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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2020年12月30日水曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】重賞予想・第22回ヤングチャンピオンシップ(12/30)

  年末年始重賞シリーズ第2弾、今年最後の重賞は2歳馬による馬産地選抜・いわゆる「ばんえい甲子園」決勝であるヤングチャンピオンシップです。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第22回ヤングチャンピオンシップ(BG2)
(2020年12月30日(水)19:25発走 帯広11R ダ200m 2歳産駒特別選抜別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
アルジャンノオー 牡2 600 藤野俊 松井浩 芦毛 逃
北見2位
  ジェイスター 牡2 590 菊池一 今井茂 鹿毛 差
十勝1位
ホクセイジョーカー 牡2 590 西将太 西弘美 栗毛 追
北央1位
カイセキングオー 牡2 590 藤本匠 坂本東 栗毛 追
北見1位
  コウシローレディ 牝2 570 渡来心 中島敏 青毛 差
釧路2位
  ジェイマーサ 牡2 590 鈴木恵 山本正 青毛 差
南北海道2位
ネオキングダム 牡2 600 阿部武 坂本東 青毛 先
釧路1位
  ショウリノホシ 牡2 590 赤塚健 村上慎 鹿毛 先
北央2位
キタノダンディ 牡2 590 松田道 村上慎 青毛 逃
十勝2位
  10 シンエイララ 牝2 570 西謙一 久田守 鹿毛 差
南北海道4位
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「ヤングチャンピオンシップ」の概要と傾向
  毎年暮れに行われるばんえいならでは名物レースの一つ。平地競馬でも年末には「2歳優駿」や「フューチュリティS」などの2歳総決算のレースが行われるが、ばんえいの場合は年度末に最高峰のイレネー記念があるため、年末は特殊な選抜レースとしてこの「ヤングチャンピオンシップ」(当欄ではヤングCSやYCなどと略する)が行われる。のレースの出走条件は極めて特殊で、馬産地を十勝、釧路、北見、北央、南北海道の5つの地区に分け、予選(産駒特別)が行われ、それぞれ上位2頭の馬が出走できる。各地区を勝ち上がってくるため、「ばんえい甲子園」と呼ばれている。したがって予選で敗退すれば、ナナカマド賞を勝った有力馬でも出走できずドラマが生まれる。
 地区では帯広競馬場のある十勝地区が最もレベルが高いとされており、過去10年で十勝産駒が6勝している。しかし、他地区の馬も健闘しており、過去5年で2勝している釧路産駒など各地区代表が健闘している。南北海道産駒の優勝はないが、昨年は連対しており、チャンスはある。
 人気面では、過去10年1番人気は(5,2,1,2)と安定。優勝馬は全て3番人気以内となっており、上位馬が安定しているが、2着、3着には下位人気も入っている。タイムは1分30秒前後で、軽めの馬場でのスピード勝負と言える。馬体重1000kg以上の馬が過去10年で8勝と成長力もポイント。牝馬の優勝は前身のヤングクラウンズカップ時代の2003年エンジュオウカンただ1頭で牡馬勢が圧倒的に有利。騎手では鈴木恵介騎手が4連覇を含む5勝と大きくリード、あとは松田騎手が2勝している。

今回のみどころ
  このレースはまず出走できることが大きなハードルで、今年はナナカマド賞に勝ったアバシリサクラが十勝産駒特別で敗れて出走できない。今年のこの世代は元々混戦模様だが、特に予選では有力馬がことごとく敗退し、ナナカマド賞に出走した馬は3頭のみ、しかも上位は2着に入ったネオキングダムのみで、同レース8着、9着に沈んだキタノダンディ、アルジャンノオーがかろうじて出走にこぎつけている。それだけに今年のこのレースは大混戦。現在下位クラスの馬でも大いに勝てるチャンスがありそう。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 アルジャンノオー:能検1番時計でデビュー時は勢いがあり、スタートから他を引き離すような強さを見せていたが、重賞ナナカマド賞で先行しながら直線で失速、それ以降自信を失ったように走れなくなった。しかし北見産駒特別では立て直して、直線の接戦でも粘って2着に入った。自分でレースを引っ張る流れに持ち込みたい。
 2 ジェイスター:レベルの高い十勝産駒特別で大接戦の追い比べの中最後で抜け出し、9番人気ながら優勝してここに駒を進めた。デビュー時は700kg台の馬体重で非力が目立ち、能検も2回目で合格、最初は障害も越えられなかったが、近走は力を付けてしっかり対応できるようになってきた。軽馬場なら本領を発揮しそう。
 3 ホクセイジョーカー:能検3番時計でデビュー後も連勝と、その先が期待されたが、その後障害で失敗し苦手意識を持ちはじめてか苦戦が続いた。しかし予選の北央産駒特別では、じっくり構えて障害3番手から一気に前をかわして優勝、ここの出走権を得てきた。スピードと切れ味を持っているので、障害を越えれば勝負になる。
 4 カイセキングオー:能検は2回目で合格するなど、デビュー時は走りがぎこちない部分があったが、徐々に自分の走りを身につけ、青雲賞では後方からじわじわ追い上げての5着、そして北見産駒特別では他の有力馬との直線でのたたき合いを制して優勝した。障害はこなせ、切れ味もある。他には惑わされないが速いペースは好まない。
 5 コウシローレディ:有力の牝馬勢が予選でことごとく敗れ、出走中唯一選抜での牝馬となった。特別戦は牝馬戦の白菊賞で好位置に付けたが伸びがなく7着。障害が苦手な方で崩れることもあるが、一旦越えられれば好勝負に持ちこめる。釧路産駒特別でも有力馬をしっかりマークしながら進み、最後を接戦から2着に食い込んだ。
 6 ジェイマーサ:デビューはやや遅れたが、緒戦で圧勝した後連勝。その後が期待されたが、Aクラスに入って壁に当たり苦戦が続いた。その後はクラス慣れして上位に入るようになり、予選の南北海道産駒特別では1番人気に推され、障害でふらつきながらも立て直して2着に入った。基本は好位置から抜け出して粘り込む差しタイプ。
 7 ネオキングダム:今回のメンバーでは唯一6勝しており、賞金ランクも最上位。重賞ナナカマド賞では一旦先頭に立つなどの見せ場も作り2着に入った。その他特別戦の青雲賞でも好位置につけ2着、そして当レース予選の釧路産駒特別では他馬の追随を許さない貫禄勝ちで勝ち上がった。障害は巧者の部類、直線で長い脚が使える。
 8 ショウリノホシ:第3回の能検を経て、デビュー後は目立たない存在、クラスもBクラス中心であったが、徐々に力を付け上位安定、そして北央産駒特別では先頭で障害を降りてから最後のたたき合いを粘って2着に入ってここに進出した。安定性と先行力は父インフィニティー譲りか。障害もしっかり対応できる。粘り切れれば。
 9 キタノダンディ:馬格があり完成度が高かったこともあってデビュー時から力を発揮、先行力で押して障害を溜めてしっかり上げて、直線で粘っていくのがこの馬のスタイル。しかし一度障害で失敗してからはやや自信のない走りが続いている。しかし十勝産駒特別では接戦に持ち込み粘って2着に入った。スムーズに前に行ければ。
 10 シンエイララ:南北海道産駒特別は4着だったが、同レースに勝ったキリンゴウが回避したため急遽この馬にチャンスが回ってきた。しかし自己条件はB-5組と上位とはかなりの力の差がありそう。能検は1回目で合格しているものの800kg半ばの小柄な馬で力不足は否めない。ただ先行力があり軽馬場になると一変する。

展開予想
  経験が浅い馬が多く、この時期は脚質も確立していないので、展開を読むのは非常に難しい。一時雪の予報は出ているが、降水は少なそうで、平均的な馬場となるか。そうなるとやはり実績のある馬が前に行きそう。これまでの状況から、キタノダンディとアルジャンノオーあたりが前に行き、ショウリノホシあたりが付いて行く展開か。ネオキングダムは控えるタイプだが相手関係から前に押し出される可能性も、ジェイスター、カイセキングオーあたりがこれに続くだろう。障害はどの馬も慌てなければほぼ問題く越えられそう。アルジャンノオーはこの時点で引き離したい。キタノダンディは障害への対応がカギ、その間にネオキングダムが差なく障害をさばいてくれば勢いはこの馬が上だろう。各馬がもたつくようだと、カイセキングオーやさらに後方からホクセイジョーカーあたりが勢いをつけて突っ込んできそう。

【はむ!の見解まとめ】
  先にも述べたが、今回の2歳戦線は群雄割拠、そして予選の各産駒特別で有力馬がことごとく敗退するなど、混戦模様。しかし、いつもの年より雪が少なく馬場が乾き気味なので、例年より力勝負になる可能性がある。波乱要素も考えたいが、今回の出走メンバーでは現時点ではやはり◎(7)ネオキングダムが一歩抜けている。ある程度好位置で走れそうで、展開的にも有利だし、障害も上手で崩れることはまずない。前走の着外はやや気になるところではあるが、トップハンデと調整段階であったことによるものでさほど問題ないだろう。軸として信頼できる。
  相手にはやはり実績のある○(1)アルジャンノオーか。デビュー当初の勢いからすると近走の崩れはかなり気になるところだが、元々スピードは持っている馬なので、きっかけをつかめれば元の強さが戻ってくるだろう。その兆しは見え始めているので、今回のメンバーなら自分の走りができそう。単穴として▲(9)キタノダンディを持ってきた。この馬の持ち味は先行力。ポイントは障害だが、逆に落ち着いた流れになってじっくり対応できれば、直線ではしっかり伸びてくるし、有力馬の多い十勝産駒特別では勝負根性のあるところも見せている。
  追い比べなら△(4)カイセキングオーの末脚にも警戒したい。僚馬ネオキングダムの陰に隠れがちで目立たないが、じわじわ伸びて粘り強い。北見産駒特別でもアルジャンノオーとのたたき合いを制している。さらには注(3)ホクセイジョーカーも切れ味のある馬で一発の魅力がありそう。11月に亡くなった西康幸調教師の遺志を伝えたいところ。その他では(2)ジェイスター(6)ジェイマーサのジェイ軍団にも注目、特にジェイスターは馬場が軽くなれば動きがさらに良くなりそうで上位進出も

はむ!の馬券狙いどころ:
  年末年始シリーズは資金的にも大変だが、このレースあたりでしっかり取れれば後が楽なのだが。
  力の差はあるメンバーなので絞りやすいとは思うが、馬券を取るための組み合わせは難しそう。堅そうではあるので、一応はネオキングダムを頭に、シーズン前半では強かったアルジャンノオーや、面白いとこではキタノダンディやカイセキングオーなど、何点か流してみる。ワイドはジェイ軍団2頭から。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 7=1=9,4,3 マルチ 合計18通り 各100円
      7=1→9,4,3,2 合計8通り 各100円
      7→9,4,3→9,4,3,2,1 合計12通り 各100円
  枠複 7=1,8 合計2通り 各500円 合計 4,800円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 7 700円
  ワイド 2=7,1,9,4,6 6=7,1,9,4 合計9点 各100円
  合計 1,600円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、年内には報告したいと思います。

【コラム】年末に際して
  一言だけ。来年は早く通常が戻りますように。

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