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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2017年7月30日日曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2017】重賞予想・第42回ばんえい大賞典(7/30)

  ばんえい今週の重賞は3歳3冠第1弾・ばんえい大賞典。3歳のクラシック路線の始まりです。また新たなスターが生まれるのか。早速予想します。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第42回ばんえい大賞典(BG3)
(2017年7月30日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 3歳オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
センショウニシキ 牡3 670 藤本匠 岩本利 鹿毛 先
  カネサスペシャル 牡3 670 大河和 村上慎 青毛 追
ウンカイタイショウ 牡3 680 赤塚健 久田守 青毛 逃
メジロゴーリキ 牡3 670 長澤幸 岡田定 鹿毛 逃
  マツカゼウンカイ 牡3 670 船山蔵 松井浩 鹿毛 差
コウシュハサマー 牝3 660 西謙一 岡田定 栗毛 差
  ホクショウムゲン 牡3 700 菊池一 服部義 鹿毛 先
ミノルシャープ 牡3 680 阿部武 大友人 鹿毛 差
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
ばんえい大賞典・傾向と対策?:
  ばんえい大賞典は3歳クラシック第1弾で、本来なら2歳時に活躍した実績馬が強みを見せるところだろうが、実際は過去10年2歳(明け3歳)最高峰レースのイレネー記念優勝馬で、ばんえい大賞典に勝った馬は1頭もいない。しかもここ4年連続で不出走。それ以前でも2011年のイレネー記念馬ニュータカラコマがこのレース3着に入ったのが最高。逆にこのばんえい大賞典で優勝する馬は過去3年イレネー記念不出走、それ以前も5着以下に敗れている。すなわちこのレースでニューヒーローが誕生する可能性の大きいレースとなっている。1番人気は(1,1,2,6)で現在8連敗中とかなり怪しい。一方では2番人気は4勝しており、人気薄が割り込んでくることも少ない。配当的にも中穴におさまっている。荒れる理由は、真夏の一戦ということもあり有力馬は体調管理が難しいのかもしれない。その証拠に夏に強いと言われる牝馬の優勝が多く、過去10年で4勝している。
  今回は、2歳時にヤングチャンピオンシップとイレネー記念を連覇してこの世代トップを行くホクショウムゲンが注目されるが、今シーズンに入ってからはハンデ差もあり結果が出ていない。今回もかなりの厳しい条件だがどう戦うか。あるいは新星が誕生するのか。その候補としてミノルシャープと牝馬コウシュハサマーがいずれも5連勝中でここに挑むなど好調馬が揃う。

各馬寸評:
 1 センショウニシキ:2歳時、重賞はイレネー記念とYCいずれも4着、Aクラスの常連ではあったが目立った実績はない。中位からおっつけて走るタイプで荷物は重い方が走れそう。体重が増えないのが心配。
 2 カネサスペシャル:2歳時はYCで人気薄ながら2着に入るなど一発の魅力のある馬。後半の切れ味ならこのメンバーの中でもトップクラス。その分立ち後れることがあり、どこまで前に詰められるか。
 3 ウンカイタイショウ:2歳時は唯一出場した重賞イレネー記念で7着程度だったが、今シーズンに入って馬体も成長し調子を上げてきた。素軽い立ち回りで先行力と障害力もあり、最後はどこまで粘りきれるか。
 4 メジロゴーリキ:2歳時はナナカマド賞3着が最高、その他では自己条件ならそこそこの成績を上げている。脚質的にはとにかく先行逃げ切りを図る。特払いを演出した今年3月の若草特別が印象的。再現なるか。
 5 マツカゼウンカイ:重賞初挑戦。目立った実績はないが、今シーズンに入り勢いで勝利を重ねここに駒を進めてきた。脚質的には中位抜け出しというところだが相手強化といきなりの高重量でどうか。
 6 コウシュハサマー:前哨戦のとかちダービーを含む5連勝でここに進んできた。2歳時もそこそこの成績は上げたが重賞では大敗を喫している。どの枠でも好位から抜け出すのがこの馬の型。いわゆる夏女になるか。
 7 ホクショウムゲン:2歳時はイレネー記念など重賞2冠を獲得し世代ナンバー1の座にいる。当然最有力になるはずだが、大きな賞金ハンデ差があり、また近走障害でのミスが目立つ。スピードは抜群だが。
 8 ミノルシャープ:目下絶好調。2歳時は重賞には出走しているが特に目立たなかった。今シーズンに入り1着7回2着1回、古馬の実績馬を相手に勝負強さを発揮している。自在の脚が持ち味。端枠は未知数。

まとめ:
  2歳時2冠のホクショウムゲンらこれまでの実績馬が今一つ調子が上がっていない中、好調で虎視眈々とタイトルを狙う馬も揃い、かなりの混戦模様。特に連勝中で絶好調のミノルシャープとコウシュハサマーあたりに目が行くところだが、展開によるところも大きくまだ全面的に信頼のおける状況でもない。昨年のマルミゴウカイのように上がり馬の中でも力強さを感じられるような馬はいないものか。
  当欄では迷いに迷ったが、とりあえず本命はミノルシャープとした。近走の勢いから1番人気になる可能性もあり、そうなるとマークされる懸念があるが、それだけ充実しているということだろう。柔軟で自在性のある走りができ、崩れも少ない。好調の阿部武臣騎手のお手馬でもありやはり最有力においていいだろう。ただ外詰めの大外枠に入ったこともあり、この馬一本で狙っていけるかというと不安点もある。
  対抗にはウンカイタイショウを持ってきた。今シーズンに入り成長を感じる一頭。前走ではミノルシャープと僅差の2着。障害力と粘りで上位争いに加わる力は十分にある。ただ荷物が重くなってどうか。そして、抜群の先行力で逃げを打ってきそうなメジロゴーリキの粘り込みがあるとみてこの馬を単穴に置いた。3月の若草特別では人気薄を鮮やかに逃げ切り、2着のウンカイタイショウ、3着センショウニシキと共に三連単特払いの大波乱を巻き起こした。それがフロックでないところを見せるか。あとは牝馬のコウシュハサマーの5連勝の勢いも侮れない。勝った時の勝ちぶりが良い。軽馬場ならなお良いが。あとは力強い走りでぐいぐい押してくるセンショウニシキも気になるところ。一方、2歳時上位を引っ張ったホクショウムゲンには勢いが感じられず、ここでは思い切って無印とする。ただし本来の力からしてこのまま引き下がるわけにもいかないだろう。いずれにせよ大混戦必至で大変興味深いレースになることは間違いない。
はむ!の馬券狙いどころ:
  混戦で馬券的にも非常に難しい。当てに行こうとすると際限なく手を広げてしまいそうだ。その上8頭立て。なんとか軸を決めて絞り込んでいきたいところ。かといってその軸が決められないので、印を打った(印の決め方には問題はあるが、そこは勘を信じて)上位4頭のBOX三連複、馬複を中心に狙ってみたい。穴目はワイドで。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連複 BOX 8,3,4,6 合計4通り 各600円
  三連単 フォーメーション 8→3,4→3,4,6,7 合計6通り 各100円
  馬複 8,3,4,6 合計6通り 各300円
  (はむ!のワイドで勝負!) ワイド 1=8,3,4,7 7=8,3,4 合計7点 100円
  合計5,500円で勝負! (残高89,610円-5,500円=84,110円)

  今回の結果と回顧は、レース終了後2,3日後までに簡単に報告したいと思います。

はむ!のばんえいコラム
最近のばんえいの売上増の要因(3)
  帯広単独開催後も当初はなかなか売上が伸びず、賞金の減額やレース数の削減、スタジオ解説の縮小など相当切り詰めたギリギリの運営が続いていました。それが前々回にも述べたように5年ほど前の2012年ごろから急激に回復に向かいました。その最大の要因はいろいろありますが、やはり第一はネット投票の本格普及です。ネットでの馬券投票は、それまでの昔から行われていた電話投票に代わってインターネット上での取引が普及したことに伴い発展していったものですが、地方競馬では2006年に現在のオッズパークと楽天が本格的に全国のレースの発売を始めたのが最初です。(それまでに競馬場独自の投票システムを取り入れていた例はあります。)したがって、ネット投票が始まってもすぐに売上増に貢献したわけではありません。それは地方競馬全てに言えることで、この間にも売上が伸びず荒尾、福山などいくつか廃止になった競馬場がありました。それがなぜ急に5年前から回復に向かったのか、それははっきりしたきっかけがあったわけではありませんが、挙げてみると、(アベノミクスによる?)景気の回復、JRAの競馬ブームの復活(オルフェーブルやゴールドシップなどのスターが出たこと)なども考えられますが、ネット投票システムの改善やポイント付与などサービス向上、インターネット中継の品質向上と普及などが考えられます。とにかく言えることは、この時が来るまでの関係者の地道な努力が実ったといえます。ばんえい競馬に関して言えば、それまでほとんど知られることなく馬券を買うこともなかったものが、全国の人がそれを見たり参加することが可能になったということです。<続く>

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