ばんえい重賞レース回顧
第28回 はまなす賞(BG3)-2016年8月28日-10R 200m直 小雨 2.6%
1着▲(9)バウンティハンター(阿部武)1分39秒2
2着◎(1)マルミゴウカイ
3着 (4)キンメダル
単勝 9 280円 馬単9-1 800円 三連単 9-1-2 1,350円
※結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印です。)
ばんえいの3,4歳世代対抗重賞第28回はまなす賞は、2番人気の4歳馬バウンティハンターが1番人気の3歳馬マルミゴウカイとの直線一騎打ちの勝負を制して優勝。嬉しい初制覇となった。
馬場水分2.6%。ここのところの天候不順で湿り気味の上にこの日は朝から小雨が降り続き、全体的に軽い馬場。序盤から各馬勢いよく飛び出す。その中でも先行馬タキニシサンデーが終始先頭を主張。サクラダイチ、キタノリュウキらが前の方に取り付き、障害手前までにはコウリキあたりが追いつく、前半は50秒弱の速い展開。障害は横一線からまずタキニシサンデーが障害に挑戦しひと腰で越えて先頭で抜けようとするが、大外のバウンティハンターが更に勢いよく障害をクリアしすぐに先頭に並ぶ。その後に挑戦したコウリキが障害で立ち止まるところ、内側で溜めていたマルミゴウカイがこれも勢いよく障害を越え前を追う。遅れてキンメダルが障害をクリア。最後の直線は、タキニシサンデーがスピードが緩み、逃げるバウンティハンターと迫るマルミゴウカイの追い比べの様相。一旦はマルミが前に出て、残り20mでバウンティが差し返すなどデッドヒートのうえ、最後バウンティハンターが一歩前に出てゴール。マルミゴウカイは惜しくも2着。3番手争いはタキニシサンデーを後ろから脚色よく追い込んできたキンメダルがかわして3着だった。
次走へのひとことメモ
バウンティハンター(1着):4歳の意地が爆発。これまで中間に脚を溜めて後半勝負というレースをしていたが、今回は軽馬場を見越して比較的前で競馬し積極的なレースぶり、障害もスムーズで大外枠も問題なかった。勝負所でしっかり最後まで伸びきる脚を見せ、この馬が本格化が見えた。この後はやはり9月の銀河賞に照準だろう。1頭飛び抜けた馬(センゴクエース)がいるが、実際は見劣りはしない。この馬のペースに持ち込んで好勝負を期待。
マルミゴウカイ(2着):この馬の持ち味は十分発揮できていた。展開も悪くなく一瞬勝ちが見える所まで行っていた。勝ち馬とは最後は経験の差としか言いようがない。障害も上手でまだまだ強くなりそうな気配だ。次の目標はやはりばんえい菊花賞だろう。休んでいるライバルたちの動向にも注意。
キンメダル(3着):障害を降りてから鋭い脚を見せ、無冠の帝王の復調をアピールした。今回は軽馬場が味方した部分があるとはいえ、元々力のある馬。これからさらに調子が上がれば4歳戦線を賑わせるだろう。次は銀河賞を目指す。
タキニシサンデー(4着):障害を越えるまで終始先頭をキープ。持ち味の先行力で見せ場は作った。最後は牡馬勢との勢いの差が出てしまった感じだが、見た目以上の力はある。今後は銀河賞を叩きクインカップで初重賞を狙いたい。
シリウス(5着):大きく成績を落としていてなりを潜めていたが、軽馬場を生かして最後の追い込みで掲示板内まで入ってきた。やはり主戦の藤野騎手に戻ったのが大きいか。元々重賞2勝の実力馬、今後怖い存在になるだろう。
その他では、当欄で対抗まで狙ったキタノリュウキ(6着)は自分の走りはしていたがまだスピード不足か。今後荷物が重くなれば再度狙いたい。コウリキ(7着)はこの馬にしてはかなり早めの仕掛けだったが障害で手間取ってしまった。障害の修正だけなので見捨てることは禁物。
はむ!の予想結果
マルミゴウカイを頭にして絞って勝負したので、負けは負けなんだけど、頑張って2着には来ているのだから、やっぱり馬券でもなんとかしたかったところ。絞るにしても芸がなさ過ぎた。当欄は予想にはそれなりに時間をかけていて、当たらずとも遠からずなんだけど、馬券の買い方はもう少し考えなければ。今回もワイドはわずかながらも引っかかっているのでそのあたりも見極めながら。
今回収支 -4,770 (配当)430 (投入)5,200
(今年度累計)-16,540
今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
・はむ!のばんえい競馬ファイル(2016データ・馬券成績表)
次回重賞は3週間後、古馬重賞の岩見沢記念(BG2)です。9月19日月曜日(祝日)で曜日に注意。当欄ではいつものように前日までに見解を書きたいと思います。
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