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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2020年10月21日水曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】回顧・第43回ナナカマド賞(10/18)

ばんえい重賞レース回顧
第43回ナナカマド賞(BG3)-2020年10月18日-11R 200m直 晴 1.1%
  1着▲(10)アバシリサクラ(島津新) 1分39秒9
  2着△(9)ネオキングダム
  3着 (5)レッツゴーリータン
   単勝 10 580円(4番人気) 馬複 9-10 720円 三連単 10-9-5 24,290円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○等は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい2歳最初の重賞第43回ナナカマド賞は、4番人気の牝馬アバシリサクラが大外枠5~6番手から勢いよく差し切って勝利、1冠目を獲得した。牝馬の優勝は2017年ミスタカシマ以来3年ぶり。島津新騎手はナナカマド賞初制覇、重賞は今季実に6勝で通算8勝目。金田勇調教師もナナカマド賞初勝利で今季3勝通算21勝。

レース振り返り
  帯広は週の前半に長雨があり、その後は天気は回復したものの気温が低めの状態が続き、馬場としては水分表示より軽めの馬場であった。
  レースは各馬勢いよく飛び出し、第1障害は各馬ほとんど差がなくクリア、第1障害を越えたあたりからアバシリサクラ、内からシンエイアローなど先行すると予想された馬らが前に、これにレッツゴーリータン、キタノダンディが中から前の方につけ、そしてアバシリサクラをマークするようにネオキングダムが付いていった。1,2障害中間あたりからは各馬刻みを入れ始めペースが緩んで、先頭集団からアバシリサクラがやや控えて、代わりにアルジャンノオー、最内からシュトラールあたりが前に追いついた。第2障害手前に向かってはレッツゴーリータンがやや前に出てシンエイアロー、ネオキングダムといったところがついて行く展開。そしてこの3頭が第2障害に先着、すぐにキタノダンディ、シュトラールあたりが続いた。ここまで50秒とややハイペース。
  そして最初にシンエイアローが障害を仕掛け、後続も続々と障害に挑戦し次々に越えていった。シンエイアローの後は、ネオキングダム、シュトラールが続き、少し遅れてレッツゴーリータンも坂を越えた。一方、アルジャンノオーは第2障害に到着するやいなや坂に挑戦し、一応はひと腰で越えたものの少し脚が引っかかり遅れを取った。さらにアバシリサクラは十分溜めて前の馬を見届けてから障害を仕掛け、ひと腰で越えてからは鋭い脚色で前を追った。
  先頭争いは、シンエイアローとネオキングダムが行き、シュトラール、レッツゴーリータンが追う形となったが、すぐにアルジャンノオーとアバシリサクラが追いついてきた。但しアルジャンノオーは勢いが続かず脱落気味。一方アバシリサクラはさらに加速し、先行するシンエイアロー、ネオキングダムに一気に並びかけ、残り30mあたりで逆転。アバシリサクラが先頭に立った。追いかける各馬はそれぞれ脚色が厳しくなったが、ネオキングダムがここから粘り腰を見せ、再びアバシリサクラに迫り半馬身差まで詰め、この2頭の一騎打ちになった。しかし、アバシリサクラのスピードは緩んだものの、ネオキングダムも最後は一杯になって追いつけず、アバシリサクラが最後は1馬身差に広げてゴールを駆け抜けた。ネオキングダムがそのまま2着。3着争いは、前を行くシンエイアロー、シュトラールら各馬詰まって苦しい展開の中、途中止まらなかったレッツゴーリータンが一歩抜け出し、ゴール直前では立ち止まったものの3着を確保した。1番人気アルジャンノオーは最後完全に失速し9着と惨敗、また当欄で対抗に狙ったフクフクライデンは前半から遅れを取って最後追いかけたが6着に終わった。

次走へのメモ
アバシリサクラ(1着):重賞でも鋭い切れ味が決まった。前半飛び出しつつも中盤はじっくり構え、障害は溜めにためて、しっかり上げることに徹していた。直線では逆転できる自信を持っていたようだ。最後は突き放す場面もあり、まだこれから強くなりそうな気配を見せた。次の狙いは当然2冠目ヤングチャンピオンシップ。しかしこのレースは予選があり過去ミスタカシマも涙をのんでいる。アバシリという冠名だがレベルの高い十勝産駒、今後は賞金加算もあり厳しくなるがなんとか勝ち上がりたい。
ネオキングダム(2着):今回は明らかに勝ちに行っていた。当面のライバルと思われたアルジャンノオーより先に行くという意識があったのだろう。隣のアバシリサクラをマークしながらかなり積極的にレースを進めていた。最後は切れ味の差でやられたが、最後まで食らいついていく粘りを見せていた。今後はヤングCSに向け、こちらもレベルの高い釧路産駒できっちり勝ちたいところ。
レッツゴーリータン(3着):こちらは大善戦の3着。最後の出走権に滑り込んできただけに力量的にどうかと思われたが、前回勝ってきた勢いと、積極的なレース運びが功を奏した。馬体も成長していたことが最後の粘りにつながった。次は北見産駒特別で同じ生産牧場で産まれたライバルたちとヤングCSを目指して戦う。
シュトラール(4着):多少調子を崩して成績も落ちていたので、人気も下がっていたが、今回は最内枠で自分の競馬に徹していたようだ。隣に逃げ馬がいてマークすることができたのも大きかった。今後に向け巻き返すきっかけができたのではないか。北見産駒特別で勝って次に進みたい。
シンエイアロー(5着):やはりこの馬は先行して味のある馬のようだ。最後は失速気味であったものの粘りは見せていた。今年の牝馬勢の層の厚さも感じさせた。次の狙いはレベルの高い十勝産駒だが、体もまだ小さいこともあり、年明けの黒ユリ賞を目指して体を作っていくか。
  その他では、フクフクライデン(6着)はやはり速いペースについていけず最後は追い込んでいたが見せ場にはならなかった。重量が増えれば巻き返しも。繰り上がり出走のショウワノチカラ(7着)は終始後方で見せ場はなかったが、今回のペースを体験できただけでも収穫。そしてアルジャンノオー(9着)は10kgのハンデにこれほど苦しむことになるとは想像以上であった。やはりペースが速すぎたか。今後巻き返したい。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 なし
  アバシリサクラは重賞でも切れ味しっかりしてたね。しかしアルジャンノオーなど本命サイドがこんなに崩れるとは。レッツゴーリータンとかが突っ込んできたのも驚いた。2歳戦は本当に難しいね。それにしてもまたもやボウズとは。少しくらい当てたかったな。
  今回収支 -5,900
   (通常分) -4,400  (配当)0 (投入)4,400
   (単複・ワイド) -1,500  (配当)0 (投入)1,500
  今年度累計 -6,470(10/18・ナナカマド賞終了時点)
   (通常分) -1,020 (配当 42,980 - 投入 44,000)
   (単複・ワイド) -5,450 (配当 9,950 - 投入 15,400)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2020データ・馬券成績表)

  次の重賞は2週間後の11月1日(日)、古馬重賞の北見記念(BG2)です。そしてそこから3週続けて重賞があります。予想は前日までにアップしたいと思います。

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