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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2019年9月2日月曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】回顧・第31回はまなす賞(9/1)

ばんえい重賞レース回顧
第31回はまなす賞(BG3)-2019年9月1日-10R 200m直 晴 1.5%
  1着△(5)キタノユウジロウ 1分50秒5
  2着 (4)アオノブラック
  3着▲(3)アアモンドグンシン
   単勝 5 680円(4番人気) 馬複 4-5 1,970円 三連単 5-4-3 17,840円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○等は、はむ!の当初予想印)

  ばんえいの3歳・4歳による重賞、第31回はまなす賞は、4番人気の4歳馬キタノユウジロウが直線の一騎打ちを制し、念願の重賞初制覇となった。松田道明騎手は2017年2月のチャンピオンカップ(フジダイビクトリー)以来2年半ぶり通算50回目の重賞制覇。はまなす賞は2002年のヴィクトリーベガ以来17年ぶりの勝利。

レース振り返り
  この週の北海道方面は局地的に大雨が降る不安定な天気、そして帯広も木曜日ごろにややまとまった雨が降り、その影響もあって馬場は表面は乾いているものの、水分を含んで軽めで推移していた。
  レースは、各馬勢いよく飛び出して一斉に第1障害を越え、前半からかなり速いペース。その後各馬が刻みを入れ始める中、軽量の3歳牝馬ジェイカトレアが中間まで止まらずに行き一歩前に出る。しかし、すぐにミスタカシマ、アアモンドグンシンら有力各馬も追いつき、後続もほとんど差がないまま第2障害へ向かう。第2障害手前にはミスタカシマがわずかに先着するも、各馬も追いつき出走馬7頭がほぼ横一線に並んだ。ここまで53秒のハイペース。
  そして、ほとんど息をつく暇もなく最初に障害を仕掛けたのはミスタカシマ。その後すぐにコウシュハレガシー、キタノユウジロウが障害に挑戦。ミスタカシマは天板まで足をかけるが勢い余って膝を折った。コウシュハレガシーも坂の中腹でストップ、その一方、キタノユウジロウが一歩一歩踏みしめながら障害を越えた。その間にやや後ろから行っていたアオノブラックがややふらつきながらも障害をしっかり越え、この2頭が障害を降りて先頭へ。後続の障害は、じっくり溜めたアアモンドグンシンが障害に挑戦するがこれも膝折、踏み出したコウシュハレガシーと更に後から障害に挑戦したジェイカトレア、ジェイコマンダーを含めた4頭が苦労しながらようやく障害を越えた。膝折の立て直しに時間のかかったミスタカシマは最後方から追う展開となった。
  後続が障害を越えたころは、前を行くキタノユウジロウとアオノブラックの2頭は早くも残り30m地点に達しており、2頭が全く並んで激しいデッドヒートを展開、互いに譲らない好レースとなった。そして、残り10mを切ったところでわずかにキタノユウジロウが前に出て、最後はかなり緩んだもののそのままゴールを駆け抜けた。続くアオノブラックはさらにゴール前で厳しくなって、後方から追ってきたアアモンドグンシンに激しく迫られたものの半馬身ほどのリードを残して2着にゴール。アアモンドグンシンが3着、軽量のジェイカトレアが4着に入った。1番人気のミスタカシマは最後に激しく追ったもの5着まで押し上げるのが精一杯。当欄で本命に狙ったコウシュハレガシーは直線伸びず最下位の7着に終わった。

次走へのメモ
キタノユウジロウ(1着):自分の存在を忘れるなとこの馬が言っているような力強い勝ち方であった。これまでイレネー記念やダービーなど好走するも2着どまりで勝ちきれないレースが多かったが、今回は最後の直線でイキの良い3歳馬との一騎打ちとなり、最後は年上の意地を見せた。速いペースに惑わされず自分のペースで走れたことと、障害に自信を持っていたことも勝因として挙げられるだろう。松田騎手が我慢してこの馬を育てたことが花開いたともいえる。次は狙いはもちろん今月末の銀河賞。今回のようにしっかり自分の走りができれば、連続重賞勝利も十分考えられる。
アオノブラック(2着):3歳馬代表として堂々たるレース運びであった。軽馬場を味方につけ、前半遅れずに好位置につけられたことで、障害を上手く越え、直線勝負に持ちこめた。このあたりは阿部騎手の手腕か。最後は4歳馬に力負けの形になったが、3歳馬のレベルの高さを示したと言える。次の照準は11月のばんえい菊花賞、今回出走しなかった他の同世代ライバルたちに経験というアドバンテージを得たのではないだろうか。
アアモンドグンシン(3着):直線は脚を持て余す感じの3着。走りは悪くなかったが敗因を探すなら、やはり前半の流れにうまく乗れなかったことか。障害である程度時間がかかることは織り込み済みのはず。直線の切れ味のある馬なので、前半もっと思い切って行っても良かったかもしれない。銀河賞で巻き返したい。
ジェイカトレア(4着):強い相手の中、後方待機かと思われたが、軽ハンデを生かして積極的に前に行きレースを引っ張り見せ場を作った。最下位人気ながら4着に粘り込んだことは立派なレースであった。この馬の最大目標は12月のばんえいオークス、ライバルにかなり差をつけたのではないか。
ミスタカシマ(5着):珍しく膝折が出てしまい、立て直しにも時間がかかった。ペースが速くなってやや慌てたことが障害のミスにつながったか。馬体重が落ちており、このレースに向けてはやや順調でなかったのかもしれない。しかし銀河賞では当然巻き返してくるだろう。
  その他では、ジェイコマンダー(6着)は走りそのものは悪くなかったが、前半の速い流れに対し遅れを取ったイメージ。大外枠も影響したか。そして当欄で本命に狙ったコウシュハレガシー(7着)も流れに上手く乗れなかった。この2頭は降りてからの切れ味もあまりなく一旦遅れるとジリジリと下がっていく傾向にある。今後、負担重量が増え力のいるレースになれば持ち味を発揮できる場面もありそう。巻き返しに期待。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 ワイド 3-4 のみ
  本命のコウシュハレガシーが最下位という時点で問題外であったが、人気馬勢も相次いでコケたため、これは予想も馬券も大外れ。密かにワイドで狙ったジェイカトレアも惜しい4着と馬券には絡まず。もう一頭の3歳アオノブラックからのワイドもユウジロウまでは回らずと、本当にうまくいかないものだ。ま、今回の組み合わせで三連単1万円ちょっとしかつかないし、しょうがないと思うしかない。またマイナス街道に戻ったが、すぐに抜け出せるよう秋シーズンを頑張っていきたい。
  今回収支 -5,350
   (通常分) -4,500  (配当)0 (投入)4,500
   (単複・ワイド) -850  (配当)450 (投入)1,300
  今年度累計 -3,800(9/1・はまなす賞終了時点)
   (通常分) -540 (配当 30,160 - 投入 30,700)
   (単複・ワイド) -3,260 (配当 6,640 - 投入 9,900)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2019データ・馬券成績表)

  次回の重賞は3週間後の9月22日、古馬重賞で4大記念競走の第2弾、岩見沢記念です。予想はいつもどおり前日までには書きたいと思っています。

2019年8月31日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】重賞予想・第31回はまなす賞(9/1)

  8月も終わり、まだまだ暑さは残りますが、競馬はいよいよ秋シーズンに入ります。今後も楽しんでまいりましょう。さて、今週のばんえい重賞は3歳、4歳の世代対抗重賞、はまなす賞です。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第31回はまなす賞(BG3)
(2019年9月1日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 3・4歳オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
コウシュハレガシー 牡4 700 西謙一 平田義 栗毛 先
ジェイカトレア 牝3 640 藤野俊 平田義 青毛 追
アアモンドグンシン セン4 710 長澤幸 小林長 鹿毛 逃
  アオノブラック 牡3 690 阿部武 金田勇 鹿毛 差
キタノユウジロウ 牡4 700 松田道 村上慎 栗毛 先
ミスタカシマ 牝4 690 鈴木恵 槻舘重 栗毛 先
  ジェイコマンダー 牡4 700 西将太 槻舘重 青毛 差
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「はまなす賞」の概要と傾向
  3歳・4歳のそれぞれ賞金上位の馬が対決するばんえいの名物レースの一つ、はまなす賞。ばん馬の場合、3歳4歳はまだ成長途上で古馬とはまだまだ力の差がある。そこで3歳、4歳にそれぞれ三冠レースがあるが、世代間の力関係を推し量るために、夏にはまなす賞、3月にポプラ賞という3歳、4歳の混合レースが組まれている。
  過去10年で1番人気は(2,3,1,4)とやや微妙といったところ、しかし1着馬は7年連続で3番人気以内から来ており、ほぼ人気サイドで収まっている。3歳対4歳では4歳馬が7勝3敗とリードしているものの、3歳馬も健闘。特に3歳牝馬が連続で2着に入っている。3歳の方が賞金ランクが相対的に低いためその分ハンデが有利になっていることが要因であろう。連覇は難しく、25年前の1993年~94年のコーネルトップまで遡る。牝馬も健闘しているが優勝は7年遠ざかっている。また、このレースの優勝出走権のあるばんえい大賞典(3歳)又は柏林賞(4歳)の勝ち馬は過去10年で1勝(2014年柏林賞・ホクショウユウキ)のみとなっておりこちらもハンデが影響か。騎手では藤本匠騎手が4勝と現役最多、続いて阿部武臣騎手の3勝となっている。

今回のみどころ
  4歳世代は、ミスタカシマ、アアモンドグンシンら、古馬一線級とも渡り合える実績馬が顔をそろえたが、3歳世代の方は有力どころが相次いで回避、重賞戦線でしのぎを削るトップ3(メムロボブサップ、アオノブラック、ギンノダイマオー)のうち出走はアオノブラックのみで7頭立てのやや寂しいレースとなったが、ハンデ差もあるのでどの馬にも優勝のチャンスがありそう。現時点での世代間の実力差を見極めるレースでもある。一方、各馬はこの暑い時期を順調に過ごせているかもポイント。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 コウシュハレガシー:4歳馬。重賞は常連ながら3着4回と今一歩であったが、柏林賞では直線で一旦先頭に立つなど見せ場を作り2着に入った。走りは自在で安定してしており障害も上手い。あとはさらにパワーをつけていきたいところ。
 2 ジェイカトレア:3歳牝馬代表。黒ユリ賞で優勝している。馬体が大きく牡馬勢の間に入っても見劣りしない。力の差はあるが、今シーズンに入り古馬と揉まれる中で自分の走りを確立し見せ場を作っている。後方待機から切れ味で勝負。
 3 アアモンドグンシン:4歳で昨年のダービー馬。スピードと切れ味があり、好調時には誰も止められないほどの勢いがあるが、一方、障害でのミスもしばしば。ただ古馬重賞にも積極的に出てレース経験を積んでおり、近走は好調をキープ。
 4 アオノブラック:3歳馬。2歳時ヤングCSを勝つなど常に世代トップクラスで戦っている。直線の切れ味だけでなく最後まで走りきれる粘りもある。障害もまずまずで、大賞典では立ち止まったが、他馬の転倒の影響もあってのもの。
 5 キタノユウジロウ:4歳馬。重賞はダービーなどで2着3回とあと一歩のところ。勝ちきれないのは器用さがないところか。大きな馬体でしっかり走りきれる力は持っている。障害もまずまずこなすが、勢いが付かず止まることがある。
 6 ミスタカシマ:4歳牝馬でオークス馬。昨年このレースは2着。他に重賞は柏林賞などで牡馬勢を抑えて勝っており世代トップに君臨している。疲れが見えた時期もあったが現在は強さを発揮。先行力と障害力は牝馬らしからぬ安定感がある。
 7 ジェイコマンダー:4歳馬。重賞にも出ていたが目立った成績は上がらず、今シーズンに入り勝ち星を重ねてきた。柏林賞では1番人気に推されたが流れに乗れず5着。その後の特別戦では好走。障害はこなし切れ味もあるがスタミナは課題。
【はむ!の見解まとめ】
  今シーズンの4歳世代は特に上位馬を中心にかなり実績を挙げいる一方、3歳の有力どころの回避が相次ぎ、出走した2頭も動きは良いが力的にどうか。やはり中心は4歳となりそう。ただこの世代は1か月後に三冠第2弾銀河賞が控えており、このレースとの兼ね合いはポイントとなる。
  まず今回は先に展開を予想してみたい。当初登録のあった3歳馬インビクタが出ていればこの馬が前に行ってペースを作ると思われたが回避したため、いわゆる先行馬不在の中どういう展開になるのか予想がつかなくなってきた。意外な馬が前に行くことも考えられる。例えば押し出されるようにアアモンドグンシンが障害を見据えてハナを切っていくような展開もあり得る。これにコウシュハレガシー、ミスタカシマあたりがついて行く展開か。そうなると実績馬有利だが各馬牽制しあってペースが遅くなれば3歳馬勢なども追いつく可能性がある。
  レースの流れやこのレースの傾向を踏まえ、当欄では4歳馬のうちから今回は◎(1)コウシュハレガシーを軸として狙ってみたい。決め手がなくなかなか勝ちきれないが、難しい流れになりそうな中、安定して走れるのがこの馬。昨年勝ったマツカゼウンカイのような勝ち方がイメージされる。前半をしっかりまとめて障害を先に抜け出すことができれば末脚はしっかりしているのでチャンスは大きいと見る。
  相手には、やはり実績馬、昨年も2着に入った○(6)ミスタカシマ。柏林賞で勝った分だけ荷物は重くなるが690kgはこの馬には許容範囲だろう。力量的には十分。ただ、9月末にある銀河賞の方に力点を置いている可能性もある上、追い比べになると一歩遅れをとる可能性も。さらには▲(3)アアモンドグンシン。ダービー馬で普通に走れば力は断然上、リスクがあるとすれば障害だが今回は焦るような展開にはならないだろう。しかしこの馬もどこまでここに照準を合わせてきているのか。
  やはり上述の4歳実績馬3頭が一歩リードで、あとはどの馬も何らかの注文が付きそう。その中では、総合的な力で△(5)キタノユウジロウか。障害自体は上げられそうだが勢いがつかないとジリ貧になることもある。面白いところでは、好走傾向にある3歳牝馬から注(2)ジェイカトレアをピックアップしてみたい。やはり軽ハンデが目に止まる。640kgは優勝した黒ユリ賞と同斤量、5着に入った大賞典より10kg軽い。おそらく前半は最後方に置かれた展開になると思われるが、抜群の切れ味を持っており、しっかりついて行き、障害が上がれば前の馬を拾って入着まではあり得る。減った馬体が戻っていれば。
  あとは、(7)ジェイコマンダー。柏林賞で1番人気に推されるほど好調を続けていたが、最下位に甘んじた前走のように直線でズルズルと失速しかねない。3歳の有力馬(4)アオノブラックも切れ味があり魅力のある馬だが、690kgと斤量もあり今回の流れについて行けるかが課題。

はむ!の馬券狙いどころ:
  今年度は全体としては本命がなかなか来ないものの、収支的には一本だけ上手く嵌まったのがあって、なんとかトントンを維持している。ここらでもう一本ホームランを打ちたいところだが・・。今回は頭数が少ないので取りガミにならないようしっかり絞る必要がある。コウシュハレガシーは地味な存在ではあるが、そろそろ来ても良いころとみて軸に。ワイドは3歳馬から。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 1,6,3 BOX 合計6通り 各200円
      1,6,3→1,6,3,5→5,2 合計15通り 各100円
      1,6,3→5→1,6,3,2 合計9通り 各100円
  馬複 1,6,3 BOX 合計3通り 各300円 合計 4,500円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 1 600円
  ワイド 2=1,6,3,4 4=1,6,3 合計7点 各100円
  合計 1,300円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。

【コラム】ディープが嫌いな理由(平地競馬をつまらなくした?)
  前回の話の続きです。(名馬・名種牡馬が相次いで亡くなったということでサラブレッドの話が続きますが御容赦ください。)
  ディープが好きでない理由は、前回お話したように、その時だけのにわかファンが多かったことと、良い意味でも悪い意味でも競馬のあり方を変えたきっかけとなった1頭だからです。最強馬ディープインパクトが凱旋門賞に出走して敗れて以降、中央競馬の生産者(特に最大手の社台グループ)は、もっと世界に通用する馬の生産を中心に進めるべきという考え方に変わってきたように思われます。ディープは種牡馬としても三冠馬のジェンティルドンナなど優秀で素晴らしい馬を多数出しましたが、そのほとんどが芝のスピード馬、そして常に視野は世界を向いています。それはそれで良いのですが、一方、弱い馬や主流でない血統の馬などは、少なからず淘汰され(この世界はもともとそういう運命はあるのですが、それが加速され)ていきました。生産者側もその後のリーマンショックなどの不景気が重なって零細牧場はより厳しくなっていきました。
  JRAの制度もより世界を意識したものに変わっていき、特に今年2019年からの降級制度の廃止などは勝てない馬はどんどん追いやられる仕組みになっていきました。競馬の楽しさは強い馬が強さを発揮して勝つこともありますが、弱い馬でも頑張って走り、勝てなくても馬券が当たらなくてもそれをファンが応援するというところにもあるのではないでしょうか。ということから、JRAの競馬がつまらなくなったのは、もしかしてディープが発端ではないかという考えです。もちろんただの下々の一競馬ファンとしての感想にすぎないのですが。

2019年8月12日月曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】回顧・第31回ばんえいグランプリ(8/11)

ばんえい重賞レース回顧
第31回ばんえいグランプリ(BG1)-2019年8月11日-10R 200m直 曇 1.8%
  1着◎(2)コウシュハウンカイ 2分10秒7
  2着△(4)メジロゴーリキ
  3着 (8)シンザンボーイ
   単勝 2 280円(3番人気) 馬複 2-4 930円 三連単 2-4-8 43,600円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○等の印は、はむ!の当初予想印)

  ばんえいの夏の大一番、ファン投票選抜による第31回ばんえいグランプリは、3番人気のコウシュハウンカイが序盤から終始リードを保ち最後突き放して快勝。昨年の北見記念以来の重賞制覇で重賞は通算11勝目。藤本匠騎手も重賞は北見記念以来、このレースは13年ぶり3度目の優勝で通算69勝目。

レース振り返り
  帯広は土曜日朝にまとまった降水があった後は曇りで気温は低く推移、馬場状態は軽めながらやや乾き気味であった。
  レースは、オレノココロがスタートで一歩遅れ気味になるなど、序盤からややばらけた展開。第1障害はいつものようにメジロゴーリキが軽快に越えて先頭へ。その後はコウシュハウンカイがグイグイ前に来て、これにセンゴクエース、ミノルシャープといったところが続く。スタートで出遅れた1番人気オレノココロはほぼ最後方からの競馬となった。1,2障害の中間あたりからは各馬が刻み始め、時間をかけて息を入れたためペースがかなり落ち着いた。態勢はほば変わらず、コウシュハウンカイがやや前を行き、メジロゴーリキがぴったりマーク、これにミノルシャープ、センゴクエースが続く。あとの馬は離れて後方から。そしてコウシュハウンカイが先頭で第2障害手前に到着。ここまで70秒。
  後続の3頭が障害手前に到着したところで早くもコウシュハウンカイが障害を仕掛けた。天板でスピードが落ち時間がかかったが、しっかり両足で踏ん張りながら障害を越えて先頭に立った。続いてメジロゴーリキ、ミノルシャープが相次いで障害にチャレンジし、メジロゴーリキはやや力が入ったがひと腰で障害をクリアし2番手。ミノルシャープは一旦立ち止まったがすぐ立て直し3番手で障害を越え前を追う。さらにじっくり溜めていたセンゴクエースがこれに続こうとしたが、坂の中腹で立ち止まり二の腰が入らない。その間に最内のカンシャノココロ、大外のシンザンボーイが先に障害を越えた。オレノココロはこの時点でも第2障害に到着したばかりで、しかも力が入らずストップ。大きく遅れた。
  先頭のコウシュハウンカイは軽快に歩き4~5馬身のリード。2番手はメジロゴーリキにミノルシャープが並びかけるが、残り20mあたりでミノルシャープの脚色が鈍くなり、メジロゴーリキが単独で2番手に立った。コウシュハウンカイは最後はややスピードは緩んだものの、セーフティリードを保ったままゴールを駆け抜け優勝。終わってみれば快勝であった。続いてメジロゴーリキがそのままの流れで走り切り2着。松井厩舎のワンツーとなった。3番手を行ったミノルシャープはさらにスピードが緩み、残り10mで立ち止まったところを、外から一気にシンザンボーイが追い込んで逆転、そのままゴールに流れ込み昨年に続き3着に入った。ミノルシャープはカンシャノココロにも迫られたが4着に残った。1番人気オレノココロ、2番人気センゴクエースはいずれも障害で大きく遅れ、センゴクエース7着、オレノココロは最下位の8着に終わった。

次走へのメモ
コウシュハウンカイ(1着):まさに完勝。今回はこのレースにかける意気込みが違った。前半から思い切って先頭に立ち、テンの速い5歳馬勢を押さえて主導権を握った。障害を先に越えられればあとはこの馬のペースで走り切るだけ。今回は切れ味のある強力なライバルたちが相次いで遅れたため、楽な展開になった。馬場や重量もこの馬に丁度良かったともいえる。マイナス体重ではあったものの体調も維持できていたようだ。好調を持続できるタイプなので、次の大きな目標(帯広記念、ばんえい記念)に向けて、古馬重賞戦線を引っ張っていく存在となるだろう。まず3連覇を目指す北見記念に照準か。
メジロゴーリキ(2着):先行しきれず、さすがBG1で厳しい流れになったが、この馬の力は十分発揮できたのではないか。今回は4つ年上のコウシュハウンカイが1枚上であった。ただ、直線でもしっかり追って最後は差を詰めており、価値ある2着と言って良い。障害での安定感も光った。斤量が重くなるほど持ち味を発揮できる機会は増えてくるだろう。今後が楽しみである。次の岩見沢記念あたりは勝ちに行きたいところ。
シンザンボーイ(3着):8歳馬としての経験の差とファン投票上位の意地を見せ、昨年に続いての3着。今シーズンは成績は上がっていなかったため、今回も7番人気に甘んじたが、馬体重が増加してこのレースにしっかり照準を合わせてきていた。前半は立ち後れたかのように見えたが、じっくり攻める作戦だったのだろう。直線での追い込みはなかなかのもの。渡来騎手との息も合っていたようだ。今後も重賞でこそ力を発揮できそう。
ミノルシャープ(4着):この馬の持ち味は十分発揮できていた。障害でふた腰かかったことや、最後の10mのスタミナは相変わらず課題として残るが、今回はBG1で荷物も重いレースの中、この馬なりの見せ場は作ったというところだろう。今後さらに斤量は厳しくなるが、実戦で力をつけて行きたいところ。
カンシャノココロ(5着):無理に回りのペースに惑わされないよう自分の走りに徹していた。障害もしっかりひと腰でクリアし、最後は前に迫る勢いであった。結果は昨年と同じ5着ながら、ファン投票2位として恥ずかしくないレースはできたのではないか。自己条件でしっかり勝ちこんでオープン入りし、再び重賞に挑戦してもらいたい。
  その他では、ソウクンボーイ(6着)は、調子は悪くなさそうだったが、やはり障害が厳しかった。上位人気2頭が崩れたため、相対的に浮上。出走していればチャンスは巡ってくるものである。そしてセンゴクエース(7着)オレノココロ(8着)の槻舘厩舎の有力2頭は今年の暑い夏のため体調が良くなかったと聞く。今回は障害で力が入っていなかった。オレノココロに至っては出足も悪く、かなり調子を崩していたのだろう。今後の重賞戦線で巻き返しを期待。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 単勝 2 のみ
  本命のコウシュハウンカイはバッチリで久々に単勝ゲットだったが、それ以外が良くない。オレノココロとセンゴク両方がこけるとは。三連単狙いなら4頭狙って2頭が外れるともうダメ。馬複とか買えていれば違ったのだけど。3着にシンザンボーイが入り、ワイド狙いの馬は4着、5着と本当についてない。ま、今年度累計がかろうじてプラスで残っただけでも良しとしよう。
  今回収支 -3,840
   (通常分) -4,400  (配当)0 (投入)4,400
   (単複・ワイド) +560  (配当)1,960 (投入)1,400
  今年度累計 +1,550(8/11・ばんえいグランプリ終了時点)
   (通常分) +3,960 (配当 30,160 - 投入 26,200)
   (単複・ワイド) -2,410 (配当 6,190 - 投入 8,600)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2019データ・馬券成績表)

  次回の重賞は3週間後の9月1日、3歳・4歳の対抗重賞、はまなす賞です。予想はいつもどおり前日までには書きたいと思っています。

2019年8月10日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】重賞予想・第31回ばんえいグランプリ(8/11)

  今週はいよいよ夏の大一番、ファン選抜によるばんえいグランプリです。早速予想いってみましょう。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第31回ばんえいグランプリ(BG1)
(2019年8月11日(日)20:05発走 帯広10R ダ200m 3歳以上選抜別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
投票順位
カンシャノココロ 牡8 800 松田道 坂本東 鹿毛 差 2位
コウシュハウンカイ 牡9 810 藤本匠 松井浩 栗毛 先 7位
センゴクエース 牡7 810 菊池一 槻舘重 鹿毛 差 4位
メジロゴーリキ 牡5 810 西謙一 松井浩 鹿毛 逃 9位
  ミノルシャープ 牡5 810 阿部武 大友人 鹿毛 先 11位
  ソウクンボーイ 牡9 810 村上章 西邑春 鹿毛 追 29位
オレノココロ 牡9 810 鈴木恵 槻舘重 青毛 差 1位
  シンザンボーイ 牡8 810 渡来心 坂本東 栗毛 差 3位
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「ばんえいグランプリ」の概要と傾向
  年に一度のファン投票による選抜重賞。ファン投票7位までの馬とあとは賞金上位馬で構成される。しかしばんえいの場合はたいてトップクラスの馬が人気も上位という場合が多く、他の競馬のように別路線組などがいるわけでないので、結局はいつものオープンクラスの組み合わせになる。毛色などで人気のある下位クラスの馬が選ばれることも時折あるが、辞退するか、出てもハンデの少ない別定戦で力の差が大きく、勝負にならない場合が多い。
  傾向については、過去10年で1番人気は(2,3,0,5)と意外に苦戦している。むしろ2番人気が4勝しておりこちらの方が狙い目か。ファン投票1位馬は過去10年で(2,1,1,5、2016年は出走せず)と昨年オレノココロが勝つまで9年間勝ちがなかった。季節的に雨が降りやすく軽馬場で行われることが多いことも影響しているか。但し6番人気以下は全く連対しておらず、馬券的に荒れることは少ない。臨戦過程では、直前の北斗賞とその1か月前の旭川記念が参考になるが、旭川記念での上位入線馬の方が活躍している傾向にある。
  牝馬はかつてはアンローズ、フクイズミら強い馬がいれば勝っていたこともあったが、最近は出走も少ないこともあり苦戦している。(今回も出走はない)。騎手別では今回は不出走だが藤野俊一騎手が過去5勝と現役最多、そして鈴木恵介騎手が4勝で続く。

今回のみどころ
  ファン投票上位のホクショウマサル、ブチオは残念ながら出走を回避したが、ランク上位の馬ははほぼ揃った。ハンデ面ではBG1で別定重量といえども賞金加重はなく格付けのみの重量差で、カンシャノココロが10kg軽いだけでほぼ定量戦。だから上位馬に有利・・・と思いきやそうでもないのが競馬のおもしろいところ。オレノココロは今シーズンすでに重賞2勝など好調、3度目のグランプリ制覇に最も近いことには変わりはないが、当地は気温変動が激しく体調面での心配もある。それらを含め流れ一つで変わってきそう。1か月前の古馬重賞・北斗賞で勝ったセンゴクエースや、メジロゴーリキら勢いのある5歳馬勢も日々進化しており、どのような展開になるか楽しみである。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 カンシャノココロ:グランプリは昨年に続き2度目。昨年3位、今年2位とファンの熱い支持を受けて出走する。機会あるごとに重賞には出走しており、3月のばんえい記念にも出走した。昨年のグランプリでも9番人気ながら自分の走りに徹して5着に入るなどまずまずの成績を上げている。先行力と障害力は持っており、一歩一歩に多少時間がかかるものの粘りの走りがモットー。じっくり構えて落ちてくる馬を拾い上げていくような走りをする。
 2 コウシュハウンカイ:グランプリは5度目の出走。1番人気に推されたこともあったが2着が2回と、実力がありながら勝ちきれないというこの馬を象徴する成績となっている。障害の上手さは鬼の部類で安定感は抜群であるが決め手のある馬に差し切られることが多い。今シーズンも大崩れはしていないものの重賞は2着2回3着1回とあと一歩となっている。特に近走はスピードのある5歳馬勢にペース作りの主導権を握られている傾向にある。
 3 センゴクエース:グランプリ出走は3度目。昨年は障害で立ち止まりながらも直線に入って一気の脚で2着に食い込んだ。この馬は高い能力を有しながら、前半の行きっぷりと障害がネック。今シーズンも当初は障害で相当苦しんだ。しかし北斗賞では障害をうまくまとめて差し切り勝ち。勝ちっぷりは良くかなりの強さを感じさせる。その後も順調には来ており期待されるが、展開によっては後手に回り、慌てると障害でミスが出る恐れもある。
 4 メジロゴーリキ:5歳馬でグランプリは初出走。ただダービー、天馬賞で勝ち世代チャンピオンとなっているほか、古馬相手のチャンピオンカップでも勝利しており、このメンバーに入っても全く見劣りしない。走りっぷりも古馬一線級に並ぶ安定感と力強さがある。ハナを奪うほど先行力がある上に障害も崩れずに越えてくる。直線に降りてからの切れ味がないのが弱点だが、ズルズル落ちていくわけではなく、最後で差し返すほどの粘りもある。
 5 ミノルシャープ:グランプリ初出走の5歳馬の1頭。重賞は3歳時のはまなす賞と4歳時の銀河賞の2勝。今年から古馬重賞戦線に参戦し、旭川記念では逃げて2着に粘るなど存在感を示している。この馬の持ち味は何と言っても先行力と障害力。最後の10mのスタミナがこの馬の最大の弱点ではあるが、軽馬場になって、セーフティリードを保って行ければそのまま押し切ることも。ただ、前走では得意なはずの障害で崩れるなど重量は課題。
 6 ソウクンボーイ:グランプリは昨年(7着)に続き2度目。今年は当初登録はなかったが回避馬が複数出たため、追加登録で出走してきた。強い9歳馬の一角ではあるが、重賞勝利は2歳時の世代重賞ヤングCSのみ。最近は古馬重賞に常に顔は出すものの、数十秒の着差での大敗が続いている。元々は立ち回りが柔軟で降りてからの脚の鋭い馬、2年前のばんえい記念では5着ながら勝ち馬に7秒差に迫るなど高い能力を持っている。
 7 オレノココロ:グランプリは5度目の出走、過去2度優勝、昨年は勝てないと言われたファン投票1位であったが直線で抜け出し最後は圧勝であった。今シーズンはオッズパーク杯、旭川記念とすでに重賞2勝と最強馬の力の違いを見せつけている。北斗賞こそ一息入れた形になったが、目標をこのグランプリに合わせて調整してきているだろう。苦手な暑い夏を乗り越えられたか。障害は課題だが、余程速い流れにでもならない限り問題ないだろう。
 8 シンザンボーイ:3度目のグランプリ出走。いずれもファン投票に推されている人気馬。昨年は後方から障害をひと腰で越え3着に食い込むなど善戦している。他の重賞にも積極的に参加し、昨年度もドリームエイジカップで2着、またばんえい記念でも5着と掲示板にしっかり入ってきている。障害を降りれば切れ味の鋭さがあり、前半の位置取りが大事。調子の良い時には前に行くこともある。今シーズンはまだ調子が上がっていないが。
【はむ!の見解まとめ】
  回避馬が多く出てしまい、メンバー的な新鮮味には欠けるが、それでも5歳馬2頭が初参戦するなどグランプリも新たな時代を感じさせる。実績のある古馬勢に対し、成長著しい若馬らがBG1でどこまで迫っていけるか。
  現役最強馬で今シーズンも重賞2勝を挙げているオレノココロが中心となるだろうが、今年の帯広は暑かったこともあり、その後の体調が十分でないとの情報もあり、どこまで調整できているか。あと雨が降って馬場状態はどうか。軽くなるのかがポイント。
  当欄の本命は今度こその◎(2)コウシュハウンカイでいってみたい。このレースは勝ちきれず、さらに今シーズンは若馬の台頭により自分のペースに持ちこめず届かない場合が多くなっている。それでも着は外しておらず、前走の特別戦サマーカップあたりでは、やはり力のレベルは一枚上というところを見せている。800kgを越えてくると若馬勢もさすがに簡単にはいかないだろう。少なくとも連軸に。
  対抗には北斗賞を勝った○(3)センゴクエースを持ってきた。相変わらず障害がネックであるが、近走は修正してきている。前走の特別戦も3頭立てで目標が少なく走りにくい中、慎重に障害だけを重点に攻めて最後で持ち味を生かして差し切った。一旦障害を降りれば後の脚取りは確かなだけに、前半しっかり前についていきたい。そして▲(7)オレノココロ、実力的にはもちろんNo.1、あとはこの馬自身の体調や馬場状態次第。軽馬場になり速い流れになれば、障害時点で置いて行かれるような展開も考えられる。しかし着を大きく外すことは考えられず、本番になればきっちり走り切る可能性は高い。当欄では馬券面も考慮して単穴とした。
  5歳勢からはやはり△(4)メジロゴーリキ。力強い走りは古馬相手でも十分通用する。800kg台も経験済みで、古馬重賞のチャンピオンカップでは優勝している。切れ味はないだけに一旦遅れると厳しいが、そこは持ち前の先行力でカバーできそう。その他の馬は大きく力の差がありそう。あえて探すなら、ファン投票2位の注(1)カンシャノココロは今年最初の金杯で勝つなど自己条件では活躍しているが、重賞では厳しい。走りは着実なので上位が崩れる展開になれば。5歳馬(5)ミノルシャープは先行力はあるが、さすがに高重量は厳しそう。ファン投票3位の(8)シンザンボーイも昨年このレース3着など大舞台に強いが今年は順調さに欠けている。(6)ソウクンボーイは近走振るわず今回も厳しい。
  展開は、やはり今シーズンの重賞と同様にメジロゴーリキ、ミノルシャープといった5歳勢が先行し、コウシュハウンカイがこれに続くという流れか。他の馬も置いて行かれないよう前々で進みそうだが、どこまで余裕を残して行けるか。特にセンゴクエースあたりは障害までに十分力を溜めたいところだろう。オレノココロらも合わせて障害をどの順番で、さらにどの位置で降りられるかが勝負の分かれ道となりそう。軽馬場なら5歳勢がそのまま抜け出して行くことも考えられる。

はむ!の馬券狙いどころ:
  前の週のばんえい大賞典では1番人気は勝てないなどの過去データのジンクスにとらわれ、予想も買い目も中途半端になってしまった感じがする。今回も、ファン投票1位が不利というデータが気になるところだが、やはりそこは盟主のオレノココロ、多少の雑音は問題としないだろう。一方、グランプリはお祭りということもあるのでそこは夢馬券も狙っていきたい。コウシュハウンカイを始めほぼ上位4頭のみに絞っていく。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 2,3,7→2,3,7,4→2,3,7,4 合計18通り 各200円
      2,3→2,3,7→2,3,7,4 合計8通り 各100円 合計 4,400円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 2 700円
  ワイド 1=2,3,7,5 5=2,3,7 合計7点 各100円
  合計 1,400円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。

【コラム】ディープインパクト(嫌いな馬)
  (前回にコラム欄に続いての流れ)そして、大きな出来事として、先日平成の名馬、そして名種牡馬として日本の競馬界に君臨したディープインパクトの死がありました。(この馬の功績や死因については他で紹介されているとおりなので省略しますが)その偉大さから永遠の別れを惜しむ声が競馬ファンやそれ以外からも相次ぎました。競馬界にとって大きな損失ですし、残念なことです。ただただ安らかにと祈るのみです。
  ただ、筆者にとってはディープは正直あまり好きな馬ではありませんでした。筆者は当サイトのメインブログにおいて、2006年にこの馬の現役時代に凱旋門賞出走した時に、変にフィーバーになったことに対し、疑問を感じる記事を書いていました。そしてその結果はご承知のとおり・・・しかもドーピング疑惑の失格という曰く付き(これは同情の余地はあるが)。
  とにかく、その事柄の善し悪しはともかく、このころ以降、中央の競馬界は「世界に通用すること」が至上命題になり、より速い馬を作ることに重点がおかれるようになりました。ディープは種牡馬になってから年間200頭以上の種付け、そしてその仔は高額取引。レースではディープの仔(とその親のサンデーサイレンス系)ばかりが活躍するようになり、そうでなくても中央競馬がつまらなくなってきたと思いかけていた筆者としてはさらにそこから離れることとなってしまった、そのきっかけの馬、それがディープインパクトではないかと思っています(馬には何の罪もありませんし、騎手、調教師や生産者の方々の努力には敬意を表します。)。そして、筆者の競馬の楽しみは地方競馬、そしてばんえいへと移ったわけです。
   ・・・と書いていたら本日こちらも名馬で名種牡馬のキングカメハメハの訃報が流れました。こちらの話を含め次回へと続きます。

2019年8月6日火曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】回顧・第44回ばんえい大賞典(8/4)

ばんえい重賞レース回顧
第44回ばんえい大賞典(BG3)-2019年8月4日-10R 200m直 晴 0.5%
  1着○(7)メムロボブサップ(阿部武) 2分07秒8
  2着▲(6)ギンノダイマオー
  3着◎(5)アオノブラック
   単勝 7 200円(1番人気) 馬複 6-7 300円 三連単 7-6-5 1,050円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎等の印は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい3歳三冠の第1戦第44回ばんえい大賞典は、1番人気のメムロボブサップがトップハンデながら最後の直線で接戦から抜け出し勝利。一冠目を獲得した。重賞はイレネー記念以来3勝目、阿部武臣騎手はこのレースは昨年に続き連覇、重賞は通算20勝目となった。

レース振り返り
  帯広は金曜日に36℃台を記録するなど真夏の天気が続き、馬場はかなり乾燥。基本的には重馬場ながらそこそこ足抜きが良くなっていた。
  レースは、揃ったスタート。各馬横一線で勢いがついたまま第1障害を越えた。そして、先行すると見られていたインビクタと、中枠の有力各馬が押し出されるように前に出ていった。インビクタはさらに前に行き各馬を引っ張る形、そしてギンノダイマオーが続き、ジェイエース、メムロボブサップも離されないようについて行く。その後は各馬小刻みに息を入れペースが落ち着き、後続もほとんど差がなく第2障害に向かう。先頭を行くインビクタは終始リードを保ったまま第2障害手前へ。ここまで60秒と平均的なペースとなった。
  続いてジェイエース、ギンノダイマオーが相次いで到着、メムロボブサップ、アオノブラックもこれに追いついた。5頭程度が障害手前に揃ったところでインビクタが先に障害を仕掛け、ほぼ天板近くまで上がったが、そこで勢い余って膝折、立ち上がろうとしてさらに崩れ動きが取れなくなった。これを見るようにジェイエースとアオノブラックが障害に挑戦したがいずれも7分どころでストップ、その後すぐにギンノダイマオー、そしてメムロボブサップが障害を仕掛け、こちらはスムーズに登って2頭同時に障害を越えた。その他の馬は障害でさらに苦しみ、3番手でようやくアオノブラックが降りた時は、前の2頭は残り30m近くに達していた。
  先頭争いはまさにこの2頭のマッチレース、肩を並べながらゴールを目指していたが、ギンノダイマオーの脚色が徐々に怪しくなる中、メムロボブサップの方はしっかり前を向いて走り先頭に立った。ギンノダイマオーが残り20mあたりで立ち止まるとメムロボブサップはさらに引き離しにかかりゴールに近づく。メムロボブサップの方も残り10mを切ったところで脚色が鈍くなりゴール手前で一旦立ち止まったものの、十分リードがあり、そのままゴールを駆け抜けた。ギンノダイマオーはさらに2度3度詰まり、その間に後方からアオノブラックが迫ってきたが、なんとか立て直し、アオノブラックの方も立ち止まったため、なんとか2着を確保した。アオノブラックは、後続にジェイエースらも来ていたが、リードを保って3着を確保した。ジェイエースが4着。

次走へのメモ
メムロボブサップ(1着):1番人気、トップハンデの不利というジンクスを見事に吹き飛ばした。序盤は無理なく好位置につけ、障害は慌てず溜めてからひと腰、そして直線での競り合いを振り切ったのも、勝てるという自信があってこそのことだろう。着差以上に力を見せた勝利であった。ただ、小柄な馬体のこの馬、今後は荷物が重くなっていったときにどうか。もっとも、まだまだ成長の余地があるように見える。次の目標は2冠目の菊花賞だろうが、はまなす賞の方には行くかどうか。強い4歳勢との対決は見ものだが、賞金加重もあり考えどころ。
ギンノダイマオー(2着):またまた2着。勝ちきれないとも言えるし、一方、安定しているとも言える。障害力もさすがだが、やはりボブサップと同時に障害を降りたのでは勝てない。少しでも前に行って引き離したかったところだろう。スタミナ面でも今後課題になってくる。次の狙いはやはりはまなす賞か。相手は一線級で活躍する馬たちだが、積極的に前に行ってもらいたいところ。
アオノブラック(3着):序盤はある程度後方待機で行くことは概ね想定されたが、障害で力が入らなかったように見える。隣の枠で転倒があったのも若干影響したか。降りてからの差し脚は確かなものを見せていただけに、ややもったいないイメージ。この馬にはぜひはまなす賞を狙ってもらいたい。
ジェイエース(4着):苦手な障害のことを考え、序盤から積極的に行く作戦に出て、その狙いは良かったが、障害手前で十分溜めをきかせられず、結局障害で手間取った。やや中途半端であったイメージ。自己条件のレースで障害のカカリなどを立て直したいところ。
ジェイカトレア(5着):9番人気で掲示板内に入ったのはこの馬としては好走だったといえる。序盤からついて行けない感じであったが、慌てず、自分の走りに徹して、障害で苦しむ他馬より先に降りて5着を確保した。世代牝馬ではやはり抜けており、オークスに向けて調整していくことになるか。
  その他では、サクラドリーマー(6着)は追い込み馬ではあるが、前半から引き離され、見せ場はなかった。かつての勢いが見られないのが心配。さらに、当欄で穴として注目したアポロン(8着)は、序盤積極的には行ったものの、障害で動かなかった。端枠も影響したか。インビクタ(時間失格)は障害で天板まで行っていただけにもう一歩が出なかったのが惜しまれる。しかし攻めて行ったことは今後につながるだろう。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 三連単 7-6-5 3枚
  当欄で「1番人気とトップハンデは勝てないレース」などと紹介していたが、ボブサップは見事その見解を裏切ってくれた。3強が強しとの見立ては悪くなかったものの、頭を間違えたため、収支的にはマイナスで終わってしまった。しかし北斗賞では▲注◎で2万円もついたのに、今回は○▲◎で1000円チョットってどういうこと?って感じ。当欄は本命サイドで決まってしまうとやはり苦しい。やはり穴党なんだろうな。来週のグランプリでバッチリ決めよう。
  今回収支 -2,850
   (通常分) -1,050  (配当)3,150 (投入)4,200
   (単複・ワイド) -1,800  (配当)0 (投入)1,800
  今年度累計 +5,390(8/4・ばんえい大賞典終了時点)
   (通常分) +8,360 (配当 30,160 - 投入 21,800)
   (単複・ワイド) -2,970 (配当 4,230 - 投入 7,200)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2019データ・馬券成績表)

  次回の重賞は今週に続き2週連続。8月11日、いよいよ夏の大一番、ファン投票選抜によるばんえいグランプリです。予想はいつもどおり前日までには書く予定です。

2019年8月3日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】重賞予想・第44回ばんえい大賞典(8/4)

  今週のばんえい重賞は3歳三冠、いわゆるクラシックレースの第一弾、ばんえい大賞典です。早速予想いってみましょう。(いつものコラムは記事の後ろ側に持っていきます。)

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第44回ばんえい大賞典(BG3)
(2019年8月4日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 3歳オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
  アオノゴッド 牡3 670 村上章 金田勇 栗毛 差
ジェイエース 牡3 670 鈴木恵 山本正 栗毛 差
  ジェイカトレア 牝3 650 藤野俊 平田義 青毛 追
  インビクタ 牡3 670 島津新 松井浩 青毛 逃
アオノブラック 牡3 690 西謙一 金田勇 鹿毛 差
ギンノダイマオー 牡3 680 西将太 松井浩 芦毛 先
メムロボブサップ 牡3 700 阿部武 坂本東 鹿毛 逃
  サクラドリーマー 牡3 670 藤本匠 今井茂 鹿毛 追
アポロン 牡3 670 長澤幸 服部義 芦毛 先
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「ばんえい大賞典」の概要と傾向
  競馬では中央も地方もほとんどが3歳重賞路線いわゆるクラシック三冠レースが整えられているが、ばんえいの場合「ばんえい大賞典」「ばんえい菊花賞」「ばんえいダービー」がその三冠レースとなっている。ばんえい大賞典はその第1弾。
  過去10年で1番人気が(1,1,1,7)、昨年アアモンドグンシンが勝利するまでは1番人気が9年連続で敗れるなど、重賞の中でも最も厳しいレースとなっている。かといって大波乱になるかというとそうでもなく、2番人気の馬が4勝しており、下位人気だと連対はわずかで、中堅どころの有力馬が狙い目ということになる。ばんえいの場合は3歳はまだ成長途上で、2歳時までに活躍していた馬とこれから強くなる馬の端境期であるといのも原因か。前哨戦の「とかちダービー」の勝ち馬が過去10年で4勝しており、夏に向けて調子を上げている馬に注目か。牝馬も3勝しており出走頭数の割には善戦している。なお鈴木恵介騎手が唯一未勝利の重賞であることも特筆もの。現役では藤野俊一騎手の3勝が最高。

今回のみどころ
  この世代は2歳時の重賞は、(牝馬限定の黒ユリ賞を除き)メムロボブサップ、アオノブラック、ギンノダイマオーの3頭がいずれも1着~3着を独占。メムロボブサップがイレネー記念、ナナカマド賞の2勝、アオノブラックがヤングチャンピオンシップを勝ち、ギンノダイマオーがいずれも2着に入っている。この3頭が3強を占めている状況である。ただ、他の馬もそれほど差を付けられている感はなく、割って入るチャンスはありそう。いずれも個性派の馬が並び激しいレースが期待される。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 アオノゴッド:重賞はイレネー記念に出走、当時格下ながら追い込んで4着に食い込んだ。後方待機で最後の直線で勝負するタイプだが、切れのある追い込みというより、じわじわ最後まで伸びてくるイメージ。高重量向けか。
 2 ジェイエース:今年4月、新たに開業した山本正彦厩舎に転厩、同厩舎から初の重賞出走。この馬自身はイレネー記念で5着の実績。能検1番時計の素質馬だが障害にムラがあり持ち前のスピードが生かし切れていない印象。
 3 ジェイカトレア:黒ユリ賞勝ち馬。以前は後方から末脚のみで勝負するタイプだったが、近走は意識的に前に出て粘り込みにかけるレースを見せている。牝馬ながら大型の馬体で力強い走りがモットー。障害はまずまずこなす。
 4 インビクタ:重賞はイレネーなど3レースに出走しているが結果は出せていない。先行力がありハナを切ってこそ持ち味の出る馬。スタミナ面に課題がある。今シーズンに入り既に5勝と好調、馬体が成長し力強さが出てきた。
 5 アオノブラック:重賞は2歳暮れのヤングCSで勝利。直線での切れ味が身上の馬だが、最後まで走り切れる粘りも持っている。障害は苦手ではないが戸惑って一歩遅れることがある。前走前哨戦で快勝。調子が上がってきた。
 6 ギンノダイマオー:重賞2着3回とシルバーコレクター。先行力も障害力もあり、走りは安定しているが、切れる脚がなく、追い比べで一歩遅れることが多い。近走は古馬との対戦を意欲的にこなし勝負根性を磨いている。
 7 メムロボブサップ:イレネー記念など重賞2勝。馬体が軽く脚取りもふらつきが見られるなどまだ成長途上ながら、立ち回りの素軽さで勝利してきた。今シーズンは3か月ほど休養、一息入れてさらに成長してきたイメージ。
 8 サクラドリーマー:重賞出走はイレネー記念(6着)のみ。直線の切れ味とスピードは天下一品。かなり後方からでも逆転可能。一方、障害は苦手で崩れてしまうことも多い。素質はあるだけに安定して力を出せることが課題。
 9 アポロン:デビュー戦勝利の後長期休養、昨年秋になってから本格始動したため出世が遅れ、今回で初めての重賞出走となる。重量経験もなく未知数だが、スピード系の馬に見える。まだ全体的に安定しないが、一発はありそう。

【はむ!の見解まとめ】
  力的には、やはりイレネー記念馬メムロボブサップが一枚上のようだが、微妙なハンデ差が気になるところ。そしてこのレースは1番人気がなかなか勝てないというデータがある。そこで当欄では今回は◎(5)アオノブラックを狙ってみたい。(もっとも、1番人気がこの馬の方になる可能性もあるが。)この馬は小気味の良い差し脚がモットー。重賞は3着以内を外しておらず、ヤングCSを勝った時も、先行するギンノダイマオーを食らいつくように追いかけ最後でかわした。展開的にも、追い比べになれば最も有利。立ち後れだけは気をつけたい。
  相手には、ハンデ有利な○(6)ギンノダイマオー。実は、当欄では2歳三冠レースいずれもこの馬を本命にしていずれも2着であった。勝ちきれない歯がゆさはあるが、安定感は十分。ボブサップに20kg、アオノブラックに10kgのアドバンテージがあり、ここで生きてくるか。そして、やはり▲(7)メムロボブサップ、走りがフワフワして凄みは感じないのだが、なぜか強い。それがレースセンスの良さであろう。小柄だったが休養して馬体も成長してきた。当欄ではハンデ差の分だけ単穴扱いとした。
  以上挙げた上位3頭と他の馬たちとは若干力の差があるように見えるが、食い込んでくるとすればその1番手は△(2)ジェイエースだろう。前半の入りと障害が課題だが、切れ味はあり、越えてくれば十分勝負になる。鈴木騎手の完全重賞制覇、山本厩舎の初重賞制覇なるか。そして穴なら注(9)アポロンが不気味だ。重賞初出走で未知の魅力がある。先行して他馬を封じ込めるような展開になればチャンスも。その他では(8)サクラドリーマー(1)アオノゴッドといった末脚鋭い馬が、障害を越えて一気に飛んでくる可能性もあり、注意は払っておきたい。(4)インビクタも逃げ一辺倒から成長してきた。
  展開予想だが、まず、何が何でもインビクタがハナを奪いに行くだろう。それにギンノダイマオーあたりがついて行くか。アポロンらも勝負を挑むなら前の方に行きたい。他の馬はその後ということになるだろうが、前半で離されないようにはしたい。障害後はおそらくギンノダイマオーが前を行きそうだがどこまで引き離せるかがカギ。メムロボブサップやアオノブラックら有力馬勢はどこで降りられるか。さらにジェイエースやサクラドリーマーは若干遅れても障害を越えてくればかなりの勢いで追ってきそう。

はむ!の馬券狙いどころ:
  北斗賞で上手く引っかかってくれたので一応プラスにはなっている。これを確固たるものにするためには、ここでもしっかり取って行きたい。上位3頭の軸はやはり堅いとみて、そこを厚めに絞りこんでいきたい。たまには単勝でもズバッと当てていきたいのだが。そういう意味でアオノブラックに期待。そして今回は山本正彦厩舎応援ということでジェイエースの応援馬券を買ってみたい。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 5,6,7 BOX 合計6通り 各300円
      5,6→5,6,7=5,6,7 合計4通り 各100円
      5,6,7→2=5,6,7 合計12通り 各100円
  枠複 5=6,7,2,8 合計4通り 各200円 合計 4,200円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 5 700円 単複(応援)2 各200円
  ワイド 9=5,6,7,8 8=5,6,7 合計7点 各100円
  合計 1,800円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。

【コラム】原良馬さんを偲んで
  先週から今週にかけて競馬界では大きな悲しいニュースがありました。一つは競馬解説の重鎮・原良馬さんが逝去されたこと、そしてもう一つは大々的に報道されていましたが、現役時代は無敗のクラシック三冠など数々の記録を打ち立て、種牡馬としても大活躍したディープインパクトの死亡です。
  今回はまず原さんに関して、筆者的にはやはり平成初期ごろの第2次競馬ブームのころ解説者で、東京に出たばかりのころ関東馬がわからない中で土曜競馬中継の中で、厩舎に密着した取材に基づく解説(現在では当たり前のことだが、当時はそうではなかった。そういう意味では原さんが先駆けだった。)がわかりやすかったという覚えがあります。元は俳優で昔のドラえもんの大山のぶ代と同じ劇団で同期だったのですね。どおりで味のある人だと思っていました。文章ではうまく言えないのですが、晩年になってこの人が出た時、心から競馬を楽しんだ時期を思い出したものです。ご冥福をお祈りします。

2019年7月23日火曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】回顧・第27回北斗賞(7/21)

ばんえい重賞レース回顧
第27回北斗賞(BG3)-2019年7月21日-10R 200m直 曇 1.7%
  1着▲(4)センゴクエース(菊池一) 2分03秒6
  2着注(9)コウシュハウンカイ
  3着◎(8)メジロゴーリキ
   単勝 4 850円(3番人気) 馬複 4-9 1,540円 三連単 4-9-8 20,730円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○等の印は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい古馬重賞の第27回北斗賞は、3番人気の7歳馬センゴクエースが直線で抜け出して快勝。3月のばんえい記念以来重賞は8勝目、菊池一樹騎手は昨年のヤングチャンピオンシップ(アオノゴッド)以来の重賞勝ちで通算4勝目。

レース振り返り
  帯広は金曜日から土曜日にかけ数ミリ程度の降水があり、馬場としては通常からやや軽めといったところ。
  レースは大外のコウシュハウンカイがやや出遅れ加減であったが、その他はほぼ揃ったスタート。第1障害を越えてからは各馬早めに刻みを入れ、かなりゆったりしたペースに落ち着いた。その中からミノルシャープやメジロゴーリキ、ゴールデンフウジンの5歳馬勢がやや前に出てレースを引っ張る形となった。しかしあまりペースは上がらず、遅れていたコウシュハウンカイやオレノココロら後続も追いついて、第2障害へ、障害手前には全馬がほぼ横一線に揃った。ここまで70秒と旭川記念より10秒以上遅いペース。
  第2障害を先に仕掛けたのは、ミノルシャープとメジロゴーリキ。続いてマルミゴウカイ、コウシュハウンカイ、そしてオレノココロが続々と障害に挑戦。その中ではミノルシャープが坂の天板付近で膝を折る。メジロゴーリキの方は一歩一歩踏みしめて障害を越えた。これに続いたコウシュハウンカイはスムーズに障害をさばき2番手、同時に仕掛けていたマルミゴウカイ、そしてオレノココロらも坂の中腹で立ち止まっている間に、これを見るようにセンゴクエースが障害をスムーズに越え、差の無い3番手から一気に前へ。他の馬たちは離された。先頭争いは、障害を降りてすぐコウシュハウンカイがメジロゴーリキをかわして前に出るが、続いていたセンゴクエースの勢いが良く、直ちにこれらを追い抜き先頭に出た。そしてさらに加速、残り30mあたりからはさらにじわじわ差を広げ、緩むことなくそのままの態勢でゴールまで走り切った。コウシュハウンカイもついて行ったが追い切れず2着まで、当欄で本命としたメジロゴーリキは前の2頭に置いていかれたものの、粘って3着に入った。1番人気オレノココロは障害で出遅れ、後方から来たゴールデンフウジンにも先を譲り、5着に終わった。

次走へのメモ
センゴクエース(1着):3月のばんえい記念勝利後、今シーズンは障害などで苦しんでいたが、ここで見事な復活を果たした。課題の第2障害は他馬をじっくり見ながらひと腰でクリア、障害を上がれさえすれば、直線はこの馬のもの。レース序盤でペースが落ち着き、スムーズに前につけられたのも上手くいった要因であろう。力とスピードは非凡なものを持っており、今後も見限れない存在であることには違いない。次の重賞はばんえいグランプリ、当然狙ってくるだろう。
コウシュハウンカイ(2着):この馬らしい走りでの2着であった。出足で一歩遅れた時は、一瞬ヒヤリとさせられたが、全体的なペースが落ち着いたこともあり、しっかりリカバリーできていた。心配された大外枠も、そのスタート直後など多少は影響はあったものの全体として問題はなかった。敗因はむしろ勝ち馬に上手く走られたということだろう。グランプリでは本気で勝ちに行きたい。
メジロゴーリキ(3着):しっかりこの馬のペースを守って走り切った。しかし障害手前あたりで引き離せなかったことが結果3着どまりの原因か。全体のペースが遅くなったことからみても、もう少し前で引っ張って行けていれば展開も変わっていたかもしれない。しかしながら、古馬戦線で常に互角以上に戦っており、当然グランプリでは有力の一頭となる。
ゴールデンフウジン(4着):障害でミスすることなども想定の上での走りっぷりだったように見える。序盤から積極的に前に行って、十分溜めた上で障害に挑む作戦だった。結果は障害でふた腰かかった分は遅れたが、オレノココロをかわして4着と立派な成績であった。次はグランプリにも出たいところだが、出走権を得るには回避馬待ちといったところ。
オレノココロ(5着):勝てない時のレース展開そのものであった。ペースは落ち着いていたのでこの馬に不利な条件ではなく、普通に走れば障害を早々と抜け出すような気配であったが、最内枠というのもあってか、あまり力が入っていなかったように見える。3度目の制覇を目指すグランプリでは当然巻き返してくるだろう。
  その他では、ミノルシャープ(6着)は、今回は障害で膝折が出てしまった。近走は上手にクリアしていただけに、苦手意識が出なければ良いが。マルミゴウカイ(8着)は、動きは良くなってきたが、障害を始め、まだ全体的に力が入っていないイメージ。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 三連単 4-9-8 ワイド 4-8, 8-9
  センゴクエースは見事な復活劇だった。当欄でもなんとか見限らずに予想的には▲注◎というところで、的中というには微妙なところだが、三連単が引っかかってくれたのは良かった。配当も満足。センゴクを見限らなかったこととコウシュハも残していたことが功を奏した。絞らず手を広げたことが今回は良かったというところか。トータルプラスに転じることができたので、この勢いをつなげていきたい。
  今回収支 +16,110
   (通常分) +16,330  (配当)20,730 (投入)4,400
   (単複・ワイド) -220  (配当)980 (投入)1,200
  今年度累計 +8,240(7/21・北斗賞終了時点)
   (通常分) +9,410 (配当 27,010 - 投入 17,600)
   (単複・ワイド) -1,170 (配当 4,230 - 投入 5,400)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2019データ・馬券成績表)

  次回の重賞は2週間後の8月4日、3歳三冠第1戦のばんえい大賞典です。予想はいつもどおり前日までには書きたいと思っています。

2019年7月20日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】重賞予想・第27回北斗賞(7/21)

  今週のばんえい重賞は古馬の一戦、北斗賞です。早速予想いってみましょう。(いつものコラムは記事の後ろ側に持っていきます。)

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第27回北斗賞(BG3)
(2019年7月21日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 3歳以上オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
オレノココロ 牡9 800 鈴木恵 槻舘重 青毛 差
ミノルシャープ 牡5 790 阿部武 大友人 鹿毛 逃
  マルミゴウカイ 牡6 790 藤野俊 槻舘重 鹿毛 差
センゴクエース 牡7 790 菊池一 槻舘重 鹿毛 差
  ゴールデンフウジン 牡5 790 西将太 今井茂 青毛 追
  ソウクンボーイ 牡9 790 村上章 西邑春 鹿毛 追
  アアモンドグンシン セン4 780 長澤幸 小林長 鹿毛 先
メジロゴーリキ 牡5 790 西謙一 松井浩 鹿毛 逃
コウシュハウンカイ 牡9 790 藤本匠 松井浩 栗毛 先
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「北斗賞」の概要と傾向
  7月盛夏の古馬重賞。北斗賞自体は第27回だが、かつて行われていた「地方競馬全国協会会長賞」を引き継いでおり伝統ある重賞である。1か月前の旭川記念と出走条件が変わらず、負担重量が基礎重量が20kg増加するのみ。出走メンバーもほとんど変わりなく「旭川記念」「北斗賞」は双子関係のレース。しかし旭川記念と北斗賞を連覇した馬は2008年のナリタボブサップ以来10年間ゼロである。過去10年間では1番人気は(5,1,1,3)とまずまずだがここ数年は勝ちきれないことも多い、一方、2番人気から5番人気までの馬がまんべんなく勝っており、このあたりが注目か。また、旭川記念2着の馬が5勝していることも特筆もの。もちろん同レースのリベンジを果たすこともあるが、旭川記念を優勝した馬が、ハンデが加増となるということもあるだろう。あとは、翌月のBG1ばんえいグランプリとの兼ね合いも微妙に影響している可能性がある。例えば、重賞23勝のオレノココロがこのレースに勝てていないのもこのあたりが原因か。牝馬の優勝は帯広開催になってからは一度もない。現役の騎手では鈴木騎手、藤野騎手、松田騎手がそれぞれ3勝を挙げている。

今回のみどころ
  春から夏にかけての古馬重賞戦線は、シーズン当初にオッズパーク杯、6月に旭川記念、7月の北斗賞と続いて、8月に大一番のグランプリがある。各レースの出走メンバーはあまり替わらないが、レースごとに順位は微妙に変わってくる。各重賞で勝てば負担重量が加増となりハンデとなることもあり、古馬トップクラスはどのレースに照準を合わせていくかもカギとなってくる。今年は次のばんえいグランプリまでの間が3週間と短くそのあたりもポイントか。オッズパーク杯、旭川記念を連覇したオレノココロはさすがにここは一息入れてくるだろう。そうなると、同じ9歳でこのレースの連覇を狙うコウシュハウンカイが中心となるだろうが、巻き返したい7歳馬センゴクエースや、メジロゴーリキらイキの良い5歳勢も黙ってはいない。どの馬がこのレースを強く勝ちたい気持ちになっているかだろう。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 オレノココロ:重賞23勝で自己記録を更新中、今シーズンも絶好調で重賞連覇ととどまるところを知らない充実ぶり。今回もハンデはわずか10kgであっさり重賞3連覇も考えられる。ただ照準は翌月のグランプリか。
 2 ミノルシャープ:5歳馬ながら旭川記念では持ち前の障害の上手さと粘りの走りで2着に食い込んだ。先行力と障害力はレース運びの自信にもつながっている。あとは最後の詰めが課題だが、近走は粘りの走りを見せている。
 3 マルミゴウカイ:昨年の岩見沢記念勝ちなどかつては勢いがあったが、最近は障害で手間取るなどパッとしない成績が続く。一方、軽めの特別戦あたりでは好走しており、きっかけをつかめばスルスル抜け出す場面もある。
 4 センゴクエース:ばんえい記念馬も今シーズンは期待されながら未勝利。障害で手間取る場面も目立っている。馬体は充実しており、降りてからの脚取りは確かなので、流れをしっかりつかめば十分勝ち負けできるはず。
 5 ゴールデンフウジン:強い5歳馬の一角。切れ味が身上の馬でオッズパーク杯では障害を降りて一旦は先頭を伺うほどであった。課題は前半の位置取りと障害の不安定。ここを克服すれば強い一線級相手でも互角に戦える。
 6 ソウクンボーイ:9歳世代の一角。今回も繰り上げで出走権を得てきた。重賞の常連だが、近走は後手に回ることが多く、本来のスピード感ある走りが影を潜め大敗が続いている。少しでも前に行ければチャンスはあるはず。
 7 アアモンドグンシン:4歳馬ながら旭川記念に挑戦するなど意欲的。世代重賞の柏林賞では障害のミスで敗れたが、むしろペースが落ち着く古馬重賞の方が合っているか。流れに乗ればこの相手でも十分見せ場は作れそう。
 8 メジロゴーリキ:すっかり古馬重賞戦線の常連となり、しかも見せ場を作っている。抜群の先行力がモットー、馬場も重量も重くなればなるほど本来の力が発揮できる。切れる脚はない分だけいかに前でさばけるかがカギ。
 9 コウシュハウンカイ:先行力と安定した走りで必ず上位は確保する馬だが、旭川記念あたりでは若干引っかかる面も見られた。前走も2着ながらやや淡泊な走り。今回はハンデもなく、本来の力を出せればこのレース連覇も。

【はむ!の見解まとめ】
  やはり注目はばんえい最強馬オレノココロ。今シーズンは絶好調。今回もハンデは10kg程度、普通なら、3週間後のBG1ばんえいグランプリに照準を合わせ、ここではさすがに緩めてくるのではと考えられるところ。しかしそれでも勝ちきってしまうほど充実している。最内枠もオッズパーク杯で勝っているなどむしろ得意な枠。外詰めなので内側が空くのも良い。3連続重賞制覇の可能性は限りなく大きい。
  しかし、やはりそれで決まると面白くないので、当欄ではやはり他馬にも奮起してもらいたいという気持ちを込めて逆転の可能性を探ってみた。なかなか難しいが、5歳馬◎(8)メジロゴーリキの逃げ切りに期待。力は十分。走りの安定感もある。重量も800kgのチャンピオンカップで古馬相手に勝利しており、全く問題ないだろう。自分で展開を作れるのが強み。最後の粘りもあり、軸にはなり得る。ただあまり速い展開になると厳しいか。
そして、○(1)オレノココロは対抗とした。極端な軽馬場になって、遅れを取るなど余程のことがない限り負けることは考えにくいが、そこは競馬なので番狂わせも期待して。
  そして、そろそろ奮起してほしいのが▲(4)センゴクエース。近走は一歩遅れ、障害でのミスも時折見られ全面信頼はしづらいが、そこはばんえい記念馬のプライドもあるだろう。今回は中枠に入り、本来の力を存分に発揮できる条件は揃った。
  さらには、もう一頭、旭川記念で2着に粘った△(2)ミノルシャープも押さえておきたい。障害力の良さは抜群。最近は粘りも出てきた。負担重量が重くなると厳しくなりそうだが、馬場的にもまだ許容範囲だろう。そして、注(9)コウシュハウンカイ。当欄でオッズパーク杯、旭川記念と2回同馬を本命にしながら、オレノココロにやられている。ただ大敗しているわけでなく、ここでも大きく崩れることは考えにくい。しかし、今一つ決め手に欠ける上に、今回は苦手としていた大外枠に入り、厳しいレースになると見て注意程度までに評価を下げた。
  あとは、そろそろ復活劇を見たい(3)マルミゴウカイ。最近は障害で苦しみ成績は上がっていないが、流れが落ち着けばいつかは大駆けもあり得る。(5)ゴールデンフウジンの爆発力も見逃せないが、現状ではやはり差があるか。
  展開だが、馬場はそれまでの雨の影響でやや軽めに推移か。それらを考慮に入れてもほぼこれまでと同様平均ペースで、メジロゴーリキ、ミノルシャープが前に行き、コウシュハウンカイが追走、センゴクエース、オレノココロが中団に控えるといった構図だろう。あとは障害がポイント。先行の2頭は早めに抜け出すだろう。コウシュハウンカイもこれに続きそう。あとは後続がどのポジションで障害を越えていけるか。

はむ!の馬券狙いどころ:
  今シーズンのまだ重賞は今回で4レース目だが、馬券的には今年も最初からパッとせずズルズルとマイナスが増えつつある。この辺で断ち切りたいのだが。
  今回は予想上ではメジロゴーリキを本命にしたが、馬券ではいつもやられているオレノココロの方を中心に、そして2回続けて狙ったコウシュハウンカイの評価を下げてみた。こういう時は往々にして逆の結果が出るものだ。しかし両方狙うとまた中途半端になるので、今回は素直に連はオレノココロを中心にいってみたい。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 1=8,4,2(1頭軸マルチ) 合計18通り 各100円
      1→8,4,2,9→8,4,2,9 合計12通り 各100円
      8,4→8,4,2,9→8,4,2,9 合計12通り 各100円   8,4→9→1 合計2通り 各100円 合計 4,400円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 8 500円
  ワイド 8=1,4,2,9 2=1,4,9 合計7点 各100円
  合計 1,200円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。

【コラム】場外馬券売り場(1)
  (今年度に入ってまたコラム欄が記事の冒頭に来ましたので、記事の後ろに戻します。)   競馬好きの人なら、場外馬券売り場で馬券を買う人も多いでしょう。中央競馬ならWINS(ウインズ)、そして地方競馬にも各地に場外馬券売り場があります。(但し、競輪や競艇に比べ、人口の多い場所に偏っており地方には少ないように思います。また長野県と沖縄県のように公営ギャンブルが一切ない県もあります。)
  ところで、競馬場はかつていわゆるおじさんたちが血眼になって馬券を握りしめるグレーな場所でした。ここ20~30年で特に中央競馬はそういう雰囲気はほどんどなく、若者グループやカップルや家族連れなどがレジャーとして楽しむ場所になっています。地方競馬ではまだ昔の雰囲気が残っているところも多いですが、それでもずいぶん明るくなりました。一方、場外馬券売り場は、やはり馬券を買うのが目的の場所ということで、いわゆる鉄火場(ギャンブル場)の感じは抜けていません。客層も9割方はオジサンのままです。そんな場所には足が向きにくいとは思いますが、それでも筆者的にはネットで画面の馬券を買うくらいなら、場外に行って紙の馬券を買いたいと思うのです。この話はまた次回以降。

2019年7月9日火曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】回顧・第13回柏林賞(7/7)

ばんえい重賞レース回顧
第13回柏林賞(BG3)-2019年7月7日-10R 200m直 晴 1.1%
  1着注(10)ミスタカシマ(鈴木恵) 2分03秒4
  2着 (5)コウシュハレガシー
  3着 (3)オレノタイショウ
   単勝 10 600円(4番人気) 馬複 5-10 1,550円 三連単 10-5-3 31,650円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○等の印は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい4歳三冠第一弾、第13回柏林賞は、4番人気の牝馬ミスタカシマが外枠から最後の直線で抜け出して快勝、重賞はばんえいオークス以来で5勝目となった。このレースの牝馬の優勝は初めて。槻舘厩舎はこのレース4連覇。鈴木恵介騎手はこのレース連覇で4勝目、今年度重賞3連勝で通算77勝となった。

レース振り返り
  帯広は週の半ばに雨が降ったものの、その後は天気も回復し、砂煙の上がる渋めの馬場状態であった。
  キタノユウジロウが競争除外で9頭の争い。レースは序盤から落ち着いたペースで、カネサダイマオーが第1障害からやや遅れをとったものの他の馬はほぼ横一線。各馬頻繁に刻みを入れながら出たり入ったりの競馬。最内のオレワチャンピオンが心持ち前に出て、これにコウシュハレガシー、ジェイコマンダー、アアモンドグンシンらが続いた。そして大外のミスタカシマも全体のペースが遅くなっていると見て中盤から前に追いつき、5~6頭が一線で第2障害手前へ。ここまで64秒とややスローペース。
  第2障害を先に仕掛けたのはコウシュハレガシーとミスタカシマがほぼ同時、これにジェイコマンダー、オレワチャンピオン、アアモンドグンシンと続いた。先に仕掛けた2頭はいずれもひと腰で障害を越えたが、特にミスタカシマの動きがスムーズで、先に障害を降りた。コウシュハレガシーは踏み込んだ分一歩遅れたがすぐに障害を越えてミスタカシマに並びかける。後続はジェイコマンダーが両前脚を踏ん張りながらひと腰で障害をさばき、前の2頭を激しく追う。オレワチャンピオンとアアモンドグンシンは障害で手間取った。その間に後方待機のオレノタイショウが障害を越え、立て直したオレワチャンピオンと並んで4番手で追った。アアモンドグンシンの方は天板で膝を折り更に遅れた。
  先頭争いは、直線に入ってからコウシュハレガシーがミスタカシマを一瞬かわし前に出たが、ミスタカシマもしぶとくついて行く。さらに3番手につけた1番人気ジェイコマンダーも必死に前に近づこうとするが差はわずかに縮まる程度。そして、残り20mを切ったころ、コウシュハレガシーが少しずつ緩むところを外のミスタカシマが加速し再逆転。その勢いは衰えずそのままゴールを駆け抜けた。コウシュハレガシーも最後はいっぱいになりながら2着を確保。3着には前を追っていたジェイコマンダーが詰まり、後方から来たオレノタイショウにかわされた。オレノタイショウがそのまま3着、ジェイコマンダーはゴール前でも立ち止まり、最後はアアモンドグンシンにもかわされ5着に終わった。

次走へのメモ
ミスタカシマ(1着):前哨戦では序盤から全く走らなかっただけに、その時と同じ大外枠、そして実質トップハンデと今回も厳しいかと思われたが、取り越し苦労であった。体調も戻っていたようだ。結果を見れば実力馬が実力どおり走ったということか。障害の上手さも光る。それでもまだ8割のデキに見え、今後さらに調子を上げれば相当活躍が期待される。次の選択肢が広がるが、はまなす賞→秋の銀河賞というところか。ファン投票いかんによってはグランプリも考えられるが厩舎的には見送るだろう。
コウシュハレガシー(2着):前半から積極的にペースを作り障害をしっかり越え直線で走り切る、この馬としては完璧なレース運びであった。除外明けの心配もあったが走りには影響はなかった。今回は勝ち馬が強かったというところか。ただ力は着実に付けてきており、今後が楽しみだ。次はやはり8月末のはまなす賞が狙いか。
オレノタイショウ(3着):重賞初挑戦ながら堂々たる走りであった。相手を見て序盤は自重したが、全体のペースが遅くなったこともあり、しっかり溜めて障害をクリア。最後の直線で爆発した形だ。走りから見て高重量でもやれそうなイメージ。今後に向けて好調を維持し重賞出走権確保のためしっかり賞金を稼ぎたい。
アアモンドグンシン(4着):トップハンデでも走りそのものは悪くなく、実力のあるところは見せたが、障害でのミスが痛かった。膝折も時折見られこれが癖にならなければ良いが、調子さえ取り戻せば巻き返しは可能。重賞でも軽視はできない。
ジェイコマンダー(5着):ライラック賞の走りなどから、結局は1番人気を背負うことになり、展開が難しかったか。位置取りが難しく、直線も無理をした形になったのが最後の失速につながったように見える。このあたりはまだ力の差か。
  その他では、オレワチャンピオン(6着)は最内枠はあまり得意でないのか、先行したものの淡泊な走りで見せ場は作れなかった。マツノタイガー(7着)は前半にもう少し積極的に行けていれば障害は越えていただけに上位に食い込むチャンスもあったか。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 ワイド 3-5 1本のみ (その他・除外による返還あり)
  まず予想は大外れ。ミスタカシマは注意はしていたものの勝ちきれるとまでは思っていなかったし、コウシュハレガシーにいたっては今回ノーマーク(両馬ともそれまで追っておきながらここで見限ったから痛い目にあった)ただ、保険的に勝ったワイドが引っかかり、あとキタノユウジロウ除外の返還があったので、最小限の傷ですんだ。悪運が強いというか。でも当たったわけではないので、やはり気分は晴れない。次また頑張ろう。
  今回収支 -1,550
   (通常分) -2,000  (配当)0(返還)2,500 (投入)4,500
   (単複・ワイド) +1,450  (配当)1,650 (返還)200 (投入)1,400
  今年度累計 -7,870(7/7・柏林賞終了時点)
   (通常分) -6,920 (配当等 6,280 - 投入 13,200)
   (単複・ワイド) -950 (配当等 3,250 - 投入 4,200)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2019データ・馬券成績表)

  次回の重賞は2週間後の7月21日、古馬重賞の北斗賞です。予想はいつもどおり前日までには書きたいと思っています。

2019年7月6日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】重賞予想・第13回柏林賞(7/7)(一部改)

道外ファンとして
  我々北海道外に住む競馬ファンとしては、ばんえい競馬の存在は知っていても、かつてはそれを目にすることはほとんどありませんでした。しかし最近はスカパーやネット中継で全国いつでもどこでもばんえい競馬を観戦することが可能となりました。筆者もスカパーでチャンネルを回し回し見ていて中継にたどりついたのもばんえいを本格的に見るきっかけの一つです。
  そしてもう一つ、ネットで馬券が買えるようになったのも大きなことです。でもやっぱり現地で観戦して馬券を買うのが最も好ましいことでしょう。しかし現在九州に住んでいる筆者のように遠くに住むファンからすれば、帯広は相当遠く簡単に行けるものではありません。そんな時でも馬券が買えるネットは本当に便利なものです。一方、道外のファンがライブ感をもって馬券が買える方法として場外馬券売り場があります。当欄では今後この話題にも時折触れていきたいと思います。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第13回柏林賞(BG3)
(2019年7月7日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 4歳オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
オレワチャンピオン 牡4 700 菊池一 中島敏 栗毛 逃
マツノタイガー 牡4 690 島津新 小北栄 鹿毛 差
  オレノタイショウ 牡4 690 渡来心 久田守 鹿毛 先
  カネサダイマオー 牡4 690 長澤幸 松井浩 青毛 追
  コウシュハレガシー 牡4 700 西謙一 平田義 栗毛 先
ジェイコマンダー 牡4 700 西将太 槻舘重 青毛 差
  ハマノダイマオー 牡4 690 藤本匠 松井浩 鹿毛 先
アアモンドグンシン セン4 720 赤塚健 小林長 鹿毛 逃
除外 キタノユウジロウ 牡4 710 松田道 村上慎 栗毛 差
10 ミスタカシマ 牝4 700 鈴木恵 槻舘重 栗毛 先
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「柏林賞」の概要と傾向
  ばんえいでは、平地競馬に比べ馬が力を出せるピークの年齢が高く、ばんえい記念の勝ち馬に見られるように6~7歳くらいになってようやく本格化する。したがって4歳はまだまだ若馬の部類。そこで4歳馬による世代重賞の三冠(柏林賞、銀河賞、天馬賞)が整備されている。柏林賞はその第一弾。ちなみに「柏林」は、ばんえいの帯広競馬場の近くの「柏林台」の地名から取ったもので、十勝の防風林を形成する木の一つとして柏の木があることからこの名がついたもの。
  傾向は、過去10年で1番人気は(3,2,0,5)とやや怪しい。下位人気でも連に絡むことも多く、飛び抜けて強い馬がいる時以外は、かなり波乱気味のレースと見て良い。クラスによるハンデ差が大きいことや、晩成型の馬が伸びてきて既に実績を挙げている馬としのぎを削ることなどが要因か。臨戦過程的には、シーズン当初に行われる世代特別戦すずらん賞、ライラック賞などが参考になるものの、いずれも成績が結びついておらず(過去10年ですずらん賞勝ち馬2勝、ライラック賞勝ち馬1勝のみ)、かなり難解なレースの一つとなっている。
  牝馬の優勝は一度もなく牡馬有利。2着に入ることは時折あるので連狙いまでか。騎手では鈴木恵介騎手が3勝でトップ、現在槻舘厩舎が3連覇中である。

今回のみどころ
  今年の4歳世代は、ばんえいオークスや菊花賞など重賞を3勝している牝馬のミスタカシマがランキング1位に君臨、これに、ダービー、大賞典に勝ったセン馬のアアモンドグンシンが続く。その他はオレワチャンピオンやカネサダイマオーといった重賞勝ち馬がいるが、基本はミスタカシマとアアモンドグンシンの上位2頭が世代を引っ張っている。ただこの2頭はタイプが違い、相反するイメージ。流れや馬場状態を味方につけた馬が勝つチャンスが大きい。もちろんこれらに続くキタノユウジロウら中堅どころもタイトルを狙ってきているだろうし、そして、ジェイコマンダーやマツノタイガーら最近の上昇馬も不気味な存在。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 オレワチャンピオン:重賞は2歳時のヤングCSで勝っているが、3歳時は休み休み使ったこともあり1勝もできなかった。高重量も得意ではなさそう。先行力はあるので、軽い馬場や荷物になると一変も、調子も上昇傾向。
 2 マツノタイガー:重賞はダービー、菊花賞と繰り上がりで出走したものの力の差があった。今年に入って勝ち星を重ね、堂々と賞金で出走権を得た。父ダイエーヒーローはマルミゴウカイなどを出しており、勢いに乗れば。
 3 オレノタイショウ:重賞初出走、特別戦も2歳時の青雲賞(8着)のみだったが、今年に入って力を付け、前走ゴールドトロフィーで事実上の出走権争いを制してきた。元々先行力はあるが、障害も最近はこなせている。
 4 カネサダイマオー:イレネー記念を勝った頃はかなりの素質を感じさせたが、その後は動きが重く大敗が続いている。本来なら鋭く伸びる末脚がモットーで怖い存在のはずだが、まずは馬が走る意欲を見せることが必要か。
 5 コウシュハレガシー:重賞は3着が4回と、力はあるが今一歩爆発力に欠ける。よく兄のメジロゴーリキと対比され、安定感は似通っているが、体が大きくない分やや非力に見える。自在に動けるので流れが向けばチャンスも。
 6 ジェイコマンダー:デビュー当初はヤングCS2着など勢いがあったが、3歳の重賞では苦しい成績が続いた。今シーズンに入り前哨戦のライラック賞で直線抜け出して勝利するなど調子を上げてきた。自在に動けるタイプ。
 7 ハマノダイマオー:重賞では常連だが最高でも4着と成績は上がっていない。相手に合わせて自在に走れるタイプだが、決め手に乏しく見せ場のないまま終わることも多い。近走は障害でも苦しんでおり、きっかけが必要。
 8 アアモンドグンシン:昨年のばんえいダービー馬。昨シーズンは破竹の勢いで世代トップとなったが、ダービー勝利以降はハンデ差や相手関係もあって障害が越えられず苦しいレースが続いた。近走は巻き返しの兆しが見られる。
 9 キタノユウジロウ同馬は競争除外となりました。実力は上位だが、ダービーなど重賞では2着3回とまだタイトルはない。障害もこなせて、降りてから確実に走れる脚はあるが、出足で一歩遅れるなど勝ちきれないレースが続いている。前半がカギか。
 10 ミスタカシマ:オークス、菊花賞勝ちなど牡馬も含め世代トップにいる。ただ今シーズンはハンデ差もあって苦しい戦い。前走も序盤から遅れを取った。但し障害はしっかり超えており、一息入れてどこまで立て直せているか。

【はむ!の見解まとめ】
  先にも述べたように、この世代は重賞複数勝ちの2強(ミスタカシマ、アアモンドグンシン)に、重賞常連の上位馬が並び、それに最近の上がり馬が絡んできている。ただ、トライアルのすずらん賞(優勝:コウシュハレガシー)やライラック賞(優勝:ジェイコマンダー)の成績はハンデ差もあって、柏林賞に直結するとは考えにくい。実績を取るか、調子を取るかが悩みどころ。
  展開の読みも難しく、例えば、切れ味勝負のアアモンドグンシンが序盤から先頭を伺ったり、先行力のあるはずのミスタカシマが後ろから行ったりすることもあり予測がつかない。確実に前に行きそうなのはオレワチャンピオンくらいか。馬場が軽めが想定されるので、障害がやや不得手な馬が序盤から飛ばし、じっくり溜めてから障害に挑戦するという展開も考えられる。
  当欄ではかなり迷ったが、今年度に入り絶好調の◎(6)ジェイコマンダーの勢いを買いたい。2歳時に活躍するなど元々力は持っている馬、自在に動けるタイプで、やや苦手だった障害も近走は切れてきている。このレース4連覇を目指す槻舘厩舎の隠し球ともいえる。軸の中心として。
  対抗には、念願の重賞タイトルが欲しい○(9)キタノユウジロウを押さえたい。切れ味が鋭く、障害力もあるので上位は確実に狙える馬だが、何か一歩足りないものがあり、重賞や特別戦でも2着続きとなっている。そろそろ爆発しても良い頃だが。そして、地力で勝る▲(8)アアモンドグンシン。今年に入って苦しいレースは続いているもののハンデ差や相手関係があってのもの。前走は古馬重賞の旭川記念に挑戦し重い荷物を経験した。早めに仕掛けてくればあっさり勝ちきる可能性も。
  馬場が軽いままなら△(1)オレワチャンピオンが内から抜け出してしぶとく逃げ粘るような展開も想定しておきたい。自分で展開が作れるのも強み。そして注目されるのが、世代ランクトップの注(10)ミスタカシマ
。実績のある女傑だが、前走は全く走らず、今回はその時と同じく大外枠、臨戦過程的にも不安要素は多くあり、中心としては狙いにくい。しかしやはり持っている力は上位。どこまで立て直せているか。
  その他では、トライアルのすずらん賞で快勝した(5)コウシュハレガシーは前走除外の影響などが気になるが、流れに乗れば力のある一頭。さらに、前走、ライバル対決を快勝し一気に頭角を現してきた(3)オレノタイショウなどにも目を配りたいが、馬券的にはどこまで手を広げられるか。
  なお、キタノユウジロウは競争除外となりました。

はむ!の馬券狙いどころ:
  当欄は手広く買ってどこかで引っかかってくれれば、というのが基本的スタイルで、筆者の性格上それはやむを得ないのだが、当たらないか当たってもプラスにならないことが多い。高配当が狙える組み合わせも買っている今回あたりスカッと当てて、プラス街道を余裕で歩きたいものだが・・・。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 6,9,8→6,9,8,1→6,9,8,1,10 合計27通り 各100円
  馬複 6,9,8,1BOX 合計6通り 各200円
  枠複 6,8,1BOX 合計3通り 各200円 合計 4,500円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 6 500円
  ワイド 5=6,9,8,1,3 3=6,9,8,1 合計9点 各100円
  合計 1,400円で勝負! 
  後日追記:当欄で○としていたキタノユウジロウが競争除外となったため、これに関係する馬券は払い戻しを受けることとし、買い直しはいたしません。
  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。

2019年6月26日水曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】回顧・第50回旭川記念(6/23)

ばんえい重賞レース回顧
第50回旭川記念(BG3)-2019年6月23日-10R 200m直 晴 2.2%
  1着注(2)オレノココロ(鈴木恵) 1分55秒8
  2着△(5)ミノルシャープ
  3着◎(3)コウシュハウンカイ
   単勝 2 270円(2番人気) 馬複 2-5 2,970円 三連単 2-5-3 11,210円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○等の印は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい古馬重賞の一戦、第50回旭川記念は、2番人気の9歳馬オレノココロがトップハンデをもろともせず差し切り勝ち。旭川記念は3年連続の優勝となった。重賞通算は23勝で自己の持つ最多重賞勝利記録を更新した。鈴木恵介騎手もこのレース3連覇で3勝目、重賞通算76勝となった。

レース振り返り
  帯広は前日にかなりの雨が降ったが、当日晴れたこともあり、極端な軽馬場にはならなかった。
  レースは5歳馬メジロゴーリキが好スタートを決めハナを切って行く。後続は1番人気コウシュハウンカイが第1障害でややつまづきながらも前を伺う。あとはミノルシャープ、ゴールデンフウジンといった5歳勢が続く、オレノココロは先頭集団のやや後ろ、急遽騎手変更のあったセンゴクエースは後方待機といった展開。各馬刻みで出入りはあったもののほぼ同じような体勢で第2障害手前へ。ここまで58秒とまずまずの平均ペース。
  第2障害もメジロゴーリキが先に仕掛け、コウシュハウンカイ、ミノルシャープがすぐに続く。メジロゴーリキは力強く登って坂の天板まで来たがそこで一旦ストップ。そしてコウシュハウンカイは坂の7分どころで立ち止まった。一方ミノルシャープは障害をひと腰で越え、一瞬の切れ味もあり先頭へ。メジロゴーリキもすぐに立て直して2番手。コウシュハウンカイもふた腰目で立て直し、前に続くが、その時には十分溜めを効かせたオレノココロがふらつきながらも勢いで障害を越えて来て早くも並びかけてきた。後続は障害で苦しみ、シンザンボーイが5番手で降りたもののあとは大きく離された。
  先頭争いはミノルシャープが2馬身ほどの差で逃げ、メジロゴーリキにコウシュハウンカイ、オレノココロが並びこの3頭で前を追う。その中でもオレノココロはやはり脚色が良く、抜け出して前のミノルシャープにじわじわ近づく。ミノルシャープもしぶとく粘り逃げ切りを図るが残り10mを切ったところでオレノココロに捕らえられ、そしてオレノココロが先頭でゴールした。ミノルシャープは脚色は鈍ったものの後続は振り切り、先頭と半馬身差の2着。コウシュハウンカイも追っていたが前と脚色が同じになり3着。メジロゴーリキが差のない4着だった。当欄で対抗に狙ったゴールデンフウジンは障害で手間取り8着に終わった。

次走へのメモ
オレノココロ(1着):10kg程度のハンデ差と軽馬場、この馬には不利な条件もあったが、ほとんど問題にならなかった。強いて言えば、想定されたより馬場が乾いたことや、両隣が先行馬で有力馬だったので良い目標になったというところが有利に働いたか。いずれにせよ強く、運も持っている感じだ。この後は来月の北斗賞もあるが、夏のグランプリに向けてさすがに一息入れるか。
ミノルシャープ(2着):まさにこの馬らしいレース運びであった。各馬障害で苦しむ中、一腰で越えて来るなど、先行力・障害力は天下一品。最後の残り10mはいつものように課題だが、今回はかなりしぶといところを見せた。軽馬場も味方したか。価値ある2着と言える。次の狙いはもちろん北斗賞だろう。
コウシュハウンカイ(3着):全体的にはいつもの走りは見せていたが、レース間隔が開いたことが、障害の捌きなどに多少影響があったか。第1障害からややつまづき、第2障害でも立ち止まる場面があった。勢いのある5歳馬の存在も自分のペースを作れない原因か。北斗賞では巻き返し必至だ。
メジロゴーリキ(4着):この馬にはこれしかないという走り。序盤からレースを引っ張ってどこまで粘れるかといったところ。第2障害では天板まで足がかかっていただけに、悔やまれるレースであった。力は付けてきており、今後さらに荷物が重くなればこの馬の出番だ。
センゴクエース(5着):前半から後手へと回ってしまい、障害も余裕がなかった。騎手変更の影響も考えられるが、代役でも活躍実績のある島津騎手には特に問題はなかったように思える。落ち着いたレースに持ち込めれば次回重賞でも巻き返し可能。
  その他では、シンザンボーイ(6着)は馬体重が回復し、着順こそ上がらなかったものの、先頭集団に近いところで勝負できたことは、今後につながりそう。マルミゴウカイ(7着)もどうも勢いが感じられず、障害も相変わらず課題になっている。何かきっかけがほしい。有力な5歳馬の一頭ゴールデンフウジン(8着)も序盤攻めて行ったものの苦手な障害の克服には至らなかった。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 ワイド 2-5, 3-5 2本のみ
  オレノココロ、今度こそ眠っておいてくれというのが、馬券的には正直な気持ちだったが、そうはいかなかった。やはり強い。脱帽だ。ミノルシャープが2着に来たので、結局はワイドが保険になった格好。ワイドだけというのはやはり当たりとは言えないなぁ。それから単勝が当たらないのも悩みどころ。こんな調子でズルズルといかないようにだけは気をつけたい。
  今回収支 -4,400
   (通常分) -4,500  (配当)0 (投入)4,500
   (単複・ワイド) +100  (配当)1,400 (投入)1,300
  今年度累計 -6,320(6/23・旭川記念終了時点)
   (通常分) -4,920 (配当 3,780 - 投入 8,700)
   (単複・ワイド) -1,400 (配当 1,400 - 投入 2,800)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2019データ・馬券成績表)

  次回の重賞は2週間後7月7日、4歳馬の三冠第1戦重賞・柏林賞です。予想はいつもどおり前日までには書きたいと思っています。

2019年6月22日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】重賞予想・第50回旭川記念(6/23)

史上最高の・・・
  史上最高の・・・とはいっても競馬の記録ではなく、気温の記録です。ひと月近く前の話ですが、先日5月26日に北海道では道東を中心に異常な高温に見舞われ、オホーツク海側の佐呂間で39.5℃と全国でも5月の史上最高記録、そしてばんえいの行われている帯広でも38.8℃と(真夏を含めた)史上最高となりました。しかもその前日の最低気温が10℃を下回っており、その気温差の激しさも異常です。筆者は遠く離れたところに住んでいますので実感がわきませんが、現地では人も馬も大変だったことに違いありません。その後も天候不順は続いているようで、この異常気象、地球温暖化の影響なんでしょうか。
  さて、しばらく間のあいたばんえい重賞でしたが、約1ヶ月半ぶりの重賞です。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第50回旭川記念(BG3)
(2019年6月23日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 3歳以上オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
  メジロゴーリキ 牡5 770 西謙一 松井浩 鹿毛 逃
オレノココロ 牡9 780 鈴木恵 槻舘重 青毛 差
◎  コウシュハウンカイ 牡9 770 藤本匠 松井浩 栗毛 先
  シンザンボーイ 牡8 770 渡来心 坂本東 栗毛 差
ミノルシャープ 牡5 770 阿部武 大友人 鹿毛 逃
  ソウクンボーイ 牡9 770 村上章 西邑春 鹿毛 追
  マルミゴウカイ 牡6 770 藤野俊 槻舘重 鹿毛 差
ゴールデンフウジン 牡5 770 西将太 今井茂 青毛 追
  アアモンドグンシン セン4 760 赤塚健 小林長 鹿毛 先
10 センゴクエース 牡7 770 菊池一 槻舘重 鹿毛 差
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「旭川記念」の概要と傾向
  ばんえい競馬は、2006年以前には4競馬場(北見、岩見沢、帯広、旭川)で開催されていたが、当時から、それぞれの競馬場において「記念競走」が行われていた。そして帯広単独開催となって以降も、その競走名が引き継がれ、毎年、いわゆる「4大記念大会」として、以前の競馬場名をしのんだ古馬重賞が開かれている。旭川記念はその第1弾である。
  古馬オープンで賞金ランク上位順に出走権を得る。つまり現時点でのトップ10が揃う形になる。シーズン序盤なので、負担重量は古馬重賞としては軽め。しかも賞金加増が少なく、ハンデ面でも大きな差は生じない。従って実績上位の馬が有利で、過去勝ち馬にも名馬がずらりと並ぶ。また連覇が多いのもこのレースの特徴。2009年以降、連覇した馬が実に4頭いる。過去10年で1番人気は(5,1,2,2)と強い。一方で2番人気は(0,4,3,3)と未勝利となっている。下位人気の馬は連対すらままならず、過去10年で5番人気以下では勝ち馬ゼロ、2着も1回のみとなっている。この時期は重賞など大きなレースが少ないので、馬によっては調整段階の場合も多いと思われるが、前述のとおり荷物が軽くハンデ差が少ないので、実力のある馬がやはり普通に力を出せるといったところか。臨戦過程としては、年度当初のオッズパーク杯を勝った馬は過去10年2勝と芳しくなく、10kgのハンデ加増が微妙に影響か。年齢は基本は古馬有利だが、5歳、6歳といった若馬も軽量を生かして健闘している。騎手では藤本匠騎手が5勝と抜けている。

今回のみどころ
  最近の古馬重賞戦線の構図は、ばんえい界を引っ張るオレノココロ、コウシュハウンカイの9歳馬2頭が双璧をなし(両横綱)、中堅どころ(大関格)として、昨年度末のばんえい記念を勝ったセンゴクエースらが控えているが、それらに加えメジロゴーリキらの5歳馬勢(「花の2014年生まれ組」とでも言おうか)のイキが良く、古馬重賞でも活躍、次を担うことが期待されるホープとなっている。これまではまだまだ実績馬が上位ではあるが、若馬の成長も著しく、その差は埋まりつつある。今回はその力関係を量る一戦でもあるだろう。久々にフルゲートとなり盛り上がりにも期待。また、前日から雨が降っておりその影響にも留意する必要がある。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 メジロゴーリキ:5歳馬ながら抜群の先行力と障害力で上位でも互角に戦っており、オッズパーク杯でも差のない3着に入っている。自分でペースを作れる強みがあり、切れる脚はないもののゴール前での粘りもある。
 2 オレノココロ:レースを絞りながら調整しており、年度初めの重賞オッズパーク杯でも、障害を軽く越え快勝するなど極めて順調に来ている。旭川記念3連覇に向け視界は良好。ハンデも10kg程度なら問題なさそう。
 3 コウシュハウンカイ:オレノココロと双璧をなす実力馬も昨年度末あたりはやや成績を落としていたが、今シーズンに入り本来の走りを取り戻してきた。斤量的にも適鞍で、ライバルからのタイトル奪還を目指す。
 4 シンザンボーイ:重賞もすっかり常連となり出走すればそれなりに好走している。先行力は持っているが、他馬に押されあまり目立たず、一旦後手に回れば不完全燃焼に終わることも多い。しっかり流れに乗りたい。
 5 ミノルシャープ:今勢いのある5歳勢の1頭。この馬も先行力と障害力があり、一瞬の切れ味もある。ただゴール前で急激に甘くなるのが泣きどころ。しかし他馬が苦しむような展開になるとまんまと逃げ切ることも。
 6 ソウクンボーイ:9歳世代の一角。ばんえい記念以来の重賞出走。上位常連ではあるが勝ち味に遅く下位争いに甘んじている。本来は重量適性と鋭い切れ味を持ち、重賞でも十分活躍できる余地はあり、積極的に攻めたい。
 7 マルミゴウカイ:昨年秋ごろは上位の実力馬勢をしのぐ勢いがあったが、近走は障害での動きが悪く成績を落としていた。しかし前走の特別戦・大雪賞では障害をしっかり切って快勝、巻き返しのきっかけとなったか。
 8 ゴールデンフウジン:抜群の切れ味がこの馬のモットー。オッズパーク杯でも障害を降りて一旦は先頭を狙うほどの勢いを見せた。あとは前半の位置取りと障害をいかにスムーズにクリアできるかがカギ。一発はある。
 9 アアモンドグンシン:昨年のダービー馬で4歳ながら果敢にここに挑戦してきた。スピード、切れ味を兼ねており粘りもあるが障害は苦手な方。照準は2週後の柏林賞で、古馬の胸を借りつつ自分の走りを確かめたい。
 10 センゴクエース:ばんえい記念優勝後はその反動もあってかややリズムを崩し、障害でもたつく場面が見られた。前走のスタリオンカップでは立て直してきており、本来の調子なら持ち前の切れ味で好勝負できる。

【はむ!の見解まとめ】
  オレノココロ、コウシュハウンカイにセンゴクエースが加わったこれら実力馬に5歳勢らがどう挑むか。展開は、雨の影響をどう見るかによっても変わってくるが、基本的にはオッズパーク杯と同じような流れになるだろう。前半は、やはりメジロゴーリキ、ミノルシャープら5歳勢が前に行って、コウシュハウンカイはこれらに差がなく付いていくだろう。オレノココロが続き、センゴクエースらはさらに後ろといった展開か、前半で各馬がどこまで力を温存できるかが障害のカギとなるだろう。ゴールデンフウジンの位置取りにも目を配っておく必要はある。
  そして、当欄では今一度◎(3)コウシュハウンカイを狙ってみたい。近走の成績からみると例年のような順調さには欠けるものの、やはり安定度はナンバー1。オッズパーク杯の走りから見てもデキ落ちはない。軽馬場で5歳馬のペースに巻き込まれる心配はあるが、少なくとも軸には信頼でき、3年ぶりの優勝のチャンスも大きい。
  そして対抗だが、若馬勢からそろそろ○(8)ゴールデンフウジンが上がってこないか。抜群の切れ味を持っていながら障害のもたつきなどで勝ちきれないレースが続いている。特に同世代のライバル・メジロゴーリキには常に苦杯をなめている。ただ上手く流れれば一発の魅力は十分。今年のばんえい記念馬▲(10)センゴクエースも一息ついていたが、そろそろエンジンがかかってきた頃だろう。馬場が軽くなれば十分走れそう。印象の良くない大外枠に入り障害の不安は残るもののやはり切れ味は上位。
  雨の影響を重視するなら、先行力のある△(5)ミノルシャープが気になるところ。ペースによっては逃げ切りも。そして、最多重賞勝利記録を更新した注(2)オレノココロ、普通に走れば当然実力上位の馬だが、今回は10kgのハンデと、軽馬場必至であることから今回は思い切って軽視したい。ただ思い切って序盤から前に行くことも考えられ、全く外してしまうのも危険だが。あとは、どんどん力をつけてきた(1)メジロゴーリキも有力馬の一頭ではあるが、重馬場向きの馬で、決め手でも不安がある。良くて押さえまでとしたい。
その他では、前走で復活の兆しが見えた(7)マルミゴウカイなども軽馬場で一変の可能性はあるが、障害など不安点も多く、大穴を狙いに行くのでなければやはり買いづらいところ。

はむ!の馬券狙いどころ:
  1ヶ月半ぶりの重賞で、勝負勘はどうか。リフレッシュできていればいいが。まだシーズン序盤ではあるが、なるべく守りに入らず、攻めていきたいところ。
  今回は軽馬場を意識するかどうか。下手すれば裏返って大敗も考えられる買い方だが、ここはしっかり勝負していきたい。ワイドも少し大きいところを狙う。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 3,8,10→3,8,10,5→3,8,10,5,2 合計27通り 各100円
      3,8,10→3,8,10,5→3,8,10,5 合計18通り 各100円 合計 4,500円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 3 600円
  ワイド 5=3,10,2,7 7=3,10,2 合計7点 各100円
  合計 1,300円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。

2019年5月6日月曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】回顧・第13回ばんえい十勝オッズパーク杯(5/5)

ばんえい重賞レース回顧
第13回ばんえい十勝オッズパーク(BG2)-2019年5月5日-10R 200m直 晴 1.1%
  1着▲(1)オレノココロ(鈴木恵) 1分58秒8
  2着◎(4)コウシュハウンカイ
  3着○(3)メジロゴーリキ
   単勝 1 260円(2番人気) 馬複 1-4 260円 三連単 1-4-3 1,890円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○等の印は、はむ!の当初予想印)

  ばんえいの今年度最初の重賞、第13回ばんえい十勝オッズパーク杯は、2番人気の9歳馬オレノココロが貫禄勝ち。重賞通算22勝となり、カネサブラックの持つ最多重賞勝利記録を更新した。オッズパーク杯は3年ぶり3度目の優勝。鈴木恵介騎手はこのレース2勝目で重賞通算75勝目。
レース振り返り
  新しいシーズンで砂の入れ替えが行われた上に、帯広は数日雨もなく晴れが続いており風も強く、基本的には時計のかかる重めの馬場であった。
  レースは、序盤からメジロゴーリキ、ゴールデンフウジンなど5歳勢が積極的に前に出て、これに1番人気コウシュハウンカイ、オレノココロの有力9歳勢も離されないようについて行く展開。マルミゴウカイ、ミノルシャープらが追うがついて行くのがやっとの様子。中間からややペースが落ち着いたものの、第2障害手前まで63秒と馬場条件にしては速いペースとなった。
  第2障害を先に仕掛けたのはメジロゴーリキ。しっかり踏みしめながら坂を越えて行く。しかしコウシュハウンカイとオレノココロがこれを見るように軽々と障害を越えて早々とメジロゴーリキに並びかけ、3頭での先頭争い。これに障害にひと腰かかったゴールデンフウジンが一歩遅れるも激しく前の3頭を追う。先頭は残り30mあたりからやはり実力馬2頭が抜けてきた。特にオレノココロはこの位置で降りれば強い。コウシュハウンカイも粘ったものの、最後はオレノココロが1馬身半程度離して先頭でゴールを駆け抜けた。3連覇を狙ったコウシュハウンカイは2着。3着争いは、2頭から離されたメジロゴーリキにゴールデンフウジンが激しく追って一旦前に出かけたが、最後にメジロゴーリキが差し返して3着に入った。ゴールデンフウジンが4着。5着以下は大きく離された。

次走へのメモ
オレノココロ(1着):改めてこの馬の強さを見せつけた勝利。若馬のペースに戸惑うこともなく、むしろ勢いを利用するような走りで、障害も極めてスムーズに運んだ。先頭に同時に越えられれば、最後の直線勝負では力の差を見せるのみ。最内枠もむしろ得意とするところ。ばんえい記念からの回復も早く、調子も良かったようだ。大きな目標は先ではあるが、当面、3連覇のかかる来月の旭川記念も当然狙ってくるだろう。
コウシュハウンカイ(2着):走りに全く問題はなく、この馬のレースには徹していた。あれだけオレノココロに上手く上がられては脱帽というところだろう。強いていえば5歳馬勢にペースを作られてしまい、序盤に主導権を握れなかったというところか。展開のアヤであろう。次走の旭川記念はオッズパーク杯とは逆の立場で、3年ぶりのタイトルを奪還したいところ。
メジロゴーリキ(3着):若馬らしい積極的なレース運びで、障害は先頭で降りるなど見せ場は十分であった。ただ全体のペースが速くなり、追い比べで引けを取ってしまったというところだろう。それでも同世代ライバル相手の3着争いで最後に差し返すあたりは、勝負根性もなかなかのものを持っている。今後重賞経験を積めば相当強くなりそう。
ゴールデンフウジン(4着):序盤から意欲的に前に行って、障害に賭けた。ひと腰はかかったものの、直線の切れ味はさすが。一時は先頭集団に追いつくほどで、最後は急な追い込みで緩んだものの、重賞でこのメンバー相手でも十分勝負になるところを見せた。ライバルのメジロゴーリキには勝ちたいところだが。
カンシャノココロ(5着):序盤からペースについて行けず後方からの競馬になったが、慌てず自分の走りに徹していたことで、最後に後方集団を捕らえて掲示板内に入れたというところか。9番人気でこの成績は善戦。自己条件に戻れば中心的存在になるだろう。
  その他では、シンザンボーイ(6着)も出足から遅れを取り、最後は着を拾いに行ったイメージ。不完全燃焼に見える。有力馬ではマルミゴウカイ(8着)はやはり障害が課題として残った。立て直しにもう少し時間がかかりそうか。有力5歳馬ミノルシャープ(9着)もここ数戦重賞での障害ミスが出ているのが課題として残った。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 三連単 1-4-3 2本のみ
  ▲◎○でほぼ的中しながらも、定番の取りガミ。今年度も相変わらずのスタートとなった。もうちょっとだけ点数を絞れていれば・・・と思うが。ま、今年度も始まったばかりだし、当たらないよりかは良いと考えるしかない。ただもう一工夫はしたいところ。それにしても、オレノココロはやはり強いし、恵介騎手もやっぱり上手い。脱帽。
  今回収支 -1,920
   (通常分) -420  (配当)3,780 (投入)4,200
   (単複・ワイド) -1,500  (配当)0 (投入)1,500
  今年度累計 -1,920(5/5・オッズパーク杯終了時点)
   (通常分)  -420 (配当 3,780 - 投入 4,200)
   (単複・ワイド) -1,500 (配当 0 - 投入 1,500)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。(新年度バージョンになっています。)
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2019データ・馬券成績表)

  次回の重賞は1か月半ほど間があいて6月23日、古馬4大記念競走の第1戦・旭川記念です。予想はいつもどおり前日までには書きますが、その間に時間があれば何か書ければと思っています。

2019年5月4日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】重賞予想・第13回ばんえい十勝オッズパーク杯(5/5)

今年度本格スタート
  さて、今シーズン最初、つまり令和最初のばんえい重賞は、ばんえい十勝オッズパーク杯です。今年も、当欄では今までどおりのマイペースで予想を書きつつ、馬券も頑張っていきたいと思います。さらにはtwitterなども活用しながら、読む方にできる限り楽しんでもらえるようやっていきたいと思います。よろしくお願いします。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第13回ばんえい十勝オッズパーク杯(BG2)
(2019年5月5日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 4歳以上選抜別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
オレノココロ 牡9 720 鈴木恵 槻舘重 青毛 差
ゴールデンフウジン 牡5 720 西将太 今井茂 青毛 追
○  メジロゴーリキ 牡5 720 西謙一 松井浩 鹿毛 逃
コウシュハウンカイ 牡9 720 藤本匠 松井浩 栗毛 先
  マルミゴウカイ 牡6 720 藤野俊 槻舘重 鹿毛 追
  カンシャノココロ 牡8 710 渡来心 坂本東 鹿毛 差
ミノルシャープ 牡5 720 松田道 大友人 鹿毛 先
  シンザンボーイ 牡8 720 阿部武 坂本東 栗毛 差
  フナノクン 牡6 710 船山蔵 松井浩 栗毛 先
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「ばんえい十勝オッズパーク杯」の概要と傾向
  ばんえいの年度シーズン最初の重賞。2007年に帯広単独開催となり開幕が4月になって以降創設された重賞で、今年で13回目。前年度1年間の賞金上位馬とやや特殊な出走条件で、基本は重賞勝ちのあるトップクラスの馬中心だが、ランク下位の馬でも前年度の勝ち星を重ねた馬には出走のチャンスがある。(今年は前年23連勝とばんえいの記録を立てたホクショウマサルがA2クラスながら賞金的に出走権があり注目されたが回避している。)
  傾向については、過去10年で1番人気は(4,4,1,1)とまずまずといったところ。一方、勝ち馬は全て3番人気以内に入っており、それ以下の人気の馬が絡んでくるのは苦しい。上位馬は、ばんえい記念の1か月後でその反動が心配されるが、過去のデータではばんえい記念出走組が強く、実力馬が力どおり走っているイメージだ。但し、その年のばんえい記念優勝馬のこのレースの優勝は過去10年で1勝のみとなっており(今回センゴクエースは不出走)、やはり体調面を考慮する必要がありそう。前哨戦のオープン特別(スプリングカップ)での走りに注目。

今回のみどころ
  ばんえい記念出走のトップクラスの馬に対し、別路線組の有力馬が参戦。それぞれの力関係、ばんえい記念組は激走の反動、そして今回の(軽めの)荷物への対応など、各種要素が絡み合い、各馬がどんな走りを見せるのか注目。今年のばんえい記念を勝ったセンゴクエースは前哨戦で競走中止となり出走権がない。そうなると、惜しくも同レース3連覇は逃したものの力を見せたオレノココロと、オッズパーク杯3連覇を目指すコウシュハウンカイの実績馬が強そうだが、いずれも9歳馬。軽めの荷物など、今回の条件なら若馬勢も侮れない。メジロゴーリキらの5歳馬が勢いがある。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 オレノココロ:ばんえい記念ではセンゴクエースにしてやられたものの、存在感の大きさは変わらず、この馬がばんえい界のトップホースであることは揺るぎない。前哨戦では重量の変化などに戸惑いもあったようだが、体調面での崩れは見られず、3年ぶりのこのレース優勝も狙えそう。
 2 ゴールデンフウジン:重賞勝利は2歳時以来離れているものの、常に見せ場を作っている。直線での鋭い切れ味がこの馬の武器。但し、障害では安定しないこともあって時折アクシデントに見舞われる。ただ、リカバリーの早さで上位に食い込んでくる。ここ2戦連勝し調子も上がってきた。
 3 メジロゴーリキ:今年に入って古馬重賞を含む重賞3勝と勢いを持ってここに駒を進めてきた。抜群の先行力と障害力があり、直線では他馬を引きつけて突き放す強い勝ち方を見せる。軽いと流れに乗れないこともあるので、前に出てレースを引っ張りたい。同世代には負けられないところ。
 4 コウシュハウンカイ:このレース3連覇を狙う。ばんえい記念では自分なりの走りはしていたが、やはりこの馬はやや軽めの馬場と重量の方が得意なように見える。その意味でも今回は最も適した条件と言える。前哨戦のスプリングカップでも積極的なレース運びで調子の良さを見せている。
 5 マルミゴウカイ:昨年度は古馬重賞戦線に本格参戦し、岩見沢記念で勝利するなど特にシーズン前半は活躍した。その後は障害で苦戦するなどやや厳しいレースが続いているが、ペースが合わなかった様子で大崩れしているわけではない。例年春から夏にかけて活躍するタイプ。流れに乗りたい。
 6 カンシャノココロ:重賞は繰り上がりなどで時折顔を出しているが、成績は上がっていない。切れ味はあまりなく、全体的には平凡な走りではあるが障害は一歩一歩着実に登ってくる。初挑戦のばんえい記念ではさすがに荷物が重く苦しいレースになったが良い経験にはなったであろう。
 7 ミノルシャープ:勢いのある5歳馬の一角。この馬も先行力とまず崩れることのない障害力を持ち合わせているが、最後の10mで緩み逆転を許すことがしばしば。昨年の銀河賞で勝った時のように第2障害を越えた時点でセーフティリードを取りたい。前哨戦でも上手く逃げて好走している。
 8 シンザンボーイ:ばんえい記念ではかなり苦しんだ上での5着。前哨戦の走りを見る限り、まだ本調子に回復していないように思えた。マイペースで先行して行くのがこの馬の型。緩いペースになればチャンスが出てくる。重量的にも今回くらいが適当か。ただ切れ味のある若馬勢に押される可能性も。
 9 フナノクン:回避馬が出た関係で、この馬にチャンスが巡ってきた。重賞は一昨年の銀河賞以来2走目。この時は果敢に大逃げを打って場内を湧かせた。その後も人気薄の時に好走するなど存在感を見せている。サウスポーの船山騎手との相性も良い。今回は相手が強いが決して引け目はない。

【はむ!の見解まとめ】
  前年度最終のばんえい記念の勝ち馬は、新年度最初の重賞オッズパーク杯になかなか勝てないというジンクスがあり、今年もセンゴクエースがそのジンクスに引っかかった。やはりばんえい記念で激走した馬はその反動が大きく、体調面でどこまで立て直せているかががカギ。
  展開予想だが、逃げよりも好位置に付けたい馬が多く、牽制しながらの展開となるか。フナノクンあたりが大逃げを打つようなことがなければ、前に行くのはメジロゴーリキ、ミノルシャープの5歳勢か。コウシュハウンカイもこれらを見るように前についてくるだろう。オレノココロ、マルミゴウカイあたりは相対的に後ろからという展開になるか。各馬第2障害でどこまで力を温存できるかがカギ。
  これらを踏まえ、やはり意欲的にこのレースを狙ってきているであろう馬を取り上げたい。当欄の本命はやはり9歳馬◎(4)コウシュハウンカイが一日の長で。前哨戦の走りを見れば、やはりこのあたりではまだまだ格上。自分の走りに徹すれば、まず崩れることはないだろう。ハンデ差もほとんどなく有利。軸に。
  一方、相手には、5歳馬で重賞3連覇中の勢いがある○(3)メジロゴーリキを取った。あまり軽い馬場は好まないが、砂の入れ替えもあってかなり力のいる馬場になっており、この馬の粘りが見られそう。自分で展開が作れるのも好印象。あとは実力馬▲(4)オレノココロ、降りてから走れるし、ばんえい記念以降の立て直しも早そう。逆転もありの単穴とした。おそらくこの3頭が抜けており、あとは展開次第でどこまで食い込めるか。
  入着候補として、△(7)ミノルシャープは詰めの甘さは心配だが、今回の重量なら上手く先行できれば逃げ粘りも。その他では、勢いのある5歳馬注(2)ゴールデンフウジンが注目、初の古馬一線級相手で持ち前の切れ味が発揮できるか。当欄では相手関係から流れが厳しくなるのではと、押さえまでとしたが。(5)マルミゴウカイが近走若干ピリッとしない状況で手が回らなかった。ただ障害を越えてくれば勝負になりそう。

はむ!の馬券狙いどころ:
  年号も新しくなったことだし、今年こそは年間プラスを目指して頑張っていこう。まずはスタートダッシュを決めていきたいところ。それから、なんとか買い目を絞っていくことにも取り組みたい。もちろん夢は捨てずに。
  今回も、上位は堅そうなのでいかにいかに絞りこめるかがカギだろう。(一見買い目多そうですが、メリハリを付けるため重複して買っているということで)

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 4,3,1→4,3,1,7→4,3,1,7 合計18通り 各100円
      4,3→4,3,1→4,3,1,7,2 合計12通り 各100円
      4,1→4,3,1→4,3,1,7,2 合計12通り 各100円 合計 4,200円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 4 800円
  ワイド 2=4,3,1,5 5=4,3,1 合計7点 各100円
  合計 1,500円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。

2019年5月1日水曜日

【はむ!と一緒にばんえい競馬2019】4/27~ばんえい2019年度新シーズン開始!

平成から令和へ
  年号も変わり、世間では10連休の方も多いとは思いますが、各自どのように過ごされているでしょうか。筆者はこの4月に本業で異動があり、しかも長距離の引越ということで、4月はほとんど落ち着かないまま1か月が過ぎた感じです。従って当欄も危機的状況ではありましたが、なんとか作業ができる環境になりました。しかし本業がバタバタしており今までのようにまったり続けるのは厳しいかもしれません。それでも当欄は8年目ですので細々と頑張ってまいります。
  さて、今年度のばんえいは、例年より始まりは1週間ほど遅かったですが、4月27日から新しいシーズンが開幕しております。ばんえいの売上は順調に伸びており人気は上昇中です。しかし、先々を見据えるとそう安心ばかりもしておれません。馬不足、騎手不足が深刻です。自分たちは遠方に住んでいることもあり、ネットで馬券を買ったりするくらいしか応援するすべはないけれど、ファンの一人として情報を発信してばんえいの魅力をいろんな人に伝えることができればと思っています。。

  さて、当欄の重賞予想・馬券作戦はやはり続けていきます。昨年はマイナスではあったものの例年よりかは負けが少なく収まった感じです。ほぼ昨年同様、三連単中心の勝負馬券と、単複ワイド馬券に分けてやっていきます。今年こそはプラスを狙いたいと思います。
  (今年度の馬券ルール)昨年同様25本のばんえい重賞について、1レース原則6000円以内。年間10万円の馬券制限は一応取り外します。
  まあそんなわけで、よろしくお願いします。

  ところで、新年度に入り新たな2歳馬たちがデビューします。これに先立ち、先日4月14日に第1回の能力検査が開かれました。これに合格して初めてレースに出走することができるわけです。今年第1回は185頭の馬が挑戦したものの、馬場状態が厳しく、第1回の合格は昨年の半分以下の72頭となりました。今年も遅くなりましたが、筆者独自集計による合否別・タイム順一覧表(父母、毛色、生産地などの情報入り)を作ってみましたので参考にしてください。

  ・2019年 2歳馬・第1回能検(4/14)合格・タイム順一覧表

  さて、大型連休の後半、5月5日(日)には今年度最初の重賞、ばんえい十勝オッズパーク杯があります。いつもの重賞予想は前日までに書きます。

それでは、今年度もばんえいを楽しんでまいりましょう。

2019年3月26日火曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】回顧・第51回ばんえい記念(3/24)

ばんえい重賞レース回顧
第51回ばんえい記念(BG1)-2019年3月24日-10R 200m直 晴 1.2%
  1着▲(5)センゴクエース(工藤篤) 3分35秒0
  2着◎(2)オレノココロ
  3着○(4)フジダイビクトリー
   単勝 5 350円(2番人気) 馬複 2-5 250円 三連単 5-2-4 1,450円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○▲等の印は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい重賞の最高峰、第51回ばんえい記念は、2番人気の7歳馬センゴクエースが障害2番手から直線止まることなく勢いよくゴールを駆け抜け初挑戦で初優勝となった。重賞は昨年度のドリームエイジカップ以来で12勝目。工藤篤騎手もばんえい記念初優勝で通算重賞7勝目。

レース振り返り
  帯広は、寒の戻りがあり、金曜日に1cm程度の雪、そして当日も時折にわか雪が降って若干水分を含むつつも、ほぼ平均的なタイムの出る馬場であった。
  レースは、第1障害でドルフィンは大きく遅れたものの、他の各馬は第1障害をほぼ問題なく越え一線。早めの刻みで出たり入ったりのレースで、ばんえい記念らしくゆったりしたペース。その中で1番人気オレノココロが心持ち前を伺いつつ、センゴクエース、フジダイビクトリー、コウシュハウンカイが差なく並びかける。この有力4頭が先頭集団を形成し、そのままの流れで第2障害へ。第2障害手前にはフジダイビクトリーがわずかに先着したものの、4頭ほぼ一斉に並ぶ。ここまで1分52秒。各馬かなりの時間を溜めて障害の仕掛けのタイミングを伺う。その間に後続のソウクンボーイらも到着する。そして先に行った4頭は互いに息を合わせたようにほぼ同時に障害にチャレンジ。各馬いずれも坂の中腹で止まるも、その中でセンゴクエースが7~8分目まで上がっていた。その後は、各馬1歩ずつ力を入れながら少しずつ登っていく。最も先に障害を越えたのがフジダイビクトリー、次にセンゴクエースが一旦膝を折りつつ2番手でクリアし前を追い、コウシュハウンカイ、オレノココロと続く。直線に入ってフジダイビクトリーが逃げるが、センゴクエースの脚色が良い。そして残り30mでフジダイビクトリーが止まったところで、センゴクエースがかわし先頭へ、フジダイビクトリーは立て直すが、後方から追って来たコウシュハウンカイとオレノココロに含まれ横一線で前を追う。しかしその前を行くセンゴクエースもスピードが緩まず逃げ込み態勢へ。残り20mあたりで約3馬身差のリード。2番手集団からオレノココロが抜け出し激しく追うが、センゴクエースは止まらず、そのまま先頭でゴールを駆け抜けた。勝ちタイム3分30秒台でばんえい記念としては速めの決着であった。3連覇を目指したオレノココロは最後は1馬身差程度まで詰めたが届かず2着。3着争いは一旦コウシュハウンカイが前に出るが残り10mあたりで詰まり、その間にフジダイビクトリーが差し返して3着に入った。

次走へのメモ
センゴクエース(1着):デビュー時から注目されていた馬が素質開花。ニューヒーローの誕生となった。勝因は実力はもちろん、障害の一歩目でかなり上の方まで行けたことが最も大きかった。やや馬場が軽くなっていた割には、前半のペースが速くならなかったことが障害をうまくクリアできた要因だろう。止まらなかった最後の直線の走りはさすがで、スピード、スタミナとも十分であった。また、一旦膝を折ってもすぐ立て直せたこともこの馬が勝てる力を付けてきたということだろう。来年度以降がさらに楽しみになってきた。ただ年度明け早々は一旦ひと息つくかどうか。オレノココロや同厩舎との兼ね合いもあるだろう。
オレノココロ(2着):3連覇はならなかったが、この馬のパフォーマンスは十分出せていたのではないか。強いていうなら馬場がやや軽く、センゴクの方が最も力を出せる展開になったということだろう。障害を降りてからも本来なら十分差せる位置ではあったが、それ以上に勝ち馬に上手く走られた。まだばんえいの盟主の座は渡したくないところ、ダメージが少なければ年度当初のオッズパーク杯から狙いに行くか。
フジダイビクトリー(3着):ラストランであったが立派な3着であった。予想どおり前半からレースを作りに行き、他馬を引きつけるような走りであった。障害を先頭で越えた時はさすがと思わせたが、想定以上に直線の馬場が軽く、切れ味のある馬たちに差された。しかし最後までこの馬らしい粘りをみせたのではないか。個性的な馬の引退は残念だが、今後種牡馬としての活躍が期待される。
コウシュハウンカイ(4着):この馬としては自分の走りはしていた。軽めの馬場も走りやすかったようだ。しかし障害で珍しくふらついたりソラを使う場面も見受けられた。やはり高重量はあまり得意ではなさそうだ。最内枠もこの馬には不利に働いたか。しかし大きな差はなく、力のあるところは見せた。来シーズンは始めから比較的得意な軽めの古馬重賞を狙っていくか。
シンザンボーイ(5着):障害を上手く越えて好走した帯広記念と同様の展開を狙ったが、今回は障害での2歩目で膝を折り、その後力が入らなかった。先行の各馬が行ってからは半ば諦めた形になった。上位馬とは力の差が見えた形にはなったが、良い経験は積めたのではないか。来年度の重賞戦線でも期待。
ソウクンボーイ(6着):7秒差に迫った昨年のようには上手くはいかなかった。前半は想定どおりに運んだが、軽馬場で全体として障害から直線にかけてのタイムが速くなったことで引き離される形になった。
カンシャノココロ(7着):本来なら先行して障害を一歩一歩踏みしめて上がれるタイプなのだが、さすがに荷物が重かった。しかし崩れてはおらず、今後に向け良い経験にはなったのではないか。
ドルフィン(8着):さすがに力の差は歴然としていたが、最後まで完走したことに大拍手。障害も何度も崩れそうになりながらも常にゴールを目指す気持ちが出ており、今後に生かせそう。

はむ!の予想(馬券)結果
  (通常分)今回 -3,000   (配当)2,700 (投入)5,700
  (単複・ワイド)今回 -1,660   (配当)640 (投入)2,300
  今年度累計 -18,200 (3/24・今年度最終)
    通常  -2,640 (配当 107,800 - 投入 105,160)
   単・ワ -15,560 (配当 23,040 - 投入 38,600)
  やはりばんえい記念は感動的、そしてセンゴクエースが新しい主役に踊り出たことは良かった。馬券も一応は押さえていて外れではないのだが、それにしても配当が安かった。有力馬サイドならやはりもう少し買い目を絞らないといけないのだが、ここはお祭りだし、仕方ない。ま、自分らしい結末だったと言えるだろう。年間を通して結局赤字にはなったが、例年より回収率が回復しただけでも良しとしよう。来年度はまた気分一新、頑張っていこう。

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2018データ・馬券成績表)

  ばんえい記念dayが終了し、今年度のばんえい競馬は終了。次は、1か月ほどあいて、4月27日から始まります。年度最初の重賞は5月5日、ばんえい十勝オッズパーク杯です。またその前に4月14日に新たな2歳馬の能検もあります。当欄では、来年度も同様に重賞予想を行う予定ですが、来年度の方針については、また4月に入ってからお知らせしますので、お待ちください。

2019年3月21日木曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】重賞予想・第51回ばんえい記念(3/24)

  今年も、ばんえいの最高峰のレース、ばんえい記念の季節がやってきました。1年で唯一、1トンの荷物を引っ張る最高重量戦、そして年度最後の重賞締めくくりのレースでもあります。ばんえい関係者なら誰もがここを最終目標にしのぎを削るわけです。3連覇を目指すオレノココロに対して待ったをかける馬はいるでしょうか。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第51回ばんえい記念(BG1)
(2019年3月24日(日)17:15発走 帯広10R ダ200m 4歳以上オープン定量)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
コウシュハウンカイ 牡9 1000 藤本匠 松井浩 栗毛 先
オレノココロ 牡9 1000 鈴木恵 槻舘重 青毛 差
  ドルフィン 牡9 1000 松田道 坂本東 栗毛 追
フジダイビクトリー 牡11 1000 菊池一 中島敏 栗毛 逃
センゴクエース 牡7 1000 工藤篤 槻舘重 鹿毛 差
  ソウクンボーイ 牡9 1000 村上章 西邑春 鹿毛 追
  カンシャノココロ 牡8 1000 西謙一 坂本東 鹿毛 先
シンザンボーイ 牡8 1000 阿部武 坂本東 栗毛 先
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「ばんえい記念」の概要と傾向
  ばんえい競馬においては数々の重賞があるが、その中でも「ばんえい記念」は別格。いくら力持ちのばん馬といえども、限界に限りなく近い負担重量1トン。昨年のニュータカラコマがこのレース中に力尽きて息が途絶える悲しい出来事もあった。しかしこのレースが存在することが生産者を始め、重種馬に携わる全ての人の拠り所にもなっている。ここに出てきてくれたことだけでも各馬に拍手を送りたい。
  レースの傾向は、過去10年で1番人気は(7,1,1,1)とやはり強い。しかも連覇または2回以上優勝、つまりリピーターが非常に多く、その中ではカネサブラックやオレノココロのように他のレースでも強い馬と、トモエパワーやニシキダイジンのように高重量戦だけが強いという馬もいる。いずれにせよ重量適性は絶対条件である。2番人気は(1,2,2,5)、3番人気は(0,3,1,6)とやや苦戦。実力馬ながら、ばんえい記念になるとその重量適性などで一歩足りないというイメージか。タイムは馬場によっても大きく違うが、概ね4分前後かかっている。障害力はあるに越したことはないが、いずれにしてもひと腰で上がることはなく、何度かかってもしっかり前に進められることが重要である。臨戦過程については、このレースの次に重い荷物を引っ張る正月の帯広記念がトライアル的存在だが、過去10年で2勝と意外と連動していない。直前重賞のチャンピオンカップも同じような傾向で直結はしておらず、それぞれの調整プロセスを経てここに挑戦してくるというところか。年齢は最低でも7歳以上でないと勝ち目はなく、8~9歳が最も充実している。騎手では現役では藤野俊一騎手が過去5勝と最も多く、鈴木恵介騎手、松田道明騎手がそれぞれ3勝、藤本匠騎手が2勝となっている。

今回のみどころ
  ばんえい関係者なら誰もが目指す最高峰のレース、それがばんえい記念であるが、昨年のニュータカラコマのようなこともあり、今回どれだけの馬が出てくるのかが心配されたがフルゲートまではいかないまでも主要なメンバーは揃った。注目はなんといっても3連覇を目指すオレノココロ。今年も万全の態勢のここに臨んでいる。他の誰かこれを阻む馬は出るのかというより、オレノココロ自身がどんな勝ち方を見せるか、が焦点と言っても良い。一方、他馬も指をくわえて見ているわけにはいかない。その中でもライバルのコウシュハウンカイ。昨年は1000kgを引っ張りながらひと腰で天板に達したが、今年はどうか。そして、ばんえい記念初挑戦のセンゴクエースらがどれだけ走れるのかも注目。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 コウシュハウンカイ:ばんえい記念は4度目の出走。初めて出走した6歳時に3着と好走、以下5着、3着と確実に上位に来る走りをみせている。特に昨年のばんえい記念では障害をほぼひと腰でクリアし場内をどよめかせた。安定感は抜群だが、この馬の課題はやはり切れ味と最後の粘り。今年の帯広記念でも先行しながら直線失速し5着に沈み、以降やや調子が下降気味であったが、当然ここに向けて調整してきているであろう。軽馬場ならなお良い。
 2 オレノココロ:ばんえい記念3連覇のほか重賞最多勝記録もかかっている。既にばんえいの歴史に残る名馬になりつつあるが、今回もその強さを見せる確率は高い。チャンピオンカップでは若馬に逃げ切られたものの50kgものハンデを与えてのもの。それでも2着を確保するあたりはこの馬の強さを感じさせた。高重量戦では障害をあえて一気に行かずに何歩かに分けてしっかり登る作戦を取っている。それほど直線の脚にも自信があるのだろう。
 3 ドルフィン:B2クラスとオープン馬の4ランク下の格付けだが、果敢に挑戦してきた。重賞どころか特別戦も一度も出走したことがない。そんな馬でもまずはチャレンジすることが大切で、そのことに拍手を送りたい。いきなりの1トンの荷物は厳しいが、これまでの走りから重量適性はありそうで、遅い流れになるばんえい記念では意外にも活躍できそうな要素は持っている。障害ももともと得意な方。この馬も9歳。最強世代の一角に存在感を見せるか。
 4 フジダイビクトリー:ばんえい記念は実に5度目の出走。2度目の出走であった2016年に優勝、昨年も2着に入っており、このレースに欠かせない存在となっている。それまでの前2~3走で凡走しても、ばんえい記念になると強みを発揮する。やはり高重量適性であろう。一時期は得意なはずの障害も上れなくなり衰えが見えたかのように思われたが今年に入って更に勝ち星を挙げるなど元気いっぱい。ラストランとなるが最後にもう一花咲かせるか。
 5 センゴクエース:ばんえい記念初登場。6歳になるのを待って満を持して出走してきた。力強い先行力と切れ味これまで、重賞や特別戦などで常に上位に入っているが、一方、いま一歩勝ちきれない場面も多く見られた。障害も焦ると時折ミスする場面がある。初めての1トンの荷物でどこまでやれるか。両親とも重賞を何度も勝った名馬で血統的裏付けもある。前半力をセーブして、障害を上手く越えられれば、最後の直線の切れ味と粘りは脅威でもある。
 6 ソウクンボーイ:ばんえい記念は昨年に続き2度目の出走。昨年は最後の直線で力強い追い込みの脚を見せ、優勝馬と7秒差の5着に食い込む健闘だった。今年度は本格的に重賞戦線にも参加。結果は順位こそ芳しくなかったが、直線でのスピードなど見せ場はあった。障害はかなり苦手な部類だが、ばんえい記念のように各馬力がいるレースになるとじっくり構えて障害に挑めるので逆に力を発揮できることも。障害がうまく抜け出せればチャンスはある。
 7 カンシャノココロ:ばんえい記念は初出走。若馬時代の世代重賞では好走していたが重賞は未勝利。昨年になってから古馬重賞にもしばしば顔を出している。今年は正月の準重賞・金杯を大接戦の上粘り勝ち、持ち味を発揮した。ばんえい記念に出てくる馬としては大きくはないものの、障害では一歩一歩踏みしめて登る姿が力強い。一瞬の切れ味はないものの、先行力、障害力ともに安定性はある。接戦になれば強いので、どこまでペースに付いて行けるか。
 8 シンザンボーイ:グランプリや帯広記念には顔を出し好走しているが、ばんえい記念は初出走。この馬は若馬時代はあまりパッとせず重賞も出るのが精一杯だったが、年を重ねるごとに力をつけてきたイメージだ。持ち味は先行力と粘り。帯広記念でも最後の直線で一瞬先頭に立つ場面も見られた。また準重賞ウィナーズカップではセンゴクエースなども出る中、他馬を寄せ付けず圧勝した。重い荷物でもしっかり登り切るだけの障害力があり、これが生きるか。

まとめ:
  今年は8頭立て。現時点で最高レベルの力を持った精鋭たちが勢揃いした。ここ数年は頭数がそろわずフルゲートにはならないのは残念だが、ドルフィンのようにチャレンジしてくる馬もいて、もしこの馬が好走すれば将来裾野は広がっていきそうだ。
  展開だが、馬場状態がポイント。金曜日に1cm程度の雪が降っており、ヒーティングは停止した後で気温は低めに推移。このあたりがどう影響するか。いずれにしても軽くはなさそうで、序盤からゆったりしたペースになるだろう。何が何でも前に行きたいという馬も見当たらず、フジダイビクトリーあたりが押し出されるように前を行きそう。これにコウシュハウンカイが続き、ペースが遅くなればセンゴクエースも早めに展開するか。オレノココロも前につけそう。後方から行く馬も離されないように好位置に付けたいところ。障害はどの馬もよく鍛えられており、力の差はなさそう。タイミング良くスムーズに登っていけるかがカギ。昨年のコウシュハウンカイや、帯広記念のシンザンボーイなど一発目で坂の上の方まで行ければ見せ場は十分。オレノココロがどの位置で坂を下りられるか。勝ちタイムは丁度4分くらいを予想するが重くなればさらにかかるか。
  さて、当欄予想だが、◎(2)オレノココロの敗れるパターンを想定したものの、この馬が障害で自滅するなどの余程のトラブルでもない限り、他の馬が逆転することは難しく、3連覇は高い確率で達成できるだろう。当然競馬なので何が起こるかはわからないが、それを差し引いてもやはり本命は外せないところ。
  そうなると相手を一ひねりしたい。そこで、ラストランとなる○(4)フジダイビクトリーを対抗に持ってきた。11歳になっても決して衰えはみえず、近走も好走が続いている。過去ばんえい記念の優勝経験があるように、しっかり1トンを最後まで引っ張りきる力は持っており、少なくとも2着候補には入りそう。初挑戦の▲(5)センゴクエースも狙いたい一頭であるが、果たして1トンを背負って走りきれるか。障害での手間取りも想定される。ただ帯広記念で好走したように、元々の能力の高さの片鱗は見せており、この本番で素質が大開花することは十分考えられる。そして実力馬△(1)コウシュハウンカイだが、この馬の実力は誰もが認めるところであるが、今年度の調子を見ると今回はどうも推しづらい。最内枠に入ったのもプラスとはいえず、ゴール直線での失速も心配だ。但し、軽馬場になれば直線を押し切ることも考えられ、馬場状態を見極めたい。上位に挙げた4頭は奇しくもすべてウンカイ産駒となった。
  その他の馬は若干差はあるが、障害をうまく抜け出せれば食い込んでくるチャンスのある馬は多い。その中でも注(8)シンザンボーイは帯広記念やドリームエイジカップでも一旦先頭に立つなど見せ場を作っており、流れを作れる強みがあるので侮れない。注(6)ソウクンボーイは好走した昨年のこのレースのイメージが残り今回も期待されるが、昨年ほどの好調感はなく変わり身を見せられるか。あとは走りが安定している(7)カンシャノココロ、そして格上挑戦ながら重量戦での一変が期待される(3)ドルフィンも期待されるところだが、やや力不足か。

はむ!の馬券狙いどころ:
  お祭りなので、これまでの収支はともかく、まずは楽しむことを心がけていきたい。そして馬券だが、やはりオレノココロの頭は外せないだろう。そうすると2着候補も絞って、3着で流すというパターンか。一応、馬複など保険的な馬券も押さえておきたいが。単勝は儲け無視。ワイドは配当のつきそうなところから。今回は最後なので少し足が出ることを容赦願いたい。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 
   2→4,5→4,5,1,8 合計6通り 各300円
   2→4,5→6,7,3 合計6通り 各200円
   4,5→2=4,5,1,8 合計12通り 各100円
  馬複 2=4,5,1 合計3通り 各500円
  合計 5,700円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 2 1,200円
  ワイド 5=2,4,1,8 合計4点 各200円
    8=2,4,1 合計3点 各100円
  合計 2,300円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、後日報告したいと思います。(今回は筆者多忙につき、数日後になるかもしれません)

(コラム)騎手リーディング
  今年度のクライマックスであるばんえい記念と同時に、ばんえいではもう一つ非常に注目されていることがあります。それが今年度の騎手の最多勝いわゆるリーディング争いです。ばんえいのリーディングは帯広単独開催以降10年間すべて鈴木恵介騎手が獲得しています。2011年度には年間最多勝記録の246勝を挙げるなど、押しも押されぬばんえいのトップジョッキーです。しかし近年は阿部武臣騎手が急上昇。昨年は最終日まで最多勝争いがもつれ込み、ばんえい記念で鈴木騎手が勝ちリーディングの座を死守、10連覇を決めました。そして今年はさらに激戦、抜きつ抜かれつを繰り返し(この記事アップ時点で)2日を残し190勝と全く並んでおり、2着の数の差で阿部騎手が正にハナの差リードとなっています。鈴木騎手にはばんえい記念3連覇を狙うオレノココロ、阿部騎手には目下23連勝中のホクショウマサルなどがいます。最終節でどう決着するのでしょうか。ちなみにこの二人、年齢は阿部騎手の方が4つ上ですが、デビュー同期のライバル同士。最後まで目が離せません。

2019年3月12日火曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】回顧・第40回ポプラ賞(3/10)

ばんえい重賞レース回顧
第40回ポプラ賞(BG3)-2019年3月10日-10R 200m直 晴 0.5%
  1着○(1)メジロゴーリキ(西謙一) 2分09秒6
  2着◎(5)キタノユウジロウ
  3着▲(4)ゴールデンフウジン
   単勝 1 150円(1番人気) 馬複 1-5 1,270円 三連単 1-5-4 5,920円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○▲等の印は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい明け4歳、5歳の世代重賞優勝馬による重賞第40回ポプラ賞は、1番人気の5歳馬メジロゴーリキが終始先頭を守り逃げ切り、2月のチャンピオンカップに続く重賞制覇で重賞は通算4勝目となった。西謙一騎手もこの馬で今年重賞3勝、通算8勝目。

レース振り返り
  帯広は、この時期としては異例の積雪ゼロ。この日も晴れで最高気温が10℃を越えた。馬場も乾燥し水分は0.5%、これほど乾くと逆に若干足抜きが良くなったイメージ。
  レースは、スタートから各馬ほぼ横一線で展開。向かい風にあおられかなりの砂煙が上がり後ろの方に流れて行った。第1障害を越えたあたりから、早めに刻みを入れる馬も出たが、全体的にはほとんど差がなく進む。1,2障害の中間あたりから最内のメジロゴーリキが心持ち前に出て、これにゴールデンフウジン、アアモンドグンシンあたりが続くがそれでも大きくは差がつかず、そのままの流れで第2障害へ、ミスタカシマとオレワチャンピオンの2頭が一歩後方追走となったものの7~8頭がほぼ一斉に第2障害手前に並んだ。ここまで63秒の平均ペース。
  各馬牽制しあいながら機を伺う間に遅れていた2頭も追いつき、10頭が並ぶ大接戦の展開となった。そして5、6頭がほぼ同時に障害にチャレンジ。膝を折ったり立ち止まったりする馬もいる中、メジロゴーリキが一歩一歩力強く踏みしめて障害をクリアして先頭に立った。2番目に降りたのが、後方待機から障害を一腰で切ってきたミスタカシマ。そして軽い膝折から立て直したキタノユウジロウ、これにふた腰で越えてきたコウシュハレガシー、ゴールデンフウジンが切れ味を生かして前を追う。このうちゴールデンフウジンは第2障害を降りたところで躓いて膝をつき遅れをとった。この間に外からはミノルシャープ、オレワチャンピオンあたりが障害を降りてきた。
  先頭争いはメジロゴーリキがしっかりした脚取りで逃げ、残り30mで3馬身ほどのリード。これにミスタカシマをかわしたキタノユウジロウが追い、コウシュハレガシーと、そして外から勢いよくミノルシャープが続くが差は縮まらない。残り10m近くになるとメジロゴーリキもやや緩み、1馬身差近くまで差は縮まるが、キタノユウジロウ以下追ってくる他馬も苦しくなり、そのままメジロゴーリキがゴールを駆け抜け1番人気に応えた。2着争いは前をしっかり追っていたキタノユウジロウが他馬をリードしたまま2着に粘り込んだ。3着争いは、躓いて遅れを取っていたゴールデンフウジンが立て直し、その前を行っていたミスタカシマとミノルシャープに追いつき、ゴール前で一旦詰まりつつも、他馬も同じように詰まって、その間に再度立て直し3着に食い込んだ。

次走へのメモ
メジロゴーリキ(1着):この馬が得意とする馬場ではあったが、想定より時計が出て厳しい流れになった中、自分の走りを貫いた。前半で後続に脚を使わせ、障害を越えてからはしっかり歩いて追い込みを封じ、着差以上の強さを感じる横綱相撲であった。馬体も充実していた。最内枠は天馬賞でも勝っており、楽に行ける分この馬向きのレーンなのであろう。この枠に入った時は留意が必要。今後、古馬戦線でも中心的存在になることが期待される。次は年度明けのオッズパーク杯か。
キタノユウジロウ(2着):ハンデ差を生かし前半からうまく流れに乗って、遅れを取らずに行けたことが好走につながった。障害の軽い膝折は想定内。むしろ立て直しが早かった。ハンデ有利であったとはいえ高重量にも対応できる力を見せたのではないか。直線も最後までしっかり走り切った。またもや2着ということで来年度はなんとか重賞タイトルが欲しいところ。次の大きな目標は初夏の柏林賞か。
ゴールデンフウジン(3着):健闘とも残念ともいえる3着。障害を降りてから勢い余って躓いたことは、これがなければ勝ち負けになっていたと思われるだけに実に惜しい出来事であった。元々障害は得意ではない方なので、今回の躓きもそれがゆえといったところか。今後のポイントになりそう。まずは、古馬重賞に出られるよう勝ち星を重ねていきたい。
ミノルシャープ(4着):障害を降りてからの一瞬の切れ味の鋭さはさすがである一方、いつもの詰めの甘さも見られ、この馬の良い面と悪い面の両方が出た結果の4着。ただ存在感は見せた。あとここ数戦は障害で苦労しており、癖にならなければ良いが。持てる力をしっかり出せれば、強い相手でも勝てるはずだが。
ミスタカシマ(5着):今年に入って順調ではなかったことと、4歳馬にしてはハンデが重かったので人気も落としていたが、かなり復調していた。持ち前の障害の上手さで、2番手で障害を降りるなど見せ場も十分にあった。コンディションなど条件が整えば、牡馬や古馬相手でも十分勝負になるはず。
  その他ではマツカゼウンカイ(6着)は古馬重賞好走から今回も期待されたが、障害でかなり手間取った。大外枠が影響したか。コウシュハレガシー(7着)は障害は好位置で降りられたが切れ味がなかった。あとアアモンドグンシン(9着)は終始後手にまわり障害も登り切れずやはり4歳にはハンデがきつかったか。

はむ!の予想(馬券)結果
  (通常分)今回 +5,080   (配当)9,580 (投入)4,500
  (単複・ワイド)今回 -660   (配当)540 (投入)1,200
  今年度累計 -13,540 (3/10・ポプラ賞終了時点)
    通常  +360 (配当 102,460 - 投入 102,100)
   単・ワ -13,900 (配当 22,400 - 投入 36,300)
  改めてゴーリキの強さに脱帽。一方、本命にしたキタノユウジロウは正直半信半疑だったが、よく2着に粘ってくれた。ゴールデンフウジンの方も一発あるのではというのもあったので、ハラハラしたがこれもよく3着まで来てくれたものだ。○◎▲ならなんとかプラスにできる。本当は◎と○が入れ替わったら最高だったが、そこまで贅沢を言うこともないだろう。自分にしてはまずまずで、資金もつながったということで、なんとか最後のばんえい記念も馬券的にも楽しめそうだ。

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2018データ・馬券成績表)

  次の重賞は、いよいよ年度末の大一番。3月24日、ばんえい記念(BG1)です。予想はいつもどおり前日までには書きたいと思いますが、出走予定馬が出次第早く取りかかり、なるべく早くアップすることを心がけたいと思います。

2019年3月9日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】重賞予想・第40回ポプラ賞(3/10)

  今週は、ばんえいならでは4歳馬、5歳馬の世代間重賞、ポプラ賞です。それぞれの重賞などを戦い、互いの意地がぶつかる興味深いレースになりそうです。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第40回ポプラ賞(BG3)
(2019年3月10日(日)18:00発走 帯広10R ダ200m 4・5歳選抜別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
メジロゴーリキ 牡5 790 西謙一 松井浩 鹿毛 逃
天馬賞
  ミスタカシマ 牝4 770 工藤篤 槻舘重 栗毛 先
オークスほか
コウシュハレガシー 牡4 750 西将太 平田義 栗毛 差
4歳5位
ゴールデンフウジン 牡5 780 藤野俊 今井茂 青毛 追
5歳5位
◎  キタノユウジロウ 牡4 760 松田道 村上慎 栗毛 差
4歳3位
アアモンドグンシン セン4 790 長澤幸 小林長 鹿毛 先
ダービーほか
  ミノルシャープ 牡5 790 阿部武 大友人 鹿毛 先
銀河賞
  オレワチャンピオン 牡4 750 鈴木恵 中島敏 栗毛 逃
4歳4位
  カネサスペシャル 牡5 780 島津新 村上慎 青毛 差
5歳4位
  10 マツカゼウンカイ 牡5 790 藤本匠 松井浩 鹿毛 先
はまなす賞
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「ポプラ賞」の概要と傾向
  年度末の重賞シリーズは、ばんえいならでは4歳、5歳世代対抗戦。各世代の重賞勝ち馬を中心に出走馬が構成される。特殊な条件ではあるが40回もの歴史があり、意義のあるレースとなっている。ハンデ差が大きいレースでもあり予想には一工夫必要。
  過去10年で1番人気は(3,3,1,3)と微妙、ここ3年は飛び抜けた馬がいたため堅く収まっているが、それまでは波乱もあった。2,3番人気の馬も勝ち星は上げているが大敗もある。5番人気の馬も2勝しているし6番人気以下の人気薄でも連対までは可能性がある。ハンデ差や力関係の読みが難しいレースとなっている。年齢では5歳馬が7勝3敗とやや有利。興味深い傾向として、7年連続で1着2着が同年齢で決まっており、その時の世代の勢いが重要ともいえる。牝馬の優勝や連対も多く善戦傾向、ここでもハンデ差が生きてくることが多い。4歳5歳の連覇はセンゴクエース1頭のみ。騎手では鈴木恵介騎手が5勝と得意としている。
今回のみどころ
  ダービー馬アアモンドグンシン、オークス馬ミスタカシマを中心とした4歳勢は切れ味のある馬たちが揃っている。一方、群雄割拠の5歳勢。柏林賞を勝ったジェイワンは残念ながら引退したが、ダービー、天馬賞の定量戦で力を見せ、古馬との一戦チャンピオンカップでも勝ったメジロゴーリキ、夏の世代間重賞はまなす賞で混戦を抜け出し優勝、チャンピオンカップでも好走したマツカゼウンカイなど個性派揃い。両世代入り乱れての混戦が予想されるが、果たして抜け出すのはどの馬か。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 メジロゴーリキ:天馬賞の勝ち馬で、2月のチャンピオンカップでは古馬相手に逃げ切った。3歳時ダービーにも勝っており大レースに強い。ハナを切れる先行力と障害力がモットー。かつてパワー一辺倒であったが最近は馬体が絞れて動きが良くなった。
 2 ミスタカシマ:今年度のオークス馬。ばんえい菊花賞にも勝っている。ダービーでは牝馬ながら1番人気。この時は馬場や体調面で厳しかったが、順調なら世代トップクラスであることに違いない。先頭集団に付け直線で抜け出す流れ、障害はこなす。
 3 コウシュハレガシー:4歳の賞金ランクで5番目。重賞は常連だが未勝利で、3歳の3冠はいずれも3着に入るなど地味な存在になっている。安定した走りで障害もまずまずこなすが、なぜかインパクトに欠ける。メジロゴーリキとの兄弟対決が見もの。
 4 ゴールデンフウジン:5歳馬でメヂカラら回避馬が出てこの馬にチャンスが巡ってきた。2歳時ナナカマド賞に勝って以来重賞勝ちからは遠ざかっているが、今年正月の天馬賞でわずか0.1秒の差の2着と健闘。切れ味には自信を持つ。障害がカギ。
 5 キタノユウジロウ:4歳の賞金ランクで3番目。重賞は未勝利だが、今年度のダービー2着などの実績がある。馬格があり力強い。脚質はやや後方で待機し、直線で勝負する。一瞬の切れ味よりもじわじわ伸びてくるタイプ。速すぎる流れだと厳しいか。
 6 アアモンドグンシン:今年度のダービー馬。大賞典でも勝利するなど4歳世代では大将格だが、古馬一線級相手ではさすがに力の差を見せつけられている。抜群の切れ味がモットー。先行力もある。課題は障害だが落ち着いて走れれば問題なくさばける。
 7 ミノルシャープ:銀河賞の勝ち馬。ドリームエイジカップでも古馬相手に勝利目前のところまで行った。先行力と豊富なスピードを持っており、障害力もしっかりしているが、最後の5mでどうしても緩んでしまいそれがこの馬の最大の課題。前に行きたい。
 8 オレワチャンピオン:4歳の賞金ランクで4番目。重賞は2歳時にヤングCSを勝っている。先行力と障害力が持ち味で、スピードも持ち合わせているが、切れる脚はなく、なんとか先頭で障害を下ろして最後の直線で粘りこむ流れに持ち込みたい。
 9 カネサスペシャル:ジェイワンが引退したことによりこの馬に出走権が回ってきた、とはいうもののこの馬も大賞典勝ち馬。好位につけ、障害を越えてからじわじわ追いついて抜け出すタイプで、重賞向けの走りといえる。ここは存在感を示したいところ。
 10 マツカゼウンカイ:今年度のはまなす賞の勝ち馬、地味ながらも重賞で好走しており侮れない。古馬相手のチャンピオンカップでは積極的なレースで3着に粘り込んだ。好位につけて、直線の我慢比べで抜け出す展開。障害はこなす程度。軽馬場は歓迎。

【はむ!の見解まとめ】
  見どころでも述べたように、今年は4歳、5歳両世代とも骨っぽいメンバーが揃っており、予想はなかなか難しい。力関係ではやはり5歳世代の方がレース経験が多い分強そうだが、スピードがあり動きの良い馬が多い4歳世代は、ハンデ面でも恵まれており、大混戦は必至だ。
  展開は、やはりメジロゴーリキが前を行くか。ただマークされる立場であり荷物も重いので、何がなんでもというわけではなく、他馬を牽制しながら進むといったところか、むしろミノルシャープのように直線に不安のある馬たちが早めに前に行くか。他にはマツカゼウンカイ、4歳馬ではミスタカシマ、アアモンドグンシンといったところが先行馬についていくか。ただ4歳勢の軽ハンデの馬が積極的に出ることも考えられる。先行勢は障害も上手い馬が多いので、あとはどの位置で降りられるかといったところ。もたつくようだと後続から一気にということもあり得る。
  予想は非常に難しいが、当欄では4歳馬から◎(5)キタノユウジロウがハンデ面や展開面で恵まれているとみて本命とした。前半うまく好位置につけられれば、直線の追い比べでは引けを取らない。最後まで走りきれる脚もあり有力とみる。
  2番手評価として、堅いところでメンバー中実力ナンバー1の○(1)メジロゴーリキを推す。チャンピオンカップでオレノココロら古馬一線級を完封した走りはやはりただ者ではない。ハンデは重いが、過去の実力馬はこれぐらいのハンデでも勝ってきている。しっかり逃げられれば。そして天馬賞でメジロゴーリキと大接戦を演じた▲(4)ゴールデンフウジンが繰り上がり出走ながら有力の一頭。直線の切れ味は抜群。出走の強運を生かせるか。障害次第か。
  その次には△(3)コウシュハレガシーを持ってきた。この馬も750kgの軽ハンデが魅力。展開に左右されない走りができ、意外としぶとい面もある。連候補に残したい。ダービー馬注(6)アアモンドグンシンももちろんノーマークというわけにはいかない。4歳で790kgというハンデは厳しいが、前走古馬重賞では810kgでそこそこ走れており、経験したことが大きい。直線の切れ味は素晴らしいものを持っている。相対的評価としてこの位置だが、勢いに乗れば勝ちきることも。
  あとは(10)マツカゼウンカイも前走重賞で積極的なレースを展開して好走。今回はやや荷物が重い感じはするが、しぶとく粘れる脚もあり侮れない。牝馬(2)ミスタカシマをどう取るか。このメンバーでも遜色はなく、展開面でも引けは取らないが、オークス勝利以降やや疲れも見え、レース間隔が開いているのが気になる。立て直せていれば。あとは(9)カネサスペシャルは上手く流れればしぶといが展開的にどうか。(7)ミノルシャープ(8)オレワチャンピオンは直線の失速が心配。

はむ!の馬券狙いどころ:
  年度末の大一番ばんえい記念を控えて資金をキープしたいところだが、その前に開かれるポプラ賞はいつも難解、特に今回は超難解となっている。予想の上ではキタノユウジロウがやってくれる気がするが、馬券的には自信が全くない。どうしても手広く行かざるを得ないので、頭は3頭に絞り、印が届かなかったところはワイドでカバーしつつ半分あきらめということで。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 5,1,4→5,1,4,3,6→5,1,4,3,6 合計36通り 各100円
  枠複 5,1,4 BOX 合計3通り 各300円
  合計 4,500円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 5 500円  
  ワイド 4=5,3,6,10 10=5,3,6 合計7点 各100円
  合計 1,200円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。

(コラム)名牝キサラキクなど
  前回のコラム欄で、年度替わりでばんえいの馬も出会いと別れがあるようなことについて触れましたが、その中でもばんえい一線級で活躍し人気もあった牝馬キサラキクについて述べたいと思います。かつて、ばんえいにも名牝と呼ばれる強い牝馬は結構いました。ハイトップレディやサダエリコ、アンローズ、フクイズミなど牡馬相手でも堂々と重賞勝ちを収める馬もよく出ておりました。しかし近年はそういう馬もめっきり減っていて(理由ははっきりしませんが、馬の総数が減ってきたのも一因か)久しく互角に戦える強い牝馬が出ておりませんでした。そんな中、牡馬と対等に戦える馬がキサラキクでした。オークスなど牝馬同士の重賞はもちろん、イレネー記念、ダービーなど牡馬相手での重賞でもほぼハナ差の2着(この時勝ったのがいずれも後に連勝記録を打ち立てるホクショウマサル)、そして世代重賞のBG1天馬賞では牡馬勢をかわし快勝。さらには古馬相手のドリームエイジカップでも勝利しました。キサラキクは切れ味と最後まで走れる力強さを兼ね備えた強い牝馬でしたが、一方では、気まぐれで、障害が上がらないというより上がる気がないような素振りが見られることもありました。そこがまた愛嬌とも言えるでしょう。また、ばんえいでは減っていた芦毛の馬で、デビュー当初は白さはなかったのですが、段々白い毛が目立つようになるとまだら模様の馬体が個性的で、そういう面でも人気がありました。今後走り続けても重賞を勝てるくらいの力は持っている馬ですが、後の世代につなげることになったようです。現在のばんえいは、今回のポプラ賞にも出る5歳のミスタカシマがかろうじて今後どれぐらい強くなるかという期待があがるくらいの状況です。競馬全体ではJRAのアーモンドアイなど牝馬のスターが活躍しています。ばんえいにも、今後また強い牝馬が出てきて盛り上がることを祈るばかりです。