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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2020年3月22日日曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】回顧・第52回ばんえい記念(3/21)

ばんえい重賞レース回顧
第52回ばんえい記念(BG1)-2020年3月21日-9R 200m直 晴 1.4%
  1着◎(7)オレノココロ(鈴木恵) 4分16秒0
  2着▲(2)センゴクエース
  3着注(6)ホクショウマサル
   単勝 7 220円(2番人気) 馬複 2-7 500円 三連単 7-2-6 1,700円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○等は、はむ!の当初予想印)

  ばんえいの古馬重賞でばんえい最高峰のレース、第52回ばんえい記念は、2番人気となっていた10歳馬オレノココロが障害を3番手で降りてから前の馬を追い込んで差し切り、2年ぶり3度目のばんえい記念制覇、重賞は通算24勝目で自己の持つ最多重賞勝利記録を伸ばした。鈴木恵介騎手はばんえい記念は4勝で重賞通算79勝目 槻舘厩舎はばんえい記念4連覇、重賞は通算63勝目。

レース振り返り
  帯広は前日にわずかな降水はあったものの、昼間は気温が上昇、馬場は急速に乾燥、風も強くかなり力の要る重馬場であった。
  レースはバラバラとしたスタート。その中でアアモンドグンシンが勢いよく第1障害を越え、センゴクエース、オレノココロそしてコウシュハウンカイが続いた。その後はかなり離れてソウクンボーイが続き、スタートで出遅れたホクショウマサルは、第1障害で一旦膝をつき苦戦しながら越えた。さらに遅れてカブトゴールドが続いた。
  その後、各馬刻みを入れながら一歩一歩に時間をかけながら進む。全体としてはセンゴクエースとオレノココロがやや前に行きつつも、アアモンドグンシン、コウシュハウンカイも刻みのタイミングで前に出るなど、出たり入ったりの展開。1,2障害の中間では遅れていたホクショウマサルも追いついて、5頭が横一線のまま、ゆっくりゆっくり第2障害手前へ。センゴクエースがわずかに先着、オレノココロ、コウシュハウンカイが続き、アアモンドグンシン、ホクショウマサルも追いついた。ここまで2分15秒とばんえい記念としても遅いペース。各馬障害手前でもかなり長い時間息を入れ障害へのチャレンジを伺う。そしてソウクンボーイ、カブトゴールドも追いついた。
  障害を最初に仕掛けたのはオレノココロ、そしてセンゴクエースが続くが、2,3歩でストップ。センゴクエースは一旦膝をついた。そしてアアモンドグンシン、ホクショウマサルも障害に取り付き同じく坂の中腹手前あたりで止まった。それらを見るようにコウシュハウンカイが挑戦し、やはり一旦止まったものの、2歩目で前に進み始め、坂の天板近くに脚がかかった。そして他の馬がかなり苦戦している間に、膝をつきながらも障害をクリア、先頭に立って最後の直線での逃げ切り態勢。後続の馬たちも懸命に坂に挑戦するが苦戦。
  コウシュハウンカイが大きくリードを広げ残り30mに達したところで、ようやく2番手で降りたのがアアモンドグンシン、そしてオレノココロが続き、かなり遅れてホクショウマサルが降りた。センゴクエースは何度も膝を折りながら懸命に立て直しを図る。その間にコウシュハウンカイは残り20m地点へ。しかしここで一旦立ち止まり、その後スピードが極端に落ちた。その間にアアモンドグンシンとオレノココロがじわじわ迫っていく。しかし残り20m手前でオレノココロの方が先にストップ、これにホクショウマサルが近づいて行った。アアモンドグンシンがさらに勢いを付けてコウシュハウンカイに並びかけるが、残り10mでストップ。コウシュハウンカイが再び前を行くがこれもストップ。後方からホクショウマサルがオレノココロをかわし、その場で膝から崩れてしまったアアモンドグンシンもかわして2番手へ、但しこちらも勢いが鈍る。その間に一息入れたオレノココロが再度激しく追い逆転。さらには動きの止まったコウシュハウンカイをもかわして、そのままオレノココロが先頭でゴールを駆け抜けた。2番手争いは各馬が止まっているところ、障害を苦しんでいたセンゴクエースがかなり離れた後方から一気に追い込んできて、残り5mで逆転、最後はオレノココロにも1馬身差まで迫る2着に入った。3着争いは、コウシュハウンカイとホクショウマサルの粘り合いとなったが、ホクショウマサルがわずかに前に出て3着、逃げたコウシュハウンカイは完全に脚が上がり結局4着に沈んだ。

次走へのメモ
オレノココロ(1着):これぞオレノココロと言える見事な勝ち方であった。スローペースになったことにより、前半から遅れを取ることもなく、障害もじっくり攻められたことで、コウシュハウンカイらにかなり先に行かれても逆転できる自信があったのであろう。ミスもほとんどなく、鈴木恵介騎手の絶妙な手綱さばきのもと、ばんえい記念はこう攻めるという手本のような走りであった。10歳馬だが少なくとももう1年は走ると思われるので、4度目のばんえい記念制覇を目標に、昨年苦しんだ夏をどのように過ごしていくかといったところ。まずは、年度明けのオッズパーク杯から始動か。
センゴクエース(2着):とにかく最後の直線は1トンの荷物があることを忘れさせるような豪快な末脚であった。それだけに障害での手間取りが惜しまれるが、時間がかかってもしっかり立て直せたことは収穫であろう。高い能力と、柔軟性があることは証明された。さらに年齢を重ねて脚がパンとしてくれば、もっと強くなるであろう。来年度の重賞戦線では障害への対応力をつけて、勝ち味を覚えていきたいところ。
ホクショウマサル(3着):連勝記録更新の期待もあって、最終的には1番人気に推されていたが、それにふさわしい堂々とした走りはできていた。出足で躓いたことや第1障害で苦しんだことは、この馬らしいことであり、全体にはさほど影響はなかったように思われる。勝ち馬とは重賞経験の差というところか。これで連勝の呪縛も取れたので、来シーズンは思い切り重賞戦線に挑戦してほしい。
コウシュハウンカイ(4着):障害力を生かして最後の直線で大きくリードし、今年こそは逃げ切りかと思われたが、残り20mを切ってからの失速が急であった。もう少し馬場が軽ければ粘れたかもしれないが、やはり重量適性の範囲がもう少し少ないところにあるのであろう。重賞戦線では来年度も中心的存在であることには変わりはないので、その勢いで次のチャンスに期待する。
ソウクンボーイ(5着):他馬の動きに動ぜずこの馬なりの展開を刻み、最後の直線もしっかり走りきった。勝ち馬と1分差と大きく離されたものの、2度目の掲示板内入賞で賞金も獲得、陣営としては納得のいく結果だったのではないか。強い世代の一角として来年度も引き続きチャレンジ、力も切れ味もあり、他の重賞では勝てるチャンスもあるだろう。
カブトゴールド(6着):格上挑戦ながら、最初から最後までしっかり歩ききった。得るものは大きかったと思われる。自己条件に戻っても、この経験を生かして自信を持った走りで勝ち星を重ね、そしてここに再チャレンジすることを期待。
アアモンドグンシン(中止):一瞬そのまま差し切るのではという見せ場を作ったが、やはり5歳馬には厳しかったか。最後の直線で倒れ込んだので心配されたが大過なかったようだ。素質の片鱗は見せたのでここはじっくり体を作って再度挑戦してほしい。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 三連単 7-2-6 3枚 馬複 2-7 5枚 単勝 7 10枚 ワイド 2-6 6-7 各2枚
  まずは、本当にばんえいの醍醐味を十分味わえたレースであった。4,5頭の馬が一瞬勝ったかと思わせる見せ場があり、最後のサバイバル合戦も見応えがあった。その中でもオレノココロはやはり強かった。そしてセンゴクの追い込み、マサルもさすが連勝馬であるところを見せたし、グンシンも最後は力尽きたが見せ場は十分だった。グンシンは倒れて心配だったが、無事だったようでよかった。馬券?もうどっちでも良いという感じ。でも一応ばんえい記念に関しては久々に各種馬券が入ってくれた。それぞれの配当が安いので、負けを取り返すほどには至らなかったものの、最後だけでもプラスにできたのは気持ちの良いものだ。また次シーズンも頑張っていきたい。
  今回収支 +2,180
   (通常分) +1,700  (配当)6,600 (投入)4,900
   (単複・ワイド) +480  (配当)2,880 (投入)2,400
  今年度累計 -36,960(回収率75.0%)(今年度最終成績)
   (通常分) -28,640 (配当 80,060 - 投入 108,700 74%)
   (単複・ワイド) -8,320 (配当 30,980 - 投入 39,300 79%)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2019データ・馬券成績表)

  これで今年度の重賞は全て終了、ばんえい競馬自体も24日の火曜日で今年度最終です。次回開催は1か月後の4月24日金曜日が初日、その前の4月12日には新しくデビューする2歳馬の能力検査もあります。また新年度最初の重賞は5月3日のばんえい十勝オッズパーク杯、さらにはその次の週の10日には牝馬重賞としてカーネーションカップが復活します。楽しんでまいりましょう。
  なお、当欄では来年も変わりなく重賞予想を続けたいと思いますが、少しスタイルを変えることを考えています。オッズパーク杯の前日にはアップしたいと思います。それより先に、能力検査に基づく2歳馬データ集を今年もなんとか作成したいと思います。twitterなどを通じてお知らせしますのでお待ちください。今後ともよろしくお願いします。

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