はむ!のばんえい多々雑感
もう今年も12月、世間は非常に慌ただしい時期になってきました。しかし一方、競馬界は平地もばんえいもビッグレースが目白押し。忙しいところではありますが、7億円の年末ジャンボなどともあわせて、夢を追う気持ちの余裕も大事なのではないでしょうか?
今週はJRAでは地方競馬の重賞でもおなじみのダート馬が阪神競馬場に一斉に集う「ジャパンカップダート」があります。JBCなど地方重賞総ナメの強さを誇るホッコータルマエがその実力を見せつけるか、ベルシャザールなどの中央でしっかり勝ち上がってきた馬が意地を見せるか、あるいは外国馬代表としてアメリカから参戦のパンツオンファイアが正に黒船のようにおそってくるか。地方競馬ファンとしても注目のレースです。はむ!の予想としてはタルマエには頑張って欲しいが、2連覇を狙うニホンピロアワーズ、JBCで好走したワンダーアキュート、そしてスプリントで勝ち今年で引退が予定されるエスポワールシチーあたりが狙い目かなと考えています。それから世界のトップジョッキーが集まるワールドスーパージョッキーズシリーズもありこちらも注目です。
ばんえいの方は薄暮開催2週目、今週はいよいよBG1・ばんえいオークスがあります。その前に、前回のドリームエイジカップについてですが、人気薄の6歳馬トレジャーハンターが先頭に立った勢いで、後続の追い込みを断ち切ってそのままゴールしました。この馬、大勝負に強いタイプなのか時々やってくれます。これからさらに力をつけてくれば重賞戦線の脅威になりそうです。優勝した浅田騎手もその前のばんえい菊花賞のクインフェスタでの敗戦の悔しさを晴らしたことでしょう。
馬券としてはトレジャーを穴として押さえておきたいということろまで読みましたが、馬券に絡めるところまではできなかった感じです。気を取り直して今週のG1レースでがんばりましょう。
それでは12月1日(日)のばんえいオークス(BG1)の予想です。(薄暮開催で発走時刻が変わっているので注意)
はむ!のばんえい予想
2013/12/01-10R 第38回 ばんえいオークス(BG1)(19:05発走)
(はむ!の予想印)
◎ (9)セイコークイン
○ (5)アグリナデシコ
▲ (10)コウシュハクィーン
△ (3)クインフェスタ
注 (6)ナナノチカラ
(はむ!の見解)
3歳牝馬の最高峰といえばオークスだが、ばんえいの場合はJRAのように桜花賞や秋華賞にあたるレースがないため、オークスが3歳牝馬にとって唯一の大舞台となっている。G1の定量戦であり、過去をみてもやはり名牝と言われる馬たちが優勝馬に名を連ねている。
今回の出走馬は上位5頭は重賞競走などで牡馬や古馬とも互角の戦いをしているほどの実力馬が揃っているが、下位5頭はCクラスで重賞どころか特別競走も未経験の馬が多く、力の差が歴然としている。やはり優勝争いは上位の馬からということになるだろう。
その中で特に充実しているのがセイコークイン。重賞・特別戦を含むここ12戦ですべて3着以内と安定度抜群だ。自在のレースができるのも強みだ。ばんえい菊花賞では惜しいゴール前でのストップがあったが、今回の相手だとしっかり走りきれるのではないか。この馬は軸から外せないだろう。
対抗にはばんえい大賞典の時当欄でも狙ったアグリナデシコをもう一度狙ってみたい。現在3連勝中だが勝ってきた相手が1組の好調馬。前走ではライバルのクインフェスタをシャットアウトしている。重賞でもヤングチャンピオンシップ2着など実績があり、この季節の軽馬場なら一気に抜け出すことも考えられる。
ばんえい大賞典馬コウシュハクィーンも力上位であることは間違いない。この馬も長くいい脚が使える馬で、前の方に行ければ、混戦にもつれても勝負強さを見せるだろう。ただ今回は大外枠に入ったことが気になる。負けるときは見せ場無く負けることもあり、馬券の軸にはしづらいかもしれない。
今回特に注目される馬は、菊花賞で目前で勝利を逃したクインフェスタ。主戦の浅田騎手とともに悔しい思いをしたことであろうが、その浅田騎手は前回の重賞で人気薄をきっちり勝っており、今回も今度こその意気込みで臨むことだろう。切れ味鋭いので追い込み馬のようなイメージがあるが、実は中盤前につけてレースをするタイプ。それが最後のところで詰めの甘さが出てしまうところがある。それが決め手勝負必至のこのレースの場合どう出るか。
そしてさらに注目は、黒ユリ賞馬ナナノチカラが満を持して登場してきたことだ。実績はNo.1。出走したレースでは圧巻のスピードを見せており、この馬が順調に来ていれば大本命間違いなしだろう。もちろん今回もかなりの人気は集めそうだ。しかしその順調とはいえない臨戦過程が気になるところ。ばんえいの場合はそれでも実力があればカバーできる部分はあるが、いきなりの660kgでやや苦手の障害をクリアして最後の鬼脚を見せられるのか。スンナリ行けば圧勝もあり得るがそのあたりは賭けでもある。
あとの馬たちもG1に出てくるぐらいであるので相応の力はある馬ばかりだが、いかにも上位5頭とは差がありすぎる。近走好走が続いているセンショウパワー、前について行けそうなキューチャンあたりが見せ場までは作れるかもしれないが、やはり善戦までというのが妥当な評価だろう。もちろん競馬だから何が起こるかわからない。
(はむ!の馬券)
上位5頭はそれぞれ個性派でそれぞれが持ち味を発揮すればいいレースが期待できそうだ。ただ5頭の中でも絞らないと配当的にはあまりつかないので、そこは賭けということで、絞っていきたい。
馬単・三連単 BOX 9,5,10
三連単(マルチ) 9,5,10=9,5,10=3,6
次の重賞は3週間先の12/22。ばんえいダービー(BG1)です。そして年末年始の重賞シリーズも始まります。次の書き込みはその前ぐらいに。
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