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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2020年5月11日月曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】回顧・第13回カーネーションカップ(5/10)

ばんえい重賞レース回顧
第13回カーネーションカップ(BG3)-2020年5月10日-10R 200m直 雨 2.4%
  1着◎(1)ナカゼンガキタ(藤本匠) 1分33秒2
  2着▲(10)ミスタカシマ
  3着△(9)ヤマノホシ
   単勝 1 190円(1番人気) 馬複 1-10 580円 三連単 1-10-9 12,790円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○等は、はむ!の当初予想印)

  今年から復活した牝馬重賞、第13回カーネーションカップは、1番人気の6歳馬ナカゼンガキタが障害2番手から直線すぐに抜け出し他馬を引き離して大差勝ち。重賞は3歳時のばんえいオークス以来2度目の制覇となった。藤本匠騎手、松井浩文調教師とも先週のばんえい十勝オッズパーク杯に続く重賞連勝、このレースは初優勝、藤本匠騎手は通算重賞73勝目、松井浩文調教師は通算重賞65勝目。

レース振り返り
  この日の帯広は、午前中から雨模様で、雨量も増え、馬場は滑りやすい軽馬場となっていた。
  レースは、ややばらついたスタートで、第1障害でサンシルクラポピーとイズミクィーンらが後方に回った。先頭はシンエイボブとジェイカトレアが積極的に行きこの2頭がやや前に、ヤマノホシ、アフロディーテが続き、ミスタカシマも前の方に付いて行く。これら5頭が先頭集団を形成、フェアリースズとナカゼンガキタが中団、あとの馬は遅れ気味。そして、各馬刻みも入れずスピードを上げながら第2障害に向かう。そして4~5頭がバラバラと第2障害手前に到着。ここまで44秒とかなりのハイペース。
  障害手前で一旦止めてからすぐ、最初に障害を仕掛けたのがヤマノホシ、そしてシンエイボブが続く。ヤマノホシは一歩一歩踏みしめて進み先頭で障害を降りた一方、シンエイボブは坂の中腹でストップ。さらにアフロディーテとミスタカシマが坂にさしかかり、そのうちミスタカシマは坂の頂上付近で軽く膝を折りストップ、アフロディーテは力を入れながらなんとか障害を越えた。その間にこれらを見るように最内からナカゼンガキタが障害をスムーズに越え、その勢いでアフロディーテをかわし2番手で前を追った。アフロディーテが3番手、ミスタカシマもすぐに立て直し4番手、同じく立て直したシンエイボブが5番手で降りた。
  先頭争いは、ナカゼンガキタが勢いを付け、先頭を行くヤマノホシにもすぐに追いつき逆転。そしてどんどん差を広げていく。ヤマノホシも前とは離される一方だが、アフロディーテ以下の後続にはわずかにリードを保ちながら進んでいく。先頭のナカゼンガキタがさらに大きく引き離し、スピードも緩まず、最後は10m以上の大差を付けてゴール。圧勝だった。2番手は、粘るヤマノホシに、残り30mあたりでアフロディーテをかわしたミスタカシマがじわじわと外から並びかけ、残り10mでヤマノホシとミスタカシマが全く並び、デッドヒートの末、最後ゴール直前でミスタカシマがわずかに前に出て2着、ヤマノホシが3着、その後はややスピードの落ちたアフロディーテを、追ってきたシンエイボブがかわして4着に入った。アフロディーテは5着、4歳馬ジェイカトレアは障害で遅れ、最後追ったが6着まで。

次走へのメモ
ナカゼンガキタ(1着):終わってみれば圧勝。軽めの荷物に雨降りの軽馬場、この条件を完全に自分のものにして、完璧な走りであった。前半慌てずに中団につけたことで障害もなめらかに対応していたように見える。体調も良さそうでオークスを勝ったころの勢いが戻っていた。これでオープン手前のA1クラスに格付け、今後、当面荷物が軽めで好調が続いている間は特別戦に出走し、もう少し勝ち星を重ねれば古馬重賞に出走するチャンスも。
ミスタカシマ(2着):近走成績が崩れている上に、トップハンデ、端枠そして馬体重減と不安な要素ばかりであったが、膝を折りながらも最後は2着に粘り込むあたり、この馬のポテンシャルの高さを見た。まだ5歳、これから徐々に立て直せれば、牝馬代表として古馬重賞戦線に参戦することも可能。
ヤマノホシ(3着):ハナに行きたかったところだが、軽馬場となって速いペースになったことで無理には前に行かず自分のペースで走った。それが結果的に最後の粘りにつながったといえる。大レースへの対応は年長馬らしさといったところか。自己条件ならまだまだ勝ち星を上げられそう。
シンエイボブ(4着):やはり差し馬には軽馬場は厳しかったか。前半から遅れないようについて行ったが、やはり障害で一歩立ち止まってしまった。直線はこの馬らしくしっかり追ったが、前が速く追いつかなかった。今後もこの馬にとって障害がポイントか。
アフロディーテ(5着):位置取りも悪くなく障害も止まることはなく、この馬の走りはできていたと思われる。ただペースが速くなってしまい追いつくのがやっとだった。5着だったが、2着までは4秒差と大敗した感はなく、今後巻き返し可能。
  その他では、4歳馬ジェイカトレア(6着):は積極的に攻めたものの、やはり馬場が軽すぎて途中で付いて行けず、障害でも立ち止まった。今回は厳しかったが良い経験にはなったのでは。イズミクィーン(7着):も追い込み馬としては前が速くなりすぎた。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 単勝 1 6枚  枠複 1-8 5枚 三連単 1-10-9 1枚
  ナカゼンは雨降り馬場も生かして楽なレースを見せたね。牝馬レースは目移りするところだったが、やはり実績+調子の良い馬が来た。そしてミスタカシマもやはり実力のあるところを見せていた。調子が良ければさらにやれるのでは。ヤマノホシもよく粘ってくれた。ほぼ狙ったように来てくれて良かった。
  馬券の方も◎▲△で入ってくれて、三連単で久々の万馬券。1枚だけなので大もうけというわけには行かなかったけど、この後2,3戦遊べそうな資金が出来たのは良かった。重賞は1か月半ほど開くけどプラスを持続したいね。
  今回収支 +10,880
   (通常分) +11,040  (配当)15,540 (投入)4,500
   (単複・ワイド) -160  (配当)1,140 (投入)1,300
  今年度累計 +13,030(5/10・カーネーションカップ終了時点)
   (通常分) +12,240 (配当 21,120 - 投入 8,700)
   (単複・ワイド) +610 (配当 3,310 - 投入 2,700)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。(新年度バージョンになっています)
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2020データ・馬券成績表)

  次回はしばらく間隔が開いて6週間後の6月21日(日)、今年から開催時期が繰り上がった古馬重賞、北斗賞(BG3)です。予想は前日までにアップしたいと思います。

2020年5月9日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】重賞予想・第13回カーネーションカップ(5/10)

  新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言が延長され、ばんえい競馬の行われている北海道は13の特別警戒地域に入っています。このことから、ばんえいの無観客競馬は6月1日まで延長されることになりました。つらい日々は続きますが、もうしばらくの辛抱です。なんとか早く競馬場に賑わいが戻ることを願いましょう。さて、今週は、今年から重賞に復活した牝馬の一戦、カーネーションカップです。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第13回カーネーションカップ(BG3)
(2020年5月10日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 3歳以上牝馬オープン)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
ナカゼンガキタ 牝6 670 藤本匠 松井浩 鹿毛 先
  サンシルクラポピー 牝5 670 松田道 鈴木邦 栗毛 差
テツアズマ 牝5 660 菊池一 松井浩 青毛 追
  シンエイボブ 牝6 670 渡来心 久田守 鹿毛 差
  フェアリースズ 牝6 670 島津新 岩本利 栗毛 先
  イズミクィーン 牝6 660 村上章 小北栄 芦毛 追
ジェイカトレア 牝4 650 藤野俊 平田義 青毛 先
アフロディーテ 牝5 670 西謙一 西弘美 栗毛 逃
ヤマノホシ 牝8 660 赤塚健 長部幸 鹿毛 逃
10 ミスタカシマ 牝5 690 鈴木恵 槻舘重 栗毛 差
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「カーネーションカップ」の概要と傾向
  かつて2009年~2年間重賞として行われ、その後は特別戦に格下げされていたが、2018年から準重賞に再格上げ、そして今年から古馬牝馬の重賞として復活した。実施回数は特別戦時代から通しで付され、今回が第13回となる。一旦格下げされていたのは、ばんえい競馬が数年前まで非常に運営が苦しかったことや、馬資源の不足で繁殖牝馬を確保する必要もあって、牝馬自体が少なくなっていたのもあるか。現在まだその状況が劇的に改善されたわけではないが、売上が回復し少しずつ改善の兆しがみえることから今回の重賞復活に至ったと思われる。これまで古馬の牝馬重賞はヒロインズカップしかなかったので、この復活は歓迎すべきところ。
  特別戦時代を含む傾向として、過去10年で1番人気は(5,0,1,4)と勝ち負けがはっきりしている。強い馬は強く連覇も多いが、人気馬が障害などで失敗し大敗するパターンもしばしば見られる。やはりこの時期の牝馬の特徴でもありそう。但し、勝ち馬は全て4番人気以内となっており、下位の馬が逆転することは難しそうだ。今年は重賞となり重量加増となることはさらに上位馬に有利に働くか。年齢別では4歳~8歳以上とそれぞれ2勝ずつと有利不利は少ない。騎手別では鈴木恵介騎手が重賞時代2勝を含む4勝と現役トップで抜けている。

今回のみどころ
  今年重賞に復活したカーネーションカップ。古馬牝馬の一戦で、ヒロインズカップの再戦的位置づけでもあるが、ヒロインズカップより重量が軽く、メンバーも入れ替わっており、また新たな展開が期待される。賞金順で抜けているミスタカシマ、ヒロインズカップを勝ったアフロディーテら5歳馬のイキが良さそう。対する6歳馬勢はフェアリースズ、ナカゼンガキタらに一日の長がある。昨年のオークス馬4歳馬ジェイカトレアの挑戦も注目。新たな歴史の1ページを刻む馬はどれか。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 ナカゼンガキタ:6歳馬。転厩などもあり3歳でオークスを優勝したことが過去のように思える。昨年も常に安定した成績は上げていたが、今一歩決め手がなく2勝に終わっている。障害力と安定感があり、切れ味も持っているので流れに乗れば。
 2 サンシルクラポピー:5歳馬。重賞勝ちこそないが上位で活躍し存在感を見せている。よく引き合いに出される半兄のオイドン同様、スピード抜群で軽量戦の疾風賞で勝っている。障害は苦手だが、一旦越えてくれば前に届くだけの鋭い切れ味がある。
 3 テツアズマ:5歳馬。昨年のクインカップ(7着)以来2回目の重賞挑戦。切れ味鋭く直線でのスピードは相当のものを持っているが、障害はかなり苦手で特に二の腰が入らない。小柄なこともあって非力感がある。しかし荷物が軽くなれば一変も。
 4 シンエイボブ:6歳馬。重賞勝ちはないが3歳時にオークス2着、柏林賞3着などの実績がある。障害が苦手で全く動けない時も多いが、一旦越えてくると鋭い切れ味と粘りの走りで上位に食い込んでくる。人気薄なら一発の魅力があり侮れない。
 5 フェアリースズ:6歳馬の牝馬ランク1位。地味な存在ではあるが、堅実な走りと障害力でここまで上がってきた。ヒロインズカップでもじわじわ伸びて最後は粘っての3着。馬体もしっかりしている。今回の負担重量も手頃で力も出せそう。
 6 イズミクィーン:6歳馬。人気馬で血統的にも毛色的にも注目されている馬だが、出世が遅れたこともあり今のところ目立った実績はない。障害はこの馬自身が意識していると思わせるほど苦手。降りてからの脚は抜群なだけに、前半流れに乗りたい。
 7 ジェイカトレア:4歳馬。黒ユリ賞、オークスで勝つなど同世代牝馬では実績で一歩抜けているが、古馬との対決が少なく未知数。1月以来休養に入り立て直しを図ってきた。基本は中団に構えての差しタイプだが先行することもある。障害はまずまず。
 8 アフロディーテ:5歳馬。同世代のミスタカシマの後塵を長く拝していたが、BG1ヒロインズカップでは積極的に攻めて逃げ切り勝ち、初重賞制覇で勢いがついている。ここにきて馬体も充実、力強さも出てきた。前に行ければ重賞連覇も。
 9 ヤマノホシ:8歳馬。重賞は過去3戦に出走し、一昨年のヒロインズカップで4着の実績。大型馬で力強く、抜群の先行力がある。障害は越えられるが反応は鈍い。昨年、準重賞であったこのレースで逃げて2着に粘っており、荷物的には丁度よさそう。
 10 ミスタカシマ:5歳馬だが重賞6勝の実績はメンバー随一。しかしヒロインズカップではトップハンデとは言え謎の大敗、ポプラ賞でも大崩れと、ここにきて精細を欠いているのが気になるところ。立て直せていれば実力はずば抜けているはず。

展開予想
  昨年までのこのレースはスピードで押していくことが可能だったが、重賞に昇格して基礎重量が20kg増となり、それなりに力は必要となる。ただ雨の予報が出ており、馬場が軽くなることが考えられるため、各馬の位置取りがポイントになる。先行馬はヤマノホシ、まずはハナを取りに行くだろう。これについて行くのはアフロディーテ、フェアリースズあたりか。ナカゼンガキタ、ジェイカトレアも好位置には付けたい。ヤマノホシは障害もまずまず越えられそうだが、直線どこまで持ちこたえられるか。アフロディーテやナカゼンガキタは越えてくれば直線も伸びてくる。トップハンデのミスタカシマはこれらを見るように行くだろうが、あまり遅れると追いつけない。前が止まれば、シンエイボブ、イズミクィーンあたりが後方から伸びてくる。

【はむ!の見解まとめ】
  メンバー的にはヒロインズカップの再戦かと思いつつ、この季節は馬自身の体調の変化もあり牝馬ならその傾向は顕著、そして荷物が軽くなり今年は雨も降りそうということで、意外な展開も考えられる。4歳馬ジェイカトレアの存在も不気味だ。
  なかなか読めず難解だが、最も安定度が高そうということで、6歳馬◎(1)ナカゼンガキタを本命に推す。存在は地味だが、障害力には定評がありじわじわ伸びてくる脚がある。このレースも2着1回、3着1回と好成績。ヒロインズカップの時は馬体も減っていて体調は万全そうでない中、差のない5着に粘り力のあるところを見せている。近走は調子が上がっており、なお走れる状態にある。軽馬場も歓迎。軸に。   対抗は、いろいろ目移りするところだが、やはり今年のヒロインズカップを勝つなど、力を持っている○(8)アフロディーテにした。この馬も流れに乗ればしぶとい。ここ数戦は大敗しているが、これは相手関係によるところが大きい。牝馬同士なら力は上。そして大御所▲(10)ミスタカシマ。ここ数戦は不本意な成績が続き、体調面でも心配だが、やはり今回のメンバーに入れば格は上。巻き返しは十分可能とみる。パドックも見て判断したいところ。このレースに実績のある8歳馬△(9)ヤマノホシも軽馬場なら無視できない。前半うまくリードを保っていければ前残りも。
  あとは、未知数ながら注目したいのが4歳馬注(7)ジェイカトレア。今回は一線級を相手に胸を借りる立場ではあるが、昨年のオークス馬としてどこまでやれるか。その他では(4)シンエイボブ、そして(6)イズミクィーンら切れ味のある馬らが、一旦障害を越えてくれば怖い存在となる。しかしアテにしづらい面もあり、そのあたりをどうとらえるか。あとの馬も、障害さえ降りられれば鋭い追い込みが見られそうな馬が多く、無視はできない。

はむ!の馬券狙いどころ:
  オッズパーク杯では、安いながらもプラスに持って行けて幸先はまずまず良しということで、このままの調子を維持したい。今回は難しい牝馬重賞だが、なんとか当たってプラスをキープできれば。
  それにしても今回は難解なレース。あれこれ目移りもする。したがってナカゼンガキタを軸にしつつも、一発のある馬も多いので、ここはやや手広くいきたい。漏れた分はワイドでもカバーしたいと思っている。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 1,8,10=1,8,10→1,8,10,9,7,4 合計24通り 各100円
      1,8,10 BOX 合計6通り 各100円
  枠複  1=7,8 7=8 合計3通り 各500円 合計 4,500円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 1 600円
  ワイド 7=1,8,10,4 4=1,8,10 合計7点 各100円
  合計 1,300円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。

【コラム】ばんえいアワード
  前回、昨年度のリーディングの話をしましたが、ばんえい競馬では、4年前から騎手を含め、昨年度に活躍した馬や関係者などを表彰する制度「ばんえいアワード」(帯広市と楽天競馬などが主催)が実施されています。今年も2019年度の表彰が行われ、ベストホースにはばんえい記念馬のオレノココロ、ベストジョッキーはやはりリーディングの鈴木恵介騎手が選ばれました。そのほか、各年齢別の最優秀馬や最優秀生産者、最優秀厩舎などが選ばれています。(詳細はばんえいアワード結果発表へ。)その中でも、特別賞として、31連勝の競馬の日本記録を打ち立てたホクショウマサル、デビュー23年目で初めて重賞制覇した中山直樹騎手が選ばれたことが特筆ものです。結果を出した馬や人だけでなく、日々の努力に対しても表彰の対象となる制度、これは今後も関係者の方々のモチベーションとして続けていっていただきたいものです。

2020年5月4日月曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】回顧・第14回ばんえい十勝オッズパーク杯(5/3)

ばんえい重賞レース回顧
第14回ばんえい十勝オッズパーク杯(BG2)-2020年5月3日-10R 200m直 晴 0.8%
  1着◎(5)コウシュハウンカイ(藤本匠) 1分57秒9
  2着△(9)オレノココロ
  3着注(1)センゴクエース
   単勝 5 310円(1番人気) 馬複 5-9 330円 三連単 5-9-1 2,250円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○等は、はむ!の当初予想印)

  今シーズン最初のばんえい重賞、第14回ばんえい十勝オッズパーク杯は、1番人気に推された10歳馬コウシュハウンカイが障害を先頭で抜け出し快勝。このレース3度目の制覇で6年連続連対。1月の帯広記念以来通算14勝目。藤本匠騎手も同馬で帯広記念に勝って以来重賞72勝目。松井浩文調教師はこのレース6勝目、通算64勝目。

レース振り返り
  シーズン当初で砂の入れ替えやソリのズリ金が新しくなったことにより力が要る状況になっている上に、帯広は降水が少なくこの日は昼間30℃近くまで気温が上昇、馬場は乾燥して力のいる馬場になっていた。
  レースは、スタート直後からアアモンドグンシンが勢いよく飛び出した一方、ホクショウマサルが立ち後れ最後方。第1障害までにキタノユウジロウ、シンザンボーイもやや後ろから行き、ばらついた展開となった。第1障害を越えてからは後方の馬も少しずつ前に近づき、前と差のない位置へ。先行争いは、アアモンドグンシンにミノルシャープ、これにオレノココロも早めに前に付け、各馬刻みを入れている間にシンザンボーイあたりも先頭に追いついた。コウシュハウンカイ、センゴクエースはこれを見るような形で中団を進んだ。第2障害手前にはミノルシャープ、シンザンボーイあたりが心持ち先に到着するも、後続もすぐに追いつき7、8頭が一線に並んだ。ここまで60秒と平均ペース。
  各馬息を入れた後、障害を先に仕掛けたのはミノルシャープとアアモンドグンシン。しかし天板手前あたりでストップし、その後膝を折った。その間に、コウシュハウンカイ、コウシュハレガシー、オレノココロがほぼ同時に障害に挑戦。そのうち、オレノココロは勢いよく天板まで脚がかかったもののそこでストップ。その間にコウシュハウンカイがしっかり踏み込んで障害を越え、先頭で直線に入った。その他の馬は障害で苦戦、その中でコウシュハレガシーがふた腰ほどかかって障害をクリアし2番手、立て直したオレノココロが3番手、最内で一歩一歩進んでいたセンゴクエースが4番手、一旦膝を折っていたミノルシャープが5番手で障害を降りた。
  先頭を行くコウシュハウンカイは後続をさらに引き離し残り20m付近で7~8馬身差の大きなリード、2番手争いはコウシュハレガシーが失速するところをオレノココロとミノルシャープ並びかけ一団で進む。そこからオレノココロが抜け出し、激しく前を追い、集団の後方にいたセンゴクエースも3番手まで上がって前を追った。しかしながら、前のコウシュハウンカイとは依然大きな差があり、コウシュハウンカイは最後若干スピードは緩んだものの、そのままゴールを駆け抜けた。オレノココロは前には追いつかなかったが2着をキープ、センゴクエースも追ったが前とは脚色が同じになり3着までとなった。ミノルシャープもしっかり歩いていたが勢いはなく4着、なお、3番人気のホクショウマサルは終始後方を進み、障害でも反応が鈍く8着に終わった。

次走へのメモ
コウシュハウンカイ(1着):斤量、馬場ともにこの馬の最大の力を発揮できる条件が揃っていた。障害も実に上手で騎手とともに安心感があった。前半あえて前に行かず中団に控えていたのも障害での自信があってこそだろう。今後だが、この馬は出続けた方が調子をキープできそうなイメージもあるので、ハンデ差が少ない間は、古馬重賞戦線に出走していくだろう。さしあたり6月の北斗賞で追ってくるライバルたちを迎え撃つことになるか。
オレノココロ(2着):前年度のばんえい記念馬がこのレースに勝てないというのがジンクスになりつつある。レース運びには問題なかった。障害では天板まで来ていただけにやや惜しい感じはするが、ただ今回は勝ち馬に完璧なレースをされたというところか。北斗賞では当然巻き返してくるだろう。
センゴクエース(3着):最内に入ったからか、若干恐る恐る走っていた感はある。ただ障害は他馬の流れに巻き込まれなかった分、慌てず崩れなかった。前が速かったので追いつかなかったが、力はまずまず発揮できていた。次の狙いは当然連覇を狙う北斗賞。そろそろ久々の重賞勝ちが欲しい。
ミノルシャープ(4着):今回は障害で膝を折ったのが全て。この馬は障害力があるはずだが時折このようなミスが出る。直線で先頭へ行けないとこの馬の持ち味は半減する。しかし最後まで詰まらずに走りきれたことは粘りが増していることの表れか。流れに乗って行ければ巻き返し可能。
アアモンドグンシン(5着):前半は攻めていったものの障害で崩れてしまった。直線の脚は鋭かっただけに、どうしても障害などに注文がつくのがこの馬の泣き所か。ただ5歳で果敢に挑戦したばんえい記念の影響はかなり薄まったように見える。落ち着いて走れれば上位争いも。
  その他では、コウシュハレガシー(6着):は最後は力負け感はあったものの、障害を2番手で抜け出すなど見せ場は作った。オープン特別あたりではある程度やれそう。そして注目のホクショウマサル(8着):は出足から動きが悪く障害も止まっていた。連勝中の時の勢いが見られず、若干疲れが残っているのか。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 単勝 5 7枚  枠複 5-8 4枚 三連単 5-9-1 2枚
  コウシュハウンカイやっぱりここでは強かったね。まさに横綱相撲を見せてもらった。オレノココロやセンゴクもさすがというところ、一方ではマサルがやや心配だね。動きが良くなかった。立て直しを期待したい。
  馬券の方は、◎△注だし、配当も安めなので、やや控えめに振る舞いたいところ。もう少し攻められなかったものか。ま、本命の単勝が取れたことと、トータルでプラスということで、幸先良いスタートと言って良いだろう。過去を見てもオッズパーク杯は比較的当たっているレースだと思う。あとはこの勢いを続けていきたい。
  今回収支 +2,150
   (通常分) +1,380  (配当)5,580 (投入)4,200
   (単複・ワイド) +770  (配当)2,170 (投入)1,400
  今年度累計 +2,150(5/3・ばんえい十勝オッズパーク杯終了時点)
   (通常分) +1,380 (配当 5,580 - 投入 4,200)
   (単複・ワイド) +770 (配当 2,170 - 投入 1,400)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。(新年度バージョンになっています)
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2020データ・馬券成績表)

  次回は来週5月10日(日)、今年から重賞に格上げとなった古馬牝馬の一戦、カーネーションカップ(BG3)です。予想は前日までにアップしたいと思います。

2020年5月2日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】重賞予想・第14回ばんえい十勝オッズパーク杯(5/3)

  新型コロナウイルスの影響が続いており、つらい新年度となりましたが、なんとか2020シーズンの幕開けとなりました。無観客で寂しい限りですが、早くこの状況が収まって、競馬場に人が戻ってくるのを祈ります。さて、今年度最初の重賞は、ばんえい十勝オッズパーク杯です。今年度ももちろん重賞予想続けますが、もう少し読者に参考にしてもらえるように頑張りたいと思います。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第14回ばんえい十勝オッズパーク杯(BG2)
(2020年5月3日(日)20:05発走 帯広10R ダ200m 4歳以上選抜別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
センゴクエース 牡8 720 菊池一 槻舘重 鹿毛 差
  アアモンドグンシン セン5 720 西将太 小林長 鹿毛 逃
  シンザンボーイ 牡9 720 渡来心 坂本東 栗毛 追
  コウシュハレガシー 牡5 720 藤野俊 平田義 栗毛 差
コウシュハウンカイ 牡10 720 藤本匠 松井浩 栗毛 先
  ソウクンボーイ 牡10 720 村上章 西邑春 鹿毛 追
ミノルシャープ 牡6 720 島津新 大友人 鹿毛 逃
  キタノユウジロウ 牡5 720 松田道 村上慎 栗毛 先
オレノココロ 牡10 720 鈴木恵 槻舘重 青毛 差
10 ホクショウマサル 牡9 720 阿部武 坂本東 鹿毛 差
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「ばんえい十勝オッズパーク杯」の概要と傾向
  ばんえいの新年度最初の重賞。2007年に帯広単独開催となって以降創設された重賞で今年で14回目。インターネット投票の先駆けでもあるオッズパークの名をレース名としている。出走条件は前年度の賞金上位馬というやや特殊な出走条件。基本は実績のあるオープン馬中心だが、下位クラスでも前年度の活躍によっては出走のチャンスがある。
  傾向は、過去10年で1番人気は(3,5,1,1)と連対率8割でまずまず。勝ち馬は全て3番人気以内に入っており、それ以下の人気の馬が絡んでくるのは苦しい。馬券も堅く収まっている。シーズン当初でハンデ差がほとんどないことから実力馬が力どおり走れるといったところか。連覇又は複数優勝も多い。但し、その年のばんえい記念馬は過去10年で1勝のみとなっており、ばんえい記念で最大の力を出し切った馬はここはやや力を緩めているというところか。年齢については顕著な差はないが、過去5歳馬の優勝は2頭(カネサブラック、オレノココロ)のみで、いずれも後に大名馬となる2頭である。騎手別では松田道明騎手が過去3勝とトップ。

今回のみどころ
  前年度のスターたちが再集結。重賞の開幕にふさわしい好メンバーが揃った。ばんえい記念出走組と、6歳勢を中心とした若馬勢との対決が見もの。開幕初日に行われた前哨戦のスプリングカップでは、ばんえい記念で残り20mまで先頭を走ったコウシュハウンカイが意地を見せ勝利。一方、ばんえい記念の1~3着馬(オレノココロ、センゴクエース、ホクショウマサル)はいずれもスロースタート。特にホクショウマサルは連勝中にもなかった障害のミスで8着といずれも不完全燃焼に終わった。これらのばんえい記念組が重賞となってどのような走りを見せるか。一方では6歳馬ミノルシャープ、そしてばんえい記念にも出た5歳馬アアモンドグンシンら新興勢力がどう絡んでくるか。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 センゴクエース:昨シーズンは障害で苦しみ、重賞は1勝に終わったが、ばんえい記念でははるか後方から怒濤の追い込みを見せ2着に食い込んだ。障害さえ降りられれば力は上位。オッズパーク杯はこの馬にも適鞍のはずだが縁がなく、昨年は前哨戦で障害を失敗し出走すらできなかった。今回はじっくり攻めたい。
 2 アアモンドグンシン:昨シーズンは重賞2勝、5歳馬にしてばんえい記念にも挑戦、最後は力尽きたものの見せ場まで作った。しかしシーズン全体としては世代重賞で全て敗れるなど取りこぼしも多く、この馬の力は十分出し切れてないように見える。障害が課題ではあるが、それ以上に流れをつかめることがポイント。
 3 シンザンボーイ:9歳馬。晩成型で本格的な重賞参戦はここ2年ほど、昨シーズンはほとんどの古馬重賞に出走し。北見記念では念願の重賞初制覇を果たしている。近走は5着が5回と可もなく不可もなくといったところ、爆発力よりじわじわ伸びるタイプ。差し馬にしては障害は上手。今回は流れに乗れそうな条件だが。
 4 コウシュハレガシー:5歳馬。善戦タイプではあるが決め手に欠け重賞勝ちを逃していたが、正月のBG1天馬賞では終始持ち味の安定した走りを見せ、先頭でゴールを駆け抜けた。その後は古馬オープン相手に壁に当たった勘があるが、今回負担重量が軽くなるのは歓迎材料。脚質も自在で障害も崩れることは少ない。
 5 コウシュハウンカイ:昨シーズンはBG1を2勝。ばんえい記念でも最後の直線で一旦大きくリードしたが最後で失速。やはり重すぎるのは苦手か。しかし最強クラスであることには変わりない。オッズパーク杯は過去2勝で2着3回と得意としている。重量的にも適鞍か。今回は出足の早い若馬勢との折り合いもカギ。
 6 ソウクンボーイ:強い10歳馬の一頭。昨シーズンもコンスタントに出走、オープン2組のレースでは常に上位に入っている。重賞ではさすがに成績は上がっていなかったが、正月の帯広記念では追い込んで3着に食い込んだ。固めの動きで障害も時間がかかるが直線ではしっかり伸びてスタミナもある。調子も良さそう。
 7 ミノルシャープ:昨シーズンは本格的に古馬戦線に参加、常に上位に入っておりブレイクしたイメージがあるが、重賞勝ちはなかった。しかし持ち前の先行力で実力のある古馬勢を慌てさせており、存在感は十分見せている。課題は最後のスタミナだが、近走は粘り強さも増してきており、今回の斤量なら逃げ切り可能。
 8 キタノユウジロウ:5歳馬、昨シーズンはそれまで勝てなかった重賞を2勝しようやく本格化してきた。古馬重賞でも掲示板内に入りまずまずの成績を上げている。障害力や粘りもあり、流れに乗れれば力強さを発揮するが、後手に回るとズルズルと後退する傾向にある。今回は斤量も手頃なのでしっかり前につけたい。
 9 オレノココロ:誰もが認める現役最強馬。昨シーズンは当初好調ながら夏に大きく体調を崩し、立て直すのに時間がかかったが、年明けにはしっかり取り戻し、ばんえい記念では本来の強さを遺憾なく発揮した。オッズパーク杯も得意なレースで4勝目をめざすが、今度はスピードのある若馬勢との勝負になりそう。
 10 ホクショウマサル:連勝記録の方がクローズアップされ、トップクラスとの力量差が不明であったが、初めてのばんえい記念ではしっかり走りきって差のない3着、実力は証明した。今シーズンは記録の足かせもないので思い切って走れるのではないか。前哨戦では障害でのミスが出たが、1レースこなし立て直しは可能。

展開予想
  負担重量は昨秋より軽くなっているものの、砂の入れ替えやズリ金交換などで、それなりの力は要りそう。ハンデ差が小さいので実力馬もある程度スムーズに行けそう。序盤はやはりミノルシャープが出て行くか。アアモンドグンシンも体調が戻っていれば積極的に行きそう。ハナを奪いに行く勢いも。あとはコウシュハレガシー、そしてコウシュハウンカイも前に行っておきたいし、センゴクエースも障害を意識して早めに行くか。オレノココロ、ホクショウマサルはやや後方から行きそう、先行組はこれらが第2障害に到着するまでには仕掛けておきたい。

【はむ!の見解まとめ】
  今シーズン開幕日に行われた前哨戦のスプリングカップを見る限り、ばんえい記念組の出来落ちはほとんどないように見える。一方では荷物が軽くなるとそれが適鞍となる馬もはっきりしてきた。
  このことから、やはりここは過去2回このレース優勝経験がある◎(5)コウシュハウンカイの信頼は厚い。ばんえい記念では大いに見せ場を作ったが最後に荷物がこたえて失速。しかし今回の条件ならピッタリ合っているように見える。どんな場面でも障害は対処でき安定感は抜群、軸にはできるだろう。
  対抗には○(7)ミノルシャープにした。先行力があり、レースを作れる強みがある。課題は詰めの甘さだったが、最近はかなり粘りを増してきている。このあたりで結果を出したいところ。そして単穴に▲(10)ホクショウマサルを持ってきた。とにかく31連勝で臨んだばんえい記念で3着、前哨戦ではまさかの障害ストップはあったものの、ここはもう少し落ち着いて走れるので立て直してくるだろう。人気を落とす要だと逆に狙い目か。
  あとは、ばんえい記念馬△(9)オレノココロは疲れは自体は残っていないと見るが、全体の流れは速くなりそうで、その分追いつくのがやっとという感じになるか。しかしこのレース3勝の実績が物を言う。注(1)センゴクエースもばんえい記念で最後に2着に突っ込んで来たように、直線の走りは抜群だが、未だに障害がアテにできず、注意までか。さらには、(2)アアモンドグンシンもこのメンバーでも決して見劣りはせず、一発の魅力もあるが、自分で流れを作れないと厳しいか。騎手がデビュー時以来の西将太騎手に変わって一変の可能性も。他はやや離されている感があるが、5歳馬で動きの良い(8)キタノユウジロウや、10歳馬にして調子が上がってきた(6)ソウクンボーイあたりが入着圏内に割って入る候補になりそう。

はむ!の馬券狙いどころ:
  新年度第一弾、ここは最初からしっかり当てて今後に弾みを付けたいところ。
  やはり安定度でコウシュハウンカイから狙いたい。有力馬勢はいずれも障害が苦手なので、失敗したときのために手広く。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 5→7,10,9→7,10,9,1 合計9通り 各200円
      7,10→5→7,10,9,1 合計6通り 各100円
      7,10→7,10,9,1→5 合計6通り 各100円
  枠複  5=7,8  7=8 合計3通り 各400円 合計 4,200円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 5 700円
  ワイド 2=5,7,10,8 8=5,7,10 合計7点 各100円
  合計 1,400円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に当欄にて報告する予定です。

【コラム】2019年度騎手リーディング
  3月のばんえい記念の時に書いた昨年度の騎手リーディング争いですが、鈴木恵介騎手が10勝以上のリードを許していた阿部武臣騎手を3月に入って猛チャージし大逆転、最後は194勝と2位の阿部騎手に10勝の差を付けて、11年連続のリーディングとなりました。このような展開は昨年も一昨年も同じような感じで、阿部騎手がリードするところを3月に鈴木騎手が追いつき逆転。決して、鈴木騎手が馬に恵まれていたというわけではなく、下位人気の馬でも積極的に攻めてどんどん勝たせていました。一方、阿部騎手はその勢いに押されってか、惜しくも勝ちを逃す場面がしばしば見られました。そういう意味でも、改めて鈴木騎手のすごさを感じます。
  さて、新年度はどのような展開になるのでしょうか。141勝を挙げ3位に入った西謙一騎手、あるいは117勝で5位と6位を争った西将太騎手と島津新騎手、110勝で8位に入った菊池一樹騎手ら若手も一気に伸びてきており、これらが上位を脅かす存在になるとさらに楽しみです。

2020年4月18日土曜日

【はむ!と一緒にばんえい競馬2020】4/24~ばんえい2020年度シーズン開幕!

今年度もばんえい
コロナに馬けるな
  2020年に入って、日本のみならず世界を大混乱に陥れた新型コロナウイルス禍。なかなか出口が見えずつらい日々が続きます。何しろ正体が見えないというのが恐怖です。4月16日には全国を対象にした緊急事態宣言が出され、5月のGWまでは不要不急の活動は極力自粛ということで、全国的にいろんな活動がストップしています。スポーツイベントも行えない状況であることがつらいところです。競馬も然りです。それでも無観客でもなんとか実施が続けられていることは関係者の皆さんの努力によるところだと思います。それにしてもこういうことはいつまで続くのでしょうか。まずは少しでも希望が持てるようになることを祈るのみです。
  こういう状況の中、ばんえいの2020年度シーズンが始まります。ここ数年、右肩上がりで伸び続けていた売上、昨シーズンは310億円と、最も落ち込んでいた数年前に比べ3倍にもなっています。その売上の80%がオッズパーク、楽天競馬、SPAT4のネット投票によるもので、まさにネットさまさまですね。しかし、本来ならライブで声援を送りながら見るのが最も望まれるところです。ばんえいも今のところGWまでは無観客で寂しい限りですが、もうしばらくの我慢です。

  ところで、当欄も9年目に入りました。末永くお付き合いいただきありがとうございます。今年も遠方からではありますが、ばんえい競馬を応援していきたいと思います。予想はネットで得られる情報を自分なりに解釈していますが、どうしても時間が限られているので、いつものように重賞予想程度くらいにはなると思いますが、道外ファンの目線で読者の方と一緒に楽しんでいければと思います。

  馬券作戦もやはりお楽しみなので続けます。馬券を買ってこそばんえい応援ですからね。今年も1レース原則6000円以内とし、昨年同様に三連単中心馬券と単複ワイドに分けてやっていきます。今年こそプラスを狙いたいです。そして今年度は重賞が2つ増え27本となりました。1レース6000円とすると27Rで162,000円・・・これを多いと見るか、わずかと見るかは人によるけれど、サラリーマンにはかなり重たいですね。回収できなかったらお小遣なしよいということで。

  まあそんなわけで、今年もよろしくお願いします。

  ところで、新年度に入り今年も2歳馬たちがデビューします。これに先立ち、先日4月12日に第1回の能力検査が開かれ、164頭のデビュー前の馬たちが挑戦、71頭の合格馬が出ました。今後、第2回以降の能力検査を経てデビューする馬たちも含め新馬戦が繰り広げられます。
  今年も、筆者独自集計による合否別・タイム順一覧表(父母、毛色、生産地などの情報入り)を作ってみましたので参考にしてください。

  ・2020年 2歳馬・第1回能検(4/12)合格・タイム順一覧表

  さて、今年度最初の重賞は5月3日(日)ばんえい十勝オッズパーク杯があります。いつもの重賞予想は前日までに書きます。

それでは、今年度もばんえいを楽しんでまいりましょう。

2020年3月22日日曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】回顧・第52回ばんえい記念(3/21)

ばんえい重賞レース回顧
第52回ばんえい記念(BG1)-2020年3月21日-9R 200m直 晴 1.4%
  1着◎(7)オレノココロ(鈴木恵) 4分16秒0
  2着▲(2)センゴクエース
  3着注(6)ホクショウマサル
   単勝 7 220円(2番人気) 馬複 2-7 500円 三連単 7-2-6 1,700円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○等は、はむ!の当初予想印)

  ばんえいの古馬重賞でばんえい最高峰のレース、第52回ばんえい記念は、2番人気となっていた10歳馬オレノココロが障害を3番手で降りてから前の馬を追い込んで差し切り、2年ぶり3度目のばんえい記念制覇、重賞は通算24勝目で自己の持つ最多重賞勝利記録を伸ばした。鈴木恵介騎手はばんえい記念は4勝で重賞通算79勝目 槻舘厩舎はばんえい記念4連覇、重賞は通算63勝目。

レース振り返り
  帯広は前日にわずかな降水はあったものの、昼間は気温が上昇、馬場は急速に乾燥、風も強くかなり力の要る重馬場であった。
  レースはバラバラとしたスタート。その中でアアモンドグンシンが勢いよく第1障害を越え、センゴクエース、オレノココロそしてコウシュハウンカイが続いた。その後はかなり離れてソウクンボーイが続き、スタートで出遅れたホクショウマサルは、第1障害で一旦膝をつき苦戦しながら越えた。さらに遅れてカブトゴールドが続いた。
  その後、各馬刻みを入れながら一歩一歩に時間をかけながら進む。全体としてはセンゴクエースとオレノココロがやや前に行きつつも、アアモンドグンシン、コウシュハウンカイも刻みのタイミングで前に出るなど、出たり入ったりの展開。1,2障害の中間では遅れていたホクショウマサルも追いついて、5頭が横一線のまま、ゆっくりゆっくり第2障害手前へ。センゴクエースがわずかに先着、オレノココロ、コウシュハウンカイが続き、アアモンドグンシン、ホクショウマサルも追いついた。ここまで2分15秒とばんえい記念としても遅いペース。各馬障害手前でもかなり長い時間息を入れ障害へのチャレンジを伺う。そしてソウクンボーイ、カブトゴールドも追いついた。
  障害を最初に仕掛けたのはオレノココロ、そしてセンゴクエースが続くが、2,3歩でストップ。センゴクエースは一旦膝をついた。そしてアアモンドグンシン、ホクショウマサルも障害に取り付き同じく坂の中腹手前あたりで止まった。それらを見るようにコウシュハウンカイが挑戦し、やはり一旦止まったものの、2歩目で前に進み始め、坂の天板近くに脚がかかった。そして他の馬がかなり苦戦している間に、膝をつきながらも障害をクリア、先頭に立って最後の直線での逃げ切り態勢。後続の馬たちも懸命に坂に挑戦するが苦戦。
  コウシュハウンカイが大きくリードを広げ残り30mに達したところで、ようやく2番手で降りたのがアアモンドグンシン、そしてオレノココロが続き、かなり遅れてホクショウマサルが降りた。センゴクエースは何度も膝を折りながら懸命に立て直しを図る。その間にコウシュハウンカイは残り20m地点へ。しかしここで一旦立ち止まり、その後スピードが極端に落ちた。その間にアアモンドグンシンとオレノココロがじわじわ迫っていく。しかし残り20m手前でオレノココロの方が先にストップ、これにホクショウマサルが近づいて行った。アアモンドグンシンがさらに勢いを付けてコウシュハウンカイに並びかけるが、残り10mでストップ。コウシュハウンカイが再び前を行くがこれもストップ。後方からホクショウマサルがオレノココロをかわし、その場で膝から崩れてしまったアアモンドグンシンもかわして2番手へ、但しこちらも勢いが鈍る。その間に一息入れたオレノココロが再度激しく追い逆転。さらには動きの止まったコウシュハウンカイをもかわして、そのままオレノココロが先頭でゴールを駆け抜けた。2番手争いは各馬が止まっているところ、障害を苦しんでいたセンゴクエースがかなり離れた後方から一気に追い込んできて、残り5mで逆転、最後はオレノココロにも1馬身差まで迫る2着に入った。3着争いは、コウシュハウンカイとホクショウマサルの粘り合いとなったが、ホクショウマサルがわずかに前に出て3着、逃げたコウシュハウンカイは完全に脚が上がり結局4着に沈んだ。

次走へのメモ
オレノココロ(1着):これぞオレノココロと言える見事な勝ち方であった。スローペースになったことにより、前半から遅れを取ることもなく、障害もじっくり攻められたことで、コウシュハウンカイらにかなり先に行かれても逆転できる自信があったのであろう。ミスもほとんどなく、鈴木恵介騎手の絶妙な手綱さばきのもと、ばんえい記念はこう攻めるという手本のような走りであった。10歳馬だが少なくとももう1年は走ると思われるので、4度目のばんえい記念制覇を目標に、昨年苦しんだ夏をどのように過ごしていくかといったところ。まずは、年度明けのオッズパーク杯から始動か。
センゴクエース(2着):とにかく最後の直線は1トンの荷物があることを忘れさせるような豪快な末脚であった。それだけに障害での手間取りが惜しまれるが、時間がかかってもしっかり立て直せたことは収穫であろう。高い能力と、柔軟性があることは証明された。さらに年齢を重ねて脚がパンとしてくれば、もっと強くなるであろう。来年度の重賞戦線では障害への対応力をつけて、勝ち味を覚えていきたいところ。
ホクショウマサル(3着):連勝記録更新の期待もあって、最終的には1番人気に推されていたが、それにふさわしい堂々とした走りはできていた。出足で躓いたことや第1障害で苦しんだことは、この馬らしいことであり、全体にはさほど影響はなかったように思われる。勝ち馬とは重賞経験の差というところか。これで連勝の呪縛も取れたので、来シーズンは思い切り重賞戦線に挑戦してほしい。
コウシュハウンカイ(4着):障害力を生かして最後の直線で大きくリードし、今年こそは逃げ切りかと思われたが、残り20mを切ってからの失速が急であった。もう少し馬場が軽ければ粘れたかもしれないが、やはり重量適性の範囲がもう少し少ないところにあるのであろう。重賞戦線では来年度も中心的存在であることには変わりはないので、その勢いで次のチャンスに期待する。
ソウクンボーイ(5着):他馬の動きに動ぜずこの馬なりの展開を刻み、最後の直線もしっかり走りきった。勝ち馬と1分差と大きく離されたものの、2度目の掲示板内入賞で賞金も獲得、陣営としては納得のいく結果だったのではないか。強い世代の一角として来年度も引き続きチャレンジ、力も切れ味もあり、他の重賞では勝てるチャンスもあるだろう。
カブトゴールド(6着):格上挑戦ながら、最初から最後までしっかり歩ききった。得るものは大きかったと思われる。自己条件に戻っても、この経験を生かして自信を持った走りで勝ち星を重ね、そしてここに再チャレンジすることを期待。
アアモンドグンシン(中止):一瞬そのまま差し切るのではという見せ場を作ったが、やはり5歳馬には厳しかったか。最後の直線で倒れ込んだので心配されたが大過なかったようだ。素質の片鱗は見せたのでここはじっくり体を作って再度挑戦してほしい。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 三連単 7-2-6 3枚 馬複 2-7 5枚 単勝 7 10枚 ワイド 2-6 6-7 各2枚
  まずは、本当にばんえいの醍醐味を十分味わえたレースであった。4,5頭の馬が一瞬勝ったかと思わせる見せ場があり、最後のサバイバル合戦も見応えがあった。その中でもオレノココロはやはり強かった。そしてセンゴクの追い込み、マサルもさすが連勝馬であるところを見せたし、グンシンも最後は力尽きたが見せ場は十分だった。グンシンは倒れて心配だったが、無事だったようでよかった。馬券?もうどっちでも良いという感じ。でも一応ばんえい記念に関しては久々に各種馬券が入ってくれた。それぞれの配当が安いので、負けを取り返すほどには至らなかったものの、最後だけでもプラスにできたのは気持ちの良いものだ。また次シーズンも頑張っていきたい。
  今回収支 +2,180
   (通常分) +1,700  (配当)6,600 (投入)4,900
   (単複・ワイド) +480  (配当)2,880 (投入)2,400
  今年度累計 -36,960(回収率75.0%)(今年度最終成績)
   (通常分) -28,640 (配当 80,060 - 投入 108,700 74%)
   (単複・ワイド) -8,320 (配当 30,980 - 投入 39,300 79%)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2019データ・馬券成績表)

  これで今年度の重賞は全て終了、ばんえい競馬自体も24日の火曜日で今年度最終です。次回開催は1か月後の4月24日金曜日が初日、その前の4月12日には新しくデビューする2歳馬の能力検査もあります。また新年度最初の重賞は5月3日のばんえい十勝オッズパーク杯、さらにはその次の週の10日には牝馬重賞としてカーネーションカップが復活します。楽しんでまいりましょう。
  なお、当欄では来年も変わりなく重賞予想を続けたいと思いますが、少しスタイルを変えることを考えています。オッズパーク杯の前日にはアップしたいと思います。それより先に、能力検査に基づく2歳馬データ集を今年もなんとか作成したいと思います。twitterなどを通じてお知らせしますのでお待ちください。今後ともよろしくお願いします。

2020年3月20日金曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】重賞予想・第52回ばんえい記念(3/21)

  いよいよ今年度納めの大一番。1トンのそりを引っ張る最重量戦、ばんえい記念です。ばんえいが最も盛り上がるこのレースが無観客で淋しいですが、また歓声が戻ってくることを祈って応援しましょう。果たして今年の最高峰に立つ馬はどの馬でしょうか。なお、今年は最終週は金曜日~火曜日までの5日連続開催で、ばんえい記念は例年と異なり土曜日に開催となっていますので注意が必要です。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第52回ばんえい記念(BG1)
(2020年3月21日(土)17:20発走 帯広9R ダ200m 4歳以上選抜定量)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
コウシュハウンカイ 牡10 1000 藤本匠 松井浩 栗毛 先
センゴクエース 牡8 1000 菊池一 槻舘重 鹿毛 差
アアモンドグンシン セン5 990 松田道 小林長 鹿毛 逃
  カブトゴールド 牡9 1000 西謙一 西弘美 栗毛 差
  ソウクンボーイ 牡10 1000 村上章 西邑春 鹿毛 追
ホクショウマサル 牡9 1000 阿部武 坂本東 鹿毛 先
オレノココロ 牡10 1000 鈴木恵 槻舘重 青毛 差
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「ばんえい記念」の概要と傾向
  ばんえい競馬最高峰のレース。負担重量は唯一1000kg(5歳馬は10kg減・牝馬が出走すれば20kg減)、つまり1トンの荷物を引っ張る。これは力持ちの馬たちでも、限界に近い荷物である。「ばんえい記念」はばん馬に携わる関係者に全てにおいて最高の舞台で、ここに出ること自体が最高の栄誉である。そして出走する馬は、直前には特別なトレーニングを重ねてくる。
  最高峰のレースだけあって、出走するメンバーももちろん一流。そして十分経験を積んだ古馬がほとんどで、若馬は活躍馬でもまだ力不足ということで回避する馬も多い。従ってフルゲートまで揃うことは少なく、少数精鋭となる。真の意味で最強の馬によるレースである。過去10年で1番人気は(6,2,1,1)とやはり抜けている。4連覇したスーパーペガサス、3連覇のトモエパワーなど、連覇や2回以上優勝する馬が多い。また、トモエパワーのようにその年の成績が芳しくなくてもこのレースは強いという馬も多く、やはり重量適性が重要であるといえる。
  勝ち時計は馬場状態によって違うが、平均して4分程度と、他のレースの倍近くかかる。障害力はある方が良いが、ひと腰で上がることはないので、崩れずスタミナを維持できることが重要である。このレースの前哨戦として正月の帯広記念があるが、過去10年で2勝とあまり連動していない。年齢はやはり古馬が強く8歳~9歳ごろが最も勝ち頃だが、7歳馬も善戦。一方、6歳以下の勝利は31年前の1989年のイエヤスまで遡る。騎手では現役では藤野俊一騎手が過去5勝と最も多く、鈴木恵介騎手、松田道明騎手がそれぞれ3勝と続く。

今回のみどころ
  ばんえい記念は1トンの荷物を引っ張る過酷なレースだけに、馬への影響も大きい。時にはダメージになることもある。したがってそれだけの力のある馬だけが出走を目指すことができる。最近は頭数が揃うことが少なく、今年も何頭が出走できるか心配されていたが7頭が出走。フルゲートには満たなかったが実力馬は顔をそろえた。連覇を目指すセンゴクエース、2年ぶり3度目の優勝を目指すオレノココロの2頭が優勝経験馬、これに今年度BG1を2勝し今度こそ最高峰の栄冠がほしいコウシュハウンカイ、そして、31連勝中のまま、他の重賞を経ずに、果敢に参戦してきたホクショウマサルらが注目される。今年の最強馬はどの馬になるのか。そして全馬が万全の体調で臨んで最高のパフォーマンスを出してほしい。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 コウシュハウンカイ:ばんえい記念は過去4回出走し、3、5、3、4着と上位安定しているものの、勝利には一歩足りない。先行力はあるが決め手に欠け、重量を背負って前に行ききれないうちに後続の切れ味のある馬に差されてしまうというパターンであった。今シーズンは、グランプリ、帯広記念とBG1を連覇し、その後も好調は維持、力は十分出せる状況にある。昨シーズンまでとはひと味違う点をアピールしたい。端枠は微妙。
 2 センゴクエース:昨年の覇者。初出走で初優勝しており、ばんえい記念連覇を目指す。今シーズンは北斗賞で優勝したもののその後は障害で苦しみ大きな着順が続いた。年が明けてからは持ち直してきているが、障害力はまだ怪しい。しかし昨年のこのレースのように、一旦膝を折っても立て直しができれば、末脚は確かなのでリカバリーは十分可能だ。今回も、前半から前に行った、障害のみを重点的に攻めて行くか。降りれば速い。
 3 アアモンドグンシン:5歳馬ながら果敢にばんえい記念に挑戦。5歳馬の出走は2002年のシンエイキンカイ(4着)以来18年ぶり、まだ優勝した馬はいない。今シーズンは世代重賞には勝てなかったが、古馬重賞で2勝しており力はある。5歳馬にいきなりの1トンは過酷であるが、耐えうるだけの馬体は作ってきているように思われる。しっかり障害を越えられれば、重い荷物でも最後まで走りきれる力は持っていると思われる。
 4 カブトゴールド:現在B2クラスでこれまで重賞どころか特別戦も出走したことのないこの馬がいきなりばんえい記念に挑戦してきた。昨年も同じような条件でドルフィンが手を挙げたが、今年はこの馬。ただでさえ出走数が少ない中、出てきてくれたことに拍手。父タカラボーイも、オープンで活躍したものの重賞は未出走。この馬のこれまでの走りをみると、先行して粘りこむタイプで障害もこなすが、重量適性も含めて全くの未知の状況。
 5 ソウクンボーイ:強い10歳馬の一角。ばんえい記念は3度目の出走で、特に一昨年の初出走の時は5着ながら末脚を見せ、勝ち馬と7秒差と差のないレースを展開している。今シーズンは前半は障害で後手に回るなど調子を崩し大敗していた時期もあったが、今年に入ってから帯広記念で3着に食い込むなど上位争いに加わっている。障害を越えればそれなりに走れる馬なので、経験を生かして積極的に行ければ追い比べで見せ場は作れそう。
 6 ホクショウマサル:平地競馬を含めた日本記録31連勝中のこの馬が、天馬賞以来4年ぶりの重賞出走でいきなりばんえい記念を選んできた。9歳馬。元々はイレネー記念やダービーなどを優勝している実力馬。長期休養明け以降負け無しで来ていることは相手関係に恵まれていたとはいえ極めて秀逸。前走準重賞ではミノルシャープら有力馬を押さえて快勝しており、ここでも十分戦える素地はある。馬体重も含めた充実ぶりは侮れない。
 7 オレノココロ:ここまで重賞通算23勝、ばんえい記念は2回優勝。既にばんえいの歴史に残る名馬である。今シーズンも当初は重賞を連覇するなど強さを見せていたが、夏場に体調を大きく崩しその後は苦戦が続いた。しかし徐々に立て直し、正月の帯広記念は差のない2着、そして前哨戦のとかちえぞまつ特別では前半から積極的に行って他を引き離して久々の勝ち星を上げた。万全の態勢で3度目の優勝を目指す。今回も前に行くか。

【はむ!の見解まとめ】
  改めて出走馬を並べると、ばんえい記念にふさわしい力のある馬ばかりで、実に好メンバーが揃った。センゴクエースの連覇なるか、オレノココロが2年ぶり3度目の栄誉を奪うか、それとも他の馬が浮上するか。連勝中のホクショウマサルはここでどういう走りを見せるか。天候もポイントで、前日にわずかな降水はあったものの、馬場状態が大きく変わることはなさそう。力の要る重めの馬場になりそう。
  展開だが、もうこのレースになるとあまり先行、差しなどは関係がなさそうで、それぞれのペースでいかにスタミナを温存しながら走れるか、障害で力を入れられるかがポイントであろう。前に行くのコウシュハウンカイか。2年前のように障害をほぼひと腰でクリアすることができれば逃げ態勢に入りそう。センゴクエースも障害を見据えて早めに動きたい。崩れてもすぐ立て直すだけの柔軟性はある。ホクショウマサルも序盤は前の方に来るのではないか。ただこの斤量を背負っての障害はどうか。オレノココロはそれらを見ながらというところか。こちらも落ち着いていければ。
  展開などを総合すると、今回は◎(7)オレノココロが栄冠を奪還するチャンスが大きいと見る。元々持っている踏み込みの力はやはり最強。障害を降りてからもしっかり歩けてスタミナも十分。一時期崩していた体調も戻っており万全の態勢で臨めそう。
  対抗には○(1)コウシュハウンカイにした。この馬にばんえい記念は数年の傾向を見ても重量適性的に厳しいのではという見方が多いが、流れによるところが大きく、力自体がないわけではない。今シーズンはBG1を2勝して好調、近走の連敗は極端なハンデ差によるもので度外視して良い。今回は自分でレースを引っ張れそうでチャンスは広がる。ゴール直前でどこまで粘れるか。そして、▲(2)センゴクエース。1トンを引っ張り切る力があるのは昨年の勝利で証明済みだが、どうしてもこの馬には障害の甘さがポイントになってくる。ばんえい記念なら焦らず障害を一歩ずつ進められるので、崩れてしまわなければ多少遅れても巻き返し可能であるが、腰の入れ方を間違うと大きく手間取ることも。そのリスクを含めて単穴とした。
  あとは△(3)アアモンドグンシン。10kg減とは言え5歳の若馬には過酷な荷物。しかし将来を見据えて経験も積んでおり、決して対応できない斤量ではないだろう。障害もじっくり攻められるし、降りてくれば勢いで上位食い込みも。そして注目の注(6)ホクショウマサル、自信を持っているからここに臨んできていると思われるが、とにかくいろいろな面で未知数。序盤から流れに乗って、障害をしっかり越えれば、切れ味では負けないはず。その他では(7)ソウクンボーイ、今シーズンは好調をキープしており、やはりこの馬も障害を降りてから歩けるタイプなので、前がもたつくとチャンスも出てきそう。下位クラスから挑戦してきた(4)カブトゴールドはやはり力の差が大きいか。序盤でスムーズに前に付けられれば案外の粘り込みも。

はむ!の馬券狙いどころ:
  いよいよ今年度オーラス。ここまでの収支決算は厳しいが、ま、今となってはまだ続けられている分、良しとしなきゃというところか。最後はなんとかしっかり当てて今年度を締めくくりたいもの。
  今回はやはり充実度からもオレノココロが強そうで、ここから入りたい。そして目玉はコウシュハウンカイ。ここが来てくれると配当は付きそうか。ラストなので少し多めに。そしてワイドなどで補完。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 7→1,2,3→1,2,3,6 合計9通り 各200円
      7→1,2→1,2,3,6 合計6通り 各100円
      1,2→7→1,2,3,6 合計6通り 各100円
      1,2→1,2,3→7 合計4通り 各100円
  馬複  7=1,2,3 合計3通り 各500円 合計 4,900円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 7 1,000円
  ワイド 3=7,1,2,6 6=7,1,2 合計7点 各200円
  合計 2,400円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。その際には次年度の方針なども示していければと思います。(コラム欄は休みます)

【コラム】今年も熾烈なリーディング争い
  昨年のばんえい記念の際にも書きましたが、その中で毎年この時期に注目されるのが年間最多勝。ことさら騎手リーディングが話題になります。帯広単独開催以降は全て鈴木恵介騎手がリーディングトップを取っており、実に11年連続。他の騎手にその座を譲ったことがありません。一方、ここ数年鈴木騎手を脅かす存在となっているのが阿部武臣騎手。昨年、一昨年と、鈴木騎手と阿部騎手で最終日までその行方がわからないほど接戦となっています。今年も2月まで10勝以上の差をつけて阿部騎手がリードしていましたが、3月に入り一気に鈴木騎手が勝ち星を重ね逆転。3月20日開始前の時点で2勝差のリードとなっています。昨年も同様の展開でしたが、今年もまた鈴木騎手が勝ちきって12年連続リーディングとなるのか、それとも阿部騎手が再逆転して初リーディングを取るのか。ばんえい記念でもこの二人は、鈴木騎手のオレノココロに対して阿部騎手のホクショウマサルとの対決がありますが、それを含め最後まで目を離せません。