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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2021年1月5日火曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2021】回顧・第14回天馬賞(1/3)

ばんえい重賞レース回顧
第14回天馬賞(BG1)-2020年1月3日-10R 200m直 晴 1.1%
  1着○(1)メムロボブサップ(阿部武) 1分47秒1
  2着◎(5)アオノブラック
  3着 (8)ジェイエース
   単勝 1 160円(1番人気) 馬複 1-5 130円 三連単 1-5-8 2,230円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎等は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい明け5歳馬の重賞、今年度の4歳世代の三冠最終戦、第14回天馬賞は、1番人気のメムロボブサップが終始先頭を維持し、後続を離しての貫禄勝ち。3歳三冠に続き、4歳三冠も達成した。4歳三冠は3頭目、3歳、4歳両方の三冠を獲得したのは2017年センゴクエース以来2頭目。重賞は8勝目。阿部武臣騎手は天馬賞初優勝、今季は銀河賞で同馬で勝って以来重賞3勝、通算27勝。坂本東一調教師はこのレース初制覇で今季重賞3勝、通算14勝。

レース振り返り
  帯広は前日に引き続き雪は降らないまま乾燥していた。ただ気温が低く最低気温がマイナス18℃台、日中も氷点下で推移。開催も進んだので、重馬場ながら前日よりかは走りやすそうな馬場であった。
  レースは、スタートから勢いよく第1障害へ。第1障害の時点からメムロボブサップが飛び出し、これにアオノブラックも差なく追いかけインビクタも付いて行く。一歩遅れてコマサンエース、外側からジェイカトレアが続いた。あとはややばらけた展開となった。各馬刻みを入れた後1,2障害中間に向けてもメムロボブサップが前に行き、アオノブラックが追いかける開。インビクタ、コマサンエースも付いて行くが、2頭が他を引き離し、この時点で1,2番人気の両馬の一騎打ちの様相。そしてそのまま第2障害手前にも2頭がほぼ同時に先着。ここまで61秒と平均的なペース。しばらく遅れて、インビクタ、コマサンエース、外側からギンノダイマオー、コマサンブラックが相次いで第2障害手前に到着した。
  5~6頭が揃ったところで、最初にメムロボブサップが障害を仕掛け、アオノブラックもすぐに対応。両方ともしっかりひと腰で坂を越えたが、メムロボブサップの方が一歩先に降り、アオノブラックが追いかける展開。後の馬も障害に挑戦したが苦戦、時間をかなりかけてインビクタが坂を越え、後の馬は坂の頂上でストップ、後ろから仕掛けたジェイエースが4番手で坂を降りたころには、前は既に残り30mに達していた。
  先頭争いは、完全に2頭の一騎打ちとなり、メムロボブサップが逃げ込みを図り、アオノブラックが必死に追うが1馬身半ほどの差が詰まらない。そしてその態勢のままゴールへ。メムロボブサップはしっかり最後まで同じペースで走りきってゴールを駆け抜けた。アオノブラックも追ったがそのままの着差で2着。後は大きく離れて3着争いを展開。インビクタが前に行くところをジェイエースが迫り、そして後ろからコマサンエース、後方から脚色良く追ってきたアオノゴッド、外からコマサンブラックも追いかけ、5頭による激しい競り合いになった。その中ではインビクタのスピードが鈍ったところ、アオノゴッドが最も勢いよく進み前に出る、ジェイエースも追い、内からコマサンエースもスルスルと前に付け、コマサンブラックは一歩後退。そしてアオノゴッドがゴール線にさしかかったところでストップし、その間にジェイエースが抜けてゴールし3着、さらにコマサンエースが続き、その後にアオノゴッドが入った。3番人気で当欄で単穴としたコマサンブラックは競り合いに敗れ7着に終わった。

次走へのメモ
メムロボブサップ(1着):ここ一番の強さを見せつけたイメージ。スタートから先手を奪って終始主導権を握り、ライバルのアオノブラックを完全に封じ込めた。障害もスムーズで最高のレース運びだった。馬体重が28kg減っていたが、それまでが余裕残しで、その後びっしり追われてこのレースに臨んだ結果と思われる。それほど三冠にかける意気込みもあったということだろう。今後古馬重賞戦線でも中心的存在になっていくことが期待される。さしあたり2月のチャンピオンカップは重量的にも狙いたいレース。
アオノブラック(2着):この馬としては持てる力は十分発揮したが、メムロボブサップに先に行かれ、導権を握られてしまいどうしても並んで行かなければならないような展開になってしまった。もう少し馬場が軽ければ切れ味で追いつけたかもしれないが、これが精一杯だった。しかしこのような厳しい展開になっても最後まで崩れなかったことは収穫。この馬もチャンピオンカップの出走権があるので、リベンジを果たしたい。
ジェイエース(3着):これまで障害で苦しんでいたが、近走になって調子を上げ坂越えのイメージをつかんでいた。今回は前のペースに巻き込まれず進み、障害をひと腰でさばき、その後も慌てて追わず落ち着いて前に進んで最後で着を拾った。元々は重賞でも好走していた馬、本来の力を出せたというところ。今後も上積みは期待できる。自己条件での特別戦などは中心的存在になるだろう。
コマサンエース(4着):思い切ってハナを切ることも予想されたが、さすがに王者に先に行かれてしまい、ついて行くのがやっとであった。しかし、ここで無理に行こうとせず、落ち着いて障害をさばいたことで、最後の抜け出しにつながった。新人の金田騎手の落ち着いたプレーぶりであったとも言える。今後も人馬ともさらなる成長が期待される。
アオノゴッド(5着):前半はマイペースで進んで後半他馬が苦しむところをかわしていくという、この馬としては狙いどおりの展開だったが、あまりにうまく行きすぎたのか直線早めに出てしまった。それが最後のゴール前での詰まりにつながったか。しかしこの馬らしさは十分に出せたと思われる。   その他では、インビクタ(6着)はハナにはこだわっていなかったとは思われるがやはり2強の後手に回ってしまった。馬場が重かったのもこの馬には大きく不利だったといえる。コマサンブラック(7着)も、近走までとは違い、やはり流れが厳しかったといえる。伸び脚も不発だった。自己条件で立て直したい。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 枠複 1-5 5枚
  まずメムロボブサップ連続3冠おめでとうございます。アオノブラックも追いすがったが、終始先頭を譲ることはなかった。きっちり狙ったレースを勝つ、それが本物の強さだね。この馬の今後が楽しみ。馬券の方は妙味を狙ったのでこの結果は仕方ない。しかし3着はアオノゴッドが来てたのでやったと思ったが、前日同様またまた直前で入れ替わってしまった。ジェイエースはやっぱり外してたと思うのでこれは完敗。折角ヤングCSでプラスに持って行ったのに、この2レースで吐き出してしまった。ま、魔を払ったと思って今後頑張ろう。
  今回収支 -4,950
   (通常分) -3,350 (配当)650 (投入)4,000
   (単複・ワイド)-1,600 (配当)0 (投入)1,600
  今年度累計 -1,810(1/3・天馬賞終了時点)
   (通常分) +6,820 (配当 90,620 - 投入 83,800)
   (単複・ワイド) -8,630 (配当 19,970 - 投入 28,600)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2020データ・馬券成績表)

  次回は、1月31日(日)今年度から新設される明け3歳牡馬の重賞、翔雲賞です。その後また3週間重賞が続きます。予想は前日までにアップしたいと思っています。

2021年1月4日月曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2021】回顧・第43回帯広記念(1/2)

ばんえい重賞レース回顧
第43回帯広記念(BG1)-2020年1月2日-10R 200m直 晴 1.2%
  1着△(6)オレノココロ(鈴木恵) 2分50秒9
  2着○(8)メジロゴーリキ
  3着注(4)キタノユウジロウ
   単勝 1 190円(1番人気) 馬複 6-8 1,010円 三連単 6-8-4 9,450円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎等は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい今年度最初の重賞、第43回帯広記念は、1番人気のオレノココロが障害4番手から追いゴール直前で逆転して2年ぶり4度目の優勝。重賞は昨年のばんえい記念以来25勝目で自己の持つ最多重賞勝利記録を伸ばした。鈴木恵介騎手は帯広記念5勝目、重賞は昨年ばんえい記念以来で重賞通算80勝目、

レース振り返り
  新年となっても帯広は雪がほとんど降らず、乾燥して、馬場は相当力の必要な重馬場となっていた。
  レースは、スタート直後からゆったり進み、第1障害はミノルシャープが先に行き、ソウクンボーイ、メジロゴーリキあたりが続いた。センゴクエースがやや躓き加減、キタノユウジロウと共に第1障害は後ろから遅れて行く展開。各馬は早くから刻みを入れて非常にゆったり流れる展開。遅れていた馬も追いつき出たり入ったりで進む。1,2障害中間あたりからは内からコウシュハウンカイ少しずつ前に出て、遅れていたキタノユウジロウも積極的に進む。オレノココロも早めに付け、ミノルシャープらと共に4頭程度が先頭集団を形成。第2障害に向けてはキタノユウジロウが少し前に出て、そのまま障害手前に先着、差がなくコウシュハウンカイ、オレノココロと続き、ミノルシャープ、センゴクエースが続いた。ここまで91秒の超スローペース。
  各馬溜めにためて10秒ほど息を整えてから、障害を先に仕掛けたのはキタノユウジロウ。勢いを付けて上がったが坂の5分どころでストップ、続いてオレノココロも続いたが、これも7分どころで立ち止まった。これを見るように最内のコウシュハウンカイ1歩1歩力強く踏みしめて障害を止まらずに越えて先頭に立った。その間にキタノユウジロウ、オレノココロは再び力を入れて少し上がるがまだ坂の天板手前くらいまででもう一度止まる。その間に、ミノルシャープら各馬も障害に挑戦するが、それぞれ苦戦。その中で大外のメジロゴーリキがひと腰で障害を越えこれが2番手、立て直したキタノユウジロウが3番手、ひと腰かかっていたミノルシャープが続き、差がなくオレノココロが続いて前を追った。
  先頭はコウシュハウンカイが5,6馬身ほど離して逃げ込みを図る。メジロゴーリキが外から追い、半馬身ほどの差でキタノユウジロウとミノルシャープが並んで進み、さらに一歩遅れてオレノココロが追う展開。残り20mくらいまでは同じような態勢で進むが、コウシュハウンカイが徐々に緩みはじめ、後続がじわじわ迫ってきた。その中ではメジロゴーリキが進み、キタノユウジロウが追いさらにはオレノココロも2番手に並びかけてきた。ミノルシャープはここで失速。残り10mを切ってコウシュハウンカイは更にスピードが落ちるがなんとか粘ろうとする。しかしメジロゴーリキとオレノココロがほぼ並んで迫ってくる。そしてゴール直前、ソリがゴール上に達したところで2頭がコウシュハウンカイを逆転。最後にわずか10cm程度オレノココロが前に出てゴール。メジロゴーリキも2着に入った。コウシュハウンカイはソリの後端があと10cm程度の所でストップ、その間に1馬身ほど遅れて追っていたキタノユウジロウがゴールに入り3着、コウシュハウンカイは4着だった。2番人気になっていたセンゴクエースは、障害で時間がかかり最後追い込んだものの5着に終わった。

次走へのメモ
オレノココロ(1着):やはりこの馬は強い。単に力強いだけでなく、もうダメかと思わせるような場面で最後できっちり差し切るところが素晴らしい。展開的にはまず想定された流れ。重馬場だったので前半からじっくり攻めることができたのも大きい。障害も初めから無理せず2,3腰で上げることを狙っていたか。崩れることもなく負担もかからなかったのが最後の逆転につながったと思われる。鈴木騎手共々ようやく今シーズンのエンジンがかかってきたところか。あとは最終目標のばんえい記念に向けて万全の態勢。2月末のチャンピオンカップの出走権も得たので丁度良い調整レースになるか。
メジロゴーリキ(2着):重量戦でこの馬の持ち味が生きることが改めて証明された。前走に軽量戦を使っているので前に行きたいところだったが、西謙一騎手がそこを十分に抑えた前に行かず控えて行って、そして障害をひと腰で上げて最後の追い比べに持ち込んだ。負けた相手は強かったが、最後の粘りは堂々たるものだった。いよいよばんえい記念にチャレンジか。その前のチャンピオンカップも勝ちたいレース。
キタノユウジロウ(3着):明け6歳馬ながら堂々としたレースぶりであった。スタート直後は出遅れたものの、その後道中は積極的に攻めて、障害も力を上手く分散しながら上げていった。最後は置いて行かれそうになったが、しっかりついて行って、最後はコウシュハウンカイをかわして3着。今後が楽しみな存在になった。
コウシュハウンカイ(4着):昨年と同様に、障害力を行かして逃げ切り態勢。リードが大きかったので逃げ切れるかと思われたが、やはりハンデ差と重い馬場で最後の最後でスタミナ切れとなってしまった。昨年のばんえい記念と同様悔しい負け。次のばんえい記念では最後の力を振り絞ってほしい。
センゴクエース(5着):好調に推移し馬体も戻して、今度は期待されたが、やはり障害がネックだった。崩れるリスクもあったので大事に上げようとしたように見えたが、その分勢いがつかなかった。重馬場で脚が前に進まなかったか。しかし崩れなかったので今後に向けての展望は開けたか。
  その他では、ミノルシャープ(6着)はだいぶ体調は戻してきていたが、それでも15kg減。苦しい状況でも障害を上手く越えたのはこの馬のセンスの良さが見えたが、息が続かなかった。ただ立ち直りのきっかけはつかめたか。ソウクンボーイ(7着)は攻める姿勢は見えたが、やはり馬場が重すぎたか。シンザンボーイ(8着)もここでは厳しかったか。ばんえい記念には出てほしいが。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 ワイド 6-8 4-9 各1枚
  コウシュハウンカイが抜け出しやったと思ったが、ゴール線上でストップ、それでも3着までとどまってくれれば良かったけど、そこから動けず馬券圏外の4着。あと一歩だったのに。ばんえいならではの悔しい結果となってしまった。メジロゴーリキとかも狙って2着まで来ただけに、馬複ぐらい買っておけなかったのかと反省。しかし、この状況でも勝ちきるオレノココロはやはりすごい馬だ。いよいよ伝説の領域だね。恐れ入った。2着のメジロゴーリキもあとわずかだったね。これからが楽しみな馬だ。
  今回収支 -5,500
   (通常分) -4,500 (配当)0 (投入)4,500
   (単複・ワイド)-1,000 (配当)400 (投入)1,400
  今年度累計 +3,140(1/2・帯広記念終了時点)
   (通常分) +10,170 (配当 89,970 - 投入 79,800)
   (単複・ワイド) -7,030 (配当 19,970 - 投入 27,000)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2020データ・馬券成績表)

  天馬賞の回顧は明日お送りします。その後、今後の予定をアップします。

2021年1月2日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2021】重賞予想・第14回天馬賞(1/3)

  年末年始重賞シリーズの最終戦は、4歳(明け5歳)の三冠最終戦、天馬賞です。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第14回天馬賞(BG1)
(2021年1月3日(日)16:40発走 帯広11R ダ200m 5歳オープン定量)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
メムロボブサップ 牡5 760 阿部武 坂本東 鹿毛 先
  コマサンエース 牡5 750 ☆金田利 金田勇 鹿毛 先
アオノゴッド 牡5 760 村上章 金田勇 栗毛 差
インビクタ 牡5 760 藤野俊 松井浩 青毛 逃
アオノブラック 牡5 760 西謙一 金田勇 鹿毛 差
  ギンノダイマオー 牡5 760 西将太 松井浩 芦毛 先
ジェイカトレア 牝5 740 菊池一 平田義 青毛 差
  ジェイエース 牡5 760 鈴木恵 坂本東 鹿毛 追
コマサンブラック 牡5 760 島津新 金田勇 青毛 先
  10 サクラドリーマー 牡5 760 藤本匠 今井茂 鹿毛 追
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。
  なお、ギンノダイマオー号は松田道→西将太に騎手変更されています。

「天馬賞」の概要と傾向
  ばんえい独自の4歳(明け5歳)世代の三冠(柏林賞、銀河賞、天馬賞)の最終戦でBG1格付け。正月3日に実施され、この世代のチャンピオン決定戦として名物レースと一つとなっている。
  過去10年で1番人気は(6,2,1,1)と強い。定量戦であり実力馬が遺憾なくその力を発揮できる場合が多い。配当も堅く収まる場合が多いが、昨年、一昨年と3連単で万馬券が出ており、伏兵にもチャンスはある。戦績ではダービー馬や銀河賞の勝ち馬がこのレースでも有利になっている。牝馬は出走数は多いが、優勝は2016年のキサラキクのみである。騎手では鈴木恵介騎手が5勝とリードし、藤本匠騎手が3勝で追う。

今回のみどころ
  いよいよメムロボブサップが史上3頭目の3歳、4歳連続三冠に挑む。日に日に力をつけ馬体も大きくなり頼もしい。しかしここにきて、ライバルのアオノブラックが急成長、古馬も交えたドリームエイジカップではメムロボブサップに土をつけているし、前走の平場戦でも勝利している。天馬賞が最後の勝負、果たしてどちらが勝つのか。あるいはコマサンブラックなど急激に力をつけてきた馬がこれらに割って入ることはできるか。世代戦最後の大勝負である。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 メムロボブサップ:いよいよ三冠チャレンジ。ここまで重賞は3歳クラシック三冠を含め7勝。全体でも重賞は10戦に出て全て3着以内に入っている。今シーズンも柏林賞以降は10連続連対と非常に安定。一時期は障害が怪しい時期もあったが、近走は非常にスムーズ。2歳時は小柄だった馬体も大きく成長して前走では1100kg台。親譲りの風格が出てきた。あとは自分の走りをするだけ。
 2 コマサンエース:重賞は初めて出走した銀河賞のみ、この時はついて行くのがやっとだったが、障害を越えてしっかり前を追い掲示板内に食い込んだ。その後さらに先行力を身につけ、B1からA2クラスに上がっても力強い走りを見せ、勝ち星を重ねて出走にこぎつけた。障害力もある。そして前走からデビュー間したばかりの新人・金田利貴騎手が手綱を取り、ここで重賞初挑戦。思い切って行けるか。
 3 アオノゴッド:重賞は過去4レースに出走。3歳時のばんえい菊花賞では2強に続く3着に食い込んでいる。同一馬主の僚馬アオノブラックの陰に隠れて目立たぬ存在で、レーススタイルも後方から行くタイプだが、ノーマークにしていると障害を越えてからじわじわ最後まで伸びてきて前の馬に迫ってくる。重い荷物で前がもたつけば脅威になるが、ペースが速くなると後方のまま置いて行かれることも。
 4 インビクタ:世代賞金ランクでは3番目に位置する。重賞も常連だが3歳時までは先行しても直線で失速するなど成績が上がっていなかった。しかし4歳になってからは粘りが増し、ポプラ賞と柏林賞でいずれも2着に粘っている。当初は逃げ一辺倒だったが、近走は控える競馬も覚え、その分最後まで走りきれるスタミナが身についてきている。前走は古馬オープンに胸を借り敗れたものの流れを身につけた。
 5 アオノブラック:2歳時からメムロボブサップの最大のライバルとして君臨。世代重賞では惜しい競馬で2、3着が多いが、時折チャンスをつかんで勝利しており、これまで重賞3勝。古馬一線級と対戦したドリームエイジカップでは好位置から抜け出して快勝。存在感を見せた。中団から前の馬をマークする位置につけ、直線の切れ味で差し切っていくような展開が得意。障害はこなすが時折失敗することも。
 6 ギンノダイマオー:重賞は常連、2歳時は、メムロボブサップ、アオノブラックにこの馬も入って3強時代を築き、3レースでいずれも2着に入るなど活躍していたが、3歳以降は大きなスランプに陥り、障害も全く動けなくなる時があった。4歳になり復活の兆しが見えてきたが、それでもなかなか前に行けず歯がゆいレースが続いている。本来は先行力があり動きも軽い。軽馬場になれば一変のチャンスもある。
 7 ジェイカトレア:世代の牝馬重賞は黒ユリ賞、オークス、クインカップと完全制覇。世代の重賞戦線にもほぼ孤軍奮闘で参戦している。牝馬としては馬体も大きくどっしりと構えて力強い走りを見せる。脚質的には中団から障害力で押して直線でじわじわ伸びる差しタイプ。この世代は牡馬勢が非常に強くいつも胸を借りる立場だがしっかりついて行っている。その後のヒロインズカップを目標にここでも善戦したい。
 8 ジェイエース:能検1番時計の馬でデビュー時から注目されていたが、障害が大の苦手ということもあり本格化が遅れていた。重賞は時折顔を出し、ダービー3着などある程度の成績は上げているが、この馬の能力からするとまだまだ物足りないイメージ。度重なる転厩による環境の変化も成績が安定しない要因か。ただ近走の平場戦では強い勝ち方を見せており、自分のペースに持ち込めばこの中でも十分戦える。
 9 コマサンブラック:2歳から3歳にかけてはあまり勝ち星に恵まれず、全弟で重賞勝ちもあるコマサンダイヤに比しても出世が遅れていたが、4歳になって徐々に本領発揮、特別戦を中心に自在の走りで勝ち星を重ねてきた。重賞は銀河賞の4着が最高成績。この時は勢いで2番人気まで押し上げられていた。先行力があって障害も上手いが、決め手よりもじわじわ伸びるくタイプで、一発の魅力には欠けるイメージ。
 10 サクラドリーマー:重賞の常連ではあるが、近走は障害でかなり苦しむなど着外が続いている。賞金ランクもギリギリ10番目に残ってなんとか天馬賞の出走権を確保した。本来は抜群の切れ味で勝負するタイプで、春の世代特別戦では一気に差し切って勝利した場面もあったが近走は不発続き。やっと障害を上げて追い込んでも、ゴール手前で息切れし失速するような場面も見られる。まずは道中スムーズに行きたい。

展開予想
  引き続き乾燥した気候、ただレースを使い詰めしているので馬場は徐々にこなれてきているか。それでもある程度力の要る馬場にはなりそう。先行したいのはやはりインビクタ。最近は控えて行く競馬も見せているが、上位に入るには前に行っておきたい。最内枠に入ったメムロボブサップも自分のペースで行けば自然と前に出るだろうし、アオノブラックの方もこれをマークするように前に付けるだろう。あと、注目されるのがコマサンエース。元々先行タイプの馬に、重賞初騎乗の金田騎手が乗り、思い切って前に出ることも考えられる。僚馬もコマサンブラックも比較的前の方で行くか。障害はどの馬も問題なさそう。そこでメムロボブサップとアオノブラックの一騎打ちとなるか。直線では相手より先に出たい。その他の馬が食い込むには、前述の先行馬が飛ばして大きく逃げるような展開になったり、ジェイエースやサクラドリーマーあたりがひと腰で障害を上げるような展開にでもなれば変わってきそうだが。
【はむ!の見解まとめ】
  メムロボブサップとアオノブラックの2強の態勢はどうみても揺るぎそうにない。両馬とも非常に充実してきている。タイミング一つで勝ち負けが決まりそう。もちろんメムロボブサップも3冠のシーンを見たいところだが。。。
  当欄でも迷ったが、ここは好枠に入った◎(5)アオノブラックの方に1票を投じたい。ドリームエイジカップでは完全にメムロボブサップをマークし一瞬の切れ味で逆転して勝利した。前走の平場戦も調整とはいえしっかりライバルを押さえる走り。北見記念では850kgもの荷物も経験しており、今回定量戦になっても問題ない。隣に逃げ馬のインビクタもいるのでその力を借りたい。
  ○(1)メムロボブサップももちろん持てる実力どおり走れば三冠の可能性は大きい。ハンデがないのも有利に働きそう。最内枠も疾風賞でスピード馬相手に逃げ切るなど全く苦にしないだろう。あとは、ライバルのアオノブラックとの位置取り次第。追い比べになっても最後で差し返す力もあり、最後まで熱いレースを見せてくれることを期待。この2頭に割って入るのは至難の業だろう。むしろしっかり3着をキープする方を狙ってくるか。その中では▲(9)コマサンブラックが充実してきている。徐々に力をつけA1クラスの特別戦を連勝。動きもよく、自分のペースで走れる。無理に前を潰しに行くような走りをしなければ3着は狙えるだろう。
  △(4)インビクタも粘り強い。もう少し軽馬場を望みたいが前半スムーズに流れれば逃げ込みも。あとは前が崩れるようなことがあると注(3)アオノゴッドがじわじわ伸びてくることも。(2)コマサンエースも新人の金田騎手で面白いがさすがに今回は相手が厳しく難しいか。思い切った騎乗を期待したい。(8)ジェイエース(10)サクラドリーマーあたりも切れ味は鋭いが、やはり障害のリスクは大きいし、急激に追い込むと最後のスタミナにも課題が生じる。

はむ!の馬券狙いどころ:
  昨年のこのレースは伏兵が来て、枠複で高配当、前日の帯広記念でコテンパンにやられていたので取り返した感じ。今年はこの記事を書いている時点で帯広記念の収支がわからないが、同じようにプラスになれれば。2強で決まりそうな気配が強く、少しでも高配当を狙うなら、ボブサップよりアオノブラックの方を頭にして買うか、あとは絞ってドカンと勝負するか。ワイドはコマサンの2頭を狙ってみる。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 5=1→9,4,3 合計6通り 各300円
      5→1=9,4,3 合計6通り 各100円
      1→5=9,4,3 合計6通り 各100円
  枠複 5=1,8 合計2通り 各500円 合計 4,000円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 5 700円
  ワイド 9=5,1,4,3,2 2=5,1,4,3 合計9点 各100円
  合計 1,600円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。

コラムは今回休みます。

2021年1月1日金曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2021】重賞予想・第43回帯広記念(1/2)

  新年最初のばんえい重賞は、古馬の重賞で4大記念競走の最終戦、帯広記念です。このレースは全国の地方競馬の馬券発売所で馬券が発売されるいわゆる全国発売レースとなっています。第10レースですのでレース番号に注意。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第43回帯広記念(BG1)
(2021年1月2日(土)16:05発走 帯広10R ダ200m 4歳以上オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
コウシュハウンカイ 牡11 920 藤本匠 松井浩 栗毛 先
  ミノルシャープ 牡7 920 島津新 大友人 鹿毛 先
  ソウクンボーイ 牡11 890 村上章 西邑春 鹿毛 追
キタノユウジロウ 牡6 890 松田道 村上慎 栗毛 差
  シンザンボーイ 牡10 890 渡来心 鈴木邦 栗毛 追
オレノココロ 牡11 910 鈴木恵 槻舘重 青毛 差
センゴクエース 牡9 900 長澤幸 槻舘重 鹿毛 差
メジロゴーリキ 牡7 900 西謙一 松井浩 鹿毛 逃
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「帯広記念」の概要と傾向
  ばんえいの4大記念競走の最終戦。今やただ1カ所で開かれるようになったばんえい競馬場である帯広競馬場の記念レースとなっており、BG1格付けの古馬重賞では3月のばんえい記念に次ぐ大きなレースである。農林水産大臣賞典の冠が付くのもばんえい記念とこのレースのみ。毎年正月2日に行われ、全国発売となっており、普段ばんえいの馬券を発売しない各地の地方競馬場や場外馬券発売所でも発売され、風物詩となっている。
  荷物の重さもばんえい記念に次ぐ高重量で基礎重量が900kg前後。この重さになると成績より適性がものを言う。そして、過去10年1番人気が(1,1,3,5)と大苦戦。1番人気が10連敗していた時期もあった。人気薄でもしばしば連対し、全国発売にしてはハードルの高い難解レースとなっている。しかし、2~4番人気の馬は必ず絡んできており、軸はしっかり見定めたい。
  高重量戦だけあって、高齢馬が有利で9歳以上の馬が7勝している。牝馬はかつてフクイズミなどこのレースに強い馬もいたが、ここ7年間出走がない。騎手別では鈴木恵介騎手が4勝(うちオレノココロで3勝)と現役最多、藤野俊一騎手、藤本匠騎手が3勝で続く。

今回のみどころ
  例年正月2日のお楽しみレース。今年はなかなかお祭り騒ぎというわけにはいかないが、今年こそは競馬でも楽しめる日々が来ることを願って。
  年が明けて、各馬年齢が1歳加えられ、オレノココロ、コウシュハウンカイといった常連はもう11歳になる。しかしまだまだ現役、それどころか今でも中心的存在である。特に年を重ねてこそ味の出る高重量戦。このレースそれぞれ複数回優勝しているオレノココロ、コウシュハウンカイの両雄に、どの馬が立ち向かっていくか。そろそろ本気を出したいセンゴクエース、そして明け7歳勢のミノルシャープ、メジロゴーリキあたりが十分力をつけてきており、熱いレースを期待したい。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 コウシュハウンカイ:百戦錬磨のこの馬もいよいよ明けて11歳。帯広記念は過去4回出走し、2018年と昨年2020年の2回優勝している。特に昨年優勝した時と今回は臨戦過程がほぼ同じ。920kgも同じ斤量。今年はドリームエイジカップなどでは敗れているが、ハンデ差が大きかったのと調整段階で100%の力ではなかったというところ。若馬勢が引っ張るペースにしっかりついていければ、あとはこの馬の力でゴールまで持って行きそう。
 2 ミノルシャープ:昨年に続いて2回目の帯広記念。昨年は最初に障害を仕掛けたが、さすがに重い荷物に苦労し、最後はスタミナ切れとなり、6着だった。その後、今シーズンは特に前半に重賞3勝の大活躍。荷物が軽めだったここともあるが、元々の先行力に最後の粘りも増し、強さを見せた。秋以降は体調を崩したようで、本来の走りができず大敗が続いているが、大きく減らしていた馬体重は徐々に回復し徐々に取り戻している。じっくり追えれば。
 3 ソウクンボーイ:この馬も明け11歳。帯広記念は4度目の出走。昨年は後方からじっくり追って、最後は3着に食い込んでいる。普段は自己条件のオープン下位クラスあたりでも若馬のスピードについていけず、障害も上がれず苦戦しているが、重賞、それも重量戦になるとひょっこり顔を出しては見せ場を作っている。脚質は完全に追い込みタイプ。特に重量適性があるというわけではなさそうで、マイペースの走りで、最後落ちてきた馬たちを拾っていく。
 4 キタノユウジロウ:明け6歳馬でメンバー中最も若い。帯広記念は初挑戦。これまでも850kgの北見記念が最重量で今回の890kgは全くの未知数。しかし北見記念では重い荷物ながらも積極的に攻めて、直線で一旦先頭に立つなど見せ場を作った。最後は5着だったが、勝ち馬に1秒5差の僅差。障害力には自信をもっており、もし今回の重さで積極的に行って、スムーズに坂を上げてくるようだと大駆けもあり得る。最後の粘りもありそう。
 5 シンザンボーイ:明け10歳になる。帯広記念は4度目の挑戦。これまでは一昨年の4着が最高成績。重賞は昨年の北見記念1勝だが、時折重賞に顔を出しては存在感を示している。秋は種牡馬になるための検査や、転厩など、馬にとって環境の変わりレースに集中できなかった部分があるようだ。前走もマイナス32kgの馬体重であった。体調が戻っていれば、落ち着いて走れるここならある程度勝負にはなりそうだが。控えてじっくり攻めたい。
 6 オレノココロ:ばんえい界の盟主もいよいよ明けて11歳。帯広記念は過去5回出走し3度優勝と実績は抜群。今シーズンは夏を完全休養に充て、レースを絞っていることもあり、重賞こそ未勝利だが、それでも着外に沈むことはないし、特別戦では力を見せている。少なくとも年齢による衰えは全く見えない。ただそろそろ勝ちたいところだろう。最近は直線でも走れる馬が多いので遅れると逆転は厳しい。障害を上げるタイミングがものをいいそう。
 7 センゴクエース:帯広記念は3度目の出走。一昨年の2着が最高成績。若馬時分からその素質が期待されていたが、障害が苦手とということもあって伸び悩んでいた。しかしここ数戦は障害もしっかり上げてきており調子は良さそう。ただ馬体重が漸減しているのは気がかり、動きが軽くなったとも言えるが、重量戦のこのレースで力は出せるのか。障害で崩れなければ多少遅れても立て直すことは可能なので、立ち後れても落ち着いて対応したい。
 8 メジロゴーリキ:帯広記念は初出走。元々力は持っている馬と思われるが、これまでやや調子を崩していたこともあり重量戦は回避してきた。今年度も成績は上がっていなかったが850kgの北見記念で逃げ切り勝ち、そしてここで満を持して出走してきた。直前に軽量戦の地吹雪賞に出走し5着ながら0分57秒で疾走、いきなり400kgもの荷物の増量になるが、今回に向けての調整ともいえよう。思い切って攻めれば、逃げ切りのチャンスも。

展開予想
  重賞としてはいつものメンバーという感じだが、キタノユウジロウとメジロゴーリキが初出走。いずれも勢いがあり、これらを含め展開がどうなるか。前に行きそうなのはメジロゴーリキとミノルシャープだが、ミノルシャープは本来の体調がどこまで戻っているか。それによって控えて行くことも。そうすればメジロゴーリキがスピードに乗って単騎で行くことになりそう。楽に逃げられるようだと後の粘りが生きる。ペースが落ち着けばコウシュハウンカイ、そしてオレノココロ、センゴクエースも前に詰めてくるか。馬場が渋いので、障害をひと腰で越えられる馬は限られそう。コウシュハウンカイは止まらずに押し切りたい。オレノココロやセンゴクエースは崩れないことに徹するか。いずれにしても、前半楽に行けた馬が後半での追い比べで残りそう。

【はむ!の見解まとめ】
  昨年あたりは実績馬と若馬の力の差はあったイメージだが、今年はかなり力は接近してきていると見る。ただ900kg前後の荷物ともなると、やはり経験値がものを言うか。しかし波乱も多いレース、どうしても一ひねりしたい。
  そこで本欄では◎(1)コウシュハウンカイをもう一度狙いたい。どうしても決め手やハンデで不利に思われがちだが、このレース2勝の実績は伊達ではない。昨年も全く同じ条件で勝利しているし、渋めの微妙な馬場なら、安定した走りできるこの馬を軸にできる。
  対抗には、こちらも思い切って○(8)メジロゴーリキを持ってきた。北見記念での逃げ切りはやはりこの馬が力を持っているところを見せた。前走スピードレースを使って、弾みを付けてここに臨んでくる。障害力もあるので一発ありそう。▲(7)センゴクエースもここにきて充実してきた。障害には相変わらず不安は残るが、じっくり時間をかけて攻めれば多少遅れてもここは高重量戦、じわじわ前に追いつくことは可能だ。落ち着いて行ければ。
  △(6)オレノココロもここまで評価を下げる状況では全くなく、その強さは認めるところであり、この馬の本来の走りをすればあっさり勝ちそうだが、それでも今シーズン勝ちきれないのはやはり若馬の流れに乗れていないからと見る。着外になることは考えにくいので、軸の押さえに。あとはミノルシャープがどこまで戻っているか。本来の走りをすれば先行逃げ切りの勝ちパターンに入るが、ハンデもキツい。それなら、さらに1歳下の注(5)キタノユウジロウ方が気楽に走れる分大駆けの可能性もある。(2)ミノルシャープはさらにその次の評価とした。
はむ!の馬券狙いどころ:
  ようやくヤングチャンピオンシップでプラスに持って行けたので、年明けのこのレースでしっかりつないでいきたい。決して欲張らずに。
  8頭立てなので絞っていきたいが、波乱含みのレースならどの馬から入るのも冒険のような感じがする。コウシュハウンカイを軸に印を打ったものから手広く。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 1=8,7,6 1頭軸マルチ 合計18通り 各100円
      1→8,7,6→8,7,6,5,2 合計12通り 各100円
  馬複 1=8,7 8=7 合計3通り 各500円 合計 4,500円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 1 700円
  ワイド 8=1,7,6,5 5=1,7,6 合計7点 各100円
  合計 1,400円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、3日に行われる天馬賞の終了後合わせて数日後に報告したいと思います。

【コラム】2021年ばんえい
  昨年は本当に厳しくつらい年でした。そんな中、ばんえい競馬に関しては関係者の皆さんの努力があって、人数を絞りながらも観客を入れてレースを実施することができ、そして全国のファンの支えにより史上最高の売上となりました。苦しいころから見ている筆者としては、感無量です。一方、個人的には、筆者のまわりも厳しい状況が続き、なかなかゆっくり競馬を楽しめる状況ではありませんでした。今後早くこのような状況が改善し、日常が戻ることを願うのみです。筆者も頑張りますので、ばんえいファンの皆さんもめいめいの生活がうまくいきますように。

2020年12月31日木曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】回顧・第22回ヤングチャンピオンシップ(12/30)

ばんえい重賞レース回顧
第22回ヤングチャンピオンシップ(BG2)-2020年12月30日-11R 200m直 曇 1.0%
  1着○(1)アルジャンノオー(藤野俊) 1分41秒9
  2着◎(7)ネオキングダム
  3着△(4)カイセキングオー
   単勝 1 940円(5番人気) 馬複 1-7 930円 三連単 1-7-4 13,070円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○等は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい2歳の馬産地別選抜の重賞。第22回ヤングチャンピオンシップは、5番人気となっていたアルジャンノオーが直線での接戦を制して優勝した。北見産駒の優勝は2014年センゴクエース以来6年ぶり。藤野俊一騎手はこのレースは2009年ホクショウバトル以来11年ぶり2勝目。重賞通算58勝目。松井浩文調教師はこのレース初制覇、重賞通算68勝目。

レース振り返り
  この日は帯広は小雪が舞ったものの、当初の予報よりも雪は降らず、馬場は砂煙が上がるほど乾燥したままで、力の要る重馬場が続いていた。
  レースは、スタートから一斉に飛び出し駆け足で第1障害へ、全体として内枠の馬が早めに進み、最初抜け出したのはホクセイジョーカー、ジェイスターそしてアルジャンノオー、外からネオキングダムが続き、他の馬はやや後方に置かれ、さらにシンエイララが大きく置かれる形で、全体としてばらけた流れとなった。各馬刻みを入れ始めペースが落ち着き加減。1,2障害中間ではホクセイジョーカー、アルジャンノオー、ネオキングダムが前に出て、これにジェイスター、コウシローレディそしてカイセキングオーあたりがついていく展開、これらは出たり入ったりで第2障害の手前までにはほとんど差がなく続いた。最初に第2障害手前に到着したのはネオキングダム、ほどなくジェイスター、アルジャンノオーと続き、後続各馬も6,7頭がほぼ横一線に並ぶ展開。ここまで47秒とハイペースだがこのレースとしてはまずまずのタイム。
  第2障害もネオキングダムとジェイスター、アルジャンノオーが同時に仕掛け、その中でもネオキングダムはスムーズに障害を降りこれが先頭、アルジャンノオーも楽に障害を越えた。ジェイスターが踏みしめた分1歩遅れたがこれに続き、少し溜めていたカイセキングオー、コウシローレディも続々と坂を下りた。ホクセイジョーカーは坂の中腹でストップ、外枠のキタノダンディとショウリノホシあたりが前と大きく離れて坂を下りた。
  先頭争いは先に障害を越えた5頭のマッチレース。その中でも2番手で降りたアルジャンノオーの切れ味が良く、先に抜けたネオキングダムをかわして先頭に立った。これにジェイスター、カイセキングオーがピッタリと追い、1馬身差でコウシローレディが追う展開。残り30mでアルジャンノオーは1馬身差でリード、これを追うネオキングダムにカイセキングオーが迫って2番手争い、ジェイスターとコウシローレディはやや置かれていった。前3頭の争いは激しさを増し、残り10mあたりではスピードの緩んだアルジャンノオーにカイセキングオーの方がグングン差を詰めてほぼ並走、ネオキングダムも半馬身差で追い、この形でゴール前へ。ゴール線上では一旦カイセキングオーが前に出たように見えたが、ゴール線上にソリがまたいだところでストップ。再度アルジャンノオーが粘るところ、もう一度外のネオキングダムが迫って、ソリの後端が線上に並んだところでゴール。わずかの差でアルジャンノオーが残って優勝、ネオキングダムは惜しくも2着。カイセキングオーはすぐ立て直したが3着だった。その後は3馬身ほど離れてジェイスターらが続いた。当欄で単穴に狙ったキタノダンディは前に行けず7着に終わった。

次走へのメモ
アルジャンノオー(1着):能検1番時計の馬の見事な復活劇と言えよう。デビュー当時の勢いを考えると5番人気まで人気を落としていたのが不思議だった。今回は最内枠ということもあってブリンカーを装着。まともに走れれば力は1枚上、障害もスムーズだったし、一瞬の切れ味も鋭かった。最後は重馬場が応えてかなりキツくなったがなんとか持ちこたえた。ベテラン藤野騎手のペース配分も絶妙だったのではないか。これで再び世代トップの座を取り返した。次の狙いは新設重賞の翔雲賞。今回出てきていない強力馬たちを相手に、今回のような走りができるか。
ネオキングダム(2着):これといって敗因が見つからないほど完璧なレース運びであった。障害も最もスムーズに越えていたし、最後差し返したのも力のある証拠だ。今回は勝ち馬の勢いにやられた感があったが、走りは安定感があり、さらなる成長が見込める。今後は翔雲賞、イレネー記念と目標レースが続くが巻き返しは十分可能。
カイセキングオー(3着):勝利目前のところまでいったが、ゴール線上でストップ。優勝は逃したが、見せ場十分の走りを見せた。前半は先頭グループをマークしながら進んでいたが、無理のないペースであった。障害は上手く、じっくり溜めて軽々と越えていた。最後の一歩は馬の経験の差か。今後の重賞戦線での活躍に期待。
ジェイスター(4着):十勝産駒の代表ということもあり、最後は2番人気に押し出されていた。終始好位置に付け直線でも前を追うなどレース運びは悪くなかったが、最後は厳しくなり、やはり重賞にはやや力不足であったように思われる。ただレースセンスは良いので、これからさらに馬体が成長すれば上位活躍できるだろう。
コウシローレディ(5着):ランクは下位だったが、釧路産駒そして牝馬の代表として堂々と掲示板に入ったことは、今年の牝馬のレベルの高さを示したのではないか。積極的なレース展開で前にしっかり食らいついていった。このレースを経験したことは、この後の目標である黒ユリ賞に向けアドバンテージになりそう。
  その他では、ショウリノホシ(6着)は、力関係からするとこの位置は妥当なところであるが本来前に行く馬なのでもう少し積極的に行ってもよかったか。それはキタノダンディ(7着)にも言えること。レースを引っ張るタイプの馬が前に行けないと苦しい。もちろん馬場状態も影響したか。ホクセイジョーカー(8着)も懸念されたように障害に手間取ってしまった。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 三連単1-7-4 2枚 枠複 1-7 5枚
  これは嬉しい結果。本命にしたネオキングダムは最後で惜しくも届かなかったけど、対抗、それも厚めに買っていたアルジャンノオーが粘ってくれた。さらにカイセキングオーも△にしていたので、久々に3連単の万馬券、しかも2枚買っていて、枠複も意外と配当がついて、なんとここにきてトータルプラ転。今年最後でなんとか一矢報いたというところか。忙しさもあって今後もじっくり馬券に取り組めるかどうかわからないけど、買ったときはこの調子を来年も維持したい。
  それにしてもばんえいの醍醐味を見せた好レースだった。アルジャンノオーは能検1番時計の意地を見せたね。カイセキングオーもあとわずかだった。そしてネオキングダムも最後あと一歩まで迫ったのは今後が楽しみだね。
  今回収支 +23,790
   (通常分) +25,390 (配当)30,190 (投入)4,800
   (単複・ワイド)-1,600 (配当)0 (投入)1,600
  今年度累計 +8,640(12/30・ヤングチャンピオンシップ終了時点)
   (通常分) +14,670 (配当 89,970 - 投入 75,300)
   (単複・ワイド) -6,030 (配当 19,570 - 投入 25,600)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2020データ・馬券成績表)

  次の重賞は、年明けすぐの1月2日(土)、年末年始重賞シリーズの第3弾、帯広記念です。予想などは1月1日元旦には、3日に行われる天馬賞とともにアップできればと思っています。

【はむ!のばんえい競馬watch2020】回顧・第49回ばんえいダービー(12/29)

ばんえい重賞レース回顧
第49回ばんえいダービー(BG1)-2020年12月29日-11R 200m直 晴 1.1%
  1着◎(3)キョウエイリュウ(松田道) 2分01秒9
  2着注(8)ヤマトタイコー
  3着○(1)カイセドクター
   単勝 3 160円(1番人気) 馬複 3-8 770円 三連単 3-8-1 3,930円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○等は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい3歳三冠レースの最終戦。第45回ばんえいダービーは、1番人気のキョウエイリュウが障害2,3番手からすぐ先頭に立ち、最後は他馬の追随を抑えて優勝。ばんえい菊花賞に続き重賞通算4勝目。松田道明騎手はダービーは2010年ミスタートカチ以来10年ぶり3度目、重賞通算55勝目。村上慎一調教師はダービー初制覇で重賞は通算24勝目。

レース振り返り
  帯広は、当地らしい冬の乾燥した天気、雪などもなく、馬場も渋めでやや力の要る状況となっていた。
  レースは、スタートからほとんど横並びで進み、第1障害からは予想されたとおり、キョウエイリュウ、コマサンダイヤ、外からヤマトタイコーがやや前に出た。各馬が刻みを入れ始めてからは、これらの3頭に、内からカイセドクターも早めに前に付いて4頭がほぼ先頭グルーブで第2障害に向かう。これらから少し遅れてブラックサファイア、ダイナマイト、アバシリルビーといったところが続いた。各馬は刻みを入れながら同じような態勢でゆっくり進み、結局、第2障害手前にはカイセドクターが先着、そしてずっと並走していたキョウエイリュウとコマサンダイヤ、これにヤマトタイコーが続いて障害に到着。ここまで62秒と平均よりややスローペース。
  第2障害は4,5頭がまだ到着していなかったが、その間障害をカイセドクターとコマサンダイヤがほぼ同時に仕掛け、すぐに外からヤマトタイコーも続いた。このうちコマサンダイヤが坂の7分どころで一旦膝を折りかけた。先に障害を越えたのはヤマトタイコーでこれがまず先頭、少し遅れてカイセドクターが越えた。そして少し溜めていたキョウエイリュウとブラックサファイアが障害に挑戦。キョウエイリュウはが両足を踏みしめて勢いよく障害を越えた。ブラックサファイアは坂の中腹で止まった。
  先頭争いは、ヤマトタイコーにすぐにカイセドクターが追いつき進んだが、3番手で降りたキョウエイリュウの切れ味が素晴らしく、一気に前の2頭をかわして先頭へ出て、さらに引き離しにかかる。これにカイセドクターが追い、ヤマトタイコーもついて行く。さらに障害を立て直したコマサンダイヤが4番手で障害を降り前を迫ろうとするが勢いがなく前との差は縮まらない。5番手以降は大きく離れた。キョウエイリュウは残り30m付近で2馬身ほどのリード、しかし少しスピードが緩み始め、これに再びカイセドクターが近づき、ヤマトタイコーも食らいつく。各馬はかなり厳しくなりながらゴールを目指す。キョウエイリュウはかなりスピードが落ちて苦しくなり、ゴール直前ではカイセドクターとヤマトタイコーが接近するが、キョウエイリュウは止まらずに押し切って最後はクビほどの差でゴールを駆け抜けた。2着争いは、最後の最後でヤマトタイコーがカイセドクターをわずかにかわし2着、カイセドクターが3着に入った。追っていたコマサンダイヤはゴール手前でも止まり4着だった。当欄で単穴で狙ったゴールドハンターは終始後方からの競馬で障害も上がれず最下位の10着と大敗した。

次走へのメモ
キョウエイリュウ(1着):道中の流れも良く、障害も溜めてひと腰。この馬の勝ちパターンに持ち込んだ見事な勝利であった。馬場が渋いこともあって最後はかなり厳しくなったが、それども止まらずにゴールまで駆け抜けるあたりはこの馬の力であろう。直前のオープン特別で強い相手と対戦しひと叩きしていたのもレース運びに良い方に作用したのではないか。次の目標は4歳戦線で少し先なので当面は一息入れるか。あるいは2月のチャンピオンカップの出走権を得たのでこのあたりに挑戦してみるのもおもしろい。
ヤマトタイコー(2着):結果としては上がり馬がその勢いをもって善戦したというイメージだが、終始先行グループに入り、しっかり障害を上げて、最後まで粘るという、なかなか強いレース内容で、力を持っているところを見せたのではないか。セン馬の10kgハンデも最後で有利に働いたか。先行力はこれからも武器になりそう。またペルシュロン系の血統でもしっかり戦えることを証明した。これで自己条件はB1クラス。台風の目になりそう。
カイセドクター(3着):今回は最内ということもあり、阿部武臣騎手が特に意識して積極的に先行策に出ていた。この馬としては目いっぱいのレースはできたのではないか。最後の甘さもかえってこの馬らしさが出たというところか。しかしそろそろ善戦にピリオドを打ちたい、4歳戦線でも当然チャンスはあるのでそこに向けてさらに力をつけたい。
コマサンダイヤ(4着):この馬がぶっつけ本番でどこまで走れるか注目された。キョウエイリュウをピッタリとマークし勝負に出ていたが、珍しい障害での膝折が出てしまった。調子そのものは悪くないようだったが、やはりレース勘という面があったのではないか。まだこれからの馬、今後立て直して4歳戦線に再挑戦してほしい。
キタノボブサップ(5着):菊花賞同様に、後ろから様子を伺って最後で前に取り付く作戦に出たようだが、今回は先行馬にかなり先に行かれてしまい、障害はひと腰で越えていたものの、前との差を縮めるほどではなかった。そこはまだまだ力不足の面があるか。今後まだまだ成長の余地はある。
  その他では、ブラックサファイア(6着)は、好位置にはつけたものの、やはり障害がカギになってしまった。最後もゴール前ストップするなど課題は多いが、ある程度克服できれば上位で十分戦える。エンゼルフクヒメ(7着)は牝馬最先着。このメンバーはいつも厳しいが、しっかり自分らしいレースはしている。ゴールドハンター(10着)はパドックから落ち着きがない様子で、道中も行き脚が悪く、この馬の走りが全くできなかった。ただいつでも巻き返せるだけの力はあるはず。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 枠複 3-7 3枚 単勝 3 7枚 ワイド 1-8 1枚
  キョウエイリュウはやはり自分のレースをしていたね。最後は一杯になりかけたけどなんとか粘ってくれた。カイセドクターも積極的に行って、今度こそと思わせたが、やはり最後の詰めででやられた。この馬らしいと思う。ヤマトタイコーは気になってたけど入れられなかった。粘り強かったね。当欄では菊花賞の時は対抗にしてたんだけど狙いがチグハグ。
  馬券の方はキョウエイリュウは良かったんだけど1番人気、そしてヤマトタイコーが割り込んできたから3連単はならず、枠複とワイドで少し取り返した程度。不完全燃焼と、なんか自分らしい結果となってしまった。重賞シリーズは続くので頑張っていこう。
  今回収支 -2,490
   (通常分) -2,790 (配当)1,710 (投入)4,500
   (単複・ワイド)+300 (配当)1,800 (投入)1,500
  今年度累計 -15,150(12/29・ばんえいダービー終了時点)
   (通常分) -10,720 (配当 59,780 - 投入 70,500)
   (単複・ワイド) -4,430 (配当 19,570 - 投入 24,000)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2020データ・馬券成績表)

  本日後ほどヤングチャンピオンシップの回顧もお送りします。

2020年12月30日水曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】重賞予想・第22回ヤングチャンピオンシップ(12/30)

  年末年始重賞シリーズ第2弾、今年最後の重賞は2歳馬による馬産地選抜・いわゆる「ばんえい甲子園」決勝であるヤングチャンピオンシップです。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第22回ヤングチャンピオンシップ(BG2)
(2020年12月30日(水)19:25発走 帯広11R ダ200m 2歳産駒特別選抜別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
アルジャンノオー 牡2 600 藤野俊 松井浩 芦毛 逃
北見2位
  ジェイスター 牡2 590 菊池一 今井茂 鹿毛 差
十勝1位
ホクセイジョーカー 牡2 590 西将太 西弘美 栗毛 追
北央1位
カイセキングオー 牡2 590 藤本匠 坂本東 栗毛 追
北見1位
  コウシローレディ 牝2 570 渡来心 中島敏 青毛 差
釧路2位
  ジェイマーサ 牡2 590 鈴木恵 山本正 青毛 差
南北海道2位
ネオキングダム 牡2 600 阿部武 坂本東 青毛 先
釧路1位
  ショウリノホシ 牡2 590 赤塚健 村上慎 鹿毛 先
北央2位
キタノダンディ 牡2 590 松田道 村上慎 青毛 逃
十勝2位
  10 シンエイララ 牝2 570 西謙一 久田守 鹿毛 差
南北海道4位
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「ヤングチャンピオンシップ」の概要と傾向
  毎年暮れに行われるばんえいならでは名物レースの一つ。平地競馬でも年末には「2歳優駿」や「フューチュリティS」などの2歳総決算のレースが行われるが、ばんえいの場合は年度末に最高峰のイレネー記念があるため、年末は特殊な選抜レースとしてこの「ヤングチャンピオンシップ」(当欄ではヤングCSやYCなどと略する)が行われる。のレースの出走条件は極めて特殊で、馬産地を十勝、釧路、北見、北央、南北海道の5つの地区に分け、予選(産駒特別)が行われ、それぞれ上位2頭の馬が出走できる。各地区を勝ち上がってくるため、「ばんえい甲子園」と呼ばれている。したがって予選で敗退すれば、ナナカマド賞を勝った有力馬でも出走できずドラマが生まれる。
 地区では帯広競馬場のある十勝地区が最もレベルが高いとされており、過去10年で十勝産駒が6勝している。しかし、他地区の馬も健闘しており、過去5年で2勝している釧路産駒など各地区代表が健闘している。南北海道産駒の優勝はないが、昨年は連対しており、チャンスはある。
 人気面では、過去10年1番人気は(5,2,1,2)と安定。優勝馬は全て3番人気以内となっており、上位馬が安定しているが、2着、3着には下位人気も入っている。タイムは1分30秒前後で、軽めの馬場でのスピード勝負と言える。馬体重1000kg以上の馬が過去10年で8勝と成長力もポイント。牝馬の優勝は前身のヤングクラウンズカップ時代の2003年エンジュオウカンただ1頭で牡馬勢が圧倒的に有利。騎手では鈴木恵介騎手が4連覇を含む5勝と大きくリード、あとは松田騎手が2勝している。

今回のみどころ
  このレースはまず出走できることが大きなハードルで、今年はナナカマド賞に勝ったアバシリサクラが十勝産駒特別で敗れて出走できない。今年のこの世代は元々混戦模様だが、特に予選では有力馬がことごとく敗退し、ナナカマド賞に出走した馬は3頭のみ、しかも上位は2着に入ったネオキングダムのみで、同レース8着、9着に沈んだキタノダンディ、アルジャンノオーがかろうじて出走にこぎつけている。それだけに今年のこのレースは大混戦。現在下位クラスの馬でも大いに勝てるチャンスがありそう。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 アルジャンノオー:能検1番時計でデビュー時は勢いがあり、スタートから他を引き離すような強さを見せていたが、重賞ナナカマド賞で先行しながら直線で失速、それ以降自信を失ったように走れなくなった。しかし北見産駒特別では立て直して、直線の接戦でも粘って2着に入った。自分でレースを引っ張る流れに持ち込みたい。
 2 ジェイスター:レベルの高い十勝産駒特別で大接戦の追い比べの中最後で抜け出し、9番人気ながら優勝してここに駒を進めた。デビュー時は700kg台の馬体重で非力が目立ち、能検も2回目で合格、最初は障害も越えられなかったが、近走は力を付けてしっかり対応できるようになってきた。軽馬場なら本領を発揮しそう。
 3 ホクセイジョーカー:能検3番時計でデビュー後も連勝と、その先が期待されたが、その後障害で失敗し苦手意識を持ちはじめてか苦戦が続いた。しかし予選の北央産駒特別では、じっくり構えて障害3番手から一気に前をかわして優勝、ここの出走権を得てきた。スピードと切れ味を持っているので、障害を越えれば勝負になる。
 4 カイセキングオー:能検は2回目で合格するなど、デビュー時は走りがぎこちない部分があったが、徐々に自分の走りを身につけ、青雲賞では後方からじわじわ追い上げての5着、そして北見産駒特別では他の有力馬との直線でのたたき合いを制して優勝した。障害はこなせ、切れ味もある。他には惑わされないが速いペースは好まない。
 5 コウシローレディ:有力の牝馬勢が予選でことごとく敗れ、出走中唯一選抜での牝馬となった。特別戦は牝馬戦の白菊賞で好位置に付けたが伸びがなく7着。障害が苦手な方で崩れることもあるが、一旦越えられれば好勝負に持ちこめる。釧路産駒特別でも有力馬をしっかりマークしながら進み、最後を接戦から2着に食い込んだ。
 6 ジェイマーサ:デビューはやや遅れたが、緒戦で圧勝した後連勝。その後が期待されたが、Aクラスに入って壁に当たり苦戦が続いた。その後はクラス慣れして上位に入るようになり、予選の南北海道産駒特別では1番人気に推され、障害でふらつきながらも立て直して2着に入った。基本は好位置から抜け出して粘り込む差しタイプ。
 7 ネオキングダム:今回のメンバーでは唯一6勝しており、賞金ランクも最上位。重賞ナナカマド賞では一旦先頭に立つなどの見せ場も作り2着に入った。その他特別戦の青雲賞でも好位置につけ2着、そして当レース予選の釧路産駒特別では他馬の追随を許さない貫禄勝ちで勝ち上がった。障害は巧者の部類、直線で長い脚が使える。
 8 ショウリノホシ:第3回の能検を経て、デビュー後は目立たない存在、クラスもBクラス中心であったが、徐々に力を付け上位安定、そして北央産駒特別では先頭で障害を降りてから最後のたたき合いを粘って2着に入ってここに進出した。安定性と先行力は父インフィニティー譲りか。障害もしっかり対応できる。粘り切れれば。
 9 キタノダンディ:馬格があり完成度が高かったこともあってデビュー時から力を発揮、先行力で押して障害を溜めてしっかり上げて、直線で粘っていくのがこの馬のスタイル。しかし一度障害で失敗してからはやや自信のない走りが続いている。しかし十勝産駒特別では接戦に持ち込み粘って2着に入った。スムーズに前に行ければ。
 10 シンエイララ:南北海道産駒特別は4着だったが、同レースに勝ったキリンゴウが回避したため急遽この馬にチャンスが回ってきた。しかし自己条件はB-5組と上位とはかなりの力の差がありそう。能検は1回目で合格しているものの800kg半ばの小柄な馬で力不足は否めない。ただ先行力があり軽馬場になると一変する。

展開予想
  経験が浅い馬が多く、この時期は脚質も確立していないので、展開を読むのは非常に難しい。一時雪の予報は出ているが、降水は少なそうで、平均的な馬場となるか。そうなるとやはり実績のある馬が前に行きそう。これまでの状況から、キタノダンディとアルジャンノオーあたりが前に行き、ショウリノホシあたりが付いて行く展開か。ネオキングダムは控えるタイプだが相手関係から前に押し出される可能性も、ジェイスター、カイセキングオーあたりがこれに続くだろう。障害はどの馬も慌てなければほぼ問題く越えられそう。アルジャンノオーはこの時点で引き離したい。キタノダンディは障害への対応がカギ、その間にネオキングダムが差なく障害をさばいてくれば勢いはこの馬が上だろう。各馬がもたつくようだと、カイセキングオーやさらに後方からホクセイジョーカーあたりが勢いをつけて突っ込んできそう。

【はむ!の見解まとめ】
  先にも述べたが、今回の2歳戦線は群雄割拠、そして予選の各産駒特別で有力馬がことごとく敗退するなど、混戦模様。しかし、いつもの年より雪が少なく馬場が乾き気味なので、例年より力勝負になる可能性がある。波乱要素も考えたいが、今回の出走メンバーでは現時点ではやはり◎(7)ネオキングダムが一歩抜けている。ある程度好位置で走れそうで、展開的にも有利だし、障害も上手で崩れることはまずない。前走の着外はやや気になるところではあるが、トップハンデと調整段階であったことによるものでさほど問題ないだろう。軸として信頼できる。
  相手にはやはり実績のある○(1)アルジャンノオーか。デビュー当初の勢いからすると近走の崩れはかなり気になるところだが、元々スピードは持っている馬なので、きっかけをつかめれば元の強さが戻ってくるだろう。その兆しは見え始めているので、今回のメンバーなら自分の走りができそう。単穴として▲(9)キタノダンディを持ってきた。この馬の持ち味は先行力。ポイントは障害だが、逆に落ち着いた流れになってじっくり対応できれば、直線ではしっかり伸びてくるし、有力馬の多い十勝産駒特別では勝負根性のあるところも見せている。
  追い比べなら△(4)カイセキングオーの末脚にも警戒したい。僚馬ネオキングダムの陰に隠れがちで目立たないが、じわじわ伸びて粘り強い。北見産駒特別でもアルジャンノオーとのたたき合いを制している。さらには注(3)ホクセイジョーカーも切れ味のある馬で一発の魅力がありそう。11月に亡くなった西康幸調教師の遺志を伝えたいところ。その他では(2)ジェイスター(6)ジェイマーサのジェイ軍団にも注目、特にジェイスターは馬場が軽くなれば動きがさらに良くなりそうで上位進出も

はむ!の馬券狙いどころ:
  年末年始シリーズは資金的にも大変だが、このレースあたりでしっかり取れれば後が楽なのだが。
  力の差はあるメンバーなので絞りやすいとは思うが、馬券を取るための組み合わせは難しそう。堅そうではあるので、一応はネオキングダムを頭に、シーズン前半では強かったアルジャンノオーや、面白いとこではキタノダンディやカイセキングオーなど、何点か流してみる。ワイドはジェイ軍団2頭から。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 7=1=9,4,3 マルチ 合計18通り 各100円
      7=1→9,4,3,2 合計8通り 各100円
      7→9,4,3→9,4,3,2,1 合計12通り 各100円
  枠複 7=1,8 合計2通り 各500円 合計 4,800円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 7 700円
  ワイド 2=7,1,9,4,6 6=7,1,9,4 合計9点 各100円
  合計 1,600円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、年内には報告したいと思います。

【コラム】年末に際して
  一言だけ。来年は早く通常が戻りますように。