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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2021年6月4日金曜日

【はむ!のばんえい競馬watch】重賞予想などは当面休養します

(いまさらながら)方針変更
  これまでも示唆しておりましたが、筆者またまた今年も転勤がありまして(今度は鹿児島県→岐阜県)、今までバタバタしておりました。(というかまだバタバタしています。)
  一方、個人的には、昨今公私ともいろいろあって、ネットへの向き合い方も難しくなってきました。それでも、ホームページは20年以上、当欄のばんえい予想だけでも10年近く続けてきて、もしかして誰かの役に立てていればと思い、今までは無理してでもできる範囲のことは続けてきました。しかしながら今の状況では今後も同じようにやっていくのは、物理的にも精神的にもキツくなっています。ツイッターなどもたまにつぶやく程度だし、ホームページやメインのブログに至っては完全放置状態です。
  このような言い訳じみたことは、これまで当欄でも何度も言っており聞き飽きたかもしれないので、結論だけ申しますと、当欄での重賞予想は当面休養します。重賞予想とかやり出すとそれなりに時間とエネルギーが必要で、しかもやり出したら止められないというのがありますので、ここらで一区切り入れたいと思います。応援してくださった方には申し訳ありません。
  でも、何か気持ちが変わったとかそういうことはありません。当欄で応援しているばんえい競馬を取り巻く状況もまだまだ厳しいものがあり、さらに応援していきたいと思います。筆者としては、これからもtwitterとかは続けますし、当欄でも何らかのコラムは随時書いていきたいと思います。
  それでは、今後もばんえいを応援してまいりましょう。

  なお、ばんえい重賞結果一覧表は引き続き更新しています。(2021バージョンになっています)
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2021データ)

2021年4月25日日曜日

4/23~ばんえい2021年度シーズン開幕!(第1回能検結果と筆者おわび)

第1回能検成績など
(おわび)
  すみません。筆者また引っ越しでまだ終わっておらず、ほとんど今作業ができません。というか、今後もこれまでのような重賞予想などは難しいのではないかと思います。ただ、なんらかの形で続けられればと思っていますので、よろしくお願いします。
  とりあえず先日4月18日に行われた第1回能力検査の結果をまとめました。(筆者独自集計による合否別・タイム順一覧表(父母、毛色、生産地などの情報入り))参考にしてください。
  ・2021年 2歳馬・第1回能検(4/18)合格・タイム順一覧表

  今年度最初の重賞は5月2日(日)ばんえい十勝オッズパーク杯がありますが、そういうわけで、いつもの重賞予想はできないかもしれません。また、twitterなどなんらかの形で今後の方針についてお知らせしますのでお待ちください。

  それでは、今後もばんえいを応援してまいりましょう。

2021年3月28日日曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2021】回顧・第53回ばんえい記念(3/21)

ばんえい重賞レース回顧
第53回ばんえい記念(BG1)-2021年3月21日-9R 200m直 小雨 2.7%
  1着 (9)ホクショウマサル(阿部武) 2分43秒4
  2着注(4)キタノユウジロウ
  3着▲(6)コウシュハウンカイ
   単勝 9 390円(2番人気) 馬複 4-9 1,770円 三連単 9-4-6 13,330円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎等は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい競馬の最高峰、農林水産大臣賞典第53回ばんえい記念は、2番人気の10歳馬ホクショウマサルが、障害3~4番手から、直線で一気に抜け出して快勝。重賞は3歳時のばんえいダービー以来久々の勝利で通算3勝。阿部武臣騎手はばんえい記念初優勝で通算28勝。合わせて阿部騎手は初の今年度リーディングとなった。坂本東一調教師もばんえい記念初優勝で重賞通算15勝目。

レース振り返り
  帯広は当日朝から雪模様、午後からはみぞれから小雨に変わって、極端な高速馬場にはならなかったが、それでもかなり軽い馬場となっていた。
  レースは、スタートからダッシュで進み、ホクショウマサルがやや置かれ気味ではあったが、全体的にばんえい記念としては速いペースで、第1障害へ進んだ。第1障害ではミノルシャープを先頭にメジロゴーリキ、それにセンゴクエースが勢いをつけて前に出て先頭グループへ、後続も差がなく続いた。各馬は早めの刻みに入り、その間にコウシュハウンカイ、オレノココロといったところも前に追いつく。さらに各馬小刻みに息を入れて1,2障害の中間に向かう。ペースは落ち着いた。その流れの中でミノルシャープ、メジロゴーリキが行くところ、コウシュハウンカイが徐々に前に進む。さらに外からオレノココロ、その外から遅れていたホクショウマサルも追いつき、中枠からはキタノユウジロウも徐々に前に取り付いて、5~6頭が何度も刻みを入れる中で出たり入ったりしながら、1,2障害の中間を越えた。第2障害に向けては、ミノルシャープにコウシュハウンカイが並びかけこれがやや前に出た。オレノココロ、ホクショウマサルが並ぶようにこれを追いかけ、センゴクエース、キタノユウジロウも差がなく続く。カンシャノココロも追いかけ、メジロゴーリキはやや置かれた。シンザンボーイとソウクンボーイは前のグループからは遅れて進んだ。そして第2障害手前にはコウシュハウンカイが先着。続いて、ここまで98秒と、道中流れが落ち着いたこともあって、ばんえい記念としてはやや速めぐらいのペース。続いて、オレノココロやミノルシャープら各馬が続々と到着。馬によっては障害のやや手前に位置取り、第2障害の挑戦に備えた。
  各馬十分溜めた後、最初に障害を仕掛けたのはオレノココロとコウシュハウンカイ。オレノココロは坂の中腹でストップ、コウシュハウンカイはしっかり越えた。そして差がなく、カンシャノココロ、キタノユウジロウ、ホクショウマサル、ミノルシャープと続々と障害を仕掛け、カンシャノココロあたりが膝を折りかけたものの、その他はいずれもスムーズに障害を越えた。態勢はコウシュハウンカイにキタノユウジロウが続き、ミノルシャープとホクショウマサルがほぼ同時に障害を降り、これに立て直したオレノココロが5番手で続いた。
  直線は勢いを付けて、残り30m手前ではコウシュハウンカイにキタノユウジロウが並びかけ、2馬身差でホクショウマサル、ミノルシャープが追いかけ、4~5馬身遅れてオレノココロが続く展開となった。残り30mあたりからホクショウマサルが加速して前の2頭に徐々に近づき、さらにキャンター気味に勢いを付けて並びかけてきた。先頭はコウシュハウンカイがキタノユウジロウを引き連れながら逃げ切りを図るが、ホクショウマサルの勢いが良く、残り20mで一気に前をかわし先頭へ。コウシュハウンカイ、キタノユウジロウも懸命に粘り、4番手のミノルシャープも追う。しかし、ホクショウマサルの勢いは止まらず、残り10mからは突き放して最後は1馬身差を付けてゴールを駆け抜けた。2番手争いは追っていたコウシュハウンカイにキタノユウジロウが再度並びかけ、ゴール直前でかわしてキタノユウジロウが2着。わずかに遅れてコウシュハウンカイが3着に入った。その後は粘っていたミノルシャープが立ち止まって、その間に後ろから追っていたオレノココロがかわし4着、ミノルシャープは5着に残った。なお、当欄で対抗としていたセンゴクエースは速いペースについて行けず9着に敗れた。

次走へのメモ
ホクショウマサル(1着):軽馬場を生かししっかり差し切った。序盤はいつものように立ち後れたものの、1,2障害の中間までに早めに前に付けることができ、あとは自分のペースで進められたことが、障害でのひと腰、そして直線での切れ味につながったのではないか。軽馬場とはいえ1トンを引っ張りながらの直線でのキャンターでの走りは圧巻。力強さを見せつけた。新王者として、来シーズンは追われる立場となるが、障害さえ気をつければ、重賞も何勝かできそう。昨年のようなダメージも少なそう。まずは年度明け初戦のオッズパーク杯を皮切りに、4大競走をじっくり狙ってきそう。
キタノユウジロウ(2着):6歳馬でこの走り。軽馬場が味方したとはいえ、前日にイレネー記念で勝った菊池騎手が代役ながら積極的なレース運びを展開、それが功を奏した。最後はコウシュハウンカイをゴール直前で差し切るなど、粘りのあるところも見せた。障害力があり、ある程度走れることは期待されていたが、ここまでやれるとは・・というイメージだ。軽馬場でこの馬も1トンのダメージを軽減されたことは大きい。これで6歳世代のトップとなり、オープン馬の牽引役としての活躍が期待される。
コウシュハウンカイ(3着):レースとしては軽馬場で先頭で抜け出して期待されたが、全体としては若馬のペースに巻き込まれて、最後は3着に残るのがやっとであった。まずはお疲れ様といえるラストラン。ばんえい記念のタイトルは獲得できなかったが、その他重賞などでは常に上位に入り、安定した存在感を見せた。これで引退となるが、安定した成績の出せる産駒を出せるよう期待したい。
オレノココロ(4着):まさに軽馬場に泣いた。前半はある程度ペースが落ち着いたため、前に付けられていたが、それでも追走に懸命というところで余裕はなかった。障害を最初に仕掛けたのもそのあたりの意識はあったのだろうが、結局立ち後れて、4着が精一杯。不完全燃焼のイメージはあるがここは仕方ない。種牡馬としての活躍を期待。
ミノルシャープ(5着):昨夏以降大きく調子を崩し、立て直しに時間がかかっていたため、ここではどうかと思われたが、序盤にハナを切って進むなどほぼ完調に近いところまで戻していた。最後はさすがに息があがったが、それでも掲示板内は立派。来シーズンは前半から活躍が期待される。
メジロゴーリキ(6着):最初はレースを引っ張る勢いがあったが、全体的に速く展開して逆に追いかける態勢となってしまったのが敗因か。障害でも躓いていた。やはりこの馬は重馬場でこそ持ち味の出せる馬。
カンシャノココロ(7着):一昨年のこともあるので、無理して行かずしっかり溜めてから障害を上げて少しでも着順を上げることに重点を置いていたようだ。しかしやはりもう少し馬場は落ち着いてほしかったか。
シンザンボーイ(8着):実績的には他の有力馬に見劣りせず、調子がよければ前半から詰めることも可能であったはずだが、無理しては行かなかった。障害は越えたが、その時は前とは既にかなり離されていた。
センゴクエース(9着):各馬が障害をひと腰で越えていったため、多少慌てた面もあったか。やはり障害で動けず完敗。軽馬場も歓迎できず。序盤からもう少し前に行ければ良かったのだが。
ソウクンボーイ(10着):ラストランで勝負に出るイメージではなかった印象。終始後方から行っていた。ただ苦手な障害は越えていただけに、まだ余力残しのまま引退というところか。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 ワイド 4-9 1枚 4-8 2枚
  ホクショウマサルか~。確かに力のある馬だし、馬場も向いている様子だったし、調子も上がっていて怖い存在だったけど、やはり目移りする馬も多く、ここを中心にはできなかったな。何はともあれ、素晴らしいレースだった。マサルには脱帽。馬券の方はまたワイドのみ。これは仕方ない。そして今年は以下のとおり結局通常分もマイナスに落ちたところで終了。ま、例年はもっとひどいのでまだましといったところ。来年度の方針は未定だけど、いずれにしてもばんえいを買うことには変わりないので、また引き続き頑張っていこう。
  今回収支 -6,910
   (通常分) -6,100 (配当)0 (投入)6,100
   (単複・ワイド)-810 (配当)1,290 (投入)2,100
  今年度累計 -13,020(3/21・ばんえい記念終了時点)
   (通常分) -1,620 (配当 114,380 - 投入 116,000)
   (単複・ワイド) -11,400 (配当 28,000 - 投入 39,400)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2020データ・馬券成績表)

  これにて、今年度は終了です。予想に付き合っていただきありがとうございました。先にお知らせしたとおり、現時点では次年度の方針は未定ですので改めてお知らせしますので少々お待ちください。なお、2021年の開幕は4月23日(金)、最初の重賞は5月2日のばんえい十勝オッズパーク杯です。またその前の4月18日には新しい年度にデビューする2歳馬の能力検査があります。

2021年3月27日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2021】回顧・第52回イレネー記念(3/20)

ばんえい重賞レース回顧
第52回イレネー記念(BG1)-2021年3月20日-11R 200m直 曇 0.8%
  1着 (2)オーシャンウイナー(菊池一) 2分02秒0
  2着◎(6)ネオキングダム
  3着△(5)ミソギホマレ
   単勝 2 390円(2番人気) 馬複 2-6 1,110円 三連単 2-6-5 26,640円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎等は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい明け3歳の頂点決戦第52回イレネー記念は、2番人気に推されたオーシャンウイナーが、障害3番手から直線で抜け出して押し切って優勝。重賞初出走で初優勝となった。父キタノタイショウもイレネー記念を勝っており父子制覇、同馬の産駒としても重賞初制覇。菊池騎手はこのレース初優勝で重賞は昨年の北斗賞(センゴクエース)に勝って以来通算6勝目。中島敏博調教師もこのレース初優勝で重賞通算3勝目。

レース振り返り
  ロードヒーティングも切れて、完全に春の馬場。翌日は雨か雪予報だが、その前のカラカラ天気で馬場はかなり乾いてソリの動きも悪い重馬場となっていた。
  レースは、スタートから第1障害まで勢いよく進みほぼ横一線。第1障害はタカナミとアバシリサクラが先に越えたが、後続も差がなく続いた。その後は各馬刻みを入れ、ゆったりとした流れに落ち着いた。1,2障害の中間にかけてはタカナミが行き、ネオキングダムが徐々に前に付け、中間あたりではアルジャンノオーや大外のカイセキングオーが追いついた。全体としては遅れを取る馬も少なく、各馬ほとんど差がないまま第2障害に向かう。その後、ネオキングダムとアルジャンノオーが心持ち前に出て、第2障害手前に到着。後続も相次いで追いついた。ここまで67秒のややスローペース。
  各馬が一斉に揃ったところで、ネオキングダムとアルジャンノオーがほぼ同時に障害を仕掛けた。2頭ともスムーズに坂の天板へ、アルジャンノオーが若干引っかかり気味で一歩遅れたが、2頭とも障害を先に越えた。続いて外側からはマサタカラ、ホクセイジョーカーが障害に挑戦するが坂の7分どころでストップ。その後は内側から溜めていたオーシャンウイナーが勢いよく障害を越えこれが3番手、一歩遅れて、控えていたタカナミが続き4番手、そして大外枠のカイセキングオーと中枠からミソギホマレが続いた。
  直線ではネオキングダムが先頭を進み、アルジャンノオーが付いていく形になったが、続いて障害を越えたオーシャンウイナーとタカナミの勢いがよく、すぐに前の2頭に追いつき、残り30mでは一気に追い越して、オーシャンウイナーが先頭に出てタカナミが追う態勢となった。そして残り20mあたりでは、タカナミのスピードが緩み始め、オーシャンウイナーがリードを1馬身、2馬身と広げていった。前の2頭から置いていかれたネオキングダムとアルジャンノオーに後ろからミソギホマレが追いつき、これが3番手争いを展開。オーシャンウイナーの方はリードをさらに広げ進み、残り10mを切ってたあとはスピードが若干緩んだものの、そのまま最後まで歩ききってゴールを先頭で駆け抜けた。2番手を行ったタカナミは残り10mのところでストップ、これを見るようにネオキングダムとミソギホマレがこれをかわして2着争い。一旦ミソギホマレが前に出たが、ネオキングダムが差し返し横一線。しかし、ゴール線上で両馬とも止まった。その間にアルジャンノオー、タカナミ、カイセキングオーと追ってきたがいずれもストップ。その中で立て直したミソギホマレとネオキングダムが同時に動き出したが、ネオキングダムの反応が良くこれが2着に駆け込み、ミソギホマレも差なく続いて3着に入った。あとの馬も再三再四止まりながら進み、タカナミが4着、カイセキングオーが5着、アルジャンノオーが6着と入った。

次走へのメモ
オーシャンウイナー(1着):重賞初挑戦で初めての重量もなんのその。近走の勢いそのままに直線抜け出しての快勝。ポイントであった障害もしっかり溜めてひと腰でまとめスムーズであった。降りてからの切れ味はさすがのもの。そして同じ脚質のタカナミに迫られてもしっかり落ち着いて最後まで走り切った。父キタノタイショウを彷彿とさせる走りであったともいえる。元々スピードはあったが、小柄で力はないイメージだったが、今日のレースを見る限りかなり力をつけてきていると感じられる。2回目の騎乗となる菊池騎手との相性もピッタリ。今後の3歳重賞戦線がさらに楽しみになってきた。
ネオキングダム(2着):道中から思い切ってハナを切る作戦に出て、障害を先頭でスムーズに越えたあたりは術中にはまったかと思われたが、後ろの切れ味のある馬たちにかわされた。しかし、再度立て直して、最後は大接戦を制して2着に食い込んでいくあたり、十分力のあるところは見せたと思われる。これで2歳(明け3歳)三冠レースはすべて2着。安定した力が出せるので、後は勝ちきるだけのレース運びができるよう力を付けていくことが期待される。来シーズン古馬勢との対戦も楽しみな一頭。
ミソギホマレ(3着):中団に位置取り、障害をしっかり越えて直線は牝馬らしい切れ味を見せ、上位争いを展開。一旦は2着も見えるところまで攻めた。そして最後まで臆することなく走り切り、持てる力を最大に発揮した。今年の牝馬のレベルの高さを見せた形だ。今後も3歳重賞戦線で十分戦えるだけのものは持っている。障害力があるので安心して見ていられる。ペースは落ち着いた方が良さそうで重賞の方が力を出せそう。
タカナミ(4着):翔雲賞勝ちの実績が評価され1番人気になっていた。その分位置取りが難しかったか。直線では鋭い切れ味を見せたが、同脚質の勝ち馬に比べるとやや余裕がなかったイメージで最後はいっぱいになってしまった。馬格のある馬だけにもう少し落ち着いて行ければ良かったか。スタミナ切れで敗北感は否めないが、力負けではないので当然今後の立て直しに期待。
カイセキングオー(5着):過去の重賞3着2回に比べると今回の成績はやや見劣りするイメージではあるが、今回は端枠で、隣の馬も障害が苦手なタイプと不利な条件が重なった。ここは我慢のレースを乗り切ったといえる。流れひとつで変わってきそう。
  その他では、ヤングCS勝ち馬で当欄でも単穴として狙ったアルジャンノオー(6着)は、好位置につけ位置取りは良かったが接戦にもつれ込み、スタミナを費やした場面が多かったか伸びきれなかった。展開次第でまた変わってきそう。ホクセイジョーカー(7着)は、やはり障害で立ち止まった。同脚質の馬たちが活躍しているだけに、もう少し障害力をつけたい。シュトラール(8着)は序盤から思うように動けなかったイメージ。馬場が重かったのがすべてか。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 ワイド 5-6 1枚のみ
  オーシャンウイナーに上手く抜け出された。やはり勢いがあったし、一代限りのキタノタイショウ産駒が勝ったというのも大きい。それにしてもまだ3歳世代は全くわからないね。馬券の方だけど、オーシャンウイナーに勝たれたならどうしようもない。いきなり初重賞挑戦だったから軽視してしまった。ネオキングダムとミソギホマレまで押さえていただけに惜しい。ワイドで少し取り戻せたことだけでも良しとしなければ。あとはばんえい記念。スターたちのレースをゆっくり観戦するため勝負レースにはしたくなかったのだが、少しでも馬券が引っかかってくれることを願うしかない。
  今回収支 -4,100
   (通常分) -4,400 (配当)0 (投入)4,400
   (単複・ワイド)+300 (配当)1,700 (投入)1,400
  今年度累計 -6,110(3/20・イレネー記念終了時点)
   (通常分) +4,480 (配当 114,380 - 投入 109,900)
   (単複・ワイド) -10,590 (配当 26,710 - 投入 37,300)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2020データ・馬券成績表)

  このあと、ばんえい記念の回顧もアップします。

2021年3月20日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2021】重賞予想・第53回ばんえい記念(3/21)

  今年度最後を飾る大一番、1トンのそりを引っ張る最重量戦、ばんえい記念の季節がやってきました。昨年度は無観客であったことを思い出すと、人数制限があるとはいえ、観客を入れてのレースができることはありがたいことです。今後さらに通常が戻り、大歓声の中で競馬を楽しめることを願って、最高峰のレースを楽しみましょう。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第53回ばんえい記念(BG1)
(2021年3月21日(日)17:25発走 帯広9R ダ200m 4歳以上選抜定量)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
メジロゴーリキ 牡7 1000 西謙一 松井浩 鹿毛 逃
  シンザンボーイ 牡10 1000 西将太 鈴木邦 栗毛 追
  ミノルシャープ 牡7 1000 島津新 大友人 鹿毛 先
キタノユウジロウ 牡6 1000 菊池一 村上慎 栗毛 先
センゴクエース 牡9 1000 長澤幸 槻舘重 鹿毛 差
コウシュハウンカイ 牡11 1000 藤本匠 松井浩 栗毛 先
  カンシャノココロ 牡10 1000 藤野俊 鈴木邦 鹿毛 差
オレノココロ 牡11 1000 鈴木恵 槻舘重 青毛 差
  ホクショウマサル 牡9 1000 阿部武 坂本東 鹿毛 差
  10 ソウクンボーイ 牡11 1000 村上章 西邑春 鹿毛 追
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。
  なお、ギンノダイマオー号は松田道→菊池一に騎手変更されています。

「ばんえい記念」の概要と傾向
  ばんえい競馬のレースの中でも特別でかつ最高峰。負担重量は唯一1000kg(5歳馬は10kg減・牝馬が出走すれば20kg減)、つまり1トンの荷物を引っ張る。これは力持ちの馬たちでも、限界に近い荷物である。「ばんえい記念」はばん馬に携わる関係者に全てにおいて最高の舞台で、ここに出ること自体が最高の栄誉である。そして出走する馬は、直前には特別なトレーニングを重ねてくる。
  メンバーももちろん一流。そして十分経験を積んだ古馬がほとんどで、若馬は活躍馬でもまだ力不足ということで回避する馬も多い。従ってフルゲートまで揃うことは少なく、少数精鋭となる。真の意味で最強の馬によるレースである。
  過去10年で1番人気は(6,1,2,1)と強い。そして、スーパーペガサス(4連覇)やトモエパワー(3連覇)を始め、複数回優勝する馬が多い。トモエパワーのようにその年の成績が芳しくなくてもこのレースは強いという馬も多く、重量適性が最重要条件であるといえる。
  勝ち時計は馬場状態によって違うが、平均して4分程度と、他のレースの倍近くかかる。障害力があるに越したことはないが、ひと腰で上がれることはまずなく、しっかりスタミナを維持しながら最後まで対応できることが必要である。このレースの前哨戦として正月の帯広記念があるが、過去10年で2勝とあまり連動していない。年齢はやはり古馬が強く8歳~9歳ごろが最も勝ち頃だが、7歳馬も善戦。一方、6歳以下の勝利は32年前の1989年のイエヤスまで遡る。騎手では現役では藤野俊一騎手が過去5勝と最も多く、鈴木恵介騎手が4勝で続く。調教師では松井浩文厩舎が5勝しているが、ここ4年は槻舘重人厩舎が4連覇中である。

今回のみどころ
  いろいろ困難があった2020年度のばんえいの締めくくりにふさわしい大レース。ばんえい界を引っ張った大物オレノココロ、コウシュハウンカイそして同じ11歳馬ソウクンボーイがラストランとなる。このレース3勝のオレノココロがここで有終の美を飾るか、同年齢のライバルでこちらも多数の重賞の得たコウシュハウンカイが最後に大輪を咲かせるか。あるいは、一昨年の優勝馬センゴクエースが巻き返せるか。昨年度32連勝をかけて臨んだホクショウマサルがここで念願の優勝を果たすか。力を付けてきた7歳勢も侮れないし、大レースに登場して盛り上げに一役買っているシンザンボーイらの実力馬も、虎視眈々と狙ってきている。久々に頭数も揃って熱戦を期待したい。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 メジロゴーリキ:ばんえい記念は7歳にして初挑戦。もともと力のある馬で、特に大レースに強かったが、一時期成績を崩し、得意なはずの障害も上れなくなった時もあった。今シーズンも調子は上がっていないが、重量戦になると本領を発揮し、北見記念で追い比べを制して勝利、帯広記念でもしっかり走って2着に粘った。一方、チャンピオンカップでは完全に崩れるなど、持ち前の安定感は薄れている。父ニシキダイジンはばんえい記念で活躍した馬。親譲りの力を発揮出来る余地はある。
 2 シンザンボーイ:ばんえい記念は2年ぶり2回目の登場。2年前は苦しみながらも掲示板内の5着に粘った。重賞は一昨年の北見記念で勝利しているほか、しばしば上位に食い込んでいる。シーズン前半の軽いレースは好まず、シーズン後半になって各馬が重量に苦しんだ時にしっかり伸びてくる。障害力には定評があり、これも重くなるほど、じっくり構えられる分チャンスが生まれてくる。一方でペースが速まるとついて行けないことも多い。近走は調子を上げており、高重量も歓迎。
 3 ミノルシャープ:ばんえい記念初挑戦。重賞は、今シーズン前半の破竹の3連覇を含む5勝。しかしばんえいグランプリで解消して以降は、調子を大きく崩し、大敗が続いている。馬体重も大幅に減らした時期があったが、最近は持ち直しつつある。本来は小気味よい先行力と障害力で他馬をリードし、最後まで粘りきるレース展開がこの馬の形。体調が良ければ積極的に行くだろうがどこまで力を取り戻せているか。重量への対応は未知数な面があるものの、十分対応はできそう。
 4 キタノユウジロウ:6歳馬として唯一ここに挑戦してきた。むろん初出走。重賞は常連ではあるが、勝利したのは昨シーズンのはまなす賞と銀河賞のみ。ただ、古馬との対決でも引けを取ることはなく、レースを使うたびに力を付けてきているイメージ。帯広記念でも好位置から直線でじわじわ伸びて3着に食い込んだ。このレースぶりから見ても重量は対応可能。障害力もあり一歩一歩踏みしめていけるタイプ。粘りもあり、前半の位置取り次第では、なかなかしぶとい存在になりそう。
 5 センゴクエース:一昨年のばんえい記念馬。昨年も追い込んで2着に食い込んでいる。しかしそれ以外のレースでは、障害がネックで、崩れることもしばしばあり、今シーズンはここまで重賞未勝利できている。近走はある程度対応できており上位に入っているが、動き自体は怪しい面もある。一時期1200kg前後あった馬体重を大きく落としているのも、その分動きは良くなっている面もあるが、1トンのばんえい記念ではやや不安点はある。障害をクリアできれば確実に伸びてくる。
 6 コウシュハウンカイ:ばんえい記念は6回目の挑戦。過去5回は3、5、3、4、4着と確実に掲示板内には入っているが、勝利までは届いていない。先行力があり、障害はばんえい記念級の重量でもしっかり腰を入れて越えられるほどであるが、最後でスタミナ切れしてしまい、後ろの馬に差されることが多い。昨年のこのレースでも、今年最初の帯広記念でも直線で大幅リードしながら、ゴール前で緩み逆転を許している。これがラストランとなるが最後の力をふりしぼれるか。
 7 カンシャノココロ:ばんえい記念の出走は2年ぶりで2回目。2年前はさすがについて行けず大差の7着に敗れている。重賞全体でも不思議にも未勝利で4歳時の銀河賞で2着に入ったのが最高。最近は賞金ランクの関係で重賞出走を取り逃していることが多い。走りは安定しており前に行っても後方からでも自在に立ち回れる。障害もじっくり一歩ずつ踏みしめて上がる。そのため速くはないが確実に越えてくる。重量戦がこの馬に向いているかは未知数だが、近走は調子を上げてきている。
 8 オレノココロ:重賞通算25勝と歴代最高、ばんえい記念は3回優勝。ばんえい界のトップであるだけでなく、ばんえいの歴史に残る名馬である。今年度は11歳になり、その前年は体調維持に苦しんだこともあり、シーズン前半は力をセーブ気味にして、しっかり休養していた。そして正月の帯広記念では障害で一歩遅れながらも、しっかり追いゴール前で逆転する強い勝ち方を見せ、重賞勝ち記録を伸ばした。体調はピークと見るが、1トンを引っ張り切る力はまだまだありそう。
 9 ホクショウマサル:昨年のばんえい記念は、日本記録の31連勝のまま臨み、3着に敗れたものの十分見せ場を作った。昨年のばんえい記念後、レースの疲れなどで大きく調子を崩し、障害も上がれない時期が続いたが、馬体重は維持し続けていた。今シーズン秋になってようやく立て直し、重賞では成績を出せなかったが、準重賞を2勝するなど調子は上向きである。スタートの出足が良くないが、ペースが落ち着けば徐々に伸びてくる。あとは障害を上手くさばければ、上位進出も有力。
 10 ソウクンボーイ:ばんえい記念は4度目の出走。過去3回は5,6,5着と最後まで完走している。特に初出走の時はよく追い込んで5着ながら勝ち馬と7秒差まで迫った。重賞は出走すればそれなりに見せ場は作っているが、重賞勝ちは2歳時のヤングCSのみで遠い過去のイメージ。11歳の同世代にオレノココロやコウシュハウンカイらがいるため目立たないが、存在感は十分ある。今シーズンは障害が上がれず勝ち星からも遠ざかっているが、最後のチャンスで粘りの走りを期待。

展開予想
  天気が雪か雨予報で微妙。馬場が軽くなれば展開も変わってきそう。とはいうものの1トンのレース、ごまかしはきかない。各馬しっかり刻んで、前半どこまでスタミナを温存できるかがポイント。やはりメジロゴーリキが前に行きそうだが、ばんえい記念初出走で荷物にも慣れておらず、様子を見ることも考えられる。さらに若い6歳馬キタノユウジロウも思い切って前にいく可能性もある。センゴクエースも早めに仕掛けるか。これを見るようにコウシュハウンカイが続いて、オレノココロはその後ろから、ホクショウマサルあたりはさらに後ろから追うという流れ。障害はもちろん一腰では上がらないだろう。その場合も1歩目で坂のどのあたりまで上げられるかがポイント。障害1番手となる可能性が強いコウシュハウンカイはこのあたりで後続に大きく差を付けておきたい。センゴクエース、オレノココロも落ち着いて障害をさばけば上位争いに加わる。あとは我慢比べ。

【はむ!の見解まとめ】
  ばんえい最高峰のばんえい記念、今年は久々にフルゲートとなった。ばんえい界を引っ張ってきた盟主に、今後を担う勇者たち、どちらにしても最大のパフォーマンスが展開されるだろう。問題は馬場状態。軽馬場になれば大きく展開が変わってくる。
  総合的に考えても、今年もやっぱり◎(8)オレノココロか。今シーズンは夏場を休養にあて、ここを最終目標にしっかり調整してきた。今年の帯広記念でもコウシュハウンカイの大逃げに接戦から抜け出すあたり、やはり強いという印象。速すぎる展開なら厳しいときもあるが、例え馬場が軽くなっても過酷な重量に耐えられる力はこの馬が何枚も上。落ち着いていつもの力を出せれば4度目の優勝は濃厚。
  対抗にばんえい記念勝ちの実績がある○(5)センゴクエースを推す。軽いレースだとどうしても障害がネックになり大敗することもある。近走は落ち着いて対応できているが、やはりリスクは持っている。ただばんえい記念の場合、そこからでも巻き返しは十分可能なので、しっかり一歩ずつ対応していきたい。そして▲(6)コウシュハウンカイ、昨年のばんえい記念、そして帯広記念、直線大きくリードしながらの悔しい逆転負け。今回も同じような展開が頭をよぎるが、ここはラストで最後の力を振り絞ってゴールを駆け抜けるか。
  恐らく、上に挙げた3頭に、ホクショウマサルを加えて4頭がおそらく人気上位となるだろう。そこで当欄は一ひねり、ばんえい記念初登場の△(1)メジロゴーリキが重量適性を生かした大駆けがあり得ないか。帯広記念でも2着に粘る走り、父ニシキダイジンの血が騒げば、父子制覇も夢ではない。自然に前に行けることが条件。同じ意味で6歳馬で挑戦してきた注(4)キタノユウジロウ も未知の魅力がある。元々先行力を持っている馬。近走のオープン特別なども他を押さえて勝ちきっている。流れが落ち着いてかつ力を出せる状況、そして(9)ホクショウマサルは昨年3着の実績からすると、ここでも好走必至というところだが、そこは競馬、前回はばんえい記念後に大きく調子を崩している。しかしほとんど休まず出走しその間に立て直してきた。
  その他では、(3)ミノルシャープ、体調が十分戻っていれば良いが、まだ完調にはいっていないイメージ、そんな中どこまで粘れるか、(2)シンザンボーイも実力のある馬、障害力を生かして淡々と流れれば、十分走れそう。
はむ!の馬券狙いどころ:
  泣いても笑っても今シーズン最後。ここまでに資金を残しておきたかったが、それは言っても仕方ない。ここは一発逆転を狙っていきたい。とはいうもののやはりずっとばんえいを引っ張ってきたオレノココロを買わないわけにはいかない。そして有力は何頭かに絞れそう、あとは組み合わせ次第。最後なので少し多めに。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 8→5,6,1,4→5,6,1,4 合計12通り各100円
      8→5,6,1→5,6,1,4,9 合計12通り各100円
      5,6,1→8→5,6,1,4,9 合計12通り各100円
      5,6→5,6,1→8 合計4通り各100円
  枠複 8=5,6,1 5=6 合計4通り 各500円 合計 6,100円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 8 1,000円
  ワイド 4=8,5,6,1,9 9=8,5,6,1 合計9点 各100円
      4=8 9=8(追加) 合計2点 各100円
  合計 2,100円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、前日のイレネー記念と合わせて、今年度の総括として行いたいと思いますので、しばらく時間をいただくことを御容赦ください。なお、次年度は開幕が4月23日(金)、最初の重賞は5月2日のばんえい十勝オッズパーク杯です。次年度の掲載方針は今後改めてお知らせしたいと思います。

2021年3月18日木曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2021】重賞予想・第52回イレネー記念(3/20)

  今週はいよいよばんえい記念ウイークです。その前日の土曜日、今年からばんえい記念前日に開催されることとなった明け3歳馬の王者決定戦のイレネー記念が行われます。なお、ばんえい記念の予想は土曜日にアップしたいと思います。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第52回イレネー記念(BG1)
(2021年3月20日(土)19:30発走 帯広11R ダ200m 3歳オープン定量)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
シュトラール 牡3 690 藤本匠 松井浩 鹿毛 先
父レットダイヤ
  オーシャンウイナー 牡3 690 菊池一 中島敏 鹿毛 追
父キタノタイショウ
  アバシリサクラ 牝3 660 金田利 金田勇 青毛 差
父トカチタカラ
タカナミ 牡3 690 船山蔵 金山明 鹿毛 逃
父マルニセンプー
ミソギホマレ 牝3 670 長澤幸 坂本東 鹿毛 先
父フジカチドキ
ネオキングダム 牡3 690 阿部武 坂本東 青毛 先
父シベチャタイガー
アルジャンノオー 牡3 690 藤野俊 松井浩 芦毛 逃
父レットダイヤ
  マサタカラ 牡3 690 鈴木恵 金田勇 鹿毛 差
父インフィニティー
  ホクセイジョーカー 牡3 690 西謙一 西弘美 栗毛 追
父シズユタカ
  10 カイセキングオー 牡3 690 西将太 坂本東 栗毛 差
父テンマビュウテイ
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「イレネー記念」の概要と傾向
  ばんえいの明け3歳の最強決定戦。イレネーとは明治末期の1910年にフランスから日本に輸入されたペルシュロン種の種牡馬で、ばん馬を始めとする重種馬の礎となった馬。現在のばんえいの馬の多くは、遠く遡るとこの馬に当たることが多いと言われる。そして、ばんえいの重賞では唯一の顕著馬を冠したレースとして残っている。イレネー記念は、今年で52回目を数え、一貫して帯広で開催されている。ダービーに匹敵するほど格調高いレースでむろん格付けはBG1。今年度デビューした全ての馬にとってまずはイレネー記念馬になることが最大の目標である。
  このようなレースで、かつ定量戦ということは、実力上位の馬がスンナリ勝ちそうだが、傾向として、過去10年で1番人気は(3,3,1,3)と強いものの圧倒的ではない。むしろ2番人気が(4,3,2,1)とこちらの方が信頼できそうだ。まだこの世代のこの時期は力関係がはっきりしていないというのが混戦の原因か。但しあまり下位人気は着順上位には入っておらずある程度力がある必要がある。戦績としては直前のヤングチャンピオンシップより、その前のナナカマド賞で勝った馬の方が強い傾向にある。これは出走条件によるところが大きいか。但し、今年から牡馬は翔雲賞という重賞が新設され、イレネー記念の時期が2週間程度ずれたことがどのような影響があるか。騎手別では鈴木恵介騎手と藤野俊一騎手が3勝で現役トップ。

今回のみどころ
  この世代は今のところ全くの群雄割拠。これまでこの世代の重賞は、ナナカマド賞は牝馬のアバシリサクラ、ヤングCSでは能検一番時計だったアルジャンノオー、翔雲賞では上がり馬タカナミ、黒ユリ賞は抜群のスピードを持つイオンと勝ち馬がすべて異なる。(イオンは回避)これに重賞2着2回のネオキングダム、最も勝ち星を上げているシュトラール、それにミソギホマレら牝馬勢も強く、Aクラス最上位のレースでも毎回勝ち馬が変わっている。そんな中、ここは真のチャンピオンを決める大一番となりそうだ。開催日もばんえい記念の前日に移行され、年度末に向けたさらなる盛り上がりが期待される。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 シュトラール:メンバー中最多の7勝を挙げている。重賞はナナカマド賞と翔雲賞いずれも4着、しかしナナカマド賞の時は8番人気、翔雲賞の時は2番人気と、良くも悪くも人気どおり走っていない。全体としても勝ち負けがはっきりしている。動きは軽く、基本的には軽馬場のスピード競馬で好成績を挙げているが、さまざまなパターンにしっかり対応できている。障害も得意とは言えないがまずまずこなせている。どこからでも競馬できるがなるべく前にはつけておきたい。
 2 オーシャンウイナー:直前のA-1戦で直線鋭く抜け出して勝利、最後の切符をつかみここに駒を進めてきた。重賞は初出走、特別戦は釧路産駒特別のみに出走し4着となっている。シーズン初めはまだ体も小柄で非力で、能検は第4回で合格、デビューも遅れていた。最初はついていくのがやっとであったが、切れ味が鋭く父はキタノタイショウ譲りの走りのセンスが垣間見られていた。ここにきて徐々に力をつけてきて一気に駆け上がってきた。重量は未知数だがここで本領発揮も。
 3 アバシリサクラ:ナナカマド賞勝ち馬。デビュー直後から動きの良さが目立ち完成度は高かったが、ナナカマド賞で牝馬として優勝、障害をじっくり溜めて5~6番手あたりから一瞬の切れ味で前をかわしそのまま押し切った。その後十勝産駒特別で軽馬場の速いペースに巻き込まれ失速したあたりから成績が全く上がらなくなった。馬体重もこれまでにないほど減らし、スタミナ切れで敗れたこともあった。基本は早めにスタートして障害をじっくり攻めて直線で粘るスタイル。
 4 タカナミ:今年から新設された重賞・翔雲賞を勝った。それまでは重賞は未出走。特別戦も十勝産駒特別で9着のみ。自己条件戦でコツコツ勝ち上がり翔雲賞の出走権をつかみ、一気に花が開いた。その翔雲賞では障害を中団で越えてから、直線では鋭い切れ味で一気に前の馬たちをかわして、そのままゴール前まで押し切った。ゴール線上でストップしてヒヤリとしたがゴール線をわずかに越えて勝利。軽馬場も味方していた。ただこの馬は馬格があり、重い荷物でも十分対応できそう。
 5 ミソギホマレ:重賞は黒ユリ賞(2着)のみ出走。特別戦はいちい賞で接戦を制して優勝しているのが目立つ。デビュー直後はほとんど力を出せなかったが、徐々に力を付け上位で戦えるようになってきた。黒ユリ賞の時は、前半好位置につけた後、直線は最後の我慢比べとなり、粘っての2着に入った。走りの安定感が売りで、先行力で好位置につけ、直線で粘りを見せる。障害も上手にこなしている。ただ切れ味には欠ける部分があり、自分のペースに持ちこめるかがカギである。
 6 ネオキングダム:重賞はナナカマド賞とヤングCSの両方で2着に入っている。いずれも、持ち味である走りの安定感を見せ、先行グループから障害をしっかり越えて直線で粘る態勢に持ち込んでいる。翔雲賞でも同じような流れだったが、軽馬場でペースが速くなり、最後で厳しくなり着外に沈んだ。しかし全体としては非常に安定した成績を上げている。父シベチャタイガーはじっくり構えて勝負するタイプで、この馬も似たようなレーススタイルか。障害もしっかり越えてくる。
 7 アルジャンノオー:ヤングチャンピオンシップの勝ち馬。能検一番時計、デビュー後も強さを見せていたが、ナナカマド賞で失速して以降、調子を崩していた。その後、北見産駒特別でギリギリの2着に入り、ヤングCSの出走権を得て、そこでは2,3番手の好位置から直線で抜け出し、最後の追い比べで粘って勝利した。翔雲賞では流れが向かなかったか追走一杯で5着であった。障害は上手でスムーズ、切れ味もなかなかのものがある。馬体もあって力強い。あとは折り合えるか。
 8 マサタカラ:翔雲賞で重賞に初めて出走し、人気薄のところ直線で一気にに追い込んで2着に食い込んだ。それまでは力不足で特別戦にも出走できなかったが、徐々に力をつけて上がってきた。そして2開催前のA-1戦では上位馬相手に鋭い切れ味で抜け出し勝利、ここへの出走権を確定させた。直線でのスピードは特筆もの。粘りもある。障害はあまり得意ではないがある程度こなせている。父はインフィニティーで勝負強さを受け継いでいるイメージ。大レースの方が力を出せそう。
 9 ホクセイジョーカー:最後の切符を争った直前のA-2戦では積極果敢に攻めて接戦で惜しくも敗れたものの、その時の勝ち馬が回避したため、希望出走してきた。重賞はヤングCSと翔雲賞に出ているが、いずれも障害などがうまくいかず大きく敗れている。特別戦は北央産駒特別で直線差し切って勝利している。能検3番時計、デビュー後も連勝と当初は勢いがあったが、障害がネックで成績は上がっていなかった。ただ障害を越えれば鋭く伸びて、最後まで押し切る力は持っている。
 10 カイセキングオー:重賞はヤングCSと翔雲賞いずれも追い比べの末3着に入っている。特にヤングCSではゴール直前で一旦先頭に立って勝利をつかみかけるなど見せ場十分の走りを見せている。その他北見産駒特別では接戦を抜け出して勝利している。全体の脚質的には差しから追い込みタイプで、中団あたりからじっくり攻めて、直線で切れ味で前に追いつき、ゴール前まで粘るというのがこの馬の流れ。ただ無理して追うと最後でスタミナ切れもあり得るので、前半は楽に攻めたい。

展開予想
  徐々に春らしくなって、馬場も   馬場も重量も微妙で、このレースに合わせて作戦を考えて来る陣営もありそうで、展開予想は非常に難しそう。イオンが出ていればこれがハナを切りそうだったが、回避。微妙にペースが変わってきそう。出足の良さそうなのはタカナミ、アルジャンノオーといったところ。あとはネオキングダム、シュトラールも早めにはついて行きたい。ミソギホマレ、マサタカラがこれに続くか。マサタカラはもう少し前に行く可能性もある。第2障害の仕掛けはほぼ一斉にということになりそうだが、障害がスムーズなのはネオキングダム、アルジャンノオー、シュトラールあたりか。タカナミは障害をじっくり溜めて一瞬の切れ味にかけそう。いずれにせよゴール前で各馬が詰まるような展開も考えられる。もたつくようなら、後ろから来るカイセキングオーやオーシャンウイナーらも届く可能性も強い。

【はむ!の見解まとめ】
  今年の明け3歳は何が勝ってもおかしくないほどの大接戦。実績馬は定量戦で本来の力を見せそうだし、上がり馬には勢いがあり、どの馬にもチャンスがある。難解の中当欄ではあえて実績のある馬を中心に取った。その中でも重賞2着2回の◎(6)ネオキングダムを狙う。翔雲賞では当欄も本命にして実際1番人気になっていた。なかなか勝ち切れなかったが、走り自体は安定しており、崩れは少なく、軸としてはここから入るのが妥当か。
  相手には、翔雲賞勝ちの○(4)タカナミのスピードを買いたい。直線での切れ味も鋭く接戦で抜け出してくる流れがイメージできる。サウスポー船山騎手がお手馬として手中に収め走りにも自信を付けてきている。序盤強さを見せていた▲( 7)アルジャンノオーも重賞なら侮れない存在。ヤングCSの時も近走の成績から人気落ちしていたが抜け出して勝利、その時の再現が期待される。馬体の大きさを活かし力勝負になれば上位に進出しそう。
  接戦になれば△(5)ミソギホマレにもチャンスが出てきそう。牝馬は不利なレースではあるが、この世代の牝馬は牡馬勢と互角に戦っており、この馬も最上位クラスで堂々と上位争いを展開、しばしば勝利している。楽に行けるようだと上位の間に割って入ることも。注(1)シュトラールも押して攻めるタイプ。前半からスムーズに行って、障害を先頭で行くような展開になれば逃げ粘りも。あとは(8)マサタカラが勢いのある金田勇厩舎の秘密兵器、鈴木騎手が乗ってきて期待は大きそう。怖い存在ではあるが、この馬の活躍はもう少し先と見ているがどうか。他では(10)カイセキングオーも、重賞3着2回など当然上位争いに加われる力は持っているが、決め手に欠けるイメージ。軽馬場なら一発狙っても良さそうだが。また、(2)オーシャンウイナーの前走の鋭い追い込みを見せられると気になるところではあるが、いきなりこのレースはやや荷が重いか。

はむ!の馬券狙いどころ:
  泣いても笑ってもあと2日、イレネーとばんえい記念と、大一番2レースを残すのみ、本当はここはプラスで余裕を持って勝負したかったが、先週再度マイナス入り、ばんえい記念はお祭り馬券なども買うことも考えれば、ここが最後のチャンスかもしれない。
  今回は、安定のネオキングダムと勢いのタカナミ、そしてアルジャンノオーとこの3頭を中心にしっかり取りにいきたい。ワイドも狙いを定めていく。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 6,4,7→6,4,7→6,4,7,5,1,8 合計24通り 各100円
  枠複 6,4,7(BOX) 5=6  合計4通り 各500円 合計 4,400円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 6 700円
  ワイド 5=6,4,7,1 1=6,4,7 合計7点 各100円
  合計 1,400円で勝負! 

  今回の結果と回顧ですが、翌日のばんえい記念と合わせて最終結果として報告したいと思いますので、しばらく時間をいただくかもしれません。

2021年3月14日日曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2021】回顧・第42回ポプラ賞(3/13)

ばんえい重賞レース回顧
第42回ポプラ賞(BG2)-2021年3月13日-10R 200m直 曇 1.2%
  1着○(7)アオノブラック(藤野俊) 2分03秒4
  2着 (5)キョウエイリュウ
  3着▲(6)ゴールドハンター
   単勝 7 170円(1番人気) 馬複 5-7 1,320円 三連単 7-5-6 14,820円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎等は、はむ!の当初予想印)

  ばんえいの4,5歳対抗の重賞、第42回ポプラ賞は、1番人気の5歳馬アオノブラックが、直線でのたたき合いを制して優勝。このレースは2016-17年のセンゴクエース以来史上2頭目の連覇となった。藤野騎手はこのレース5勝で重賞通算60勝目。金田勇調教師はこのレース3勝目で今年度7勝、重賞通算25勝目。

レース振り返り
  ここ1週間は帯広としては春の気候で、昼間は気温も上がり、力の要る重馬場となっていた。
  レースは、一斉のスタートから、第1障害は各馬ほぼ揃って勢いよく越えていった。最初の障害を越えてからは、隊列がややばらけはじめ、早めに刻みを入れる馬もいた。その中でスタートから金田騎手がソリに座って追っていたゴールドハンターがスルスルと前に出た。そして騎手が立ち上がった時点で2,3馬身リードした。1,2障害中間にかけても同じような態勢で、ゴールドハンターが前に行き、少し離れてカイセドクター、キョウエイリュウ、外からコマサンダイヤがやや前に、アオノブラック、メムロボブサップらも差がなくついていく。第2障害に近づいたところで、ゴールドハンターに他の各馬がほぼ追いつき、第2障害手前にはキョウエイリュウが前に出てこちらが先着、カイセドクター、コマサンダイヤも続き、前に行っていたゴールドハンターに、にインビクタそしてアオノブラックも追いついた。ここまで67秒とスローペース。
  各馬溜めたあと、最初に障害を仕掛けたのはインビクタ、そして、アオノブラック、外枠のコマサンダイヤ、コマサンブラックが続いた。このうちインビクタが天板でやや脚が引っかかっている間に、アオノブラックがしっかり障害を切ってこちらが先頭で障害を降りた。インビクタもすぐに立て直し2番手で直線に入った。コマサンの2頭はいずれも坂の上の方で止まった。その間に、溜めていたキョウエイリュウ、メムロボブサップ、カイセドクターと続いたが、この中からはキョウエイリュウがスムーズに障害を越え3番手で前を追った。これに少し離れてメムロボブサップ、坂で一旦止まっていたカイセドクター、立て直したコマサンブラックが続いた。
  直線に入り、アオノブラックにインビクタが並びかけ、その後ろから来たキョウエイリュウが一気に前の2頭に追いついて、残り30mあたりでは三つ巴、2,3馬身遅れてメムロボブサップ、さらに遅れてカイセドクター、コマサンブラックが続いた。先頭争いは残り30mを切ったところで、インビクタがやや遅れ始め、アオノブラックにキョウエイリュウが並んで2頭の一騎打ちに。2頭のたたき合いの末、ゴール板あたりでアオノブラックが一歩前に出て、そのままゴールを先頭で駆け抜けた。そしてキョウエイリュウも粘って、最後は半馬身ほど差が付いたものの2着に入った。3着争いは、インビクタにメムロボブサップが追っていたところ、かなり後方で障害で苦しんでいたゴールドハンターが大きく離れた7番手あたりで障害を降りてからものすごい脚で一気に追い込んで、最後は3番手争い馬たちをもかわして3着に食い込んだ。その後はインビクタとメムロボブサップがほぼ並んでゴール。わずかにメムロボブサップが4着に入った。当欄で本命にしたカイセドクターは伸びずに6着に終わった。

次走へのメモ
アオノブラック(1着):連覇は見事である。今回は、荷物とハンデが重かったことと、前に行く若馬もいたりしたこともあり、前半はあまり行き脚も良くないように見えたが、それでも障害は先頭で越えてこの馬の展開に持ち込んだ。今年度ダービー馬のキョウエイリュウに迫られ、ハンデ的にも危ないと思わせたが、そこから突き放すあたり、やはりその力はかなりのものだ。これで前回のチャンピオンカップに続く重賞連覇で古馬に対しても脅威の1頭になったといえる。重量を経験できたのも大きい。次の狙いはやはり新年度最初の重賞オッズパーク杯か。
キョウエイリュウ(2着):2か月ぶりのレースであったが、これはかなり力をつけている。790kgと4歳にしては決して軽くない荷物を引っ張りながらもアオノブラックと互角の勝負、一旦は先頭に立つなど見せ場十分の走りであった。特に障害が非常にスムーズだったのも大きい。全体的に無理のない走りで、さらに力を出せそう。これは同世代ライバルたちにも差を付けたともいえる。次の狙いは年度明けの4歳特別(すずらん賞、ライラック賞)を経て、柏林賞となるだろう。そして4歳3冠を目指す。
ゴールドハンター(3着):前半は落ち着かせるためのクラウチング姿勢、そして積極的に他馬を引っ張り、障害では気の悪さを見せたものの、障害を越えてからのものすごい追い込み。ある意味、新人金田利貴騎手の手綱捌きが試されるような展開であったが、しっかり対応できていたように思われる。あの直線の切れ味を見せられると、今後走りが安定してくれば、さらに怖い存在になりそう。
メムロボブサップ(4着):やはりトップハンデなど条件が厳しすぎたか。それでも最初から最後までしっかり走れていたし、障害も問題なく対応できていた。アオノブラックとのライバル関係は続くが、守備範囲的には、軽めの馬場や荷物ならこの馬の方か。オッズパーク杯での再度対決を期待したい。
インビクタ(5着):好位置につけ直線で粘る。最近のこの馬のスタイルは確立されてきている。障害でやや躓き加減だったのは誤算だが、先頭に行こうと慌てて崩れていた時期のことを考えると成長したように見える。自分でレースを作れる強みは今後生きてきそう。
  その他では、当欄で本命に狙ったカイセドクター(6着)は、位置取り自体は悪くなく、この馬の走りはしていたが、障害で立ち止まったこととで勢いがそがれたか。全体としても決め手に欠けるイメージで、今後大きいレースで上位争いするための課題は残った。4歳戦線での立て直しを期待。コマサンブラック(7着)も、穴人気していたが、前半から追走一杯で、障害でも止まっていた。馬体的に見ても調子は悪くなかったと思われる。牝馬ジェイカトレア(8着)は終始後方で、勝ちに来るイメージではなかった。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 ワイド 6-7 1枚のみ
  アオノブラックはやっぱり強かった。今日はちょっと重いかなと思ってたけど走り切ったね。それにしても4歳のキョウエイリュウの粘りはなかなかだった。実は最初は密かに狙ってたんだけど、やはり荷物が重いかなと思って諦めてしまった。ゴールドハンターも突っ込んできただけにもう少し考えれば狙えたなあ。本命にしたカイセドクターはやはりちょっとパッとしなかったね。大レース向けではないのだろうか。見捨てる気はないけど。しかし、やはりマイナスに転じてしまった。結局最終週で一発逆転に期待するしかないか。
  今回収支 -4,920
   (通常分) -3,800 (配当)0 (投入)3,800
   (単複・ワイド)-1,120 (配当)280 (投入)1,400
  今年度累計 -2,010(3/13・ポプラ賞終了時点)
   (通常分) +8,880 (配当 114,380 - 投入 105,500)
   (単複・ワイド) -10,890 (配当 25,010 - 投入 35,900)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2020データ・馬券成績表)

  いよいよ来週はクライマックス。まず土曜日3月20日に明け3歳の王者決定戦、イレネー記念です。そしてその翌日には大一番ばんえい記念です。予想はなんとかイレネー記念前日までに両方をアップできればと思います。