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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2020年1月1日水曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】重賞予想・第13回天馬賞(1/3)

  ばんえい年末年始の重賞シリーズ。正月2日は帯広記念、そして3日は明け5歳世代の三冠最終戦、天馬賞です。レース番号がこれまでと変わっていますので注意しましょう。なお、マツノタイガーは競走除外となりました。(1/3)

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第13回天馬賞(BG1)
(2020年1月3日(金)16:40発走 帯広11R ダ200m 5歳オープン定量)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
ジェイコマンダー 牡5 760 西将太 金山明 青毛 差
  ハマノダイマオー 牡5 760 藤本匠 松井浩 鹿毛 差
  オールラウンダー 牡5 760 西謙一 西弘美 鹿毛 先
コウシュハレガシー 牡5 760 藤野俊 平田義 栗毛 先
除外 マツノタイガー 牡5 760 船山蔵 小北栄 鹿毛 追
  オレワチャンピオン 牡5 760 菊池一 中島敏 栗毛 逃
  サンシルクラポピー 牝5 740 村上章 鈴木邦 栗毛 差
キタノユウジロウ 牡5 760 松田道 村上慎 栗毛 差
ミスタカシマ 牝5 740 鈴木恵 槻舘重 栗毛 先
10 アアモンドグンシン セン5 760 長澤幸 小林長 鹿毛 逃
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「天馬賞」の概要と傾向
  毎年、前日の帯広記念に引き続き、正月3日に行われるBG1格付の重賞。4歳馬が年が明けて5歳馬となり、前年からの柏林賞、銀河賞と続いたこの世代の重賞三冠の最終戦である。今年が13回目とまだ歴史が浅いが、定量戦であり、世代チャンピオン決定戦として定着している。
  傾向としては過去10年で1番人気は(6,1,2,1)と強く、実力馬がその力を遺憾なく発揮できるレースと言える。1番人気が敗れる場合とは実力が拮抗している場合に限られる。前年のばんえいダービー馬が過去10年6勝とやはり強い。また当該年度の三冠では、柏林賞馬が(3,2,0,5)、銀河賞馬が(5,1,0,3)でこのあたりはハンデ差があって微妙だが強い馬は強いと言える。牝馬の出走も多いレースだが、優勝は2016年のキサラキクのみ。騎手では鈴木恵介騎手が5勝とリード。以下、藤本匠騎手が3勝、松田道明騎手が2勝、あとは昨年の西謙一騎手と、現役騎手の優勝はこの4人のみである。

今回のみどころ
  明け5歳馬にとって最後の世代重賞。この世代のこれまでを振り返ってみると、主なところでは、ミスタカシマがナナカマド賞、ばんえい菊花賞、柏林賞と牝馬重賞3レースの計6勝で賞金ランクもトップ、アアモンドグンシンがばんえい大賞典、ばんえいダービーに加え、古馬混合のドリームエイジカップを勝ち、重賞3勝、そしてキタノユウジロウが4歳になってからはまなす賞、銀河賞と勝っており、これが3強といったところか。もちろん他の馬も上位で争っている。この天馬賞が総決算と言って良いだろう。天馬賞は堅いレースとは言われているが、今年はどの馬も古馬戦線で既に中心的存在となっており、いずれも勝てるだけの力を持っている。高いレベルでの混戦模様の中どの馬が抜け出すか。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 ジェイコマンダー:重賞は2歳時はヤングCS2着などがあるが優勝はない。3歳以降では苦しいレースが続き掲示板外に沈むことも多かった。平場戦など軽めのレースでは動きが良いが、重賞になると動けないのは重い荷物が苦手というところか。流れに自在に合わせることができ一瞬の切れ味も持っているが、最後まで続かないこともある。障害も得意ではないが遅れるほどではない。勢いがつけば戦える。
 2 ハマノダイマオー:重賞は常連ではあるが、成績は上がっておらず、ナナカマド賞と大賞典の4着が最高で他は大敗が多い。展開も向かない上に障害も苦労している。これが特別戦や平場戦になるとガラリと一変。動きが軽くなり、直線でも鋭い切れ味を見せる。軽馬場ならなお歓迎。明らかに重い荷物や馬場が苦手なようだ。障害のデキもこの馬に流れが向くかで決まる。前半からできるだけ前に詰めて行きたい。
 3 オールラウンダー:重賞は4歳に入って銀河賞に出走したのが唯一。この時は繰り上がり出走で、9着に敗れているものの大きく離された負け方ではなかった。むしろ大外枠でよく動けたというところだろう。その後は自己条件の特別戦などで軽い動きで快勝している。障害は上手でしっかり越えてくる。その割に道中の動きは平凡で遅れを取ることも多い。父はナリタボブサップで大きいレースには強そうだが。
 4 コウシュハレガシー:重賞は常連だが未だ優勝はなく、2着は柏林賞のみ。そして3着が実に5回とブロンズコレクターとなっている。時には攻めて前に行ったり控えて瞬発力に賭けたりと自在に立ち回ることができる。しかし善戦はするものの勝ちきるところまでは行っていない。近走は障害で止まる場面も見られ気がかりではあるが、これは古馬オープン級の強い相手と戦ってのもの。しっかり流れに乗りたい。
 5 マツノタイガー同馬は競争除外となりました。出走権をめぐる最後の切符を手にしてここに進んできた。重賞は3歳時に菊花賞に初めて出走して以降、ひととおり出ているがいずれも掲示板外と結果は出ていない。本来は前半に好位につけて直線の切れ味で勝負するタイプだが、荷物が重くなると極端に動きが悪くなる。シーズン前半は連勝を重ねるなど活躍していたが、近走やや壁に当たっており直線も不発になっている。障害はこなす。
 6 オレワチャンピオン:これまで重賞にはほぼ顔を出しており、2歳時のヤングCSで逃げ切って優勝している。先行力があり障害が上手で崩れるてしまうことはまずない。切れ味が鋭いわけではなく、やや決め手に欠ける部分があるが最後まで粘って走れる。1100kg前後の完成された雄大な馬体で、力はいつでも出せる状況にある。軽馬場なら更にスピードが生きそう。重賞勝ち経験の存在感を示したい。
 7 サンシルクラポピー:これまで牝馬重賞に出走し、黒ユリ賞とクインカップで3着の実績があるが、牡馬などを交えた世代重賞の出走は初めて。兄は重賞戦線で活躍したオイドンで、兄同様抜群のスピードを持っており、今年度の軽量戦の疾風賞では0分54秒台で走りスピードスター賞馬のアアモンドロシアを完封した。課題は障害で一腰で上がらない時の方が多い。立て直せばかなり後方からでも届く脚がある。
 8 キタノユウジロウ:重賞はダービーなど2着が多かったが、はまなす賞で接戦を制し重賞初制覇以降、銀河賞でも積極的に攻めて行って他馬を押さえ込んで勝利した。古馬重賞のドリームエイジカップでは5着ながら、古馬と同じような重量を背負わされる中よく粘っていた。今日の重量はこれまでも十分経験しており、荷物で苦しむことはないだろう。障害力も抜群でまず崩れない。瞬発力がもう少し欲しいところ。
 9 ミスタカシマ:先述したように重賞は既に6勝。牝馬重賞を除いてもやはり世代トップであることは間違いない。今シーズンは主戦の鈴木騎手のスケジュールを踏まえ特にレースを絞り込んでおり、狙いをつけたレースは確実に結果を出している。通常であれば自然と好位置につけ、上手に障害を抜けて最後で突き放すというのがこの馬ならではの展開となっている。キサラキク以来5年ぶりの牝馬の制覇なるか。
 10 アアモンドグンシン:重賞は先述のようにばんえいダービーを含む3勝。その中でもドリームエイジカップでは古馬一線級相手に堂々の戦いを挑み、障害を先頭で越えて10秒以上の差をつけ圧勝したことが特筆される。早くから古馬重賞にも挑戦し揉まれていることで経験値を上げている。障害さえ抜けてくればトップ馬でも追いつけないくらいのスピードを持っている。苦手の障害は先行力でカバーしている。

【はむ!の見解まとめ】
  今シーズン重賞勝ちの有力3頭が外に並んで入り、互いをかなり意識しながらのレースになると思われる。馬場状況もポイントだが、天気が大きく変わる要素もなく、重くも軽くもなくといったところか。   レース展開だが、先行馬不在のメンバーだが、最近はアアモンドグンシンが序盤から飛ばしていく傾向にあり、今回も大外で揉まれたくないことから先頭を切っていくことが考えられる。他ではオレワチャンピオンが前半が速く、コウシュハレガシーも前に行きそう。そしてキタノユウジロウ、ミスタカシマの位置取りがポイント。キタノユウジロウは銀河賞の時にように早めに詰めてくるか。ミスタカシマはこれを見ながら行くとしても遅れは取りたくないところ。障害では横一線の勝負になりそうで、しっかり第2障害をまとめた馬が有利だろう。
  そして予想だが、やはり3強を中心とした争いにはなりそう。ただ牽制しあうと内枠の馬が突っ込む可能性も。そして流れをトータルでみて、当欄では、今回は世代ランクトップの◎(9)ミスタカシマを本命にした。やはり障害力がメンバーの中でも抜けているのが強み。最後まで走りきれる粘りもある。完成された牝馬で上積みは少ないように見えるが、狙ったレースをしっかり勝ちにくる。体調が順調なら勝負強さで一歩リードか。
  差のない対抗に○(8)キタノユウジロウを推す。銀河賞で見せた積極的なレース運びが再び見られるか。その後も高重量戦で力を付けており、勝ちきれる可能性は十分にある。そしてもう一頭の実力馬▲(10)アアモンドグンシン。ドリームエイジカップの快勝、その後のオープン勝ちなどインパクトは大きいが、この馬は古馬相手の方が落ち着いて走れそう。今回は大外に入ったこともあり、障害のリスクも勘案して単穴評価にした。もちろん勝つときは強い勝ち方を見せるだろう。
  3強が抜けているように見えるが、枠が並んでおり、内側の馬で楽に走れる馬が大駆けすることも。その中では△(4)コウシュハレガシーが面白そう。こちらも重賞3着以内が6回の実績馬。近走はやや不調に見えるが、流れと相手関係によるもの。流れに乗れれば上位に割って入ることは可能。あとは、勢いが戻ってきた注(1)ジェイコマンダー、これまで重賞では苦戦しているが、近走の動きは良くなっている。その他では先行力のある(6)オレワチャンピオンも軽い馬場になれば逃げ粘りのチャンスはあるが流れは厳しいか。牝馬(7)サンシルクラポピーも抜群のスピードを持っているが今回は荷物が重そう。他の馬は力の差が大きく現状では上位進出は難しいか。

はむ!の馬券狙いどころ:
  年末年始の重賞シリーズも最終戦。さすがに4連チャンはきつい。本命サイドだと返りは安いし、穴狙いすると外れる。しかし最後はしっかり決めたいところ。今回は3強どれも強いので幅を広げるとどんどん安くなってしまう。ここはミスタカシマの頑張りに期待して厚めに、なるべく点数を絞って。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 9→8,10→8,10,4,1 合計6通り 各200円
      8,10→9→8,10,4,1 合計6通り 各200円
      8=10→9,4,1 合計6通り 各100円
  枠複 8=7,8,4 合計3通り 各500円 合計 4,500円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 9 600円
  ワイド 4=9,8,10,1 1=9,8,10 合計7点 各100円
  合計 1,300円で勝負! 

  天馬賞の結果と回顧は、前日の帯広記念の結果等と合わせて数日以内に報告したいと思います。

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