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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2019年3月26日火曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】回顧・第51回ばんえい記念(3/24)

ばんえい重賞レース回顧
第51回ばんえい記念(BG1)-2019年3月24日-10R 200m直 晴 1.2%
  1着▲(5)センゴクエース(工藤篤) 3分35秒0
  2着◎(2)オレノココロ
  3着○(4)フジダイビクトリー
   単勝 5 350円(2番人気) 馬複 2-5 250円 三連単 5-2-4 1,450円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○▲等の印は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい重賞の最高峰、第51回ばんえい記念は、2番人気の7歳馬センゴクエースが障害2番手から直線止まることなく勢いよくゴールを駆け抜け初挑戦で初優勝となった。重賞は昨年度のドリームエイジカップ以来で12勝目。工藤篤騎手もばんえい記念初優勝で通算重賞7勝目。

レース振り返り
  帯広は、寒の戻りがあり、金曜日に1cm程度の雪、そして当日も時折にわか雪が降って若干水分を含むつつも、ほぼ平均的なタイムの出る馬場であった。
  レースは、第1障害でドルフィンは大きく遅れたものの、他の各馬は第1障害をほぼ問題なく越え一線。早めの刻みで出たり入ったりのレースで、ばんえい記念らしくゆったりしたペース。その中で1番人気オレノココロが心持ち前を伺いつつ、センゴクエース、フジダイビクトリー、コウシュハウンカイが差なく並びかける。この有力4頭が先頭集団を形成し、そのままの流れで第2障害へ。第2障害手前にはフジダイビクトリーがわずかに先着したものの、4頭ほぼ一斉に並ぶ。ここまで1分52秒。各馬かなりの時間を溜めて障害の仕掛けのタイミングを伺う。その間に後続のソウクンボーイらも到着する。そして先に行った4頭は互いに息を合わせたようにほぼ同時に障害にチャレンジ。各馬いずれも坂の中腹で止まるも、その中でセンゴクエースが7~8分目まで上がっていた。その後は、各馬1歩ずつ力を入れながら少しずつ登っていく。最も先に障害を越えたのがフジダイビクトリー、次にセンゴクエースが一旦膝を折りつつ2番手でクリアし前を追い、コウシュハウンカイ、オレノココロと続く。直線に入ってフジダイビクトリーが逃げるが、センゴクエースの脚色が良い。そして残り30mでフジダイビクトリーが止まったところで、センゴクエースがかわし先頭へ、フジダイビクトリーは立て直すが、後方から追って来たコウシュハウンカイとオレノココロに含まれ横一線で前を追う。しかしその前を行くセンゴクエースもスピードが緩まず逃げ込み態勢へ。残り20mあたりで約3馬身差のリード。2番手集団からオレノココロが抜け出し激しく追うが、センゴクエースは止まらず、そのまま先頭でゴールを駆け抜けた。勝ちタイム3分30秒台でばんえい記念としては速めの決着であった。3連覇を目指したオレノココロは最後は1馬身差程度まで詰めたが届かず2着。3着争いは一旦コウシュハウンカイが前に出るが残り10mあたりで詰まり、その間にフジダイビクトリーが差し返して3着に入った。

次走へのメモ
センゴクエース(1着):デビュー時から注目されていた馬が素質開花。ニューヒーローの誕生となった。勝因は実力はもちろん、障害の一歩目でかなり上の方まで行けたことが最も大きかった。やや馬場が軽くなっていた割には、前半のペースが速くならなかったことが障害をうまくクリアできた要因だろう。止まらなかった最後の直線の走りはさすがで、スピード、スタミナとも十分であった。また、一旦膝を折ってもすぐ立て直せたこともこの馬が勝てる力を付けてきたということだろう。来年度以降がさらに楽しみになってきた。ただ年度明け早々は一旦ひと息つくかどうか。オレノココロや同厩舎との兼ね合いもあるだろう。
オレノココロ(2着):3連覇はならなかったが、この馬のパフォーマンスは十分出せていたのではないか。強いていうなら馬場がやや軽く、センゴクの方が最も力を出せる展開になったということだろう。障害を降りてからも本来なら十分差せる位置ではあったが、それ以上に勝ち馬に上手く走られた。まだばんえいの盟主の座は渡したくないところ、ダメージが少なければ年度当初のオッズパーク杯から狙いに行くか。
フジダイビクトリー(3着):ラストランであったが立派な3着であった。予想どおり前半からレースを作りに行き、他馬を引きつけるような走りであった。障害を先頭で越えた時はさすがと思わせたが、想定以上に直線の馬場が軽く、切れ味のある馬たちに差された。しかし最後までこの馬らしい粘りをみせたのではないか。個性的な馬の引退は残念だが、今後種牡馬としての活躍が期待される。
コウシュハウンカイ(4着):この馬としては自分の走りはしていた。軽めの馬場も走りやすかったようだ。しかし障害で珍しくふらついたりソラを使う場面も見受けられた。やはり高重量はあまり得意ではなさそうだ。最内枠もこの馬には不利に働いたか。しかし大きな差はなく、力のあるところは見せた。来シーズンは始めから比較的得意な軽めの古馬重賞を狙っていくか。
シンザンボーイ(5着):障害を上手く越えて好走した帯広記念と同様の展開を狙ったが、今回は障害での2歩目で膝を折り、その後力が入らなかった。先行の各馬が行ってからは半ば諦めた形になった。上位馬とは力の差が見えた形にはなったが、良い経験は積めたのではないか。来年度の重賞戦線でも期待。
ソウクンボーイ(6着):7秒差に迫った昨年のようには上手くはいかなかった。前半は想定どおりに運んだが、軽馬場で全体として障害から直線にかけてのタイムが速くなったことで引き離される形になった。
カンシャノココロ(7着):本来なら先行して障害を一歩一歩踏みしめて上がれるタイプなのだが、さすがに荷物が重かった。しかし崩れてはおらず、今後に向け良い経験にはなったのではないか。
ドルフィン(8着):さすがに力の差は歴然としていたが、最後まで完走したことに大拍手。障害も何度も崩れそうになりながらも常にゴールを目指す気持ちが出ており、今後に生かせそう。

はむ!の予想(馬券)結果
  (通常分)今回 -3,000   (配当)2,700 (投入)5,700
  (単複・ワイド)今回 -1,660   (配当)640 (投入)2,300
  今年度累計 -18,200 (3/24・今年度最終)
    通常  -2,640 (配当 107,800 - 投入 105,160)
   単・ワ -15,560 (配当 23,040 - 投入 38,600)
  やはりばんえい記念は感動的、そしてセンゴクエースが新しい主役に踊り出たことは良かった。馬券も一応は押さえていて外れではないのだが、それにしても配当が安かった。有力馬サイドならやはりもう少し買い目を絞らないといけないのだが、ここはお祭りだし、仕方ない。ま、自分らしい結末だったと言えるだろう。年間を通して結局赤字にはなったが、例年より回収率が回復しただけでも良しとしよう。来年度はまた気分一新、頑張っていこう。

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2018データ・馬券成績表)

  ばんえい記念dayが終了し、今年度のばんえい競馬は終了。次は、1か月ほどあいて、4月27日から始まります。年度最初の重賞は5月5日、ばんえい十勝オッズパーク杯です。またその前に4月14日に新たな2歳馬の能検もあります。当欄では、来年度も同様に重賞予想を行う予定ですが、来年度の方針については、また4月に入ってからお知らせしますので、お待ちください。

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