header2

 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2018年8月1日水曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2018】回顧・第43回ばんえい大賞典(7/29)

ばんえい重賞レース回顧
第43回ばんえい大賞典(BG3)-2018年7月29日-10R 200m直 曇 0.9%
  1着注(4)アアモンドグンシン(阿部武) 2分03秒2
  2着○(3)オレワチャンピオン
  3着 (7)コウシュハレガシー
   単勝 4 150円(1番人気) 馬複 3-4 370円 三連単 4-3-7 4,320円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (○▲△等の印は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい3歳重賞三冠の第一弾、第43回ばんえい大賞典は、1番人気となった上がり馬アアモンドグンシンが障害を先頭で越え、止まりながらも最後まで粘りきって優勝。重賞初制覇となった。平場戦を含めれば7連勝。阿部武臣騎手は今年1月のヒロインズカップ以来の重賞制覇で通算16勝目。
レース振り返り
  前日に日本列島に上陸した台風12号の遠い影響で、帯広にも朝に雨が降ったものの、雨量は多くなく、それまでに晴天が続いていたこともあって馬場は0.9%と乾燥していた。さらに前週にソリのズリ金交換が行われ摩擦係数が高く、時計のかかるレースが続いていた。
  レースはスタートからほぼ揃って第1障害越えまで進み、第1障害を越えたあたりからアアモンドグンシンとキンツルモリウチが前に出て行った。特にキンツルモリウチが果敢に攻めて、刻みながらも2,3馬身離して先頭をキープ、続いてアアモンドグンシン、そしてコウシュハレガシー、オレワチャンピオンが付いていく。キンツルモリウチが第2障害手前に到着したのが52秒と馬場状況にしてはかなり速い展開となった。そしてキンツルモリウチは3,4頭が第2障害に到達した時点で早くも障害を仕掛けた。力一杯引っ張ったものの坂の7分目あたりでストップ。それを見るようにしてアアモンドグンシンが力強く坂をひと腰で越え先頭へ、キンツルモリウチが立て直して2番手で障害を越えこれを追うが勢いがない。後続もコウシュハレガシーらが障害にチャレンジするがいずれも苦戦。その中ではオレワチャンピオンが障害を十分溜めてひと腰で越えて3番手、続いてジェイコマンダー、コウシュハレガシー、ハマノダイマオーと一頭ずつ降りて行く。その間に先頭のアアモンドグンシンはぐんぐん他を引き離して残り20m地点あたりで6,7馬身差の大きなリード、しかし残り10mあたりで厳しくなり一旦立ち止まる。その間に各馬をかわして2番手に踊り出ていたオレワチャンピオンが一歩一歩踏みしめながら前に迫るが、これも脚色が厳しい。立て直したアアモンドグンシンが再度進み、最後は一杯になりながらも渾身の力でゴールを駆け抜けた。最後で転倒したがゴール線を越えた後で大事には至らなかった。2着争いは追ってきたオレワチャンピオンがゴール手前でもう一度止まったところを外から追ってきたコウシュハレガシーが並びかけるがわずかの差でオレワチャンピオンが2着、コウシュハレガシーが3着、当欄で本命とし、2番人気まで推されていたハマノダイマオーは最後追いかけたが届かず4着に終わった。
次走へのメモ
アアモンドグンシン(1着):負担重量、馬場など条件は厳しかったが、連勝の勢いは止まらなかった。前に行くことは想像されたが、さらにキンツルモリウチが先に行った時にも落ち着いて2番手追走。そして障害を軽々と越えて先頭に立ちセーフティリードまで引き離した。最後は厳しくなったもののそれでも他馬より余裕があった。これでライバルより一歩抜け出た形にはなったが、さらに荷物が重くなってどうか。さらなる成長に期待したい。次の大きな目標は秋のばんえい菊花賞ということになるが、それまでをどのように過ごすか。クラスが上昇しハンデ加算とさらに試練が待っている。はまなす賞の出走権もあるが出走は微妙か。
オレワチャンピオン(2着):本来は先行したいところだったが、展開が速く、序盤は付いていくのがやっとであった。それでも実力馬、障害を楽に越えてからは力強い走りで前に迫った。追いかける展開となったのでこの馬らしい粘りの走りとはいかなかったが、障害力などで存在感は示せたのではないか。荷物が重くなるのは歓迎。秋のクラシック戦線には当然上位争いの期待がかかる。
コウシュハレガシー(3着):やはり大きなレースでこの馬は侮れない存在。兄と同様に重い馬場にも適応力があるのだろう。無理なく3~4番手あたりの好位置につけ、切れ味を見せて最後は2着にわずかのところまで迫るなど見せ場を作った。障害でもうひと足出なかったのが悔やまれるが、当初人気からすれば上出来。次ははまなす賞あたりが面白そうだが出走権が微妙。
ハマノダイマオー(4着):当欄で期待したが、やはり予想より速い展開になり、直ちに対応できなかったことが敗因か。障害力もあるはずだったが前にドッと行かれたこともありもう一歩が出なかった。この馬の不器用さが出てしまったか。直線の確かな走りを見ればやや力を持て余した感も。さらに経験を積み重ねたいところ。
キンツルモリウチ(5着):人気薄であったが、果敢な逃げを打ってペースを作り、他馬の力を封じる作戦で、最後は厳しくなりながらも粘りで掲示板内に残った。こういうタイプの馬はこれしかないという走りで対応し見せ場十分。軽馬場になればさらに持ち味を発揮できるのではないか。
  その他では、ミノルシンザン(6着)は終始自分のペースを守り、最後までしっかり走り切った結果の順位であった。善戦。ジェイコマンダー(7着)は前方で障害をさばくなど悪くはなかったが、馬体重マイナス36kgは減りすぎ、スタミナ面での課題を残した。当欄で単穴に推していたキタノユウジロウ(9着)は、前半から行き脚が良くなく、本来の切れ味が出せず見せ場を作れなかった。体調面でどうなのか。巻き返しを期待。

はむ!の予想(馬券)結果
  (通常分)今回 -4,000   (配当)0 (投入)4,000
  (単複・ワイド)今回 -260    (配当)940 (投入)1,200
  今年度累計 -16,300 (7/29現在)
    通常  -13,410 (配当 7,590 - 投入 21,000)
   単・ワ  -2,890 (配当 5,010 - 投入 7,900)
  ここに反省の弁しか書けないことが情けないのだが、今回も完敗。勝ったグンシンを軽視したこともそうだし、本命ハマノダイマオーが馬券圏内に届かずダメダメ。馬券以前に予想自体がまるでダメだった。またまたワイドで火消しという情けない状況。ま、今回は難しかったということで。しかしたまにはスカッと気分良く当てたいものだ。

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2018データ・馬券成績表)

  次回重賞は2週間後の8月12日、夏の大一番・ファン投票などの選抜によるばんえいグランプリBG1です。予想はいつもどおり前日までには書きたいと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿