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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2020年1月5日日曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】回顧・第13回天馬賞(1/3)

ばんえい重賞レース回顧
第13回天馬賞(BG1)-2020年1月3日-10R 200m直 晴 1.7%
  1着△(4)コウシュハレガシー(藤野俊) 2分08秒9
  2着○(10)アアモンドグンシン
  3着◎(9)ミスタカシマ
   単勝 4 2,510円(6番人気) 馬複 4-10 2,600円 三連単 4-10-9 49,960円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○等は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい明け5歳の重賞、第13回天馬賞は、6番人気の伏兵コウシュハレガシーが各馬障害で苦しむ中、先頭で抜け出して押し切って快勝。重賞は11回目の挑戦にして初制覇。なお、同馬は昨年このレースを優勝したメジロゴーリキの全弟であり、兄弟での同一重賞連覇となった。これはばんえい史上初。藤野俊一騎手は天馬賞初優勝、重賞は今季2勝で通算53勝。平田義弘調教師もこのレースは初優勝となった。

レース振り返り
  帯広方面は前日ほど風は強くないものの、乾燥が続き、馬場状態はやや重めといった状況。
  レースは、マツノタイガーが熱発のため競走除外となり9頭の争い。スタートから各馬一斉に飛び出し、第1障害を越えてもほぼ横一線。小刻みに息を入れながら出たり入ったりを繰り返し、アアモンドグンシン、キタノユウジロウ、ミスタカシマの外枠の人気3頭が心持ち前に行こうとするものの、牽制しあっているのか特に飛び出していく馬もいないまま、1,2障害中間まで同じような態勢。その後は、内枠の馬らも相次いで並びかけ、サンシルクラポピーとハマノダイマオーが後ろから行った以外はほとんど差はないまま進む。その後第2障害手前に向け人気3頭がややスピードを上げ、結局3頭がほぼ同時に障害手前に先着した。ここまで61秒と平均よりやや遅めのペース。
  3頭に続き、オレワチャンピオン、ジェイコマンダーといったところが続いて障害手前に到着したところで、最も先に障害を仕掛けたのはキタノユウジロウ。しかし坂の7分どころで止まり動けない。それを見ながらミスタカシマとアアモンドグンシンがほぼ同時に障害を仕掛け。ミスタカシマは天板まで脚がかかったもののそこで勢い余って膝から崩れた。アアモンドグンシンの方も坂の中腹でストップし次の反応が鈍い。続いてオレワチャンピオンも障害に挑戦するがこれも膝折、そうしている間に内枠の馬たちが障害に挑戦、その中から障害をひと腰で越えたのがコウシュハレガシー。これが先頭で直線へ。
  直線では、コウシュハレガシーがリードを広げにかかり、同じく障害をひと腰で越えたオールラウンダーと立て直したオレワチャンピオンが続く。そして崩れから立ち上がったミスタカシマが4番手、最内で障害に2,3発かかっていたジェイコマンダーが5番手、さらにかなり離れてキタノユウジロウ、アアモンドグンシンがようやく障害を降りた。
  そのころには先頭のコウシュハレガシーは残り30m地点を進む。5,6馬身離れてオレワチャンピオン、オールラウンダーと続き、そしてその後ろからミスタカシマがじわじわ迫る。さらに後方からはアアモンドグンシンがキャンターで激しく追う。しかし前との差は大きい。コウシュハレガシーは残り10mでも5,6馬身差でゴールに徐々に近づいていた。2番手集団の方が脚色が鈍ったところをミスタカシマが並び、更に大外からアアモンドグンシンが一気に追い込みんできた。2番手集団をまとめてかわして2番手まで上がるがここまでが精一杯。先頭を行くコウシュハレガシーは最後にはさすがにスピードは緩んだものの、リードを守ったままゴールを駆け抜けた。アアモンドグンシンは激しく追って最後は2馬身差くらいまで迫ったが届かず2着。その後ろは各馬一杯になる中ミスタカシマが他馬との混戦を抜け出して3着に入った。オールラウンダーが粘って4着。2番人気のキタノユウジロウは立て直しが遅れた上、直線での脚も鈍り7着に終わった。

次走へのメモ
コウシュハレガシー(1着):重賞は2着や3着が多く、なかなか勝てなかったこの馬がここで花開いた。今回は近走の成績からやや人気を落としていたが、その分じっくり攻めることができ、障害もひと腰、後は粘るのみというこの馬の理想の展開に持ち込んだ。久々にこの馬に乗ったベテラン藤野騎手の手綱捌きも絶妙であった。馬体も大きくないもののしっかり作ってきており兄のような安定感がある。この後はチャンピオンカップでトップ馬の胸を借りるか。
アアモンドグンシン(2着):序盤で前に行き切れず、障害でも立ち止まり、この馬の最も懸念された展開になった。最後の鬼脚は目の覚めるものがあっただけに、もったいなさこの上ない。落ち着いた展開の方が向いているのであろう。次の狙いはやはりチャンピオンカップか。古馬との対戦のみならず、ここでのライバルたちとの再戦が楽しみである。
ミスタカシマ(3着):隣の馬が障害で止まったのを見て、一気に障害を越えようと挑んだが、勢い余って完全に崩れてしまった。それでも立て直して3着まで取り戻したのはさすが実力馬といったところであろう。次に期待。次の狙いはやはりヒロインズカップでまず女王の座を確立させたいところだろう。
オールラウンダー(4着):こちらも障害力が生きた。各馬が苦しむところをコウシュハレガシーと共にひと腰でクリア、最後は経験不足の面は出たものの、しっかり走りきっての4着は今後に向けた収穫の方が大きかったといえる。今後は当面自己条件の特別戦などでの活躍を期待。
サンシルクラポピー(5着):当初からこの相手は厳しいと思われたが、無理に追わずこの馬のペースでの走りに徹し、最後は前の馬を拾って掲示板内に潜り込んだ。高重量で苦手の障害を克服できたことは大きい。次の狙いはやはりヒロインズカップか。
  その他では、オレワチャンピオン(6着)は先行馬として他馬を引っ張るような展開に持って行けず、得意な障害でも引っかかってしまい最後も失速。馬場も向かなかった。キタノユウジロウ(7着)も今回は障害の反応が特に悪かった。重量は経験していたので問題ないはずだが有力馬との牽制で力を使ったか。ハマノダイマオー(8着)は荷物が重く序盤からついて行けていなかった。ジェイコマンダー(9着)も高重量になると特に動きが悪くなるタイプだ。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 枠複 4-8 5枚 ワイド 4-10,4-9 各1枚
  レガシーの頭はさすがに買えなかったものの、8枠から流した枠複が引っかかってくれて、5枚入れていたのでなんとかプラスに持って行けた。大きい配当ではなかったが、前日の帯広記念が全くのゼロだっただけに、その負け分を取り返した形、なんとか助かったというところ。それにしても有力馬が相次いで障害で苦しむ結果になるとは、やはりばんえいは難しいよ。
  今回収支 +5,460
   (通常分) +4,850  (配当)9,350 (投入)4,500
   (単複・ワイド) +610  (配当)1,910 (投入)1,300
  今年度累計 -22,970(1/3・天馬賞終了時点)
   (通常分) -13,090 (配当 69,410 - 投入 82,500)
   (単複・ワイド) -9,880 (配当 18,620 - 投入 28,500)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2019データ・馬券成績表)

  このあと重賞は1か月ほどお休みです。(その間にもばんえいは毎週土日月と行われており、準重賞レースもあります。)次回重賞は2月9日、古馬牝馬の女王決定戦、BG1のヒロインズカップです。予想は前日までにアップしたいと思います。その間はツイッターや他のブログの記事を動かすかもしれませんので、そちらの方をお楽しみに。

2020年1月4日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】回顧・第42回帯広記念(1/2)

ばんえい重賞レース回顧
第42回帯広記念(BG1)-2020年1月2日-10R 200m直 晴 1.6%
  1着注(3)コウシュハウンカイ(藤本匠) 2分44秒8
  2着○(1)オレノココロ
  3着 (7)ソウクンボーイ
   単勝 3 1,370円(5番人気) 馬複 1-3 770円 三連単 3-1-7 30,680円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○等は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい2020年最初の重賞、第42回帯広記念は、今年度のグランプリ馬ながら5番人気となっていた明け10歳馬コウシュハウンカイが障害をひと腰で越え最後まで粘って勝利。このレースは2年ぶり2度目の帯広記念制覇となった。重賞はばんえいグランプリ以来今季2勝で通算13勝目。藤本匠騎手は今季重賞3勝で、帯広記念は一昨年同馬で優勝して以来2年ぶり3勝目、重賞通算71勝目。松井浩文調教師はこのレース実に7勝目、今季重賞3勝で通算63勝目。

レース振り返り
  年末年始の冬型の気圧配置により、帯広方面は気温は低いものの晴れて乾燥、力の要る重い馬場の上に、日暮れ前で向かい風が強くかなり走りにくそうな状況であった。
  レースは、高重量戦ならではのゆったりとしたペース。第1障害を各馬がしっかり越えて、それぞれが早めの刻みを入れながら進んだ。その中から想定どおりミノルシャープ、ゴールデンフウジンの6歳勢がやや前へ、ただペースが遅いため、他の各馬も出たり入ったりを繰り返しながらほとんど差がなくついていく。シンザンボーイ、ソウクンボーイといった後方から行くと思われた馬らも先頭集団へ。第2障害に向けさらにペースが落ちていった。そのままの流れで進み、第2障害手前に先着したのはミノルシャープ、しばらくしてシンザンボーイ、オレノココロといったところが続き、他の馬も相次いで到着。全く横一線に並んだ。ここまで89秒とかなりのスローペース。
  各馬十分に溜めてから、障害を先に仕掛けたのがミノルシャープ、続いて最内枠からオレノココロ、センゴクエースが障害に挑戦した。それぞれ天板近くまできたところで相次いで膝を折っては立て直しの繰り返しで苦心。シンザンボーイ、ソウクンボーイ、ゴールデンフウジンも相次いで障害に挑戦するがいずれも坂の天板手前で立ち止まった。各馬障害で苦しむ中、最後方から障害を攻めたのがコウシュハウンカイ。じわじわとせり上がるように坂を登り、ひと腰で障害をクリア。立て直したミノルシャープと並んで第2障害を越えた。その次にオレノココロが立て直して障害を越えて前を追う。後続は大きく離れされた。
  先頭争いはコウシュハウンカイがミノルシャープを押さえてわずかに先頭へ、オレノココロは3馬身差からじわじわと前に接近する。残り30mを切ったあたりでミノルシャープが遅れ始め、その後立ち止まり脱落、これをオレノココロがかわしさらにコウシュハウンカイに迫る勢い、2頭の一騎打ちへ。残り20mで2馬身差、残り10m手前で1馬身差に迫った。さらにオレノココロが半馬身差近くまで迫ったが残り10mを切ったところで一杯になり立ち止まった。コウシュハウンカイもゴール前でかなり厳しくなったが必死で歩ききり、ゴールを先頭で駆け抜けた。1番人気オレノココロも最後で立て直すが時既に遅く2着。3着争いはミノルシャープが度々立ち止まったところを、外からソウクンボーイとゴールデンフウジン、そしてセンゴクエースと追ってきたが、その中でしっかり追ってきた大外のソウクンボーイ。ミノルシャープをかわし、そのまま止まることなくゴールし3着に入った。終わってみれば明け10歳馬が1~3着を独占。当欄で本命に狙ったセンゴクエースは何度も膝折を繰り返し、時間がかかったためく、直線で追いかけ落ちてきた馬をかわしたものの4着までが精一杯であった。

次走へのメモ
コウシュハウンカイ(1着):各馬が障害で苦しむところ、今回は最後方から行って障害をひと腰でクリアし、最後は粘り勝ち。トップハンデ、近走の成績や前走の熱発による出走取消などから今回は厳しいと見られており5番人気に甘んじていたが、障害力と展開の利を生かして見事に歩ききった。体調も決して万全ではなく、馬場も重い中にもかかわらずこのようなレースができるのは、この馬の持つポテンシャルの高さというところか。この後は悲願のばんえい記念勝利に向けての調整となるが、その前のチャンピオンカップあたりも狙ってくるか。
オレノココロ(2着):馬体重が大きく増え体調は良かったと言える。障害で膝を折るのも想定内であっただろう。好位置で降りいつものように差し切れる態勢であったが、最後詰まってかわしきれなかったのは、コウシュハウンカイに上手く走られたということと、勝ち星からやや遠ざかっていたことで勝負勘が鈍っていたというところか。今後は当然ばんえい記念に向けての再度調整していくことになる。もちろん逆転可能な位置にいる。
ソウクンボーイ(3着):ペースが遅くなったところで好位置につけられた。障害で時間がかかるのは仕方のないところ。むしろ直線は最後まで止まることなく歩ききった。2年前のばんえい記念の時も然り、この馬が本来の力を出せればこれくらいは十分やれるというところだろう。10歳馬のレベルの高さも見せた。この馬も次の狙いはばんえい記念。今の調子をキープできれば上位進出のチャンスも。
センゴクエース(4着):前半のペースが落ち着き好位につけられた上に、障害も一歩引いたところから勢いで駆け上がる作戦に出たが、膝の甘さが出てしまい、何度も崩れては立て直しの連続。やはりこの馬は障害がすべて。もう少し落ち着いて登りたかったところだろう。動き自体は悪くなかったし、調子は上がってきている。ばんえい記念で意地を見せたい。
ゴールデンフウジン(5着):今回は初挑戦ということもあり、様子を見ながらのレース。障害も上げることを重点に置いていた。最後はライバルのミノルシャープをかわして掲示板に入っており、それなりに収穫のあったレースと言える。今後はオープン特別あたりで勝ち星を重ねていきたいところだが、ばんえい記念もチャンレンジできる目処はついたか。
  その他では、ミノルシャープ(6着)は中間まで先頭を引っ張るなど自分の形には持って行けていた。さすがに高重量ではスタミナ切れとなってしまったが、こちらも良い経験ができたのではないか。シンザンボーイ(7着)は珍しく障害で手間取った。二の腰が入らず膝折まで出る始末。流れが向かなかったか。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 なし
  銀河賞以来の完全ハズレ。それまでもじわじわマイナスはボディブローのように増えていただけに、ここでボウズとは参った。コウシュハウンカイの評価を下げすぎたのと、やはり本命センゴクが4着どまりだったことがすべて。こういう時もあるから取れるときにはきっちり取っていかなきゃなんないんだけどな。
  今回収支 -5,500
   (通常分) -4,200  (配当)0 (投入)4,200
   (単複・ワイド) -1,300  (配当)0 (投入)1,300
  今年度累計 -28,430(1/2・帯広記念終了時点)
   (通常分) -17,940 (配当 60,060 - 投入 78,000)
   (単複・ワイド) -10,490 (配当 16,710 - 投入 27,200)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2019データ・馬券成績表)

  この後すぐ、次の記事で天馬賞の回顧をアップします。

2020年1月1日水曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】重賞予想・第13回天馬賞(1/3)

  ばんえい年末年始の重賞シリーズ。正月2日は帯広記念、そして3日は明け5歳世代の三冠最終戦、天馬賞です。レース番号がこれまでと変わっていますので注意しましょう。なお、マツノタイガーは競走除外となりました。(1/3)

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第13回天馬賞(BG1)
(2020年1月3日(金)16:40発走 帯広11R ダ200m 5歳オープン定量)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
ジェイコマンダー 牡5 760 西将太 金山明 青毛 差
  ハマノダイマオー 牡5 760 藤本匠 松井浩 鹿毛 差
  オールラウンダー 牡5 760 西謙一 西弘美 鹿毛 先
コウシュハレガシー 牡5 760 藤野俊 平田義 栗毛 先
除外 マツノタイガー 牡5 760 船山蔵 小北栄 鹿毛 追
  オレワチャンピオン 牡5 760 菊池一 中島敏 栗毛 逃
  サンシルクラポピー 牝5 740 村上章 鈴木邦 栗毛 差
キタノユウジロウ 牡5 760 松田道 村上慎 栗毛 差
ミスタカシマ 牝5 740 鈴木恵 槻舘重 栗毛 先
10 アアモンドグンシン セン5 760 長澤幸 小林長 鹿毛 逃
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「天馬賞」の概要と傾向
  毎年、前日の帯広記念に引き続き、正月3日に行われるBG1格付の重賞。4歳馬が年が明けて5歳馬となり、前年からの柏林賞、銀河賞と続いたこの世代の重賞三冠の最終戦である。今年が13回目とまだ歴史が浅いが、定量戦であり、世代チャンピオン決定戦として定着している。
  傾向としては過去10年で1番人気は(6,1,2,1)と強く、実力馬がその力を遺憾なく発揮できるレースと言える。1番人気が敗れる場合とは実力が拮抗している場合に限られる。前年のばんえいダービー馬が過去10年6勝とやはり強い。また当該年度の三冠では、柏林賞馬が(3,2,0,5)、銀河賞馬が(5,1,0,3)でこのあたりはハンデ差があって微妙だが強い馬は強いと言える。牝馬の出走も多いレースだが、優勝は2016年のキサラキクのみ。騎手では鈴木恵介騎手が5勝とリード。以下、藤本匠騎手が3勝、松田道明騎手が2勝、あとは昨年の西謙一騎手と、現役騎手の優勝はこの4人のみである。

今回のみどころ
  明け5歳馬にとって最後の世代重賞。この世代のこれまでを振り返ってみると、主なところでは、ミスタカシマがナナカマド賞、ばんえい菊花賞、柏林賞と牝馬重賞3レースの計6勝で賞金ランクもトップ、アアモンドグンシンがばんえい大賞典、ばんえいダービーに加え、古馬混合のドリームエイジカップを勝ち、重賞3勝、そしてキタノユウジロウが4歳になってからはまなす賞、銀河賞と勝っており、これが3強といったところか。もちろん他の馬も上位で争っている。この天馬賞が総決算と言って良いだろう。天馬賞は堅いレースとは言われているが、今年はどの馬も古馬戦線で既に中心的存在となっており、いずれも勝てるだけの力を持っている。高いレベルでの混戦模様の中どの馬が抜け出すか。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 ジェイコマンダー:重賞は2歳時はヤングCS2着などがあるが優勝はない。3歳以降では苦しいレースが続き掲示板外に沈むことも多かった。平場戦など軽めのレースでは動きが良いが、重賞になると動けないのは重い荷物が苦手というところか。流れに自在に合わせることができ一瞬の切れ味も持っているが、最後まで続かないこともある。障害も得意ではないが遅れるほどではない。勢いがつけば戦える。
 2 ハマノダイマオー:重賞は常連ではあるが、成績は上がっておらず、ナナカマド賞と大賞典の4着が最高で他は大敗が多い。展開も向かない上に障害も苦労している。これが特別戦や平場戦になるとガラリと一変。動きが軽くなり、直線でも鋭い切れ味を見せる。軽馬場ならなお歓迎。明らかに重い荷物や馬場が苦手なようだ。障害のデキもこの馬に流れが向くかで決まる。前半からできるだけ前に詰めて行きたい。
 3 オールラウンダー:重賞は4歳に入って銀河賞に出走したのが唯一。この時は繰り上がり出走で、9着に敗れているものの大きく離された負け方ではなかった。むしろ大外枠でよく動けたというところだろう。その後は自己条件の特別戦などで軽い動きで快勝している。障害は上手でしっかり越えてくる。その割に道中の動きは平凡で遅れを取ることも多い。父はナリタボブサップで大きいレースには強そうだが。
 4 コウシュハレガシー:重賞は常連だが未だ優勝はなく、2着は柏林賞のみ。そして3着が実に5回とブロンズコレクターとなっている。時には攻めて前に行ったり控えて瞬発力に賭けたりと自在に立ち回ることができる。しかし善戦はするものの勝ちきるところまでは行っていない。近走は障害で止まる場面も見られ気がかりではあるが、これは古馬オープン級の強い相手と戦ってのもの。しっかり流れに乗りたい。
 5 マツノタイガー同馬は競争除外となりました。出走権をめぐる最後の切符を手にしてここに進んできた。重賞は3歳時に菊花賞に初めて出走して以降、ひととおり出ているがいずれも掲示板外と結果は出ていない。本来は前半に好位につけて直線の切れ味で勝負するタイプだが、荷物が重くなると極端に動きが悪くなる。シーズン前半は連勝を重ねるなど活躍していたが、近走やや壁に当たっており直線も不発になっている。障害はこなす。
 6 オレワチャンピオン:これまで重賞にはほぼ顔を出しており、2歳時のヤングCSで逃げ切って優勝している。先行力があり障害が上手で崩れるてしまうことはまずない。切れ味が鋭いわけではなく、やや決め手に欠ける部分があるが最後まで粘って走れる。1100kg前後の完成された雄大な馬体で、力はいつでも出せる状況にある。軽馬場なら更にスピードが生きそう。重賞勝ち経験の存在感を示したい。
 7 サンシルクラポピー:これまで牝馬重賞に出走し、黒ユリ賞とクインカップで3着の実績があるが、牡馬などを交えた世代重賞の出走は初めて。兄は重賞戦線で活躍したオイドンで、兄同様抜群のスピードを持っており、今年度の軽量戦の疾風賞では0分54秒台で走りスピードスター賞馬のアアモンドロシアを完封した。課題は障害で一腰で上がらない時の方が多い。立て直せばかなり後方からでも届く脚がある。
 8 キタノユウジロウ:重賞はダービーなど2着が多かったが、はまなす賞で接戦を制し重賞初制覇以降、銀河賞でも積極的に攻めて行って他馬を押さえ込んで勝利した。古馬重賞のドリームエイジカップでは5着ながら、古馬と同じような重量を背負わされる中よく粘っていた。今日の重量はこれまでも十分経験しており、荷物で苦しむことはないだろう。障害力も抜群でまず崩れない。瞬発力がもう少し欲しいところ。
 9 ミスタカシマ:先述したように重賞は既に6勝。牝馬重賞を除いてもやはり世代トップであることは間違いない。今シーズンは主戦の鈴木騎手のスケジュールを踏まえ特にレースを絞り込んでおり、狙いをつけたレースは確実に結果を出している。通常であれば自然と好位置につけ、上手に障害を抜けて最後で突き放すというのがこの馬ならではの展開となっている。キサラキク以来5年ぶりの牝馬の制覇なるか。
 10 アアモンドグンシン:重賞は先述のようにばんえいダービーを含む3勝。その中でもドリームエイジカップでは古馬一線級相手に堂々の戦いを挑み、障害を先頭で越えて10秒以上の差をつけ圧勝したことが特筆される。早くから古馬重賞にも挑戦し揉まれていることで経験値を上げている。障害さえ抜けてくればトップ馬でも追いつけないくらいのスピードを持っている。苦手の障害は先行力でカバーしている。

【はむ!の見解まとめ】
  今シーズン重賞勝ちの有力3頭が外に並んで入り、互いをかなり意識しながらのレースになると思われる。馬場状況もポイントだが、天気が大きく変わる要素もなく、重くも軽くもなくといったところか。   レース展開だが、先行馬不在のメンバーだが、最近はアアモンドグンシンが序盤から飛ばしていく傾向にあり、今回も大外で揉まれたくないことから先頭を切っていくことが考えられる。他ではオレワチャンピオンが前半が速く、コウシュハレガシーも前に行きそう。そしてキタノユウジロウ、ミスタカシマの位置取りがポイント。キタノユウジロウは銀河賞の時にように早めに詰めてくるか。ミスタカシマはこれを見ながら行くとしても遅れは取りたくないところ。障害では横一線の勝負になりそうで、しっかり第2障害をまとめた馬が有利だろう。
  そして予想だが、やはり3強を中心とした争いにはなりそう。ただ牽制しあうと内枠の馬が突っ込む可能性も。そして流れをトータルでみて、当欄では、今回は世代ランクトップの◎(9)ミスタカシマを本命にした。やはり障害力がメンバーの中でも抜けているのが強み。最後まで走りきれる粘りもある。完成された牝馬で上積みは少ないように見えるが、狙ったレースをしっかり勝ちにくる。体調が順調なら勝負強さで一歩リードか。
  差のない対抗に○(8)キタノユウジロウを推す。銀河賞で見せた積極的なレース運びが再び見られるか。その後も高重量戦で力を付けており、勝ちきれる可能性は十分にある。そしてもう一頭の実力馬▲(10)アアモンドグンシン。ドリームエイジカップの快勝、その後のオープン勝ちなどインパクトは大きいが、この馬は古馬相手の方が落ち着いて走れそう。今回は大外に入ったこともあり、障害のリスクも勘案して単穴評価にした。もちろん勝つときは強い勝ち方を見せるだろう。
  3強が抜けているように見えるが、枠が並んでおり、内側の馬で楽に走れる馬が大駆けすることも。その中では△(4)コウシュハレガシーが面白そう。こちらも重賞3着以内が6回の実績馬。近走はやや不調に見えるが、流れと相手関係によるもの。流れに乗れれば上位に割って入ることは可能。あとは、勢いが戻ってきた注(1)ジェイコマンダー、これまで重賞では苦戦しているが、近走の動きは良くなっている。その他では先行力のある(6)オレワチャンピオンも軽い馬場になれば逃げ粘りのチャンスはあるが流れは厳しいか。牝馬(7)サンシルクラポピーも抜群のスピードを持っているが今回は荷物が重そう。他の馬は力の差が大きく現状では上位進出は難しいか。

はむ!の馬券狙いどころ:
  年末年始の重賞シリーズも最終戦。さすがに4連チャンはきつい。本命サイドだと返りは安いし、穴狙いすると外れる。しかし最後はしっかり決めたいところ。今回は3強どれも強いので幅を広げるとどんどん安くなってしまう。ここはミスタカシマの頑張りに期待して厚めに、なるべく点数を絞って。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 9→8,10→8,10,4,1 合計6通り 各200円
      8,10→9→8,10,4,1 合計6通り 各200円
      8=10→9,4,1 合計6通り 各100円
  枠複 8=7,8,4 合計3通り 各500円 合計 4,500円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 9 600円
  ワイド 4=9,8,10,1 1=9,8,10 合計7点 各100円
  合計 1,300円で勝負! 

  天馬賞の結果と回顧は、前日の帯広記念の結果等と合わせて数日以内に報告したいと思います。

【はむ!のばんえい競馬watch2020】重賞予想・第42回帯広記念(1/2)

  2020年になりました。今年は皆さんにとっても、自分にとっても良い年でありますように。
   さて、新年最初のばんえい重賞は、4大記念競走の最終戦・帯広記念です。全国発売となっており、普段ばんえいの馬券が発売されない地方競馬の場外馬券売り場などでも購入することができます。地区によってはこの日の帯広競馬全レースが購入できるところがあります。なお、帯広記念はレース番号と発走時刻が例年と少し変わっていますので注意しましょう。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第42回帯広記念(BG1)(全国発売)
(2020年1月2日(木)16:10発走 帯広10R ダ200m 4歳以上オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
オレノココロ 牡10 910 鈴木恵 槻舘重 青毛 差
ミノルシャープ 牡6 900 島津新 大友人 鹿毛 逃
コウシュハウンカイ 牡10 920 藤本匠 松井浩 栗毛 先
シンザンボーイ 牡9 900 阿部武 坂本東 栗毛 差
センゴクエース 牡8 900 菊池一 槻舘重 鹿毛 差
  ゴールデンフウジン 牡6 900 藤野俊 今井茂 青毛 差
  ソウクンボーイ 牡10 890 村上章 西邑春 鹿毛 追
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「帯広記念」の概要と傾向
  古馬重賞のばんえい4大記念競走の最終戦。BG1格付けのレースの中でも、3月のばんえい記念に次ぐ大きなレースで、ばんえい記念とともに農林水産大臣賞典の冠が付いている。毎年正月2日に行われるレースとして定着しており、以前から唯一このレースのみ全国の地方競馬場など馬券が発売され、一種のお祭りとなっている。
  荷物の重さが900kg前後の高重量戦。力と力の勝負である。しかしながら荒れることで有名で、過去10年1番人気は(1,0,4,5)と大苦戦、昨年オレノココロが1番人気で11年ぶりに勝利するまでその間2着もなかった。2014年ホリセンショウや2015年フクドリなど人気薄がしばしば優勝、これは重量適性が合ったものと思われる。一方、2~4番人気が過去10年7勝しており、始めから大穴狙いは危険。馬場状態や力関係など全体の状況をしっかり見極めたい。
  勝ち時計は通常の馬場だと2分30~40秒くらい。これより軽くなるとその適性に合った馬が台頭してくる。基本的には9歳以上の高齢馬が強いが、6~7歳でも実力があれば戦える。牝馬は以前はフクイズミのように勝てる馬も出ていたが、ここ6年間は出走がない。騎手では鈴木恵介騎手が4勝(うちオレノココロで3勝)と現役最多でリード、藤野俊一騎手が3勝で続く。

今回のみどころ
  正月最初の重賞にして大一番。全国から注目されるレース。今回は勢いのある明け6歳から5頭出走権があったが、メジロゴーリキら3頭が回避し7頭立てとやや寂しい感じもするが、それでもばんえいを代表する実力馬は顔をそろえた。これまでばんえいを引っ張ってきたオレノココロ、コウシュハウンカイは明けて10歳になる。当然まだまだ衰えるような時期ではないが、最近は若馬勢も台頭してきている。明け6歳勢からは古馬重賞でも上位に入っているミノルシャープらの勢いに注目だ。さらには北見記念で勝ったシンザンボーイ、ばんえい記念馬のセンゴクエースら中間層も調子を上げてきており、これまで以上に各馬の力の差は縮まってきているといえる。ただし高重量戦ともなると、古馬勢も意地を見せたいところだろう。荒れる帯広記念ということも含めてどんな展開が待っているのであろうか。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 オレノココロ:ここまで重賞通算23勝、帯広記念は3勝と名実ともにばんえいのトップ馬。今シーズンも当初、オッズパーク杯、旭川記念と連勝し強さを見せていたが、夏に入り体調を崩したこともあって、グランプリなどでは全く動けず障害も苦労した。その後北見記念を回避するなど立て直しを図り、馬体重も1200kgを越え、十分戦えるほどに回復。あとはスピードのある若馬勢にしっかり対応できることがポイント。重量戦なら対応可能だろう。
 2 ミノルシャープ:黄金世代とも言われる明け6歳馬の1頭。重賞ははまなす賞を3歳で優勝したのと、4歳時に銀河賞に勝っている。今シーズンは5歳の準重賞・朱雀賞を逃げ切って勝っているが、それ以外は目立った勝ち星は上げられていない。しかし各レースで善戦しており、旭川記念のほか比較的荷物の重い北見記念でも2着に粘っている。とにかく先行力と障害力は抜群。最後の10mでの詰めが甘いのが泣き所だったが最近は粘りが増している。
 3 コウシュハウンカイ:重賞は通算12勝。安定した成績でばんえい界を引っ張る。帯広記念は5度目の出走、前々回に優勝している一方、この馬としては大敗している例も多く、決して得意なレースとは言えない。今シーズンはばんえいグランプリで快勝するなど勢いのある時期もあったが、その後ハンデ差があったとはいえ重賞で大敗するなどその勢いに陰りがあるようにも見えた。勢いのある若馬に展開を作られてしまうとこの馬の持ち味は半減する。
 4 シンザンボーイ:今年度の北見記念で8歳にして重賞初優勝。そして明け9歳となるが、ここにきて更に充実してきているイメージ。帯広記念は3度目の出場。前回に4着に入っている。いわゆるBG1のレースには繰り上がりで臨むことが多かったが、出てくれば滅法強く掲示板内にしっかり食い込んでくる。今回は堂々の賞金ランク上位での出走。中団に控え障害をじっくり越えて直線でじわじわ伸びていくタイプ。高重量戦でこそ力の出せる馬。
 5 センゴクエース:重賞は昨年度ばんえい記念勝ちを含み通算8勝、帯広記念は昨年初出走で5番人気ながら2着に食い込んだ。8歳馬となり最も充実するころだが、今シーズンは障害で大きく崩れ苦しんだ。立て直しにも時間がかかったが、前走ドリームエイジカップで追い込んで2着に入り、ようやく復活の兆しが見えた。デビュー時から圧倒的なスピードでスケールの大きさで常に注目され続けていたが、障害の苦手意識が唯一のウィークポイント。
 6 ゴールデンフウジン:明け6歳馬勢の1頭で帯広記念は初登場。重賞は常連だが勝ったのは2歳時のナナカマド賞のみ。この馬の持ち味はやはり一瞬の切れ味。瞬発力ならメンバー中でも1,2を争う。障害は得意とはいえないが、崩れかけても立て直すだけの器用さがある。むしろ最後の粘りの方が課題か。特別戦ならオープン馬相手でも勝ちきる力があるだけに、一押しのためにはもう少しパワーアップが必要か。同世代のライバルには負けられない。
 7 ソウクンボーイ:明け10歳馬。帯広記念は3度目の出走。この馬も忘れては困るとばかり、重賞にはしっかり顔を出している。過去の重賞勝ちは2歳時のヤングチャンピオンシップのみで、それ以来7年離れている。これまで頭数揃えで出ている感はあるが、高重量戦では案外好走しており、一昨年のばんえい記念で勝ち馬の7秒差に迫った実績が光る。障害さえ越えてくれば直線でしっかり歩けるので、なんとか前半で流れについて行きたいところ。

【はむ!の見解まとめ】
  先述のように古馬勢がこれまでどおり実力を発揮するのか。それとも新興勢力が台頭するのか。高重量戦のここで真価が見えてくると言っても過言ではない。番狂わせの多い帯広記念、実力は接近しており、少頭数とは言え馬券的には面白いとみる。馬場状態だが、大晦日にわずかな降水があった後気温が下がっていることから重くもなく軽くもなくと言ったところか。
  展開を想定すると、逃げると思われたメジロゴーリキがいないので、同じ6歳のミノルシャープそしてゴールデンフウジンが前半は引っ張っていく形か。ただ900kgもの重い荷物は初経験。これまでのように楽に行けるかどうか。それらを考えるとペースは落ち着きそう。そうすればコウシュハウンカイも楽に前に行けそうか。オレノココロ、シンザンボーイが中団、センゴクエースは障害重点のため控えることが考えられる。障害はどの馬もひと腰は難しいと見られており、しっかり踏みしめて、崩れても立て直しの早い馬が行けば、最後の展開のカギを握るだろう。
  予想だが、1番人気が成績が上がっていないことを踏まえ少しひねっていきたい。そこで当欄ではもうそろそろ本格化しても良いだろう◎(5)センゴクエースを本命に持ってきた。とにかく苦手の障害などリスクは大きいが、そこはばんえい記念勝ち馬。負担重量も900kgを越えてくると特に若馬勢が苦しむことが想定される中、じっくり焦らず行ければこの馬の流れになるだろう。障害がすべて。
  そしてこのレース4勝目を目指す○(1)オレノココロは対抗の方に持ってきた。これまでの不調からようやく立て直しつつある。半年勝ち星から遠ざかって以降はまだ勝ち切れていないがそれでも実力馬、8分の力でも十分戦えるだろう。ただこれまでのような強さが戻ってくるかどうか。単穴には▲(4)シンザンボーイを狙いたい。北見記念で本領を発揮して以降力を出せる状況にある。これまで同様に流れに上手く乗れれば逆転の可能性も高重量は歓迎材料。
  明け6歳勢からは、先行力と切れ味のある△(2)ミノルシャープに、最後の粘りを期待したい。ここに来て馬体も充実しており力はつけてきたイメージ。そして今年のグランプリ馬注(3)コウシュハウンカイがこのレース2勝目を目指すが、近走ドリームエイジカップなどでは流れについて行けない場面があるところが若干心配。前走も出走取消と順調さに欠ける分、今回は評価を下げた。あとは(7)ソウクンボーイは高重量得意で、調子も上がってきており、一発はありそうだが、さすがにこのメンバーでは届かないか。(6)ゴールデンフウジンもまともに走って障害を越えた時にはチャンスはありそうだが、どこまで粘れるかというところ。

はむ!の馬券狙いどころ:
  年末年始重賞シリーズの後半戦。年末のダービー、YCは堅く決まり、収支的にはギリギリ踏みとどまっているというところ。帯広記念ではしっかり夢を見よう。
  オレノココロの復活も期待されるところだが、馬券的に狙いたいのはやはりセンゴクエース。もちろん全くアテにはできないが、それでもばんえい記念馬。ここはしっかり立て直してくれるものと思う。センゴクから行くなら手広く。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 5=1→4,2,3 合計6通り 各200円
      5→1,4,2,3→1,4,2,3 合計12通り 各100円
      1→5,4,2,3→5,4,2,3 合計12通り 各100円
      4→5,1→5,1,2,3 合計6通り 各100円 合計 4,200円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 5 600円
  ワイド 4=5,1,2,3 2=5,1,3 合計7点 各100円
  合計 1,300円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、3日の天馬賞と合わせて数日後に報告したいと思います。次の記事は先に3日の天馬賞の予想をできれは本日中にアップします。