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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2019年7月20日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】重賞予想・第27回北斗賞(7/21)

  今週のばんえい重賞は古馬の一戦、北斗賞です。早速予想いってみましょう。(いつものコラムは記事の後ろ側に持っていきます。)

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第27回北斗賞(BG3)
(2019年7月21日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 3歳以上オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
オレノココロ 牡9 800 鈴木恵 槻舘重 青毛 差
ミノルシャープ 牡5 790 阿部武 大友人 鹿毛 逃
  マルミゴウカイ 牡6 790 藤野俊 槻舘重 鹿毛 差
センゴクエース 牡7 790 菊池一 槻舘重 鹿毛 差
  ゴールデンフウジン 牡5 790 西将太 今井茂 青毛 追
  ソウクンボーイ 牡9 790 村上章 西邑春 鹿毛 追
  アアモンドグンシン セン4 780 長澤幸 小林長 鹿毛 先
メジロゴーリキ 牡5 790 西謙一 松井浩 鹿毛 逃
コウシュハウンカイ 牡9 790 藤本匠 松井浩 栗毛 先
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「北斗賞」の概要と傾向
  7月盛夏の古馬重賞。北斗賞自体は第27回だが、かつて行われていた「地方競馬全国協会会長賞」を引き継いでおり伝統ある重賞である。1か月前の旭川記念と出走条件が変わらず、負担重量が基礎重量が20kg増加するのみ。出走メンバーもほとんど変わりなく「旭川記念」「北斗賞」は双子関係のレース。しかし旭川記念と北斗賞を連覇した馬は2008年のナリタボブサップ以来10年間ゼロである。過去10年間では1番人気は(5,1,1,3)とまずまずだがここ数年は勝ちきれないことも多い、一方、2番人気から5番人気までの馬がまんべんなく勝っており、このあたりが注目か。また、旭川記念2着の馬が5勝していることも特筆もの。もちろん同レースのリベンジを果たすこともあるが、旭川記念を優勝した馬が、ハンデが加増となるということもあるだろう。あとは、翌月のBG1ばんえいグランプリとの兼ね合いも微妙に影響している可能性がある。例えば、重賞23勝のオレノココロがこのレースに勝てていないのもこのあたりが原因か。牝馬の優勝は帯広開催になってからは一度もない。現役の騎手では鈴木騎手、藤野騎手、松田騎手がそれぞれ3勝を挙げている。

今回のみどころ
  春から夏にかけての古馬重賞戦線は、シーズン当初にオッズパーク杯、6月に旭川記念、7月の北斗賞と続いて、8月に大一番のグランプリがある。各レースの出走メンバーはあまり替わらないが、レースごとに順位は微妙に変わってくる。各重賞で勝てば負担重量が加増となりハンデとなることもあり、古馬トップクラスはどのレースに照準を合わせていくかもカギとなってくる。今年は次のばんえいグランプリまでの間が3週間と短くそのあたりもポイントか。オッズパーク杯、旭川記念を連覇したオレノココロはさすがにここは一息入れてくるだろう。そうなると、同じ9歳でこのレースの連覇を狙うコウシュハウンカイが中心となるだろうが、巻き返したい7歳馬センゴクエースや、メジロゴーリキらイキの良い5歳勢も黙ってはいない。どの馬がこのレースを強く勝ちたい気持ちになっているかだろう。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 オレノココロ:重賞23勝で自己記録を更新中、今シーズンも絶好調で重賞連覇ととどまるところを知らない充実ぶり。今回もハンデはわずか10kgであっさり重賞3連覇も考えられる。ただ照準は翌月のグランプリか。
 2 ミノルシャープ:5歳馬ながら旭川記念では持ち前の障害の上手さと粘りの走りで2着に食い込んだ。先行力と障害力はレース運びの自信にもつながっている。あとは最後の詰めが課題だが、近走は粘りの走りを見せている。
 3 マルミゴウカイ:昨年の岩見沢記念勝ちなどかつては勢いがあったが、最近は障害で手間取るなどパッとしない成績が続く。一方、軽めの特別戦あたりでは好走しており、きっかけをつかめばスルスル抜け出す場面もある。
 4 センゴクエース:ばんえい記念馬も今シーズンは期待されながら未勝利。障害で手間取る場面も目立っている。馬体は充実しており、降りてからの脚取りは確かなので、流れをしっかりつかめば十分勝ち負けできるはず。
 5 ゴールデンフウジン:強い5歳馬の一角。切れ味が身上の馬でオッズパーク杯では障害を降りて一旦は先頭を伺うほどであった。課題は前半の位置取りと障害の不安定。ここを克服すれば強い一線級相手でも互角に戦える。
 6 ソウクンボーイ:9歳世代の一角。今回も繰り上げで出走権を得てきた。重賞の常連だが、近走は後手に回ることが多く、本来のスピード感ある走りが影を潜め大敗が続いている。少しでも前に行ければチャンスはあるはず。
 7 アアモンドグンシン:4歳馬ながら旭川記念に挑戦するなど意欲的。世代重賞の柏林賞では障害のミスで敗れたが、むしろペースが落ち着く古馬重賞の方が合っているか。流れに乗ればこの相手でも十分見せ場は作れそう。
 8 メジロゴーリキ:すっかり古馬重賞戦線の常連となり、しかも見せ場を作っている。抜群の先行力がモットー、馬場も重量も重くなればなるほど本来の力が発揮できる。切れる脚はない分だけいかに前でさばけるかがカギ。
 9 コウシュハウンカイ:先行力と安定した走りで必ず上位は確保する馬だが、旭川記念あたりでは若干引っかかる面も見られた。前走も2着ながらやや淡泊な走り。今回はハンデもなく、本来の力を出せればこのレース連覇も。

【はむ!の見解まとめ】
  やはり注目はばんえい最強馬オレノココロ。今シーズンは絶好調。今回もハンデは10kg程度、普通なら、3週間後のBG1ばんえいグランプリに照準を合わせ、ここではさすがに緩めてくるのではと考えられるところ。しかしそれでも勝ちきってしまうほど充実している。最内枠もオッズパーク杯で勝っているなどむしろ得意な枠。外詰めなので内側が空くのも良い。3連続重賞制覇の可能性は限りなく大きい。
  しかし、やはりそれで決まると面白くないので、当欄ではやはり他馬にも奮起してもらいたいという気持ちを込めて逆転の可能性を探ってみた。なかなか難しいが、5歳馬◎(8)メジロゴーリキの逃げ切りに期待。力は十分。走りの安定感もある。重量も800kgのチャンピオンカップで古馬相手に勝利しており、全く問題ないだろう。自分で展開を作れるのが強み。最後の粘りもあり、軸にはなり得る。ただあまり速い展開になると厳しいか。
そして、○(1)オレノココロは対抗とした。極端な軽馬場になって、遅れを取るなど余程のことがない限り負けることは考えにくいが、そこは競馬なので番狂わせも期待して。
  そして、そろそろ奮起してほしいのが▲(4)センゴクエース。近走は一歩遅れ、障害でのミスも時折見られ全面信頼はしづらいが、そこはばんえい記念馬のプライドもあるだろう。今回は中枠に入り、本来の力を存分に発揮できる条件は揃った。
  さらには、もう一頭、旭川記念で2着に粘った△(2)ミノルシャープも押さえておきたい。障害力の良さは抜群。最近は粘りも出てきた。負担重量が重くなると厳しくなりそうだが、馬場的にもまだ許容範囲だろう。そして、注(9)コウシュハウンカイ。当欄でオッズパーク杯、旭川記念と2回同馬を本命にしながら、オレノココロにやられている。ただ大敗しているわけでなく、ここでも大きく崩れることは考えにくい。しかし、今一つ決め手に欠ける上に、今回は苦手としていた大外枠に入り、厳しいレースになると見て注意程度までに評価を下げた。
  あとは、そろそろ復活劇を見たい(3)マルミゴウカイ。最近は障害で苦しみ成績は上がっていないが、流れが落ち着けばいつかは大駆けもあり得る。(5)ゴールデンフウジンの爆発力も見逃せないが、現状ではやはり差があるか。
  展開だが、馬場はそれまでの雨の影響でやや軽めに推移か。それらを考慮に入れてもほぼこれまでと同様平均ペースで、メジロゴーリキ、ミノルシャープが前に行き、コウシュハウンカイが追走、センゴクエース、オレノココロが中団に控えるといった構図だろう。あとは障害がポイント。先行の2頭は早めに抜け出すだろう。コウシュハウンカイもこれに続きそう。あとは後続がどのポジションで障害を越えていけるか。

はむ!の馬券狙いどころ:
  今シーズンのまだ重賞は今回で4レース目だが、馬券的には今年も最初からパッとせずズルズルとマイナスが増えつつある。この辺で断ち切りたいのだが。
  今回は予想上ではメジロゴーリキを本命にしたが、馬券ではいつもやられているオレノココロの方を中心に、そして2回続けて狙ったコウシュハウンカイの評価を下げてみた。こういう時は往々にして逆の結果が出るものだ。しかし両方狙うとまた中途半端になるので、今回は素直に連はオレノココロを中心にいってみたい。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 1=8,4,2(1頭軸マルチ) 合計18通り 各100円
      1→8,4,2,9→8,4,2,9 合計12通り 各100円
      8,4→8,4,2,9→8,4,2,9 合計12通り 各100円   8,4→9→1 合計2通り 各100円 合計 4,400円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 8 500円
  ワイド 8=1,4,2,9 2=1,4,9 合計7点 各100円
  合計 1,200円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。

【コラム】場外馬券売り場(1)
  (今年度に入ってまたコラム欄が記事の冒頭に来ましたので、記事の後ろに戻します。)   競馬好きの人なら、場外馬券売り場で馬券を買う人も多いでしょう。中央競馬ならWINS(ウインズ)、そして地方競馬にも各地に場外馬券売り場があります。(但し、競輪や競艇に比べ、人口の多い場所に偏っており地方には少ないように思います。また長野県と沖縄県のように公営ギャンブルが一切ない県もあります。)
  ところで、競馬場はかつていわゆるおじさんたちが血眼になって馬券を握りしめるグレーな場所でした。ここ20~30年で特に中央競馬はそういう雰囲気はほどんどなく、若者グループやカップルや家族連れなどがレジャーとして楽しむ場所になっています。地方競馬ではまだ昔の雰囲気が残っているところも多いですが、それでもずいぶん明るくなりました。一方、場外馬券売り場は、やはり馬券を買うのが目的の場所ということで、いわゆる鉄火場(ギャンブル場)の感じは抜けていません。客層も9割方はオジサンのままです。そんな場所には足が向きにくいとは思いますが、それでも筆者的にはネットで画面の馬券を買うくらいなら、場外に行って紙の馬券を買いたいと思うのです。この話はまた次回以降。

2019年7月9日火曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】回顧・第13回柏林賞(7/7)

ばんえい重賞レース回顧
第13回柏林賞(BG3)-2019年7月7日-10R 200m直 晴 1.1%
  1着注(10)ミスタカシマ(鈴木恵) 2分03秒4
  2着 (5)コウシュハレガシー
  3着 (3)オレノタイショウ
   単勝 10 600円(4番人気) 馬複 5-10 1,550円 三連単 10-5-3 31,650円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○等の印は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい4歳三冠第一弾、第13回柏林賞は、4番人気の牝馬ミスタカシマが外枠から最後の直線で抜け出して快勝、重賞はばんえいオークス以来で5勝目となった。このレースの牝馬の優勝は初めて。槻舘厩舎はこのレース4連覇。鈴木恵介騎手はこのレース連覇で4勝目、今年度重賞3連勝で通算77勝となった。

レース振り返り
  帯広は週の半ばに雨が降ったものの、その後は天気も回復し、砂煙の上がる渋めの馬場状態であった。
  キタノユウジロウが競争除外で9頭の争い。レースは序盤から落ち着いたペースで、カネサダイマオーが第1障害からやや遅れをとったものの他の馬はほぼ横一線。各馬頻繁に刻みを入れながら出たり入ったりの競馬。最内のオレワチャンピオンが心持ち前に出て、これにコウシュハレガシー、ジェイコマンダー、アアモンドグンシンらが続いた。そして大外のミスタカシマも全体のペースが遅くなっていると見て中盤から前に追いつき、5~6頭が一線で第2障害手前へ。ここまで64秒とややスローペース。
  第2障害を先に仕掛けたのはコウシュハレガシーとミスタカシマがほぼ同時、これにジェイコマンダー、オレワチャンピオン、アアモンドグンシンと続いた。先に仕掛けた2頭はいずれもひと腰で障害を越えたが、特にミスタカシマの動きがスムーズで、先に障害を降りた。コウシュハレガシーは踏み込んだ分一歩遅れたがすぐに障害を越えてミスタカシマに並びかける。後続はジェイコマンダーが両前脚を踏ん張りながらひと腰で障害をさばき、前の2頭を激しく追う。オレワチャンピオンとアアモンドグンシンは障害で手間取った。その間に後方待機のオレノタイショウが障害を越え、立て直したオレワチャンピオンと並んで4番手で追った。アアモンドグンシンの方は天板で膝を折り更に遅れた。
  先頭争いは、直線に入ってからコウシュハレガシーがミスタカシマを一瞬かわし前に出たが、ミスタカシマもしぶとくついて行く。さらに3番手につけた1番人気ジェイコマンダーも必死に前に近づこうとするが差はわずかに縮まる程度。そして、残り20mを切ったころ、コウシュハレガシーが少しずつ緩むところを外のミスタカシマが加速し再逆転。その勢いは衰えずそのままゴールを駆け抜けた。コウシュハレガシーも最後はいっぱいになりながら2着を確保。3着には前を追っていたジェイコマンダーが詰まり、後方から来たオレノタイショウにかわされた。オレノタイショウがそのまま3着、ジェイコマンダーはゴール前でも立ち止まり、最後はアアモンドグンシンにもかわされ5着に終わった。

次走へのメモ
ミスタカシマ(1着):前哨戦では序盤から全く走らなかっただけに、その時と同じ大外枠、そして実質トップハンデと今回も厳しいかと思われたが、取り越し苦労であった。体調も戻っていたようだ。結果を見れば実力馬が実力どおり走ったということか。障害の上手さも光る。それでもまだ8割のデキに見え、今後さらに調子を上げれば相当活躍が期待される。次の選択肢が広がるが、はまなす賞→秋の銀河賞というところか。ファン投票いかんによってはグランプリも考えられるが厩舎的には見送るだろう。
コウシュハレガシー(2着):前半から積極的にペースを作り障害をしっかり越え直線で走り切る、この馬としては完璧なレース運びであった。除外明けの心配もあったが走りには影響はなかった。今回は勝ち馬が強かったというところか。ただ力は着実に付けてきており、今後が楽しみだ。次はやはり8月末のはまなす賞が狙いか。
オレノタイショウ(3着):重賞初挑戦ながら堂々たる走りであった。相手を見て序盤は自重したが、全体のペースが遅くなったこともあり、しっかり溜めて障害をクリア。最後の直線で爆発した形だ。走りから見て高重量でもやれそうなイメージ。今後に向けて好調を維持し重賞出走権確保のためしっかり賞金を稼ぎたい。
アアモンドグンシン(4着):トップハンデでも走りそのものは悪くなく、実力のあるところは見せたが、障害でのミスが痛かった。膝折も時折見られこれが癖にならなければ良いが、調子さえ取り戻せば巻き返しは可能。重賞でも軽視はできない。
ジェイコマンダー(5着):ライラック賞の走りなどから、結局は1番人気を背負うことになり、展開が難しかったか。位置取りが難しく、直線も無理をした形になったのが最後の失速につながったように見える。このあたりはまだ力の差か。
  その他では、オレワチャンピオン(6着)は最内枠はあまり得意でないのか、先行したものの淡泊な走りで見せ場は作れなかった。マツノタイガー(7着)は前半にもう少し積極的に行けていれば障害は越えていただけに上位に食い込むチャンスもあったか。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 ワイド 3-5 1本のみ (その他・除外による返還あり)
  まず予想は大外れ。ミスタカシマは注意はしていたものの勝ちきれるとまでは思っていなかったし、コウシュハレガシーにいたっては今回ノーマーク(両馬ともそれまで追っておきながらここで見限ったから痛い目にあった)ただ、保険的に勝ったワイドが引っかかり、あとキタノユウジロウ除外の返還があったので、最小限の傷ですんだ。悪運が強いというか。でも当たったわけではないので、やはり気分は晴れない。次また頑張ろう。
  今回収支 -1,550
   (通常分) -2,000  (配当)0(返還)2,500 (投入)4,500
   (単複・ワイド) +1,450  (配当)1,650 (返還)200 (投入)1,400
  今年度累計 -7,870(7/7・柏林賞終了時点)
   (通常分) -6,920 (配当等 6,280 - 投入 13,200)
   (単複・ワイド) -950 (配当等 3,250 - 投入 4,200)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2019データ・馬券成績表)

  次回の重賞は2週間後の7月21日、古馬重賞の北斗賞です。予想はいつもどおり前日までには書きたいと思っています。

2019年7月6日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】重賞予想・第13回柏林賞(7/7)(一部改)

道外ファンとして
  我々北海道外に住む競馬ファンとしては、ばんえい競馬の存在は知っていても、かつてはそれを目にすることはほとんどありませんでした。しかし最近はスカパーやネット中継で全国いつでもどこでもばんえい競馬を観戦することが可能となりました。筆者もスカパーでチャンネルを回し回し見ていて中継にたどりついたのもばんえいを本格的に見るきっかけの一つです。
  そしてもう一つ、ネットで馬券が買えるようになったのも大きなことです。でもやっぱり現地で観戦して馬券を買うのが最も好ましいことでしょう。しかし現在九州に住んでいる筆者のように遠くに住むファンからすれば、帯広は相当遠く簡単に行けるものではありません。そんな時でも馬券が買えるネットは本当に便利なものです。一方、道外のファンがライブ感をもって馬券が買える方法として場外馬券売り場があります。当欄では今後この話題にも時折触れていきたいと思います。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第13回柏林賞(BG3)
(2019年7月7日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 4歳オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
オレワチャンピオン 牡4 700 菊池一 中島敏 栗毛 逃
マツノタイガー 牡4 690 島津新 小北栄 鹿毛 差
  オレノタイショウ 牡4 690 渡来心 久田守 鹿毛 先
  カネサダイマオー 牡4 690 長澤幸 松井浩 青毛 追
  コウシュハレガシー 牡4 700 西謙一 平田義 栗毛 先
ジェイコマンダー 牡4 700 西将太 槻舘重 青毛 差
  ハマノダイマオー 牡4 690 藤本匠 松井浩 鹿毛 先
アアモンドグンシン セン4 720 赤塚健 小林長 鹿毛 逃
除外 キタノユウジロウ 牡4 710 松田道 村上慎 栗毛 差
10 ミスタカシマ 牝4 700 鈴木恵 槻舘重 栗毛 先
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「柏林賞」の概要と傾向
  ばんえいでは、平地競馬に比べ馬が力を出せるピークの年齢が高く、ばんえい記念の勝ち馬に見られるように6~7歳くらいになってようやく本格化する。したがって4歳はまだまだ若馬の部類。そこで4歳馬による世代重賞の三冠(柏林賞、銀河賞、天馬賞)が整備されている。柏林賞はその第一弾。ちなみに「柏林」は、ばんえいの帯広競馬場の近くの「柏林台」の地名から取ったもので、十勝の防風林を形成する木の一つとして柏の木があることからこの名がついたもの。
  傾向は、過去10年で1番人気は(3,2,0,5)とやや怪しい。下位人気でも連に絡むことも多く、飛び抜けて強い馬がいる時以外は、かなり波乱気味のレースと見て良い。クラスによるハンデ差が大きいことや、晩成型の馬が伸びてきて既に実績を挙げている馬としのぎを削ることなどが要因か。臨戦過程的には、シーズン当初に行われる世代特別戦すずらん賞、ライラック賞などが参考になるものの、いずれも成績が結びついておらず(過去10年ですずらん賞勝ち馬2勝、ライラック賞勝ち馬1勝のみ)、かなり難解なレースの一つとなっている。
  牝馬の優勝は一度もなく牡馬有利。2着に入ることは時折あるので連狙いまでか。騎手では鈴木恵介騎手が3勝でトップ、現在槻舘厩舎が3連覇中である。

今回のみどころ
  今年の4歳世代は、ばんえいオークスや菊花賞など重賞を3勝している牝馬のミスタカシマがランキング1位に君臨、これに、ダービー、大賞典に勝ったセン馬のアアモンドグンシンが続く。その他はオレワチャンピオンやカネサダイマオーといった重賞勝ち馬がいるが、基本はミスタカシマとアアモンドグンシンの上位2頭が世代を引っ張っている。ただこの2頭はタイプが違い、相反するイメージ。流れや馬場状態を味方につけた馬が勝つチャンスが大きい。もちろんこれらに続くキタノユウジロウら中堅どころもタイトルを狙ってきているだろうし、そして、ジェイコマンダーやマツノタイガーら最近の上昇馬も不気味な存在。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 オレワチャンピオン:重賞は2歳時のヤングCSで勝っているが、3歳時は休み休み使ったこともあり1勝もできなかった。高重量も得意ではなさそう。先行力はあるので、軽い馬場や荷物になると一変も、調子も上昇傾向。
 2 マツノタイガー:重賞はダービー、菊花賞と繰り上がりで出走したものの力の差があった。今年に入って勝ち星を重ね、堂々と賞金で出走権を得た。父ダイエーヒーローはマルミゴウカイなどを出しており、勢いに乗れば。
 3 オレノタイショウ:重賞初出走、特別戦も2歳時の青雲賞(8着)のみだったが、今年に入って力を付け、前走ゴールドトロフィーで事実上の出走権争いを制してきた。元々先行力はあるが、障害も最近はこなせている。
 4 カネサダイマオー:イレネー記念を勝った頃はかなりの素質を感じさせたが、その後は動きが重く大敗が続いている。本来なら鋭く伸びる末脚がモットーで怖い存在のはずだが、まずは馬が走る意欲を見せることが必要か。
 5 コウシュハレガシー:重賞は3着が4回と、力はあるが今一歩爆発力に欠ける。よく兄のメジロゴーリキと対比され、安定感は似通っているが、体が大きくない分やや非力に見える。自在に動けるので流れが向けばチャンスも。
 6 ジェイコマンダー:デビュー当初はヤングCS2着など勢いがあったが、3歳の重賞では苦しい成績が続いた。今シーズンに入り前哨戦のライラック賞で直線抜け出して勝利するなど調子を上げてきた。自在に動けるタイプ。
 7 ハマノダイマオー:重賞では常連だが最高でも4着と成績は上がっていない。相手に合わせて自在に走れるタイプだが、決め手に乏しく見せ場のないまま終わることも多い。近走は障害でも苦しんでおり、きっかけが必要。
 8 アアモンドグンシン:昨年のばんえいダービー馬。昨シーズンは破竹の勢いで世代トップとなったが、ダービー勝利以降はハンデ差や相手関係もあって障害が越えられず苦しいレースが続いた。近走は巻き返しの兆しが見られる。
 9 キタノユウジロウ同馬は競争除外となりました。実力は上位だが、ダービーなど重賞では2着3回とまだタイトルはない。障害もこなせて、降りてから確実に走れる脚はあるが、出足で一歩遅れるなど勝ちきれないレースが続いている。前半がカギか。
 10 ミスタカシマ:オークス、菊花賞勝ちなど牡馬も含め世代トップにいる。ただ今シーズンはハンデ差もあって苦しい戦い。前走も序盤から遅れを取った。但し障害はしっかり超えており、一息入れてどこまで立て直せているか。

【はむ!の見解まとめ】
  先にも述べたように、この世代は重賞複数勝ちの2強(ミスタカシマ、アアモンドグンシン)に、重賞常連の上位馬が並び、それに最近の上がり馬が絡んできている。ただ、トライアルのすずらん賞(優勝:コウシュハレガシー)やライラック賞(優勝:ジェイコマンダー)の成績はハンデ差もあって、柏林賞に直結するとは考えにくい。実績を取るか、調子を取るかが悩みどころ。
  展開の読みも難しく、例えば、切れ味勝負のアアモンドグンシンが序盤から先頭を伺ったり、先行力のあるはずのミスタカシマが後ろから行ったりすることもあり予測がつかない。確実に前に行きそうなのはオレワチャンピオンくらいか。馬場が軽めが想定されるので、障害がやや不得手な馬が序盤から飛ばし、じっくり溜めてから障害に挑戦するという展開も考えられる。
  当欄ではかなり迷ったが、今年度に入り絶好調の◎(6)ジェイコマンダーの勢いを買いたい。2歳時に活躍するなど元々力は持っている馬、自在に動けるタイプで、やや苦手だった障害も近走は切れてきている。このレース4連覇を目指す槻舘厩舎の隠し球ともいえる。軸の中心として。
  対抗には、念願の重賞タイトルが欲しい○(9)キタノユウジロウを押さえたい。切れ味が鋭く、障害力もあるので上位は確実に狙える馬だが、何か一歩足りないものがあり、重賞や特別戦でも2着続きとなっている。そろそろ爆発しても良い頃だが。そして、地力で勝る▲(8)アアモンドグンシン。今年に入って苦しいレースは続いているもののハンデ差や相手関係があってのもの。前走は古馬重賞の旭川記念に挑戦し重い荷物を経験した。早めに仕掛けてくればあっさり勝ちきる可能性も。
  馬場が軽いままなら△(1)オレワチャンピオンが内から抜け出してしぶとく逃げ粘るような展開も想定しておきたい。自分で展開が作れるのも強み。そして注目されるのが、世代ランクトップの注(10)ミスタカシマ
。実績のある女傑だが、前走は全く走らず、今回はその時と同じく大外枠、臨戦過程的にも不安要素は多くあり、中心としては狙いにくい。しかしやはり持っている力は上位。どこまで立て直せているか。
  その他では、トライアルのすずらん賞で快勝した(5)コウシュハレガシーは前走除外の影響などが気になるが、流れに乗れば力のある一頭。さらに、前走、ライバル対決を快勝し一気に頭角を現してきた(3)オレノタイショウなどにも目を配りたいが、馬券的にはどこまで手を広げられるか。
  なお、キタノユウジロウは競争除外となりました。

はむ!の馬券狙いどころ:
  当欄は手広く買ってどこかで引っかかってくれれば、というのが基本的スタイルで、筆者の性格上それはやむを得ないのだが、当たらないか当たってもプラスにならないことが多い。高配当が狙える組み合わせも買っている今回あたりスカッと当てて、プラス街道を余裕で歩きたいものだが・・・。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 6,9,8→6,9,8,1→6,9,8,1,10 合計27通り 各100円
  馬複 6,9,8,1BOX 合計6通り 各200円
  枠複 6,8,1BOX 合計3通り 各200円 合計 4,500円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 6 500円
  ワイド 5=6,9,8,1,3 3=6,9,8,1 合計9点 各100円
  合計 1,400円で勝負! 
  後日追記:当欄で○としていたキタノユウジロウが競争除外となったため、これに関係する馬券は払い戻しを受けることとし、買い直しはいたしません。
  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。

2019年6月26日水曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】回顧・第50回旭川記念(6/23)

ばんえい重賞レース回顧
第50回旭川記念(BG3)-2019年6月23日-10R 200m直 晴 2.2%
  1着注(2)オレノココロ(鈴木恵) 1分55秒8
  2着△(5)ミノルシャープ
  3着◎(3)コウシュハウンカイ
   単勝 2 270円(2番人気) 馬複 2-5 2,970円 三連単 2-5-3 11,210円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○等の印は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい古馬重賞の一戦、第50回旭川記念は、2番人気の9歳馬オレノココロがトップハンデをもろともせず差し切り勝ち。旭川記念は3年連続の優勝となった。重賞通算は23勝で自己の持つ最多重賞勝利記録を更新した。鈴木恵介騎手もこのレース3連覇で3勝目、重賞通算76勝となった。

レース振り返り
  帯広は前日にかなりの雨が降ったが、当日晴れたこともあり、極端な軽馬場にはならなかった。
  レースは5歳馬メジロゴーリキが好スタートを決めハナを切って行く。後続は1番人気コウシュハウンカイが第1障害でややつまづきながらも前を伺う。あとはミノルシャープ、ゴールデンフウジンといった5歳勢が続く、オレノココロは先頭集団のやや後ろ、急遽騎手変更のあったセンゴクエースは後方待機といった展開。各馬刻みで出入りはあったもののほぼ同じような体勢で第2障害手前へ。ここまで58秒とまずまずの平均ペース。
  第2障害もメジロゴーリキが先に仕掛け、コウシュハウンカイ、ミノルシャープがすぐに続く。メジロゴーリキは力強く登って坂の天板まで来たがそこで一旦ストップ。そしてコウシュハウンカイは坂の7分どころで立ち止まった。一方ミノルシャープは障害をひと腰で越え、一瞬の切れ味もあり先頭へ。メジロゴーリキもすぐに立て直して2番手。コウシュハウンカイもふた腰目で立て直し、前に続くが、その時には十分溜めを効かせたオレノココロがふらつきながらも勢いで障害を越えて来て早くも並びかけてきた。後続は障害で苦しみ、シンザンボーイが5番手で降りたもののあとは大きく離された。
  先頭争いはミノルシャープが2馬身ほどの差で逃げ、メジロゴーリキにコウシュハウンカイ、オレノココロが並びこの3頭で前を追う。その中でもオレノココロはやはり脚色が良く、抜け出して前のミノルシャープにじわじわ近づく。ミノルシャープもしぶとく粘り逃げ切りを図るが残り10mを切ったところでオレノココロに捕らえられ、そしてオレノココロが先頭でゴールした。ミノルシャープは脚色は鈍ったものの後続は振り切り、先頭と半馬身差の2着。コウシュハウンカイも追っていたが前と脚色が同じになり3着。メジロゴーリキが差のない4着だった。当欄で対抗に狙ったゴールデンフウジンは障害で手間取り8着に終わった。

次走へのメモ
オレノココロ(1着):10kg程度のハンデ差と軽馬場、この馬には不利な条件もあったが、ほとんど問題にならなかった。強いて言えば、想定されたより馬場が乾いたことや、両隣が先行馬で有力馬だったので良い目標になったというところが有利に働いたか。いずれにせよ強く、運も持っている感じだ。この後は来月の北斗賞もあるが、夏のグランプリに向けてさすがに一息入れるか。
ミノルシャープ(2着):まさにこの馬らしいレース運びであった。各馬障害で苦しむ中、一腰で越えて来るなど、先行力・障害力は天下一品。最後の残り10mはいつものように課題だが、今回はかなりしぶといところを見せた。軽馬場も味方したか。価値ある2着と言える。次の狙いはもちろん北斗賞だろう。
コウシュハウンカイ(3着):全体的にはいつもの走りは見せていたが、レース間隔が開いたことが、障害の捌きなどに多少影響があったか。第1障害からややつまづき、第2障害でも立ち止まる場面があった。勢いのある5歳馬の存在も自分のペースを作れない原因か。北斗賞では巻き返し必至だ。
メジロゴーリキ(4着):この馬にはこれしかないという走り。序盤からレースを引っ張ってどこまで粘れるかといったところ。第2障害では天板まで足がかかっていただけに、悔やまれるレースであった。力は付けてきており、今後さらに荷物が重くなればこの馬の出番だ。
センゴクエース(5着):前半から後手へと回ってしまい、障害も余裕がなかった。騎手変更の影響も考えられるが、代役でも活躍実績のある島津騎手には特に問題はなかったように思える。落ち着いたレースに持ち込めれば次回重賞でも巻き返し可能。
  その他では、シンザンボーイ(6着)は馬体重が回復し、着順こそ上がらなかったものの、先頭集団に近いところで勝負できたことは、今後につながりそう。マルミゴウカイ(7着)もどうも勢いが感じられず、障害も相変わらず課題になっている。何かきっかけがほしい。有力な5歳馬の一頭ゴールデンフウジン(8着)も序盤攻めて行ったものの苦手な障害の克服には至らなかった。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 ワイド 2-5, 3-5 2本のみ
  オレノココロ、今度こそ眠っておいてくれというのが、馬券的には正直な気持ちだったが、そうはいかなかった。やはり強い。脱帽だ。ミノルシャープが2着に来たので、結局はワイドが保険になった格好。ワイドだけというのはやはり当たりとは言えないなぁ。それから単勝が当たらないのも悩みどころ。こんな調子でズルズルといかないようにだけは気をつけたい。
  今回収支 -4,400
   (通常分) -4,500  (配当)0 (投入)4,500
   (単複・ワイド) +100  (配当)1,400 (投入)1,300
  今年度累計 -6,320(6/23・旭川記念終了時点)
   (通常分) -4,920 (配当 3,780 - 投入 8,700)
   (単複・ワイド) -1,400 (配当 1,400 - 投入 2,800)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2019データ・馬券成績表)

  次回の重賞は2週間後7月7日、4歳馬の三冠第1戦重賞・柏林賞です。予想はいつもどおり前日までには書きたいと思っています。

2019年6月22日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】重賞予想・第50回旭川記念(6/23)

史上最高の・・・
  史上最高の・・・とはいっても競馬の記録ではなく、気温の記録です。ひと月近く前の話ですが、先日5月26日に北海道では道東を中心に異常な高温に見舞われ、オホーツク海側の佐呂間で39.5℃と全国でも5月の史上最高記録、そしてばんえいの行われている帯広でも38.8℃と(真夏を含めた)史上最高となりました。しかもその前日の最低気温が10℃を下回っており、その気温差の激しさも異常です。筆者は遠く離れたところに住んでいますので実感がわきませんが、現地では人も馬も大変だったことに違いありません。その後も天候不順は続いているようで、この異常気象、地球温暖化の影響なんでしょうか。
  さて、しばらく間のあいたばんえい重賞でしたが、約1ヶ月半ぶりの重賞です。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第50回旭川記念(BG3)
(2019年6月23日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 3歳以上オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
  メジロゴーリキ 牡5 770 西謙一 松井浩 鹿毛 逃
オレノココロ 牡9 780 鈴木恵 槻舘重 青毛 差
◎  コウシュハウンカイ 牡9 770 藤本匠 松井浩 栗毛 先
  シンザンボーイ 牡8 770 渡来心 坂本東 栗毛 差
ミノルシャープ 牡5 770 阿部武 大友人 鹿毛 逃
  ソウクンボーイ 牡9 770 村上章 西邑春 鹿毛 追
  マルミゴウカイ 牡6 770 藤野俊 槻舘重 鹿毛 差
ゴールデンフウジン 牡5 770 西将太 今井茂 青毛 追
  アアモンドグンシン セン4 760 赤塚健 小林長 鹿毛 先
10 センゴクエース 牡7 770 菊池一 槻舘重 鹿毛 差
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「旭川記念」の概要と傾向
  ばんえい競馬は、2006年以前には4競馬場(北見、岩見沢、帯広、旭川)で開催されていたが、当時から、それぞれの競馬場において「記念競走」が行われていた。そして帯広単独開催となって以降も、その競走名が引き継がれ、毎年、いわゆる「4大記念大会」として、以前の競馬場名をしのんだ古馬重賞が開かれている。旭川記念はその第1弾である。
  古馬オープンで賞金ランク上位順に出走権を得る。つまり現時点でのトップ10が揃う形になる。シーズン序盤なので、負担重量は古馬重賞としては軽め。しかも賞金加増が少なく、ハンデ面でも大きな差は生じない。従って実績上位の馬が有利で、過去勝ち馬にも名馬がずらりと並ぶ。また連覇が多いのもこのレースの特徴。2009年以降、連覇した馬が実に4頭いる。過去10年で1番人気は(5,1,2,2)と強い。一方で2番人気は(0,4,3,3)と未勝利となっている。下位人気の馬は連対すらままならず、過去10年で5番人気以下では勝ち馬ゼロ、2着も1回のみとなっている。この時期は重賞など大きなレースが少ないので、馬によっては調整段階の場合も多いと思われるが、前述のとおり荷物が軽くハンデ差が少ないので、実力のある馬がやはり普通に力を出せるといったところか。臨戦過程としては、年度当初のオッズパーク杯を勝った馬は過去10年2勝と芳しくなく、10kgのハンデ加増が微妙に影響か。年齢は基本は古馬有利だが、5歳、6歳といった若馬も軽量を生かして健闘している。騎手では藤本匠騎手が5勝と抜けている。

今回のみどころ
  最近の古馬重賞戦線の構図は、ばんえい界を引っ張るオレノココロ、コウシュハウンカイの9歳馬2頭が双璧をなし(両横綱)、中堅どころ(大関格)として、昨年度末のばんえい記念を勝ったセンゴクエースらが控えているが、それらに加えメジロゴーリキらの5歳馬勢(「花の2014年生まれ組」とでも言おうか)のイキが良く、古馬重賞でも活躍、次を担うことが期待されるホープとなっている。これまではまだまだ実績馬が上位ではあるが、若馬の成長も著しく、その差は埋まりつつある。今回はその力関係を量る一戦でもあるだろう。久々にフルゲートとなり盛り上がりにも期待。また、前日から雨が降っておりその影響にも留意する必要がある。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 メジロゴーリキ:5歳馬ながら抜群の先行力と障害力で上位でも互角に戦っており、オッズパーク杯でも差のない3着に入っている。自分でペースを作れる強みがあり、切れる脚はないもののゴール前での粘りもある。
 2 オレノココロ:レースを絞りながら調整しており、年度初めの重賞オッズパーク杯でも、障害を軽く越え快勝するなど極めて順調に来ている。旭川記念3連覇に向け視界は良好。ハンデも10kg程度なら問題なさそう。
 3 コウシュハウンカイ:オレノココロと双璧をなす実力馬も昨年度末あたりはやや成績を落としていたが、今シーズンに入り本来の走りを取り戻してきた。斤量的にも適鞍で、ライバルからのタイトル奪還を目指す。
 4 シンザンボーイ:重賞もすっかり常連となり出走すればそれなりに好走している。先行力は持っているが、他馬に押されあまり目立たず、一旦後手に回れば不完全燃焼に終わることも多い。しっかり流れに乗りたい。
 5 ミノルシャープ:今勢いのある5歳勢の1頭。この馬も先行力と障害力があり、一瞬の切れ味もある。ただゴール前で急激に甘くなるのが泣きどころ。しかし他馬が苦しむような展開になるとまんまと逃げ切ることも。
 6 ソウクンボーイ:9歳世代の一角。ばんえい記念以来の重賞出走。上位常連ではあるが勝ち味に遅く下位争いに甘んじている。本来は重量適性と鋭い切れ味を持ち、重賞でも十分活躍できる余地はあり、積極的に攻めたい。
 7 マルミゴウカイ:昨年秋ごろは上位の実力馬勢をしのぐ勢いがあったが、近走は障害での動きが悪く成績を落としていた。しかし前走の特別戦・大雪賞では障害をしっかり切って快勝、巻き返しのきっかけとなったか。
 8 ゴールデンフウジン:抜群の切れ味がこの馬のモットー。オッズパーク杯でも障害を降りて一旦は先頭を狙うほどの勢いを見せた。あとは前半の位置取りと障害をいかにスムーズにクリアできるかがカギ。一発はある。
 9 アアモンドグンシン:昨年のダービー馬で4歳ながら果敢にここに挑戦してきた。スピード、切れ味を兼ねており粘りもあるが障害は苦手な方。照準は2週後の柏林賞で、古馬の胸を借りつつ自分の走りを確かめたい。
 10 センゴクエース:ばんえい記念優勝後はその反動もあってかややリズムを崩し、障害でもたつく場面が見られた。前走のスタリオンカップでは立て直してきており、本来の調子なら持ち前の切れ味で好勝負できる。

【はむ!の見解まとめ】
  オレノココロ、コウシュハウンカイにセンゴクエースが加わったこれら実力馬に5歳勢らがどう挑むか。展開は、雨の影響をどう見るかによっても変わってくるが、基本的にはオッズパーク杯と同じような流れになるだろう。前半は、やはりメジロゴーリキ、ミノルシャープら5歳勢が前に行って、コウシュハウンカイはこれらに差がなく付いていくだろう。オレノココロが続き、センゴクエースらはさらに後ろといった展開か、前半で各馬がどこまで力を温存できるかが障害のカギとなるだろう。ゴールデンフウジンの位置取りにも目を配っておく必要はある。
  そして、当欄では今一度◎(3)コウシュハウンカイを狙ってみたい。近走の成績からみると例年のような順調さには欠けるものの、やはり安定度はナンバー1。オッズパーク杯の走りから見てもデキ落ちはない。軽馬場で5歳馬のペースに巻き込まれる心配はあるが、少なくとも軸には信頼でき、3年ぶりの優勝のチャンスも大きい。
  そして対抗だが、若馬勢からそろそろ○(8)ゴールデンフウジンが上がってこないか。抜群の切れ味を持っていながら障害のもたつきなどで勝ちきれないレースが続いている。特に同世代のライバル・メジロゴーリキには常に苦杯をなめている。ただ上手く流れれば一発の魅力は十分。今年のばんえい記念馬▲(10)センゴクエースも一息ついていたが、そろそろエンジンがかかってきた頃だろう。馬場が軽くなれば十分走れそう。印象の良くない大外枠に入り障害の不安は残るもののやはり切れ味は上位。
  雨の影響を重視するなら、先行力のある△(5)ミノルシャープが気になるところ。ペースによっては逃げ切りも。そして、最多重賞勝利記録を更新した注(2)オレノココロ、普通に走れば当然実力上位の馬だが、今回は10kgのハンデと、軽馬場必至であることから今回は思い切って軽視したい。ただ思い切って序盤から前に行くことも考えられ、全く外してしまうのも危険だが。あとは、どんどん力をつけてきた(1)メジロゴーリキも有力馬の一頭ではあるが、重馬場向きの馬で、決め手でも不安がある。良くて押さえまでとしたい。
その他では、前走で復活の兆しが見えた(7)マルミゴウカイなども軽馬場で一変の可能性はあるが、障害など不安点も多く、大穴を狙いに行くのでなければやはり買いづらいところ。

はむ!の馬券狙いどころ:
  1ヶ月半ぶりの重賞で、勝負勘はどうか。リフレッシュできていればいいが。まだシーズン序盤ではあるが、なるべく守りに入らず、攻めていきたいところ。
  今回は軽馬場を意識するかどうか。下手すれば裏返って大敗も考えられる買い方だが、ここはしっかり勝負していきたい。ワイドも少し大きいところを狙う。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 3,8,10→3,8,10,5→3,8,10,5,2 合計27通り 各100円
      3,8,10→3,8,10,5→3,8,10,5 合計18通り 各100円 合計 4,500円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 3 600円
  ワイド 5=3,10,2,7 7=3,10,2 合計7点 各100円
  合計 1,300円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。

2019年5月6日月曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】回顧・第13回ばんえい十勝オッズパーク杯(5/5)

ばんえい重賞レース回顧
第13回ばんえい十勝オッズパーク(BG2)-2019年5月5日-10R 200m直 晴 1.1%
  1着▲(1)オレノココロ(鈴木恵) 1分58秒8
  2着◎(4)コウシュハウンカイ
  3着○(3)メジロゴーリキ
   単勝 1 260円(2番人気) 馬複 1-4 260円 三連単 1-4-3 1,890円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○等の印は、はむ!の当初予想印)

  ばんえいの今年度最初の重賞、第13回ばんえい十勝オッズパーク杯は、2番人気の9歳馬オレノココロが貫禄勝ち。重賞通算22勝となり、カネサブラックの持つ最多重賞勝利記録を更新した。オッズパーク杯は3年ぶり3度目の優勝。鈴木恵介騎手はこのレース2勝目で重賞通算75勝目。
レース振り返り
  新しいシーズンで砂の入れ替えが行われた上に、帯広は数日雨もなく晴れが続いており風も強く、基本的には時計のかかる重めの馬場であった。
  レースは、序盤からメジロゴーリキ、ゴールデンフウジンなど5歳勢が積極的に前に出て、これに1番人気コウシュハウンカイ、オレノココロの有力9歳勢も離されないようについて行く展開。マルミゴウカイ、ミノルシャープらが追うがついて行くのがやっとの様子。中間からややペースが落ち着いたものの、第2障害手前まで63秒と馬場条件にしては速いペースとなった。
  第2障害を先に仕掛けたのはメジロゴーリキ。しっかり踏みしめながら坂を越えて行く。しかしコウシュハウンカイとオレノココロがこれを見るように軽々と障害を越えて早々とメジロゴーリキに並びかけ、3頭での先頭争い。これに障害にひと腰かかったゴールデンフウジンが一歩遅れるも激しく前の3頭を追う。先頭は残り30mあたりからやはり実力馬2頭が抜けてきた。特にオレノココロはこの位置で降りれば強い。コウシュハウンカイも粘ったものの、最後はオレノココロが1馬身半程度離して先頭でゴールを駆け抜けた。3連覇を狙ったコウシュハウンカイは2着。3着争いは、2頭から離されたメジロゴーリキにゴールデンフウジンが激しく追って一旦前に出かけたが、最後にメジロゴーリキが差し返して3着に入った。ゴールデンフウジンが4着。5着以下は大きく離された。

次走へのメモ
オレノココロ(1着):改めてこの馬の強さを見せつけた勝利。若馬のペースに戸惑うこともなく、むしろ勢いを利用するような走りで、障害も極めてスムーズに運んだ。先頭に同時に越えられれば、最後の直線勝負では力の差を見せるのみ。最内枠もむしろ得意とするところ。ばんえい記念からの回復も早く、調子も良かったようだ。大きな目標は先ではあるが、当面、3連覇のかかる来月の旭川記念も当然狙ってくるだろう。
コウシュハウンカイ(2着):走りに全く問題はなく、この馬のレースには徹していた。あれだけオレノココロに上手く上がられては脱帽というところだろう。強いていえば5歳馬勢にペースを作られてしまい、序盤に主導権を握れなかったというところか。展開のアヤであろう。次走の旭川記念はオッズパーク杯とは逆の立場で、3年ぶりのタイトルを奪還したいところ。
メジロゴーリキ(3着):若馬らしい積極的なレース運びで、障害は先頭で降りるなど見せ場は十分であった。ただ全体のペースが速くなり、追い比べで引けを取ってしまったというところだろう。それでも同世代ライバル相手の3着争いで最後に差し返すあたりは、勝負根性もなかなかのものを持っている。今後重賞経験を積めば相当強くなりそう。
ゴールデンフウジン(4着):序盤から意欲的に前に行って、障害に賭けた。ひと腰はかかったものの、直線の切れ味はさすが。一時は先頭集団に追いつくほどで、最後は急な追い込みで緩んだものの、重賞でこのメンバー相手でも十分勝負になるところを見せた。ライバルのメジロゴーリキには勝ちたいところだが。
カンシャノココロ(5着):序盤からペースについて行けず後方からの競馬になったが、慌てず自分の走りに徹していたことで、最後に後方集団を捕らえて掲示板内に入れたというところか。9番人気でこの成績は善戦。自己条件に戻れば中心的存在になるだろう。
  その他では、シンザンボーイ(6着)も出足から遅れを取り、最後は着を拾いに行ったイメージ。不完全燃焼に見える。有力馬ではマルミゴウカイ(8着)はやはり障害が課題として残った。立て直しにもう少し時間がかかりそうか。有力5歳馬ミノルシャープ(9着)もここ数戦重賞での障害ミスが出ているのが課題として残った。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 三連単 1-4-3 2本のみ
  ▲◎○でほぼ的中しながらも、定番の取りガミ。今年度も相変わらずのスタートとなった。もうちょっとだけ点数を絞れていれば・・・と思うが。ま、今年度も始まったばかりだし、当たらないよりかは良いと考えるしかない。ただもう一工夫はしたいところ。それにしても、オレノココロはやはり強いし、恵介騎手もやっぱり上手い。脱帽。
  今回収支 -1,920
   (通常分) -420  (配当)3,780 (投入)4,200
   (単複・ワイド) -1,500  (配当)0 (投入)1,500
  今年度累計 -1,920(5/5・オッズパーク杯終了時点)
   (通常分)  -420 (配当 3,780 - 投入 4,200)
   (単複・ワイド) -1,500 (配当 0 - 投入 1,500)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。(新年度バージョンになっています。)
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2019データ・馬券成績表)

  次回の重賞は1か月半ほど間があいて6月23日、古馬4大記念競走の第1戦・旭川記念です。予想はいつもどおり前日までには書きますが、その間に時間があれば何か書ければと思っています。

2019年5月4日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】重賞予想・第13回ばんえい十勝オッズパーク杯(5/5)

今年度本格スタート
  さて、今シーズン最初、つまり令和最初のばんえい重賞は、ばんえい十勝オッズパーク杯です。今年も、当欄では今までどおりのマイペースで予想を書きつつ、馬券も頑張っていきたいと思います。さらにはtwitterなども活用しながら、読む方にできる限り楽しんでもらえるようやっていきたいと思います。よろしくお願いします。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第13回ばんえい十勝オッズパーク杯(BG2)
(2019年5月5日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 4歳以上選抜別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
オレノココロ 牡9 720 鈴木恵 槻舘重 青毛 差
ゴールデンフウジン 牡5 720 西将太 今井茂 青毛 追
○  メジロゴーリキ 牡5 720 西謙一 松井浩 鹿毛 逃
コウシュハウンカイ 牡9 720 藤本匠 松井浩 栗毛 先
  マルミゴウカイ 牡6 720 藤野俊 槻舘重 鹿毛 追
  カンシャノココロ 牡8 710 渡来心 坂本東 鹿毛 差
ミノルシャープ 牡5 720 松田道 大友人 鹿毛 先
  シンザンボーイ 牡8 720 阿部武 坂本東 栗毛 差
  フナノクン 牡6 710 船山蔵 松井浩 栗毛 先
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「ばんえい十勝オッズパーク杯」の概要と傾向
  ばんえいの年度シーズン最初の重賞。2007年に帯広単独開催となり開幕が4月になって以降創設された重賞で、今年で13回目。前年度1年間の賞金上位馬とやや特殊な出走条件で、基本は重賞勝ちのあるトップクラスの馬中心だが、ランク下位の馬でも前年度の勝ち星を重ねた馬には出走のチャンスがある。(今年は前年23連勝とばんえいの記録を立てたホクショウマサルがA2クラスながら賞金的に出走権があり注目されたが回避している。)
  傾向については、過去10年で1番人気は(4,4,1,1)とまずまずといったところ。一方、勝ち馬は全て3番人気以内に入っており、それ以下の人気の馬が絡んでくるのは苦しい。上位馬は、ばんえい記念の1か月後でその反動が心配されるが、過去のデータではばんえい記念出走組が強く、実力馬が力どおり走っているイメージだ。但し、その年のばんえい記念優勝馬のこのレースの優勝は過去10年で1勝のみとなっており(今回センゴクエースは不出走)、やはり体調面を考慮する必要がありそう。前哨戦のオープン特別(スプリングカップ)での走りに注目。

今回のみどころ
  ばんえい記念出走のトップクラスの馬に対し、別路線組の有力馬が参戦。それぞれの力関係、ばんえい記念組は激走の反動、そして今回の(軽めの)荷物への対応など、各種要素が絡み合い、各馬がどんな走りを見せるのか注目。今年のばんえい記念を勝ったセンゴクエースは前哨戦で競走中止となり出走権がない。そうなると、惜しくも同レース3連覇は逃したものの力を見せたオレノココロと、オッズパーク杯3連覇を目指すコウシュハウンカイの実績馬が強そうだが、いずれも9歳馬。軽めの荷物など、今回の条件なら若馬勢も侮れない。メジロゴーリキらの5歳馬が勢いがある。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 オレノココロ:ばんえい記念ではセンゴクエースにしてやられたものの、存在感の大きさは変わらず、この馬がばんえい界のトップホースであることは揺るぎない。前哨戦では重量の変化などに戸惑いもあったようだが、体調面での崩れは見られず、3年ぶりのこのレース優勝も狙えそう。
 2 ゴールデンフウジン:重賞勝利は2歳時以来離れているものの、常に見せ場を作っている。直線での鋭い切れ味がこの馬の武器。但し、障害では安定しないこともあって時折アクシデントに見舞われる。ただ、リカバリーの早さで上位に食い込んでくる。ここ2戦連勝し調子も上がってきた。
 3 メジロゴーリキ:今年に入って古馬重賞を含む重賞3勝と勢いを持ってここに駒を進めてきた。抜群の先行力と障害力があり、直線では他馬を引きつけて突き放す強い勝ち方を見せる。軽いと流れに乗れないこともあるので、前に出てレースを引っ張りたい。同世代には負けられないところ。
 4 コウシュハウンカイ:このレース3連覇を狙う。ばんえい記念では自分なりの走りはしていたが、やはりこの馬はやや軽めの馬場と重量の方が得意なように見える。その意味でも今回は最も適した条件と言える。前哨戦のスプリングカップでも積極的なレース運びで調子の良さを見せている。
 5 マルミゴウカイ:昨年度は古馬重賞戦線に本格参戦し、岩見沢記念で勝利するなど特にシーズン前半は活躍した。その後は障害で苦戦するなどやや厳しいレースが続いているが、ペースが合わなかった様子で大崩れしているわけではない。例年春から夏にかけて活躍するタイプ。流れに乗りたい。
 6 カンシャノココロ:重賞は繰り上がりなどで時折顔を出しているが、成績は上がっていない。切れ味はあまりなく、全体的には平凡な走りではあるが障害は一歩一歩着実に登ってくる。初挑戦のばんえい記念ではさすがに荷物が重く苦しいレースになったが良い経験にはなったであろう。
 7 ミノルシャープ:勢いのある5歳馬の一角。この馬も先行力とまず崩れることのない障害力を持ち合わせているが、最後の10mで緩み逆転を許すことがしばしば。昨年の銀河賞で勝った時のように第2障害を越えた時点でセーフティリードを取りたい。前哨戦でも上手く逃げて好走している。
 8 シンザンボーイ:ばんえい記念ではかなり苦しんだ上での5着。前哨戦の走りを見る限り、まだ本調子に回復していないように思えた。マイペースで先行して行くのがこの馬の型。緩いペースになればチャンスが出てくる。重量的にも今回くらいが適当か。ただ切れ味のある若馬勢に押される可能性も。
 9 フナノクン:回避馬が出た関係で、この馬にチャンスが巡ってきた。重賞は一昨年の銀河賞以来2走目。この時は果敢に大逃げを打って場内を湧かせた。その後も人気薄の時に好走するなど存在感を見せている。サウスポーの船山騎手との相性も良い。今回は相手が強いが決して引け目はない。

【はむ!の見解まとめ】
  前年度最終のばんえい記念の勝ち馬は、新年度最初の重賞オッズパーク杯になかなか勝てないというジンクスがあり、今年もセンゴクエースがそのジンクスに引っかかった。やはりばんえい記念で激走した馬はその反動が大きく、体調面でどこまで立て直せているかががカギ。
  展開予想だが、逃げよりも好位置に付けたい馬が多く、牽制しながらの展開となるか。フナノクンあたりが大逃げを打つようなことがなければ、前に行くのはメジロゴーリキ、ミノルシャープの5歳勢か。コウシュハウンカイもこれらを見るように前についてくるだろう。オレノココロ、マルミゴウカイあたりは相対的に後ろからという展開になるか。各馬第2障害でどこまで力を温存できるかがカギ。
  これらを踏まえ、やはり意欲的にこのレースを狙ってきているであろう馬を取り上げたい。当欄の本命はやはり9歳馬◎(4)コウシュハウンカイが一日の長で。前哨戦の走りを見れば、やはりこのあたりではまだまだ格上。自分の走りに徹すれば、まず崩れることはないだろう。ハンデ差もほとんどなく有利。軸に。
  一方、相手には、5歳馬で重賞3連覇中の勢いがある○(3)メジロゴーリキを取った。あまり軽い馬場は好まないが、砂の入れ替えもあってかなり力のいる馬場になっており、この馬の粘りが見られそう。自分で展開が作れるのも好印象。あとは実力馬▲(4)オレノココロ、降りてから走れるし、ばんえい記念以降の立て直しも早そう。逆転もありの単穴とした。おそらくこの3頭が抜けており、あとは展開次第でどこまで食い込めるか。
  入着候補として、△(7)ミノルシャープは詰めの甘さは心配だが、今回の重量なら上手く先行できれば逃げ粘りも。その他では、勢いのある5歳馬注(2)ゴールデンフウジンが注目、初の古馬一線級相手で持ち前の切れ味が発揮できるか。当欄では相手関係から流れが厳しくなるのではと、押さえまでとしたが。(5)マルミゴウカイが近走若干ピリッとしない状況で手が回らなかった。ただ障害を越えてくれば勝負になりそう。

はむ!の馬券狙いどころ:
  年号も新しくなったことだし、今年こそは年間プラスを目指して頑張っていこう。まずはスタートダッシュを決めていきたいところ。それから、なんとか買い目を絞っていくことにも取り組みたい。もちろん夢は捨てずに。
  今回も、上位は堅そうなのでいかにいかに絞りこめるかがカギだろう。(一見買い目多そうですが、メリハリを付けるため重複して買っているということで)

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 4,3,1→4,3,1,7→4,3,1,7 合計18通り 各100円
      4,3→4,3,1→4,3,1,7,2 合計12通り 各100円
      4,1→4,3,1→4,3,1,7,2 合計12通り 各100円 合計 4,200円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 4 800円
  ワイド 2=4,3,1,5 5=4,3,1 合計7点 各100円
  合計 1,500円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。

2019年5月1日水曜日

【はむ!と一緒にばんえい競馬2019】4/27~ばんえい2019年度新シーズン開始!

平成から令和へ
  年号も変わり、世間では10連休の方も多いとは思いますが、各自どのように過ごされているでしょうか。筆者はこの4月に本業で異動があり、しかも長距離の引越ということで、4月はほとんど落ち着かないまま1か月が過ぎた感じです。従って当欄も危機的状況ではありましたが、なんとか作業ができる環境になりました。しかし本業がバタバタしており今までのようにまったり続けるのは厳しいかもしれません。それでも当欄は8年目ですので細々と頑張ってまいります。
  さて、今年度のばんえいは、例年より始まりは1週間ほど遅かったですが、4月27日から新しいシーズンが開幕しております。ばんえいの売上は順調に伸びており人気は上昇中です。しかし、先々を見据えるとそう安心ばかりもしておれません。馬不足、騎手不足が深刻です。自分たちは遠方に住んでいることもあり、ネットで馬券を買ったりするくらいしか応援するすべはないけれど、ファンの一人として情報を発信してばんえいの魅力をいろんな人に伝えることができればと思っています。。

  さて、当欄の重賞予想・馬券作戦はやはり続けていきます。昨年はマイナスではあったものの例年よりかは負けが少なく収まった感じです。ほぼ昨年同様、三連単中心の勝負馬券と、単複ワイド馬券に分けてやっていきます。今年こそはプラスを狙いたいと思います。
  (今年度の馬券ルール)昨年同様25本のばんえい重賞について、1レース原則6000円以内。年間10万円の馬券制限は一応取り外します。
  まあそんなわけで、よろしくお願いします。

  ところで、新年度に入り新たな2歳馬たちがデビューします。これに先立ち、先日4月14日に第1回の能力検査が開かれました。これに合格して初めてレースに出走することができるわけです。今年第1回は185頭の馬が挑戦したものの、馬場状態が厳しく、第1回の合格は昨年の半分以下の72頭となりました。今年も遅くなりましたが、筆者独自集計による合否別・タイム順一覧表(父母、毛色、生産地などの情報入り)を作ってみましたので参考にしてください。

  ・2019年 2歳馬・第1回能検(4/14)合格・タイム順一覧表

  さて、大型連休の後半、5月5日(日)には今年度最初の重賞、ばんえい十勝オッズパーク杯があります。いつもの重賞予想は前日までに書きます。

それでは、今年度もばんえいを楽しんでまいりましょう。

2019年3月26日火曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】回顧・第51回ばんえい記念(3/24)

ばんえい重賞レース回顧
第51回ばんえい記念(BG1)-2019年3月24日-10R 200m直 晴 1.2%
  1着▲(5)センゴクエース(工藤篤) 3分35秒0
  2着◎(2)オレノココロ
  3着○(4)フジダイビクトリー
   単勝 5 350円(2番人気) 馬複 2-5 250円 三連単 5-2-4 1,450円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○▲等の印は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい重賞の最高峰、第51回ばんえい記念は、2番人気の7歳馬センゴクエースが障害2番手から直線止まることなく勢いよくゴールを駆け抜け初挑戦で初優勝となった。重賞は昨年度のドリームエイジカップ以来で12勝目。工藤篤騎手もばんえい記念初優勝で通算重賞7勝目。

レース振り返り
  帯広は、寒の戻りがあり、金曜日に1cm程度の雪、そして当日も時折にわか雪が降って若干水分を含むつつも、ほぼ平均的なタイムの出る馬場であった。
  レースは、第1障害でドルフィンは大きく遅れたものの、他の各馬は第1障害をほぼ問題なく越え一線。早めの刻みで出たり入ったりのレースで、ばんえい記念らしくゆったりしたペース。その中で1番人気オレノココロが心持ち前を伺いつつ、センゴクエース、フジダイビクトリー、コウシュハウンカイが差なく並びかける。この有力4頭が先頭集団を形成し、そのままの流れで第2障害へ。第2障害手前にはフジダイビクトリーがわずかに先着したものの、4頭ほぼ一斉に並ぶ。ここまで1分52秒。各馬かなりの時間を溜めて障害の仕掛けのタイミングを伺う。その間に後続のソウクンボーイらも到着する。そして先に行った4頭は互いに息を合わせたようにほぼ同時に障害にチャレンジ。各馬いずれも坂の中腹で止まるも、その中でセンゴクエースが7~8分目まで上がっていた。その後は、各馬1歩ずつ力を入れながら少しずつ登っていく。最も先に障害を越えたのがフジダイビクトリー、次にセンゴクエースが一旦膝を折りつつ2番手でクリアし前を追い、コウシュハウンカイ、オレノココロと続く。直線に入ってフジダイビクトリーが逃げるが、センゴクエースの脚色が良い。そして残り30mでフジダイビクトリーが止まったところで、センゴクエースがかわし先頭へ、フジダイビクトリーは立て直すが、後方から追って来たコウシュハウンカイとオレノココロに含まれ横一線で前を追う。しかしその前を行くセンゴクエースもスピードが緩まず逃げ込み態勢へ。残り20mあたりで約3馬身差のリード。2番手集団からオレノココロが抜け出し激しく追うが、センゴクエースは止まらず、そのまま先頭でゴールを駆け抜けた。勝ちタイム3分30秒台でばんえい記念としては速めの決着であった。3連覇を目指したオレノココロは最後は1馬身差程度まで詰めたが届かず2着。3着争いは一旦コウシュハウンカイが前に出るが残り10mあたりで詰まり、その間にフジダイビクトリーが差し返して3着に入った。

次走へのメモ
センゴクエース(1着):デビュー時から注目されていた馬が素質開花。ニューヒーローの誕生となった。勝因は実力はもちろん、障害の一歩目でかなり上の方まで行けたことが最も大きかった。やや馬場が軽くなっていた割には、前半のペースが速くならなかったことが障害をうまくクリアできた要因だろう。止まらなかった最後の直線の走りはさすがで、スピード、スタミナとも十分であった。また、一旦膝を折ってもすぐ立て直せたこともこの馬が勝てる力を付けてきたということだろう。来年度以降がさらに楽しみになってきた。ただ年度明け早々は一旦ひと息つくかどうか。オレノココロや同厩舎との兼ね合いもあるだろう。
オレノココロ(2着):3連覇はならなかったが、この馬のパフォーマンスは十分出せていたのではないか。強いていうなら馬場がやや軽く、センゴクの方が最も力を出せる展開になったということだろう。障害を降りてからも本来なら十分差せる位置ではあったが、それ以上に勝ち馬に上手く走られた。まだばんえいの盟主の座は渡したくないところ、ダメージが少なければ年度当初のオッズパーク杯から狙いに行くか。
フジダイビクトリー(3着):ラストランであったが立派な3着であった。予想どおり前半からレースを作りに行き、他馬を引きつけるような走りであった。障害を先頭で越えた時はさすがと思わせたが、想定以上に直線の馬場が軽く、切れ味のある馬たちに差された。しかし最後までこの馬らしい粘りをみせたのではないか。個性的な馬の引退は残念だが、今後種牡馬としての活躍が期待される。
コウシュハウンカイ(4着):この馬としては自分の走りはしていた。軽めの馬場も走りやすかったようだ。しかし障害で珍しくふらついたりソラを使う場面も見受けられた。やはり高重量はあまり得意ではなさそうだ。最内枠もこの馬には不利に働いたか。しかし大きな差はなく、力のあるところは見せた。来シーズンは始めから比較的得意な軽めの古馬重賞を狙っていくか。
シンザンボーイ(5着):障害を上手く越えて好走した帯広記念と同様の展開を狙ったが、今回は障害での2歩目で膝を折り、その後力が入らなかった。先行の各馬が行ってからは半ば諦めた形になった。上位馬とは力の差が見えた形にはなったが、良い経験は積めたのではないか。来年度の重賞戦線でも期待。
ソウクンボーイ(6着):7秒差に迫った昨年のようには上手くはいかなかった。前半は想定どおりに運んだが、軽馬場で全体として障害から直線にかけてのタイムが速くなったことで引き離される形になった。
カンシャノココロ(7着):本来なら先行して障害を一歩一歩踏みしめて上がれるタイプなのだが、さすがに荷物が重かった。しかし崩れてはおらず、今後に向け良い経験にはなったのではないか。
ドルフィン(8着):さすがに力の差は歴然としていたが、最後まで完走したことに大拍手。障害も何度も崩れそうになりながらも常にゴールを目指す気持ちが出ており、今後に生かせそう。

はむ!の予想(馬券)結果
  (通常分)今回 -3,000   (配当)2,700 (投入)5,700
  (単複・ワイド)今回 -1,660   (配当)640 (投入)2,300
  今年度累計 -18,200 (3/24・今年度最終)
    通常  -2,640 (配当 107,800 - 投入 105,160)
   単・ワ -15,560 (配当 23,040 - 投入 38,600)
  やはりばんえい記念は感動的、そしてセンゴクエースが新しい主役に踊り出たことは良かった。馬券も一応は押さえていて外れではないのだが、それにしても配当が安かった。有力馬サイドならやはりもう少し買い目を絞らないといけないのだが、ここはお祭りだし、仕方ない。ま、自分らしい結末だったと言えるだろう。年間を通して結局赤字にはなったが、例年より回収率が回復しただけでも良しとしよう。来年度はまた気分一新、頑張っていこう。

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2018データ・馬券成績表)

  ばんえい記念dayが終了し、今年度のばんえい競馬は終了。次は、1か月ほどあいて、4月27日から始まります。年度最初の重賞は5月5日、ばんえい十勝オッズパーク杯です。またその前に4月14日に新たな2歳馬の能検もあります。当欄では、来年度も同様に重賞予想を行う予定ですが、来年度の方針については、また4月に入ってからお知らせしますので、お待ちください。

2019年3月21日木曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】重賞予想・第51回ばんえい記念(3/24)

  今年も、ばんえいの最高峰のレース、ばんえい記念の季節がやってきました。1年で唯一、1トンの荷物を引っ張る最高重量戦、そして年度最後の重賞締めくくりのレースでもあります。ばんえい関係者なら誰もがここを最終目標にしのぎを削るわけです。3連覇を目指すオレノココロに対して待ったをかける馬はいるでしょうか。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第51回ばんえい記念(BG1)
(2019年3月24日(日)17:15発走 帯広10R ダ200m 4歳以上オープン定量)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
コウシュハウンカイ 牡9 1000 藤本匠 松井浩 栗毛 先
オレノココロ 牡9 1000 鈴木恵 槻舘重 青毛 差
  ドルフィン 牡9 1000 松田道 坂本東 栗毛 追
フジダイビクトリー 牡11 1000 菊池一 中島敏 栗毛 逃
センゴクエース 牡7 1000 工藤篤 槻舘重 鹿毛 差
  ソウクンボーイ 牡9 1000 村上章 西邑春 鹿毛 追
  カンシャノココロ 牡8 1000 西謙一 坂本東 鹿毛 先
シンザンボーイ 牡8 1000 阿部武 坂本東 栗毛 先
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「ばんえい記念」の概要と傾向
  ばんえい競馬においては数々の重賞があるが、その中でも「ばんえい記念」は別格。いくら力持ちのばん馬といえども、限界に限りなく近い負担重量1トン。昨年のニュータカラコマがこのレース中に力尽きて息が途絶える悲しい出来事もあった。しかしこのレースが存在することが生産者を始め、重種馬に携わる全ての人の拠り所にもなっている。ここに出てきてくれたことだけでも各馬に拍手を送りたい。
  レースの傾向は、過去10年で1番人気は(7,1,1,1)とやはり強い。しかも連覇または2回以上優勝、つまりリピーターが非常に多く、その中ではカネサブラックやオレノココロのように他のレースでも強い馬と、トモエパワーやニシキダイジンのように高重量戦だけが強いという馬もいる。いずれにせよ重量適性は絶対条件である。2番人気は(1,2,2,5)、3番人気は(0,3,1,6)とやや苦戦。実力馬ながら、ばんえい記念になるとその重量適性などで一歩足りないというイメージか。タイムは馬場によっても大きく違うが、概ね4分前後かかっている。障害力はあるに越したことはないが、いずれにしてもひと腰で上がることはなく、何度かかってもしっかり前に進められることが重要である。臨戦過程については、このレースの次に重い荷物を引っ張る正月の帯広記念がトライアル的存在だが、過去10年で2勝と意外と連動していない。直前重賞のチャンピオンカップも同じような傾向で直結はしておらず、それぞれの調整プロセスを経てここに挑戦してくるというところか。年齢は最低でも7歳以上でないと勝ち目はなく、8~9歳が最も充実している。騎手では現役では藤野俊一騎手が過去5勝と最も多く、鈴木恵介騎手、松田道明騎手がそれぞれ3勝、藤本匠騎手が2勝となっている。

今回のみどころ
  ばんえい関係者なら誰もが目指す最高峰のレース、それがばんえい記念であるが、昨年のニュータカラコマのようなこともあり、今回どれだけの馬が出てくるのかが心配されたがフルゲートまではいかないまでも主要なメンバーは揃った。注目はなんといっても3連覇を目指すオレノココロ。今年も万全の態勢のここに臨んでいる。他の誰かこれを阻む馬は出るのかというより、オレノココロ自身がどんな勝ち方を見せるか、が焦点と言っても良い。一方、他馬も指をくわえて見ているわけにはいかない。その中でもライバルのコウシュハウンカイ。昨年は1000kgを引っ張りながらひと腰で天板に達したが、今年はどうか。そして、ばんえい記念初挑戦のセンゴクエースらがどれだけ走れるのかも注目。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 コウシュハウンカイ:ばんえい記念は4度目の出走。初めて出走した6歳時に3着と好走、以下5着、3着と確実に上位に来る走りをみせている。特に昨年のばんえい記念では障害をほぼひと腰でクリアし場内をどよめかせた。安定感は抜群だが、この馬の課題はやはり切れ味と最後の粘り。今年の帯広記念でも先行しながら直線失速し5着に沈み、以降やや調子が下降気味であったが、当然ここに向けて調整してきているであろう。軽馬場ならなお良い。
 2 オレノココロ:ばんえい記念3連覇のほか重賞最多勝記録もかかっている。既にばんえいの歴史に残る名馬になりつつあるが、今回もその強さを見せる確率は高い。チャンピオンカップでは若馬に逃げ切られたものの50kgものハンデを与えてのもの。それでも2着を確保するあたりはこの馬の強さを感じさせた。高重量戦では障害をあえて一気に行かずに何歩かに分けてしっかり登る作戦を取っている。それほど直線の脚にも自信があるのだろう。
 3 ドルフィン:B2クラスとオープン馬の4ランク下の格付けだが、果敢に挑戦してきた。重賞どころか特別戦も一度も出走したことがない。そんな馬でもまずはチャレンジすることが大切で、そのことに拍手を送りたい。いきなりの1トンの荷物は厳しいが、これまでの走りから重量適性はありそうで、遅い流れになるばんえい記念では意外にも活躍できそうな要素は持っている。障害ももともと得意な方。この馬も9歳。最強世代の一角に存在感を見せるか。
 4 フジダイビクトリー:ばんえい記念は実に5度目の出走。2度目の出走であった2016年に優勝、昨年も2着に入っており、このレースに欠かせない存在となっている。それまでの前2~3走で凡走しても、ばんえい記念になると強みを発揮する。やはり高重量適性であろう。一時期は得意なはずの障害も上れなくなり衰えが見えたかのように思われたが今年に入って更に勝ち星を挙げるなど元気いっぱい。ラストランとなるが最後にもう一花咲かせるか。
 5 センゴクエース:ばんえい記念初登場。6歳になるのを待って満を持して出走してきた。力強い先行力と切れ味これまで、重賞や特別戦などで常に上位に入っているが、一方、いま一歩勝ちきれない場面も多く見られた。障害も焦ると時折ミスする場面がある。初めての1トンの荷物でどこまでやれるか。両親とも重賞を何度も勝った名馬で血統的裏付けもある。前半力をセーブして、障害を上手く越えられれば、最後の直線の切れ味と粘りは脅威でもある。
 6 ソウクンボーイ:ばんえい記念は昨年に続き2度目の出走。昨年は最後の直線で力強い追い込みの脚を見せ、優勝馬と7秒差の5着に食い込む健闘だった。今年度は本格的に重賞戦線にも参加。結果は順位こそ芳しくなかったが、直線でのスピードなど見せ場はあった。障害はかなり苦手な部類だが、ばんえい記念のように各馬力がいるレースになるとじっくり構えて障害に挑めるので逆に力を発揮できることも。障害がうまく抜け出せればチャンスはある。
 7 カンシャノココロ:ばんえい記念は初出走。若馬時代の世代重賞では好走していたが重賞は未勝利。昨年になってから古馬重賞にもしばしば顔を出している。今年は正月の準重賞・金杯を大接戦の上粘り勝ち、持ち味を発揮した。ばんえい記念に出てくる馬としては大きくはないものの、障害では一歩一歩踏みしめて登る姿が力強い。一瞬の切れ味はないものの、先行力、障害力ともに安定性はある。接戦になれば強いので、どこまでペースに付いて行けるか。
 8 シンザンボーイ:グランプリや帯広記念には顔を出し好走しているが、ばんえい記念は初出走。この馬は若馬時代はあまりパッとせず重賞も出るのが精一杯だったが、年を重ねるごとに力をつけてきたイメージだ。持ち味は先行力と粘り。帯広記念でも最後の直線で一瞬先頭に立つ場面も見られた。また準重賞ウィナーズカップではセンゴクエースなども出る中、他馬を寄せ付けず圧勝した。重い荷物でもしっかり登り切るだけの障害力があり、これが生きるか。

まとめ:
  今年は8頭立て。現時点で最高レベルの力を持った精鋭たちが勢揃いした。ここ数年は頭数がそろわずフルゲートにはならないのは残念だが、ドルフィンのようにチャレンジしてくる馬もいて、もしこの馬が好走すれば将来裾野は広がっていきそうだ。
  展開だが、馬場状態がポイント。金曜日に1cm程度の雪が降っており、ヒーティングは停止した後で気温は低めに推移。このあたりがどう影響するか。いずれにしても軽くはなさそうで、序盤からゆったりしたペースになるだろう。何が何でも前に行きたいという馬も見当たらず、フジダイビクトリーあたりが押し出されるように前を行きそう。これにコウシュハウンカイが続き、ペースが遅くなればセンゴクエースも早めに展開するか。オレノココロも前につけそう。後方から行く馬も離されないように好位置に付けたいところ。障害はどの馬もよく鍛えられており、力の差はなさそう。タイミング良くスムーズに登っていけるかがカギ。昨年のコウシュハウンカイや、帯広記念のシンザンボーイなど一発目で坂の上の方まで行ければ見せ場は十分。オレノココロがどの位置で坂を下りられるか。勝ちタイムは丁度4分くらいを予想するが重くなればさらにかかるか。
  さて、当欄予想だが、◎(2)オレノココロの敗れるパターンを想定したものの、この馬が障害で自滅するなどの余程のトラブルでもない限り、他の馬が逆転することは難しく、3連覇は高い確率で達成できるだろう。当然競馬なので何が起こるかはわからないが、それを差し引いてもやはり本命は外せないところ。
  そうなると相手を一ひねりしたい。そこで、ラストランとなる○(4)フジダイビクトリーを対抗に持ってきた。11歳になっても決して衰えはみえず、近走も好走が続いている。過去ばんえい記念の優勝経験があるように、しっかり1トンを最後まで引っ張りきる力は持っており、少なくとも2着候補には入りそう。初挑戦の▲(5)センゴクエースも狙いたい一頭であるが、果たして1トンを背負って走りきれるか。障害での手間取りも想定される。ただ帯広記念で好走したように、元々の能力の高さの片鱗は見せており、この本番で素質が大開花することは十分考えられる。そして実力馬△(1)コウシュハウンカイだが、この馬の実力は誰もが認めるところであるが、今年度の調子を見ると今回はどうも推しづらい。最内枠に入ったのもプラスとはいえず、ゴール直線での失速も心配だ。但し、軽馬場になれば直線を押し切ることも考えられ、馬場状態を見極めたい。上位に挙げた4頭は奇しくもすべてウンカイ産駒となった。
  その他の馬は若干差はあるが、障害をうまく抜け出せれば食い込んでくるチャンスのある馬は多い。その中でも注(8)シンザンボーイは帯広記念やドリームエイジカップでも一旦先頭に立つなど見せ場を作っており、流れを作れる強みがあるので侮れない。注(6)ソウクンボーイは好走した昨年のこのレースのイメージが残り今回も期待されるが、昨年ほどの好調感はなく変わり身を見せられるか。あとは走りが安定している(7)カンシャノココロ、そして格上挑戦ながら重量戦での一変が期待される(3)ドルフィンも期待されるところだが、やや力不足か。

はむ!の馬券狙いどころ:
  お祭りなので、これまでの収支はともかく、まずは楽しむことを心がけていきたい。そして馬券だが、やはりオレノココロの頭は外せないだろう。そうすると2着候補も絞って、3着で流すというパターンか。一応、馬複など保険的な馬券も押さえておきたいが。単勝は儲け無視。ワイドは配当のつきそうなところから。今回は最後なので少し足が出ることを容赦願いたい。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 
   2→4,5→4,5,1,8 合計6通り 各300円
   2→4,5→6,7,3 合計6通り 各200円
   4,5→2=4,5,1,8 合計12通り 各100円
  馬複 2=4,5,1 合計3通り 各500円
  合計 5,700円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 2 1,200円
  ワイド 5=2,4,1,8 合計4点 各200円
    8=2,4,1 合計3点 各100円
  合計 2,300円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、後日報告したいと思います。(今回は筆者多忙につき、数日後になるかもしれません)

(コラム)騎手リーディング
  今年度のクライマックスであるばんえい記念と同時に、ばんえいではもう一つ非常に注目されていることがあります。それが今年度の騎手の最多勝いわゆるリーディング争いです。ばんえいのリーディングは帯広単独開催以降10年間すべて鈴木恵介騎手が獲得しています。2011年度には年間最多勝記録の246勝を挙げるなど、押しも押されぬばんえいのトップジョッキーです。しかし近年は阿部武臣騎手が急上昇。昨年は最終日まで最多勝争いがもつれ込み、ばんえい記念で鈴木騎手が勝ちリーディングの座を死守、10連覇を決めました。そして今年はさらに激戦、抜きつ抜かれつを繰り返し(この記事アップ時点で)2日を残し190勝と全く並んでおり、2着の数の差で阿部騎手が正にハナの差リードとなっています。鈴木騎手にはばんえい記念3連覇を狙うオレノココロ、阿部騎手には目下23連勝中のホクショウマサルなどがいます。最終節でどう決着するのでしょうか。ちなみにこの二人、年齢は阿部騎手の方が4つ上ですが、デビュー同期のライバル同士。最後まで目が離せません。

2019年3月12日火曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】回顧・第40回ポプラ賞(3/10)

ばんえい重賞レース回顧
第40回ポプラ賞(BG3)-2019年3月10日-10R 200m直 晴 0.5%
  1着○(1)メジロゴーリキ(西謙一) 2分09秒6
  2着◎(5)キタノユウジロウ
  3着▲(4)ゴールデンフウジン
   単勝 1 150円(1番人気) 馬複 1-5 1,270円 三連単 1-5-4 5,920円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○▲等の印は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい明け4歳、5歳の世代重賞優勝馬による重賞第40回ポプラ賞は、1番人気の5歳馬メジロゴーリキが終始先頭を守り逃げ切り、2月のチャンピオンカップに続く重賞制覇で重賞は通算4勝目となった。西謙一騎手もこの馬で今年重賞3勝、通算8勝目。

レース振り返り
  帯広は、この時期としては異例の積雪ゼロ。この日も晴れで最高気温が10℃を越えた。馬場も乾燥し水分は0.5%、これほど乾くと逆に若干足抜きが良くなったイメージ。
  レースは、スタートから各馬ほぼ横一線で展開。向かい風にあおられかなりの砂煙が上がり後ろの方に流れて行った。第1障害を越えたあたりから、早めに刻みを入れる馬も出たが、全体的にはほとんど差がなく進む。1,2障害の中間あたりから最内のメジロゴーリキが心持ち前に出て、これにゴールデンフウジン、アアモンドグンシンあたりが続くがそれでも大きくは差がつかず、そのままの流れで第2障害へ、ミスタカシマとオレワチャンピオンの2頭が一歩後方追走となったものの7~8頭がほぼ一斉に第2障害手前に並んだ。ここまで63秒の平均ペース。
  各馬牽制しあいながら機を伺う間に遅れていた2頭も追いつき、10頭が並ぶ大接戦の展開となった。そして5、6頭がほぼ同時に障害にチャレンジ。膝を折ったり立ち止まったりする馬もいる中、メジロゴーリキが一歩一歩力強く踏みしめて障害をクリアして先頭に立った。2番目に降りたのが、後方待機から障害を一腰で切ってきたミスタカシマ。そして軽い膝折から立て直したキタノユウジロウ、これにふた腰で越えてきたコウシュハレガシー、ゴールデンフウジンが切れ味を生かして前を追う。このうちゴールデンフウジンは第2障害を降りたところで躓いて膝をつき遅れをとった。この間に外からはミノルシャープ、オレワチャンピオンあたりが障害を降りてきた。
  先頭争いはメジロゴーリキがしっかりした脚取りで逃げ、残り30mで3馬身ほどのリード。これにミスタカシマをかわしたキタノユウジロウが追い、コウシュハレガシーと、そして外から勢いよくミノルシャープが続くが差は縮まらない。残り10m近くになるとメジロゴーリキもやや緩み、1馬身差近くまで差は縮まるが、キタノユウジロウ以下追ってくる他馬も苦しくなり、そのままメジロゴーリキがゴールを駆け抜け1番人気に応えた。2着争いは前をしっかり追っていたキタノユウジロウが他馬をリードしたまま2着に粘り込んだ。3着争いは、躓いて遅れを取っていたゴールデンフウジンが立て直し、その前を行っていたミスタカシマとミノルシャープに追いつき、ゴール前で一旦詰まりつつも、他馬も同じように詰まって、その間に再度立て直し3着に食い込んだ。

次走へのメモ
メジロゴーリキ(1着):この馬が得意とする馬場ではあったが、想定より時計が出て厳しい流れになった中、自分の走りを貫いた。前半で後続に脚を使わせ、障害を越えてからはしっかり歩いて追い込みを封じ、着差以上の強さを感じる横綱相撲であった。馬体も充実していた。最内枠は天馬賞でも勝っており、楽に行ける分この馬向きのレーンなのであろう。この枠に入った時は留意が必要。今後、古馬戦線でも中心的存在になることが期待される。次は年度明けのオッズパーク杯か。
キタノユウジロウ(2着):ハンデ差を生かし前半からうまく流れに乗って、遅れを取らずに行けたことが好走につながった。障害の軽い膝折は想定内。むしろ立て直しが早かった。ハンデ有利であったとはいえ高重量にも対応できる力を見せたのではないか。直線も最後までしっかり走り切った。またもや2着ということで来年度はなんとか重賞タイトルが欲しいところ。次の大きな目標は初夏の柏林賞か。
ゴールデンフウジン(3着):健闘とも残念ともいえる3着。障害を降りてから勢い余って躓いたことは、これがなければ勝ち負けになっていたと思われるだけに実に惜しい出来事であった。元々障害は得意ではない方なので、今回の躓きもそれがゆえといったところか。今後のポイントになりそう。まずは、古馬重賞に出られるよう勝ち星を重ねていきたい。
ミノルシャープ(4着):障害を降りてからの一瞬の切れ味の鋭さはさすがである一方、いつもの詰めの甘さも見られ、この馬の良い面と悪い面の両方が出た結果の4着。ただ存在感は見せた。あとここ数戦は障害で苦労しており、癖にならなければ良いが。持てる力をしっかり出せれば、強い相手でも勝てるはずだが。
ミスタカシマ(5着):今年に入って順調ではなかったことと、4歳馬にしてはハンデが重かったので人気も落としていたが、かなり復調していた。持ち前の障害の上手さで、2番手で障害を降りるなど見せ場も十分にあった。コンディションなど条件が整えば、牡馬や古馬相手でも十分勝負になるはず。
  その他ではマツカゼウンカイ(6着)は古馬重賞好走から今回も期待されたが、障害でかなり手間取った。大外枠が影響したか。コウシュハレガシー(7着)は障害は好位置で降りられたが切れ味がなかった。あとアアモンドグンシン(9着)は終始後手にまわり障害も登り切れずやはり4歳にはハンデがきつかったか。

はむ!の予想(馬券)結果
  (通常分)今回 +5,080   (配当)9,580 (投入)4,500
  (単複・ワイド)今回 -660   (配当)540 (投入)1,200
  今年度累計 -13,540 (3/10・ポプラ賞終了時点)
    通常  +360 (配当 102,460 - 投入 102,100)
   単・ワ -13,900 (配当 22,400 - 投入 36,300)
  改めてゴーリキの強さに脱帽。一方、本命にしたキタノユウジロウは正直半信半疑だったが、よく2着に粘ってくれた。ゴールデンフウジンの方も一発あるのではというのもあったので、ハラハラしたがこれもよく3着まで来てくれたものだ。○◎▲ならなんとかプラスにできる。本当は◎と○が入れ替わったら最高だったが、そこまで贅沢を言うこともないだろう。自分にしてはまずまずで、資金もつながったということで、なんとか最後のばんえい記念も馬券的にも楽しめそうだ。

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2018データ・馬券成績表)

  次の重賞は、いよいよ年度末の大一番。3月24日、ばんえい記念(BG1)です。予想はいつもどおり前日までには書きたいと思いますが、出走予定馬が出次第早く取りかかり、なるべく早くアップすることを心がけたいと思います。

2019年3月9日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】重賞予想・第40回ポプラ賞(3/10)

  今週は、ばんえいならでは4歳馬、5歳馬の世代間重賞、ポプラ賞です。それぞれの重賞などを戦い、互いの意地がぶつかる興味深いレースになりそうです。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第40回ポプラ賞(BG3)
(2019年3月10日(日)18:00発走 帯広10R ダ200m 4・5歳選抜別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
メジロゴーリキ 牡5 790 西謙一 松井浩 鹿毛 逃
天馬賞
  ミスタカシマ 牝4 770 工藤篤 槻舘重 栗毛 先
オークスほか
コウシュハレガシー 牡4 750 西将太 平田義 栗毛 差
4歳5位
ゴールデンフウジン 牡5 780 藤野俊 今井茂 青毛 追
5歳5位
◎  キタノユウジロウ 牡4 760 松田道 村上慎 栗毛 差
4歳3位
アアモンドグンシン セン4 790 長澤幸 小林長 鹿毛 先
ダービーほか
  ミノルシャープ 牡5 790 阿部武 大友人 鹿毛 先
銀河賞
  オレワチャンピオン 牡4 750 鈴木恵 中島敏 栗毛 逃
4歳4位
  カネサスペシャル 牡5 780 島津新 村上慎 青毛 差
5歳4位
  10 マツカゼウンカイ 牡5 790 藤本匠 松井浩 鹿毛 先
はまなす賞
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「ポプラ賞」の概要と傾向
  年度末の重賞シリーズは、ばんえいならでは4歳、5歳世代対抗戦。各世代の重賞勝ち馬を中心に出走馬が構成される。特殊な条件ではあるが40回もの歴史があり、意義のあるレースとなっている。ハンデ差が大きいレースでもあり予想には一工夫必要。
  過去10年で1番人気は(3,3,1,3)と微妙、ここ3年は飛び抜けた馬がいたため堅く収まっているが、それまでは波乱もあった。2,3番人気の馬も勝ち星は上げているが大敗もある。5番人気の馬も2勝しているし6番人気以下の人気薄でも連対までは可能性がある。ハンデ差や力関係の読みが難しいレースとなっている。年齢では5歳馬が7勝3敗とやや有利。興味深い傾向として、7年連続で1着2着が同年齢で決まっており、その時の世代の勢いが重要ともいえる。牝馬の優勝や連対も多く善戦傾向、ここでもハンデ差が生きてくることが多い。4歳5歳の連覇はセンゴクエース1頭のみ。騎手では鈴木恵介騎手が5勝と得意としている。
今回のみどころ
  ダービー馬アアモンドグンシン、オークス馬ミスタカシマを中心とした4歳勢は切れ味のある馬たちが揃っている。一方、群雄割拠の5歳勢。柏林賞を勝ったジェイワンは残念ながら引退したが、ダービー、天馬賞の定量戦で力を見せ、古馬との一戦チャンピオンカップでも勝ったメジロゴーリキ、夏の世代間重賞はまなす賞で混戦を抜け出し優勝、チャンピオンカップでも好走したマツカゼウンカイなど個性派揃い。両世代入り乱れての混戦が予想されるが、果たして抜け出すのはどの馬か。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 メジロゴーリキ:天馬賞の勝ち馬で、2月のチャンピオンカップでは古馬相手に逃げ切った。3歳時ダービーにも勝っており大レースに強い。ハナを切れる先行力と障害力がモットー。かつてパワー一辺倒であったが最近は馬体が絞れて動きが良くなった。
 2 ミスタカシマ:今年度のオークス馬。ばんえい菊花賞にも勝っている。ダービーでは牝馬ながら1番人気。この時は馬場や体調面で厳しかったが、順調なら世代トップクラスであることに違いない。先頭集団に付け直線で抜け出す流れ、障害はこなす。
 3 コウシュハレガシー:4歳の賞金ランクで5番目。重賞は常連だが未勝利で、3歳の3冠はいずれも3着に入るなど地味な存在になっている。安定した走りで障害もまずまずこなすが、なぜかインパクトに欠ける。メジロゴーリキとの兄弟対決が見もの。
 4 ゴールデンフウジン:5歳馬でメヂカラら回避馬が出てこの馬にチャンスが巡ってきた。2歳時ナナカマド賞に勝って以来重賞勝ちからは遠ざかっているが、今年正月の天馬賞でわずか0.1秒の差の2着と健闘。切れ味には自信を持つ。障害がカギ。
 5 キタノユウジロウ:4歳の賞金ランクで3番目。重賞は未勝利だが、今年度のダービー2着などの実績がある。馬格があり力強い。脚質はやや後方で待機し、直線で勝負する。一瞬の切れ味よりもじわじわ伸びてくるタイプ。速すぎる流れだと厳しいか。
 6 アアモンドグンシン:今年度のダービー馬。大賞典でも勝利するなど4歳世代では大将格だが、古馬一線級相手ではさすがに力の差を見せつけられている。抜群の切れ味がモットー。先行力もある。課題は障害だが落ち着いて走れれば問題なくさばける。
 7 ミノルシャープ:銀河賞の勝ち馬。ドリームエイジカップでも古馬相手に勝利目前のところまで行った。先行力と豊富なスピードを持っており、障害力もしっかりしているが、最後の5mでどうしても緩んでしまいそれがこの馬の最大の課題。前に行きたい。
 8 オレワチャンピオン:4歳の賞金ランクで4番目。重賞は2歳時にヤングCSを勝っている。先行力と障害力が持ち味で、スピードも持ち合わせているが、切れる脚はなく、なんとか先頭で障害を下ろして最後の直線で粘りこむ流れに持ち込みたい。
 9 カネサスペシャル:ジェイワンが引退したことによりこの馬に出走権が回ってきた、とはいうもののこの馬も大賞典勝ち馬。好位につけ、障害を越えてからじわじわ追いついて抜け出すタイプで、重賞向けの走りといえる。ここは存在感を示したいところ。
 10 マツカゼウンカイ:今年度のはまなす賞の勝ち馬、地味ながらも重賞で好走しており侮れない。古馬相手のチャンピオンカップでは積極的なレースで3着に粘り込んだ。好位につけて、直線の我慢比べで抜け出す展開。障害はこなす程度。軽馬場は歓迎。

【はむ!の見解まとめ】
  見どころでも述べたように、今年は4歳、5歳両世代とも骨っぽいメンバーが揃っており、予想はなかなか難しい。力関係ではやはり5歳世代の方がレース経験が多い分強そうだが、スピードがあり動きの良い馬が多い4歳世代は、ハンデ面でも恵まれており、大混戦は必至だ。
  展開は、やはりメジロゴーリキが前を行くか。ただマークされる立場であり荷物も重いので、何がなんでもというわけではなく、他馬を牽制しながら進むといったところか、むしろミノルシャープのように直線に不安のある馬たちが早めに前に行くか。他にはマツカゼウンカイ、4歳馬ではミスタカシマ、アアモンドグンシンといったところが先行馬についていくか。ただ4歳勢の軽ハンデの馬が積極的に出ることも考えられる。先行勢は障害も上手い馬が多いので、あとはどの位置で降りられるかといったところ。もたつくようだと後続から一気にということもあり得る。
  予想は非常に難しいが、当欄では4歳馬から◎(5)キタノユウジロウがハンデ面や展開面で恵まれているとみて本命とした。前半うまく好位置につけられれば、直線の追い比べでは引けを取らない。最後まで走りきれる脚もあり有力とみる。
  2番手評価として、堅いところでメンバー中実力ナンバー1の○(1)メジロゴーリキを推す。チャンピオンカップでオレノココロら古馬一線級を完封した走りはやはりただ者ではない。ハンデは重いが、過去の実力馬はこれぐらいのハンデでも勝ってきている。しっかり逃げられれば。そして天馬賞でメジロゴーリキと大接戦を演じた▲(4)ゴールデンフウジンが繰り上がり出走ながら有力の一頭。直線の切れ味は抜群。出走の強運を生かせるか。障害次第か。
  その次には△(3)コウシュハレガシーを持ってきた。この馬も750kgの軽ハンデが魅力。展開に左右されない走りができ、意外としぶとい面もある。連候補に残したい。ダービー馬注(6)アアモンドグンシンももちろんノーマークというわけにはいかない。4歳で790kgというハンデは厳しいが、前走古馬重賞では810kgでそこそこ走れており、経験したことが大きい。直線の切れ味は素晴らしいものを持っている。相対的評価としてこの位置だが、勢いに乗れば勝ちきることも。
  あとは(10)マツカゼウンカイも前走重賞で積極的なレースを展開して好走。今回はやや荷物が重い感じはするが、しぶとく粘れる脚もあり侮れない。牝馬(2)ミスタカシマをどう取るか。このメンバーでも遜色はなく、展開面でも引けは取らないが、オークス勝利以降やや疲れも見え、レース間隔が開いているのが気になる。立て直せていれば。あとは(9)カネサスペシャルは上手く流れればしぶといが展開的にどうか。(7)ミノルシャープ(8)オレワチャンピオンは直線の失速が心配。

はむ!の馬券狙いどころ:
  年度末の大一番ばんえい記念を控えて資金をキープしたいところだが、その前に開かれるポプラ賞はいつも難解、特に今回は超難解となっている。予想の上ではキタノユウジロウがやってくれる気がするが、馬券的には自信が全くない。どうしても手広く行かざるを得ないので、頭は3頭に絞り、印が届かなかったところはワイドでカバーしつつ半分あきらめということで。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 5,1,4→5,1,4,3,6→5,1,4,3,6 合計36通り 各100円
  枠複 5,1,4 BOX 合計3通り 各300円
  合計 4,500円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 5 500円  
  ワイド 4=5,3,6,10 10=5,3,6 合計7点 各100円
  合計 1,200円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。

(コラム)名牝キサラキクなど
  前回のコラム欄で、年度替わりでばんえいの馬も出会いと別れがあるようなことについて触れましたが、その中でもばんえい一線級で活躍し人気もあった牝馬キサラキクについて述べたいと思います。かつて、ばんえいにも名牝と呼ばれる強い牝馬は結構いました。ハイトップレディやサダエリコ、アンローズ、フクイズミなど牡馬相手でも堂々と重賞勝ちを収める馬もよく出ておりました。しかし近年はそういう馬もめっきり減っていて(理由ははっきりしませんが、馬の総数が減ってきたのも一因か)久しく互角に戦える強い牝馬が出ておりませんでした。そんな中、牡馬と対等に戦える馬がキサラキクでした。オークスなど牝馬同士の重賞はもちろん、イレネー記念、ダービーなど牡馬相手での重賞でもほぼハナ差の2着(この時勝ったのがいずれも後に連勝記録を打ち立てるホクショウマサル)、そして世代重賞のBG1天馬賞では牡馬勢をかわし快勝。さらには古馬相手のドリームエイジカップでも勝利しました。キサラキクは切れ味と最後まで走れる力強さを兼ね備えた強い牝馬でしたが、一方では、気まぐれで、障害が上がらないというより上がる気がないような素振りが見られることもありました。そこがまた愛嬌とも言えるでしょう。また、ばんえいでは減っていた芦毛の馬で、デビュー当初は白さはなかったのですが、段々白い毛が目立つようになるとまだら模様の馬体が個性的で、そういう面でも人気がありました。今後走り続けても重賞を勝てるくらいの力は持っている馬ですが、後の世代につなげることになったようです。現在のばんえいは、今回のポプラ賞にも出る5歳のミスタカシマがかろうじて今後どれぐらい強くなるかという期待があがるくらいの状況です。競馬全体ではJRAのアーモンドアイなど牝馬のスターが活躍しています。ばんえいにも、今後また強い牝馬が出てきて盛り上がることを祈るばかりです。

2019年3月4日月曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】回顧・第50回イレネー記念(3/3)

ばんえい重賞レース回顧
第50回イレネー記念(BG1)-2019年3月3日-10R 200m直 晴 1.0%
  1着△(10)メムロボブサップ(阿部武) 1分58秒8
  2着◎(3)ギンノダイマオー
  3着○(8)アオノブラック
   単勝 10 290円(1番人気) 馬複 3-10 490円 三連単 10-3-8 3,290円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○▲等の印は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい明け3歳の王者決定戦、第50回イレネー記念は、1番人気のメムロボブサップが障害2番手から力強く抜け出し快勝。三冠1戦目のナナカマド賞に続き、重賞2勝目となった。阿部武臣騎手はイレネー記念は2013年のホクショウマサル以来6年ぶり2度目、重賞は今年度ダービー以来で通算19勝目。

レース振り返り
  帯広は晴天が続き雪も降らず、この時期にしては気温も高く乾燥して、時計もかなり要する重い馬場であった。
  レースは、各馬勢いよく飛び出したが、スタート直後にアオノブラックが立ち上がり気味となり一歩出遅れ。しかしすぐに追いつき、第1障害を越えてすぐほぼ横一線に。各馬早めに刻みを入れ始めてからはペースが落ち着いた。そして先行されるとみられたインビクタが徐々に押し出されるように前へ、これにエースモリウチ、そしてギンノダイマオーあたりがついて行く。各馬刻みを入れていく中でばらついた展開に、ハイトップフーガとサクラドリーマーが後方から行く形になった。インビクタはそれほど大きくは逃げず、むしろエースモリウチが横に並ぶ形になり、第2障害手前に到達。これにギンノダイマオーとジェイカトレアが追いついた。ここまで63秒。
  障害を真っ先に仕掛けたのはやはりインビクタ。しかし坂の8分目あたりでストップ。他も4,5頭が一斉に挑戦するが、いずれも苦戦。その中でギンノダイマオーが一歩ずつ力強く踏み込んで障害を越えて、先頭で最後の直線に入った。その他の各馬がもたつく中、一歩後ろで待機していた大外枠のメムロボブサップが勢いを付けて障害を軽くクリア、その後はアオノブラックが2腰ほどで障害を越えこれに続いた。先頭争いは2番人気ギンノダイマオーが逃げ込みを図り、1番人気のメムロボブサップがこれを追っていく展開で、両者ともスピードは落ちずこの2頭の一騎打ちとなった。しかし前で粘っていたギンノダイマオーが残り10mのところで詰まった。そこをすかさずメムロボブサップがかわし、そのまま緩むことなくゴールまで駆け抜けた。立て直したギンノダイマオーが2着。その後は、直線で終始3番手を進んでいたアオノブラックが、最後は一杯になったものの後続とは差があり粘って3着。結局ナナカマド賞、ヤングチャンピオンシップと同じ3頭が1~3着を占めた。(ナナカマド賞とは着順も同じであった。)なお、連勝で3番人気まで推された上がり馬サクラドリーマーは終始後方で障害にも時間がかかり6着に終わった。

次走へのメモ
メムロボブサップ(1着):重馬場でかつ初めての高重量の荷物という厳しい条件と思えないほど軽い動きであった。前半にペースがゆったりしたことでしっかり構えて進め、障害も落ち着いてさばけたというところか。障害を降りれば一瞬の切れ味で射程圏内へ、そしてしっかり前をかわしてゴールを駆け抜けた。過去10年で最も馬体重の軽い勝ち馬ということも特筆もの。動きの良さはあるので、今後さらに成長して力を付けてくれば大成しそうだ。来シーズンのクラシック路線の柱となることは間違いない。
ギンノダイマオー(2着):先行して障害もしっかり越え、直線もしっかり歩き、この馬としてはこれ以上ない走りをしていた。三冠いずれも2着と名前のとおりの「銀」コレクター、これでも立派な成績だが、勝ちきるにはやはり決め手が欲しいところ。この馬の持ち味である安定感が、かえって他の目標にされやすくなっているともいえる。能力は十分持っているところを見せており、今後もライバルたちとしのぎを削り強くなっていくことが期待される。
アオノブラック(3着):ヤングCS勝ち後、調子を落としていたかようにも見えたが、しっかり立て直してきていた。スタート直後に出遅れたが、これは態勢に影響なかったように見える。むしろ障害でもう一歩力が入っていればというところか。課題を克服してさらなる成長が見込まれる。来シーズンは早めに古馬のレースに出て、揉まれて強くなっていくのも良いか。
アオノゴッド(4着):前走A-2クラスで勝って最後にイレネー記念の出走権を得てきた馬。それでいて10番人気の4着に入ったのは立派。中団の後方から追い込んで掲示板内に食い込んだ。前走の勝ちのイメージを持ってここに臨んできたのが好走の要因か。動きの素軽さがあり、今後もあれゆる場面で見せ場を作れそうだ。
ジェイエース(5着):重賞初出走ということもあり、重量への適性や底を見せていない未知の魅力などで穴人気していた。しかし障害が厳しかった。序盤も荷物が重いこともあり、周りのペースに合わせるのに一杯で自分の走りができていなかったように見えた。課題は見えたので今後立て直してくるだろう。   その他では、注目された上がり馬サクラドリーマー(6着)だが、やはり勢いだけではゴール板は遠かった。前半から位置取りが後ろ過ぎたようにも見える。障害でも課題が残った。ハイトップフーガ(7着)はこの強い相手の中で自分のペースで走り切った、良い経験になったのではないか。これら下位の馬も、今後の成長が楽しみであるだけでなく、軽馬場になれば一変する可能性のある馬も多く、来シーズンに向け目が離せない。

はむ!の予想(馬券)結果
  (通常分)今回 -300   (配当)4,400 (投入)4,700
  (単複・ワイド)今回 -400   (配当)800 (投入)1,200
  今年度累計 -17,960 (3/3・イレネー記念終了時点)
    通常  -4,720 (配当 92,880 - 投入 97,600)
   単・ワ -13,240 (配当 21,860 - 投入 35,100)
  本命にしたギンノダイマオーが2着で、△まで落としたボブサップがきたものの、今回はBOXで買っていたためなんとか引っかかった。とはいうもののまたわずかな取りガミで、馬券の下手さは相変わらずなわけだが、ここ数戦ズルズルと負け続けていただけに、わずかながら歯止めがかかってホッというところか。残り2戦、プラスになるに越したことはないが、とにかくこれ以上負けが増えないようにしたい。

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2018データ・馬券成績表)

  次の重賞は、また来週あります。3月10日、4歳5歳の世代別対抗重賞、ポプラ賞(BG3)です。そしてさらのその二週間後にはいよいよ大一番ばんえい記念も近づいています。予想はいつもどおり前日までには書きたいと思います。

2019年3月2日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】重賞予想・第50回イレネー記念(3/3・帯広10R)

  ばんえいの3週続きの重賞の第2弾は明け3歳馬のチャンピオン決定戦、BG1のイレネー記念です。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第50回イレネー記念(BG1)
(2019年3月3日(日)18:00発走 帯広10R ダ200m 3歳オープン定量)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
  ハイトップフーガ 牝3 670 村上章 松井浩 栗毛 先
父ウンカイ
  ジェイカトレア 牝3 670 西将太 平田義 青毛 追
父トカチタカラ
ギンノダイマオー 牡3 690 藤野俊 松井浩 芦毛 先
父キタノドリーマー
ジェイエース 牡3 690 鈴木恵 松井浩 栗毛 差
父ウンカイ
  アオノゴッド 牡3 690 島津新 金田勇 栗毛 差
父マルニセンプー
  エースモリウチ 牡3 690 西謙一 西弘美 鹿毛 先
父アカダケキング
  インビクタ 牡3 690 藤本匠 松井浩 青毛 逃
父イッスンボウシ
アオノブラック 牡3 690 菊池一 金田勇 鹿毛 差
父ケンジュオー
サクラドリーマー 牡3 690 工藤篤 今井茂 鹿毛 追
父キタノドリーマー
10 メムロボブサップ 牡3 690 阿部武 坂本東 鹿毛 逃
父ナリタボブサップ
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「イレネー記念」の概要と傾向
  ばんえいの2歳(明け3歳)世代の三冠レース最終戦である以上に、ばんえいで唯一顕著馬の名前がつく重賞で格付けはBG1、今年で50回目を数え、ダービー以上に格調高いレースである。第1回以降一貫して帯広で開催されている。過去の勝ち馬を見ると、後に最高峰のばんえい記念を勝つ馬はニューフロンテヤとキタノタイショウの2頭のみ。力のある馬より、成長の早いスピード馬が有利となっている。JRAでいえば皐月賞と朝日杯FSを足して2で割ったような位置づけというところか。
  過去10年で1番人気は(3,3,2,2)とまずまず。大敗はないものの勝ちきれないことも多い。逆に2番人気が(5,2,2,1)とこちらの方が狙い目か。定量戦であるので大荒れは少ないが、混戦の場合は下位人気にも注意しておいた方が良いか。時計は馬場にもよるが2分弱というところで、この年齢にしては未経験の重さの荷物ということもありスピードだけでは押しきれない。過去10年の勝ち馬の馬体重は990kg以上となっており、ここからも、ある程度成長して力を付けていることが必要であることがわかる。実績は重賞勝ちにはこだわらないが、ヤングCS勝ち馬2勝に対し、ナナカマド賞勝ち馬が4勝とこちらがやや有利。牝馬の優勝は過去2頭のみで1999年アーティガール以来19年勝っていない。連対も2004年(エンジュオウカン)以来14年も遠ざかっており圧倒的不利。騎手については、過去には大河原騎手(現調教師)などこのレースに強い騎手がいたが、現役では鈴木恵介騎手の3勝が最高で特に傾向はない。ただ若手はほとんど勝てていない。

今回のみどころ
  今年の明け3歳世代は上位拮抗。三冠の第1弾ナナカマド賞はメムロボブサップ、第2弾ヤングチャンピオンシップ(今後「ヤングCS」と略します。)はアオノブラック、そして両レースで2着のギンノダイマオー、の上位3頭が切磋琢磨を繰り返しつつリードしてきたが、ここに来て上昇気流にあるのがサクラドリーマー。鋭い切れ味で連勝し戦線に加わってきた。どこまで食い込んでくるかも見もの。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 ハイトップフーガ:黒ユリ賞では果敢に先行、障害も力強くひと腰で越えた。最後はジェイカトレアの切れ味に敗れたが人気馬総崩れの中で2着に粘った走りは印象的だ。馬体重が1070kg台と牡馬を含めて世代では最も大きい。その体を生かした力強い走りがモットー。今回の相手でも、ペースが落ち着き前半しっかりついて行ければあれよあれよと逃げ粘るような展開になるか。
 2 ジェイカトレア:牝馬重賞の黒ユリ賞勝ち馬。この時は人気薄ながら直線の切れ味で優勝した。牝馬ながら馬体順1050kg台の雄大な馬格、平場戦の速いペースの時はこの体を持て余し障害でも引っかかる場面が見られたが、重賞のようにペースが落ち着けば自分のペースに持ちこめ力強さを発揮する。末脚もしっかりしており、牡馬相手でも見劣りはしないがどこまでやれるか。
 3 ギンノダイマオー:デビューから4連勝。ナナカマド賞、ヤングCSはいずれも2着。ライバルたちと激しいバトルを繰り広げながらも常に上位に入っており過去15走で13連対3着1回、前走4着と初めて着を外したが差はわずか。馬場状態やペースにも左右されない強みがある。障害も巧者の部類。最後の接戦になったときに勝ちきるだけの粘りを発揮できるか。好位には付けたい。
 4 ジェイエース:能検1番時計で、潜在能力はありながら重賞の出走権に恵まれず、今回重賞初挑戦がいきなりこのレースになった。同厩舎に有力馬が多いこともあり、影に隠れた存在ではあるが、最上位クラスで常に勝負になるレースを展開している。障害は得意とは言えないが、これまで崩れず乗り越え、持ち前の切れ味でリカバリーしている。直線勝負に持ち込めればチャンスも。
 5 アオノゴッド:重賞も特別戦も未出走であったが、直前のA-2クラスのレースで快勝し最後のイレネー記念の切符を手にして出走にこぎつけた。これまでもA~Bクラスのレースで掲示板内に確実に入り、力は持っている。脚質的には前半控えて、障害はしっかり越えて直線で加速していくタイプ。あまり前が早いと置いて行かれる可能性はあるが、ペースが落ち着けば追って行けそう。
トーだが、切れる脚を持っておらずペースが速くなると厳しい。ただ荷物が重くなって各馬が苦しめば浮上する可能性も。
 6 エースモリウチ:重賞はヤングCSのみ。この時は持ち前の障害の上手さを発揮し、直線で一旦先頭に立つなど見せ場を作った。特別戦でも青雲賞2着、北央産駒特別では2着に20秒以上をつけて圧勝している。どのような展開でも対応できるが、直線での切れ味は他の有力馬に見劣りするので前半先頭グループにはつけたい。馬体重が増えてこないなど体調面での心配はある。
 7 インビクタ:ナナカマド賞5着、ヤングCSは9着。抜群の先行力でトップ馬相手でもハナは譲らない。障害もしっかりこなす。しかし最後の切れ味とスタミナ面に課題がある。しかし大崩れしたのはヤングYCのみ、この時も果敢に攻めて大逃げを打った末での崩れ。結果的には同厩舎のギンノダイマオーのアシスト役になっている。軽馬場になれば逃げ切りも可能か。
 8 アオノブラック:暮れの重賞ヤングCSの勝ち馬。デビュー当時は遅れをとっていたが、時期が進むにつれ馬体も急成長しメキメキ力を付けてきた。脚質的には差しタイプで、好位につけて中団から直線で抜け出すレースを見せる。障害もこれまでのところ崩れはなくスムーズ。馬格もあり高重量の荷物にも対応できそうだ。ただあまり速いペースになると追いつかないことも。
 9 サクラドリーマー:重賞初出走、特別戦は十勝産駒特別で10番人気ながら4着に入っている。シーズン当初は若さが目立ち、重賞出走の機会も逃していたが、ここに来て本格化。特に前走は後方から鋭い切れ味を見せ差し切り勝ち、素質開花を感じさせた。元々は障害があまり得意でない方で、時折大敗することもあったが、ここにきて馬体も成長し、苦手も克服しつつある印象。
 10 メムロボブサップ:ナナカマド賞では、直線の追い比べから切れ味の差で快勝。ハンデを背負ったヤングCSでは障害でわずかに出遅れ3着。実績は申し分なく定量戦なら持てる力をそのまま発揮できそう。馬体重が900kg台前半とまだ成長途上、見た目もフワフワした感じだが、その分素軽い動きで立ち回れる。障害はまずまず。前半からうまく流れに乗れるかがポイント。

【はむ!の見解まとめ】
  いよいよ明け3歳最高峰のイレネー記念。この世代は昨年秋ごろまでは当初メムロボブサップとギンノダイマオーの2強のように思われ、ナナカマド賞ではメムロボブサップ1着、ギンノダイマオー2着であったが、その後、まずアオノブラックが出てきてヤングCSを勝ち、そしてここにきてサクラドリーマーがものすごい勢いで上がって来た。後発の馬たちは鋭い切れ味で勝負する馬が多く、これに対して春から活躍していた馬は前に行って粘るタイプが多い。各馬絡み合って混戦模様。展開や馬場状態によってもかなり左右されそう。当欄は少し早めに書くので、予想のファクターとしてはどうしても過去の成績などが中心となるが、できれば当日の各馬の気配なども見ながら予想を組み立てていきたいところ。
  展開は、まずはインビクタが何が何でも前に行くだろう。ただこれまでで最も重い荷物なので、どこまで逃げられるか、それにより後続の馬たちがどこまで絡んで来られるかというところ。同厩舎のギンノダイマオーはこれに付けるだろうし、メムロボブサップ、エースモリウチあたりも前の方で展開するだろう。ジェイエースも障害を意識してなんとか前に付けたいところ。アオノブラックはその次か、そして末脚にかけるサクラドリーマーはどの位置に付けられるか。先行馬勢は、障害もある程度こなせるので引き離して行きたいところだが、タイミング一つで流れが変わることも。
  そして予想だが、当欄ではこれまで、ナナカマド賞、ヤングCSとも本命をギンノダイマオーにして、いずれも2着であったことからここは初志貫徹、イレネー記念の本命も◎(3)ギンノダイマオーでいきたい。前々走までは全て3着以内の安定性、前走こそ混戦に巻き込まれ4着に沈んだが、決して大敗はしていない。障害も上手だし、切れ味もあるのであとは最後の10mをしっかり走り切れれば、後続を断ち切ることは可能。
  対抗には、ヤングCS勝ち馬の○(8)アオノブラックを挙げたい。年末あたりは非常に勢いがあった。ここにきて若干動きが重くなり、2戦連続で着外に沈んでいるのが心配だが、ハンデ差もあり大負けしているわけではない。ここは一息入れて立て直しを図ってきた。直線の脚はしっかりしているし、重い荷物にも対応できそう。人気を落とすようだと更に狙い目か。そして怖い怖い上がり馬▲(9)サクラドリーマー。前走、前々走のように直線をキャンターで駆け抜けるものすごい脚を見せられると、もしかして主役交代とも感じさせる。奇しくもギンノダイマオーと同じキタノドリーマー産駒だが、これほどまでに脚質が違うのかというイメージ。ただ、重賞でしかも初めての690kgの荷物、これまでと同様に剛脚が見られるのか。また、障害に一抹の不安があり、展開もカギになる。ということでこの馬は当欄では単穴とした。狙い目の馬を挙げていくと、実績馬△(10)メムロボブサップの評価が相対的に低くなってしまった。実力は申し分ない。ただこの馬はまだ成長途上のイメージがあって、道中若干フラついたりすることがあり、持てる力を全て出し切っていないようにも見える。そんな中、今回大外に入ったことで障害なども含めて不安材料が見える。負担重量も微妙。ただ定量戦でもあり、自分の力を普通に出せれば勝ち負けまで。
  あとは、一方、能検1番時計など素質がありながら重賞出走の機会がなかった注(4)ジェイエース。一発があるとすればこの馬だろう。実績のあるウンカイ産駒、大きいレースの方が走れそう。障害をしっかり切れれば面白いことになりそうだ。他では、最後に出走権を得てきた(5)アオノゴッドは、ペースが遅くなり、前半でついていければ直線勝負で見せ場もありそう。(6)エースモリウチは先行できれば粘り込みも。牝馬勢はいずれも力はあるが今回は厳しそう。

はむ!の馬券狙いどころ:
  重賞も残り3つ。但し、ここ2戦ほどほぼゼロ配当の大外れでまた赤字街道に入っているだけに、流れを引き戻したい。イレネー記念は定量戦で世代チャンピオンを決める一戦。狙いは絞れそうだが、馬券になるとまた組み合わせでやられそう。買い方をなんとか工夫していきたい。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 BOX 3,8,9,10 合計24通り 各100円
   3→8,9,10→8,9,10,4 合計9通り 各100円
  馬複  BOX 3,8,9,10 合計6通り 各100円
  枠複  3=7,8 8=7,8 合計4通り 各200円
 合計 4,700円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 3 500円
  ワイド 8=3,9,10,4 4=3,9,10 合計7点 各100円
  合計 1,200円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。
(コラム)年度
  日本の競馬の1年は、JRAは1月に始まり12月に終わる暦年を、地方競馬では、基本は4月から3月までのいわゆる会計年度を取っている場合が多いです。もっとも地方でも年度代表馬やリーディングなどは暦年進行を取ることもあり、まちまちです。一方、ばんえいは完全に年度による進行となり、1年は4月に始まり3月に終わります。これは冬期に開かれない期間があったことにより年度進行の方が都合が良いからでしょう。(地方競馬では岩手や金沢のように冬期休業の期間があり、こちらも春になって新年度開幕というイメージです)そして、3月の年度末が近づくと、ばんえいでは引退する馬が出てきます。ばんえいの引退するパターンとしては事故などを除いては、種牡馬又は繁殖牝馬になる(ばんえいの場合は引退してすぐ繁殖に入ることがあります)あるいは年度替わりのクラス編成変えを機に活躍できなかった馬の見切りというのがあります。そのうち前者については、年度末が来る前に引退し、春の繁殖シーズンに備えます。今年度は5歳馬のジェイエースが早めの引退。そして現役牝馬の最上位だったキサラキクが先週引退しました。キサラキクのことについては次回のこの欄でもう少し書きたいと思います。

2019年2月26日火曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】回顧・第40回チャンピオンカップ(2/24)

ばんえい重賞レース回顧
第40回チャンピオンカップ(BG2)-2019年2月24日-10R 200m直 晴 1.1%
  1着△(3)メジロゴーリキ(西謙一) 2分07秒0
  2着○(1)オレノココロ
  3着 (6)マツカゼウンカイ
   単勝 3 630円(4番人気) 馬複 1-3 690円 三連単 3-1-6 8,920円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○▲等の印は、はむ!の当初予想印)

  ばんえいの今年度の重賞優勝馬による一戦、第40回チャンピオンカップは、4番人気の5歳馬メジロゴーリキが積極的なレースを展開し逃げ切り、今年正月の天馬賞に続き重賞3勝目、古馬重賞は初優勝となった。西謙一騎手も天馬賞に続く重賞制覇で今季2勝、通算7勝目。

レース振り返り
  帯広はこの期間雪がほとんど降っておらず、当日も昼間はプラス気温、かなり乾燥した力のいる馬場であった。
  レースは、ややばらついたスタート。第1障害越えたあたりからメジロゴーリキ、ミノルシャープあたりの若馬勢が飛び出していき、中枠からマツカゼウンカイ、外からマルミゴウカイがこれに付いて、オレノココロ、コウシュハウンカイらの古馬勢はこれらの様子を見るように進む。各馬刻みが入る中、1,2障害中間あたりからメジロゴーリキが意欲的に他馬を引き離しにかかり、2,3馬身リードして、そのまま先頭で第2障害手前へ、ここまで60秒強と中間ペース。
  メジロゴーリキがじっくり溜めている間に追ってきたのがマツカゼウンカイ、その後オレノココロ、コウシュハウンカイ、ミノルシャープ、マルミゴウカイと相次いで到着したところで、メジロゴーリキとマツカゼウンカイがほぼ同時に障害を仕掛ける。マツカゼウンカイは坂の7分目程度で立ち止まるが、メジロゴーリキは止まらずに力強く坂を登り切り先頭で最後の直線へ。その間、障害では次にミノルシャープが坂に挑んだが中腹手前で膝折、オレノココロら他の各馬も相次いで挑戦するが、いずれも坂の中間で一旦は立ち止まる。その間にマツカゼウンカイが力を入れ直し障害を越えこれが2番手で前を追う。オレノココロもすぐに立て直しふた腰めで障害を越え3番手で前を追う。後は大きく遅れた。
  先頭を行くメジロゴーリキは残り30mを切っても快調に飛ばし、4,5馬身離して、逃げ切り態勢へ。後続は、オレノココロがじわじわ加速、マツカゼウンカイを抜いてさらに前を追うが、荷物が重いのか少しずつしか詰まらない。メジロゴーリキは残り10mを切ったあたりでさすがに緩んでくるが、それでもセーフティーリードがあった。止まることもなくそのままゴールを駆け抜けた。オレノココロは敗れたが、最後2馬身差まで迫って2着を確保。マツカゼウンカイもスピードは落ちたものの、最後まで止まることなく3着に粘り込んだ。当欄で狙ったマルミゴウカイは障害で遅れ、最後の直線ではしっかり追っていたが4着が精一杯だった。2番人気の実力馬コウシュハウンカイは終始後手に回り障害も一苦労で5着に終わった。

次走へのメモ
メジロゴーリキ(1着):ダービー、天馬賞とタイトルを取ってきたが、ここでさらに本格素質開花と言っても良いだろう。古馬一線級がハンデがあったとはいえ、力のいる馬場で荷物も800kgを超しており、5歳の若馬にはまだ過酷な条件、そこを障害をひと腰で越え逃げ切るのだからかなりの力の持ち主だ。今後さらに強くなる要素はある。馬体重が減っていたが、これは絞れて動きが良くなったと考えられる。さすがに5歳でばんえい記念は出ないと思われ、一旦立て直して、次の狙いは年度明けのオッズパーク杯あたりか。
オレノココロ(2着):850kgを引っ張りながらも、きっちり好位につけ、障害も崩れはなく、最後の切れ味も見せて、この馬としてはほぼ完璧なレース運びであった。今回は勝った軽ハンデのメジロゴーリキに上手く逃げ切られたということであろう。馬体重が久々に1200kgに達し、いよいよばんえい記念モードに入ったと言える。
マツカゼウンカイ(3着):これまで中団に控え直線で勝負するタイプだったが、取り残される懸念もあるとして、今回は積極的に前に行くレースを展開した。その分だけ障害も慌てずに進め、最後の直線でもしっかり走り切れる結果となった。こういうレースができたことは今後に生かされそう。まずは2週間後のポプラ賞が目標か。
マルミゴウカイ(4着):ひところ体調を崩していた時分を思うと良くなったと言えるが、まだ十分ではなかった。障害も今一歩であった。大外でかつ隣に牝馬が入る枠順的なものと、重馬場も影響したか。このあとの狙いはいろいろあるが、まずはオープン特別戦あたりで勝ち癖をつけたい。
コウシュハウンカイ(5着):安定した走りがモットーのこの馬が今回は終始後手に回っており、この馬本来の力強い走りが見られなかった。重馬場などが影響したのもあるが、本番のばんえい記念に向けてやや心配な面が感じられる。立て直しが期待されるところ。
  その他では、4歳馬アアモンドグンシン(6着)はやはり相手が強かった、持ち味は出せなかったものの崩れはなくまずまず走れたのではないか。ミノルシャープ(7着)は障害で崩れて万事休すといったところ。やや焦ったか。牝馬勢はハンデをもらっていたがやはり力の差があった。

はむ!の予想(馬券)結果
  (通常分)今回 -4,400   (配当)0 (投入)4,400
  (単複・ワイド)今回 -1,180   (配当)220 (投入)1,400
  今年度累計 -17,260 (2/24・チャンピオンカップ終了時点)
    通常  -4,420 (配当 88,480 - 投入 92,900)
   単・ワ -12,840 (配当 21,060 - 投入 33,900)
  本命にしたマルミゴウカイが4着、ノーマークのマツカゼウンカイが3着に入り、またまた大外れ、わずかなワイドの1点だけがスズメの涙のように引っかかったというところ。スパッと諦めればいいのだけど、印を打った馬が1,2着に来ると馬複あたりでなんとかならなかったものかと思ってしまう。今年度の重賞はあと3つ。なんとか少しでも取り戻したい。

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2018データ・馬券成績表)

  3週続きの重賞第2弾、3月3日、明け3歳世代の最高峰のレース、イレネー記念(BG1)です。予想はいつもどおり前日までには書きたいと思います。

2019年2月23日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】重賞予想・第40回チャンピオンカップ(2/24・帯広10R)

  ばんえいは今週から3週連続の重賞となります。そして1週おいてばんえい記念と、今年度のクライマックスが近づいています。まず第1弾は、今年度の重賞勝ち馬による一戦、チャンピオンカップです。


はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第40回チャンピオンカップ(BG2)
(2019年2月24日(日)18:00発走 帯広10R ダ200m 4歳以上選抜別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
(今年度タイトル)
オレノココロ 牡9 850 鈴木恵 槻舘重 青毛 差
グランプリほか
  アアモンドグンシン セン4 810 長澤幸 小林長 鹿毛 逃
ダービーほか
メジロゴーリキ 牡5 810 西謙一 松井浩 鹿毛 逃
天馬賞
コウシュハウンカイ 牡9 840 藤本匠 松井浩 栗毛 先
北見記念ほか
ミノルシャープ 牡5 810 阿部武 大友人 鹿毛 先
銀河賞
  マツカゼウンカイ 牡5 800 西将太 松井浩 鹿毛 差
はまなす賞
  タイキン 牝6 800 菊池一 大橋和 鹿毛 先
ヒロインズカップ
  メヂカラ 牝5 750 島津新 西邑春 鹿毛 追
クインカップ
マルミゴウカイ 牡6 810 藤野俊 槻舘重 鹿毛 差
岩見沢記念
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「チャンピオンカップ」の概要と傾向
  その年度の重賞を勝っていることが出走資格というばんえいならではの特殊な条件。重賞には古馬オープンの重賞、年齢別世代重賞、牝馬重賞があるが、基本的には古馬重賞の勝ち馬が中心となるためいつもとほぼ同じようなメンバーになる。最近は同一重賞で何勝もする馬も多いため頭数が揃わないことが多い。しかし軽ハンデの若馬が出走した場合はなかなかの活躍を見せる。特に5歳馬は過去に何度も連対しており、このあたりには注目。過去10年で1番人気は(5,1,0,4)で、勝つか負けるかといったところ。下位人気からも優勝馬は出ている。ハンデ差がある上、この時期にしては比較的軽量の荷物で、重量戦で苦戦している古馬でもチャンスはある。一方では、このレースを3連覇したカネサブラックや最近ではオレノココロなど後にばんえい記念で勝つような馬が何度もここを勝っており、やはり本来の実力は軽視できない。ただ臨戦過程の中でこのレースにどの程度力を入れているかというのもこのレースの予想にあたっての見極めどころである。騎手では松田道明騎手がこのレース4勝と現役では最も多く勝っている。
今回のみどころ
  特殊な出走条件であるがゆえ、古馬の一線級でも今季重賞未勝利のフジダイビクトリーやセンゴクエースなどが出走権がなく、メンバーの顔ぶれも変わってくる。若馬勢がどの程度ここにチャレンジしてくるかと思われたが、重賞のたびに勝ち馬が変わっていた5歳馬を中心に、なかなかイキの良い馬たちが揃った。重賞最多勝の記録がかかるオレノココロや実力馬コウシュハウンカイなど最強世代の馬たちに対し、ミノルシャープら若馬勢がどこまで迫ってくるか。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 オレノココロ:押しも押されぬばんえいのトップ馬。あくまで目標はばんえい記念だが、チャンピオンカップも本番を控え良い調整となっているのか過去に3勝しており、重賞最多勝記録をここであっさり塗り替える可能性も。850kgは全く問題ない。
 2 アアモンドグンシン:今年度のダービー馬が登場。重賞はこのほか大賞典にも勝っている。先行力と抜群の切れ味で現在の4歳世代をリードしているが、今回は古馬一線級に胸を借りる立場。どこまで通用するか。荷物は未知数だが、切れ味は生かせそう。
 3 メジロゴーリキ:混戦の5歳世代の中で昨年度ダービー、今年度は天馬賞とBG1を2勝している実力馬。先行力と障害力はもちろん、この馬の強みは最後まで粘り強く走れること。雄大な馬格で古馬にも全く引けを取らない。重馬場で本領発揮。
 4 コウシュハウンカイ:オレノココロと並ぶばんえいのトップ馬。先行力、障害力があり極めて安定した走りができるのが強み。帯広記念ではさすがに極端な高ハンデで5着に沈んだが、今回は荷物的にも丁度よさそうだ。本番を見据えて勝ち味を取り戻したい。
 5 ミノルシャープ:群雄割拠の5歳世代から、重賞2勝、今年度は銀河賞勝ちの実績でここに挑戦。ドリームエイジカップでは古馬トップクラス相手に勝利直前まで来た。障害力には自信があるが、最後の詰めがこの馬の大きな課題。軽馬場なら逃げ粘りも。
 6 マツカゼウンカイ:この馬も5歳。今年度は夏にはまなす賞に勝利しており、ドリームエイジカップでは7着ながら優勝馬にわずか7秒差、地味ではあるが存在感を見せている。好位差しタイプで、障害もこなすし直線もしぶとい。流れに乗ればチャンスも。
 7 タイキン:ヒロインズカップでは並みいる強豪を相手に直線抜け出して快勝。ニューヒロインの座を獲得するとともに、ここに駒を進めてきた。いきなり800kgは酷な感じもするが、前走より30kg重いだけ。障害は上手なだけにレースの盛り上げには一役買いそうだ。
 8 メヂカラ:クインカップでは持ち前の切れ味を生かし快勝。彗星のように現れた世代女王。障害は苦手だが一旦上がればこのメンバーでも通用するほどの脚を持っている。初めての荷物ではあるが、大きなハンデをもらっており流れに乗れれば大駆けも。
 9 マルミゴウカイ:岩見沢記念で勝利した時はニューヒーローの誕生を感じさせた。やや疲れが出たのかそれ以降は一息ついた形。秋から冬は休養に当てた。調子さえ戻っていれば、展開に左右されない自在の脚で見せ場は十分作れそう。荷物は未知数だが。

【はむ!の見解まとめ】
  有力古馬はともかく、4歳5歳馬がどこまで出てきてくれるかが焦点であった。前年は最終的には5頭立てと寂しいものがあったが、今年は出走権のある10頭のうち4歳のミスタカシマがいないだけで、9頭が揃った。やはりこのレースの趣旨に鑑み、若馬が古馬の実績馬にチャレンジする姿が見られるのが、ばんえいの将来への期待へとつながる。
  古馬勢にとっては、年度末の大一番ばんえい記念に向けて、準備段階であると思われるが、現時点でどこまで仕上がっているか。ただ昨年もオレノココロが勝っているように、良いステップレースになっていることも確か。若馬勢にとってはここでどこまで通用するか今後を見据えたチャレンジのステージになる。
  展開面では若馬勢を中心に速い展開を作りに行くか、じっくり構えるか、馬場状態を見ながらということになるだろう。4歳馬アアモンドグンシンや5歳馬メジロゴーリキ、ミノルシャープあたりが前を引っ張ればペースが速くなるか。コウシュハウンカイら有力馬も先行集団には入ってくるだろう。オレノココロも付いて行くとは思われるが、第2障害までにどの位置に付けられるか。
  そして予想だが、間違いなく実力ナンバー1であるオレノココロをどうみるか。本番はもちろんばんえい記念だが、重賞最多勝もかかっており当然ここも狙ってきているはず。課題は最大で100kgもあるハンデ差。850kgの荷物はこの馬が苦労するほどの重さでもなく力の差で勝ちきる可能性も高いが、序盤スピードのある若馬勢が行けばペースが速くなり、そうなると追いつかないことも考えられる。当欄ではやはり人気馬に少しでもスキがあれば疑ってかかりたいというのが基本姿勢。もう一頭の実力馬コウシュハウンカイは帯広記念で敗れて以降やや順調さに欠けているのが気になる。
  そこで当欄では6歳馬で今年度の岩見沢記念の勝ち馬◎(9)マルミゴウカイを狙ってみたい。この実力馬がこのハンデ差で出られるのはアドバンテージだ。重い荷物が課題とみられているが岩見沢記念では820kgで勝っており対応できる範囲内。近走は調子落ちしていたが、前走あたりは持ち前の切れ味も見せて復活の兆しも見られた。追い比べになれば浮上ありと見ている。そしてマルミと同じ槻舘厩舎でもある○(1)オレノココロを対抗にした。安定度が増しており、切れのある馬に出し抜けは食らっても少なくとも崩れることは考えにくい。▲(4)コウシュハウンカイも評価を下げているわけではない。過程こそ順調ではないが、そこは実力馬、出るからにはしっかり立て直してきているはず。安定した走りと障害力は脅威。あっさり逃げ切ることも考えられる。
  若馬勢がハンデ差を生かしてどこまで食い込んで来れるかも注目。重賞ドリームエイジカップやオープン特別では互角に戦っている。しかし800kgを越える荷物となると未経験の馬も多くなかなか厳しいか。その中では△(3)メジロゴーリキは重い荷物でも十分対応できるだけの力は持っていそうだ。ただトップクラスの流れについていけるかどうか。若馬の中では上位とみて入着とした。注(5)ミノルシャープは最後の詰めの甘さが気になるものの、先行力と障害力を生かし自分のペースを作れれば粘り込みも。他では4歳馬(2)アアモンドグンシンや最軽量の牝馬(8)メヂカラあたりがここでどんな走りを見せるのか注目したい。

はむ!の馬券狙いどころ:
  今年度の重賞戦線もクライマックスに来ている。ここまでわずかのマイナスと健闘しているので、なんとか年度最後のばんえい記念で勝負できるぐらい資金を残しておきたいところ。
  古馬対若馬、ハンデ差もあって予想は難しいが、当欄では実績のある古馬の方を軸馬として信頼することにした。若馬はワイドの方で押さえる。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 9=1=4,3,5(2頭軸マルチ) 合計18通り 各200円
      9=1→2,6 合計4通り 各100円
      9,1→4,3→4,3 合計4通り 各100円
  合計4,400円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 9 700円
  ワイド 3=9,1,4,2 2=9,1,4 合計7点 各100円
  合計 1,400円で勝負!

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告します。

(コラム)ばんえい重賞最多勝記録
  前回この欄で紹介し、ニュースでも流れていたのでもう御存知だとは思いますが、先日2月16日にホクショウマサルが20連勝と、それまでサカノタイソンが持っていたばんえいの最多連勝記録を20年ぶりに塗り替えました。
  連勝の間はどのレースも他馬を寄せ付けない圧勝で、非の打ち所がありませんでした。(この記録はどこまで伸びるでしょうか)素晴らしい記録だと思います。しかし、一方、ばんえいの場合これだけ連勝してもB1クラスまでしか上がれず、本来この馬が戦うべき重賞に出走できる位置まではまだかなりの勝利が必要です。賞金が少ないことも原因ですが、このランクシステムは改善の余地がありそうです。年度が変われば、重賞出走の機会もあるだろうし相手も強くなるでしょうから、そこからがこの馬の勝負でしょう。

2019年2月11日月曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】回顧・第44回黒ユリ賞(2/10)

ばんえい重賞レース回顧
第44回黒ユリ賞(BG2)-2019年2月10日-10R 200m直 晴 2.3%
  1着 (6)ジェイカトレア(西将太) 1分59秒4
  2着▲(4)ハイトップフーガ
  3着 (2)ワンポイント
   単勝 6 940円(6番人気) 馬複 4-6 1,490円 三連単 6-4-2 78,350円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○▲等の印は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい明け3歳牝馬の重賞、第44回黒ユリ賞は、6番人気のジェイカトレアが障害2,3番手から切れ味良く抜け出し重賞初優勝となった。西将太騎手は昨年度のばんえいオークス以来1年半ぶりの重賞制覇で通算5勝目。

レース振り返り
  帯広地方は連日氷点下20℃を下回る非常に寒い気候、晴れたものの数日前に降った雪が解けない状況で、水分もそこそこ含んで平常からやや軽めの馬場であった。
  レースは、スタートから各馬勢いよく飛び出し第1障害越えまでほぼ横一線、そこから早めに刻む馬も出て、各馬牽制しながら出たり入ったりの流れになりペースが落ち着いた。1,2障害中間あたりからハイトップフーガが心持ち前に出て、ワンポイント、ジェイカトレアあたりがこれに付いて行く、外枠からはサクラユウシュンが差なく追いかけ、ヒメトラクイーンがこれに続く。内枠のヤマサンブラックもじわじわ前へ。その中でハイトップフーガが抜け出し、第2障害手間に先着。ここまで66秒とペースは落ち着いた。
  ヒメトラクイーンがぐっと脚を伸ばして2番手に続き、さらに差がなく3,4頭が続く。これらを見るようにハイトップフーガが障害を先に仕掛ける。グイグイと力が入り天板までスムーズに上がった。これを見るようにジェイカトレアとワンポイントが障害にチャレンジ、3頭ともひと腰で障害を越えて行ったのに対して、後続は大外のサクラユウシュンが一旦膝を折るなど苦戦、障害をなんとか越えた馬も勢いはなかった。
  先頭争いは、先に障害を降りたハイトップフーガに対し、切れ味よく追いかけてきたジェイカトレアが迫る。そしてさらに加速し、残り30mあたりで先頭に立ってからは引き離しにかかる。ハイトップフーガも粘るが、その差は広がる一方。結局ジェイカトレアは最後5馬身ほど離してゴール。終わってみれば快勝だった。2番人気ハイトップフーガもスピードは落ちず後続の追随は許さず2着、さらに障害3番手で下ろして前に付いて行ったワンポイントがそのまま3着に粘った。1番人気サクラユウシュンは障害でのミスで最後方からの競馬、それでもものすごい脚で追い込みを見せたが4着まで。当欄で狙ったヤマサンブラックは障害はなんとか4番手で越えたが、そこから伸びず7着に終わった。

次走へのメモ
ジェイカトレア(1着):見事な勝利であった。これまでは後方追走一辺倒であったが、今回は重賞でペースが落ち着くとにらみ、逆に序盤から積極的に前に行く作戦に出てこれが功を奏した。早めに動いていたので障害も落ち着いて対処。障害を降りれば確実に走れる馬なので自信があったのだろう。前を行ったハイトップフーガも良い目標になった。終わってみれば勝つべくして勝ったという結果になった。馬体のある馬なのでこれからも大きいレースで強みを発揮しそうだ。イレネー記念の出走権も取ったがどうか。そこそこやれるのでは。
ハイトップフーガ(2着):上位人気馬総崩れの中で、特に気を吐いた一頭。ある程度前に行くかと思われたが、思い切ってハナを奪いに行った。障害もしっかり切れたことも他の馬を慌てさせる流れになったのではないか。逆に勝った馬にうまく標的にされた形になったが、この馬の走りはしっかりできたと思われる。こちらもイレネー記念出走の権利はあるが、無理はしないか。
ワンポイント(3着):8番人気の3着、こちらも持ち前の先行力と障害力を生かし、他馬に関せず自分のペースで行けたことが好走の要因であろう。父のイーグルもそうであったが、爆発力はないものの地味な存在ながらどんな流れでもしっかり走ってくる安定感がある。ゆったりした流れがよさそうで、次の狙いは3月のやはり荷物が重めの福寿草特別か。
サクラユウシュン(4着):他馬のペースに惑わされ障害で引っかかる。この馬が敗れる典型的なパターンに嵌まってしまった。元々フワフワしたイメージがあっただけに大外枠もかなり影響したか。直線の追い込みの脚がものすごかっただけに惜しい感じがする、今後の気性面での成長に期待。
クイーンヴォラ(5着):こちらも10番人気ながら最後じわじわ伸びて掲示板内に入った。スピードは持っているが無理に行かず、障害に集中して後は着を拾うという流れで今後につながる走りだったと言える。自己条件なら十分持ち味を発揮できるだろう。
  その他では、ヒメトラクイーン(6着)は隣の1番人気サクラユウシュンの方をマークしていった結果、自分の走りが出来なかったイメージ。若干の立て直しが必要か。当欄で本命に狙ったヤマサンブラック(7着)は前半から行き脚は良くなく、障害はひと腰で越えたものの、息が続かなかった。元々大きくない馬体にマイナス26kmの馬体重減がこたえたか。3番人気のキタノヒバリ(8着)も障害でふた腰かかり後手に回った。あまり重い荷物は得意ではなさそう。

はむ!の予想(馬券)結果
  (通常分)今回 -4,500   (配当)0 (投入)4,500
  (単複・ワイド)今回 -1,500   (配当)0 (投入)1,500
  今年度累計 -11,680 (2/10・黒ユリ賞終了時点)
    通常  -20 (配当 88,480 - 投入 88,500)
   単・ワ -11,660 (配当 20,840 - 投入 32,500)
  見事にボウズ。また完全マイナス街道に逆戻り。予想自体が的外れだったのでこれはどうしようもない。ジェイカトレアは動きが重いとみて軽視してしまった。素晴らしい走りだった。ワイドぐらいなんとか引っかかってないかと思ったが、それも違う方向だった。こういうこともあるから、前回のように予想どおりの時にしっかり馬券を取っておかなければこういうことになる。

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2018データ・馬券成績表)

  次の重賞は2週間後、2月24日、古馬の今シーズン重賞優勝馬が集う、チャンピオンカップ(BG2)です。予想はいつもどおり前日までには書きたいと思います。

2019年2月9日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】重賞予想・第44回黒ユリ賞(2/10・帯広10R)

  今週は明け3歳牝馬の重賞、黒ユリ賞です。第44回を数える伝統ある重賞でもあります。次の世代のニューヒロインはどの馬になるのでしょうか。(なお、今回も発走時刻が少し早いので注意。)

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第44回黒ユリ賞(BG2)
(2019年2月10日(日)18:00発走 帯広10R ダ200m 3歳牝馬オープン定量)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
ヤマサンブラック 牝3 640 長澤幸 岩本利 青毛 先
父カネサブラック
  ワンポイント 牝3 640 菊池一 金山明 栗毛 先
父イーグル
  サカノハルヒメ 牝3 640 工藤篤 村上慎 青毛 差
父カネサテンリュウ
ハイトップフーガ 牝3 640 西謙一 松井浩 栗毛 先
父ウンカイ
キタノヒバリ 牝3 640 松田道 村上慎 鹿毛 差
父カネサテンリュウ
  ジェイカトレア 牝3 640 西将太 平田義 青毛 追
父トカチタカラ
  クイーンヴォラ 牝3 640 阿部武 坂本東 栗毛 先
父シベチャタイガー
  マンテン 牝3 640 村上章 服部義 芦毛 逃
父トウリュウ
ヒメトラクイーン 牝3 640 藤本匠 松井浩 鹿毛 差
父ナリタボブサップ
10 サクラユウシュン 牝3 640 鈴木恵 金山明 栗毛 逃
父ウンカイ
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「黒ユリ賞」の概要と傾向
  ばんえいの明け3歳牝馬の重賞・黒ユリ賞。1975年創設以降、4場開催時代から一貫して帯広で行われている伝統ある重賞で、JRAで言えば桜花賞と阪神ジュベナイルフィリーズを足して2で割ったような位置づけ、格付けはBG2ながら格調高いレースの一つである。過去の勝ち馬にはハイトップレディ、サダエリコ、フクイズミ、最近ではナナノチカラ、そして現役のキサラキク、昨年のミスタカシマなど名牝といわれる馬の名前が並んでいる。定量戦で実力がそのまま出るレースではあるが、まだ各馬の勝負付けが済んでいない時期でもあり思わぬ馬が勝つ場合もある。過去10年で1番人気は(4,2,2,2)、8勝までが3番人気以内と上位人気馬はなかなかの成績を上げているが、6番人気以下の連対も多い。ただ人気薄同士で決まることも少なく、人気馬+穴馬の組み合わせが妙味だ。臨戦過程的には重賞や牝馬特別戦で好走又は勝っている必要はなく、その時点で好調な馬を探したい。各馬初体験の重さで時計はそれなりにかかっており、後方からの差し馬が届く印象。馬体重は1000kg以上の馬、800kg台の馬いずれからも優勝馬が複数出ており目立った傾向にはなっていない。騎手では現役では鈴木恵介Jの4勝がトップ、若手騎手は苦戦している。
今回のみどころ
  いわゆる若き乙女たちの戦いと言われ、重賞に初めて出てくるような馬がほとんどだが、将来にわたって活躍する馬もこのレースから世に出てくる馬も多く、それだけに毎年興味深く、そして推理する楽しみがあるレースである。これまで重賞に出た馬はヒメトラクイーン、サクラユウシュン、ヤマサンブラックの3頭で、これらが実績は上位だが、果たして最初にこの世代の女王になるのはどの馬か?北海道方面は寒波が来ており馬場状態にも留意。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 ヤマサンブラック:3歳牝馬賞金ランク5位。南北海道産駒特別で2着に入り、重賞ヤングチャンピオンシップにも出走している。この時は8着であったが上位と戦ったことをきっかけに更に力を付けてきた。先行力があり気合いを入れられるごとに伸びていくイメージ。粘り強さもある。障害もしっかりしている。
 2 ワンポイント:3歳牝馬賞金ランク6位。特別戦はいちい賞に出走し7着。デビュー当初は引退した山本正彦騎手が主戦であった。周りのペースに惑わされることなく安定して自分のペースで走れる。障害も巧者の部類。切れる脚というよりじわじわ伸びてくるタイプで、勝負根性もあり、混戦になれば強みを発揮する。
 3 サカノハルヒメ:3歳牝馬賞金ランク7位。秋に入ってからのデビューで当初は非力さが目立ったが、ここにきて急成長。勝ち星を上げてここに駒を進めてきた。中団に控え、直線の切れ味で勝負するタイプだが、これまで特別戦どころか上位馬との対戦がなかったこともあり、底を見せてはいないものの力不足感がある。
 4 ハイトップフーガ:3歳牝馬賞金ランク4位。特別戦は白菊賞4着、いちい賞3着とまずまずの成績を上げているが十勝産駒特別には出走できなかった。同世代では牡馬も含めて最も体重のある大型馬。先行力があり動きも力強いが、体を持て余している面があり、切れる脚はない。走りは安定しており力勝負なら。
 5 キタノヒバリ:3歳牝馬賞金ランク9位。重賞、特別戦とも未経験、8月になって初勝利を上げ、この冬に入ってから連勝し出走権圏内に入ってきた上がり馬。未知な点は多いが、実績のあるカネサテンリュウの仔で一発素質開花の可能性は秘めている。脚質は好位につけて粘り込むタイプ、大敗も多いが枠順による。
 6 ジェイカトレア:3歳牝馬賞金ランク3位。特別戦は白菊賞6着、十勝産駒特別7着。近走成績は上がっていなかったが、前走は大外ながら鋭い追い込みで勝利。大型馬で力強い走りを見せる馬であり、荷物が重くなってゆったりしたペースになった方が良いが、障害などでは自分の体重に脚がついていかないことも。
 7 クイーンヴォラ:3歳牝馬賞金ランク8位。特別戦は釧路産駒特別のみだが、この時は最下位人気ながら、後に重賞ヤングCSで優勝するアオノブラックらを相手に直線で一旦先頭に立つなど見せ場たっぷりの走り。普段は非力さが目立ちジリ脚のまま終わる場合も多いが、軽馬場で流れに乗れば一気に大駆けも。
 8 マンテン:3歳牝馬賞金ランク10位。特別戦はいちい賞と十勝産駒特別に出走しているがいずれも大敗している。先行力は抜群で、この馬がハナを奪う場面も見られるか。しかし障害は得意ではなく、崩れないものの二の腰が入らず苦戦している場面も見られる。これが軽馬場になればスムーズに走り切ることが可能。
 9 ヒメトラクイーン:3歳牝馬賞金ランクは目下1位。近走着順は上がっていないが最上位クラスで戦っており、重賞ナナカマド賞では鋭い追い込みで4着に食い込んでいる。牝馬同士では白菊賞で勝ち、いちい賞は2着と力は上位。切れ味はあるが出足が遅い面があり速い流れになるとどうか。障害はこなせている。
 10 サクラユウシュン:3歳牝馬賞金ランク2位。重賞はナナカマド賞6着、牝馬特別戦では白菊賞2着、そして、いちい賞では他馬を引き離して快勝している。出足が良く、牡馬のトップクラス相手でも先行してペースを作れる。障害も近走は軽くこなせている。道中ソラを使う場面がありしっかり走れるかがカギ。

【はむ!の見解まとめ】
  昨年のミスタカシマのように飛び抜けた力の馬はおらず、全体的に小粒感は否めない。しかし、個性的な馬は揃っている印象で、磨けば光りそうなダイヤの原石が眠っていそうだ。重賞経験のある馬や、白菊賞、いちい賞の牝馬特別上位の馬がランク的にも上だが、下位の馬にも目を配っておきたい。馬場状態だが、帯広は木曜日にまとまった雪が降りその後強い寒波が来ている。従って軽めに推移と思われるが各馬に影響があるほどではないか。
  展開は、先行して力の出せる馬は多いが、何が何でも前に行きたい馬がいるわけではないので、各馬牽制し合いながらの走りになりそう。サクラユウシュン、マンテンあたりが前に行きヤマサンブラック、ハイトップフーガあたりがこれについて行く展開になるか。有力馬のヒメトラクイーンは中団から前を伺う形になりそうか。各馬初めての重量で直線でも詰まり合いになる可能性もあり、最後まで粘り切れるスタミナも要求される。
  勝ち馬予想だが、当欄では◎(1)ヤマサンブラックを本命に持ってきた。当初目立たない馬だったが、ヤングCS出走前後からレースセンスを身につけてきたイメージ。自在に立ち回れて障害も上手。さほど切れる脚はないものの最後まで緩まずしっかり走れる。前走A-2クラスでも7着とはなったものの、牡馬の実力馬相手に見せ場は作った。父がカネサブラックということで大レースにも強そう。混戦必至の中、軸馬として信頼できる一頭とみている。相手には○(10)サクラユウシュン。こちらが1番人気になるか。いちい賞での勝ち方が強くその印象が残る。先行力と切れ味両方持ち合わせており、平常心で走れればこちらの方が上か。しかしこれまでのレースでは道中フワフワする面もあり、力を出し切れるかが課題。大外枠に入ったのも気になる。リスク面を考え対抗とした。そして牝馬のランキングトップを行くヒメトラクイーン。切れ味がありA-1クラス相手でも善戦できる力は持っているが、近走はやや置かれている感が出ているのが気になる。それなら大型馬で力強い走りを見せそうな▲(4)ハイトップフーガの方が頼もしい感じがする。ややズブいイメージがあり後手に回ると障害などでも厳しいが、先行して行ければ粘り強さを発揮しそう。単穴に。そして△(9)ヒメトラクイーンは入着までとした。あとは、勢いのついてきた上がり馬注(5)キタノヒバリはうまく流れに乗れれば。切れ味勝負になれば(6)ジェイカトレアの追い込み、軽馬場になればスピード馬の(7)クイーンヴォラ、時計がかかれば粘りのある(2)ワンポイントが浮上する可能性も。

はむ!の馬券狙いどころ:
  馬券作戦は今年度はここまで善戦。しかしヒロインズカップでは会心の予想をしながら馬券プラスに結びつかなかった。年度末に向けなんとかしっかり当てたいところ。黒ユリ賞は実績の浅い3歳牝馬戦ということもあり予想は難しいが、それだけに予想のしがいがあるというもの。ヤマサンブラックと人気サイドのサクラユウシュンを中心に3頭目を幅広に狙っていきたい。ワイドも買い方を工夫して。取りこぼしの少ないように。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 2頭軸マルチ 1=10=4,9,5 合計18通り 各100円
   1,10→1,10,4,9→1,10,4,9 合計12通り 各100円
   1→10→5,6,7 合計3通り 各100円
  枠複 1=8,4,5 4=8 各300円 合計 4,500円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 1 600円
  ワイド 1=4,5,6,7 7=10,9,4,5,6 合計9点 各100円
  合計 1,500円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。

ばんえい連勝記録
  純粋なばんえいの話題を。ばんえい競馬の連勝記録は、記録が残っている限りにおいて、サカノタイソンが1997年から3年間にわたり記録した19連勝が最高です。サカノタイソンはこの連勝記録だけでなくばんえいの歴史でも指折りに入るくらいの強い馬で、ばんえい記念2勝を含む通算50勝を挙げています。歴史的名馬といえるでしょう。そして今週この不滅の大記録に挑む馬がいます。それが先週まで18連勝を挙げているホクショウマサルです。元々はイレネー記念やばんえいダービーなどを勝った実力馬。その後体調不調が続き、古馬としては最低のB4クラスまで降格、そして復帰してからこの連勝街道が始まったというわけです。相手関係もありますから、連勝には重賞なども含まれるサカノタイソンの記録とはその価値を単純に比較することはできませんが、とにかく数字として歴史に残る記録を塗り替える場面がやってきたということで注目したいと思います。注目のレースは、2月10日、黒ユリ賞の一つ前のレース、第9レースに組まれています。