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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2020年9月21日月曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】回顧・第56回岩見沢記念(9/20)

ばんえい重賞レース回顧
第56回岩見沢記念(BG2)-2020年9月20日-11R 200m直 晴 1.8%
  1着△(7)コウシュハウンカイ(藤本匠) 2分32秒0
  2着注(5)ミスタカシマ
  3着 (4)コウシュハレガシー
   単勝 7 220円(1番人気) 馬複 5-7 1,550円 三連単 7-5-4 13,680円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○等は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい古馬重賞で4大記念競走の第2弾、第56回岩見沢記念は、1番人気の10歳馬コウシュハウンカイが障害を先頭で抜け出し後続の追撃を押さえ、昨年に続く連覇。今シーズン春のオッズパーク杯以来の重賞制覇で通算15勝となった。藤本匠騎手もこのレースは昨年に続く連覇で実に7勝、重賞通算74勝。松井浩文調教師はこのレースは8度目の制覇で重賞通算66勝目。

レース振り返り
  まず、重賞3連勝中で今回も期待されたミノルシャープが熱発のため当日に競争除外、7頭立てのレースとなった。この日の帯広は一昨日にまとまった雨が降ったが、その後は晴れて、適度な水分を含んだ標準的な馬場となっていた。
  レースは、スタートからメジロゴーリキが飛び出し、第1障害を先頭で降りた。続いてセンゴクエース、ミスタカシマあたりが心持ち前へ、後の馬も差なく続いた。ホクショウマサルも遅れずについて行った。第1障害を越えてからは高重量ということもあって各馬ペースを落とし、早めに刻みを入れ、かなりゆったりとした流れになった。1,2障害中間あたりではメジロゴーリキが他を引き離して先行、後続はセンゴクエース、ホクショウマサルが前に出たり、コウシュハウンカイ、コウシュハレガシーあたりが追いついたりと出入りを繰り返しながら進む。その後も各馬ゆっくり進み、メジロゴーリキがようやく第2障害手前に先着。ここまで78秒のスローペース。これに大外のセンゴクエース、コウシュハウンカイ、そして内からホクショウマサル、さらにはコウシュハレガシー、やや遅れてミスタカシマ、ソウクンボーイが第2障害にたどり着いた。
  横一線で並んだところで、最初に障害を仕掛けたのは大外のセンゴクエース。しかし天板に足がかかったところで膝を折りそのまま転倒。続いてコウシュハウンカイ、メジロゴーリキ、コウシュハレガシーが相次いで障害にチャレンジ。その中で多少よれながらもひと腰で越えたのがコウシュハウンカイで先頭。メジロゴーリキとコウシュハレガシーは坂の中腹でストップ、メジロゴーリキはその後座り込んだ。これらを見るようにじっくり溜めて障害を越えてきたのがミスタカシマでこれが2番手。立て直したコウシュハレガシーが3番手で坂を降りた。後の馬は障害で大苦戦し前の3頭から大きく離された。
  直線での先頭争いは、コウシュハウンカイが楽に逃げ5馬身以上のリード、ミスタカシマが2番手で続き、これにコウシュハレガシーが一瞬の切れ味で前に迫ろうという態勢。先頭のコウシュハウンカイは残り20mを切ったあたりでややスピードが緩むがセーフティリードがある。ミスタカシマとコウシュハレガシーは並びながらじわじわと前を追うが、まずコウシュハレガシーが厳しくなった。残り10mを切ったあたりで、コウシュハウンカイのスピードがさらに緩み、ミスタカシマが激しく追い、最後は1馬身差まで迫ったが、コウシュハウンカイは止まらずに歩ききりゴールを越えた。ミスタカシマは届かず2着、コウシュハレガシーはゴール前で詰まったが、後続が来ておらず余裕の3着だった。その時点でやっと第2障害を降りたソウクンボーイが大きく遅れて4着。2番人気と期待されたホクショウマサルらはそれからさらに30秒以上の大差での大敗だった。

次走へのメモ
コウシュハウンカイ(1着):レース前に種雄馬となるための検査を受けたということで体調は万全ではなかったようだが、それでも変わらぬ安定した走りと、持ち前の先行力、登坂力で押し切った。ミノルシャープがいなかったこともこの馬にとって自分のペースで走れる要因となったのではないか。この走りを見るとまだまだこの馬の力は衰えを知らないようだ。この後もコンスタントに重賞戦線を狙っていくであろうが、ハンデも厳しくなり、様子を見ながらというところか。
ミスタカシマ(2着):馬場と斤量が丁度良かったか。ペースが落ち着いたことで、前半無理なく前に付けられ、得意の障害をひと腰で越えて最後の追い込みと粘りにつながったのであろう。岩見沢記念は牝馬の活躍が目立つレースだが、この馬もその流れに乗った感じだ。十分力を発揮した2着だと言える。この後も重賞戦線へのチャレンジは続く。ドリームエイジカップあたりが狙いどころか。
コウシュハレガシー(3着):勝った天馬賞の時のように、序盤からうまく流れに乗って3着を確保した。障害の上手さもこの馬の売りである。最後はさすがにバテたが、まだ5歳馬。今の力からすれば十分である。今後重賞もチャンスがあれば出たいところであろうが、まずは賞金稼ぎのために特別戦あたりでしっかり勝っておきたい。
ソウクンボーイ(4着):大きく離れた4着ではあるが、重賞の4着は平場戦1勝程度の価値がある。出走すればこういうチャンスもあるということを改めて示したのではないか。各馬障害で苦しむ中で崩れなかったことが比較的早い立て直しにつながったのではないか。今後も重賞はいつでも出られる用意はあるようだ。
ホクショウマサル(5着):特別戦連勝で重賞でも期待されたが、やはり重賞の800kgを越える重量は厳しかったか。出足は悪くなかったが道中で厳しくなっていた。障害もこれでは厳しい。もう少し調整が必要か。
  その他では、メジロゴーリキ(6着)はブリンカーを着用、集中力を上げて、レースも果敢に攻めて行ったが障害への対応がまだ十分ではなかった印象。崩れなければチャンスはあった。センゴクエース(7着)も先頭で障害を仕掛けるなど見せ場はあった。天板までは足がかかっていただけに惜しい。各馬もそうだが障害で崩れてしまう癖はなんとか修正したい。ミノルシャープは熱発のため除外。出ていればレースの流れが変わって違う結果になっていた可能性もある。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 ワイド 5-7 1枚のみ(除外返還除く)
  ミノルシャープ除外で、流れ自体が変わってしまった感じ。そうなるとコウシュハウンカイに楽な展開になったね。マサルもセンゴクも障害に不安がある馬だったが、その不安が当たってしまった。馬券もそこから狙っていたから当たらないね。除外で買い目が減ったので資金減りはわずかだが、マイナス街道に入ってしまったのは変わりない。来週もあるので頑張ろう。
  今回収支 -1,950(除外は算入せず)
   (通常分) -1,200  (配当)0 (投入)1,200
   (単複・ワイド) -750  (配当)350 (投入)1,100
  今年度累計 -1,630(9/20・岩見沢記念終了時点)
   (通常分) +1,860 (配当 37,260 - 投入 35,400)
   (単複・ワイド) -3,490 (配当 8,910 - 投入 12,400)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2020データ・馬券成績表)

  来週も重賞があります。今度は9月27日(日)、4歳の重賞、銀河賞(BG2)です。予想は前日までにアップしたいと思います。

2020年9月19日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】重賞予想・第56回岩見沢記念(9/20)

  今週の重賞は、古馬重賞でいわゆる4大記念競走の第2弾、岩見沢記念です。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第56回岩見沢記念(BG2)
(2020年9月20日(日)20:15発走 帯広11R ダ200m 3歳以上オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
  メジロゴーリキ 牡6 820 西謙一 松井浩 鹿毛 逃
ホクショウマサル 牡9 820 阿部武 坂本東 鹿毛 先
  ソウクンボーイ 牡10 820 村上章 西邑春 鹿毛 追
  コウシュハレガシー 牡5 820 藤野俊 平田義 栗毛 追
ミスタカシマ 牝5 810 菊池一 槻舘重 栗毛 差
ミノルシャープ 牡6 850 島津新 大友人 鹿毛 逃
コウシュハウンカイ 牡10 840 藤本匠 松井浩 栗毛 先
センゴクエース 牡8 820 鈴木恵 槻舘重 鹿毛 差
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「岩見沢記念」の概要と傾向
  ばんえいのいわゆる「4大記念競走」の第2弾。現存するばんえい重賞では最も歴史が古く今年で第56回目となる。2006年まではその名のとおり廃止された岩見沢競馬場で行われていた。現在は帯広において秋の古馬重賞シーズンの開幕のレースとして開催されている。
  傾向だが、過去10年で1番人気は(4,2,2,2)とまずまず。2番人気も3勝と上位安定だが、3番人気になると0勝と穴人気の馬には死角がありそうだ。負担重量も800kgを越えてきて力も要求されるが、5歳馬が3勝するなど善戦しており、まだ若馬にもチャンスはありそう。ハンデを背負うこともあり、ばんえいグランプリの勝ち馬は苦戦傾向。帯広開催以降は昨年コウシュハウンカイが勝つまで全く勝てなかった。かつて牝馬が善戦するレースであったが、最近は出走自体が少なくその傾向は見られなくなっている。騎手では藤本匠騎手が6勝とこのレースを得意としている。一方鈴木恵介騎手は1勝と他のレースに比して勝ち星が挙がっていない。また、松井浩文厩舎が6連勝を含む7勝と他を引き離す実績を上げている。

今回のみどころ
  今シーズンの古馬戦線は、最初のオッズパーク杯ではコウシュハウンカイが勝ったが、その次の北斗賞から旭川記念、グランプリとミノルシャープがBG1~BG3まで3連覇し、最も勢いがある。一方、従来の盟主オレノココロは夏は休養にあて回避、実力馬のセンゴクエースやホクショウマサルらは苦戦している。これからは秋シーズンの重賞戦線。ミノルシャープはハンデが大きくなり厳しい戦いとなる。実績がある古馬勢が巻き返すか、あるいは別勢力の台頭はあるか。注目のレースである。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 メジロゴーリキ:夏のグランプリでは本来のこの馬らしい安定した走りで3着に食い込んだものの、シーズン全体としては、後手に回り障害でも苦しむ場面も多く、まだこの馬の力は出せていない様子。やはり先行して自分でレースを引っ張り他馬を抑え込むような展開に持ち込みたいところ。重量が増えれば巻き返しも。
 2 ホクショウマサル:連勝を重ねていたころの昨年の強さから見て、今シーズン前半の苦戦は誰が想像できただろうか。重賞ではいずれも出足から後手に回って障害でも苦しみ大敗している。ただここ2戦の特別戦ではややメンバーレベルが落ちたとはいえ、鋭い末脚でこの馬本来の走りが見られ連勝。いよいよ本格化か。
 3 ソウクンボーイ:10歳馬、賞金ランクはベスト10外だが、重賞は枠があれば積極的に参戦、しかし近走はほとんど大敗している。若馬の頃のスピードがない上に、障害も力が入っていない。ただ、今年最初の帯広記念で3着に入ったように、ペースが落ち着いて各馬が障害などで苦しむ展開になれば浮上のチャンスも。
 4 コウシュハレガシー:5歳馬。世代重賞では天馬賞勝ちなど上位の常連、今シーズンに入り古馬戦線にも顔を出すようになった。確実に上がれる障害力と、相手に合わせた自在の動きで、好走はできるが、切れる脚があるわけでなく、勝ちきるには天馬賞の時のように流れの助けが必要。崩していた体調は戻ってきた。
 5 ミスタカシマ:牝馬としては唯一のオープンで孤軍奮闘。重賞6勝の実績は堂々たるもの。世代戦では滅法強いが、古馬トップクラスに入るとまだ力不足感はある。重い荷物も得意とは言えないが、チャンスがあるとすれば牝馬の活躍実績のあるこのレースか。障害力と切れ味があり前半で好位置に付けられれば見せ場はありそう。
 6 ミノルシャープ:今シーズンは、旭川記念、北斗賞そしてグランプリと重賞3連覇、重賞連覇を続ける島津新騎手とともにまさに大ブレイク中で世代交代をも思わせる。ウイークポイントだった直線での緩みもなくなってきた。力を付けてきた証拠だろう。但し、今回は相当大きなハンデ差でさすがに厳しいが、勢いがある。
 7 コウシュハウンカイ:10歳馬ながら、1年を通してほとんど休むことなくレースに顔を出しており、ほとんどが入着圏内でしっかり成績を上げている。言わずもがな安定感はずば抜けており、レースを通してほぼ一定の力で走れるのは強み。ただ、ミノルシャープら若馬に先に行かれると切れ味がないだけに厳しい。
 8 センゴクエース:この馬は障害の出来不出来が全て。先行力があり、直線の走りも力強いが、障害に対してはかなりの苦手意識も持ってしまっている。1歩が出ない上に、崩れて立ち上がれないこともしばしば。十分に稽古は積んでいるようだが本番に弱いようだ。負担重賞が増加しペースが落ち着けばじっくり攻められるか。

展開予想
  帯広は金曜日にまとまった雨が降って以降は天気が回復しており、中間からやや軽めの馬場といったところか。ただ荷物重量も増えてきて、ペース自体は落ち着きそう。メジロゴーリキが飛び出し、ミノルシャープが続く展開か。コウシュハウンカイもこれについて行くだろう。センゴクエースも障害を意識して早めに行くか。ホクショウマサルは最初の出足は遅いが中間までには追いつくか。いずれにせよ先行勢、特にトップハンデのミノルシャープは後続を引き離して障害を越えたい。後方待機勢はなるべく力をセーブして障害にチャレンジしたいところ。どの位置で障害を越えてくるかがカギ

【はむ!の見解まとめ】
  重賞3連覇中のミノルシャープは大きなハンデがポイント。好調はキープしているようだが。一方、特別戦2連勝で復活の兆しが見られるホクショウマサルがいよいよ久々の重賞勝ちの期待もかかる。勝敗を分ける要素は多岐にわたり、古馬レースとしては難解になってきている。
  当欄では、悩みに悩んだが、リスクがあるのも承知で◎(2)ホクショウマサルの復活Vに期待を込めて一票投じてみたい。ようやく走る気を見せているというのもあるし、障害を降りてから最も歩ける馬。今回はペースもこの馬に丁度良さそう。820kgの荷物も手頃。障害で崩れる危険も残っているが落ち着いて行けば問題ないだろう。
  対抗には、トップハンデでも○(6)ミノルシャープ。不利な条件は多いが、最近のこの馬の実力からすると克服可能だ。上手く流れに乗って主導権を握っていければ最後の粘りで逃げ切りも。そして単穴として、▲(8)センゴクエースに注目したい。ここのところ永く障害で苦戦しているが、ペースの落ち着く今回はある程度じっくり攻められそう。外側の開いた端枠というのも好都合か。そして無難なところではあるが△(7)コウシュハウンカイも押さえなければならない。まず崩れないことは最大の強み。
  あとは注(5)ミスタカシマも勢いを取り戻しつつあり、好位置に付けられれば直線の切れ味で見せ場は作れそうか。(1)メジロゴーリキも思い切ってハナを行って先頭で障害を越えられるような展開になればチャンスもありそうだが。

はむ!の馬券狙いどころ:
  前回のはまなす賞でボウズだったので、今回は巻き返したいところだが、結構難解。ここはマサルの復活劇にかけてみたい。三連単を中心に手広く。どれか一つくらい引っかかってくれればなんとかなるのだが。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 2→6,8,7→6,8,7,5,1 合計12通り 各100円
      2,6,8→2,6,8,7→2,6,8,7,5 合計27通り 各100円
  合計 3,900円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 2 600円
  ワイド 8=2,6,7,5 5=2,6,7 合計7点 各100円
  合計 1,300円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。

【コラム】好調な馬券売り上げ
  ばんえいのみならず地方競馬は、ここ数年ネット投票が普及したことにより大きく馬券の売り上げが伸びていることは当欄でも何度も紹介していますが、今シーズンも非常に好調で、9月現在で前年度比160%の大幅増となっています。もちろん新型コロナウイルスの影響で、JRAを初め多くの競馬場で無観客競馬が続いたことによりネット投票が更に加速したということもありますが、それまでの7年間も毎年売上が増加してきており、やはりこれはPRの強化など関係者の方々の努力によるところが最も大きいと思われます。
  特に効果的であったことの一つにはネット投票を運営する楽天競馬などが主催する応援企画(イベント支援や生産者支援など)が挙げられます。もう一つは、Youtubeなどを利用したネット中継の普及ではないかと思います。これらのことはまた別の機会でもう少し掘り下げて触れたいと思います。

2020年9月2日水曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】回顧・第32回はまなす賞(8/30)

ばんえい重賞レース回顧
第32回はまなす賞(BG3)-2020年8月30日-10R 200m直 小雨 2.1%
  1着 (4)ゴールドハンター(島津新) 1分31秒8
  2着◎(5)メムロボブサップ
  3着○(1)メジロゴーリキ
   単勝 4 850円(4番人気) 馬複 4-5 1,980円 三連単 4-5-1 5,440円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○等は、はむ!の当初予想印)

  3歳馬、4歳馬による夏の世代対抗重賞、第32回はまなす賞は、4番人気の3歳馬ゴールドハンターが第2障害3番手あたりから一気に差し切って重賞初制覇を果たした。島津新騎手は今シーズン絶好調で重賞はばんえいグランプリに続き、重賞騎乗機会5連勝、通算7勝。はまなす賞は初制覇。金田勇調教師はこのレースは2016年バウンティハンター以来2度目の制覇で重賞通算19勝目。

レース振り返り
  帯広は前日から当日午前にかけてまとまった雨が降り、その後も降ったりやんだり。気温もこの時期としては非常に低く、かなりの軽馬場になっていた。
  レースは、スタートから各馬勢いよく飛び出した。特にゴールドハンターの出足が良かった。他はサクラドリーマー、カイセドクターら外枠の馬が若干置かれたものの、ほとんどの馬がかなりのスピードで第1障害を越えた。その後もゴールドハンターがハナを行き、エンゼルフクヒメがピッタリと付け、内からアオノブラック、ダイリンファイターも追いかける。メムロボブサップ、インビクタも離されずについて行き、これらは1,2障害中間まで刻むことなく進んだ。各馬一旦刻んでからはペースがやや落ち着き、今度はアオノブラックとメムロボブサップが少し前に出て第2障害へ向かう。その他の先行勢もほとんど離されずに付いていったが、アオノブラックとメムロボブサップがわずかに先に第2障害手前にたどり着いた。ここまで43秒のかなりのハイペース。
  5~6頭が障害手前に揃ったところで、先に障害を仕掛けたのがアオノブラック、続いてメムロボブサップ。この2頭はスンナリ障害を越えて直線へ、その後の馬はエンゼルフクヒメ、インビクタあたりが仕掛けたがやや時間がかかっている間に、十分溜めていたゴールドハンターがひと腰で障害を越え3番手、その後にインビクタ、エンゼルフクヒメと続いた。
  直線の先頭争いは、アオノブラックをメムロボブサップが1馬身ほどの差で追いかけ、じわじわと迫っていく展開となったが、その後ろで3番手で降りたゴールドハンターの脚色が良く前に追いつく勢い。そして残り30mの地点で3頭が全く並んだ。ゴールドハンターの勢いは止まらず一旦先頭へ。しかしメムロボブサップも粘り半馬身ほどの差からは広がらずについて行く。アオノブラックはやや勢いが落ち3番手へ。前の2頭のマッチレースとなり、残り10mを切ったあたりからほぼ並んだまま進み、ほぼ同時にゴール線を越え、写真判定にもつれ込んだ。3着はアオノブラックが粘り、後方から追っていた2番人気カイセドクターは4着まで押し上げるのがやっとだった。
  そして、写真判定の結果、ゴールドハンターがわずかの差でメムロボブサップに先着し、優勝した。

次走へのメモ
ゴールドハンター(1着):スタートの不安定さが懸念されたが、今回はきれいにスタートが決まった。いつも騎手が座って落ち着かせるところ、今回は島津騎手がほとんど立ったまま進み、自然体で走れたことで後半の勝負どころの粘りにつながった形だ。やや苦手の障害もしっかり溜めてクリア。一瞬の切れ味で先頭に出た。突き放せなかったのは相手が強かったからであるが、それでも勝ちきったあたり勝負根性もありそうだ。ハンデと軽馬場も十分に生かせた。これで一気にクラスが上がるので今後厳しいレースが続きそうだが、今日のような展開になればチャンスはある。次の目標はばんえい菊花賞。
メムロボブサップ(2着):軽馬場でペースが乱れるところであるが、落ち着いて好位置に。満を持して障害にチャレンジ、障害2番手から当面のライバル、アオノブラックを射程圏内に入れ理想どおりの展開となったが、思わぬ伏兵にやられた形になった。この馬が敗れるのはこのパターンか。しかし最後写真判定の位置まで盛り返したあたりは改めて強さを見せた形だ。来月の銀河賞、そして4歳3冠に向け視界は良好である。
アオノブラック(3着):馬体重が19kg減はかなり稽古してきた模様だ。この馬としては勝負に出たのであろう。レースも軽馬場で遅れを取ると追いつかないと見て積極的に攻めて行った。前半攻めた分最後はお釣りがなくなった形になったが、馬場状態なども考えればまずまずの3着と言える。銀河賞でリベンジを果たしたいところ。
カイセドクター(4着):期待度からすると不満も残るが、3歳馬として堂々と走っていた。出足でやや遅れる癖のあるこの馬にとっては、軽馬場は厳しかったか。それでも最後はしっかり追っていたのでこの馬の持ち味が出せていたように思われる。馬体がやや小さめで、もう少し成長がほしい。
インビクタ(5着):調子は良さそうだったが、今回は軽馬場ということもあり、先行できなかったのが敗因であろう。それでも終始安定して自分の走りはしていたので大敗感はない。銀河賞などで巻き返しは十分可能。
  その他では、エンゼルフクヒメ(6着)は最下位人気であったのでまずまず踏ん張れた方であろう。積極的にレースを進めていた。しかし障害次第ではもう少し順位は上げられていたか。サクラドリーマー(7着)は前半から遅れ、瞬発力も発揮する場面がなかった。軽馬場向きではなさそうだ。ダイリンファイター(8着)も本来逃げたかったが、他馬に行かれてしまった。軽馬場に泣いた形。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 なし
  ゴールドハンターか。これはやられたね。繰り上がり出走の馬だったし、出足が不安定な感じがしたから、この相手ではどうかと完全に軽視していた。勢いのある騎手というのも大事だったね。というわけで、あとは2着、3着で◎○だったものの、馬券は今シーズン初の完全外れという悲しい結果になってしまった。それでもトータルでは首の皮一枚つながったので、次でなんとか引き戻せたら。
  今回収支 -5,700
   (通常分) -4,300  (配当)0 (投入)4,300
   (単複・ワイド) -1,400  (配当)0 (投入)1,400
  今年度累計 +320(8/30・はまなす賞終了時点)
   (通常分) +3,060 (配当 37,260 - 投入 34,200)
   (単複・ワイド) -2,740 (配当 8,560 - 投入 11,300)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2020データ・馬券成績表)

  次回の重賞は3週間後、9月20日(日)、古馬重賞で4大記念競走の第2弾、岩見沢記念(BG2)です。予想は前日までにアップしたいと思います。

2020年8月29日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】重賞予想・第32回はまなす賞(8/30)

  今週の重賞は3歳、4歳の対抗重賞、はまなす賞です。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第32回はまなす賞(BG3)
(2020年8月30日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 3・4歳オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
アオノブラック 牡4 710 西謙一 金田勇 鹿毛 差
  ダイリンファイター 牡4 690 赤塚健 小林長 青毛 逃
エンゼルフクヒメ 牝3 640 中山直 小林長 栗毛 差
  ゴールドハンター 牡3 660 島津新 金田勇 栗毛 追
メムロボブサップ 牡4 710 阿部武 坂本東 鹿毛 差
インビクタ 牡4 700 藤野俊 松井浩 青毛 逃
取消 キョウエイリュウ 牡3 690 松田道 村上慎 鹿毛 差
  サクラドリーマー 牡4 690 藤本匠 今井茂 鹿毛 追
カイセドクター 牡3 670 鈴木恵 坂本東 鹿毛 差
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「はまなす賞」の概要と傾向
  3歳、4歳の世代から選抜されるばんえい独自の条件による重賞。夏に行われるはまなす賞と年度末に行われるポプラ賞がある。はまなす賞の場合は、3,4歳それぞれの世代から賞金上位5頭ずつが選ばれる(回避馬が出れば補充または頭数減)。若馬世代の中でもその力関係を推し量ることのできる興味深いレースである。
  過去10年で1番人気は(2,3,1,4)とやや微妙。勝ち馬は2~4番人気あたりから出る場合が多い。大荒れはないが堅く収まることも少なく、中荒れというところか。3歳対4歳では4歳馬が8勝2敗とやはり一日の長はあるが、3歳馬も健闘しており7年連続で連対している。これは3歳の方に有利なハンデになっていることが一つの要因となっている。連覇は難しく、25年前の1993年~94年のコーネルトップまで遡る。牝馬も健闘しているが優勝は7年遠ざかっている。また、このレースの優勝出走権のあるばんえい大賞典(3歳)又は柏林賞(4歳)の勝ち馬は過去10年で1勝(2014年柏林賞・ホクショウユウキ)のみとなっておりこちらもハンデが影響か。騎手では藤本匠騎手が4勝と現役最多、続いて阿部武臣騎手の3勝となっている。

今回のみどころ
  今年の3歳、4歳いずれも粒ぞろいで、ハイレベルといえる。ただそれぞれの世代の3冠の狭間の時期なので、上位馬が顔をそろえられるかが心配されたが、4歳馬は上位5頭が全て出走、3歳馬は大賞典など重賞2勝のコマサンダイヤが回避したものの、キョウエイリュウら上位馬が登場。9頭立てと好メンバーが揃った。現時点での3歳、4歳の比較も興味深いところ。
  なお、キョウエイリュウは出走取消となりました。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 アオノブラック:4歳馬。3歳時の昨年も出走し当時の4歳勢に割って入って2着に好走した。同じく今年春の世代対抗戦ポプラ賞では後続に差を付けて圧勝している。勝ったレースは自分で主導権を握れているが、後手に回ると追いつけないことも。障害は上手い。
 2 ダイリンファイター:4歳馬。自己条件がB1あたりとやや下位クラスで重賞も出られないことが多かったので実績は上がっていないが、母譲りの先行力を武器に一歩一歩勝ち上がっている。近走はハナを奪いに行く場面も多く、今回もスピードで押していきたい。
 3 エンゼルフクヒメ:3歳牝馬。世代ランク6番目だが出走機会を得てきた。黒ユリ賞に勝ち中山騎手に重賞初制覇をもたらしている。今シーズンは夏から始動し前週も勝利するなど調子が上がってきている。中団から障害を上手く越え、直線でじわじわ伸びるタイプ。
 4 ゴールドハンター:3歳馬。こちらも同世代に回避馬があり出走権が回ってきた。伸び盛りでこの2か月だけで5勝を挙げている。出足が悪くスタート直後は騎手が座って馬を落ち着かせるシーンが見られるが、直線に入れば抜群の伸びを見せる。苦手の障害も改善してきた。
 5 メムロボブサップ:4歳馬。3歳時3冠を含み重賞6勝と、実績では世代の中でも抜けている。今シーズンはハンデ差もあって当初苦労したが、柏林賞では全ての課題を克服して快勝。強さを見せている。今回は柏林賞より10kg軽く、障害を抜ければ勝負になる。
 6 インビクタ:4歳馬。今年春のポプラ賞、そして7月の柏林賞といずれも粘って2着に残っている。とにかく抜群の先行力でレースを引っ張る。ただ最近は控える競馬も覚えてきており、その分最後の粘りが増してきた。障害も慌てなければ。あまり速いペースは好まない。
 7 キョウエイリュウ同馬は出走取消となりました。3歳馬。2歳時は能検1番時計の後デビュー10連勝、重賞も2勝したが、イレネー記念で障害転倒、大賞典では障害は越えたものの後方で伸びを欠いて6着と実力が発揮しきれていないことがある。まだ脚質も確立していない感じで自分の型を作りたい。
 8 サクラドリーマー:4歳馬。切れ味勝負の馬で、障害を降りればかなり後方からでも十分届くくらいのスピードを持っている。柏林賞でも障害で最後方から3着まで押し上げた。ただ肝心の障害が苦手でそれが出世の妨げになっている感がある。今回はじっくり攻められそう。
 9 カイセドクター:3歳馬。重賞勝ちがなく存在は地味だが、出走すればしっかり上位に食い込んでくる。前半控えて直線で差して行く競馬がこの馬の形だが、切れ味というより最後までじわじわ伸びて行くタイプ。障害も上手な方。鈴木騎手に替わり前半攻めて行っても良さそう。

展開予想
  天気が崩れそうで軽馬場は必至か。特にどの馬も位置取りがポイントになってくる。先行したいのはインビクタとダイリンファイター、この2頭のハナ争いの可能性が大きいが、メムロボブサップあたりも前の方に付けるか、他の馬もなるべく離されずについて行って第2障害までには並びかけたい。切れ味の良いのはアオノブラック、カイセドクターそして最も鋭いのがサクラドリーマーといったところだが、どの位置で障害を越えられるかが勝負の分かれ目になりそう。

【はむ!の見解まとめ】
  4歳馬は上位馬が全て揃い、大きなハンデ差がないのでやはり3歳馬より有利なイメージだ。有力どころが揃ったが、微妙なハンデ差と馬場状況の変化があって、なかなか予想は難しい。
  思い切った狙いもしてみたいところだが、やはり軸は◎(5)メムロボブサップか。この馬は特に重賞の勝ち方を知っている様子だ。出走間隔が開きレース勘的なものは気になるが、最近の充実ぶりから本命に置かざるを得ない。積極的に前の方につけてそのまま逃げ切りのシーンが浮かぶ
  そして相手の方だがこちらも素直に○(1)アオノブラックを取る。最内枠、軽馬場とこの馬的には好条件とはいえないが、そこは昨年2着の実績と力で上位には持ってくるだろう。そして、単穴を一工夫したい。3歳馬勢で勢いがありそうなのが▲(9)カイセドクター。こちらも軽馬場は得意ではないが、乗り替わってきた鈴木騎手が積極的に前の方に攻めてくることが考えられ、最後で逆転という目もあるのではないか。軽ければ△(6)インビクタも前残りも十分考えられる。最近は粘りも出ており、中間スムーズに流れれば。
  あとは、繰り上がってきた3歳牝馬の注(3)エンゼルフクヒメは640kgとかなり軽く荷物で走れるため、前半ついて行って直線で接戦に持ちこめれば抜け出してくるチャンスはありと見た。(2)ダイリンファイターの先行逃げ込みも注意はしておきたい。(8)サクラドリーマー(4)ゴールドハンターの直線一気も怖いが、障害がアテにならず手を広げづらい。

はむ!の馬券狙いどころ:
  プラスの方もわずかになってきたので、なんとかこの辺で盛り返したいところだがここで難解なはまなす賞。こういうところで取れると大きいのだが。
  王道でボブサップから入る。3冠馬の強さを見せてくれるだろう。相手には初めカイセドクター中心で考えたが妙に人気しそうな感じがするので、こちらも王道のアオノブラックの方を厚めに。怖いのは無印にしてしまったキョウエイリュウ。ワイドで押さえたいけど安いかな。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 5→1,9,6→1,9,6,3,2 合計12通り 各100円
      5→1,9→1,9,6,3 合計6通り 各100円
      1,9,6→5→1,9,6,3 合計9通り 各100円
      1,9→1,9,6→5 合計4通り 各100円
  枠複 5=1,8,6 合計3通り 各400円 合計 4,300円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 5 700円
  ワイド 6=5,1,9,3 3=5,1,9 合計7点 各100円
  合計 1,400円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告します。

【コラム】突然の珍事
   先日、ばんえいで全国に報道された出来事がありました。それはレース出走予定の馬が前日に仔馬を出産したため出走取消という、それだけを聞いたら、え?そんなことあるの?と思うような珍事でした。出産したのはタケノセーイコーという3歳牝馬。2歳にデビューする馬がほとんどの中で、3歳になって遅れて入厩、能力検査に合格しデビュー、1戦目は障害を上がれずに競走中止。そして2戦目に挑戦しようとするところでした。報道によると、帯広競馬場の中にある厩舎内になぜか仔馬がいて、そのそばにいたタケノセーイコーが産んだ子であることが判明したとのこと。そもそも馬の妊娠期間は人間とあまり変わらない11か月程度。だから妊娠していたらわかりそうなものですが、入厩したのが遅く、通常この時期は出産時期ではないことで、まさか妊娠していると思わず、体の大きい馬くらいにしか思われなかったようです。過去にはサラブレッドでも例があり、外国では妊娠がわかっていてもそのまま競走に出る場合もあるようなので、あり得ない話ではないようですが、それでも、基本的に血統管理がされていて、競走馬と繁殖馬は明確に分かれている競走馬の世界ではやはり珍事ということでしょう。
  なぜそんなことになったとかということは、知りたい人だけが調べればいいと思いますが、とにかく父親がわからないので、この仔馬が将来どのような扱いになるのかというのが心配なところです。良い馬生を送れればいいのですが・・。ちなみにタケノセーイコーはこの日をもって引退、そして仔馬の方は産まれて2週間後に事故により骨折。回復の見込みなく残念ながら予後不良の措置がとられたということです。

2020年8月18日火曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】回顧・第32回ばんえいグランプリ(7/19)

ばんえい重賞レース回顧
第32回ばんえいグランプリ(BG2)-2020年8月16日-10R 200m直 晴 1.7%
  1着○(9)ミノルシャープ(島津新) 2分21秒6
  2着◎(8)コウシュハウンカイ
  3着 (1)メジロゴーリキ
   単勝 3 260円(2番人気) 馬複 8-9 260円 三連単 9-8-1 3,520円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○等は、はむ!の当初予想印)

  ファン投票選抜による夏の大一番の重賞、第32回ばんえいグランプリは、1番人気の6歳馬ミノルシャープが障害先頭で抜け出し、後続を振り切り優勝。今年は、北斗賞、旭川記念に続き重賞3連勝を果たした。通算は5勝目、島津新騎手はグランプリは初制覇、重賞はばんえい大賞典に続き、重賞の騎乗機会4連勝で今季4勝、通算6勝。大友栄人調教師はグランプリは5度目の制覇で重賞通算49勝目。

レース振り返り
  帯広は一昨日のまとまった雨が降ったものの、当日は晴れて気温が急激に上がり、馬場も急速に乾いて、そこそこ力の要る馬場になっていた。
  レースは、バラバラとしたスタートで、メジロゴーリキ、ミスタカシマ、センゴクエースが勢いよく飛び出したが、センゴクエースは第1障害の天板で膝をつくアクシデントで最後方に回った。その他の各馬はバラバラと障害を越えて行き、メジロゴーリキ、ミノルシャープ、ミスタカシマが先頭集団へ。各馬早めの刻みでかなりゆったりしたペース。1,2障害中間付近では前の3頭に1番人気コウシュハウンカイが前に付け、キタノユウジロウ、シンザンボーイあたりも続いた。さらに遅れていたセンゴクエースも前に追いついて、第2障害に向かう。中間を過ぎてからはメジロゴーリキがさらに意欲的に前に出て、コウシュハウンカイもミノルシャープとともに前の方へ。第2障害手前にはコウシュハウンカイの方が先に到着し、ミノルシャープが続いた。メジロゴーリキは障害の2,3歩手前でしばし溜めて行く作戦、後続の各馬たちとともに相次いで障害に到着した。ここまで79秒とスローペース。
  障害は各馬じっくり溜めたあと、ミノルシャープとコウシュハウンカイがほぼ同時に仕掛け、ミノルシャープがしっかりした脚取りで軽く障害を越え先頭へ、コウシュハウンカイも踏み込みながら障害を越えてこれに続く。やや遅れて障害をひと腰で越えたメジロゴーリキが3番手。シンザンボーイも早めに仕掛けたが一旦膝を折った。その間にキタノユウジロウが障害を越え4番手、シンザンボーイが5番手、他の各馬も相次いで障害にチャレンジしたが苦戦した。
  先頭争いは、ミノルシャープが勢いに乗ってリード、2~3馬身の差でコウシュハウンカイがこれを追い、さらに3~4馬身遅れてメジロゴーリキ、これにキタノユウジロウ、シンザンボーイが続くが各馬ほぼ同じような脚色。態勢も変わらないままゴール近くまで続く。そして、先頭のミノルシャープの脚取りは全く衰えず、しっかりした脚取りのままゴールを駆け抜けた。コウシュハウンカイも離されずについて行き最後は1馬身ほど詰めたが、前との差は大きく、そのまま2着に流れ込んだ。3着にはやや間があいたがメジロゴーリキがそのままゴールに駆け抜けた。4着には最後でキタノユウジロウをかわしたシンザンボーイが入った。3番人気になっていたセンゴクエースは最後で追ったものの前半の遅れが大きく7着に終わった。

次走へのメモ
ミノルシャープ(1着):大外枠に入り、障害手前あたりではよそ見をする場面もあったが、全く問題なかった。障害の捌きは実に上手いし、最後までスピードが落ちなくなったことはこの馬が強くなった証明である。グランプリまでで重賞3勝というのは近年なかったのではないか。6歳馬でまだ成長も見込め、これからどこまで強くなるのかというところ。ただ、今後ハンデがかなりきつくなるので、正月の帯広記念を次の目標に、レースを選びながら調整していくことになるだろう。、
コウシュハウンカイ(2着):惜しくも連覇はならなかった。ミノルシャープと隣の枠に入り、かなり意識をしつつも、終始この馬のペースで行って申し分ない走りをした。ミスもなかったが、またも勝ち馬の勢いにやられたというところ。ただ調子自体は問題なく、秋の古馬戦線ではやはり中心的存在になることは間違いない。まずは岩見沢記念を目指す。
メジロゴーリキ(3着):今回は前半は積極的に行って、障害はじっくり攻める作戦に出ていた。2段階の溜めを作るなど工夫がされており、障害はひと腰で越えて、最後の粘りも見せた。前の2頭とはまだ力の差があるように見えるが、今回のレース運びで自信がついたのではないか。久々の重賞勝ちもそろそろ狙いたい。
シンザンボーイ(4着):やはりこのレースになると力を発揮してくる。今回は障害で膝を折りそれがなければさらに前に行けた可能性が大きかっただけに惜しまれる。秋の重賞シーズンはこの馬の得意なところ。目標は10月の北見記念の連覇か。
キタノユウジロウ(5着):旭川記念と同じく5着。ただ今回も9番人気だっただけに善戦といえる。前回同様、積極的に行って障害力を生かしたレースを展開している。5歳馬としてまだ伸びしろは大きそう。
  その他では、カンシャノココロ(6着)は終始自分のペースで行き、障害もマイペースで越え、ミスした馬らを押さえての6着。グランプリ常連として恥ずかしくないレースができた。センゴクエース(7着)は第1障害のミスがすべて、やはりこの馬にはこれがあるので怖い。ミスタカシマ(8着)は、前半しっかりついており、見せ場はあったが、やはり相手が強かったか。そしてホクショウマサル(9着)は今回も厳しかった。障害の苦手意識も癖になってきている。直線の脚は見事なだけになんとか立て直してほしい。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 枠複 8-8 5枚
  ミノルシャープやっぱり強い。大外で少しだけ評価落としたけど関係なし。最後までスピード落ちないからなぁ。これは本物だね。コウシュハウンカイもよく追ったけどかなわなかった。しかしそこまでは想定してたんだけど、メジロゴーリキが見事復活してくるとは・・。馬券的には枠複だけになってしまった。うーん。もう少し取りたかったなぁ。
  今回収支 -4,000
   (通常分) -2,600  (配当)1,400 (投入)4,000
   (単複・ワイド) -1,400  (配当)0 (投入)1,400
  今年度累計 +6,020(8/16・ばんえいグランプリ終了時点)
   (通常分) +7,360 (配当 37,260 - 投入 29,990)
   (単複・ワイド) -1,340 (配当 8,560 - 投入 9,900)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2020データ・馬券成績表)

  次回は2週間後の8月30日(日)、3歳と4歳の世代間の対抗重賞、はまなす賞(BG3)です。予想は前日までにアップしたいと思います。

2020年8月15日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】重賞予想・第32回ばんえいグランプリ(8/16)

  今週の重賞は、真夏の祭典、ファン投票による選抜レース、ばんえいグランプリです。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第32回ばんえいグランプリ(BG2)
(2020年8月16日(日)20:05発走 帯広10R ダ200m 3歳以上選抜別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
投票順位
  メジロゴーリキ 牡6 800 西謙一 松井浩 鹿毛 逃 14位
  キタノユウジロウ 牡5 800 松田道 村上慎 栗毛 差 20位
ミスタカシマ 牝5 780 菊池一 槻舘重 栗毛 差 12位
シンザンボーイ 牡9 800 渡来心 坂本東 栗毛 追 2位
  カンシャノココロ 牡9 790 藤野俊 坂本東 鹿毛 先 3位
センゴクエース 牡8 800 鈴木恵 槻舘重 鹿毛 差 5位
  ホクショウマサル 牡9 800 阿部武 坂本東 鹿毛 追 6位
コウシュハウンカイ 牡10 800 藤本匠 松井浩 栗毛 先 4位
ミノルシャープ 牡6 800 島津新 大友人 鹿毛 逃 11位
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「ばんえいグランプリ」の概要と傾向
  年に1度のファン投票による選抜重賞。ファン投票上位7位までの馬とあとは賞金上位馬で構成される。基本的にはトップクラスの馬が顔をそろえる。時折、毛色などで人気のある下位クラスの馬が選ばれることもあるが、辞退するか、出てもハンデの少ない別定戦で力の差が大きく、勝負にならない場合が多い。そういったこともあってか、今年からBG2に格下げとなった。しかしファン投票のお祭りであり、賞金も通常より高い。実質的にはBG1に近いレースである。
  傾向を見ると過去10年で1番人気は(1,3,0,6)とかなり苦戦。むしろ2番人気が4勝しておりこちらの方が狙い目か。ファン投票1位馬は過去10年で(1,1,1,6、2016年は出走せず)とこれも厳しい。帯広は北海道と言っても夏は暑く、トップ馬の体調維持などが難しいことも原因の一つか。但し6番人気以下は全く連対しておらず、大穴狙いは厳しい。臨戦過程では、旭川記念と北斗賞が参考になりそうで、両方に出走し、勝つまででなくても上位に入っていることが必要である。騎手別では藤野俊一騎手が過去5勝と現役最多、そして鈴木恵介騎手が4勝で続く。

今回のみどころ
  BG2に降格したとはいえ、ファン投票により選ばれた馬によるレースでありその意義は変わらない。実力、人気両面でのトップクラスの戦いである。最上位でファン投票1位のオレノココロが夏の暑さを避けて回避したのは残念だが、若馬も成長して力をつけており今後を占う意味でも重要なレースとなりそう。特に北斗賞、旭川記念と連覇してきたミノルシャープの力は本物。今回はハンデ差も少なく、重賞3連勝も視野に入る。これに対し、このレース連覇を目指す10歳馬のコウシュハウンカイもここでは意地を見せたいところ。近走苦戦しているセンゴクエースやホクショウマサルもここで本来の力を見せたい。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 メジロゴーリキ:グランプリは昨年に引き続き2度目の出場。昨年は先頭集団の中での粘りの走りで2着に食い込む健闘であった。先行して力で障害を越えて、直線は最後までしっかり走りきるというのがこの馬の型。近走は流れに乗れず後手に回ることも多かったが、少しずつ本来の力が発揮できるところに近づいてきた。
 2 キタノユウジロウ:グランプリは初出場。賞金ランク3番目で滑り込んだ。重賞はこれまで2勝、今年から古馬重賞戦線にも本格的に参戦しまずまずの成績を上げている。この馬が力が出せるのはやはり積極的に前に行けた時。逆に後手に回ると切れる脚がなく苦しい。障害力はしっかりしているのでこれを生かしたい。
 3 ミスタカシマ:グランプリはむろん初出場。重賞6勝と牝馬代表格だが好条件のレースに巡りあえないこともあり、成績だけ見れば苦戦気味。しかし力自体は持っており、同世代牝馬の白鳳賞では大きなハンデながら強さを見せた。脚質は好位について障害を越えて切れ味で前に付けるタイプ。前半で流れに乗りたい。
 4 シンザンボーイ:ファンが多く、3年連続でファン投票で選ばれた。ただ人気だけでなく、このレースは3着2回と実力を見せている。昨年は秋の北見記念で8歳で初めての重賞勝ちも上げた。その後はやや動きが重く上位には入れていないが、この馬は荷物が重くなって流れが落ち着いた方が力が出せる。障害力もある。
 5 カンシャノココロ:ファンに後押しされて3年連続の出走。重賞勝ちはないがチャンスがあれば出走し、人気以上に善戦している。安定した走りが持ち味で障害も時間はかかるがしっかり越えてくる。切れる脚はないものの最後まで走り切れる。準オープンなので今回は10kgのハンデをもらっておりこれを生かしたい。
 6 センゴクエース:グランプリは4度目の出場、過去3度で2着1回、着外2回。とにかくこの馬は障害が最大のウイークポイントとなっている。特に速いペースに流され慌てると失敗することが多い。障害を越えてくれば必ず上位に食い込むだけのスピードと力は持っているだけに、前半落ち着いて好位置につけたい。
 7 ホクショウマサル:9歳にしてグランプリ初出場。ファン投票で堂々選出された。不滅の記録である昨年までの31連勝とばんえい記念3着を経て、今シーズンは古馬オープンとして重賞戦線に挑戦。しかし本来の自分の走りが出来ておらず成績は上がっていない。出足が悪く障害も課題になっている。立て直しに期待。
 8 コウシュハウンカイ:グランプリは6回目の出場、惜しいレースが多かったが、昨年は終始他を引き離して圧勝、連覇を狙う。先行力と安定した走りが売りだが、最近は若馬勢にスピードで押され遅れをとる場面もある。昨年のように積極的に行って主導権を握れれば強さも。今回はハンデ差もほとんどなくチャンス。
 9 ミノルシャープ:北斗賞、旭川記念と今年の重賞2連覇中で絶好調。グランプリは昨年出走し当時5歳馬ながら4着に食い込んでいる。先行逃げ切りタイプで障害を先頭で越えるものの直線の失速が多かったが、最近は粘りと力強さが増し、最後までスピードが落ちなくなってきた。今回も賞金ハンデ差がなくもう一丁あるか。

展開予想
  基礎重量は800kg、この程度ならここに出るメンバーならどの馬も十分守備範囲。馬場も前日の雨で水分を含み軽めになりそう。それぞれの持ち味を見せられるチャンス。やはりミノルシャープとメジロゴーリキの6歳勢が先頭争いというのが概ねの見方だろうが、それほどガツガツとは行かないか。むしろセンゴクエースあたりが鈴木騎手なら早めに動かしてきそう。コウシュハウンカイも前に行きたいところだが、慌てず3,4番手あたりにつけるか。5歳馬キタノユウジロウあたりも調子が良ければ前に行きたい。ホクショウマサルは出足がカギ。
  ミノルシャープは障害も得意で、最近の勢いから見てもまず先頭で越えてくるだろう。近走は失速が少ないとはいえ、やはりある程度引き離して逃げたい。コウシュハウンカイも障害はしっかり越えて先頭争いに近い位置にはいるだろう。これに対し、センゴクエースやホクショウマサルは障害を越えられるか。一旦越えてくれば直線一気も。

【はむ!の見解まとめ】
  オレノココロがいないとなると、同じ10歳馬として◎(8)コウシュハウンカイは負けられないところ。近走はレース序盤でミノルシャープら若馬の勢いに押されているが、走りの安定度はやはりナンバーワン。前哨戦のとかち桂冠賞では勢いのある若馬勢を問題にしなかった。今回も崩れることは考えづらくやはり軸は外せない。馬場状態も丁度よさそう。
  対抗にはやはり○(9)ミノルシャープ。重賞を連覇した今の力は本物だろう。先行力がと障害力があって最後の粘り強さも身につけてきている。ほぼ定量に近いハンデ差で、800kgはまだまだ対応可能。体調さえ維持できていればここもチャンスは大きそうだ。ただ大外枠がカギか。単穴には、鈴木騎手に手綱が戻ってきた▲(6)センゴクエース。依然障害には課題が残るが、今回は積極的に行ってとにかく時間がかかってでも障害を越えることに力を入れてくるだろう。越えてさえくればなんとかなる。
  あとは、この時期になると調子を上げてくる△(4)シンザンボーイが今回も一発を狙ってくる。中団につけ、落ちてくる馬を1頭ずつ拾いながら前に行くというのがこの馬の善戦パターン。今回は今までのように簡単にはいかないだろうが、大レースに強く、無視はできない。おもしろいところでは注(3)ミスタカシマはどうだろう。初めての古馬重賞の北斗賞では見せ場も作り良い経験ができた。本来の粘りも戻ってきており、混戦になれば割り込みも。その他ではやはり(7)ホクショウマサルの復活が待たれるところだが、近走のレースぶりを見ると臆病になっているところがあり、もう少し時間が必要か。(1)メジロゴーリキもそろそろ立て直しても良さそうだが、まだ本調子ではなさそうだ。軽馬場なら見直しも。

はむ!の馬券狙いどころ:
  今のところなんとかプラスはキープ出来ているが、予想に対してやはり何かが足りず、一度外してしまうとズルズルといってしまう可能性も。なんとか防いでいきたい。
  ミノルシャープの3連勝も考えたが、ここは一日の長でコウシュハウンカイの方を狙う。センゴクももちろん狙いたいところだが変に人気するようだと逆らいたくなるのが心情というもの。本当はマサルあたりもそろそろ来るのではと気になるが。そのあたりはワイドも絡めて。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 8=9→6,4,3,7 合計8通り 各200円
      8→9,6→9,6,4,3,7,1 合計8通り 各100円
      9,8→6,4,3→8,9 合計6通り 各100円
  枠複 8=8,6 合計2通り 各500円 合計 4,000円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 8 700円
  ワイド 3=8,9,4,7 7=8,9,4 合計7点 各100円
  合計 1,400円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。その際には次年度の方針なども示していければと思います。(コラム欄は休みます)

【コラム】場外馬券売り場(2)(BAOO天文館に行ってきました。)
  昨年の夏ごろ当欄で書きかけておきながら、その後災害やコロナなどがいろいろあって後回しにしていた話題が多くあります。場外馬券売り場についてもその一つです。その場外についてはいろいろ述べたいことがあるので後回しとし、先週、鹿児島県にある場外馬券売場のBAOO(バオー)天文館に行ってきましたので、そこの報告をします。
  筆者はかねてから、旅打ちとまでは行かないけど、各地の競馬場や場外を訪れることが楽しみです。現在鹿児島県に住んでいますが、大隅半島側の方で、そこには場外馬券売場はありません。(車券・舟券売り場はある)そこで、先日、鹿児島市に行くことがあり時間があったのでBAOOをのぞいてきました。BAOOとは地方競馬全国協会(NAR)の関連会社が運営する地方競馬共通の場外馬券発売所のことで、全国で8カ所(先月1カ所(東広島)が廃止になり7カ所)あります。そして現在筆者が住む鹿児島県には鹿児島市の繁華街・天文館の一角に「BAOO天文館」があります。そこではどこかの地方競馬2~3カ所の馬券を毎日発売しています。そして毎日ではありませんがばんえいの馬券を売る日があります(最近は発売日が増えてきました。)

 コロナまっただ中の時期で、数ヶ月閉鎖していた時期もありましたが、6月末から十分な感染防止策をとった上で再開することとなりました。BAOO天文館は場外の中でも狭い方で、満員になれば100人程度のキャパでしょうか。それこそ密になりそうですが、筆者が行った日は土曜日で最も多くて客は10人程度。しかも入場するたびに体温を測り、消毒液で消毒するなど、感染のリスクは少なそうです。
  一般席のほか、1000円で指定席(ロイヤルシート)もあります。そこでは自分で好きな競馬場やオッズの画面を切り替えて見ることができます。シートもゆったりしており、しかも感染対策で隣の席は空けるので相当くつろげそうです。
  先日はたまたまばんえい帯広の発売日だったので、数レース買ったりしていました。

2020年8月3日月曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】回顧・第45回ばんえい大賞典(8/2)

ばんえい重賞レース回顧
第45回ばんえい大賞典(BG3)-2020年8月2日-10R 200m直 曇 0.4%
  1着◎(7)コマサンダイヤ(島津新) 2分03秒9
  2着▲(10)カイセドクター
  3着 (9)ブラックサファイア
   単勝 7 260円(2番人気) 馬複 7-10 950円 三連単 7-10-9 7,400円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○等は、はむ!の当初予想印)

  3歳の重賞で三冠の第一弾第45回ばんえい大賞典は、イレネー記念馬で2番人気となっていたコマサンダイヤが障害2,3番手からゴール前で前の馬が止まったところを差し切り勝ち。イレネー記念に続いて重賞2勝目となった。島津新騎手はこのレース初制覇、重賞は旭川記念に続く連勝で今季3勝、通算5勝目。金田勇調教師もこのレース初制覇で重賞通算18勝目。

レース振り返り
  帯広はここ1週間は降水がほとんどなく、かなり乾燥し、散水はされたものの時計のかかる馬場であった。
  レースは、スタートからほぼ横一線で第1障害を越えた。1番人気キョウエイリュウが一旦前に出たが、後続も差がなく続く。そして各馬が刻みを入れ始めたところで、コウテイとトワトラナノココロの先行馬がすっと前に出て、この2頭がレースを引っ張る形、キョウエイリュウとコマサンダイヤが続き、ブラックサファイア、カイセドクターも前を見ながらこれらについて行く展開。1,2障害中間から第2障害手前までもほぼ同じような態勢で続き、コウテイとトワトラナノココロが並ぶように先頭で第2障害の手前に、すぐにコマサンダイヤとブラックサファイアが詰めて、キョウエイリュウ、カイセドクターも追いついた。ここまで62秒と馬場状態にしてはまずまずの中間ペース。
  最も先に障害を仕掛けたのはコマサンダイヤ、程なくコウテイ、トワトラナノココロが続き、ブラックサファイアも早めに仕掛けた。コマサンダイヤは天板で立ち止まりそうになりながらも一歩ずつ踏みしめていく。その間にコウテイとブラックサファイアが障害をひと腰で越え、この2頭が先頭へ。コマサンダイヤもなんとか越えて前に差がなく続く。その後は少し遅れてトワトラナノココロ、カイセドクターと続き、さらに一歩遅れてじっくり溜めていたキョウエイリュウも障害を越えた。
  先頭争いは降りてからの切れ味でブラックサファイアが前に出て、1馬身差でコマサンダイヤが追う態勢、コウテイがやや遅れて、外枠のトワトラナノココロとカイセドクターがじわじわ追う。キョウエイリュウも後ろから追うが差は縮まらず苦戦。先頭を行くブラックサファイアはキャンター気味に走り、差を離しにかかる。残り20mでコマサンダイヤに2~3馬身のリードをつけ、ゴールを目指す。しかし残り10mあたりでブラックサファイアが立ち止まった。コマサンダイヤが近づくがこれもスピードが緩み加減、そこに外からカイセドクターが伸びてきた。それでもブラックサファイアが立て直し1馬身のリードを保ってゴール直前まで来たがそこで再びストップ、そこをコマサンダイヤと追ってきたカイセドクターがほぼ同時に並びかけ、そして、わずかに数十センチほどの差でコマサンダイヤが前に出て優勝。カイセドクターが2着に流れ込み、ブラックサファイアは更にもう一度ゴール前で止まったがなんとか3着に残った。1番人気のキョウエイリュウは伸びずに6着に終わった。

次走へのメモ
コマサンダイヤ(1着):終始安定した走りで、障害の天板で止まりかけたが力で持って行った。最後も慌てずに前が止まったところをゴール前で差し切った。好調の島津騎手の勢いがそのまま馬にも乗り移ったイメージだ。父母の力強さも受け継いでおり、走りも安定しているのでこれからも益々強くなりそうな気配がある。次は狙いは当然2冠目のばんえい菊花賞だが、ハンデ加算覚悟ではまなす賞も狙いに行くか。強豪の4歳に胸を借りてもおもしろい。
カイセドクター(2着):大外など不利な条件もあって前に行けなかったが、最後はあと一歩のところまで迫っていた。好調をキープしているようだ。着実に伸びてくる脚があり今後も上位を賑わすことは違いない。はまなす賞ではこの馬にも十分チャンスはありそう。
ブラックサファイア(3着):課題の障害も越えてきて、キャンターで逃げ切り態勢に入ったときはこの馬で決まりかと思わせたが最後に落とし穴があった。やはりやや荷が重かったか。大いに見せ場は作った。先行力があるのも強みで今後も侮れない。
トワトラナノココロ(4着):馬体重のは心配されたが、前に行ってこの馬らしい走りはしており、最後の失速も最小限で、粘りの走りを見せた。ただ、できれば先頭で障害を越えたかった。更に力をつけて軽馬場にでもなればチャンスはありそう。
コウテイ(5着):繰り上がり出走ながら、積極的なレース運びで一旦は先頭に立つなど見せ場は作った。やはりこの馬は力勝負になると十分上位でも戦えそう。自己条件でしっかり勝ち星を重ねたい。
  その他では、やはりキョウエイリュウ(6着)。力負けというより流れに乗れなかったイメージ。慎重になりすぎたか。むしろ古馬レースあたりの方がこの馬本来のペースで走れそう。エンゼルフクヒメ(7着)は好位置で走っていたが、障害でストップして勢いをそがれた。ゴールドハンター(8着)は前半から遅れをとり、この馬らしい走りは見られなかった。自己条件で立て直したい。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 枠複7-8 5枚 単勝 7 7枚 ワイド 7-10 1枚
  ブラックサファイアに逃げられたと思ったがゴール前にドラマがあったね。やはりコマサンダイヤの粘りの走りが一歩抜けていた。ブラックサファイアを完全に無印にしていて3着に残られたので、三連単は逃したが、あとは概ね良かった。それでもプラスにならないところは反省点だが・・。ま、なんとか持ちこたえているというところか。
  今回収支 -860
   (通常分) -1,650  (配当)2,650 (投入)4,300
   (単複・ワイド) +790  (配当)2,190 (投入)1,400
  今年度累計 +10,020(8/2・ばんえい大賞典終了時点)
   (通常分) +9,960 (配当 35,860 - 投入 25,900)
   (単複・ワイド) +60 (配当 8,560 - 投入 8,500)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2020データ・馬券成績表)

  次回は2週間後の8月16日(日)、ファン投票による夏の大一番、ばんえいグランプリ(BG2)です。予想は前日までにアップしたいと思います。

2020年7月31日金曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】重賞予想・第45回ばんえい大賞典(8/2)

  今週の重賞は3歳三冠の第一弾、ばんえい大賞典です。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第45回ばんえい大賞典(BG3)
(2020年8月2日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 3歳オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
  サロマタイショウ 牡3 670 赤塚健 久田守 鹿毛 差
  コウテイ 牡3 670 菊池一 槻舘重 鹿毛 先
キョウエイリュウ 牡3 700 松田道 村上慎 鹿毛 差
  エンゼルフクヒメ 牝3 650 中山直 小林長 栗毛 差
  ダイナマイト 牡3 670 鈴木恵 大河和 鹿毛 追
ゴールドハンター 牡3 670 西謙一 金田勇 栗毛 追
コマサンダイヤ 牡3 690 島津新 金田勇 青毛 逃
トワトラナノココロ 牡3 680 渡来心 坂本東 鹿毛 逃
  ブラックサファイア 牡3 680 藤本匠 松井浩 鹿毛 先
10 カイセドクター 牡3 690 阿部武 坂本東 鹿毛 差
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「ばんえい大賞典」の概要と傾向
  ばんえいの3歳重賞の三冠レース、いわゆる中央競馬でいうところのクラシックの第1弾が「ばんえい大賞典」である。この後は11月に「ばんえい菊花賞」、そして年末に「ばんえいダービー」が開かれ、この世代の最強馬を競う。
  「ばんえい大賞典」の傾向だが、過去10年で1番人気が(2,1,1,6)とかなり怪しい。昨年、一昨年と1番人気が連勝したが、それまでは1番人気が9年連続で敗れるなど、重賞の中でも最も波乱の多いレースとなっている。一方で2番人気の馬が4勝しており、下位人気だと連対はわずかで、2,3番手の有力馬が狙い目ということになる。ばんえいの場合は3歳はまだ成長途上で、2歳時までに活躍していた馬とこれから強くなる馬の端境期であるというのも原因か。勝ち馬を並べてみても曲者的な存在の馬が多い。参考になりそうなのが前哨戦の「とかちダービー」の成績でここで活躍した馬が好成績を挙げている傾向にあり、夏に向けて調子を上げている馬に注目か。牝馬もかなり善戦。なお鈴木恵介騎手が唯一未勝利の重賞である。現役では(今回不出走の)藤野俊一騎手の3勝が最高だが、ここ2年は阿部武臣騎手が連勝している。

今回のみどころ
  この世代は、キョウエイリュウがデビュー10連勝と圧倒的に抜けていたが、イレネー記念でまさかの障害ミスで敗戦、その後も苦戦が続いていた。そのイレネー記念に勝ったのはコマサンダイヤ、先行力があり注目される。さらにキョウエイリュウにわずかの差に迫ったことがあるブラックサファイアあたりも一発がある。出遅れていた馬たちも力を付けてきており調子も良い馬が多い。このあたりで勢力図が変わることも考えられる。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 サロマタイショウ:重賞はヤングCSに出走し7着に入っている。中団待機から直線の切れ味で勝負するタイプ。障害は得意とは言えずスムーズではないが崩れることは少ない。上位馬に同型の馬が多く、追い比べになると見劣りすることも。前半でスムーズに流れれば。
 2 コウテイ:重賞はイレネー記念のみ出走。この時は繰り上げ出走ながら、積極的に前に行き5着と掲示板内に粘り込んだ。大型馬で、父シベチャタイガーの血かじっくり走るタイプで晩成型に見える。先行力が持ち前だがペースが速くなると厳しい。力勝負に持ちこめれば。
 3 キョウエイリュウ:2歳時は能検1番時計、デビューし後も破竹の勢いで10連勝、ナナカマド賞、ヤングCSと重賞も勝ったが、3冠目イレネー記念では障害転倒でまさかの競走中止と競馬に絶対はないことを証明してしまった。ただ実力は抜けており中心は間違いない。
 4 エンゼルフクヒメ:黒ユリ賞馬で牝馬の代表格。同レースでは中団からじわじわ伸びて最後で差し切ってゴール。中山騎手に初重賞制覇をプレゼントした。その後は休養に入り、7月に入ってから復帰、久々を叩いてそろそろレース勘が戻ってきそう。型にはまれば上位食い込みも。
 5 ダイナマイト:重賞はイレネー記念のみに出走。後方ながら鋭い追い込みを見せ4着に食い込んでいる。常にAクラスで戦っているものの、やや走りにムラがあり障害の不安定さもあって成績は上がっていない。爆発力はあるので一発の魅力は十分。前半で力を温存して行きたい。
 6 ゴールドハンター:重賞は今回が初出走。デビューが遅く当初は障害が上がれず苦労した。その後は抜群の切れ味を武器に上位進出してきたが、障害は今でも苦手意識は残っているようだ。スタート直後の騎手のクラウチングスタイルがこの馬の特徴。個性派に育っていくか。
 7 コマサンダイヤ:デビューの頃は非力感があったが、徐々に力を付け、ナナカマド賞3着、ヤングCS4着のあと、イレネー記念では障害をしっかり切って直線では他馬を引き離しての快勝。その後も上位馬相手に互角の戦いをしている。先行力と安定した走りに定評がある。
 8 トワトラナノココロ:デビュー時から常に上位で走っており、重賞はナナカマド賞5着、イレネー記念では逃げ粘っての2着。スピード抜群で常にハナを奪いに行くなど存在感を見せている。20戦連続で掲示板内に入る安定感も武器。課題は直線でのスタミナ、失速を防ぎたい。
 9 ブラックサファイア:能検4番時計。2歳秋になってから初勝利を挙げ、その後7連勝、ヤングCSではキョウエイリュウにあとわずかのところでかわされ2着、その後も勝ち星を挙げたが、一時期体調を崩して以降は慎重に調整されている。先行力で勝負するが切れ味も鋭い。
 10 カイセドクター:重賞はヤングCS、イレネー記念とも3着に入るなど、全体としては健闘を見せている。どちらかというと切れ味勝負の馬だが、じわじわ伸びて行くタイプ。障害もこなす。一方、軽馬場などで先行馬に先に行かれると、後手に回って追いつけないことも。

展開予想
  どちらかというと前に行くより好位あたりにつけたいタイプが多く、各馬様子を見ながらの展開となるか。馬場状態にも左右されそう。前に行きそうなのはトワトラナノココロくらい。スタミナを考えて引き離したいところだろう。これにコマサンダイヤ、コウテイあたりが続くだろう。注目のキョウエイリュウは課題のスタートが決まれば前の方に来るが、最近の傾向から中団待機か。切れ味にかけるゴールドハンター、ブラックサファイアあたりはやや後ろに位置取りしそう。いずれも第2障害までどの位置に付けられるか。障害は上手な馬が多いので、少しでもミスをした馬は脱落しそう。

【はむ!の見解まとめ】
  この世代はやはり二冠のキョウエイリュウが一歩リードしているものの、イレネーを勝ったコマサンダイヤがその後も勝ち星を重ねるなど成長著しく、他の馬も一発の魅力がある馬が多い。もともと波乱含みのばんえい大賞典で今回も何かが起きるのではと期待させる。そこで当欄ではトップハンデのキョウエイリュウ絶対ではないとみて、今回は◎(7)コマサンダイヤを本命にした。走りの安定度はこちらの方が一枚上、最近はA2クラスで古馬の実力馬を相手に連勝するなど勢いもある。障害も安心できる。軸の中心に。
  もちろん○(3)キョウエイリュウのスピードと爆発力は驚異的、例え遅れても最後でリカバリーできる力は持っている。イレネー記念のように崩れてしまわなければ、優勝争いは間違いない。ただ波乱要素を勘案して対応とした。他に一発の魅力がある馬も多いが、その中でも▲(10)カイセドクターは、重賞3着2回と確実に上位に食い込んでくる馬。じわじわ伸びるタイプで最後の粘りもある。重賞初挑戦の△(6)ゴールドハンターもおもしろい。障害には不安があるが最近は克服しつつある。力を付けてきている。切れ味の鋭さで食い込みも。
  あとはスムーズに前に出て他馬を引き離す展開になれば注(8)トワトラナノココロの前残りがあるか。他では、障害をまとめれば直線鋭い(5)ダイナマイト、牝馬の(4)エンゼルフクヒメも混戦になればじわじわ食い込んでくることもあり、余裕があれば押さえたい。あと、切れ味鋭い(9)ブラックサファイアも気になるが、やや障害に難ありか。

はむ!の馬券狙いどころ:
  今シーズン、今までのところはまずまずのペースで来ているので、ここでさらに弾みをつけたいところ。
  今回は各馬レベルが高く、キョウエイリュウを始め上位馬も油断は出来ない。しかも荒れる大賞典とくれば、少し大きいところも狙いたいところ。かといって冒険も難しい。そこで頭にコマサンダイヤを持ってきた。高配当はヒモ穴かワイドなどで。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 7,3,10 BOX 合計6通り 各200円
      7=3→10,6,8,5,4 合計10通り 各100円
      7→3,10,6→3,10,6 合計6通り 各100円
  枠複  7=3,8 3=8  合計3通り 各500円 合計 4,300円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 7 700円
  ワイド 10=7,3,6,5 5=7,3,6 合計7点 各100円
  合計 1,400円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。その際には次年度の方針なども示していければと思います。(コラム欄は休みます)

【コラム】コロナと観光
  8月になり、世間の新型コロナウイルスの感染拡大から半年以上たちますが、まだまだ感染者の増加は続いています。検査数が多くなったということもありますが、人々の心が緩み始めたことが最大の理由ではないかと案じられます。ただ我慢もいつまで続ければいいの?いう感じで、やはり経済も少しは動かしていかなければ、人々の生活に関わるということで大変です。そこで「Go To キャンペーン」なる観光促進策が出されましたがこれまた感染拡大の元凶になると不評。ここでは政策の善し悪しは述べませんが、ただ観光は地域経済を回すための資源になっている部分もあって、多くの人が動くことには不安があるものの、ある程度は動かさないと本当に観光で生計を立てている人々は苦しくなってしまいます。
  この話題と競馬と何の関係があるの?今やネット投票で参加できる時代じゃない。という意見もありそうですが、応援があってこそのスポーツです。そして、ばんえいの場合は北海道の文化遺産であり、ばんえい競馬が開かれる帯広は観光客が多く来てこそ地域が活性化し、それが農業や畜産業にも波及して、地域経済を支えるという部分があります。「Go To~」はその場しのぎでかつ拙速すぎた感じがしますが、やはり観光客は戻ってほしい。早くその日が来ることを願って。

2020年7月21日火曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】回顧・第51回旭川記念(7/19)

ばんえい重賞レース回顧
第51回旭川記念(BG2)-2020年7月19日-10R 200m直 曇 1.7%
  1着○(3)ミノルシャープ(島津新) 2分12秒4
  2着◎(1)オレノココロ
  3着▲(6)コウシュハウンカイ
   単勝 3 500円(3番人気) 馬複 1-3 350円 三連単 3-1-6 1,610円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○等は、はむ!の当初予想印)

  古馬の重賞で今年からBG2となった第51回旭川記念は、3番人気の6歳馬ミノルシャープが障害先頭で抜け出し、そのままゴールまで駆け抜け、北斗賞に続く優勝で重賞通算4勝目、島津新騎手も北斗賞に続く重賞制覇で通算4勝。大友栄人調教師は旭川記念は3度目の制覇で重賞通算48勝目。1番人気オレノココロは惜しくも2着で、同一重賞4連覇はならなかった。

レース振り返り
  帯広はここ1週間はわずかな降水で、かなり乾燥してやや時計のかかる馬場であった。
  レースは、スタートからメジロゴーリキが飛び出し、ミノルシャープがこれに続く形でこの2頭が前に出て第1障害を越えた。後続はホクショウマサルがやや遅れ気味であったが全ての馬がクリア、各馬早めに刻みを入れゆったりしたペースに落ち着いた。1、2障害の中間あたりでは、前を行った2頭にオレノココロ、コウシュハウンカイ、そしてホクショウマサルも早めに追い上げ、大外のキタノユウジロウも中盤から前に近づいて行った。そして出入りを繰り返しながら同じようなペースで進み、ソウクンボーイ以外の6頭がほぼ一線のまま第2障害の手前に。ここまで77秒のスローペース。
  障害を最も早く仕掛けたのはキタノユウジロウ、思い切って踏み出したが、坂の天板手前でストップ。これを見るようにオレノココロとミノルシャープがほとんど同時に障害に挑戦。オレノココロは天板でやや躓き加減、ミノルシャープの方はしっかり踏み込んでスンナリと障害を越えこれが先頭、オレノココロもすぐに立て直し、直後に障害を仕掛けひと腰で越えてきたコウシュハウンカイと同時に障害を越えて前を追う。さらに一歩遅れてメジロゴーリキが障害をじっくり越えて4番手。5番手以降は大きく遅れた。
  先頭争いはミノルシャープが快調に飛ばし、4,5馬身のリードで逃げる。これにオレノココロとコウシュハウンカイが追うが差がほとんど詰まらない。ミノルシャープはそのままの脚色でゴールに近づく、2番手争いはオレノココロがコウシュハウンカイよりやや前に出て、さらに前を追うが、先頭のミノルシャープはゴール直前でも全く脚色が衰えず、むしろオレノココロの方が若干スピードが鈍って、4.5馬身の差のままミノルシャープがゴールを駆け抜け勝利した。その後ミノルシャープ前脚から倒れ込んだがゴールを越えた後だった。オレノココロはそのまま2着を確保。遅れ始めたコウシュハウンカイは、その後ろからメジロゴーリキが近づいてきたが、なんとかかわして3着に入った。ホクショウマサルは障害が上がらず最下位の7着に終わった。

次走へのメモ
ミノルシャープ(1着):この馬の時代が来たのではと思わせるような強い勝ち方であった。序盤から前には行ったものの無理はしておらず、力は温存。そして抜群の障害力でしっかり山をクリア、切れ味良く後続を引き離し、課題の最後の直線も楽に駆け抜けた。最後倒れ込んだことからみると、息はあがっていたと思われるがスピードが緩まなかったのはこの馬の成長と言えよう。次は当然8月のグランプリ。重量はさらに増えるが、この勢いならもう一丁というところか。
オレノココロ(2着):この馬としては申し分ない走りであった。ある程度レースを引っ張っていたし、障害も引っかかる場面はあったものの全く問題はなかった。馬体重も増え体調も悪くなかったようだ。ここは勝ち馬にうまく走られたというところだろう。荷物が重くなればさらに力を発揮する時が来るだろう。夏の体調維持がうまくいくか。
コウシュハウンカイ(3着):特にミスはなかったし、この馬らしい安定した走りはしていた。ただミノルシャープらにペースを作られ、自分で動けなかったのはこの馬が勝てないパターン。ただ今後荷物が重くなって流れが落ち着けば再びこの馬の出番が来るか。グランプリで連覇を狙う。
メジロゴーリキ(4着):一時期勢いがなく自信を失いかけていたようだが、今回はまず自分の走りに徹して、障害をしっかり上げることに重点を入れていたようだ。本来の力を出せれば勝負になるところを見せたのではないか。今後はどこかで大駆けもありそう。
キタノユウジロウ(5着):大きく離れた5着。ペースが落ち着いたこともあるが、思い切って前に付け、障害を先に仕掛けるという積極策で一瞬は見せ場を作った。障害を越えられていれば上位に入るチャンスはあったのではないか。今後も重賞でも戦えそう。
  その他では、ソウクンボーイ(6着)は、繰り上がり出走ということもあり、序盤から後方待機で、他馬の脱落を拾う作戦であったように思われるが、障害がやはり厳しかった。そしてホクショウマサル(7着)はやはり行き脚が付かず、中間は前に取り付いたがそこでも無理したのではないか。体調自体は悪くなさそうだったが、動きは重い感じが残り立て直しに課題が残った。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 三連単 3-1-6 4枚 ワイド 3-1 3-6 各2枚
  ミノルシャープは本当に強くなった。以前なら直前で失速してたんだが、最近はほとんどスピード落ちないんだよな。オレノココロも万全だったけど、ミノルシャープの強さが目立った。この調子でまだまだいけるんじゃないか?と言う感じ。馬券の方はま、なんとか入ってくれたけど、やはり配当が安いね。でも自分としては目一杯絞ってこれだから。わずかでもプラスに持って行けたから良しとしよう。
  今回収支 +1,220
   (通常分) +2,240  (配当)2,100 (投入)4,500
   (単複・ワイド) -1,020  (配当)580 (投入)1,600
  今年度累計 +10,880(7/19・旭川記念終了時点)
   (通常分) +11,610 (配当 33,210 - 投入 21,600)
   (単複・ワイド) -730 (配当 6,370 - 投入 7,100)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2020データ・馬券成績表)

  次回は2週間後の8月2日(日)、3歳の三冠レースの第一弾、ばんえい大賞典(BG3)です。予想は前日までにアップしたいと思います。

2020年7月18日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】重賞予想・第51回旭川記念(7/19)

  ばんえいは7月11日からようやく観客を入れた競馬が始まりました。今週の重賞は、今年からBG2に昇格した古馬重賞の一戦、旭川記念です。


はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第51回旭川記念(BG2)
(2020年7月19日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 3歳以上オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
オレノココロ 牡10 790 鈴木恵 槻舘重 青毛 差
  ソウクンボーイ 牡10 790 村上章 西邑春 鹿毛 追
ミノルシャープ 牡6 800 島津新 大友人 鹿毛 逃
メジロゴーリキ 牡6 790 西謙一 松井浩 鹿毛 逃
ホクショウマサル 牡9 790 阿部武 坂本東 鹿毛 先
コウシュハウンカイ 牡10 800 藤本匠 松井浩 栗毛 先
  キタノユウジロウ 牡5 790 松田道 村上慎 栗毛 差
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「旭川記念」の概要と傾向
  ばんえいのいわゆる「4大記念競走」の一つで、2006年までは現在廃止された旭川競馬場で行われていた。なお、当時の「旭川記念」は4歳馬限定のレースであり、現在の「旭川記念」は同競馬場で古馬重賞として行われていた「旭王冠賞」の性質の方を引き継いでいる。昨年度まで6月に行われてた北斗賞と時期を入れ替え、同時にBG3→BG2に昇格。さらに重要なレースとして位置づけられることとなった。
  北斗賞と時期が入れ替わったことにより、過去の傾向を見るには旭川記念と北斗賞の両方を見ておく必要がある。昨年までの10年間では、旭川記念としては1番人気は(5,1,3,1)とまずまずだが、北斗賞の方は1番人気は(4,1,1,4)とやや怪しくなっている。全体的にみても後に行われた北斗賞の方がやや荒れ気味。ただ今回は旭川記念としてBG2で行われることとなり、また、その後の8月のばんえいグランプリがBG1からBG2に落とされたことを考えると、傾向の変化を考慮に入れる必要がありそう。有力馬がここに力を入れてくることも考えられる。
  なお、実績馬も強いが、5歳6歳といった若馬も積極的なレースで抜け出すこともしばしば。騎手別では旭川記念が藤本匠騎手が5勝と抜けており鈴木恵介騎手が3勝で追っている。ちなみに北斗賞の方は、藤野騎手が4勝でリード。

今回のみどころ
  上記で述べたように、BG2に昇格したことにより、各陣営の力の入れ方にどのような変化が見られるか。基本的メンバーは北斗賞と同様のメンバーだが別路線に行ったり、休養したりする馬も多く、7頭立てと少数精鋭のレースとなった。その中でも北斗賞を逃げ切ったミノルシャープに勢いがありそうだが、同一重賞4連覇を目指すオレノココロや、コウシュハウンカイら実績馬勢も黙っていないだろう。ホクショウマサルらも巻き返しを図りたいところ。常連のセンゴクエースは今回出走を見送った。今後の勢力図を占う意味でも重要なレースになりそう。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 オレノココロ:改めて説明の必要もないばんえい界のトップランナー。10歳でも力は落ちていない。北斗賞では軽めの馬場で若馬勢が作る速い流れに遅れをとり障害でも手間取ったがそれでも立て直し3着まで食い込んでくるあたりはさすがと言えよう。夏負けが心配だが今年は問題はなさそう。馬体重の増減に注目。
 2 ソウクンボーイ:賞金ランクはベスト10内に入っていないが、重賞はチャンスがあれば顔を出しており、今年正月の帯広記念で3着に食い込んだように存在感を見せている。速いペースにはついていけないが、流れが落ち着き他馬が苦しむような展開になればスルスルと伸びてくる。障害はなんとか切っていきたい。
 3 ミノルシャープ:北斗賞では先手を奪い終始リードを保って逃げ切り勝ち、古馬重賞初制覇となった。それまでも上位とは互角に戦っていたが直線で失速し他馬に逆転されていた。ここにきて最後まで走りきれるだけの粘りと力をつけてきた。島津騎手との相性も良さそうだ。今回はハンデ差もあるが十分走れそう。
 4 メジロゴーリキ:実力馬ながらここ1年間全く期待どおりの成績は上げられていない。本来、抜群の先行力と障害力があり、力で勝負できる馬であったが、馬体が減って力が入っていないイメージ。ミノルシャープら同年代のライバルにも遅れを取っている。ただ3走前にはこの馬らしい走りを見せており流れに乗れば。
 5 ホクショウマサル:31連勝の華々しい記録を打ち立てたこの馬も、今シーズンはその反動が出たのか、自分らしい走りができていない状況。重賞もオッズパーク杯、北斗賞といずれも障害で苦しみ大敗している。ただ前走の特別戦あたりは鋭い末脚を見せて追い込んでおり、徐々に勝負勘は取り戻しつつあるか。
 6 コウシュハウンカイ:オレノココロと並びばんえい界を引っ張る横綱級の一頭。先行力、障害力そして安定感は抜群。今シーズンはオッズパーク杯で強みを見せ快勝したが、北斗賞では枠順の不利と馬体重の大幅減などがあって粘りきれなかった。立て直してくるであろうが、若馬勢に早く行かれると後手に回ることも。
 7 キタノユウジロウ:昨シーズンは重賞2勝を挙げ素質開花したが、今シーズンは壁にぶつかって大敗している。序盤から後手に回るなど自分の走りができていない。ただ前走特別戦では積極的に前を伺うなど意識はしているようだ。障害力はあるはずなので、しっかり前について行ければ上位に食い込むことは可能。

展開予想
  北斗賞とほぼ同じメンバーで流れもほとんど似たような形になると思われる。早く行きたいのがミノルシャープ、メジロゴーリキの6歳勢。今回はアアモンドグンシンらがいないので若干落ち着くか。あとはコウシュハウンカイあたりが続き、オレノココロやホクショウマサルは後方からという流れになりそう。課題は第2障害。恐らくミノルシャープはしっかり越えてきそうなので、後続の馬たちがどの位置で障害を降りられるかがカギとなる。各馬もたつくようだと北斗賞のようにミノルシャープが逃げ切り態勢に入ることも考えられる。

【はむ!の見解まとめ】
  帯広方面は今のところ降水も少なく、やや乾いた馬場でそれなりに時計はかかりそうか。上位拮抗というところだが、やはり同一重賞4連覇を目指す◎(1)オレノココロが条件的にも有利な状況でこれを本命とする。夏負けが心配な馬だが、今年はまだ暑くなっておらず順調に推移している。前哨戦の天の川特別では先頭で抜け出して逃げ切るというこれまでにない勝ち方を見せ、レースの幅が広がってきた。
  対抗は北斗賞を勝って絶好調の○(3)ミノルシャープ。最近は先行力だけでなく、粘りも出てきて、泣き所だった直線最後の失速が最小限になってきた。天の川特別では逆に追いかけるような動きも見せており、非常に充実している。ハンデ差10kgの分だけ割り引いたが上位は間違いない。オッズパーク杯で強い勝ち方を見せた▲(6)コウシュハウンカイも優勝争いの一角には入ってくるだろう。北斗賞は苦手の大外など敗因がはっきりしていた。今回は若馬勢が引っ張るペースにしっかりついていけるか。上位3頭が有力だが、割って入るなら△(5)ホクショウマサル。今シーズンは障害でも苦しむなど厳しいレースが続いているが、前走は一つ下のクラスの特別戦に出て障害をしっかり切っていた。ただ出足で遅れるというリスクもある。
  あとは注(4)メジロゴーリキがきっかけをつかんでいれば逃げて粘り込みも。序盤で流れに乗れれば(7)キタノユウジロウもしぶといはずだが今回のメンバー相手に5歳馬がどこまでやれるか。(2)ソウクンボーイは前が崩れれば浮上の可能性がある。

はむ!の馬券狙いどころ:
  今のところはなんとかプラスで乗り切っているが、徐々に貯金が少なくなっている。今回は少頭数ということもあるので、点数を絞ってしっかり回収して収支を維持していきたいところ。
  最近の充実度合いからオレノココロの方を本命に取ったが、ミノルシャープの粘りも怖いし、コウシュハウンカイも巻き返してきそう。当てたいけど配当も狙いたい。どこまで絞っていけるかが勝負。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 1,3,6 BOX 合計6通り 各400円
      1→3,6,5→3,6,5,4 合計9通り 各200円 合計 4,200円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 1 800円
  ワイド 3=1,6,5,4 合計4点 各200円
  合計 1,600円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。

【コラム】4ヶ月半ぶり観客レース
  当欄もここのところずっとコロナ関係の話でしたが、その中で今回は少し明るい話題。長い間無観客競馬の続いていたばんえい競馬ですが、7月11日からついに競馬場に観客を入れての開催となりました。(地方競馬では盛岡でも観客の入場再開が始まりましたが、中央競馬やその他の競馬場ではもうしばらく無観客競馬が続きます。)とにかく競馬場に人が戻ってきたのはうれしいことです。騎手や関係者も応援にさらに気合いが入ることでしょう。ただ、まだ世間では感染者が増え続けており、第2波の懸念がある状況、感染防止のためのいろいろな制限はついています。歓声も控えめにということで、まだ恐る恐るの再開といったところでしょう。元どおりの状況になるには、場合によって年月がかかりそうですが、その時がくるまでは静かに、でもしっかり応援し続けていきたいものです。

2020年7月6日月曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】回顧・第14回柏林賞(7/5)

ばんえい重賞レース回顧
第14回柏林賞(BG3)-2020年7月5日-10R 200m直 曇 1.7%
  1着△(4)メムロボブサップ(阿部武) 1分51秒4
  2着○(8)インビクタ
  3着 (7)サクラドリーマー
   単勝 4 430円(3番人気) 馬複 4-8 1,170円 三連単 4-8-7 11,800円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○等は、はむ!の当初予想印)

  4歳世代の三冠レース第一戦、第14回柏林賞は、3歳三冠馬ながら3番人気となっていたメムロボブサップが障害2番手から直線で一気に抜け出して快勝。重賞は昨年のばんえいダービー以来6勝目となった。阿部武臣騎手はこのレースは2008年のホッカイヒカル以来12年ぶり2勝目、通算25勝目。坂本東一調教師はこのレース初制覇で通算12勝目。

レース振り返り
  帯広はこの週はぐずつき気味で、水分を含んでいるものの粘り気もあり、ある程度力の要る馬場であった。
  レースはややバラバラとしたスタートでコマサンブラックとアポロンが出遅れ気味、他の各馬は勢いよく第1障害を越えてた。先にハナを取りに行ったのがダイリンファイター。これに最内のアオノブラックもついていき、メムロボブサップも前に付けた。外からはじわじわインビクタが追いつき、このあたりが先頭集団を形成。各馬刻みを入れて出入りを繰り返しながら第2障害に向かう。そして概ね態勢が変わらないまま第2障害手前へ。ダイリンファイターがわずかにリードを保ちながら先着。ここまで54秒とややハイペース。続いてメムロボブサップ、インビクタ、アオノブラックの順で第2障害に到達した。
  障害はダイリンファイターとインビクタがほぼ同時に仕掛け、踏み込みながら坂の頂上付近へ。しかしダイリンファイターは坂の天板付近で一旦ストップ。その間にインビクタが障害をひと腰で越えてこれが先頭へ。これを見るようにしてメムロボブサップとアオノブラックが障害に挑戦。メムロボブサップは勢いよく障害を越えて、先に降りたインビクタに迫る。一方、アオノブラックはややつまづき加減で、立て直したダイリンファイターと共に一歩遅れて第2障害を越えた。後の馬は大きく離された。
  先頭争いは、インビクタに追いついたメムロボブサップがさらに切れ味を生かし一気に先頭へ、インビクタも付いていくが、メムロボブサップが引き離しにかかり、残り20mで3馬身ほどのリード。インビクタの内からはアオノブラックとダイリンファイターが並走しながら迫って3頭で2番手争い。先頭を行くメムロボブサップは勢いが止まらず快調にゴールに近づく。2番手争いの方はインビクタが粘り、アオノブラックが懸命についていくが脚色が同じになる。ダイリンファイターは失速ぎみ、そうしている間に後方から大きく遅れていたサクラドリーマーが一気にこの集団まで迫ってきた。先頭のメムロボブサップはそれらを尻目に見ながらスピードが緩むことなく、ゆうゆうゴールを駆け抜けた。10秒ほど離れて2着争いはインビクタがスピードは落ちたもののなんとか粘って2着。3着はゴール直前でサクラドリーマーがアオノブラックをかわして入った。1番人気になっていたアオノブラックはわずかに4着。2番人気のダイリンファイターはゴール前でストップし6着に終わった。

次走へのメモ
メムロボブサップ(1着):今シーズンはトップハンデもあって成績は上がっていなかったが、三冠馬の実力をここで見せ、終わってみれば強い勝ち方であった。懸念された障害の苦手意識も全く消えていた。ダービーの時と同様、序盤から攻めて行ったのも余裕を持ってレースを進められたということであろう。この後だが、秋の銀河賞で二冠を目指すことになるが、それまでに、ハンデの重そうなはまなす賞や、場合によっては夏のグランプリにも出走チャンスはありそうだが、どこに合わせてくるか。
インビクタ(2着):もうこれまでの逃げて粘るだけの馬ではなく、力を温存しながらしっかり最後まで押し切るという大関相撲を見せたイメージ。直線でのたたき合いを制したあたりは見応えがあった。レース運びに幅が出てきて、今後他馬にとって怖い存在になりそうだ。次の狙いはやはりはまなす賞だろう、初重賞制覇を目指す。
サクラドリーマー(3着):重賞でもようやく持ち前の目の覚めるような切れ味を見せることはできたが、全体として速い流れになった分遅れを取ってしまった。この馬は障害で時間がかかるのはある程度折り込んでおかなければならない。現状では着に入って良しというところか。自己条件の特別戦で勝ち星を重ねたい。
アオノブラック(4着):この馬としてはミスはなかった。ただ前半から力を使っていて、そこが後半の伸びを欠いた一因になっているように感じられる。トップハンデと最内枠というのが微妙に影響したか。決して力負けではないので立て直しは可能。次の狙いは昨年2着のはまなす賞。勝ちたいレースであろう。
ギンノダイマオー(5着):行き脚も良くなく、障害も何腰もかかっており、まだ復調には遠いイメージだが、それでも最後は掲示板まで入ってくるあたりは元々の力はある証拠。きっかけをつかめば復活は可能であろう。
  その他では、近走の好調から2番人気まで押し上げられていたダイリンファイター(6着)は思い切ってハナを切り見せ場は作ったが、障害でふた腰かかり、最後は一杯になった。しかし力を付けていることは確か。唯一の牝馬ジェイカトレア(7着)は自分の走りをしており障害のミスがなければ掲示板内もあった。重賞入着経験のあるアオノゴッド(8着)は前に行く素振りは見せていたが、全体の流れが厳しく追いつけなかった印象。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 枠複 4-7 3枚 ワイド 7-8 1枚
  やっぱりメムロボブサップ三冠馬。強かった。近走障害を苦しんでいただけにどうかと思っていたが、きちんと立て直していた。アオノブラックは周りの勢いに押されていたね。インビクタはよく粘った。
  ま、狙いを下げたボブサップが来てしまったからしょうがないね。よく枠複とワイドを押さえていたというところか。
  今回収支 -3,180
   (通常分) -2,400  (配当)2,100 (投入)4,500
   (単複・ワイド) -780  (配当)620 (投入)1,400
  今年度累計 +9,660(7/5・柏林賞終了時点)
   (通常分) +9,370 (配当 26,770 - 投入 17,400)
   (単複・ワイド) +290 (配当 5,790 - 投入 5,500)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2020データ・馬券成績表)

  次回は2週間後の7月19日(日)、今年からグレードが格上げになる古馬重賞、旭川記念(BG2)です。予想は前日までにアップしたいと思います。

2020年7月4日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】重賞予想・第14回柏林賞(7/5)

  今週の重賞は4歳三冠路線の第一弾、柏林賞です。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第14回柏林賞(BG3)
(2020年7月5日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 4歳オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
アオノブラック 牡4 720 西謙一 金田勇 鹿毛 差
ダイリンファイター 牡4 690 赤塚健 小林長 青毛 逃
アオノゴッド 牡4 690 村上章 金田勇 栗毛 差
メムロボブサップ 牡4 720 阿部武 坂本東 鹿毛 差
  ジェイカトレア 牝4 670 菊池一 平田義 青毛 先
  コマサンブラック 牡4 690 鈴木恵 金田勇 青毛 差
  サクラドリーマー 牡4 690 藤本匠 今井茂 鹿毛 追
インビクタ 牡4 700 藤野俊 松井浩 青毛 逃
  アポロン 牡4 690 長澤幸 服部義 芦毛 差
  10 ギンノダイマオー 牡4 700 西将太 松井浩 芦毛 先
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「柏林賞」の概要と傾向
  ばんえい独自の4歳世代重賞の三冠(柏林賞、銀河賞、天馬賞)の第一弾。「柏林」は、ばんえいの帯広競馬場の近くの「柏林台」の地名から取ったもので、十勝の防風林を形成する木の一つとして柏の木があることからこの名がついたといわれる。
  傾向は、過去10年で1番人気は(2,2,0,6)とかなり苦戦。2,3番人気もそれぞれわずか1勝と芳しくない。一方4番人気が5勝もしているのが特筆もの。三連単が発売されて以降の8年間で6回までが万馬券となっており、全体として波乱傾向のレースと言って良い。これはクラスによるハンデ差が大きいのが波乱要因の一つであると思われる。実績馬が重いハンデを課せられている一方、この時期になってから力を付けてくる上がり馬が軽ハンデを生かして大駈けしてくるといった、複雑な要素が絡んでいるからであろう。騎手別では鈴木恵介騎手が過去4勝と大きくリード。また、槻舘重人厩舎が4連覇中であったが今回は同厩舎からの出走馬はいない。

今回のみどころ
  この世代は、メムロボブサップが3歳シーズンで三冠を獲得し一歩リードしていたが、今年に入って他の各馬もそれぞれ急成長を示している。その第1人者がアオノブラック。ポプラ賞など重賞2勝を挙げているほか、メムロボブサップとも互角の戦いをしている。2強の様相だが、もちろんハンデ差などを生かせば他の馬にもチャンスはある。トライアルのライラック賞を勝ったサクラドリーマーや同2着のインビクタ、特別戦を勝ち上がってきたダイリンファイターらが注目されるところ。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 アオノブラック:重賞では2勝の実績もあるが、2着3回、3着3回と、確実に上位に入り安定感があるのがこの馬。障害もしっかり対応でき、直線では切れ味もある上最後まで粘れる。相手に合わせる傾向にあり後手に回ると追いつけないことも。最内枠は勝った経験ある。
 2 ダイリンファイター:母はオークスなどを勝ったダイリンビューティ。障害が上手で、先行して力強く走りきる馬だった。その仔のこの馬も当初は力不足であったものの、ここにきて特別戦を勝つなど素質の片鱗が見えてきた。母譲りの障害力と先行力で粘りの走りが見られるか。
 3 アオノゴッド:アオノブラックと同一馬主の馬ながら、こちらは目立たぬ存在。しかし重賞などでは人気薄ながら上位に食い込んで高配当を演じることがしばしば。後方待機から、障害を越えればいつの間にかこの馬がいるということがある。切れ味と粘りもある。
 4 メムロボブサップ:昨年度の三冠を含めここまで重賞5勝と、実績は世代no.1。昨年末のダービー勝利以降はハンデ差もあって思うような走りが出来ていない様子だが、一方、古馬一線級相手に互角のレースをしている。障害で若干もたつく傾向があり立て直したい。
 5 ジェイカトレア:昨年度のオークス馬。同世代牝馬では一歩抜けた存在だが、牡馬勢の中に入ると動きの面でやや見劣り感がある。ただ最後まで粘り強く走れるタイプで、障害もある程度こなせるので。好位置につけ前が崩れる展開になれば食い込んでいくことも可能。
 6 コマサンブラック:回避馬が出たため出走権が巡ってきた。重賞出走は昨年末のダービー(7着)が唯一でそれ以来の出走となる。父ウンカイ、母コマクインと活躍馬を両親に持ち素質は十分で、障害力はあるが、直線での切れ味はいま一つ。ただ最後まで粘り強く走れる。
 7 サクラドリーマー:抜群の切れ味を持っていながら、障害で苦戦するなどなかなか生かせないでいる。ただトライアルのライラック賞では目の覚めるような追い込みで他馬をまとめてかわして勝利した。一旦障害を越えられれば、メンバー中随一のスピードが生きる。
 8 インビクタ:逃げてこそ持ち味が発揮できる最近では珍しい個性派。とにかくハナを切って、先に障害を抜けて後はどこまで粘れるか。後続が苦戦すればまんまと逃げ切ることも。ただ障害は得意というわけでなく重賞など重い荷物のときは焦って行くと自滅することも。
 9 アポロン:これまで通算16勝で2着、3着は2回ずつ、着外が24回と極端な成績。流れに乗れればスピードと勝負強さを見せるが、一旦遅れを取ると全く走らない。好不調の波が大きい。ただ馬体は充実してきており、走りの安定度は増している。前に行ければ一発も。
 10 ギンノダイマオー:2歳から3歳にかけて4度の重賞2着に入ったころは、スピードがあり安定した走りを見せていたが、近走は流れに乗れず障害でも力が入らないなど、全体的に伸び悩んでいる印象。トライアルでも見せ場を作れなかった。きっかけをつかみたい。

展開予想
  そこそこの降水があったため馬場状態は軽めに推移か。重量格によるハンデ差があり、特にトップハンデの有力2頭(メムロボブサップ、アオノブラック)がどのような位置取りで行けるかがポイント。何が何でも先行したいのがインビクタ、それにダイリンファイターも前に付けるだろう。あとは好位置狙い。有力2頭もある程度は早めに動くか。インビクタはとにかく先頭で障害を降りて大きく離したい。アオノブラックはどの位置で障害を越えてくるか。メムロボブサップの方は焦ると障害のミスが出ないか。上位がもたつくようだと、サクラドリーマーやアオノゴッドあたりが後方から一気に追い込んでくることも。

【はむ!の見解まとめ】
  3歳三冠馬のメムロボブサップが実績では抜けており注目されるところだが、トライアルでは障害で苦しむなど不安点もある。一方、アオノブラックが力をつけてきておりその差はほとんどない。あとはハンデ差を生かして浮上する馬にも目をやりたい。
  そこで当欄では◎(1)アオノブラックの方を本命にした。安定度で一枚上、障害もしっかりこなせている。最内枠に入ったが特に不利はなさそう。少なくとも連は外さないだろう。
  対抗には、先行逃げ切りを図る○(8)インビクタを持ってきた。最後の粘りも出てきており、斤量的にも前残りの可能性は十分ある。もう一頭狙ってみたいのが▲(2)ダイリンファイター。こちらも先行力があり最近メキメキ力をつけている。前半で力を少しでも温存出来れば先に抜け出すことも可能。
  そして△(4)メムロボブサップだが、最近の調子や障害ミスのリスクを見て入着にとどめた。もちろん力は認めるところ。あとは、大きいレースに強く直線でじわじわ伸びてくる注(3)アオノゴッドも押さえておきたい。切れ味鋭い(7)サクラドリーマーは一発があるが、障害次第ということもあり全面的には狙いづらい。繰り上がってきた(6)コマサンブラックも先に重賞制覇した弟に続けと思い切って攻めてくるか。

はむ!の馬券狙いどころ:
  今シーズンの重賞4本目。ここまでのところはまずまずの収支で推移しているが、なんとかこの調子をキープ、あわよくば増やしていきたい。
  一応アオノブラックから入るが、インビクタとダイリンファイターの荷物の軽い2頭がどこまで先行していくかに注目したい。そしてボブサップが来たらごめんなさいというところか。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 1→8,2,4→8,2,4,3,7 合計12通り 各100円
      8,2→1→8,2,4,3 合計6通り 各100円
      8,2→8,2,4,3→1 合計6通り 各100円
  枠複 1=7,2 2=7 合計3通り 各500円
     4=7,2 合計2通り 各300円 合計 4,500円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 1 700円
  ワイド 8=1,2,7,6 2=1,7,6 合計7点 各100円
  合計 1,400円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。その際には次年度の方針なども示していければと思います。(コラム欄は休みます)

【コラム】ようやく
   長い長い新型コロナウイルスの影響、この欄もこんなことばかり書かなければならないのが残念です。世の中は少しずつ通常に戻りつつあるものの、東京では連日100人以上の感染者が判明するなど肝心の感染拡大が収まらない状況です。しかしもう4月ごろのように完全な行動自粛というわけにはいかないでしょう。一人一人が新しい生活様式でソーシャルディスタンスを保って感染防止をしながら過ごしていくしかないのかな。というところです。
  スポーツではプロ野球やサッカーなどもようやく開幕、ただ観客が入れるようになるまではもう少しの辛抱、たとえ入れるようになっても当分は入場人数を減らして間を開けながらということになりそうです。そして競馬に関しても、場外での馬券発売は再開しつつあるものの、本場に観客を入れての開催はここまで見合わせ。やはり人が集まると密になりますからね。かといってやはり観客がいてこその競馬。ばんえいは7月6日まで無観客、その後は未発表ですがなんとか観客を入れられないか模索中だと思われます。今後を見守るしかありません。

2020年6月22日月曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】回顧・第28回北斗賞(6/21)

ばんえい重賞レース回顧
第28回北斗賞(BG3)-2020年6月21日-10R 200m直 曇 1.5%
  1着△(7)ミノルシャープ(島津新) 1分59秒7
  2着○(1)アアモンドグンシン
  3着◎(8)オレノココロ
   単勝 7 1,540円(6番人気) 馬複 1-7 3,850円 三連単 7-1-8 42,620円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○等は、はむ!の当初予想印)

  古馬オープン重賞の一戦、第28回北斗賞は、6番人気の伏兵、6歳馬ミノルシャープが先頭で障害を抜け出し逃げ切り勝ち、重賞は3歳時のはまなす賞、4歳時の銀河賞(2018年)以来3勝目、古馬重賞は初めての優勝となった。島津新騎手は2014年1月の帯広記念をホリセンショウで勝って以来6年ぶりの重賞勝利で通算3勝目、大友栄人調教師はこの北斗賞は5度目の制覇で重賞通算47勝目。

レース振り返り
  この日の帯広は、前日まで雨が降ったこともあり、馬場は水分を含んでいたが、当日は降水がなく少しずつ乾いていたせいか重くもなく軽くもなくといったところであった。
  レースは、スタート直後から、アアモンドグンシン、メジロゴーリキそしてミノルシャープらが勢いよく飛び出し第1障害を越えて先頭集団を形成、他の馬らもついて行くが、ホクショウマサル、キタノユウジロウ、そして大外のコウシュハウンカイあたりは行き脚が付かず後方からの競馬となった。その後各馬刻みを入れペースが落ち着き、1,2障害中間あたりでは後方の馬も前に追いついた。その中からアアモンドグンシンとミノルシャープがわずかにリードを保ちながら第2障害手前に到着。ここまで64秒と中間ペース。
  障害を最初に仕掛けたのはミノルシャープ、しっかり踏みしめて障害の天板へ。続いてアアモンドグンシンが勢いを付けて障害に挑戦するが天板近くで前膝をついた。さらに続いたメジロゴーリキも膝を折りこちらは転倒。センゴクエース、ミスタカシマ、1番人気オレノココロといったところも障害に挑戦するが、いずれも坂の中腹で立ち止まる。そうしている間にミノルシャープは立ち止まることなく障害を越え先頭で直線へ。キャンターで引き離しにかかった。後続は障害で苦戦が続いたが、先に立て直したアアモンドグンシンが2番手、前半遅れていた外枠のコウシュハウンカイ、コウシュハレガシーの2頭が相次いで障害をひと腰で越え、3,4番手、そしてオレノココロ、ミスタカシマと続いた。センゴクエースは膝を折っていた。
  先頭を行くミノルシャープは直線を快調に飛ばし、アアモンドグンシンが障害を降りた時点で残り30mあたりに達していた。その後もスピードは落ちず、後続を大きく引き離したまま進み、最後までほとんど緩むことなくゴールを駆け抜けた。終わってみれば快勝だった。その後はアアモンドグンシンがそのままのペースで流れ込み2着を確保。3着争いは、コウシュハウンカイがコウシュハレガシーを押さえ前に行くところを、5番手からじわじわと伸びてきたオレノココロが迫り、ゴール直前で逆転して3着に入った。オッズパーク杯を勝ち2番人気になっていたコウシュハウンカイは4着だった。

次走へのメモ
ミノルシャープ(1着):終始自分のペースで行き、障害もしっかり越えて、見事な逃げ切り勝ちであった。馬場もこの馬に向いていたか。ウイークポイントだった最後の詰めも、今回はほとんどスピードを落とさずゴールを駆け抜けた。初の古馬重賞勝ちと共にレースぶりも秀逸で、収穫のあったレースといえよう。先行力はこの馬の強みである。次は当然来月の旭川記念で重賞連覇を目指す。もう少し荷物が重くても十分対応可能。
アアモンドグンシン(2着):障害での膝折はもったいなかったが、リカバリーが早く2着を確保したことは立派だ。前半積極的に攻めて行ったことも、後の粘りにつながったと言える。今後も古馬重賞戦線で互角以上に戦えそう。旭川記念、グランプリとこの後の重賞も、障害をしっかり攻められれば勝てるチャンスは十分にある。
オレノココロ(3着):動きが悪かったわけではないが、今回は若馬勢のスピードに押された形になった。障害ももう少しじっくり攻めたかったところだが、早く仕掛けなければならなくなり、勢いがつかなかった。この馬は夏が苦手と言われているがどう乗り切っていくか。次は4連覇のかかる旭川記念が目標。
コウシュハウンカイ(4着):今回はこの馬としては大きい28kgの馬体重減と、大外枠に入ったことがはっきりした敗因であろう。特にこの馬は大外が相当苦手で成績が上がっていない。このような条件でもしっかり障害を上げ上位争いするのだからやはり力は上の馬だ。次には巻き返し十分可能。
コウシュハレガシー(5着):5歳馬ながら、古馬勢に遅れることなくしっかりついていき、得意の障害もクリアし上位争いを展開。この馬のセンスの良さが見られるレースぶりであった。さらに最後まで勝負ができるように力をつけていくことを期待する。
  その他では、牝馬ミスタカシマ(6着)は一線級のメンバー相手でも臆することなく、この馬らしい走りであった。初騎乗の村上騎手とのコンビも合っていたようだ。センゴクエース(8着)はまたも障害で失敗、焦るとだめなようだ。ホクショウマサル(9着)も出足から遅れを取るなど、ひところの勢いが感じられない。立て直しが必要か。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 枠複 1-7 5枚 ワイド 1-7 7-8 各1枚
  ミノルシャープにまんまと逃げられたね。軽馬場だしある程度粘るとは思って△にはしていたが、さすがに頭までは難しかった。でも、オレノココロと同枠だったので枠複が入って助かったし、あとはワイドに入れていたのが良かった。グンシンとのワイドがそこそこついたから良かった。グンシンもあそこからの立て直しが速かったね。
  レース全体ではわずかなマイナスなんだけど、まあこの配当で、原点に近いところまで戻せたから良しとしよう。
  今回収支 -190
   (通常分) -650  (配当)15,540 (投入)4,200
   (単複・ワイド) +460  (配当)1,860 (投入)1,400
  今年度累計 +13,030(6/21・北斗賞終了時点)
   (通常分) +11,270 (配当 24,670 - 投入 12,900)
   (単複・ワイド) +1,070 (配当 5,170 - 投入 4,100)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2020データ・馬券成績表)

  次回は2週間後の7月5日(日)、4歳三冠の第一弾、柏林賞(BG3)です。予想は前日までにアップしたいと思います。

2020年6月20日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】重賞予想・第28回北斗賞(6/21)

  1ヶ月半ぶりの重賞競走は古馬の一戦、北斗賞です。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第28回北斗賞(BG3)
(2020年6月21日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 3歳以上オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
アアモンドグンシン セン5 770 西将太 小林長 鹿毛 逃
センゴクエース 牡8 770 菊池一 槻舘重 鹿毛 差
  ミスタカシマ 牝5 750 村上章 槻舘重 栗毛 差
  ホクショウマサル 牡9 770 阿部武 坂本東 鹿毛 先
  メジロゴーリキ 牡6 770 西謙一 松井浩 鹿毛 逃
  キタノユウジロウ 牡5 770 松田道 村上慎 栗毛 差
ミノルシャープ 牡6 770 島津新 大友人 鹿毛 逃
オレノココロ 牡10 770 鈴木恵 槻舘重 青毛 差
  コウシュハレガシー 牡5 770 藤野俊 平田義 栗毛 追
10 コウシュハウンカイ 牡10 780 藤本匠 松井浩 栗毛 先
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「北斗賞」の概要と傾向
  かつて1992年まで岩見沢ないしは北見を中心に実施されていた「地方競馬全国協会会長賞」を引き継ぐ伝統ある古馬重賞。最近は7月に行われ初夏の風物詩的レースとなっていたが、今年から姉妹重賞ともいえる「旭川記念」と時期を入れ替え、6月に行われることになった。前後に重賞が少ない時期でもあり、ほぼオープン一線級が揃う。
  時期が入れ替わったことによりここでは過去の旭川記念の傾向を見ていった方が良いだろう。旭川記念は過去10年で1番人気は(5,1,3,1)とまずまずといったところか。オレノココロが3連覇中でコウシュハウンカイもその前の2年を優勝、その後も2着2回3着1回と、この2頭が永く引っ張ってきている。勝ち馬は4番人気以内に収まっており、2着も3番人気以内で10頭中8頭と好成績、馬券的にもかなり安い配当となっており、かなり本命サイドで決まると言って良い。やはりこの時期はハンデ差が少ないことで実力どおり走れる状況にあるというところか。強いて言うなら3番人気の馬が2勝2着3回と気を吐いており、このあたりを絡めての狙ってみるのがおもしろそう。
  ちなみに、北斗賞としては過去10年で1番人気は(4,1,1,4)とやや不安定になってくる。季節的なものや重賞の端境期ということもありそう。時期が入れ替わって実施される旭川記念がBG2に格上げされるだけに、各陣営にとっては、北斗賞と旭川記念で微妙な力の入れ方の違いが出てくるか。馬齢による有利不利はないが、5歳馬あたりの若馬が思い切ったレースしてきたときは好成績を挙げている。騎手別では旭川記念が藤本匠騎手が5勝と抜けており鈴木恵介騎手が3勝で追っている。北斗賞の方は、群雄割拠の状態で若手騎手の台頭もある。

今回のみどころ
  大きなレースが少なく、狭間となりがちなこの時期ではあるが、それでも古馬オープン一線級が顔をそろえた。まだまだばんえいの盟主の座に君臨するオレノココロ、コウシュハウンカイの双璧に、円熟のセンゴクエース、そして復調を目指すホクショウマサルというところが年長組。一方、ミノルシャープやアアモンドグンシンといった勢いのある5歳、6歳がどこまで絡んでくるか。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 アアモンドグンシン:ばんえい記念挑戦後は立て直しにやや苦しんだものの、オープン特別の大雪賞ではしっかり障害を上げ、切れ味鋭く快勝。今シーズンから西将太騎手とのコンビとなり、この馬の持ち味を引き出している印象。このメンバーでも勝てるだけの力はある。
 2 センゴクエース:ばんえい記念(2着)好走後は一息いれた形となったが、出来落ちはしていない。オッズパーク杯では追い込んで3着をキープ。ただ前走のオープン特別のように、速いペースになると慌てて障害でミスというケースもあり、この馬の永遠の課題である。
 3 ミスタカシマ:牝馬の代表格で重賞6勝の実績は堂々たるもの。しかし昨シーズン秋ごろは苦戦が続いた。今シーズンは重賞カーネーションCで復活の兆しの見える2着、オープン特別の大雪賞でも好走、あと一歩のところまできている。本来の先行力が戻ってくれば勝負になる。
 4 ホクショウマサル:日本競馬記録31連勝のあと、ばんえい記念に出して3着と敗れたものの好走。しかしダメージが残ったかシーズン明けは障害で苦しんで崩れている。出足でつまづき前半出遅れる癖も出てきているのも気になるが、本来の調子を取り戻せば走りきれるだろう。
 5 メジロゴーリキ:しばらく重賞から離れて別路線に行っていたため、昨年12月以来の重賞挑戦となる。近走は、本来の先行力が影を潜め全体として動きが固い印象。ただ前走スタリオンカップで粘りの走りで久々勝利した。じっくり構えていければ持ち味を発揮できそう。
 6 キタノユウジロウ:昨シーズンは本格化し、重賞2勝など好成績を挙げているが、ここにきてパッとせず足踏みしている。本来は先行力と安定した障害力が持ち味だが、近走は相手関係もあって、流れに乗れず後方追走で一杯のレースが続く。きっかけをつかんで流れに乗れれば。
 7 ミノルシャープ:オッズパーク杯では珍しく障害膝を折ったが、それでも4着に入るなど力のあるところを見せている。基本的には先行逃げ切りタイプではあるが、近走は、直線での失速も計算に入れて、無理に行かず流れに乗る作戦に出ている。レースを引っ張っていきたい。
 8 オレノココロ:ばんえい記念優勝後、一息いれたもののすぐ持ち直し、オッズパーク杯で障害を切っての2着、その後のオープンのさつき特別でも勢いのある若馬勢を蹴散らして勝利している。馬体重の減は若干気になるが、好調はキープしている様子。意地をみせるか。
 9 コウシュハレガシー:昨シーズンの天馬賞勝ちが唯一にしてひときわ輝く実績。素軽い動きと確実に越えられる障害力がこの馬の武器で、重厚感のある兄メジロゴーリキとは対照的。ただ重賞となると力強さでやや見劣りするイメージ。軽馬場で他を慌てさせる展開になれば。
 10 コウシュハウンカイ:ばんえい記念ではリードしながら重い荷物で失速し4着、一方、年度明けのオッズパーク杯では先行力を発揮し快勝。今回も十分守備範囲のレースだが、ここひと月ほど休ませ、レース勘が戻っているか。若馬のペースに巻き込まれたくないところ。

展開予想
  馬場もこなれてきて、力のある今回のメンバーなら問題なくこなすだろう。あとは各陣営がどのような狙いでくるかにより展開も変わってきそう。序盤はミノルシャープ、メジロゴーリキあたりが先行しそうだが、あまりガツガツとは行かず様子を見ながら中間で前に出るというイメージか。むしろアアモンドグンシンの方が先に前に行くことが考えられる。コウシュハウンカイ、コウシュハレガシーあたりが続くか。センゴクエースとオレノココロは中団待機から障害を重点に攻めてくるだろう。ホクショウマサルは出足がポイントで、そこで大きく遅れるとその後追いついても後半苦しい。後続がもたつくと先行勢がそのまま逃げ切る可能性も。
【はむ!の見解まとめ】
  やはりウンカイ産駒を中心とした実績馬勢の重賞での安定感は抜群。その中で、今回は◎(8)オレノココロの方を本命とした。昨年までこの時期に行われていた旭川記念で3連覇中と、時期的にもこの馬が最も走りやすい頃だと思われる。例年のことだが、ばんえい記念後の崩れも少ない。障害を好位置で降りられれば、他馬を振り切る確率は極めて高い。
  相手には5歳馬○(1)アアモンドグンシンの勢いを取りたい。切れ味勝負の馬だが、先行力もあり、流れに乗って自然に好位置に付けられればこのメンバーでも互角に戦える。あとは障害だけが課題だが最内に入りかえって落ち着いて攻められるか。そして▲(10)コウシュハウンカイ。引き続き安定度は抜群だが、オッズパーク杯勝ちで以降レース間隔が開いたのと10kg加増の荷物がどうか。大外枠もやや苦手にしている、若馬の速いペースに巻き込まれると失速も。
  6歳馬△(7)ミノルシャープは地味ながら確実に走れる。課題のゴール前も最近は粘りを増しており、自分の走りをすれば上位に残れそう。あとは、このレース連覇を目指す注(2)センゴクエースも無視はできない存在だが、相変わらず障害のリスクがあり全面的には信頼しがたいところ。(4)ホクショウマサルは今シーズンに入ってからはばんえい記念の影響が残ってか不調が続いている。出足も遅れ気味。立て直しの気配は見えつつあるので、本来の力を出せれば上位食い込み可能。少し重賞戦線から遠ざかっていた(5)メジロゴーリキも前走あたりで復活の兆しが見えつつある。

はむ!の馬券狙いどころ:
  久々の重賞。筆者もこの間、個人的に馬券から遠ざかっており勘を取り戻したい。まずはプラスキープを目指す。
  やはり困った時は実力馬オレノココロを軸に。アアモンドグンシンの一発にも賭けてみたい。一方、コウシュハウンカイの狙いを少しだけ下げてみたがどうなるか。ワイドは6歳馬2頭で。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 8,1→8,1,10,7→8,1,10,7,2 合計18通り 各100円
      8→1,10,7→1,10,7,2 合計9通り 各100円
  枠複  7=1,8,2 合計3通り 各500円 合計 4,200円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 8 700円
  ワイド 7=8,1,10,5 5=8,1,10 合計7点 各100円
  合計 1,400円で勝負! 

  結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。

【コラム】再開に向けて
  新型コロナウイルスの感染拡大からもう半年近く経とうとしていますが、いまだ影響が長引き、緊急事態宣言は解除されたものの、日常に戻るにはまだまだ時間がかかる状況です。そんな中、競馬はこの期間も無観客ながらレースは実施されてきました。改めて関係者の方々の努力に敬意を表します。本場や場外で馬券が買えない分ネットによる投票が増加。ばんえいも昨年度比50%増の売上となっています。そして少しずつ光が見えてきました。競輪、競艇などでは既に観客を入れたレースが再開され始めていますし、競馬も一部の場外で馬券の発売が再開しました。ばんえいも今週から直営場外での馬券発売を開始、あとは本場での再開を待つのみです。ただ、完全に感染拡大が収まってはおらず、3密を避けるなど新しい生活様式が叫ばれる中、今後もネットによる投票が中心となっていくことでしょう。でもやはり応援と歓声があってこそのスポーツ、早く競馬場に人が戻ることを祈ってやみません。

2020年5月11日月曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】回顧・第13回カーネーションカップ(5/10)

ばんえい重賞レース回顧
第13回カーネーションカップ(BG3)-2020年5月10日-10R 200m直 雨 2.4%
  1着◎(1)ナカゼンガキタ(藤本匠) 1分33秒2
  2着▲(10)ミスタカシマ
  3着△(9)ヤマノホシ
   単勝 1 190円(1番人気) 馬複 1-10 580円 三連単 1-10-9 12,790円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○等は、はむ!の当初予想印)

  今年から復活した牝馬重賞、第13回カーネーションカップは、1番人気の6歳馬ナカゼンガキタが障害2番手から直線すぐに抜け出し他馬を引き離して大差勝ち。重賞は3歳時のばんえいオークス以来2度目の制覇となった。藤本匠騎手、松井浩文調教師とも先週のばんえい十勝オッズパーク杯に続く重賞連勝、このレースは初優勝、藤本匠騎手は通算重賞73勝目、松井浩文調教師は通算重賞65勝目。

レース振り返り
  この日の帯広は、午前中から雨模様で、雨量も増え、馬場は滑りやすい軽馬場となっていた。
  レースは、ややばらついたスタートで、第1障害でサンシルクラポピーとイズミクィーンらが後方に回った。先頭はシンエイボブとジェイカトレアが積極的に行きこの2頭がやや前に、ヤマノホシ、アフロディーテが続き、ミスタカシマも前の方に付いて行く。これら5頭が先頭集団を形成、フェアリースズとナカゼンガキタが中団、あとの馬は遅れ気味。そして、各馬刻みも入れずスピードを上げながら第2障害に向かう。そして4~5頭がバラバラと第2障害手前に到着。ここまで44秒とかなりのハイペース。
  障害手前で一旦止めてからすぐ、最初に障害を仕掛けたのがヤマノホシ、そしてシンエイボブが続く。ヤマノホシは一歩一歩踏みしめて進み先頭で障害を降りた一方、シンエイボブは坂の中腹でストップ。さらにアフロディーテとミスタカシマが坂にさしかかり、そのうちミスタカシマは坂の頂上付近で軽く膝を折りストップ、アフロディーテは力を入れながらなんとか障害を越えた。その間にこれらを見るように最内からナカゼンガキタが障害をスムーズに越え、その勢いでアフロディーテをかわし2番手で前を追った。アフロディーテが3番手、ミスタカシマもすぐに立て直し4番手、同じく立て直したシンエイボブが5番手で降りた。
  先頭争いは、ナカゼンガキタが勢いを付け、先頭を行くヤマノホシにもすぐに追いつき逆転。そしてどんどん差を広げていく。ヤマノホシも前とは離される一方だが、アフロディーテ以下の後続にはわずかにリードを保ちながら進んでいく。先頭のナカゼンガキタがさらに大きく引き離し、スピードも緩まず、最後は10m以上の大差を付けてゴール。圧勝だった。2番手は、粘るヤマノホシに、残り30mあたりでアフロディーテをかわしたミスタカシマがじわじわと外から並びかけ、残り10mでヤマノホシとミスタカシマが全く並び、デッドヒートの末、最後ゴール直前でミスタカシマがわずかに前に出て2着、ヤマノホシが3着、その後はややスピードの落ちたアフロディーテを、追ってきたシンエイボブがかわして4着に入った。アフロディーテは5着、4歳馬ジェイカトレアは障害で遅れ、最後追ったが6着まで。

次走へのメモ
ナカゼンガキタ(1着):終わってみれば圧勝。軽めの荷物に雨降りの軽馬場、この条件を完全に自分のものにして、完璧な走りであった。前半慌てずに中団につけたことで障害もなめらかに対応していたように見える。体調も良さそうでオークスを勝ったころの勢いが戻っていた。これでオープン手前のA1クラスに格付け、今後、当面荷物が軽めで好調が続いている間は特別戦に出走し、もう少し勝ち星を重ねれば古馬重賞に出走するチャンスも。
ミスタカシマ(2着):近走成績が崩れている上に、トップハンデ、端枠そして馬体重減と不安な要素ばかりであったが、膝を折りながらも最後は2着に粘り込むあたり、この馬のポテンシャルの高さを見た。まだ5歳、これから徐々に立て直せれば、牝馬代表として古馬重賞戦線に参戦することも可能。
ヤマノホシ(3着):ハナに行きたかったところだが、軽馬場となって速いペースになったことで無理には前に行かず自分のペースで走った。それが結果的に最後の粘りにつながったといえる。大レースへの対応は年長馬らしさといったところか。自己条件ならまだまだ勝ち星を上げられそう。
シンエイボブ(4着):やはり差し馬には軽馬場は厳しかったか。前半から遅れないようについて行ったが、やはり障害で一歩立ち止まってしまった。直線はこの馬らしくしっかり追ったが、前が速く追いつかなかった。今後もこの馬にとって障害がポイントか。
アフロディーテ(5着):位置取りも悪くなく障害も止まることはなく、この馬の走りはできていたと思われる。ただペースが速くなってしまい追いつくのがやっとだった。5着だったが、2着までは4秒差と大敗した感はなく、今後巻き返し可能。
  その他では、4歳馬ジェイカトレア(6着):は積極的に攻めたものの、やはり馬場が軽すぎて途中で付いて行けず、障害でも立ち止まった。今回は厳しかったが良い経験にはなったのでは。イズミクィーン(7着):も追い込み馬としては前が速くなりすぎた。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 単勝 1 6枚  枠複 1-8 5枚 三連単 1-10-9 1枚
  ナカゼンは雨降り馬場も生かして楽なレースを見せたね。牝馬レースは目移りするところだったが、やはり実績+調子の良い馬が来た。そしてミスタカシマもやはり実力のあるところを見せていた。調子が良ければさらにやれるのでは。ヤマノホシもよく粘ってくれた。ほぼ狙ったように来てくれて良かった。
  馬券の方も◎▲△で入ってくれて、三連単で久々の万馬券。1枚だけなので大もうけというわけには行かなかったけど、この後2,3戦遊べそうな資金が出来たのは良かった。重賞は1か月半ほど開くけどプラスを持続したいね。
  今回収支 +10,880
   (通常分) +11,040  (配当)15,540 (投入)4,500
   (単複・ワイド) -160  (配当)1,140 (投入)1,300
  今年度累計 +13,030(5/10・カーネーションカップ終了時点)
   (通常分) +12,240 (配当 21,120 - 投入 8,700)
   (単複・ワイド) +610 (配当 3,310 - 投入 2,700)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。(新年度バージョンになっています)
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2020データ・馬券成績表)

  次回はしばらく間隔が開いて6週間後の6月21日(日)、今年から開催時期が繰り上がった古馬重賞、北斗賞(BG3)です。予想は前日までにアップしたいと思います。

2020年5月9日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】重賞予想・第13回カーネーションカップ(5/10)

  新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言が延長され、ばんえい競馬の行われている北海道は13の特別警戒地域に入っています。このことから、ばんえいの無観客競馬は6月1日まで延長されることになりました。つらい日々は続きますが、もうしばらくの辛抱です。なんとか早く競馬場に賑わいが戻ることを願いましょう。さて、今週は、今年から重賞に復活した牝馬の一戦、カーネーションカップです。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第13回カーネーションカップ(BG3)
(2020年5月10日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 3歳以上牝馬オープン)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
ナカゼンガキタ 牝6 670 藤本匠 松井浩 鹿毛 先
  サンシルクラポピー 牝5 670 松田道 鈴木邦 栗毛 差
テツアズマ 牝5 660 菊池一 松井浩 青毛 追
  シンエイボブ 牝6 670 渡来心 久田守 鹿毛 差
  フェアリースズ 牝6 670 島津新 岩本利 栗毛 先
  イズミクィーン 牝6 660 村上章 小北栄 芦毛 追
ジェイカトレア 牝4 650 藤野俊 平田義 青毛 先
アフロディーテ 牝5 670 西謙一 西弘美 栗毛 逃
ヤマノホシ 牝8 660 赤塚健 長部幸 鹿毛 逃
10 ミスタカシマ 牝5 690 鈴木恵 槻舘重 栗毛 差
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「カーネーションカップ」の概要と傾向
  かつて2009年~2年間重賞として行われ、その後は特別戦に格下げされていたが、2018年から準重賞に再格上げ、そして今年から古馬牝馬の重賞として復活した。実施回数は特別戦時代から通しで付され、今回が第13回となる。一旦格下げされていたのは、ばんえい競馬が数年前まで非常に運営が苦しかったことや、馬資源の不足で繁殖牝馬を確保する必要もあって、牝馬自体が少なくなっていたのもあるか。現在まだその状況が劇的に改善されたわけではないが、売上が回復し少しずつ改善の兆しがみえることから今回の重賞復活に至ったと思われる。これまで古馬の牝馬重賞はヒロインズカップしかなかったので、この復活は歓迎すべきところ。
  特別戦時代を含む傾向として、過去10年で1番人気は(5,0,1,4)と勝ち負けがはっきりしている。強い馬は強く連覇も多いが、人気馬が障害などで失敗し大敗するパターンもしばしば見られる。やはりこの時期の牝馬の特徴でもありそう。但し、勝ち馬は全て4番人気以内となっており、下位の馬が逆転することは難しそうだ。今年は重賞となり重量加増となることはさらに上位馬に有利に働くか。年齢別では4歳~8歳以上とそれぞれ2勝ずつと有利不利は少ない。騎手別では鈴木恵介騎手が重賞時代2勝を含む4勝と現役トップで抜けている。

今回のみどころ
  今年重賞に復活したカーネーションカップ。古馬牝馬の一戦で、ヒロインズカップの再戦的位置づけでもあるが、ヒロインズカップより重量が軽く、メンバーも入れ替わっており、また新たな展開が期待される。賞金順で抜けているミスタカシマ、ヒロインズカップを勝ったアフロディーテら5歳馬のイキが良さそう。対する6歳馬勢はフェアリースズ、ナカゼンガキタらに一日の長がある。昨年のオークス馬4歳馬ジェイカトレアの挑戦も注目。新たな歴史の1ページを刻む馬はどれか。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 ナカゼンガキタ:6歳馬。転厩などもあり3歳でオークスを優勝したことが過去のように思える。昨年も常に安定した成績は上げていたが、今一歩決め手がなく2勝に終わっている。障害力と安定感があり、切れ味も持っているので流れに乗れば。
 2 サンシルクラポピー:5歳馬。重賞勝ちこそないが上位で活躍し存在感を見せている。よく引き合いに出される半兄のオイドン同様、スピード抜群で軽量戦の疾風賞で勝っている。障害は苦手だが、一旦越えてくれば前に届くだけの鋭い切れ味がある。
 3 テツアズマ:5歳馬。昨年のクインカップ(7着)以来2回目の重賞挑戦。切れ味鋭く直線でのスピードは相当のものを持っているが、障害はかなり苦手で特に二の腰が入らない。小柄なこともあって非力感がある。しかし荷物が軽くなれば一変も。
 4 シンエイボブ:6歳馬。重賞勝ちはないが3歳時にオークス2着、柏林賞3着などの実績がある。障害が苦手で全く動けない時も多いが、一旦越えてくると鋭い切れ味と粘りの走りで上位に食い込んでくる。人気薄なら一発の魅力があり侮れない。
 5 フェアリースズ:6歳馬の牝馬ランク1位。地味な存在ではあるが、堅実な走りと障害力でここまで上がってきた。ヒロインズカップでもじわじわ伸びて最後は粘っての3着。馬体もしっかりしている。今回の負担重量も手頃で力も出せそう。
 6 イズミクィーン:6歳馬。人気馬で血統的にも毛色的にも注目されている馬だが、出世が遅れたこともあり今のところ目立った実績はない。障害はこの馬自身が意識していると思わせるほど苦手。降りてからの脚は抜群なだけに、前半流れに乗りたい。
 7 ジェイカトレア:4歳馬。黒ユリ賞、オークスで勝つなど同世代牝馬では実績で一歩抜けているが、古馬との対決が少なく未知数。1月以来休養に入り立て直しを図ってきた。基本は中団に構えての差しタイプだが先行することもある。障害はまずまず。
 8 アフロディーテ:5歳馬。同世代のミスタカシマの後塵を長く拝していたが、BG1ヒロインズカップでは積極的に攻めて逃げ切り勝ち、初重賞制覇で勢いがついている。ここにきて馬体も充実、力強さも出てきた。前に行ければ重賞連覇も。
 9 ヤマノホシ:8歳馬。重賞は過去3戦に出走し、一昨年のヒロインズカップで4着の実績。大型馬で力強く、抜群の先行力がある。障害は越えられるが反応は鈍い。昨年、準重賞であったこのレースで逃げて2着に粘っており、荷物的には丁度よさそう。
 10 ミスタカシマ:5歳馬だが重賞6勝の実績はメンバー随一。しかしヒロインズカップではトップハンデとは言え謎の大敗、ポプラ賞でも大崩れと、ここにきて精細を欠いているのが気になるところ。立て直せていれば実力はずば抜けているはず。

展開予想
  昨年までのこのレースはスピードで押していくことが可能だったが、重賞に昇格して基礎重量が20kg増となり、それなりに力は必要となる。ただ雨の予報が出ており、馬場が軽くなることが考えられるため、各馬の位置取りがポイントになる。先行馬はヤマノホシ、まずはハナを取りに行くだろう。これについて行くのはアフロディーテ、フェアリースズあたりか。ナカゼンガキタ、ジェイカトレアも好位置には付けたい。ヤマノホシは障害もまずまず越えられそうだが、直線どこまで持ちこたえられるか。アフロディーテやナカゼンガキタは越えてくれば直線も伸びてくる。トップハンデのミスタカシマはこれらを見るように行くだろうが、あまり遅れると追いつけない。前が止まれば、シンエイボブ、イズミクィーンあたりが後方から伸びてくる。

【はむ!の見解まとめ】
  メンバー的にはヒロインズカップの再戦かと思いつつ、この季節は馬自身の体調の変化もあり牝馬ならその傾向は顕著、そして荷物が軽くなり今年は雨も降りそうということで、意外な展開も考えられる。4歳馬ジェイカトレアの存在も不気味だ。
  なかなか読めず難解だが、最も安定度が高そうということで、6歳馬◎(1)ナカゼンガキタを本命に推す。存在は地味だが、障害力には定評がありじわじわ伸びてくる脚がある。このレースも2着1回、3着1回と好成績。ヒロインズカップの時は馬体も減っていて体調は万全そうでない中、差のない5着に粘り力のあるところを見せている。近走は調子が上がっており、なお走れる状態にある。軽馬場も歓迎。軸に。   対抗は、いろいろ目移りするところだが、やはり今年のヒロインズカップを勝つなど、力を持っている○(8)アフロディーテにした。この馬も流れに乗ればしぶとい。ここ数戦は大敗しているが、これは相手関係によるところが大きい。牝馬同士なら力は上。そして大御所▲(10)ミスタカシマ。ここ数戦は不本意な成績が続き、体調面でも心配だが、やはり今回のメンバーに入れば格は上。巻き返しは十分可能とみる。パドックも見て判断したいところ。このレースに実績のある8歳馬△(9)ヤマノホシも軽馬場なら無視できない。前半うまくリードを保っていければ前残りも。
  あとは、未知数ながら注目したいのが4歳馬注(7)ジェイカトレア。今回は一線級を相手に胸を借りる立場ではあるが、昨年のオークス馬としてどこまでやれるか。その他では(4)シンエイボブ、そして(6)イズミクィーンら切れ味のある馬らが、一旦障害を越えてくれば怖い存在となる。しかしアテにしづらい面もあり、そのあたりをどうとらえるか。あとの馬も、障害さえ降りられれば鋭い追い込みが見られそうな馬が多く、無視はできない。

はむ!の馬券狙いどころ:
  オッズパーク杯では、安いながらもプラスに持って行けて幸先はまずまず良しということで、このままの調子を維持したい。今回は難しい牝馬重賞だが、なんとか当たってプラスをキープできれば。
  それにしても今回は難解なレース。あれこれ目移りもする。したがってナカゼンガキタを軸にしつつも、一発のある馬も多いので、ここはやや手広くいきたい。漏れた分はワイドでもカバーしたいと思っている。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 1,8,10=1,8,10→1,8,10,9,7,4 合計24通り 各100円
      1,8,10 BOX 合計6通り 各100円
  枠複  1=7,8 7=8 合計3通り 各500円 合計 4,500円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 1 600円
  ワイド 7=1,8,10,4 4=1,8,10 合計7点 各100円
  合計 1,300円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。

【コラム】ばんえいアワード
  前回、昨年度のリーディングの話をしましたが、ばんえい競馬では、4年前から騎手を含め、昨年度に活躍した馬や関係者などを表彰する制度「ばんえいアワード」(帯広市と楽天競馬などが主催)が実施されています。今年も2019年度の表彰が行われ、ベストホースにはばんえい記念馬のオレノココロ、ベストジョッキーはやはりリーディングの鈴木恵介騎手が選ばれました。そのほか、各年齢別の最優秀馬や最優秀生産者、最優秀厩舎などが選ばれています。(詳細はばんえいアワード結果発表へ。)その中でも、特別賞として、31連勝の競馬の日本記録を打ち立てたホクショウマサル、デビュー23年目で初めて重賞制覇した中山直樹騎手が選ばれたことが特筆ものです。結果を出した馬や人だけでなく、日々の努力に対しても表彰の対象となる制度、これは今後も関係者の方々のモチベーションとして続けていっていただきたいものです。

2020年5月4日月曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】回顧・第14回ばんえい十勝オッズパーク杯(5/3)

ばんえい重賞レース回顧
第14回ばんえい十勝オッズパーク杯(BG2)-2020年5月3日-10R 200m直 晴 0.8%
  1着◎(5)コウシュハウンカイ(藤本匠) 1分57秒9
  2着△(9)オレノココロ
  3着注(1)センゴクエース
   単勝 5 310円(1番人気) 馬複 5-9 330円 三連単 5-9-1 2,250円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○等は、はむ!の当初予想印)

  今シーズン最初のばんえい重賞、第14回ばんえい十勝オッズパーク杯は、1番人気に推された10歳馬コウシュハウンカイが障害を先頭で抜け出し快勝。このレース3度目の制覇で6年連続連対。1月の帯広記念以来通算14勝目。藤本匠騎手も同馬で帯広記念に勝って以来重賞72勝目。松井浩文調教師はこのレース6勝目、通算64勝目。

レース振り返り
  シーズン当初で砂の入れ替えやソリのズリ金が新しくなったことにより力が要る状況になっている上に、帯広は降水が少なくこの日は昼間30℃近くまで気温が上昇、馬場は乾燥して力のいる馬場になっていた。
  レースは、スタート直後からアアモンドグンシンが勢いよく飛び出した一方、ホクショウマサルが立ち後れ最後方。第1障害までにキタノユウジロウ、シンザンボーイもやや後ろから行き、ばらついた展開となった。第1障害を越えてからは後方の馬も少しずつ前に近づき、前と差のない位置へ。先行争いは、アアモンドグンシンにミノルシャープ、これにオレノココロも早めに前に付け、各馬刻みを入れている間にシンザンボーイあたりも先頭に追いついた。コウシュハウンカイ、センゴクエースはこれを見るような形で中団を進んだ。第2障害手前にはミノルシャープ、シンザンボーイあたりが心持ち先に到着するも、後続もすぐに追いつき7、8頭が一線に並んだ。ここまで60秒と平均ペース。
  各馬息を入れた後、障害を先に仕掛けたのはミノルシャープとアアモンドグンシン。しかし天板手前あたりでストップし、その後膝を折った。その間に、コウシュハウンカイ、コウシュハレガシー、オレノココロがほぼ同時に障害に挑戦。そのうち、オレノココロは勢いよく天板まで脚がかかったもののそこでストップ。その間にコウシュハウンカイがしっかり踏み込んで障害を越え、先頭で直線に入った。その他の馬は障害で苦戦、その中でコウシュハレガシーがふた腰ほどかかって障害をクリアし2番手、立て直したオレノココロが3番手、最内で一歩一歩進んでいたセンゴクエースが4番手、一旦膝を折っていたミノルシャープが5番手で障害を降りた。
  先頭を行くコウシュハウンカイは後続をさらに引き離し残り20m付近で7~8馬身差の大きなリード、2番手争いはコウシュハレガシーが失速するところをオレノココロとミノルシャープ並びかけ一団で進む。そこからオレノココロが抜け出し、激しく前を追い、集団の後方にいたセンゴクエースも3番手まで上がって前を追った。しかしながら、前のコウシュハウンカイとは依然大きな差があり、コウシュハウンカイは最後若干スピードは緩んだものの、そのままゴールを駆け抜けた。オレノココロは前には追いつかなかったが2着をキープ、センゴクエースも追ったが前とは脚色が同じになり3着までとなった。ミノルシャープもしっかり歩いていたが勢いはなく4着、なお、3番人気のホクショウマサルは終始後方を進み、障害でも反応が鈍く8着に終わった。

次走へのメモ
コウシュハウンカイ(1着):斤量、馬場ともにこの馬の最大の力を発揮できる条件が揃っていた。障害も実に上手で騎手とともに安心感があった。前半あえて前に行かず中団に控えていたのも障害での自信があってこそだろう。今後だが、この馬は出続けた方が調子をキープできそうなイメージもあるので、ハンデ差が少ない間は、古馬重賞戦線に出走していくだろう。さしあたり6月の北斗賞で追ってくるライバルたちを迎え撃つことになるか。
オレノココロ(2着):前年度のばんえい記念馬がこのレースに勝てないというのがジンクスになりつつある。レース運びには問題なかった。障害では天板まで来ていただけにやや惜しい感じはするが、ただ今回は勝ち馬に完璧なレースをされたというところか。北斗賞では当然巻き返してくるだろう。
センゴクエース(3着):最内に入ったからか、若干恐る恐る走っていた感はある。ただ障害は他馬の流れに巻き込まれなかった分、慌てず崩れなかった。前が速かったので追いつかなかったが、力はまずまず発揮できていた。次の狙いは当然連覇を狙う北斗賞。そろそろ久々の重賞勝ちが欲しい。
ミノルシャープ(4着):今回は障害で膝を折ったのが全て。この馬は障害力があるはずだが時折このようなミスが出る。直線で先頭へ行けないとこの馬の持ち味は半減する。しかし最後まで詰まらずに走りきれたことは粘りが増していることの表れか。流れに乗って行ければ巻き返し可能。
アアモンドグンシン(5着):前半は攻めていったものの障害で崩れてしまった。直線の脚は鋭かっただけに、どうしても障害などに注文がつくのがこの馬の泣き所か。ただ5歳で果敢に挑戦したばんえい記念の影響はかなり薄まったように見える。落ち着いて走れれば上位争いも。
  その他では、コウシュハレガシー(6着):は最後は力負け感はあったものの、障害を2番手で抜け出すなど見せ場は作った。オープン特別あたりではある程度やれそう。そして注目のホクショウマサル(8着):は出足から動きが悪く障害も止まっていた。連勝中の時の勢いが見られず、若干疲れが残っているのか。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 単勝 5 7枚  枠複 5-8 4枚 三連単 5-9-1 2枚
  コウシュハウンカイやっぱりここでは強かったね。まさに横綱相撲を見せてもらった。オレノココロやセンゴクもさすがというところ、一方ではマサルがやや心配だね。動きが良くなかった。立て直しを期待したい。
  馬券の方は、◎△注だし、配当も安めなので、やや控えめに振る舞いたいところ。もう少し攻められなかったものか。ま、本命の単勝が取れたことと、トータルでプラスということで、幸先良いスタートと言って良いだろう。過去を見てもオッズパーク杯は比較的当たっているレースだと思う。あとはこの勢いを続けていきたい。
  今回収支 +2,150
   (通常分) +1,380  (配当)5,580 (投入)4,200
   (単複・ワイド) +770  (配当)2,170 (投入)1,400
  今年度累計 +2,150(5/3・ばんえい十勝オッズパーク杯終了時点)
   (通常分) +1,380 (配当 5,580 - 投入 4,200)
   (単複・ワイド) +770 (配当 2,170 - 投入 1,400)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。(新年度バージョンになっています)
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2020データ・馬券成績表)

  次回は来週5月10日(日)、今年から重賞に格上げとなった古馬牝馬の一戦、カーネーションカップ(BG3)です。予想は前日までにアップしたいと思います。

2020年5月2日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】重賞予想・第14回ばんえい十勝オッズパーク杯(5/3)

  新型コロナウイルスの影響が続いており、つらい新年度となりましたが、なんとか2020シーズンの幕開けとなりました。無観客で寂しい限りですが、早くこの状況が収まって、競馬場に人が戻ってくるのを祈ります。さて、今年度最初の重賞は、ばんえい十勝オッズパーク杯です。今年度ももちろん重賞予想続けますが、もう少し読者に参考にしてもらえるように頑張りたいと思います。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第14回ばんえい十勝オッズパーク杯(BG2)
(2020年5月3日(日)20:05発走 帯広10R ダ200m 4歳以上選抜別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
センゴクエース 牡8 720 菊池一 槻舘重 鹿毛 差
  アアモンドグンシン セン5 720 西将太 小林長 鹿毛 逃
  シンザンボーイ 牡9 720 渡来心 坂本東 栗毛 追
  コウシュハレガシー 牡5 720 藤野俊 平田義 栗毛 差
コウシュハウンカイ 牡10 720 藤本匠 松井浩 栗毛 先
  ソウクンボーイ 牡10 720 村上章 西邑春 鹿毛 追
ミノルシャープ 牡6 720 島津新 大友人 鹿毛 逃
  キタノユウジロウ 牡5 720 松田道 村上慎 栗毛 先
オレノココロ 牡10 720 鈴木恵 槻舘重 青毛 差
10 ホクショウマサル 牡9 720 阿部武 坂本東 鹿毛 差
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「ばんえい十勝オッズパーク杯」の概要と傾向
  ばんえいの新年度最初の重賞。2007年に帯広単独開催となって以降創設された重賞で今年で14回目。インターネット投票の先駆けでもあるオッズパークの名をレース名としている。出走条件は前年度の賞金上位馬というやや特殊な出走条件。基本は実績のあるオープン馬中心だが、下位クラスでも前年度の活躍によっては出走のチャンスがある。
  傾向は、過去10年で1番人気は(3,5,1,1)と連対率8割でまずまず。勝ち馬は全て3番人気以内に入っており、それ以下の人気の馬が絡んでくるのは苦しい。馬券も堅く収まっている。シーズン当初でハンデ差がほとんどないことから実力馬が力どおり走れるといったところか。連覇又は複数優勝も多い。但し、その年のばんえい記念馬は過去10年で1勝のみとなっており、ばんえい記念で最大の力を出し切った馬はここはやや力を緩めているというところか。年齢については顕著な差はないが、過去5歳馬の優勝は2頭(カネサブラック、オレノココロ)のみで、いずれも後に大名馬となる2頭である。騎手別では松田道明騎手が過去3勝とトップ。

今回のみどころ
  前年度のスターたちが再集結。重賞の開幕にふさわしい好メンバーが揃った。ばんえい記念出走組と、6歳勢を中心とした若馬勢との対決が見もの。開幕初日に行われた前哨戦のスプリングカップでは、ばんえい記念で残り20mまで先頭を走ったコウシュハウンカイが意地を見せ勝利。一方、ばんえい記念の1~3着馬(オレノココロ、センゴクエース、ホクショウマサル)はいずれもスロースタート。特にホクショウマサルは連勝中にもなかった障害のミスで8着といずれも不完全燃焼に終わった。これらのばんえい記念組が重賞となってどのような走りを見せるか。一方では6歳馬ミノルシャープ、そしてばんえい記念にも出た5歳馬アアモンドグンシンら新興勢力がどう絡んでくるか。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 センゴクエース:昨シーズンは障害で苦しみ、重賞は1勝に終わったが、ばんえい記念でははるか後方から怒濤の追い込みを見せ2着に食い込んだ。障害さえ降りられれば力は上位。オッズパーク杯はこの馬にも適鞍のはずだが縁がなく、昨年は前哨戦で障害を失敗し出走すらできなかった。今回はじっくり攻めたい。
 2 アアモンドグンシン:昨シーズンは重賞2勝、5歳馬にしてばんえい記念にも挑戦、最後は力尽きたものの見せ場まで作った。しかしシーズン全体としては世代重賞で全て敗れるなど取りこぼしも多く、この馬の力は十分出し切れてないように見える。障害が課題ではあるが、それ以上に流れをつかめることがポイント。
 3 シンザンボーイ:9歳馬。晩成型で本格的な重賞参戦はここ2年ほど、昨シーズンはほとんどの古馬重賞に出走し。北見記念では念願の重賞初制覇を果たしている。近走は5着が5回と可もなく不可もなくといったところ、爆発力よりじわじわ伸びるタイプ。差し馬にしては障害は上手。今回は流れに乗れそうな条件だが。
 4 コウシュハレガシー:5歳馬。善戦タイプではあるが決め手に欠け重賞勝ちを逃していたが、正月のBG1天馬賞では終始持ち味の安定した走りを見せ、先頭でゴールを駆け抜けた。その後は古馬オープン相手に壁に当たった勘があるが、今回負担重量が軽くなるのは歓迎材料。脚質も自在で障害も崩れることは少ない。
 5 コウシュハウンカイ:昨シーズンはBG1を2勝。ばんえい記念でも最後の直線で一旦大きくリードしたが最後で失速。やはり重すぎるのは苦手か。しかし最強クラスであることには変わりない。オッズパーク杯は過去2勝で2着3回と得意としている。重量的にも適鞍か。今回は出足の早い若馬勢との折り合いもカギ。
 6 ソウクンボーイ:強い10歳馬の一頭。昨シーズンもコンスタントに出走、オープン2組のレースでは常に上位に入っている。重賞ではさすがに成績は上がっていなかったが、正月の帯広記念では追い込んで3着に食い込んだ。固めの動きで障害も時間がかかるが直線ではしっかり伸びてスタミナもある。調子も良さそう。
 7 ミノルシャープ:昨シーズンは本格的に古馬戦線に参加、常に上位に入っておりブレイクしたイメージがあるが、重賞勝ちはなかった。しかし持ち前の先行力で実力のある古馬勢を慌てさせており、存在感は十分見せている。課題は最後のスタミナだが、近走は粘り強さも増してきており、今回の斤量なら逃げ切り可能。
 8 キタノユウジロウ:5歳馬、昨シーズンはそれまで勝てなかった重賞を2勝しようやく本格化してきた。古馬重賞でも掲示板内に入りまずまずの成績を上げている。障害力や粘りもあり、流れに乗れれば力強さを発揮するが、後手に回るとズルズルと後退する傾向にある。今回は斤量も手頃なのでしっかり前につけたい。
 9 オレノココロ:誰もが認める現役最強馬。昨シーズンは当初好調ながら夏に大きく体調を崩し、立て直すのに時間がかかったが、年明けにはしっかり取り戻し、ばんえい記念では本来の強さを遺憾なく発揮した。オッズパーク杯も得意なレースで4勝目をめざすが、今度はスピードのある若馬勢との勝負になりそう。
 10 ホクショウマサル:連勝記録の方がクローズアップされ、トップクラスとの力量差が不明であったが、初めてのばんえい記念ではしっかり走りきって差のない3着、実力は証明した。今シーズンは記録の足かせもないので思い切って走れるのではないか。前哨戦では障害でのミスが出たが、1レースこなし立て直しは可能。

展開予想
  負担重量は昨秋より軽くなっているものの、砂の入れ替えやズリ金交換などで、それなりの力は要りそう。ハンデ差が小さいので実力馬もある程度スムーズに行けそう。序盤はやはりミノルシャープが出て行くか。アアモンドグンシンも体調が戻っていれば積極的に行きそう。ハナを奪いに行く勢いも。あとはコウシュハレガシー、そしてコウシュハウンカイも前に行っておきたいし、センゴクエースも障害を意識して早めに行くか。オレノココロ、ホクショウマサルはやや後方から行きそう、先行組はこれらが第2障害に到着するまでには仕掛けておきたい。

【はむ!の見解まとめ】
  今シーズン開幕日に行われた前哨戦のスプリングカップを見る限り、ばんえい記念組の出来落ちはほとんどないように見える。一方では荷物が軽くなるとそれが適鞍となる馬もはっきりしてきた。
  このことから、やはりここは過去2回このレース優勝経験がある◎(5)コウシュハウンカイの信頼は厚い。ばんえい記念では大いに見せ場を作ったが最後に荷物がこたえて失速。しかし今回の条件ならピッタリ合っているように見える。どんな場面でも障害は対処でき安定感は抜群、軸にはできるだろう。
  対抗には○(7)ミノルシャープにした。先行力があり、レースを作れる強みがある。課題は詰めの甘さだったが、最近はかなり粘りを増してきている。このあたりで結果を出したいところ。そして単穴に▲(10)ホクショウマサルを持ってきた。とにかく31連勝で臨んだばんえい記念で3着、前哨戦ではまさかの障害ストップはあったものの、ここはもう少し落ち着いて走れるので立て直してくるだろう。人気を落とす要だと逆に狙い目か。
  あとは、ばんえい記念馬△(9)オレノココロは疲れは自体は残っていないと見るが、全体の流れは速くなりそうで、その分追いつくのがやっとという感じになるか。しかしこのレース3勝の実績が物を言う。注(1)センゴクエースもばんえい記念で最後に2着に突っ込んで来たように、直線の走りは抜群だが、未だに障害がアテにできず、注意までか。さらには、(2)アアモンドグンシンもこのメンバーでも決して見劣りはせず、一発の魅力もあるが、自分で流れを作れないと厳しいか。騎手がデビュー時以来の西将太騎手に変わって一変の可能性も。他はやや離されている感があるが、5歳馬で動きの良い(8)キタノユウジロウや、10歳馬にして調子が上がってきた(6)ソウクンボーイあたりが入着圏内に割って入る候補になりそう。

はむ!の馬券狙いどころ:
  新年度第一弾、ここは最初からしっかり当てて今後に弾みを付けたいところ。
  やはり安定度でコウシュハウンカイから狙いたい。有力馬勢はいずれも障害が苦手なので、失敗したときのために手広く。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 5→7,10,9→7,10,9,1 合計9通り 各200円
      7,10→5→7,10,9,1 合計6通り 各100円
      7,10→7,10,9,1→5 合計6通り 各100円
  枠複  5=7,8  7=8 合計3通り 各400円 合計 4,200円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 5 700円
  ワイド 2=5,7,10,8 8=5,7,10 合計7点 各100円
  合計 1,400円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に当欄にて報告する予定です。

【コラム】2019年度騎手リーディング
  3月のばんえい記念の時に書いた昨年度の騎手リーディング争いですが、鈴木恵介騎手が10勝以上のリードを許していた阿部武臣騎手を3月に入って猛チャージし大逆転、最後は194勝と2位の阿部騎手に10勝の差を付けて、11年連続のリーディングとなりました。このような展開は昨年も一昨年も同じような感じで、阿部騎手がリードするところを3月に鈴木騎手が追いつき逆転。決して、鈴木騎手が馬に恵まれていたというわけではなく、下位人気の馬でも積極的に攻めてどんどん勝たせていました。一方、阿部騎手はその勢いに押されってか、惜しくも勝ちを逃す場面がしばしば見られました。そういう意味でも、改めて鈴木騎手のすごさを感じます。
  さて、新年度はどのような展開になるのでしょうか。141勝を挙げ3位に入った西謙一騎手、あるいは117勝で5位と6位を争った西将太騎手と島津新騎手、110勝で8位に入った菊池一樹騎手ら若手も一気に伸びてきており、これらが上位を脅かす存在になるとさらに楽しみです。