ばんえい重賞レース回顧
第11回柏林賞(BG3)-2017年7月2日-10R 200m直 晴 1.3%
1着◎(6)マルミゴウカイ(藤本匠)1分58秒1
2着▲(2)ホクショウディープ
3着○(7)プレザントウェー
単勝 6 150円 馬単6-2 260円 三連単 6-2-7 850円
※その他の配当、結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印)
ばんえい4歳重賞三冠第一弾・柏林賞は、1番人気のマルミゴウカイがトップハンデながら力強く直線の接戦を制して勝利、重賞は3勝目、藤本匠騎手はこのレースは初制覇となった。
現地はここ数日晴れて気温が上がり馬場水分は0.6%と乾燥。レース前の散水、昼間にはにわか雨があったものの砂ぼこりを押さえる程度で全体として力の必要な馬場であった。
フウジンライデンが除外となり8頭の争い。レース前半から比較的ゆったりした展開、序盤は各馬牽制しあいながら進み、ホクショウディープ、タフガイ、アラワシキングあたりがやや前を伺い、プレザントウェーそしてマルミゴウカイも差なく続きほぼこの態勢で障害手前まで進む。ここまでほぼ1分程度。障害では各馬溜めたあと最も先に仕掛けたのがアラワシキング。坂の天板まで来たもののやや膝を折りかけて立ち止まる。その間に程なくホクショウディープとマルミゴウカイがほぼ同時に障害に挑戦し、双方ともひと腰でクリア。その後はこの有力2頭の完全なマッチレース。障害を降りた時は一瞬の切れ味でホクショウディープがやや前に出るが、その後は接戦。そして残り20mほどで今度はマルミゴウカイが前に出る。ホクショウディープも追いすがるが脚がいっぱいになり残り10m付近で立ち止まる。その間にマルミゴウカイが緩むことなくゴールまで先頭で駆け抜けた。ホクショウディープは更に詰まるが後続とは差が開いており2着を確保。3着争いは3番手で障害を越えたアラワシキングにタフガイが迫るが両者それぞれ苦しくなり、その間に障害に手間取っていたプレザントウェーが後方から迫り、最後は差し切って3着に入った。その後はアラワシキングがタフガイを苦しみながら振り切り4着。
次走へのひとことメモ
  マルミゴウカイ(1着):ペースが落ち着き無理なく好位置につけることができた。障害はひと腰、そして障害を越えれば緩むことなく突っ走り、力は上位であるところを見せた。あとはペースが速くなったときの対応力を見たい。次の目標は当然秋の銀河賞ということになるが、それまではハンデもにらみつつ、はまなす賞への出走を含めローテーションを検討していくことになるだろう。
  ホクショウディープ(2着):またもやライバルのマルミゴウカイに苦杯をなめさせられた形。今回は障害もうまく対応し一瞬前に出るシーンもあったが、最後の粘りで力尽きた。それでも立派な2着なのだが、やはり悔しいところ。古馬との対戦に意欲的に挑戦するなどレース勘を磨き、リベンジを目指す。
  プレザントウェー(3着):健闘の3着とはいえるが、あえて言うなら障害手前で躊躇したそぶりを見せるなど、やや中途半端な感があった。更に積極的に行っていても面白かったのではと思うが。ただ同世代戦なら重賞でも十分戦えるところは見せた。
  アラワシキング(4着):これまで後方待機で追い込んでいくタイプだったが、今回は序盤から積極的なレースを展開。見せ場は十分作った。元々力のある馬。今後台風の目になっていく可能性を秘めている。
  タフガイ(5着):重賞初挑戦の上がり馬で、さすがにまだ上位とは力の差を感じる内容だったが、この馬の持ち味は十分発揮できていた。今後さらに実践を重ねていけば力が付いていくだろう。
  その他では唯一の牝馬ホクトノホシ(6着)は久々がこたえた。ツルイテンリュウ(7着)は重賞実績から期待されたが馬体重を大きく減らして体調自体が良くなかったのかもしれない。
はむ!の予想結果
  予想はまずまずだったものの、それにしても安い。フウジンライデンが除外となり余計に配当が下がった感じ。3着にアラワシキングが粘ってくれたらワイドが引っかかってもう少し配当が上がったんだけど、こればっかりはね。このレースは荒れるかもしれないというのがあったのでやはり手を広げ過ぎた感じ。除外返還分を除いてもまたもや取りガミ。たとえ当たってもこういう状況だと本当に後半困ってくるだろう。なんとか強気に勝負したいものだ。
  今回収支 -1,530 (配当)3,070 (返還)1,200 (投入)5,800
  今年度累計 -5,090 (今年度残高 94,910)
今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。(新しい年度に更新しています。)
・はむ!のばんえい競馬ファイル(2017データ・馬券成績表)
さて、次の重賞は2週間後、7月16日(日)北斗賞(BG3)です。いつもどおり前日までには予想を書きたいと思います。
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