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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2019年5月6日月曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】回顧・第13回ばんえい十勝オッズパーク杯(5/5)

ばんえい重賞レース回顧
第13回ばんえい十勝オッズパーク(BG2)-2019年5月5日-10R 200m直 晴 1.1%
  1着▲(1)オレノココロ(鈴木恵) 1分58秒8
  2着◎(4)コウシュハウンカイ
  3着○(3)メジロゴーリキ
   単勝 1 260円(2番人気) 馬複 1-4 260円 三連単 1-4-3 1,890円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○等の印は、はむ!の当初予想印)

  ばんえいの今年度最初の重賞、第13回ばんえい十勝オッズパーク杯は、2番人気の9歳馬オレノココロが貫禄勝ち。重賞通算22勝となり、カネサブラックの持つ最多重賞勝利記録を更新した。オッズパーク杯は3年ぶり3度目の優勝。鈴木恵介騎手はこのレース2勝目で重賞通算75勝目。
レース振り返り
  新しいシーズンで砂の入れ替えが行われた上に、帯広は数日雨もなく晴れが続いており風も強く、基本的には時計のかかる重めの馬場であった。
  レースは、序盤からメジロゴーリキ、ゴールデンフウジンなど5歳勢が積極的に前に出て、これに1番人気コウシュハウンカイ、オレノココロの有力9歳勢も離されないようについて行く展開。マルミゴウカイ、ミノルシャープらが追うがついて行くのがやっとの様子。中間からややペースが落ち着いたものの、第2障害手前まで63秒と馬場条件にしては速いペースとなった。
  第2障害を先に仕掛けたのはメジロゴーリキ。しっかり踏みしめながら坂を越えて行く。しかしコウシュハウンカイとオレノココロがこれを見るように軽々と障害を越えて早々とメジロゴーリキに並びかけ、3頭での先頭争い。これに障害にひと腰かかったゴールデンフウジンが一歩遅れるも激しく前の3頭を追う。先頭は残り30mあたりからやはり実力馬2頭が抜けてきた。特にオレノココロはこの位置で降りれば強い。コウシュハウンカイも粘ったものの、最後はオレノココロが1馬身半程度離して先頭でゴールを駆け抜けた。3連覇を狙ったコウシュハウンカイは2着。3着争いは、2頭から離されたメジロゴーリキにゴールデンフウジンが激しく追って一旦前に出かけたが、最後にメジロゴーリキが差し返して3着に入った。ゴールデンフウジンが4着。5着以下は大きく離された。

次走へのメモ
オレノココロ(1着):改めてこの馬の強さを見せつけた勝利。若馬のペースに戸惑うこともなく、むしろ勢いを利用するような走りで、障害も極めてスムーズに運んだ。先頭に同時に越えられれば、最後の直線勝負では力の差を見せるのみ。最内枠もむしろ得意とするところ。ばんえい記念からの回復も早く、調子も良かったようだ。大きな目標は先ではあるが、当面、3連覇のかかる来月の旭川記念も当然狙ってくるだろう。
コウシュハウンカイ(2着):走りに全く問題はなく、この馬のレースには徹していた。あれだけオレノココロに上手く上がられては脱帽というところだろう。強いていえば5歳馬勢にペースを作られてしまい、序盤に主導権を握れなかったというところか。展開のアヤであろう。次走の旭川記念はオッズパーク杯とは逆の立場で、3年ぶりのタイトルを奪還したいところ。
メジロゴーリキ(3着):若馬らしい積極的なレース運びで、障害は先頭で降りるなど見せ場は十分であった。ただ全体のペースが速くなり、追い比べで引けを取ってしまったというところだろう。それでも同世代ライバル相手の3着争いで最後に差し返すあたりは、勝負根性もなかなかのものを持っている。今後重賞経験を積めば相当強くなりそう。
ゴールデンフウジン(4着):序盤から意欲的に前に行って、障害に賭けた。ひと腰はかかったものの、直線の切れ味はさすが。一時は先頭集団に追いつくほどで、最後は急な追い込みで緩んだものの、重賞でこのメンバー相手でも十分勝負になるところを見せた。ライバルのメジロゴーリキには勝ちたいところだが。
カンシャノココロ(5着):序盤からペースについて行けず後方からの競馬になったが、慌てず自分の走りに徹していたことで、最後に後方集団を捕らえて掲示板内に入れたというところか。9番人気でこの成績は善戦。自己条件に戻れば中心的存在になるだろう。
  その他では、シンザンボーイ(6着)も出足から遅れを取り、最後は着を拾いに行ったイメージ。不完全燃焼に見える。有力馬ではマルミゴウカイ(8着)はやはり障害が課題として残った。立て直しにもう少し時間がかかりそうか。有力5歳馬ミノルシャープ(9着)もここ数戦重賞での障害ミスが出ているのが課題として残った。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 三連単 1-4-3 2本のみ
  ▲◎○でほぼ的中しながらも、定番の取りガミ。今年度も相変わらずのスタートとなった。もうちょっとだけ点数を絞れていれば・・・と思うが。ま、今年度も始まったばかりだし、当たらないよりかは良いと考えるしかない。ただもう一工夫はしたいところ。それにしても、オレノココロはやはり強いし、恵介騎手もやっぱり上手い。脱帽。
  今回収支 -1,920
   (通常分) -420  (配当)3,780 (投入)4,200
   (単複・ワイド) -1,500  (配当)0 (投入)1,500
  今年度累計 -1,920(5/5・オッズパーク杯終了時点)
   (通常分)  -420 (配当 3,780 - 投入 4,200)
   (単複・ワイド) -1,500 (配当 0 - 投入 1,500)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。(新年度バージョンになっています。)
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2019データ・馬券成績表)

  次回の重賞は1か月半ほど間があいて6月23日、古馬4大記念競走の第1戦・旭川記念です。予想はいつもどおり前日までには書きますが、その間に時間があれば何か書ければと思っています。

2019年5月4日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】重賞予想・第13回ばんえい十勝オッズパーク杯(5/5)

今年度本格スタート
  さて、今シーズン最初、つまり令和最初のばんえい重賞は、ばんえい十勝オッズパーク杯です。今年も、当欄では今までどおりのマイペースで予想を書きつつ、馬券も頑張っていきたいと思います。さらにはtwitterなども活用しながら、読む方にできる限り楽しんでもらえるようやっていきたいと思います。よろしくお願いします。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第13回ばんえい十勝オッズパーク杯(BG2)
(2019年5月5日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 4歳以上選抜別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
オレノココロ 牡9 720 鈴木恵 槻舘重 青毛 差
ゴールデンフウジン 牡5 720 西将太 今井茂 青毛 追
○  メジロゴーリキ 牡5 720 西謙一 松井浩 鹿毛 逃
コウシュハウンカイ 牡9 720 藤本匠 松井浩 栗毛 先
  マルミゴウカイ 牡6 720 藤野俊 槻舘重 鹿毛 追
  カンシャノココロ 牡8 710 渡来心 坂本東 鹿毛 差
ミノルシャープ 牡5 720 松田道 大友人 鹿毛 先
  シンザンボーイ 牡8 720 阿部武 坂本東 栗毛 差
  フナノクン 牡6 710 船山蔵 松井浩 栗毛 先
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「ばんえい十勝オッズパーク杯」の概要と傾向
  ばんえいの年度シーズン最初の重賞。2007年に帯広単独開催となり開幕が4月になって以降創設された重賞で、今年で13回目。前年度1年間の賞金上位馬とやや特殊な出走条件で、基本は重賞勝ちのあるトップクラスの馬中心だが、ランク下位の馬でも前年度の勝ち星を重ねた馬には出走のチャンスがある。(今年は前年23連勝とばんえいの記録を立てたホクショウマサルがA2クラスながら賞金的に出走権があり注目されたが回避している。)
  傾向については、過去10年で1番人気は(4,4,1,1)とまずまずといったところ。一方、勝ち馬は全て3番人気以内に入っており、それ以下の人気の馬が絡んでくるのは苦しい。上位馬は、ばんえい記念の1か月後でその反動が心配されるが、過去のデータではばんえい記念出走組が強く、実力馬が力どおり走っているイメージだ。但し、その年のばんえい記念優勝馬のこのレースの優勝は過去10年で1勝のみとなっており(今回センゴクエースは不出走)、やはり体調面を考慮する必要がありそう。前哨戦のオープン特別(スプリングカップ)での走りに注目。

今回のみどころ
  ばんえい記念出走のトップクラスの馬に対し、別路線組の有力馬が参戦。それぞれの力関係、ばんえい記念組は激走の反動、そして今回の(軽めの)荷物への対応など、各種要素が絡み合い、各馬がどんな走りを見せるのか注目。今年のばんえい記念を勝ったセンゴクエースは前哨戦で競走中止となり出走権がない。そうなると、惜しくも同レース3連覇は逃したものの力を見せたオレノココロと、オッズパーク杯3連覇を目指すコウシュハウンカイの実績馬が強そうだが、いずれも9歳馬。軽めの荷物など、今回の条件なら若馬勢も侮れない。メジロゴーリキらの5歳馬が勢いがある。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 オレノココロ:ばんえい記念ではセンゴクエースにしてやられたものの、存在感の大きさは変わらず、この馬がばんえい界のトップホースであることは揺るぎない。前哨戦では重量の変化などに戸惑いもあったようだが、体調面での崩れは見られず、3年ぶりのこのレース優勝も狙えそう。
 2 ゴールデンフウジン:重賞勝利は2歳時以来離れているものの、常に見せ場を作っている。直線での鋭い切れ味がこの馬の武器。但し、障害では安定しないこともあって時折アクシデントに見舞われる。ただ、リカバリーの早さで上位に食い込んでくる。ここ2戦連勝し調子も上がってきた。
 3 メジロゴーリキ:今年に入って古馬重賞を含む重賞3勝と勢いを持ってここに駒を進めてきた。抜群の先行力と障害力があり、直線では他馬を引きつけて突き放す強い勝ち方を見せる。軽いと流れに乗れないこともあるので、前に出てレースを引っ張りたい。同世代には負けられないところ。
 4 コウシュハウンカイ:このレース3連覇を狙う。ばんえい記念では自分なりの走りはしていたが、やはりこの馬はやや軽めの馬場と重量の方が得意なように見える。その意味でも今回は最も適した条件と言える。前哨戦のスプリングカップでも積極的なレース運びで調子の良さを見せている。
 5 マルミゴウカイ:昨年度は古馬重賞戦線に本格参戦し、岩見沢記念で勝利するなど特にシーズン前半は活躍した。その後は障害で苦戦するなどやや厳しいレースが続いているが、ペースが合わなかった様子で大崩れしているわけではない。例年春から夏にかけて活躍するタイプ。流れに乗りたい。
 6 カンシャノココロ:重賞は繰り上がりなどで時折顔を出しているが、成績は上がっていない。切れ味はあまりなく、全体的には平凡な走りではあるが障害は一歩一歩着実に登ってくる。初挑戦のばんえい記念ではさすがに荷物が重く苦しいレースになったが良い経験にはなったであろう。
 7 ミノルシャープ:勢いのある5歳馬の一角。この馬も先行力とまず崩れることのない障害力を持ち合わせているが、最後の10mで緩み逆転を許すことがしばしば。昨年の銀河賞で勝った時のように第2障害を越えた時点でセーフティリードを取りたい。前哨戦でも上手く逃げて好走している。
 8 シンザンボーイ:ばんえい記念ではかなり苦しんだ上での5着。前哨戦の走りを見る限り、まだ本調子に回復していないように思えた。マイペースで先行して行くのがこの馬の型。緩いペースになればチャンスが出てくる。重量的にも今回くらいが適当か。ただ切れ味のある若馬勢に押される可能性も。
 9 フナノクン:回避馬が出た関係で、この馬にチャンスが巡ってきた。重賞は一昨年の銀河賞以来2走目。この時は果敢に大逃げを打って場内を湧かせた。その後も人気薄の時に好走するなど存在感を見せている。サウスポーの船山騎手との相性も良い。今回は相手が強いが決して引け目はない。

【はむ!の見解まとめ】
  前年度最終のばんえい記念の勝ち馬は、新年度最初の重賞オッズパーク杯になかなか勝てないというジンクスがあり、今年もセンゴクエースがそのジンクスに引っかかった。やはりばんえい記念で激走した馬はその反動が大きく、体調面でどこまで立て直せているかががカギ。
  展開予想だが、逃げよりも好位置に付けたい馬が多く、牽制しながらの展開となるか。フナノクンあたりが大逃げを打つようなことがなければ、前に行くのはメジロゴーリキ、ミノルシャープの5歳勢か。コウシュハウンカイもこれらを見るように前についてくるだろう。オレノココロ、マルミゴウカイあたりは相対的に後ろからという展開になるか。各馬第2障害でどこまで力を温存できるかがカギ。
  これらを踏まえ、やはり意欲的にこのレースを狙ってきているであろう馬を取り上げたい。当欄の本命はやはり9歳馬◎(4)コウシュハウンカイが一日の長で。前哨戦の走りを見れば、やはりこのあたりではまだまだ格上。自分の走りに徹すれば、まず崩れることはないだろう。ハンデ差もほとんどなく有利。軸に。
  一方、相手には、5歳馬で重賞3連覇中の勢いがある○(3)メジロゴーリキを取った。あまり軽い馬場は好まないが、砂の入れ替えもあってかなり力のいる馬場になっており、この馬の粘りが見られそう。自分で展開が作れるのも好印象。あとは実力馬▲(4)オレノココロ、降りてから走れるし、ばんえい記念以降の立て直しも早そう。逆転もありの単穴とした。おそらくこの3頭が抜けており、あとは展開次第でどこまで食い込めるか。
  入着候補として、△(7)ミノルシャープは詰めの甘さは心配だが、今回の重量なら上手く先行できれば逃げ粘りも。その他では、勢いのある5歳馬注(2)ゴールデンフウジンが注目、初の古馬一線級相手で持ち前の切れ味が発揮できるか。当欄では相手関係から流れが厳しくなるのではと、押さえまでとしたが。(5)マルミゴウカイが近走若干ピリッとしない状況で手が回らなかった。ただ障害を越えてくれば勝負になりそう。

はむ!の馬券狙いどころ:
  年号も新しくなったことだし、今年こそは年間プラスを目指して頑張っていこう。まずはスタートダッシュを決めていきたいところ。それから、なんとか買い目を絞っていくことにも取り組みたい。もちろん夢は捨てずに。
  今回も、上位は堅そうなのでいかにいかに絞りこめるかがカギだろう。(一見買い目多そうですが、メリハリを付けるため重複して買っているということで)

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 4,3,1→4,3,1,7→4,3,1,7 合計18通り 各100円
      4,3→4,3,1→4,3,1,7,2 合計12通り 各100円
      4,1→4,3,1→4,3,1,7,2 合計12通り 各100円 合計 4,200円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 4 800円
  ワイド 2=4,3,1,5 5=4,3,1 合計7点 各100円
  合計 1,500円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。

2019年5月1日水曜日

【はむ!と一緒にばんえい競馬2019】4/27~ばんえい2019年度新シーズン開始!

平成から令和へ
  年号も変わり、世間では10連休の方も多いとは思いますが、各自どのように過ごされているでしょうか。筆者はこの4月に本業で異動があり、しかも長距離の引越ということで、4月はほとんど落ち着かないまま1か月が過ぎた感じです。従って当欄も危機的状況ではありましたが、なんとか作業ができる環境になりました。しかし本業がバタバタしており今までのようにまったり続けるのは厳しいかもしれません。それでも当欄は8年目ですので細々と頑張ってまいります。
  さて、今年度のばんえいは、例年より始まりは1週間ほど遅かったですが、4月27日から新しいシーズンが開幕しております。ばんえいの売上は順調に伸びており人気は上昇中です。しかし、先々を見据えるとそう安心ばかりもしておれません。馬不足、騎手不足が深刻です。自分たちは遠方に住んでいることもあり、ネットで馬券を買ったりするくらいしか応援するすべはないけれど、ファンの一人として情報を発信してばんえいの魅力をいろんな人に伝えることができればと思っています。。

  さて、当欄の重賞予想・馬券作戦はやはり続けていきます。昨年はマイナスではあったものの例年よりかは負けが少なく収まった感じです。ほぼ昨年同様、三連単中心の勝負馬券と、単複ワイド馬券に分けてやっていきます。今年こそはプラスを狙いたいと思います。
  (今年度の馬券ルール)昨年同様25本のばんえい重賞について、1レース原則6000円以内。年間10万円の馬券制限は一応取り外します。
  まあそんなわけで、よろしくお願いします。

  ところで、新年度に入り新たな2歳馬たちがデビューします。これに先立ち、先日4月14日に第1回の能力検査が開かれました。これに合格して初めてレースに出走することができるわけです。今年第1回は185頭の馬が挑戦したものの、馬場状態が厳しく、第1回の合格は昨年の半分以下の72頭となりました。今年も遅くなりましたが、筆者独自集計による合否別・タイム順一覧表(父母、毛色、生産地などの情報入り)を作ってみましたので参考にしてください。

  ・2019年 2歳馬・第1回能検(4/14)合格・タイム順一覧表

  さて、大型連休の後半、5月5日(日)には今年度最初の重賞、ばんえい十勝オッズパーク杯があります。いつもの重賞予想は前日までに書きます。

それでは、今年度もばんえいを楽しんでまいりましょう。