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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2018年8月16日木曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2018】回顧・第30回ばんえいグランプリ(8/12)

ばんえい重賞レース回顧
第30回ばんえいグランプリ(BG1)-2018年8月12日-10R 200m直 晴 1.4%
  1着○(1)オレノココロ(鈴木恵) 2分05秒5
  2着△(6)センゴクエース
  3着 (8)シンザンボーイ
   単勝 1 370円(2番人気) 馬複 1-6 1,240円 三連単 1-6-8 21,950円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (○▲△等の印は、はむ!の当初予想印)

  ばんえいの夏の大一番、BG1のばんえいグランプリは、ファン投票1位で当日は2番人気のオレノココロが障害2番手から早めに逆転し最後は突き放して優勝。このレースは一昨年に続き2度目の制覇。通算重賞19勝目。鈴木恵介騎手は今年の柏林賞に続き重賞70勝目となった。

レース振り返り
  帯広はそれまで乾いた重めの馬場が続いていたが、金曜日の夜にまとまった雨が降り、コースの砂が水分を含んで締まり土曜日は軽く時計が出ていた。しかし気温が高く乾きも早かったため日曜日になると、粘り気のある微妙な馬場となった。
  レースはスタートからややばらつき気味、コウシュハウンカイ、キサラキク、ソウクンボーイあたりが出足が良く第1障害の先行グループへ、シンザンボーイら2,3頭が遅れて後方から追う形。第1、2障害の中間では各馬刻みを入れゆったりしたペースに落ち着いた。このあたりでキサラキク、コウシュハウンカイが先行、出足でやや遅れていたトレジャーハンター、フジダイビクトリーら本来先行すると思われていた馬が前に追いつき、出入りの激しい展開。最内のオレノココロも1歩引きつつ前に離されずに付いて行った。第2障害手前へはコウシュハウンカイが先に到着し、先行馬勢がこれに追随。ここまで63秒とまずまず。2,3頭を残して横一線となった。
  第2障害を先に仕掛けたのは1番人気コウシュハウンカイ。止まらずに天板まで登ったものの、いつもよりやや勢いが足りず、つまずき気味で越えるまで時間がかかった。それでも先頭で越え最後の直線へ。続いてキサラキクや後方から来ていたセンゴクエース、フジダイビクトリーらが相次いで障害に挑戦したがいずれも坂の途中でストップ。これらを見るようにオレノココロが頭を上げながらしっかりした脚で障害を2番手でクリア、前のコウシュハウンカイを追いかけた。そして残り30m付近で並びかけ逆転。後は脚色が衰えることなく、後続を離しつつゴールまで一気に駆け抜けて快勝。かわされたコウシュハウンカイは直線の勢いがなく、残り20m地点あたりからは脚色がかなり厳しくなっていた。そこに、後方待機からひと腰で障害を切って3番手に付けていたシンザンボーイと、障害を立て直したセンゴクエースが迫ってきて、残り10m地点で3頭が並んだが。勢いが違う。接戦からセンゴクエースが前に出て2着、シンザンボーイが差の無い3着に入った。コウシュハウンカイは最後ゴール前で止まり、後ろから来たカンシャノココロにも迫られたがなんとか4着に残った。

次走へのメモ
オレノココロ(1着):この馬が勝つときは実に強い走りを見せる。今回も序盤から最後まで全く非の打ち所のない完璧な走りで力の違いを見せつけた。障害も軽々と越え力強かった。横が開いた内枠もこの馬にはプラスに働いたか。馬場がさほど軽くなくペースが落ち着いたので、無理なくライバルをマークしながら進められたのも良かったのではないか。馬体重が減っていたがこれも素軽い動きにつながったといえる。次の目標はかなり先だが帯広記念からばんえい記念ということになるので、それまでは一息いれてじっくり調整か。減った馬体重は少し戻したいところ。レースは調整段階でハンデなどを見ながら選んでいくことになるだろう。
センゴクエース(2着):前半は様子を見ながらの後方待機。障害はやはりひと腰というわけにいかなかったが、崩れなかったので立て直しは早かった。価値ある2着と言ってよい。直線の脚取りはしっかりしているので、あとは障害をいかにスムーズに越えられるかと、それまでの前半でペースを作れるかが課題。今後も重賞戦線に加わっていくが特別戦あたりで勝ち味を覚えたいところ。
シンザンボーイ(3着):障害をひと腰で越えられたことが善戦の要因であったといえる。末脚もしっかりしていた。前半は後方に置かれて、追いつくのに精一杯に見えたが、かえって揉まれずこの馬のペースで走れていたようだ。これまで何度か挑戦してきた古馬重賞でようやく存在感を見せた。今後も台風の目になりそう。
コウシュハウンカイ(4着):この馬にしては障害でやや手間取り、ゴール前での失速につながった。先行した前半の1,2障害中間あたりの馬場がかなり渋く、ここで力を消費したようだ。勝ちに行った結果、展開が合わなかった結果ということであり、決して力負けではない。中心的存在であることに変わりはない。
カンシャノココロ(5着):無理に前に行かず、自分のレースに徹していた。爆発力はないが、障害が上手でしっかり最後まで走れるので、他馬が厳しくなればしっかり着を拾っていける。今後重賞慣れして、さらに積極的に行けば見せ場を作れる存在になるだろう。
  その他の馬は、かなり差が開いた。キサラキク(6着)ソウクンボーイ(7着)はいずれもやはり障害に課題を残した。トレジャーハンター(8着)、そしてフジダイビクトリー(9着)と障害が上手なはずの2頭も障害で相当苦労、見た目より馬場が重かったのだろう。これらも馬場状態によっては全く違った展開になるかもしれず、見限ってしまうのは早計か。

はむ!の予想(馬券)結果
  (通常分)今回 -4,500  (配当)0 (投入)4,500
  (単複・ワイド)今回 -1,250   (配当)250 (投入)1,500
  今年度累計 -22,300 (8/12現在)
    通常  -17,910 (配当 7,590 - 投入 25,500)
   単・ワ  -4,140 (配当 5,260 - 投入 9,400)
  今回は取りガミ覚悟の堅いところを中心に狙っていたのに、本命が来ないのだからどうしようもない。やはり競馬はこういうことがあるのだという教訓だ。オレノココロの逆転があるかもというところまでは考えていたのだが、それ以上の展開ができていないのが問題。ワイドの1点だけが雀の涙。ここは素直に負けを認めるしかない。しかし、まだまだ先は長いのにすでに泥沼化、なんとか抜け出さなければ。

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2018データ・馬券成績表)

  次回重賞は2週間後の8月26日、3歳、4歳の世代対抗重賞、はまなす賞です。予想はいつもどおり前日までには書きたいと思います。

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