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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2020年1月1日水曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】重賞予想・第42回帯広記念(1/2)

  2020年になりました。今年は皆さんにとっても、自分にとっても良い年でありますように。
   さて、新年最初のばんえい重賞は、4大記念競走の最終戦・帯広記念です。全国発売となっており、普段ばんえいの馬券が発売されない地方競馬の場外馬券売り場などでも購入することができます。地区によってはこの日の帯広競馬全レースが購入できるところがあります。なお、帯広記念はレース番号と発走時刻が例年と少し変わっていますので注意しましょう。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第42回帯広記念(BG1)(全国発売)
(2020年1月2日(木)16:10発走 帯広10R ダ200m 4歳以上オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
オレノココロ 牡10 910 鈴木恵 槻舘重 青毛 差
ミノルシャープ 牡6 900 島津新 大友人 鹿毛 逃
コウシュハウンカイ 牡10 920 藤本匠 松井浩 栗毛 先
シンザンボーイ 牡9 900 阿部武 坂本東 栗毛 差
センゴクエース 牡8 900 菊池一 槻舘重 鹿毛 差
  ゴールデンフウジン 牡6 900 藤野俊 今井茂 青毛 差
  ソウクンボーイ 牡10 890 村上章 西邑春 鹿毛 追
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「帯広記念」の概要と傾向
  古馬重賞のばんえい4大記念競走の最終戦。BG1格付けのレースの中でも、3月のばんえい記念に次ぐ大きなレースで、ばんえい記念とともに農林水産大臣賞典の冠が付いている。毎年正月2日に行われるレースとして定着しており、以前から唯一このレースのみ全国の地方競馬場など馬券が発売され、一種のお祭りとなっている。
  荷物の重さが900kg前後の高重量戦。力と力の勝負である。しかしながら荒れることで有名で、過去10年1番人気は(1,0,4,5)と大苦戦、昨年オレノココロが1番人気で11年ぶりに勝利するまでその間2着もなかった。2014年ホリセンショウや2015年フクドリなど人気薄がしばしば優勝、これは重量適性が合ったものと思われる。一方、2~4番人気が過去10年7勝しており、始めから大穴狙いは危険。馬場状態や力関係など全体の状況をしっかり見極めたい。
  勝ち時計は通常の馬場だと2分30~40秒くらい。これより軽くなるとその適性に合った馬が台頭してくる。基本的には9歳以上の高齢馬が強いが、6~7歳でも実力があれば戦える。牝馬は以前はフクイズミのように勝てる馬も出ていたが、ここ6年間は出走がない。騎手では鈴木恵介騎手が4勝(うちオレノココロで3勝)と現役最多でリード、藤野俊一騎手が3勝で続く。

今回のみどころ
  正月最初の重賞にして大一番。全国から注目されるレース。今回は勢いのある明け6歳から5頭出走権があったが、メジロゴーリキら3頭が回避し7頭立てとやや寂しい感じもするが、それでもばんえいを代表する実力馬は顔をそろえた。これまでばんえいを引っ張ってきたオレノココロ、コウシュハウンカイは明けて10歳になる。当然まだまだ衰えるような時期ではないが、最近は若馬勢も台頭してきている。明け6歳勢からは古馬重賞でも上位に入っているミノルシャープらの勢いに注目だ。さらには北見記念で勝ったシンザンボーイ、ばんえい記念馬のセンゴクエースら中間層も調子を上げてきており、これまで以上に各馬の力の差は縮まってきているといえる。ただし高重量戦ともなると、古馬勢も意地を見せたいところだろう。荒れる帯広記念ということも含めてどんな展開が待っているのであろうか。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 オレノココロ:ここまで重賞通算23勝、帯広記念は3勝と名実ともにばんえいのトップ馬。今シーズンも当初、オッズパーク杯、旭川記念と連勝し強さを見せていたが、夏に入り体調を崩したこともあって、グランプリなどでは全く動けず障害も苦労した。その後北見記念を回避するなど立て直しを図り、馬体重も1200kgを越え、十分戦えるほどに回復。あとはスピードのある若馬勢にしっかり対応できることがポイント。重量戦なら対応可能だろう。
 2 ミノルシャープ:黄金世代とも言われる明け6歳馬の1頭。重賞ははまなす賞を3歳で優勝したのと、4歳時に銀河賞に勝っている。今シーズンは5歳の準重賞・朱雀賞を逃げ切って勝っているが、それ以外は目立った勝ち星は上げられていない。しかし各レースで善戦しており、旭川記念のほか比較的荷物の重い北見記念でも2着に粘っている。とにかく先行力と障害力は抜群。最後の10mでの詰めが甘いのが泣き所だったが最近は粘りが増している。
 3 コウシュハウンカイ:重賞は通算12勝。安定した成績でばんえい界を引っ張る。帯広記念は5度目の出走、前々回に優勝している一方、この馬としては大敗している例も多く、決して得意なレースとは言えない。今シーズンはばんえいグランプリで快勝するなど勢いのある時期もあったが、その後ハンデ差があったとはいえ重賞で大敗するなどその勢いに陰りがあるようにも見えた。勢いのある若馬に展開を作られてしまうとこの馬の持ち味は半減する。
 4 シンザンボーイ:今年度の北見記念で8歳にして重賞初優勝。そして明け9歳となるが、ここにきて更に充実してきているイメージ。帯広記念は3度目の出場。前回に4着に入っている。いわゆるBG1のレースには繰り上がりで臨むことが多かったが、出てくれば滅法強く掲示板内にしっかり食い込んでくる。今回は堂々の賞金ランク上位での出走。中団に控え障害をじっくり越えて直線でじわじわ伸びていくタイプ。高重量戦でこそ力の出せる馬。
 5 センゴクエース:重賞は昨年度ばんえい記念勝ちを含み通算8勝、帯広記念は昨年初出走で5番人気ながら2着に食い込んだ。8歳馬となり最も充実するころだが、今シーズンは障害で大きく崩れ苦しんだ。立て直しにも時間がかかったが、前走ドリームエイジカップで追い込んで2着に入り、ようやく復活の兆しが見えた。デビュー時から圧倒的なスピードでスケールの大きさで常に注目され続けていたが、障害の苦手意識が唯一のウィークポイント。
 6 ゴールデンフウジン:明け6歳馬勢の1頭で帯広記念は初登場。重賞は常連だが勝ったのは2歳時のナナカマド賞のみ。この馬の持ち味はやはり一瞬の切れ味。瞬発力ならメンバー中でも1,2を争う。障害は得意とはいえないが、崩れかけても立て直すだけの器用さがある。むしろ最後の粘りの方が課題か。特別戦ならオープン馬相手でも勝ちきる力があるだけに、一押しのためにはもう少しパワーアップが必要か。同世代のライバルには負けられない。
 7 ソウクンボーイ:明け10歳馬。帯広記念は3度目の出走。この馬も忘れては困るとばかり、重賞にはしっかり顔を出している。過去の重賞勝ちは2歳時のヤングチャンピオンシップのみで、それ以来7年離れている。これまで頭数揃えで出ている感はあるが、高重量戦では案外好走しており、一昨年のばんえい記念で勝ち馬の7秒差に迫った実績が光る。障害さえ越えてくれば直線でしっかり歩けるので、なんとか前半で流れについて行きたいところ。

【はむ!の見解まとめ】
  先述のように古馬勢がこれまでどおり実力を発揮するのか。それとも新興勢力が台頭するのか。高重量戦のここで真価が見えてくると言っても過言ではない。番狂わせの多い帯広記念、実力は接近しており、少頭数とは言え馬券的には面白いとみる。馬場状態だが、大晦日にわずかな降水があった後気温が下がっていることから重くもなく軽くもなくと言ったところか。
  展開を想定すると、逃げると思われたメジロゴーリキがいないので、同じ6歳のミノルシャープそしてゴールデンフウジンが前半は引っ張っていく形か。ただ900kgもの重い荷物は初経験。これまでのように楽に行けるかどうか。それらを考えるとペースは落ち着きそう。そうすればコウシュハウンカイも楽に前に行けそうか。オレノココロ、シンザンボーイが中団、センゴクエースは障害重点のため控えることが考えられる。障害はどの馬もひと腰は難しいと見られており、しっかり踏みしめて、崩れても立て直しの早い馬が行けば、最後の展開のカギを握るだろう。
  予想だが、1番人気が成績が上がっていないことを踏まえ少しひねっていきたい。そこで当欄ではもうそろそろ本格化しても良いだろう◎(5)センゴクエースを本命に持ってきた。とにかく苦手の障害などリスクは大きいが、そこはばんえい記念勝ち馬。負担重量も900kgを越えてくると特に若馬勢が苦しむことが想定される中、じっくり焦らず行ければこの馬の流れになるだろう。障害がすべて。
  そしてこのレース4勝目を目指す○(1)オレノココロは対抗の方に持ってきた。これまでの不調からようやく立て直しつつある。半年勝ち星から遠ざかって以降はまだ勝ち切れていないがそれでも実力馬、8分の力でも十分戦えるだろう。ただこれまでのような強さが戻ってくるかどうか。単穴には▲(4)シンザンボーイを狙いたい。北見記念で本領を発揮して以降力を出せる状況にある。これまで同様に流れに上手く乗れれば逆転の可能性も高重量は歓迎材料。
  明け6歳勢からは、先行力と切れ味のある△(2)ミノルシャープに、最後の粘りを期待したい。ここに来て馬体も充実しており力はつけてきたイメージ。そして今年のグランプリ馬注(3)コウシュハウンカイがこのレース2勝目を目指すが、近走ドリームエイジカップなどでは流れについて行けない場面があるところが若干心配。前走も出走取消と順調さに欠ける分、今回は評価を下げた。あとは(7)ソウクンボーイは高重量得意で、調子も上がってきており、一発はありそうだが、さすがにこのメンバーでは届かないか。(6)ゴールデンフウジンもまともに走って障害を越えた時にはチャンスはありそうだが、どこまで粘れるかというところ。

はむ!の馬券狙いどころ:
  年末年始重賞シリーズの後半戦。年末のダービー、YCは堅く決まり、収支的にはギリギリ踏みとどまっているというところ。帯広記念ではしっかり夢を見よう。
  オレノココロの復活も期待されるところだが、馬券的に狙いたいのはやはりセンゴクエース。もちろん全くアテにはできないが、それでもばんえい記念馬。ここはしっかり立て直してくれるものと思う。センゴクから行くなら手広く。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 5=1→4,2,3 合計6通り 各200円
      5→1,4,2,3→1,4,2,3 合計12通り 各100円
      1→5,4,2,3→5,4,2,3 合計12通り 各100円
      4→5,1→5,1,2,3 合計6通り 各100円 合計 4,200円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 5 600円
  ワイド 4=5,1,2,3 2=5,1,3 合計7点 各100円
  合計 1,300円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、3日の天馬賞と合わせて数日後に報告したいと思います。次の記事は先に3日の天馬賞の予想をできれは本日中にアップします。

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