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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2018年11月26日月曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2018】回顧・第9回ドリームエイジカップ(11/25)

ばんえい重賞レース回顧
第9回ドリームエイジカップ(BG3)-2018年11月25日-10R 200m直 晴 1.8%
  1着 (1)オレノココロ(鈴木恵) 2分10秒9
  2着▲(4)シンザンボーイ
  3着 (9)ミノルシャープ
   単勝 1 450円(2番人気) 馬複 1-4 2,010円 三連単 1-4-9 25,440円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○▲等の印は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい馬齢別対抗重賞、第9回ドリームエイジカップは、2番人気の実力馬オレノココロがトップハンデながら、残り10mで差し切り勝ち。オレノココロはこのレース3年ぶり2勝目、重賞は通算20勝目。カネサブラックの持つ最多重賞勝利21勝まであと1勝となった。鈴木恵介騎手はこのレース4勝目で重賞通算71勝目。

レース振り返り
  帯広は先週に遅い初雪が降ったが1cm程度の弱い雪、湿り気は残っていたものの、日曜日は晴れ、ロードヒーティングも効いて、力のいる馬場となっていた。
  レースは、スタート直後からフジダイビクトリーやキサラキクがやや遅れを取り後方追走。他の馬も時計のかかる馬場を意識してか、早めの刻みを入れ、前半からかなりゆったりしたペース。その中で押し出されるように最内からオレノココロ、大外からコウリキが前に行き、その内側のマルミゴウカイ、ミノルシャープあたりが追走、中枠の馬たちが後方から行くという変則的な展開となった。その後中枠のシンザンボーイやセンゴクエースらも少しずつ近づくが、同じような流れで第2障害手前まで。ここまで71秒。
  各馬十分溜めた後、最も先に障害に挑戦したのはマルミゴウカイ、続いてオレノココロ。しかしいずれも坂の中腹でストップ、これを見るように他の各馬も障害に挑戦。その中で先に障害を越えたのはシンザンボーイとミノルシャープ。ほぼ同時に抜け出し直線へ、一瞬の切れ味でミノルシャープが前に出て、シンザンボーイがこれを追う。後続は各馬障害に苦しみ、マツカゼウンカイ、そしてセンゴクエースらは膝を折った。その中でオレノココロが3,4発ほどで障害を抜け出しこれが3番手、これにマルミゴウカイ、フジダイビクトリーあたりが続いた。
  先頭は、ミノルシャープが快調に飛ばし、最大3馬身差ほど離れてシンザンボーイが追走、そして後方からオレノココロがじわじわと迫ってくるという展開。ミノルシャープは残り10m手前あたりまで来たがそこから急激に失速、シンザンボーイが少しずつ詰めるが、それ以上に脚色がいいのがトップハンデのオレノココロ。残り10mを切ったところでミノルシャープが一旦立ち止まり、そこにシンザンボーイが並びかけたが、そこで最内から一気にオレノココロがまとめてかわし、そのままゴールを駆け抜けた。2着争いはシンザンボーイと立て直したミノルシャープが再び並びかけるがわずかにシンザンボーイが粘って2着、ミノルシャープが3着。後続からはマルミゴウカイらも一団で追いついてきたが届かなかった。1番人気となり当欄でも狙ったセンゴクエースは障害で崩れ離れた8着に終わった。

次走へのメモ
オレノココロ(1着):この馬の本当の意味での強さを見せたレース。そしてそれを十二分に引き出した鈴木恵介騎手の好騎乗もあった。トップハンデや枠順はこの馬にとってほとんど問題ではなく、自分の走りがしっかりできるかどうかというところだろう。今回は流れを見ながら、各馬の動きが重いとみると、自分から前に出てペースを作りに行った。そして障害も悪いなりにしっかり踏み込んで対処していた。今後への展望と課題が見いだせるレースぶりであった。次の狙いはもちろん正月の帯広記念。ライバルのコウシュハウンカイからのタイトル奪取に挑む。
シンザンボーイ(2着):好位に付け、障害をひと腰でクリアし、最後まで粘るというこの馬の形に持ち込めた。強いていえばもう少し馬場が軽ければ最後まで走り切れたかもしれないが、この馬の持ち味は十分に出せたのではないか。賞金も加算してこの次の狙いの帯広記念の出走権もほぼ確実、これまでも経験を積み上げてきており、このまま好調を持続すれば勝ち負けできるところまで上がってきた。
ミノルシャープ(3着):良い面も悪い面も含めてこの馬らしいレースであった。抜群の障害力と降りてからの切れ味、リードも広げて、今度こそはやったと思わせたが、残り10mで落とし穴があった。この馬にとってゴール前は鬼門とも言えるほど課題となっている。ただ見せ場は作ったし、4歳馬としては健闘と言えるのではないか。次の狙いはもちろん天馬賞。最後まで粘り切れるか。
マルミゴウカイ(4着):当欄で対抗に狙っていた。走りそのものは安定していたが、障害で二の腰が入らない状況がここ何戦か出ていたところ、今回もそれが出てしまい、最後の直線も一歩遅れを取った形になった。次の狙いは、少し軽いところで障害などの立て直しを図ると見られ、正月の金杯から2月のチャンピオンカップといった路線か。
コウリキ(5着):序盤は自分のペースを守り、流れをつかんで、直線の切れ味で5着まで食い込んだ。苦手な障害もしっかり踏み込んで2,3発でクリア。自分の力を確かめるようなレースぶりであった。重馬場に対処できたのも大きい。今後は自己条件のA1クラスで勝ち星を重ね再び重賞出走のチャンスをうかがう。
  その他では、フジダイビクトリー(6着)は、序盤の出遅れが若干影響したか本来の先行力が見られなかった。ただ障害はひと腰で切っておりまだまだ走れるところを見せた。マツカゼウンカイ(7着)も流れに乗れなかったか。珍しく障害でも引っかかっていた。当欄本命のセンゴクエース(8着)は懸念されていた障害での崩れが出た。前半から自分のペースで行けなかったこともミスにつながった原因か。

はむ!の予想(馬券)結果
  (通常分)今回 -3,600   (配当)0 (投入)3,600
  (単複・ワイド)今回 -1,800   (配当)0 (投入)1,800
  今年度累計 -27,710 (11/25現在)
    通常  -17,290 (配当 41,010 - 投入 58,300)
   単・ワ -10,420 (配当 11,480 - 投入 21,900)
  何も引っかからず完全ボウズ。なんとなく悪い予感はしたのだが・・。センゴクがあそこまで崩れてしまうとは。それにしてもオレノココロには恐れ入った。というか、過去にこういう不利な条件でも勝ってきている馬なんだけど。人気が落ちていた今回は狙い目だった。それがわかっておりながらワイドででも馬券につなげられないのはやはり情けないところだ。

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2018データ・馬券成績表)

  次の重賞は2週連続の12月2日、今度は3歳牝馬の最高峰の戦い、ばんえいオークス(BG1)です。予想はいつもどおり前日までには書きたいと思います。

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