header2

 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2019年11月2日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】重賞予想・第40回北見記念(11/3)

  今週のばんえいは古馬重賞、4大記念競走の第3弾、北見記念です。早速予想いってみましょう。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第40回北見記念(BG2)
(2019年11月3日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 3歳以上オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
  カンシャノココロ 牡8 850 松田道 坂本東 鹿毛 差
  アアモンドグンシン セン4 840 長澤幸 小林長 鹿毛 先
  ミノルシャープ 牡5 860 島津新 大友人 鹿毛 逃
  ゴールデンフウジン 牡5 850 藤野俊 今井茂 青毛 追
メジロゴーリキ 牡5 860 西謙一 松井浩 鹿毛 逃
センゴクエース 牡7 860 菊池一 槻舘重 鹿毛 差
ソウクンボーイ 牡9 850 村上章 西邑春 鹿毛 追
コウシュハウンカイ 牡9 880 藤本匠 松井浩 栗毛 先
シンザンボーイ 牡8 850 阿部武 坂本東 栗毛 差
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「北見記念」の概要と傾向
  古馬重賞の、いわゆるばんえい4大記念競走の第3戦。かつては北見競馬場で開催されていたが、同競馬場の廃止に伴い2007年からこれを記念して帯広で行われている。出走条件は9月の岩見沢記念と同じであるため、「岩見沢記念」と「北見記念」はセットで考えられそうだが、北見記念は基礎重量850kgと荷物が更に重くなり、別定によるハンデもあることから、あまり連動せず、それぞれタイプの違うレースとなっている。
  過去10年で1番人気は(1,2,3,4)で1勝のみと苦戦。下位人気でも勝つチャンスはある。頭数が少ないことが多く大荒れとまではいかないが、波乱含みのレースであると言える。BG1レースの狭間の時期であること、そして秋が深まり馬場的にも微妙な時期であることなどが波乱の要素になっているようだ。かつて2011~13年に、他では重賞勝ち実績の少ないギンガリュウセイがこのレースでは3連覇しているように、レース適性のようなものもありそうだ。古馬が強く、5歳馬の優勝は12年前のナリタボブサップに遡る。この時は馬場水分5.4%と超軽馬場であった。牝馬も、出走自体少ないが、帯広開催以降連対無しと苦戦で、このデータからみても力勝負のレースであると言える。騎手では藤本匠騎手が実に7勝しており、今のところ若手騎手に付け入る余地はない状況である。

今回のみどころ
  今シーズンの古馬戦線は、オッズパーク杯、旭川記念はオレノココロ、北斗賞はセンゴクエースと、過去にばんえい記念を勝った実績馬がリードしていたが、夏シーズンに調子を崩し障害で苦労した。その間に台頭したのがもう一頭の有力馬のコウシュハウンカイ、グランプリと岩見沢記念を優勝。また、今シーズン台風の目となっているのがメジロゴーリキやミノルシャープら5歳勢。最初は勢いだけだったが、徐々に力をつけ、近走は全く引けを取らず、好勝負になっている。さらにはシンザンボーイらの中堅どころも重量適性を生かし好走している。北見記念では荷物がさらに重くなる中、実績馬が実力を見せるか、新興勢力が台頭するか、それとも別タイプの馬が出てくるか、見ものである。なお、オレノココロは今回は回避して今後に向け立て直すことになった。また、アアモンドグンシンは4歳馬として2001年のシンエイキンカイ(2着)以来18年ぶりの出走。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 カンシャノココロ:準オープンのクラスだが、チャンスがあるごとに重賞に顔を出している。着順こそ目立った成績は上がっていないものの、人気以上には走っており存在感を見せている。障害は踏みしめながら登るので時間は多少かかるものの確実に越えてくる。最後までしっかり歩ける脚も持っている。
 2 アアモンドグンシン:4歳馬ではあるが、世代重賞のほか古馬重賞にも果敢にチャレンジし経験値を積み上げている。スピードはあるが障害が苦手。二の足が出ないことが多い。今回はいかにも荷物が重いが、他馬よりかはハンデをもらっているので、前半食らいついて、障害をを上手くさばければ見せ場も。
 3 ミノルシャープ:勢いのある5歳馬の1頭、古馬重賞戦線でも持ち前の先行力と障害力を生かして活躍しており、旭川記念では2着に食い込んでいる。最後の詰めはこの馬の課題であるが、最近は力をつけ粘りが増し、ズルズルと下がることは少なくなっている。初めての高重量は厳しいが経験を積みたい。
 4 ゴールデンフウジン:5歳馬の一角として、今シーズンから重賞戦線に参加。成績はオッズパーク杯、北斗賞の4着が最高だが、見せ場は作っている。障害を降りてからのスピードは抜群。障害自体は課題だが克服しつつある。先行力もある。ただ高重量への対応はもう少し力と経験と積んでからか。
 5 メジロゴーリキ:まだ5歳馬であることが不思議なほど存在感を見せている。グランプリと岩見沢記念でいずれも2着、今シーズンは特別戦を含めてもすべて4着以上に入っており、安定性は抜群。先行力と障害力に自信をもっており、まず崩れることはない。未知の高重量だがこの馬ならこなせるだろう。
 6 センゴクエース:今シーズンはばんえい記念勝利の反動か、思うように動けていない。7月の北斗賞で勝利し復活の兆しが見えたが、その後体調を崩したこともあってかさらに苦しいレースが続いている。障害が上がらず膝折癖も気になるところ。しかしじっくり構えられる重量戦なら一変も十分あり得る。
 7 ソウクンボーイ:9歳馬にはオレノココロ、コウシュハウンカイの双璧がいるが、この馬も9歳として重賞勝ちの経験もあり負けていない。特に近走は特別戦で直線の切れ味を見せ好走している。一昨年のばんえい記念で勝ち馬の7秒差に迫った馬。高重量ならチャンスもある。障害をうまく切りたい。
 8 コウシュハウンカイ:今シーズンは前半は勝ちきれないレースもあったが、大崩れはしていなかった。そして夏以降はさらに充実、ばんえいグランプリ、岩見沢記念と強さを見せた。さらに北見記念は連覇中と相性の良いレース。斤量は増えるもののこの馬としては守備範囲。障害も安心して見られる。
 9 シンザンボーイ:円熟の8歳馬。今シーズン前半は軽いレースが多く、流れに乗れないことが多かったが、ばんえいグランプリや岩見沢記念では、持ち前のじわじわ伸びる切れ味を見せ、いずれも人気薄ながら3着に食い込んだ。その後も好調が続いている。高重量は大歓迎。攻めて行ければさらに上位も。

【はむ!の見解まとめ】
  有力どころからは、オレノココロが回避、センゴクエースもまだ立て直せていない。その間に5歳馬勢が活躍するなど勢力図が変わってきている。今回も若馬勢は台風の目となりそうだが、高重量の荷物にどこまで対応できるのか。
  展開だが、最近の古馬レースはほぼ似たような態勢になっている。やはり5歳馬勢がペースを引っ張る形か。特にメジロゴーリキとミノルシャープは争いながら前に行くだろう。ゴールデンフウジンあたりも障害を考えて早めに動くか。コウシュハウンカイは先頭集団の一歩後ろぐらいにつけそう。ここで無駄な力を使わない限りは、障害も直線も全く問題にしないだろう。あとの馬も好位にはつけておきたいところ。
  予想だが、当欄では今の勢いや力関係を勘案してもやはり◎(8)コウシュハウンカイの軸は不動とみて本命とした。負担重量的にも許容範囲。他の馬が荷物に苦しむことが予想され、その分だけこの馬に有利に働くだろう。8分のデキであっても他とは開きがある。
  相手はやはり5歳馬の勢いが気になるが、初めての斤量にどう対応できるか。しかし、その中でも○(5)メジロゴーリキは、これまで800kgを越えてもしっかり最後まで走っており、重い荷物でも対応できそう。馬体重増ならさらに期待ができそう。先行力と障害力でレースを自分で組み立てていけるのも強み。
  単穴として、ばんえい記念馬▲(6)センゴクエースを今一度狙ってみたい。近走は障害が全く上がらず良いところがないが、そこは実力馬。高重量となりペースが落ち着けば、障害もじっくり攻められるのではないか。今回同厩舎のオレノココロが回避し鈴木騎手に代わるかと思われたが、最近の主戦となっている菊池騎手が引き続き乗ることになり意地を見せたいところ。障害を越えられればメンバー随一の脚が生きる。
 8歳馬△(9)シンザンボーイもここにきて重賞で連続3着と好調。自分の走りに徹し、最後の粘りで落ちてくる馬を拾いながら着を上げていくレースを展開している。今回は阿部騎手となりその力は十分に発揮できるだろう。その他では、こここに来て勢いが出てきた9歳馬注(7)ソウクンボーイなども好位置で障害を降りられれば面白い存在になりそう。5歳馬(3)ミノルシャープも粘りは出てきているがさすがに今回の斤量では余程の軽馬場にでもならない限りは難しいか。(4)ゴールデンフウジンも勢いは出てきているが、ここでは荷が重そう。それなら(1)カンシャノココロの方が確実に上がってこれるが先頭グループまで届くのは難しいか。

はむ!の馬券狙いどころ:
  前回ようやく少し取り返したもののまだマイナスは続いている。今週から3週続く重賞で取り戻せるのか、それともまた傷口が広がるのか。
  本当は一発大きなところも狙ってみたいのだが、やっぱりここは着実にコウシュハウンカイから。そうすると絞るしかない。一発あるとすればセンゴクくらい。近走をみるとかなりアテにならないがそろそろ。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 8→5,6,9→5,6,9,7 合計9通り 各200円
      8→5,6→5,6,9,7,1 合計8通り 各100円
      5,6→8→5,6,9,7 合計6通り 各100円
  枠複 8=5,6,8 合計3通り 各300円 合計 4,100円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 8 800円
  ワイド 5=6,9,7,1 9=8,6,7,1 合計8点 各100円
  合計 1,600円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。

【コラム】BFG(ばんえいフルゲート)その1
  (時々同じことを言うのですが)当ブログは、本来はもう少し競馬全般について語ろうとしていました。しかし、競馬というのは非常に奥深いもので、素人で、趣味で馬券を楽しむ一ファンである筆者にとっては限界があります。本業もあるので、競馬自体を見ることも難しいこともあります。それでもばんえい重賞予想はもう7年も続けているので、これはなかなかやめられません。時折キツいので縮小を試みるのですが(今回も筆者風邪引きで中止することも考えた)、結局長々と書いているのもなんか自分らしいです。このコラム欄もそうです。本当はいろいろおしゃべりしたいのだけど、文章で書くのでうまくまとめなければならぬ。それでも楽しみでもあるのでなんとなく続けています。
  ところでここ数回当コラム欄ではたわいもなくサラブレッド系の話が多かったので、本来のばんえいの話に戻します。ばんえいファンでここ数年の流行言葉に「ばんえいフルゲート」というのがあります。略して「BFG」とも言っています。全てのゲートに馬が入るいわゆる「フルゲート」は、普通の平地競馬ではコースや距離によって違いますが、JRAで最高18頭(昔は30頭立て以上の時代もあった。)、地方競馬では大井や門別など広い競馬場では16頭、その他は12~14頭ですが、ばんえい競馬はソリを引っ張るレースということもあり、コースが決められているセパレートコースとなっているため、最高10頭となっています。しかし、レースによって10頭揃わないことが多くなっています。やはりゲートが全て埋まるレースの方が賑やかで良いことです。そこで数年前から10頭揃うレースを「ばんえいフルゲート」と呼ぶようになりました。(この話もまた今後続けます。)

0 件のコメント:

コメントを投稿