6月は本州では梅雨時でうっとうしいですが、北海道は特にこの時期がベストシーズン。裏を返せば雨の少ない時期で、馬場も砂煙が上がるほど乾燥することが多いです。そうなると、ばんえい的には時計のかかる渋い馬場で、しかもゴール前に坂(=砂障害)が作られるこの時期は、荷物は軽くても力の入るレースが展開されます・・・と、今回の前置きは適当にして早速6月28日の重賞、柏林賞の予想いきます。
【出馬表及びはむ!の予想印】
第9回柏林賞(BG3) (2015年6月28日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 4歳オープン別定) | |||||||
はむ 予想 |
馬 番 |
馬 名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 備 考 (展開目安) |
注 | 1 | キサラキク | 牝4 | 700 | 鈴木恵 | 金田勇 | 芦毛 差 |
2 | アサヒメイゲツ | 牝4 | 670 | 大口泰 | 松井浩 | 栗毛 追 | |
○ | 3 | ホクショウメジャー | 牡4 | 690 | 松田道 | 槻舘重 | 栗毛 差 |
4 | ホクショウマサル | 牡4 | 710 | 阿部武 | 坂本東 | 鹿毛 差 | |
▲ | 5 | アアモンドセブン | 牝4 | 670 | 西謙一 | 小林長 | 青毛 逃 |
6 | カゲホウトウ | 牡4 | 690 | 大河和 | 服部義 | 鹿毛 差 | |
◎ | 7 | カンシャノココロ | 牡4 | 690 | 島津新 | 坂本東 | 鹿毛 先 |
8 | ハクタイホウ | 牡4 | 710 | 赤塚健 | 久田守 | 栗毛 逃 | |
△ | 9 | カイシンゲキ | 牡4 | 690 | 浅田達 | 槻舘重 | 鹿毛 先 |
10 | センゴクイチ | 牝4 | 670 | 藤本匠 | 久田守 | 青毛 先 | |
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ) 三連単 7,3,5,9(BOX) 合計24通り 三連単(追加)7,3→7,3,5,9→7,3,5,9,1 合計14通り 枠複 7=3,5,8 3点 応援馬券(単勝+複勝) 1 (はむ!のワイドで勝負!) ワイド 7=3,5,9,8 3=5,9 合計6点 |
【はむ!の見解】(個人的見解です。)
みどころ:
ばんえい独自のレース体系4歳路線。その4歳三冠のうちの一冠目柏林賞は、歴史はまだ浅いものの、過去の勝ち馬を並べてみると最強馬というよりも個性のある「クセ馬」たちが並ぶ。これは、格付けの違いによる大きいハンデ差と、冒頭に述べたようなこの時期の馬場状態、あるいは季節変化に伴う馬自体の体調や調教状況など、いろいろなファクターが入っているということで、予想としては難解だが、このあたりのレースをきっかけに後々にも活躍する馬も多く、将来性を含めて予想したい。
各馬寸評:
1 キサラキク:昨年のオークス馬。重賞2勝など獲得賞金を重ねオープンにランクされているため近走はハンデがきつく苦戦。地力は一枚上なので、重賞で時計がかかるような力勝負になれば強さを見せるかも。
2 アサヒメイゲツ:切れ味やスピードはメンバートップクラスだが、障害に難があるため、成績は不安定。嵌れば強さを見せる。近走は調子を上げてきている。時計のかかる馬場の方が得意か。
3 ホクショウメジャー:重賞タイトルは2歳時のナナカマド賞だけだが、ほぼ休むことなく出場しており、古馬とのタフなレースで経験値を上げている。接戦に強く最後の粘りもある。軽い馬場ならさらに良いが。
4 ホクショウマサル:イレネー記念とダービーに勝つなど大レースでは強みを発揮するが、それ以外のレースではハンデ差もあって遅れを取ることも多い。早めに行ければ持ち前の粘り腰ですっと抜け出すシーンも。
5 アアモンドセブン:牝馬だが、切れ味よりも先行力が身上のタイプ。前々走の同世代戦ライラック賞では他馬を引きつけて逃げ切るような強さを見せた。ただ、ハナに行けないと前走のようにジリ脚になることもある。
6 カゲホウトウ:昨年秋ごろから調子を上げ勝ち星を重ねている。同世代戦ではやや苦戦気味だが、全体として大きく崩れることは少ない。前の馬について行って粘り込むような展開に持ち込みたい。
7 カンシャノココロ:先行力と粘り強く障害を越えるスタイルが身上。ここに来て馬体も充実してきた。前走の特別戦では実力のある古馬らを最後で突き放して勝つような力強いレースが見られ、好調を維持。
8 ハクタイホウ:2~3歳時は実力がありながら、勝ちきれず悶々としたレースが続いた。逃げ一辺倒から、やや控えて溜めを作る競馬も意識しているようだが、相変わらずの詰めの甘さは気になる。
9 カイシンゲキ:昨年のこの時期は重賞勝ちなど好調だったが、その後は障害などで苦戦が続いていた。しかし前走自己条件の特別戦で乗り替わりもあって快勝。もともと先行力があり調子が戻れば怖い存在だ。
10 センゴクイチ:人気薄の時に軽ハンデを生かして勝ち上がるなど、下克上的イメージがあるが、2歳時でも黒ユリ賞3着など好走していた馬。スピードはあるが負担重量が重くなると馬格的にどうか。
はむ!の予想まとめ:
さて、レース予想だが、かなり難解。ハンデの重い実績馬を取るか、ハンデが軽く勢いのある上昇馬を取るか、ここは思案のしどころだ。当欄では、先行馬が多く前半の時計が速くなりそうなことを見越して、先行グループにいて最後は粘りで逆転というタイプの馬を中心にしたい。そこで今回思い切って狙うのはカンシャノココロ。とにかく前走の勝ちっぷりがいい。どんな態勢でも障害をクリアしてくる粘り強い足腰の上、崩れないので安定性もあり、馬券的にはどこかに引っかかる期待を持たせる。
対抗にはホクショウメジャーを推したい。ここにきてさらに力をつけてきており、接戦に持ち込めればこの馬の二の足が生きるシーンも。チャンス到来か。アアモンドセブンは自分のペースで行ければ一発ありそう。カイシンゲキも近走調子を戻してきている。このあたりを中心に。
一方、実績馬勢ももちろん無視できないが、ハンデ差もあり馬券としてはどうか。特に本欄的にはキサラキクは気になるところだが、今回はハンデ差的にも臨戦過程的にもやや厳しいか。応援馬券まで。ハクタイホウも実力上位なので侮れないが、ジリ脚になる懸念がある。やはり押さえまで。ホクショウマサルも近走不調で今回は厳しいと見た。
はむ!の馬券狙いどころ:詳細は上表
前回の旭川記念でそこそこうまくいったので、今回は遊びで幅広に。カンシャノココロとホクショウメジャーはどこかで絡んできそう。2頭軸マルチも考えたが、やはり少しでも絞れたらと4頭のBOXを基本として狙いたい。好調のワイドは、カンシャノココロを中心に。枠複では、カンシャノココロと同じ7枠にハクタイホウが入ったので、狙いと保険を一気に。あとは、キサラキクは応援馬券で軽めに。
今回の結果回顧はレース数日以内にアップします。
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