクエースの再現なるかというところ。しかしその他の各馬もスピードに乗った走りを見せており、今年は層の厚さをうかがわせる。将来のスターを発掘できるか。
今回は2歳馬が重賞初見参なので2行寸評します。
各馬寸評:
1 メジロゴーリキ:デビューは遅れたがここに来て急成長の上がり馬。馬体も充実している。出足が鋭く先行力が持ち味。障害も安定している。力の差はないことも前走で証明した。
2 ホクショウムゲン:デビュー以降7戦無敗でいずれも圧勝。能検も1番時計で今のところ敵なし。障害は勢いで抜けている状況でその巧拙はまだ不明だが苦手ではなさそう。
3 ミノルシャープ:デビュー時は非力さが目立った馬であったが、ここにきて馬体も成長して走りもしっかりしてきた。なんとかついて行ければ持ち前の切れ味を生かせる。
4 ゴールドインパクト:常に成績上位で走りに安定感。馬格があり重賞向けのタイプ。接戦になるといま一歩勝ちきれない部分がある。デビューから乗っている渡来Jの初重賞なるか。
5 シンエイボブ:前走A2クラスで勝って出走権。デビュー時は障害にかなり苦しんだが、だんだん力を付けてきた。スピードは非凡なものを持つ。軽馬場で混戦に持ち込みたい。
6 ジェイワン:カネサブラックの産駒。能検は4番目の時計。デビュー以降は10戦ですべて3着以内に入り青雲賞でも勝っている。障害は崩れてはいないが戸惑いを見せることがある。
7 コウシュハサマー:いちい賞では人気薄ながら大外から切れ味を見せて快勝。ウンカイ産駒らしく、牝馬ながら馬格もあって走りもしっかりしている。斤量増は歓迎か。
8 ヤマトダイジン:前走A3クラスを勝利してここに駒を進めてきた。出足が鈍いタイプではあるが、粘り腰が身上。メンバー中では小柄で荷物が増えるとどうか。
9 ホクショウゼウス:ナリタボブサップ産駒。ここ2戦の大敗が気になる。スピード自体はあるので障害を上手く越えられるかがカギ。重量を背負えばレースが落ち着きチャンスも。
10 ゴールデンフウジン:常に上位争いしておりジェイワンらを押さえ込んで勝利したこともある。青雲賞は3着。やや走りが不安定で前走では障害で崩れたが力のない馬ではない。
まとめ:
なんといっても7連勝中のホクショウムゲンをどう見るかがこのレースのポイント。どうしても2年前のセンゴクエースとの比較ということになるが、タイム的にもほとんど同じで臨戦過程も似通っている。2年前と違うのはセンゴクがほとんど敵無しだったのに比して、今回のホクショウムゲンの場合はライバルたちもかなりの力を持っているというところか。
当欄では、やはりホクショウムゲンを軸にしたい。今までのところ障害など走りの安定度ではセンゴクよりも上のように感じる。10kgのハンデを背負うが問題ないだろう。相手だが、まず逆転の目がある馬を探してみた。その筆頭はやはりジェイワン。現在賞金ランクではこちらの方が上位。前哨戦の青雲賞での勝利(ホクショウムゲンは不出走)は強さを見せた。ただやや障害などが不安定に見えるのが気がかり。まだ崩れるところまでいっていないので勢いがつけば好勝負できそう。3番手にはこれも手堅くゴールドインパクトの安定感。渡来騎手が重賞初勝利に挑戦する。
あとは力を付けてきたメジロゴーリキの先行逃げ粘り、障害を上手くクリアした時のゴールデンフウジン、牝馬のコウシュハサマーあたりに注目。
はむ!の馬券狙いどころ:詳細は上表
こういうふうに全部の馬をチェックしながら予想するとどの馬も良さそうに見えて、どれも切れずに幅広に買ってしまい取りガミ、あるいは無理矢理切ってしまったのが来るという悪循環。これほど馬券が儲からないと、ブログも単なるオヤジのつぶやきに過ぎなくなってしまう。なんとか当てなければ・・・。今回はホクショウムゲンを全面的に信頼。2着以下はヒモ荒れありと見ているが・・・。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
馬複 2=6 1,000円 2=4,1 各500円 2=7,10 各300円
三連単(フォーメーション)2→6→4,1,10,7 合計4通り 各200円
三連単(追加)2→6→4,1 合計2通り 200円
三連単(追加)2→4,1→6,4,1,7,10 合計8通り 100円
(はむ!のワイドで勝負!)
ワイド 1=2,6,4,10 10=2,6,4 合計7点 100円
合計5,300円で勝負!
今回の結果と回顧は、近日アップします。
前回この欄で凱旋門賞の話をしましたが、結果はともかく(日本期待のマカヒキはやや残念な成績でした)、初めて発売された海外馬券の売り上げがなんと41億円!この金額がどれくらいすごいかというと、同じ週に行われたJRAのG2オールカマーが全体で42億円で、深夜のネット投票だけでこの売上というのは相当注目度が高かったということでしょう。次は豪メルボルンカップ、米ブリーダーズカップが発売予定です。それにしてもネット投票(最近までIPATと呼んでいたが、トータルで「ネット投票」と呼ぶことにしたよう。)は今や当たり前になってきています。そしてJRAのネット投票で地方競馬の一部が買えるのも嬉しいところです。
しかしながら、この欄でも何度か触れてきましたが、JRAネット投票はばんえいのレースは扱っていません。一時期話も出ていましたが最近は動きがないようです。おそらく地方競馬は楽天競馬やオッズパークなどで買え、特に楽天はかなり熱心にばんえいの支援をしていることなどから、JRAネット投票の参入は困難になっているのだと想像します。ただ、JRAのレースがない月曜日の売上が伸びていることを見れば、パイの食い合いになることは考えづらく、むしろ裾野が広がって、楽天やオッズパークもかえって売上が伸びるのではないかと思います。JRAには海外馬券だけでなく地方競馬全体への拡大を望む限りです。
さて、3週間ぶりのばんえい重賞は今シーズン初の2歳重賞ナナカマド賞です。
はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第39回ナナカマド賞(BG3) (2016年10月16日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 2歳オープン別定) | |||||||
はむ 予想 |
馬 番 |
馬 名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 備 考 (展開目安) |
△ | 1 | メジロゴーリキ | 牡2 | 570 | 安部憲 | 岡田定 | 鹿毛 逃 父ニシキダイジン |
◎ | 2 | ホクショウムゲン | 牡2 | 580 | 鈴木恵 | 服部義 | 鹿毛 逃 父マックスセンプー |
3 | ミノルシャープ | 牡2 | 570 | 阿部武 | 大友人 | 鹿毛 差 父キングシャープ | |
▲ | 4 | ゴールドインパクト | 牡2 | 570 | 渡来心 | 久田守 | 栗毛 先 父ヒカルイットウセイ |
5 | シンエイボブ | 牝2 | 550 | 菊池一 | 久田守 | 鹿毛 差 父ナリタボブサップ | |
○ | 6 | ジェイワン | 牡2 | 580 | 松田道 | 槻舘重 | 鹿毛 先 父カネサブラック |
注 | 7 | コウシュハサマー | 牝2 | 550 | 西謙一 | 岡田定 | 栗毛 追 父ウンカイ |
8 | ヤマトダイジン | 牝2 | 550 | 藤本匠 | 金田勇 | 鹿毛 追 父ニシキダイジン | |
9 | ホクショウゼウス | 牡2 | 570 | 大口泰 | 松井浩 | 鹿毛 差 父ナリタボブサップ | |
10 | ゴールデンフウジン | 牡2 | 570 | 西将太 | 岩本利 | 青毛 差 父ニシキダイジン |
【はむ!の見解】(個人的見解です。)
みどころ:
ばんえい2歳馬のシーズン最初の重賞・ナナカマド賞。ばんえいの場合、この時期の2歳馬はまだ成長途上であり、時には心許ない走りの馬もいる。2012年のダイコクパワーは当時力がありながら隣のコースに入ってしまい降着。その時に棚ぼたで勝ったショウチシマシタが後にイレネー記念で勝ち真の実力を見せたというようなこともあった。しかし過去10年をみると1番人気が(4,2,2,2)と比較的安定した成績をあげるなど堅く収まる傾向にあり、早くから活躍し完成度の高い馬が有利な状況だ。牝馬は出走 は するものの優勝からは20年近く遠ざかっており、3着内も数少なく、かなり厳しいデータとなっている。
今年は、なんといってもデビューから無敗でここまできたホクショウムゲンが2年前のセンゴクエースの再現なるかというところ。しかしその他の各馬もスピードに乗った走りを見せており、今年は層の厚さをうかがわせる。将来のスターを発掘できるか。
今回は2歳馬が重賞初見参なので2行寸評します。
各馬寸評:
1 メジロゴーリキ:デビューは遅れたがここに来て急成長の上がり馬。馬体も充実している。出足が鋭く先行力が持ち味。障害も安定している。力の差はないことも前走で証明した。
2 ホクショウムゲン:デビュー以降7戦無敗でいずれも圧勝。能検も1番時計で今のところ敵なし。障害は勢いで抜けている状況でその巧拙はまだ不明だが苦手ではなさそう。
3 ミノルシャープ:デビュー時は非力さが目立った馬であったが、ここにきて馬体も成長して走りもしっかりしてきた。なんとかついて行ければ持ち前の切れ味を生かせる。
4 ゴールドインパクト:常に成績上位で走りに安定感。馬格があり重賞向けのタイプ。接戦になるといま一歩勝ちきれない部分がある。デビューから乗っている渡来Jの初重賞なるか。
5 シンエイボブ:前走A2クラスで勝って出走権。デビュー時は障害にかなり苦しんだが、だんだん力を付けてきた。スピードは非凡なものを持つ。軽馬場で混戦に持ち込みたい。
6 ジェイワン:カネサブラックの産駒。能検は4番目の時計。デビュー以降は10戦ですべて3着以内に入り青雲賞でも勝っている。障害は崩れてはいないが戸惑いを見せることがある。
7 コウシュハサマー:いちい賞では人気薄ながら大外から切れ味を見せて快勝。ウンカイ産駒らしく、牝馬ながら馬格もあって走りもしっかりしている。斤量増は歓迎か。
8 ヤマトダイジン:前走A3クラスを勝利してここに駒を進めてきた。出足が鈍いタイプではあるが、粘り腰が身上。メンバー中では小柄で荷物が増えるとどうか。
9 ホクショウゼウス:ナリタボブサップ産駒。ここ2戦の大敗が気になる。スピード自体はあるので障害を上手く越えられるかがカギ。重量を背負えばレースが落ち着きチャンスも。
10 ゴールデンフウジン:常に上位争いしておりジェイワンらを押さえ込んで勝利したこともある。青雲賞は3着。やや走りが不安定で前走では障害で崩れたが力のない馬ではない。
まとめ:
なんといっても7連勝中のホクショウムゲンをどう見るかがこのレースのポイント。どうしても2年前のセンゴクエースとの比較ということになるが、タイム的にもほとんど同じで臨戦過程も似通っている。2年前と違うのはセンゴクがほとんど敵無しだったのに比して、今回のホクショウムゲンの場合はライバルたちもかなりの力を持っているというところか。
当欄では、やはりホクショウムゲンを軸にしたい。今までのところ障害など走りの安定度ではセンゴクよりも上のように感じる。10kgのハンデを背負うが問題ないだろう。相手だが、まず逆転の目がある馬を探してみた。その筆頭はやはりジェイワン。現在賞金ランクではこちらの方が上位。前哨戦の青雲賞での勝利(ホクショウムゲンは不出走)は強さを見せた。ただやや障害などが不安定に見えるのが気がかり。まだ崩れるところまでいっていないので勢いがつけば好勝負できそう。3番手にはこれも手堅くゴールドインパクトの安定感。渡来騎手が重賞初勝利に挑戦する。
あとは力を付けてきたメジロゴーリキの先行逃げ粘り、障害を上手くクリアした時のゴールデンフウジン、牝馬のコウシュハサマーあたりに注目。
はむ!の馬券狙いどころ:詳細は上表
こういうふうに全部の馬をチェックしながら予想するとどの馬も良さそうに見えて、どれも切れずに幅広に買ってしまい取りガミ、あるいは無理矢理切ってしまったのが来るという悪循環。これほど馬券が儲からないと、ブログも単なるオヤジのつぶやきに過ぎなくなってしまう。なんとか当てなければ・・・。今回はホクショウムゲンを全面的に信頼。2着以下はヒモ荒れありと見ているが・・・。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
馬複 2=6 1,000円 2=4,1 各500円 2=7,10 各300円
三連単(フォーメーション)2→6→4,1,10,7 合計4通り 各200円
三連単(追加)2→6→4,1 合計2通り 200円
三連単(追加)2→4,1→6,4,1,7,10 合計8通り 100円
(はむ!のワイドで勝負!)
ワイド 1=2,6,4,10 10=2,6,4 合計7点 100円
合計5,300円で勝負!
今回の結果と回顧は、近日アップします。
2016年9月27日火曜日
【はむ!のばんえい重賞回顧】第24回銀河賞(2016/9/19)
ばんえい重賞レース回顧
第24回 銀河賞(BG2)-2016年9月25日-10R 200m直 曇 1.9%
1着◎(10)センゴクエース(松田道)1分39秒8
2着▲(5)キンメダル
3着 (4)アスリート
単勝 10 140円 馬単 10-5 720円 三連単 10-5-4 5,260円
※結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印です。)
  ばんえい4歳馬3冠レースの第2弾銀河賞は、1番人気のセンゴクエースが正に横綱相撲で他馬を突き放しての快勝。これで重賞は負けなしの8勝目となった。
  馬場水分は1.9%、しかしそれまでの雨もあって、この日の前の2歳特別で1分10秒台の時計がでるなど、数字以上に軽い馬場であった。レースもハイペース。逃げ馬のタキニシサンデーがハナを切り、第1障害を越えてからはアスリートが積極的に前に出る展開。コウリキがやや取り残された形になった。1,2障害の中間からははまなす賞を勝った2番人気のバウンティハンターが一気に前を伺い第2障害手前では先頭へ。各馬が揃ったところで、先に仕掛けたのはバウンティとタキニシ。しかし両馬とも障害途中でストップ。特にバウンティは膝から崩れてしまった。その間に真ん中からひと腰でキンメダルが越えこれが先頭。その横からアスリートが続く。そしてこれを見るようにしてじっくり溜めていたセンゴクエースが前走失敗した障害に挑戦、ややふらつきながらも踏ん張って障害をひと腰でクリア。降りてからは他馬とは脚色が違い、キャンターで一気に前の馬をかわし先頭へ。あとは鈴木騎手が軽く気合いを入れただけで走りきり、ハンデ差もなんのその、3馬身程度の着差以上に強い勝ち方であった。2着争いはキンメダルに対しアスリートがじわじわ迫るが、キンメダルがなんとか粘り込み2着、3着はアスリートだった。2番人気だったバウンティハンターは大差の最下位10着に沈んだ。
次走へのひとことメモ
  センゴクエース(1着):前哨戦でのまさかの障害ミスの後で注目されたが、慎重にレースを進めて障害も慌てさせることがなかった。障害さえクリアすればあとは他馬との力の差は歴然。ただこれでも体調は8分の出来の感があり、まだまだ伸びしろを感じる。次の狙いは当然4歳3冠を目指して正月の天馬賞ということになるが、定量戦で余程のアクシデントがない限り勝利は堅いだろう。当然この馬にはそれ以上を見据えてほしいところ。
  キンメダル(2着):元々この馬が持っている実力を十二分に発揮した。速い展開にも惑わされず自分の走りに徹した。一時期調子を崩していたが完全に復活したといっていいだろう。これでA1クラスに上がり古馬上位との実戦を積んで更に力を付けたい。
  アスリート(3着):近走の好調を持続していた。積極的な競馬で、障害もしっかり越えて最後は粘り込んだ。軽馬場も味方していたが荷物の不安は問題なかった。牝馬には11月のクインカップという目標があり、この馬も当然有力な一頭となるだろう。
  テンカトウイツ(4着):最下位人気に甘んじていたが、地味に4着に粘り込んだ。本来先行する馬だが、今回速いペースに巻き込まれないよう後ろから行って障害をあげることだけに徹したようだ。今後に向けてもう少し賞金を稼いでおきたい。
  イノリノチカラ(5着):柏林賞3着で穴人気していた感はあるが、まずまずの走りといったところか。障害などは良かったが、最後でいっぱいになるあたりはやはりまだ力不足か。自己条件で立て直す。
  その他では、シリウス(6着)は末脚は良かったが障害で手間取り出遅れた。タキニシサンデー(7着)も先行力はあるだけに障害をもう少し修正したい。そしてバウンティハンター(10着)はこれまでもあまりなかった崩れが出てしまった。障害の巧拙以上に序盤のオーバーペースがたたったか。
はむ!の予想結果
  センゴクは勝ったが、対抗にしたバウンティハンターが大崩れで、かつ馬券には絡ませなかったアスリートが3着に入って、ワイドも含め馬券は完全ハズレ。4着にテンカトウイツが来ていて惜しいといえば惜しいのだが。どうせ外れるなら1.4倍もつく単勝とか、馬複とか買えなかったものかと思う。点数を絞るのは良いが、絞り方にも問題がある。予想自体はアスリートもチェックしているしそれほど悪いとは思わないのだが、馬券が・・。反省して次につなげよう。
  今回収支 -5,500 (配当)0 (投入)5,500
  (今年度累計)-25,880
今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
・はむ!のばんえい競馬ファイル(2016データ・馬券成績表)
次回重賞は3週間あきます。10月16日(日)、今年度初の2歳馬重賞のナナカマド賞(BG3)です。当欄ではいつものように前日までに見解を書きたいと思います。
第24回 銀河賞(BG2)-2016年9月25日-10R 200m直 曇 1.9%
1着◎(10)センゴクエース(松田道)1分39秒8
2着▲(5)キンメダル
3着 (4)アスリート
単勝 10 140円 馬単 10-5 720円 三連単 10-5-4 5,260円
※結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印です。)
  ばんえい4歳馬3冠レースの第2弾銀河賞は、1番人気のセンゴクエースが正に横綱相撲で他馬を突き放しての快勝。これで重賞は負けなしの8勝目となった。
  馬場水分は1.9%、しかしそれまでの雨もあって、この日の前の2歳特別で1分10秒台の時計がでるなど、数字以上に軽い馬場であった。レースもハイペース。逃げ馬のタキニシサンデーがハナを切り、第1障害を越えてからはアスリートが積極的に前に出る展開。コウリキがやや取り残された形になった。1,2障害の中間からははまなす賞を勝った2番人気のバウンティハンターが一気に前を伺い第2障害手前では先頭へ。各馬が揃ったところで、先に仕掛けたのはバウンティとタキニシ。しかし両馬とも障害途中でストップ。特にバウンティは膝から崩れてしまった。その間に真ん中からひと腰でキンメダルが越えこれが先頭。その横からアスリートが続く。そしてこれを見るようにしてじっくり溜めていたセンゴクエースが前走失敗した障害に挑戦、ややふらつきながらも踏ん張って障害をひと腰でクリア。降りてからは他馬とは脚色が違い、キャンターで一気に前の馬をかわし先頭へ。あとは鈴木騎手が軽く気合いを入れただけで走りきり、ハンデ差もなんのその、3馬身程度の着差以上に強い勝ち方であった。2着争いはキンメダルに対しアスリートがじわじわ迫るが、キンメダルがなんとか粘り込み2着、3着はアスリートだった。2番人気だったバウンティハンターは大差の最下位10着に沈んだ。
次走へのひとことメモ
  センゴクエース(1着):前哨戦でのまさかの障害ミスの後で注目されたが、慎重にレースを進めて障害も慌てさせることがなかった。障害さえクリアすればあとは他馬との力の差は歴然。ただこれでも体調は8分の出来の感があり、まだまだ伸びしろを感じる。次の狙いは当然4歳3冠を目指して正月の天馬賞ということになるが、定量戦で余程のアクシデントがない限り勝利は堅いだろう。当然この馬にはそれ以上を見据えてほしいところ。
  キンメダル(2着):元々この馬が持っている実力を十二分に発揮した。速い展開にも惑わされず自分の走りに徹した。一時期調子を崩していたが完全に復活したといっていいだろう。これでA1クラスに上がり古馬上位との実戦を積んで更に力を付けたい。
  アスリート(3着):近走の好調を持続していた。積極的な競馬で、障害もしっかり越えて最後は粘り込んだ。軽馬場も味方していたが荷物の不安は問題なかった。牝馬には11月のクインカップという目標があり、この馬も当然有力な一頭となるだろう。
  テンカトウイツ(4着):最下位人気に甘んじていたが、地味に4着に粘り込んだ。本来先行する馬だが、今回速いペースに巻き込まれないよう後ろから行って障害をあげることだけに徹したようだ。今後に向けてもう少し賞金を稼いでおきたい。
  イノリノチカラ(5着):柏林賞3着で穴人気していた感はあるが、まずまずの走りといったところか。障害などは良かったが、最後でいっぱいになるあたりはやはりまだ力不足か。自己条件で立て直す。
  その他では、シリウス(6着)は末脚は良かったが障害で手間取り出遅れた。タキニシサンデー(7着)も先行力はあるだけに障害をもう少し修正したい。そしてバウンティハンター(10着)はこれまでもあまりなかった崩れが出てしまった。障害の巧拙以上に序盤のオーバーペースがたたったか。
はむ!の予想結果
  センゴクは勝ったが、対抗にしたバウンティハンターが大崩れで、かつ馬券には絡ませなかったアスリートが3着に入って、ワイドも含め馬券は完全ハズレ。4着にテンカトウイツが来ていて惜しいといえば惜しいのだが。どうせ外れるなら1.4倍もつく単勝とか、馬複とか買えなかったものかと思う。点数を絞るのは良いが、絞り方にも問題がある。予想自体はアスリートもチェックしているしそれほど悪いとは思わないのだが、馬券が・・。反省して次につなげよう。
  今回収支 -5,500 (配当)0 (投入)5,500
  (今年度累計)-25,880
今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
・はむ!のばんえい競馬ファイル(2016データ・馬券成績表)
次回重賞は3週間あきます。10月16日(日)、今年度初の2歳馬重賞のナナカマド賞(BG3)です。当欄ではいつものように前日までに見解を書きたいと思います。
2016年9月24日土曜日
【はむ!のばんえい競馬重賞予想2016】第24回銀河賞(9/25)
はむ!のばんえいコラム
競馬界では、毎年10月第1週は世界の競馬の最高峰と言っても過言ではないフランス凱旋門賞が行われます。(当欄でも毎年のように触れているような気がしますが。)今年と来年の舞台はいつものロンシャン競馬場が改修のためシャンティイ競馬場。このレースには過去19頭もの日本馬が出走しましたが、未だに勝利はなし(2着は4回)。あのディープインパクトもオルフェーブルも勝てませんでした。ですから日本馬の優勝は悲願です。ただ日本馬が弱いということではなく、馬場適性や斤量などいろいろな要素により勝ちきれていないということです。
今年は10月2日日本時間23:05発走予定。日本からはダービー馬マカヒキが参戦予定ですが、どんなレースを見せてくれるか。グリーンチャンネルの無料放送のほか地上波での中継もあるようですから応援してまいりましょう。
そしてなんと言っても今年から日本でも正式に馬券が買えるということで、こちらの方も楽しみです。IPATを通じて買えるようです。オッズは日本独自の従来と同じ方式になるようなので、きっとマカヒキの方に人気が集まるとは思いますが、そこは馬券好きなら当然他の馬たちもチェックといったところでしょう。英国のポストポンド、アイルランドのファウンド、仏ダービー馬のアルマンザール・・・挙げればキリがありません。当サイトでも直前にtwitterなどでつぶやくかもしれません。
さて、それまでは日本の競馬(もちろんばんえい)を楽しんでまいりましょう。
今週のばんえいは先週に引き続き重賞・銀河賞があります。
はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。
【はむ!の見解】(個人的見解です。)
みどころ:
ばんえい4歳3冠路線(柏林賞、銀河賞、天馬賞)の第2弾にあたる銀河賞。当欄でも時々触れているが、4歳3冠については同世代戦でほとんどメンバーが替わらないのにそれぞれのレースの勝ち馬が異なることが多いのが特徴である。ばんえいの場合は4歳でもまだ成長途上で各馬の力の差がはっきりしていないことやハンデ差、馬場状態など様々な要素が考えられる。これがまた予想を難しく、あるいは楽しくしているともいえる。銀河賞に限れば、1番人気は昨年のカイシンゲキが勝つまで10連敗と人気馬がかなり怪しい。下位人気でも2008年のシベチャタイガーや2011年のホクショウバトルが8番人気で勝つなど荒れ気味だ。ハンデ面ではトップハンデは2勝とやはり信頼できるところまではいかない。一方軽量馬や牝馬は穴人気するが勝ち切れていないことが多く、中穴狙いが妥当か。
今年は、センゴクエースという飛び抜けた存在がいるため例年の傾向には当てはめづらいが、そのセンゴクエースが前走前哨戦の山鳩賞で障害大崩れでまさかの大敗を喫しており、このあたりをどう評価するかが予想のカギだ。はまなす賞で勝ったバウンティハンター、3歳時に活躍したキンメダル、コウリキらが挑戦する。
今回も1行寸評します。
各馬寸評:
1 イノリノチカラ:重賞初出走の柏林賞で後方待機での追い込み3着が光る。調子は維持している。
2 コウリキ:実績馬も1年以上勝利から遠ざかっている。障害が課題も流れに乗れれば末脚は鋭い。
3 バウンティハンター:前走はまなす賞で重賞初勝利。めきめき力付けている。自在の脚質が身上。
4 アスリート:3歳時はスピードはあっても非力な面があった。重量加増は課題だが力はつけている。
5 キンメダル:ダービーなど2着馬。柏林賞で大敗するなど最近の成績は今一つだが復活の兆しも。
6 タキニシサンデー:牝馬だが、先行力と粘りが身上。重賞実戦を積んでおり、地味ながら力はある。
7 テンカトウイツ:重賞2着2回、今回久々の重賞。先行力と障害力がこの馬の持ち味。展開次第で。
8 シリウス:重賞2勝馬ながら近走は障害で崩れることが多く苦戦。追い込みの脚は鋭く一発はある。
9 サンノハヤヒメ:オークス以来の重賞出走。ライバルとの接戦を制してここに駒を進めてきた。
10 センゴクエース:これまでの圧巻の強さと前走の崩れのギャップをどう考えるか。自分との戦い。
まとめ:
何度も繰り替えすが、センゴクエースの評価、特に前走の障害ミスによる惨敗も念頭に、これをどう考えるかがこの予想のすべてだ。当欄ではやはりセンゴクエースの力が1枚2枚、いや3枚ほど上であり、本命は揺るぎないと考える。前走は初の大外枠でかつ前半の行き脚も悪かった。今回も大外に入ったが、当然修正してくるだろう。競馬なので絶対はないが、勝つ可能性は極めて高い。
相手探しだが、逆転はセンゴクが崩れた場合のみということで、わざわざ負かしにいく馬はいないだろう。そんな中、どの馬が自分の走りをできるかということがポイントだ。その中人気サイドにはなるがバウンティハンターのはまなす賞での走りに強さを感じた。相手なりの自在の走りができ障害も上手だ。荷物は重くなるが対応は可能と見る。対抗一番手。3番手は弱みはあってもキンメダルの重賞での実績を取りたい。他ではタキニシサンデーがどこまで粘れるか。軽量のハンデが魅力。障害で引っかかることがあるのでそこをクリアできれば。馬場が乾いて重馬場になればコウリキあたりが台頭してくる。他では前哨戦の山鳩賞で勝利したアスリートが重量を背負ってどうか、他馬がもたつけばテンカトウイツの逃げ残りも。
はむ!の馬券狙いどころ:詳細は上表
最近は当たってるのに取りガミというのが続いている。やはり思い切った絞り込みができていないということだろう。今回こそは絞って買いたい。センゴクの頭を中心に。相手はやはり好調バウンティハンターを絡めるか。安いけど三連複を中心に狙う。だんだんマイナスが増えてきているので穴で取り返しに行きたいのは心情だが・・そのあたりはワイドで。タキニシと一発ありそうなシリウスかな。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
三連複 10=3=5,6,2 合計3通り 700円
三連単(フォーメーション)10→3,5,6→3,5,6,2,7 合計12通り 100円
三連単(追加)10→3,5→3,5,6,2 合計6通り 100円
三連単(追加)3,5→3,5,6→3,5,6,2 合計8通り 100円
(はむ!のワイドで勝負!)
ワイド 6=2,3,5,9 9=10,3,2,5 合計8点 100円
合計5,500円で勝負!
今回の結果と回顧は、近日アップします。
競馬界では、毎年10月第1週は世界の競馬の最高峰と言っても過言ではないフランス凱旋門賞が行われます。(当欄でも毎年のように触れているような気がしますが。)今年と来年の舞台はいつものロンシャン競馬場が改修のためシャンティイ競馬場。このレースには過去19頭もの日本馬が出走しましたが、未だに勝利はなし(2着は4回)。あのディープインパクトもオルフェーブルも勝てませんでした。ですから日本馬の優勝は悲願です。ただ日本馬が弱いということではなく、馬場適性や斤量などいろいろな要素により勝ちきれていないということです。
今年は10月2日日本時間23:05発走予定。日本からはダービー馬マカヒキが参戦予定ですが、どんなレースを見せてくれるか。グリーンチャンネルの無料放送のほか地上波での中継もあるようですから応援してまいりましょう。
そしてなんと言っても今年から日本でも正式に馬券が買えるということで、こちらの方も楽しみです。IPATを通じて買えるようです。オッズは日本独自の従来と同じ方式になるようなので、きっとマカヒキの方に人気が集まるとは思いますが、そこは馬券好きなら当然他の馬たちもチェックといったところでしょう。英国のポストポンド、アイルランドのファウンド、仏ダービー馬のアルマンザール・・・挙げればキリがありません。当サイトでも直前にtwitterなどでつぶやくかもしれません。
さて、それまでは日本の競馬(もちろんばんえい)を楽しんでまいりましょう。
今週のばんえいは先週に引き続き重賞・銀河賞があります。
はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第24回銀河賞(BG2) (2016年9月25日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 4歳オープン別定) | |||||||
はむ 予想 |
馬 番 |
馬 名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 備 考 (展開目安) |
1 | イノリノチカラ | 牡4 | 710 | 安部憲 | 小北栄 | 青毛 差 | |
注 | 2 | コウリキ | 牡4 | 720 | 浅田達 | 久田守 | 鹿毛 追 |
○ | 3 | バウンティハンター | 牡4 | 730 | 阿部武 | 金田勇 | 栗毛 先 |
4 | アスリート | 牝4 | 690 | 大河和 | 服部義 | 鹿毛 追 | |
▲ | 5 | キンメダル | 牡4 | 720 | 菊池一 | 小北栄 | 鹿毛 差 |
△ | 6 | タキニシサンデー | 牝4 | 690 | 西将太 | 大橋和 | 芦毛 逃 |
7 | テンカトウイツ | 牡4 | 710 | 長澤幸 | 服部義 | 芦毛 逃 | |
8 | サンノハヤヒメ | 牝4 | 690 | 舘澤直 | 金田勇 | 栗毛 差 | |
9 | シリウス | 牝4 | 700 | 藤野俊 | 長部幸 | 鹿毛 追 | |
◎ | 10 | センゴクエース | 牡4 | 750 | 鈴木恵 | 槻舘重 | 鹿毛 先 |
【はむ!の見解】(個人的見解です。)
みどころ:
ばんえい4歳3冠路線(柏林賞、銀河賞、天馬賞)の第2弾にあたる銀河賞。当欄でも時々触れているが、4歳3冠については同世代戦でほとんどメンバーが替わらないのにそれぞれのレースの勝ち馬が異なることが多いのが特徴である。ばんえいの場合は4歳でもまだ成長途上で各馬の力の差がはっきりしていないことやハンデ差、馬場状態など様々な要素が考えられる。これがまた予想を難しく、あるいは楽しくしているともいえる。銀河賞に限れば、1番人気は昨年のカイシンゲキが勝つまで10連敗と人気馬がかなり怪しい。下位人気でも2008年のシベチャタイガーや2011年のホクショウバトルが8番人気で勝つなど荒れ気味だ。ハンデ面ではトップハンデは2勝とやはり信頼できるところまではいかない。一方軽量馬や牝馬は穴人気するが勝ち切れていないことが多く、中穴狙いが妥当か。
今年は、センゴクエースという飛び抜けた存在がいるため例年の傾向には当てはめづらいが、そのセンゴクエースが前走前哨戦の山鳩賞で障害大崩れでまさかの大敗を喫しており、このあたりをどう評価するかが予想のカギだ。はまなす賞で勝ったバウンティハンター、3歳時に活躍したキンメダル、コウリキらが挑戦する。
今回も1行寸評します。
各馬寸評:
1 イノリノチカラ:重賞初出走の柏林賞で後方待機での追い込み3着が光る。調子は維持している。
2 コウリキ:実績馬も1年以上勝利から遠ざかっている。障害が課題も流れに乗れれば末脚は鋭い。
3 バウンティハンター:前走はまなす賞で重賞初勝利。めきめき力付けている。自在の脚質が身上。
4 アスリート:3歳時はスピードはあっても非力な面があった。重量加増は課題だが力はつけている。
5 キンメダル:ダービーなど2着馬。柏林賞で大敗するなど最近の成績は今一つだが復活の兆しも。
6 タキニシサンデー:牝馬だが、先行力と粘りが身上。重賞実戦を積んでおり、地味ながら力はある。
7 テンカトウイツ:重賞2着2回、今回久々の重賞。先行力と障害力がこの馬の持ち味。展開次第で。
8 シリウス:重賞2勝馬ながら近走は障害で崩れることが多く苦戦。追い込みの脚は鋭く一発はある。
9 サンノハヤヒメ:オークス以来の重賞出走。ライバルとの接戦を制してここに駒を進めてきた。
10 センゴクエース:これまでの圧巻の強さと前走の崩れのギャップをどう考えるか。自分との戦い。
まとめ:
何度も繰り替えすが、センゴクエースの評価、特に前走の障害ミスによる惨敗も念頭に、これをどう考えるかがこの予想のすべてだ。当欄ではやはりセンゴクエースの力が1枚2枚、いや3枚ほど上であり、本命は揺るぎないと考える。前走は初の大外枠でかつ前半の行き脚も悪かった。今回も大外に入ったが、当然修正してくるだろう。競馬なので絶対はないが、勝つ可能性は極めて高い。
相手探しだが、逆転はセンゴクが崩れた場合のみということで、わざわざ負かしにいく馬はいないだろう。そんな中、どの馬が自分の走りをできるかということがポイントだ。その中人気サイドにはなるがバウンティハンターのはまなす賞での走りに強さを感じた。相手なりの自在の走りができ障害も上手だ。荷物は重くなるが対応は可能と見る。対抗一番手。3番手は弱みはあってもキンメダルの重賞での実績を取りたい。他ではタキニシサンデーがどこまで粘れるか。軽量のハンデが魅力。障害で引っかかることがあるのでそこをクリアできれば。馬場が乾いて重馬場になればコウリキあたりが台頭してくる。他では前哨戦の山鳩賞で勝利したアスリートが重量を背負ってどうか、他馬がもたつけばテンカトウイツの逃げ残りも。
はむ!の馬券狙いどころ:詳細は上表
最近は当たってるのに取りガミというのが続いている。やはり思い切った絞り込みができていないということだろう。今回こそは絞って買いたい。センゴクの頭を中心に。相手はやはり好調バウンティハンターを絡めるか。安いけど三連複を中心に狙う。だんだんマイナスが増えてきているので穴で取り返しに行きたいのは心情だが・・そのあたりはワイドで。タキニシと一発ありそうなシリウスかな。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
三連複 10=3=5,6,2 合計3通り 700円
三連単(フォーメーション)10→3,5,6→3,5,6,2,7 合計12通り 100円
三連単(追加)10→3,5→3,5,6,2 合計6通り 100円
三連単(追加)3,5→3,5,6→3,5,6,2 合計8通り 100円
(はむ!のワイドで勝負!)
ワイド 6=2,3,5,9 9=10,3,2,5 合計8点 100円
合計5,500円で勝負!
今回の結果と回顧は、近日アップします。
2016年9月20日火曜日
【はむ!のばんえい重賞回顧】第52回岩見沢記念(2016/9/19)
ばんえい重賞レース回顧
第52回 岩見沢記念(BG2)-2016年9月19日-10R 200m直 小雨 2.6%
1着▲(5)フジダイビクトリー(松田道)1分49秒6
2着◎(4)コウシュハウンカイ
3着○(2)カイシンゲキ
単勝 5 230円 馬単5-4 370円 三連単 5-4-2 1,380円
※結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印です。)
  ばんえいの古馬重賞第52回岩見沢記念は、2番人気のフジダイビクトリーが1番人気コウシュハウンカイとの最後の直線のマッチレースを制して勝利。この馬にとっては3月のばんえい記念以来通算8度目の重賞制覇となった。
  馬場水分2.2%ながら前日の雨もあってかなり軽い馬場。高重量戦にしては序盤からハイペースで展開、中間まで横一線からフジダイビクトリーが意識的に前に出るもほとんど差がないまま第2障害へ。障害はフジダイビクトリーとコウシュハウンカイの有力2頭がほぼ同時に仕掛け、共に障害をひと腰で越える。他の馬は障害で苦戦し、先行2頭のマッチレース。ほんの少し先に障害を降りたフジダイビクトリーがリード、コウシュハウンカイが半馬身差で迫るもその差は詰まらない。最後にはフジダイが一押し突き放し、最後は1馬身半程度の差を付けて勝利。コウシュハが惜しくも2着。3着争いは大きく離れて、障害を3発ほどかけて3番手で越えたカイシンゲキが、最後キタノタイショウの猛追をかわして3着に粘り込んだ。
次走へのひとことメモ
  フジダイビクトリー(1着):久々にこの馬の持ち味を生かしたレースだった。他馬を引きつけておいて引き離し、終わってみれば完全逃げ切り。この馬は高重量で力を発揮する一方、若馬の頃から軽馬場も得意で、今回は完全に勝ちパターンだったと言える。今後はもちろん北見記念から帯広記念という古馬重賞戦線を狙っていくことになろうが、高重量戦となるので更に力を発揮できそう。
  コウシュハウンカイ(2着):しっかり障害を越え、この馬の走りはできたが、勝ち馬に上手く走られたというところ。軽馬場であったことや10kgのハンデも影響したか。2着が多いのもこの馬らしい。今後の重賞で巻き返したい。
  カイシンゲキ(3着):好調を維持しており一発の期待もあったが、上位の馬たちとは障害力の差が出てしまったか。しかし他の馬は封じており、今後さらに力をつけていけば面白い存在に。
  キタノタイショウ(4着):他馬がもたついたこともあったが、軽馬場ならまだまだ走れるところを見せた。障害苦手は変わりないが、今後高重量戦になれば今回のような展開も。
  セイコークイン(5着):差のある5着ではあったが、それでも重賞で掲示板内に入ったことは、オープンでも十分戦えることを証明した。今後特別戦などではまだまだ活躍できそう。
  その他では、キサラキク(6着)はまだ障害が課題ではあるが、体調が徐々に回復して一時期より走れている。オイドン(7着)は障害で大きくもたついてしまった。二の足が入らないのがこの馬の弱点。
はむ!の予想結果
  コウシュハが頭なら3枚買っていてなんとか原点に近い所まで戻ったと思われるだけにまあ得てしてこんなもの。2着グセのある馬とはいえ、コウシュハの2着を厚めにというような勝負師みたいなことはできない。凡人ならではの取りガミでした。またまたワイドで焼け石に水。
  今回収支 -3,840 (配当)1,860 (投入)5,700
  (今年度累計)-20,380
今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
・はむ!のばんえい競馬ファイル(2016データ・馬券成績表)
次回重賞は来週25日(日)、4歳馬戦の銀河賞(BG2)です。当欄ではいつものように前日までに見解を書きたいと思います。
第52回 岩見沢記念(BG2)-2016年9月19日-10R 200m直 小雨 2.6%
1着▲(5)フジダイビクトリー(松田道)1分49秒6
2着◎(4)コウシュハウンカイ
3着○(2)カイシンゲキ
単勝 5 230円 馬単5-4 370円 三連単 5-4-2 1,380円
※結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印です。)
  ばんえいの古馬重賞第52回岩見沢記念は、2番人気のフジダイビクトリーが1番人気コウシュハウンカイとの最後の直線のマッチレースを制して勝利。この馬にとっては3月のばんえい記念以来通算8度目の重賞制覇となった。
  馬場水分2.2%ながら前日の雨もあってかなり軽い馬場。高重量戦にしては序盤からハイペースで展開、中間まで横一線からフジダイビクトリーが意識的に前に出るもほとんど差がないまま第2障害へ。障害はフジダイビクトリーとコウシュハウンカイの有力2頭がほぼ同時に仕掛け、共に障害をひと腰で越える。他の馬は障害で苦戦し、先行2頭のマッチレース。ほんの少し先に障害を降りたフジダイビクトリーがリード、コウシュハウンカイが半馬身差で迫るもその差は詰まらない。最後にはフジダイが一押し突き放し、最後は1馬身半程度の差を付けて勝利。コウシュハが惜しくも2着。3着争いは大きく離れて、障害を3発ほどかけて3番手で越えたカイシンゲキが、最後キタノタイショウの猛追をかわして3着に粘り込んだ。
次走へのひとことメモ
  フジダイビクトリー(1着):久々にこの馬の持ち味を生かしたレースだった。他馬を引きつけておいて引き離し、終わってみれば完全逃げ切り。この馬は高重量で力を発揮する一方、若馬の頃から軽馬場も得意で、今回は完全に勝ちパターンだったと言える。今後はもちろん北見記念から帯広記念という古馬重賞戦線を狙っていくことになろうが、高重量戦となるので更に力を発揮できそう。
  コウシュハウンカイ(2着):しっかり障害を越え、この馬の走りはできたが、勝ち馬に上手く走られたというところ。軽馬場であったことや10kgのハンデも影響したか。2着が多いのもこの馬らしい。今後の重賞で巻き返したい。
  カイシンゲキ(3着):好調を維持しており一発の期待もあったが、上位の馬たちとは障害力の差が出てしまったか。しかし他の馬は封じており、今後さらに力をつけていけば面白い存在に。
  キタノタイショウ(4着):他馬がもたついたこともあったが、軽馬場ならまだまだ走れるところを見せた。障害苦手は変わりないが、今後高重量戦になれば今回のような展開も。
  セイコークイン(5着):差のある5着ではあったが、それでも重賞で掲示板内に入ったことは、オープンでも十分戦えることを証明した。今後特別戦などではまだまだ活躍できそう。
  その他では、キサラキク(6着)はまだ障害が課題ではあるが、体調が徐々に回復して一時期より走れている。オイドン(7着)は障害で大きくもたついてしまった。二の足が入らないのがこの馬の弱点。
はむ!の予想結果
  コウシュハが頭なら3枚買っていてなんとか原点に近い所まで戻ったと思われるだけにまあ得てしてこんなもの。2着グセのある馬とはいえ、コウシュハの2着を厚めにというような勝負師みたいなことはできない。凡人ならではの取りガミでした。またまたワイドで焼け石に水。
  今回収支 -3,840 (配当)1,860 (投入)5,700
  (今年度累計)-20,380
今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
・はむ!のばんえい競馬ファイル(2016データ・馬券成績表)
次回重賞は来週25日(日)、4歳馬戦の銀河賞(BG2)です。当欄ではいつものように前日までに見解を書きたいと思います。
2016年9月18日日曜日
【はむ!のばんえい競馬重賞予想2016】第52回岩見沢記念(9/19)
はむ!のばんえいコラム
今年の夏は異常気象で(異常気象ばかりで通常がない感じなのはともかく)、北海道や東北に次々と台風が上陸、台風10号を中心に甚大な被害をもたらしました。ばんえい帯広競馬のある十勝周辺も家屋の浸水のほか特に農作物の被害が甚大でジャガイモやタマネギそしてビートなど相当な大打撃となっているようです。鉄道や主要な道路も寸断されていていろいろな分野で支障が出ています。改めて被災された方々にお見舞い申し上げます。
そんな中ではありますが、ばんえい競馬は元気に開催されています。十勝は世界唯一のばんえい開催地。道外の者としてはできる限り十勝産品を買って、そして馬券も買って応援していきたいものです。
さて、3週間ぶりのばんえい重賞は、伝統ある岩見沢記念です。月曜日ですので注意が必要です。
はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。
【はむ!の見解】(個人的見解です。)
ばんえい4大記念大会の第2弾。岩見沢記念。秋シーズンの到来を告げるレースでもある。このレースの傾向は元々は堅く収まることが多く、1番人気の馬は過去10年で(4,2,3,1)と快調だ。但し夏のばんえいグランプリの勝利馬は過去10年で1勝もしていない。フクイズミがこのレースを3勝しているなど牝馬の活躍が見られる。また松井浩厩舎が6連覇したことがあるレースでもあり、キーワードとしてはここに照準を合わせてきている馬ということになるだろう。負担重量もまだ重すぎくもなく軽いこともなくといったところで、適鞍の馬を見い出せるかもポイント。
今年は、オープン勢の中ではグランプリ馬のオレノココロ、北斗賞勝ちニュータカラコマが休養、センゴクエースは銀河賞に回るなど回避馬が多く出て7頭立てとややさみしい感じではあるが実力馬は揃った。常に上位争いにいるコウシュハウンカイ、フジダイビクトリーを中心に、連覇を狙うオイドン、オープン入りした5歳馬カイシンゲキ、そして牝馬勢らがしのぎを削る。
今回は各馬1行程度の寸評にしてみました。
各馬寸評:
1 オイドン:このレースの連覇を狙う。復活の兆しは見えており、障害をうまくさばければ。
2 カイシンゲキ:前走準重賞で快勝。勢いあり侮れない。障害さえうまくクリアすれば大駈けも。
3 セイコークイン:古馬重賞は久々だが、相手なりに走れているし勢いもあり軽馬場で要注意。
4 コウシュハウンカイ:メンバー随一の安定した力を持つが勝ち味に遅いのでそこを克服すれば。
5 フジダイビクトリー:実力馬だがこのレースはあまり縁がない。1開催休んでリフレッシュしたか。
6 キタノタイショウ:障害は相変わらず今一つだが、立て直しの兆し。軽馬場なら一変も。
7 キサラキク:前走は障害で崩れるなど良いところがなかった。走りにムラがあるのが心配。
まとめ:
やはりコウシュハウンカイの安定性には逆らえないか。前哨戦のマロニエ賞でもトップハンデで快勝している。ライバルのオレノココロらがいないのも好都合。勝利の確率は高いが、切れ味のある馬にしてやられることが時々あるので注意。
相手だが、ここは思い切って5歳馬カイシンゲキを狙ってみたい。とにかく勢いがある。古馬重賞は未勝利だが差の無いレースをしている。5歳馬は一昨年(ホクショウユウキ)とその前年(ニュータカラコマ)に人気薄ながら勝利している。逆転まで視野に。メンバーの力関係ではフジダイビクトリーはやはり押さえておきたいところ。高重量での先行力は魅力だ。
牝馬セイコークインは初めての高重量。決して得意なタイプではないと思われるが、勢いで障害を越えてくれば大きな一発も
あとは連覇を目指すオイドン。最近は直線の勢いも影を潜めているが、きっちり自分のペースに持ち込めば。
はむ!の馬券狙いどころ:
少頭数なのでどこまで絞れるかがポイント。一方では少頭数は荒れるという法則もあるので狙い撃ちしていきたい。コウシュハが大崩れする場面は考えづらいので、高配当を狙うには相手を絞って厚めに買うか、人気薄の方に流すか。今回はワイドも点数を絞りカイシンゲキから、そしてキサラキクは今回厳しいが応援馬券は続ける。下のリストは点数多く買っているようだけど重複多く、本命サイドでもなんとか元は取りたいという狙い。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
三連単 4=2,5,3,1→2,5,3,1 合計24通り 各100円
三連単 4→2,5,1→2,5,3,1,7 合計12通り 各100円
三連単 4→2,5→2,5,3,1 合計6通り 各100円
三連単 2,1→2,5,3,1→4 合計6通り 各100円
応援馬券(単勝+複勝) 7 各200円
(はむ!のワイドで勝負!) ワイド 2=1,3,4,5,7 合計5点 100円
合計5,700円で勝負!
今回の結果と回顧は、近日アップします。
今年の夏は異常気象で(異常気象ばかりで通常がない感じなのはともかく)、北海道や東北に次々と台風が上陸、台風10号を中心に甚大な被害をもたらしました。ばんえい帯広競馬のある十勝周辺も家屋の浸水のほか特に農作物の被害が甚大でジャガイモやタマネギそしてビートなど相当な大打撃となっているようです。鉄道や主要な道路も寸断されていていろいろな分野で支障が出ています。改めて被災された方々にお見舞い申し上げます。
そんな中ではありますが、ばんえい競馬は元気に開催されています。十勝は世界唯一のばんえい開催地。道外の者としてはできる限り十勝産品を買って、そして馬券も買って応援していきたいものです。
さて、3週間ぶりのばんえい重賞は、伝統ある岩見沢記念です。月曜日ですので注意が必要です。
はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第52回岩見沢記念(BG2) (2016年9月19日(月)20:10発走 帯広10R ダ200m 3歳以上オープン別定) | |||||||
はむ 予想 |
馬 番 |
馬 名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 備 考 |
注 | 1 | オイドン | 牡8 | 820 | 鈴木恵 | 鈴木邦 | 栗毛 追 |
○ | 2 | カイシンゲキ | 牡5 | 820 | 浅田達 | 槻舘重 | 鹿毛 先 |
△ | 3 | セイコークイン | 牝6 | 800 | 西謙一 | 岡田定 | 鹿毛 差 |
◎ | 4 | コウシュハウンカイ | 牡6 | 830 | 藤本匠 | 松井浩 | 栗毛 先 |
▲ | 5 | フジダイビクトリー | 牡8 | 820 | 松田道 | 金山明 | 栗毛 逃 |
6 | キタノタイショウ | 牡10 | 820 | 大河和 | 服部義 | 栗毛 追 | |
  | 7 | キサラキク | 牝5 | 800 | 阿部武 | 金田勇 | 芦毛 差 |
【はむ!の見解】(個人的見解です。)
ばんえい4大記念大会の第2弾。岩見沢記念。秋シーズンの到来を告げるレースでもある。このレースの傾向は元々は堅く収まることが多く、1番人気の馬は過去10年で(4,2,3,1)と快調だ。但し夏のばんえいグランプリの勝利馬は過去10年で1勝もしていない。フクイズミがこのレースを3勝しているなど牝馬の活躍が見られる。また松井浩厩舎が6連覇したことがあるレースでもあり、キーワードとしてはここに照準を合わせてきている馬ということになるだろう。負担重量もまだ重すぎくもなく軽いこともなくといったところで、適鞍の馬を見い出せるかもポイント。
今年は、オープン勢の中ではグランプリ馬のオレノココロ、北斗賞勝ちニュータカラコマが休養、センゴクエースは銀河賞に回るなど回避馬が多く出て7頭立てとややさみしい感じではあるが実力馬は揃った。常に上位争いにいるコウシュハウンカイ、フジダイビクトリーを中心に、連覇を狙うオイドン、オープン入りした5歳馬カイシンゲキ、そして牝馬勢らがしのぎを削る。
今回は各馬1行程度の寸評にしてみました。
各馬寸評:
1 オイドン:このレースの連覇を狙う。復活の兆しは見えており、障害をうまくさばければ。
2 カイシンゲキ:前走準重賞で快勝。勢いあり侮れない。障害さえうまくクリアすれば大駈けも。
3 セイコークイン:古馬重賞は久々だが、相手なりに走れているし勢いもあり軽馬場で要注意。
4 コウシュハウンカイ:メンバー随一の安定した力を持つが勝ち味に遅いのでそこを克服すれば。
5 フジダイビクトリー:実力馬だがこのレースはあまり縁がない。1開催休んでリフレッシュしたか。
6 キタノタイショウ:障害は相変わらず今一つだが、立て直しの兆し。軽馬場なら一変も。
7 キサラキク:前走は障害で崩れるなど良いところがなかった。走りにムラがあるのが心配。
まとめ:
やはりコウシュハウンカイの安定性には逆らえないか。前哨戦のマロニエ賞でもトップハンデで快勝している。ライバルのオレノココロらがいないのも好都合。勝利の確率は高いが、切れ味のある馬にしてやられることが時々あるので注意。
相手だが、ここは思い切って5歳馬カイシンゲキを狙ってみたい。とにかく勢いがある。古馬重賞は未勝利だが差の無いレースをしている。5歳馬は一昨年(ホクショウユウキ)とその前年(ニュータカラコマ)に人気薄ながら勝利している。逆転まで視野に。メンバーの力関係ではフジダイビクトリーはやはり押さえておきたいところ。高重量での先行力は魅力だ。
牝馬セイコークインは初めての高重量。決して得意なタイプではないと思われるが、勢いで障害を越えてくれば大きな一発も
あとは連覇を目指すオイドン。最近は直線の勢いも影を潜めているが、きっちり自分のペースに持ち込めば。
はむ!の馬券狙いどころ:
少頭数なのでどこまで絞れるかがポイント。一方では少頭数は荒れるという法則もあるので狙い撃ちしていきたい。コウシュハが大崩れする場面は考えづらいので、高配当を狙うには相手を絞って厚めに買うか、人気薄の方に流すか。今回はワイドも点数を絞りカイシンゲキから、そしてキサラキクは今回厳しいが応援馬券は続ける。下のリストは点数多く買っているようだけど重複多く、本命サイドでもなんとか元は取りたいという狙い。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
三連単 4=2,5,3,1→2,5,3,1 合計24通り 各100円
三連単 4→2,5,1→2,5,3,1,7 合計12通り 各100円
三連単 4→2,5→2,5,3,1 合計6通り 各100円
三連単 2,1→2,5,3,1→4 合計6通り 各100円
応援馬券(単勝+複勝) 7 各200円
(はむ!のワイドで勝負!) ワイド 2=1,3,4,5,7 合計5点 100円
合計5,700円で勝負!
今回の結果と回顧は、近日アップします。
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