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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2019年2月2日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】重賞予想・第29回ヒロインズカップ(2/3)

  正月開催以降1か月ぶりの重賞は、今年からBG1に昇格した牝馬チャンピオン決定戦、ヒロインズカップです。ばんえいの真の女王はどの馬がなるでしょうか。(なお、発走時刻がいつものメインより少し早いので注意が必要です)

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第29回ヒロインズカップ(BG1)
(2019年2月3日(日)18:00発走 帯広10R ダ200m 4歳以上牝馬オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
  セイコークイン 牝9 790 西将太 中島敏 鹿毛 差
ナカゼンガキタ 牝5 770 藤野俊 西康幸 鹿毛 逃
  アアモンドセブン 牝8 770 藤本匠 小林長 青毛 差
  ヒメマルクィーン 牝8 760 村上章 長部幸 栗毛 先
キサラキク 牝8 790 阿部武 金田勇 芦毛 差
タイキン 牝6 770 菊池一 大橋和 鹿毛 先
  タナボタチャン 牝6 760 渡来心 坂本東 栗毛 追
ヤマノホシ 牝7 770 鈴木恵 長部幸 鹿毛 逃
  コウシュハローヤル 牝6 770 工藤篤 松井浩 鹿毛 先
10 フェアリースズ 牝5 760 島津新 岩本利 栗毛 先
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「ヒロインズカップ」の概要と傾向
  年間で唯一の古馬牝馬の重賞、JRAでいえばエリザベス女王杯に匹敵するレース。今年からはBG1に昇格し名実ともに女王決定戦の様相を呈してきた。過去の勝ち馬にはもちろん名牝と言われる馬の名前が並ぶが、サダエリコやアンローズといった名前がないのが不思議なところ。連覇・リピーターも多いが、ここ6年は毎年勝ち馬が変わっている。過去10年で1番人気は(3,1,1,5)とやや微妙。一方で2番人気が(4,3,0,3)、3番人気も(3,2,1,4)となかなかの成績で勝った馬はいずれも上位3番人気以内、従って配当的に荒れることは少ない。このことからも2,3番手あたりをしっかり狙ってみるのが良いか。また、過去に牝馬重賞(黒ユリ賞、ばんえいオークス、クインカップ)で2着以内の実績があるのも勝つ条件の一つになっている。年齢は8歳以上の高齢馬が強い時期もあったが、ここ6年は7歳以下が勝っており、若馬の勢いも侮れない。ただ4歳馬は出走自体が少ないが、かなり苦戦(今回も不出走)。騎手では、現役では藤本匠Jが4勝とトップ。藤野騎手がこのレースに勝っていない。
今回のみどころ
  メンバーを改めて見ると、キサラキクら実績のある古馬もいるが、初出走でイキの良い若馬の名前や久々に登場してきた名前などが並び、全体的にフレッシュなイメージだ。実績のある古馬が意地を見せるか、あるいは世代交代となるのか、BG1になって初めての女王の座を巡って激しい展開が予想される。クラス・年齢により若干の別定ハンデが設定されており、このあたりが勝負を左右する可能性も。馬場状態もポイント。なお、出走権のあった馬からミスタカシマ、シンエイボブ、メヂカラが回避、繰り上がり出走馬がいるので留意。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 セイコークイン:ヒロインズカップは実に5度目の出走で一昨年の2着が最高成績。今年で明け9歳となり、これまで重賞は数多く出走しているがまだ一度も勝てていない。準重賞では多数勝利しているだけに不思議なところ。近走は障害が上がれておらず苦戦続き。軽量戦では敵無しの抜群のスピードを持っているだけに、流れをつかみ念願の重賞勝ちを目指したい。
 2 ナカゼンガキタ:明け5歳、ヒロインズカップ初出走。昨年度(一昨年)のオークスの勝ち馬である。その後の重賞や特別戦ではハンデもあって苦戦しているものの、今年度は特別戦のカーネーションカップ2着、直近のレディースカップで優勝するなど、牝馬戦になれば強みを発揮する。先行力と障害力があり、崩れはほとんどない。ただ流れに乗れないと凡走も。
 3 アアモンドセブン:一昨年のこのレースの優勝馬、明けて8歳となりキサラキクと同世代。ヒロインズカップは4度目の出走。実力馬だが、調子の良し悪しがはっきりしているタイプで、近走は大敗続き、体重も落ちており体調面での不安がある。ただ昨年も同じような状況から2着に粘り込んでいる。出足が決まれば走れるが一旦遅れを取るとジリ脚で終わることも。
 4 ヒメマルクィーン:回避馬が出てチャンスが回ってきた。8歳馬だが重賞初出走。特別戦の出走も数えるほど。デビュー時は馬体重700kg台前半とばんえい馬としてはかなり小柄で、非力さが目立った。今も900kg台と小柄だがじわじわ力をつけ、なかなかの先行力・障害力と勝負根性を見せている。今シーズンで引退とのこと。相手は強いが胸を借りたい。
 5 キサラキク:ヒロインズカップは4度目、昨年に続き連覇を目指す。永く牝馬トップの座に君臨しておりキャリアは十分だが、最近は特別戦でも元々得意でない障害で苦しんでいる。気分転換にスピードレースの地吹雪賞にも出たが、こちらもかつてのスピードが見られなかった。馬体重も減り気味で体調面も気になる。しかしここでは格が違う。女王の意地を見せるか。
 6 タイキン:6歳牝馬ランク最上位。重賞は2歳時のヤングCSと4歳時のクインカップに出ているが掲示板内には入っていない。下位条件で勝ち負けを繰り返していたが、古馬になってじわじわと力を付け、牝馬ベスト10圏内まで上昇してきた。先行力と障害力が持ち味であるが、相手に合わせた自在の走りが可能。軽馬場ならスムーズに抜け出し粘り込むことが可能。
 7 タナボタチャン:6歳牝馬。淡い栗毛でファンの多い馬、今回は繰り上げで久々に出走のチャンスを得た。重賞は牝馬戦に3度出走。2歳時の黒ユリ賞では2着に入っている。馬体も大きく力のある馬であるが、気性面もあって成績にはムラがある。脚質は中団後方に控えて、直線の切れ味で勝負する追込みタイプ。最近は障害でも苦労しているが、高重量で巻き返しも。
 8 ヤマノホシ:出走馬中唯一の7歳馬。最後の切符を得て出走してきた。重賞は4歳時のクインカップ(7着)のみ、その後は自己条件のB1~B2あたりで戦ってきた。今年度は準重賞のレディースカップなどで3着と好走。先行馬の多いメンバーの中でも特にハナを切って行きたいタイプ。障害も上手いがあとは直線でどこまで粘れるか。鈴木恵介騎手の手綱捌きにも注目。
 9 コウシュハローヤル:6歳馬。重賞は世代戦に3レース出走しているが、特に3着に入った3歳時のオークスが特筆される。その後もAクラスやBクラス上位で勝ち負けを繰り返し、ようやく出走権を得てきた。本来ならかなりのスピードの持ち主で、しかも最後まで粘り強く走れるタイプだが、近走はやや動きが重く、障害も上がれない時がある。軽馬場なら一変も。
 10 フェアリースズ:明け5歳、重賞は3歳時オークスと4歳クインカップに出走。クインカップでは姉妹制覇の期待もあってか1番人気に推されている(3着)。近走はクラスが上がって壁に当たっている印象だが、牝馬同士のここなら戦えそう。この馬も先行力と障害力はあるが、同型が揃っており、相対的には控える形になるか。切れる脚はないが平均して力は出せる。

【はむ!の見解まとめ】
  実績のある古馬か、勢いのある若馬か。ばんえいでは牝馬限定戦のレースが少なく、互いに相まみえる期間が少ないのでなかなか力関係を推し量るのは困難。そんな中、前哨戦のレディースカップあたりが参考になりそう、この時は1着ナカゼンガキタ、2着キサラキクと若馬の勢いが勝った形にはなったがハンデ差30kgあった。今回は20kg。この差は埋まるか。この2頭以外の馬は着差以上に力の開きはあったイメージだが重賞の重量になってどうか。
  展開は、前に行きたい馬が揃っており、それなりに速くはなりそう。ヤマノホシがハナを切り、ナカゼンガキタあたりが続くか。キサラキクも早めに詰めていくことが予想される。いずれにせよ荷物が重いので、無理に先手を取りに行くと後が厳しくなりそう。そんなところから総合するとやはり実績馬有利となるか。
  当欄でも、ここは一日の長で◎(5)キサラキクを本命とした。近走は障害がひと腰で上がれていないし、降りてからもかつての切れ味が影を潜めており、不安な点が多いが、そこは牝馬ナンバー1を続けてきた馬。実績が違う。牝馬同士なら引き下がれない。出足はともかく、第2障害手前あたりではきっちり先手を取りに行くのではないか。たとえ障害で引っかかっても十分追いつきそうだ。対抗にはやはり○(2)ナカゼンガキタを挙げたい。先行力があり障害が上手いので安定感がある。キサラキクに勝てるとするならこの馬が逃げ切るパターンか。前半の位置取りも大事だが、どこまで粘りきれるかがカギ。3番手評価が迷うところだが、ここに来て充実してきた6歳馬(6)▲タイキンを抜擢したい。同レベルのライバルが顔を並べるが、先行力と障害力で一歩リードしている。あとは相手関係のみ。特に前走自己条件(A2)戦で見せたような力強い走りが見られれば一発も。入着候補には、ハナを切って行きそうな△(8)ヤマノホシがおもしろそうだ。楽に先行できれば、最後の粘りにつながりそう。鈴木恵介騎手の手綱加減がポイント。
  あとは、ハンデ面で有利な注(10)フェアリースズ。やや人気先行感があるが、しっかり走れそう。外枠は苦にしない。ただ前に行きたい馬が多いこのレースでどこまで自分のペースで先団に取り付けるか。他では、9歳馬で実力上位の(1)セイコークインが念願の初重賞をめざす。しかし近走は勢いを失いつつあるし障害が上がれていない。衰えたわけではないので全く無視はできないが、この馬は次週の準重賞スピードスター賞の方に照準か。さらには、このレース優勝経験のある(3)アアモンドセブンもここでは一変の可能性はあるが、近走の成績からは狙いづらい。その他の馬はやや力の差がありそう。

はむ!の馬券狙いどころ:
  年始めの重賞、特に帯広記念で上手く嵌まって、珍しく現時点でプラスまであとわずかのところまできた。ここで一気にプラス街道に入っていきたいところだが。そしてBG1に昇格したヒロインズカップ。やはり当欄で注目し続けてきたキサラキクを軸にしたい。格が違う。負けるとすればキサラキク自身のミスだろう。それを踏まえて今回は馬複ないしは枠複を多めに、相手に若馬勢を並べればそこそこの配当はつくか。ワイドはタイキンと無印にした実績馬セイコークインから。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 
   5,2→5,2,6→5,2,6,8,10,1 合計16通り 各100円
   5→2,6,8→2,6,8,10,1 合計12通り 各100円
  枠複 5=2,6,8  各300円
  馬複 5=2,6,8 2=6,8 各200円
  合計 4,700円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 5 600円
  ワイド 6=5,2,8,1 1=5,2,8 合計7点 各100円
  合計 1,300円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。

平成最後の・・
  ついこないだ新年を迎えたかと思えば、あっという間に1か月が経ちました。そして今年は5月に皇位継承により新しい年号が始まります。あと4か月です。そしてあちこちでよく聞かれるのが「平成最後の・・」。「平成最後の正月です」とか、「平成最後の有馬記念です。」とか。筆者などは昭和の時代もそこそこ過ごしているので、ひとくくりに「平成」といっても、それがことさら特別な時代だったとは思いませんが、少なくとも筆者が競馬を本格的に始めたのがいわゆる第2次競馬ブームの平成に入るか入らないかのころ。その間ずっと競馬しかやってなかったわけではありませんが、当欄的には「平成」といえば「競馬」だといえるのかもしれません。現在はばんえい中心ではありますが、ネタがないときは今後そんな競馬の思いで話でもここでするかもしれないのでよろしくお付き合い願います。

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