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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2016年9月27日火曜日

【はむ!のばんえい重賞回顧】第24回銀河賞(2016/9/19)

ばんえい重賞レース回顧
第24回 銀河賞(BG2)-2016年9月25日-10R 200m直 曇 1.9%
  1着◎(10)センゴクエース(松田道)1分39秒8
  2着▲(5)キンメダル
  3着 (4)アスリート
単勝 10 140円 馬単 10-5 720円 三連単 10-5-4 5,260円
 ※結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印です。)

  ばんえい4歳馬3冠レースの第2弾銀河賞は、1番人気のセンゴクエースが正に横綱相撲で他馬を突き放しての快勝。これで重賞は負けなしの8勝目となった。
  馬場水分は1.9%、しかしそれまでの雨もあって、この日の前の2歳特別で1分10秒台の時計がでるなど、数字以上に軽い馬場であった。レースもハイペース。逃げ馬のタキニシサンデーがハナを切り、第1障害を越えてからはアスリートが積極的に前に出る展開。コウリキがやや取り残された形になった。1,2障害の中間からははまなす賞を勝った2番人気のバウンティハンターが一気に前を伺い第2障害手前では先頭へ。各馬が揃ったところで、先に仕掛けたのはバウンティとタキニシ。しかし両馬とも障害途中でストップ。特にバウンティは膝から崩れてしまった。その間に真ん中からひと腰でキンメダルが越えこれが先頭。その横からアスリートが続く。そしてこれを見るようにしてじっくり溜めていたセンゴクエースが前走失敗した障害に挑戦、ややふらつきながらも踏ん張って障害をひと腰でクリア。降りてからは他馬とは脚色が違い、キャンターで一気に前の馬をかわし先頭へ。あとは鈴木騎手が軽く気合いを入れただけで走りきり、ハンデ差もなんのその、3馬身程度の着差以上に強い勝ち方であった。2着争いはキンメダルに対しアスリートがじわじわ迫るが、キンメダルがなんとか粘り込み2着、3着はアスリートだった。2番人気だったバウンティハンターは大差の最下位10着に沈んだ。

次走へのひとことメモ
  センゴクエース(1着):前哨戦でのまさかの障害ミスの後で注目されたが、慎重にレースを進めて障害も慌てさせることがなかった。障害さえクリアすればあとは他馬との力の差は歴然。ただこれでも体調は8分の出来の感があり、まだまだ伸びしろを感じる。次の狙いは当然4歳3冠を目指して正月の天馬賞ということになるが、定量戦で余程のアクシデントがない限り勝利は堅いだろう。当然この馬にはそれ以上を見据えてほしいところ。
  キンメダル(2着):元々この馬が持っている実力を十二分に発揮した。速い展開にも惑わされず自分の走りに徹した。一時期調子を崩していたが完全に復活したといっていいだろう。これでA1クラスに上がり古馬上位との実戦を積んで更に力を付けたい。
  アスリート(3着):近走の好調を持続していた。積極的な競馬で、障害もしっかり越えて最後は粘り込んだ。軽馬場も味方していたが荷物の不安は問題なかった。牝馬には11月のクインカップという目標があり、この馬も当然有力な一頭となるだろう。
  テンカトウイツ(4着):最下位人気に甘んじていたが、地味に4着に粘り込んだ。本来先行する馬だが、今回速いペースに巻き込まれないよう後ろから行って障害をあげることだけに徹したようだ。今後に向けてもう少し賞金を稼いでおきたい。
  イノリノチカラ(5着):柏林賞3着で穴人気していた感はあるが、まずまずの走りといったところか。障害などは良かったが、最後でいっぱいになるあたりはやはりまだ力不足か。自己条件で立て直す。
  その他では、シリウス(6着)は末脚は良かったが障害で手間取り出遅れた。タキニシサンデー(7着)も先行力はあるだけに障害をもう少し修正したい。そしてバウンティハンター(10着)はこれまでもあまりなかった崩れが出てしまった。障害の巧拙以上に序盤のオーバーペースがたたったか。

はむ!の予想結果
  センゴクは勝ったが、対抗にしたバウンティハンターが大崩れで、かつ馬券には絡ませなかったアスリートが3着に入って、ワイドも含め馬券は完全ハズレ。4着にテンカトウイツが来ていて惜しいといえば惜しいのだが。どうせ外れるなら1.4倍もつく単勝とか、馬複とか買えなかったものかと思う。点数を絞るのは良いが、絞り方にも問題がある。予想自体はアスリートもチェックしているしそれほど悪いとは思わないのだが、馬券が・・。反省して次につなげよう。

  今回収支 -5,500 (配当)0 (投入)5,500
  (今年度累計)-25,880

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2016データ・馬券成績表)

  次回重賞は3週間あきます。10月16日(日)、今年度初の2歳馬重賞のナナカマド賞(BG3)です。当欄ではいつものように前日までに見解を書きたいと思います。

2016年9月24日土曜日

【はむ!のばんえい競馬重賞予想2016】第24回銀河賞(9/25)

はむ!のばんえいコラム
  競馬界では、毎年10月第1週は世界の競馬の最高峰と言っても過言ではないフランス凱旋門賞が行われます。(当欄でも毎年のように触れているような気がしますが。)今年と来年の舞台はいつものロンシャン競馬場が改修のためシャンティイ競馬場。このレースには過去19頭もの日本馬が出走しましたが、未だに勝利はなし(2着は4回)。あのディープインパクトもオルフェーブルも勝てませんでした。ですから日本馬の優勝は悲願です。ただ日本馬が弱いということではなく、馬場適性や斤量などいろいろな要素により勝ちきれていないということです。
  今年は10月2日日本時間23:05発走予定。日本からはダービー馬マカヒキが参戦予定ですが、どんなレースを見せてくれるか。グリーンチャンネルの無料放送のほか地上波での中継もあるようですから応援してまいりましょう。
  そしてなんと言っても今年から日本でも正式に馬券が買えるということで、こちらの方も楽しみです。IPATを通じて買えるようです。オッズは日本独自の従来と同じ方式になるようなので、きっとマカヒキの方に人気が集まるとは思いますが、そこは馬券好きなら当然他の馬たちもチェックといったところでしょう。英国のポストポンド、アイルランドのファウンド、仏ダービー馬のアルマンザール・・・挙げればキリがありません。当サイトでも直前にtwitterなどでつぶやくかもしれません。
  さて、それまでは日本の競馬(もちろんばんえい)を楽しんでまいりましょう。
  今週のばんえいは先週に引き続き重賞・銀河賞があります。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第24回銀河賞(BG2)
(2016年9月25日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 4歳オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
(展開目安)
  イノリノチカラ 牡4 710 安部憲 小北栄 青毛 差
コウリキ 牡4 720 浅田達 久田守 鹿毛 追
バウンティハンター 牡4 730 阿部武 金田勇 栗毛 先
  アスリート 牝4 690 大河和 服部義 鹿毛 追
キンメダル 牡4 720 菊池一 小北栄 鹿毛 差
タキニシサンデー 牝4 690 西将太 大橋和 芦毛 逃
  テンカトウイツ 牡4 710 長澤幸 服部義 芦毛 逃
  サンノハヤヒメ 牝4 690 舘澤直 金田勇 栗毛 差
  シリウス 牝4 700 藤野俊 長部幸 鹿毛 追
10 センゴクエース 牡4 750 鈴木恵 槻舘重 鹿毛 先
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
みどころ:
  ばんえい4歳3冠路線(柏林賞、銀河賞、天馬賞)の第2弾にあたる銀河賞。当欄でも時々触れているが、4歳3冠については同世代戦でほとんどメンバーが替わらないのにそれぞれのレースの勝ち馬が異なることが多いのが特徴である。ばんえいの場合は4歳でもまだ成長途上で各馬の力の差がはっきりしていないことやハンデ差、馬場状態など様々な要素が考えられる。これがまた予想を難しく、あるいは楽しくしているともいえる。銀河賞に限れば、1番人気は昨年のカイシンゲキが勝つまで10連敗と人気馬がかなり怪しい。下位人気でも2008年のシベチャタイガーや2011年のホクショウバトルが8番人気で勝つなど荒れ気味だ。ハンデ面ではトップハンデは2勝とやはり信頼できるところまではいかない。一方軽量馬や牝馬は穴人気するが勝ち切れていないことが多く、中穴狙いが妥当か。
  今年は、センゴクエースという飛び抜けた存在がいるため例年の傾向には当てはめづらいが、そのセンゴクエースが前走前哨戦の山鳩賞で障害大崩れでまさかの大敗を喫しており、このあたりをどう評価するかが予想のカギだ。はまなす賞で勝ったバウンティハンター、3歳時に活躍したキンメダル、コウリキらが挑戦する。

  今回も1行寸評します。
各馬寸評:
 1 イノリノチカラ:重賞初出走の柏林賞で後方待機での追い込み3着が光る。調子は維持している。
 2 コウリキ:実績馬も1年以上勝利から遠ざかっている。障害が課題も流れに乗れれば末脚は鋭い。
 3 バウンティハンター:前走はまなす賞で重賞初勝利。めきめき力付けている。自在の脚質が身上。
 4 アスリート:3歳時はスピードはあっても非力な面があった。重量加増は課題だが力はつけている。
 5 キンメダル:ダービーなど2着馬。柏林賞で大敗するなど最近の成績は今一つだが復活の兆しも。
 6 タキニシサンデー:牝馬だが、先行力と粘りが身上。重賞実戦を積んでおり、地味ながら力はある。
 7 テンカトウイツ:重賞2着2回、今回久々の重賞。先行力と障害力がこの馬の持ち味。展開次第で。
 8 シリウス:重賞2勝馬ながら近走は障害で崩れることが多く苦戦。追い込みの脚は鋭く一発はある。
 9 サンノハヤヒメ:オークス以来の重賞出走。ライバルとの接戦を制してここに駒を進めてきた。
 10 センゴクエース:これまでの圧巻の強さと前走の崩れのギャップをどう考えるか。自分との戦い。

まとめ:
  何度も繰り替えすが、センゴクエースの評価、特に前走の障害ミスによる惨敗も念頭に、これをどう考えるかがこの予想のすべてだ。当欄ではやはりセンゴクエースの力が1枚2枚、いや3枚ほど上であり、本命は揺るぎないと考える。前走は初の大外枠でかつ前半の行き脚も悪かった。今回も大外に入ったが、当然修正してくるだろう。競馬なので絶対はないが、勝つ可能性は極めて高い。
  相手探しだが、逆転はセンゴクが崩れた場合のみということで、わざわざ負かしにいく馬はいないだろう。そんな中、どの馬が自分の走りをできるかということがポイントだ。その中人気サイドにはなるがバウンティハンターのはまなす賞での走りに強さを感じた。相手なりの自在の走りができ障害も上手だ。荷物は重くなるが対応は可能と見る。対抗一番手。3番手は弱みはあってもキンメダルの重賞での実績を取りたい。他ではタキニシサンデーがどこまで粘れるか。軽量のハンデが魅力。障害で引っかかることがあるのでそこをクリアできれば。馬場が乾いて重馬場になればコウリキあたりが台頭してくる。他では前哨戦の山鳩賞で勝利したアスリートが重量を背負ってどうか、他馬がもたつけばテンカトウイツの逃げ残りも。

はむ!の馬券狙いどころ:詳細は上表
  最近は当たってるのに取りガミというのが続いている。やはり思い切った絞り込みができていないということだろう。今回こそは絞って買いたい。センゴクの頭を中心に。相手はやはり好調バウンティハンターを絡めるか。安いけど三連複を中心に狙う。だんだんマイナスが増えてきているので穴で取り返しに行きたいのは心情だが・・そのあたりはワイドで。タキニシと一発ありそうなシリウスかな。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連複 10=3=5,6,2 合計3通り 700円
  三連単(フォーメーション)10→3,5,6→3,5,6,2,7 合計12通り 100円
  三連単(追加)10→3,5→3,5,6,2 合計6通り 100円
  三連単(追加)3,5→3,5,6→3,5,6,2 合計8通り 100円
  (はむ!のワイドで勝負!)
   ワイド 6=2,3,5,9 9=10,3,2,5 合計8点 100円
  合計5,500円で勝負!

  今回の結果と回顧は、近日アップします。

2016年9月20日火曜日

【はむ!のばんえい重賞回顧】第52回岩見沢記念(2016/9/19)

ばんえい重賞レース回顧
第52回 岩見沢記念(BG2)-2016年9月19日-10R 200m直 小雨 2.6%
  1着▲(5)フジダイビクトリー(松田道)1分49秒6
  2着◎(4)コウシュハウンカイ
  3着○(2)カイシンゲキ
単勝 5 230円 馬単5-4 370円 三連単 5-4-2 1,380円
 ※結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印です。)

  ばんえいの古馬重賞第52回岩見沢記念は、2番人気のフジダイビクトリーが1番人気コウシュハウンカイとの最後の直線のマッチレースを制して勝利。この馬にとっては3月のばんえい記念以来通算8度目の重賞制覇となった。
  馬場水分2.2%ながら前日の雨もあってかなり軽い馬場。高重量戦にしては序盤からハイペースで展開、中間まで横一線からフジダイビクトリーが意識的に前に出るもほとんど差がないまま第2障害へ。障害はフジダイビクトリーとコウシュハウンカイの有力2頭がほぼ同時に仕掛け、共に障害をひと腰で越える。他の馬は障害で苦戦し、先行2頭のマッチレース。ほんの少し先に障害を降りたフジダイビクトリーがリード、コウシュハウンカイが半馬身差で迫るもその差は詰まらない。最後にはフジダイが一押し突き放し、最後は1馬身半程度の差を付けて勝利。コウシュハが惜しくも2着。3着争いは大きく離れて、障害を3発ほどかけて3番手で越えたカイシンゲキが、最後キタノタイショウの猛追をかわして3着に粘り込んだ。

次走へのひとことメモ
  フジダイビクトリー(1着):久々にこの馬の持ち味を生かしたレースだった。他馬を引きつけておいて引き離し、終わってみれば完全逃げ切り。この馬は高重量で力を発揮する一方、若馬の頃から軽馬場も得意で、今回は完全に勝ちパターンだったと言える。今後はもちろん北見記念から帯広記念という古馬重賞戦線を狙っていくことになろうが、高重量戦となるので更に力を発揮できそう。
  コウシュハウンカイ(2着):しっかり障害を越え、この馬の走りはできたが、勝ち馬に上手く走られたというところ。軽馬場であったことや10kgのハンデも影響したか。2着が多いのもこの馬らしい。今後の重賞で巻き返したい。
  カイシンゲキ(3着):好調を維持しており一発の期待もあったが、上位の馬たちとは障害力の差が出てしまったか。しかし他の馬は封じており、今後さらに力をつけていけば面白い存在に。
  キタノタイショウ(4着):他馬がもたついたこともあったが、軽馬場ならまだまだ走れるところを見せた。障害苦手は変わりないが、今後高重量戦になれば今回のような展開も。
  セイコークイン(5着):差のある5着ではあったが、それでも重賞で掲示板内に入ったことは、オープンでも十分戦えることを証明した。今後特別戦などではまだまだ活躍できそう。
  その他では、キサラキク(6着)はまだ障害が課題ではあるが、体調が徐々に回復して一時期より走れている。オイドン(7着)は障害で大きくもたついてしまった。二の足が入らないのがこの馬の弱点。

はむ!の予想結果
  コウシュハが頭なら3枚買っていてなんとか原点に近い所まで戻ったと思われるだけにまあ得てしてこんなもの。2着グセのある馬とはいえ、コウシュハの2着を厚めにというような勝負師みたいなことはできない。凡人ならではの取りガミでした。またまたワイドで焼け石に水。

  今回収支 -3,840 (配当)1,860 (投入)5,700
  (今年度累計)-20,380

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2016データ・馬券成績表)

  次回重賞は来週25日(日)、4歳馬戦の銀河賞(BG2)です。当欄ではいつものように前日までに見解を書きたいと思います。

2016年9月18日日曜日

【はむ!のばんえい競馬重賞予想2016】第52回岩見沢記念(9/19)

はむ!のばんえいコラム
  今年の夏は異常気象で(異常気象ばかりで通常がない感じなのはともかく)、北海道や東北に次々と台風が上陸、台風10号を中心に甚大な被害をもたらしました。ばんえい帯広競馬のある十勝周辺も家屋の浸水のほか特に農作物の被害が甚大でジャガイモやタマネギそしてビートなど相当な大打撃となっているようです。鉄道や主要な道路も寸断されていていろいろな分野で支障が出ています。改めて被災された方々にお見舞い申し上げます。
  そんな中ではありますが、ばんえい競馬は元気に開催されています。十勝は世界唯一のばんえい開催地。道外の者としてはできる限り十勝産品を買って、そして馬券も買って応援していきたいものです。
  さて、3週間ぶりのばんえい重賞は、伝統ある岩見沢記念です。月曜日ですので注意が必要です。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第52回岩見沢記念(BG2)
(2016年9月19日(月)20:10発走 帯広10R ダ200m 3歳以上オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
オイドン 牡8 820 鈴木恵 鈴木邦 栗毛 追
カイシンゲキ 牡5 820 浅田達 槻舘重 鹿毛 先
セイコークイン 牝6 800 西謙一 岡田定 鹿毛 差
コウシュハウンカイ 牡6 830 藤本匠 松井浩 栗毛 先
フジダイビクトリー 牡8 820 松田道 金山明 栗毛 逃
  キタノタイショウ 牡10 820 大河和 服部義 栗毛 追
  キサラキク 牝5 800 阿部武 金田勇 芦毛 差
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
  ばんえい4大記念大会の第2弾。岩見沢記念。秋シーズンの到来を告げるレースでもある。このレースの傾向は元々は堅く収まることが多く、1番人気の馬は過去10年で(4,2,3,1)と快調だ。但し夏のばんえいグランプリの勝利馬は過去10年で1勝もしていない。フクイズミがこのレースを3勝しているなど牝馬の活躍が見られる。また松井浩厩舎が6連覇したことがあるレースでもあり、キーワードとしてはここに照準を合わせてきている馬ということになるだろう。負担重量もまだ重すぎくもなく軽いこともなくといったところで、適鞍の馬を見い出せるかもポイント。
  今年は、オープン勢の中ではグランプリ馬のオレノココロ、北斗賞勝ちニュータカラコマが休養、センゴクエースは銀河賞に回るなど回避馬が多く出て7頭立てとややさみしい感じではあるが実力馬は揃った。常に上位争いにいるコウシュハウンカイ、フジダイビクトリーを中心に、連覇を狙うオイドン、オープン入りした5歳馬カイシンゲキ、そして牝馬勢らがしのぎを削る。
  今回は各馬1行程度の寸評にしてみました。
各馬寸評:
 1 オイドン:このレースの連覇を狙う。復活の兆しは見えており、障害をうまくさばければ。
 2 カイシンゲキ:前走準重賞で快勝。勢いあり侮れない。障害さえうまくクリアすれば大駈けも。
 3 セイコークイン:古馬重賞は久々だが、相手なりに走れているし勢いもあり軽馬場で要注意。
 4 コウシュハウンカイ:メンバー随一の安定した力を持つが勝ち味に遅いのでそこを克服すれば。
 5 フジダイビクトリー:実力馬だがこのレースはあまり縁がない。1開催休んでリフレッシュしたか。
 6 キタノタイショウ:障害は相変わらず今一つだが、立て直しの兆し。軽馬場なら一変も。
 7 キサラキク:前走は障害で崩れるなど良いところがなかった。走りにムラがあるのが心配。
まとめ:
  やはりコウシュハウンカイの安定性には逆らえないか。前哨戦のマロニエ賞でもトップハンデで快勝している。ライバルのオレノココロらがいないのも好都合。勝利の確率は高いが、切れ味のある馬にしてやられることが時々あるので注意。
  相手だが、ここは思い切って5歳馬カイシンゲキを狙ってみたい。とにかく勢いがある。古馬重賞は未勝利だが差の無いレースをしている。5歳馬は一昨年(ホクショウユウキ)とその前年(ニュータカラコマ)に人気薄ながら勝利している。逆転まで視野に。メンバーの力関係ではフジダイビクトリーはやはり押さえておきたいところ。高重量での先行力は魅力だ。
  牝馬セイコークインは初めての高重量。決して得意なタイプではないと思われるが、勢いで障害を越えてくれば大きな一発も
  あとは連覇を目指すオイドン。最近は直線の勢いも影を潜めているが、きっちり自分のペースに持ち込めば。

はむ!の馬券狙いどころ:
  少頭数なのでどこまで絞れるかがポイント。一方では少頭数は荒れるという法則もあるので狙い撃ちしていきたい。コウシュハが大崩れする場面は考えづらいので、高配当を狙うには相手を絞って厚めに買うか、人気薄の方に流すか。今回はワイドも点数を絞りカイシンゲキから、そしてキサラキクは今回厳しいが応援馬券は続ける。下のリストは点数多く買っているようだけど重複多く、本命サイドでもなんとか元は取りたいという狙い。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 4=2,5,3,1→2,5,3,1 合計24通り 各100円
  三連単 4→2,5,1→2,5,3,1,7 合計12通り 各100円
  三連単 4→2,5→2,5,3,1 合計6通り 各100円
  三連単 2,1→2,5,3,1→4 合計6通り 各100円
  応援馬券(単勝+複勝) 7 各200円
  (はむ!のワイドで勝負!) ワイド 2=1,3,4,5,7 合計5点 100円
  合計5,700円で勝負!

  今回の結果と回顧は、近日アップします。

2016年9月1日木曜日

【はむ!のばんえい重賞回顧】第28回はまなす賞(2016/8/28)

ばんえい重賞レース回顧
第28回 はまなす賞(BG3)-2016年8月28日-10R 200m直 小雨 2.6%
  1着▲(9)バウンティハンター(阿部武)1分39秒2
  2着◎(1)マルミゴウカイ
  3着 (4)キンメダル
単勝 9 280円 馬単9-1 800円 三連単 9-1-2 1,350円
 ※結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印です。)

  ばんえいの3,4歳世代対抗重賞第28回はまなす賞は、2番人気の4歳馬バウンティハンターが1番人気の3歳馬マルミゴウカイとの直線一騎打ちの勝負を制して優勝。嬉しい初制覇となった。
  馬場水分2.6%。ここのところの天候不順で湿り気味の上にこの日は朝から小雨が降り続き、全体的に軽い馬場。序盤から各馬勢いよく飛び出す。その中でも先行馬タキニシサンデーが終始先頭を主張。サクラダイチ、キタノリュウキらが前の方に取り付き、障害手前までにはコウリキあたりが追いつく、前半は50秒弱の速い展開。障害は横一線からまずタキニシサンデーが障害に挑戦しひと腰で越えて先頭で抜けようとするが、大外のバウンティハンターが更に勢いよく障害をクリアしすぐに先頭に並ぶ。その後に挑戦したコウリキが障害で立ち止まるところ、内側で溜めていたマルミゴウカイがこれも勢いよく障害を越え前を追う。遅れてキンメダルが障害をクリア。最後の直線は、タキニシサンデーがスピードが緩み、逃げるバウンティハンターと迫るマルミゴウカイの追い比べの様相。一旦はマルミが前に出て、残り20mでバウンティが差し返すなどデッドヒートのうえ、最後バウンティハンターが一歩前に出てゴール。マルミゴウカイは惜しくも2着。3番手争いはタキニシサンデーを後ろから脚色よく追い込んできたキンメダルがかわして3着だった。

次走へのひとことメモ
  バウンティハンター(1着):4歳の意地が爆発。これまで中間に脚を溜めて後半勝負というレースをしていたが、今回は軽馬場を見越して比較的前で競馬し積極的なレースぶり、障害もスムーズで大外枠も問題なかった。勝負所でしっかり最後まで伸びきる脚を見せ、この馬が本格化が見えた。この後はやはり9月の銀河賞に照準だろう。1頭飛び抜けた馬(センゴクエース)がいるが、実際は見劣りはしない。この馬のペースに持ち込んで好勝負を期待。
  マルミゴウカイ(2着):この馬の持ち味は十分発揮できていた。展開も悪くなく一瞬勝ちが見える所まで行っていた。勝ち馬とは最後は経験の差としか言いようがない。障害も上手でまだまだ強くなりそうな気配だ。次の目標はやはりばんえい菊花賞だろう。休んでいるライバルたちの動向にも注意。
  キンメダル(3着):障害を降りてから鋭い脚を見せ、無冠の帝王の復調をアピールした。今回は軽馬場が味方した部分があるとはいえ、元々力のある馬。これからさらに調子が上がれば4歳戦線を賑わせるだろう。次は銀河賞を目指す。
  タキニシサンデー(4着):障害を越えるまで終始先頭をキープ。持ち味の先行力で見せ場は作った。最後は牡馬勢との勢いの差が出てしまった感じだが、見た目以上の力はある。今後は銀河賞を叩きクインカップで初重賞を狙いたい。
  シリウス(5着):大きく成績を落としていてなりを潜めていたが、軽馬場を生かして最後の追い込みで掲示板内まで入ってきた。やはり主戦の藤野騎手に戻ったのが大きいか。元々重賞2勝の実力馬、今後怖い存在になるだろう。
  その他では、当欄で対抗まで狙ったキタノリュウキ(6着)は自分の走りはしていたがまだスピード不足か。今後荷物が重くなれば再度狙いたい。コウリキ(7着)はこの馬にしてはかなり早めの仕掛けだったが障害で手間取ってしまった。障害の修正だけなので見捨てることは禁物。

はむ!の予想結果
  マルミゴウカイを頭にして絞って勝負したので、負けは負けなんだけど、頑張って2着には来ているのだから、やっぱり馬券でもなんとかしたかったところ。絞るにしても芸がなさ過ぎた。当欄は予想にはそれなりに時間をかけていて、当たらずとも遠からずなんだけど、馬券の買い方はもう少し考えなければ。今回もワイドはわずかながらも引っかかっているのでそのあたりも見極めながら。

  今回収支 -4,770 (配当)430 (投入)5,200
  (今年度累計)-16,540

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2016データ・馬券成績表)

  次回重賞は3週間後、古馬重賞の岩見沢記念(BG2)です。9月19日月曜日(祝日)で曜日に注意。当欄ではいつものように前日までに見解を書きたいと思います。