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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2019年9月28日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】重賞予想・第27回銀河賞(9/29)

  ばんえいの重賞は2週続き、今週は4歳世代の三冠第2戦、銀河賞です。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第27回銀河賞(BG2)
(2019年9月29日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 4歳オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
  キタノユウジロウ 牡4 750 松田道 村上慎 栗毛 差
アアモンドグンシン セン4 740 長澤幸 小林長 鹿毛 逃
ミノルシンザン 牡4 710 阿部武 大友人 鹿毛 差
オレワチャンピオン 牡4 730 菊池一 中島敏 栗毛 逃
コウシュハレガシー 牡4 730 西謙一 平田義 栗毛 先
  マツノタイガー 牡4 720 鈴木恵 小北栄 鹿毛 追
  ジェイコマンダー 牡4 730 西将太 金山明 青毛 差
  オレノタイショウ 牡4 720 渡来心 久田守 鹿毛 差
ハマノダイマオー 牡4 720 藤本匠 松井浩 鹿毛 先
  10 オールラウンダー 牡4 710 赤塚健 西弘美 鹿毛 先
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「銀河賞」の概要と傾向
  ばんえいの場合、4歳世代にも三冠レース(柏林賞、銀河賞、天馬賞)があることはこれまでも述べたところであるが、銀河賞はその第2弾である。創設当初は北見競馬場で開催されており、当時北見市と十勝を結んで走っていた鉄道「ふるさと銀河線」を想起させるネーミングとなっている。
  各馬4歳にもなると体も完成し、また古馬との対戦も経験して、どんどん力が付いてくるころである。世代の中での勢力図も固まるころで、勝ち馬は後にばんえいを代表するトップ馬となっていく場合が多い。傾向としては、過去10年間で1番人気は(3,3,1,3)と絶対的な強さがあるわけではなく波乱含みのレースとなっている。これは、元々の実績馬と、4歳になって力をつけてきた上がり馬が入り乱れ、ハンデもあるので、人気面で割れることが多いからと考えられる。但し、ここ数年は飛び抜けた存在の馬がいて実力どおりの走りを見せて、堅く収まっている。牝馬は苦戦しており、この時期の開催になってからは未勝利である。特にこのレースに強い騎手はおらず、現役騎手は最高でも2勝と分散している。一方、調教師では槻舘厩舎が5勝と、近年実力馬を連続して出していることもあり、一歩抜けている。(今回は槻舘厩舎からは不出走)

今回のみどころ
  今年の4歳世代はのランキングトップは牝馬のミスタカシマであり、今シーズンも柏林賞牝馬初優勝を上げていたが、銀河賞を回避した。今後を考えての選択か。そうなるとこの世代を代表する存在としては、まずダービー馬アアモンドグンシンの名前が挙がる。自慢の切れ味が炸裂するか。そしてはまなす賞で2着止まりにようやくピリオドを打ったキタノユウジロウも当然黙っていないだろう。一方下位からでも調子の上がってきている馬もおり、展開を含め見どころいっぱいのレースとなりそう。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 キタノユウジロウ:重賞はダービーなど2着が多く善戦どまりが続いたが、はまなす賞では追い比べを制してようやく花開いた。堅実な走りがモットーで確実に上位に食い込んでくる。障害力には自信を持っている。最後の直線もしっかり歩ききれる。一方、切れ味鋭いタイプではないので勝ちきれないことも多い。
 2 アアモンドグンシン:昨年のダービー馬で世代の1,2を争う実力馬。今シーズンは重賞未勝利だが古馬重賞にも果敢に挑戦し勝負勘を養っている。直線の切れ味は抜群で障害を降りれば速いが、障害自体は苦手で、なるべく余裕を持って挑みたい。そのためには前半で好位置につけられるかがポイントとなりそう。
 3 ミノルシンザン:8月の特別戦で勝って出走権を得てきた。重賞は3歳時の三冠レースにいずれも出走。最高は菊花賞の5着だが、この時は一瞬の切れ味で前に迫るなど見せ場を作った。基本的には前半控えて各馬の様子を見ながら、最後の直線で勝負をかけるタイプ。障害は得意ではないがある程度はこなす。
 4 オレワチャンピオン:デビュー時から期待され、2歳時にヤングCSを優勝して以降、成績が上がらなかった時期が長かったが、今シーズンに入って徐々に調子を取り戻し、8月には特別戦でようやく1年半以上ぶりの勝利を挙げた。この馬の持ち味は先行力と粘り。特に軽馬場ならフットワークが生きてくる。
 5 コウシュハレガシー:重賞は2着1回3着4回と優勝はないが善戦タイプ。脚質は自在で走りは安定しており障害も上手い。柏林賞では積極的に攻めて見せ場を作り2着に粘り込んだが、はまなす賞では流れに乗れず最下位に沈んだ。前走ではホクショウマサルら古馬勢相手に善戦しており巻き返しは十分可能。
 6 マツノタイガー:重賞は昨年のダービー、菊花賞、今年の柏林賞と出走しているが、いずれも大敗している。平場のレースなら素軽い立ち回りで強さを見せるが、荷物が重くなり相手が強くなると動きが悪くなり序盤から遅れる傾向にある。障害はこなせるのでしっかり追えば好走できそう。鈴木騎手の手腕に期待。
 7 ジェイコマンダー:2歳時はヤングCS2着など活躍したものの3歳時は苦しいレースが続いた。今シーズンに入り特に前半が好調で素軽い動きで勝ち星を重ねてきた。ただ重賞になると動きが重く成績が上がっていない。重い荷物が苦手か。父はカネサブラックで力を出せる素地はあるはず。転厩で気分一新か。
 8 オレノタイショウ:重賞初挑戦だった柏林賞では人気薄ながら、障害をしっかり越えて直線で見事な追い込みを見せ3着。その後も特別戦でAクラスの古馬相手に快勝し、賞金を加算してここに駒を進めてきた。切れ味の鋭さがこの馬の持ち味、障害も苦手にしていた時期もあったが、今は確実に上げてくる。
 9 ハマノダイマオー:デビュー当初から期待されていたが、障害で苦しむなど思うように成績は上がっていなかった。平場の軽めのレースになると動きが良くなり切れ味が生きる一方、重賞などでは重い荷物に対応できず着外に沈むことが多い。ここ数戦は調子が上がってきて連勝しており、勢いで攻めていきたい。
 10 オールラウンダー:世代ランクは16番目だが、ミスタカシマの回避による追加出走枠に手を挙げ出走。重賞は初出走で特別戦も今シーズンに入ってから本格参戦。障害の上手さがこの馬の売りで、ほとんど確実にひと腰で越えてくる。安定感はあるが、切れる脚はないようだ。高重量は未知数だが魅力はある。

【はむ!の見解まとめ】
  ミスタカシマが出ないことで、想定される流れも大きく変わってきそう。ライバルが減って喜んでいる馬はいるのか。それとも目標となる馬がいなくなりさらに難しいレースになるのか。帯広は一週間前に大雨が降っているが、その後は降水はなく乾燥して渋めの馬場になりそう。
  レース展開予想だが、前に行きたい馬が少なく、どの馬も他馬の様子をうかがいつつ牽制しあいながら進む形になるか。そうなるとペースは落ち着きそう。一応オレワチャンピオンがレースを引っ張る形になるか。あるいはアアモンドグンシンが苦手な障害を意識して押し出されるように前に行くことも考えられる。後の馬も好位にはつけたいが、ハナには立ちたくないというところ。直線勝負にもつれ込むことが考えられ、最後までしっかり走れるタイプが有利か。
  ハンデ差もあり予想は極めて難しいところだが、当欄では◎(5)アアモンドグンシンが、不安点は多少あるものの、やはり力やスピードはメンバー中では飛び抜けているとみて本命とした。おそらく前半から飛ばして障害はじっくり溜めるという作戦に出るのではないか。コンビを組む長澤騎手との息も合ってきたように見える。
  相手として、当欄ではまなす賞の際に狙った○(5)コウシュハレガシーに今一度期待したい。最下位となったはまなす賞の走りは不可解であったが、その時は流れに乗れなかったということで、その後の特別戦では巻き返しており、前半差なくついて行ければ勝ち負けにつながる走りができるだろう。面白い存在が▲(3)ミノルシンザン。重賞では目立った実績はないが、特別戦では有力な古馬を交えて善戦しており、同世代ライバルにも勝ち負けを繰り広げている。今回上位と40kgのハンデをもらっており、接戦が必至の中、切れ味のあるこの馬がチャンスを生かす場面も。
  入着候補としては、先行力のある△(4)オレワチャンピオン。スタミナが課題であるが切れる脚がないだけで、ポテンシャル自体は高い馬なので、思い切って行ければ粘り込みも。そして、更に穴として注目したいのが注(9)ハマノダイマオー。かつての実力馬が帰ってきたというイメージ。レース展開が落ち着いて障害を切れれば抜け出し可能。
  一方、はまなす賞を勝って勢いに乗る(1)キタノユウジロウも有力馬として支持されそうだが、今回はトップハンデ、端枠と悪い条件が重なっている。それを乗り越えるだけの力は十分持っている馬だが、やはり予想としては軽くしたい。他では、切れ味がある上に今回鈴木騎手が乗ってきた(6)マツノタイガー、柏林賞で3着に突っ込んできた(8)オレノタイショウあたりの動きが注目されるが、馬券的にはここまで手を広げられるかどうか。

はむ!の馬券狙いどころ:
  徐々にマイナスがふくらんできたのでここらで歯止めをかけたいところ。特にそろそろ単勝を当てたい。今回はグンシンを中心に、前回狙ったコウシュハレガシーなど、なんだか買うと来ないというパターンに陥る懸念もあるが、そこは信じていくしかないだろう。ワイドも手広く。。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 2,5,3→2,5,3,4→2,5,3,4,9 合計27通り 各100円
  馬複 2=5,3,4,9 5=3,4 合計6通り 各100円
  枠複 2=5,3,4,8 合計4通り 各200円 合計 4,100円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 2 800円
  ワイド 3=2,5,4,8,9 8=2,5,4,9 合計9点 各100円
  合計 1,700円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。

【コラム】ディープとキンカメ
  ちょっと前の話ですが、前々回の当欄でディープインパクトのことについて長々と述べたところですが、もう一頭、同じ時期で出てきてディープと並ぶ名馬・名種牡馬であったキングカメハメハ(以下「キンカメ」と略します)も先日ディープの後を追うように永い眠りにつきました。筆者はディープは好きではありませんが、キンカメはどちらかというと好きな方の馬です。
  ディープとキンカメは同じ馬主の馬です。ですから前回述べたディープが好きでない理由はキンカメにも当てはまるはずです。強い馬を育てるという考え方は同じです。しかしこの2頭タイプが全然違います。そして、筆者はディープよりキンカメの方に断然軍配を上げたいと思います。それは筆者が判官贔屓ということもありますが、最大の理由はキンカメの方が奥深いからです。
  ディープは主流の父サンデーサイレンスでサラブレッドのサラブレッド(後者は例えの意味での)。ただただ整った日本の中央競馬の芝で最高のスピードで走る馬。一方、キンカメは父キングマンボで外国からも持ち込み馬。血統は良いのですが日本では主流ではありません。そのせいか、競走馬時代8戦7勝の素晴らしい成績は上げたものの、日本の高速馬場がこたえたのか脚元不安で早々と引退。華々しく脚光を浴びたディープに対して、強い割には地味に競馬ファンの間だけでたたえられた、それがキンカメです。ただNHKマイルカップと日本ダービー両方を勝つなどどんな状況でもどんな馬場でも走れるというオールマイティの力。それがその産駒に引き継がれました。世界で活躍したロードカナロアを出したかと思えば、ホッコータルマエなど地方のダートで大活躍する馬を多数出しました。芝とダート両方を走れるレッツゴードンキという馬などもいます(今週のGIスプリンターズステークスにも出走予定)。このようにキンカメ産駒は、地方競馬の盛り上げにも多大な貢献をした馬でもあることから、筆者的には断然キンカメの方が好きだったということです。

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