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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2014年10月11日土曜日

【はむ!のばんえい競馬重賞予想2014】第37回ナナカマド賞(10/12)

はむ!のばんえい多々雑感
  先日の5日に世界最高峰のレース、凱旋門賞がフランス・ロンシャン競馬場で行われ、日本馬3頭(ゴールドシップ、ジャスタウェイ、ハープスター)が出走しました。過去にはディープインパクトやオルフェーブルら挑戦しつつもあと少しで戴冠を逃したレース。今年こそはとの期待もありましたが、結果は御存知のとおり最先着のハープスターでも6着と大敗でした。敗因は後ろ過ぎる位置取りとか、特殊なロンシャンのコースへの慣れとかいろいろささやかれていますが、それ以上に期待が大きすぎて人馬にかかるプレッシャーが大きかったのが最大の敗因ではと感じました。(関係者は否定するでしょうけど。)
  現在の日本サラブレッド競馬界は、大手の社台グループを筆頭に、先端的なシステムのもと高コストをかけて、世界で活躍できる馬を生産・育成するということに重きが置かれており、その命題の一つに凱旋門賞を勝つことというのがあります。(野球で言えばメジャーでワールドシリーズを優勝するという感じでしょうか。)ただそれが、ディープインパクトが行ったころからか、変に注目されだしてからは、固定的な価値観として一人歩きしてしまっているような感じがします。
  今回のレース結果は残念ではあるけれど、それで日本の競馬の価値が下がったわけではありません。また挑戦すればいいのだと思います。ただ、日本で強かったから次は凱旋門賞へ挑戦といった考え方は少し違うのでは?と思います。日本の高速馬場とヨーロッパのタフな芝では適性が違いすぎます。凱旋門賞で勝つならそれ向きの馬を別に育成した方が早いかもしれません。(個人的には昔のホクトベガとかアグネスデジタルのようにオールマイティな馬が合ってるのかなと思います。)

  さて、凱旋門賞を見ていると、勝利馬の関係者を馬車に乗せて表彰台に運ぶというシーンがありますが、その馬車を引く白馬たちが、体格が良くてばんえいの馬そっくり。はっきりしたことはわかりませんが、おそらくばん馬の祖であるペルシュロン種じゃないのかなと思います。(元々はばんえいの馬はイレネーをはじめフランスから輸入されたものが元になっています。)だとすれば、ばんえいにスカウト(あるいはばんえいの馬を凱旋門賞に派遣)したいですね。。。と強引にばんえいの話に持っていっちゃいました。

はむ!のばんえい予想前回の結果
  さて、前回のばんえい重賞・岩見沢記念(9/28)の結果を振り返りますと・・・
  大方の予想は古馬の実績馬対勢いのある6歳馬と見られていましたが、勝ったのはなんと9番人気の5歳馬ホクショウユウキでした。乾いてきて時計のかかりはじめた馬場状況の中、各馬が他馬を意識しつつも、前の方のポジションを取って行こうとする展開。第2障害まではほぼ横一線でした。先に仕掛けたのはやはり先行馬のフジダイビクトリー、インフィニティーら。しかしやはり重量が応えて坂の途中でストップ、苦しむ各馬を横目に、最内からホクショウユウキがひと腰でクリア。2番手にはその隣の同じ5歳馬ニシキエーカンがふた腰程度でまとめ、切れ味を見せユウキに迫り、一度は前に出たところで、ついにやったかと思われました。しかしデットヒートの中残り10mでエーカンが息が上がりストップ、なんとか粘り込んだホクショウユウキが逃げ切り勝利を収めました。2着には、障害に手間取りながら5番手くらいから追いかけた1番人気キタノタイショウが最後ニシキエーカンをかわして入り、3着はニシキエーカンが残りました。結果、単勝9千円台、そして三連単は30万円台の波乱となりました。
  その他の有力どころでは、障害で何度かの膝折を立て直しつつ3番手で追いかけたオイドンは、切れ味がなく、他馬にかわされ着外。もう一頭期待されたニュータカラコマは障害に大きくもたついてこれも着外。フジダイビクトリーを含め6歳馬勢はやはりハンデが厳しかったのも敗因でした。得意なはずの障害で力が入らずオイドンを後ろからかわす形になったインフィニティーが4着。特筆すべきは今年は完全に調子を落としていながら5着に入ったフクドリ。ばんえい記念で2着に入ったように、時計のかかる力勝負になれば先行力が生きる感じ。今後侮れません。
  馬券の方は、ニシキエーカンの応援馬券の複勝だけがわずかながら当たりましたが雀の涙。あとは大外れでした。もう少し考えればホクショウユウキも狙えたはずなのにとか後になって思ったりするけど、ま、それで買えるくらいなら、こんな生活はとっくにしていませんよね(笑)

   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2014データ・馬券成績表)

  さて、ばんえいの今週の重賞は、今年最初の2歳馬重賞、ナナカマド賞。将来楽しみな若駒たちの一戦です。それでは早速予想いきます。

はむ!のばんえい重賞予想
2014年10月12日-10R 第37回 ナナカマド賞(BG3)(20:10発走)
【出馬表及びはむ!の予想印】
第37回 ナナカマド賞(BG3)
(2014年10月12日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 2歳オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
(展開目安)
ウィナーエミ 牝2 550 藤野俊 村上慎 栗毛 追 父エビスオウジャ
  テンカトウイツ 牡2 570 長澤幸 服部義 芦毛 逃 父バンゼン
  コウリキ 牡2 570 澁谷益 長部幸 鹿毛 先 父コウリュウオーザ
コウシュハシンザン 牡2 570 西謙一 皆川公 鹿毛 先 父シンザンウィーク
センゴクエース 牡2 570 鈴木恵 槻舘重 鹿毛 先 父ウンカイ
  ワタシハサクランボ 牝2 550 大口泰 皆川公 青毛 差 父ウンカイ
ホクショウモモ 牝2 550 島津新 松井浩 鹿毛 追 父ナオイチ
  タキニシサンデー 牝2 560 西将太 西康幸 芦毛 差 父グレートサンデー
コウシュハスパーク 牡2 570 藤本匠 皆川公 栗毛 差 父タカラボーイ
  10 ホクショウキズナ 牡2 580 松田道 槻舘重 鹿毛 先 父ハイパービート
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
 三連単(フォーメーション) 5=9,4→9,4,1,7 合計12通り
 三連単(フォーメーション) 5→9,4,1→9,4,1,7,6,3,8,10 合計21通り
 馬単(BOX)9,4,1 合計6通り
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
  ばんえいの2歳馬はその7割程度が4月の能力検定を経てほぼ一斉にデビューを果たす。それから上位の馬は特別戦などを経て、2歳戦最初の重賞ナナカマド賞へと歩を進めるわけであるが、ここまでの道のりは平場競馬と比べても長く、ここまで十戦以上も戦う。馬体の成長度合いや体調の変動によって勝ち負けを繰り返しながらしのぎを削っていくわけだ。
  ナナカマド賞の過去の傾向を見れば、のちの実力馬よりもその時点での好調馬のほうが上位に入る傾向にあるようだ。一方で、過去20年で牝馬の優勝は1頭しかいないもの特徴だ。
  ただ今年は若干様子が違う。今回最も注目されるのは、デビュー以来出場するレースを絞りつつここまで4戦4勝で圧倒的強さを見せているセンゴクエースだ。父はばんえいのリーディングサイアーのウンカイ、母は重賞を何度も勝って名牝と言われたサダエリコと華麗なる血統、しかも近走は4開催分(およそ2か月)出場を見送り、満を持してこのレースに挑んできた。
  予想にあたってはまずこのセンゴクエースをどう見るかが最大のポイントだが、前哨戦に出ておらず、平場のように追い切り情報があるわけでもないので、我々のように道外の者にとってあまりにも情報が少ない。同厩舎のホクショウキズナと重なるとはいえ4開催も避けているのは、良く取れば将来を見据えてじっくり鍛えているとも取れるし、悪く取れば脚元かどこかに不安点があって出場できなかったとも取れる。素人にはそれがわからないのだ。デビュー以来3戦は圧勝で、タイムも1分10秒台と段違いの力を見せていたが、最も近走の2か月前のレースでは乾いた馬場で1分30秒かかり後ろの馬に迫られている。このあたりもどうとらえるか、馬の状態を見ないとわからないし、もう少し中間の情報が欲しいところ。元々馬格のある馬なので成長度合いもどうなのか。とりあえず臨戦過程の不安を割り引いても余りある実力ということで、相手関係からしても本命は揺るぎないと思うが、当日の気配や馬体重、馬場状態に注目だ。
  一方、ここまでの2歳戦を引っ張ってきたのはホクショウキズナ。デビュー以来11連対と安定した力を見せていたが、ここ2戦は今一つ力が出ず着外に。気分良く行けている間はいいが、絡まれると弱い部分がありスタミナ切れの心配もある。それでも巻き返しは十分あると思われたが、今回は10kgのハンデと大外枠、かなり不利な条件が揃った。それまでの強さを考えると切ってしまうのは勇気がいるが、ここは思い切って外してみたい。
  そうすると皆川厩舎のコウシュハ2頭が安定性がある。人気が出そうなのは、前哨戦の青雲賞で勝ったコウシュハシンザン。力は十分だが3,4走前では一つ下のクラスで切れ味のある馬に足元をすくわれることがあった。その最後の切れ味という点でコウシュハスパークの方に魅力を感じる。昨年のホクショウメジャーのようなイメージだ。障害に少し不安があるが570kgくらいなら問題ないだろう。従ってスパークの方を対抗扱いとし、コウシュハシンザンを単穴とした。
  今年は牝馬勢の元気が良く、出走馬10頭中の4頭が牝馬だ。しかもいずれも切れ味抜群。前開催のA-1クラスではワタシハサクランボが並みいる牡馬勢を最後で逆転した。牝馬の特別戦では タキニシサンデーがいずれも接戦を制するなど力のあるところを見せているし、ウィナーエミも常に差の無いレースを続けている。またホクショウモモは4走前にトップ牡馬勢を差しきったように障害さえクリアすれば最後の脚は最も早い。
  先にも述べたように牝馬がなかなか勝てないレース。そのジンクスを破るかどうかが注目。当欄では4頭の牝馬の中では、展開に左右されない安定性でウィナーエミと、一発があり馬券的に妙味がありそうなホクショウモモに印を打ってみた。
  一方、唯一A-2組から勝ち上がってきたコウリキも先行力もあって決して侮れない一頭だし、デビュー戦に圧勝し前半戦を賑わしたテンカトウイツの立て直しもあり得ると思われるが、ここまでは手を回しきれない感じだ。いずれにしても最初の2歳戦にふさわしく不確定な要素も多いため予想は非常に困難だが、将来に向け各馬がどんなレースを見せるのか興味はつきない。
  ちなみにはむ!の馬券買い目は上表のとおり。まずはセンゴクエースを全面信頼するのかどうか。信頼する場合は2着以下を手広く、しないなら両コウシュハの馬あたりから押さえ込んで買いたい。やはりもっと情報があれば無駄な馬券を買わずに済むのだが。

  今回の結果は終了後2,3日以内に2014成績表に書くとともに、次回記事で寸評します。

  次回ばんえい重賞は2週間後の10/26北見記念(BG2)ですが、次回はかなり忙しい時期でもあるので、予想まともに書けるかどうか。でもそれなりにはがんばります。重賞の前日までには更新する予定です。
その間も突然記事を書くことがあるかもしれませんが、その節にはよろしくお願いします。

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