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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2020年9月21日月曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】回顧・第56回岩見沢記念(9/20)

ばんえい重賞レース回顧
第56回岩見沢記念(BG2)-2020年9月20日-11R 200m直 晴 1.8%
  1着△(7)コウシュハウンカイ(藤本匠) 2分32秒0
  2着注(5)ミスタカシマ
  3着 (4)コウシュハレガシー
   単勝 7 220円(1番人気) 馬複 5-7 1,550円 三連単 7-5-4 13,680円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○等は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい古馬重賞で4大記念競走の第2弾、第56回岩見沢記念は、1番人気の10歳馬コウシュハウンカイが障害を先頭で抜け出し後続の追撃を押さえ、昨年に続く連覇。今シーズン春のオッズパーク杯以来の重賞制覇で通算15勝となった。藤本匠騎手もこのレースは昨年に続く連覇で実に7勝、重賞通算74勝。松井浩文調教師はこのレースは8度目の制覇で重賞通算66勝目。

レース振り返り
  まず、重賞3連勝中で今回も期待されたミノルシャープが熱発のため当日に競争除外、7頭立てのレースとなった。この日の帯広は一昨日にまとまった雨が降ったが、その後は晴れて、適度な水分を含んだ標準的な馬場となっていた。
  レースは、スタートからメジロゴーリキが飛び出し、第1障害を先頭で降りた。続いてセンゴクエース、ミスタカシマあたりが心持ち前へ、後の馬も差なく続いた。ホクショウマサルも遅れずについて行った。第1障害を越えてからは高重量ということもあって各馬ペースを落とし、早めに刻みを入れ、かなりゆったりとした流れになった。1,2障害中間あたりではメジロゴーリキが他を引き離して先行、後続はセンゴクエース、ホクショウマサルが前に出たり、コウシュハウンカイ、コウシュハレガシーあたりが追いついたりと出入りを繰り返しながら進む。その後も各馬ゆっくり進み、メジロゴーリキがようやく第2障害手前に先着。ここまで78秒のスローペース。これに大外のセンゴクエース、コウシュハウンカイ、そして内からホクショウマサル、さらにはコウシュハレガシー、やや遅れてミスタカシマ、ソウクンボーイが第2障害にたどり着いた。
  横一線で並んだところで、最初に障害を仕掛けたのは大外のセンゴクエース。しかし天板に足がかかったところで膝を折りそのまま転倒。続いてコウシュハウンカイ、メジロゴーリキ、コウシュハレガシーが相次いで障害にチャレンジ。その中で多少よれながらもひと腰で越えたのがコウシュハウンカイで先頭。メジロゴーリキとコウシュハレガシーは坂の中腹でストップ、メジロゴーリキはその後座り込んだ。これらを見るようにじっくり溜めて障害を越えてきたのがミスタカシマでこれが2番手。立て直したコウシュハレガシーが3番手で坂を降りた。後の馬は障害で大苦戦し前の3頭から大きく離された。
  直線での先頭争いは、コウシュハウンカイが楽に逃げ5馬身以上のリード、ミスタカシマが2番手で続き、これにコウシュハレガシーが一瞬の切れ味で前に迫ろうという態勢。先頭のコウシュハウンカイは残り20mを切ったあたりでややスピードが緩むがセーフティリードがある。ミスタカシマとコウシュハレガシーは並びながらじわじわと前を追うが、まずコウシュハレガシーが厳しくなった。残り10mを切ったあたりで、コウシュハウンカイのスピードがさらに緩み、ミスタカシマが激しく追い、最後は1馬身差まで迫ったが、コウシュハウンカイは止まらずに歩ききりゴールを越えた。ミスタカシマは届かず2着、コウシュハレガシーはゴール前で詰まったが、後続が来ておらず余裕の3着だった。その時点でやっと第2障害を降りたソウクンボーイが大きく遅れて4着。2番人気と期待されたホクショウマサルらはそれからさらに30秒以上の大差での大敗だった。

次走へのメモ
コウシュハウンカイ(1着):レース前に種雄馬となるための検査を受けたということで体調は万全ではなかったようだが、それでも変わらぬ安定した走りと、持ち前の先行力、登坂力で押し切った。ミノルシャープがいなかったこともこの馬にとって自分のペースで走れる要因となったのではないか。この走りを見るとまだまだこの馬の力は衰えを知らないようだ。この後もコンスタントに重賞戦線を狙っていくであろうが、ハンデも厳しくなり、様子を見ながらというところか。
ミスタカシマ(2着):馬場と斤量が丁度良かったか。ペースが落ち着いたことで、前半無理なく前に付けられ、得意の障害をひと腰で越えて最後の追い込みと粘りにつながったのであろう。岩見沢記念は牝馬の活躍が目立つレースだが、この馬もその流れに乗った感じだ。十分力を発揮した2着だと言える。この後も重賞戦線へのチャレンジは続く。ドリームエイジカップあたりが狙いどころか。
コウシュハレガシー(3着):勝った天馬賞の時のように、序盤からうまく流れに乗って3着を確保した。障害の上手さもこの馬の売りである。最後はさすがにバテたが、まだ5歳馬。今の力からすれば十分である。今後重賞もチャンスがあれば出たいところであろうが、まずは賞金稼ぎのために特別戦あたりでしっかり勝っておきたい。
ソウクンボーイ(4着):大きく離れた4着ではあるが、重賞の4着は平場戦1勝程度の価値がある。出走すればこういうチャンスもあるということを改めて示したのではないか。各馬障害で苦しむ中で崩れなかったことが比較的早い立て直しにつながったのではないか。今後も重賞はいつでも出られる用意はあるようだ。
ホクショウマサル(5着):特別戦連勝で重賞でも期待されたが、やはり重賞の800kgを越える重量は厳しかったか。出足は悪くなかったが道中で厳しくなっていた。障害もこれでは厳しい。もう少し調整が必要か。
  その他では、メジロゴーリキ(6着)はブリンカーを着用、集中力を上げて、レースも果敢に攻めて行ったが障害への対応がまだ十分ではなかった印象。崩れなければチャンスはあった。センゴクエース(7着)も先頭で障害を仕掛けるなど見せ場はあった。天板までは足がかかっていただけに惜しい。各馬もそうだが障害で崩れてしまう癖はなんとか修正したい。ミノルシャープは熱発のため除外。出ていればレースの流れが変わって違う結果になっていた可能性もある。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 ワイド 5-7 1枚のみ(除外返還除く)
  ミノルシャープ除外で、流れ自体が変わってしまった感じ。そうなるとコウシュハウンカイに楽な展開になったね。マサルもセンゴクも障害に不安がある馬だったが、その不安が当たってしまった。馬券もそこから狙っていたから当たらないね。除外で買い目が減ったので資金減りはわずかだが、マイナス街道に入ってしまったのは変わりない。来週もあるので頑張ろう。
  今回収支 -1,950(除外は算入せず)
   (通常分) -1,200  (配当)0 (投入)1,200
   (単複・ワイド) -750  (配当)350 (投入)1,100
  今年度累計 -1,630(9/20・岩見沢記念終了時点)
   (通常分) +1,860 (配当 37,260 - 投入 35,400)
   (単複・ワイド) -3,490 (配当 8,910 - 投入 12,400)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2020データ・馬券成績表)

  来週も重賞があります。今度は9月27日(日)、4歳の重賞、銀河賞(BG2)です。予想は前日までにアップしたいと思います。

2020年9月19日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】重賞予想・第56回岩見沢記念(9/20)

  今週の重賞は、古馬重賞でいわゆる4大記念競走の第2弾、岩見沢記念です。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第56回岩見沢記念(BG2)
(2020年9月20日(日)20:15発走 帯広11R ダ200m 3歳以上オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
  メジロゴーリキ 牡6 820 西謙一 松井浩 鹿毛 逃
ホクショウマサル 牡9 820 阿部武 坂本東 鹿毛 先
  ソウクンボーイ 牡10 820 村上章 西邑春 鹿毛 追
  コウシュハレガシー 牡5 820 藤野俊 平田義 栗毛 追
ミスタカシマ 牝5 810 菊池一 槻舘重 栗毛 差
ミノルシャープ 牡6 850 島津新 大友人 鹿毛 逃
コウシュハウンカイ 牡10 840 藤本匠 松井浩 栗毛 先
センゴクエース 牡8 820 鈴木恵 槻舘重 鹿毛 差
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「岩見沢記念」の概要と傾向
  ばんえいのいわゆる「4大記念競走」の第2弾。現存するばんえい重賞では最も歴史が古く今年で第56回目となる。2006年まではその名のとおり廃止された岩見沢競馬場で行われていた。現在は帯広において秋の古馬重賞シーズンの開幕のレースとして開催されている。
  傾向だが、過去10年で1番人気は(4,2,2,2)とまずまず。2番人気も3勝と上位安定だが、3番人気になると0勝と穴人気の馬には死角がありそうだ。負担重量も800kgを越えてきて力も要求されるが、5歳馬が3勝するなど善戦しており、まだ若馬にもチャンスはありそう。ハンデを背負うこともあり、ばんえいグランプリの勝ち馬は苦戦傾向。帯広開催以降は昨年コウシュハウンカイが勝つまで全く勝てなかった。かつて牝馬が善戦するレースであったが、最近は出走自体が少なくその傾向は見られなくなっている。騎手では藤本匠騎手が6勝とこのレースを得意としている。一方鈴木恵介騎手は1勝と他のレースに比して勝ち星が挙がっていない。また、松井浩文厩舎が6連勝を含む7勝と他を引き離す実績を上げている。

今回のみどころ
  今シーズンの古馬戦線は、最初のオッズパーク杯ではコウシュハウンカイが勝ったが、その次の北斗賞から旭川記念、グランプリとミノルシャープがBG1~BG3まで3連覇し、最も勢いがある。一方、従来の盟主オレノココロは夏は休養にあて回避、実力馬のセンゴクエースやホクショウマサルらは苦戦している。これからは秋シーズンの重賞戦線。ミノルシャープはハンデが大きくなり厳しい戦いとなる。実績がある古馬勢が巻き返すか、あるいは別勢力の台頭はあるか。注目のレースである。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 メジロゴーリキ:夏のグランプリでは本来のこの馬らしい安定した走りで3着に食い込んだものの、シーズン全体としては、後手に回り障害でも苦しむ場面も多く、まだこの馬の力は出せていない様子。やはり先行して自分でレースを引っ張り他馬を抑え込むような展開に持ち込みたいところ。重量が増えれば巻き返しも。
 2 ホクショウマサル:連勝を重ねていたころの昨年の強さから見て、今シーズン前半の苦戦は誰が想像できただろうか。重賞ではいずれも出足から後手に回って障害でも苦しみ大敗している。ただここ2戦の特別戦ではややメンバーレベルが落ちたとはいえ、鋭い末脚でこの馬本来の走りが見られ連勝。いよいよ本格化か。
 3 ソウクンボーイ:10歳馬、賞金ランクはベスト10外だが、重賞は枠があれば積極的に参戦、しかし近走はほとんど大敗している。若馬の頃のスピードがない上に、障害も力が入っていない。ただ、今年最初の帯広記念で3着に入ったように、ペースが落ち着いて各馬が障害などで苦しむ展開になれば浮上のチャンスも。
 4 コウシュハレガシー:5歳馬。世代重賞では天馬賞勝ちなど上位の常連、今シーズンに入り古馬戦線にも顔を出すようになった。確実に上がれる障害力と、相手に合わせた自在の動きで、好走はできるが、切れる脚があるわけでなく、勝ちきるには天馬賞の時のように流れの助けが必要。崩していた体調は戻ってきた。
 5 ミスタカシマ:牝馬としては唯一のオープンで孤軍奮闘。重賞6勝の実績は堂々たるもの。世代戦では滅法強いが、古馬トップクラスに入るとまだ力不足感はある。重い荷物も得意とは言えないが、チャンスがあるとすれば牝馬の活躍実績のあるこのレースか。障害力と切れ味があり前半で好位置に付けられれば見せ場はありそう。
 6 ミノルシャープ:今シーズンは、旭川記念、北斗賞そしてグランプリと重賞3連覇、重賞連覇を続ける島津新騎手とともにまさに大ブレイク中で世代交代をも思わせる。ウイークポイントだった直線での緩みもなくなってきた。力を付けてきた証拠だろう。但し、今回は相当大きなハンデ差でさすがに厳しいが、勢いがある。
 7 コウシュハウンカイ:10歳馬ながら、1年を通してほとんど休むことなくレースに顔を出しており、ほとんどが入着圏内でしっかり成績を上げている。言わずもがな安定感はずば抜けており、レースを通してほぼ一定の力で走れるのは強み。ただ、ミノルシャープら若馬に先に行かれると切れ味がないだけに厳しい。
 8 センゴクエース:この馬は障害の出来不出来が全て。先行力があり、直線の走りも力強いが、障害に対してはかなりの苦手意識も持ってしまっている。1歩が出ない上に、崩れて立ち上がれないこともしばしば。十分に稽古は積んでいるようだが本番に弱いようだ。負担重賞が増加しペースが落ち着けばじっくり攻められるか。

展開予想
  帯広は金曜日にまとまった雨が降って以降は天気が回復しており、中間からやや軽めの馬場といったところか。ただ荷物重量も増えてきて、ペース自体は落ち着きそう。メジロゴーリキが飛び出し、ミノルシャープが続く展開か。コウシュハウンカイもこれについて行くだろう。センゴクエースも障害を意識して早めに行くか。ホクショウマサルは最初の出足は遅いが中間までには追いつくか。いずれにせよ先行勢、特にトップハンデのミノルシャープは後続を引き離して障害を越えたい。後方待機勢はなるべく力をセーブして障害にチャレンジしたいところ。どの位置で障害を越えてくるかがカギ

【はむ!の見解まとめ】
  重賞3連覇中のミノルシャープは大きなハンデがポイント。好調はキープしているようだが。一方、特別戦2連勝で復活の兆しが見られるホクショウマサルがいよいよ久々の重賞勝ちの期待もかかる。勝敗を分ける要素は多岐にわたり、古馬レースとしては難解になってきている。
  当欄では、悩みに悩んだが、リスクがあるのも承知で◎(2)ホクショウマサルの復活Vに期待を込めて一票投じてみたい。ようやく走る気を見せているというのもあるし、障害を降りてから最も歩ける馬。今回はペースもこの馬に丁度良さそう。820kgの荷物も手頃。障害で崩れる危険も残っているが落ち着いて行けば問題ないだろう。
  対抗には、トップハンデでも○(6)ミノルシャープ。不利な条件は多いが、最近のこの馬の実力からすると克服可能だ。上手く流れに乗って主導権を握っていければ最後の粘りで逃げ切りも。そして単穴として、▲(8)センゴクエースに注目したい。ここのところ永く障害で苦戦しているが、ペースの落ち着く今回はある程度じっくり攻められそう。外側の開いた端枠というのも好都合か。そして無難なところではあるが△(7)コウシュハウンカイも押さえなければならない。まず崩れないことは最大の強み。
  あとは注(5)ミスタカシマも勢いを取り戻しつつあり、好位置に付けられれば直線の切れ味で見せ場は作れそうか。(1)メジロゴーリキも思い切ってハナを行って先頭で障害を越えられるような展開になればチャンスもありそうだが。

はむ!の馬券狙いどころ:
  前回のはまなす賞でボウズだったので、今回は巻き返したいところだが、結構難解。ここはマサルの復活劇にかけてみたい。三連単を中心に手広く。どれか一つくらい引っかかってくれればなんとかなるのだが。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 2→6,8,7→6,8,7,5,1 合計12通り 各100円
      2,6,8→2,6,8,7→2,6,8,7,5 合計27通り 各100円
  合計 3,900円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 2 600円
  ワイド 8=2,6,7,5 5=2,6,7 合計7点 各100円
  合計 1,300円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。

【コラム】好調な馬券売り上げ
  ばんえいのみならず地方競馬は、ここ数年ネット投票が普及したことにより大きく馬券の売り上げが伸びていることは当欄でも何度も紹介していますが、今シーズンも非常に好調で、9月現在で前年度比160%の大幅増となっています。もちろん新型コロナウイルスの影響で、JRAを初め多くの競馬場で無観客競馬が続いたことによりネット投票が更に加速したということもありますが、それまでの7年間も毎年売上が増加してきており、やはりこれはPRの強化など関係者の方々の努力によるところが最も大きいと思われます。
  特に効果的であったことの一つにはネット投票を運営する楽天競馬などが主催する応援企画(イベント支援や生産者支援など)が挙げられます。もう一つは、Youtubeなどを利用したネット中継の普及ではないかと思います。これらのことはまた別の機会でもう少し掘り下げて触れたいと思います。

2020年9月2日水曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】回顧・第32回はまなす賞(8/30)

ばんえい重賞レース回顧
第32回はまなす賞(BG3)-2020年8月30日-10R 200m直 小雨 2.1%
  1着 (4)ゴールドハンター(島津新) 1分31秒8
  2着◎(5)メムロボブサップ
  3着○(1)メジロゴーリキ
   単勝 4 850円(4番人気) 馬複 4-5 1,980円 三連単 4-5-1 5,440円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○等は、はむ!の当初予想印)

  3歳馬、4歳馬による夏の世代対抗重賞、第32回はまなす賞は、4番人気の3歳馬ゴールドハンターが第2障害3番手あたりから一気に差し切って重賞初制覇を果たした。島津新騎手は今シーズン絶好調で重賞はばんえいグランプリに続き、重賞騎乗機会5連勝、通算7勝。はまなす賞は初制覇。金田勇調教師はこのレースは2016年バウンティハンター以来2度目の制覇で重賞通算19勝目。

レース振り返り
  帯広は前日から当日午前にかけてまとまった雨が降り、その後も降ったりやんだり。気温もこの時期としては非常に低く、かなりの軽馬場になっていた。
  レースは、スタートから各馬勢いよく飛び出した。特にゴールドハンターの出足が良かった。他はサクラドリーマー、カイセドクターら外枠の馬が若干置かれたものの、ほとんどの馬がかなりのスピードで第1障害を越えた。その後もゴールドハンターがハナを行き、エンゼルフクヒメがピッタリと付け、内からアオノブラック、ダイリンファイターも追いかける。メムロボブサップ、インビクタも離されずについて行き、これらは1,2障害中間まで刻むことなく進んだ。各馬一旦刻んでからはペースがやや落ち着き、今度はアオノブラックとメムロボブサップが少し前に出て第2障害へ向かう。その他の先行勢もほとんど離されずに付いていったが、アオノブラックとメムロボブサップがわずかに先に第2障害手前にたどり着いた。ここまで43秒のかなりのハイペース。
  5~6頭が障害手前に揃ったところで、先に障害を仕掛けたのがアオノブラック、続いてメムロボブサップ。この2頭はスンナリ障害を越えて直線へ、その後の馬はエンゼルフクヒメ、インビクタあたりが仕掛けたがやや時間がかかっている間に、十分溜めていたゴールドハンターがひと腰で障害を越え3番手、その後にインビクタ、エンゼルフクヒメと続いた。
  直線の先頭争いは、アオノブラックをメムロボブサップが1馬身ほどの差で追いかけ、じわじわと迫っていく展開となったが、その後ろで3番手で降りたゴールドハンターの脚色が良く前に追いつく勢い。そして残り30mの地点で3頭が全く並んだ。ゴールドハンターの勢いは止まらず一旦先頭へ。しかしメムロボブサップも粘り半馬身ほどの差からは広がらずについて行く。アオノブラックはやや勢いが落ち3番手へ。前の2頭のマッチレースとなり、残り10mを切ったあたりからほぼ並んだまま進み、ほぼ同時にゴール線を越え、写真判定にもつれ込んだ。3着はアオノブラックが粘り、後方から追っていた2番人気カイセドクターは4着まで押し上げるのがやっとだった。
  そして、写真判定の結果、ゴールドハンターがわずかの差でメムロボブサップに先着し、優勝した。

次走へのメモ
ゴールドハンター(1着):スタートの不安定さが懸念されたが、今回はきれいにスタートが決まった。いつも騎手が座って落ち着かせるところ、今回は島津騎手がほとんど立ったまま進み、自然体で走れたことで後半の勝負どころの粘りにつながった形だ。やや苦手の障害もしっかり溜めてクリア。一瞬の切れ味で先頭に出た。突き放せなかったのは相手が強かったからであるが、それでも勝ちきったあたり勝負根性もありそうだ。ハンデと軽馬場も十分に生かせた。これで一気にクラスが上がるので今後厳しいレースが続きそうだが、今日のような展開になればチャンスはある。次の目標はばんえい菊花賞。
メムロボブサップ(2着):軽馬場でペースが乱れるところであるが、落ち着いて好位置に。満を持して障害にチャレンジ、障害2番手から当面のライバル、アオノブラックを射程圏内に入れ理想どおりの展開となったが、思わぬ伏兵にやられた形になった。この馬が敗れるのはこのパターンか。しかし最後写真判定の位置まで盛り返したあたりは改めて強さを見せた形だ。来月の銀河賞、そして4歳3冠に向け視界は良好である。
アオノブラック(3着):馬体重が19kg減はかなり稽古してきた模様だ。この馬としては勝負に出たのであろう。レースも軽馬場で遅れを取ると追いつかないと見て積極的に攻めて行った。前半攻めた分最後はお釣りがなくなった形になったが、馬場状態なども考えればまずまずの3着と言える。銀河賞でリベンジを果たしたいところ。
カイセドクター(4着):期待度からすると不満も残るが、3歳馬として堂々と走っていた。出足でやや遅れる癖のあるこの馬にとっては、軽馬場は厳しかったか。それでも最後はしっかり追っていたのでこの馬の持ち味が出せていたように思われる。馬体がやや小さめで、もう少し成長がほしい。
インビクタ(5着):調子は良さそうだったが、今回は軽馬場ということもあり、先行できなかったのが敗因であろう。それでも終始安定して自分の走りはしていたので大敗感はない。銀河賞などで巻き返しは十分可能。
  その他では、エンゼルフクヒメ(6着)は最下位人気であったのでまずまず踏ん張れた方であろう。積極的にレースを進めていた。しかし障害次第ではもう少し順位は上げられていたか。サクラドリーマー(7着)は前半から遅れ、瞬発力も発揮する場面がなかった。軽馬場向きではなさそうだ。ダイリンファイター(8着)も本来逃げたかったが、他馬に行かれてしまった。軽馬場に泣いた形。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 なし
  ゴールドハンターか。これはやられたね。繰り上がり出走の馬だったし、出足が不安定な感じがしたから、この相手ではどうかと完全に軽視していた。勢いのある騎手というのも大事だったね。というわけで、あとは2着、3着で◎○だったものの、馬券は今シーズン初の完全外れという悲しい結果になってしまった。それでもトータルでは首の皮一枚つながったので、次でなんとか引き戻せたら。
  今回収支 -5,700
   (通常分) -4,300  (配当)0 (投入)4,300
   (単複・ワイド) -1,400  (配当)0 (投入)1,400
  今年度累計 +320(8/30・はまなす賞終了時点)
   (通常分) +3,060 (配当 37,260 - 投入 34,200)
   (単複・ワイド) -2,740 (配当 8,560 - 投入 11,300)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2020データ・馬券成績表)

  次回の重賞は3週間後、9月20日(日)、古馬重賞で4大記念競走の第2弾、岩見沢記念(BG2)です。予想は前日までにアップしたいと思います。

2020年8月29日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】重賞予想・第32回はまなす賞(8/30)

  今週の重賞は3歳、4歳の対抗重賞、はまなす賞です。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第32回はまなす賞(BG3)
(2020年8月30日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 3・4歳オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
アオノブラック 牡4 710 西謙一 金田勇 鹿毛 差
  ダイリンファイター 牡4 690 赤塚健 小林長 青毛 逃
エンゼルフクヒメ 牝3 640 中山直 小林長 栗毛 差
  ゴールドハンター 牡3 660 島津新 金田勇 栗毛 追
メムロボブサップ 牡4 710 阿部武 坂本東 鹿毛 差
インビクタ 牡4 700 藤野俊 松井浩 青毛 逃
取消 キョウエイリュウ 牡3 690 松田道 村上慎 鹿毛 差
  サクラドリーマー 牡4 690 藤本匠 今井茂 鹿毛 追
カイセドクター 牡3 670 鈴木恵 坂本東 鹿毛 差
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「はまなす賞」の概要と傾向
  3歳、4歳の世代から選抜されるばんえい独自の条件による重賞。夏に行われるはまなす賞と年度末に行われるポプラ賞がある。はまなす賞の場合は、3,4歳それぞれの世代から賞金上位5頭ずつが選ばれる(回避馬が出れば補充または頭数減)。若馬世代の中でもその力関係を推し量ることのできる興味深いレースである。
  過去10年で1番人気は(2,3,1,4)とやや微妙。勝ち馬は2~4番人気あたりから出る場合が多い。大荒れはないが堅く収まることも少なく、中荒れというところか。3歳対4歳では4歳馬が8勝2敗とやはり一日の長はあるが、3歳馬も健闘しており7年連続で連対している。これは3歳の方に有利なハンデになっていることが一つの要因となっている。連覇は難しく、25年前の1993年~94年のコーネルトップまで遡る。牝馬も健闘しているが優勝は7年遠ざかっている。また、このレースの優勝出走権のあるばんえい大賞典(3歳)又は柏林賞(4歳)の勝ち馬は過去10年で1勝(2014年柏林賞・ホクショウユウキ)のみとなっておりこちらもハンデが影響か。騎手では藤本匠騎手が4勝と現役最多、続いて阿部武臣騎手の3勝となっている。

今回のみどころ
  今年の3歳、4歳いずれも粒ぞろいで、ハイレベルといえる。ただそれぞれの世代の3冠の狭間の時期なので、上位馬が顔をそろえられるかが心配されたが、4歳馬は上位5頭が全て出走、3歳馬は大賞典など重賞2勝のコマサンダイヤが回避したものの、キョウエイリュウら上位馬が登場。9頭立てと好メンバーが揃った。現時点での3歳、4歳の比較も興味深いところ。
  なお、キョウエイリュウは出走取消となりました。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 アオノブラック:4歳馬。3歳時の昨年も出走し当時の4歳勢に割って入って2着に好走した。同じく今年春の世代対抗戦ポプラ賞では後続に差を付けて圧勝している。勝ったレースは自分で主導権を握れているが、後手に回ると追いつけないことも。障害は上手い。
 2 ダイリンファイター:4歳馬。自己条件がB1あたりとやや下位クラスで重賞も出られないことが多かったので実績は上がっていないが、母譲りの先行力を武器に一歩一歩勝ち上がっている。近走はハナを奪いに行く場面も多く、今回もスピードで押していきたい。
 3 エンゼルフクヒメ:3歳牝馬。世代ランク6番目だが出走機会を得てきた。黒ユリ賞に勝ち中山騎手に重賞初制覇をもたらしている。今シーズンは夏から始動し前週も勝利するなど調子が上がってきている。中団から障害を上手く越え、直線でじわじわ伸びるタイプ。
 4 ゴールドハンター:3歳馬。こちらも同世代に回避馬があり出走権が回ってきた。伸び盛りでこの2か月だけで5勝を挙げている。出足が悪くスタート直後は騎手が座って馬を落ち着かせるシーンが見られるが、直線に入れば抜群の伸びを見せる。苦手の障害も改善してきた。
 5 メムロボブサップ:4歳馬。3歳時3冠を含み重賞6勝と、実績では世代の中でも抜けている。今シーズンはハンデ差もあって当初苦労したが、柏林賞では全ての課題を克服して快勝。強さを見せている。今回は柏林賞より10kg軽く、障害を抜ければ勝負になる。
 6 インビクタ:4歳馬。今年春のポプラ賞、そして7月の柏林賞といずれも粘って2着に残っている。とにかく抜群の先行力でレースを引っ張る。ただ最近は控える競馬も覚えてきており、その分最後の粘りが増してきた。障害も慌てなければ。あまり速いペースは好まない。
 7 キョウエイリュウ同馬は出走取消となりました。3歳馬。2歳時は能検1番時計の後デビュー10連勝、重賞も2勝したが、イレネー記念で障害転倒、大賞典では障害は越えたものの後方で伸びを欠いて6着と実力が発揮しきれていないことがある。まだ脚質も確立していない感じで自分の型を作りたい。
 8 サクラドリーマー:4歳馬。切れ味勝負の馬で、障害を降りればかなり後方からでも十分届くくらいのスピードを持っている。柏林賞でも障害で最後方から3着まで押し上げた。ただ肝心の障害が苦手でそれが出世の妨げになっている感がある。今回はじっくり攻められそう。
 9 カイセドクター:3歳馬。重賞勝ちがなく存在は地味だが、出走すればしっかり上位に食い込んでくる。前半控えて直線で差して行く競馬がこの馬の形だが、切れ味というより最後までじわじわ伸びて行くタイプ。障害も上手な方。鈴木騎手に替わり前半攻めて行っても良さそう。

展開予想
  天気が崩れそうで軽馬場は必至か。特にどの馬も位置取りがポイントになってくる。先行したいのはインビクタとダイリンファイター、この2頭のハナ争いの可能性が大きいが、メムロボブサップあたりも前の方に付けるか、他の馬もなるべく離されずについて行って第2障害までには並びかけたい。切れ味の良いのはアオノブラック、カイセドクターそして最も鋭いのがサクラドリーマーといったところだが、どの位置で障害を越えられるかが勝負の分かれ目になりそう。

【はむ!の見解まとめ】
  4歳馬は上位馬が全て揃い、大きなハンデ差がないのでやはり3歳馬より有利なイメージだ。有力どころが揃ったが、微妙なハンデ差と馬場状況の変化があって、なかなか予想は難しい。
  思い切った狙いもしてみたいところだが、やはり軸は◎(5)メムロボブサップか。この馬は特に重賞の勝ち方を知っている様子だ。出走間隔が開きレース勘的なものは気になるが、最近の充実ぶりから本命に置かざるを得ない。積極的に前の方につけてそのまま逃げ切りのシーンが浮かぶ
  そして相手の方だがこちらも素直に○(1)アオノブラックを取る。最内枠、軽馬場とこの馬的には好条件とはいえないが、そこは昨年2着の実績と力で上位には持ってくるだろう。そして、単穴を一工夫したい。3歳馬勢で勢いがありそうなのが▲(9)カイセドクター。こちらも軽馬場は得意ではないが、乗り替わってきた鈴木騎手が積極的に前の方に攻めてくることが考えられ、最後で逆転という目もあるのではないか。軽ければ△(6)インビクタも前残りも十分考えられる。最近は粘りも出ており、中間スムーズに流れれば。
  あとは、繰り上がってきた3歳牝馬の注(3)エンゼルフクヒメは640kgとかなり軽く荷物で走れるため、前半ついて行って直線で接戦に持ちこめれば抜け出してくるチャンスはありと見た。(2)ダイリンファイターの先行逃げ込みも注意はしておきたい。(8)サクラドリーマー(4)ゴールドハンターの直線一気も怖いが、障害がアテにならず手を広げづらい。

はむ!の馬券狙いどころ:
  プラスの方もわずかになってきたので、なんとかこの辺で盛り返したいところだがここで難解なはまなす賞。こういうところで取れると大きいのだが。
  王道でボブサップから入る。3冠馬の強さを見せてくれるだろう。相手には初めカイセドクター中心で考えたが妙に人気しそうな感じがするので、こちらも王道のアオノブラックの方を厚めに。怖いのは無印にしてしまったキョウエイリュウ。ワイドで押さえたいけど安いかな。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 5→1,9,6→1,9,6,3,2 合計12通り 各100円
      5→1,9→1,9,6,3 合計6通り 各100円
      1,9,6→5→1,9,6,3 合計9通り 各100円
      1,9→1,9,6→5 合計4通り 各100円
  枠複 5=1,8,6 合計3通り 各400円 合計 4,300円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 5 700円
  ワイド 6=5,1,9,3 3=5,1,9 合計7点 各100円
  合計 1,400円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告します。

【コラム】突然の珍事
   先日、ばんえいで全国に報道された出来事がありました。それはレース出走予定の馬が前日に仔馬を出産したため出走取消という、それだけを聞いたら、え?そんなことあるの?と思うような珍事でした。出産したのはタケノセーイコーという3歳牝馬。2歳にデビューする馬がほとんどの中で、3歳になって遅れて入厩、能力検査に合格しデビュー、1戦目は障害を上がれずに競走中止。そして2戦目に挑戦しようとするところでした。報道によると、帯広競馬場の中にある厩舎内になぜか仔馬がいて、そのそばにいたタケノセーイコーが産んだ子であることが判明したとのこと。そもそも馬の妊娠期間は人間とあまり変わらない11か月程度。だから妊娠していたらわかりそうなものですが、入厩したのが遅く、通常この時期は出産時期ではないことで、まさか妊娠していると思わず、体の大きい馬くらいにしか思われなかったようです。過去にはサラブレッドでも例があり、外国では妊娠がわかっていてもそのまま競走に出る場合もあるようなので、あり得ない話ではないようですが、それでも、基本的に血統管理がされていて、競走馬と繁殖馬は明確に分かれている競走馬の世界ではやはり珍事ということでしょう。
  なぜそんなことになったとかということは、知りたい人だけが調べればいいと思いますが、とにかく父親がわからないので、この仔馬が将来どのような扱いになるのかというのが心配なところです。良い馬生を送れればいいのですが・・。ちなみにタケノセーイコーはこの日をもって引退、そして仔馬の方は産まれて2週間後に事故により骨折。回復の見込みなく残念ながら予後不良の措置がとられたということです。

2020年8月18日火曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】回顧・第32回ばんえいグランプリ(7/19)

ばんえい重賞レース回顧
第32回ばんえいグランプリ(BG2)-2020年8月16日-10R 200m直 晴 1.7%
  1着○(9)ミノルシャープ(島津新) 2分21秒6
  2着◎(8)コウシュハウンカイ
  3着 (1)メジロゴーリキ
   単勝 3 260円(2番人気) 馬複 8-9 260円 三連単 9-8-1 3,520円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○等は、はむ!の当初予想印)

  ファン投票選抜による夏の大一番の重賞、第32回ばんえいグランプリは、1番人気の6歳馬ミノルシャープが障害先頭で抜け出し、後続を振り切り優勝。今年は、北斗賞、旭川記念に続き重賞3連勝を果たした。通算は5勝目、島津新騎手はグランプリは初制覇、重賞はばんえい大賞典に続き、重賞の騎乗機会4連勝で今季4勝、通算6勝。大友栄人調教師はグランプリは5度目の制覇で重賞通算49勝目。

レース振り返り
  帯広は一昨日のまとまった雨が降ったものの、当日は晴れて気温が急激に上がり、馬場も急速に乾いて、そこそこ力の要る馬場になっていた。
  レースは、バラバラとしたスタートで、メジロゴーリキ、ミスタカシマ、センゴクエースが勢いよく飛び出したが、センゴクエースは第1障害の天板で膝をつくアクシデントで最後方に回った。その他の各馬はバラバラと障害を越えて行き、メジロゴーリキ、ミノルシャープ、ミスタカシマが先頭集団へ。各馬早めの刻みでかなりゆったりしたペース。1,2障害中間付近では前の3頭に1番人気コウシュハウンカイが前に付け、キタノユウジロウ、シンザンボーイあたりも続いた。さらに遅れていたセンゴクエースも前に追いついて、第2障害に向かう。中間を過ぎてからはメジロゴーリキがさらに意欲的に前に出て、コウシュハウンカイもミノルシャープとともに前の方へ。第2障害手前にはコウシュハウンカイの方が先に到着し、ミノルシャープが続いた。メジロゴーリキは障害の2,3歩手前でしばし溜めて行く作戦、後続の各馬たちとともに相次いで障害に到着した。ここまで79秒とスローペース。
  障害は各馬じっくり溜めたあと、ミノルシャープとコウシュハウンカイがほぼ同時に仕掛け、ミノルシャープがしっかりした脚取りで軽く障害を越え先頭へ、コウシュハウンカイも踏み込みながら障害を越えてこれに続く。やや遅れて障害をひと腰で越えたメジロゴーリキが3番手。シンザンボーイも早めに仕掛けたが一旦膝を折った。その間にキタノユウジロウが障害を越え4番手、シンザンボーイが5番手、他の各馬も相次いで障害にチャレンジしたが苦戦した。
  先頭争いは、ミノルシャープが勢いに乗ってリード、2~3馬身の差でコウシュハウンカイがこれを追い、さらに3~4馬身遅れてメジロゴーリキ、これにキタノユウジロウ、シンザンボーイが続くが各馬ほぼ同じような脚色。態勢も変わらないままゴール近くまで続く。そして、先頭のミノルシャープの脚取りは全く衰えず、しっかりした脚取りのままゴールを駆け抜けた。コウシュハウンカイも離されずについて行き最後は1馬身ほど詰めたが、前との差は大きく、そのまま2着に流れ込んだ。3着にはやや間があいたがメジロゴーリキがそのままゴールに駆け抜けた。4着には最後でキタノユウジロウをかわしたシンザンボーイが入った。3番人気になっていたセンゴクエースは最後で追ったものの前半の遅れが大きく7着に終わった。

次走へのメモ
ミノルシャープ(1着):大外枠に入り、障害手前あたりではよそ見をする場面もあったが、全く問題なかった。障害の捌きは実に上手いし、最後までスピードが落ちなくなったことはこの馬が強くなった証明である。グランプリまでで重賞3勝というのは近年なかったのではないか。6歳馬でまだ成長も見込め、これからどこまで強くなるのかというところ。ただ、今後ハンデがかなりきつくなるので、正月の帯広記念を次の目標に、レースを選びながら調整していくことになるだろう。、
コウシュハウンカイ(2着):惜しくも連覇はならなかった。ミノルシャープと隣の枠に入り、かなり意識をしつつも、終始この馬のペースで行って申し分ない走りをした。ミスもなかったが、またも勝ち馬の勢いにやられたというところ。ただ調子自体は問題なく、秋の古馬戦線ではやはり中心的存在になることは間違いない。まずは岩見沢記念を目指す。
メジロゴーリキ(3着):今回は前半は積極的に行って、障害はじっくり攻める作戦に出ていた。2段階の溜めを作るなど工夫がされており、障害はひと腰で越えて、最後の粘りも見せた。前の2頭とはまだ力の差があるように見えるが、今回のレース運びで自信がついたのではないか。久々の重賞勝ちもそろそろ狙いたい。
シンザンボーイ(4着):やはりこのレースになると力を発揮してくる。今回は障害で膝を折りそれがなければさらに前に行けた可能性が大きかっただけに惜しまれる。秋の重賞シーズンはこの馬の得意なところ。目標は10月の北見記念の連覇か。
キタノユウジロウ(5着):旭川記念と同じく5着。ただ今回も9番人気だっただけに善戦といえる。前回同様、積極的に行って障害力を生かしたレースを展開している。5歳馬としてまだ伸びしろは大きそう。
  その他では、カンシャノココロ(6着)は終始自分のペースで行き、障害もマイペースで越え、ミスした馬らを押さえての6着。グランプリ常連として恥ずかしくないレースができた。センゴクエース(7着)は第1障害のミスがすべて、やはりこの馬にはこれがあるので怖い。ミスタカシマ(8着)は、前半しっかりついており、見せ場はあったが、やはり相手が強かったか。そしてホクショウマサル(9着)は今回も厳しかった。障害の苦手意識も癖になってきている。直線の脚は見事なだけになんとか立て直してほしい。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 枠複 8-8 5枚
  ミノルシャープやっぱり強い。大外で少しだけ評価落としたけど関係なし。最後までスピード落ちないからなぁ。これは本物だね。コウシュハウンカイもよく追ったけどかなわなかった。しかしそこまでは想定してたんだけど、メジロゴーリキが見事復活してくるとは・・。馬券的には枠複だけになってしまった。うーん。もう少し取りたかったなぁ。
  今回収支 -4,000
   (通常分) -2,600  (配当)1,400 (投入)4,000
   (単複・ワイド) -1,400  (配当)0 (投入)1,400
  今年度累計 +6,020(8/16・ばんえいグランプリ終了時点)
   (通常分) +7,360 (配当 37,260 - 投入 29,990)
   (単複・ワイド) -1,340 (配当 8,560 - 投入 9,900)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2020データ・馬券成績表)

  次回は2週間後の8月30日(日)、3歳と4歳の世代間の対抗重賞、はまなす賞(BG3)です。予想は前日までにアップしたいと思います。

2020年8月15日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】重賞予想・第32回ばんえいグランプリ(8/16)

  今週の重賞は、真夏の祭典、ファン投票による選抜レース、ばんえいグランプリです。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第32回ばんえいグランプリ(BG2)
(2020年8月16日(日)20:05発走 帯広10R ダ200m 3歳以上選抜別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
投票順位
  メジロゴーリキ 牡6 800 西謙一 松井浩 鹿毛 逃 14位
  キタノユウジロウ 牡5 800 松田道 村上慎 栗毛 差 20位
ミスタカシマ 牝5 780 菊池一 槻舘重 栗毛 差 12位
シンザンボーイ 牡9 800 渡来心 坂本東 栗毛 追 2位
  カンシャノココロ 牡9 790 藤野俊 坂本東 鹿毛 先 3位
センゴクエース 牡8 800 鈴木恵 槻舘重 鹿毛 差 5位
  ホクショウマサル 牡9 800 阿部武 坂本東 鹿毛 追 6位
コウシュハウンカイ 牡10 800 藤本匠 松井浩 栗毛 先 4位
ミノルシャープ 牡6 800 島津新 大友人 鹿毛 逃 11位
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「ばんえいグランプリ」の概要と傾向
  年に1度のファン投票による選抜重賞。ファン投票上位7位までの馬とあとは賞金上位馬で構成される。基本的にはトップクラスの馬が顔をそろえる。時折、毛色などで人気のある下位クラスの馬が選ばれることもあるが、辞退するか、出てもハンデの少ない別定戦で力の差が大きく、勝負にならない場合が多い。そういったこともあってか、今年からBG2に格下げとなった。しかしファン投票のお祭りであり、賞金も通常より高い。実質的にはBG1に近いレースである。
  傾向を見ると過去10年で1番人気は(1,3,0,6)とかなり苦戦。むしろ2番人気が4勝しておりこちらの方が狙い目か。ファン投票1位馬は過去10年で(1,1,1,6、2016年は出走せず)とこれも厳しい。帯広は北海道と言っても夏は暑く、トップ馬の体調維持などが難しいことも原因の一つか。但し6番人気以下は全く連対しておらず、大穴狙いは厳しい。臨戦過程では、旭川記念と北斗賞が参考になりそうで、両方に出走し、勝つまででなくても上位に入っていることが必要である。騎手別では藤野俊一騎手が過去5勝と現役最多、そして鈴木恵介騎手が4勝で続く。

今回のみどころ
  BG2に降格したとはいえ、ファン投票により選ばれた馬によるレースでありその意義は変わらない。実力、人気両面でのトップクラスの戦いである。最上位でファン投票1位のオレノココロが夏の暑さを避けて回避したのは残念だが、若馬も成長して力をつけており今後を占う意味でも重要なレースとなりそう。特に北斗賞、旭川記念と連覇してきたミノルシャープの力は本物。今回はハンデ差も少なく、重賞3連勝も視野に入る。これに対し、このレース連覇を目指す10歳馬のコウシュハウンカイもここでは意地を見せたいところ。近走苦戦しているセンゴクエースやホクショウマサルもここで本来の力を見せたい。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 メジロゴーリキ:グランプリは昨年に引き続き2度目の出場。昨年は先頭集団の中での粘りの走りで2着に食い込む健闘であった。先行して力で障害を越えて、直線は最後までしっかり走りきるというのがこの馬の型。近走は流れに乗れず後手に回ることも多かったが、少しずつ本来の力が発揮できるところに近づいてきた。
 2 キタノユウジロウ:グランプリは初出場。賞金ランク3番目で滑り込んだ。重賞はこれまで2勝、今年から古馬重賞戦線にも本格的に参戦しまずまずの成績を上げている。この馬が力が出せるのはやはり積極的に前に行けた時。逆に後手に回ると切れる脚がなく苦しい。障害力はしっかりしているのでこれを生かしたい。
 3 ミスタカシマ:グランプリはむろん初出場。重賞6勝と牝馬代表格だが好条件のレースに巡りあえないこともあり、成績だけ見れば苦戦気味。しかし力自体は持っており、同世代牝馬の白鳳賞では大きなハンデながら強さを見せた。脚質は好位について障害を越えて切れ味で前に付けるタイプ。前半で流れに乗りたい。
 4 シンザンボーイ:ファンが多く、3年連続でファン投票で選ばれた。ただ人気だけでなく、このレースは3着2回と実力を見せている。昨年は秋の北見記念で8歳で初めての重賞勝ちも上げた。その後はやや動きが重く上位には入れていないが、この馬は荷物が重くなって流れが落ち着いた方が力が出せる。障害力もある。
 5 カンシャノココロ:ファンに後押しされて3年連続の出走。重賞勝ちはないがチャンスがあれば出走し、人気以上に善戦している。安定した走りが持ち味で障害も時間はかかるがしっかり越えてくる。切れる脚はないものの最後まで走り切れる。準オープンなので今回は10kgのハンデをもらっておりこれを生かしたい。
 6 センゴクエース:グランプリは4度目の出場、過去3度で2着1回、着外2回。とにかくこの馬は障害が最大のウイークポイントとなっている。特に速いペースに流され慌てると失敗することが多い。障害を越えてくれば必ず上位に食い込むだけのスピードと力は持っているだけに、前半落ち着いて好位置につけたい。
 7 ホクショウマサル:9歳にしてグランプリ初出場。ファン投票で堂々選出された。不滅の記録である昨年までの31連勝とばんえい記念3着を経て、今シーズンは古馬オープンとして重賞戦線に挑戦。しかし本来の自分の走りが出来ておらず成績は上がっていない。出足が悪く障害も課題になっている。立て直しに期待。
 8 コウシュハウンカイ:グランプリは6回目の出場、惜しいレースが多かったが、昨年は終始他を引き離して圧勝、連覇を狙う。先行力と安定した走りが売りだが、最近は若馬勢にスピードで押され遅れをとる場面もある。昨年のように積極的に行って主導権を握れれば強さも。今回はハンデ差もほとんどなくチャンス。
 9 ミノルシャープ:北斗賞、旭川記念と今年の重賞2連覇中で絶好調。グランプリは昨年出走し当時5歳馬ながら4着に食い込んでいる。先行逃げ切りタイプで障害を先頭で越えるものの直線の失速が多かったが、最近は粘りと力強さが増し、最後までスピードが落ちなくなってきた。今回も賞金ハンデ差がなくもう一丁あるか。

展開予想
  基礎重量は800kg、この程度ならここに出るメンバーならどの馬も十分守備範囲。馬場も前日の雨で水分を含み軽めになりそう。それぞれの持ち味を見せられるチャンス。やはりミノルシャープとメジロゴーリキの6歳勢が先頭争いというのが概ねの見方だろうが、それほどガツガツとは行かないか。むしろセンゴクエースあたりが鈴木騎手なら早めに動かしてきそう。コウシュハウンカイも前に行きたいところだが、慌てず3,4番手あたりにつけるか。5歳馬キタノユウジロウあたりも調子が良ければ前に行きたい。ホクショウマサルは出足がカギ。
  ミノルシャープは障害も得意で、最近の勢いから見てもまず先頭で越えてくるだろう。近走は失速が少ないとはいえ、やはりある程度引き離して逃げたい。コウシュハウンカイも障害はしっかり越えて先頭争いに近い位置にはいるだろう。これに対し、センゴクエースやホクショウマサルは障害を越えられるか。一旦越えてくれば直線一気も。

【はむ!の見解まとめ】
  オレノココロがいないとなると、同じ10歳馬として◎(8)コウシュハウンカイは負けられないところ。近走はレース序盤でミノルシャープら若馬の勢いに押されているが、走りの安定度はやはりナンバーワン。前哨戦のとかち桂冠賞では勢いのある若馬勢を問題にしなかった。今回も崩れることは考えづらくやはり軸は外せない。馬場状態も丁度よさそう。
  対抗にはやはり○(9)ミノルシャープ。重賞を連覇した今の力は本物だろう。先行力がと障害力があって最後の粘り強さも身につけてきている。ほぼ定量に近いハンデ差で、800kgはまだまだ対応可能。体調さえ維持できていればここもチャンスは大きそうだ。ただ大外枠がカギか。単穴には、鈴木騎手に手綱が戻ってきた▲(6)センゴクエース。依然障害には課題が残るが、今回は積極的に行ってとにかく時間がかかってでも障害を越えることに力を入れてくるだろう。越えてさえくればなんとかなる。
  あとは、この時期になると調子を上げてくる△(4)シンザンボーイが今回も一発を狙ってくる。中団につけ、落ちてくる馬を1頭ずつ拾いながら前に行くというのがこの馬の善戦パターン。今回は今までのように簡単にはいかないだろうが、大レースに強く、無視はできない。おもしろいところでは注(3)ミスタカシマはどうだろう。初めての古馬重賞の北斗賞では見せ場も作り良い経験ができた。本来の粘りも戻ってきており、混戦になれば割り込みも。その他ではやはり(7)ホクショウマサルの復活が待たれるところだが、近走のレースぶりを見ると臆病になっているところがあり、もう少し時間が必要か。(1)メジロゴーリキもそろそろ立て直しても良さそうだが、まだ本調子ではなさそうだ。軽馬場なら見直しも。

はむ!の馬券狙いどころ:
  今のところなんとかプラスはキープ出来ているが、予想に対してやはり何かが足りず、一度外してしまうとズルズルといってしまう可能性も。なんとか防いでいきたい。
  ミノルシャープの3連勝も考えたが、ここは一日の長でコウシュハウンカイの方を狙う。センゴクももちろん狙いたいところだが変に人気するようだと逆らいたくなるのが心情というもの。本当はマサルあたりもそろそろ来るのではと気になるが。そのあたりはワイドも絡めて。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 8=9→6,4,3,7 合計8通り 各200円
      8→9,6→9,6,4,3,7,1 合計8通り 各100円
      9,8→6,4,3→8,9 合計6通り 各100円
  枠複 8=8,6 合計2通り 各500円 合計 4,000円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 8 700円
  ワイド 3=8,9,4,7 7=8,9,4 合計7点 各100円
  合計 1,400円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。その際には次年度の方針なども示していければと思います。(コラム欄は休みます)

【コラム】場外馬券売り場(2)(BAOO天文館に行ってきました。)
  昨年の夏ごろ当欄で書きかけておきながら、その後災害やコロナなどがいろいろあって後回しにしていた話題が多くあります。場外馬券売り場についてもその一つです。その場外についてはいろいろ述べたいことがあるので後回しとし、先週、鹿児島県にある場外馬券売場のBAOO(バオー)天文館に行ってきましたので、そこの報告をします。
  筆者はかねてから、旅打ちとまでは行かないけど、各地の競馬場や場外を訪れることが楽しみです。現在鹿児島県に住んでいますが、大隅半島側の方で、そこには場外馬券売場はありません。(車券・舟券売り場はある)そこで、先日、鹿児島市に行くことがあり時間があったのでBAOOをのぞいてきました。BAOOとは地方競馬全国協会(NAR)の関連会社が運営する地方競馬共通の場外馬券発売所のことで、全国で8カ所(先月1カ所(東広島)が廃止になり7カ所)あります。そして現在筆者が住む鹿児島県には鹿児島市の繁華街・天文館の一角に「BAOO天文館」があります。そこではどこかの地方競馬2~3カ所の馬券を毎日発売しています。そして毎日ではありませんがばんえいの馬券を売る日があります(最近は発売日が増えてきました。)

 コロナまっただ中の時期で、数ヶ月閉鎖していた時期もありましたが、6月末から十分な感染防止策をとった上で再開することとなりました。BAOO天文館は場外の中でも狭い方で、満員になれば100人程度のキャパでしょうか。それこそ密になりそうですが、筆者が行った日は土曜日で最も多くて客は10人程度。しかも入場するたびに体温を測り、消毒液で消毒するなど、感染のリスクは少なそうです。
  一般席のほか、1000円で指定席(ロイヤルシート)もあります。そこでは自分で好きな競馬場やオッズの画面を切り替えて見ることができます。シートもゆったりしており、しかも感染対策で隣の席は空けるので相当くつろげそうです。
  先日はたまたまばんえい帯広の発売日だったので、数レース買ったりしていました。

2020年8月3日月曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】回顧・第45回ばんえい大賞典(8/2)

ばんえい重賞レース回顧
第45回ばんえい大賞典(BG3)-2020年8月2日-10R 200m直 曇 0.4%
  1着◎(7)コマサンダイヤ(島津新) 2分03秒9
  2着▲(10)カイセドクター
  3着 (9)ブラックサファイア
   単勝 7 260円(2番人気) 馬複 7-10 950円 三連単 7-10-9 7,400円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○等は、はむ!の当初予想印)

  3歳の重賞で三冠の第一弾第45回ばんえい大賞典は、イレネー記念馬で2番人気となっていたコマサンダイヤが障害2,3番手からゴール前で前の馬が止まったところを差し切り勝ち。イレネー記念に続いて重賞2勝目となった。島津新騎手はこのレース初制覇、重賞は旭川記念に続く連勝で今季3勝、通算5勝目。金田勇調教師もこのレース初制覇で重賞通算18勝目。

レース振り返り
  帯広はここ1週間は降水がほとんどなく、かなり乾燥し、散水はされたものの時計のかかる馬場であった。
  レースは、スタートからほぼ横一線で第1障害を越えた。1番人気キョウエイリュウが一旦前に出たが、後続も差がなく続く。そして各馬が刻みを入れ始めたところで、コウテイとトワトラナノココロの先行馬がすっと前に出て、この2頭がレースを引っ張る形、キョウエイリュウとコマサンダイヤが続き、ブラックサファイア、カイセドクターも前を見ながらこれらについて行く展開。1,2障害中間から第2障害手前までもほぼ同じような態勢で続き、コウテイとトワトラナノココロが並ぶように先頭で第2障害の手前に、すぐにコマサンダイヤとブラックサファイアが詰めて、キョウエイリュウ、カイセドクターも追いついた。ここまで62秒と馬場状態にしてはまずまずの中間ペース。
  最も先に障害を仕掛けたのはコマサンダイヤ、程なくコウテイ、トワトラナノココロが続き、ブラックサファイアも早めに仕掛けた。コマサンダイヤは天板で立ち止まりそうになりながらも一歩ずつ踏みしめていく。その間にコウテイとブラックサファイアが障害をひと腰で越え、この2頭が先頭へ。コマサンダイヤもなんとか越えて前に差がなく続く。その後は少し遅れてトワトラナノココロ、カイセドクターと続き、さらに一歩遅れてじっくり溜めていたキョウエイリュウも障害を越えた。
  先頭争いは降りてからの切れ味でブラックサファイアが前に出て、1馬身差でコマサンダイヤが追う態勢、コウテイがやや遅れて、外枠のトワトラナノココロとカイセドクターがじわじわ追う。キョウエイリュウも後ろから追うが差は縮まらず苦戦。先頭を行くブラックサファイアはキャンター気味に走り、差を離しにかかる。残り20mでコマサンダイヤに2~3馬身のリードをつけ、ゴールを目指す。しかし残り10mあたりでブラックサファイアが立ち止まった。コマサンダイヤが近づくがこれもスピードが緩み加減、そこに外からカイセドクターが伸びてきた。それでもブラックサファイアが立て直し1馬身のリードを保ってゴール直前まで来たがそこで再びストップ、そこをコマサンダイヤと追ってきたカイセドクターがほぼ同時に並びかけ、そして、わずかに数十センチほどの差でコマサンダイヤが前に出て優勝。カイセドクターが2着に流れ込み、ブラックサファイアは更にもう一度ゴール前で止まったがなんとか3着に残った。1番人気のキョウエイリュウは伸びずに6着に終わった。

次走へのメモ
コマサンダイヤ(1着):終始安定した走りで、障害の天板で止まりかけたが力で持って行った。最後も慌てずに前が止まったところをゴール前で差し切った。好調の島津騎手の勢いがそのまま馬にも乗り移ったイメージだ。父母の力強さも受け継いでおり、走りも安定しているのでこれからも益々強くなりそうな気配がある。次は狙いは当然2冠目のばんえい菊花賞だが、ハンデ加算覚悟ではまなす賞も狙いに行くか。強豪の4歳に胸を借りてもおもしろい。
カイセドクター(2着):大外など不利な条件もあって前に行けなかったが、最後はあと一歩のところまで迫っていた。好調をキープしているようだ。着実に伸びてくる脚があり今後も上位を賑わすことは違いない。はまなす賞ではこの馬にも十分チャンスはありそう。
ブラックサファイア(3着):課題の障害も越えてきて、キャンターで逃げ切り態勢に入ったときはこの馬で決まりかと思わせたが最後に落とし穴があった。やはりやや荷が重かったか。大いに見せ場は作った。先行力があるのも強みで今後も侮れない。
トワトラナノココロ(4着):馬体重のは心配されたが、前に行ってこの馬らしい走りはしており、最後の失速も最小限で、粘りの走りを見せた。ただ、できれば先頭で障害を越えたかった。更に力をつけて軽馬場にでもなればチャンスはありそう。
コウテイ(5着):繰り上がり出走ながら、積極的なレース運びで一旦は先頭に立つなど見せ場は作った。やはりこの馬は力勝負になると十分上位でも戦えそう。自己条件でしっかり勝ち星を重ねたい。
  その他では、やはりキョウエイリュウ(6着)。力負けというより流れに乗れなかったイメージ。慎重になりすぎたか。むしろ古馬レースあたりの方がこの馬本来のペースで走れそう。エンゼルフクヒメ(7着)は好位置で走っていたが、障害でストップして勢いをそがれた。ゴールドハンター(8着)は前半から遅れをとり、この馬らしい走りは見られなかった。自己条件で立て直したい。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 枠複7-8 5枚 単勝 7 7枚 ワイド 7-10 1枚
  ブラックサファイアに逃げられたと思ったがゴール前にドラマがあったね。やはりコマサンダイヤの粘りの走りが一歩抜けていた。ブラックサファイアを完全に無印にしていて3着に残られたので、三連単は逃したが、あとは概ね良かった。それでもプラスにならないところは反省点だが・・。ま、なんとか持ちこたえているというところか。
  今回収支 -860
   (通常分) -1,650  (配当)2,650 (投入)4,300
   (単複・ワイド) +790  (配当)2,190 (投入)1,400
  今年度累計 +10,020(8/2・ばんえい大賞典終了時点)
   (通常分) +9,960 (配当 35,860 - 投入 25,900)
   (単複・ワイド) +60 (配当 8,560 - 投入 8,500)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2020データ・馬券成績表)

  次回は2週間後の8月16日(日)、ファン投票による夏の大一番、ばんえいグランプリ(BG2)です。予想は前日までにアップしたいと思います。