header2

 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2018年12月28日金曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2018】重賞予想・第20回ヤングチャンピオンシップ(12/29・帯広10R)

  ばんえいの1年納めの重賞は、未来を担う若馬たちの対決、第20回ヤングチャンピオンシップです。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第20回ヤングチャンピオンシップ(BG2)
(2018年12月29日(土)19:05発走 帯広11R ダ200m 2歳産駒特別選抜別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
ギンノダイマオー 牡2 600 藤野俊 松井浩 芦毛 先
十勝1位
  ゴールデンカイザー 牡2 590 長澤幸 今井茂 鹿毛 差
北見2位
  ダイリンファイター 牡2 590 赤塚健 小林長 青毛 差
南北海道1位
アオノブラック 牡2 600 菊池一 金田勇 鹿毛 差
釧路1位
  サカノハマナカ 牡2 590 工藤篤 田上忠 鹿毛 追
北央2位
インビクタ 牡2 600 鈴木恵 松井浩 青毛 逃
北見1位
  ヤマサンブラック 牝2 570 藤本匠 岩本利 青毛 先
南北海道2位
エースモリウチ 牡2 600 西謙一 西弘美 鹿毛 先
北央1位
メムロボブサップ 牡2 610 阿部武 坂本東 鹿毛 逃
十勝2位
  10 カツヒーロー 牡2 590 島津新 岩本利 鹿毛 追
釧路2位
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「ヤングチャンピオンシップ」の概要と傾向
  今年デビューの2歳重賞第2弾、ヤングチャンピオンシップ(YC)は、「ばんえい甲子園」と言われ、このレースに出走するためには、十勝、釧路、北見、北央、南北海道と5地区に分けられた馬産地別にの予選(産駒特別)の上位2頭に入る必要がある。つまり賞金上位でもこの予選に勝たなければ出走できない。野球の甲子園でもそうだが、レベルの高い地区では本番以前に予選を突破することが難しいとも言われている。現在、帯広競馬場のある十勝地区が重種馬の産地の中心でもあることから最もレベルが高いとされており、過去10年で6勝している。しかし他の地区の馬も健闘しており、各地区から選ばれた精鋭による激しい戦いとなる。南北海道産駒の優勝はなく、過去10年でも連対馬は2014年のホクショウキズナ1頭のみとなっている。
  人気面では、過去10年1番人気は(4,2,2,2)着外の2回についてもいずれも4着と安定、2番人気も(4,3,1,2)で、3番人気以内の馬が全て優勝している。馬券的に荒れることは少ないものの3連単あたりだとそこそこの配当が出ており、人気馬を中心とした組み合わせにより妙味が出てきそうだ。タイムは馬場にもよるが1分10秒~20秒台で決まることが多くスピードレースとなる。馬体重1000kg以上の馬が過去10年で8勝していることから成長力が重要なファクターとなっている。また「ホクショウ」の冠の馬が4勝、騎手では鈴木恵介騎手が目下4連覇中で通算5勝とこのレースを得意としている。

今回のみどころ
  やはり予選があって決勝があるというシステムはいろいろドラマが生まれ興味深い。特に最もレベルの高いと言われる十勝産駒は有力馬が揃っているだけあって激しい出走権争いであった。その中で勝ち上がってきたのがギンノダイマオーとメムロボブサップ。重賞第1弾のナナカマド賞ではボブサップの方が勝っているが、ダイマオーもその後のレースできっちり勝っており、負けてはいない。もちろんその他の各地区においても、今年は有力馬がしっかり勝ち上がってきており、侮れない。釧路産駒のアオノブラックなども力をつけてきている。序盤から激しい展開になりそう。タイムは1分30秒前後というところか。なお、レース番号(11R)がいつもと違うので、発走時刻(19:05)と共に今一度確かめておきましょう。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 ギンノダイマオー:デビュー以来非凡な能力を発揮、荒削りながらスピードに任せた走りで4連勝していたが、ナナカマド賞では動きが重くなりメムロボブサップに差された。以降、控える競馬を覚えると最後の直線でもしっかり伸びるようになり、十勝産駒特別ではしっかり逃げ切って借りを返した。障害もこなせている。
 2 ゴールデンカイザー:北見産駒特別で2着に入り今回の出走権を得てきた。能検は9番時計、デビュー戦では今回の出走メンバーのアオノブラックと直線30mの激しいデッドヒートを制し粘り勝ちしている。障害はあまり得意ではないが、上手く流れに乗れば軽く越えていける。馬格はあるので自信を持って攻めれば見せ場も。
 3 ダイリンファイター:予選の南北海道産駒特別では5番人気ながら障害を上手く抜け出し快勝、出走権を得てきた。他地区から出走馬と比べるとタイム的に見劣りは否めないが、この馬の母はばんえいオークスなどを勝ったダイリンビューティ。大一番に強い印象がある。障害は上手いので前半に流れに乗れれば粘り込みも。
 4 アオノブラック:ナナカマド賞3着の実績。予選は釧路産駒特別で差し切り出走を確保してきた。典型的な差し脚タイプで、前半は様子を見ながら好位につけ、最後の直線で一気に前に出ていくのがこの馬の勝ちパターン。相手に合わせて走るところがあるので、下位クラスでも取りこぼしがある一方、大一番での食い込みも。
 5 サカノハマナカ:予選の北央産駒特別でエースモリウチの2着に食い込み出走権を得てきた。他に青雲賞にも出走した経験がある(9着)。障害がかなり苦手で、デビュー前能検も一度失格、デビュー後も障害しだいで勝ったり負けたりを繰り返している。障害を降りてからの切れ味は持っているので、まずはついて行きたい。
 6 インビクタ:デビュー前能検で3番時計。北見産駒特別を実力どおり勝ってここに駒を進めてきた。持ち味は先行力。この馬がハナを切ってペースを作っていくだろう。障害の崩れもほとんどない。課題はスタミナで直線でどこまで粘れるか。軽馬場が望みだが重馬場でも有力馬を押さえて逃げ切ったこともあり、軽視はできない。
 7 ヤマサンブラック:今回出走馬中唯一の牝馬。南北海道産駒特別では好位から抜け出し、最後は粘って2着を死守し出走権を確保してきた。デビュー前能検では上位16番目のタイムをたたき出し、牝馬特別の白菊賞でも果敢にハナを奪いに行くなど、潜在的な能力はありそう。障害も崩れは少ない。前半から積極的に行きたい。
 8 エースモリウチ:少し遅れたデビューから巻き返し、走るごとに力を付けていった。牡馬オープンの青雲賞で2着に食い込んだが、ナナカマド賞は出走出来ず一旦短期的に休養、復帰後の北央産駒特別では他馬を寄せ付けない強さを発揮した。障害力があり自在な立ち回りができるが、切れる脚があるわけでない。堅実な存在だが。
 9 メムロボブサップ:素軽い動きがこの馬の持ち味で、2歳最初の重賞ナナカマド賞では3番手集団から直線の鋭い差し脚でライバルのギンノダイマオーを逆転した。比較的小柄な馬でデビュー時は800kgそこそこ、ようやく馬体も成長してきたが、今後荷物が重くなって力勝負になるとどうか。障害はまずまず対応できている。
 10 カツヒーロー:ナナカマド賞は7着。前半控えて、後半の直線で勝負するタイプ。そのため、展開によって結果が左右されることが多く、成績にムラが出る。ただ常に最上位クラスで戦っており、経験値は積み重ねている。今回のメンバーではエースモリウチを完封し快勝したレースがあった。障害は重くなると課題になるか。

【はむ!の見解まとめ】
  構図としては十勝産駒の2頭に各地区の上位がどのように絡むかというところ。前開催で行われたA-1の平馬戦などが参考になる。この時はインビクタがペースを作り、十勝の有力2頭が流れに乗ったまま追随。最後は2頭のマッチレースとなり、この時はギンノダイマオーが勝った。当欄では、やはり軸は十勝産駒の2頭とするものの、それだと馬券的な妙味が薄れるので、他地区の馬が流れによって食い込んでくることも視野に入れたい。馬場状態が微妙で、気温は低く推移するものの、降水が少なく乾いた馬場。重めと考えて良いが、前々日の軽量戦地吹雪賞では0分48秒というかなりの高速タイムが出ており、脚抜きは悪くなさそうだ。軽ければメムロボブサップ、重ければギンノダイマオーといったところか。枠順も加味したい。とにかく展開を読めるかがポイント。
  当欄では、ナナカマド賞時の見立ては(馬券はともかくとして)悪くなかったとみて、基本はこれを踏襲していきたい。本命は◎(1)ギンノダイマオー。ナナカマド賞では臨戦過程で間隔があいたこともありボブサップの後塵を拝したが、それでも2着。今回は順調にきており自分の走りができそう。障害も安定しているし、展開が多少乱れても柔軟に対応できるのではないか。初めて最内枠に入りそこが未知の不安点だが、力でカバーできるとみた。
  対抗には今回も○(4)アオノブラック。釧路産駒だが、十勝の2頭に割って入れるのはやはりこの馬だとみている。ナナカマド賞時は多少格下感があったが、今回は堂々と渡り合えそう。切れ味はメンバー中でも随一であり、前半でうまく流れについていき、障害を遅れずに降りれれば、勝負になるだろう。そして▲(9)メムロボブサップ。単穴や3番手評価ということではなく、当欄ではたまたまこういう見立てになったということ。障害を同時にヨーイドンという流れになったときは、切れ味で◎○の馬が上回るのではないかという予想だ。10kgのハンデも微妙。しかし大一番で強みを発揮できるタイプで、粘り込むことは十分考えられる。入着候補の筆頭は北央産駒の△(8)エースモリウチ。どうしても上位馬を並べると地味に映るが、力は全く見劣りしない。実際に青雲賞は2着に入り、3走前にも十勝の2頭に先着している。障害もこなせるが、激しい展開になったとき切れ味で一歩譲るのではないかとみてこの評価にしている。
  あとは、展開のカギを握りそうなのが注(6)インビクタ。おそらく持ち味の先行力でハナを奪いに行くだろう。鈴木騎手が大逃げに持ち込めば展開が乱れ、この馬が先に行ってしまうこともあり得る。最後のスタミナに課題があるのでこの評価だが、無視はできない。その他では、後方一気の(10)カツヒーロー、鋭い切れ味を持つ(5)サカノハマナカ、そして潜在能力のありそうな(2)ゴールデンカイザーあたりが気になるところだが、上位馬とは差があるとみる。

はむ!の馬券狙いどころ:
  当欄が比較的当たっているレース。ただあとはどう馬券につなげていくかがカギ。負けが込むとどうしても何か当てようと手を広げて損をしてしまうことが多い。ギンノダイマオーとアオノブラックを絡めて攻めの馬券でいきたい。単勝・ワイドも狙いに行く。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 1→4,9,8→4,9,8,6,2 合計12通り 各100円
   1→4,9,8=4,9,8 合計6通り 各100円
   4→1,9,8→1,9,8,6 合計9通り 各100円
   4,9,8→1→4,9,8,6 合計9通り 各100円
  枠複  1=4,8,7 4=8 合計4通り 各200円 合計 4,400円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 1 600円 4 300円
  ワイド 4=1,8,6,2, 8=1,6,2 合計7点 各100円
  合計 1,600円で勝負! 

  今回の結果と回顧についてはなるべく早くアップしたいと思いますが、年末年始で、このあと、1月2日帯広記念、3日天馬賞と続きますので、そちらの予想の方を先にアップするかもしれません。

来年こそは
  今年も残すところあと数日、改めて、今年もいろんなことがありました、ありすぎて記憶が頭の奥に行ってしまい、何があったか思い出すには改めて調べ直さないといけないくらいなんですが、とにかく今年の漢字が「災」であるように、数十年に一度の自然災害が各地に次々と襲ってきた1年でありました。もう大阪の地震や西日本豪雨あたりは遠い昔のことのように思えてしまいます。しかし被害を受けた方も多く、我々としては少しでも記憶にとどめて、今後の教訓としていきたいところです。また、競馬ファンならやはり北海道の地震が印象に残るところです。我々ファンとしては関係者の苦労へのねぎらいはもちろん、改めて競馬ができることの嬉しさ、ありがたさを感じながら、来年こそは良い年であるように祈るのみです。今年1年お世話になりました。

0 件のコメント:

コメントを投稿