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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2017年3月18日土曜日

【はむ!のばんえい競馬重賞予想2017】第49回ばんえい記念(3/20)

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第49回ばんえい記念(BG1)
(2017年3月20日(月)17:15発走 帯広9R ダ200m 4歳以上選抜定量)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
フジダイビクトリー 牡9 1000 松田道 金山明 栗毛 逃
コウシュハウンカイ 牡7 1000 藤本匠 松井浩 栗毛 先
ニュータカラコマ 牡9 1000 藤野俊 尾瀬富 鹿毛 差
  カイシンゲキ 牡6 1000 浅田達 槻舘重 鹿毛 先
  フクドリ せん11 1000 西将太 平田義 鹿毛 追
  キタノタイショウ 牡11 1000 大河和 服部義 栗毛 追
ホクショウユウキ 牡8 1000 西謙一 平田義 鹿毛 先
オレノココロ 牡7 1000 鈴木恵 槻舘重 青毛 差
  サクラリュウ 牡7 1000 菊池一 金山明 鹿毛 先
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
  ばんえい記念は他のレースとは違う。とにかく1トンを引っ張るということがどれだけ大変なことか。正月の帯広記念が概ね900kg台の荷物だが、それでも勝ち時計が3分以上かかることは滅多にない。しかしそれより100kg程度重いばんえい記念になると平均で勝ち時計4分前後、5分以上かかった年もある。特に第2障害では各馬最大の力を振り絞って何度も腰を入れながら越える。過去は連覇または複数回優勝の馬が多く、重量の適性が最もポイント。過去10年では1番人気が(6,1,1,2)と信頼度は高い。2番人気は(2,2,1,5)とまずまず。6番人気馬が2度優勝しているが、下位人気は相当厳しい。年齢はやはり8歳以上が9連覇中。但し7歳で優勝した馬はシマヅショウリキ、サカノタイソン、スーパーペガサス、トモエパワーといずれもその後連覇している(シマヅショウリキは現在の数え方では6歳)。牝馬の優勝は34年前の1982年(キヨヒメ)まで大きく遡る。帯広記念では6歳馬や牝馬が活躍しているのに対し、百戦錬磨の力持ちである必要がある。帯広記念で勝った馬は過去10年で2回しか優勝しておらずあまり連動しないと考えて良い。
  さて、このレースの連覇を狙うのが9歳馬フジダイビクトリー。前の重賞でも勝って勢いもついており万全の態勢。また、一昨年の勝ち馬キタノタイショウがここをラストラン。有終の美を飾れるか。あるいはこれまでのジンクスを破って新たなスターが生まれるか。

各馬寸評:
 1 フジダイビクトリー:3度目のばんえい記念で昨年に続く連覇を目指す。一昨年もこのレースは4着となったものの優勝直前のところまでいった。そして昨年は力強く抜け出して勝利。この馬の強みは先行力と崩れることのない走り。障害も一歩一歩踏みしめながら確実に越えてくる。今回はまだ調整過程の段階とも思われたチャンピオンカップで勝利。好調を維持したまま大一番に臨む。
 2 コウシュハウンカイ:昨年に続き2回目のばんえい記念。昨年は6歳ながらしっかりした走りで3着まで食い込んだ。安定性抜群の馬でペースが乱れても動じず自分の走りができる。障害も崩れることはまずない。ただこれだけの力があるのに今年度も昨年度も重賞は旭川記念の1勝のみ。特に詰めが甘いわけではないがなぜかいつも善戦止まり。勝利に対し貪欲な姿勢が望まれる。
 3 ニュータカラコマ:ばんえい記念は4度目の挑戦。過去4、2、2着とあと一歩のところまできており悲願の初優勝を目指す。とにかく抜群に安定した成績で連対率はここ1年で9割に迫る。今回は正にこのレースに照準を合わせたローテーションを組んできており必勝態勢だ。障害は勢いでしっかり越えられるようになったが、最後にどうしても詰めの甘いところが出る。どう克服するか。
 4 カイシンゲキ:ばんえい記念初登場。6歳ではあるが、今シーズンは積極的に古馬重賞に挑戦しドリームエイジカップ2着、岩見沢記念3着などなかなかの成績。相手に合わせた自在の脚を持つ。障害は若干苦手な面もあるが崩れてしまうことはない。馬格もあり高重量は対応できそう。あとは経験の浅さか。このレースに勝ったことのあり今季で引退を表明した浅田騎手のラストの一発に期待。
 5 フクドリ:11歳馬でばんえい記念は5回目。3年前の2014年でこのレース2着の実績。普段は障害を越えるのに相当苦労する馬だが、大レースになると一変して力を発揮することがあり、帯広記念や北見記念など高重量戦の重賞での勝利がある。2走前に雪の中1分を切って勝つなど基本はスピードタイプ。つまり馬場や荷物の重軽にかかわらず、障害を越えられる条件が揃えば善戦できる。
 6 キタノタイショウ:一昨年の覇者。ばんえい記念は5度目。11歳の今回がラストランとなる。デビュー時から期待され続けた馬。それまで難しいと言われたイレネー記念とばんえい記念の両制覇も成し遂げるなど数々の実績を上げてきた。直線での力強い走りはこの馬の持ち味だが、一方では障害が苦手で苦しむ場面もしばしば見られた。今回はこれまでの集大成。調子は上げており有終の美を飾るか。
 7 ホクショウユウキ:ばんえい記念は昨年に続く2回目。昨年は勝ち馬には離されたものの自分の走りに徹して掲示板内の5着に入った。破竹の勢いだった4,5歳のころよりジリ貧な印象は否めない。馬体重も一時期より減って力強さが見られない感じだ。しかし大レースではそこそこ善戦しており、近走調子も上げてきた。元々レースセンスが良く先行して抜け出せれば大駆けの場面も。
 8 オレノココロ:ばんえい記念初出場。しかし重賞12勝G1は帯広記念連覇など5勝と、現時点で最強クラスと言っても過言ではない。今年は満を持してここに駒を進めてきた。1200kgに近い悠々した馬体、それでいて切れのある走り。唯一不安点があるとすれば障害で膝が甘くなることだが、ばんえい記念のペースなら慌てずに取り組め問題ないだろう。ここで勝てば名実とも最強馬となる。
 9 サクラリュウ:7歳でばんえい記念初出場。重賞は今年度に入って、夏のグランプリ、帯広記念といずれも繰り上がりでG1挑戦。特に帯広記念では積極的なレースで障害をトップ抜けするなど見せ場を作った。今回もここを狙ってきたものの出走権が微妙で賞金加算のため自己条件のレースで戦ってようやく出走にこぎつけた。強い7歳馬の一角として粘りの走りを見せたいところ。

まとめ:
  レース終了後の振り返りの時、きっと「終わってみれば・・・」という序詞が付きそうだ。「終わってみればフジダイの重量適性が生きた。」、「終わってみればオレノココロの切れ味の良さが生きた。」とか、「終わってみればキタノタイショウはやっぱり強かった。」とか。結果論なら好きなことが言えるが、結果がわからないからこそ難しい(=楽しい)のである。レースが終わったときのことを想像して、どの馬が勝っているのがしっくりくるか、これを想像してみたい。
  いろいろなパターンがあってなかなか予想は難しいが、やはり1000kgを最初から最後までしっかり引っ張りきれる馬といえばフジダイビクトリーが抜けていると見て、当欄ではこの馬を本命としたい。調整過程での重賞チャンピオンカップで勝ってしまったのが誤算?ではあったが、それだけ調子も良いということであろう。この馬のさらなる強みはスピードや切れ味もそこそこ持っているということだ。他の切れ味良い馬がいても追いつききれないシーンが想像できる。今年度のグランプリ、帯広記念で敗れた1番枠に三たび入ったのが若干気にはなるが、なんとか走りきれるだろう。
  2番手だが、やはりグランプリや帯広記念の勝ち方からみてオレノココロが妥当なところだが、やはり膝の甘さが1000kgを引っ張る時にどう出るがというのが未知数。やはり馬券的な妙味も含め少し嫌ってみたい。当欄ではこの馬の評価を落として散々やられているが、うまく障害を越えられたら仕方ないと思うしかない。そこで当欄の対抗は思い切ってオレノココロと同じ7歳馬コウシュハウンカイを推したい。前回6歳時に3着に入り、十分戦えるところは見せている。今シーズンは若干調子を崩した時期もあったが、近走は十分戻してきている。勝ち味が遅いのは弱点だが、1トンの荷物になると他馬も苦しい。この馬は障害も上手く、直線もジリジリ下がっていくタイプではないので、粘りきれる可能性は高いとみた。そしてもう一頭、ニュータカラコマを忘れてはならない。2年連続2着で、今年こその強い決意で来ていると思われる。障害はしっかり越えられる。あとはこの馬の弱点の最後の詰めであるが、後半ある程度のリードを保てていれば粘ることは可能だろう。単穴というより差のない3番手評価。そしてオレノココロは相対的に入着までという評価になった。勢いであっさり勝てそうな気もするが、一歩歯車が狂えばそこはごまかしのきかない1トンレース。思わぬ苦戦も覚悟しなければならない。
  あと、ラストランのキタノタイショウをどう評価するかということであるが、これまでのこの馬の実績には敬意を表するものであるものの、今回の勝負となるとやはり厳しいと見ている。例えばオレノココロと同時に障害を越えた場合、切れ味のあるこの馬でも追いつけそうにない。入着が精一杯というところか。神がかりが必要。それなら昨年5着のホクショウユウキがレース展開次第で浮上の目はないか。前半なるべく離されずに付けて障害を2,3発で抜けられれば。初登場の6歳馬カイシンゲキも決してここで見劣りする馬ではなく、調子が良ければ面白い存在だが、近走あまり成績が上がっておらずやはり厳しいか。引退表明した浅田騎手と共にどれだけ頑張れるか注目。

はむ!の馬券狙いどころ:
  今シーズン最後。もうトータルでのマイナスは決まっているようなものだから、せめて最後ぐらいスカッと当てて、来年度につなげたい。取りガミも覚悟で。フジダイのマルチを中心に絞り目で。ただポプラ賞の時のように◎△▲を買ってないようなことは避けたい。あと、ばんえい記念なので、いつものワイドで勝負!は休んで(最近当たってないからということもあるが)、本場に行ったときならやるであろう「単・複全買い」をここでやってみたい。(そのため若干いつもより多めに買います。)

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単
   1=2,3,8(1頭軸マルチ) 合計18通り 各100円
   1→2,3,8→2,3,8,7,6 合計12通り 各100円
   2,3,8→1→2,3,8,7 合計9通り 各100円
   2,3,8→2,3,8→2,3,8,1 合計12通り 各100円
  単勝 1,2,3,4,5,6,7,8,9,10 各100円
  複勝 4,5,6,7,9,10 各100円
  合計6,700円で勝負!
  (「はむのワイドで勝負!」は休みます。)
  今回の結果と回顧は、数日以内にアップします。その際、来年度の方針なども書ければと思います。

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