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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2014年9月27日土曜日

【はむ!のばんえい競馬重賞予想2014】第50回岩見沢記念(9/28)

はむ!のばんえい多々雑感
  いきなりですが、今日は船橋の話を。最近はふなっしいで有名な千葉県船橋市。はむ!は住んだことはありませんが、10年前、江東区に住んでいた時にかなり頻繁に行った場所です(本サイト開設の初期のころに記述あり)。その中でも特によく行ったのが南船橋。「ららぽーと」がある所ですね。十数年前はまだ大型ショッピングセンターはそれほど集約されていない時代だったので、規模が大きいららぽーとそのものが珍しかったし、あの周辺は「ザウス」なるトレンディ(死語?)な室内スキー場があったり、車に乗ったまま映画を見るというドライブインシアターなんてのもありました。自分がよく行ったのはららぽーとの北側にあったスーパー銭湯。(そもそもららぽーとは元々は船橋ヘルスセンターがあった場所。)最近は行ってないし、挙げたような施設はほとんど閉鎖になっているからどうなっているかわからないけど、当時の感覚では一日遊べる場所でした。
  そしてその一角にあったのが、船橋競馬場と船橋オートレース場。そのうちオートレース場はららぽーとの南側のザウスの隣にあって、レースのある日は時々そのエンジンの爆音が聞こえてきて、それは騒音というよりレジャーランドの雰囲気を醸し出していました。
  船橋はオートレースの発祥地でもありますが、先日その船橋オートの廃止が決まったというニュースがありました。3K(競馬、競輪、競艇)+オートの公営ギャンブルの一員が少しずつ欠けていく姿を見るのは、もう諦めに近いぐらい慣れっこになってきているけれど、やはり寂しいし何とかならぬかという気持ちです(本当はこのことに関してまだ言いたいことはありますが記事の趣旨から外れるので)。
  一方、ららぽーとの東側にある船橋競馬の方も、一時期は厳しい状況の時がもあったけど、最近は復活の兆しが見られます。これは南関東でもレベルの高い馬を輩出するなど(先日亡くなった川島調教師の功績が大きい。)努力を重ねてきたからでしょう。その船橋競馬では来年度いよいよナイター開催が始まります。以前から話はありましたが、種々の問題で先延ばしになっていたようです。それを後押ししたのが(ばんえいを含む)他場でのナイターの成功。やはり足を運ばなくてもネットで馬券が買えるようになったのが大きく、またそのことにより環境悪化も最小限にとどまっているように思います。でも、やはり一度はライブで楽しみたいもの。また機会があれば行ってみたいと思います。
  そういえば船橋といえばJRAの中山競馬場も船橋法典にありましたね。今はリニューアル中ということですが、こちらの方にもまた寄ってみたいものです。

はむ!のばんえい予想前回の結果
  さて、前回のばんえい重賞・銀河賞(9/14)の結果を振り返りますと・・・
  ハンデ差とか牝馬の勢いとかいろいろ言われていたけれど、ふたを開ければ1着から4着までが牡馬。勝ったのはオレノココロ。トップハンデをもろともせずダービー馬の意地を見せました。
  序盤は有力馬が良いポジションを狙って前に行く展開。1番人気まで推された牝馬クインフェスタも大外枠の不利を避けるためもあってか、かなり前に位置づけ。第2障害は1番枠で一発狙いに来たソウクンボーイらとともに最初に障害に挑んだがひと腰かかる。そこをオレノココロがやや苦手の障害をスムーズにクリアして障害を降りた時点で先頭。こうなると実力はやはり上。他馬の着順争いを尻目に着差以上の強さを見せた勝ち方でした。2着は後方から久々に鋭い末脚を見せたホクショウサスケが突っ込み、3着も実力馬コウシュハウンカイが残りました。三人娘が期待された牝馬勢はコウシュハクィーンの5着がやっと、また現在賞金ランク牝馬1位のナナノチカラは最下位の10着と惨敗でした。やはり重量戦になってくると牡馬がその力強さを見せたというところでしょうか。
  4歳馬はこのあとは、正月3日の天馬賞を最終目標にそれぞれのクラスでしのぎを削っていくことになります。
  馬券の方ですが、オレノココロを頭にしたのは良かったのですが、2着以降の選定がイマイチで、しかもホクショウサスケまで手が回らず、外れ。こういうのを取れたらいいのですがね。

   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2014データ・馬券成績表)

  さて、平地競馬では秋に入ってGI戦線も始まり楽しみな季節がやってきました。また海外では今年こそ日本馬期待の凱旋門賞などもあります。そういうレースも横目で見つつ、ばんえいの方もいわゆるグランドスラムの一つ岩見沢記念から秋シーズンが本格化。楽しんで馬券も頑張って参りましょう。
  それでは、今週の重賞・岩見沢記念の予想です。

はむ!のばんえい重賞予想
2014年9月28日-10R 第50回 岩見沢記念(BG2)(20:10発走)
【出馬表及びはむ!の予想印】
第50回 岩見沢記念(BG2)
(2014年9月28日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 3歳以上オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
(展開目安)
  ホクショウユウキ 牡5 820 松田道 岡田定 鹿毛 先
ニシキエーカン 牡5 820 工藤篤 村上慎 栗毛 差
  フクドリ せん8 820 安部憲 皆川公 鹿毛 先
  フジダイビクトリー 牡6 850 西謙一 皆川公 鹿毛 先
キタノタイショウ 牡8 830 大河和 服部義 栗毛 先
オイドン 牡6 830 鈴木恵 鈴木邦 栗毛 追
インフィニティー 牡8 820 浅田達 金田勇 鹿毛 逃
  ホッカイヒカル 牡10 820 阿部武 坂本東 鹿毛 差
ニュータカラコマ 牡6 840 藤野俊 村上慎 鹿毛 追
  10 ホリセンショウ 牡9 820 藤本匠 岩本利 栗毛 逃
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
 馬複(BOX) 5,2,9,7 6通り、馬単(流し)5→2,9,7,6,10,4 6通り
 三連複(BOX) 5,2,9,7 4通り、三連単(BOX) 5,2,9,7 24通り
 三連単(フォーメーション) 5→2,9,7→2,9,7,6 合計8通り
 応援馬券(単+複)2
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
  岩見沢記念の位置づけは、秋からの本格重賞シーズンに向け、古馬のトップ馬たちが始動するにあたり現時点での各馬の力を測るという趣がある。夏以降一息ついていることもあってか、勢いよりも実力が物を言い、過去もランキング上位馬が強い傾向にあるようだ。
  ただ昨年と今年のメンバーを比べるとずいぶん新旧交代した印象だ。昨年は6歳以下はニュータカラコマ1頭だったのに対し今年は5頭も揃った。まだ盟主と呼ばれるような馬もはっきりしておらず、これまでの傾向とは違った展開になるかもしれない。
  5,6歳馬にとって初めての重量を引っ張る馬も多くその適性が試される。また、今回は重量ハンデ差が上下30kgあり、しかも重量未経験の6歳馬の方に重いハンデが課せられている状況も微妙に影響しそうだ。
  馬券検討にあたっては、どこまでいろんなファクターを盛り込んで考えられるがというのも、ポイントになるだろう。腕試しだ。
  いろいろ目移りはするところではあるが、当欄では今回はキタノタイショウを予想の中心に置いてみた。何度も期待されては好走と凡走を繰り返す馬であり、今回も全面的な信頼というわけにはいかないが、経験も積んできて830kgはこの馬にとって手頃だし、ハンデも楽な方だ。やや苦手な障害にじっくり対応するためか、最近は比較的前で競馬することが多い。今回も隣のフジダイビクトリーあたりに続いて積極的に前に行くのではないか。障害を差なく越えられれば、重量経験が物を言い一気に行けるチャンスだ。
  当欄が注目し続けているニシキエーカンを、今回期待も込めて対抗まで持ってきた。5歳馬で800kg以上も初めてであり不安点もあるが、昨年ニュータカラコマが5歳で古馬相手に初めてここを勝って自信をつけていったようにエーカンもここで素質開花することは十分あり得る。今年度前半は重賞でも好走、近走も全く崩れていない。有力馬との切れ味合戦になりそうだが、有力馬から離れてじっくり勝負できる好枠を引いたのも好材料だ。
  連覇を狙うニュータカラコマも、当然外せない一頭だ。ただ今回の不安点は840kgと微妙に背負わされることと、それによる障害ミスのリスクがある馬であることだ。最近は障害もかなり克服してきており、ひと腰で抜けられることも多くなってきているので、あっさり先頭に立って後続を離して勝つような場面も考えられる。
  古馬ではインフィニティーが斤量、枠順ともに恵まれた。調子は上向き加減で、重量が重くなる今後はさらにこの馬の先行力と障害力を発揮できそうだ。あとは、このレースから狙うか、もう少し時期が進んでから狙うかであるが、今回に関しては、切れ味鋭い馬たちだけでなく、フジダイビクトリーやホリセンショウら先行力のある馬との競合も考えられ、揉まれる展開になるとどうか。相手関係で4番手評価ということにした。
  オイドンも非凡な力をもっており有力馬の一頭であることは違いないが、同型の脚質の馬が多く、一斉に障害挑戦となるとどうしても一歩遅れることがある。重量未経験なのもこの馬にとっては不安材料の方が大きい。いずれ素質開花するときが来るとは思うが、今回は押さえまでか。
  あとは、ホリセンショウの先行力が気になるところだが、今回大外10番枠に入ったのがどう出るか。逃げ切りまでは難しいと見ているが、あまりにも他馬がもたつくようだと前残りもあり得る。
  また今年のグランプリ馬フジダイビクトリーも忘れてはならないが、今回はトップハンデがいかにもきつい。それでもこの馬の先行力は他馬に驚異であり展開のカギは握りそう。
  他には昨年大活躍の5歳馬ホクショウユウキ、ばんえい記念2着のフクドリ、展開の型を持っている10歳馬ホッカイヒカルが出走するが、これらの馬は近走目立った活躍はなく、ハンデは軽いといえども今回は厳しいか。ただいずれの馬も調子は徐々に上向きの傾向を見せており、今後に向けて注意は払っておきたい。
  はむ!の馬券買い目は上表のとおりだが、目移りしすぎて何点買うんだという感じだ。もっとも重複するのもあるので取りガミはないと思っているがどうか。今回オイドンを少なめにしたのが若干自信のないところだが、勝負だからしょうがないね。

  今回の結果は終了後2,3日以内に2014成績表に書くとともに、次回記事で寸評します。

  次回ばんえい重賞は2週間後の10/12ナナカマド賞(BG3)です。次回重賞予想はその前日までに更新する予定です。
その間も突然記事を書くことがあるかもしれませんが、その節にはよろしくお願いします。

2014年9月13日土曜日

【はむ!のばんえい競馬重賞予想2014】第22回銀河賞(9/14)

はむ!のばんえい多々雑感
  先日、厚労省の研究所か何かの調査で、日本人はギャンブル依存症にかかりやすく、実際に500万人以上の人が依存症であるというような報道がありました。この調査の意図はよくわかりませんが、このことが記事になると、総じてギャンブルに対して否定的な論調になります。
  おそらく記事のターゲットはカジノ解禁の動きの方に向けられているのだとは思いますし、(依存症が多いという)調査結果には(正式にはギャンブルではない)パチンコの存在が大きいのではと思われます。ただ、このような記事はギャンブルの一員というか代表でもある競馬ファンにとってみれば、あまり愉快な話ではありません。
  TOTOが導入された時もそうだったのですが、どうしてもこういう時、ギャンブル=賭け事=悪ということから話が始まり、そして健全なギャンブルであることを自負している競馬も巻き込んでギャンブルとしてひとくくりにされ、追放キャンペーンのようになってしまいます。それは残念なことです。
  はむ!を含め競馬ファンのほとんどは競馬がギャンブルであることは否定しません。ただ、競馬に携わる様々な関係者の人々が世間に認められるための努力を続けた結果、競馬が今の社会的地位にあるということも知っています。(もちろん他のギャンブルもそれぞれの努力があってこそ存在している。)だからこそ、ほとんどの人は節操を持って競馬を楽しんでいます。(一部そうでない人もいますが、そういう困った人はどこの世界にもいるものです。ことさらギャンブルの存在のみにその理由を求めるのは根拠がありません。)
  ところで、今年10月に和歌山市内に場外馬券売り場(DASH和歌山)が開設されることになりました。和歌山には昔「紀三井寺競馬」というのがありましたが昭和末期に廃止になりました。それ以降初めての馬券売り場ということになります。設置にあたっては当然地元住民の反対もあったようですが、最終的にはシャッター街となる危険もある地域の活性化のため地元からの要望という形で開設の運びになったと聞きます。これは競馬というものを理解してもらうための日々の努力が実った成果だと思います。ただやはり環境悪化など不安に思っている住民もまだ多いと思いますので、開設後も地元に寄り添うようにしながら街とともに発展してほしいと思います。
  DASH和歌山は、兵庫県競馬(園田、姫路)の場外なので、基本は園田のレースが中心ですが、地方競馬の広域発売レースも買えることになるのが期待されます。(ばんえいのレースも帯広記念くらいは買えるかな。)旅打ちのはむ!(?)としては、機会があれば訪れたいものです。

はむ!のばんえい予想前回の結果
  さて、ばんえいの話題に戻って、前回の重賞(8/24)・ばんえい大賞典の結果から・・・
  3歳クラシック戦線第一弾は、やはりハクタイホウとカイシンゲキの一騎打ち。第2障害をほぼ同時に越え、ゴールまで手に汗握る大勝負となりましたが、勢いでカイシンゲキが最後一歩前に出て勝利。ハクタイホウも良い走りをしながらまたもや重賞タイトルから見放されました。ハクタイホウは詰めの甘さは克服した感じもありましたが、カイシンゲキの勢いに敗れた感じです。3着には障害をうまくクリアしたカンシャノココロが入りました。ばんえいはクラシック戦線はまだ第一弾が終わったところ、今後秋のばんえい菊花賞、そして暮れのばんえいダービーへと続きます。3歳世代は現在休養中のイレネー記念馬ホクショウマサルを含めまだ勝負付けが済んだとはいえないので、今後どのような展開になるか楽しみです。
  さて、はむ!の予想の方は◎→○→△で入ったので、一応当たりという感じですが、今回も安い。馬券は印を入れたものは厚めに入れましたので、一応はプラスとなりましたが、旨味はありませんでした。しかし、ま、こういう地道な当たりを確実に取って行くのも大事なことなのでしょう。今後も頑張って参りましょう。

   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2014データ・馬券成績表)

  それでは、今週の重賞・銀河賞の予想です。

はむ!のばんえい重賞予想
2014年9月14日-10R 第22回 銀河賞(BG2)(20:10発走)

出馬表形式、好評のようですので当面続けます。

【出馬表及びはむ!の予想印】
第22回 銀河賞(BG2)
(2014年9月14日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 4歳オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
(展開目安)
  ソウクンボーイ 牡4 730 安部憲 西邑春 鹿毛 追
ナナノチカラ 牝4 710 工藤篤 小北栄 栗毛 追
コウシュハウンカイ 牡4 740 藤本匠 大友人 栗毛 先
  ダイコクパワー 牡4 720 大口泰 松井浩 鹿毛 差
  コウシュハクィーン 牝4 700 大河和 皆川公 栗毛 差
  ホクショウサスケ 牡4 710 島津新 岡田定 鹿毛 追
イッキフジ 牡4 710 西謙一 西弘美 栗毛 逃
  セイコークイン 牝4 700 松田道 岡田定 鹿毛 先
オレノココロ 牡4 740 鈴木恵 槻舘重 青毛 先
10 クインフェスタ 牝4 700 浅田達 金田勇 鹿毛 差
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
 単+複 7
 馬複(BOX)9,10,2,3 6通り
 三連単(軸2頭マルチ) 9=10→2,3,7 合計18通り
 (三連単の9=10→2,3,7(1,2着固定を重めに)
 三連単 9→2,3,7=2,3,7 合計6通り
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
  ばんえいの場合は、他と違い「4歳馬」が明確にカテゴライズされていることは、当ブログでも何度か説明しているところであるが、その4歳のトップ10にランクされている馬たちは、大概、はまなす賞を加えた4つの重賞の狭間で、1か月に1度程度の同世代戦(たいていは特別戦)と、自分が属するクラスの古馬との対戦を繰り返しながら、レースをこなしている。
  そして秋が入り口のこの時期に、4歳重賞路線の第2弾、銀河賞に臨むという流れである。
  このレースはBG2に位置づけられ格の高いレースにもかかわらず、どうしても別定のハンデがあって、実力馬が実力どおりのレースを見せらないことが多い。また、9月のこの時期は天候が不安定で、馬場状態の変化も大きいし、体調も夏バテする馬がいたりと変化も大きい。そういった点からもなかなか予想の難しいレースだ。一方ではこのような難しい条件でも勝った馬は、先々大成していく馬も多く注目に値する重要なレースの一つだ。
  今年の4歳馬路線は、いわゆる「三人娘」(コウシュハクィーン、セイコークイン、クインフェスタの牝馬3頭)の活躍が目立っていて、4歳戦のみならず、古馬との対決でも常にこの三頭が登場してしのぎを削っており、8月に行われた前哨戦の山鳩賞でも1~3着を占めている。今回も人気サイドということになりそうだ。その中でも特にセイコークインとクインフェスタは互いに意識し合うライバル同士であり、互いに勝ったり負けたりを繰り返している。しかしながらこの2頭は重賞タイトルがない。重賞ともなると荷物が重くなるせいかどうしても勝てなくなる。(そのために賞金加算がないのでハンデ的に有利にはなるのだが・・)このあたりをどう絡めるかが今回の銀河賞予想のポイントになりそうだ。
  あとは天候が微妙だ。上の三人娘は、それほど晴雨はこだわるタイプではないが、それでもレース時点の馬場状態により展開がいろいろ変わってくる。今週は降水もあったため、ある程度の軽馬場が見込まれるが、当日の状況を見極めたい。
  これらを踏まえ、荒れる要素を含めていろいろ検討したが、当欄では手堅いところから実力馬の方を取った。ばんえい重賞ではスピードより重量を引っ張るパワーが求められ、ダービー馬オレノココロは、やはり実力ではこの馬が抜けているといえる。あとはハンデ差であるが、強い古馬などを相手に相応の重量を背負って戦ってきており、自分の走りができれば問題ないだろう。この馬はやや悪い癖として第2障害で膝を折ることがしばしば見られ、そこで大敗してしまうこともある。逆に言うと膝を折っても立て直すだけの柔軟性があるので、先行力はあるものの慌てずじっくり臨んでいきたいところ。
  三人娘ではクインフェスタに勢いがある。現在3連勝中だがその内容が良く、勝負強さが出てきた。差し馬ながら障害をあまり苦にしないのも強みだ。兄のインフィニティーに似た感じか。以前は非力さがあったが、ここにきて体も出来てきた。前開催の出走を見送ってこのレースに臨んでおり、かなり狙ってきているのではないか。
  三人娘より1ランク上のもう一頭の牝馬でオークス馬のナナノチカラもどうしても無視できない一頭だ。前々走の前哨戦の大敗は出遅れが影響したモノで、次の古馬相手のレースでは鋭い切れ味を見せ上位に入っている。追い込み一辺倒の馬なので展開に注文がつき全面的な信頼は危険だが、前がもたつき追い込み向きの展開になれば、一気に食い込んでくる可能性はある。単穴として狙っていきたい。
  もう一頭の実績馬コウシュハウンカイも何ら外す理由が見つからない。前走は最下位だったが古馬の最上位クラスとの対決、戦ってきた相手が格上で、この馬はそれなりに好走している。同世代戦ではやはり一枚上の力を見せている。決め手に欠ける部分があり今回はハンデもあるので、他馬に勢いあるときは取り残される心配があるが、大崩れはない馬なので押さえとしては狙っておきたい。
  他では、今回出走権を持っていたショウチシマシタが回避したため、B2クラスからイッキフジに出走権が回ってきた。この馬は重賞初出走で、未知の魅力があるだけでなく先行力で展開を作れるタイプでもあり、ハンデが軽く、リーディングを争う西謙一ジョッキーが乗るとなると、一発の期待がかかってくる。スピード戦になれば食い込むチャンスも。
  イッキフジと同じクラスのホクショウサスケも注目の一頭で、第二障害を越えてから見せる鬼脚は鋭いが、展開に注文がつく馬で、今回は相手が強化されているだけに、追走で一杯となる可能性がある。様子見か。
  三人娘の一角セイコークインコウシュハクィーンらも決して評価を下げる馬ではないが、他の馬の勢いの中で埋もれる可能性がある。予想では何かを外さないといけないので、今回は当欄では見送りたい。
  同様に実績のある牡馬ダイコクパワーソウクンボーイも展開がはまれば大駈けすることもあるが、凡走も多く狙いづらいか。
  馬券的には今回はかなり難しい。はむ!の買い目は一応上表のように、オレノココロを中心にクインフェスタとの2頭軸3連単、あとはタテ目を押さえるということろか。今回は、当てることをあまり考えず、当たった場合の実入りの方を狙いたい。

  今回の結果は終了後2,3日以内に2014成績表に書くとともに、次回記事で寸評します。

  次回ばんえい重賞は2週間後の9/28岩見沢記念(BG2)です。次回重賞予想はその前日までに更新する予定です。
その間、どこかで「レース予想」などもやりたいとは思っていますので、その節にはよろしくお願いします