さすがに連続重賞だし、今週はいろいろ重なりすぎて手に負えなくなってきたので、今回はいつものコラムはお休みにします。次回以降はまたやりたいと思いますのでよろしくお願いします。なお、これとは別に11/3の盛岡JBCの予想を明日にはアップする予定です。
はむ!のばんえい予想前回の結果
さて、前回のばんえい重賞・北見記念(10/26)の結果を振り返ります。
この日の帯広方面は特に昼間この時期としてはかなり暖かく、馬場が乾いて時計のかかる馬場になっていた中、北見記念は高重量戦ということもあり前半からスローペースに。先行したい各馬もなかなかスピードが上がらず、結局ほぼ横一線のまま第二障害へ。先行馬のホリセンショウとインフィニティーが仕掛けたものの、坂の途中でストップ。しかし他の各馬も同じようにひと腰で障害を越えられず、厳しいレース展開になりました。
その中インフィニティーが障害力を生かしなんとかクリアしたところ、力をためていたホクショウユウキが2番手で障害を越えてから、インフィニティーをかわしにかかり、岩見沢記念に続く重賞連覇と思われましたが、ここのところ調子を上げてきていたフクドリが障害を上手くまとめて中位でクリアしたあとは一気に前の2頭に迫り、最後は逆転でゴール。フクドリは常連でありながら、重賞制覇は初となりました。時計のかかるレースになってその総合的な力が発揮されたものと思われます。2着はホクショウユウキで、やはり相当の力を持っているところを披露。3着に入ったインフィニティーも自分のレースに徹した結果でした。本欄で注目したニシキエーカンは障害で力が入らずかなりもたついてしまい5着に終わりました。降りてからの脚は速かっただけに残念です。4着のキタノタイショウはやはり枠順の不利が、その他有力6歳勢はやや高重量への対応が厳しくなっている感じでした。古馬戦線は次の大きな目標は正月の帯広記念。それまでに各馬稽古を積んでいって、またどのようなレースを見せるのか楽しみです。
はむ!の馬券の方ですが、この日夜まで出かけていて、レース直前に当欄の当初予想どおりに慌てて買ったんですが、エーカンが届かず外れ。フクドリの頭もありえると思いマルチで買っていただけに、もう少しひねりが必要だったというところでしょうか。次頑張りましょう。
・はむ!のばんえい競馬ファイル(2014データ・馬券成績表)
さて、次のばんえいの重賞は、いよいよばんえいのクラシック第2弾、ばんえい菊花賞です。ばんえい界の(トーホウ)ジャッカル?はどの馬になるでしょうか。それでは早速予想いきます。
はむ!のばんえい重賞予想
2014年11月2日-10R 第39回 ばんえい菊花賞(BG2)(20:10発走)
【出馬表及びはむ!の予想印】
第39回 ばんえい菊花賞(BG2) (2014年11月2日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 3歳オープン別定) | |||||||
はむ 予想 |
馬 番 |
馬 名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 備 考 (展開目安) |
▲ | 1 | シンザンボーイ | 牡3 | 690 | 大河和 | 坂本東 | 栗毛 差 |
○ | 2 | ハクタイホウ | 牡3 | 710 | 赤塚健 | 久田守 | 栗毛 先 |
3 | オオゾラシンスケ | 牡3 | 690 | 西謙一 | 中島敏 | 黒鹿毛 逃 | |
◎ | 4 | アサヒメイゲツ | 牝3 | 670 | 西将太 | 松井浩 | 栗毛 追 |
△ | 5 | キサラキク | 牝3 | 680 | 鈴木恵 | 金田勇 | 芦毛 差 |
注 | 6 | カイシンゲキ | 牡3 | 700 | 菊池一 | 槻舘重 | 鹿毛 差 |
7 | ホクショウメジャー | 牡3 | 700 | 松田道 | 槻舘重 | 栗毛 差 | |
8 | ホクショウマサル | 牡3 | 710 | 阿部武 | 坂本東 | 鹿毛 先 | |
9 | アアモンドセブン | 牝3 | 670 | 舘澤直 | 小林長 | 青毛 逃 | |
10 | カンシャノココロ | 牡3 | 700 | 藤本匠 | 坂本東 | 鹿毛 先 | |
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ) 三連単(BOX) 4,2,1,5 合計24通り 三連単(マルチ) 4=2=1,5,6 合計18通り 三連単(フォーメーション) 4→2=1,5,6,7,8,9 合計12通り 馬単 4→2,1,5 合計3通り |
【はむ!の見解】(個人的見解です。)
ばんえいの3歳路線は、春にもとかち皐月賞やとかちダービーなどの特別レースがあるものの、重賞は、8月のばんえい大賞典、今回のばんえい菊花賞、そして暮れのばんえいダービーとなっており、これがいわゆるクラシック三冠レースとなっている。つまり、「菊花賞」が二冠目のレースになっているのがJRAや他の平地競馬と違うところである。
このレースの傾向だが、これが全くつかめない。最上位の馬が実力どおりに走ることもあれば、軽ハンデの牝馬が突っ込むこともよくある。やはり馬場状態とハンデが微妙に作用するのであろう。典型的な例が昨年の同レースで、軽量牝馬のクインフェスタ、セイコークインがゴール寸前でストップしている間に実力馬コウシュハウンカイらが突っ切るという大激戦の結果だった。
今年も本当に難しい。実力ではやはりハクタイホウだが、この馬、再三再四最有力に名前が挙がりながら重賞となると勝ちきれないということで、もうおなじみになってしまっている。今回もトップハンデだし、荒れる菊花賞では怪しさがいっぱいだ。特に今回は隣にオオゾラシンスケという逃げ馬がいるので自分のペースが乱される恐れがある。最後に詰めの甘さ出ることがあるのも心配だ。ただ、それでも過去34戦で着外はわずか4回という成績は飛び抜けており、馬券圏内は確保できそうか。人気が割れれば厚めに狙いたい。
しかし当欄での本命は、前哨戦の特別戦(秋桜賞)でハクタイホウを差しきった牝馬のアサヒメイゲツを挙げた。近走勢いがあり現在3連勝中。この馬の武器は後方からでも一気に追い込んでくるスピードと、大きな馬体から繰り出すパワーだ。障害が苦手というよりも前半に置かれるような展開になることがあるが、近走は修正してきているようだ。追い込み馬なので相手に左右され絶対的な本命というわけではないが、1着11回2着2回という極端な成績から、もつれる展開なら、まとめてこの馬が差しきるシーンが想像される。
そのアサヒメイゲツと1着を分け合ったシンザンボーイもしぶとい馬だ。まだ特別戦の出走回数が少なく、条件慣れはしていない様子だが、障害が上手で自在に走れる。接戦になったときの勝負根性もありそうだ。単穴で。
黒ユリ賞馬キサラキクもここにきてかなり調子が上がってきた。展開は自在であまり周りに左右されない。重量を背負うと、さらにこの馬の重賞勝ち経験が生きてくる。前回の重賞は最内枠が応えた。今回はトップジョッキーの鈴木騎手を配しかなり狙ってきている感じだ。ただ前述の2頭ほどの切れ味はないだけに接戦になるとどうか。
第1弾のばんえい大賞典でハクタイホウと一騎打ちの大接戦を演じたカイシンゲキは本来なら当然再戦ムードとなるのだが、ここ2戦の大敗が気になる。一息ついて体重が一気に増えてやや反応が鈍くなっているか。しかしもちろん今回に照準を合わせ調整してきているだろうから、全く無視はできない。当日気配に注目。
あとは、イレネー記念馬ホクショウマサルが前走久々を叩いてどの程度変わってきているか。照準は暮れのダービーの方と見るがどうか。
昨年のナナカマド賞馬で差し脚鋭いホクショウメジャー、牝馬で先行力のあるアアモンドセブンは軽馬場なら見直す手か。カンシャノココロは大外が気になるが、思い切って前に行く展開が作れば。オオゾラシンスケはおそらく逃げを目指しハナを奪いに行きそうだが、相手関係でどこまで粘れるか。
はむ!の馬券買い目は上表のとおり。今回はどの馬にもチャンスがありそうで当てに行こうとすると点数が多くなるが、とにかく軸を決めなければ。やはり本来はハクタイホウは外せないというところだろうが、それでは馬券的に妙味がないので、アサヒメイゲツの追い込みが決まるという方に賭けてみたい。後はお遊びで何通りかの組み合わせを加えるといったところか。
今回の結果は終了後2,3日以内に2014成績表に書くとともに、次回記事で寸評します。
次回ばんえい重賞は3週連続の11/9クインカップ(BG3)です。このレース展望は前日までには更新する予定です。
また、先にも述べたように、これに先立ち、平場では祝日11/3に盛岡競馬場で地方競馬の祭典JBCがありますので、こちらの方の簡単な予想を明日にでもアップしたいと思いますのでお楽しみに。
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