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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2020年7月31日金曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】重賞予想・第45回ばんえい大賞典(8/2)

  今週の重賞は3歳三冠の第一弾、ばんえい大賞典です。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第45回ばんえい大賞典(BG3)
(2020年8月2日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 3歳オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
  サロマタイショウ 牡3 670 赤塚健 久田守 鹿毛 差
  コウテイ 牡3 670 菊池一 槻舘重 鹿毛 先
キョウエイリュウ 牡3 700 松田道 村上慎 鹿毛 差
  エンゼルフクヒメ 牝3 650 中山直 小林長 栗毛 差
  ダイナマイト 牡3 670 鈴木恵 大河和 鹿毛 追
ゴールドハンター 牡3 670 西謙一 金田勇 栗毛 追
コマサンダイヤ 牡3 690 島津新 金田勇 青毛 逃
トワトラナノココロ 牡3 680 渡来心 坂本東 鹿毛 逃
  ブラックサファイア 牡3 680 藤本匠 松井浩 鹿毛 先
10 カイセドクター 牡3 690 阿部武 坂本東 鹿毛 差
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「ばんえい大賞典」の概要と傾向
  ばんえいの3歳重賞の三冠レース、いわゆる中央競馬でいうところのクラシックの第1弾が「ばんえい大賞典」である。この後は11月に「ばんえい菊花賞」、そして年末に「ばんえいダービー」が開かれ、この世代の最強馬を競う。
  「ばんえい大賞典」の傾向だが、過去10年で1番人気が(2,1,1,6)とかなり怪しい。昨年、一昨年と1番人気が連勝したが、それまでは1番人気が9年連続で敗れるなど、重賞の中でも最も波乱の多いレースとなっている。一方で2番人気の馬が4勝しており、下位人気だと連対はわずかで、2,3番手の有力馬が狙い目ということになる。ばんえいの場合は3歳はまだ成長途上で、2歳時までに活躍していた馬とこれから強くなる馬の端境期であるというのも原因か。勝ち馬を並べてみても曲者的な存在の馬が多い。参考になりそうなのが前哨戦の「とかちダービー」の成績でここで活躍した馬が好成績を挙げている傾向にあり、夏に向けて調子を上げている馬に注目か。牝馬もかなり善戦。なお鈴木恵介騎手が唯一未勝利の重賞である。現役では(今回不出走の)藤野俊一騎手の3勝が最高だが、ここ2年は阿部武臣騎手が連勝している。

今回のみどころ
  この世代は、キョウエイリュウがデビュー10連勝と圧倒的に抜けていたが、イレネー記念でまさかの障害ミスで敗戦、その後も苦戦が続いていた。そのイレネー記念に勝ったのはコマサンダイヤ、先行力があり注目される。さらにキョウエイリュウにわずかの差に迫ったことがあるブラックサファイアあたりも一発がある。出遅れていた馬たちも力を付けてきており調子も良い馬が多い。このあたりで勢力図が変わることも考えられる。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 サロマタイショウ:重賞はヤングCSに出走し7着に入っている。中団待機から直線の切れ味で勝負するタイプ。障害は得意とは言えずスムーズではないが崩れることは少ない。上位馬に同型の馬が多く、追い比べになると見劣りすることも。前半でスムーズに流れれば。
 2 コウテイ:重賞はイレネー記念のみ出走。この時は繰り上げ出走ながら、積極的に前に行き5着と掲示板内に粘り込んだ。大型馬で、父シベチャタイガーの血かじっくり走るタイプで晩成型に見える。先行力が持ち前だがペースが速くなると厳しい。力勝負に持ちこめれば。
 3 キョウエイリュウ:2歳時は能検1番時計、デビューし後も破竹の勢いで10連勝、ナナカマド賞、ヤングCSと重賞も勝ったが、3冠目イレネー記念では障害転倒でまさかの競走中止と競馬に絶対はないことを証明してしまった。ただ実力は抜けており中心は間違いない。
 4 エンゼルフクヒメ:黒ユリ賞馬で牝馬の代表格。同レースでは中団からじわじわ伸びて最後で差し切ってゴール。中山騎手に初重賞制覇をプレゼントした。その後は休養に入り、7月に入ってから復帰、久々を叩いてそろそろレース勘が戻ってきそう。型にはまれば上位食い込みも。
 5 ダイナマイト:重賞はイレネー記念のみに出走。後方ながら鋭い追い込みを見せ4着に食い込んでいる。常にAクラスで戦っているものの、やや走りにムラがあり障害の不安定さもあって成績は上がっていない。爆発力はあるので一発の魅力は十分。前半で力を温存して行きたい。
 6 ゴールドハンター:重賞は今回が初出走。デビューが遅く当初は障害が上がれず苦労した。その後は抜群の切れ味を武器に上位進出してきたが、障害は今でも苦手意識は残っているようだ。スタート直後の騎手のクラウチングスタイルがこの馬の特徴。個性派に育っていくか。
 7 コマサンダイヤ:デビューの頃は非力感があったが、徐々に力を付け、ナナカマド賞3着、ヤングCS4着のあと、イレネー記念では障害をしっかり切って直線では他馬を引き離しての快勝。その後も上位馬相手に互角の戦いをしている。先行力と安定した走りに定評がある。
 8 トワトラナノココロ:デビュー時から常に上位で走っており、重賞はナナカマド賞5着、イレネー記念では逃げ粘っての2着。スピード抜群で常にハナを奪いに行くなど存在感を見せている。20戦連続で掲示板内に入る安定感も武器。課題は直線でのスタミナ、失速を防ぎたい。
 9 ブラックサファイア:能検4番時計。2歳秋になってから初勝利を挙げ、その後7連勝、ヤングCSではキョウエイリュウにあとわずかのところでかわされ2着、その後も勝ち星を挙げたが、一時期体調を崩して以降は慎重に調整されている。先行力で勝負するが切れ味も鋭い。
 10 カイセドクター:重賞はヤングCS、イレネー記念とも3着に入るなど、全体としては健闘を見せている。どちらかというと切れ味勝負の馬だが、じわじわ伸びて行くタイプ。障害もこなす。一方、軽馬場などで先行馬に先に行かれると、後手に回って追いつけないことも。

展開予想
  どちらかというと前に行くより好位あたりにつけたいタイプが多く、各馬様子を見ながらの展開となるか。馬場状態にも左右されそう。前に行きそうなのはトワトラナノココロくらい。スタミナを考えて引き離したいところだろう。これにコマサンダイヤ、コウテイあたりが続くだろう。注目のキョウエイリュウは課題のスタートが決まれば前の方に来るが、最近の傾向から中団待機か。切れ味にかけるゴールドハンター、ブラックサファイアあたりはやや後ろに位置取りしそう。いずれも第2障害までどの位置に付けられるか。障害は上手な馬が多いので、少しでもミスをした馬は脱落しそう。

【はむ!の見解まとめ】
  この世代はやはり二冠のキョウエイリュウが一歩リードしているものの、イレネーを勝ったコマサンダイヤがその後も勝ち星を重ねるなど成長著しく、他の馬も一発の魅力がある馬が多い。もともと波乱含みのばんえい大賞典で今回も何かが起きるのではと期待させる。そこで当欄ではトップハンデのキョウエイリュウ絶対ではないとみて、今回は◎(7)コマサンダイヤを本命にした。走りの安定度はこちらの方が一枚上、最近はA2クラスで古馬の実力馬を相手に連勝するなど勢いもある。障害も安心できる。軸の中心に。
  もちろん○(3)キョウエイリュウのスピードと爆発力は驚異的、例え遅れても最後でリカバリーできる力は持っている。イレネー記念のように崩れてしまわなければ、優勝争いは間違いない。ただ波乱要素を勘案して対応とした。他に一発の魅力がある馬も多いが、その中でも▲(10)カイセドクターは、重賞3着2回と確実に上位に食い込んでくる馬。じわじわ伸びるタイプで最後の粘りもある。重賞初挑戦の△(6)ゴールドハンターもおもしろい。障害には不安があるが最近は克服しつつある。力を付けてきている。切れ味の鋭さで食い込みも。
  あとはスムーズに前に出て他馬を引き離す展開になれば注(8)トワトラナノココロの前残りがあるか。他では、障害をまとめれば直線鋭い(5)ダイナマイト、牝馬の(4)エンゼルフクヒメも混戦になればじわじわ食い込んでくることもあり、余裕があれば押さえたい。あと、切れ味鋭い(9)ブラックサファイアも気になるが、やや障害に難ありか。

はむ!の馬券狙いどころ:
  今シーズン、今までのところはまずまずのペースで来ているので、ここでさらに弾みをつけたいところ。
  今回は各馬レベルが高く、キョウエイリュウを始め上位馬も油断は出来ない。しかも荒れる大賞典とくれば、少し大きいところも狙いたいところ。かといって冒険も難しい。そこで頭にコマサンダイヤを持ってきた。高配当はヒモ穴かワイドなどで。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 7,3,10 BOX 合計6通り 各200円
      7=3→10,6,8,5,4 合計10通り 各100円
      7→3,10,6→3,10,6 合計6通り 各100円
  枠複  7=3,8 3=8  合計3通り 各500円 合計 4,300円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 7 700円
  ワイド 10=7,3,6,5 5=7,3,6 合計7点 各100円
  合計 1,400円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。その際には次年度の方針なども示していければと思います。(コラム欄は休みます)

【コラム】コロナと観光
  8月になり、世間の新型コロナウイルスの感染拡大から半年以上たちますが、まだまだ感染者の増加は続いています。検査数が多くなったということもありますが、人々の心が緩み始めたことが最大の理由ではないかと案じられます。ただ我慢もいつまで続ければいいの?いう感じで、やはり経済も少しは動かしていかなければ、人々の生活に関わるということで大変です。そこで「Go To キャンペーン」なる観光促進策が出されましたがこれまた感染拡大の元凶になると不評。ここでは政策の善し悪しは述べませんが、ただ観光は地域経済を回すための資源になっている部分もあって、多くの人が動くことには不安があるものの、ある程度は動かさないと本当に観光で生計を立てている人々は苦しくなってしまいます。
  この話題と競馬と何の関係があるの?今やネット投票で参加できる時代じゃない。という意見もありそうですが、応援があってこそのスポーツです。そして、ばんえいの場合は北海道の文化遺産であり、ばんえい競馬が開かれる帯広は観光客が多く来てこそ地域が活性化し、それが農業や畜産業にも波及して、地域経済を支えるという部分があります。「Go To~」はその場しのぎでかつ拙速すぎた感じがしますが、やはり観光客は戻ってほしい。早くその日が来ることを願って。

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