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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2018年2月10日土曜日

【はむ!のばんえい競馬重賞予想2018】第43回黒ユリ賞(2/11)

  今週は3週ぶりの重賞、黒ユリ賞です。明け3歳牝馬の一戦、毎年ここで「JRAで言えば桜花賞と阪神ジュベナイルフィリーズを足して2で割った位置づけ」と紹介しているレースです。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第43回黒ユリ賞(BG2)
(2018年2月11日(日)18:10発走 帯広10R ダ200m 3歳牝馬オープン定量)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
  ジェイフラワー 牝3 640 西謙一 平田義 栗毛 差
父ミスタートカチ
  カイセリュウキ 牝3 640 長澤幸 西弘美 鹿毛 追
父ハマナカキング
サンシルクラポピー 牝3 640 村上章 鈴木邦 栗毛 差
父ハマナカキング
サトクィーン 牝3 640 阿部武 大友人 青毛 逃
父ニシキダイジン
  センリョウバコ 牝3 640 菊池一 大橋和 鹿毛 先
父ヤマノミント
  クイーンドリーマー 牝3 640 西将太 今井茂 栗毛 先
父キタノドリーマー
ミスタカシマ 牝3 640 鈴木恵 槻舘重 栗毛 差
父ウンカイ
プランセス 牝3 640 赤塚健 久田守 青毛 先
父キングファラオ
  アフロディーテ 牝3 640 藤本匠 大橋和 栗毛 差
父ニシキダイジン
10 ウィナーサラ 牝3 640 藤野俊 西康幸 栗毛 差
父トカチタカラ
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
  ばんえい明け3歳牝馬の重賞・黒ユリ賞。数少ない牝馬重賞の一つ、BG2にランクされ、将来性を見据えた重要度の高い一戦。勝ち馬には、ハイトップレディ、サダエリコ、フクイズミそして現役のキサラキクなど蒼々たる馬が並んでおり、まさに名牝への登竜門といえる。この世代のこの時期はまだ各馬の力量差がはっきりしていないため混戦になることが多い。しかし定量戦なのでその時点での実力差がそのまま出るレースと言って良い。過去10年で1番人気は(4,2,2,2)とまずまず好成績で、3番人気以内が8勝している。つまり力上位の馬はそれなりの成績を上げている。一方、このレースはそれまでの出走権争いが熾烈で、そこを勝ち上がってきた馬が好走することも多い。昨年のキタノキセキのように9番人気からでも突っ込んだり、人気薄がしばしば上位に食い込んできて、ヒモ穴で意外に高配当になることがある。また、黒ユリ賞がこの時期に開催されるようになってからの7年で牝馬同士の特別戦「白菊賞」「いちい賞」の勝ち馬はこのレースに1頭も連対していないという不思議なデータもある。その時点で好調な馬を買うというのがセオリーだろう。
  今回はなんといっても、ナナカマド賞を牡馬勢を一蹴して優勝したミスタカシマに注目。一方、ミスタカシマとの対戦を極力避けつつ、最上位クラスで勝ち星を重ねるプランセスが、ガチンコ勝負に挑む。まさに雌雄を決するレース。しかし他にも全体的にこの世代は牝馬のレベルが高く、ランク下位の馬でもまだ潜在能力を秘めている馬が多くおり、今後に向けても注目のレースだ。

各馬寸評:
 1 ジェイフラワー:3歳牝馬ランク4位。早いうちから活躍し、重賞はナナカマド賞に出走(7着)、特別戦でも好走。切れ味の良さがこの馬の長所。特に軽馬場ならスピードに乗って駆け抜ける。但し障害はあまり得意ではない。勝ち負けがはっきりしている。接戦にもつれ込めば勝負強さを発揮。
 2 カイセリュウキ:3歳牝馬ランク8位。激しい出走権争いの中、ひと開催前Bクラスのレースで勝利し最後のチャンスをものにして駒を進めてきた。強い相手との対戦もなく重賞も特別戦も初出走。未知の魅力はある。どちらかというと前半控えて切れ味で勝負するタイプ。障害もまずまずこなせる。
 3 サンシルクラポピー:3歳牝馬ランク5位。デビュー時は華奢だったが、レースを使うたびに成長。特別戦は白菊賞、いちい賞共に出走しているが目立った戦績はない。走りの型が固まっていないのか前に行くときもあれば控える時もある。障害はまずまず。人気薄の時に突っ込んでくることがしばしば。
 4 サトクィーン:3歳牝馬ランク6位。いちい賞で粘りの2着、十勝産駒特別では強力な相手が揃う中、差のない4着に粘っている。この馬は出足が良くハナを切っていくことも多い。あとは最後の直線でどこまで粘れるかというところ。成績だけ見ると目立った印象はないが、必ず見せ場は作っている。
 5 センリョウバコ:3歳牝馬ランク9位。特に目立った成績はないが、4着に入った北央産駒特別ではいずれも実力上位の牡馬勢に互角の戦いを見せている。先行力と障害力で粘り込むタイプで崩れが少なく、掲示板内には入ってくることが多い。いきなりの重量加増でやや自重した前走は度外視できそう。
 6 クイーンドリーマー:3歳牝馬ランク3位。やや遅めのデビューだったが、持ち前のスピードと切れ味で勝ち星を重ねこの位置まで上がってきた。ただ1着か着外かというタイプで、障害でも膝折などのミスがしばしば見られる。若干荒削りで走りもフワフワした感じがあるが、勢いに乗れば。
 7 ミスタカシマ:3歳牝馬ランク1位。世代最初の重賞ナナカマド賞で20年ぶりの牝馬優勝を果たした。その後は十勝産駒特別で障害をミスしてYCへの出走権を取れず、また調子も崩し気味だったが、前走あたりでは馬体重も増え持ち直してきている。脚質は自在。障害も苦手ではない。
 8 プランセス:3歳牝馬ランク2位。ゆったりしたローテーションで大事に使われており、2つの重賞も出走権を持ちながら回避。メンバーとの対戦も少なく特にミスタカシマとは白菊賞の1戦のみ。その時はこの馬が差し切り勝ちしている。スピードは非凡だが弱点を含め未知の面も多い。
 9 アフロディーテ:3歳牝馬ランク10位。遅生まれということもあって、本格的に走れるようになったのは7月ごろになってから、したがって重賞も特別戦も未経験だが、力は急速につけてきている。勝負強さがあり勝った3勝はいずれも接戦をものにしている、障害はしっかり。未完の大器かも。
 10 ウィナーサラ:3歳牝馬ランク7位。能検タイム4位とメンバー中最速。ナナカマド賞10着。白菊賞、いちい賞共に3着と実績はまずまず。大型馬で力強い。その分ややズブい面もあり、力を持て余したままゴールということも多い。時計のかかる馬場でじっくり構えていければ勝機は見つかる。

まとめ:
  今年のこの世代の牝馬勢は強く、重賞ナナカマド賞ではミスタカシマが牡馬勢を一蹴して優勝するなど牡馬勢と互角に渡り合っており、今回出場する全ての馬がAクラスにランクされている。そしてその中でもミスタカシマとプランセスのランク上位2頭の力が抜けており、この2強の一騎打ちムード。この2頭の対決は昨年8月の白菊賞一度のみ。この時はプランセスが勝ったが5kg差のハンデとミスタカシマが再内枠というのがあった。今回は定量戦で重量上での差はなし。力と力の勝負になりそうだ。
  当欄でもやはり7枠に入ったこの2頭が中心となることは認めざるを得ない。そして両馬の比較だが検討材料が少なくかなり悩ましいところ。そして当欄では悩んだあげく、プランセスの方を本命にした。実績的には重賞を勝ったミスタカシマの方が上だが、とにかく対戦が少なくまだ勝負づけはすんでいない。時折出走して破ってきた相手は強く、前走は6着に沈んだもののAクラスの牡馬相手にそれほど離されたわけではなく、展開で敗れた形。非常に大事に使われているローテーション、ここに目標を絞って仕上げてきているのだろう。ただ、定量640kgの重量となり直線勝負になるとスタミナ面でどうか。第2障害の時点で前に位置したいところ。若手の赤塚騎手の思い切った騎乗に期待。
  そして全く差がなくミスタカシマ。実績的にも臨戦過程的も申し分ない。そして鞍上はトップの座に君臨し、今年も激しいリーディング争いをしている鈴木恵介騎手。このレースの過去の優勝騎手の面々を見ると、若手の名は少なく百戦錬磨の騎手が並ぶ。重賞優勝後はハンデ差もあって一息ついた感はあるが、それでも前走あたりは強い牡馬勢相手に好勝負。馬体もしっかり成長してきた。どこからでも勝負できる脚を持っており崩れは考えにくい。ただ馬券的な妙味まで加味して、この馬の方には一歩譲ってもらって対抗に持ってきた。
  さて、この2頭に割って入る馬はいるかということになると、これはかなり困難。全体的にレベルは高いもののやはり差はありそう。但し、競馬なので2頭のいずれかが障害などで大きなミスが出れば当然浮上してくる馬はいるだろう。白菊賞、いちい賞の勝ち馬がここ8年1頭も連対していないというデータもあるし、昨年のキタノキセキのように下位の馬でも潜在能力を発揮する馬もいるかもしれない。2頭に食らいつくか3着を確実に狙うかでも展開は変わってくるだろう。その中で単穴候補としてサンシルクラポピーというのが面白そうだ。鋭い切れ味のある上がり馬。人気薄でも突っ込んでくることがある。障害は若干難があるが、うまく嵌まれば。先行馬でニシキダイジンの産駒サトクィーンの出足にも注目。うまく自分のペースに持ち込めばあとは最後の粘りで前残りも。あとは重馬場のときは大型馬でしっかりした走りができるウィナーサラ、軽馬場なら一発の切れ味あるジェイフラワーあたりが気になるところ。さらに上がり馬勢からはアフロディーテの将来性にも注目したいが、現時点では少なくとも上位2頭を脅かすような存在とは考えにくく、良くて3着づけ狙いまでか。

はむ!の馬券狙いどころ:
  自分的には、取りガミながらも的中の回数が少しずつ回復しつつあるので、少し心の余裕ができたところ。今回は2強ということもあって、絞って当てに行くか、それともどちらかがコケることを狙うか。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 フォーメーション
   8→7→3,4 合計2通り 各700円
   8→7→10,1 合計2通り 各300円
   7→8→3,4 合計2通り 各500円
   7→8→10,1 合計2通り 各200円
  三連複 7=8=3,4 合計2通り 各200円
   8,7→3,4→8,7,3,4 合計8通り 各100円
  (はむ!のワイドで勝負!) ワイド 9=8,7,3,4 4=8,7,3 合計7点 各100円
  合計5,300円で勝負! (残高39,490円-5,300円=34,190円)

  今回の結果と回顧は、2,3日後までには当欄で報告したいと思います。

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