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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2015年8月17日月曜日

【はむ!のばんえい重賞回顧】第27回ばんえいグランプリ(2015/8/15)

  元々ばんえいグランプリは8月15日固定で開催されていました。近年は曜日に合わせて日程変更されていましたが、今年は久々に8月15日に戻ってきました。終戦記念日でしかも今年は戦後70年の節目。この日を意識して大レースの日程が組まれているわけではないけれど、戦時中競馬は軍馬育成に使われ、ばん馬たちも戦争に借り出されるなど、馬にとってもつらい歴史があり、今こうやってレジャーとして競馬を楽しめる幸せを少しでも意識するべき日なんだろうなと思います。というわけで、ばんえいグランプリの回顧です。

ばんえい重賞レース回顧
第27回ばんえいグランプリ(BG1)-2015年8月15日-10R 200m直 曇 1.5%
  1着◎(2)フジダイビクトリー 2分30秒7
  2着△(8)コウシュハウンカイ
  3着注(1)インフィニティー
単勝 2 260円 三連単 2-8-1 3,820円
 ※結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印です。)

  ファン投票を中心に選抜された今年のグランプリは、ファン投票4位ながらレースは1番人気となったフジダイビクトリーが、終始リードを保ち他馬を寄せ付けずに快勝。昨年度に続くこのレース連覇となった。2着はコウシュハウンカイ、3着はインフィニティーが入った。
  このレースに向けびっしり乗り込まれたのだろう。全馬が前走より馬体重減であった。馬場水分は1.5%、天気予報どおりには雨が降らず馬場は重め。この日の他レースでも時計がかかるタフな馬場だった。レースは序盤からスローペース。当初は各馬ほぼ横一線で進んだが、徐々にインフィニティー、フジダイビクトリーにオレノココロと外からキタノタイショウらが前に出るという大方予想されたとおりの展開。有力馬が前に行きこれまでの古馬重賞より若干ばらける展開となった。第2障害はフジダイビクトリーから仕掛け、いつものように一歩一歩踏みしめながら障害をクリア。インフィニティーも差がなく続くが、こうなるとフジダイの方が脚色はよく、すっと前に出てリード。次にオレノココロが続こうとするが、一旦膝を折りすぐに立て直したものの一歩出遅れ、キタノタイショウはやはり障害でストップ。その他の馬も障害でもたつく中、後ろから溜めていったコウシュハウンカイがひと腰で障害を越え4番手で続いた。その間にフジダイビクトリーは順調にゴール近くにさしかかり、ゴール前はさすがに緩むものの松田Jの気合いでゴールを駆け抜け圧勝。2着争いはオレノココロと後ろから追ってきたコウシュハウンカイの5歳馬2頭が競り合い、コウシュハウンカイが最後かわして2着、オレノココロは3着入線の直前わずか10cmのところで跪いてしまい完全にストップ。そこを前の馬に抜かれていたインフィニティーがかわし3着に入った。結局オレノココロは、後から来たオイドンや、ホクショウユウキにもかわされ6着、キタノタイショウは7着だった。

次走へのひとことメモ
  フジダイビクトリー(1着):強い。の一言だ。序盤から完全にこの馬のペース。障害もしっかり越えて、後はほとんど競られることもなく、着差以上の強さを感じた。相当力を付けてきており、崩れも全くない。将来的にかなりの大物になる気配も見えてきた。今後だが、今回の賞金加算でBG2以下のレースではかなりハンデが重くなることから、正月のBG1帯広記念を目標にしつつ、秋の古馬重賞は様子を見ながら使っていくという感じになるだろう。
  コウシュハウンカイ(2着):今回、後ろから行って前の馬を拾って行くという新たな展開の境地を開いた。元々障害など安定感のある馬なので、時計がかかれば確実に上位に入ってこられるということを読んでの作戦だったのだろう。さすがに勝ち馬には届かなかったが、ライバルのオレノココロらを押さえて2着に入ったことは価値がある。この後の古馬重賞戦線ではこの馬にとっても未知の重量を引っ張っていくことになるが、さほど苦にしないのではないか。
  インフィニティー(3着):結果は3着であったが、とにかく先行して障害を越えて粘るという、この馬にはこれしかないというレースができたのではないか。崩れることなく確実に掲示板に入っているという意味では賞賛できる。今後の重賞戦線は日に日に負担重量が増えていくので、重量得意のこの馬には歓迎材料だ。秋から冬にかけてどのような調整をしていくか。最終目標はやはり帯広記念からばんえい記念だろう。
  オイドン(4着):行き脚も良くなかった上に、障害でもやはり苦戦した中、むしろよく4着まで入って来られたという印象だ。やはり他馬を意識せず自分のレースができれば結果は付いてくるという感じだろう。素質がありファンの期待は大きい馬であるが、丈夫でない面もあるので無理せずじっくり力を付けていきたいというところだろう。今後は、昨年歯が立たなかった岩見沢記念、北見記念に挑戦して少しでも上位を目指すというプランか。
  ホクショウユウキ(5着):この馬も今回は勝ちに行くというより自分のペースで行くことに徹していた感がする。本来前に付けたいところだが、前半からじっと我慢していた。その結果最後までしっかり走って人気より上位に入り、掲示板入賞を果たせたというところだろう。この後も古馬重賞戦線を行くだろうが、調子が戻りつつあるのでどこかで一発あるかもしれない。
  ゴール直前で膝を折り崩れたオレノココロ(6着)は結局着外に沈んだ。初めて見る方々にはびっくりしたことだろうと思うが、こういうことはばんえいではまれに起きること。この馬の唯一の弱点として膝の甘さが指摘されているところであり、前の馬を負かしに行って力尽きて脚から崩れたというところだろう。しかしゴールまで残り10cmでの出来事は改めてばんえいの怖さを見せた。
  その他ではファン投票1位のキタノタイショウ(7着)は、やはり馬場が軽くならなかったことと、またもや大外枠というくじ運の悪さがこたえたか。馬体重の大幅減も体調維持としてどうだったのだろうか。今後の立て直しが期待される。

はむ!の予想結果(-.-)
  フジダイビクトリー本命だったので一応当たったんだけど、ちょっと点数を広げすぎてしまったのでほとんど取りガミ。オレノココロが残ってくれてれば2枚買ってたんだけど・・。もう少し配当つくと思ったのだが・・・。ワイドの方も勢いがなくなってしまった。ま、当たらないよりまし。三連単はやめられないけどなんとかもう少し絞りたい。でも当てたい。そんなことを考えながらまた次のレースに挑戦。

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2015データ・馬券成績表)

  さて、次回ばんえいの重賞は、2週後の8月30日はまなす賞(BG3)です。次回重賞の前日までにまた重賞予想を書きます。この間もできる限り何らかの記事が書けたらと思います。引き続きご愛顧ください。

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