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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2016年2月27日土曜日

【はむ!のばんえい競馬重賞予想2016】第37回チャンピオンカップ(2/28)

はむ!のばんえいコラム
  前回に引き続きジョッキー関連の話です。先日JRAでは今年デビューする6人の新人騎手が発表されました。2世騎手や久々の女性騎手の誕生もあり、今後が楽しみなメンバーたちが揃った感じです。また、地方競馬の方も、先日行われたNARグランプリで優秀新人賞を受賞した金沢の中島騎手をはじめ、優秀女性騎手賞を受賞した、名古屋所属でハートの勝負服がポイントの女性騎手・木之前葵騎手ら若手が注目を集めました。今年デビューを待つ騎手たちもおり、次の世代を担うジョッキーの活躍が期待されるところです。
  一方ばんえいの方は、若手ジョッキーも頑張ってはいるものの、ベテラン勢に比べまだ成績で追いついていないという状況です。それだけばんえいの騎手というのは熟練が必要ということなのかもしれませんが、ばんえいを今後も発展させていくためにはさらなる若手の活躍も望まれます。前回も話しましたが2012年に舘澤騎手がデビューして以降新人ジョッキーが出ていないというのはやはりさみしい状況です。平地競馬と違って競馬学校から騎手になるというシステムではなく厩舎に所属して厩務員などから「OJT」で騎手になる力をつけるのですが、それにしても希望者がいないことにはどうにもなりません。全国には馬好きで騎手になりたいけど体格が大きすぎて・・なんて人も多くいると思います。そういう人たちにはばんえいのジョッキーはいかが?と思うわけです。道外出身や脱サラで騎手となった人もおります。もちろん甘い世界ではありませんが、それは平地でも同じこと。人気が上がれば当然待遇も良くなってきます・・・と、ここで書いて誰かに呼びかけているわけではありませんが、そういう思いということです。
  さて、ばんえい重賞は今週から4週連続。最後には大一番のばんえい記念が待っています。応援頑張って参りましょう。それでは第1弾の重賞チャンピオンカップの予想いきます。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第37回チャンピオンカップ(BG2)
(2016年2月28日(日)18:10発走 帯広10R ダ200m 4歳以上重賞競走優勝馬)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
(展開目安)
オイドン 牡8 820 大口泰 鈴木邦 栗毛 差
  フェアリードール 牝5 760 阿部武 岩本利 栗毛 逃
フジダイビクトリー 牡8 830 松田道 金山明 栗毛 先
キタノタイショウ 牡10 810 大河和 服部義 栗毛 先
オレノココロ 牡6 830 鈴木恵 槻舘重 青毛 先
コウシュハウンカイ 牡6 820 藤本匠 大友人 栗毛 差
  カゲホウトウ 牡5 780 長澤幸 服部義 鹿毛 先
  ナナノチカラ 牝6 790 安部憲 小北栄 栗毛 追
  カイシンゲキ 牡5 800 浅田達 槻舘重 鹿毛 差
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 1,5=4,3,6(2頭軸マルチ) 合計18通り
  三連単 1=5,4,3=5,4,3(1頭軸マルチ) 合計18通り
  1,5→1,5,4→1,5,4,3,6,9 合計16通り
  (はむ!のワイドで勝負!) ワイド 4=1,3,5,6 9=1,3,4,5 合計8点
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
みどころ:
  今年度重賞優勝馬のみ出走権があるというばんえいならではの重賞チャンピオンカップ。出走メンバーは重賞を勝ってきているので基本的にはオープンの実力馬が並ぶが、時々明け5歳や牝馬の重賞を勝ってきた馬が出走する一方、実力馬に出走権がなかったりとバラエティーに富んでいる。勝ち馬の傾向も、大一番のばんえい記念を控えた実力馬が力どおりの走りをする場合も多いが、ツジノコウフクなど軽ハンデの馬が思い切ったレースで穴を開けることもある。一方牝馬の優勝は過去15年でフクイズミ1頭のみだ。時期が時期だけに馬場状態によって大きく展開が左右されることも念頭におきたい。
  昨年のディフェンディングチャンピオンは明け5歳ながら激走したオレノココロ。今年も有力で連覇を目指す。なお、センゴクエースとキサラキクが回避し、代わってフェアリードールが出走、9頭立てとなっている。

各馬寸評:
  1 オイドン:不思議なことにこのレースは初登場。実力がありながら高重量が苦手で古馬重賞を勝てずにいた。今年度は820kgの岩見沢記念で勝って出走権を得てきたが、重量的にはこのあたりがこの馬にとってのピークだろう。そういう意味でも今回のレースは狙ってきていると見る。スピードなら負けないので、障害をなんとか上手くクリアしたい。最内枠だが今回は外詰め9頭立てで内側が空くので問題ないだろう。
  2 フェアリードール:キサラキクらの回避で出走権が回ってきた。昨年のクインカップでは持ち味の先行力と障害力で走りきった。今回は最大70kgの大きなハンデをもらっていることと、単騎で前に行けそうなことなどこの馬に有利な要素は多くあるが、さすがに相手が強いこことと、この馬自身が700kg以上の重量ではほとんど走れていないことから見てもかなり厳しいレースになりそうだ。
  3 フジダイビクトリー:安定度ではナンバーワンの馬。今年度掲示板を外したのは一度だけ。そのレースも平場戦で大接戦の末の6着。この馬は重量や馬場状態には関わりなくひたすら自分のペースで走れるタイプだ。この馬も本番はばんえい記念の方と考えているだろう。ただこの馬は、障害は問題なくこなせるもののやや時間がかかることがあり、今回のレースではそのあたりの修正も目指してくるだろう。いずれにせよ大崩れは考えにくい。
  4 キタノタイショウ:改めてこの馬の戦績を見ると、高重量戦又は軽馬場で好走している。これは一見矛盾する条件だが、障害が不得手なこの馬から見ると、他馬ももたつくか自分が先に越えられるかという展開になったときにチャンスが出てくる。当然今は連覇を目指すばんえい記念を見据えた調整段階なので、今回はどの程度まで力を入れてくるかというところだが、一昨年のこのレースに優勝しているように、展開が嵌まれば。
  5 オレノココロ:正月の帯広記念に勝つなど現在最も勢いのある馬。唯一の弱点だった膝の甘さも今は勢いで克服してきている。体調も良さそうで前走時体重が1200kgを越え貫禄も出てきた。その上、昨年のこのレースで最下位人気ながら優勝しているようにこの馬向けの条件がそろっている。ただ本番をばんえい記念の方に置いてそれに向けた調整が進められている段階なら、スピード系の馬もいる今回のレースは無理に動かないかもしれない。
  6 コウシュハウンカイ:強い6歳馬のもう一頭。昨年の旭川記念の勝ち馬である。障害が上手くほとんど着を外さない安定度の高い馬であったが、この冬は調子を落としていたようで前半から遅れを取るような展開で着外が続いた。しかし前走オープン特別の然別賞では軽馬場の助けがあったといえ久々にこの馬らしいレースが見られた。ライバルのオレノココロにやや離された感があるので巻き返したい。
  7 カゲホウトウ:5歳馬勢の一頭で、昨年の柏林賞の勝ち馬。そのころは素軽い動きで勢いもあったが、近走は極端に成績が落ちている。馬体重は増えているがその分動きも重い感じだ。障害への対応もかなり厳しくなっている。元々非力さが見えた馬だったので、急激な馬体重増は負担なのかもしれない。今は体を作っている時期と考えたい。今回軽ハンデなのは魅力だが。
  8 ナナノチカラ:今年1月のヒロインズカップを始め現在行われている牝馬重賞はすべて勝っている。かと思えば、前走の軽量戦・準重賞スピードスター賞ではダッシュ力を見せ0分50秒台で快勝。平地の馬のように跳びの大きいキャンターだった。さすがに重量を背負う古馬の牡馬相手では力的に厳しい感じがするが、切れ味は抜群なので他馬がもたついたとき後方一気で圏内に入ってくることは大いに考えられる。
  9 カイシンゲキ:5歳馬。昨年の銀河賞の勝ち馬。しかしそれ以降は古馬一線級相手とはいえ成績が上がっていないのが気になる。昨年度も今年度も夏の勢いが冬になって影を潜める傾向にあることから、やはり高重量が苦手なのかもしれない。障害自体はじっくり溜めてから勢いで上がるスタイルで、大きく崩れることはない。他馬を意識せず自分の走りで行けるような状況を作れば見せ場はあるだろう。

はむ!の予想まとめ:
  もともと最近の古馬戦線は難しいのに、今回はハンデ差などいろいろ条件が変わってさらに難しくなっている。来月のばんえい記念との兼ね合いもあって、ここに全力で狙いに来ている馬と、先を見据えた調整で出てくる馬との関係も微妙なところだ。本欄ではそういうことを加味して、8歳馬オイドンを本命に推したい。おそらくばんえい記念は狙わず当面はここに照準を合わせてきているのではないか。負担重量がポイントだが820kgなら岩見沢記念で勝っているし、前走のスピードスター賞では敗れはしたものの軽量戦を使ったのがむしろ障害への良い練習になったように思える。崩れるリスクもあるがここでは中心視したい。対抗にはやっぱり連覇を目指すオレノココロか。この馬はばんえい記念の方が目標であろうが、今の段階でも十分戦えるし、トップハンデで7分ぐらいの出来であったとしても勝てるだけの力は十分ある。そして単穴にはキタノタイショウ。今回のレースはいわゆる逃げ馬が牝馬のフェアリードールくらいしか見当たらず、もしかして前半からキタノタイショウがハナに立つことも考えられる。早めに行ければ苦手の障害に対応できる余裕もできるだろう。ばんえい記念連覇のためにもここで良い走りをしておきたい。実力馬で崩れのないフジダイビクトリーも忘れてはならない。次に入着狙いの馬だが、当欄ではキサラキクを狙っていたが回避、そうなるとコウシュハウンカイの粘り込みはやはり警戒か。その他では、力自体は持っている5歳馬カイシンゲキや、スピードのあるナナノチカラも注目だが高重量ではどうか。

はむ!の馬券狙いどころ:詳細は上表
  オイドンは気まぐれな面もあって全面的な信頼はできないが、この馬を狙うならここしかないと見てオイドンを軸にした。ただ頭限定では怪しいので久々に今回は三連単マルチで挑戦することにした。あとはトップハンデでもオレノココロを絡める。点数多いようだが、重複もあり自分にしてはだいぶ絞っているつもりだ。ワイドは今回は正直穴狙い。キタノタイショウとカイシンゲキから。

  今回の結果と回顧は、レース数日中にアップします。

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