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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2019年11月12日火曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】回顧・第44回ばんえい菊花賞(11/10)

ばんえい重賞レース回顧
第44回ばんえい菊花賞(BG2)-2019年11月10日-10R 200m直 晴 0.9%
  1着○(6)メムロボブサップ(阿部武) 1分43秒8
  2着◎(2)アオノブラック
  3着 (7)アオノゴッド
   単勝 6 180円(1番人気) 馬複 2-6 180円 三連単 6-2-7 4,800円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○等は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい3歳重賞クラシック第2弾の第44回ばんえい菊花賞は、1番人気のメムロボブサップが序盤から主導権を握り後続を断ち切って快勝。これでばんえい大賞典に続き3歳二冠を達成。重賞は通算4勝目となった。阿部武臣騎手はばんえい菊花賞初制覇。今季は先週の北見記念に続き重賞3勝目で通算23勝目。坂本調教師もこのレース初制覇で通算重賞10勝目。

レース振り返り
  この週の帯広は降水がほとんどなかったが気温が低く推移、馬場は乾燥していたものの脚抜けが丁度良く、水分表示に比して時計の出る馬場であった。
  レースは、スタートから各馬勢いよく飛び出しキャンター気味に第1障害まで駆ける。第1障害を越えたあたりからメムロボブサップが積極的に前に出て、外からインビクタ、そしてアオノブラックも前に並びかける。第1障害の中間手前あたりまでは各馬刻まずに勢いをつけて行き、そこからは小刻みに進み始めた。各馬出たり入ったりを繰り返すものの基本的にはメムロボブサップ、インビクタ、アオノブラックが先頭集団を引っ張り、これに最内からジェイエースが付いていく展開。第2障害手前には、わずかにメムロボブサップが先着、程なく3頭も到着した。ここまで前半53秒とやや速いペース。
  そして第2障害はインビクタが先に仕掛け、すぐにメムロボブサップそしてアオノブラックが続く。いずれも障害をしっかり越えたが、降りてすぐメムロボブサップが勢いよく先頭へ、そしてアオノブラック、インビクタが追う展開となった。後続は少し間があいてジェイエースが障害に挑戦、苦しみながらも崩れずになんとか越えた。その間にアオノゴッドが一腰で障害を切り、こちらの方が勢いを付けて4番手、ジェイエースが5番手。さらに後続は障害で取り残された。
  先頭争いは、メムロボブサップが2,3馬身リードを保ちながら進み、アオノブラックが激しく追う。しかしその差は縮まらない。インビクタは前の2頭に徐々に置いて行かれた。残り20m近くではアオノブラックがさらにギアを入れて迫ろうとするが、その前を行くメムロボブサップも脚色は鈍らず、1馬身半差程度まで詰めたところでもうゴール線へ。そしてメムロボブサップはそのままゴールを駆け抜けた。アオノブラックは届かなかったがそのままの脚色で2着でゴールした。3着争いは、インビクタの勢いが落ちたところを、アオノゴッドがじわじわ伸びて残り20m手前で逆転し3着に入った。2着からは10秒遅れとなった。なお、当欄において単穴で期待した牝馬ジェイカトレアは序盤から前に行けず7着に終わった。

次走へのメモ
メムロボブサップ(1着):今回は前半から積極的に前に出て行き自分からレースを引っ張る形。障害を軽く越え、最後の直線も全くスピードを落とさず終始先頭をキープしてゴール。他の追随を許さない完璧なレースであった。馬体重も増え、全体的に走りが安定。かつてのフワフワ感も見られなくなった。730kgとトップハンデで快勝したことも大きい。年末のばんえいダービーで三冠を目指すが、今日の勝ち方を見ると視界は極めて良好だ。
アオノブラック(2着):この馬としては最高のコンディションで、馬体重もプラス34kgと充実した状態でこのレースに臨んでいた。そして今回はその調子の良さに任せ思い切って前に行き、唯一課題だった障害もしっかり越えた。しかし勝ち馬にそれ以上の完璧なレースをされてしまった。次はダービーで巻き返しを図る。ボブサップの三冠を阻止できるのはこの馬しかいないだろう。しっかり状態をキープすればチャンスは巡ってくる。
アオノゴッド(3着):アオノブラックの僚馬でいつも影の存在だが、今回は軽ハンデでチャンスを生かし、持ち前の直線での伸びを見せて3着に食い込んだ。もっともイレネー4着などの実績からすると決して珍しい成績ではない。今回は勝ち馬の隣の枠で、前半から上手く流れに乗れたのも功を奏したか。障害もスムーズであった。今回に賞金を加算できたことでダービーの出走権もほぼ手中、今後また台風の目となる予感も。
ジェイエース(4着):この馬は大体このあたりの着順が定位置。重賞になると力を発揮するものの一歩足りない部分がある。今回も前を目指して進み障害もなんとかクリアしたが、その後の勢いが足りず、最後にインビクタをかわして4着に入るのが精一杯。ウンカイ産駒でまだこれから強くなる余地は大いにある。
インビクタ(5着):馬体重もようやく1トンに乗せ調子自体は悪くなさそうであったが、とにかく上位馬の勢いがすごく、序盤から逃げ切れなかったのが敗因といえる。今後、馬場状況次第ではまた展開も変わってくるかもしれない。
  その他では、サクラドリーマー(6着)は障害で手間取り、立て直した時には既に各馬前に行っていた。このような流れの中では一旦障害で滞るとやはり厳しい。流れが向くときも来るだろう。ジェイカトレア(7着)も序盤から上位馬の勢いに押され前に行けなかったことがすべて。アポロン(8着)は最下位ではあったが、流れには付いていっており長いトンネルからは抜け出しつつある。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 三連単 6-2-7 2枚 ワイド 7-2 7-6各1枚
  無印のアオノゴッドを最後で押さえていたので、ワイドを含めてなんとかプラスに持って行けたが、予想的にはスッキリとまではいかない感じ。でもまあ当たったから良しとしよう。この勢いでプラスまで持って行けたら。それにしても、やはりボブサップが強かった。アオノブラックも頑張って追ったが届かなかった。そのままダービーで三冠となるのか。馬券予想ではひねりたい気持ちもあるがその余地あるのか。楽しみ。
  今回収支 +5,690
   (通常分) +5,200  (配当)9,600 (投入)4,400
   (単複・ワイド) +490  (配当)2,290 (投入)1,800
  今年度累計 -10,780(11/10・ばんえい菊花賞終了時点)
   (通常分) -3,520 (配当 48,580 - 投入 52,100)
   (単複・ワイド) -7,260 (配当 10,740 - 投入 18,000)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2019データ・馬券成績表)

  次回の重賞は11月17日、4歳牝馬の重賞、クインカップです。予想はいつもどおり前日までには書く予定です。

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