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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2019年8月3日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】重賞予想・第44回ばんえい大賞典(8/4)

  今週のばんえい重賞は3歳三冠、いわゆるクラシックレースの第一弾、ばんえい大賞典です。早速予想いってみましょう。(いつものコラムは記事の後ろ側に持っていきます。)

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第44回ばんえい大賞典(BG3)
(2019年8月4日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 3歳オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
  アオノゴッド 牡3 670 村上章 金田勇 栗毛 差
ジェイエース 牡3 670 鈴木恵 山本正 栗毛 差
  ジェイカトレア 牝3 650 藤野俊 平田義 青毛 追
  インビクタ 牡3 670 島津新 松井浩 青毛 逃
アオノブラック 牡3 690 西謙一 金田勇 鹿毛 差
ギンノダイマオー 牡3 680 西将太 松井浩 芦毛 先
メムロボブサップ 牡3 700 阿部武 坂本東 鹿毛 逃
  サクラドリーマー 牡3 670 藤本匠 今井茂 鹿毛 追
アポロン 牡3 670 長澤幸 服部義 芦毛 先
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「ばんえい大賞典」の概要と傾向
  競馬では中央も地方もほとんどが3歳重賞路線いわゆるクラシック三冠レースが整えられているが、ばんえいの場合「ばんえい大賞典」「ばんえい菊花賞」「ばんえいダービー」がその三冠レースとなっている。ばんえい大賞典はその第1弾。
  過去10年で1番人気が(1,1,1,7)、昨年アアモンドグンシンが勝利するまでは1番人気が9年連続で敗れるなど、重賞の中でも最も厳しいレースとなっている。かといって大波乱になるかというとそうでもなく、2番人気の馬が4勝しており、下位人気だと連対はわずかで、中堅どころの有力馬が狙い目ということになる。ばんえいの場合は3歳はまだ成長途上で、2歳時までに活躍していた馬とこれから強くなる馬の端境期であるといのも原因か。前哨戦の「とかちダービー」の勝ち馬が過去10年で4勝しており、夏に向けて調子を上げている馬に注目か。牝馬も3勝しており出走頭数の割には善戦している。なお鈴木恵介騎手が唯一未勝利の重賞であることも特筆もの。現役では藤野俊一騎手の3勝が最高。

今回のみどころ
  この世代は2歳時の重賞は、(牝馬限定の黒ユリ賞を除き)メムロボブサップ、アオノブラック、ギンノダイマオーの3頭がいずれも1着~3着を独占。メムロボブサップがイレネー記念、ナナカマド賞の2勝、アオノブラックがヤングチャンピオンシップを勝ち、ギンノダイマオーがいずれも2着に入っている。この3頭が3強を占めている状況である。ただ、他の馬もそれほど差を付けられている感はなく、割って入るチャンスはありそう。いずれも個性派の馬が並び激しいレースが期待される。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 アオノゴッド:重賞はイレネー記念に出走、当時格下ながら追い込んで4着に食い込んだ。後方待機で最後の直線で勝負するタイプだが、切れのある追い込みというより、じわじわ最後まで伸びてくるイメージ。高重量向けか。
 2 ジェイエース:今年4月、新たに開業した山本正彦厩舎に転厩、同厩舎から初の重賞出走。この馬自身はイレネー記念で5着の実績。能検1番時計の素質馬だが障害にムラがあり持ち前のスピードが生かし切れていない印象。
 3 ジェイカトレア:黒ユリ賞勝ち馬。以前は後方から末脚のみで勝負するタイプだったが、近走は意識的に前に出て粘り込みにかけるレースを見せている。牝馬ながら大型の馬体で力強い走りがモットー。障害はまずまずこなす。
 4 インビクタ:重賞はイレネーなど3レースに出走しているが結果は出せていない。先行力がありハナを切ってこそ持ち味の出る馬。スタミナ面に課題がある。今シーズンに入り既に5勝と好調、馬体が成長し力強さが出てきた。
 5 アオノブラック:重賞は2歳暮れのヤングCSで勝利。直線での切れ味が身上の馬だが、最後まで走り切れる粘りも持っている。障害は苦手ではないが戸惑って一歩遅れることがある。前走前哨戦で快勝。調子が上がってきた。
 6 ギンノダイマオー:重賞2着3回とシルバーコレクター。先行力も障害力もあり、走りは安定しているが、切れる脚がなく、追い比べで一歩遅れることが多い。近走は古馬との対戦を意欲的にこなし勝負根性を磨いている。
 7 メムロボブサップ:イレネー記念など重賞2勝。馬体が軽く脚取りもふらつきが見られるなどまだ成長途上ながら、立ち回りの素軽さで勝利してきた。今シーズンは3か月ほど休養、一息入れてさらに成長してきたイメージ。
 8 サクラドリーマー:重賞出走はイレネー記念(6着)のみ。直線の切れ味とスピードは天下一品。かなり後方からでも逆転可能。一方、障害は苦手で崩れてしまうことも多い。素質はあるだけに安定して力を出せることが課題。
 9 アポロン:デビュー戦勝利の後長期休養、昨年秋になってから本格始動したため出世が遅れ、今回で初めての重賞出走となる。重量経験もなく未知数だが、スピード系の馬に見える。まだ全体的に安定しないが、一発はありそう。

【はむ!の見解まとめ】
  力的には、やはりイレネー記念馬メムロボブサップが一枚上のようだが、微妙なハンデ差が気になるところ。そしてこのレースは1番人気がなかなか勝てないというデータがある。そこで当欄では今回は◎(5)アオノブラックを狙ってみたい。(もっとも、1番人気がこの馬の方になる可能性もあるが。)この馬は小気味の良い差し脚がモットー。重賞は3着以内を外しておらず、ヤングCSを勝った時も、先行するギンノダイマオーを食らいつくように追いかけ最後でかわした。展開的にも、追い比べになれば最も有利。立ち後れだけは気をつけたい。
  相手には、ハンデ有利な○(6)ギンノダイマオー。実は、当欄では2歳三冠レースいずれもこの馬を本命にしていずれも2着であった。勝ちきれない歯がゆさはあるが、安定感は十分。ボブサップに20kg、アオノブラックに10kgのアドバンテージがあり、ここで生きてくるか。そして、やはり▲(7)メムロボブサップ、走りがフワフワして凄みは感じないのだが、なぜか強い。それがレースセンスの良さであろう。小柄だったが休養して馬体も成長してきた。当欄ではハンデ差の分だけ単穴扱いとした。
  以上挙げた上位3頭と他の馬たちとは若干力の差があるように見えるが、食い込んでくるとすればその1番手は△(2)ジェイエースだろう。前半の入りと障害が課題だが、切れ味はあり、越えてくれば十分勝負になる。鈴木騎手の完全重賞制覇、山本厩舎の初重賞制覇なるか。そして穴なら注(9)アポロンが不気味だ。重賞初出走で未知の魅力がある。先行して他馬を封じ込めるような展開になればチャンスも。その他では(8)サクラドリーマー(1)アオノゴッドといった末脚鋭い馬が、障害を越えて一気に飛んでくる可能性もあり、注意は払っておきたい。(4)インビクタも逃げ一辺倒から成長してきた。
  展開予想だが、まず、何が何でもインビクタがハナを奪いに行くだろう。それにギンノダイマオーあたりがついて行くか。アポロンらも勝負を挑むなら前の方に行きたい。他の馬はその後ということになるだろうが、前半で離されないようにはしたい。障害後はおそらくギンノダイマオーが前を行きそうだがどこまで引き離せるかがカギ。メムロボブサップやアオノブラックら有力馬勢はどこで降りられるか。さらにジェイエースやサクラドリーマーは若干遅れても障害を越えてくればかなりの勢いで追ってきそう。

はむ!の馬券狙いどころ:
  北斗賞で上手く引っかかってくれたので一応プラスにはなっている。これを確固たるものにするためには、ここでもしっかり取って行きたい。上位3頭の軸はやはり堅いとみて、そこを厚めに絞りこんでいきたい。たまには単勝でもズバッと当てていきたいのだが。そういう意味でアオノブラックに期待。そして今回は山本正彦厩舎応援ということでジェイエースの応援馬券を買ってみたい。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 5,6,7 BOX 合計6通り 各300円
      5,6→5,6,7=5,6,7 合計4通り 各100円
      5,6,7→2=5,6,7 合計12通り 各100円
  枠複 5=6,7,2,8 合計4通り 各200円 合計 4,200円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 5 700円 単複(応援)2 各200円
  ワイド 9=5,6,7,8 8=5,6,7 合計7点 各100円
  合計 1,800円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。

【コラム】原良馬さんを偲んで
  先週から今週にかけて競馬界では大きな悲しいニュースがありました。一つは競馬解説の重鎮・原良馬さんが逝去されたこと、そしてもう一つは大々的に報道されていましたが、現役時代は無敗のクラシック三冠など数々の記録を打ち立て、種牡馬としても大活躍したディープインパクトの死亡です。
  今回はまず原さんに関して、筆者的にはやはり平成初期ごろの第2次競馬ブームのころ解説者で、東京に出たばかりのころ関東馬がわからない中で土曜競馬中継の中で、厩舎に密着した取材に基づく解説(現在では当たり前のことだが、当時はそうではなかった。そういう意味では原さんが先駆けだった。)がわかりやすかったという覚えがあります。元は俳優で昔のドラえもんの大山のぶ代と同じ劇団で同期だったのですね。どおりで味のある人だと思っていました。文章ではうまく言えないのですが、晩年になってこの人が出た時、心から競馬を楽しんだ時期を思い出したものです。ご冥福をお祈りします。

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