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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2020年7月18日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】重賞予想・第51回旭川記念(7/19)

  ばんえいは7月11日からようやく観客を入れた競馬が始まりました。今週の重賞は、今年からBG2に昇格した古馬重賞の一戦、旭川記念です。


はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第51回旭川記念(BG2)
(2020年7月19日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 3歳以上オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
オレノココロ 牡10 790 鈴木恵 槻舘重 青毛 差
  ソウクンボーイ 牡10 790 村上章 西邑春 鹿毛 追
ミノルシャープ 牡6 800 島津新 大友人 鹿毛 逃
メジロゴーリキ 牡6 790 西謙一 松井浩 鹿毛 逃
ホクショウマサル 牡9 790 阿部武 坂本東 鹿毛 先
コウシュハウンカイ 牡10 800 藤本匠 松井浩 栗毛 先
  キタノユウジロウ 牡5 790 松田道 村上慎 栗毛 差
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「旭川記念」の概要と傾向
  ばんえいのいわゆる「4大記念競走」の一つで、2006年までは現在廃止された旭川競馬場で行われていた。なお、当時の「旭川記念」は4歳馬限定のレースであり、現在の「旭川記念」は同競馬場で古馬重賞として行われていた「旭王冠賞」の性質の方を引き継いでいる。昨年度まで6月に行われてた北斗賞と時期を入れ替え、同時にBG3→BG2に昇格。さらに重要なレースとして位置づけられることとなった。
  北斗賞と時期が入れ替わったことにより、過去の傾向を見るには旭川記念と北斗賞の両方を見ておく必要がある。昨年までの10年間では、旭川記念としては1番人気は(5,1,3,1)とまずまずだが、北斗賞の方は1番人気は(4,1,1,4)とやや怪しくなっている。全体的にみても後に行われた北斗賞の方がやや荒れ気味。ただ今回は旭川記念としてBG2で行われることとなり、また、その後の8月のばんえいグランプリがBG1からBG2に落とされたことを考えると、傾向の変化を考慮に入れる必要がありそう。有力馬がここに力を入れてくることも考えられる。
  なお、実績馬も強いが、5歳6歳といった若馬も積極的なレースで抜け出すこともしばしば。騎手別では旭川記念が藤本匠騎手が5勝と抜けており鈴木恵介騎手が3勝で追っている。ちなみに北斗賞の方は、藤野騎手が4勝でリード。

今回のみどころ
  上記で述べたように、BG2に昇格したことにより、各陣営の力の入れ方にどのような変化が見られるか。基本的メンバーは北斗賞と同様のメンバーだが別路線に行ったり、休養したりする馬も多く、7頭立てと少数精鋭のレースとなった。その中でも北斗賞を逃げ切ったミノルシャープに勢いがありそうだが、同一重賞4連覇を目指すオレノココロや、コウシュハウンカイら実績馬勢も黙っていないだろう。ホクショウマサルらも巻き返しを図りたいところ。常連のセンゴクエースは今回出走を見送った。今後の勢力図を占う意味でも重要なレースになりそう。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 オレノココロ:改めて説明の必要もないばんえい界のトップランナー。10歳でも力は落ちていない。北斗賞では軽めの馬場で若馬勢が作る速い流れに遅れをとり障害でも手間取ったがそれでも立て直し3着まで食い込んでくるあたりはさすがと言えよう。夏負けが心配だが今年は問題はなさそう。馬体重の増減に注目。
 2 ソウクンボーイ:賞金ランクはベスト10内に入っていないが、重賞はチャンスがあれば顔を出しており、今年正月の帯広記念で3着に食い込んだように存在感を見せている。速いペースにはついていけないが、流れが落ち着き他馬が苦しむような展開になればスルスルと伸びてくる。障害はなんとか切っていきたい。
 3 ミノルシャープ:北斗賞では先手を奪い終始リードを保って逃げ切り勝ち、古馬重賞初制覇となった。それまでも上位とは互角に戦っていたが直線で失速し他馬に逆転されていた。ここにきて最後まで走りきれるだけの粘りと力をつけてきた。島津騎手との相性も良さそうだ。今回はハンデ差もあるが十分走れそう。
 4 メジロゴーリキ:実力馬ながらここ1年間全く期待どおりの成績は上げられていない。本来、抜群の先行力と障害力があり、力で勝負できる馬であったが、馬体が減って力が入っていないイメージ。ミノルシャープら同年代のライバルにも遅れを取っている。ただ3走前にはこの馬らしい走りを見せており流れに乗れば。
 5 ホクショウマサル:31連勝の華々しい記録を打ち立てたこの馬も、今シーズンはその反動が出たのか、自分らしい走りができていない状況。重賞もオッズパーク杯、北斗賞といずれも障害で苦しみ大敗している。ただ前走の特別戦あたりは鋭い末脚を見せて追い込んでおり、徐々に勝負勘は取り戻しつつあるか。
 6 コウシュハウンカイ:オレノココロと並びばんえい界を引っ張る横綱級の一頭。先行力、障害力そして安定感は抜群。今シーズンはオッズパーク杯で強みを見せ快勝したが、北斗賞では枠順の不利と馬体重の大幅減などがあって粘りきれなかった。立て直してくるであろうが、若馬勢に早く行かれると後手に回ることも。
 7 キタノユウジロウ:昨シーズンは重賞2勝を挙げ素質開花したが、今シーズンは壁にぶつかって大敗している。序盤から後手に回るなど自分の走りができていない。ただ前走特別戦では積極的に前を伺うなど意識はしているようだ。障害力はあるはずなので、しっかり前について行ければ上位に食い込むことは可能。

展開予想
  北斗賞とほぼ同じメンバーで流れもほとんど似たような形になると思われる。早く行きたいのがミノルシャープ、メジロゴーリキの6歳勢。今回はアアモンドグンシンらがいないので若干落ち着くか。あとはコウシュハウンカイあたりが続き、オレノココロやホクショウマサルは後方からという流れになりそう。課題は第2障害。恐らくミノルシャープはしっかり越えてきそうなので、後続の馬たちがどの位置で障害を降りられるかがカギとなる。各馬もたつくようだと北斗賞のようにミノルシャープが逃げ切り態勢に入ることも考えられる。

【はむ!の見解まとめ】
  帯広方面は今のところ降水も少なく、やや乾いた馬場でそれなりに時計はかかりそうか。上位拮抗というところだが、やはり同一重賞4連覇を目指す◎(1)オレノココロが条件的にも有利な状況でこれを本命とする。夏負けが心配な馬だが、今年はまだ暑くなっておらず順調に推移している。前哨戦の天の川特別では先頭で抜け出して逃げ切るというこれまでにない勝ち方を見せ、レースの幅が広がってきた。
  対抗は北斗賞を勝って絶好調の○(3)ミノルシャープ。最近は先行力だけでなく、粘りも出てきて、泣き所だった直線最後の失速が最小限になってきた。天の川特別では逆に追いかけるような動きも見せており、非常に充実している。ハンデ差10kgの分だけ割り引いたが上位は間違いない。オッズパーク杯で強い勝ち方を見せた▲(6)コウシュハウンカイも優勝争いの一角には入ってくるだろう。北斗賞は苦手の大外など敗因がはっきりしていた。今回は若馬勢が引っ張るペースにしっかりついていけるか。上位3頭が有力だが、割って入るなら△(5)ホクショウマサル。今シーズンは障害でも苦しむなど厳しいレースが続いているが、前走は一つ下のクラスの特別戦に出て障害をしっかり切っていた。ただ出足で遅れるというリスクもある。
  あとは注(4)メジロゴーリキがきっかけをつかんでいれば逃げて粘り込みも。序盤で流れに乗れれば(7)キタノユウジロウもしぶといはずだが今回のメンバー相手に5歳馬がどこまでやれるか。(2)ソウクンボーイは前が崩れれば浮上の可能性がある。

はむ!の馬券狙いどころ:
  今のところはなんとかプラスで乗り切っているが、徐々に貯金が少なくなっている。今回は少頭数ということもあるので、点数を絞ってしっかり回収して収支を維持していきたいところ。
  最近の充実度合いからオレノココロの方を本命に取ったが、ミノルシャープの粘りも怖いし、コウシュハウンカイも巻き返してきそう。当てたいけど配当も狙いたい。どこまで絞っていけるかが勝負。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 1,3,6 BOX 合計6通り 各400円
      1→3,6,5→3,6,5,4 合計9通り 各200円 合計 4,200円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 1 800円
  ワイド 3=1,6,5,4 合計4点 各200円
  合計 1,600円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。

【コラム】4ヶ月半ぶり観客レース
  当欄もここのところずっとコロナ関係の話でしたが、その中で今回は少し明るい話題。長い間無観客競馬の続いていたばんえい競馬ですが、7月11日からついに競馬場に観客を入れての開催となりました。(地方競馬では盛岡でも観客の入場再開が始まりましたが、中央競馬やその他の競馬場ではもうしばらく無観客競馬が続きます。)とにかく競馬場に人が戻ってきたのはうれしいことです。騎手や関係者も応援にさらに気合いが入ることでしょう。ただ、まだ世間では感染者が増え続けており、第2波の懸念がある状況、感染防止のためのいろいろな制限はついています。歓声も控えめにということで、まだ恐る恐るの再開といったところでしょう。元どおりの状況になるには、場合によって年月がかかりそうですが、その時がくるまでは静かに、でもしっかり応援し続けていきたいものです。

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