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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2019年12月31日火曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】回顧・第48回ばんえいダービー(12/29)

ばんえい重賞レース回顧
第48回ばんえいダービー(BG1)-2019年12月29日-11R 200m直 晴 1.4%
  1着◎(8)メムロボブサップ(阿部武) 1分50秒2
  2着○(10)アオノブラック
  3着注(9)ジェイエース
   単勝 8 120円(1番人気) 馬複 8-10 170円 三連単 8-10-9 750円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○等は、はむ!の当初予想印)

  ばんえいの3歳重賞三冠最終戦、第48回ばんえいダービーは、1番人気のメムロボブサップが障害を先頭で抜け出し、後続を振り切って勝利、2001年ヨコハマボーイ以来18年ぶり5頭目の3歳三冠馬となった。重賞通算5勝目。阿部武臣騎手は昨年のアアモンドグンシンに続くダービー連覇で3勝、今季4勝で通算24勝目。坂本調教師は2度目のダービー制覇で重賞通算11勝目。

レース振り返り
  帯広はここ1週間程度はかなり気温が低く、日中氷点下で推移、降水がほとんどなく乾燥気味、馬場としてはやや重めであった。
  レースは、各馬一斉にスタートし第1障害はジェイエースらが引っかかりやや遅れ気味。第1障害を越えてからは1番人気メムロボブサップがまず前に出て、2番人気のアオノブラックも早めにこれについて行く。そしてインビクタやギンノダイマオーなど当初前に行くと思われた馬らがこれに続くという展開になった。メムロボブサップは小刻みに息を入れながらピッチを上げて後続を引っ張る形でどんどん前に行く。各馬もなんとかこれに食らいつくが、そのままの流れでメムロボブサップが第2障害手前に先着。アオノブラック、インビクタら各馬も相次いでこれに追いつく。ここまで57秒と馬場状況にしてはハイペース。
  数頭が揃って一息入れた後、第2障害はインビクタの方が先に仕掛け、メムロボブサップそしてアオノブラックが程なく続いた。インビクタは坂の中腹でストップしその後座り込んだ。一方、メムロボブサップとアオノブラックはスムーズに障害を越え、降りた時の勢いでメムロボブサップが一歩前を進み、アオノブラックが差がなく続いた。他の各馬は障害で苦戦。その間に序盤は後方から行っていたジェイエースがひと腰で障害を越え、更に少し遅れてサクラドリーマーが同様に障害を越えて前を追った。
  先頭争いはメムロボブサップとアオノブラックがほぼ1馬身差で進み、障害を降りた時の勢いのままスピードは落ちない。ジェイエース以下も追いつくことができず、前の2頭の一騎打ちの状況となった。残り20mあたりではアオノブラックがメムロボブサップに迫る場面もあったが、メムロボブサップも脚色が衰えずそのままゴール前へ。そして1馬身差を保ったままゴールを駆け抜けた。アオノブラックも最後まで粘り2着に入った。後続は、2馬身ほど開いて、3番手を行ったジェイエースをサクラドリーマーが追ったが、ジェイエースが走りきって3着。サクラドリーマーが4着に入った。

次走へのメモ
メムロボブサップ(1着):文句ない勝利。この日はほとんどのレースで勝ち時計が2分を越える重馬場の中1分50秒台のタイムは優秀。序盤から積極的に攻めていったことも想定どおりの走りであった。目一杯で追ってきたアオノブラックにかなり迫られたように見えるが、1馬身差から縮まることはなくゴール前はまだ余裕があった。クラシック三冠の栄誉を得て、父ナリタボブサップの種牡馬としての評価も高まったと言える。今後の成長も見込まれ、来年は4歳馬として次のチャレンジに向かう。一息入れるか、2月のチャンピオンカップで古馬の胸を借りるか。
アオノブラック(2着):明らかにメムロボブサップを負かせに行っていた。前半から攻めた結果、課題のあった障害も勢いで越えられた。一瞬の動きの差でボブサップに前に行かれ、完全に並びかけることができなかったのが悔やまれるが、この馬としては最高の走りができたと思われる。今後4歳三冠戦線で逆転を目指す。その前の3月のポプラ賞あたりも狙えそうだ。体調を維持して今回のような走りを続けていければチャンスは大いにあるだろう。
ジェイエース(3着):全体としてはようやくこの馬の本来の走りができたのではないか。第1障害で遅れをとった時は心配されたが、しっかりリカバリーし、第2障害はひと腰でまとめられたことは収穫だろう。前の2頭は次元が違ったが、現時点での力の差か。しかし今後に向けての展望は開けたと言える。上位での戦いを重ね経験を積めば4歳戦線でチャンスは生じるだろう。
サクラドリーマー(4着):課題の障害はひと腰でまとめたものの、全体のペースが速く前半で遅れを取ったことが直線で前に迫れなかった原因であろう。ただ重量にはそれなりに対応できるところを見せたのではないか。鋭い直線の切れ味が持ち前だけに今後4歳戦線で上位に入るためには更に展開に工夫が必要か。自己条件で勝ち味を覚えていきたい。
アオノゴッド(5着):今回はいきなりの高重量もあってか、障害でかなり苦戦し上位には大きく離されたが、最後でじわじわ伸びて掲示板内に入ってくるあたり、菊花賞3着が伊達ではないところは見せられたのではないか。今後も流れをつかめば上位で好勝負することは可能。
  その他では、当欄で単穴で狙ったダイリンファイター(6着)は、10番人気だったので好走だったと言えるが、障害をひと腰で上げていただけに、前半もう少し攻められていれば更に上位も可能だったか。重賞初挑戦のコマサンブラック(7着)もやや遠慮した走りに見えた。ただ今後に向け良い経験にはなったか。実績馬のギンノダイマオー(8着)は馬体重マイナス30kgとやはり体調が十分でなかったか。動きが良くなかった。ジェイカトレア(9着)は力負けか、インビクタ(10着)は序盤で前に行けなかったことがすべて。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 単勝 8 8枚 複勝 9 2枚 枠複 7-8 5枚 三連単8-10-9 計5枚
  ボブサップはやはり強かったがアオノブラックも迫って見応え十分、さすがダービーといったところ。馬券の方は、やはりこの組み合わせでは安い。これだけ的中を並べてもトータルではプラスにならないのだから困ったものだ。ま、とりあえず傷口は広がらなかったので、今後に向けてキープできたと考えよう。
  今回収支 -300
   (通常分) +200  (配当)4,500 (投入)4,300
   (単複・ワイド) -500  (配当)1,400 (投入)1,900
  今年度累計 -21,690(12/29・ばんえいダービー終了時点)
   (通常分) -12,320 (配当 56,880 - 投入 69,200)
   (単複・ワイド) -8,870 (配当 15,130 - 投入 24,500)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2019データ・馬券成績表)

  この後すぐ、次の記事でヤングチャンピオンシップの結果もアップします。

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