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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2018年4月30日月曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2018】回顧・第12回ばんえい十勝オッズパーク杯(4/29)

ばんえい重賞レース回顧
第12回ばんえい十勝オッズパーク杯(BG2)-2018年4月29日-10R 200m直 晴 0.9%
  1着◎(5)コウシュハウンカイ(藤本匠) 1分51秒3
  2着○(9)センゴクエース
  3着▲(6)マルミゴウカイ
   単勝 5 180円(1番人気) 馬複 5-9 250円 三連単 5-9-6 1,680円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (○▲△等の印は、はむ!の当初予想印)

  ばんえいシーズン最初の重賞、第12回ばんえい十勝オッズパーク杯は、1番人気のコウシュハウンカイが終始先行して他馬を突き放して快勝。このレース連覇で重賞は通算8勝目。藤本騎手もこのレース連覇で2勝目、重賞は3月のポプラ賞以来65勝目。

レース振り返り
  シーズン替わりで砂の入れ替えが行われた上、帯広は春の暖かい晴天が続き乾燥。コースは砂ぼこりが上がるほどであった。馬場状態は重めではあるが乾燥している分やや脚抜きが良くなっていたというところか。
  ホクショウユウキが競走除外となり8頭でのスタート。レースは序盤からコウシュハウンカイが意欲的な飛び出し、第1障害を越えて先頭でレースを引っ張る。これにソウクンボーイ、センゴクエースそしてじわじわサクラリュウが後を追う。その他の馬もあまり離れずについて行った。コウシュハウンカイは小刻みに息を入れながらも終始先頭をキープ。そして第2障害手前にも先頭で到着。ここまでスタートから57秒(中継による)。後続も程なく到達しほぼ横一戦に並んだ。そして一息溜めたコウシュハウンカイが先に障害に挑戦、勢いよく坂に取り付きしっかりひと腰で越え、降りてからも勢いをつけて先頭を行く。後続も数秒おいてほぼ一斉に障害にチャレンジする。その中ではサクラリュウがひと腰で越えたが、他の馬は坂の中腹で一旦立ち止まった。その中には今年のばんえい記念馬で今回は3番人気になったオレノココロもいたが、坂の頂上付近で膝をついた。3番手にクリアしたのは5歳馬マルミゴウカイ、そして大外の2番人気センゴクエースが続いて、オレノココロは、フジダイビクトリーに続いて6番手ぐらいの位置で障害を越えた。その時点で先頭のコウシュハウンカイはすでに残り30m付近を行き、2番手で追うサクラリュウにも5,6馬身近く離して独走態勢。その差は縮まるどころか離れて行く。そして砂障害に入っても勢いが衰えることなくそのままゴールを駆け抜け、圧勝となった。2着争いは残り20mあたりでややスピードが落ちたサクラリュウを3番手で追っていたマルミゴウカイがかわし前に出るが、さらにその後ろにセンゴクエースが迫ってきて残り10mを切ったところで逆転。センゴクエースが最後は後続に1馬身程度の差で2着、マルミゴウカイが3着、サクラリュウは4着に残った。オレノココロは最後詰めたが5着だった。

次走へのメモ
コウシュハウンカイ(1着):完璧なレース運びで快勝。最初からハナを奪って自分のペースに持ち込み、障害も楽々越え、そして最後の詰めもしっかりしていた。重量も馬場もこの馬向けだったのだろう。当面はこの馬の天下となりそう。今後は、まず王座奪還を目指す旭川記念などを経て、当面の目標は夏のグランプリとなるだろう。勝ちこめばハンデも重くはなるが、多少のハンデ差は問題ないだろう。あとは他馬の巻き返し次第だ。
センゴクエース(2着):この馬らしい展開、今回は大外ということもあって決して動きが良い感じではなかったが、障害の崩れはなく、しっかり追えて最後は2着まで食い込んだ。ただ勝ちきれなかったのでファンは満足していないだろう。そろそろ古馬重賞でも勝ちに行きたいところ。やはり次の重賞の旭川記念がターゲットか。
マルミゴウカイ(3着):前半無理なくついて行き、後半もしっかり前を追って見せ場を作った。最後は厳しくなったものの粘って3着に残った。5歳馬としては上々の走り。展開に恵まれた面はあるもののこのメンバーでも十分通用するところを見せた。今後も経験を積みつつさらなる力を付けていくことを期待。
サクラリュウ(4着):前走気の悪いところを見せたため今回はブリンカーを装着。その効果がある程度出たのか、隣の枠が競走除外でその横が牝馬と気の散るような場面でも本来の走りには近づいていた。もう一歩。またレースを使うごとに集中力もついてくるだろう。障害力の良さは今後生きそう。
オレノココロ(5着):マイナス44kgの馬体重が示すようにやはり体調が万全でなかったようだ。障害も力が入らずこの馬の癖でもある膝折が見られた。昨年もそうであったがやはりばんえい記念の激走から一息ついている段階と見える。時期が進めば立て直してくるだろう。
  その他では、ばんえい記念2着馬のフジダイビクトリー(6着)はしっかり走れてはいたが、やはり切れがなく淡泊な走りとなった。このレースはやはり時期的に苦手なようだ。また時期が進めば。ソウクンボーイ(7着)は積極的には行ったが障害が厳しかったか。上がりの脚が鋭かっただけにもったいない感じだ。自己条件で勝ち癖をつけたい。キサラキク(8着)は障害の苦手意識が強くなっている。

はむ!の予想(馬券)結果
  (通常分)今回収支 +1,040   (配当)5,040 (投入)4,000
  (単複・ワイド)今回収支 -200    (配当)1,600 (投入)1,800
  今年度累計 +840(通常 +1,040 単・ワ -200) (4/29現在)
  ◎○▲の順に当たるのは自分でも珍しい。配当は安かったけど、まずは当たったことが大事、そして何よりプラスでスタートできたことが良かった。ただ強いていうならもうちょっと絞りたかった。それは今後の課題。
  コウシュハウンカイはさすが強かった。そして今回のハイライトはやはりマルミゴウカイ。一瞬2着もあるかなと思った(その場合はもう少し高配当だったのだが・・)。なかなか良いレースであった。

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2018データ・馬券成績表)

  次回重賞はしばらく間が開いて、6月17日旭川記念です(もちろんばんえい自体は毎週やっています)。旭川記念の予想はいつもどおり前日までには書きますが、それまで間があくので何か(例えば2歳馬の話でも)書ければと思っています。

2018年4月28日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2018】重賞予想・第12回ばんえい十勝オッズパーク杯(4/29)

今年度本格スタート
  さて、4月20日からシーズンが始まったばんえい競馬。29日は早速、今シーズン最初の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯です。前回にお知らせしたとおり、当欄では今までどおりのペースで予想を書きつつ、馬券も頑張っていきたいと思います。さらにはtwitterなども活用しながら、読む方にもできる限り楽しんでもらえるようやっていきたいと思います。よろしくお願いします。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第12回ばんえい十勝オッズパーク杯(BG2)
(2018年4月29日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 4歳以上選抜別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
  サクラリュウ 牡8 720 菊池一 金山明 鹿毛 逃
  ホクショウユウキ 牡9 710 松田道 村上慎 鹿毛 差
  キサラキク 牝7 700 阿部武 金田勇 芦毛 差
オレノココロ 牡8 720 鈴木恵 槻舘重 青毛 差
コウシュハウンカイ 牡8 720 藤本匠 松井浩 栗毛 先
マルミゴウカイ 牡5 720 藤野俊 槻舘重 鹿毛 追
フジダイビクトリー 牡10 720 西将太 中島敏 栗毛 逃
  ソウクンボーイ 牡8 710 村上章 西邑春 鹿毛 追
センゴクエース 牡6 720 工藤篤 槻舘重 鹿毛 先
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「ばんえい十勝オッズパーク杯」の概要と傾向
  ばんえいの年度シーズン最初の重賞。2007年に帯広単独開催となり開幕が4月になって以降創設された重賞で、今年で12回目。出走条件は前年度1年間の賞金上位馬とやや特殊で、トップクラスの馬中心だが、ランク下位の馬でも前年度の勝ち星を重ねた馬には出走のチャンスがある。(2010年優勝のナカゼンスピードなど)傾向については、過去10年で1番人気は(3,4,2,1)とまずまず。一方、勝ち馬は全て3番人気以内となっており、それ以下の人気の馬は苦しい。ばんえい記念の1か月後でその反動が残っていそうだが、結局はばんえい記念出走組など上位馬が強く、実力馬が実力どおり走ってくるイメージだ。但し、その年のばんえい記念優勝馬のこのレースの優勝は過去10年で1勝のみとなっており、体調面も考慮する必要がありそう。

今回のみどころ
  ばんえい記念出走のトップクラスの馬に対し、別路線組の有力馬が参戦。それぞれの力関係、ばんえい記念組は激走の反動、そして今回の(軽めの)荷物への対応など、各種要素が絡み合い、各馬がどんな走りを見せるのか注目。ばんえい記念連覇のオレノココロも前回除外であったが、疲れなどはどうか。ばんえい記念組では他にコウシュハウンカイ、フジダイビクトリーらが力を発揮するか、これにセンゴクエースやマルミゴウカイら新興勢力がどこまで迫れるか。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 サクラリュウ:強い8歳世代の一角。この馬は6歳になってから本格化。持ち前の先行力で重賞でも好走。直近のばんえい記念も差のない4着に食い込んでいる。今年は更に期待。新年度緒戦のスプリングCではやや気の悪いところを見せたが、レース慣れしてくれば力を発揮するだろう。
 2 ホクショウユウキ:ばんえい記念7着以来で、今年はこのレースから始動。狭間の世代と言われる9歳馬で、しかもこの馬の過去の栄光からすると衰えも指摘されるところだが、決して昨年の成績は悪くない。元々は先行力も切れ味も持っており、久々の軽い荷物の重賞なら一変もあり得る。
 3 キサラキク:円熟の7歳牝馬。昨年度はヒロインズカップ勝ちなど牝馬では名実ともにトップ。スピード、切れ味とも抜群。ただ牡馬トップクラスとの一戦となると今一歩のところがある。特に近走は障害で手間取ることが多くそこが課題。馬格もあり十分力もあるのできっかけをつかめれば。
 4 オレノココロ:このレースは一昨年とその前年に連覇しているが、その時はばんえい記念に出走していなかった。ばんえい記念に優勝した昨年は2着。ばんえい記念連覇後の今年はどうか。シーズン明け緒戦は右前肢跛行で除外となっており、やはり大レース後の反動と体調が心配。
 5 コウシュハウンカイ:このレース連覇を狙う。今年のばんえい記念では1トンの荷物を引っ張りながらも障害をひと腰目で九分どころまで上げ、一旦は他馬を引き離す展開まで持って行った。タフな馬で激走の反動も少なく、シーズン緒戦の特別戦も粘り勝ち、充実している。荷物も丁度いい。
 6 マルミゴウカイ:昨年度の4歳(明け5歳)三冠馬がいよいよ古馬戦線に本格参戦。鞍上に百戦錬磨の藤野騎手を迎え新たなスタート。シーズン緒戦のスプリングCではトップクラスの古馬相手に前半様子見だったが最後しっかり脚を伸ばして3着に食い込んだ。流れに乗れば見せ場も。
 7 フジダイビクトリー:百戦錬磨の10歳馬。同世代のライバルたちも数少なくなる中まだまだ頑張る。今年のばんえい記念ではさすがの脚取りで2着に食い込んだ。このレースは今年で4度目の出走となるが過去いずれも5着以下とあまり相性の良いレースではない。流れをつかみたい。
 8 ソウクンボーイ:重賞勝ちは2歳時のYCだけで、その後も長く不調が続いていたが、今年に入って化けてきた。障害が切れていている。ばんえい記念では7秒差の5着と大健闘。シーズン明け緒戦も快勝した。立ち回りが上手で切れ味もあるのでリズムに乗れば好勝負可能。強い8歳馬の一角。
 9 センゴクエース:期待の6歳馬。昨年は古馬重賞(ドリームエイジカップ)も初制覇し今後に注目。馬体もたくましくなってきた。若干疑問点のあった障害も近走は安定しており十分力を出せる状況。ただ若干ズブさが見られるようになり、前哨戦のスプリングCなどはその分勝ちきれない場面も。

【はむ!の見解まとめ】
  その年のばんえい記念の勝ち馬はこのレースになかなか勝てないというジンクスがあるが、やはりレースの反動や体調面などがあるのだろう。そういう意味で今回はオレノココロは厳しいのではないか。一方、同じばんえい記念で見せ場を作った◎(5)コウシュハウンカイはシーズン明けも元気なところを見せている。課題の詰めの甘さも最近の充実ぶりなら粘り込み可能。今回の重量も歓迎。連覇の可能性は大きいと見る。相手は○(9)センゴクエース。近走障害が安定。端枠だが内詰めで外側が開いており、この馬にはむしろ好都合か。ばんえい記念には出ておらず体力も温存。焦りさえ出なければ。
  上位2頭でかなり堅いとみているが、注目は5歳馬▲(6)マルミゴウカイ。いよいよ古馬戦線に参戦、前哨戦スプリングカップでなかなかの末脚を披露。まだ格的には力不足感もあるが、それでも勢いがあり展開によっては見せ場も。△(7)フジダイビクトリーはばんえい記念激走の反動があるせいかこのレースとの相性は良くないが、それでも力はあり重めの馬場なら無視できる存在ではない。注(4)オレノココロは万全の態勢ではないが、力は上位で、当然食い込んでくることはある。
  その他では(1)サクラリュウが気の悪いところを見せた前走からどこまで立て直せるか。うまく先行できれば怖い存在だが。上り調子の(8)ソウクンボーイあたりも気になるところだが勝ちきるまではどうか。

はむ!の馬券狙いどころ:
  前回記事で書いたように、今年は買い方を工夫して取り組んでいきたい。当たることも大事だが、取りガミも減らせるように。目標はあくまでも年間プラス。
  今回は、上位2頭を軸にどこまで絞っていけるかというところだが。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 マルチ 5=9=6,7,4 合計18通り 各100円
      5=9→6,7,4,1,8 合計10通り 各100円
      5→9,6,7,4→9,6,7,4 合計12通り 各100円 合計 4,000円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 5 700円
  応援馬券(単+複)3 各200円
  ワイド 9=6,7,4,8 8=5,6,7 合計7点 各100円
  合計 1,800円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。

2018年4月16日月曜日

【はむ!と一緒にばんえい競馬2018】4/20~ばんえい2018年度新シーズン開始!

はむ!のばんえいコラム
ばんえい2018年度新シーズン開幕
  いきなりコラム欄復活!・・といっても新年度なのであいさつのみです。今後も気が向いたときだけ書きたいと思います。
  さて、新年度が始まり、ばんえいも4月20日から新しいシーズンが開幕します。昨年も同じことを書きましたが、近年ばんえいの売上は右肩上がりを続けています。地方競馬全体にも言えることですが、ネット投票の拡大(特に昨年のばんえいはSPAT4の本格導入が大きかった。)は大きな要因で、これがファン層の裾野が広がったといえるかどうかははっきりはわかりませんが、全国から注目をされるようになったということは間違いのないところで、とにかく一時期の危機的状況から脱しつつあります。これは関係者の方々の努力があってこそでしょう。これからもばんえいや競馬全体の盛り上がりを期待していきましょう。一方、昨年度のばんえい記念のニュータカラコマの事故のように、注目を浴びることが多くなる反面リスクや課題点も見えてきます。こういった部分もきちんと受け止め改善すべき所は改善すべきだと思います。ファンの一員として意見、提案していきたいものです。

  そして当欄はついに7年目突入です。今年も重賞予想中心のスタンスは変えないつもりですが、筆者は本州在住でかつ別に本業のある身ですので、一ファンとして読んでくださる皆さんと一緒にあまり肩肘張らずやっていきたいと思います。ただ、あまりばんえいをやらない人にばんえいの良さを知ってもらいたいというのがあるので、興味を引く書き方が出来ればなあと思います。あと、例年馬券成績がひどいので、今年はもう少しきちんと収支を考えながらやっていきます。今年の新たな趣向として、当欄では通常の三連単中心の勝負に加え、単勝・ワイドの勝負を別財布でやってみたいと思います。
  (今年度の馬券ルール)25本のばんえい重賞について、1レース6000円以内(通常4000円、単勝・ワイド・応援馬券2000円)。歯止めをかける意味で、昨年同様、年間の赤字が10万円を越えた時点で馬券は終了(予想は最後まで続けたいと思います。)。但し計算がややこしいので残高制はやめて、黒字(または赤字)額のみとします。
  まあそんなわけで、よろしくお願いします。

  ところで、新年度なので新に2歳馬たちがデビューします。これに先立ち、先日4月8日第1回能力検査が開かれました。これに合格して初めてレースに出走することができるわけです。今年第1回は193頭のフレッシュなばん馬たちがその検査に挑戦し164頭が合格しました。今回、筆者独自で合否別・タイム順一覧表(父母、毛色、生産地などの情報入り)を作ってみましたので参考にしてください。

  ・2018年 2歳馬・第1回能検(4/8)合格・タイム順一覧表

  さて、次回は、4月29日(日)に今年度最初の重賞、ばんえい十勝オッズパーク杯があります。いつもの重賞予想は前日までに書きます。

それでは、今年度もばんえいを楽しんでまいりましょう。