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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2021年1月2日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2021】重賞予想・第14回天馬賞(1/3)

  年末年始重賞シリーズの最終戦は、4歳(明け5歳)の三冠最終戦、天馬賞です。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第14回天馬賞(BG1)
(2021年1月3日(日)16:40発走 帯広11R ダ200m 5歳オープン定量)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
メムロボブサップ 牡5 760 阿部武 坂本東 鹿毛 先
  コマサンエース 牡5 750 ☆金田利 金田勇 鹿毛 先
アオノゴッド 牡5 760 村上章 金田勇 栗毛 差
インビクタ 牡5 760 藤野俊 松井浩 青毛 逃
アオノブラック 牡5 760 西謙一 金田勇 鹿毛 差
  ギンノダイマオー 牡5 760 西将太 松井浩 芦毛 先
ジェイカトレア 牝5 740 菊池一 平田義 青毛 差
  ジェイエース 牡5 760 鈴木恵 坂本東 鹿毛 追
コマサンブラック 牡5 760 島津新 金田勇 青毛 先
  10 サクラドリーマー 牡5 760 藤本匠 今井茂 鹿毛 追
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。
  なお、ギンノダイマオー号は松田道→西将太に騎手変更されています。

「天馬賞」の概要と傾向
  ばんえい独自の4歳(明け5歳)世代の三冠(柏林賞、銀河賞、天馬賞)の最終戦でBG1格付け。正月3日に実施され、この世代のチャンピオン決定戦として名物レースと一つとなっている。
  過去10年で1番人気は(6,2,1,1)と強い。定量戦であり実力馬が遺憾なくその力を発揮できる場合が多い。配当も堅く収まる場合が多いが、昨年、一昨年と3連単で万馬券が出ており、伏兵にもチャンスはある。戦績ではダービー馬や銀河賞の勝ち馬がこのレースでも有利になっている。牝馬は出走数は多いが、優勝は2016年のキサラキクのみである。騎手では鈴木恵介騎手が5勝とリードし、藤本匠騎手が3勝で追う。

今回のみどころ
  いよいよメムロボブサップが史上3頭目の3歳、4歳連続三冠に挑む。日に日に力をつけ馬体も大きくなり頼もしい。しかしここにきて、ライバルのアオノブラックが急成長、古馬も交えたドリームエイジカップではメムロボブサップに土をつけているし、前走の平場戦でも勝利している。天馬賞が最後の勝負、果たしてどちらが勝つのか。あるいはコマサンブラックなど急激に力をつけてきた馬がこれらに割って入ることはできるか。世代戦最後の大勝負である。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 メムロボブサップ:いよいよ三冠チャレンジ。ここまで重賞は3歳クラシック三冠を含め7勝。全体でも重賞は10戦に出て全て3着以内に入っている。今シーズンも柏林賞以降は10連続連対と非常に安定。一時期は障害が怪しい時期もあったが、近走は非常にスムーズ。2歳時は小柄だった馬体も大きく成長して前走では1100kg台。親譲りの風格が出てきた。あとは自分の走りをするだけ。
 2 コマサンエース:重賞は初めて出走した銀河賞のみ、この時はついて行くのがやっとだったが、障害を越えてしっかり前を追い掲示板内に食い込んだ。その後さらに先行力を身につけ、B1からA2クラスに上がっても力強い走りを見せ、勝ち星を重ねて出走にこぎつけた。障害力もある。そして前走からデビュー間したばかりの新人・金田利貴騎手が手綱を取り、ここで重賞初挑戦。思い切って行けるか。
 3 アオノゴッド:重賞は過去4レースに出走。3歳時のばんえい菊花賞では2強に続く3着に食い込んでいる。同一馬主の僚馬アオノブラックの陰に隠れて目立たぬ存在で、レーススタイルも後方から行くタイプだが、ノーマークにしていると障害を越えてからじわじわ最後まで伸びてきて前の馬に迫ってくる。重い荷物で前がもたつけば脅威になるが、ペースが速くなると後方のまま置いて行かれることも。
 4 インビクタ:世代賞金ランクでは3番目に位置する。重賞も常連だが3歳時までは先行しても直線で失速するなど成績が上がっていなかった。しかし4歳になってからは粘りが増し、ポプラ賞と柏林賞でいずれも2着に粘っている。当初は逃げ一辺倒だったが、近走は控える競馬も覚え、その分最後まで走りきれるスタミナが身についてきている。前走は古馬オープンに胸を借り敗れたものの流れを身につけた。
 5 アオノブラック:2歳時からメムロボブサップの最大のライバルとして君臨。世代重賞では惜しい競馬で2、3着が多いが、時折チャンスをつかんで勝利しており、これまで重賞3勝。古馬一線級と対戦したドリームエイジカップでは好位置から抜け出して快勝。存在感を見せた。中団から前の馬をマークする位置につけ、直線の切れ味で差し切っていくような展開が得意。障害はこなすが時折失敗することも。
 6 ギンノダイマオー:重賞は常連、2歳時は、メムロボブサップ、アオノブラックにこの馬も入って3強時代を築き、3レースでいずれも2着に入るなど活躍していたが、3歳以降は大きなスランプに陥り、障害も全く動けなくなる時があった。4歳になり復活の兆しが見えてきたが、それでもなかなか前に行けず歯がゆいレースが続いている。本来は先行力があり動きも軽い。軽馬場になれば一変のチャンスもある。
 7 ジェイカトレア:世代の牝馬重賞は黒ユリ賞、オークス、クインカップと完全制覇。世代の重賞戦線にもほぼ孤軍奮闘で参戦している。牝馬としては馬体も大きくどっしりと構えて力強い走りを見せる。脚質的には中団から障害力で押して直線でじわじわ伸びる差しタイプ。この世代は牡馬勢が非常に強くいつも胸を借りる立場だがしっかりついて行っている。その後のヒロインズカップを目標にここでも善戦したい。
 8 ジェイエース:能検1番時計の馬でデビュー時から注目されていたが、障害が大の苦手ということもあり本格化が遅れていた。重賞は時折顔を出し、ダービー3着などある程度の成績は上げているが、この馬の能力からするとまだまだ物足りないイメージ。度重なる転厩による環境の変化も成績が安定しない要因か。ただ近走の平場戦では強い勝ち方を見せており、自分のペースに持ち込めばこの中でも十分戦える。
 9 コマサンブラック:2歳から3歳にかけてはあまり勝ち星に恵まれず、全弟で重賞勝ちもあるコマサンダイヤに比しても出世が遅れていたが、4歳になって徐々に本領発揮、特別戦を中心に自在の走りで勝ち星を重ねてきた。重賞は銀河賞の4着が最高成績。この時は勢いで2番人気まで押し上げられていた。先行力があって障害も上手いが、決め手よりもじわじわ伸びるくタイプで、一発の魅力には欠けるイメージ。
 10 サクラドリーマー:重賞の常連ではあるが、近走は障害でかなり苦しむなど着外が続いている。賞金ランクもギリギリ10番目に残ってなんとか天馬賞の出走権を確保した。本来は抜群の切れ味で勝負するタイプで、春の世代特別戦では一気に差し切って勝利した場面もあったが近走は不発続き。やっと障害を上げて追い込んでも、ゴール手前で息切れし失速するような場面も見られる。まずは道中スムーズに行きたい。

展開予想
  引き続き乾燥した気候、ただレースを使い詰めしているので馬場は徐々にこなれてきているか。それでもある程度力の要る馬場にはなりそう。先行したいのはやはりインビクタ。最近は控えて行く競馬も見せているが、上位に入るには前に行っておきたい。最内枠に入ったメムロボブサップも自分のペースで行けば自然と前に出るだろうし、アオノブラックの方もこれをマークするように前に付けるだろう。あと、注目されるのがコマサンエース。元々先行タイプの馬に、重賞初騎乗の金田騎手が乗り、思い切って前に出ることも考えられる。僚馬もコマサンブラックも比較的前の方で行くか。障害はどの馬も問題なさそう。そこでメムロボブサップとアオノブラックの一騎打ちとなるか。直線では相手より先に出たい。その他の馬が食い込むには、前述の先行馬が飛ばして大きく逃げるような展開になったり、ジェイエースやサクラドリーマーあたりがひと腰で障害を上げるような展開にでもなれば変わってきそうだが。
【はむ!の見解まとめ】
  メムロボブサップとアオノブラックの2強の態勢はどうみても揺るぎそうにない。両馬とも非常に充実してきている。タイミング一つで勝ち負けが決まりそう。もちろんメムロボブサップも3冠のシーンを見たいところだが。。。
  当欄でも迷ったが、ここは好枠に入った◎(5)アオノブラックの方に1票を投じたい。ドリームエイジカップでは完全にメムロボブサップをマークし一瞬の切れ味で逆転して勝利した。前走の平場戦も調整とはいえしっかりライバルを押さえる走り。北見記念では850kgもの荷物も経験しており、今回定量戦になっても問題ない。隣に逃げ馬のインビクタもいるのでその力を借りたい。
  ○(1)メムロボブサップももちろん持てる実力どおり走れば三冠の可能性は大きい。ハンデがないのも有利に働きそう。最内枠も疾風賞でスピード馬相手に逃げ切るなど全く苦にしないだろう。あとは、ライバルのアオノブラックとの位置取り次第。追い比べになっても最後で差し返す力もあり、最後まで熱いレースを見せてくれることを期待。この2頭に割って入るのは至難の業だろう。むしろしっかり3着をキープする方を狙ってくるか。その中では▲(9)コマサンブラックが充実してきている。徐々に力をつけA1クラスの特別戦を連勝。動きもよく、自分のペースで走れる。無理に前を潰しに行くような走りをしなければ3着は狙えるだろう。
  △(4)インビクタも粘り強い。もう少し軽馬場を望みたいが前半スムーズに流れれば逃げ込みも。あとは前が崩れるようなことがあると注(3)アオノゴッドがじわじわ伸びてくることも。(2)コマサンエースも新人の金田騎手で面白いがさすがに今回は相手が厳しく難しいか。思い切った騎乗を期待したい。(8)ジェイエース(10)サクラドリーマーあたりも切れ味は鋭いが、やはり障害のリスクは大きいし、急激に追い込むと最後のスタミナにも課題が生じる。

はむ!の馬券狙いどころ:
  昨年のこのレースは伏兵が来て、枠複で高配当、前日の帯広記念でコテンパンにやられていたので取り返した感じ。今年はこの記事を書いている時点で帯広記念の収支がわからないが、同じようにプラスになれれば。2強で決まりそうな気配が強く、少しでも高配当を狙うなら、ボブサップよりアオノブラックの方を頭にして買うか、あとは絞ってドカンと勝負するか。ワイドはコマサンの2頭を狙ってみる。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 5=1→9,4,3 合計6通り 各300円
      5→1=9,4,3 合計6通り 各100円
      1→5=9,4,3 合計6通り 各100円
  枠複 5=1,8 合計2通り 各500円 合計 4,000円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 5 700円
  ワイド 9=5,1,4,3,2 2=5,1,4,3 合計9点 各100円
  合計 1,600円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。

コラムは今回休みます。

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